JPH0995447A - ビタミン含有組成物 - Google Patents
ビタミン含有組成物Info
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- JPH0995447A JPH0995447A JP7276647A JP27664795A JPH0995447A JP H0995447 A JPH0995447 A JP H0995447A JP 7276647 A JP7276647 A JP 7276647A JP 27664795 A JP27664795 A JP 27664795A JP H0995447 A JPH0995447 A JP H0995447A
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Abstract
を安定化しつつ、高い押出し造粒性で造粒物を効率よく
製造する。 【解決手段】 ビタミンC類およびエリスリトールを含
む組成物を練合して押出し造粒することにより、ビタミ
ンC類が安定化した製剤を得る。ビタミンC類は遊離の
アスコルビン酸とアスコルビン酸アルカリ土類金属塩と
で構成してもよい。また、ビタミンC類はビタミンE類
と併用してもよい。エリスリトールの割合は組成物全体
の10〜90重量%程度である。前記組成物は、さらに
甘味料、結合剤、賦形剤などを含んでいてもよい。
Description
理活性成分として含む組成物、および前記組成物を用い
た造粒物の製造方法に関する。
剤は、種々の方法、例えば、混合、練合、造粒、乾燥、
整粒および篩過工程を含む押出し造粒法により、顆粒剤
として製造されている。これらの工程のうち、造粒工
程、特にダイスからの造粒物の排出性(押出し性)は、
顆粒の生産性および品質を支配する重要な工程である。
すなわち、排出性は粒剤の特性、単位時間当たりの収量
(処理能力)、品質に大きな影響を及ぼし、造粒物の排
出性が低いと、ダイスの温度が上昇して品質低下が生じ
るだけでなく、造粒時間が長くなることにともなって単
位時間当たりの収量(処理能力)の低下を招き、著しい
場合には造粒不能となる。従って、造粒性、すなわち造
粒物の排出性を向上させるため、界面活性剤などの潤滑
剤を添加することが一般に行なわれている。
り変色することが知られている。そのため、ビタミンC
を含有する製剤の製造においては水分の厳密な管理が必
要であり、水を透過しない包装材で包装することが要求
される。また、アスコルビン酸は、他の成分との配合に
より変化しやすいため、前記潤滑剤などの添加によりア
スコルビン酸が変色する場合が多い。そのため、ビタミ
ンC含有製剤では、アスコルビン酸の安定性に留意しな
がら、製剤を設計し製造する必要がある。
コルビン酸カルシウムの苦みなどを遮蔽するため、ビタ
ミンCを含有する粒剤では、糖類などの甘味剤が添加さ
れている。また、高カロリー摂取を制限している患者へ
の投与においては、甘味剤として低カロリーの甘味剤、
例えば、マンニトール、キシリトール、ソルビトールな
どの糖アルコールが使用されている。さらに、不快な味
の矯味を必要とする場合には、糖アルコールの他に、ア
スパルテーム、サッカリンナトリウム、グリチルリチン
酸ジカリウムなどの高甘味度の甘味剤を少量添加してい
る。しかし、これらの低カロリー甘味剤を用いて押出し
造粒すると、ダイスからの排出性、造粒物同士の付着や
製造装置に対する造粒物の付着などの点から生産性が低
下し、押出し造粒に適さない場合がある。また、生産性
は良好であっても、アスコルビン酸の安定性が低下し粒
剤が着色するなどの問題が生じ、製造した粒剤の特性、
および味を含めて服用感を損う場合が多い。
し、特開昭63−230627号公報には、エリスリト
ールを有効成分とする脳圧および眼圧降下剤が開示さ
れ、特開平1−268627号公報には、取り扱い性、
吸湿などによる経時変化がなく、外観が良好な組成物を
得るため、L−リジン、ビタミンB1 などの薬剤成分を
