JPH0996455A - ガス圧縮・膨張機 - Google Patents
ガス圧縮・膨張機Info
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- JPH0996455A JPH0996455A JP27506495A JP27506495A JPH0996455A JP H0996455 A JPH0996455 A JP H0996455A JP 27506495 A JP27506495 A JP 27506495A JP 27506495 A JP27506495 A JP 27506495A JP H0996455 A JPH0996455 A JP H0996455A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱損失を防止して熱効率の良いガス圧縮・膨
張機を提供すること。 【解決手段】 内部が中空に形成されると共に中空のピ
ストンロッド8を介して駆動室3に連通するピストン5
の内部から前記ピストンロッド8内を経て駆動室3に連
通するガス流路の一部に蓄熱材21または22を配置し
た。これにより、ピストン5内部と駆動室3とを圧力的
には連通するが、温度的に遮断して、ピストン5の破損
を防止するとと共に、熱損失を防止することができる。
張機を提供すること。 【解決手段】 内部が中空に形成されると共に中空のピ
ストンロッド8を介して駆動室3に連通するピストン5
の内部から前記ピストンロッド8内を経て駆動室3に連
通するガス流路の一部に蓄熱材21または22を配置し
た。これにより、ピストン5内部と駆動室3とを圧力的
には連通するが、温度的に遮断して、ピストン5の破損
を防止するとと共に、熱損失を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリング冷凍
機やスターリングエンジン、ヴィルミエルヒートポンプ
などのピストンがシリンダ内を往復動作することによ
り、シリンダ内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガ
ス圧縮・膨張機に関する。
機やスターリングエンジン、ヴィルミエルヒートポンプ
などのピストンがシリンダ内を往復動作することによ
り、シリンダ内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガ
ス圧縮・膨張機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガス圧縮・膨張機においては、
ピストン駆動部の負荷及びピストン材料費の低減のた
め、ピストン内部を中空にしているものがある。しか
し、ピストン周囲の外部圧力はかなりの高圧になるの
で、その外部圧力に耐えられるようにピストン内部圧力
も高圧に保たないとピストンが変形もしくは破損してし
まう。だからといって、ピストン内部だけに高圧ガスを
封入することは組立作業上困難である。そこで従来は、
作業性を向上させるため、ピストンロッドを中空に形成
し、ピストン内部空間を駆動室と連通させて組立後外部
から駆動室に高圧ガスを封入することにより、ピストン
内部圧力をピストン周囲の外部圧力に見合った圧力に保
持するようにしていた。
ピストン駆動部の負荷及びピストン材料費の低減のた
め、ピストン内部を中空にしているものがある。しか
し、ピストン周囲の外部圧力はかなりの高圧になるの
で、その外部圧力に耐えられるようにピストン内部圧力
も高圧に保たないとピストンが変形もしくは破損してし
まう。だからといって、ピストン内部だけに高圧ガスを
封入することは組立作業上困難である。そこで従来は、
作業性を向上させるため、ピストンロッドを中空に形成
し、ピストン内部空間を駆動室と連通させて組立後外部
から駆動室に高圧ガスを封入することにより、ピストン
内部圧力をピストン周囲の外部圧力に見合った圧力に保
持するようにしていた。
【0003】図5は、そのような駆動室に連通する中空
ピストン構造を有するガス圧縮・膨張機の構成例をスタ
ーリング冷凍機について示したもので、スターリング冷
凍機は、主として膨張機1、圧縮機2、駆動室3より構
成されている。その膨張機1は、膨張シリンダ4、その
シリンダ内を往復動作する膨張ピストン5からなり、同
様に圧縮機2は、圧縮シリンダ6、そのシリンダ内を往
復動作する圧縮ピストン7から成る。
