JPH0999033A - 医療容器用止栓 - Google Patents
医療容器用止栓Info
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- JPH0999033A JPH0999033A JP7279840A JP27984095A JPH0999033A JP H0999033 A JPH0999033 A JP H0999033A JP 7279840 A JP7279840 A JP 7279840A JP 27984095 A JP27984095 A JP 27984095A JP H0999033 A JPH0999033 A JP H0999033A
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Abstract
可能で、生産性に優れた医療容器用止栓を提供するこ
と。 【解決手段】 オレフィン系樹脂、水添ジエン系共重合
体、およびイソブチレン−イソプレン共重合ゴムを特定
の比率で溶融混合し、ゴム用の架橋剤の存在下で動的に
熱処理して得られる熱可塑性エラストマーからなる医療
容器用止栓。
Description
ラストマーからなり、医療用容器の口部を密閉するため
の医療容器用止栓に関する。
は、その内部の減圧を維持する、あるいは外部の雰囲気
から遮断し内容の薬物の変質を防ぐため、口部に止栓を
用いている。従来は、このような医療用容器の止栓とし
て、気体遮蔽性やゴム弾性に優れた加硫ブチルゴムが一
般に用いられている。しかしながら、加硫ブチルゴムか
らなる止栓は、イオウや多くの種類からなる加硫促進剤
などを含むことから、日本薬局方に定める試験の規格内
であっても、それらの添加物が経時的に溶出する問題
や、使用する添加剤の量や種類の制限、衛生管理のため
の工程の複雑化などの問題を生じている。また、止栓へ
注射針を差し込み、抜き取りした際に、針と材料との抵
抗が大きい、あるいは材料の一部が欠損する、いわゆる
コアリング現象が起こり、薬剤中へこのゴム片が異物と
して混入するという問題も生じている。
術の課題を背景になされたもので、添加剤などの経時的
な溶出がなく、注射針の差し込みが容易で、コアリング
現象の発生がなく、気体遮蔽性、気密性に富んだ医療容
器用止栓を提供することを目的とする。
0重量%、(ロ)水添ジエン系共重合体および/または
官能基変性水添ジエン系共重合体1〜50重量%、
(ハ)イソブチレン−イソプレン共重合ゴムおよび/ま
たはハロゲン化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム2
0〜80重量%〔ただし、(イ)+(ロ)+(ハ)=1
00重量%〕を主成分とする組成物を、(ニ)架橋剤の
存在下で動的に熱処理された熱可塑性エラストマーから
なる、医療容器用止栓を提供するものである。なお、本
発明の医療容器用止栓は、上記(イ)〜(ハ)を主成分
とする組成物100重量部に対し、(ホ)鉱物油系の軟
化剤を1〜50重量部の比率で含有していてもよい。
ン系樹脂は、公知技術により重合されるエチレン系、プ
ロピレン系および/またはブテン−1系の重合体であ
る。エチレン系樹脂としては、公知技術により、高圧法
または低圧法で重合される低密度または高密度のポリエ
チレン単独重合体および/またはエチレンと炭素数4〜
8のα−オレフィンとの共重合体が用いられる。プロピ
レン系樹脂としては、プロピレン単独重合体および/ま
たはプロピレンと炭素数2〜8のα−オレフィンとの共
重合体であり、公知技術によりチーグラー・ナッタ型触
媒を用いて合成されるポリプロピレン、またはランダム
あるいはブロックのポリプロピレン共重合体が用いられ
る。ブテン−1系樹脂としては、ブテン−1単独重合体
および/またはブテン−1と炭素数2〜8のα−オレフ
ィンとの共重合体であり、公知技術によりチーグラー・
ナッタ型触媒を用いて合成されるポリブテン−1、また
はポリブテン−1の共重合体が用いられる。共重合体中
のα−オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ヘ
キセン−1、オクテン−1などが挙げられる。上記のオ
レフィン系樹脂で好ましいのは、プロピレン系樹脂であ
る。ホモ、ブロックあるいはランダムタイプのいずれの
プロピレン系樹脂も使用できる。
合体は、該重合体中の共役ジエン単位の二重結合の少な
くとも80%が水素添加された重合体である。このよう
な(イ)水添ジエン系共重合体としては、例えばスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体、スチレン/イソプレ
ンブロック共重合体などの芳香族ビニル化合物と共役ジ
エンとのブロック共重合体の水素添加物や、ポリブタジ
エン、ポリイソプレンなどの共役ジエンの単独重合体の
水素添加物、芳香族ビニル化合物と共役ジエンとのラン
ダム共重合体の水素添加物などを挙げることができる。
特に、以下の(ロ−1)、(ロ−2)、あるいは(ロ−
3)に示す水添ジエン系共重合体が好ましい。
合体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体または
(A)−(B)−(A)ブロック共重合体〔ただし、
(A)は芳香族ビニル化合物重合体ブロック、(B)は
共役ジエン重合体ブロックもしくは芳香族ビニル化合物
−共役ジエンランダム共重合体ブロック、(C)は芳香
族ビニル化合物が漸増する芳香族ビニル化合物−共役ジ
エンテーパーブロックを示す重合体であって、 芳香族ビニル化合物/共役ジエンの割合が重量比で5
〜60/95〜40、 ブロック共重合体を構成する全モノマーに対して、
(A)ブロック中の芳香族ビニル化合物の結合含量が3
重量%以上、(A)ブロックおよび(C)ブロック中の