メソ−エリスリトールの結晶中に含有させた薬剤成分固
定化組成物が開示されている。しかし、この組成物を得
るためには、薬剤成分を添加したエリスリトールの飽和
水溶液からエリスリトールの結晶を析出させる必要があ
るため、生産性が大きく損われる。特開平1−2686
28号公報には、吸湿などの変質がなく、化学的に安定
であり、薬剤臭や薬剤味を改善するため、ビタミンA,
ビタミンB1 などの薬剤を含む固形製剤の表面に、メソ
−エリスリトールを主成分とする被覆剤の被覆層を形成
した被覆固形製剤が開示されている。特開平5−271
054号公報には、ビタミンC、ビタミンEなどの薬効
成分と、砂糖、澱粉糖、糖アルコールなどの糖類と、前
記糖類粒子が湿る程度の水分を含む混合物を打錠し、口
腔内での崩壊性、溶解性が高く、適度な機械的強度を有
する錠剤を得ることが開示されている。この先行文献の
実施例1には、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリ
ウム、d−α−トコフェロールなどを薬効成分とし、キ
シリトールを糖類とした錠剤が記載されている。しか
し、これらの先行文献には、ビタミンC類の安定化につ
いては記載されていない。
ミンC類を安定に含有する組成物を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ビタミンC類を含んでいて
も、その安定性を損うことなく、高い押出し造粒性で造
粒物を円滑かつ効率よく製造する上で有用な組成物を提
供することにある。本発明のさらに他の目的は、糖アル
コールなどの他の製剤成分を含むにも拘らず、押出し造
粒性の高い組成物を提供することにある。本発明の別の
目的は、前記組成物を用いて造粒物を連続的に効率よく
高い収率で得ることができる方法を提供することにあ
る。本発明のさらに別の目的は、簡便な方法でビタミン
C類を安定化できる方法を提供することにある。
を達成するため鋭意検討の結果、(1)ビタミンC類と
エリスリトール(すなわち、メソ−エリスリトール)を
含む組成物、および(2)ビタミンC類、エリスリトー
ルおよびビタミンE類を含む組成物(以下、(1)およ
び(2)を本発明組成物と総称することがある)におい
ては、押出し造粒性が高められ、さらにビタミンC類が
安定化されることを見いだし、本発明を完成した。
組成物は、ビタミンC類およびエリスリトールを含んで
いる。また、(2)本発明のビタミン含有組成物は、ビ
タミンC類、ビタミンE類およびエリスリトールを含ん
でいる。この組成物において、(3)エリスリトールの
割合は、組成物全体の10〜90重量%程度であっても
よく、(4)ビタミンC類は遊離のアスコルビン酸とア
スコルビン酸アルカリ土類金属塩とで構成されていても
よい。前記組成物は、(5)さらに、甘味料を含んでい
てもよい。(6)本発明の押出し造粒用組成物は、ビタ
ミンC類、ビタミンE類およびエリスリトールを含んで
おり、この組成物は、(7)さらに、結合剤又は賦形剤
を含んでいてもよい。本発明の方法では、(8)ビタミ
ンC類、ビタミンE類およびエリスリトールを含む組成
物を練合して押出し造粒することにより造粒物を製造す
る。さらに、本発明の他の方法では、(9)エリスリト
ールを共存させることによりビタミンC類を安定化させ
る。
酸(L−アスコルビン酸、D−アスコルビン酸)、アス
コルビン酸塩が含まれ、アスコルビン酸塩としては、例
えば、アスコルビン酸アルカリ金属塩(例えば、ナトリ
ウム塩、カリウム塩など)、アスコルビン酸アルカリ土
類金属塩(例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩な
ど)などが挙げられる。ビタミンC類は単独で又は二種
以上組み合わせて使用できる。酸味の強いアスコルビン
酸はアスコルビン酸塩(アスコルビン酸ナトリウム、ア
スコルビン酸カルシウムなど)、特にアスコルビン酸ア
ルカリ土類金属塩と併用することが好ましい。両者を併