ピストン構造を有するガス圧縮・膨張機の構成例をスタ
ーリング冷凍機について示したもので、スターリング冷
凍機は、主として膨張機1、圧縮機2、駆動室3より構
成されている。その膨張機1は、膨張シリンダ4、その
シリンダ内を往復動作する膨張ピストン5からなり、同
様に圧縮機2は、圧縮シリンダ6、そのシリンダ内を往
復動作する圧縮ピストン7から成る。
【0004】膨張ピストン5及び圧縮ピストン7は、そ
れぞれピストンロッド8、ピストンロッド9を介して駆
動室3内部に配置されるクランク機構10に連結され、
90゜の位相差を持って駆動される。
れぞれピストンロッド8、ピストンロッド9を介して駆
動室3内部に配置されるクランク機構10に連結され、
90゜の位相差を持って駆動される。
【0005】膨張機1の膨張シリンダ4周囲と容器間に
は蓄熱器11が配置され、この蓄熱器を介して膨張ピス
トン5前方に生じる膨張空間12と圧縮ピストン7前方
に生じる圧縮空間13との間はガス流路14によって連
通され、冷凍サイクル時のガスの移動が行われる。一
方、膨張ピストン5及び圧縮ピストン7の背圧側空間は
ピストンの仕事量の損失を防ぐため、ガス流路15によ
って連通されている。また、圧縮機2の容器外周面と膨
張機1の容器下部外周面には放熱フィン16、17が配
置形成されている。
は蓄熱器11が配置され、この蓄熱器を介して膨張ピス
トン5前方に生じる膨張空間12と圧縮ピストン7前方
に生じる圧縮空間13との間はガス流路14によって連
通され、冷凍サイクル時のガスの移動が行われる。一
方、膨張ピストン5及び圧縮ピストン7の背圧側空間は
ピストンの仕事量の損失を防ぐため、ガス流路15によ
って連通されている。また、圧縮機2の容器外周面と膨
張機1の容器下部外周面には放熱フィン16、17が配
置形成されている。
【0006】この構成で、図示省略する駆動モータの回
転によって駆動室3のクランク機構10が駆動される
と、ガス圧縮機2の圧縮シリンダ6内の圧縮ピストン7
が圧縮空間13側に移動して圧縮空間13に充満するヘ
リウム等の液化しにくい冷媒ガスが圧縮される。
転によって駆動室3のクランク機構10が駆動される
と、ガス圧縮機2の圧縮シリンダ6内の圧縮ピストン7
が圧縮空間13側に移動して圧縮空間13に充満するヘ
リウム等の液化しにくい冷媒ガスが圧縮される。
【0007】圧縮された冷媒ガスは、ガス流路14から
蓄熱器11へ流入する。蓄熱器11に流入した冷媒ガス
は、比熱の大きな材料、例えば、銅や鉛の金網状あるい
は球からなる蓄熱材によって冷却され、冷却された冷媒
ガスが膨張機1の膨張空間12へ流入され高圧状態とな
る。
蓄熱器11へ流入する。蓄熱器11に流入した冷媒ガス
は、比熱の大きな材料、例えば、銅や鉛の金網状あるい
は球からなる蓄熱材によって冷却され、冷却された冷媒
ガスが膨張機1の膨張空間12へ流入され高圧状態とな
る。
【0008】その後、膨張機1の膨張シリンダ4内の膨
張ピストン5が圧縮ピストン7と約90°の位相差を持
って降下する。これによって、膨張空間12が急激に拡
張されて蓄熱器11から膨張空間12へ流入した高圧の
冷媒ガスが、急に膨張されて、冷媒ガスの圧力が急降下
することにより冷媒ガスが低温となる。
張ピストン5が圧縮ピストン7と約90°の位相差を持
って降下する。これによって、膨張空間12が急激に拡
張されて蓄熱器11から膨張空間12へ流入した高圧の
冷媒ガスが、急に膨張されて、冷媒ガスの圧力が急降下
することにより冷媒ガスが低温となる。
【0009】やがて、膨張ピストン5が上昇を開始し、
圧縮ピストン7が後退すると、低温の冷媒ガスが、蓄熱
器11を通り、ガス流路14を経て圧縮空間13へ戻さ
れる。このとき、蓄熱器11では、蓄熱材が冷却されて
冷熱が蓄えられる。
圧縮ピストン7が後退すると、低温の冷媒ガスが、蓄熱
器11を通り、ガス流路14を経て圧縮空間13へ戻さ
れる。このとき、蓄熱器11では、蓄熱材が冷却されて
冷熱が蓄えられる。
【0010】上記した工程によって、一つの熱サイクル
が終了し、この工程がクランク機構10によって繰り返
されることにより、徐々に膨張空間12である冷凍発生
部の温度と蓄熱器11の温度が降下し、冷凍発生部の冷
媒ガスが低温になり、発生する冷熱を外部に取り出し利
用することができるようになる。
が終了し、この工程がクランク機構10によって繰り返
されることにより、徐々に膨張空間12である冷凍発生
