JPH10100976A - 自動二輪車用車体フレーム - Google Patents

自動二輪車用車体フレーム

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JPH10100976A
JPH10100976A JP25595896A JP25595896A JPH10100976A JP H10100976 A JPH10100976 A JP H10100976A JP 25595896 A JP25595896 A JP 25595896A JP 25595896 A JP25595896 A JP 25595896A JP H10100976 A JPH10100976 A JP H10100976A
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cross pipe
pipe
tank rail
body frame
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Toshinori Kuromoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量増加ならびにコストアップになるのを阻
止しながら、一対のパイプとクロスパイプとの連結部に
生じる応力を分散させる。 【解決手段】 一対のタンクレール17およびクロスパ
イプ21とは別のパイプ(ダウンチューブ18)の一端
を板状に塑性変形させる。この変形部32をタンクレー
ル17の互いに対向する面に溶接するとともに、この変
形部32にクロスパイプ21の先端を溶接した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のパイプとク
ロスパイプとを有する自動二輪車用車体フレームに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の車体フレームとして
は、車体の車幅方向に対をなすようにタンクレールをヘ
ッドパイプに溶接し、これらのタンクレールの間にクロ
スパイプを横架させたものがある。この種の車体フレー
ムにおいて、タンクレール間にクロスパイプを横架させ
るには、タンクレールとクロスパイプとの間に補強板を
介在させることがある。
【0003】これは、タンクレールの側面に相対的に細
いクロスパイプを溶接すると、タンクレールとクロスパ
イプとの連結部分に応力が集中し易くなってしまうから
であり、これを避けるために、前記側面にクロスパイプ
の端面より面積が大きい補強板を溶接し、この補強板に
クロスパイプの端面を突き当てて溶接している。この構
成を採ることにより、前記受圧面の面積が大きくなって
応力が分散し易くなる。
【0004】また、上述したように補強板を使用しない
場合には、タンクレールの厚みを厚くしたり、クロスパ
イプの径を大きくしたりして前記応力を分散させてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、タンクレー
ルとクロスパイプの連結部に応力が集中するのを避ける
ために上述したように補強板を用いたり、タンクレール
の厚みを厚くしたり、クロスパイプを大径に形成する
と、この構成を採る分だけ車体フレームの重量が重くな
るとともに、製造コストが高くなってしまう。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、重量増加ならびにコストアップにな
るのを阻止しながら、一対のパイプとクロスパイプとの
連結部に応力が集中することがない自動二輪車用車体フ
レームを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る自動二
輪車用車体フレームは、一対のパイプおよびクロスパイ
プとは別のパイプの一端を板状に塑性変形し、この変形
部を前記一対のパイプの互いに対向する面に溶接すると
ともに、この変形部に前記クロスパイプの先端を溶接し
たものである。本発明によれば、車体フレームの一部を
構成する別のパイプの変形部が一対のパイプとクロスパ
イプとの間に介在し、この前記変形部により受圧面の面
積が大きくなって応力が分散する。したがって、一対の
パイプとクロスパイプとの連結部に応力が集中するのを
阻止するに当たって、車体フレーム用パイプとは別の部
材(補強板)を前記連結部に介在させなくてよい。しか
も、一対のパイプおよびクロスパイプは、車体フレーム
を形成する上で必要最低限の剛性が得られるような構造
を採ることができる。
【0008】第2の発明に係る自動二輪車用車体フレー
ムは、第1の発明に係る自動二輪車用車体フレームにお
いて、一対のパイプをヘッドパイプから延びるタンクレ
ールによって構成し、変形部を有するパイプを、ヘッド
パイプに溶接した一対のダウンチューブによって構成し
たものである。本発明によれば、タンクレールとクロス
パイプとの連結部にダウンチューブの変形部が介在し、
一対のダウンチューブの後端どうしもクロスパイプによ
って連結される。したがって、一本のクロスパイプでタ
ンクレールおよびダウンチューブの両方を補強すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動二輪車用
