JPH10101434A - 多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法及び高温高圧発生装置 - Google Patents
多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法及び高温高圧発生装置Info
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- JPH10101434A JPH10101434A JP8262028A JP26202896A JPH10101434A JP H10101434 A JPH10101434 A JP H10101434A JP 8262028 A JP8262028 A JP 8262028A JP 26202896 A JP26202896 A JP 26202896A JP H10101434 A JPH10101434 A JP H10101434A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強度かつ高靱性な多結晶型立方晶窒化ホウ
素を多量かつ安定に製造すること。 【解決手段】 一対のアンビル体(2)の間に、ガスケ
ット(11)、(12)を介してシリンダ体(1)を配
置して中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビ
ル体側には電極板(6)、増圧板(5)及び金属板
(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側には圧力媒
体(7)を設置して反応室を形成させ、そのような高温
高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(10)の充填
された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱力学的安定
条件下で保持する方法において、使用力量(P)に対す
るアンビル先端部面積と発生圧力の積で表される力量
(P1)との比(P1/P)を7GPa以上の圧力下に
おいて0.40以下にすることを特徴とする多結晶型立
方晶窒化ホウ素の製造方法、及び該製造方法に適用ある
高温高圧発生装置。
素を多量かつ安定に製造すること。 【解決手段】 一対のアンビル体(2)の間に、ガスケ
ット(11)、(12)を介してシリンダ体(1)を配
置して中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビ
ル体側には電極板(6)、増圧板(5)及び金属板
(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側には圧力媒
体(7)を設置して反応室を形成させ、そのような高温
高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(10)の充填
された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱力学的安定
条件下で保持する方法において、使用力量(P)に対す
るアンビル先端部面積と発生圧力の積で表される力量
(P1)との比(P1/P)を7GPa以上の圧力下に
おいて0.40以下にすることを特徴とする多結晶型立
方晶窒化ホウ素の製造方法、及び該製造方法に適用ある
高温高圧発生装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近年研削工具や切
削工具に使用されている立方晶窒化ホウ素(cBN)、
なかでも靭性の高い多結晶型cBNの製造方法及びその
製造方法に適用できる高温高圧発生装置に関するもので
ある。
削工具に使用されている立方晶窒化ホウ素(cBN)、
なかでも靭性の高い多結晶型cBNの製造方法及びその
製造方法に適用できる高温高圧発生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、cBNは低圧相BNである六方晶
BN(hBN)等を各種金属元素の窒化物、ホウ化物、
ホウ窒化物等を触媒とし、cBNの熱力学的安定条件
下、例えば圧力5〜6GPa、温度1400℃〜160
0℃で保持する触媒法、又は触媒を使用せずに上記条件
より高圧高温下で保持する直接転換法によって合成され
てきた。特に後者においては、そのhBN原料として高
配向なhBNである熱分解BN(P−BN)を使用する
ことにより、従来より低い圧力・温度、例えば7GPa
以上、1800℃以上程度でcBNが合成できること、
また得られるcBNは微細粒子からなる多結晶体であ
り、機械特性に優れたものであることが知られており、
より高性能な工具材料としての利用が期待されている。
BN(hBN)等を各種金属元素の窒化物、ホウ化物、
ホウ窒化物等を触媒とし、cBNの熱力学的安定条件
下、例えば圧力5〜6GPa、温度1400℃〜160
0℃で保持する触媒法、又は触媒を使用せずに上記条件
より高圧高温下で保持する直接転換法によって合成され
てきた。特に後者においては、そのhBN原料として高
配向なhBNである熱分解BN(P−BN)を使用する
ことにより、従来より低い圧力・温度、例えば7GPa
以上、1800℃以上程度でcBNが合成できること、
また得られるcBNは微細粒子からなる多結晶体であ
り、機械特性に優れたものであることが知られており、
より高性能な工具材料としての利用が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな多結晶型cBNを合成するに際しては、7GPa以
上の高圧力を発生させなければならないことなどから、
圧力封止が困難となりブローアウトと呼ばれる内圧が外
部に吹き出す現象や黒鉛円筒(反応室)が割れ加熱がで
きなくなるといった現象、さらにはhBNからcBNへ
の転換に伴う体積収縮に起因する圧力低下によって転換
が止まってしまい、より多量にcBNを合成することが
できないという問題があった。
うな多結晶型cBNを合成するに際しては、7GPa以
上の高圧力を発生させなければならないことなどから、
圧力封止が困難となりブローアウトと呼ばれる内圧が外
部に吹き出す現象や黒鉛円筒(反応室)が割れ加熱がで
きなくなるといった現象、さらにはhBNからcBNへ
の転換に伴う体積収縮に起因する圧力低下によって転換
が止まってしまい、より多量にcBNを合成することが
できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決し、高性能な多結晶型cBNを多量かつ安定に製
造することを目的として鋭意検討を重ねた結果、ブロー
アウトや黒鉛円筒の割れの問題は、その適正な形状・寸
法を選択し、また力量のかけ方を適正化することによっ
て防止できること、またcBNへの転換時に発生する圧
力の低下の問題については、加熱中に適宜力量を増加さ
せ、圧力を一定以上に維持することによって解決できる
ことを見い出し、本発明を完成したものである。
を解決し、高性能な多結晶型cBNを多量かつ安定に製
造することを目的として鋭意検討を重ねた結果、ブロー
アウトや黒鉛円筒の割れの問題は、その適正な形状・寸
法を選択し、また力量のかけ方を適正化することによっ
て防止できること、またcBNへの転換時に発生する圧
力の低下の問題については、加熱中に適宜力量を増加さ
せ、圧力を一定以上に維持することによって解決できる
ことを見い出し、本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、以下を要旨とするも
のである。
のである。
【0006】〔請求項1〕 一対のアンビル体(2)の
間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリンダ
体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央空
間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)及
び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側に
は圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、そのよ
うな高温高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(1
0)の充填された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱
力学的安定条件下で保持する方法において、使用力量
(P)に対するアンビル先端部面積と発生圧力の積で表
される力量(P1)との比(P1/P)を7GPa以上
の圧力下において0.40以下にすることを特徴とする
多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法。
間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリンダ
体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央空
間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)及
び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側に
は圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、そのよ
うな高温高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(1
0)の充填された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱
力学的安定条件下で保持する方法において、使用力量
(P)に対するアンビル先端部面積と発生圧力の積で表
される力量(P1)との比(P1/P)を7GPa以上
の圧力下において0.40以下にすることを特徴とする
多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法。
【0007】〔請求項2〕 高温高圧発生装置がフラッ
トベルト型であることを特徴とする請求項1記載の方
法。
トベルト型であることを特徴とする請求項1記載の方
法。
【0008】〔請求項3〕 一対のアンビル体(2)の
間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリンダ
体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央空
間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)及
び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側に
は圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、そのよ
うな高温高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(1
0)の充填された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱
力学的安定条件下で保持する方法において、以下の
(a)〜(d)の条件で実施することを特徴とする多結
晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。
間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリンダ
体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央空
間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)及
び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側に
は圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、そのよ
うな高温高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(1
0)の充填された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱
力学的安定条件下で保持する方法において、以下の
(a)〜(d)の条件で実施することを特徴とする多結
晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。
【0009】〔請求項4〕 高温高圧発生装置がフラッ
トベルト型であることを特徴とする請求項3記載の方
法。
トベルト型であることを特徴とする請求項3記載の方
法。
【0010】〔請求項5〕 cBNの熱力学的安定条件
が、使用力量(P)に対するアンビル先端部面積と発生
圧力の積で表される力量(P1)との比(P1/P)が
0.40以下であることを特徴とする請求項3記載の方
法。
が、使用力量(P)に対するアンビル先端部面積と発生
圧力の積で表される力量(P1)との比(P1/P)が
0.40以下であることを特徴とする請求項3記載の方
法。
【0011】〔請求項6〕 シリンダ体の内径(φ3)
