JPH10103426A - 歯車式変速機構造 - Google Patents

歯車式変速機構造

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JPH10103426A
JPH10103426A JP8258470A JP25847096A JPH10103426A JP H10103426 A JPH10103426 A JP H10103426A JP 8258470 A JP8258470 A JP 8258470A JP 25847096 A JP25847096 A JP 25847096A JP H10103426 A JPH10103426 A JP H10103426A
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JP
Japan
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speed
gear
switching
shaft
interposed
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Application number
JP8258470A
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English (en)
Inventor
Hideo Toyoda
英夫 豊田
Osamu Kameda
修 亀田
Kenji Sakamoto
健二 坂本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトプット・リダクションギヤ・タイプの
歯車式変速機において、カウンタ軸の回転数増大に伴う
潤滑問題に対処し、カウンタ軸の中央側への入力荷重の
集中を回避し、また、走行歯打ち音の低減を図る。 【解決手段】 5速直結タイプとされたアウトプット・
リダクションギヤ・タイプの歯車式変速機TM1であっ
て、複数の変速歯車対1G〜6Gでなる歯車列が、1−
2歯車ユニットと3−4歯車ユニットと5−R歯車ユニ
ットとで構成されるとともに、これら歯車ユニットは、
上記歯車列において入力側から、1−2歯車ユニット,
3−4歯車ユニット,5−R歯車ユニットの順に配置さ
れ、各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニットでは1
速用変速歯車対1Gが入力側に、3−4歯車ユニットで
は3速用変速歯車対3Gが入力側に、それぞれ配置され
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手動操作の歯車
式変速機構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、エンジン縦置き型の車両
における手動操作の歯車式変速機として、入力軸と出力
軸とが同一軸線上に隣り合うようにして配置されるとと
もに、これら両軸と平行にカウンタ軸が配置され、上記
入力軸および出力軸と上記カウンタ軸とに対をなして互
いに噛合する複数の変速歯車対が設けられた構造のもの
は、一般に良く知られている。かかる歯車式変速機で
は、まず、入力軸の回転駆動力を減速歯車により一定の
減速比で減速してカウンタ軸に伝達入力し、このカウン
タ軸に伝達された回転駆動力を各段位毎に変速比の異な
る変速歯車対によって出力軸側に伝達するタイプのもの
が一般的である。このタイプは、入力軸(インプットシ
ャフト)とカウンタ軸との間で減速が行われるので、
「インプット・リダクションギヤ・タイプ」と呼ばれて
いる。
【0003】ところが、このインプット・リダクション
ギヤ・タイプの変速機の場合、上記減速歯車が入力軸側
/カウンタ軸側ともに軸に固定して設けられており、例
えば以下に述べるような種々の難点がある。すなわち、 カウンタ軸と出力軸の変速歯車対において、まず減
速された大きな駆動トルクが入力されるため、例えば、
歯幅や軸径さらには入力軸とカウンタ軸の軸間距離など
を大きく設定するなど、各歯車および軸について強度・
剛性を高く設定する必要があり、変速機の小型軽量化を
図ることが困難となる。 車両停止状態でエンジンを回転させる、所謂、アイ
ドリング時、全ての遊転歯車がカウンタ軸の回転に伴っ
て空転させられる関係上、エンジンの回転変動に伴う歯
車騒音(所謂、アイドル歯打ち音)が大きくなる。 カウンタ軸が上記減速歯車対によって減速されて大
きなトルクで駆動され、さらに各変速歯車対でそのギヤ
比に応じてトルク増幅されるため、例えばシンクロメッ
シュ機構を含む変速段位の切換機構に作用する慣性重量
が(つまり、所謂イナーシャが)大きくなり、シフト操
作力の低減を図ることが難しい。
【0004】このような諸問題に対して、カウンタ軸と
出力軸(アウトプットシャフト)との間で減速を行う
「アウトプット・リダクションギヤ・タイプ」のものが
考えられている。かかるタイプの歯車式変速機として、
例えばヨーロッパ特許出願第219240号では、変速
段位の切換を行うシンクロメッシュ装置を全て入力軸上
に配置したものが提案されている。
【0005】この場合には、入力軸上に配置された変速
歯車は全て軸に対して相対回転自在な遊転歯車となるの
で、アイドル時(つまりニュートラル時)には入力軸の
みが回転し、該軸上の変速歯車は全く回転せず、したが
って、変速歯車によるアイドル歯打ち音を無くすること
ができる。また、入力軸とカウンタ軸との間に固定的な
減速歯車対が介在していないので、従来のようにシンク
ロメッシュ装置の作動にかかる減速歯車対のギヤ比の影
響が及ぶことはなく、シンクロメッシュ装置に作用する
イナーシャもそれだけ小さくなる。さらに、カウンタ軸
には入力軸の回転トルクが増幅されることなく伝達され
るので、各変速歯車への入力負荷も小さくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、アウト
プット・リダクションギヤ・タイプとすることにより、
従来のインプット・リダクションギヤ・タイプの歯車式
変速機における不具合に対処することが基本的には可能
となるのであるが、このアウトプット・リダクションギ
ヤ・タイプの歯車式変速機においても、その実用化に際
しては、様々の解決すべき技術的課題あるいはより一層
の改良が望まれる種々の具体的な技術事項がある。
【0007】例えば、アウトプット・リダクションギヤ
・タイプの歯車式変速機の場合、カウンタ軸は選択され
た変速段位の歯車対のギヤ比に応じて変速されるので、
ある程度以上の高速段位では増速されて入力軸よりも回
転数が高くなり、各変速歯車対のギヤ比が同じであれ
ば、一定以上の変速段位では、カウンタ軸の回転数は、
一定の減速比で減速されて常に入力軸の回転数よりも低
くなるインプット・リダクションギヤ・タイプの場合に
比べて、かなり高くなることが知られている。
【0008】そして、このようにカウンタ軸の回転数が
増大した下では、上記従来技術のようにシンクロメッシ
ュ装置が全て入力軸上に配置されていると、この入力軸
上の変速歯車は全て軸に対して回転自在な遊転歯車とな
り、特に減速比の大きい1速用および後退用(リバー
ス)歯車対について、小径歯車が入力軸上の遊転歯車と
なる関係上、後で詳しく説明するように、高速段位にお
いてこれら歯車の軸(入力軸)に対する遊転時の相対回
転速度が非常に高くなり、その軸受の潤滑条件が厳しい
ものとなる。特に、リバース遊転歯車の場合には、アイ
ドル歯車の作用により軸とは逆方向に回転し、当該軸と
の相対回転差が極めて大きくなるという現象が生じる。
【0009】また、アウトプット・リダクションギヤ・
タイプの歯車式変速機の場合、入力軸側からカウンタ軸
側に伝達されるトルクの大きさは、選択された変速段位
の歯車対のギヤ比に応じて異なり、減速比が大きいほど
大きなトルクが伝えられることになる。この場合、歯車
列の中央に減速比の大きい(つまり伝達トルクの大き
い)歯車が配置されるほど、また、このような減速比の
大きい歯車が中央側に集中して配置されるほど、大きな
荷重がカウンタ軸の中央部分に集中して入力されること
になる。そして、かかる入力荷重の集中に対応するため
には、カウンタ軸の軸径を太くしてその強度および剛性
を高めなければならず、また、カウンタ軸の支持部につ
いても、より強固で剛性の高いものにすることが必要に
なり、変速機の小型軽量化を図る上で好ましくない。
【0010】更に、車両走行中に変速機内部から発生す
る歯車のガタ打ち音(いわゆる走行歯打ち音)の問題が
ある。これは、後述するように、駆動軸系がエンジンの
トルク変動を受けて捩り振動する際に、バックラッシュ
をもって噛み合っている歯車の歯面が叩き合うために生
じるもので、各歯車対の変速比にもよるが、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプの場合、上述のようにカ
ウンタ軸の回転数が高く、カウンタ軸上の角速度変動も
一般に大きくなるものと思われるので、インプット・リ
ダクションギヤ・タイプよりも、上記走行歯打ち音が大
きくなることが考えられる。この問題に関して、本願発
明者は、鋭意研究を重ねた結果、後で詳しく説明するよ
うに、シンクロメッシュ装置の配置をによって走行歯打
ち音を低減できることを見出した。
【0011】そこで、この発明は、アウトプット・リダ
クションギヤ・タイプの歯車式変速機において、カウン
タ軸の回転数の増大に伴う潤滑問題に有効に対処できる
ようにし、また、カウンタ軸への入力荷重の集中を有効
に回避できるようにし、更に、走行歯打ち音の低減を図
ることを、基本的な目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、同一軸線上
に隣り合うようにして配置された入力軸および出力軸
と、これら両軸と平行に配置されたカウンタ軸と、各変
速段位にそれぞれ対応して上記入力軸および出力軸と上
記カウンタ軸とに対をなして設けられ互いに噛合する複
数の変速歯車対と、選択された変速段位に対応した所定
の変速歯車対で入力軸からカウンタ軸を介して又は直接
に出力軸へ動力が伝達されるように動力伝達経路を切り
換える動力伝達切換機構とを備え、上記変速歯車対のう
ちカウンタ軸の回転を出力軸へ減速して伝達し得る減速
歯車対の各歯車が共にカウンタ軸と出力軸との間で軸と
一体回転する歯車式変速機、つまり、所謂アウトプット
・リダクションギヤ・タイプの歯車式変速機を前提とし
たもので、上記入力軸から直接に出力軸へ動力を伝達す
る直結段位の変速歯車対に対向する位置の入力軸上に、
後退用歯車対のうち軸に対して相対回転自在な遊転歯車
を配置したことを特徴としたものである。
【0013】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
入力軸には、その出力側から潤滑油が供給されるオイル
通路が設けられていることを特徴としたものである。
【0014】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第2の発明において、上記
複数の変速歯車対でなる歯車列が、1速用変速歯車対と
2速用変速歯車対とを組み合わせた1−2歯車ユニット
と、3速用変速歯車対と4速用変速歯車対とを組み合わ
せた3−4歯車ユニットと、5速用変速歯車対と後退用
変速歯車対とを組み合わせた5−R歯車ユニットとで構
成されるとともに、これら歯車ユニットは、上記歯車列
において入力側から、1−2歯車ユニット,3−4歯車
ユニット,5−R歯車ユニットの順に配置されているこ
とを特徴としたものである。
【0015】また更に、本願の請求項4に係る発明(以
下、第4の発明という)は、上記第3の発明において、
上記各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニットでは1
速用変速歯車対が入力側に、3−4歯車ユニットでは3
速用変速歯車対が入力側に、それぞれ配置されているこ
とを特徴としたものである。
【0016】また更に、本願の請求項5に係る発明(以
下、第5の発明という)は、上記第4の発明において、
上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在な前
後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して一体
回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置とし
て、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−4歯
車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える3−
4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに介設
されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用シン
クロとを備えており、これら3個のシンクロメッシュ装
置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴とし
たものである。
【0017】また更に、本願の請求項6に係る発明(以
下、第6の発明という)は、上記第4の発明において、
上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在な前
後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して一体
回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置とし
て、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−4歯
車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える3−
4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに介設
されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用シン
クロとを備えており、これら3個のシンクロメッシュ装
置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カウンタ
軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上記入力
軸上に配設されていることを特徴としたものである。
【0018】また更に、本願の請求項7に係る発明(以
下、第7の発明という)は、上記第4の発明において、
上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在な前
後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して一体
回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置とし
て、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−4歯
