JPH0998497A - エッジレススピーカ - Google Patents
エッジレススピーカInfo
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- JPH0998497A JPH0998497A JP25411795A JP25411795A JPH0998497A JP H0998497 A JPH0998497 A JP H0998497A JP 25411795 A JP25411795 A JP 25411795A JP 25411795 A JP25411795 A JP 25411795A JP H0998497 A JPH0998497 A JP H0998497A
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Links
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Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音質向上を図ること。
【構成】 振動板13の外周端部に取り付けられたリン
グ16の端部にシール材20が貼着し、振動板13又は
リング16と、フレーム9の開口内周面9aとの間の空
間(環状空間)全体を密閉するように配設し、振動板1
3の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場
合であっても、環状空間が密閉され、環状空間を通して
の空気の流通を制限するようにした。 【効果】 フレーム9の開口内周面9aとの間の密閉状
態が維持され、振動板13の振動に伴いキャビネット内
部に圧力変化を生じた場合であっても、その摺接部分で
の空気の流通が生じないことから、不要な風きり音等の
発生による音質劣化が抑制される。
グ16の端部にシール材20が貼着し、振動板13又は
リング16と、フレーム9の開口内周面9aとの間の空
間(環状空間)全体を密閉するように配設し、振動板1
3の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場
合であっても、環状空間が密閉され、環状空間を通して
の空気の流通を制限するようにした。 【効果】 フレーム9の開口内周面9aとの間の密閉状
態が維持され、振動板13の振動に伴いキャビネット内
部に圧力変化を生じた場合であっても、その摺接部分で
の空気の流通が生じないことから、不要な風きり音等の
発生による音質劣化が抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカフレーム
の開口内周面と振動板の外周面との間に取り付けられて
いる環状のエッジを除去してなり、低音用スピーカとし
て好適なエッジレススピーカに関する。
の開口内周面と振動板の外周面との間に取り付けられて
いる環状のエッジを除去してなり、低音用スピーカとし
て好適なエッジレススピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】近年における低音用スピーカとしては、
小口径スピーカであり、十分な音圧が得られ、しかも音
歪が低くされるように、スピーカフレームの開口内周面
と振動板の外周面との間に取り付けられている環状のエ
ッジを除去した構成のエッジレススピーカが知られてい
る。
小口径スピーカであり、十分な音圧が得られ、しかも音
歪が低くされるように、スピーカフレームの開口内周面
と振動板の外周面との間に取り付けられている環状のエ
ッジを除去した構成のエッジレススピーカが知られてい
る。
【0003】すなわち、スピーカフレームの開口内周面
と振動板周囲のリング外周面との間に幅1mm程度の微
小間隙(環状空間)が形成されており、振動板の振動が
スムーズに行われるばかりか、振動板前後の空気の流れ
が妨げられ、低音用スピーカとして機能するものであ
る。
と振動板周囲のリング外周面との間に幅1mm程度の微
小間隙(環状空間)が形成されており、振動板の振動が
スムーズに行われるばかりか、振動板前後の空気の流れ
が妨げられ、低音用スピーカとして機能するものであ
る。
【0004】図4は、このようなエッジレススピーカの
一構成例を示すものであり、キャンセルマグネット2、
ポールヨーク3、マグネット4及びプレート5によって
磁気回路1が構成されている。ポールピース3aとプレ
ート5との磁気ギャップ内には、ボビン7に付着された
ボイスコイル8が介在されている。
一構成例を示すものであり、キャンセルマグネット2、
ポールヨーク3、マグネット4及びプレート5によって
磁気回路1が構成されている。ポールピース3aとプレ
ート5との磁気ギャップ内には、ボビン7に付着された
ボイスコイル8が介在されている。
【0005】ボビン7の上下段は、一端がフレーム9に
取り付けられている上ダンパ10及び下ダンパ11によ
って支持されている。またボビン7の上段には、中心部
分にセンターキャップ12が取り付けられた振動板13
の中心孔14が固着されている。振動板13の外周端部
15に取り付けられているリング16は、振動板13が
振動した際、フレーム9の開口内周面9aに接触しない
ように開口内周面9aから略1mm程度は離されてお
り、よってリング16とフレーム9の開口内周面9aと
の間には環状空間が形成される。
取り付けられている上ダンパ10及び下ダンパ11によ
って支持されている。またボビン7の上段には、中心部
分にセンターキャップ12が取り付けられた振動板13
の中心孔14が固着されている。振動板13の外周端部
15に取り付けられているリング16は、振動板13が
振動した際、フレーム9の開口内周面9aに接触しない
ように開口内周面9aから略1mm程度は離されてお
り、よってリング16とフレーム9の開口内周面9aと
の間には環状空間が形成される。
【0006】そして、駆動時においては、上ダンパ10
及び下ダンパ11によって支持されているボビン7の上
下動作に伴って振動板13が振動する際、振動板13の
外周端部15のリング16がフレーム9の開口内周面9
aに沿って接触せずに移動することから、振動板13の
振動振幅が大きくされるので、小口径スピーカであって
も、十分な音圧が得られ、しかも音歪が低くされた低音
再生が可能とされている。
及び下ダンパ11によって支持されているボビン7の上
下動作に伴って振動板13が振動する際、振動板13の
外周端部15のリング16がフレーム9の開口内周面9