用する場合、アスコルビン酸とアスコルビン酸塩との割
合は、広い範囲で選択でき、例えば、遊離のアスコルビ
ン酸/アスコルビン酸塩(アルカリ土類金属塩など)=
30/70〜90/10(重量%)、好ましくは40/
60〜80/20(重量%)、さらに好ましくは50/
50〜70/30(重量%)程度である。
割合は、10〜90重量%、好ましくは15〜80重量
%である。
類には、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ
−トコフェロール、δ−トコフェロールなどのビタミン
E同族体とその誘導体(例えば、酢酸トコフェロール、
コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカル
シウムなど)が含まれる。これらのビタミンE類は、単
独で又は二種以上組み合わせて使用できる。ビタミンC
類とビタミンE類とを併用する場合、両者の配合の割合
は、安定性、押出し造粒性などを損わない限り広い範囲
で選択でき、例えば、前者/後者=1/99〜99/1
(重量%)、好ましくは30/70〜95/5(重量
%)、さらに好ましくは50/50〜90/10(重量
%)程度である。
定化させるとともに押出し造粒性を高めるため、ビタミ
ンC類とエリスリトールとを組み合わせる点にある。エ
リスリトールとの組み合わせにより、他の糖アルコール
類に比べてビタミンC類を高度に安定化でき、経時変化
や着色を大きく低減できるとともに、押出し造粒性を高
めることができる。エリスリトールは、溶解潜熱が大き
く清涼感が得られ、吸湿性が低いなどの多くの特徴を有
する糖アルコールであり、ノンカロリー甘味剤でもあ
る。そのため、服用感を改善でき、カロリー制限してい
る人に適している。
合は、ビタミンC類の製剤の製造性(造粒性)および安
定性を改善できる範囲で選択でき、例えば、本発明組成
物全体の10〜90重量%、好ましくは10〜75重量
%程度であり、30〜70重量%程度である場合が多
い。また、ビタミンC類に対するエリスリトールの割合
は、例えば、ビタミンC類100重量部に対して、1〜
1000重量部、好ましくは5〜500重量部、さらに
好ましくは10〜400重量部程度である。また、ビタ
ミンC類とビタミンE類とで構成されたビタミン成分1
00重量部に対するエリスリトールの量は、ビタミンC
類とビタミンE類との割合によって選択できるが、上記
と同様の範囲から選択する場合が多い。
成物において、前記のようにアスコルビン酸は強い酸味
を呈し、アスコルビン酸アルカリ金属塩、アスコルビン
酸アルカリ土類金属塩は、不快な味(渋味、エグ味をと
もなう苦味)を呈する。そのため、遊離のアスコルビン
酸及び/又はアスコルビン酸塩を用いる場合には、甘味
料を用いるのが好ましい。甘味料としては、ショ糖の甘
味度を1としたとき甘味度50〜1,000、好ましく
は100〜500程度の甘味度を有する高甘味度の甘味
料を用いて矯味(マスキング)するのが有用である。高
甘味度の甘味料には、例えば、アスパルテーム、ペリラ
ルチン、ヒロズルチン、サッカリン、サッカリンナトリ
ウム、ズルチン、ヘキシルクロロナマラミド、シクロヘ
キシルスルファミン酸ナトリウム、グリチルリチン酸又
はその塩(グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチ
ン酸ジナトリウムなどのアルカリ金属塩)などが含まれ
る。好ましい高甘味度の甘味料には、アスパルテーム、
サッカリン、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸
ジカリウム、グリチルリチン酸ジナトリウムなどが含ま
れる。これらの甘味料は単独で又は二種以上組み合わせ
て使用できる。このような高甘味度の甘味料は低カロリ
ーであり、エリスリトールもノンカロリー甘味剤であ
る。そのため、エリスリトールと高甘味度の甘味料を用
いた製剤や組成物は、カロリー摂取を制限している人に