車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える3−
4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに介設
されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用シン
クロとを備えており、これら3個のシンクロメッシュ装
置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カウンタ
軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上記入力
軸上に配設されていることを特徴としたものである。
【0019】また更に、本願の請求項8に係る発明(以
下、第8の発明という)は、上記第4の発明において、
上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在な前
後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して一体
回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置とし
て、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−4歯
車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える3−
4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに介設
されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用シン
クロとを備えており、これら3個のシンクロメッシュ装
置のうち、1−2速切換用シンクロと3−4速切換用シ
ンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、5速−
R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設されてい
ることを特徴としたものである。
【0020】また、本願の請求項9に係る発明(以下、
第9の発明という)は、上記第3の発明において、上記
各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニットでは1速用
変速歯車対が入力側に、3−4歯車ユニットでは4速用
変速歯車対が入力側に、それぞれ配置されていることを
特徴としたものである。
【0021】更に、本願の請求項10に係る発明(以
下、第10の発明という)は、上記第9の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0022】また更に、本願の請求項11に係る発明
(以下、第11の発明という)は、上記第9の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カウ
ンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上記
入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0023】また更に、本願の請求項12に係る発明
(以下、第12の発明という)は、上記第9の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カウ
ンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上記
入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0024】また更に、本願の請求項13に係る発明
(以下、第13の発明という)は、上記第9の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと3−4速切換
用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、5
速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設され
ていることを特徴としたものである。
【0025】また、本願の請求項14に係る発明(以
下、第14の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が出力側に、3−4歯車ユニットで
は4速用変速歯車対が出力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0026】更に、本願の請求項15に係る発明(以
下、第15の発明という)は、上記第14の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0027】また更に、本願の請求項16に係る発明
(以下、第16の発明という)は、上記第14の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0028】また更に、本願の請求項17に係る発明
(以下、第17の発明という)は、上記第14の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0029】また更に、本願の請求項18に係る発明
(以下、第18の発明という)は、上記第14の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと3−4速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0030】また、本願の請求項19に係る発明(以
下、第19の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が出力側に、3−4歯車ユニットで
は3速用変速歯車対が出力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0031】更に、本願の請求項20に係る発明(以
下、第20の発明という)は、上記第19の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2
速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3−
4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0032】また更に、本願の請求項21に係る発明
(以下、第21の発明という)は、上記第19の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0033】また更に、本願の請求項22に係る発明
(以下、第22の発明という)は、上記第19の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0034】また更に、本願の請求項23に係る発明
(以下、第23の発明という)は、上記第19の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と
2速とを切り換える1−2速切換用シンクロと、上記3
−4歯車ユニットに介設されて3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと3−4速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0035】また、本願の請求項24に係る発明(以
下、第24の発明という)は、上記第1または第2の発
明において、上記複数の変速歯車対でなる歯車列が、1
速用変速歯車対と2速用変速歯車対とを組み合わせた1
−2歯車ユニットと、3速用変速歯車対と4速用変速歯
車対とを組み合わせた3−4歯車ユニットと、5速用変
速歯車対と後退用変速歯車対とを組み合わせた5−R歯
車ユニットとで構成されるとともに、これら歯車ユニッ
トは、上記歯車列において入力側から、3−4歯車ユニ
ット,1−2歯車ユニット,5−R歯車ユニットの順に
配置されていることを特徴としたものである。
【0036】更に、本願の請求項25に係る発明(以
下、第25の発明という)は、上記第24の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、3−4歯車ユニットで
は3速用変速歯車対が入力側に、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が入力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0037】また更に、本願の請求項26に係る発明
(以下、第26の発明という)は、上記第25の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特
徴としたものである。
【0038】また更に、本願の請求項27に係る発明
(以下、第27の発明という)は、上記第25の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0039】また更に、本願の請求項28に係る発明
(以下、第28の発明という)は、上記第25の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0040】また更に、本願の請求項29に係る発明
(以下、第29の発明という)は、上記第25の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと1−2速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0041】また、本願の請求項30に係る発明(以
下、第30の発明という)は、上記第24の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、3−4歯車ユニットで
は4速用変速歯車対が出力側に、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が出力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0042】更に、本願の請求項31に係る発明(以
下、第31の発明という)は、上記第30の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4
速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1−
2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0043】また更に、本願の請求項32に係る発明
(以下、第32の発明という)は、上記第30の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0044】また更に、本願の請求項33に係る発明
(以下、第33の発明という)は、上記第30の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0045】また更に、本願の請求項34に係る発明
(以下、第34の発明という)は、上記第30の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと1−2速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0046】また、本願の請求項35に係る発明(以
下、第35の発明という)は、上記第24の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、3−4歯車ユニットで
は4速用変速歯車対が入力側に、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が入力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0047】更に、本願の請求項36に係る発明(以
下、第36の発明という)は、上記第35の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4
速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1−
2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0048】また更に、本願の請求項37に係る発明
(以下、第37の発明という)は、上記第35の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0049】また更に、本願の請求項38に係る発明
(以下、第38の発明という)は、上記第35の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0050】また更に、本願の請求項39に係る発明
(以下、第39の発明という)は、上記第35の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと1−2速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0051】また、本願の請求項40に係る発明(以
下、第40の発明という)は、上記第24の発明におい
て、上記各歯車ユニットのうち、3−4歯車ユニットで
は3速用変速歯車対が出力側に、1−2歯車ユニットで
は1速用変速歯車対が出力側に、それぞれ配置されてい
ることを特徴としたものである。
【0052】更に、本願の請求項41に係る発明(以
下、第41の発明という)は、上記第40の発明におい
て、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自在
な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対して
一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装置
として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4
速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1−
2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニットに
介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換用
シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッシ
ュ装置が全て上記入力軸上に配設されていることを特徴
としたものである。
【0053】また更に、本願の請求項42に係る発明
(以下、第42の発明という)は、上記第40の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0054】また更に、本願の請求項43に係る発明