部の温度と蓄熱器11の温度が降下し、冷凍発生部の冷
媒ガスが低温になり、発生する冷熱を外部に取り出し利
用することができるようになる。
【0011】ところで、膨張ピストン5及び圧縮ピスト
ン7は内部を中空にした方がクランク機構10の負荷や
コスト、重量を軽減できる。この場合、ピストン外部の
圧力はかなりの高圧になるので、ピストン内部には高圧
のガスを封入する必要が生じる。しかし、予めピストン
内部だけに高圧ガスを封入することは組立作業上難し
い。このため、従来は、ピストンロッド8及び9内部に
中空のガス通路18及び19を設けて駆動室3内部と連
通させ、組立後に駆動室3内部に外部から高圧ガスを封
入することにより、ピストン5、7内部を高圧に保つよ
うにしていた。
ン7は内部を中空にした方がクランク機構10の負荷や
コスト、重量を軽減できる。この場合、ピストン外部の
圧力はかなりの高圧になるので、ピストン内部には高圧
のガスを封入する必要が生じる。しかし、予めピストン
内部だけに高圧ガスを封入することは組立作業上難し
い。このため、従来は、ピストンロッド8及び9内部に
中空のガス通路18及び19を設けて駆動室3内部と連
通させ、組立後に駆動室3内部に外部から高圧ガスを封
入することにより、ピストン5、7内部を高圧に保つよ
うにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成によると、駆動されたピストン5、7内部が対流
により常に駆動室3内部の温度に保持される。一方、ピ
ストン5、7の外部は先端部が例えばー200℃の低温
にまた根元部が常温に維持されると共に、先端部から根
元部にかけて温度勾配が形成される。このため、特にピ
ストン先端部の低温が熱伝導あるいは対流により駆動室
3へと熱伝達され、膨張空間12に生じる冷熱の熱損失
が大きくガス圧縮・膨張機としての熱効率が低下する問
題点があった。
来構成によると、駆動されたピストン5、7内部が対流
により常に駆動室3内部の温度に保持される。一方、ピ
ストン5、7の外部は先端部が例えばー200℃の低温
にまた根元部が常温に維持されると共に、先端部から根
元部にかけて温度勾配が形成される。このため、特にピ
ストン先端部の低温が熱伝導あるいは対流により駆動室
3へと熱伝達され、膨張空間12に生じる冷熱の熱損失
が大きくガス圧縮・膨張機としての熱効率が低下する問
題点があった。
【0013】本発明は上記問題点を解決して、熱効率の
良いガス圧縮・膨張機を提供することを目的とする。
良いガス圧縮・膨張機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1は、内部が中空に形成されると共
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、少なくとも前記駆動室に連通する前記ピス
トン内部及び前記ピストンロッド内のガス流路の一部に
蓄熱材を配置したことを特徴とするものである。
め、本発明の請求項1は、内部が中空に形成されると共
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、少なくとも前記駆動室に連通する前記ピス
トン内部及び前記ピストンロッド内のガス流路の一部に
蓄熱材を配置したことを特徴とするものである。
【0015】請求項2は、請求項1記載の蓄熱材を前記
ピストン内部に充満させたことを特徴とするものであ
る。
ピストン内部に充満させたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項3は、内部が中空に形成されると共
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、前記ピストンロッドから前記ピストン内部
中心部を通り先端部にかけて蓄熱材を配置すると共に、
その蓄熱材に嵌合してピストン内部を複数の空間に仕切
る仕切板を配置し、前記各空間を前記蓄熱材を介して連
通させたことを特徴とするものである。
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、前記ピストンロッドから前記ピストン内部
中心部を通り先端部にかけて蓄熱材を配置すると共に、
その蓄熱材に嵌合してピストン内部を複数の空間に仕切
る仕切板を配置し、前記各空間を前記蓄熱材を介して連
通させたことを特徴とするものである。
【0017】請求項4は、内部が中空に形成されると共
