JPH0994638A - 金属薄帯の製造方法 - Google Patents
金属薄帯の製造方法Info
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- JPH0994638A JPH0994638A JP25120995A JP25120995A JPH0994638A JP H0994638 A JPH0994638 A JP H0994638A JP 25120995 A JP25120995 A JP 25120995A JP 25120995 A JP25120995 A JP 25120995A JP H0994638 A JPH0994638 A JP H0994638A
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- belt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却ロールに吹きつける気体の流量に係わら
ずに、薄帯の剥離点を一定に保つことのできる、薄帯の
製造方法について提案する。 【構成】 高速回転する冷却ロールの表面に溶融金属を
注出し、急冷凝固させて金属薄帯としたのち、冷却ロー
ルの接線方向に気体を吹付けて冷却ロールから金属薄帯
を剥離し、次いでこの剥離点の近傍で金属薄帯を真空吸
引式コンベヤーにて吸着し、この吸着状態のままコンベ
ヤーのベルトを作動して金属薄帯を巻取装置側に搬送す
るに当たり、コンベヤーのベルトを冷却ロールの表面に
押しつけて金属薄帯の剥離および搬送を行う。
ずに、薄帯の剥離点を一定に保つことのできる、薄帯の
製造方法について提案する。 【構成】 高速回転する冷却ロールの表面に溶融金属を
注出し、急冷凝固させて金属薄帯としたのち、冷却ロー
ルの接線方向に気体を吹付けて冷却ロールから金属薄帯
を剥離し、次いでこの剥離点の近傍で金属薄帯を真空吸
引式コンベヤーにて吸着し、この吸着状態のままコンベ
ヤーのベルトを作動して金属薄帯を巻取装置側に搬送す
るに当たり、コンベヤーのベルトを冷却ロールの表面に
押しつけて金属薄帯の剥離および搬送を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷却ロールを用
いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造方法に関し、特
に冷却ロールから金属薄帯を剥離、そして搬送する際の
金属薄帯の損傷を回避しようとするものである。近年、
冷却ロールを用いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造
に関する開発が進められているが、その工業化に当たっ
ては、急冷凝固した金属薄帯(以下、薄帯と示す)を冷
却ロールから剥離し、次いで高速で搬送しながら誘導し
てコイル状に巻取る手段が、重要な開発課題の1つとな
っている。
いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造方法に関し、特
に冷却ロールから金属薄帯を剥離、そして搬送する際の
金属薄帯の損傷を回避しようとするものである。近年、
冷却ロールを用いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造
に関する開発が進められているが、その工業化に当たっ
ては、急冷凝固した金属薄帯(以下、薄帯と示す)を冷
却ロールから剥離し、次いで高速で搬送しながら誘導し
てコイル状に巻取る手段が、重要な開発課題の1つとな
っている。
【0002】
【従来の技術】この薄帯の剥離、そして搬送および巻取
り手段としては、例えば、特開平1−92176 号、特開昭
62−45455 号、同59−27720 号および同55−36029 号各
公報に提案された技術が知られている。
り手段としては、例えば、特開平1−92176 号、特開昭
62−45455 号、同59−27720 号および同55−36029 号各
公報に提案された技術が知られている。
【0003】これらの技術は、空気吸引式ノズル、エン
ドレスベルトあるいは磁力を利用する手法であり、剥離
直後の薄帯を捕捉することが難しい。なぜなら、冷却ロ
ールにおける薄帯の剥離点は常に変化していて、特に薄
帯製造開始直後においては冷却ロールの温度、溶融金属
の温度、溶融金属噴射圧および噴射ノズルの条件が不安
定であるから、剥離点が不定になるからである。そし