(以下、第43の発明という)は、上記第40の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、1−2速切換用シンクロのみが上記カ
ウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシュ装置は上
記入力軸上に配設されていることを特徴としたものであ
る。
【0055】また更に、本願の請求項44に係る発明
(以下、第44の発明という)は、上記第40の発明にお
いて、上記動力伝達切換機構が、軸に対して相対回転自
在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該軸に対し
て一体回転するように連結させ得るシンクロメッシュ装
置として、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と
4速とを切り換える3−4速切換用シンクロと、上記1
−2歯車ユニットに介設されて1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯車ユニット
に介設されて5速と後退段とを切り換える5速−R切換
用シンクロとを備えており、これら3個のシンクロメッ
シュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと1−2速切
換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設される一方、
5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸上に配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいて詳細に説明する。まず、第1の実施の
形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係る歯車式変速機TM1の全体構成を概略的に示す
縦断面説明図、また、図2は上記変速機TM1の歯車機
構等の要部を拡大して示す縦断面説明図である。これら
の図に示すように、上記変速機TM1では、変速機ケー
ス10内において、入力軸Siと出力軸Soとが同一軸
線上に隣り合うようにして配置されると共に、より好ま
しくは、その下方に、これら両軸Si,Soと平行にカ
ウンタ軸Scが配置されている。そして、各変速段位に
それぞれ対応し相互に噛合する複数の歯車対1G〜6G
が、上記入力軸Siおよび出力軸Soとカウンタ軸Sc
とに対をなして設けられている。
【0057】尚、上記変速機TM1は、後で詳しく説明
するように、カウンタ軸Scの回転を出力軸Soへ減速
して伝達し得る減速歯車対5Gの各歯車5Gc,5Go
が共にカウンタ軸Scと出力軸Soとの間で軸と一体回
転するように構成された、所謂、アウトプット・リダク
ションギヤ・タイプのもので、上記減速歯車対5Gは、
好ましくは、カウンタ軸Scの後端部(出力側端部)に
配置されている。また、上記変速機TM1は、例えば、
エンジン縦置きの所謂FR型の自動車に搭載されるもの
で、前進5段,後退1段の変速段を有し、例えばその第
5速が、入力軸Siから直接に出力軸Soへ動力を伝達
させる(つまり入力軸Siと出力軸Soとを直結させ
る)直結段を構成するようになっている。
【0058】上記歯車式変速機TM1の入力軸Siは、
その入力側(前端側:図1における左端側)がクラッチ
1を介してエンジン出力軸(不図示)に連結される一
方、出力側(後端側:図1における右端側)は出力軸S
oの入力側端部(前端部)と組み合わされている。ま
た、この出力軸Soの出力側(後端側:図1における右
端側)は、後輪側へ駆動力を伝えるプロペラシャフト
(不図示)に最終的に連結されるようになっている。そ
して、上記変速機ケース10には、ケース内壁から内側
へ張り出す複数の軸支部11〜13が設けられ、これら
軸支部11〜13に、上記入力軸Si,出力軸Soおよ
びカウンタ軸Scを各々回転自在に支承する軸受がそれ
ぞれ配設されている。尚、最も入力側(前側:図1にお
ける左側)の軸支部11はフロントカバー15によって
その入力側が覆われている。
【0059】上記変速機TM1は、上述のように、前進
5段,後退1段の変速段を有するもので、これらの各変
速段位に対応して6組の変速歯車対1G〜6Gが設けら
れている。本実施の形態では、これら6組の歯車対1G
〜6Gについて、1速用歯車対1Gと2速用歯車対2G
とが組み合わされて1−2歯車ユニットが、3速用歯車
対3Gと4速用歯車対4Gとが組み合わされて3−4歯
車ユニットが、また、5速用歯車対5Gと後退用歯車対
6Gとが組み合わされて5−R歯車ユニットが、それぞ
れ構成されている。
【0060】そして、これら歯車ユニットは、上記歯車
列において入力側(前側)から、1−2歯車ユニット,
3−4歯車ユニット,5−R歯車ユニットの順に配置さ
れている。つまり、後退用歯車対6Gを有する上記5−
R歯車ユニットが歯車列の最も出力側に配置されてい
る。そして、各歯車ユニットのうち、1−2歯車ユニッ
トでは1速用変速歯車対1Gが入力側(前側)に、3−
4歯車ユニットでは3速用変速歯車対3Gが入力側(前
側)に、それぞれ配置されている。すなわち、上記6組
の歯車対1G〜6Gは、入力側(前側)から、1速用歯
車対1G,2速用歯車対2G,3速用歯車対3G,4速
用歯車対4G,後退用用歯車対6G,5速用歯車対5G
の順番で配列されている。
【0061】また、本実施の形態では、上記各歯車対1
G〜6Gについて、カウンタ軸Sc側に設けられた歯車
(カウンタ歯車1Gc〜6Gc)は、その全てが、軸
(カウンタ軸Sc)と共に一体的に回転する固定歯車と
して形成される一方、入力軸Si側に設けられた5個の
入力歯車1Gi〜3Gi,5Gi及び6Giは、その全
てが軸(入力軸Si)に対して相対的に回転自在な遊転
歯車として形成されている。従って、直結段位である5
速用歯車対5Gと対向する位置の入力軸Si上には、後
退用歯車対6Gの遊転歯車6Giが配置されている。
尚、従来、良く知られているように、後退用歯車対6G
の場合は、その固定歯車6Gcと遊転歯車6Giとは、
図示しないアイドル歯車(リバース・アイドル歯車)を
介して噛み合っており、このリバース・アイドル歯車に
よって、被駆動歯車が前進用の歯車対の場合と反対方向
に回転するようになっている。
【0062】上記5速用歯車対(減速歯車対)5Gにつ
いては、片方(カウンタ歯車5Gc)がカウンタ軸Sc
の後端部(出力側端部)に該軸Scと共に一体的に回転
する固定歯車として設けられる一方、他方(出力歯車5
Go)は出力軸Soの前端部(入力側端部)に該軸So
と一体的に回転する固定歯車として設けられている。
尚、この5速用の出力歯車5Goは、例えばニードル軸
受を介して入力軸Siの後端部(出力側端部)に回転自
在に組み付けられており、入力軸Siに対しては相対的
に回転自在である。そして、上記5速用のカウンタ歯車
5Gcと出力歯車5Goとで所定のギヤ比の減速歯車対
5Gが形成されている。すなわち、カウンタ軸Scの回
転を出力軸Soへ減速して伝達し得る減速歯車対5Gの
各歯車5Gc,5Goが共にカウンタ軸Scと出力軸S
oとの間で軸と一体回転するようになっており、減速歯
車対5Gをこのようにレイアウトすることにより、上述
のように、所謂アウトプット・リダクションギヤ・タイ
プの歯車式変速機TM1が構成されている。
【0063】このように、上記変速機TM1はアウトプ
ット・リダクションギヤ・タイプであるので、アイドリ
ング時など、ニュートラル状態でカウンタ軸Scが空転
することはなく、しかも、入力軸Si上の全ての歯車が
入力軸Siに対して相対回転自在な遊転歯車として設け
られているので、アイドリング時には、入力軸Siのみ
が回転し、その軸上の歯車は全く回転しない。したがっ
て、変速歯車対1G〜6Gによって所謂アイドル歯打ち
音が生じることはない。
【0064】上記各遊転歯車の間には、前後の遊転歯車
のいずれか一方を選択的に軸(この場合は入力軸Si)
に対して一体回転するように連結させ得るシンクロメッ
シュ装置Ya〜Ycが配設されている。この場合、全て
の遊転歯車が入力軸Si上に設けられている関係上、シ
ンクロメッシュ装置Ya〜Ycも全て入力軸Si上に設
けられることになる。すなわち、入力軸Siには、1速
と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロYaと、
3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロYb
と、5速と後退段(リバース)とを切り換える5速−R
切換用シンクロYcの3個のシンクロメッシュ装置Ya
〜Ycが設けられている。
【0065】上記各シンクロメッシュ装置Ya〜Yc
は、従来から良く知られているものと同じものである
が、例えば1−2速切換用のものYaを例にとって、そ
の基本的な構成の概略を説明すれば、例えば図3に示す
ように、軸(入力軸Si)に対して例えばスプライン嵌
合されたシンクロナイザハブ21と、該ハブ21の外周
上に複数個設けられたシンクロナイザキー22と、前後
一対のシンクロナイザリング23,24と、各シンクロ
ナイザリング23,24と対向配置されたギヤ側リング
部材25,26と、上記シンクロナイザキー22の外側
に位置してシフトフォーク30によって前後いずれかに
移動させられ得るシンクロナイザスリーブ27とを備え
て構成され、このシンクロナイザスリーブ27の前後い
ずれかへの移動に応じて、歯車1Gi又は2Giが軸S
iと一体的に回転させられるようになっている。
【0066】本実施の形態では、複数(3個)のシンク
ロメッシュ装置Ya〜Ycが同一軸線上(入力軸Si
上)に配置されているので、これらが入力軸Si側とカ
ウンタ軸Sc側とに分かれて配置されている場合に比べ
て、シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの例えばリンク機
構等の駆動機構を簡素化することができる。特に、本実
施の形態では、上記入力軸Siは、カウンタ軸Scの上
方に位置し、変速機ケース10内で上部に設けられてい
るので、各シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの駆動機構
が小型で済み、その構造をより簡素化することができる
のである。
【0067】以上の構成において、シフトレバー2の切
換操作で5速以外の他の変速段のいずれかが選択される
と、当該変速段の遊転歯車(入力歯車)が入力軸Siと
一体的に回転するように該軸Siに対して連結され、こ
の遊転歯車が対をなす固定歯車(カウンタ歯車)と噛み
合った状態で回転するすることによりカウンタ軸Scが
駆動される。このカウンタ軸Scの回転が上記減速歯車
対5Gで減速されながら出力軸Soに伝達される。一
方、シフトレバー2が他の変速段から5速に切り換えら
れた場合には、出力軸Soが入力軸Siに対して連結さ
れることにより、入力側と出力側とが直結されるように
なっている。
【0068】本実施の形態では、各変速歯車対1G〜6
Gの変速比や各歯車の歯数を、例えば表1のように設定
するとともに、当該歯車式変速機を実車に搭載して、種
々の実験やシュミレーションを行った。上記表1より、
各変速歯車対の減速比は、1速用変速歯車対1Gが最も
大きく、次いで、リバース用変速歯車対6G,2速用変
速歯車対の順であることが分かる。尚、比較例として
は、従来のインプット・リダクションギヤ・タイプで、
変速比が同一に設定されたものを用いた。
【0069】
【表1】
【0070】ところで、歯車の計算寿命は、歯車の歯元
応力σと回転数Nとに直接的に関係し、これらの間に
は、次式に示す関係が成立することが知られている。 σx・N=constant(定数) … 上記歯元応力σは当該歯車の伝達トルクに比例するの
で、計算寿命は、伝達トルクのx乗および回転数Nにそ
れぞれ比例して減少することになる。本実施の形態に係
る歯車式変速機TMの場合、アウトプット・リダクショ
ンギヤ・タイプであり、入力軸Siからカウンタ軸Sc
に動力が伝達される際には回転数が減速されない(つま
り、入力軸Siの回転トルクが増幅されない)ので、入
力軸とカウンタ軸との間にそれぞれ軸と一体回転する固
定歯車でなる減速歯車対が設けられた従来タイプ(イン
プット・リダクションギヤ・タイプ)のものに比べて、
減速歯車対4Gを除く他の変速歯車対1G〜3G,5G
の寿命は大幅に向上する。
【0071】従って、この変速歯車対の寿命向上分だ
け、各変速歯車の径あるいは幅方向についてサイズダウ
ンが可能となる。尚、歯幅方向のサイズダウンについて
は、歯車ノイズとの関係で制限されることもあるので、
本実施の形態では、主として、各変速歯車の径方向のサ
イズダウンを行うことにより、入力軸Siとカウンタ軸
Scとの軸間距離を短くし、変速機TM1の小型化を図
るようにした。尚、減速歯車対4Gについては、カウン
タ軸Scの回転がこの歯車対4Gで減速されて(回転ト
ルクが増幅されて)出力軸Soに伝達される関係上、従
来タイプに比べて計算寿命が短くなる。そこで、本実施
の形態では、この減速歯車対4Gについては、歯幅を大
きくし、また、歯車表面に施すショットピーニング条件
を向上させることなどにより、その寿命低下を補う対策
を施した。
【0072】また、変速時のシフト操作力については、
シフト操作力をFs,歯車列のイナーシャをIg,クラ
ッチのイナーシャをIc,回転速度差をNd,回転抵抗
をTr,シンクロ容量Cs,リンク効率をηとすれば、
次式で表されることが知られている。 Fs={(Ig+Ic)・Nd+Tr}/(Cs・η) … このように、シフト操作力Fsは、歯車列およびクラッ
チのイナーシャIg及びIcの影響を大きく受ける。従
って、これらのイナーシャを低減することによってシフ
ト操作力Fsを軽くすることができる。変速機をアウト
プット・リダクションギヤ・タイプとすることにより、
各変速歯車のサイズダウンができるので、歯車列のイナ
ーシャIgが低減され、これに伴ってシフト操作力の低
減が可能になる。これにより、各シンクロメッシュ装置
Ya〜Ycのシンクロ容量を従来よりも低く設定するこ
とが可能になる。すなわち、シンクロメッシュ装置Ya
〜Ycを小型化することができるのである。
【0073】ところで、アウトプット・リダクションギ
ヤ・タイプの変速機の場合、前述のように、カウンタ軸
Scの回転数は、従来タイプのもの(常に入力軸よりも
減速され、また、この入力回転数に比例する)と違っ
て、変速段位によって異なり、ある程度以上の高速段位
では、増速されて入力軸Siよりも高くなる。図4は、
アウトプット・リダクションギヤ・タイプの変速機と従
来タイプの変速機とについて、エンジン回転数が一定と
いう条件下で各変速段位におけるカウンタ軸の回転数の
違いをグラフ化して示したものである。□印がアウトプ
ット・リダクションギヤ・タイプを示し、■印が従来タ
イプを示している。このグラフから良く分かるように、
アウトプット・リダクションギヤ・タイプの場合には、
カウンタ軸Scは変速段位によって回転数が変わり、し
かも、高速段位では、従来タイプのものよりも超高速で
回転する。また、リバースでは逆転方向に回転してしま
う。
【0074】このようにカウンタ軸の回転速度が増大し