合計芳香族ビニル化合物の結合含量が3〜50重量%、 (B)ブロック中の共役ジエン部分のビニル結合
(1,2−および3,4−結合)含量が20%を超え
る、ブロック共重合体、または、該ブロック共重合体単
位が、カップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長
または分岐されたブロック共重合体を水素添加し、共役
ジエン部分の二重結合の少なくとも80%が飽和した、
ポリスチレン換算の数平均分子量(以下、単に「数平均
分子量」ともいう)が5万〜70万である水添ジエン系
共重合体もしくは官能基変性水添ジエン系共重合体。な
お、(A)−(B)−(A)ブロック構造を有する場合
には、それぞれの(A)ブロックの割合は、等しくなく
てもよい。
られる芳香族ビニル化合物としては、スチレン、t−ブ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、N,N−ジメチル−p−アミノ
エチルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチル
スチレン、ビニルピリジンなどが挙げられ、特にスチレ
ン、α−メチルスチレンが好ましい。また、(ロ−1)
成分を得るために用いられる共役ジエンとしては、1,
3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−
1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5
−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,
3−オクタジエン、クロロプレンなどが挙げられるが、
工業的に利用でき、また物性の優れた水添ジエン系共重
合体を得るには、1,3−ブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエンが好ましく、より好ましくは1,
3−ブタジエンである。(ロ−1)成分における(A)
ブロックは、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブ
ロックであり、他に共重合可能なビニル系単量体を好ま
しくは10重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下
共重合してもよい。
は、これを構成する芳香族ビニル化合物/共役ジエンの
好ましい重量比は、5〜60/95〜40であり、さら
に好ましくは7〜50/93〜50である。芳香族ビニ
ル化合物が5重量%未満(共役ジエンが95重量%を超
える)では、強度、加工性、耐熱性が劣り、また得られ
る水添ジエン系共重合体をペレット化した場合、ブロッ
キングしやすくなる。一方、芳香族ビニル化合物が60
重量%を超える(共役ジエンが40重量%未満)と、樹
脂状となり、耐衝撃性、低温特性が劣る。
好ましい結合含量は、(ロ−1)成分を構成する全モノ
マーの少なくとも3重量%以上、さらに好ましくは5〜
30重量%である。(A)ブロックの芳香族ビニル化合
物の結合含量が全モノマーの3重量%未満では、他の成
分とブレンドした場合、機械的強度、加工性、耐熱性が
劣る。また、(A)ブロックおよび(C)ブロック中の
芳香族ビニル化合物の好ましい結合量は、全モノマーの
3〜50重量%であり、さらに好ましくは5〜40重量
%、特に好ましくは5〜30重量%である。(A)ブロ
ックおよび(C)ブロックの芳香族ビニル化合物の結合
含量が全モノマーの3重量%未満では、耐熱性、機械的
強度が劣り、また得られる水添ジエン系共重合体をペレ
ット化した場合、ブロッキングしやすくなるほか、他の
成分とブレンドした場合、加工性が劣る、一方、50重
量%を超えると透明性、柔軟性、加工性、低温特性が劣
る。
においては、(B)ブロック中の共役ジエン部分のビニ
ル結合(1,2−および3,4−結合)含量は、好まし
くは20%以上、さらに好ましくは40%以上、特に好
ましくは60%以上である。このビニル結合含量が20
%未満の場合、樹脂成分とブレンドしても、柔軟性の改
良効果が充分に発現されない。
体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体、あるい
は(A)−(B)−(A)ブロック共重合体は、カップ
リング剤残基を介して下記式〜で表されるような、
重合体分子鎖が延長、または分岐されたブロック共重合
体であってもよい。 [(A)−(B)]n−X [(A)−(B)−(C)]n−X [(A)−(B)−(A)]n−X 〔式中、(A)、(B)および(C)は上記に同じ。n
は2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を示す。〕
アジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼン、テトラクロロ
ケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、
ブチルトリクロロスズ、ジメチルクロロケイ素、テトラ
クロロゲルマニウム、1,2−ジブロムエタン、1,4
−クロロメチルベンゼン、ビス(トリクロロシリル)エ
タン、エポキシ化アマニ油、トリレンジイソジアネー
ト、1,2,4−ベンゼントリイソシアネートなどが挙
げられる。
ク、(B)ブロックおよび(C)ブロックの含量は、通
常、(A)ブロック3〜50重量%、好ましくは4〜4
0重量%、(B)ブロック30〜97重量%、好ましく
は35〜94重量%、(C)ブロック0〜50重量%、
好ましくは2〜40重量%〔ただし、(A)+(B)+
(C)=100重量%〕である。また、(A)〜(C)
ブロックの数平均分子量は、(A)ブロックが0.15
万〜35万、より好ましくは0.4万〜24万、(B)
ブロックが1.5万〜67.9万、より好ましくは3.