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、蓄熱材を設けた仕切り板を用いて前記ピス
トン内部を複数の空間に仕切ると共に、前記各仕切り板
に設けた蓄熱材を介して前記各空間を連通させたことを
特徴とするものである。
に中空のピストンロッドを介して駆動室に連通するピス
トンがシリンダ内を往復動作することにより、シリンダ
内に流入するガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張
機において、蓄熱材を設けた仕切り板を用いて前記ピス
トン内部を複数の空間に仕切ると共に、前記各仕切り板
に設けた蓄熱材を介して前記各空間を連通させたことを
特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をスタ
ーリング冷凍機に適用した場合を例に取り、図面を参照
して説明する。
ーリング冷凍機に適用した場合を例に取り、図面を参照
して説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態の一例に係わ
るスターリング冷凍機における膨張ピストン5の断面図
を示したもので、このピストン以外のスターリング冷凍
機としての構成は図5に示した構成と変わりがないた
め、図1にはピストン部分のみを示し他は図5を参照す
る。
るスターリング冷凍機における膨張ピストン5の断面図
を示したもので、このピストン以外のスターリング冷凍
機としての構成は図5に示した構成と変わりがないた
め、図1にはピストン部分のみを示し他は図5を参照す
る。
【0020】図1に示すように、本発明による膨張ピス
トン5は、ピストンロッド8の軸に沿って形成される中
空のガス通路18の一部に蓄熱材21を配設すると共
に、中空のピストン5内部のガス通路18が開口する部
分に蓄熱材22を配設した点に特徴を有する。これら蓄
熱材としては、例えばステンレスやセラミック、銅や鉛
等の金網状、針状あるいは球状のものが使用される。ま
た、駆動室3からガス通路18を経てピストン5内部に
封入されるガスとしては、ヘリウムガスやアルゴンガス
等が使用可能である。
トン5は、ピストンロッド8の軸に沿って形成される中
空のガス通路18の一部に蓄熱材21を配設すると共
に、中空のピストン5内部のガス通路18が開口する部
分に蓄熱材22を配設した点に特徴を有する。これら蓄
熱材としては、例えばステンレスやセラミック、銅や鉛
等の金網状、針状あるいは球状のものが使用される。ま
た、駆動室3からガス通路18を経てピストン5内部に
封入されるガスとしては、ヘリウムガスやアルゴンガス
等が使用可能である。
【0021】このように、膨張ピストン5内部からピス
トンロッド8内部のガス通路18を経て図5に示した駆
動室3内部に繋がるガス流路の一部に蓄熱材を設置する
ことにより、膨張ピストン5内部と駆動室3内部とを温
度的に遮断することができる。即ち、ピストンの往復運
動ないしは熱対流により、膨張ピストン5内部と駆動室
3内部間には、ガスの移動が生じるが、膨張空間12に
発生する冷熱により冷却された膨張ピストン5内部のガ
スは蓄熱材22、21を通過する際に、その冷熱が蓄熱
材に蓄熱されて駆動室3への熱伝達が阻止される。一
方、駆動室3内の常温近くのガスが蓄熱材21、22を
通過する際には、温熱が蓄熱材に蓄熱され、つまり、冷
熱がガスに負荷されて膨張ピストン5への熱伝達が防止
される。この結果、膨張ピストン5内部のガスの温度は
ほぼピストン外周面の温度近くに保持されて、膨張空間
12から膨張ピストン5への熱の移動が阻止される。こ
のような構成を圧縮ピストン7側にも採用することによ
り、熱損失の少ない、つまり、熱効率の良いスターリン
グ冷凍機が得られるようになる。
トンロッド8内部のガス通路18を経て図5に示した駆
動室3内部に繋がるガス流路の一部に蓄熱材を設置する
ことにより、膨張ピストン5内部と駆動室3内部とを温
度的に遮断することができる。即ち、ピストンの往復運
動ないしは熱対流により、膨張ピストン5内部と駆動室
3内部間には、ガスの移動が生じるが、膨張空間12に
発生する冷熱により冷却された膨張ピストン5内部のガ
スは蓄熱材22、21を通過する際に、その冷熱が蓄熱
材に蓄熱されて駆動室3への熱伝達が阻止される。一
方、駆動室3内の常温近くのガスが蓄熱材21、22を