車体フレームの一実施の形態を図1ないし図6によって
詳細に説明する。図1は本発明に係る車体フレームを採
用した自動二輪車の側面図、図2は車体フレームのタン
クレール部分を示す側面図、図3は同じく平面図、図4
は図2におけるIV−IV線断面図、図5は図4におけるV
−V線断面図、図6は要部の斜視図である。
【0010】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による自動二輪車を示す。この自動二輪車1は、車
体の前部にカウリング2を備え、水冷式2サイクルエン
ジン3が後輪4を駆動する構造を採っている。5はこの
自動二輪車1の前輪、6はフロントフォーク、7は操向
ハンドルを示す。また、8は燃料タンク、9はシート、
10はラジエータ、11はリヤアーム、12はリヤ用ク
ッションユニットを示す。前記リヤアーム11は、後述
する車体フレーム13のリヤアームブラケット14にピ
ボット軸15を介して連結している。
【0011】車体フレーム13は、前記フロントフォー
ク6を回動自在に支持するヘッドパイプ16と、このヘ
ッドパイプ16から後下がりに延びるタンクレール17
およびダウンチューブ18と、前記タンクレール17の
後端に連結した前記リヤアームブラケット14と、シー
トレール19およびバックステー20などから構成して
いる。この車体フレーム13におけるヘッドパイプ16
を除く他の前記構成部材は、図3に示すように、車体の
左右方向に対をなすようにそれぞれ二つずつ設け、左右
のものどうしをクロスパイプ21〜24を介して連結し
ている。
【0012】クロスパイプ21は左右のタンクレール1
7どうしを連結し、クロスパイプ22,23は左右のリ
ヤアームブラケット14どうしを連結し、クロスパイプ
24は左右のシートレール19どうしを連結している。
なお、前記クロスパイプ21〜23には、図2に示すよ
うに、エンジン支持ブラケット25〜27を設け、クロ
スパイプ23,24には、クッションユニット12の上
端を枢支するためのクッション用ブラケット28を架け
渡している。また、前記ダウンチューブ18、シートレ
ール19およびバックステー20は、それぞれ断面円形
の管体によって形成している。
【0013】前記タンクレール17は、鋼材からなる平
板に曲げ加工を施すことによって形成した角パイプから
なり、図5に示すように、前記平板の基端と終端とを突
き合わせ溶接により接合している。図5において前記溶
接部分を符号17aで示す。なお、この溶接部分17a
は、タンクレール17の外面に突出する外側ビードを研
削によって除去している。
【0014】また、このタンクレール17は、前端を前
記ヘッドパイプ16に溶接するとともに、後端を図4に
示すように、リヤアームブラケット14の角穴29に嵌
合させた状態で溶接している。このリヤアームブラケッ
ト14は、車体外側半部14aを車体内側半部14bに
嵌合させて互いに重なる部分を溶接することによって、
所謂最中状に形成し、上部に前記タンクレール17と前
記バックステー20とを溶接している。タンクレール1
7は、製造工程で形成された内側ビードが内部に残存し
ているが、上述したようにリヤアームブラケット14の
角穴29に嵌合させることによって、内側ビードの存在
に影響を受けることなくリヤアームブラケット14に精
度よく組付けることができる。
【0015】また、リヤアームブラケット14にバック
ステー20を溶接する部分は、図4に示すように、リヤ
アームブラケット14に相対的に径が小さい円筒形のボ
ス30を設け、このボス30の外周面に、バックステー
20を先端がリヤアームブラケット14の主部に対接す
るように嵌合させる構造を採っている。上述した連結構
造によりリヤアームブラケット14にタンクレール17
およびバックステー20を連結することによって、バッ
クステー20に対してリヤアームブラケット14の位置
を決定し、さらに、このリヤアームブラケット14との
嵌合代を調節してタンクレール17の位置を決定するこ
とができるから、これら3つの部材を簡単にしかも精度
よく組合わせることができる。
【0016】前記ダウンチューブ18は、図2および図
3に示すように、前端を前記ヘッドパイプ16における
タンクレール溶接部分より下側となる部分に溶接すると
ともに、後端を前記タンクレール17に溶接している。
ダウンチューブ18の前端部に設けた符号31で示すも
のは補強用の当て板である。また、このダウンチューブ
18の後端は、図6に示すように板状に塑性変形させ、
一対のタンクレール17,17の互いに対向する側面1
7bに重ねた状態で溶接している。前記変形部を符号3
2で示す。
【0017】このようにタンクレール17に溶接した変
形部32に、タンクレール17,17間に架け渡す前記
クロスパイプ21の先端を突き当てた状態で溶接してい
る。すなわち、このクロスパイプ21は、タンクレール
17との間に前記変形部32が介在する状態で一対のタ
ンクレール17,17に横架させている。なお、前記変
形部32の上下方向および前後方向の寸法は、クロスパ
イプ21の外径より充分に大きくなるように設定してい
る。