5万〜56.4万、(C)ブロックが0.05万〜35
万、より好ましくは0.2万〜24万の範囲である。
ことにより、該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共重合
体である(ロ−1)成分が得られる。ここで、共役ジエ
ン部分の二重結合は、その80%以上、好ましくは90
%以上、さらに好ましくは95〜100%が飽和されて
いることが必要で、80%未満では熱可塑性エラストマ
ーの熱安定性、耐久性が劣るものとなる。また、(ロ−
1)成分の数平均分子量は、5万〜70万であり、好ま
しくは10万〜60万である。5万未満では耐熱性、強
度、流動性、加工性が低下し、一方70万を超えると流
動性、加工性、柔軟性が劣る。本発明に使用される(ロ
−1)成分は、例えば特開平3−72512号公報に開
示されている方法によって得ることができる。
(E)および(F)をそれぞれ分子中に1個以上有する
ブロック共重合体〔ただし、(D)は芳香族ビニル化合
物を主体とする重合体ブロック、(E)はビニル結合
(1,2−および3,4−結合)含量が25〜95%の
共役ジエンを主体とする重合体ブロック、(F)はビニ
ル結合(1,2−結合)含量が25%未満のポリブタジ
エン重合体ブロックを示し、これらのブロック共重合体
は、カップリング剤残基を介して重合体分子鎖が延長ま
たは分岐されていてもよい〕であって、ブロック共重合
体中の重合体ブロック(D)の含量が5〜60重量%、
重合体ブロック(E)の含量が30〜90重量%、重合
体ブロック(F)の含量が5〜60重量%〔ただし、
(D)+(E)+(F)=100重量%〕である、ブロ
ック共重合体が水素添加されて、共役ジエン部分の二重
結合の少なくとも80%が飽和した、数平均分子量が5
万〜70万である水添ジエン系共重合体もしくは官能基
変性水添ジエン系共重合体。
られる芳香族ビニル化合物、共役ジエンは、上記(ロ−
1)成分を得るために用いられるものと同様である。
(ロ−2)成分の水添ジエン系共重合体を構成する好ま
しい(D)ブロックは、芳香族ビニル化合物を主体とす
る重合体ブロックであり、詳細には芳香族ビニル化合物
の単独重合体、あるいは芳香族ビニル化合物を(D)ブ
ロック中に90重量%以上有する共役ジエンとの共重合
体の共役ジエン部分の80重量%以上が水素化された重
合体ブロックが好ましい。(D)ブロック中の芳香族ビ
ニル化合物含量が90重量%未満では、強度、耐候性が
低下する。(ロ−2)成分中の(D)ブロックの好まし
い含量は、5〜60重量%、さらに好ましくは10〜5
5重量%である。5重量%未満では耐熱性、機械的強度
が劣り、一方60重量%を超えると、加工性、柔軟性が
劣る。また、(D)ブロックの好ましい数平均分子量
は、0.2万〜42万である。
役ジエン部分のビニル結合(1,2−および3,4−結
合)含量は、好ましくは25〜95%、より好ましくは
30〜90%である。(E)ブロックとなる水素添加前
の共役ジエンブロックのうち、例えば共役ジエンがブタ
ジエンの場合、ビニル結合含量が25%未満では、水素
化されるとポリエチレン連鎖が生成し、ゴム的性質が失
われ、一方95%を超えると、水素化されるとガラス転
移温度が高くなり、ゴム的性質が失われて好ましくな
い。また、(ロ−2)水添ジエン系共重合体を構成する
(E)ブロックの好ましい含量は、30〜90重量%、
より好ましくは35〜80重量である。(E)ブロック
の含量が30重量%未満では、柔軟性が低下し、一方9
0重量%を超えると加工性、機械的強度が低下する。
(E)ブロックの好ましい数平均分子量は、1.5万〜
63万、より好ましくは3.5万〜42万であって、共
役ジエン部分の二重結合の80%以上水素化された共役
ジエン重合体ブロックである。
ック共重合体を構成する(F)ブロックは、ビニル結合
(1,2−結合)含量が25%未満、好ましくは20%
未満のポリブタジエン重合体ブロックである。ビニル結
合含量が25%以上では、水素化されると樹脂的性質が
失われ、またブロック共重合体としての熱可塑性エラス
トマーの性質が失われる。上記ブロック共重合体中にお
ける(F)ブロックの含量は、5〜60重量%、好まし
くは5〜50重量%である。(F)ブロックの含量が5
重量%未満では、(ロ−2)成分の力学的性質が劣り、
一方60重量%を超えると、ゴム的性質が失われ好まし
くない。(F)ブロックの好ましい数平均分子量は、
0.25万〜42万であってポリブタジエンブロックの
該ブタジエン部分の二重結合を80%以上水素化された
重合体ブロックである。
共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体ブロッ
ク(D)、(E)または(F)のうち、少なくとも1つ
の重合体ブロックからなる重合体単位と結合し、例えば
下記式〜で表されるような、重合体分子鎖が延長ま