通過する際には、温熱が蓄熱材に蓄熱され、つまり、冷
熱がガスに負荷されて膨張ピストン5への熱伝達が防止
される。この結果、膨張ピストン5内部のガスの温度は
ほぼピストン外周面の温度近くに保持されて、膨張空間
12から膨張ピストン5への熱の移動が阻止される。こ
のような構成を圧縮ピストン7側にも採用することによ
り、熱損失の少ない、つまり、熱効率の良いスターリン
グ冷凍機が得られるようになる。
【0022】図2は、本発明の実施の形態の他の例を示
したもので、この例の場合は、膨張ピストン5内部のみ
に蓄熱材23を充満設置した点に特徴を有する。このよ
うに、膨張ピストン5内部全体に蓄熱材23を充満させ
て配設した場合は、ピストン内周面側のガス温度が、外
周面の温度に近い温度に保持され、ピストン外部から内
部への熱の移動が効果的に阻止され、更に熱効率の良い
ガス圧縮・膨張機が得られる。即ち、前述したように、
膨張ピストン5の外周面は、ピストン先端部が最も低温
で、根元部は常温近くになり、先端部から根元部にかけ
て温度勾配が生じる。図1の構成の場合は膨張ピストン
5内部がほぼ一定の温度に保たれるため、ピストン外部
と内部とで多少温度差の大きい個所が生じ、そこで熱移
動が生じていた。しかし、図2の構成による場合は、蓄
熱材23がピストン内部に充満されることにより、ピス
トン内周面近くのガス温度はそれぞれピストン外周面近
くの温度に維持され、ピストン内周面側にも外周面側に
比例した温度勾配ができ、ピストン外周面側から内周面
側への熱の移動が更に効率よく阻止される。この結果、
上記の例よりも更に熱効率の良いスターリング冷凍機が
得られる。
したもので、この例の場合は、膨張ピストン5内部のみ
に蓄熱材23を充満設置した点に特徴を有する。このよ
うに、膨張ピストン5内部全体に蓄熱材23を充満させ
て配設した場合は、ピストン内周面側のガス温度が、外
周面の温度に近い温度に保持され、ピストン外部から内
部への熱の移動が効果的に阻止され、更に熱効率の良い
ガス圧縮・膨張機が得られる。即ち、前述したように、
膨張ピストン5の外周面は、ピストン先端部が最も低温
で、根元部は常温近くになり、先端部から根元部にかけ
て温度勾配が生じる。図1の構成の場合は膨張ピストン
5内部がほぼ一定の温度に保たれるため、ピストン外部
と内部とで多少温度差の大きい個所が生じ、そこで熱移
動が生じていた。しかし、図2の構成による場合は、蓄
熱材23がピストン内部に充満されることにより、ピス
トン内周面近くのガス温度はそれぞれピストン外周面近
くの温度に維持され、ピストン内周面側にも外周面側に
比例した温度勾配ができ、ピストン外周面側から内周面
側への熱の移動が更に効率よく阻止される。この結果、
上記の例よりも更に熱効率の良いスターリング冷凍機が
得られる。
【0023】図3は、本発明の実施の形態の別の例を示
したもので、この例の場合は、ピストンロッド8の中空
部であるガス通路18から膨張ピストン5内部中心部を
通り先端部にかけて蓄熱材24を配設すると共に、この
蓄熱材24に嵌合して膨張ピストン5内部を複数の空間
25部分に仕切る仕切板26を配設した点に特徴を有す
る。
したもので、この例の場合は、ピストンロッド8の中空
部であるガス通路18から膨張ピストン5内部中心部を
通り先端部にかけて蓄熱材24を配設すると共に、この
蓄熱材24に嵌合して膨張ピストン5内部を複数の空間
25部分に仕切る仕切板26を配設した点に特徴を有す
る。
【0024】膨張ピストン5をこのように構成した場
合、ガスは蓄熱材24を介して膨張ピストン5内部の仕
切板26で仕切られた各空間25に出入りすることにな
り、各空間25はそれぞれのピストン外部温度に近い温
度に一様に保たれる。
合、ガスは蓄熱材24を介して膨張ピストン5内部の仕
切板26で仕切られた各空間25に出入りすることにな
り、各空間25はそれぞれのピストン外部温度に近い温
度に一様に保たれる。
【0025】従って、図3の構成による場合は、図2の
構成に比べて、蓄熱材の使用量を節約でき、重量を少な
くできると共に、ピストン内部温度が外部温度に近い温
度に維持されて、図1の構成による場合よりも熱移動の
少ないつまり熱効率の良いスターリング冷凍機が得られ
ることになる。
構成に比べて、蓄熱材の使用量を節約でき、重量を少な
くできると共に、ピストン内部温度が外部温度に近い温
度に維持されて、図1の構成による場合よりも熱移動の
少ないつまり熱効率の良いスターリング冷凍機が得られ