に対する黒鉛円筒からなる反応室の外径(φ1)の比
(φ1/φ3)が0.68以下であることを特徴とする
請求項3記載の方法。
に対する黒鉛円筒からなる反応室の外径(φ1)の比
(φ1/φ3)が0.68以下であることを特徴とする
請求項3記載の方法。
【0012】〔請求項7〕 cBNの熱力学的安定条件
下で保持している最中に力量を増加させることを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
下で保持している最中に力量を増加させることを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
【0013】〔請求項8〕 cBN原料(10)が密度
2.05g/cm3 以上の熱分解窒化ホウ素板であるこ
とを特徴とする請求項7記載の方法。
2.05g/cm3 以上の熱分解窒化ホウ素板であるこ
とを特徴とする請求項7記載の方法。
【0014】〔請求項9〕 電極板(6)がモリブデン
製、増圧板(5)がジルコニア製、金属板(3)がステ
ンレス製であることを特徴とする請求項7記載の方法。
製、増圧板(5)がジルコニア製、金属板(3)がステ
ンレス製であることを特徴とする請求項7記載の方法。
【0015】〔請求項10〕 ガスケット(11)がパ
イロフィライトガスケット、ガスケット(12)が紙ガ
スケットであることを特徴とする請求項7記載の方法。
イロフィライトガスケット、ガスケット(12)が紙ガ
スケットであることを特徴とする請求項7記載の方法。
【0016】〔請求項11〕 圧力媒体(7)が5〜3
0重量%のジルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対
密度92%以上の中空円筒状成形体であることを特徴と
する請求項7記載の方法。
0重量%のジルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対
密度92%以上の中空円筒状成形体であることを特徴と
する請求項7記載の方法。
【0017】〔請求項12〕 ジルコニア製増圧板が、
立方晶及び/又は正方晶と単斜晶からなり、次の(1)
式で算出されたXm値が0.3以下(0を含む)である
ことを特徴とする請求項7記載の方法。
立方晶及び/又は正方晶と単斜晶からなり、次の(1)
式で算出されたXm値が0.3以下(0を含む)である
ことを特徴とする請求項7記載の方法。
【数3】
【0018】〔請求項13〕 一対のアンビル体(2)
の間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリン
ダ体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央
空間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)
及び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側
には圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、その
反応室に黒鉛円筒(8)が装填されてなる装置におい
て、さらに更に以下の(a)〜(d)の条件が付加され
てなることを特徴とする高温高圧発生装置。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。
の間に、ガスケット(11)、(12)を介してシリン
ダ体(1)を配置して中央空間部を形成させ、その中央
空間部のアンビル体側には電極板(6)、増圧板(5)
及び金属板(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側
には圧力媒体(7)を設置して反応室を形成させ、その
反応室に黒鉛円筒(8)が装填されてなる装置におい
て、さらに更に以下の(a)〜(d)の条件が付加され
てなることを特徴とする高温高圧発生装置。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。
【0019】〔請求項14〕 高温高圧発生装置がフラ
ットベルト型であることを特徴とする請求項13記載の
装置。
ットベルト型であることを特徴とする請求項13記載の
装置。
【0020】〔請求項15〕 シリンダ体の内径(φ
3)に対する黒鉛円筒からなる反応室の外径(φ1)の
比(φ1/φ3)が0.68以下であることを特徴とす
る請求項13又は14記載の装置。
3)に対する黒鉛円筒からなる反応室の外径(φ1)の
比(φ1/φ3)が0.68以下であることを特徴とす
る請求項13又は14記載の装置。
【0021】〔請求項16〕 電極板(6)がモリブデ
ン製、増圧板(5)がジルコニア製、金属板(3)がス
テンレス製、ガスケット(11)がパイロフィライトガ
スケット、ガスケット(12)が紙ガスケットであるこ
とを特徴とする請求項13又は14記載の装置。
ン製、増圧板(5)がジルコニア製、金属板(3)がス
テンレス製、ガスケット(11)がパイロフィライトガ
スケット、ガスケット(12)が紙ガスケットであるこ
とを特徴とする請求項13又は14記載の装置。
【0022】〔請求項17〕 圧力媒体(7)が5〜3
0重量%のジルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対
密度92%以上の中空円筒状成形体であることを特徴と
する請求項13又は14記載の装置。
0重量%のジルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対
密度92%以上の中空円筒状成形体であることを特徴と
する請求項13又は14記載の装置。
【0023】〔請求項18〕 ジルコニア製増圧板が、
立方晶及び/又は正方晶と単斜晶からなり、上記(1)
式で算出されたXm値が0.3以下(0を含む)である
ことを特徴とする13又は14記載の装置。
立方晶及び/又は正方晶と単斜晶からなり、上記(1)
式で算出されたXm値が0.3以下(0を含む)である
ことを特徴とする13又は14記載の装置。
【0024】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0025】本発明で使用される高温高圧発生装置の基
本構成は、フラットベルト型(例えば特公昭59−55
47号公報)とガードル型(例えば特開昭61−215
293号公報)のいずれであってもよいが、フラットベ
ルト型が好ましい。
本構成は、フラットベルト型(例えば特公昭59−55
47号公報)とガードル型(例えば特開昭61−215
293号公報)のいずれであってもよいが、フラットベ
ルト型が好ましい。
【0026】図1にフラットベルト型高温高圧発生装置
を使用したcBN合成装置の概略断面図の一例を示し
た。図1は、一対のアンビル体2の間にガスケット1
1、12を介してシリンダ体1を配置することによって
中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビル体側
には電極板6、増圧板5及び金属板3を順次設置すると
共に、シリンダ体側には圧力媒体7を設置して反応室を
形成させ、その反応室にはcBN原料10の充填された
黒鉛円筒8が装填されていることを表している。
を使用したcBN合成装置の概略断面図の一例を示し
た。図1は、一対のアンビル体2の間にガスケット1
1、12を介してシリンダ体1を配置することによって
中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビル体側
には電極板6、増圧板5及び金属板3を順次設置すると
共に、シリンダ体側には圧力媒体7を設置して反応室を
形成させ、その反応室にはcBN原料10の充填された
黒鉛円筒8が装填されていることを表している。
【0027】なお、4は通電用金属リング、9は食塩封
止リング、13は黒鉛製蓋であり、φ1は反応室の外
径、φ2は圧力媒体の外径、φ3はシリンダ体の内径、
φ4はガスケット11の外径であり、またH1は反応室
の高さ、H2はH1と2枚の電極板、2枚の増圧板及び
2枚の金属板の厚みとの総和、H3はガスケット11と
ガスケット12との接触部の高さである。さらには、P
は使用力量、P1はアンビル先端部面積と発生圧力の積
で表される力量である。
止リング、13は黒鉛製蓋であり、φ1は反応室の外
径、φ2は圧力媒体の外径、φ3はシリンダ体の内径、
φ4はガスケット11の外径であり、またH1は反応室
の高さ、H2はH1と2枚の電極板、2枚の増圧板及び
2枚の金属板の厚みとの総和、H3はガスケット11と
ガスケット12との接触部の高さである。さらには、P
は使用力量、P1はアンビル先端部面積と発生圧力の積
で表される力量である。
【0028】高温高圧発生装置の圧力発生は、一対のア
ンビル体に荷重をかけることによって行われる。その
際、荷重は増圧板を通して反応室に負荷される荷重とガ
スケットに負荷される荷重とに分配されるが、同一荷重
をかけた場合、増圧板に負荷される力量が大きいほど反
応室内の圧力は高くなる。加熱は、一対のアンビル体よ
り通電用金属リング、電極板を経てヒーターに交流を印
加して行われる。
ンビル体に荷重をかけることによって行われる。その
際、荷重は増圧板を通して反応室に負荷される荷重とガ
スケットに負荷される荷重とに分配されるが、同一荷重
をかけた場合、増圧板に負荷される力量が大きいほど反
応室内の圧力は高くなる。加熱は、一対のアンビル体よ
り通電用金属リング、電極板を経てヒーターに交流を印
加して行われる。
【0029】本発明の特徴の1つは、上記高温高圧発生
装置を用い、cBN原料としてhBN好ましくはP−B
N板を用いて多結晶型cBNを合成する場合、cBNの
熱力学的安定条件下の圧力7GPa以上のを発生させた
場合に生じやすいブローアウト現象や黒鉛円筒の割れ
を、黒鉛円筒(反応室)の形状・寸法を適正化すること
によって防いだことである。すなわち、本発明者らは、
反応室の形状・寸法ないしは電極板、増圧板、金属板等
の高温高圧発生装置の構成部材の寸法等について、様々
なケースについて試験を行った結果、ブローアウトや黒
鉛円筒の割れは、上記反応室や構成部材の寸法ばかりで
なく、7GPa以上の圧力を発生させる際の力量に大き
く依存していること、さらには7GPa以上の圧力を発
生させる際にかけた使用力量Pに対する、アンビル先端
部面積と発生圧力の積で表される力量P1との比(P1
/P)(以下、この比を「圧力発生効率」と呼ぶことも
ある。)が極めて重要であることを見い出したものであ
る。
装置を用い、cBN原料としてhBN好ましくはP−B
N板を用いて多結晶型cBNを合成する場合、cBNの
熱力学的安定条件下の圧力7GPa以上のを発生させた
場合に生じやすいブローアウト現象や黒鉛円筒の割れ
を、黒鉛円筒(反応室)の形状・寸法を適正化すること
によって防いだことである。すなわち、本発明者らは、
反応室の形状・寸法ないしは電極板、増圧板、金属板等
の高温高圧発生装置の構成部材の寸法等について、様々
なケースについて試験を行った結果、ブローアウトや黒
鉛円筒の割れは、上記反応室や構成部材の寸法ばかりで
なく、7GPa以上の圧力を発生させる際の力量に大き
く依存していること、さらには7GPa以上の圧力を発
生させる際にかけた使用力量Pに対する、アンビル先端
部面積と発生圧力の積で表される力量P1との比(P1
/P)(以下、この比を「圧力発生効率」と呼ぶことも
ある。)が極めて重要であることを見い出したものであ
る。
【0030】すなわち、本発明においては、圧力発生効
率が7GPa以上の圧力下において0.40以下である
ことが必要である。圧力発生効率は、反応室(黒鉛円
筒)の寸法、高温高圧発生装置の構成部材の寸法等によ
って変化する。圧力発生効率はその式P1/Pをみても
わかるように、使用圧力Pは、反応室にかかる力量P1
とガスケットにかかる力量(P−P1)とに分配される
が、本発明者らの検討では、P1が大き過ぎるとガスケ
ットにかかる力量(P−P1)が小さいため、反応室で
発生した圧力をガスケットで封止できずに、圧力がもれ
ブロ−アウトが発生し、また黒鉛円筒がガスケット側に
引きずられて割れが生じることを確認すると共に、この
ような現象を防ぐには圧力発生効率が0.40以下でな
ければならないことを見い出したものである。
率が7GPa以上の圧力下において0.40以下である
ことが必要である。圧力発生効率は、反応室(黒鉛円
筒)の寸法、高温高圧発生装置の構成部材の寸法等によ
って変化する。圧力発生効率はその式P1/Pをみても
わかるように、使用圧力Pは、反応室にかかる力量P1
とガスケットにかかる力量(P−P1)とに分配される
が、本発明者らの検討では、P1が大き過ぎるとガスケ
ットにかかる力量(P−P1)が小さいため、反応室で
発生した圧力をガスケットで封止できずに、圧力がもれ
ブロ−アウトが発生し、また黒鉛円筒がガスケット側に
引きずられて割れが生じることを確認すると共に、この
ような現象を防ぐには圧力発生効率が0.40以下でな
ければならないことを見い出したものである。
【0031】本発明において、圧力発生効率が0.40
を越え0.45以下であると、黒鉛円筒が割れて加熱す
ることができなくなったり、またたとえ加熱をすること
ができたとしても、加熱終了後に力量を下げ除圧する時
点でブローアウトが発生する。また、圧力発生効率が
0.45を越えることが予想される状態で力量をかける
と、加圧時にブローアウトが発生することもある。
を越え0.45以下であると、黒鉛円筒が割れて加熱す