たは分岐されたブロック共重合体であってもよい。 [(D)−(E)−(F)]n−X [(D)−(E)−(F)]X[(D)−(E)] 〔式中、nは2〜4の整数、Xはカップリング剤残基を
示し、使用されるカップリング剤も、(ロ−1)成分で
使用されるものと同様である。〕
ことにより、該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共重合
体である(ロ−2)成分が得られる。ここに、共役ジエ
ンの二重結合は、その80%以上飽和されていることが
必要であり、好ましくは90%以上、さらに好ましくは
95〜100%である。共役ジエン部分の二重結合の飽
和率が80%未満では、熱可塑性エラストマーの熱安定
性、耐久性が劣る。(ロ−2)成分の数平均分子量は、
5万〜70万であり、好ましくは10万〜60万であ
る。5万未満では耐熱性、強度、流動性、加工性が低下
し、一方70万を超えると流動性、加工性、柔軟性が劣
る。(ロ−2)成分は、例えば特開平2−133406
号公報に開示されている方法によって得ることができ
る。
は(G)−(H)で表わされるブロック共重合体〔ただ
し、(G)はビニル結合(1,2−結合)含量が25%
未満であるポリブタンジエン重合体ブロック、(H)は
共役ジエン重合体ブロックもしくは芳香族ビニル化合物
−共役ジエン共重合体ブロックであって、共役ジエン部
分のビニル結合(1,2−および3,4−結合)含量が
25〜95%の重合体ブロックを示し、〔これらのブロ
ック共重合体は、カップリング剤残基を介して重合体分
子鎖が延長または分岐されていてもよい〕が水素添加さ
れて、共役ジエン部分の二重結合の少なくとも80%が
飽和した、数平均分子量が5万〜70万である水添ジエ
ン系共重合体もしくは官能基変性水添ジエン系共重合
体。
香族ビニル化合物および共役ジエンとしては、上記(ロ
−1)成分を得るために用いられるものとして例示した
化合物を挙げることができる。
素添加により通常の低密度ポリエチレン(LDPE)に
類似の構造を示す結晶性の重合体ブロックとなる。ブロ
ック(G)中のビニル結合(1,2−結合)含量は、通
常、25%未満であるが、好ましくは20%以下、さら
に好ましくは15%以下であることが望ましい。(G)
ブロック中のビニル結合含量が25%以上の場合には、
水素添加後の結晶融点の降下が著しく、機械的強度が劣
る。
体ブロックあるいは芳香族ビニル化合物−共役ジエン共
重合体ブロックであり、水素添加によりゴム状のエチレ
ン−ブテン−1共重合体ブロックあるいは芳香族ビニル
化合物−エチレン−ブテン−1共重合体と類似の構造を
示す重合体ブロックとなる。(H)ブロックの共役ジエ
ン部分のビニル結合(1,2−および3,4−結合)含
量は、25〜95%、好ましくは25〜90%、さらに
好ましくは25〜85%であり、25%未満あるいは9
5%を超えると、水素添加により、例えば共役ジエンが
ブタジエンの場合、それぞれポリエチレン連鎖、ポリブ
テン−1連鎖に由来する結晶構造を示し、樹脂状の性状
となり、柔軟性が劣る。なお、(H)ブロックに使用さ
れる芳香族ビニル化合物の使用量は、(H)ブロックを
構成するモノマーの35重量%以下、好ましくは30重
量%以下、さらに好ましくは25重量%以下であり、3
5重量%を超えると(H)ブロックのガラス転移温度が
上昇し、低温特性、柔軟性が劣る。
ク共重合体において、(G)ブロックと(H)ブロック
の割合は、通常、(G)ブロック5〜90重量%、好ま
しくは10〜80重量%、(H)ブロック95〜10重
量%、好ましくは90〜20重量%〔ただし、(G)+
(H)=100重量%〕である。(G)ブロックが5重
量%未満、(H)ブロックが95重量%を超える場合に
は、結晶性の重合体ブロックが不足し、(ロ−3)成分
の力学的性質が劣るため好ましくない。また、(G)ブ
ロックが90重量%を超え、(H)ブロックが10重量
%未満の場合には、(ロ−3)成分の硬度が上昇し、好
ましくない。なお、(G)ブロックの好ましい重量平均
分子量は、0.25万〜63万、より好ましくは1万〜
48万である。また、(H)ブロックの好ましい重量平
均分子量は、0.5万〜66.5万、より好ましくは2
万〜54万である。
ク共重合体は、カップリング剤残基を介して(G)ブロ
ックおよび(H)ブロックのうち、少なくとも1つの重
合体ブロックからなる重合体単位と結合し、例えば下記
式〜で表わされるように、重合体分子鎖が延長また
は分岐されたブロック共重合体であってもよい。 [(G)−(H)]n−X [(G)−(H)−(G)n−X (式中、nおよびXは上記に同じ) また、カップリング剤も、上記(ロ−1)成分に使用さ
れる化合物と同様なものが挙げられる。
ことにより、該ブロック共重合体の共役ジエン部分の二
重結合が飽和されることによって、水添ジエン系共重合
体である(ロ−3)成分が得られる。ここに、共役ジエ
ンの二重結合は、その80%以上飽和されていることが
必要であり、好ましくは90%以上、さらに好ましくは
95〜100%である。共役ジエン部分の二重結合の飽