て、剥離や捕捉の際に薄帯が損傷することが問題とな
る。
ドレスベルトあるいは磁力を利用する手法であり、剥離
直後の薄帯を捕捉することが難しい。なぜなら、冷却ロ
ールにおける薄帯の剥離点は常に変化していて、特に薄
帯製造開始直後においては冷却ロールの温度、溶融金属
の温度、溶融金属噴射圧および噴射ノズルの条件が不安
定であるから、剥離点が不定になるからである。そし
て、剥離や捕捉の際に薄帯が損傷することが問題とな
る。
【0004】そこで、出願人は、特開平6−182508号公
報にて、薄帯を確実かつ安定して剥離する技術を提案し
た。すなわち、冷却ロールの接線方向に気体を吹付けて
冷却ロールから薄帯を剥離し、次いでこの剥離点の近傍
で薄帯を真空吸引式コンベヤーにて吸着し、この吸着状
態のままコンベヤーのベルトを作動して薄帯を巻取装置
側に搬送するものである。
報にて、薄帯を確実かつ安定して剥離する技術を提案し
た。すなわち、冷却ロールの接線方向に気体を吹付けて
冷却ロールから薄帯を剥離し、次いでこの剥離点の近傍
で薄帯を真空吸引式コンベヤーにて吸着し、この吸着状
態のままコンベヤーのベルトを作動して薄帯を巻取装置
側に搬送するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この技術によって、金
属薄帯の剥離は従来対比で極めて安定し、剥離位置をほ
ぼ一定にすることが可能になった。しかしながら、冷却
ロールの薄帯剥離点の近傍にて薄帯を真空吸引式コンベ
ヤーに吸着する際に、冷却ロールと真空吸引式コンベヤ
ーとの間に隙間があるため、吹付け気体の流量や薄帯お
よび冷却ロールの表面性状の変化などにより剥離点が移
動すると、薄帯の捕捉が難しい上、捕捉までの間に薄帯
が揺動して傷付くことがあった。
属薄帯の剥離は従来対比で極めて安定し、剥離位置をほ
ぼ一定にすることが可能になった。しかしながら、冷却
ロールの薄帯剥離点の近傍にて薄帯を真空吸引式コンベ
ヤーに吸着する際に、冷却ロールと真空吸引式コンベヤ
ーとの間に隙間があるため、吹付け気体の流量や薄帯お
よび冷却ロールの表面性状の変化などにより剥離点が移
動すると、薄帯の捕捉が難しい上、捕捉までの間に薄帯
が揺動して傷付くことがあった。
【0006】特に、吹付け気体の流量の影響は大きく、
すなわち流量が多くなると剥離点が冷却ロールの上流側
(回転方向と逆側)に移動し、一方少なくなると剥離点
が冷却ロールの下流側に移動することになる。そして、
吹付け気体の流量が少なすぎると、最悪の場合は、薄帯
の先端がロールを一周して溶融金属の注出部に戻ること
もある。従って、冷却ロールに対する薄帯の巻きつきを
防ぐためには、吹付け気体の流量を多くするのが有利で
あるが、上記のように、剥離点が定まらないから、単に
流量を増加することは不可能であった。
すなわち流量が多くなると剥離点が冷却ロールの上流側
(回転方向と逆側)に移動し、一方少なくなると剥離点
が冷却ロールの下流側に移動することになる。そして、
吹付け気体の流量が少なすぎると、最悪の場合は、薄帯
の先端がロールを一周して溶融金属の注出部に戻ること
もある。従って、冷却ロールに対する薄帯の巻きつきを
防ぐためには、吹付け気体の流量を多くするのが有利で
あるが、上記のように、剥離点が定まらないから、単に
流量を増加することは不可能であった。
【0007】この発明は、上記した問題点を有利に解決
しようとするもので、冷却ロールに吹きつける気体の流
量に係わらずに、薄帯の剥離点を一定に保つことのでき
る、薄帯の製造方法について提案することを目的とす
る。
しようとするもので、冷却ロールに吹きつける気体の流
量に係わらずに、薄帯の剥離点を一定に保つことのでき
る、薄帯の製造方法について提案することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、高速回転す
る冷却ロールの表面に溶融金属を注出し、急冷凝固させ
て金属薄帯としたのち、冷却ロールのほぼ接線方向に気
体を吹付けて冷却ロールから金属薄帯を剥離し、次いで
この剥離点の近傍で金属薄帯を真空吸引式コンベヤーに
て吸着し、この吸着状態のままコンベヤーのベルトを作
動して金属薄帯を巻取装置側に搬送するに当たり、コン
ベヤーのベルトを冷却ロールの表面に押しつけて金属薄
帯の剥離および搬送を行うことを特徴とする金属薄帯の
製造方法である。
る冷却ロールの表面に溶融金属を注出し、急冷凝固させ