aに沿って接触せずに移動することから、振動板13の
振動振幅が大きくされるので、小口径スピーカであって
も、十分な音圧が得られ、しかも音歪が低くされた低音
再生が可能とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したエ
ッジレススピーカにあっては、振動板13の振動をスム
ーズに行わせるために、振動板13の外周端部のリング
16をフレーム9の開口内周面9aに沿って接触させず
に移動させる必要があり、リング16とフレーム9の開
口内周面9aとの間に所定寸法の環状空間が形成されて
いるが、その環状空間を精度よく維持させるためには各
部品の取付精度に厳密性が要求されるばかりか、振動板
13の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じ、
環状空間を通して空気が流通してしまい、不要な風きり
音等が発生してしまうことから、音質劣化(性能劣化)
を招いてしまうという不具合がある。
ッジレススピーカにあっては、振動板13の振動をスム
ーズに行わせるために、振動板13の外周端部のリング
16をフレーム9の開口内周面9aに沿って接触させず
に移動させる必要があり、リング16とフレーム9の開
口内周面9aとの間に所定寸法の環状空間が形成されて
いるが、その環状空間を精度よく維持させるためには各
部品の取付精度に厳密性が要求されるばかりか、振動板
13の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じ、
環状空間を通して空気が流通してしまい、不要な風きり
音等が発生してしまうことから、音質劣化(性能劣化)
を招いてしまうという不具合がある。
【0008】そこで、これらの不具合を解消するため
に、たとえば図5に示すように、リング16の側面全周
にリング状のシール材17を取り付け、フレーム9の開
口内周面9aに対して摺接させることにより、リング1
6とフレーム9の開口内周面9aとの間が一定に保たれ
るばかりか、シール材17によって環状空間を通しての
空気の流通が妨げられるので、上述した不具合が解消さ
れるものと考えられる。
に、たとえば図5に示すように、リング16の側面全周
にリング状のシール材17を取り付け、フレーム9の開
口内周面9aに対して摺接させることにより、リング1
6とフレーム9の開口内周面9aとの間が一定に保たれ
るばかりか、シール材17によって環状空間を通しての
空気の流通が妨げられるので、上述した不具合が解消さ
れるものと考えられる。
【0009】ところが、同図に示すように、シール材1
7を振動板13の外周端部15と同位置に取り付けた場
合、振動板13がリング16と一体となって振動する
と、リング16の側面全周に取り付けられているシール
材17がフレーム9の開口内周面9aを摺動する際に、
フレーム9の開口端部9bから外れてしまい、シール材
17がフレーム9内部に戻されるとき、開口端部9bに
引っ掛かってしまい、振動板13の振動が妨げられてし
まうという不具合がある。
7を振動板13の外周端部15と同位置に取り付けた場
合、振動板13がリング16と一体となって振動する
と、リング16の側面全周に取り付けられているシール
材17がフレーム9の開口内周面9aを摺動する際に、
フレーム9の開口端部9bから外れてしまい、シール材
17がフレーム9内部に戻されるとき、開口端部9bに
引っ掛かってしまい、振動板13の振動が妨げられてし
まうという不具合がある。
【0010】そこで、振動板13の最大振動時のストロ
ークを考慮して、たとえば図6に示すように、振動板1
3の外周端部15をフレーム9の開口端部9bから後退
させることで、フレーム9の開口端部9bからのシール
材17の外れを解消することができるものと考えられ
る。
ークを考慮して、たとえば図6に示すように、振動板1
3の外周端部15をフレーム9の開口端部9bから後退
させることで、フレーム9の開口端部9bからのシール
材17の外れを解消することができるものと考えられ
る。
【0011】ところが、このような構成では、振動板1
3の前面側にフレーム9の開口内周面9aによって仕切
られた空間が生じてしまい、振動板13の振動によって
生じた音波がフレーム9の開口端部9bを抜け出る際
に、回折現象によって拡がりを生じ、音圧低下等を招き
音質が低下してしまうといった不具合を生じる。
3の前面側にフレーム9の開口内周面9aによって仕切
られた空間が生じてしまい、振動板13の振動によって
生じた音波がフレーム9の開口端部9bを抜け出る際
に、回折現象によって拡がりを生じ、音圧低下等を招き
音質が低下してしまうといった不具合を生じる。
【0012】また、上述したように、リング16の側面
全周に取り付けたリング状のシール材17を、フレーム
9の開口内周面9aに対して摺接させた場合には、シー
ル材17がフレーム9の開口内周面9aを摺動する際に
フレーム9の開口内周面9aとの摩擦によって摺動音が
発生してしまうおそれがある。このような摺動音の発生
を抑制するためにはフレーム9の開口内周面9aである
摺動面に対して鏡面処理を施すことで平滑性が高められ
摺動音の発生が抑制されるものと考えられるが、逆に鏡
面処理を施すことによりシール材17とフレーム9の開
口内周面9aである摺動面との摺接部分が真空状態とな
って吸着現象が発生し、シール材17の摺動動作がスム
ーズに行われなくなるおそれがあることから、上記同様
に、音質低下を招いてしまうという不具合を生じる。
全周に取り付けたリング状のシール材17を、フレーム
9の開口内周面9aに対して摺接させた場合には、シー
ル材17がフレーム9の開口内周面9aを摺動する際に
フレーム9の開口内周面9aとの摩擦によって摺動音が
発生してしまうおそれがある。このような摺動音の発生
を抑制するためにはフレーム9の開口内周面9aである
摺動面に対して鏡面処理を施すことで平滑性が高められ
摺動音の発生が抑制されるものと考えられるが、逆に鏡
面処理を施すことによりシール材17とフレーム9の開
口内周面9aである摺動面との摺接部分が真空状態とな
って吸着現象が発生し、シール材17の摺動動作がスム
ーズに行われなくなるおそれがあることから、上記同様
に、音質低下を招いてしまうという不具合を生じる。
【0013】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、音質向上を図ることができるエッジレスス
ピーカを提供することを目的とする。