和率が80%未満では、熱可塑性エラストマーの熱安定
性、耐久性が劣る。(ロ−3)成分の数平均分子量は、
5万〜70万であり、好ましくは10万〜60万であ
る。5万未満では、耐熱性、強度、流動性、加工性が低
下し、一方70万を超えると、流動性、加工性、柔軟性
が劣る。(ロ−3)成分は、例えば特開平3−1289
567号公報に開示されている方法によって得ることが
できる。
ジエン系重合体は、官能基で変性した官能基変性水添ジ
エン系共重合体でもよい。かかる官能基変性水添ジエン
系共重合体は、上記水添ジエン系共重合体に、カルボキ
シル基、酸無水物基、ヒドロキシル基、エポキシ基、ハ
ロゲン原子、アミノ基、イソシアネート基、スルホニル
基およびスルホネート基の群から選ばれた少なくとも1
種の官能基を含有してなるものである。
官能基を含有する、共役ジエンあるいは芳香族ビニル化
合物を用い、単量体の官能基を保護した状態で共重合し
てブロック共重合体を得、重合完結後、脱保護を行なう
手法で重合中に付加させる方法、官能基を有するラジ
カル重合性単量体を既知のグラフト化反応によって水添
ブロック重合体に付加させる方法、官能基を含有する
単量体を用い、有機過酸化物またはアゾ化合物の存在下
もしくは非存在下に、水添ジエン系共重合体をニーダ
ー、ミキサー、押出機などを用いて混練りして、官能基
を付加させる方法などが挙げられる。
に官能基を含有させることができるが、工業的には上記
〜の方法が簡便であり、効率的である。この官能基
変性水添ジエン系共重合体中の官能基の量は、通常、該
水添ジエン系共重合体を構成する分子に対して0.01
〜10モル%、好ましくは0.1〜8モル%、さらに好
ましくは0.15〜5モル%である。
単量体の好ましい例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリルグリ
シジルエーテル、ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエチルア
クリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、メタク
リル酸ジメチルアミノエチルなどが挙げられる。
ン−イソプレン共重合ゴムおよび/またはハロゲン化イ
ソブチレン−イソプレン共重合ゴムより構成される。イ
ソブチレン−イソプレン共重合ゴムは、0.5〜15モ
ル%、好ましくは0.8〜5.0モル%のイソプレンを
含有するイソブチレン/イソプレンのゴム状無晶形共重
合体である。ハロゲン化イソブチレン−イソプレン共重
合ゴムのハロゲンとしては、塩素または臭素が挙げられ
る。ハロゲンの含有量は、通常、0.5〜4.0重量%
である。これらは、単独であるいは2種類を用いてもよ
い。
記(イ)〜(ハ)成分の配合量は、(イ)オレフィン系
樹脂が5〜70重量%、好ましくは10〜50重量%、
さらに好ましくは15〜40重量%、(ロ)水添ジエン
系共重合体および/または官能基変性水添ジエン系共重
合体が1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、さ
らに好ましくは10〜30重量%、(ハ)イソブチレン
−イソプレン共重合ゴムおよび/またはそのハロゲン化
物が20〜80重量%、好ましくは30〜75重量%、
さらに好ましくは35〜70重量%〔ただし、(イ)+
(ロ)+(ハ)=100重量%〕である。
止栓の成形性や耐熱性が悪化し、一方70重量%を超え
ると、コアリング現象が生じるとので好ましくない。ま
た、(ロ)成分が1重量%未満では、止栓の柔軟性が悪
化し、一方50重量%を超えると、止栓の気体遮蔽性が
悪化する。さらに、(ハ)成分の配合量が、20重量%
未満では得られる止栓の気体遮蔽性が悪化し、一方80
重量%を超えると、止栓の成形性が悪化する。
常、イソブチレン−イソプレン共重合ゴムの加硫に用い
られている架橋剤を用いることができる。例えば、イオ
ウ、フェノール樹脂、金属酸化物、金属水酸化物、金属
塩化物、p−キノンジオキシムまたはビスマレイミド系
の架橋剤を用いることができる。その中で、好ましいの
は、フェノール樹脂系の架橋剤、p−キノンジオキシム
系の誘導体、(ハ)成分がハロゲン化イソブチレ−イソ
プレン共重合ゴムの場合にあっては、金属酸化物または
金属水酸化物も好ましいものである。以下に、各架橋剤
について、詳細に説明する。まず、本発明に使用するフ
ェノール系架橋剤は、下記一般式で表わされる物質であ
る。
またはハロゲン原子であり、Rは炭素数1〜15の飽和
炭化水素基である。上記物質は、例えば、米国特許第
3,287,440号明細書および同3,709,84
0号明細書に記載されているように、ゴム用架橋剤とし
て一般的に使用されている。そして、この架橋剤は、ア
ルカリ触媒中において、置換フェノールとアルデヒドの
縮重合により得られる。
(ハ)イソブチレン−イソプレン共重合ゴム100重合
部に対して、通常、0.1〜3重量部、好ましくは0.