た場合、シンクロメッシュ装置を全て入力軸上に配置す
ると、入力軸上の変速歯車は全て軸に対して相対回転自
在な遊転歯車となり、特に減速比の大きい1速用および
後退用(リバース)歯車対について、小径歯車が入力軸
上の遊転歯車となる関係上、高速段位においてこれら歯
車の軸(入力軸)に対する遊転時の相対回転速度が非常
に高くなり、その軸受について焼き付き等の不具合が生
じるおそれがある。特に、リバース遊転歯車の場合に
は、アイドル歯車の作用により軸の回転とは逆方向に回
転し、当該軸との相対回転差が極めて大きくなるという
現象が生じる。
【0075】本実施の形態では、上記リバース遊転歯車
6Giは、直結段位(5速)の変速歯車対5Gに対向す
る位置の入力軸Si上に配置されており、このリバース
遊転歯車6Giが入力軸Siの出力側端部の比較的近傍
に位置することにより、潤滑条件が最も厳しいリバース
遊転歯車Siの軸受への潤滑油の供給を有利に行えるよ
うになっている。具体的には、図2から良く分かるよう
に、上記入力軸Siにはその軸線に沿って延びる軸内の
オイル通路Liが設けられており、該軸内オイル通路L
iは、1速用歯車対1Gの配設位置よりも入力側に対応
する部位まで伸長している。そして、上記軸内オイル通
路Liから分岐して各入力歯車1Gi〜4Gi及び6G
iの軸受部に至る分岐オイル孔がそれぞれ設けられてい
る。尚、上記歯車列の入力側は、シール部材15sが装
着されたフロントカバー15で覆われている。
【0076】一方、入力軸Si上の歯車列よりも後方
(出力側)においては、変速機ケース10の最も後側
(出力側)の軸支部13の後方を覆うカバー体31が設
けられ、該カバー体31の内部にオイルを掻き込むため
のフィン体32が出力軸Soに固定されている。出力軸
Soの回転に伴って上記フィン体32が回転することに
より、歯車列よりも出力側からカバー体31の内部にオ
イルが掻き込まれ、この掻き込まれたオイルは、出力軸
Soの軸受を介して連通孔33からオイル溜め33に送
られる。そして、このオイル溜め33から上記軸内オイ
ル通路Liにオイルが供給されるようになっている。こ
のように上記入力軸Siに、その出力側から潤滑油が供
給される軸内オイル通路Liを設けたことにより、入力
軸Siの出力側端部の比較的近傍に配置された上記リバ
ース遊転歯車6Giの軸受への潤滑油の供給を、より確
実に行うことができる。
【0077】ところで、本実施の形態では、入力軸Si
側からカウンタ軸Sc側への動力伝達において、カウン
タ軸Scの特に中央側に大きい荷重が集中して入力され
ることがないように、減速比が特に大きい(つまり、回
転トルクの増幅度合いの大きい)1速用変速歯車対1G
と後退用(リバース)変速歯車対6Gとが互いに近接す
ることなく、また、最も減速比が大きい1速用変速歯車
対1Gがカウンタ軸Sc上の歯車列の中央側に位置する
ことがにように、各変速歯車対の位置が設定されてい
る。
【0078】すなわち、本実施の形態では、上述のよう
に、歯車列が上記三つの歯車ユニットで構成されるとと
もに、これら歯車ユニットは、上記歯車列において入力
側から、1−2歯車ユニット,3−4歯車ユニット,5
−R歯車ユニットの順に配置されている。すなわち、減
速比が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大き
い)変速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)を有す
る二つの歯車ユニット(1−2歯車ユニット,5−R歯
車ユニット)は、残りの歯車ユニット(3−4歯車ユニ
ット)を挟んで両側に位置することになり、両者が隣り
合って並ぶことはない。したがって、入力軸Siからカ
ウンタ軸Scに動力が伝達される際には、大きな入力荷
重が軸Scの長手方向について特定部分に集中すること
なく確実に分散される。特に、中央側に大きな入力荷重
が作用することはない。
【0079】しかも、その上、上記各歯車ユニットのう
ち、1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが入
力側に、3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対3G
が入力側に、それぞれ配置されており、減速比が大きい
(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)二つの変
速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)は、残りの三
つの変速歯車対2G,3G,4G(2速用,3速用および
4速用)を挟んで最も離れた両側に位置することにな
る。したがって、図5に模式的に示すように、入力軸S
iからカウンタ軸Scに動力が伝達される際には、大き
な入力荷重が軸の長手方向について集中することなく確
実に分散される。この結果、カウンタ軸Scの強度およ
び剛性がより一層低くて済み(つまり、軸径がより一層
小さくて済み)、また、このカウンタ軸Scの支持部
(軸支部11,12,13)の強度および剛性をより一層
低く設定することが可能になる。すなわち、カウンタ軸
Sc自体およびその支持部(軸支部11,12,13)の
強度・剛性をより一層低く設定することができ、変速機
TM1の更に一層の小型軽量化を図ることができるので
ある。
【0080】また、減速比が大きいリバース用変速歯車
対6Gは、5−R歯車ユニットにおいて入力側に配置さ
れ、より好ましくは、変速機ケース10の中間の軸支部
12に隣接するように配置されている。一方、最も減速
比が大きい1速用変速歯車対1Gは、この1−2歯車ユ
ニットにおいて入力側に(つまり、歯車列の最も入力側
に)配置され、変速機ケース10の入力側の軸支部11
に隣接している。このように、特に、減速比の大きい2
つの変速歯車対1G,6Gについては、それぞれ変速機
ケース10の軸支部11,12に隣接した箇所で受けら
れるので、カウンタ軸Scの中央部分で受けられる場合
に比べて、これら2つの変速歯車対1G,6Gを介して
それぞれ伝えられる入力荷重によるモーメントが小さく
なり、カウンタ軸Sc自体およびその支持部11〜13
の強度・剛性をより一層低く設定することが可能にな
る。
【0081】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、所謂アウトプット・リダクションギヤ・タイプの
歯車式変速機TM1において、入力軸Siから直接に出
力軸Soへ動力を伝達する直結段位(5速)の変速歯車
対5Gに対向する位置の入力軸Si上に、後退用(リバ
ース用)歯車対6Gのうち軸に対して相対回転自在な遊
転歯車6Gi(リバース遊転歯車)を配置したので、こ
のリバース遊転歯車6Giは入力軸Siの出力側端部の
比較的近傍に位置することになる。したがって、潤滑条
件が最も厳しいリバース遊転歯車Siについて、これが
歯車列の中間部分に配置されている場合に比べて、その
軸受への潤滑油の供給を有利に行うことができるのであ
る。
【0082】特に、具体的には、上記入力軸Siには、
その出力側から潤滑油が供給される軸内オイル通路Li
が設けられているので、入力軸Siの出力側端部の比較
的近傍に配置された上記リバース遊転歯車6Giの軸受
への潤滑油の供給を、より確実に行うことができる。
【0083】また、上記複数の変速歯車対でなる歯車列
が上記三つの歯車ユニットで構成されるとともに、これ
ら歯車ユニットは、上記歯車列において入力側から、1
−2歯車ユニット,3−4歯車ユニット,5−R歯車ユ
ニットの順に配置されている。すなわち、減速比が大き
い(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)変速歯
車対1G,6G(1速用,リバース用)を有する二つの歯
車ユニット(1−2歯車ユニット,5−R歯車ユニッ
ト)は、残りの歯車ユニット(3−4歯車ユニット)を
挟んで両側に位置することになり、両者が隣り合って並
ぶことはない。したがって、入力軸Siからカウンタ軸
Scに動力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸S
cの長手方向について集中することなく確実に分散さ
れ、特に、中央側に大きな入力荷重が作用することはな
い。
【0084】しかも、その上、上記各歯車ユニットのう
ち、1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが入
力側に、3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対3G
が入力側に、それぞれ配置されている。すなわち、減速
比が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大き
い)二つの変速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)
は、残りの三つの変速歯車対2G,3G,4G(2速用,
3速用および4速用)を挟んで最も離れた両側に位置す
ることになる。したがって、入力軸Siからカウンタ軸
Scに動力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の
長手方向について集中することなくより確実に分散され
る。この結果、カウンタ軸Scの強度および剛性がより
一層低くて済み(つまり、軸径がより一層小さくて済
み)、また、このカウンタ軸Scの支持部(軸支部1
1,12,13)の強度および剛性をより一層低く設定す
ることが可能になる。すなわち、カウンタ軸Sc自体お
よびその支持部(軸支部11,12,13)の強度・剛性
をより一層低く設定することができ、変速機TM1の更
に一層の小型軽量化を図ることができるのである。
【0085】また更に、本実施の形態では、特に、3個
のシンクロメッシュ装置Ya〜Ycが全て入力軸Si上
に配設されているので、動力伝達切換機構(特にシンク
ロメッシュ装置Ya〜Ycの駆動機構)を簡素化して変
速機TM1の構造の簡略化を図ることができる。また、
この場合、入力軸Si上の全ての歯車が入力軸Siに対
して相対回転自在な遊転歯車として設けられることにな
るので、変速歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を
無くすることができる。
【0086】尚、上記実施の形態(第1の実施の形態)
では、全てのシンクロメッシュ装置Ya〜Ycを入力軸
Si上に配置したものであったが、シンクロメッシュ装
置Ya,Ybの配置を工夫することにより、1速用変速
歯車対1Gの遊転歯車1Giの軸(入力軸Si)対する
相対回転差の問題や前述の走行歯打ち音の問題等にに対
処することが可能である。次に、本発明の第2〜第4の
実施の形態について説明する。これら実施の形態は、歯
車配列は上記第1の実施の形態と同一とし、シンクロメ
ッシュ装置Ya,Ycの配置のみを変更したものであ
る。したがって、第1の実施の形態において歯車配列の
特徴によってもたらされた効果については、これら第2
〜第4の実施の形態においても、同様に奏することがで
きるものである。尚、以下の説明において、上記第1の
実施の形態における場合と同じものには同一の符号を付
し、それ以上の説明は省略する。
【0087】まず、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図6に示すように、この第2の実施の形態に
係る歯車式変速機TM2では、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロYaのみがカウンタ軸Sc上
に配置され、他のシンクロメッシュ装置Yb,Ycは入
力軸Si上に配置されている。上記1−2速切換用シン
クロYaをこのように配置した場合、1速用歯車対1G
の小径歯車である入力歯車1Giは、入力軸Siと一体
的に回転する固定歯車として設けられることになり、変
速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸Siの回転数)
で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径のカ
ウンタ歯車1Gcは、これよりも回転数が低くなるの
で、アウトプット・リダクションギヤ・タイプで1−2
速切換用シンクロYaを入力軸Si上に配置した場合の
ように、1速用歯車対1Gの遊転歯車と軸との間に大き
な相対回転差が生じることがなくなり、その軸受に対す
る潤滑条件の厳しさが大幅に緩和されることになる。
【0088】また、図7は、本発明の第3の実施の形態
に係る歯車式変速機TM3を示している。この第3の実
施の形態では、3速と4速とを切り換える3−4速切換
用シンクロYbのみがカウンタ軸Sc上に配置され、他
のシンクロメッシュ装置Ya,Ycは入力軸Si上に配
置されている。このシンクロ配置は、いわゆる走行歯打
ち音の問題に対処するためのものである。この走行歯打
ち音とは、前述のように、車両走行中に変速機内部から
発生する歯車のガタ打ち音(いわゆる走行歯打ち音)で
あり、駆動軸系がエンジンのトルク変動(つまり回転変
動)を受けて捩り振動する際に、バックラッシュをもっ
て噛み合っている歯車の歯面が叩き合うために生じるも
ので、一般には、駆動軸系の捩り振動の共振点で生じる
ことが多く、この共振時のフライホイールの回転変動が
大きいほど駆動軸系の振動レベルも大きくなり、走行歯
打ち音対策上不利になる。なお、上記捩り振動の加振力
としては、上記エンジンの回転変動の他、駆動軸系のユ
ニバーサルジョイントの角速度変動や路面の不整による
反力トルクなどが挙げられる。
【0089】上記走行歯打ち音の発生度合(つまり発生
し易さ)を評価する場合、回転軸まわりのモーメントに
作用するイナーシャI(アイ)と、評価対象歯車の噛み
合い部での角速度変動△ω(デルタ・オメガ)の積(I
・△ω)を指標として用いることができる。上記イナー
シャIは、各歯車あるいは部品毎に回転軸を設定して、
積分計算等により算出することができ、対象部品の形状
および回転軸の設定位置等によって決定付けられる。ま
た、上記角速度変動△ωについては、走行歯打ち音であ
るので、出力軸上の角速度変動によって生じるものであ
り、各歯車対の歯数比(減速比)に基づいて算出するこ
とができる。
【0090】この走行歯打ち音については、各歯車対の
減速比にもよるが、一般に、アウトプット・リダクショ
ンギヤ・タイプの方がインプット・リダクションギヤ・
タイプよりも大きくなることが考えられる。例えば、5
速(直結)時における5速用歯車対5Gの噛み合い部分
について、表1の数値に基づいて説明すれば、出力軸上
の角速度変動△ωOを基準(△ωO=1)として、カウン
タ軸上の角速度変動△ωは、それぞれ以下のようにな
る。 ・インプット・リダクションギヤ・タイプの場合 △ω=△ωO・Z1/Z2=△ωO・23/38=0.61
△ωO=0.61 ・アウトプット・リダクションギヤ・タイプの場合 △ω=△ωO・Z2/Z1=△ωO・38/23=1.65
△ωO=1.65 したがって、カウンタ軸の単体でのイナーシャIが同じ
であれば、カウンタ軸上の角速度変動△ωは(従って、
走行歯打ち音の発生度合(I・△ω)は)、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプの方がかなり大きくな