ることができなくなったり、またたとえ加熱をすること
ができたとしても、加熱終了後に力量を下げ除圧する時
点でブローアウトが発生する。また、圧力発生効率が
0.45を越えることが予想される状態で力量をかける
と、加圧時にブローアウトが発生することもある。
【0032】ここで、圧力発生効率の算出法について説
明すると、圧力発生効率を算出するには、反応室内にか
かる力量P1を求める必要があり、それには反応室内に
Agペレットを入れ、使用力量Pをかけて加熱し、Ag
の溶融温度を測定して発生圧力を求める、いわゆるAg
溶融法を採用することができる。このときの発生圧力を
Aとし、アンビル先端部面積をSとした場合、上記P1
はA・Sで表され、圧力発生効率は(A・S)/Pとな
る。これを具体的な数値で示すと、3200トンの力量
を使用し、アンビル先端部面積が13cm2 である場
合、発生圧力が7.7GPaであるときの圧力発生効率
は0.32となる。
明すると、圧力発生効率を算出するには、反応室内にか
かる力量P1を求める必要があり、それには反応室内に
Agペレットを入れ、使用力量Pをかけて加熱し、Ag
の溶融温度を測定して発生圧力を求める、いわゆるAg
溶融法を採用することができる。このときの発生圧力を
Aとし、アンビル先端部面積をSとした場合、上記P1
はA・Sで表され、圧力発生効率は(A・S)/Pとな
る。これを具体的な数値で示すと、3200トンの力量
を使用し、アンビル先端部面積が13cm2 である場
合、発生圧力が7.7GPaであるときの圧力発生効率
は0.32となる。
【0033】本発明において、上記した圧力発生効率を
得る手段の一例は、反応室の寸法を適正化することであ
る。
得る手段の一例は、反応室の寸法を適正化することであ
る。
【0034】まず、黒鉛円筒からなる反応室の高さH1
であるが、シリンダ体の内径φ3に対する反応室の高さ
H1の比(H1/φ3)が0.48以上、0.68以下
にする。この比が0.68を越えて反応室の高さを大き
くすると、必要とする圧力を発生させるに際し、反応室
の圧縮量を大きくせねばならず、7GPa以上の圧力を
発生させるには必然的に黒鉛円筒が撓み、圧力媒体によ
る支持が効かずに割れが起こる。また、H1/φ3の比
が0.48未満の状態では、後述するH2/H1の比及
びガスケット11の寸法を適正化しても、ガスケット1
1自体の圧縮代がとれないので、圧力発生が困難となっ
たり、圧力封止が不十分となり、ブロ−アウトが発生す
るようになる。なお、本発明においては、黒鉛円筒の上
下に黒鉛製蓋13がかぶせられることもあるが、その場
合の黒鉛製蓋の厚みは黒鉛円筒の肉厚と同程度とするこ
とが好ましい。本発明における反応室の高さH1は、黒
鉛製蓋の厚みを含むものである。
であるが、シリンダ体の内径φ3に対する反応室の高さ
H1の比(H1/φ3)が0.48以上、0.68以下
にする。この比が0.68を越えて反応室の高さを大き
くすると、必要とする圧力を発生させるに際し、反応室
の圧縮量を大きくせねばならず、7GPa以上の圧力を
発生させるには必然的に黒鉛円筒が撓み、圧力媒体によ
る支持が効かずに割れが起こる。また、H1/φ3の比
が0.48未満の状態では、後述するH2/H1の比及
びガスケット11の寸法を適正化しても、ガスケット1
1自体の圧縮代がとれないので、圧力発生が困難となっ
たり、圧力封止が不十分となり、ブロ−アウトが発生す
るようになる。なお、本発明においては、黒鉛円筒の上
下に黒鉛製蓋13がかぶせられることもあるが、その場
合の黒鉛製蓋の厚みは黒鉛円筒の肉厚と同程度とするこ
とが好ましい。本発明における反応室の高さH1は、黒
鉛製蓋の厚みを含むものである。
【0035】次に、重要なことは、反応室の高さH1に
対する、該反応室の高さH1と上下2枚の電極板6、上
下2枚の増圧板5及び上下2枚の金属板3の厚みの総和
H2との比(H2/H1)を1.6以上、2.3以下に
することである。
対する、該反応室の高さH1と上下2枚の電極板6、上
下2枚の増圧板5及び上下2枚の金属板3の厚みの総和
H2との比(H2/H1)を1.6以上、2.3以下に
することである。
【0036】本発明において、H2/H1の比を調整し
てブローアウトや黒鉛円筒割れを効率よく防止できる理
由は以下の通りである。仮にH2を一定とした場合、こ
の比を大きくすることは、反応室の高さH1を小さくす
ることであり、一方、この比を小さくすることはH1を
大きくすることである。まず、H1を大きくした場合、
所定の圧力を得るにはより多くの圧縮量が必要となる。
圧縮量を大きくし、所定の圧力を発生させるには、ガス
ケット12の厚みを薄くする等の調整方法があるが、こ
の方法では圧縮時にガスケット11の流動を抑え切れな
くなるからである。一方、ガスケット12の厚みの調整
に頼らず、より多くの力量をかける方法もあるが、ガス
ケットの圧縮量には限界があるため、H1を大きくし過
ぎた構成では、圧力発生に限界がある。本発明者らが、
検討した結果によれば、7GPa以上の圧力を無理なく
発生させるには、H2/H1の比を1.6以上好ましく
は1.8以上とすることがよいことがわかった。一方、
この比を大きくすること、すなわちH1を小さくし、少
ない圧縮量で所定の圧力を発生させるようにした場合、
十分にガスケット11が圧縮されずに圧力が発生してし
まうために封止不足となり、ブローアウトが発生しやす
くなる。この点について更に検討をしたところ、H2/
H1の上限は2.3であることを見い出した。
てブローアウトや黒鉛円筒割れを効率よく防止できる理
由は以下の通りである。仮にH2を一定とした場合、こ
の比を大きくすることは、反応室の高さH1を小さくす
ることであり、一方、この比を小さくすることはH1を
大きくすることである。まず、H1を大きくした場合、
所定の圧力を得るにはより多くの圧縮量が必要となる。
圧縮量を大きくし、所定の圧力を発生させるには、ガス
ケット12の厚みを薄くする等の調整方法があるが、こ
の方法では圧縮時にガスケット11の流動を抑え切れな
くなるからである。一方、ガスケット12の厚みの調整
に頼らず、より多くの力量をかける方法もあるが、ガス
ケットの圧縮量には限界があるため、H1を大きくし過
ぎた構成では、圧力発生に限界がある。本発明者らが、
検討した結果によれば、7GPa以上の圧力を無理なく
発生させるには、H2/H1の比を1.6以上好ましく
は1.8以上とすることがよいことがわかった。一方、
この比を大きくすること、すなわちH1を小さくし、少
ない圧縮量で所定の圧力を発生させるようにした場合、
十分にガスケット11が圧縮されずに圧力が発生してし
まうために封止不足となり、ブローアウトが発生しやす
くなる。この点について更に検討をしたところ、H2/
H1の上限は2.3であることを見い出した。
【0037】さらに、重要なことは圧力媒体である。圧
力媒体7は、反応室の外周部を覆っているものであり、
中空円筒状成形体からなるものである。その外径φ2は
アンビル体先端部の直径と同一であることが好ましく、
またシリンダ体の内径φ3に対する比(φ2/φ3)を
0.82以上、0.86以下とする。その理由は、この
比が0.82未満であると、ガスケット11の肉厚を厚
くしなければならず、封止が不十分となりブローアウト
が発生しやすくなる。また、この比が0.86を越える
と、アンビル先端部の面積が大となり、単位面積あたり
の力量が低減し、7GPa以上の圧力を発生させること
が困難となる。
力媒体7は、反応室の外周部を覆っているものであり、
中空円筒状成形体からなるものである。その外径φ2は
アンビル体先端部の直径と同一であることが好ましく、
またシリンダ体の内径φ3に対する比(φ2/φ3)を
0.82以上、0.86以下とする。その理由は、この
比が0.82未満であると、ガスケット11の肉厚を厚
くしなければならず、封止が不十分となりブローアウト
が発生しやすくなる。また、この比が0.86を越える
と、アンビル先端部の面積が大となり、単位面積あたり
の力量が低減し、7GPa以上の圧力を発生させること
が困難となる。
【0038】次に、ガスケット11、12であるが、ガ
スケット11とガスケット12との接触部の高さH3を
(H2/2)−14×φ3/50以上、(H2/2)−
12×φ3/50以下とすることが重要なことである。
H3の値が上記下限値よりも小さくすると、ガスケット
11が薄くなり、十分にガスケットが圧縮されないので
圧力封止不足が生じ、ブローアウトの原因となる。ま
た、H3の値が上記上限値を上回ると、ガスケット11
が厚くなり、ガスケット12でその流動を抑えきれなく
なり、ブローアウト等の原因になる。なお、ガスケット
11の外径φ4は、1.5×φ3以上、1.7×φ3以
下であることが好ましい。
スケット11とガスケット12との接触部の高さH3を
(H2/2)−14×φ3/50以上、(H2/2)−
12×φ3/50以下とすることが重要なことである。
H3の値が上記下限値よりも小さくすると、ガスケット
11が薄くなり、十分にガスケットが圧縮されないので
圧力封止不足が生じ、ブローアウトの原因となる。ま
た、H3の値が上記上限値を上回ると、ガスケット11
が厚くなり、ガスケット12でその流動を抑えきれなく
なり、ブローアウト等の原因になる。なお、ガスケット
11の外径φ4は、1.5×φ3以上、1.7×φ3以
下であることが好ましい。
【0039】また、上記した本発明の高温高圧発生装置
を用いてcBNを合成するに際しては、その高温高圧発
生装置はフラットベルト型であることが好ましく、また
その圧力発生効率は0.40以下であることが好まし
い。
を用いてcBNを合成するに際しては、その高温高圧発
生装置はフラットベルト型であることが好ましく、また
その圧力発生効率は0.40以下であることが好まし
い。
【0040】さらには、黒鉛円筒8からなる反応室の径
については、シリンダ体の内径φ3に対する黒鉛円筒か
らなる反応室の外径φ1の比(φ1/φ3)を0.68
以下とすることが好ましい。この比が0.68を越えて
反応室の外径を大きくすると、cBN原料の充填された
黒鉛円筒を圧力媒体によって支持することが困難とな
り、黒鉛円筒が割れる。
については、シリンダ体の内径φ3に対する黒鉛円筒か
らなる反応室の外径φ1の比(φ1/φ3)を0.68
以下とすることが好ましい。この比が0.68を越えて
反応室の外径を大きくすると、cBN原料の充填された
黒鉛円筒を圧力媒体によって支持することが困難とな
り、黒鉛円筒が割れる。
【0041】本発明は、上記した圧力発生効率下におい
てcBN原料を無触媒で保持するか、または上記適正化
した高温高圧発生装置を用いcBN原料を無触媒で保持
することによって多量かつ安定にcBNを製造すること
ができる。保持圧力は7GPa以上、保持温度は180
0℃以上であることが好ましい。反応室に充填されたc
BN原料中、どの程度の量が完全なcBNとなって得ら
れるかは、圧力・温度に依存し、同一圧力の場合は温度
を高めた方がよい。ただし、温度を高くしすぎると、c
BNの安定領域外となり、逆に転換できなくなるため、
圧力と温度のバランスが重要となる。
てcBN原料を無触媒で保持するか、または上記適正化
した高温高圧発生装置を用いcBN原料を無触媒で保持
することによって多量かつ安定にcBNを製造すること
ができる。保持圧力は7GPa以上、保持温度は180
0℃以上であることが好ましい。反応室に充填されたc
BN原料中、どの程度の量が完全なcBNとなって得ら
れるかは、圧力・温度に依存し、同一圧力の場合は温度
を高めた方がよい。ただし、温度を高くしすぎると、c
BNの安定領域外となり、逆に転換できなくなるため、
圧力と温度のバランスが重要となる。
【0042】さて、本発明を提案するに至った動機の1
つは、従来法では多結晶型cBNを直接転換法で多量に
合成できなかったことにあることは上記した。また、そ
の原因は、高温高圧発生装置にかけられた使用力量Pが
一定の条件下では、hBNからcBNへの体積収縮によ
り、初期に反応室にかかっていた力量P1が減少して反
応室の圧力が低下してしまい、転換に必要な圧力を下回
ってしまうことにあることも上記した通りである。
つは、従来法では多結晶型cBNを直接転換法で多量に
合成できなかったことにあることは上記した。また、そ
の原因は、高温高圧発生装置にかけられた使用力量Pが
一定の条件下では、hBNからcBNへの体積収縮によ
り、初期に反応室にかかっていた力量P1が減少して反
応室の圧力が低下してしまい、転換に必要な圧力を下回
ってしまうことにあることも上記した通りである。
【0043】このような状況下において、本発明者ら
は、上記した本発明のcBNの製造方法において、さら
にcBNの合成量を増加する手段について種々検討した
結果、初期圧力を高めることは有効な手段であるが、こ
の方法では、合成量がある程度増加し得てもある時点で
圧力低下が起こり、転換できる圧力を下回ってしまうと
いう根本的な問題は解決することができない。
は、上記した本発明のcBNの製造方法において、さら
にcBNの合成量を増加する手段について種々検討した
結果、初期圧力を高めることは有効な手段であるが、こ
の方法では、合成量がある程度増加し得てもある時点で
圧力低下が起こり、転換できる圧力を下回ってしまうと
いう根本的な問題は解決することができない。
【0044】そこで、さらに検討を重ねた結果、圧力低
下に見合った補圧をcBNの熱力学的安定条件下の保持
中に行い、転換できる圧力レベルを維持することが有効
であることを見い出すに至った。この補圧は、反応室に
かかる力量P1を加熱合成中に一定にするか、もしくは
大きくするものであり、実際には高温高圧発生装置で使