4〜2重量部である。この架橋剤の使用量が、0.1重
量部より少ない場合は、動的架橋における架橋度が低
く、得られる止栓の耐熱性や形状保持性が充分でなく、
一方3重量部より多い場合は、得られるエラストマーの
柔軟性が損なわれ、気密性が悪化し、またコアリング現
象や架橋剤成分の溶出などの問題を生じる。上記フェノ
ール系架橋剤は、単独でも使用できるが、架橋速度を調
節するために、架橋促進剤と併用することもできる。上
記フェノール系架橋剤の架橋促進剤としては、塩化第一
スズ、塩化第二鉄の金属ハロゲン化物、塩素化ポリプロ
ピレン、臭化ブチルゴム、クロロプレンゴムなどの有機
ハロゲン化物を用いることができる。また、酸化亜鉛の
ような金属酸化物やステアリン酸などの分散剤を用いれ
ばより好ましい。
ノンジオキシムの誘導体としては、p−ベンゾキノンジ
オキシムあるいはp−ジベンゾイルキノンジアミドなど
が用いられる。上記p−キノンジオキシムの誘導体は、
単独でも使用できるが、架橋速度を調節するために、架
橋促進剤と併用することもできる。このp−キノンジオ
キシムの誘導体の架橋促進剤としては、鉛丹、ジベンゾ
チアゾイルサルファイドなどの酸化剤を用いることがで
きる。また、酸化亜鉛のような金属酸化物やステアリン
酸などの分散剤を用いればより好ましい。
ソブチレン−イソプレン共重合ゴムの場合、金属酸化
物、金属水酸化物などの金属系架橋剤として用いること
ができる。ここで用いられる金属系架橋剤としては、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉛、酸化カルシウム、
水酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、水酸化鉛、水酸化カ
ルシウムなどが挙げられる。また、架橋に用いる金属酸
化物の金属の有機カルボン酸塩も好ましいものである。
ここで用いられるカルボン酸は、例えば、プロピオン
酸、アクリル酸、酪酸、メタクリル酸、吉草酸、ヘキサ
ン酸、オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、デカン酸、
パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、ナフテン酸、安息香酸などがある。
進剤と共用される。金属系架橋剤の架橋促進剤として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N,N
−ジエチルチオ臭素、ジ−o−トリルグアニジン、ジペ
ンタメチレンチウラムテトラサルファイド、エチレント
リチオカーボネート、2−メルカプト−ベンゾチアゾー
ル、ベンゾチアゾールジサルファイド、N−フェニル−
β−ナフチルアミン、テトラメチルチウラムジサルファ
イド、ジエチルジチオカルバミド酸亜鉛、ジブチルジチ
オカルバミド酸亜鉛、ならびにジメチルジチオカルバミ
ド酸亜鉛などが挙げられる。好ましくは、酸化亜鉛また
は酸化マグネシウムを含む架橋系である。
化剤としては、ナフテン油、パラフィン系鉱物油を用い
ることができる。このような油展により、加工性、柔軟
性がさらに向上する。この場合、油展量は、(イ)〜
(ハ)成分を主成分とする組成物100重量部あたり、
1〜50重量部の範囲で添加することができる。このよ
うに、油展することにより、得られる熱可塑性エラスト
マーの成形加工性と機械的強度のバランスが向上する。
るには、以上の(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成分、
(ニ)成分と(ホ)成分のほかに、用途に応じ、機械的
強度、柔軟性、成形性を阻害しない程度の量の熱安定
剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤、およびカーボンブ
ラック、クレー、炭酸カルシウム、ガラス、マイカ、ホ
ワイトカーボンなどの充填剤を含んでもよい。この充填
剤は、止栓の強度を増すばかりでなく、気体遮蔽性を向
上させる効果も示す。また、市販の顔料などを用いて、
任意の色に着色することも可能である。
ーの硬度は特に規定されないが、凍結乾燥製剤や真空採
血管のように、針差しの必要な用途の場合、JIS A
硬度で30〜60であることが好ましい。硬度が30未
満では耐熱性が不足し、一方硬度が60を超えると、針
差しを必要とする場合、コアリング現象が発生するので
好ましくない。なお、針差しを必要としない止栓の場合
は、硬度が60を超えても差し支えない。
トマーの調製は、例えば単軸押し出し機、二軸押し出し
機、バンバリー型ミキサー、加圧ニーダーなどの密閉式
の混練り機などで行われる。ここで、上記組成物を動的
に熱処理するには、混練り機の温度を160〜250
℃、好ましくは160〜220℃の範囲で行うのが望ま
しい。混練り機の温度が、160℃未満では(イ)オレ
フィン系樹脂の溶融が不充分となり好ましくなく、一方
250℃を超えると架橋剤の反応速度が早く、分散が不
充分となるので好ましくない。また、止栓の成形は、射
出成形が可能であり、170〜270℃で成形すること
が好ましい。
塑性エラストマーを用いることにより、添加剤などの経
時的な溶出がなく、注射針の差し込みが容易で、コアリ
ング現象の発生がなく、気体遮蔽性、気密性に富んだ医
療容器用止栓を提供することができる。
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は特に断らない限り重量基準である。ま
た、実施例中の各種の測定は、以下の方法によった。
永久歪の小さいほど、弾性回復性がよい。単位は、%で
ある。破断強度および最大伸び JIS K6301に準拠して測定した。単位は、判断
強度がkg/cm2 、最大伸びが%である。流動性 MFRを下記の条件にて流動性を測定した。なお、MF