ることになる。
【0026】図4は、本発明の実施の形態の更に別の例
を示したもので、この例の場合は、ピストンロッド8の
中空部であるガス通路18に蓄熱材27を配設すると共
に、開口部に蓄熱材28を配設した仕切板29により膨
張ピストン5内部を複数の空間30部分に仕切るように
した点に特徴を有する。
を示したもので、この例の場合は、ピストンロッド8の
中空部であるガス通路18に蓄熱材27を配設すると共
に、開口部に蓄熱材28を配設した仕切板29により膨
張ピストン5内部を複数の空間30部分に仕切るように
した点に特徴を有する。
【0027】膨張ピストン5をこのように構成した場
合、ガスはピストンロッド8内部のガス通路18に配設
された蓄熱材27から膨張ピストン5内部の各仕切板2
6に設けられた各蓄熱材28を介して各空間25に出入
りすることになり、各空間25内はそれぞれのピストン
外部温度に近い温度に一様に保たれる。
合、ガスはピストンロッド8内部のガス通路18に配設
された蓄熱材27から膨張ピストン5内部の各仕切板2
6に設けられた各蓄熱材28を介して各空間25に出入
りすることになり、各空間25内はそれぞれのピストン
外部温度に近い温度に一様に保たれる。
【0028】従って、この図4の構成による場合は、図
3の構成に比べて、ピストン内部の蓄熱材28は仕切板
29のみに配置されるだけなので、さらに蓄熱材の使用
量を節約でき、図3同様の熱効率の良いスターリング冷
凍機が得られる。
3の構成に比べて、ピストン内部の蓄熱材28は仕切板
29のみに配置されるだけなので、さらに蓄熱材の使用
量を節約でき、図3同様の熱効率の良いスターリング冷
凍機が得られる。
【0029】なお、上記に説明した実施の形態では本発
明をスターリング冷凍機に適用した例について説明した
が、本発明はこれに限らず、スターリングエンジンやヴ
ィルミエルヒートポンプ等のガス圧縮・膨張機に適用で
きることは言うまでもない。
明をスターリング冷凍機に適用した例について説明した
が、本発明はこれに限らず、スターリングエンジンやヴ
ィルミエルヒートポンプ等のガス圧縮・膨張機に適用で
きることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、ピス
トン内部と駆動室とが圧力的には連通しているが、温度
的に遮断され、熱損失を防止して熱効率の良いガス圧縮
・膨張機が得られる。
トン内部と駆動室とが圧力的には連通しているが、温度
的に遮断され、熱損失を防止して熱効率の良いガス圧縮
・膨張機が得られる。
【0031】本発明の請求項2の構成によれば、ピスト
ン全体にわたって内周面と外周面の温度差が少なくな
り、請求項1の構成よりも更に効果的に熱損失を防止し
て更に熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
ン全体にわたって内周面と外周面の温度差が少なくな
り、請求項1の構成よりも更に効果的に熱損失を防止し
て更に熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
【0032】本発明の請求項3の構成によれば、仕切板
で仕切られた空間毎にピストン外周面側温度近くに維持
され、請求項1の構成よりも効果的に熱損失を防止する
ことができると共に、蓄熱材の使用量を抑えて、経済的
にして熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
で仕切られた空間毎にピストン外周面側温度近くに維持
され、請求項1の構成よりも効果的に熱損失を防止する
ことができると共に、蓄熱材の使用量を抑えて、経済的
にして熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
【0033】本発明の請求項4の構成によれば、請求項
3の構成よりも更に蓄熱材の使用量を削減して、より経
済的にして熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
3の構成よりも更に蓄熱材の使用量を削減して、より経
済的にして熱効率の良いガス圧縮・膨張機が得られる。
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示すピストンの
断面構成図。
断面構成図。
【図2】本発明の実施の形態の第2例を示すピストンの
断面構成図。