れたもので、音質向上を図ることができるエッジレスス
ピーカを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
振動板の外周端部がスピーカフレームの開口内周面に沿
って所定の空間を維持しつつ移動自在とされたエッジレ
ススピーカであって、前記振動板の外周端部と前記スピ
ーカフレームの開口内周面との間の所定の空間での空気
の流通を制限しつつ前記開口内周面に摺接する摺動部が
前記振動板を含む振動部材に設けられていることを特徴
とする。
振動板の外周端部がスピーカフレームの開口内周面に沿
って所定の空間を維持しつつ移動自在とされたエッジレ
ススピーカであって、前記振動板の外周端部と前記スピ
ーカフレームの開口内周面との間の所定の空間での空気
の流通を制限しつつ前記開口内周面に摺接する摺動部が
前記振動板を含む振動部材に設けられていることを特徴
とする。
【0015】請求項2記載の発明は、振動板の外周端部
とスピーカフレームの開口端部とが略同一平面に配設さ
れ、前記振動板と前記スピーカフレームの開口内周面と
の間に所定の空間を維持しつつ前記振動板の外周端部が
前記開口内周面に沿って移動自在とされたエッジレスス
ピーカであって、前記振動板の外周端部に、前記スピー
カフレームの開口内周面側に収めた状態とし且つ前記所
定の空間を維持させた状態でリングを取り付けるととも
に、前記リングにおいて前記スピーカフレームの開口端
部側から離れた位置に、前記スピーカフレームの開口内
周面との間の所定の空間での空気の流通を制限する摺動
部を設けたことを特徴とする。
とスピーカフレームの開口端部とが略同一平面に配設さ
れ、前記振動板と前記スピーカフレームの開口内周面と
の間に所定の空間を維持しつつ前記振動板の外周端部が
前記開口内周面に沿って移動自在とされたエッジレスス
ピーカであって、前記振動板の外周端部に、前記スピー
カフレームの開口内周面側に収めた状態とし且つ前記所
定の空間を維持させた状態でリングを取り付けるととも
に、前記リングにおいて前記スピーカフレームの開口端
部側から離れた位置に、前記スピーカフレームの開口内
周面との間の所定の空間での空気の流通を制限する摺動
部を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、前記摺動部は多孔
質部材で形成されていることを特徴とする。
質部材で形成されていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、前記摺動部は繊維
性多孔質部材で形成されていることを特徴とする。
性多孔質部材で形成されていることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、前記摺動部には潤
滑剤が含有されていることを特徴とする。
滑剤が含有されていることを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、前記摺動部は半独
立気泡材質で形成されるとともに、潤滑剤が含有されて
いることを特徴とする。
立気泡材質で形成されるとともに、潤滑剤が含有されて
いることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明のエッジレススピーカでは、振動板を含
む振動部材に、振動板と外周端部にスピーカフレームの
開口内周面との間の所定の空間での空気の流通を制限し
つつ開口内周面に摺接する摺動部を設けたので、振動板
の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場合
であっても、スピーカフレームの開口内周面との間の所
定の空間での空気の流通が摺動部によって制限され、不
要な風きり音等が発生が抑制される。
む振動部材に、振動板と外周端部にスピーカフレームの
開口内周面との間の所定の空間での空気の流通を制限し
つつ開口内周面に摺接する摺動部を設けたので、振動板
の振動に伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場合
であっても、スピーカフレームの開口内周面との間の所
定の空間での空気の流通が摺動部によって制限され、不
要な風きり音等が発生が抑制される。
【0021】また、振動板の外周端部に、スピーカフレ
ームの開口内周面側に収めた状態とし且つ所定の空間を
維持させた状態でリングを取り付けるとともに、スピー
カフレームの開口端部側から離れた位置のリングの端部
外周面に、スピーカフレームの開口内周面との間の所定
の空間での空気の流通を制限する摺動部を設けたので、
振動板の振動に伴い摺動部がスピーカフレームの開口内
周面側に確実に摺接する状態が維持されるとともに、振
動板の外周端部とスピーカフレームの開口端部とが略同
じ位置で配設することができるので、振動板の前面側に
スピーカフレームの開口内周面によって仕切られた空間
が生じないことから、振動板の振動によって生じた音波
がスピーカフレームの開口端部を抜け出る際に、回折現
象による拡がりが発生しないので、音圧低下等の発生が
抑制される。
ームの開口内周面側に収めた状態とし且つ所定の空間を
維持させた状態でリングを取り付けるとともに、スピー
カフレームの開口端部側から離れた位置のリングの端部
外周面に、スピーカフレームの開口内周面との間の所定
の空間での空気の流通を制限する摺動部を設けたので、
振動板の振動に伴い摺動部がスピーカフレームの開口内
周面側に確実に摺接する状態が維持されるとともに、振
動板の外周端部とスピーカフレームの開口端部とが略同
じ位置で配設することができるので、振動板の前面側に
スピーカフレームの開口内周面によって仕切られた空間
が生じないことから、振動板の振動によって生じた音波
がスピーカフレームの開口端部を抜け出る際に、回折現
象による拡がりが発生しないので、音圧低下等の発生が
抑制される。
【0022】更に、摺動部を多孔質部材又は繊維性多孔
質部材で形成したので、摺動面に音質劣化をもたらすこ
とがない程度の僅かな空気の流通を生じさせることがで
き、摺動部と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができることから、摺動部
の摺動性を良好に保つことができる。
質部材で形成したので、摺動面に音質劣化をもたらすこ
とがない程度の僅かな空気の流通を生じさせることがで
き、摺動部と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができることから、摺動部