て金属薄帯としたのち、冷却ロールのほぼ接線方向に気
体を吹付けて冷却ロールから金属薄帯を剥離し、次いで
この剥離点の近傍で金属薄帯を真空吸引式コンベヤーに
て吸着し、この吸着状態のままコンベヤーのベルトを作
動して金属薄帯を巻取装置側に搬送するに当たり、コン
ベヤーのベルトを冷却ロールの表面に押しつけて金属薄
帯の剥離および搬送を行うことを特徴とする金属薄帯の
製造方法である。
【0009】ここで、冷却ロールにおける、コンベヤー
のベルトの接触域に対する中心角を20°以下とするこ
と、さらにコンベヤーのベルトの押しつけ量を10mm以下
とすることが、好ましい。
のベルトの接触域に対する中心角を20°以下とするこ
と、さらにコンベヤーのベルトの押しつけ量を10mm以下
とすることが、好ましい。
【0010】また、真空吸引式コンベヤーは、通気性の
あるコンベヤーベルトを2本または3本以上のプーリで
保持して回転させ、コンベヤーの内部に設けた吸引箱よ
りコンベヤーベルトを介して空気を吸引する構造のもの
が、有利に適合する。
あるコンベヤーベルトを2本または3本以上のプーリで
保持して回転させ、コンベヤーの内部に設けた吸引箱よ
りコンベヤーベルトを介して空気を吸引する構造のもの
が、有利に適合する。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、図1に、この発明の方法に
使用する薄帯の製造設備を示す。図において、符号1は
高速で回転している冷却ロールであり、この冷却ロール
1上にスリット状の開口をそなえるノズル2から溶融金
属3を注出し、溶融金属3を冷却ロール1上で急冷凝固
させて薄帯4を形成する。次いで、薄帯4を、このロー
ル1のほぼ接線方向に気体、例えば圧縮空気を吹出すス
リット状の開口をそなえるエアーノズル5の空気吹付け
によって、冷却ロール1から剥離する。
使用する薄帯の製造設備を示す。図において、符号1は
高速で回転している冷却ロールであり、この冷却ロール
1上にスリット状の開口をそなえるノズル2から溶融金
属3を注出し、溶融金属3を冷却ロール1上で急冷凝固
させて薄帯4を形成する。次いで、薄帯4を、このロー
ル1のほぼ接線方向に気体、例えば圧縮空気を吹出すス
リット状の開口をそなえるエアーノズル5の空気吹付け
によって、冷却ロール1から剥離する。
【0012】ここで、冷却ロール1から薄帯を剥離させ
たい位置(剥離点P)に、真空吸引式コンベヤー6のベ
ルト6aを押しつけてベルト6aを接触させて、エアーノズ
ル5の空気吹付けを強くしても、剥離点Pが上流側に移
動するのを防ぐことが肝要である。なお、図1では、真
空吸引式コンベヤー6を冷却ロール1寄りに配置して、
そのベルト6aを冷却ロール1に単に押しつけているが、
図2に示すように、ベルト6aの冷却ロール1に押しつけ
る部分の両側に、例えば1対のローラー6bを配置して、
ベルト6aを冷却ロール1に確実に押しつけることも可能
である。また、真空吸引式コンベヤー6の中には吸引箱
7があり、この吸引箱に吸引ブロアーが接続されてい
る。
たい位置(剥離点P)に、真空吸引式コンベヤー6のベ
ルト6aを押しつけてベルト6aを接触させて、エアーノズ
ル5の空気吹付けを強くしても、剥離点Pが上流側に移
動するのを防ぐことが肝要である。なお、図1では、真
空吸引式コンベヤー6を冷却ロール1寄りに配置して、
そのベルト6aを冷却ロール1に単に押しつけているが、
図2に示すように、ベルト6aの冷却ロール1に押しつけ
る部分の両側に、例えば1対のローラー6bを配置して、
ベルト6aを冷却ロール1に確実に押しつけることも可能
である。また、真空吸引式コンベヤー6の中には吸引箱
7があり、この吸引箱に吸引ブロアーが接続されてい
る。
【0013】次いで、薄帯4を、剥離と同時に真空吸引
式コンベヤー6のベルト6aの始端付近に吸着させ、さら
にこの吸着状態のまま薄帯4をベルト6aとともに移動
し、コンベヤー6の終端に配置した巻取リール(図示せ
ず)まで搬送し、薄帯4をコイル状に巻取る。
式コンベヤー6のベルト6aの始端付近に吸着させ、さら
にこの吸着状態のまま薄帯4をベルト6aとともに移動
し、コンベヤー6の終端に配置した巻取リール(図示せ
ず)まで搬送し、薄帯4をコイル状に巻取る。
【0014】さて、この発明は、冷却ロールの外周の一
点に気体を吹きつけて冷却ロールから薄帯を剥離するに
当たり、冷却ロールから剥離させたい位置に、真空吸引
式コンベヤーのベルトを押しつけてベルトを接触させて