用している使用力量PをcBNの合成中に増加させるこ
とによって達成するものである。力量をどの程度増加さ
せるかは、目的とするcBN合成量にもとづいて任意に
選択することができるが、合成量を多くしたい場合、必
要な力量も大きくなることは当然である。
下に見合った補圧をcBNの熱力学的安定条件下の保持
中に行い、転換できる圧力レベルを維持することが有効
であることを見い出すに至った。この補圧は、反応室に
かかる力量P1を加熱合成中に一定にするか、もしくは
大きくするものであり、実際には高温高圧発生装置で使
用している使用力量PをcBNの合成中に増加させるこ
とによって達成するものである。力量をどの程度増加さ
せるかは、目的とするcBN合成量にもとづいて任意に
選択することができるが、合成量を多くしたい場合、必
要な力量も大きくなることは当然である。
【0045】さらに、上記の圧力低下は増圧板5の変形
によっても生じることを見い出した。一般に高温高圧発
生装置では、増圧板としてジルコニア板が広く用いられ
ているが、その理由は、高弾性率であること及び熱伝導
率が低いことによるものである。しかし、本発明者らが
検討したところ、弾性率もさることながら、ジルコニア
板の気孔率が重要であることがわかった。なぜなら、気
孔率が大きいもの、すなわち緻密化度合いが不十分なも
のを使用すると高圧下で加熱をすると、焼結が起こり気
孔が潰され結果的に変形し、この変形に伴い、圧力が低
下していくからである。したがって、使用するジルコニ
ア板は気孔率が小さいことが望ましく、8%未満より好
ましくは4%未満であるのがよい。
によっても生じることを見い出した。一般に高温高圧発
生装置では、増圧板としてジルコニア板が広く用いられ
ているが、その理由は、高弾性率であること及び熱伝導
率が低いことによるものである。しかし、本発明者らが
検討したところ、弾性率もさることながら、ジルコニア
板の気孔率が重要であることがわかった。なぜなら、気
孔率が大きいもの、すなわち緻密化度合いが不十分なも
のを使用すると高圧下で加熱をすると、焼結が起こり気
孔が潰され結果的に変形し、この変形に伴い、圧力が低
下していくからである。したがって、使用するジルコニ
ア板は気孔率が小さいことが望ましく、8%未満より好
ましくは4%未満であるのがよい。
【0046】ここで、本発明で使用される高温高圧発生
装置の構成部材について説明すると、増圧板については
上記したようにジルコニア製増圧板が好ましい。なかで
も、以下に説明する結晶構造のジルコニア板が好まし
い。すなわち、一般的にジルコニアは、単斜晶、正方晶
及び立方晶の3相が共存したもの、単斜晶と正方晶、単
斜晶と立方晶、正方晶と立方晶の2相が共存したもの、
さらには立方晶または正方晶の1相単独のものが知られ
ており、このうち、単斜晶は、高温高圧下で正方晶に相
転移し体積収縮を起こすことが知られている。本発明者
らは、以上の結晶構造を持つジルコニア板を増圧板とし
て使用しcBNの合成を行ったところ、ジルコニア中の
単斜晶とcBNの合成量とには相関があり、単斜晶量の
少ないジルコニア板を使用した方がcBN合成量が増加
することを見い出すとともに、その理由として、単斜晶
量が多いと高温高圧下での相転移量が増し、体積収縮と
いう一種の変形が増すためであることを突き止めた。以
上のことから、本発明で好適な増圧板は、立方晶及び/
又は正方晶と単斜晶からなり,上記(1)式で算出され
たXm値が0.3以下(0を含む)のジルコニア板であ
る。
装置の構成部材について説明すると、増圧板については
上記したようにジルコニア製増圧板が好ましい。なかで
も、以下に説明する結晶構造のジルコニア板が好まし
い。すなわち、一般的にジルコニアは、単斜晶、正方晶
及び立方晶の3相が共存したもの、単斜晶と正方晶、単
斜晶と立方晶、正方晶と立方晶の2相が共存したもの、
さらには立方晶または正方晶の1相単独のものが知られ
ており、このうち、単斜晶は、高温高圧下で正方晶に相
転移し体積収縮を起こすことが知られている。本発明者
らは、以上の結晶構造を持つジルコニア板を増圧板とし
て使用しcBNの合成を行ったところ、ジルコニア中の
単斜晶とcBNの合成量とには相関があり、単斜晶量の
少ないジルコニア板を使用した方がcBN合成量が増加
することを見い出すとともに、その理由として、単斜晶
量が多いと高温高圧下での相転移量が増し、体積収縮と
いう一種の変形が増すためであることを突き止めた。以
上のことから、本発明で好適な増圧板は、立方晶及び/
又は正方晶と単斜晶からなり,上記(1)式で算出され
たXm値が0.3以下(0を含む)のジルコニア板であ
る。
【0047】圧力媒体については、通常、食塩が使用さ
れるが、断熱性を向上させるために5〜30重量%のジ
ルコニア粉末が混合されていることが好ましい。5重量
%未満のジルコニア粉末の含有量では断熱性が十分でな
く、また30重量%を越えると成形が困難となり、さら
には成形できたとしてもジルコニア量が多いために圧力
媒体自体の弾性率が高くなるため、反応室を圧縮できず
に所定の圧力を発現できなくなる。
れるが、断熱性を向上させるために5〜30重量%のジ
ルコニア粉末が混合されていることが好ましい。5重量
%未満のジルコニア粉末の含有量では断熱性が十分でな
く、また30重量%を越えると成形が困難となり、さら
には成形できたとしてもジルコニア量が多いために圧力
媒体自体の弾性率が高くなるため、反応室を圧縮できず
に所定の圧力を発現できなくなる。
【0048】圧力媒体の相対密度としては、92%以上
特に96%以上とすることが好ましい。圧力媒体は黒鉛
円筒からなる反応室を支持するためのものであるので、
その相対密度が低いと黒鉛円筒が撓み、割れ等が生じ
る。また、本発明においては圧力媒体が流動するのをよ
り抑えるため、電極板と接触する上下面の外周部に、外
径が圧力媒体の外径φ2と同じで、高さが0.14×φ
3以下で、肉厚が後述する通電用金属リング4よりも厚
い、食塩封止リング9と呼ばれる金属製リングを装着す
ることもできる。
特に96%以上とすることが好ましい。圧力媒体は黒鉛
円筒からなる反応室を支持するためのものであるので、
その相対密度が低いと黒鉛円筒が撓み、割れ等が生じ
る。また、本発明においては圧力媒体が流動するのをよ
り抑えるため、電極板と接触する上下面の外周部に、外
径が圧力媒体の外径φ2と同じで、高さが0.14×φ
3以下で、肉厚が後述する通電用金属リング4よりも厚
い、食塩封止リング9と呼ばれる金属製リングを装着す
ることもできる。
【0049】電極板6としてはモリブデン製電極板、金
属板3としてはステンレス製、モリブデン製、タングス
テン製の金属板特にステンレス製金属板が使用され、ま
たガスケット11としてはパイロフィライトガスケッ
ト、ガスケット12としては紙ガスケットが使用され
る。
属板3としてはステンレス製、モリブデン製、タングス
テン製の金属板特にステンレス製金属板が使用され、ま
たガスケット11としてはパイロフィライトガスケッ
ト、ガスケット12としては紙ガスケットが使用され
る。
【0050】本発明で使用されるcBN原料はhBNで
あり、好ましくは密度2.05g/cm3 以上のP−B
N板である。P−BNの粉末を用いると反応室内の充填
量が少なくなり、また密度2.05g/cm3 未満のP
−BN板であっては発生圧力に問題がある。
あり、好ましくは密度2.05g/cm3 以上のP−B
N板である。P−BNの粉末を用いると反応室内の充填
量が少なくなり、また密度2.05g/cm3 未満のP
−BN板であっては発生圧力に問題がある。
【0051】以下、上記した本発明で使用される高温高
圧発生装置の好適な態様を、シリンダ体の内径φ3が5
0mmである場合を例にとって具体的に説明する。
圧発生装置の好適な態様を、シリンダ体の内径φ3が5
0mmである場合を例にとって具体的に説明する。
【0052】本発明で適正化された反応室の高さH1
は、シリンダ体の内径φ3に対する比(H1/φ3)が
0.48以上、0.68以下とするだけではなく、反応
室の高さH1に対する、H1と上下2枚の電極板、増圧
板及び金属板の厚みとの総和H2の比(H2/H1)
が、1.6以上、2.3以下にすることである。したが
って、内径50mmのシリンダ体を使用し、H2を以下
のようにした場合の適正な反応室の高さH1は次のよう
になる。
は、シリンダ体の内径φ3に対する比(H1/φ3)が
0.48以上、0.68以下とするだけではなく、反応
室の高さH1に対する、H1と上下2枚の電極板、増圧
板及び金属板の厚みとの総和H2の比(H2/H1)
が、1.6以上、2.3以下にすることである。したが
って、内径50mmのシリンダ体を使用し、H2を以下
のようにした場合の適正な反応室の高さH1は次のよう
になる。
【0053】すなわち、H2が54.8mmである場合
の適正な反応室の高さH1は、24〜34mmである。
また、H2を小さくし、51mmとした場合は、H1は
22〜32mmである。仮に、この上限を越えてH1を
大きくすると、同一圧力を発生させるためには圧縮量を
大きくせねばならず、圧力発生自体が困難となる。ま
た、たとえ圧力発生ができたとしても、反応室の撓み量
が大きくなり、割れが生じやすくなる。一方、下限値を
下回ると圧力発生に際し、封止が不十分となりブローア
ウトが発生しやすくなる。
の適正な反応室の高さH1は、24〜34mmである。
また、H2を小さくし、51mmとした場合は、H1は
22〜32mmである。仮に、この上限を越えてH1を
大きくすると、同一圧力を発生させるためには圧縮量を
大きくせねばならず、圧力発生自体が困難となる。ま
た、たとえ圧力発生ができたとしても、反応室の撓み量
が大きくなり、割れが生じやすくなる。一方、下限値を
下回ると圧力発生に際し、封止が不十分となりブローア
ウトが発生しやすくなる。
【0054】なお、本発明においては、電極板及び金属
板の厚みは、任意に選択できるが、通常はシリンダ体の
内径φ3に対し、それぞれ0.01×φ3以下の厚みに
するのがよく、また増圧板の厚みは(H2−H1)/2
の値から上記電極板と上記金属板の厚みを差し引いた値
となる。なお、増圧板には、通電ができるようにその外
周部に通電用金属リング(4)が装着されおり、その通
電用金属リングとしては、外径が圧力媒体の外径φ2と
同じであり、肉厚が食塩封止リング9よりも小さく、高
さが増圧板の高さと同じものが好適に使用される。
板の厚みは、任意に選択できるが、通常はシリンダ体の
内径φ3に対し、それぞれ0.01×φ3以下の厚みに
するのがよく、また増圧板の厚みは(H2−H1)/2
の値から上記電極板と上記金属板の厚みを差し引いた値
となる。なお、増圧板には、通電ができるようにその外
周部に通電用金属リング(4)が装着されおり、その通
電用金属リングとしては、外径が圧力媒体の外径φ2と
同じであり、肉厚が食塩封止リング9よりも小さく、高
さが増圧板の高さと同じものが好適に使用される。
【0055】次に、黒鉛円筒からなる反応室の黒鉛部の
厚みについては、シリンダ体の内径φ3の大きさに対
し、2〜4%程度の厚み寸法を取ることが好ましく、内
径50mmのシリンダ体に対しては、1mm〜2mm程
度の肉厚とするのがよい。この範囲より薄い場合は割れ
が発生しやすくなり、また厚い場合には所定温度に加熱
するのに大電流が必要となる。本発明では、この黒鉛円
筒の肉厚は、上記値に限定されることはなく、高温高圧
発生装置の電気容量等に応じて任意に選択することがで
きる。
厚みについては、シリンダ体の内径φ3の大きさに対
し、2〜4%程度の厚み寸法を取ることが好ましく、内
径50mmのシリンダ体に対しては、1mm〜2mm程
度の肉厚とするのがよい。この範囲より薄い場合は割れ
が発生しやすくなり、また厚い場合には所定温度に加熱
するのに大電流が必要となる。本発明では、この黒鉛円
筒の肉厚は、上記値に限定されることはなく、高温高圧
発生装置の電気容量等に応じて任意に選択することがで
きる。
【0056】なお、本発明においては、シリンダ体の内
径に対する、黒鉛円筒からなる反応室の外径の好適な比
(φ1/φ3)は0.68以下であるから、内径50m
mのシリンダ体に対しては、反応室の外径を34mm以
下とすればよい。圧力媒体による反応室の支持効果をよ
り効果的に発現させるには、32mm以下(φ1/φ3
の比が0.64以下)とすることがより好ましい。
径に対する、黒鉛円筒からなる反応室の外径の好適な比
(φ1/φ3)は0.68以下であるから、内径50m
mのシリンダ体に対しては、反応室の外径を34mm以
下とすればよい。圧力媒体による反応室の支持効果をよ
り効果的に発現させるには、32mm以下(φ1/φ3
の比が0.64以下)とすることがより好ましい。
【0057】また、中空円筒体状成形体からなる圧力媒
体の外径φ2は、アンビル体先端の直径と同一であるこ
とが好ましく、またその外径φ2はシリンダ体の内径φ
3に対する比(φ2/φ3)が0.82以上、0.86
以下であることから、シリンダ体の内径が50mmであ
る場合は、φ2の値は41mm以上、43mm以下とな
る。
体の外径φ2は、アンビル体先端の直径と同一であるこ
とが好ましく、またその外径φ2はシリンダ体の内径φ
3に対する比(φ2/φ3)が0.82以上、0.86
以下であることから、シリンダ体の内径が50mmであ
る場合は、φ2の値は41mm以上、43mm以下とな
る。
【0058】さらには、本発明で使用されるガスケット
11の寸法は、内径50mmのシリンダ体を例にとる
と、次のようになる。まず、ガスケット11の外径φ4
は、シリンダ体の内径φ3に対し、その許容範囲は1.