る。
【0091】また、図8〜図11は、5速直結のアウト
プット・リダクションギヤ・タイプについて、1速〜4
速での走行時の各変速歯車対における走行歯打ち音の発
生度合(I・△ω)を示したもので、各変速段位での走
行時について、全シンクロメッシュ装置Ya,Yb,Yc
を入力軸Si上に配置したもの,1−2速切換用シンク
ロYaのみをカウンタ軸Sc上に配置したもの,3−4
速切換用シンクロYbのみをカウンタ軸Sc上に配置し
たもの並びに1−2速切換用シンクロYaと3−4速切
換用シンクロYbの両方をそれぞれカウンタ軸Sc上に
配置したものがそれぞれ示されている。
【0092】これらのグラフから分かるように、3−4
速切換用シンクロYbのみをカウンタ軸Sc上に配置し
た場合には、ほぼ全走行モードにおいて、他のシンクロ
配置に比べて走行歯打ち音の発生度合(I・△ω)が低
く、特に、2速以上においては最も良好な結果を示して
いる。このように、3速と4速とを切り換える3−4速
切換用シンクロYbのみをカウンタ軸Sc上に配置した
ことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように抑
制することができる。
【0093】更に、図12は、本発明の第4の実施の形
態に係る歯車式変速機TM4を示している。この第4の
実施の形態では、1−2速切換用シンクロYaと3−4
速切換用シンクロYbの両方がカウンタ軸Sc上に配置
され、5速−R切換用シンクロYcのみが入力軸Si上
に配置されている。上記両シンクロメッシュ装置Ya,
Ybをこのように配置した場合、1速〜4速の遊転歯車
1Gi〜4Giは全てカウンタ軸Sc上に配置されるこ
ととなり、これら遊転歯車1Gi〜4Giは常に潤滑油
と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件が有
利になる。
【0094】また、1速用歯車対1Gの小径歯車である
入力歯車1Giは、入力軸Siと一体的に回転する固定
歯車として設けられることになり、変速段位に拘わらず
一定の回転数(入力軸Siの回転数)で回転する。ま
た、遊転歯車として設けられる大径のカウンタ歯車1G
cは、これよりも回転数が低くなるので、アウトプット
・リダクションギヤ・タイプで上記シンクロメッシュ装
置Yaを入力軸Si上に配置した場合のように、1速用
歯車対1Gの遊転歯車1Gcとカウンタ軸Scとの間に
大きな相対回転差が生じることがなくなり、その軸受に
対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和されることにな
る。
【0095】尚、第2および第4の実施の形態の場合に
おいても、高速段位では、カウンタ軸Scの高速回転化
に伴って、1速用歯車対1Gの遊転歯車1Gcの軸(カ
ウンタ軸Sc)に対する相対回転差は、やはり従来のイ
ンプット・リダクションギヤ・タイプの場合に比べてか
なり大きいものとなるのであるが、1速用歯車対1Gが
歯車列の最も入力側に配置されているので、これが歯車
列の中間部分に配置されている場合に比べて、その遊転
歯車1Gcの軸受への潤滑油の供給が容易に行えるよう
になっている。すなわち、オイルパス19で収集された
潤滑油は、給油通路16およびオイル溜め17を介し
て、カウンタ軸Scに設けられた軸内オイル通路Lc内
へ効率良く導かれ、カウンタ軸Sc上の各遊転歯車の軸
受部に対してスムースに供給されるが、1速用の遊転歯
車1Gcが最も上流側に位置しているので、より容易に
潤滑油の供給が行われるのである。
【0096】次に、上記第1〜第4の実施の形態に係る
歯車式変速機TM1〜TM4とは、3−4歯車ユニット
内における歯車配置を変更した(つまり、3速用変速歯
車対3Gと4速用変速歯車対4Gの配置を入れ替えた)
点のみが異なる第5〜第8の各実施の形態について説明
する。図13は、本発明の第5の実施の形態に係る歯車
式変速機TM5を示している。この第5の実施の形態で
は、1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが入
力側に、3−4歯車ユニットでは4速用変速歯車対4G
が入力側に、それぞれ配置されている。すなわち、減速
比が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大き
い)二つの変速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)
は、残りの三つの変速歯車対2G,4G,3G(2速用,
4速用および3速用)を挟んで最も離れた両側に位置す
ることになる。したがって、図14に模式的に示すよう
に、入力軸Siからカウンタ軸Scに動力が伝達される
際には、大きな入力荷重が軸の長手方向について集中す
ることなく確実に分散される。
【0097】このように、本第5の実施の形態に係る歯
車式変速機TM5は、第1の実施の形態に係る歯車式変
速機TM1と比較して、3速用変速歯車対3Gと4速用
変速歯車対4Gの配置を入れ替えただけのものであり、
シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの配置についても、上
記第1の実施の形態に係る歯車式変速機TM1と同一で
ある。従って、第1の実施の形態における場合と、歯車
配置について同様の効果を奏することができ、また、シ
ンクロ配置については全く同一の効果を奏することがで
きるのである。
【0098】また、図15〜図17は、本発明の第6〜
第8の実施の形態に係る歯車式変速機TM6〜TM8を
示している。これら第6〜第8の実施の形態に係る歯車
式変速機TM6〜TM8は、上記第2〜第4の実施の形
態に係る歯車式変速機TM2〜TM4と比較して、3速
用変速歯車対3Gと4速用変速歯車対4Gの配置を入れ
替えただけのものであり、シンクロメッシュ装置Ya〜
Ycの配置についても、上記第2〜第4の実施の形態に
係る歯車式変速機TM2〜TM4と同一である。従っ
て、第2〜第4の実施の形態における場合と、歯車配置
についてそれぞれ同様の効果を奏することができ、ま
た、シンクロ配置についてはそれぞれ全く同一の効果を
奏することができるのである。
【0099】次に、上記第1〜第4の実施の形態に係る
歯車式変速機TM1〜TM4とは、1−2歯車ユニット
内における歯車配置を変更した(つまり、1速用変速歯
車対1Gと2速用変速歯車対2Gの配置を入れ替えた)
点のみが異なる第9〜第12の各実施の形態について説
明する。図18は、本発明の第9の実施の形態に係る歯
車式変速機TM9を示している。この第9の実施の形態
では、1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが
出力側に、3−4歯車ユニットでは4速用変速歯車対4
Gが出力側に、それぞれ配置されている。すなわち、減
速比が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大き
い)二つの変速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)
は、二つの変速歯車対3G,4G(3速用,4速用)を
挟んで両側に位置することになる。したがって、図19
に模式的に示すように、入力軸Siからカウンタ軸Sc
に動力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手
方向について集中することなく確実に分散される。
【0100】このように、本第9の実施の形態に係る歯
車式変速機TM9は、第1の実施の形態に係る歯車式変
速機TM1と比較して、1速用変速歯車対1Gと2速用
変速歯車対2Gの配置を入れ替えたものであり、シンク
ロメッシュ装置Ya〜Ycの配置については、上記第1
の実施の形態に係る歯車式変速機TM1と同一である。
従って、第1の実施の形態における場合と、歯車配列に
よる荷重分散について同様の効果を奏することができ、
また、シンクロ配置については全く同一の効果を奏する
ことができる。
【0101】ところで、本発明に係る各歯車式変速機で
は、通常の歯車式変速機の場合と同様に、上記変速機ケ
ース10内における下部に潤滑油が一定レベル(例えば
図18における破線の直線参照)まで貯えられており、
各変速歯車対1G〜6Gの噛み合い部分や遊転歯車1G
i〜3Gi,5Gc及び6Gcの軸受部、あるいはその
他の潤滑を要する部分への潤滑油の供給は、上記変速機
ケース10内の下部に貯えられた潤滑油を、下方側の軸
であるカウンタ軸Scに設けられた歯車の回転力で掻き
上げて行われる。そして、このとき、掻き上げられた潤
滑油は、その大部分がケース10の内壁に衝突し、この
内壁にある程度沿って落下することにより、熱を奪われ
てある程度冷却された上で必要箇所に供給されるように
なっている。なお、潤滑油の液面レベルは、エンジン停
止状態では、図18の破線直線よりも高く、カウンタ軸
Scの中心軸付近にあるが、エンジンが駆動されると上
記のようにオイルが掻き上げられるので、この状態での
液面レベルは図18の破線直線程度まで低下するのであ
る。
【0102】ただし、アウトプット・リダクションギヤ
・タイプの歯車式変速機では、インプット・リダクショ
ンギヤ・タイプのものに比べてカウンタ軸Scが高速回
転するため、この回転に伴うオイル撹拌抵抗トルクが大
きくなり、潤滑油温度が上昇し易くなる傾向がある。そ
して、この傾向は、潤滑油量が多い程顕著になる。した
がって、潤滑油量については従来と同程度に多くするこ
とはできない。
【0103】また、上記カウンタ軸Scの下方に貯えら
れた潤滑油は、車両走行中、急加速や急減速が行われた
際や坂道を走行する際などには、図18において1点鎖
線の傾斜直線で示されるように、その油面が変速機ケー
ス10に対して相対的に傾斜し、カウンタ軸Scの歯車
列の端部側に設けた歯車では潤滑油の有効な掻き上げは
期待できず、潤滑油は歯車列の比較的中央側に設けられ
た歯車によってのみ掻き上げられることになる。そし
て、このような場合、カウンタ軸Scの歯車列の比較的
中央側に設けられた歯車のサイズが小さければ、オイル
掻き上げ量が不足し、潤滑油の冷却や必要箇所への供給
に支障を来すおそれがある。
【0104】そこで、本第9の実施の形態に係る変速機
TM9では、アウトプット・リダクションギヤ・タイプ
としたことによる、上記のような不具合、すなわち、一
定以上のの変速段位(本実施の形態の場合2速以上)で
のカウンタ軸Scの回転数上昇に伴うオイル撹拌抵抗ト
ルクの増大(ひいては動力伝達効率の低下)、そして、
これによる潤滑油温度の過度の上昇に対処するために、
潤滑油量を低減し、高速時における潤滑油温度の過度の
上昇を防止するようにした。尚、この潤滑油量の低減に
伴うオイル撹拌抵抗増大の抑制により、動力伝達効率の
低下も抑制されることになる。
【0105】ところが、このように、撹拌抵抗を小さく
するために潤滑油の量をある程度減らしてオイルレベル
を下げた場合、車両走行中、急加速や急減速が行われた
際や坂道を走行する際などに、上記カウンタ軸Scの下
方に貯えられた潤滑油の油面が変速機ケース10に対し
て相対的に傾斜すると(図18における1点鎖線の直線
参照)、この油面の傾斜によるオイル掻き上げ量の不足
の問題がより顕著なものとなるのである。本実施の形態
では、このような場合でも、オイルの掻き上げ量を確保
できるように、カウンタ軸Scの歯車列の中央の比較的
近傍に、リバース用のカウンタ歯車6Gcと並んで径方
向サイズが大きい1速用のカウンタ歯車1Gcを位置さ
せるようにしている。
【0106】したがって、車両走行中、急加速や急減速
が行われた際や坂道を走行する際などに、上記カウンタ
軸Scの下方に貯えられた潤滑油の油面が変速機ケース
10に対して相対的に傾斜し、カウンタ軸Scの歯車列
の端部側に設けた歯車では潤滑油の有効な掻き上げが期
待できない場合でも、歯車列の比較的中央側に設けられ
た1速用のカウンタ歯車1Gcにより効果的に潤滑油を
掻き上げることができる。これにより、例えば、潤滑油
温度の過度な上昇を回避するために潤滑油量を少なくし
たような場合で潤滑油の油面に傾斜が生じた際でも、か
かる状況に対応してオイル掻き上げ量を確保することが
できる。すなわち、入力軸Siからカウンタ軸Scに動
力が伝達される際に大きな入力荷重が軸の長手方向につ
いて集中することを回避し確実に分散させた上で、潤滑
油の油面傾斜時におけるオイル掻き上げ量を確保するこ
とができるのである。
【0107】また、図20〜図22は、本発明の第10
〜第12の実施の形態に係る歯車式変速機TM10〜T
M12を示している。これら第10〜第12の実施の形
態に係る歯車式変速機TM10〜TM12は、上記第2
〜第4の実施の形態に係る歯車式変速機TM2〜TM4
と比較して、1速用変速歯車対1Gと2速用変速歯車対
2Gの配置を入れ替えたものであり、換言すれば、上記
第9の実施の形態に係る歯車式変速機TM9と、同一の
歯車配列を備えている。従って、歯車配列については、
第9の実施の形態における場合と同一の効果を奏するこ
とができる。また、シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの
配置については、上記第2〜第4の実施の形態に係る歯
車式変速機TM2〜TM4と同一である。従って、第2
〜第4の実施の形態における場合と、シンクロ配置につ
いてはそれぞれ全く同一の効果を奏することができるの
である。
【0108】次に、上記第9〜第12の実施の形態に係
る歯車式変速機TM9〜TM12とは、3−4歯車ユニ
ット内における歯車配置を変更した(つまり、3速用変
速歯車対3Gと4速用変速歯車対4Gの配置を入れ替え
た)点のみが異なる第13〜第16の各実施の形態につ
いて説明する。図23は、本発明の第13の実施の形態
に係る歯車式変速機TM13を示している。この第13
の実施の形態では、1−2歯車ユニットでは1速用変速
歯車対1Gが出力側に、3−4歯車ユニットでは3速用
変速歯車対3Gが出力側に、それぞれ配置されている。
すなわち、減速比が大きい(つまり、回転トルクの増幅
度合いの大きい)二つの変速歯車対1G,6G(1速用,
リバース用)は、二つの変速歯車対4G,3G(4速
用,3速用)を挟んで両側に位置することになる。した
がって、図24に模式的に示すように、入力軸Siから
カウンタ軸Scに動力が伝達される際には、大きな入力
荷重が軸の長手方向について集中することなく確実に分
散される。
【0109】このように、本第13の実施の形態に係る
歯車式変速機TM13は、第9の実施の形態に係る歯車
式変速機TM9と比較して、3速用変速歯車対3Gと4
速用変速歯車対4Gの配置を入れ替えたものであり、シ
ンクロメッシュ装置Ya〜Ycの配置については、上記
第9の実施の形態に係る歯車式変速機TM9と同一であ
る。従って、第9の実施の形態における場合と、歯車配
列について同様の効果を奏することができ、また、シン
クロ配置については全く同一の効果を奏することができ
る。
【0110】また、図25〜図27は、本発明の第14
〜第16の実施の形態に係る歯車式変速機TM14〜T
M16を示している。これら第14〜第16の実施の形
態に係る歯車式変速機TM14〜TM16は、上記第1