の摺動性を良好に保つことができる。
【0023】更にまた、多孔質部材又は繊維性多孔質部
材で形成された摺動部に潤滑剤を含有させたので、潤滑
剤の保持力が高められ、摺動部の摺動性を良好に維持す
ることができる。
材で形成された摺動部に潤滑剤を含有させたので、潤滑
剤の保持力が高められ、摺動部の摺動性を良好に維持す
ることができる。
【0024】また、半独立気泡材質で形成した摺動部に
潤滑剤を含有させたので、潤滑剤の保持能力がより一層
高められる。
潤滑剤を含有させたので、潤滑剤の保持能力がより一層
高められる。
【0025】すなわち、半独立気泡は、通常状態時にお
いて隣接する気泡とは独立状態あり、圧力が掛かると隣
接する気泡と連通する特徴があり、潤滑剤を含有させる
場合、圧力を掛けた状態で摺動部の全体にわたって潤滑
剤を浸透させることが可能となる。したがって、摺動部
がスピーカフレームの開口内周面を摺動する際、開口内
周面からの反力によって摺動部に圧力が加えられるの
で、摺動部内部に含有されている潤滑剤が徐々にしみだ
していくことから、開口内周面との摺動部の摺接面に潤
滑剤が適宜補充されることになり、摺動部の摺動性を長
期にわたり良好に維持することが可能となる。
いて隣接する気泡とは独立状態あり、圧力が掛かると隣
接する気泡と連通する特徴があり、潤滑剤を含有させる
場合、圧力を掛けた状態で摺動部の全体にわたって潤滑
剤を浸透させることが可能となる。したがって、摺動部
がスピーカフレームの開口内周面を摺動する際、開口内
周面からの反力によって摺動部に圧力が加えられるの
で、摺動部内部に含有されている潤滑剤が徐々にしみだ
していくことから、開口内周面との摺動部の摺接面に潤
滑剤が適宜補充されることになり、摺動部の摺動性を長
期にわたり良好に維持することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図4乃至図6と共通する部分には同一符号を付
し重複する説明を省略する。
を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する図に
おいて、図4乃至図6と共通する部分には同一符号を付
し重複する説明を省略する。
【0027】[第1の実施の形態]図1は、本発明のエ
ッジレススピーカの一実施の形態を示すものであり、リ
ング16の端部には、ゴム、発泡ゴム等の弾性体や繊維
性多孔質部材からなる変形自在の摺動部としてのシール
材20が貼着されている。シール材20は、振動部材と
しての振動板13及びリング16と、フレーム9の開口
内周面9aとの間の空間(環状空間)全体を密閉するよ
うに配設される。このことにより、振動板13の振動に
伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場合であって
も、環状空間が密閉されているので、環状空間を通して
の空気の流通が制限される。すなわち、ここでの開口内
周面9aとの間の空間(環状空間)全体を密閉する状態
とは、振動板13の振動に伴いキャビネット内部に圧力
変化を生じて発生する不要な風きり音等が発生しない程
度に、空気の流通が制限されるよう閉ざされた状態をい
う。
ッジレススピーカの一実施の形態を示すものであり、リ
ング16の端部には、ゴム、発泡ゴム等の弾性体や繊維
性多孔質部材からなる変形自在の摺動部としてのシール
材20が貼着されている。シール材20は、振動部材と
しての振動板13及びリング16と、フレーム9の開口
内周面9aとの間の空間(環状空間)全体を密閉するよ
うに配設される。このことにより、振動板13の振動に
伴いキャビネット内部に圧力変化を生じた場合であって
も、環状空間が密閉されているので、環状空間を通して
の空気の流通が制限される。すなわち、ここでの開口内
周面9aとの間の空間(環状空間)全体を密閉する状態
とは、振動板13の振動に伴いキャビネット内部に圧力
変化を生じて発生する不要な風きり音等が発生しない程
度に、空気の流通が制限されるよう閉ざされた状態をい
う。
【0028】このような構成では、振動板13が振動す
ると、リング16の端部に取り付けられているシール材
20がフレーム9の開口内周面9aである摺動面に弾接
しつつ摺動するため、振動板13の振動に伴う摺動面に
対するシール材20の追従性が良好となり、上述したよ
うに、フレーム9やリング16等の部品の寸法精度のバ
ラツキや、温度変化等による寸法変化が生じた場合であ
っても、それらのバラツキや寸法変化をシール材20の
摺動面側への付勢力による弾接によって吸収することが
できるため、フレーム9の開口内周面9aとの間の密閉
状態が維持され、振動板13の振動に伴いキャビネット
内部に圧力変化を生じた場合であっても、その摺接部分
での空気の流通が生じないことから、不要な風きり音等
の発生による音質劣化が抑制される。
ると、リング16の端部に取り付けられているシール材
20がフレーム9の開口内周面9aである摺動面に弾接
しつつ摺動するため、振動板13の振動に伴う摺動面に
対するシール材20の追従性が良好となり、上述したよ
うに、フレーム9やリング16等の部品の寸法精度のバ
ラツキや、温度変化等による寸法変化が生じた場合であ
っても、それらのバラツキや寸法変化をシール材20の
摺動面側への付勢力による弾接によって吸収することが
できるため、フレーム9の開口内周面9aとの間の密閉
状態が維持され、振動板13の振動に伴いキャビネット
内部に圧力変化を生じた場合であっても、その摺接部分
での空気の流通が生じないことから、不要な風きり音等
の発生による音質劣化が抑制される。
【0029】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
おいては、図1において、振動板13の外周端部15と
スフレーム9の開口端部9bとを、振動板13の静止状
態において略同一平面に配置するとともに、振動板13
の外周端部15に取り付けたリング16を、フレーム9
の開口端部9bから外部に露出しないように、フレーム
9の開口内周面9a側に収めた状態で振動板13の外周
端部15に取り付け、更にシール材20を振動板13の
外周端部15が取り付けられている部分とは反対側のリ
ング16の外周端部に取り付けることによって、音波の
回折現象による開口端部9bからの拡がりを抑制するよ
うにしたものである。
おいては、図1において、振動板13の外周端部15と