おくことに特徴がある。すなわち、冷却ロールにベルト
との接触域を設けることによって、気体の吹きつけを強
くしても、剥離点がベルトとの接触域をこえて上流側へ
移動することが阻止され、換言すると、気体の吹きつけ
を強くすれば、薄帯の剥離点を常にベルト接触域の終点
に固定することができる。しかも、気体の吹きつけ流量
の増加が達成できるから、冷却ロールに対する薄帯の巻
きつきも回避される。
点に気体を吹きつけて冷却ロールから薄帯を剥離するに
当たり、冷却ロールから剥離させたい位置に、真空吸引
式コンベヤーのベルトを押しつけてベルトを接触させて
おくことに特徴がある。すなわち、冷却ロールにベルト
との接触域を設けることによって、気体の吹きつけを強
くしても、剥離点がベルトとの接触域をこえて上流側へ
移動することが阻止され、換言すると、気体の吹きつけ
を強くすれば、薄帯の剥離点を常にベルト接触域の終点
に固定することができる。しかも、気体の吹きつけ流量
の増加が達成できるから、冷却ロールに対する薄帯の巻
きつきも回避される。
【0015】ここで、冷却ロールにコンベヤーのベルト
を押しつけるに当たり、図1に示したように、冷却ロー
ル1におけるコンベヤーベルト6aの接触域に対する中心
角θを20°以下とすることが好ましい。なぜなら、この
中心角θが20°をこえて接触域が広がると、真空吸引式
コンベヤー6のベルト6aを駆動するプーリー6cがベルト
6aに対して滑って、その駆動力がベルト6aに伝達されな
くなり、ベルト6aを冷却ロール1と同期して移動するこ
とが困難になって、薄帯を損傷したり、冷却ロールの回
転速度に悪影響を及ぼすことになるからである。同様の
理由により、図1に示したコンベヤーベルト6aの押しつ
け量d、すなわちコンベヤーベルト6aを冷却ロール1に
押しつけるとコンベヤーベルト6aが実質的に撓んだ状態
になり、この状態でのベルトの最大撓み量と同義であ
る、押しつけ量dを10mm以下とすることが好ましい。
を押しつけるに当たり、図1に示したように、冷却ロー
ル1におけるコンベヤーベルト6aの接触域に対する中心
角θを20°以下とすることが好ましい。なぜなら、この
中心角θが20°をこえて接触域が広がると、真空吸引式
コンベヤー6のベルト6aを駆動するプーリー6cがベルト
6aに対して滑って、その駆動力がベルト6aに伝達されな
くなり、ベルト6aを冷却ロール1と同期して移動するこ
とが困難になって、薄帯を損傷したり、冷却ロールの回
転速度に悪影響を及ぼすことになるからである。同様の
理由により、図1に示したコンベヤーベルト6aの押しつ
け量d、すなわちコンベヤーベルト6aを冷却ロール1に
押しつけるとコンベヤーベルト6aが実質的に撓んだ状態
になり、この状態でのベルトの最大撓み量と同義であ
る、押しつけ量dを10mm以下とすることが好ましい。
【0016】一方、上記中心角θおよび押しつけ量dの
下限は、実質的にゼロ以上であればよく、製造中コンベ
ヤーベルトの上下動のバタツキ量を勘案して余分に押し
つけておくことが好ましい。
下限は、実質的にゼロ以上であればよく、製造中コンベ
ヤーベルトの上下動のバタツキ量を勘案して余分に押し
つけておくことが好ましい。
【0017】そして、剥離後の薄帯は瞬時に真空吸引式
コンベヤーのベルトに吸着され、剥離後の薄帯が揺動す
ることなく直ちに拘束されるため、薄帯は損傷すること
なく搬送工程に導かれる。
コンベヤーのベルトに吸着され、剥離後の薄帯が揺動す
ることなく直ちに拘束されるため、薄帯は損傷すること
なく搬送工程に導かれる。
【0018】次いで、真空吸引式コンベヤー上の薄帯は
吸着された状態でコンベヤー終端まで搬送されるため、
搬送中における薄帯のしわ、折れおよび破断等の損傷が
発生することはない。さらに、コンベヤーを複数台直列
に連結すると、コンベヤー出側にて次のコンベヤーに薄
帯をばたつきのない状態で移送させつつ、巻取りリール
近傍まで搬送することが可能となる。
吸着された状態でコンベヤー終端まで搬送されるため、
搬送中における薄帯のしわ、折れおよび破断等の損傷が
発生することはない。さらに、コンベヤーを複数台直列
に連結すると、コンベヤー出側にて次のコンベヤーに薄
帯をばたつきのない状態で移送させつつ、巻取りリール
近傍まで搬送することが可能となる。
【0019】このように薄帯は、真空吸引式コンベヤー
を介して、安定した姿勢で確実に搬送されるため、薄帯
の製造速度に同期して回転する巻取りリールに容易に巻