5×φ3以上、1.7×φ3以下が望ましいので、75
mm以上、85mm以下とするのがよい。また、ガスケ
ット12との接触部の高さH3は、(H2/2)−14
×φ3/50以上、(H2/2)−12×φ3/50以
下であることから、H2が上記した54.8mmの場合
には13.4mm以上、15.4mm以下となり、また
H2が51mmの場合には11.5mm以上、13.5
mm以下となる。
11の寸法は、内径50mmのシリンダ体を例にとる
と、次のようになる。まず、ガスケット11の外径φ4
は、シリンダ体の内径φ3に対し、その許容範囲は1.
5×φ3以上、1.7×φ3以下が望ましいので、75
mm以上、85mm以下とするのがよい。また、ガスケ
ット12との接触部の高さH3は、(H2/2)−14
×φ3/50以上、(H2/2)−12×φ3/50以
下であることから、H2が上記した54.8mmの場合
には13.4mm以上、15.4mm以下となり、また
H2が51mmの場合には11.5mm以上、13.5
mm以下となる。
【0059】次に、本発明では、cBNの熱力学的安定
条件下の圧力7GPa以上を発生させるに際し、圧力発
生効率(P1/P)を0.40以下にする必要がある。
この値を越えて圧力を発生させるとブローアウトや黒鉛
円筒の割れ等が発生しやすくなる。
条件下の圧力7GPa以上を発生させるに際し、圧力発
生効率(P1/P)を0.40以下にする必要がある。
この値を越えて圧力を発生させるとブローアウトや黒鉛
円筒の割れ等が発生しやすくなる。
【0060】圧力発生効率は、同一力量を使用しても、
反応室の高さH1や、反応室を含む高さの総和H2、さ
らには使用する増圧板の特性、ガスケット11、12の
寸法等の影響を受ける。したがって、本発明において
は、装置全体の構成及び使用する力量を調整し、圧力発
生効率を0.40以下に調整することができるが、ガス
ケット12の厚みで調整することもできる。その際に使
用されるガスケット12は紙ガスケットが好ましく、ま
たその内径はガスケット11の外径φ4以上の大きさを
持ち、しかもその外径はシリンダ体の内径φ3に対し、
220×φ3/50以下の寸法を持つ円板状のものであ
ることが好ましい。紙ガスケットの材質は任意に選択す
ることができ、この紙ガスケットの所定枚数を積み重ね
て使用する。実際に何枚積み重ねるかについては、実際
に枚数を振って予備試験を行い、発生圧力と使用した力
量から、圧力発生効率が0.40以下になるような枚数
を決定する。なお、この場合のガスケット11はパイロ
フィライトガスケットであることが好ましい。
反応室の高さH1や、反応室を含む高さの総和H2、さ
らには使用する増圧板の特性、ガスケット11、12の
寸法等の影響を受ける。したがって、本発明において
は、装置全体の構成及び使用する力量を調整し、圧力発
生効率を0.40以下に調整することができるが、ガス
ケット12の厚みで調整することもできる。その際に使
用されるガスケット12は紙ガスケットが好ましく、ま
たその内径はガスケット11の外径φ4以上の大きさを
持ち、しかもその外径はシリンダ体の内径φ3に対し、
220×φ3/50以下の寸法を持つ円板状のものであ
ることが好ましい。紙ガスケットの材質は任意に選択す
ることができ、この紙ガスケットの所定枚数を積み重ね
て使用する。実際に何枚積み重ねるかについては、実際
に枚数を振って予備試験を行い、発生圧力と使用した力
量から、圧力発生効率が0.40以下になるような枚数
を決定する。なお、この場合のガスケット11はパイロ
フィライトガスケットであることが好ましい。
【0061】ここでは、内径50mmのシリンダ体を使
用し、内径81mm、外径200mm、厚み0.45m
m/枚の紙ガスケット12を使用して、圧力発生効率を
0.40以下にする際の典型的な紙枚数について説明す
る。
用し、内径81mm、外径200mm、厚み0.45m
m/枚の紙ガスケット12を使用して、圧力発生効率を
0.40以下にする際の典型的な紙枚数について説明す
る。
【0062】アンビル先端部の直径が42mmで反応室
の高さH1が30mm、反応室の外径φ1が24mm、
肉厚が1.5mmの黒鉛円筒を用い、モリブデン製電極
板及びSUS304製金属板の厚みが各々0.5mm、
ジルコニア製増厚板の厚みが11.4mm、パイロフィ
ライトガスケットの外径φ4が80mm、その紙ガスケ
ットとの接触部の高さH3が14.5mmである場合、
紙ガスケット枚数を26枚又は28枚とし、力量として
2850トンをそれぞれにかけると、発生圧力は各々
8.3GPa、7.6GPaとなり、これらの圧力発生
効率は0.41及び0.38となる。したがって、この
条件における適正な紙枚数は28枚となる。
の高さH1が30mm、反応室の外径φ1が24mm、
肉厚が1.5mmの黒鉛円筒を用い、モリブデン製電極
板及びSUS304製金属板の厚みが各々0.5mm、
ジルコニア製増厚板の厚みが11.4mm、パイロフィ
ライトガスケットの外径φ4が80mm、その紙ガスケ
ットとの接触部の高さH3が14.5mmである場合、
紙ガスケット枚数を26枚又は28枚とし、力量として
2850トンをそれぞれにかけると、発生圧力は各々
8.3GPa、7.6GPaとなり、これらの圧力発生
効率は0.41及び0.38となる。したがって、この
条件における適正な紙枚数は28枚となる。
【0063】本発明のcBNの好適な製造方法の1つと
して、cBN原料をその熱力学的安定条件下の圧力7G
Pa以上で保持している最中に力量を増加させることを
上記したが、次にその一例を紹介する。
して、cBN原料をその熱力学的安定条件下の圧力7G
Pa以上で保持している最中に力量を増加させることを
上記したが、次にその一例を紹介する。
【0064】シリンダ体の内径φ3が50mm、アンビ
ル先端部の直径が42mmで反応室の高さH1が30m
m、反応室の外径φ1が28mm又は29.4mm、黒
鉛円筒の肉厚が前者については1.5mm、後者につい
ては1.2mm、両者に共通した構成部材としてモリブ
デン製電極板の厚みが0.2mm及びSUS304製金
属板の厚みが0.8mm、ジルコニア製増厚板の厚みが
11.4mm、パイロフィライトガスケットの外径φ4
が80mm、その紙ガスケットとの接触部の高さH3が
14.5mm、さらには外径200mm、内径81mm
の紙ガスケット28枚で構成された2種類の高温高圧発
生装置を用い、黒鉛円筒に充填された複数枚のP−BN
板のうち、99%以上がcBNに転換したP−BN板の
枚数の割合を85%以上とするためのcBNの熱力学的
安定条件の一例をあげると次の通りとなる。
ル先端部の直径が42mmで反応室の高さH1が30m
m、反応室の外径φ1が28mm又は29.4mm、黒
鉛円筒の肉厚が前者については1.5mm、後者につい
ては1.2mm、両者に共通した構成部材としてモリブ
デン製電極板の厚みが0.2mm及びSUS304製金
属板の厚みが0.8mm、ジルコニア製増厚板の厚みが
11.4mm、パイロフィライトガスケットの外径φ4
が80mm、その紙ガスケットとの接触部の高さH3が
14.5mm、さらには外径200mm、内径81mm
の紙ガスケット28枚で構成された2種類の高温高圧発
生装置を用い、黒鉛円筒に充填された複数枚のP−BN
板のうち、99%以上がcBNに転換したP−BN板の
枚数の割合を85%以上とするためのcBNの熱力学的
安定条件の一例をあげると次の通りとなる。
【0065】前者(反応室の外径28mm)及び後者
(反応室の外径29.4mm)の高温高圧発生装置に、
力量2850トンをかけた後電力を付与し、温度210
0℃で40分間保持、加熱終了後、除圧するという通常
の合成条件では、上記cBNに転換したP−BN板の枚
数の割合は、前者では60%程度、後者では45%程度
である。そこで、cBNの合成中に力量を増加する手法
を取り入れ、両者とも加熱保持開始から20分程度で、
前者については3500トン、後者については4000
トンまで力量を徐々に増加し、さらにその力量で20分
保持すると、cBNに転換したP−BN板の枚数の割合
はいずれも85%程度にまで増加する。
(反応室の外径29.4mm)の高温高圧発生装置に、
力量2850トンをかけた後電力を付与し、温度210
0℃で40分間保持、加熱終了後、除圧するという通常
の合成条件では、上記cBNに転換したP−BN板の枚
数の割合は、前者では60%程度、後者では45%程度
である。そこで、cBNの合成中に力量を増加する手法
を取り入れ、両者とも加熱保持開始から20分程度で、
前者については3500トン、後者については4000
トンまで力量を徐々に増加し、さらにその力量で20分
保持すると、cBNに転換したP−BN板の枚数の割合
はいずれも85%程度にまで増加する。
【0066】
【実施例】以下、実施例、比較例をあげてさらに具体的
に本発明を説明する。
に本発明を説明する。
【0067】〔実施例1〕シリンダ体の内径が50m
m、アンビル体先端部の直径が42mmのフラットベル
ト型高温高圧発生装置の中央空間部及びその周辺部に、
図1に従い以下の部材を配置した。
m、アンビル体先端部の直径が42mmのフラットベル
ト型高温高圧発生装置の中央空間部及びその周辺部に、
図1に従い以下の部材を配置した。
【0068】(1)黒鉛円筒8からなる反応室の外径
(φ1)を24mm、肉厚を1.5mm、蓋の厚みを
1.5mmとし、反応室の高さ(H1)を30mmとし
た。 (2)cBN原料10として、密度2.10g/cm3
のP−BN円板20枚を上記反応室に密に充填した。充
填されたP−BN円板の総重量は19.6gであった。 (3)圧力媒体7は、10重量%のジルコニア粉を含有
した食塩からなり、その相対密度を97%とした。 (4)ガスケット11をパイロフィライトガスケットと
し、その外径(φ4)を80mm、ガスケット11とガ
スケット12(紙ガスケット)との接触部の高さ(H
3)を14.5mmとした。 (5)増圧板5は、ジルコニア製であり、その気孔率が
3%、Xmが0.15であり、厚みは11.4mmとし
た。 (6)電極板6はモリブデン製電極板、金属板3はステ
ンレス板(SUS板)であり、いずれもその径は42m
mとし、また厚みはそれぞれ0.2mm及び0.8mm
とした。 (7)通電用金属リング4は、外径42mm、肉厚1m
m、高さ11.4mmとし、食塩封止リング9は、外径
42mm、肉厚1.4mm、高さ6mmとした。 (8)ガスケット12を紙ガスケットとし、その外径2
00mm、内径81mm、厚み0.45mmであるもの
を28枚重ねた。
(φ1)を24mm、肉厚を1.5mm、蓋の厚みを
1.5mmとし、反応室の高さ(H1)を30mmとし
た。 (2)cBN原料10として、密度2.10g/cm3
のP−BN円板20枚を上記反応室に密に充填した。充
填されたP−BN円板の総重量は19.6gであった。 (3)圧力媒体7は、10重量%のジルコニア粉を含有
した食塩からなり、その相対密度を97%とした。 (4)ガスケット11をパイロフィライトガスケットと
し、その外径(φ4)を80mm、ガスケット11とガ
スケット12(紙ガスケット)との接触部の高さ(H
3)を14.5mmとした。 (5)増圧板5は、ジルコニア製であり、その気孔率が
3%、Xmが0.15であり、厚みは11.4mmとし
た。 (6)電極板6はモリブデン製電極板、金属板3はステ
ンレス板(SUS板)であり、いずれもその径は42m
mとし、また厚みはそれぞれ0.2mm及び0.8mm
とした。 (7)通電用金属リング4は、外径42mm、肉厚1m
m、高さ11.4mmとし、食塩封止リング9は、外径
42mm、肉厚1.4mm、高さ6mmとした。 (8)ガスケット12を紙ガスケットとし、その外径2
00mm、内径81mm、厚み0.45mmであるもの
を28枚重ねた。
【0069】以上のようにして構成された高温高圧発生
装置の発生圧力を測定するため、反応室中心部にAgペ
レットを投入し、熱電対の先端をこのAgに接触させ、
圧力媒体、パイロフィライトガスケット及び紙ガスケッ
トを通して、外部に熱電対を引き出した。この装置に3
200トンの力量をかけ、これを保持しながら加熱を行
い、Agの溶融温度から発生圧力を調べたところ、8.
0GPaであった。また、この値からP1/Pを計算し
たところ、0.35であった。
装置の発生圧力を測定するため、反応室中心部にAgペ
レットを投入し、熱電対の先端をこのAgに接触させ、
圧力媒体、パイロフィライトガスケット及び紙ガスケッ
トを通して、外部に熱電対を引き出した。この装置に3
200トンの力量をかけ、これを保持しながら加熱を行
い、Agの溶融温度から発生圧力を調べたところ、8.
0GPaであった。また、この値からP1/Pを計算し
たところ、0.35であった。
【0070】次に、上記で構成された高温高圧発生装置
を用い、以下の条件にしてcBNの合成を行った。すな
わち、初めに力量を3200トンまで徐々にかけてい
き、この力量に到達した時点で、これを保持しつつ加熱
を開始し、2100℃まで昇温した。この温度で40分