スフレーム9の開口端部9bとを、振動板13の静止状
態において略同一平面に配置するとともに、振動板13
の外周端部15に取り付けたリング16を、フレーム9
の開口端部9bから外部に露出しないように、フレーム
9の開口内周面9a側に収めた状態で振動板13の外周
端部15に取り付け、更にシール材20を振動板13の
外周端部15が取り付けられている部分とは反対側のリ
ング16の外周端部に取り付けることによって、音波の
回折現象による開口端部9bからの拡がりを抑制するよ
うにしたものである。
【0030】したがって、この実施の形態では、振動板
13が振動範囲最大限の振動を行い、振動板13の外周
端部15がフレーム9の開口端部9bから飛び出た場合
であっても、シール材20がフレーム9の開口内周面9
a側に残されるように配置されているので、シール材2
0のフレーム9の開口内周面9aへの摺接状態が維持さ
れ、振動板13の振動動作がスムーズに行われる。
13が振動範囲最大限の振動を行い、振動板13の外周
端部15がフレーム9の開口端部9bから飛び出た場合
であっても、シール材20がフレーム9の開口内周面9
a側に残されるように配置されているので、シール材2
0のフレーム9の開口内周面9aへの摺接状態が維持さ
れ、振動板13の振動動作がスムーズに行われる。
【0031】[第3の実施の形態]第3の実施の形態に
おいては、図1のシール材20を発泡ゴム等の多孔質部
材で形成し、シール材20と摺動面との摺接部分が真空
状態となって生じる吸着現象を回避させることで、シー
ル材20の摺動性を良好に保つようにしたものである。
おいては、図1のシール材20を発泡ゴム等の多孔質部
材で形成し、シール材20と摺動面との摺接部分が真空
状態となって生じる吸着現象を回避させることで、シー
ル材20の摺動性を良好に保つようにしたものである。
【0032】すなわち、上述したように、摺動音の発生
を抑制するためにはフレーム9の開口内周面9aである
摺動面に対して鏡面処理を施すことで平滑性が高められ
摺動音の発生が抑制されるものと考えられるが、逆に鏡
面処理を施すことによりシール材20とフレーム9の開
口内周面9aである摺動面との摺接部分が真空状態とな
って吸着現象が発生し、シール材20の摺動動作がスム
ーズに行われなくなるおそれがある。
を抑制するためにはフレーム9の開口内周面9aである
摺動面に対して鏡面処理を施すことで平滑性が高められ
摺動音の発生が抑制されるものと考えられるが、逆に鏡
面処理を施すことによりシール材20とフレーム9の開
口内周面9aである摺動面との摺接部分が真空状態とな
って吸着現象が発生し、シール材20の摺動動作がスム
ーズに行われなくなるおそれがある。
【0033】そこで、シール材20を多孔質部材で形成
することにより、シール材20が摺動する際には、摺動
面に音質劣化をもたらすことがない程度の僅かな空気の
流通を生じさせることができるため、シール材20と摺
動面との摺接部分が真空状態となって生じる吸着現象を
回避することができ、シール材20の摺動性を良好に保
つことができる。また、多孔質部材には、弾力性がある
にも関わらず摺動する際の摺動面との摩擦が小さくされ
るばかりか軽量化が図れるという利点があるため、振動
板13の振動動作が更にスムーズに行われる。
することにより、シール材20が摺動する際には、摺動
面に音質劣化をもたらすことがない程度の僅かな空気の
流通を生じさせることができるため、シール材20と摺
動面との摺接部分が真空状態となって生じる吸着現象を
回避することができ、シール材20の摺動性を良好に保
つことができる。また、多孔質部材には、弾力性がある
にも関わらず摺動する際の摺動面との摩擦が小さくされ
るばかりか軽量化が図れるという利点があるため、振動
板13の振動動作が更にスムーズに行われる。
【0034】[第4の実施の形態]第4の実施の形態に
おいては、図1のシール材20を繊維性多孔質部材で形
成し、シール材20と摺動面との摺接部分が真空状態と
なって生じる吸着現象を回避させることで、上記同様
に、シール材20の摺動性を良好に保つようにしたもの
である。
おいては、図1のシール材20を繊維性多孔質部材で形
成し、シール材20と摺動面との摺接部分が真空状態と
なって生じる吸着現象を回避させることで、上記同様
に、シール材20の摺動性を良好に保つようにしたもの
である。
【0035】すなわち、繊維性多孔質部材は弾力性があ
るにも関わらず摺動する際の摺動面との摩擦が小さくさ
れるという利点があるとともに、シール材20を繊維性
多孔質部材で形成することにより、シール材20が摺動
する際には摺動面に音質劣化をもたらすことがない程度
の僅かな空気の流通を生じさせることができるため、シ
ール材20と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができ、シール材20の摺
動性を良好に保つことができるばかりか、摺動面との摩
擦が小さくされ、軽量化が図れることから、振動板13
の振動動作を更にスムーズに行わせることもできる。
るにも関わらず摺動する際の摺動面との摩擦が小さくさ
れるという利点があるとともに、シール材20を繊維性
多孔質部材で形成することにより、シール材20が摺動
する際には摺動面に音質劣化をもたらすことがない程度
の僅かな空気の流通を生じさせることができるため、シ
ール材20と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができ、シール材20の摺
動性を良好に保つことができるばかりか、摺動面との摩
擦が小さくされ、軽量化が図れることから、振動板13
の振動動作を更にスムーズに行わせることもできる。
【0036】[第5の実施の形態]第5の実施の形態に
おいては、図1のシール材20を多孔質部材又は繊維性
多孔質部材で形成するとともに、ワックス、グリス、オ
イル等の潤滑剤を含有させることで、潤滑剤の保持力を
高めるようにしたものである。すなわち、多孔質部材又
は繊維性多孔質部材は多孔質であるため、含有させた潤
滑剤の保持能力が高く、潤滑剤の保持力が高められるこ
とから、摺動面に対するシール材20の摺動性を良好に
維持することができる。
おいては、図1のシール材20を多孔質部材又は繊維性
多孔質部材で形成するとともに、ワックス、グリス、オ
イル等の潤滑剤を含有させることで、潤滑剤の保持力を
高めるようにしたものである。すなわち、多孔質部材又
は繊維性多孔質部材は多孔質であるため、含有させた潤
滑剤の保持能力が高く、潤滑剤の保持力が高められるこ