断面構成図。
【図3】本発明の実施の形態の第3例を示すピストンの
断面構成図。
断面構成図。
【図4】本発明の実施の形態の第4例を示すピストンの
断面構成図。
断面構成図。
【図5】従来のスターリング冷凍機の断面構成図。
5 ピストン 8 ピストンロッド 18 ガス通路 21、22、23、24、27、28 蓄熱材 26、29 仕切板 25、30 空間
Claims (4)
- 【請求項1】 内部が中空に形成されると共に中空のピ
ストンロッドを介して駆動室に連通するピストンがシリ
ンダ内を往復動作することにより、シリンダ内に流入す
るガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張機におい
て、 少なくとも前記駆動室に連通する前記ピストン内部及び
前記ピストンロッド内のガス流路の一部に蓄熱材を配置
したことを特徴とするガス圧縮・膨張機。 - 【請求項2】 前記蓄熱材を前記ピストン内部に充満さ
せたことを特徴とする請求項1記載のガス圧縮・膨張
機。 - 【請求項3】 内部が中空に形成されると共に中空のピ
ストンロッドを介して駆動室に連通するピストンがシリ
ンダ内を往復動作することにより、シリンダ内に流入す
るガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張機におい
て、 前記ピストンロッドから前記ピストン内部中心部を通り
先端部にかけて蓄熱材を配置すると共に、その蓄熱材に
嵌合してピストン内部を複数の空間に仕切る仕切板を配
置し、前記各空間を前記蓄熱材を介して連通させたこと
を特徴とするガス圧縮・膨張機。 - 【請求項4】 内部が中空に形成されると共に中空のピ
ストンロッドを介して駆動室に連通するピストンがシリ
ンダ内を往復動作することにより、シリンダ内に流入す
るガスを圧縮又は膨張させるガス圧縮・膨張機におい
て、 蓄熱材を設けた仕切り板を用いて前記ピストン内部を複
数の空間に仕切ると共に、前記各仕切り板に設けた蓄熱
材を介して前記各空間を連通させたことを特徴とするガ
ス圧縮・膨張機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27506495A JPH0996455A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ガス圧縮・膨張機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27506495A JPH0996455A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ガス圧縮・膨張機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0996455A true JPH0996455A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17550345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27506495A Pending JPH0996455A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ガス圧縮・膨張機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0996455A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299472A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-12-24 | ▲崎▼谷 修 | 太陽光エンジン |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP27506495A patent/JPH0996455A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299472A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-12-24 | ▲崎▼谷 修 | 太陽光エンジン |
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