保持後、加熱を止め徐々に力量を下げ大気圧まで戻し、
試料を回収した。
を用い、以下の条件にしてcBNの合成を行った。すな
わち、初めに力量を3200トンまで徐々にかけてい
き、この力量に到達した時点で、これを保持しつつ加熱
を開始し、2100℃まで昇温した。この温度で40分
保持後、加熱を止め徐々に力量を下げ大気圧まで戻し、
試料を回収した。
【0071】回収した試料は、黒色の円板状の板であ
り、各々の板について、その表面をX線回折法により測
定し、cBNへの転換量を次の(2)式により測定し
た。 cBNへの転換量%=IcBN111×100/ (IcBN111+IhBN002)・・・(2)式 ただし、IcBN111、IhBN002はそれぞれcBN111面
及びhBN002面のX線回折強度である。
り、各々の板について、その表面をX線回折法により測
定し、cBNへの転換量を次の(2)式により測定し
た。 cBNへの転換量%=IcBN111×100/ (IcBN111+IhBN002)・・・(2)式 ただし、IcBN111、IhBN002はそれぞれcBN111面
及びhBN002面のX線回折強度である。
【0072】その結果、97%以上に転換したP−BN
板の総重量は15.7gであり、これは原料仕込量に対
して80%となる。
板の総重量は15.7gであり、これは原料仕込量に対
して80%となる。
【0073】次に、cBNの合成条件を各種変えて試験
を行った。以後の実施例においては、ジルコニア製増圧
板の板厚は、H2/H1が表2になるように調整した。
を行った。以後の実施例においては、ジルコニア製増圧
板の板厚は、H2/H1が表2になるように調整した。
【0074】〔実施例2〕反応室の外径(φ1)を28
mmとし、その寸法にあったP−BN板を充填したこと
以外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
mmとし、その寸法にあったP−BN板を充填したこと
以外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
【0075】〔実施例3〕反応室の外径(φ1)を3
1.4mm、黒鉛円筒の肉厚を1.2mmとしたこと以
外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とcBNの合成
を行った。
1.4mm、黒鉛円筒の肉厚を1.2mmとしたこと以
外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とcBNの合成
を行った。
【0076】〔実施例4〕紙ガスケット枚数を26枚、
力量を2850トンとしたこと以外は、実施例3と同様
な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
力量を2850トンとしたこと以外は、実施例3と同様
な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0077】〔実施例5〕加熱保持直後、20分かけて
3500トンまで徐々に力量をあげ、この力量下で20
分加熱したこと以外は、実施例2と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
3500トンまで徐々に力量をあげ、この力量下で20
分加熱したこと以外は、実施例2と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
【0078】〔実施例6〕加熱保持直後、20分かけて
4000トンまで徐々に力量をあげ、この力量下で20
分加熱したこと以外は、実施例4と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
4000トンまで徐々に力量をあげ、この力量下で20
分加熱したこと以外は、実施例4と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
【0079】〔実施例7〕原料P−BN板として、密度
2.05g/cm3 を使用し、反応室の外径(φ1)を
28mm、反応室の高さ(H1)を27mm、また圧力
媒体として15%ジルコニア粉含有品を、またジルコニ
ア増圧板として気孔率が4%でXmが0.20であるも
のをそれぞれ使用し、さらに紙ガスケット枚数を31
枚、力量を2850トンとし、2050℃で30分加熱
したこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とc
BNの合成を行った。
2.05g/cm3 を使用し、反応室の外径(φ1)を
28mm、反応室の高さ(H1)を27mm、また圧力
媒体として15%ジルコニア粉含有品を、またジルコニ
ア増圧板として気孔率が4%でXmが0.20であるも
のをそれぞれ使用し、さらに紙ガスケット枚数を31
枚、力量を2850トンとし、2050℃で30分加熱
したこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測定とc
BNの合成を行った。
【0080】〔実施例8〕反応室の高さ(H1)を24
mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を5
5.2mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を14.7mmとし、さらに紙ガスケ
ット枚数を30枚にしたこと以外は、実施例7と同様な
方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を5
5.2mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を14.7mmとし、さらに紙ガスケ
ット枚数を30枚にしたこと以外は、実施例7と同様な
方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0081】〔実施例9〕反応室の高さ(H1)を24
mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を3
8.4mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を6.3mmとし、さらに紙ガスケッ
ト枚数を27枚、力量を3500トンとしたこと以外
は、実施例7と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を
行った。
mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を3
8.4mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を6.3mmとし、さらに紙ガスケッ
ト枚数を27枚、力量を3500トンとしたこと以外
は、実施例7と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を
行った。
【0082】〔実施例10〕反応室の高さ(H1)を3
4mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を6
2.2mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を18.2mmとし、圧力媒体として
20%のジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板
として気孔率が3.5%でXmが0.30であるものを
それぞれ使用し、さらに紙ガスケットを28枚、力量を
3200としたこと以外は、実施例7と同様な方法で圧
力測定とcBNの合成を行った。
4mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)を6
2.2mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を18.2mmとし、圧力媒体として
20%のジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板
として気孔率が3.5%でXmが0.30であるものを
それぞれ使用し、さらに紙ガスケットを28枚、力量を
3200としたこと以外は、実施例7と同様な方法で圧
力測定とcBNの合成を行った。
【0083】〔実施例11〕反応室の高さを含めた高さ
の総和(H2)を54.4mm、ガスケット11とガス
ケット12との接触部の高さ(H3)を14.3mm、
力量を3500トンとしたこと以外は、実施例10と同
様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
の総和(H2)を54.4mm、ガスケット11とガス
ケット12との接触部の高さ(H3)を14.3mm、
力量を3500トンとしたこと以外は、実施例10と同
様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0084】〔実施例12〕原料P−BN板として密度
2.12g/cm3 のものを使用し、反応室の外径(φ
1)を31.4mm、反応室の高さを含めた高さの総和
(H2)を69mm、ガスケット11とガスケット12
との接触部の高さ(H3)を21.6mm、圧力媒体と
して30%のジルコニア粉含有品を、またジルコニア増
圧板として気孔率5%でXmが0.15であるものをそ
れぞれ使用し、さらに力量を2650トン、加熱を20
50℃で30分としたこと以外は、実施例1と同様な方
法で圧力測定とcBNの合成を行った。
2.12g/cm3 のものを使用し、反応室の外径(φ
1)を31.4mm、反応室の高さを含めた高さの総和
(H2)を69mm、ガスケット11とガスケット12
との接触部の高さ(H3)を21.6mm、圧力媒体と
して30%のジルコニア粉含有品を、またジルコニア増
圧板として気孔率5%でXmが0.15であるものをそ
れぞれ使用し、さらに力量を2650トン、加熱を20
50℃で30分としたこと以外は、実施例1と同様な方
法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0085】〔実施例13〕反応室の外径(φ1)を3
4mmとしたこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
4mmとしたこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
【0086】〔実施例14〕反応室の外径(φ1)を2
4mm、ガスケット11とガスケット12との接触部の
高さ(H3)を15.4mm、圧力媒体として5%のジ
ルコニア粉含有品をを使用したこと以外は、実施例1と
同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
4mm、ガスケット11とガスケット12との接触部の
高さ(H3)を15.4mm、圧力媒体として5%のジ
ルコニア粉含有品をを使用したこと以外は、実施例1と
同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0087】〔実施例15〕反応室の外径(φ1)を3
1.4mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を13.4mmとした以外は、実施例
14と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
1.4mm、ガスケット11とガスケット12との接触
部の高さ(H3)を13.4mmとした以外は、実施例
14と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0088】〔実施例16〕反応室の外径(φ1)を2
4mm、ガスケット11の外径(φ4)を75mm、紙
ガスケットをφ200mm×φ76mmとし、ジルコニ
ア増圧板として気孔率5%でXmが0.15であるもの
を使用したこと以外は、実施例13と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
4mm、ガスケット11の外径(φ4)を75mm、紙
ガスケットをφ200mm×φ76mmとし、ジルコニ
ア増圧板として気孔率5%でXmが0.15であるもの
を使用したこと以外は、実施例13と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
【0089】〔実施例17〕反応室の外径(φ1)を2
4mm、ガスケット11の外径(φ4)を85mm、紙
ガスケットをφ200mm×φ86mmとし、ジルコニ
ア増圧板として気孔率5%でXmが0.15であるもの
を使用したこと以外は、実施例13と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