付けることが可能である。
を介して、安定した姿勢で確実に搬送されるため、薄帯
の製造速度に同期して回転する巻取りリールに容易に巻
付けることが可能である。
【0020】
実施例1 図1に示したところに従って、C:0.5 at%、Si:9at
%およびB:11.5at%を含み残部実質的に鉄の成分組成
になる溶融金属を、1300℃の温度に保持した後、2mm幅
で冷却ロールの軸方向長さが154 mmのスリット状開口を
有するノズル2から、40m/sの周速で高速回転する銅
合金製の冷却ロール(直径:1200mm)1周面上に、ノズ
ルとの間隙を0.15mmとして注出し、板厚24μm の薄帯4
を作成した。次いでエアーノズル5の空気吹付け(2Nm
3 /min )によって、冷却ロール1から薄帯4を剥離
し、冷却ロール1に対して図3に示すところに従って配
置した真空吸引式コンベヤー6のベルト6aに、薄帯4の
剥離先端部を、100cm2当たり0.5〜2.0kgfの吸引力で吸
着させ、さらにこの吸着状態のまま、コンベヤー6のベ
ルトを40.1m/sで移動し、図示していない後続の巻取
りリールで巻き取った。その結果、薄帯4の剥離点位置
は常に一定で、安定して薄帯を剥離することができた。
上記薄帯の製造を100000mにわたって行い、得られた薄
帯の縁部におけるクラックの発生数を調査したところ、
クラックの発生は僅かに2か所であった。さらに、薄帯
4にしわ、折れおよびばたつきが発生することもなく、
従って巻取リールでの巻付けも容易であった。
%およびB:11.5at%を含み残部実質的に鉄の成分組成
になる溶融金属を、1300℃の温度に保持した後、2mm幅
で冷却ロールの軸方向長さが154 mmのスリット状開口を
有するノズル2から、40m/sの周速で高速回転する銅
合金製の冷却ロール(直径:1200mm)1周面上に、ノズ
ルとの間隙を0.15mmとして注出し、板厚24μm の薄帯4
を作成した。次いでエアーノズル5の空気吹付け(2Nm
3 /min )によって、冷却ロール1から薄帯4を剥離
し、冷却ロール1に対して図3に示すところに従って配
置した真空吸引式コンベヤー6のベルト6aに、薄帯4の
剥離先端部を、100cm2当たり0.5〜2.0kgfの吸引力で吸
着させ、さらにこの吸着状態のまま、コンベヤー6のベ
ルトを40.1m/sで移動し、図示していない後続の巻取
りリールで巻き取った。その結果、薄帯4の剥離点位置
は常に一定で、安定して薄帯を剥離することができた。
上記薄帯の製造を100000mにわたって行い、得られた薄
帯の縁部におけるクラックの発生数を調査したところ、
クラックの発生は僅かに2か所であった。さらに、薄帯
4にしわ、折れおよびばたつきが発生することもなく、
従って巻取リールでの巻付けも容易であった。
【0021】また、比較として、冷却ロール1の剥離点
下に、ロールとの間隙を6mmとして真空吸引式コンベヤ
ー6を配置して、上記と同様に薄帯の剥離、そして搬送
を行った。この薄帯の製造を100000mにわたって行い、
得られた薄帯の縁部におけるクラックの発生数を調査し
たところ、クラックの発生は24か所であった。
下に、ロールとの間隙を6mmとして真空吸引式コンベヤ
ー6を配置して、上記と同様に薄帯の剥離、そして搬送
を行った。この薄帯の製造を100000mにわたって行い、
得られた薄帯の縁部におけるクラックの発生数を調査し
たところ、クラックの発生は24か所であった。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、冷却ロールから薄帯
を剥離する際、冷却ロールに対する薄帯の巻きつきを防
止するのに有効である、強い気体吹きつけによっても、
剥離点が変化しないため、薄帯を損傷することなしに、
薄帯の安定した剥離を実現できる。
を剥離する際、冷却ロールに対する薄帯の巻きつきを防
止するのに有効である、強い気体吹きつけによっても、
剥離点が変化しないため、薄帯を損傷することなしに、
薄帯の安定した剥離を実現できる。
【図1】この発明に従う薄帯の製造設備を示す模式図で
ある。
ある。
【図2】薄帯の別の製造設備を示す模式図である。
【図3】冷却ロールに対するコンベヤーの配置を示す説
明図である。
明図である。
1 冷却ロール 2 ノズル 3 溶融金属 4 薄帯 5 エアースリットノズル 6 真空吸引式コンベヤー 6a ベルト 6b ローラー 6c プーリー 7 吸引箱 P 剥離点
Claims (3)