適している。また、高甘味度の甘味料により酸味や苦み
などをマスキングできるため、本発明組成物は、エリス
リトールによる清涼感とともに、違和感をともなうこと
なく容易に服用できる。
記ビタミンC類100重量部に対して、0.01〜10
0重量部、好ましくは0.05〜10重量部、さらに好
ましくは0.1〜5重量部程度である。高甘味度の甘味
料の使用量は、本発明組成物全体に対して、0.01〜
2重量%、好ましくは0.05〜1.5重量%、さらに
好ましくは0.1〜1重量%程度である。
損わない限り、通常の甘味料、例えば、ショ糖、フラク
トオリゴ糖、パラチノースなどの砂糖類;ブドウ糖、麦
芽糖(マルトース)、粉飴、水飴、異性化糖(果糖)な
どの澱粉糖類;乳糖、異性化乳糖(ラクチュロース)、
還元乳糖(ラクチトール)などの乳糖類;蜂蜜糖類;エ
リスリトール以外の糖アルコール類(例えば、D−ソル
ビトール、D−マンニトール、マルチトール、キシリト
ールなど)などを併用してもよい。
ミン成分以外の生理活性成分を含んでいてもよい。この
ような活性成分としては、例えば、ニコチン酸、ニコチ
ン酸アミド、L−パントテン酸、D−パントテン酸、リ
ボフラビン又はその誘導体(例えば、酪酸リボフラビン
など)、チアミン、フルスチルアミンおよびこれらの塩
(例えば、塩酸塩、硝酸塩、ナトリウム塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩など)などのビタミン剤、鎮痛剤、
解熱鎮痛剤、解熱剤、鎮咳去啖剤、健胃消化剤、鎮静
剤、鎮痙剤、強心剤、抗ヒスタミン剤、糖尿病治療剤、
肝疾患治療剤、潰傷治療剤、血圧降下剤、ホルモン剤、
抗生物質、サルファ剤、精神神経用剤、抗てんかん剤、
漢方薬エキス、制酸剤[水酸化マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム[例えば、ノイシリン(商品名)]、ケイ
酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト[例
えば、アルカマック(商品名)]、水酸化アルミニウム
・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物[例えば、クムライ
ト(商品名)]など]、粘膜保護剤(スクラルファート
など)、ミネラル類、アミノ酸類などが挙げられる。
含んでいてもよい。担体としては、例えば、コーンスタ
ーチ、タルク、結晶セルロース[アビセル(商品名)な
ど]、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、L−システインなど
の賦形剤;澱粉、アルファー化デンプン、ゼラチン、ア
ラビアゴム末、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、プルラン、デキ
ストリンなどの結合剤;カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム[カルメロースカルシウム、例えば、ECG5
05(商品名)]、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ース、クロスカルメロースナトリウム[例えば、アクジ
ゾル(商品名)]などの崩壊剤などが挙げられる。な
お、エリスリトールは、前記賦形剤として使用してもよ
い。これらの担体のうち、少なくとも賦形剤および結合
剤が繁用され、崩壊剤を併用する場合も多い。添加剤と
しては、例えば、着香剤、着色剤、安定化剤、吸着剤、
防腐剤、湿潤剤、帯電防止剤、崩壊延長剤などが挙げら
れる。なお、ビタミンC類の安定性を損わない限り、ア
ルキル硫酸ナトリウムなどのアニオン系界面活性剤、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ
油誘導体、ポリプロピレンオキサイド−ポリエチレンオ
キサイドブロック共重合体[プルロニック(商品名)な