4mm、ガスケット11の外径(φ4)を85mm、紙
ガスケットをφ200mm×φ86mmとし、ジルコニ
ア増圧板として気孔率5%でXmが0.15であるもの
を使用したこと以外は、実施例13と同様な方法で圧力
測定とcBNの合成を行った。
【0090】〔実施例18〕アンビル体先端部の直径を
41mm、反応室の外径(φ1)を28mm、反応室の
高さ(H1)を28mm、反応室の高さを含めた高さの
総和(H2)を50.4mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を12.3mmと
し、圧力媒体として5%ジルコニア粉含有品を、またジ
ルコニア増圧板として気孔率3.5%でXmが0.25
であるものをそれぞれ使用し、さらに紙ガスケット枚数
を29枚、力量を3050トンとし、2050℃で30
分加熱したこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
41mm、反応室の外径(φ1)を28mm、反応室の
高さ(H1)を28mm、反応室の高さを含めた高さの
総和(H2)を50.4mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を12.3mmと
し、圧力媒体として5%ジルコニア粉含有品を、またジ
ルコニア増圧板として気孔率3.5%でXmが0.25
であるものをそれぞれ使用し、さらに紙ガスケット枚数
を29枚、力量を3050トンとし、2050℃で30
分加熱したこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
【0091】〔実施例19〕アンビル体先端部の直径を
43mmとしたこと以外は、実施例18と同様な方法で
圧力測定とcBNの合成を行った。
43mmとしたこと以外は、実施例18と同様な方法で
圧力測定とcBNの合成を行った。
【0092】〔実施例20〕シリンダ体の内径が40m
m、アンビル体先端部の直径が33.6mmのフラット
ベルト型高温高圧発生装置の中央空間部及びその周辺部
に、図1に従い以下の部材を配置した。
m、アンビル体先端部の直径が33.6mmのフラット
ベルト型高温高圧発生装置の中央空間部及びその周辺部
に、図1に従い以下の部材を配置した。
【0093】(イ)黒鉛円筒8からなる反応室の外径
(φ1)を19.2mm、肉厚を1.2mm、蓋の厚み
を1.5mmとし、反応室の高さ(H1)を24mmと
した。 (ロ)cBN原料10として、密度2.12g/cm3
のP−BN円板12枚を上記反応室に密に充填した。充
填されたP−BN円板の総重量は9.9gであった。 (ハ)圧力媒体7は、10重量%のジルコニア粉を含有
した食塩からなり、その相対密度を96%とした。 (ニ)ガスケット11をパイロフィライトガスケットと
し、その外径(φ4)を64mm、ガスケット11とガ
スケット12(紙ガスケット)との接触部の高さ(H
3)を11.6mmとした。 (ホ)増圧板5は、ジルコニア製であり、その気孔率が
3%、Xmが0.15であり、厚みは9.1mmとし
た。 (ヘ)電極板6はモリブデン製電極板、金属板3はステ
ンレス板(SUS板)であり、いずれもその径は33.
6mmとし、また厚みはそれぞれ0.2mm及び0.6
mmとした。 (ト)通電用金属リング4は、外径33.6mm、肉厚
0.8mm、高さ9.1mmとし、食塩封止リング9
は、外径33.6mm、肉厚1.2mm、高さ5mmと
した。 (チ)ガスケット12を紙ガスケットとし、その外径1
60mm、内径65mm、厚み0.45mmであるもの
を22枚重ねた。
(φ1)を19.2mm、肉厚を1.2mm、蓋の厚み
を1.5mmとし、反応室の高さ(H1)を24mmと
した。 (ロ)cBN原料10として、密度2.12g/cm3
のP−BN円板12枚を上記反応室に密に充填した。充
填されたP−BN円板の総重量は9.9gであった。 (ハ)圧力媒体7は、10重量%のジルコニア粉を含有
した食塩からなり、その相対密度を96%とした。 (ニ)ガスケット11をパイロフィライトガスケットと
し、その外径(φ4)を64mm、ガスケット11とガ
スケット12(紙ガスケット)との接触部の高さ(H
3)を11.6mmとした。 (ホ)増圧板5は、ジルコニア製であり、その気孔率が
3%、Xmが0.15であり、厚みは9.1mmとし
た。 (ヘ)電極板6はモリブデン製電極板、金属板3はステ
ンレス板(SUS板)であり、いずれもその径は33.
6mmとし、また厚みはそれぞれ0.2mm及び0.6
mmとした。 (ト)通電用金属リング4は、外径33.6mm、肉厚
0.8mm、高さ9.1mmとし、食塩封止リング9
は、外径33.6mm、肉厚1.2mm、高さ5mmと
した。 (チ)ガスケット12を紙ガスケットとし、その外径1
60mm、内径65mm、厚み0.45mmであるもの
を22枚重ねた。
【0094】以上の高温高圧発生装置に力量を2050
トンかけたこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
トンかけたこと以外は、実施例1と同様な方法で圧力測
定とcBNの合成を行った。
【0095】〔実施例21〕反応室の外径(φ1)を2
2.4mmとしたこと以外は、実施例20と同様な方法
で圧力測定とcBNの合成を行った。
2.4mmとしたこと以外は、実施例20と同様な方法
で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0096】〔実施例22〕反応室の外径(φ1)を2
5.1mmとし、黒鉛円筒の肉厚を1mmとしたこと以
外は、実施例20と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
5.1mmとし、黒鉛円筒の肉厚を1mmとしたこと以
外は、実施例20と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
【0097】〔実施例23〕反応室の高さ(H1)を1
9.2mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)
を30.7mm、ガスケット11とガスケット12との
接触部の高さ(H3)を5.0mm、圧力媒体として1
5%ジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板とし
て気孔率4%でXmが0.20であるものをそれぞれ使
用し、さらに紙ガスケット枚数を21枚、力量を225
0トンとし、2050℃で30分加熱したこと以外は、
実施例21と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行
った。
9.2mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)
を30.7mm、ガスケット11とガスケット12との
接触部の高さ(H3)を5.0mm、圧力媒体として1
5%ジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板とし
て気孔率4%でXmが0.20であるものをそれぞれ使
用し、さらに紙ガスケット枚数を21枚、力量を225
0トンとし、2050℃で30分加熱したこと以外は、
実施例21と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行
った。
【0098】〔実施例24〕反応室の高さ(H1)を2
7.2mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)
を50.0mm、ガスケット11とガスケット12との
接触部の高さ(H3)を14.7mm、圧力媒体として
20%ジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板と
して気孔率3.5%でXmが0.30であるものをそれ
ぞれ使用し、2050℃で30分加熱したこと以外は、
実施例21と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行
った。
7.2mm、反応室の高さを含めた高さの総和(H2)
を50.0mm、ガスケット11とガスケット12との
接触部の高さ(H3)を14.7mm、圧力媒体として
20%ジルコニア粉含有品を、またジルコニア増圧板と
して気孔率3.5%でXmが0.30であるものをそれ
ぞれ使用し、2050℃で30分加熱したこと以外は、
実施例21と同様な方法で圧力測定とcBNの合成を行
った。
【0099】〔実施例25〕反応室の外径(φ1)を2
7.2mmとしたこと以外は、実施例20と同様な方法
で圧力測定とcBNの合成を行った。
7.2mmとしたこと以外は、実施例20と同様な方法
で圧力測定とcBNの合成を行った。
【0100】〔実施例26〕反応室の外径(φ1)を2
2.4mm、反応室の高さ(H1)を21.6mm、圧
力媒体として15%ジルコニア粉含有品を、またジルコ
ニア増圧板として気孔率4%でXmが0.20であるも
のをそれぞれ使用し、力量を1820トン、2050℃
で30分加熱、紙ガスケット枚数を25枚としたこと以
外は、実施例20と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
2.4mm、反応室の高さ(H1)を21.6mm、圧
力媒体として15%ジルコニア粉含有品を、またジルコ
ニア増圧板として気孔率4%でXmが0.20であるも
のをそれぞれ使用し、力量を1820トン、2050℃
で30分加熱、紙ガスケット枚数を25枚としたこと以
外は、実施例20と同様な方法で圧力測定とcBNの合
成を行った。
【0101】〔比較例1〕紙ガスケット枚数を23枚と
したこと以外は、実施例4と同様な方法で圧力測定を行
ったところ、除圧中、1200トンでブローアウトが発
生した。
したこと以外は、実施例4と同様な方法で圧力測定を行
ったところ、除圧中、1200トンでブローアウトが発
生した。
【0102】〔比較例2〕ガスケット11とガスケット
12との接触部の高さ(H3)を12.4mmとしたこ
と以外は、実施例4と同様な方法で圧力測定とcBNの
合成を行った。その結果、cBNの合成時、2100℃
保持に入った直後に黒鉛円筒割れにより加熱をすること
ができなくなった。
12との接触部の高さ(H3)を12.4mmとしたこ
と以外は、実施例4と同様な方法で圧力測定とcBNの
合成を行った。その結果、cBNの合成時、2100℃
保持に入った直後に黒鉛円筒割れにより加熱をすること
ができなくなった。
【0103】〔比較例3〕反応室の高さを含めた高さの
総和(H2)を64.8mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を19.5mmとし
たこと以外は、実施例7と同様な方法で圧力測定とcB
Nの合成を行った。その結果、cBNの合成時、昇温中
に黒鉛円筒割れにより加熱をすることができなくなっ
た。
総和(H2)を64.8mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を19.5mmとし
たこと以外は、実施例7と同様な方法で圧力測定とcB
Nの合成を行った。その結果、cBNの合成時、昇温中
に黒鉛円筒割れにより加熱をすることができなくなっ
た。
【0104】〔比較例4〕反応室の高さを含めた高さの
総和(H2)を60.0mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を17.1mmとし
たこと以外は、実施例8と同様な方法で圧力測定を行お
うとしたが、加圧中780トンをかけたところでブロー
アウトが発生した。
総和(H2)を60.0mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を17.1mmとし
たこと以外は、実施例8と同様な方法で圧力測定を行お
うとしたが、加圧中780トンをかけたところでブロー
アウトが発生した。
【0105】〔比較例5〕ガスケット11とガスケット
12との接触部の高さ(H3)を20.1mmとしたこ
と以外は、実施例10と同様な方法で圧力測定とcBN
の合成を行った。その結果、発生圧力は7GPa未満で
あり、cBNの合成では97%以上の転換量を示したP
−BN板は1枚もなかった。
12との接触部の高さ(H3)を20.1mmとしたこ
と以外は、実施例10と同様な方法で圧力測定とcBN
の合成を行った。その結果、発生圧力は7GPa未満で
あり、cBNの合成では97%以上の転換量を示したP
−BN板は1枚もなかった。
【0106】〔比較例6〕反応室の高さを含めた高さの
総和(H2)を51.0mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を12.6mmとし
たこと以外は、実施例11と同様な方法で圧力測定とc
BNの合成を行った。その結果、発生圧力は7GPa未
満であり、cBNの合成では97%以上の転換量を示し