Rの単位は、g/10分である。 温度;230℃ 荷重;2.16kg
これを硬質ガラス製容器に入れ、試料重量の10倍量の
水を正確に加え、適当な栓をしたのち、121℃に加熱
したオートクレーブ中で1時間加熱したのち、硬質ガラ
ス容器を取り出して室温になるまで放置し、速やかに試
料を除き、この液を試験液とした。別に、水につき同様
の方法で空試験液を調製した。 透過率;空試験液を対照とし、層長10nmで波長43
0nmの透過率を測定した。透過率は、99.0%以上
である。単位は、%である。 泡立ち;試験液5mlを、内径15mm、長さ約200
mmの共栓試験管に入れ、3分間激しく振り混ぜたと
き、生じた泡がほとんど消失する時間(分)を測定し
た。生じた泡は、3分間以内にほとんど消失する。単位
は、分である。
三角フラスコに採り、0.01N過マンガン酸カリウム
液10.0mlおよび希硫酸5mlを加え、3分間煮沸
し、冷却後、これにヨウ化カリウム0.10gを加えて
密栓し、振り混ぜて10分間放置したのち、0.01N
チオ硫酸ナトリウムで滴定した(指示薬;デンプン試液
5滴)。別に、空試験液100mlを用い、同時に操作
した。0.01N過マンガン酸カリウム液の消費量の差
を、KMnO4 消費として測定した。0.01N過マン
ガン酸カリウム液の消費量の差は、2.0ml以下であ
る。単位は、mlである。 紫外線吸収;試験液につき、空試験液を対照とし、吸光
度測定法により、試験を行った。波長220〜350n
mにおける吸光度は、0.20以下である。
り時のゴム層の発生を測定した。耐熱性(熱変形 ) 止栓を120℃×60分間、蒸気滅菌したときの変形の
有無を測定した。気体遮蔽性(酸素透過率 ) まず、2枚の平板と200μmのスペーサーを用い、プ
レス成形法で厚さ200μmのフィルムを成形した。こ
のフィルムを、直径5cmの円形に切り抜き、気体透過
測定装置〔理化精機工業(株)製、K−315N−0
3〕を用いて、23℃における酸素の気体透過率を測定
した。単位は、ml・mm/24hr/m 2 ・atmで
ある。
以下のものである。IIR−1 イゾブチレン−イソプレン共重合ゴム〔日本合成ゴム
(株))製、Butyl268〕IIR−2 イゾブチレン−イソプレン共重合ゴム〔日本合成ゴム
(株)製、Butyl365〕CIIR 塩素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム〔日本合成
ゴム(株)製、Chloro Butyl 1068〕BIIR 臭素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム〔日本合成
ゴム(株)製、Buromo Butyl 2244〕
(株)製、SPX9430〕PP−2 プロピレン−エチレンランダムポリマー〔三菱化学
(株)製、SPX9400〕PP−3 ポリプロピレン−エチレンブロックポリマー〔三菱化学
(株)製、BC03GS〕PP−4 プロピレン−エチレンランダムポリマー〔三菱化学
(株)製、FL25R〕PP−5 ポリプロピレン〔三菱化学(株)製、FL6CK〕
ので、A−B構造(Aはポリスチレンブロック、Bはス
チレンとブタジエンの共重合体ブロックのブタジエン部
の二重結合を水添したもの)を有し、全結合スチレンは
10%、A部のスチレン量6%、水添前のブタジエン部
のビニル結合(1,2結合)含量が80%で、全数平均
分子量300,000の水添ブロック共重合体。
ので、D−E−F構造(Dはポリスチレンブロック、E
は1,2−ビニル結合含量の多いポリブタジエン、Fは
1,2−ビニル結合含量の少ないポリブタジエンで、E
およびFはブタジエン部の二重結合が水添されている)
を有し、E部のビニル結合含量が39%、F部のビニル
結合含量が15%で、全数平均分子量が150,000
の水添ブロック共重合体。
ので、G−H−G構造(Gは1,2−ビニル結合含量の
少ないポリブタジエン、Hは1,2−ビニル結合含量の
多いポリブタジエンで、それぞれのブタジエン部の二重
結合が水添されている)を有し、G部のビニル結合含量
が15%、H部のビニル結合含量が35%で、全数平均
分子量が280,000の水添ブロック共重合体。
ので、G−H−G構造(Gは1,2−ビニル結合含量の
少ないポリブタジエン、Hは1,2−ビニル結合含量の
多いポリブタジエンで、それぞれのブタジエン部の二重
結合が水添されている)を有し、G部のビニル結合含量
が15%、H部のビニル結合含量が35%で、全数平均
分子量が80,000の水添ブロック共重合体。
体〔シェル社製、Krayton G1657〕SEPS スチレン−エチレン・プロピレン−スチレンブロック共
重合体〔クラレ(株)製、SEPTON 2027〕
0〕鉱物油系軟化剤2 パラフィン系軟化剤〔出光興産(株)製、PW−90〕
学(株)製、タッキロール250−1〕架橋剤2 p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシム〔大内新興化
学工業(株)製、バルノックDGM〕架橋剤3 酸化亜鉛〔堺化学(株)製、亜鉛華1号〕
(株)製、ノクラックDM〕添加剤2 ジエチルチオカルバミン酸亜鉛〔大内新興化学工業
(株)製、ノクセラーEZ〕添加剤3 ステアリン酸〔花王(株)製、ルナックS30〕添加剤4 酸化亜鉛〔堺化学(株)製〕
性エラストマーを調製した。すなわち、200℃に予熱
した加圧型ニーダー〔(株)森山製作所製、容量10リ
ットル〕に、ポリプロピレン系樹脂、水添ジエン系共重
合体、イソブチレン−イソプレン共重合ゴム、および必
要に応じて鉱物油系軟化剤を入れて混練りし、樹脂成分
が溶融してから、架橋系を投入し8分間混練りを続け、
均一に混合および架橋させたのち、取り出した。さら
に、ホッパー温度100℃、シリンダー温度180℃、