ど]などの非イオン系界面活性剤などの界面活性剤を用
いてもよい。
的な製剤および製剤製造途上の組成物の両者を含有する
ものである。本発明組成物は、粉粒状の結合剤などを用
いる圧密造粒機などの乾式造粒機を利用した乾式造粒
法、転動造粒機、撹拌造粒機、流動造粒機、噴霧造粒
機、遠心転動造粒機、転動流動造粒機などの湿式造粒機
を利用して、溶媒(アルコールなどの有機溶媒、特に水
などの安全性の高い溶媒)を用いて造粒する湿式造粒法
などにより造粒してもよいが、特に、ビタミンC類およ
びエリスリトールを含む組成物、ビタミンC類、ビタミ
ンE類およびエリスリトールを含む組成物は、押出し造
粒用組成物として有用である。この組成物は、ビタミン
C類を安定に含有しているとともに、低カロリーの糖ア
ルコールに属するエリスリトールを含むにも拘らず、押
出し造粒性が高い。そのため、押出し造粒により、造粒
物を円滑かつ効率よく生産することができる。
組成物を練合し、所定の孔径を有するダイスを備えた押
出し造粒機から練合物を押出すことにより行なうことが
できる。前記組成物の練合は、溶媒を用いて行なわれ
る。溶媒としては、ビタミンC類の安定性を損わない溶
媒、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなど)、エステル類、ケトン類、
エーテル類などの有機溶媒を使用してもよい。好ましい
溶媒には、安全性の高い溶媒、例えば、水、アルコール
(特にエタノール)及び水/アルコール混合溶媒が含ま
れる。特に、水/アルコール混合溶媒を用いる場合が多
い。溶媒の使用量は、組成物における成分の種類と量な
どに応じて選択でき、例えば、組成物全体100重量部
に対して2〜50重量部、好ましくは3〜30重量部程
度であり、5〜20重量部程度である場合が多い。
出し造粒すると、練合物の流動性、ダイスからの排出性
が高く、造粒物同士の付着、製造装置に対する造粒物の
付着を抑制できる。また、エリスリトールの溶解潜熱が
大きいため、押出し過程での温度上昇を抑制でき、ビタ
ミンC類の劣化を抑制しつつ、造粒物を連続的に工業的
に生産性よく得ることができ、均一な特性を有する造粒
物を高い収率で得ることができる。さらに、他の糖アル
コールに比べてエリスリトールは吸湿性が小さいため、
製剤や組成物においてビタミンC類を安定化する上でも
有利である。
することにより粒剤としての顆粒を得ることができる。
造粒物は、必要に応じて、整粒、篩過してもよい。ま
た、造粒物は、必要に応じて前記賦形剤、結合剤や崩壊
助剤を添加して混合し、打錠して圧縮成形することによ
り錠剤としてもよく、造粒物で構成された粒剤をカプセ
ルに充填することによりカプセル剤としてもよい。
共存させることによりビタミンC類を安定化でき、ビタ
ミンC類の劣化による着色が発生するのを有効に防止で
きる。エリスリトールの共存形態は特に制限されず、例
えば、必要に応じて前記甘味料、担体および添加剤の少
なくとも1つの成分とともに、粉末状又は粒状のビタミ
ンC類と粉末状又は粒状のエリスリトールとの粉粒状混
合物であってもよく、さらには必要に応じて前記甘味
料、担体および添加剤のうち少なくとも1つの成分とと
もに、ビタミンC類とエリスリトールとが一体化した固
形剤(例えば、前記ビタミンC含有組成物や造粒物な
ど)であってもよい。好ましい形態では、ビタミンC類
とエリスリトールとが固形剤に均一に配合されている。
ビタミンC類の安定化(着色防止)において、エリスリ
トール類の使用量は前記と同様であり、甘味料、担体や
添加剤は、前記本発明組成物と同様に使用できる。
いているため、ビタミンC類を安定に含有させることが
でき、劣化にともなう着色などが著しく抑制できる。ま
た、ビタミンC類の安定性を損うことなく、高い押出し
造粒性で造粒物を円滑かつ効率よく連続的に製造でき
る。さらに、糖アルコールに属するエリスリトールを含
むにも拘らず、押出し造粒性が高い。そのため、前記ビ
タミン含有組成物を用いることにより、造粒物を効率よ