【0018】タンクレール17とクロスパイプ21との
連結部に前記変形部32が介在すると、タンクレール1
7からクロスパイプ21へ力が伝達されるときや、クロ
スパイプ21からタンクレール17へ力が伝達されると
きの受圧面の面積がクロスパイプ21を直接タンクレー
ル17に溶接する場合に較べて大きくなる。このため、
前記連結部に生じる応力が変形部32を介して分散す
る。
【0019】したがって、一対のタンクレール17とク
ロスパイプ21との連結部に応力が集中するのを避けた
構造を、車体フレーム13の一部を構成するダウンチュ
ーブ18を使用して実現することができる。しかも、タ
ンクレール17やクロスパイプ21は、車体フレーム1
3を形成する上で必要最低限の剛性が得られるような構
造を採ることができる。すなわち、前記連結部に応力が
集中するのを避けるために、タンクレール17の厚みを
必要以上に厚く設定したり、クロスパイプ21の径を必
要以上に大きく設定しなくてよい。
【0020】また、前記連結部での応力集中を避けるた
めにダウンチューブ18を使用すると、一対のダウンチ
ューブ18の後端どうしがクロスパイプ21によって連
結されるから、一本のクロスパイプ21でタンクレール
17およびダウンチューブ18の両方を補強することが
できる。
【0021】なお、この実施の形態ではタンクレール1
7とクロスパイプ21との連結部分にダウンチューブ1
8の変形部32を介在させる例を示したが、ダウンチュ
ーブ18の代わりにシートレール19を介在させること
もできる。この構成を採る場合には、シートレール19
の前端を板状に塑性変形させ、この変形部をタンクレー
ル17とクロスパイプ21との間に介在させる。
【0022】また、第1の発明は、一対のシートレール
19,19とクロスパイプ24との連結部分にも適用す
ることもできる。この場合には、クッション用ブラケッ
ト28に前記変形部に相当する板部を設け、この板部を
連結部分に介在させることが考えられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、車体フレームの一部を構成する別のパイプの変形部
が一対のパイプとクロスパイプとの間に介在し、前記変
形部により受圧面の面積が大きくなって応力が分散する
から、一対のパイプとクロスパイプとの連結部に応力が
集中するのを阻止するに当たって、車体フレーム用パイ
プとは別の部材(補強板)を前記連結部に介在させなく
てよい。しかも、一対のパイプおよびクロスパイプは、
車体フレームを形成する上で必要最低限の剛性が得られ
るような構造を採ることができる。したがって、重量増
加ならびにコストアップになるのを阻止しながら、一対
のパイプとクロスパイプとの連結部に応力が集中するこ
とがない自動二輪車用車体フレームを得ることができ
る。
【0024】第2の発明によれば、タンクレールとクロ
スパイプとの連結部にダウンチューブの変形部が介在
し、一対のダウンチューブの後端どうしがクロスパイプ
によって連結されるから、一本のクロスパイプでタンク
レールおよびダウンチューブの両方を補強することがで
きる。したがって、タンクレールとクロスパイプとの連
結部分での応力集中が避けられるばかりか、剛性の高い
車体フレームが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車体フレームを採用した自動二
輪車の側面図である。
【図2】 車体フレームのタンクレール部分を示す側面
図である。
【図3】 車体フレームのタンクレール部分を示す平面
図である。
【図4】 図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 図4におけるV−V線断面図である。
【図6】 要部の斜視図である。
【符号の説明】
13…車体フレーム、17…タンクレール、18…ダウ
ンチューブ、21…クロスパイプ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のパイプと、これらのパイプの間の
    クロスパイプとを有する自動二輪車用車体フレームにお
    いて、前記両パイプとは別のパイプの一端を板状に塑性
    変形し、この変形部を前記一対のパイプの互いに対向す
    る面に溶接するとともに、この変形部に前記クロスパイ
    プの先端を溶接したことを特徴とする自動二輪車用車体
    フレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車用車体フレー
    ムにおいて、一対のパイプをヘッドパイプから延びるタ
    ンクレールによって構成し、変形部を有するパイプを、
    ヘッドパイプに溶接した一対のダウンチューブによって
    構成したことを特徴とする自動二輪車用車体フレーム。
JP25595896A 1996-09-27 1996-09-27 自動二輪車用車体フレーム Expired - Lifetime JP3730333B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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