ダイ温度200℃に加熱したフィーダールーダー
〔(株)森山製作所製〕で押し出し、ペレットを得た。
さらに、硬度JIS A、永久伸びおよび引張強さ、医
療衛生性、コアリング、耐熱性を評価するために、2m
m厚のシートを射出成形機により成形した。結果を表6
〜10に示す。
の範囲のエラストマーからなり、種として針差し用途と
して用いられ、凍結乾燥剤や真空採血管などに用いられ
るので、コアリングを評価項目に付け加えている。実施
例1〜18と比較例1〜7との比較から明らかなよう
に、本発明の止栓は、機械的強度、弾性回復性と成形加
工性のバランスに優れているので、薬剤のシール性が充
分に保持され、生産性も問題も生じない。また、軟化剤
の添加が少量で済むので、医療衛生性や気体遮蔽性につ
いても問題を生じない。
が含まれておらず、多量の軟化剤を必要とする、あるい
はゴム成分の含有率を極端に上げなければならないの
で、医療衛生性、気体遮蔽性が劣り、止栓として使用す
ることが困難である。また、比較例3は、成形加工性が
劣り、実際に止栓を成形することが困難であるので好ま
しくない。また、比較例4は、(イ)成分の配合量が本
発明の範囲外であり、耐熱性および成形加工性が劣り好
ましくない。比較例5は、(イ)と(ハ)成分の配合量
が本発明の範囲外であることから、多量の軟化剤の配合
を必要とし、医療衛生性や気体遮蔽性が劣り好ましくな
い。比較例6は、(ロ)と(ハ)成分の配合量が本発明
の範囲外であり、気体遮蔽性が劣り好ましくない。比較
例7は、(ロ)成分が本発明の範囲外であり、成形加工
性が劣り好ましくない。実施例19〜25の止栓は、硬
度60を超えるエラストマーからなり、針差しを必要と
しない用途の止栓である。
較から明らかなように、本発明の止栓は、機械的強度、
弾性回復性と成形加工性のバランスに優れ、医療衛生性
も問題がない。これに対し、比較例8〜10は、(ロ)
成分が含まれていないので、成形加工性に劣り、実際に
止栓を成形することが困難であるので、好ましくない。
比較例11は、(イ)成分の配合量が本発明の範囲外で
あり、耐熱性および成形加工性が劣り好ましくない。比
較例12は、(イ)および(ハ)成分の範囲が、また比
較例13は、(ロ)成分および(ハ)成分の配合量が、
それぞれ本発明の範囲外であり、気体遮蔽性が劣るので
好ましくない。比較例14は、(ロ)成分の配合量が本
発明の範囲外であり、成形加工性が劣るので好ましくな
い。
を示すので、容器のシール性を長期にわたり保存するこ
とが可能である。また、材料を製造するための添加剤も
少量であり、さらに軟化剤の添加も少量である。従っ
て、生体に対する安全性や、内容物の正確な分析という
点で、従来の加硫ゴムの止栓よりも優れている。また、
本発明の止栓は、気体遮蔽性に優れているので、内容物
を変質させることなく、長期にわた保存することが可能
である。また、本発明の止栓は、射出成形機で成形可能
であり、従来の加硫ゴムと比較して生産性を飛躍的に向
上させることができる。また、熱可塑性の材料であるこ
とから、スプルーやランナーなどの再生も可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (イ)オレフィン系樹脂5〜70重量
%、(ロ)水添ジエン系共重合体および/または官能基
変性水添ジエン系共重合体1〜50重量%、(ハ)イソ
ブチレン−イソプレン共重合ゴムおよび/またはハロゲ
ン化イソブチレン−イソプレン共重合ゴム20〜80重
量%〔ただし、(イ)+(ロ)+(ハ)=100重量
%〕を主成分とする組成物を、(ニ)架橋剤の存在下で
動的に熱処理された熱可塑性エラストマーからなる、医
療容器用止栓。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成物100重量部に対
し、(ホ)鉱物油系の軟化剤1〜50重量部を含有する
請求項1記載の医療容器用止栓。
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|---|---|---|---|
| JP27984095A JP3700215B2 (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 医療容器用止栓 |
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| WO2025206131A1 (ja) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | リケンテクノス株式会社 | 熱可塑性エラストマー組成物、その架橋物、及び成形物品 |
-
1995
- 1995-10-04 JP JP27984095A patent/JP3700215B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US10647836B2 (en) | 2016-03-03 | 2020-05-12 | Kraiburg Tpe Gmbh & Co. Kg | Thermoplastic elastomer composition of an elastomer, a non-elastomeric polyolefin, and a thermoplastic elastomer based on polyolefin block copolymers |
| WO2025206131A1 (ja) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | リケンテクノス株式会社 | 熱可塑性エラストマー組成物、その架橋物、及び成形物品 |
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