く高い収率で得ることができる。さらに、本発明の方法
では、エリスリトールを共存させるという簡単な方法
で、ビタミンC類を確実かつ有効に安定化できる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 実施例1および比較例1〜3 表1に示す成分を用い、押出し造粒法により造粒物を得
た。なお、活性成分および添加剤を練合機(パウレック
(株)製,バーチカルグラニュレータ)に仕込み、実施
例1、比較例1および3では50%エタノール水溶液を
用いて300rpmで2分間練合し、比較例2ではプル
ロニックF−68[ポリオキシエチレン(160)ポリ
オキシプロピレン(30)グリコール]と50%エタノ
ール水溶液との混合液を用いて300rpmで2分間練
合し、0.6mmφのダイスを有する円筒押出し造粒機
(菊水製作所(株)製,RG−C125)を用いて60
rpmで造粒した。押出された造粒物同士の付着および
装置に対する付着性を目視で観察するとともに、造粒開
始時および終了時のダイスの温度差および造粒に要する
時間を測定した。なお、付着性は次の基準で評価した。 −:付着性がない +:付着性が弱い ++:付着性が強い また、得られた造粒物を真空乾燥機で乾燥した後、造粒
物の重量を測定し、1分間当たりの造粒物の排出量と、
造粒物1kg当たりの温度変化を算出した。さらに、造
粒開始後1分(前期)と造粒終了直前(後期)に造粒物
を採取し、乾燥した後、前期と後期の造粒物の色差(△
E)を測定した。また、前期と後期の造粒物の崩壊時間
を、第12改正日本薬局方の崩壊試験法に準じて測定
し、下記式から崩壊時間変化度を算出した。なお、比較
例1の造粒物では、試験容器に付着し、30分経過後も
崩壊しなかったため、崩壊時間変化度は0.99以上と
した。 さらに、実施例1および比較例1〜3で得られた造粒物
を、ERH(水分活性)10〜15%に調製した後、瓶
に詰めて密栓し、40℃および50℃で4週間保存し
た。そして、当初の造粒物に対する4週間経過後の造粒
物の色差(△E)を測定し、下記の基準で評価した。 −:0≦△E値<4 +:4≦△E値<8 ++:8≦△E値<12 +++:12≦△E値 結果を表1に示す。
きく上昇し、造粒物同士および装置に対する付着が認め
られた。また、造粒過程での色差および崩壊時間変化度
も大きく、造粒時間の経過に伴なって造粒物の特性が大
きく変化する。さらに、保存によっても色差(△E)が
大きくなり、着色しやすい。また、比較例2では、界面
活性剤(プルロニックF−68)を用いているため、付
着性が低減し、造粒物の排出性は良好であるものの、ダ
イスの温度上昇および造粒過程での崩壊時間変化度が大
きい。さらに、保存によって色差(△E)が極めて大き
くなり、着色しやすい。さらに、比較例3では、ダイス
の温度変化および付着性が小さいものの、保存によって
色差(△E)が一番大きく、着色しやすい。また、比較
例3の造粒物は保存により顆粒同士の付着が認められ
た。これに対して、実施例1では、ダイスの温度変化、
付着性、造粒過程での色差および崩壊時間変化率が小さ
く、保存によっても色差(△E)が小さく、殆ど着色し
ない。そのため、実施例1では、安定性に優れた粒剤を
連続的に製造でき、生産性が高い。
た。なお、実施例2および比較例4では、酢酸トコフェ
ロールを除く活性成分および添加剤を練合機(パウレッ
ク(株)製,バーチカルグラニュレータ)に仕込み、酢
酸トコフェロールをエタノールで希釈した液を添加した
後、50%エタノール水溶液を用いて300rpmで2
分間練合した。また、比較例5では酢酸トコフェロール
およびプルロニックF−68[ポリオキシエチレン(1
60)ポリオキシプロピレン(30)グリコール]を除
く活性成分および添加剤を練合機に仕込み、酢酸トコフ
ェロールをエタノールで希釈した液を添加した後、プル
ロニックF−68と50%エタノール水溶液との混合液
を用いて300rpmで2分間練合した。次いで、0.