とから、摺動面に対するシール材20の摺動性を良好に
維持することができる。
【0037】[第6の実施の形態]第6の実施の形態に
おいては、図1のシール材20を半独立気泡材質で形成
するとともに、潤滑剤を含有させることで、潤滑剤の保
持能力をより一層高めるようにしたものである。
おいては、図1のシール材20を半独立気泡材質で形成
するとともに、潤滑剤を含有させることで、潤滑剤の保
持能力をより一層高めるようにしたものである。
【0038】すなわち、図2に示すように、半独立気泡
は、通常状態時においてそれぞれの気泡壁31が接合し
ているため、隣接する気泡30とは独立状態ある。一
方、圧力が掛けられると、図3に示すように、それぞれ
の気泡30の気泡壁31の接合状態が解かれ、隣接する
気泡30との間が連通状態とされる特徴がある。そこ
で、シール材20に潤滑剤を含有させる場合、圧力を掛
けた状態で行うことにより、シール材20の内部までも
潤滑材を浸透させることが可能となる。
は、通常状態時においてそれぞれの気泡壁31が接合し
ているため、隣接する気泡30とは独立状態ある。一
方、圧力が掛けられると、図3に示すように、それぞれ
の気泡30の気泡壁31の接合状態が解かれ、隣接する
気泡30との間が連通状態とされる特徴がある。そこ
で、シール材20に潤滑剤を含有させる場合、圧力を掛
けた状態で行うことにより、シール材20の内部までも
潤滑材を浸透させることが可能となる。
【0039】また、潤滑剤を含有させたシール材20に
対して適度の圧力を加えることにより、それぞれの気泡
30の気泡壁31の接合状態が解かれ、各気泡30間の
潤滑材の移動が生じることから、シール材20の表面へ
の潤滑材のしみだしが適度に行われる。更に、シール材
20への圧力を解くことにより、各気泡30のそれぞれ
の気泡壁31が接合され、個々の気泡30が独立状態を
とるので、潤滑剤の保持能力も高くなる。
対して適度の圧力を加えることにより、それぞれの気泡
30の気泡壁31の接合状態が解かれ、各気泡30間の
潤滑材の移動が生じることから、シール材20の表面へ
の潤滑材のしみだしが適度に行われる。更に、シール材
20への圧力を解くことにより、各気泡30のそれぞれ
の気泡壁31が接合され、個々の気泡30が独立状態を
とるので、潤滑剤の保持能力も高くなる。
【0040】ちなみに、独立気泡とした場合、隣接する
気泡同士に連通部分が無いため、隣接する気泡間の潤滑
剤の移動が生じないことから、いくら潤滑剤を含有させ
ても、潤滑剤の必要なシール材20の摺接面へのしみだ
しをもたらすことができない。
気泡同士に連通部分が無いため、隣接する気泡間の潤滑
剤の移動が生じないことから、いくら潤滑剤を含有させ
ても、潤滑剤の必要なシール材20の摺接面へのしみだ
しをもたらすことができない。
【0041】逆に、連続気泡とした場合、常に気泡同士
が連通状態にあるため、シール材20の表面から揮発し
てしまい、潤滑剤の保持能力が低下してしまう。
が連通状態にあるため、シール材20の表面から揮発し
てしまい、潤滑剤の保持能力が低下してしまう。
【0042】また、潤滑剤としては、グリス状のものが
好ましい。その理由は、オイル状のものに比べ、揮発性
が低く長期間減量しないためである。ちなみに、ワック
スの場合は、シール材20への塗布や含有が困難であ
り、更にグリス状の潤滑剤のようにシール材20の摺接
面へのしみだしが発生しないために、長期間にわたる使
用に際して摺接面に塗布されたワックスの保持が困難と
なることから、振動板13の振動状態が適切に行われな
いおそれがある。
好ましい。その理由は、オイル状のものに比べ、揮発性
が低く長期間減量しないためである。ちなみに、ワック
スの場合は、シール材20への塗布や含有が困難であ
り、更にグリス状の潤滑剤のようにシール材20の摺接
面へのしみだしが発生しないために、長期間にわたる使
用に際して摺接面に塗布されたワックスの保持が困難と
なることから、振動板13の振動状態が適切に行われな
いおそれがある。
【0043】また、グリス状の潤滑材の場合、シール材
20の摺接面の凹凸を埋めて平坦にすることができるの
で、フレーム9の開口内周面9aである摺動面との気密
性を高めることができる。更に、グリス状の潤滑材の場
合、粘性作用があるため、フレーム9やシール材20の
振動を抑制することも可能である。
20の摺接面の凹凸を埋めて平坦にすることができるの
で、フレーム9の開口内周面9aである摺動面との気密
性を高めることができる。更に、グリス状の潤滑材の場
合、粘性作用があるため、フレーム9やシール材20の
振動を抑制することも可能である。
【0044】したがって、この実施の形態では、潤滑剤
が含有されたシール材20がフレーム9の開口内周面9
aを摺動する際、開口内周面9aからの反力によってシ
ール材20に圧力が加えられるため、シール材20に含
有されている潤滑剤が開口内周面9aとの摺接面側に徐
々にしみだしていくことから、シール材20の摺接面と
開口内周面9aとの間に潤滑剤が適宜補充されることに
なり、シール材20の摺動性を長期にわたり良好に維持
することが可能となる。
が含有されたシール材20がフレーム9の開口内周面9
aを摺動する際、開口内周面9aからの反力によってシ
ール材20に圧力が加えられるため、シール材20に含
有されている潤滑剤が開口内周面9aとの摺接面側に徐
々にしみだしていくことから、シール材20の摺接面と
開口内周面9aとの間に潤滑剤が適宜補充されることに
なり、シール材20の摺動性を長期にわたり良好に維持
することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエッジレ
ススピーカによれば、振動板を含む振動部材に、振動板
と外周端部にスピーカフレームの開口内周面との間の所
定の空間での空気の流通を制限しつつ開口内周面に摺接
する摺動部を設けたので、振動板の振動に伴いキャビネ
ット内部に圧力変化を生じた場合であっても、スピーカ
フレームの開口内周面との間の所定の空間での空気の流
通が摺動部によって制限され、不要な風きり音等が発生
が抑制される。
ススピーカによれば、振動板を含む振動部材に、振動板
と外周端部にスピーカフレームの開口内周面との間の所
定の空間での空気の流通を制限しつつ開口内周面に摺接
する摺動部を設けたので、振動板の振動に伴いキャビネ
ット内部に圧力変化を生じた場合であっても、スピーカ
フレームの開口内周面との間の所定の空間での空気の流