0〜第12の実施の形態に係る歯車式変速機TM10〜
TM12と比較して、3速用変速歯車対3Gと4速用変
速歯車対4Gの配置を入れ替えたものであり、歯車配列
については、第10〜第12の実施の形態における場合
と同様の効果を奏することができる。また、シンクロメ
ッシュ装置Ya〜Ycの配置については、上記第10〜
第12の実施の形態に係る歯車式変速機TM10〜TM
12と同一(従って、第2〜第4の実施の形態に係る歯
車式変速機TM2〜TM4と同一)である。従って、第
2〜第4の実施の形態における場合と、シンクロ配置に
ついてはそれぞれ全く同一の効果を奏することができる
のである。
【0111】次に、上記第1〜第16の実施の形態に係
る歯車式変速機TM1〜TM16とは、歯車ユニットの
配置を変更した(つまり、1−2歯車ユニットと3−4
歯車ユニットの配置を入れ替えた)各実施の形態(第1
7〜第32の実施の形態)について説明する。図28
は、本発明の第17の実施の形態に係る歯車式変速機T
M17を示している。この第17の実施の形態では、上
記複数の変速歯車対でなる歯車列を構成する三つの歯車
ユニットが、上記歯車列において入力側から、3−4歯
車ユニット,1−2歯車ユニット,5−R歯車ユニット
の順に配置されている。すなわち、減速比が大きい(つ
まり、径方向サイズが大きい)1速用変速歯車対1Gを
有する1−2歯車ユニットが中央に位置することにな
る。
【0112】したがって、車両走行中、急加速や急減速
が行われた際や坂道を走行する際などに、上記カウンタ
軸Scの下方に貯えられた潤滑油の油面が変速機ケース
10に対して相対的に傾斜し、カウンタ軸Scの歯車列
の端部側に設けた歯車では潤滑油の有効な掻き上げが期
待できない場合でも、歯車列の比較的中央側に設けられ
た1速用のカウンタ歯車1Gcにより効果的に潤滑油を
掻き上げることができる。これにより、例えば、潤滑油
温度の過度な上昇を回避するために潤滑油量を少なくし
たような場合で潤滑油の油面に傾斜が生じた際でも、か
かる状況に対応してオイル掻き上げ量を確保することが
可能になる。
【0113】特に、上記各歯車ユニットのうち、3−4
歯車ユニットでは3速用変速歯車対3Gが入力側に、1
−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが入力側
に、それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大き
い(つまり、径方向サイズが大きい)1速用変速歯車対
1Gが歯車列の中央側に位置することとなり、より有効
にオイル掻き上げ量を確保することができる。
【0114】また、この場合において、減速比が大きい
(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)二つの変
速歯車対1G,6G(1速用,リバース用)は、2速用
変速歯車対2Gを挟んで両側に位置することになり、両
者が隣り合って並ぶことはない。したがって、図29に
模式的に示すように、入力軸Siからカウンタ軸Scに
動力が伝達される際には、大きな入力荷重Siが軸の長
手方向について集中することなく分散される。この結
果、カウンタ軸Scの強度および剛性がより低くて済み
(つまり、軸径がより小さくて済み)、また、このカウ
ンタ軸Scの支持部(軸支部11,12,13)の強度お
よび剛性をより低く設定することが可能になる。すなわ
ち、カウンタ軸Sc自体およびその支持部(軸支部1
1,12,13)の強度・剛性をより低く設定することが
でき、変速機TM17のより一層の小型軽量化を図るこ
とができるのである。
【0115】尚、この場合においても、潤滑条件が最も
厳しいリバース遊転歯車6Giが入力軸Siの出力側端
部の比較的近傍に位置することにより、これが歯車列の
中間部分に配置されている場合に比べて、その軸受への
潤滑油の供給を有利に行えること、および、上記入力軸
Siに、その出力側から潤滑油が供給されるオイル通路
Liが設けられていることにより、上記リバース遊転歯
車6Giの軸受への潤滑油の供給をより確実に行えるこ
と等については、上記第1の実施の形態における場合と
同様である。
【0116】また、本実施の形態においては、特に、3
個のシンクロメッシュ装置Ya,Yb,Ycが全て入力軸
Si上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機TM17の構造の簡略化を図ることができる。ま
た、この場合、入力軸Si上の全ての歯車が入力軸Si
に対して相対回転自在な遊転歯車として設けられること
になるので、変速歯車による所謂アイドル歯打ち音の発
生を無くすることができるのである。
【0117】次に、上記第17の実施の形態と歯車配列
が同一でシンクロメッシュ装置Ya,Ybの配置を変更
した点のみが異なる第18〜第20の各実施の形態につ
いて説明する。これら実施の形態は、歯車配列は上記第
17の実施の形態と同一であるので、第17の実施の形
態において歯車配列の特徴によってもたらされた効果に
ついては、これら第18〜第20の実施の形態において
も、同様に奏することができるものである。
【0118】図30は、本発明の第18の実施の形態に
係る歯車式変速機TM18を示している。この第18の
実施の形態では、上記第3の実施の形態と同じく、3速
と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロYbのみ
がカウンタ軸Sc上に配置され、他のシンクロメッシュ
装置Ya,Ycは入力軸Si上に配置されている。この
ように、3速と4速とを切り換える3−4速切換用シン
クロYbのみをカウンタ軸Sc上に配置したことによ
り、第3の実施の形態における場合と同様に、走行歯打
ち音を比較的小さくなるように抑制することができる。
【0119】また、図31は、本発明の第19の実施の
形態に係る歯車式変速機TM19を示している。この第
19の実施の形態に係る歯車式変速機TM2では、上記
第2の実施の形態と同じく、1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロYaのみがカウンタ軸Sc上に
配置され、他のシンクロメッシュ装置Yb,Ycは入力
軸Si上に配置されている。上記1−2速切換用シンク
ロYaをこのように配置したことにより、第2の実施の
形態における場合と同様に、1速用歯車対1Gの小径歯
車である入力歯車1Giは、入力軸Siと一体的に回転
する固定歯車として設けられることになり、変速段位に
拘わらず一定の回転数(入力軸Siの回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径のカウンタ歯
車1Gcは、これよりも回転数が低くなるので、アウト
プット・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シ
ンクロYaを入力軸Si上に配置した場合のように、1
速用歯車対1Gの遊転歯車と軸との間に大きな相対回転
差が生じることがなくなり、その軸受に対する潤滑条件
の厳しさが大幅に緩和されることになる。
【0120】更に、図32は、本発明の第20の実施の
形態に係る歯車式変速機TM20を示している。この第
20の実施の形態では、上記第4の実施の形態と同じ
く、1−2速切換用シンクロYaと3−4速切換用シン
クロYbの両方がカウンタ軸Sc上に配置され、5速−
R切換用シンクロYcのみが入力軸Si上に配置されて
いる。上記両シンクロメッシュ装置Ya,Ybをこのよ
うに配置したことにより、第4の実施の形態における場
合と同様に、1速〜4速の遊転歯車1Gi〜4Giは全
てカウンタ軸Sc上に配置されることとなり、これら遊
転歯車1Gi〜4Giは常に潤滑油と接触し易くなるの
で、これら遊転歯車の潤滑条件が有利になる。また、1
速用歯車対1Gの小径歯車である入力歯車1Giは、入
力軸Siと一体的に回転する固定歯車として設けられる
ことになり、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸
Siの回転数)で回転する。また、遊転歯車として設け
られる大径のカウンタ歯車1Gcは、これよりも回転数
が低くなるので、アウトプット・リダクションギヤ・タ
イプで上記シンクロメッシュ装置Yaを入力軸Si上に
配置した場合のように、1速用歯車対1Gの遊転歯車1
Gcとカウンタ軸Scとの間に大きな相対回転差が生じ
ることがなくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさ
が大幅に緩和されることになる。
【0121】次に、上記第17〜第20の実施の形態に
係る歯車式変速機TM17〜TM20とは、1−2歯車
ユニット内における歯車配置を変更した(つまり、1速
用変速歯車対1Gと2速用変速歯車対2Gの配置を入れ
替えた)点のみが異なる第21〜第24の各実施の形態
について説明する。図33は、本発明の第21の実施の
形態に係る歯車式変速機TM21を示している。この第
21の実施の形態では、1−2歯車ユニットでは1速用
変速歯車対1Gが出力側に、3−4歯車ユニットでは4
速用変速歯車対4Gが出力側に、それぞれ配置されてい
る。すなわち、減速比が大きい(つまり、回転トルクの
増幅度合いの大きい)1速用変速歯車対1Gは、歯車列
の中央から出力側に外れて配置されることになる。した
がって、入力軸Siからカウンタ軸Scに動力が伝達さ
れる際には、大きな入力荷重が軸Scの長手方向におけ
る中央側に作用することはない。
【0122】尚、この場合、減速比が大きい(つまり、
回転トルクの増幅度合いの大きい)二つの変速歯車対1
G,6G(1速用,リバース用)は、歯車列の構成上では
隣り合って並ぶことになるが、実際には、両者の間には
変速機ケース10の中間の軸支部12が位置している。
すなわち、上記両変速歯車対1G,6Gは、より好まし
くは、ともに上記軸支部12に隣接した箇所で受けられ
るので、これら2つの変速歯車対1G,6Gを介してそ
れぞれ伝えられる入力荷重によるモーメントが小さくな
り、カウンタ軸Scに過度な負担が掛かることはない。
従って、大きな入力荷重が軸Scの長手方向における中
央側に作用する場合に比べて、カウンタ軸Scの強度お
よび剛性をより低く設定できるようになっている。
【0123】このように、本第21の実施の形態に係る
歯車式変速機TM21は、第17の実施の形態に係る歯
車式変速機TM17と比較して、1速用変速歯車対1G
と2速用変速歯車対2Gの配置を入れ替えたものであ
り、シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの配置について
は、上記第17の実施の形態に係る歯車式変速機TM1
7と同一である。従って、シンクロ配置による効果つい
ては、第17の実施の形態における場合と全く同一の効
果を奏することができる。
【0124】また、図34〜図36は、本発明の第22
〜第24の実施の形態に係る歯車式変速機TM22〜T
M24を示している。これら第22〜第24の実施の形
態に係る歯車式変速機TM22〜TM24は、上記第2
1の実施の形態に係る歯車式変速機TM21と歯車配列
が同一であるので、歯車配列による効果については、こ
れと全く同一の効果を奏することができる。また、シン
クロメッシュ装置Ya〜Ycの配置については、上記第
18〜第20の実施の形態に係る歯車式変速機TM18
〜TM20と同一である。従って、シンクロ配置による
効果については、第18〜第20の実施の形態における
場合とそれぞれ全く同一の効果を奏することができるの
である。
【0125】次に、上記第17〜第20の実施の形態に
係る歯車式変速機TM17〜TM20とは、3−4歯車
ユニット内における歯車配置を変更した(つまり、3速
用変速歯車対3Gと4速用変速歯車対4Gの配置を入れ
替えた)点のみが異なる第25〜第28の各実施の形態
について説明する。図37は、本発明の第25の実施の
形態に係る歯車式変速機TM25を示している。この第
25の実施の形態では、1−2歯車ユニットでは1速用
変速歯車対1Gが入力側に、3−4歯車ユニットでは4
速用変速歯車対4Gが入力側に、それぞれ配置されてい
る。すなわち、減速比が大きい(つまり、回転トルクの
増幅度合いの大きい)二つの変速歯車対1G,6G(1
速用,リバース用)は、2速用変速歯車対2Gを挟んで
両側に位置することになる。したがって、図38に模式
的に示すように、入力軸Siからカウンタ軸Scに動力
が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向に
ついて集中することなく確実に分散される。
【0126】このように、本第25の実施の形態に係る
歯車式変速機TM25は、第17の実施の形態に係る歯
車式変速機TM17と比較して、3速用変速歯車対3G
と4速用変速歯車対4Gの配置を入れ替えただけのもの
であり、シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの配置につい
ても、上記第17の実施の形態に係る歯車式変速機TM
17と同一である。従って、歯車配置による効果につい
ては、第17の実施の形態における場合と同様の効果を
奏することができ、また、シンクロ配置による効果につ
いては、全く同一の効果を奏することができるのであ
る。
【0127】また、図39〜図41は、本発明の第26
〜第28の実施の形態に係る歯車式変速機TM26〜T
M28を示している。これら第26〜第28の実施の形
態に係る歯車式変速機TM26〜TM28は、上記第2
5の実施の形態に係る歯車式変速機TM25と歯車配列
が同一であるので、歯車配列による効果については、こ
れと全く同一の効果を奏することができる。また、シン
クロメッシュ装置Ya〜Ycの配置については、上記第
18〜第20の実施の形態に係る歯車式変速機TM18
〜TM20と同一である。従って、シンクロ配置による
効果については、第18〜第20の実施の形態における
場合とそれぞれ全く同一の効果を奏することができるの
である。
【0128】次に、上記第21〜第24の実施の形態に
係る歯車式変速機TM21〜TM24とは、3−4歯車
ユニット内における歯車配置を変更した(つまり、3速
用変速歯車対3Gと4速用変速歯車対4Gの配置を入れ
替えた)点のみが異なる第29〜第32の各実施の形態
について説明する。図42は、本発明の第29の実施の
形態に係る歯車式変速機TM29を示している。この第
29の実施の形態では、第21の実施の形態と同じく、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対1Gが出力側
に、3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対3Gが出
力側に、それぞれ配置されている。すなわち、減速比が
大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)1
速用変速歯車対1Gは、歯車列の中央から出力側に外れ
て配置されることになる。したがって、入力軸Siから
カウンタ軸Scに動力が伝達される際には、大きな入力
荷重が軸Scの長手方向における中央側に作用すること
はない。
【0129】このように、本第29の実施の形態に係る
歯車式変速機TM29は、第21の実施の形態に係る歯