- 【請求項1】 高速回転する冷却ロールの表面に溶融金
属を注出し、急冷凝固させて金属薄帯としたのち、冷却
ロールのほぼ接線方向に気体を吹付けて冷却ロールから
金属薄帯を剥離し、次いで剥離した金属薄帯を真空吸引
式コンベヤーにて吸着し、この吸着状態のままコンベヤ
ーのベルトを作動して金属薄帯を巻取装置側に搬送する
に当たり、コンベヤーのベルトを冷却ロールの表面に押
しつけて金属薄帯の剥離および搬送を行うことを特徴と
する金属薄帯の製造方法。 - 【請求項2】 冷却ロールにおける、コンベヤーのベル
トの接触域に対する中心角を20°以下とする請求項1に
記載の金属薄帯の製造方法。 - 【請求項3】 コンベヤーのベルトの押しつけ量を10mm
以下とする請求項1に記載の金属薄帯の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25120995A JPH0994638A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属薄帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25120995A JPH0994638A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属薄帯の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994638A true JPH0994638A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17219327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25120995A Pending JPH0994638A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 金属薄帯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994638A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013073513A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | Jfeスチール株式会社 | 金属薄帯の製造方法および製造設備 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25120995A patent/JPH0994638A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013073513A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | Jfeスチール株式会社 | 金属薄帯の製造方法および製造設備 |
| JP5376098B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-12-25 | Jfeスチール株式会社 | 金属薄帯の製造方法および製造設備 |
| CN103930225A (zh) * | 2011-11-14 | 2014-07-16 | 杰富意钢铁株式会社 | 金属薄带的制造方法及制造设备 |
| KR101499407B1 (ko) * | 2011-11-14 | 2015-03-05 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 금속 박대의 제조 방법 및 제조 설비 |
| TWI482673B (zh) * | 2011-11-14 | 2015-05-01 | Jfe Steel Corp | A method for manufacturing a metal strip, and a manufacturing apparatus |
| US9022097B2 (en) | 2011-11-14 | 2015-05-05 | Jfe Steel Corporation | Method and installation for manufacturing thin metal strip |
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