通が摺動部によって制限され、不要な風きり音等が発生
が抑制される。
【0046】また、振動板の外周端部に、スピーカフレ
ームの開口内周面側に収めた状態とし且つ所定の空間を
維持させた状態でリングを取り付けるとともに、スピー
カフレームの開口端部側から離れた位置のリングの端部
外周面に、スピーカフレームの開口内周面との間の所定
の空間での空気の流通を制限する摺動部を設けたので、
振動板の振動に伴い摺動部がスピーカフレームの開口内
周面側に確実に摺接する状態が維持されるとともに、振
動板の外周端部とスピーカフレームの開口端部とが略同
じ位置で配設することができるので、振動板の前面側に
スピーカフレームの開口内周面によって仕切られた空間
が生じないことから、振動板の振動によって生じた音波
がスピーカフレームの開口端部を抜け出る際に、回折現
象による拡がりが発生しないので、音圧低下等の発生が
抑制される。
ームの開口内周面側に収めた状態とし且つ所定の空間を
維持させた状態でリングを取り付けるとともに、スピー
カフレームの開口端部側から離れた位置のリングの端部
外周面に、スピーカフレームの開口内周面との間の所定
の空間での空気の流通を制限する摺動部を設けたので、
振動板の振動に伴い摺動部がスピーカフレームの開口内
周面側に確実に摺接する状態が維持されるとともに、振
動板の外周端部とスピーカフレームの開口端部とが略同
じ位置で配設することができるので、振動板の前面側に
スピーカフレームの開口内周面によって仕切られた空間
が生じないことから、振動板の振動によって生じた音波
がスピーカフレームの開口端部を抜け出る際に、回折現
象による拡がりが発生しないので、音圧低下等の発生が
抑制される。
【0047】更に、摺動部を多孔質部材又は繊維性多孔
質部材で形成したので、摺動面に音質劣化をもたらすこ
とがない程度の僅かな空気の流通を生じさせることがで
き、摺動部と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができることから、摺動部
の摺動性を良好に保つことができる。
質部材で形成したので、摺動面に音質劣化をもたらすこ
とがない程度の僅かな空気の流通を生じさせることがで
き、摺動部と摺動面との摺接部分が真空状態となって生
じる吸着現象を回避することができることから、摺動部
の摺動性を良好に保つことができる。
【0048】更にまた、多孔質部材又は繊維性多孔質部
材で形成された摺動部に潤滑剤を含有させたので、潤滑
剤の保持力が高められ、摺動部の摺動性を良好に維持す
ることができる。
材で形成された摺動部に潤滑剤を含有させたので、潤滑
剤の保持力が高められ、摺動部の摺動性を良好に維持す
ることができる。
【0049】また、半独立気泡材質で形成した摺動部に
潤滑剤を含有させたので、潤滑剤の保持能力がより一層
高められる。したがって、不要な風きり音等が発生が抑
制され、音圧低下等の発生が抑制され、摺動部の摺動性
が高められるので、音質向上を図ることができる。
潤滑剤を含有させたので、潤滑剤の保持能力がより一層
高められる。したがって、不要な風きり音等が発生が抑
制され、音圧低下等の発生が抑制され、摺動部の摺動性
が高められるので、音質向上を図ることができる。
【図1】本発明のエッジレススピーカの一実施の形態を
示す半裁断面図である。
示す半裁断面図である。
【図2】図1のシール材を半独立気泡した場合の気泡を
拡大して示す断面図である。
拡大して示す断面図である。
【図3】図2の半独立気泡の作用を説明するための拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】従来のエッジレススピーカを示す半裁断面図で
ある。
ある。
【図5】図4のエッジレススピーカにシール材を設けた
場合を説明するための半裁断面図である。
場合を説明するための半裁断面図である。
【図6】図5のエッジレススピーカの構成を変えた場合
の他の従来例を説明するための半裁断面図である。
の他の従来例を説明するための半裁断面図である。
9 フレーム 9a 開口内周面 13 振動板 16 リング 20 シール材 30 気泡 31 気泡壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大矢場 隆史 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 高橋 俊一 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 張 子青 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 佐藤 陽子 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 熊田 訓 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 大庭 順子 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 小谷野 進司 埼玉県所沢市花園四丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 振動板の外周端部がスピーカフレームの
開口内周面に沿って所定の空間を維持しつつ移動自在と
されたエッジレススピーカであって、 前記振動板の外周端部と前記スピーカフレームの開口内
周面との間の所定の空間での空気の流通を制限しつつ前
記開口内周面に摺接する摺動部が前記振動板を含む振動
部材に設けられていることを特徴とするエッジレススピ
ーカ。 - 【請求項2】 振動板の外周端部とスピーカフレームの
開口端部とが略同一平面に配設され、前記振動板と前記
スピーカフレームの開口内周面との間に所定の空間を維
持しつつ前記振動板の外周端部が前記開口内周面に沿っ
て移動自在とされたエッジレススピーカであって、 前記振動板の外周端部に、前記スピーカフレームの開口
内周面側に収めた状態とし且つ前記所定の空間を維持さ
せた状態でリングを取り付けるとともに、前記リングに
おいて前記スピーカフレームの開口端部側から離れた位
置に、前記スピーカフレームの開口内周面との間の所定
の空間での空気の流通を制限する摺動部を設けたことを
特徴とするエッジレススピーカ。 - 【請求項3】 前記摺動部は多孔質部材で形成されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載のエッジレスス