車式変速機TM21と比較して、3速用変速歯車対3G
と4速用変速歯車対4Gの配置を入れ替えただけのもの
であり、シンクロメッシュ装置Ya〜Ycの配置につい
ても、上記第21の実施の形態に係る歯車式変速機TM
21と同一である。従って、歯車配置による効果につい
ては、第21の実施の形態における場合と同様の効果を
奏することができ、また、シンクロ配置による効果につ
いては、全く同一の効果を奏することができるのであ
る。
【0130】また、図43〜図45は、本発明の第30
〜第32の実施の形態に係る歯車式変速機TM30〜T
M32を示している。これら第30〜第32の実施の形
態に係る歯車式変速機TM30〜TM32は、歯車配列
が上記第29の実施の形態に係る歯車式変速機TM29
と同一である。従って、歯車配列による効果については
第29の実施の形態における場合と同一の効果を奏する
ことができる。また、シンクロメッシュ装置Ya〜Yc
の配置については、上記第22〜第24の実施の形態に
係る歯車式変速機TM22〜TM24と同一である。従
って、シンクロ配置による効果については、第22〜第
24の実施の形態における場合とそれぞれ全く同一(従
って、第18〜第20の実施の形態における場合と全く
同一)の効果を奏することができるのである。
【0131】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良や変形あるいは設計上の変更などが可能であ
ることは言うまでもない。
【0132】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、所謂アウト
プット・リダクションギヤ・タイプの歯車式変速機にお
いて、入力軸から直接に出力軸へ動力を伝達する直結段
位の変速歯車対に対向する位置の入力軸上に、後退用
(リバース用)歯車対のうち軸に対して相対回転自在な
遊転歯車(リバース遊転歯車)を配置したので、このリ
バース遊転歯車は入力軸の出力側端部の比較的近傍に位
置することになる。したがって、潤滑条件が最も厳しい
リバース遊転歯車について、これが歯車列の中間部分に
配置されている場合に比べて、その軸受への潤滑油の供
給を有利に行うことができる。
【0133】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記入力軸には、その出力側から潤滑油が供
給されるオイル通路が設けられているので、入力軸の出
力側端部の比較的近傍に配置された上記リバース遊転歯
車の軸受への潤滑油の供給を、より確実に行うことがで
きる。
【0134】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。特に、上記複数の変速歯車対でなる歯車
列が上記三つの歯車ユニットで構成されるとともに、こ
れら歯車ユニットは、上記歯車列において入力側から、
1−2歯車ユニット,3−4歯車ユニット,5−R歯車
ユニットの順に配置されている。すなわち、減速比が大
きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)変速
歯車対(1速用,リバース用)を有する二つの歯車ユニ
ット(1−2歯車ユニット,5−R歯車ユニット)は、
残りの歯車ユニット(3−4歯車ユニット)を挟んで両
側に位置することになり、両者が隣り合って並ぶことは
ない。したがって、入力軸からカウンタ軸に動力が伝達
される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向について
集中することなく確実に分散される。特に、中央側に大
きな入力荷重が作用することはない。この結果、カウン
タ軸の強度および剛性がより低くて済み(つまり、軸径
がより小さくて済み)、また、このカウンタ軸の支持部
の強度および剛性をより低く設定することが可能にな
る。すなわち、カウンタ軸自体およびその支持部の強度
・剛性をより低く設定することができ、変速機のより一
層の小型軽量化を図ることができるのである。
【0135】また更に、本願の第4の発明によれば、基
本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、
3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対が入力側に、
それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい
(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)二つの変
速歯車対(1速用,リバース用)は、残りの三つの変速
歯車対(2速用,3速用および4速用)を挟んで最も離
れた両側に位置することになる。したがって、入力軸か
らカウンタ軸に動力が伝達される際には、大きな入力荷
重が軸の長手方向について集中することなく確実に分散
される。この結果、カウンタ軸の強度および剛性がより
一層低くて済み(つまり、軸径がより一層小さくて済
み)、また、このカウンタ軸の支持部の強度および剛性
をより一層低く設定することが可能になる。すなわち、
カウンタ軸自体およびその支持部の強度・剛性をより一
層低く設定することができ、変速機の更に一層の小型軽
量化を図ることができるのである。
【0136】また更に、本願の第5の発明によれば、基
本的には、上記第4の発明と同様の効果を奏することが
できる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て入力
軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構(特
にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して変速
機の構造の簡略化を図ることができる。また、この場
合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転自
在な遊転歯車として設けられることになるので、変速歯
車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすることが
できる。
【0137】また更に、本願の第6の発明によれば、基
本的には、上記第4の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、1速と2速とを切り換える1
−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されている
ので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に回転
する固定歯車として設けられることになり、変速段位に
拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転する。
また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これより
も回転数が低くなるので、アウトプット・リダクション
ギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上に配
置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸との
間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、その軸
受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0138】また更に、本願の第7の発明によれば、基
本的には、上記第4の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、3速と4速とを切り換える3
−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置したこ
とにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように抑制
することができる。
【0139】また更に、本願の第8の発明によれば、基
本的には、上記第4の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、1速と2速とを切り換える1
−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える3−
4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されてい
る。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ軸
上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤滑
油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件が
有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と
一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0140】また、本願の第9の発明によれば、基本的
には、上記第3の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、1−
2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、3−
4歯車ユニットでは4速用変速歯車対が入力側に、それ
ぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい(つま
り、回転トルクの増幅度合いの大きい)二つの変速歯車
対(1速用,リバース用)は、残りの三つの変速歯車対
(2速用,4速用および3速用)を挟んで最も離れた両
側に位置することになる。したがって、入力軸からカウ
ンタ軸に動力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸
の長手方向について集中することなく確実に分散され
る。この結果、カウンタ軸の強度および剛性がより一層
低くて済み(つまり、軸径がより一層小さくて済み)、
また、このカウンタ軸の支持部の強度および剛性をより
一層低く設定することが可能になる。すなわち、カウン
タ軸自体およびその支持部の強度・剛性をより一層低く
設定することができ、変速機の更に一層の小型軽量化を
図ることができるのである。
【0141】また更に、本願の第10の発明によれば、
基本的には、上記第9の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て入
力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0142】また更に、本願の第11の発明によれば、
基本的には、上記第9の発明と同様の効果を奏すること
ができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されてい
るので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に回
転する固定歯車として設けられることになり、変速段位
に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0143】また更に、本願の第12の発明によれば、
基本的には、上記第9の発明と同様の効果を奏すること
ができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置した
ことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように抑
制することができる。
【0144】また更に、本願の第13の発明によれば、
基本的には、上記第9の発明と同様の効果を奏すること
ができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換える
1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える3
−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されてい
る。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ軸
上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤滑
油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件が
有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と
一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0145】また、本願の第14の発明によれば、基本
的には、上記第3の発明と同様の効果を奏することがで
きる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、1
−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、3
−4歯車ユニットでは4速用変速歯車対が出力側に、そ
れぞれ配置されている。すなわち、減速比の大きい1速
用変速歯車対が歯車列の中央の比較的近傍に位置するこ
とになる。換言すれば、カウンタ軸上には、その歯車列
の中央の比較的近傍に、リバース用の歯車と並んで径方
向サイズが大きい1速用の歯車が位置することになる。
したがって、車両走行中、急加速や急減速が行われた際
や坂道を走行する際などに、上記カウンタ軸の下方に貯
えられた潤滑油の油面が変速機ケースに対して相対的に
傾斜し、カウンタ軸の歯車列の端部側に設けた歯車では
潤滑油の有効な掻き上げが期待できない場合でも、歯車
列の比較的中央側に設けられた1速用の歯車により効果
的に潤滑油を掻き上げることができる。これにより、例
えば、潤滑油温度の過度な上昇を回避するために潤滑油
量を少なくしたような場合で潤滑油の油面に傾斜が生じ
た際でも、かかる状況に対応してオイル掻き上げ量を確
保することができる。また、この場合において、減速比
が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)
二つの変速歯車対(1速用,リバース用)は、3速用お
よび4速用の二つの変速歯車対を挟んで両側に位置する
ことになる。したがって、入力軸からカウンタ軸に動力
が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向に
ついて集中することなく確実に分散される。この結果、
カウンタ軸の強度および剛性がより低くて済み(つま
り、軸径がより小さくて済み)、また、このカウンタ軸
の支持部の強度および剛性をより低く設定することが可
能になる。すなわち、カウンタ軸自体およびその支持部
の強度・剛性をより低く設定することができ、変速機の
より一層の小型軽量化を図ることができる。すなわち、