6mmφのダイスを有する円筒押出し造粒機(菊水製作
所(株)製,RG−C125)を用いて60rpmで造
粒した。押出された造粒物同士の付着および装置に対す
る付着性を目視で観察するとともに、得られた造粒物を
真空乾燥機で乾燥した後、実施例1と同様にして、1分
間当たりの造粒物の排出量と、造粒物1kg当たりの温
度変化を算出した。なお、付着性は次の基準で評価し
た。 −:付着性がない +:付着性がある さらに、造粒開始後1分(前期)と造粒終了直前(後
期)に造粒物について、実施例1と同様にして、前期と
後期の造粒物の色差(△E)および前期と後期の造粒物
の崩壊時間を測定し、崩壊時間変化度を算出した。さら
に、実施例2、比較例4および5で得られた造粒物を、
ERH(水分活性)10〜15%に調製した後、瓶に詰
めて密栓し、40℃および50℃で4週間保存し、当初
の造粒物に対する4週間経過後の造粒物の色差(△E)
を測定し、下記の基準で評価した。 −:0≦△E値<2 +:2≦△E値<4 ++:4≦△E値<8 +++:8≦△E値 結果を表2に示す。
きく上昇し、造粒物の排出量も少なく、造粒物同士およ
び装置に対する付着が認められた。また、造粒過程での
色差および崩壊時間変化度も大きく、造粒時間の経過に
伴なって造粒物の特性が大きく変化する。さらに、保存
によっても色差(△E)が大きくなり、着色しやすい。
また、比較例5では、界面活性剤(プルロニックF−6
8)を用いているため、造粒物の排出性は比較的良好で
あるものの、ダイスの温度上昇および付着性が大きく、
造粒過程での色差および崩壊時間変化度も比較的大き
い。さらに、保存によって色差(△E)が極めて大きく
なり、着色しやすい。これに対して、実施例2では、造
粒物の排出性が大きく、ダイスの温度変化、付着性、造
粒過程での色差および崩壊時間変化率が小さく、保存に
よっても色差(△E)が小さく、殆ど着色しない。その
ため、実施例2では、安定性に優れた粒剤を連続的に製
造でき、生産性が高い。
た。すなわち、表3に示す活性成分および添加剤を練合
機に仕込み、50%エタノール水溶液を用いて練合し、
0.6mmφのダイスを有する円筒押出し造粒機(菊水
製作所(株)製,RG−C125)を用いて造粒した。
なお、エリスリトールの含有量は、組成物全体の0%
(比較例6)、10重量%(実施例3)、30重量%
(実施例4)、50重量%(実施例5)、70重量%
(実施例6)である。そして、実施例1と同様にして、
1分間当たりの造粒物の排出量と、造粒物1kg当たり
の温度変化を算出した。また、得られた造粒物の味につ
いて、酸味を中心としてパネラーにより下記の基準で評
価した。 優:良好である 良:酸味を強く感じる 不可:不快な酸味を感じる さらに、造粒開始後1分(前期)と造粒終了直前(後
期)に造粒物について、実施例1と同様にして、前期と
後期の造粒物の色差(△E)を測定した。結果を表3に
示す。
るにつれて、造粒物の排出量が増加し、ダイス温度の上
昇が抑制され、生産性が向上する。また、エリスリトー
ルの量が増加するにつれて、味(酸味)も改善される。
さらに、エリスリトールの添加により造粒過程での色差
(着色)が小さくなり、均一で安定なビタミンC含有組
成物が得られる。
Claims (9)
- 【請求項1】 ビタミンC類およびエリスリトールを含
むビタミンC含有組成物。 - 【請求項2】 ビタミンC類、ビタミンE類およびエリ
スリトールを含むビタミン含有組成物。 - 【請求項3】 エリスリトールの割合が、組成物全体の
10〜90重量%である請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 ビタミンC類が遊離のアスコルビン酸と
アスコルビン酸アルカリ土類金属塩とで構成されている
請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】 さらに、甘味料を含む請求項2記載の組
成物。 - 【請求項6】 ビタミンC類、ビタミンE類およびエリ
スリトールを含む押出し造粒用組成物。 - 【請求項7】 さらに、結合剤又は賦形剤を含む請求項
6記載の押出し造粒用組成物。 - 【請求項8】 ビタミンC類、ビタミンE類およびエリ
スリトールを含む組成物を練合して押出し造粒する造粒
物の製造方法。 - 【請求項9】 エリスリトールを共存させるビタミンC
類の安定化方法。
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