ピーカ。 - 【請求項4】 前記摺動部は繊維性多孔質部材で形成さ
れていることを特徴とする請求項1又は2記載のエッジ
レススピーカ。 - 【請求項5】 前記摺動部には潤滑剤が含有されている
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のエッジ
レススピーカ。 - 【請求項6】 前記摺動部は半独立気泡材質で形成され
るとともに、潤滑剤が含有されていることを特徴とする
請求項1又は2記載のエッジレススピーカ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25411795A JPH0998497A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | エッジレススピーカ |
| US08/623,381 US5848173A (en) | 1995-03-30 | 1996-03-28 | Surroundless loudspeaker |
| EP96105131A EP0735795A3 (en) | 1995-03-30 | 1996-03-29 | Surroundless loudspeaker |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25411795A JPH0998497A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | エッジレススピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0998497A true JPH0998497A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17260463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25411795A Pending JPH0998497A (ja) | 1995-03-30 | 1995-09-29 | エッジレススピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0998497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10244325B2 (en) | 2015-09-14 | 2019-03-26 | Wing Acoustics Limited | Audio transducer and audio devices incorporating the same |
| US11137803B2 (en) | 2017-03-22 | 2021-10-05 | Wing Acoustics Limited | Slim electronic devices and audio transducers incorporated therein |
| US11166100B2 (en) | 2017-03-15 | 2021-11-02 | Wing Acoustics Limited | Bass optimization for audio systems and devices |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25411795A patent/JPH0998497A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10244325B2 (en) | 2015-09-14 | 2019-03-26 | Wing Acoustics Limited | Audio transducer and audio devices incorporating the same |
| US10701490B2 (en) | 2015-09-14 | 2020-06-30 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers |
| US10887701B2 (en) | 2015-09-14 | 2021-01-05 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers |
| US11102582B2 (en) | 2015-09-14 | 2021-08-24 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers and devices incorporating the same |
| US11490205B2 (en) | 2015-09-14 | 2022-11-01 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers |
| US11716571B2 (en) | 2015-09-14 | 2023-08-01 | Wing Acoustics Limited | Relating to audio transducers |
| US11968510B2 (en) | 2015-09-14 | 2024-04-23 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers |
| US12279102B2 (en) | 2015-09-14 | 2025-04-15 | Wing Acoustics Limited | Audio transducers |
| US11166100B2 (en) | 2017-03-15 | 2021-11-02 | Wing Acoustics Limited | Bass optimization for audio systems and devices |
| US11137803B2 (en) | 2017-03-22 | 2021-10-05 | Wing Acoustics Limited | Slim electronic devices and audio transducers incorporated therein |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040217 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040625 |