たP−BN板は1枚もなかった。
総和(H2)を51.0mm、ガスケット11とガスケ
ット12との接触部の高さ(H3)を12.6mmとし
たこと以外は、実施例11と同様な方法で圧力測定とc
BNの合成を行った。その結果、発生圧力は7GPa未
満であり、cBNの合成では97%以上の転換量を示し
たP−BN板は1枚もなかった。
【0107】〔比較例7〕アンビル体先端部の直径を4
0mmとしたこと以外は、実施例18と同様な方法で圧
力測定を行おうとしたが、加圧中1400トンをかけた
ところでブローアウトが発生した。
0mmとしたこと以外は、実施例18と同様な方法で圧
力測定を行おうとしたが、加圧中1400トンをかけた
ところでブローアウトが発生した。
【0108】〔比較例8〕アンビル体先端部の直径を4
4mmとしたこと以外は、実施例19と同様な方法で圧
力測定とcBNの合成を行った。その結果、発生圧力は
7GPa未満であり、cBNの合成では97%以上の転
換量を示したP−BN板は1枚もなかった。
4mmとしたこと以外は、実施例19と同様な方法で圧
力測定とcBNの合成を行った。その結果、発生圧力は
7GPa未満であり、cBNの合成では97%以上の転
換量を示したP−BN板は1枚もなかった。
【0109】以上の実施例1〜26、比較例1〜8のま
とめを表に示した。表1〜表3には実施例1〜26にお
ける実験条件が、また表4〜表6にはその結果が主とし
て記載されている。また、表7には比較例1〜8の実験
条件が、また表8にはその結果が主として記載されてい
る。
とめを表に示した。表1〜表3には実施例1〜26にお
ける実験条件が、また表4〜表6にはその結果が主とし
て記載されている。また、表7には比較例1〜8の実験
条件が、また表8にはその結果が主として記載されてい
る。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】
【表4】
【0114】
【表5】
【0115】
【表6】
【0116】
【表7】
【0117】
【表8】
【0118】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、高強度かつ
高靱性の多結晶型cBNを多量かつ安定に製造すること
ができる。
高靱性の多結晶型cBNを多量かつ安定に製造すること
ができる。
【0119】また、本発明の高温高圧発生装置によれ
ば、高強度かつ高靱性の多結晶型cBNを多量かつ安定
に製造することのできる高温高圧を安定して発生させる
ことができる。本発明の高温高圧発生装置は、cBNの
合成の使用に限られることなく、ダイヤモンド等の合成
にも使用することができる。
ば、高強度かつ高靱性の多結晶型cBNを多量かつ安定
に製造することのできる高温高圧を安定して発生させる
ことができる。本発明の高温高圧発生装置は、cBNの
合成の使用に限られることなく、ダイヤモンド等の合成
にも使用することができる。
【図1】cBN合成装置の概略断面図。
1 シリンダ体 2 アンビル体 3 金属板 4 通電用金属リング 5 増圧板 6 電極板 7 圧力媒体 8 黒鉛円筒 9 食塩封止リング 10 cBN原料 11 ガスケット 12 ガスケット 13 黒鉛製蓋 φ1 反応室の外径 φ2 圧力媒体の外径 φ3 シリンダ体の内径 φ4 ガスケット11の外径 H1 反応室の高さ H2 反応室の高さH1と2枚の電極板6と2枚の増圧
板5と2枚の金属板3との厚みの総和 H3 ガスケット11とガスケット12との接触部の高
さ P 使用力量 P1 アンビル先端部面積と発生圧力の積で表される力
量
板5と2枚の金属板3との厚みの総和 H3 ガスケット11とガスケット12との接触部の高
さ P 使用力量 P1 アンビル先端部面積と発生圧力の積で表される力
量
Claims (18)
- 【請求項1】 一対のアンビル体(2)の間に、ガスケ
ット(11)、(12)を介してシリンダ体(1)を配
置して中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビ
ル体側には電極板(6)、増圧板(5)及び金属板
(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側には圧力媒
体(7)を設置して反応室を形成させ、そのような高温
高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(10)の充填
された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱力学的安定
条件下で保持する方法において、使用力量(P)に対す
るアンビル先端部面積と発生圧力の積で表される力量
(P1)との比(P1/P)を7GPa以上の圧力下に
おいて0.40以下にすることを特徴とする多結晶型立
方晶窒化ホウ素の製造方法。 - 【請求項2】 高温高圧発生装置がフラットベルト型で
あることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 一対のアンビル体(2)の間に、ガスケ
ット(11)、(12)を介してシリンダ体(1)を配
置して中央空間部を形成させ、その中央空間部のアンビ
ル体側には電極板(6)、増圧板(5)及び金属板
(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側には圧力媒
体(7)を設置して反応室を形成させ、そのような高温
高圧発生装置の上記反応室にcBN原料(10)の充填
された黒鉛円筒(8)を装填し、cBNの熱力学的安定
条件下で保持する方法において、以下の(a)〜(d)
の条件で実施することを特徴とする多結晶型立方晶窒化
ホウ素の製造方法。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。 - 【請求項4】 高温高圧発生装置がフラットベルト型で
あることを特徴とする請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 cBNの熱力学的安定条件が、使用力量
(P)に対するアンビル先端部面積と発生圧力の積で表
される力量(P1)との比(P1/P)が0.40以下
であることを特徴とする請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 シリンダ体の内径(φ3)に対する黒鉛
円筒からなる反応室の外径(φ1)の比(φ1/φ3)
が0.68以下であることを特徴とする請求項3記載の
方法。 - 【請求項7】 cBNの熱力学的安定条件下で保持して
いる最中に力量を増加させることを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 cBN原料(10)が密度2.05g/
cm3 以上の熱分解窒化ホウ素板であることを特徴とす
る請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 電極板(6)がモリブデン製、増圧板
(5)がジルコニア製、金属板(3)がステンレス製で
あることを特徴とする請求項7記載の方法。 - 【請求項10】 ガスケット(11)がパイロフィライ
トガスケット、ガスケット(12)が紙ガスケットであ
ることを特徴とする請求項7記載の方法。 - 【請求項11】 圧力媒体(7)が5〜30重量%のジ
ルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対密度92%以
上の中空円筒状成形体であることを特徴とする請求項7
記載の方法。 - 【請求項12】 ジルコニア製増圧板が、立方晶及び/
又は正方晶と単斜晶からなり、次の(1)式で算出され
たXm値が0.3以下(0を含む)であることを特徴と
する請求項7記載の方法。 【数1】 - 【請求項13】 一対のアンビル体(2)の間に、ガス
ケット(11)、(12)を介してシリンダ体(1)を
配置して中央空間部を形成させ、その中央空間部のアン
ビル体側には電極板(6)、増圧板(5)及び金属板
(3)を順次設置すると共に、シリンダ体側には圧力媒
体(7)を設置して反応室を形成させ、その反応室に黒
鉛円筒(8)が装填されてなる装置において、さらに更
に以下の(a)〜(d)の条件が付加されてなることを
特徴とする高温高圧発生装置。 (a)シリンダ体の内径(φ3)に対する反応室の高さ
(H1)の比(H1/φ3)が0.48以上0.68以
下。 (b)反応室の高さ(H1)に対する反応室の高さ(H
1)と電極板、増圧板及び金属板の厚みとの総和(H
2)の比(H2/H1)が1.6以上、2.3以下。 (c)シリンダ体の内径(φ3)に対する圧力媒体の外
径(φ2)の比(φ2/φ3)が0.82以上、0.8
6以下。 (d)ガスケット(11)とガスケット(12)との接
触部の高さ(H3)が(H2/2)−14×φ3/50
以上、(H2/2)−12×φ3/50以下。 - 【請求項14】 高温高圧発生装置がフラットベルト型
であることを特徴とする請求項13記載の装置。 - 【請求項15】 シリンダ体の内径(φ3)に対する黒
鉛円筒からなる反応室の外径(φ1)の比(φ1/φ
3)が0.68以下であることを特徴とする請求項13
又は14記載の装置。 - 【請求項16】 電極板(6)がモリブデン製、増圧板
(5)がジルコニア製、金属板(3)がステンレス製、
ガスケット(11)がパイロフィライトガスケット、ガ
スケット(12)が紙ガスケットであることを特徴とす
る請求項13又は14記載の装置。 - 【請求項17】 圧力媒体(7)が5〜30重量%のジ
ルコニア粉末を含む食塩を成分とした相対密度92%以
上の中空円筒状成形体であることを特徴とする請求項1
3又は14記載の装置。 - 【請求項18】 ジルコニア製増圧板が、立方晶及び/
又は正方晶と単斜晶からなり、次の(1)式で算出され
たXm値が0.3以下(0を含む)であることを特徴と
する13又は14記載の装置。 【数2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8262028A JPH10101434A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法及び高温高圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8262028A JPH10101434A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法及び高温高圧発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10101434A true JPH10101434A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17370030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8262028A Pending JPH10101434A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 多結晶型立方晶窒化ホウ素の製造方法及び高温高圧発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10101434A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7487710B2 (en) | 2004-09-01 | 2009-02-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | High-pressure generation apparatus |
| CN120532391A (zh) * | 2025-07-25 | 2025-08-26 | 北京高压科学研究中心 | 一种金刚石高压包裹体及其制备方法 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP8262028A patent/JPH10101434A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7487710B2 (en) | 2004-09-01 | 2009-02-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | High-pressure generation apparatus |
| CN120532391A (zh) * | 2025-07-25 | 2025-08-26 | 北京高压科学研究中心 | 一种金刚石高压包裹体及其制备方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050720 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |