JPH10101869A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH10101869A JPH10101869A JP8262788A JP26278896A JPH10101869A JP H10101869 A JPH10101869 A JP H10101869A JP 8262788 A JP8262788 A JP 8262788A JP 26278896 A JP26278896 A JP 26278896A JP H10101869 A JPH10101869 A JP H10101869A
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Abstract
優れた耐衝撃性を呈する熱可塑性樹脂組成物を提供する
事。 【解決手段】 イソブチレン系重合体セグメントとビニ
ル系重合体セグメントとが分離できないように相互に絡
合った複合ゴム及びこれにビニル系単量体をグラフト重
合させたグラフト共重合体の1種以上と、熱可塑性樹脂
とからなる熱可塑性樹脂組成物、並びに分子末端及び/
又は分子鎖中に反応性官能基を有するイソブチレン系重
合体及び必要に応じて架橋剤及び/又はグラフト交叉剤
からなるイソブチレン系重合体セグメントと、アクリル
酸エステル及び/又は芳香族アルケニル化合物を重合さ
せた重合体及び必要に応じて架橋剤及び/又はグラフト
交叉剤からなるビニル系重合体セグメントとが分離でき
ないように相互に絡合った複合ゴム並びにこれにビニル
系単量体をグラフト重合させたグラフト共重合体の1種
以上と、熱可塑性樹脂とからなる熱可塑性樹脂組成物。
Description
物に関する。さらに詳しくは、たとえばすぐれた透明
性、耐候性、熱安定性などを維持しながら、同時にすぐ
れた耐衝撃性を呈し、たとえばシート、フィルムなどの
成形品の製造に好適に使用しうる熱可塑性樹脂組成物に
関する。
に、従来、耐衝撃性改良剤が用いられている。かかる耐
衝撃性改良剤としては、たとえばガラス転移温度(以
下、Tgという)が低いポリブタジエン系ゴムにビニル
系単量体をグラフト重合させたグラフト共重合体がよく
知られている。しかしながら、かかるグラフト共重合体
は、不飽和結合を有するため、熱的に不安定であり、か
かるグラフト共重合体を用いたばあいであっても、熱安
定性および耐候性にすぐれた熱可塑性樹脂はえられてい
ない。
グラフト重合させたグラフト共重合体も耐衝撃性改良剤
として知られている。かかるグラフト共重合体は、熱安
定性および耐候性の改良効果にはすぐれているものの、
比較的Tgが高いため、耐衝撃性の改良効果はそれほど
顕著ではない。また、グラフト共重合体の原料として用
いられたアクリル系ゴムが低屈折率であることから、か
かるグラフト共重合体が添加された熱可塑性樹脂の透明
性が損なわれるという欠点がある。
の改良効果にすぐれた耐衝撃性改良剤としては、ポリオ
ルガノシロキサン(シリコーン系ゴム)にビニル系単量
体をグラフト重合させたグラフト共重合体が特開昭60
−252613号公報および特開平2−8209号公報
に開示されている。しかしながら、かかるグラフト共重
合体は、耐衝撃性の改良効果をある程度は発現するもの
の、未だ不充分であり、より高い改良効果が求められて
いる。また、かかるグラフト共重合体が添加された熱可
塑性樹脂は、表面光沢に劣るという欠点を有する。さら
に、ポリオルガノシロキサンが低屈折率であることか
ら、該熱可塑性樹脂は透明性が損なわれるという欠点を
有する。
せることがなく、熱安定性および耐候性の改良効果にも
すぐれた耐衝撃性改良剤として、ポリオルガノシロキサ
ン(シリコーン系ゴム)成分とポリアルキル(メタ)ア
クリレート(アクリル系ゴム)成分とからなる複合ゴム
にビニル系単量体をグラフト重合させたグラフト共重合
体が特開昭64−6012号公報および特開平4−10
0812号公報に開示されている。しかしながら、ポリ
オルガノシロキサンが低屈折率であることから、このよ
うなシリコーン系ゴム成分を含む耐衝撃性改良剤が添加
された熱可塑性樹脂は、同様に透明性が損なわれるとい
った欠点を有する。
術に鑑みてなされたものであり、熱可塑性樹脂が本来有
する、たとえばすぐれた耐候性、熱安定性、透明性など
が実質的に低下することなく、耐衝撃性がいちじるしく
改良された熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的と
する。
ン系重合体セグメントとビニル系重合体セグメントとが
分離できないように相互に絡み合った構造を有する複合
ゴムおよび該複合ゴムにビニル系単量体をグラフト重合
させてなるグラフト共重合体の少なくとも1種と、熱可
塑性樹脂とからなる熱可塑性樹脂組成物、 分子末端および/または分子鎖中に反応性官能基を有
するイソブチレン系重合体であるイソブチレン系重合体
セグメントと、アクリル酸エステルおよび/または芳香
族アルケニル化合物を重合させてなる重合体であるビニ
ル系重合体セグメントとが分離できないように相互に絡
み合った構造を有する複合ゴムならびに該複合ゴムにビ
ニル系単量体をグラフト重合させてなるグラフト共重合
体の少なくとも1種と、熱可塑性樹脂とからなる熱可塑
性樹脂組成物、ならびに 分子末端および/または分子鎖中に反応性官能基を有
するイソブチレン系重合体と架橋剤および/またはグラ
フト交叉剤とからなるイソブチレン系重合体セグメント
と、アクリル酸エステルおよび/または芳香族アルケニ
ル化合物を重合させてなる重合体と架橋剤および/また
はグラフト交叉剤とからなるビニル系重合体セグメント
とが分離できないように相互に絡み合った構造を有する
複合ゴムならびに該複合ゴムにビニル系重合体をグラフ
ト重合させてなるグラフト共重合体の少なくとも1種
と、熱可塑性樹脂とからなる熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
前記したように、イソブチレン系重合体セグメントとビ
ニル系重合体セグメントとが分離できないように相互に
絡み合った構造を有する複合ゴムおよび該複合ゴムにビ
ニル系単量体をグラフト重合させてなるグラフト共重合
体の少なくとも1種と、熱可塑性樹脂とからなるもので
ある。
グメントとビニル系重合体セグメントとが分離できない
ように相互に絡み合った構造を有する複合ゴムが用いら
れていることに大きな特徴の1つがある。
ニル系重合体セグメントとを単純に混合しただけでは、
熱可塑性樹脂の耐衝撃性が効果的に向上しない。
ムは、前記したような特定の構造を有するものであるこ
とに基づき、その理由は定かではないが、おそらくたと
えば押出成形、射出成形などの溶融加工時に前記両重合
体セグメントが分離し、透明性、耐衝撃性をはじめとす
る各物性が低下するのを防ぐことから、熱可塑性樹脂の
効果的な耐衝撃性改良剤として作用するものと考えられ
る。
重合体セグメントとビニル系重合体セグメントとが分離
できないように相互に絡み合った構造とは、両セグメン
トが化学的に結合しているか、または物理的に絡み合っ
た網目構造を形成していることにより、分離できない構
造が形成されていることを意味している。なお、前記複
合ゴムのゲル含量は、20〜100重量%、好ましくは
40〜100重量%、さらに好ましくは70〜100重
量%である。
合体セグメントは、たとえばイソブチレン系重合体など
である。
以上がイソブチレンに由来する単位からなる重合体であ
り、分子末端および/または分子鎖中に反応性官能基を
有するものであることが好ましい。なお、かかるイソブ
チレン系重合体を構成するイソブチレンに由来する単位
以外の単位としては、イソブチレン系重合体を製造する
際に用いられる重合開始剤に由来する単位、必要に応じ
て用いられるカチオン重合性単量体に由来する単位、そ
の分子末端および/または分子鎖中に導入された反応性
官能基に由来する単位などがあげられる。
うる反応性官能基としては、たとえば一般式(I):
0の2価の炭化水素基、Xはハロゲン原子、ビニル基、
アリル基、イソプロペニル基、アクリロイル基、メタク
リロイル基、エポキシ基、アミノ基、シアノ基、イソシ
アノ基、シアネート基、イソシアネート基、カルボキシ
ル基、酸無水物基、水酸基、メルカプト基または一般式
(II):
炭素数1〜20の1価の炭化水素基またはトリオルガノ
シロキシ基、Y1およびY2はそれぞれ独立して水酸基ま
たは加水分解性基、aは0、1、2または3、bは0、
1または2、nは0または1〜18の整数を示す(ただ
し、R1、R2、Y1およびY2がそれぞれ2個以上存在す
るばあい、同一であっても異なっていてもよい))で表
わされるケイ素含有基を示す(ただし、XはRを介さず
にイソブチレン系重合体の分子鎖末端に直接結合しても
よい))で表わされる基などがあげられる。
ゲン原子としては、たとえば塩素原子、臭素原子などが
あげられる。また一般式(II)中のY1およびY2を示す
加水分解性基としては、たとえば水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基などがあげられ、これらのなかでは、加水分解性
が穏やかであり、取扱いやすいという点から、アルコキ
シ基がとくに好ましい。
基を分子末端に有するイソブチレン系重合体の代表例と
しては、たとえば日石ポリブテンHV−3000(日本
石油化学(株)製)、ニッサンポリブテン200N(日
本油脂(株)製)、出光ポリブテン300R(出光石油
化学(株)製)などの一般名が「ポリブテン」である平
均分子量が300〜5000程度の低分子量ポリイソブ
チレン系オイル;テトラックス(日本石油化学(株)
製)などの粘度平均分子量が30000〜60000の
高分子量ポリイソブチレン;特公平7−53768号公
報に開示されたアリル基末端ポリイソブチレン;特公平
4−69659号公報に開示されたケイ素含有基末端ポ
リイソブチレンなどがあげられる。
うる反応性官能基としては、たとえばジエン系単量体に
由来する不飽和二重結合を有する基などがあげられる。
なお、かかるジエン系単量体の代表例としては、たとえ
ばイソプレンなどがあげられる。
に有するイソブチレン系重合体の代表例としては、たと
えばJSRブチル268(日本合成ゴム(株)製)、K
ALAR5263、KALENE800(以上、HAR
DMAN INCORPORATED製)などの一般名
が「ブチルゴム」であるイソブチレン系単量体に由来す
る単位とイソプレン系単量体に由来する単位とからなる
共重合体などがあげられる。
としては、その分子末端および/または分子鎖中に、ハ
ロゲン含有基、ビニル基、アリル基、イソプロペニル
基、アクリロイル基、メタクリロイル基およびケイ素含
有基の少なくとも1種の反応性官能基を有するものが、
一般的で取扱いやすいという点から好ましく、またジエ
ン系単量体に由来する反応性官能基を有するものが、汎
用性があり、低コストであるという点から好ましく、ま
た反応性官能基としてアリル基またはケイ素含有基を有
するものが、耐衝撃性、透明性などの向上の点から好ま
しい。さらに架橋構造のコントロールが容易であるとい
う点から、これらのイソブチレン系重合体のなかでも、
分子末端に反応性官能基としてアリル基を有するアリル
基末端ポリイソブチレンおよび分子末端に反応性官能基
としてケイ素含有基を有するケイ素含有基末端ポリイソ
ブチレンがとくに好ましい。
セグメントは、前記したように、たとえばイソブチレン
系重合体であることが好ましいが、かかるイソブチレン
系重合体セグメントは、該イソブチレン系重合体と、イ
ソブチレン系重合体用架橋剤(以下、架橋剤(A)とい
う)および/またはイソブチレン系重合体用グラフト交
叉剤(以下、グラフト交叉剤(A)という)とからなる
ものであってもよい。
セグメントを架橋させる作用を呈するものであり、また
グラフト交叉剤(A)は、イソブチレン系重合体セグメ
ントと、ビニル系重合体セグメントおよび/またはビニ
ル系単量体とを交叉結合させる作用を呈するものであ
る。ただし、本発明においては、該架橋剤(A)が、イ
ソブチレン系重合体セグメントとビニル系重合体セグメ
ントおよび/またはビニル系単量体とを交叉結合させる
作用を呈するばあいもあり、また該グラフト交叉剤
(A)が、イソブチレン系重合体セグメントを架橋させ
る作用を呈するばあいもある。
性官能基がたとえばビニル基などの不飽和二重結合を有
する基であるばあいには、後述するビニル系重合体セグ
メントを構成するビニル系モノマー用架橋剤(以下、架
橋剤(B)という)およびビニル系モノマー用グラフト
交叉剤(以下、グラフト交叉剤(B)という)が架橋剤
(A)およびグラフト交叉剤(A)としてそれぞれ作用
するので、前記架橋剤(A)およびグラフト交叉剤
(A)は、必要に応じて使用すればよい。また逆に、こ
れら架橋剤(A)およびグラフト交叉剤(A)が架橋剤
(B)およびグラフト交叉剤(B)としてそれぞれ作用
するばあいもある。
叉剤(A)の種類にはとくに限定がなく、たとえばイソ
ブチレン系重合体が有する反応性官能基の種類などに応
じて適宜選択すればよい。
反応性官能基がケイ素含有基であるばあいには、架橋剤
(A)として、たとえばトリメトキシメチルシラン、ト
リエトキシフェニルシランなどの三官能性シラン化合
物;テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ
トラプロポキシシラン、テトラブトキシシランなどの四
官能性シラン化合物などを用いることができ、グラフト
交叉剤(A)として、たとえばβ−メタクリロイルオキ
シエチルジメトキシメチルシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルメトキシジメチルシラン、γ−メタクリ
ロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、γ−メ
タクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
メタクリロイルオキシプロピルエトキシジエチルシラ
ン、γ−メタクリロイルオキシプロピルジエトキシメチ
ルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシラン、δ−メタクリロイルオキシブチルジエトキ
シメチルシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルジメ
トキシメチルシラン、γ−アクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシランなどの(メタ)アクリル官能性シラ
ン化合物;ビニルトリメトキシシラン、ビニルジメトキ
シメチルシラン、ビニルトリエトキシシラン、p−ビニ
ルフェニルトリメトキシシラン、p−ビニルフェニルジ
メトキシメチルシランなどのエチレン官能性シラン化合
物;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルジメトキシメチルシランなどのメル
カプト官能性シラン化合物などを用いることができる。
(A)は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。またかかる架橋剤(A)および/ま
たはグラフト交叉剤(A)の量は、これらを用いたこと
による効果が充分に発現されるようにするためには、イ
ソブチレン系重合体と、後述するビニル系重合体セグメ
ントの構成成分としてビニル系モノマーを用いるばあい
には、かかるビニル系モノマーとの合計量100部(重
量部、以下同様)に対して好ましくは0.1部以上、さ
らに好ましくは0.5部以上であることが望ましい。ま
た、えられる複合ゴムが充分な耐衝撃性改良効果を発現
し、コストの上昇が抑制されるようにするためには、架
橋剤(A)および/またはグラフト交叉剤(A)の量
は、イソブチレン系重合体とビニル系モノマーとの合計
量100部に対して30部以下、好ましくは25部以下
であることが望ましい。
グメントは、たとえばビニル系モノマーを重合させてえ
られた重合体である。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレートなど
のアクリル酸エステル;メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタク
リレートなどのメタクリル酸エステル;スチレン、α−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン
などの芳香族アルケニル化合物;アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどのシアン化ビニル化合物などがあ
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用い
ることができる。これらのなかでは、ビニル系重合体の
ガラス転移温度、屈折率などを調節しやすいという点か
ら、アクリル酸エステルおよび芳香族アルケニル化合物
が好ましく、なかでもn−ブチルアクリレートおよびス
チレンがとくに好ましい。
ントは、前記したように、たとえばビニル系モノマーを
重合させてえられた重合体であることが好ましいが、か
かるビニル系重合体セグメントは、該ビニル系モノマー
を重合させてえられた重合体と、架橋剤(B)および/
またはグラフト交叉剤(B)とからなるものであっても
よい。
メントを架橋させる作用を呈するものであり、またグラ
フト交叉剤(B)は、ビニル系重合体セグメントと、イ
ソブチレン系重合体セグメントおよび/またはビニル系
単量体とを交叉結合させる作用を呈するものである。た
だし、本発明においては、該架橋剤(B)が、ビニル系
重合体セグメントとイソブチレン系重合体セグメントお
よび/またはビニル系単量体とを交叉結合させる作用を
呈するばあいもあり、また該グラフト交叉剤(B)が、
ビニル系重合体セグメントを架橋させる作用を呈するば
あいもある。
交叉剤(B)は、前記したように、それぞれ前記架橋剤
(A)およびグラフト交叉剤(A)で代用することも可
能である。
レングリコールジメタクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメ
タクリレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリ
レート、ジビニルベンゼンなどがあげられる。
えばアリルメタクリレート、トリアリルシアヌレート、
トリアリルイソシアヌレートなどがあげられる。なお、
アリルメタクリレートは、架橋剤(B)として使用する
ことも可能である。
(B)は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。またかかる架橋剤(B)および/ま
たはグラフト交叉剤(B)の量は、これらを用いたこと
による効果が充分に発現されるようにするためには、イ
ソブチレン系重合体とビニル系モノマーとの合計量10
0部に対して好ましくは0.1部以上、さらに好ましく
は0.5部以上であることが望ましい。また、えられる
複合ゴムが充分な耐衝撃性改良効果を発現し、コストの
上昇が抑制されるようにするためには、架橋剤(B)お
よび/またはグラフト交叉剤(B)の量は、イソブチレ
ン系重合体とビニル系モノマーとの合計量100部に対
して30部以下、好ましくは25部以下であることが望
ましい。
(A)、架橋剤(B)およびグラフト交叉剤(B)の少
なくとも1種がイソブチレン系重合体とビニル系モノマ
ーとの合計量100部に対して0.1〜30部、好まし
くは0.5〜25部となるように調整することが望まし
い。
はとくに限定がないが、プロセスが簡便で、微小粒子と
して合成することが可能であるという点から、マイクロ
サスペンジョン重合法を採用することが好ましい。たと
えば、イソブチレン系重合体、ビニル系モノマーおよび
通常のラジカル重合開始剤、ならびに必要に応じて架橋
剤(A)および/またはグラフト交叉剤(A)、架橋剤
(B)および/またはグラフト交叉剤(B)などの混合
液を、たとえば乳化剤および必要に応じて高級アルコー
ルなどの分散安定剤の存在下で、たとえばホモジナイザ
ーなどを用い、水と剪断混合することによって乳化分散
させ、重合を行なうことにより複合ゴムラテックスをう
る方法などを採用することができる。なお、この際、た
とえばイソブチレン系重合体としてケイ素含有基末端ポ
リイソブチレンを用いるばあいには、塩酸、硫酸、硝酸
などの無機酸や、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキ
ルスルホン酸、アルキル硫酸エステルなどの界面活性作
用を呈する有機酸を用いて反応系を酸性にすることで、
ケイ素含有基の縮合反応を促進させることができる。重
合の進行とともに、イソブチレン系重合体セグメントと
ビニル系重合体セグメントとが、化学的に結合すること
によりおよび/または物理的に絡み合った網目構造を形
成することにより、実質的に分離できないように相互に
絡み合った構造を有する複合ゴムがえられる。なお、イ
ソブチレン系重合体セグメントとビニル系重合体セグメ
ントとは、前記したように、化学的に結合していてもよ
く、また物理的に絡み合った網目構造を形成していても
よく、両者が実質的に分離できない構造であればよい。
量は、トルエン中に室温で撹拌下8時間浸漬したのち、
12000rpmで60分間遠心分離してえられたトル
エンに不溶なゲルの量であり、かかるゲル含量は、20
重量%以上、好ましくは40重量%以上、さらに好まし
くは70重量%以上である。
ン系重合体セグメントとビニル系重合体セグメントとの
割合は、とくに限定がなく、目的に応じて適宜調整すれ
ばよいが、耐衝撃性改良効果を充分に発現させるために
は、イソブチレン系重合体セグメントが1重量%以上、
好ましくは10重量%以上、すなわちビニル系重合体セ
グメントが99重量%以下、好ましくは90重量%以下
となるように調整することが望ましい。また、混合する
熱可塑性樹脂によって異なり、一概にはいえないが、屈
折率を調節し、透明性を充分に発現させるためには、イ
ソブチレン系重合体セグメントが99重量%以下、好ま
しくは90重量%以下、すなわちビニル系重合体セグメ
ントが1重量%以上、好ましくは10重量%以上となる
ように調整することが望ましい。
良効果および透明性を充分に発現させるためには、0.
05〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであるこ
とが望ましい。
を考慮しても、前記複合ゴムとしては、平均粒子径0.
05〜10μmを有するものがとくに好ましい。
にビニル系単量体をグラフト重合させてえられたグラフ
ト共重合体を、前記複合ゴムと同様に、熱可塑性樹脂の
効果的な耐衝撃性改良剤として用いることができる。
系単量体としては、たとえばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n
−オクチルアクリレートなどのアクリル酸エステル;メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート
などのメタクリル酸エステル;スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエンなどの芳
香族アルケニル化合物;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどのシアン化ビニル化合物などがあげられ、
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが
できる。これらのなかでは、汎用性があり、取扱いやす
いという点から、メチルメタクリレートおよびスチレン
が好ましい。
単量体をグラフト重合させるときにも、前記架橋剤
(B)および/またはグラフト交叉剤(B)を単独でま
たは2種以上混合して用いてもよい。これら架橋剤
(B)およびグラフト交叉剤(B)の合計量は、ビニル
系単量体100部に対して、0.01〜20部であるこ
とが好ましい。
とビニル系単量体との割合は、とくに限定がないが、耐
衝撃性改良効果を充分に発現させるためには、該グラフ
ト共重合体が複合ゴム30重量%以上、好ましくは40
重量%以上と、ビニル系単量体70重量%以下、好まし
くは60重量%以下とのグラフト共重合体であることが
望ましい。また、熱可塑性樹脂とグラフト共重合体との
分散性を向上させるためには、該グラフト共重合体が複
合ゴム95重量%以下、好ましくは90重量%以下と、
ビニル系単量体5重量%以上、好ましくは10重量%以
上とのグラフト共重合体であることが望ましい。
に限定がなく、たとえば前記ビニル系単量体を複合ゴム
ラテックスに加え、たとえばラジカル重合反応によって
一段でまたは多段で重合させてえられるグラフト共重合
体ラテックスを、塩析、凝固させることにより分離、回
収する方法などを採用することができる。なお、イソブ
チレン系重合体としてケイ素含有基末端ポリイソブチレ
ンを用い、反応系を酸性としたばあいには、グラフト重
合の前に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウムなどのアルカリ性水溶液を添加し、複合ゴムラ
テックスを中和することが好ましい。
れ自身でも耐衝撃性の樹脂となりうるが、その他の熱可
塑性樹脂と混合することにより、該熱可塑性樹脂にすぐ
れた耐衝撃性を付与することができ、とくに低温での耐
衝撃性を付与することができる。また、必要であれば、
該グラフト共重合体は、各種熱可塑性樹脂が本来有する
透明性、耐候性などを実質的に低下させないことが可能
であるため、前記したように、耐衝撃性改良剤としてき
わめて有用である。さらに、イソブチレン系重合体セグ
メントに基づくガスバリヤ性の向上も期待することがで
きる。
は、前記複合ゴムと同様に、耐衝撃性改良効果および透
明性を充分に発現させるためには、0.05〜10μ
m、好ましくは0.05〜5μmであることが望まし
い。
は、たとえばポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィ
ンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポ
リエステル、ポリカーボネートとポリエステルとの混合
物、ポリアミド、ポリスチレン、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの混合
物、ポリアセタール、ポリスルホン、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリイミド、ポリエーテルケトン、ポリアリ
レート、芳香族アルケニル化合物、シアン化ビニル化合
物および(メタ)アクリル酸エステルの少なくとも1種
のビニル系単量体70〜100重量%と該ビニル系単量
体と共重合可能な他のビニル系単量体および/またはブ
タジエン、イソプレンなどのジエン系単量体30〜0重
量%とを重合させてえられる単独重合体または共重合体
などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合
して用いることができる。本発明において、熱可塑性樹
脂はこれらに限定されることがなく、種々の熱可塑性樹
脂を広く用いることができる。
候性、熱安定性、耐衝撃性などのいずれかの物性にすぐ
れるという点から、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオ
レフィン、ポリカーボネートおよびポリエステルが好ま
しい。さらに、たとえば透明性、耐候性、耐衝撃性など
のいずれかの物性にすぐれるという点から、熱可塑性樹
脂がポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレンおよび環状ポリオレフィンの
少なくとも1種であることが好ましい。
複合ゴムおよびグラフト共重合体の少なくとも1種と熱
可塑性樹脂との割合は、とくに限定がないが、充分な耐
衝撃性をうるという点から、複合ゴムおよびグラフト共
重合体の少なくとも1種が1重量%以上、好ましくは3
重量%以上、すなわち熱可塑性樹脂が99重量%以下、
好ましくは97重量%以下となるように調整することが
望ましい。また、熱可塑性樹脂本来の特徴を維持すると
いう点から、複合ゴムおよびグラフト共重合体の少なく
とも1種が70重量%以下、好ましくは50重量%以
下、すなわち熱可塑性樹脂が30重量%以上、好ましく
は50重量%以上となるように調整することが望まし
い。
およびグラフト共重合体の少なくとも1種と熱可塑性樹
脂とからなるものであるが、さらに、該熱可塑性樹脂組
成物には、必要に応じて、たとえばトリフェニルホスフ
ァイトなどの安定剤;フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ
ブチルなどの可塑剤;ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックスなどの滑剤;トリフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェートなどのホスフェート系難
燃剤、デカブロモビフェニル、デカブロモビフェニルエ
ーテルなどの臭素系難燃剤、三酸化アンチモンなどの難
燃剤;酸化チタン、硫化亜鉛、酸化亜鉛などの顔料;ガ
ラス繊維、ロックウール、アスベスト、ウォラストナイ
ト、マイカ、タルク、炭酸カルシウムなどの充填剤など
の添加剤を適宜配合することができる。
はとくに限定がなく、たとえばバンバリーミキサー、ロ
ールミル、二軸押出機などを用い、複合ゴムおよびグラ
フト共重合体の少なくとも1種と熱可塑性樹脂、ならび
に必要に応じて前記添加剤を機械的に混合してペレット
を製造する方法などを採用することができる。押出され
たペレットは、幅広い温度範囲での成形が可能であり、
かかる成形には、通常の射出成形機、ブロー成形機、押
出成形機などを用いることができる。
成物のなかでも、耐衝撃性、透明性などにすぐれるとい
う点から、分子末端および/または分子鎖中に反応性官
能基を有するイソブチレン系重合体であるイソブチレン
系重合体セグメントと、アクリル酸エステルおよび/ま
たは芳香族アルケニル化合物を重合させてえられた重合
体であるビニル系重合体セグメントとが分離できないよ
うに相互に絡み合った構造を有する複合ゴムならびに該
複合ゴムにビニル系単量体をグラフト重合させてえられ
たグラフト共重合体の少なくとも1種と、熱可塑性樹脂
とからなる熱可塑性樹脂組成物、および分子末端および
/または分子鎖中に反応性官能基を有するイソブチレン
系重合体と架橋剤および/またはグラフト交叉剤とから
なるイソブチレン系重合体セグメントと、アクリル酸エ
ステルおよび/または芳香族アルケニル化合物を重合さ
せてえられた重合体と架橋剤および/またはグラフト交
叉剤とからなるビニル系重合体セグメントとが分離でき
ないように相互に絡み合った構造を有する複合ゴムなら
びに該複合ゴムにビニル系単量体をグラフト重合させて
えられたグラフト共重合体の少なくとも1種と、熱可塑
性樹脂とからなる熱可塑性樹脂組成物が好ましい。
性、耐衝撃性などの物性の向上という点を考慮すると、
前記熱可塑性樹脂がポリメチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリ
カーボネートおよびポリエステルの少なくとも1種であ
ることが好ましい。
脂組成物をうるためには、複合ゴムおよびグラフト共重
合体の少なくとも1種の屈折率と、熱可塑性樹脂の屈折
率とが実質的に等しいことが好ましい。ここで、実質的
に等しいとは、両者の屈折率の差が0.02以下、好ま
しくは0.01以下、さらに好ましくは0.008以下
であることをいう。
リマーハンドブック第3版(ジョン・ウィリー・アンド
・サンズ社、1989)などに記載されている値に基づ
くものであり、共重合体の屈折率としては、共重合体を
構成する単量体の単独重合体の屈折率の、単量体の重量
分率での加重平均値が採用される。
折率は、いずれも、シート状のサンプルを作製し、精密
アッベ屈折計((株)アタゴ製、3T)を用い、かかる
サンプルの屈折率を常温にて測定して求められた値のこ
とをいう。
率と、複合ゴムおよびグラフト共重合体の少なくとも1
種の屈折率とが実質的に等しいばあい、該熱可塑性樹脂
がポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリプ
ロピレンおよび環状ポリオレフィンの少なくとも1種で
あることが、透明性が維持され、さらにたとえば耐候
性、耐衝撃性などの物性が向上するという点から好まし
い。
よびグラフト共重合体の少なくとも1種の屈折率との調
整は、複合ゴムをうる際のイソブチレン系重合体セグメ
ントとビニル系重合体セグメントとの配合割合や、ビニ
ル系重合体セグメントを構成するビニル系重合体をうる
際のビニル系モノマーなどの組成を変更することによっ
て行なうことができる。とくに該ビニル系モノマーとし
てアクリル酸エステルおよび/または芳香族アルケニル
化合物を用いて屈折率を調整することが、透明性および
耐衝撃性の向上ならび低コスト化の点から好ましい。
しては、イソブチレン系重合体セグメントとアクリル酸
エステルを重合させてえられたビニル系重合体で構成さ
れるビニル系重合体セグメントとの組み合わせが好まし
く、たとえばポリ塩化ビニルや環状ポリオレフィンに対
しては、イソブチレン系重合体セグメントと芳香族アル
ケニル化合物を重合させてえられたビニル系重合体で構
成されるビニル系重合体セグメントとの組み合わせが好
ましい。
すぐれた透明性、耐候性、熱安定性などを維持しなが
ら、同時にとくにすぐれた耐衝撃性も呈するものである
ので、たとえば包装材料、建築、土木材料、自動車用材
料、家電製品用材料、その他雑貨品用材料などの分野で
有用なシート、フィルム、板、異形などの押出成形品、
カレンダー成形品、ボトルなどのブロー成形品、自動車
や家電製品に用いられる各種射出成形品などの製造に好
適に使用することができる。
例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限定されるものではない。
00(日本石油化学(株)製、平均分子量3700)6
0部、ビニル系モノマーとしてn−ブチルアクリレート
40部、グラフト交叉剤(B)としてアリルメタクリレ
ート1部および重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5部を混合
し、ラウリル硫酸ナトリウム1.4部を溶解させた水2
00部にこの混合物を加え、ホモミキサーにて3000
0rpmで予備分散させたのち、ホモジナイザーにて7
00kg/cm2の圧力で乳化、分散させた。この混合
液を、コンデンサー、チッ素ガス導入管および撹拌翼を
備えたセパラブルフラスコに移し、チッ素ガス気流下、
200rpmで撹拌混合しながら70℃で5時間加熱
し、複合ゴムラテックスをえた。転化率は99%であっ
た。
し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間乾
燥させ、複合ゴム(R−1)のクラムをえた。えられた
複合ゴム(R−1)のゲル含量、ゲル中のイソブチレン
系重合体セグメント含量および屈折率を以下の方法にし
たがって調べた。その結果を平均粒子径とあわせて表1
に示す。
ス中の固形分が70部となるようにラテックスを採取
し、コンデンサー、チッ素ガス導入管、滴下漏斗および
撹拌翼を備えたセパラブルフラスコに入れ、水260
部、硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム0.004部およびホルムアルデヒドスル
ホキシル酸ナトリウム0.1部を加え、チッ素ガス気流
下、200rpmで撹拌しながら70℃に加熱した。つ
ぎに、ビニル系単量体としてメチルメタクリレート30
部および重合開始剤としてクメンハイドロパーオキサイ
ド0.06部を滴下漏斗に入れ、複合ゴムラテックスの
混合液中に2時間にわたって滴下したのち、さらに70
℃で1時間撹拌し、グラフト共重合体をえた。転化率は
99%であった。
析し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間
乾燥させ、グラフト共重合体(S−1)の粉末をえた。
えられたグラフト共重合体(S−1)のグラフト効率お
よび屈折率を以下の方法にしたがって調べた。その結果
を平均粒子径とあわせて表1に示す。
8時間浸漬させ、12000rpmにて60分間遠心分
離してトルエン不溶分の重量分率を測定し、ゲル含量
(重量%)とした。
ト含量)複合ゴムのゲル分のFTIRスペクトルをFT
IRスペクトルメーター((株)島津製作所製、FTI
R−8100)にて測定し、1370cm-1での強度
(イソブチレン系重合体に由来)と1730cm-1での
強度(n−ブチルアクリレートに由来)との比を求め、
この強度比からイソブチレン系重合体セグメントの重量
分率(含量、重量%)を算出した。
5mm)を作製し、かかるサンプルについて、精密アッ
ベ屈折計((株)アタゴ製、3T)を用い、常法にした
がって常温にて屈折率(単位なし)を測定した。
複合ゴムのゲル含量と同様にして測定し、かかるグラフ
ト共重合体のゲル含量と複合ゴムのゲル含量とからグラ
フト重合によるゲル分の増加量を求め、かかるゲル分の
増加量の、グラフト重合に用いたビニル系単量体の量に
対する割合(×100(重量%))を算出した。
して測定した。
リブテンHV−3000のかわりにアリル基末端ポリイ
ソブチレン(特公平7−53768号公報に記載の方法
で製造されたもの、粘度平均分子量10400)を用い
たほかは、製造例1と同様にして複合ゴム(R−2)を
製造し、ついでかかる複合ゴム(R−2)からグラフト
共重合体(S−2)を製造した。
イソブチレン系重合体セグメント含量および屈折率、な
らびにグラフト共重合体(S−2)のグラフト効率およ
び屈折率を製造例1と同様にして調べた。その結果をそ
れぞれの平均粒子径とあわせて表1に示す。
ブチレン(特公平4−69659号公報に記載の方法で
製造されたもの、平均分子量10000)60部、ビニ
ル系モノマーとしてn−ブチルアクリレート40部、グ
ラフト交叉剤(A)としてγ−メタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン1部、グラフト交叉剤(B)
としてアリルメタクリレート1部および重合開始剤とし
て2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.5部を混合し、ラウリル硫酸ナトリウム1.4
部を溶解させた水200部にこの混合物を加え、ホモミ
キサーにて30000rpmで予備分散させたのち、ホ
モジナイザーにて700kg/cm2の圧力で乳化、分
散させた。この混合液を、コンデンサー、チッ素ガス導
入管および撹拌翼を備えたセパラブルフラスコに移し、
室温でチッ素ガス気流下、200rpmで撹拌混合しな
がら、水で約10倍に希釈した濃塩酸を加え、系のpH
を約2に調整し、15分間撹拌した。そののち、系の温
度を70℃に昇温し、5時間加熱して反応させた。反応
後、水酸化ナトリウム水溶液を加え、系を中和して複合
ゴムラテックスをえた。転化率は99%であった。
し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間乾
燥させ、複合ゴム(R−3)のクラムをえた。えられた
複合ゴム(R−3)のゲル含量、ゲル中のイソブチレン
系重合体セグメント含量および屈折率を製造例1と同様
にして調べた。その結果を平均粒子径とあわせて表1に
示す。
ス中の固形分が70部となるようにラテックスを採取
し、コンデンサー、チッ素ガス導入管、滴下漏斗および
撹拌翼を備えたセパラブルフラスコに入れ、水260
部、硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム0.004部およびホルムアルデヒドスル
ホキシル酸ナトリウム0.1部を加え、チッ素ガス気流
下、200rpmで撹拌しながら70℃に加熱した。つ
ぎに、ビニル系単量体としてメチルメタクリレート30
部および重合開始剤としてクメンハイドロパーオキサイ
ド0.06部を滴下漏斗に入れ、複合ゴムラテックスの
混合液中に2時間にわたって滴下したのち、さらに70
℃で1時間撹拌し、グラフト共重合体をえた。転化率は
99%であった。
析し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間
乾燥させ、グラフト共重合体(S−3)の粉末をえた。
えられたグラフト共重合体(S−3)のグラフト効率お
よび屈折率を製造例1と同様にして調べた。その結果を
平均粒子径とあわせて表1に示す。
トリメトキシシランの量を1部から0.5部に変更し、
アリルメタクリレートの量を1部から0.5部に変更し
たほかは、製造例3と同様にして複合ゴム(R−4)を
製造し、ついでかかる複合ゴム(R−4)からグラフト
共重合体(S−4)を製造した。
イソブチレン系重合体セグメント含量および屈折率、な
らびにグラフト共重合体(S−4)のグラフト効率およ
び屈折率を製造例1と同様にして調べた。その結果をそ
れぞれの平均粒子径とあわせて表1に示す。
の量を60部から80部に変更し、n−ブチルアクリレ
ートの量を40部から20部に変更したほかは、製造例
4と同様にして複合ゴム(R−5)を製造し、ついでか
かる複合ゴム(R−5)からグラフト共重合体(S−
5)を製造した。
イソブチレン系重合体セグメント含量および屈折率、な
らびにグラフト共重合体(S−5)のグラフト効率およ
び屈折率を製造例1と同様にして調べた。その結果をそ
れぞれの平均粒子径とあわせて表1に示す。
素含有基末端ポリイソブチレン70部、ビニル系モノマ
ーとしてスチレン30部、グラフト交叉剤(A)として
γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
1部、グラフト交叉剤(B)としてアリルメタクリレー
ト1部および重合開始剤として2,2´−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5部を混合
し、ラウリル硫酸ナトリウム1.4部を溶解させた水2
00部にこの混合物を加え、ホモミキサーにて3000
0rpmで予備分散させたのち、ホモジナイザーにて7
00kg/cm2の圧力で乳化、分散させた。この混合
液を、コンデンサー、チッ素ガス導入管および撹拌翼を
備えたセパラブルフラスコに移し、チッ素ガス気流下、
200rpmで撹拌混合しながら70℃で5時間加熱
し、複合ゴムラテックスをえた。転化率は95%であっ
た。
し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間乾
燥させ、複合ゴム(R−6)のクラムをえた。えられた
複合ゴム(R−6)のゲル含量、ゲル中のイソブチレン
系重合体セグメント含量および屈折率を製造例1と同様
にして調べた。その結果を平均粒子径とあわせて表1に
示す。
ス中の固形分が70部となるようにラテックスを採取
し、コンデンサー、チッ素ガス導入管、滴下漏斗および
撹拌翼を備えたセパラブルフラスコに入れ、水260
部、硫酸第一鉄0.001部、エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム0.004部およびホルムアルデヒドスル
ホキシル酸ナトリウム0.1部を加え、チッ素ガス気流
下、200rpmで撹拌しながら70℃に加熱した。つ
ぎに、ビニル系単量体としてメチルメタクリレート1
6.5部およびスチレン13.5部、ならびに重合開始
剤としてクメンハイドロパーオキサイド0.06部を滴
下漏斗に入れ、複合ゴムラテックスの混合液中に2時間
にわたって滴下したのち、さらに70℃で1時間撹拌
し、グラフト共重合体をえた。転化率は98%であっ
た。
析し、凝固、分離して洗浄したのち、40℃で15時間
乾燥させ、グラフト共重合体(S−6)の粉末をえた。
えられたグラフト共重合体(S−6)のグラフト効率お
よび屈折率を製造例1と同様にして調べた。その結果を
平均粒子径とあわせて表1に示す。
す。
キシシラン AlMA:アリルメタクリレート MMA:メチルメタクリレート
000、(株)クラレ製、屈折率1.492、以下、P
MMAという)84部に対してグラフト共重合体(S−
1)16部を配合し、ベント付二軸押出機(32mm、
L/D=25.5)を用い、設定温度230℃で押出混
練し、ペレット化した。
させたのち、設定温度230℃で射出成形に供し、12
0mm×120mm、厚さ3mmの物性評価用の平板サ
ンプルをえた。
ーインパクトを以下の方法にしたがって調べた。その結
果を表2に示す。
方法に準拠して、透明性の指標であるヘイズ(%)を測
定した。
029−GBに規定の方法に準拠して、23℃または0
℃にて、耐衝撃性の指標であるガードナーインパクト
(kg・cm)を測定した。
合体の種類およびその量を表1に示すように変更したほ
かは、実施例1と同様にしてペレットを製造し、該ペレ
ットから平板サンプルを製造した。
ーインパクトを実施例1と同様にして調べた。その結果
を表2に示す。
のかわりにアクリル系耐衝撃性改良剤であるカネエース
FM−21(鐘淵化学工業(株)製、以下、FM−21
という)16部を用いたほかは、実施例1と同様にして
ペレットを製造し、該ペレットから平板サンプルを製造
した。
ーインパクトを実施例1と同様にして調べた。その結果
を表2に示す。
かわりにFM−219部を用いたほかは、実施例5と同
様にしてペレットを製造し、該ペレットから平板サンプ
ルを製造した。
ーインパクトを実施例1と同様にして調べた。その結果
を表2に示す。
ず、PMMAの量を84部から100部に変更したほか
は、実施例1と同様にしてペレットを製造し、該ペレッ
トから平板サンプルを製造した。
ーインパクトを実施例1と同様にして調べた。その結果
を表2に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例1〜5のサンプルは、
透明性にすぐれ、かつガードナーインパクトが大きく、
耐衝撃性にもすぐれたものであることがわかる。また、
かかる実施例1〜5のサンプルは、比較例1〜3のサン
プルと比べて、とくに低温(0℃)でのガードナーイン
パクトが大きいものであることがわかる。
淵化学工業(株)製、屈折率1.540、以下、PVC
という)100部、ジブチルスズマレエート3部および
ステアリン酸0.5部の混合物に対し、グラフト共重合
体(S−4)10部を配合し、設定温度180℃で8分
間ロール混練を行なった。これを設定温度190℃で熱
プレス成形し、厚さ3mmのシートをえた。
にして、またアイゾット衝撃強度および耐候性を以下の
方法にしたがって調べた。その結果を表3に示す。
6−56に規定の方法に準拠して、Vノッチ付き試料
(シート)について、23℃にて耐衝撃性の指標である
アイゾット衝撃強度(kg・cm/cm2)を測定し
た。
オメーター(スガ試験機(株)製、63℃および雨あり
の条件)に500時間または1000時間供したのち、
アイゾット衝撃強度(先ノッチ(kg・cm/c
m2))を前記と同様にして測定した。
のかわりに、グラフト共重合体(S−5)10部を用い
たほかは、実施例6と同様にしてシートをえた。
強度および耐候性を実施例6と同様にして調べた。その
結果を表3に示す。
のかわりに、FM−21 10部を用いたほかは、実施
例6と同様にしてシートをえた。
強度および耐候性を実施例6と同様にして調べた。その
結果を表3に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例6〜7のシートは、従
来の耐衝撃性改良剤を用いてえられた比較例4のシート
と比べて、アイゾット衝撃強度がいちじるしく高く、耐
衝撃性にきわめてすぐれ、かつ500時間および100
0時間経過後であっても、アイゾット衝撃強度が高く、
耐候性にすぐれたものであることがわかる。
テアリン酸0.5部の混合物に、グラフト共重合体(S
−6)10部を配合し、設定温度180℃で8分間ロー
ル混合を行なった。これを設定温度190℃で熱プレス
成形し、厚さ3mmのシートをえた。
強度および耐候性を実施例6と同様にして調べた。その
結果を表4に示す。
のかわりに塩化ビニル系樹脂用アクリル系透明耐衝撃性
改良剤であるW−300(三菱レイヨン(株)製、以
下、W−300という)10部(比較例5)またはHI
A−80(クレハ化学工業(株)製、以下、HIA−8
0という)10部(比較例6)を用いたほかは、実施例
8と同様にしてシートをえた。
強度および耐候性を実施例6と同様にして調べた。その
結果を表4に示す。
なかったほかは、実施例8と同様にしてシートをえた。
強度および耐候性を実施例6と同様にして調べた。その
結果を表4に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例8のシートは、ヘイズ
が小さく、透明性にすぐれ、とくに従来の耐衝撃性改良
剤を用いてえられた比較例5〜6のシートおよび熱可塑
性樹脂のみからなる比較例7のシートと比べて、アイゾ
ット衝撃強度がいちじるしく高く、耐衝撃性にもきわめ
てすぐれ、かつ500時間および1000時間経過後で
あってもアイゾット衝撃強度が高く、耐候性にすぐれた
ものであることがわかる。
D501、住友化学工業(株)製、屈折率1.503、
以下、PPという)100部に対して複合ゴム(R−
5)10部を配合し、ベント付二軸押出機(32mm、
L/D=25.5)を用い、設定温度200℃で押出混
練し、ペレット化した。
させたのち、設定温度230℃で射出成形し、120m
m×120mm、厚さ1mmまたは3mmの物性評価用
の平板サンプルをえた。
よび厚さ3mmのサンプルのアイゾット衝撃強度を実施
例6と同様にして調べた。その結果を表5に示す。
にエチレン−プロピレン共重合ゴム(タフマーP068
0、三井石油化学工業(株)製、以下、EPRという)
10部を用いたほかは、実施例9と同様にしてペレット
を製造し、該ペレットから平板サンプルを製造した。
ト衝撃強度を実施例9と同様にして調べた。その結果を
表5に示す。
ほかは、実施例9と同様にしてペレットを製造し、該ペ
レットから平板サンプルを製造した。
ト衝撃強度を実施例9と同様にして調べた。その結果を
表5に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例9のサンプルは、透明
性にすぐれ、かつアイゾット衝撃強度が高く、耐衝撃性
にすぐれたものであることがわかる。
3、三井石油化学工業(株)製、屈折率1.534、以
下、COCという)100部に対して複合ゴム(R−
6)20部を配合し、ベント付二軸押出機(32mm、
L/D=25.5)を用い、設定温度260℃で押出混
練し、ペレット化した。
させたのち、設定温度260℃で射出成形し、120m
m×120mm、厚さ1mmまたは3mmの物性評価用
の平板サンプルをえた。
よび厚さ3mmのサンプルのアイゾット衝撃強度を実施
例9と同様にして調べた。その結果を表6に示す。
りにEPR20部を用いたほかは、実施例10と同様に
してペレットを製造し、該ペレットから平板サンプルを
製造した。
ト衝撃強度を実施例9と同様にして調べた。その結果を
表6に示す。
たほかは、実施例10と同様にしてペレットを製造し、
該ペレットから平板サンプルを製造した。
ト衝撃強度を実施例9と同様にして調べた。その結果を
表6に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例10のサンプルは、透
明性にすぐれ、また比較例10〜11のサンプルと比べ
て、アイゾット衝撃強度が高く、耐衝撃性にすぐれたも
のであることがわかる。
帝人化成(株)製、以下PCという)100部に対して
グラフト共重合体(S−5)10部を配合し、ベント付
二軸押出機(32mm、L/D=25.5)を用い、設
定温度260℃で押出混練し、ペレット化した。
させたのち、設定温度260℃で射出成形し、120m
m×120mm、厚さ3mmの物性評価用の平板サンプ
ルをえた。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表7に示す。
部のかわりにFM−21 10部を用いたほかは、実施
例11と同様にしてペレットを製造し、該ペレットから
平板サンプルを製造した。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表7に示す。
いなかったほかは、実施例11と同様にしてペレットを
製造し、該ペレットから平板サンプルを製造した。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表7に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例11のサンプルは、比
較例12〜13のサンプルと比べて、アイゾット衝撃強
度が高く、耐衝撃性にすぐれたものであることがわか
る。
ラネックス2002、ポリプラスチック(株)製、以
下、PBTという)100部に対してグラフト共重合体
(S−5)10部を配合し、ベント付二軸押出機(32
mm、L/D=25.5)を用い、設定温度260℃で
押出混練し、ペレット化した。
させたのち、、設定温度260℃で射出成形し、120
mm×120mm、厚さ3mmの物性評価用の平板サン
プルをえた。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表8に示す。
部のかわりにFM−21 10部を用いたほかは、実施
例12と同様にしてペレットを製造し、該ペレットから
平板サンプルを製造した。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表8に示す。
いなかったほかは、実施例12と同様にしてペレットを
製造し、該ペレットから平板サンプルを製造した。
実施例9と同様にして調べた。その結果を表8に示す。
性樹脂組成物からえられた実施例12のサンプルは、比
較例14〜15のサンプルと比べて、アイゾット衝撃強
度が高く、耐衝撃性にすぐれたものであることがわか
る。
にすぐれ、また熱可塑性樹脂が本来有する、たとえばす
ぐれた透明性、耐候性、熱安定性などを維持しながら、
とくにすぐれた耐衝撃性を呈するものである。
は、たとえば包装材料、建築、土木材料、自動車用材
料、家電製品用材料、その他雑貨品用材料などの分野で
有用なシート、フィルム、板、異形などの押出成形品、
カレンダー成形品、ボトルなどのブロー成形品、自動車
や家電製品に用いられる各種射出成形品などの製造に好
適に使用することができ、工業的価値が非常に大きいも
のである。
Claims (23)
- 【請求項1】 イソブチレン系重合体セグメントとビニ
ル系重合体セグメントとが分離できないように相互に絡
み合った構造を有する複合ゴムおよび該複合ゴムにビニ
ル系単量体をグラフト重合させてなるグラフト共重合体
の少なくとも1種と、熱可塑性樹脂とからなる熱可塑性
樹脂組成物。 - 【請求項2】 複合ゴムがイソブチレン系重合体セグメ
ント1〜99重量%とビニル系重合体セグメント99〜
1重量%とからなるものである請求項1記載の熱可塑性
樹脂組成物。 - 【請求項3】 複合ゴムがイソブチレン系重合体セグメ
ント10〜90重量%とビニル系重合体セグメント90
〜10重量%とからなるものである請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 イソブチレン系重合体セグメントがイソ
ブチレン系重合体である請求項1、2または3記載の熱
可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 イソブチレン系重合体セグメントがイソ
ブチレン系重合体と、架橋剤および/またはグラフト交
叉剤とからなるものである請求項1、2または3記載の
熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 イソブチレン系重合体がその50重量%
以上がイソブチレンに由来する単位からなり、分子末端
および/または分子鎖中に反応性官能基を有するもので
ある請求項4または5記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】 イソブチレン系重合体がハロゲン含有
基、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基、アクリロ
イル基、メタクリロイル基およびケイ素含有基の少なく
とも1種の反応性官能基を分子末端および/または分子
鎖中に有するものである請求項4または5記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項8】 イソブチレン系重合体が分子末端および
/または分子鎖中にジエン系単量体に由来する反応性官
能基を有するものである請求項4または5記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項9】 イソブチレン系重合体が分子末端および
/または分子鎖中に反応性官能基としてアリル基または
ケイ素含有基を有するものである請求項4または5記載
の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項10】 ビニル系重合体セグメントがビニル系
モノマーを重合させてなる重合体である請求項1、2、
3、4または5記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項11】 ビニル系重合体セグメントがビニル系
モノマーを重合させてなる重合体と、架橋剤および/ま
たはグラフト交叉剤とからなるものである請求項1、
2、3、4または5記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項12】 ビニル系モノマーがアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、芳香族アルケニル化合物お
よびシアン化ビニル化合物の少なくとも1種である請求
項10または11記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項13】 ビニル系モノマーがアクリル酸エステ
ルおよび芳香族アルケニル化合物の少なくとも1種であ
る請求項10または11記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項14】 複合ゴムが平均粒子径0.05〜10
μmを有するものである請求項1、2または3記載の熱
可塑性樹脂組成物。 - 【請求項15】 複合ゴムのゲル含量が20重量%以上
である請求項1、2または3記載の熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項16】 ビニル系単量体がアクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、芳香族アルケニル化合物お
よびシアン化ビニル化合物の少なくとも1種である請求
項1、2または3記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項17】 グラフト共重合体が複合ゴム30〜9
5重量%とビニル系単量体70〜5重量%とのグラフト
共重合体である請求項1、2または3記載の熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項18】 熱可塑性樹脂がポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンエー
テル、ポリアセタール、ポリスルホン、ポリフェニレン
スルフィド、ポリイミド、ポリエーテルケトンおよびポ
リアリレートの少なくとも1種である請求項1、2また
は3記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項19】 熱可塑性樹脂がポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
および環状ポリオレフィンの少なくとも1種である請求
項1、2または3記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項20】 分子末端および/または分子鎖中に反
応性官能基を有するイソブチレン系重合体であるイソブ
チレン系重合体セグメントと、アクリル酸エステルおよ
び/または芳香族アルケニル化合物を重合させてなる重
合体であるビニル系重合体セグメントとが分離できない
ように相互に絡み合った構造を有する複合ゴムならびに
該複合ゴムにビニル系単量体をグラフト重合させてなる
グラフト共重合体の少なくとも1種と、熱可塑性樹脂と
からなる熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項21】 分子末端および/または分子鎖中に反
応性官能基を有するイソブチレン系重合体と架橋剤およ
び/またはグラフト交叉剤とからなるイソブチレン系重
合体セグメントと、アクリル酸エステルおよび/または
芳香族アルケニル化合物を重合させてなる重合体と架橋
剤および/またはグラフト交叉剤とからなるビニル系重
合体セグメントとが分離できないように相互に絡み合っ
た構造を有する複合ゴムならびに該複合ゴムにビニル系
単量体をグラフト重合させてなるグラフト共重合体の少
なくとも1種と、熱可塑性樹脂とからなる熱可塑性樹脂
組成物。 - 【請求項22】 熱可塑性樹脂がポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、環状ポリオレ
フィン、ポリカーボネートおよびポリエステルの少なく
とも1種である請求項20または21記載の熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項23】 熱可塑性樹脂がポリメチルメタクリレ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンおよび環状ポリ
オレフィンの少なくとも1種であり、該熱可塑性樹脂の
屈折率と、複合ゴムおよびグラフト共重合体の少なくと
も1種の屈折率とが実質的に等しい請求項20または2
1記載の熱可塑性樹脂組成物。
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