カウンタ軸への入力荷重の集中を回避した上で、潤滑油
面に傾斜が生じた場合でもオイル掻き上げ量を確保する
ことができる。
【0146】また更に、本願の第15の発明によれば、
基本的には、上記第14の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て
入力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0147】また更に、本願の第16の発明によれば、
基本的には、上記第14の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0148】また更に、本願の第17の発明によれば、
基本的には、上記第14の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置し
たことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように
抑制することができる。
【0149】また更に、本願の第18の発明によれば、
基本的には、上記第14の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0150】また、本願の第19の発明によれば、基本
的には、上記第3の発明と同様の効果を奏することがで
きる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、1
−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、3
−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対が出力側に、そ
れぞれ配置されている。すなわち、減速比の大きい1速
用変速歯車対が歯車列の中央の比較的近傍に位置するこ
とになる。換言すれば、カウンタ軸上には、その歯車列
の中央の比較的近傍に、リバース用の歯車と並んで径方
向サイズが大きい1速用の歯車が位置することになる。
したがって、車両走行中、急加速や急減速が行われた際
や坂道を走行する際などに、上記カウンタ軸の下方に貯
えられた潤滑油の油面が変速機ケースに対して相対的に
傾斜し、カウンタ軸の歯車列の端部側に設けた歯車では
潤滑油の有効な掻き上げが期待できない場合でも、歯車
列の比較的中央側に設けられた1速用の歯車により効果
的に潤滑油を掻き上げることができる。これにより、例
えば、潤滑油温度の過度な上昇を回避するために潤滑油
量を少なくしたような場合で潤滑油の油面に傾斜が生じ
た際でも、かかる状況に対応してオイル掻き上げ量を確
保することができる。また、この場合において、減速比
が大きい(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)
二つの変速歯車対(1速用,リバース用)は、4速用お
よび3速用の二つの変速歯車対を挟んで両側に位置する
ことになる。したがって、入力軸からカウンタ軸に動力
が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向に
ついて集中することなく確実に分散される。この結果、
カウンタ軸の強度および剛性がより低くて済み(つま
り、軸径がより小さくて済み)、また、このカウンタ軸
の支持部の強度および剛性をより低く設定することが可
能になる。すなわち、カウンタ軸自体およびその支持部
の強度・剛性をより低く設定することができ、変速機の
より一層の小型軽量化を図ることができる。すなわち、
カウンタ軸への入力荷重の集中を回避した上で、潤滑油
面に傾斜が生じた場合でもオイル掻き上げ量を確保する
ことができる。
【0151】また更に、本願の第20の発明によれば、
基本的には、上記第19の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て
入力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0152】また更に、本願の第21の発明によれば、
基本的には、上記第19の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0153】また更に、本願の第22の発明によれば、
基本的には、上記第19の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置し
たことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように
抑制することができる。
【0154】また更に、本願の第23の発明によれば、
基本的には、上記第19の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0155】また、本願の第24の発明によれば、基本
的には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏す
ることができる。特に、上記複数の変速歯車対でなる歯
車列が上記三つの歯車ユニットで構成されるとともに、
これら歯車ユニットは、上記歯車列において入力側か
ら、3−4歯車ユニット,1−2歯車ユニット,5−R
歯車ユニットの順に配置されている。すなわち、減速比
が大きい(つまり、径方向サイズが大きい)1速用変速
歯車対を有する1−2歯車ユニットが中央に位置するこ
とになる。したがって、車両走行中、急加速や急減速が
行われた際や坂道を走行する際などに、上記カウンタ軸
の下方に貯えられた潤滑油の油面が変速機ケースに対し
て相対的に傾斜し、カウンタ軸の歯車列の端部側に設け
た歯車では潤滑油の有効な掻き上げが期待できない場合
でも、歯車列の比較的中央側に設けられた1速用の歯車
により効果的に潤滑油を掻き上げることができる。これ
により、例えば、潤滑油温度の過度な上昇を回避するた
めに潤滑油量を少なくしたような場合で潤滑油の油面に
傾斜が生じた際でも、かかる状況に対応してオイル掻き
上げ量を確保することが可能になる。
【0156】更に、本願の第25の発明によれば、基本
的には、上記第24の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、
3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対が入力側に、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、
それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい
(つまり、径方向サイズが大きい)1速用変速歯車対が
歯車列の中央側に位置することとなり、より有効にオイ
ル掻き上げ量を確保することができる。また、この場合
において、減速比が大きい(つまり、回転トルクの増幅
度合いの大きい)二つの変速歯車対(1速用,リバース
用)は、2速用変速歯車対を挟んで両側に位置すること
になり、両者が隣り合って並ぶことはない。したがっ
て、入力軸からカウンタ軸に動力が伝達される際には、
大きな入力荷重が軸の長手方向について集中することな
く分散される。この結果、カウンタ軸の強度および剛性
がより低くて済み(つまり、軸径がより小さくて済
み)、また、このカウンタ軸の支持部の強度および剛性
をより低く設定することが可能になる。すなわち、カウ
ンタ軸自体およびその支持部の強度・剛性をより低く設
定することができ、変速機のより一層の小型軽量化を図
ることができるのである。
【0157】また更に、本願の第26の発明によれば、
基本的には、上記第25の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て
入力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0158】また更に、本願の第27の発明によれば、
基本的には、上記第25の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置し
たことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように
抑制することができる。
【0159】また更に、本願の第28の発明によれば、
基本的には、上記第25の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0160】また更に、本願の第29の発明によれば、
基本的には、上記第25の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0161】また、本願の第30の発明によれば、基本
的には、上記第24の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、
3−4歯車ユニットでは4速用変速歯車対が出力側に、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、
それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい
(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)1速用変
速歯車対は、歯車列の中央から出力側に外れて配置され
ることになる。したがって、入力軸からカウンタ軸に動
力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向
における中央側に作用することはない。この結果、カウ
ンタ軸の強度および剛性がより低くて済み(つまり、軸
径がより小さくて済み)、また、このカウンタ軸の支持
部の強度および剛性をより低く設定することが可能にな
る。すなわち、カウンタ軸自体およびその支持部の強度
・剛性をより低く設定することができ、変速機のより一
層の小型軽量化を図ることができる。
【0162】また更に、本願の第31の発明によれば、
基本的には、上記第30の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て
入力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0163】また更に、本願の第32の発明によれば、
基本的には、上記第30の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置し
たことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように
抑制することができる。
【0164】また更に、本願の第33の発明によれば、
基本的には、上記第30の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0165】また更に、本願の第34の発明によれば、
基本的には、上記第30の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0166】また、本願の第35の発明によれば、基本
的には、上記第24の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、
3−4歯車ユニットでは4速用変速歯車対が入力側に、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、
それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい
(つまり、径方向サイズが大きい)1速用変速歯車対が
歯車列の中央側に位置することとなり、より有効にオイ
ル掻き上げ量を確保することができる。また、この場合
において、減速比が大きい(つまり、回転トルクの増幅
度合いの大きい)二つの変速歯車対(1速用,リバース
用)は、2速用変速歯車対を挟んで両側に位置すること
になり、両者が隣り合って並ぶことはない。したがっ
て、入力軸からカウンタ軸に動力が伝達される際には、
大きな入力荷重が軸の長手方向について集中することな
く分散される。この結果、カウンタ軸の強度および剛性
がより低くて済み(つまり、軸径がより小さくて済
み)、また、このカウンタ軸の支持部の強度および剛性
をより低く設定することが可能になる。すなわち、カウ
ンタ軸自体およびその支持部の強度・剛性をより低く設
定することができ、変速機のより一層の小型軽量化を図
ることができるのである。
【0167】更に、本願の第36の発明によれば、基本
的には、上記第35の発明と同様の効果を奏することが
できる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て入力
軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構(特
にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して変速
機の構造の簡略化を図ることができる。また、この場
合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転自
在な遊転歯車として設けられることになるので、変速歯
車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすることが
できる。
【0168】また更に、本願の第37の発明によれば、
基本的には、上記第35の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロのみをカウンタ軸上に配置し
たことにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように
抑制することができる。
【0169】また更に、本願の第38の発明によれば、
基本的には、上記第35の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0170】また更に、本願の第39の発明によれば、
基本的には、上記第35の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【0171】また、本願の第40の発明によれば、基本
的には、上記第24の発明と同様の効果を奏することが
できる。しかも、その上、上記各歯車ユニットのうち、
3−4歯車ユニットでは3速用変速歯車対が出力側に、
1−2歯車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、
それぞれ配置されている。すなわち、減速比が大きい
(つまり、回転トルクの増幅度合いの大きい)1速用変
速歯車対は、歯車列の中央から出力側に外れて配置され
ることになる。したがって、入力軸からカウンタ軸に動
力が伝達される際には、大きな入力荷重が軸の長手方向
における中央側に作用することはない。この結果、カウ
ンタ軸の強度および剛性がより低くて済み(つまり、軸
径がより小さくて済み)、また、このカウンタ軸の支持
部の強度および剛性をより低く設定することが可能にな
る。すなわち、カウンタ軸自体およびその支持部の強度
・剛性をより低く設定することができ、変速機のより一
層の小型軽量化を図ることができる。
【0172】また更に、本願の第41の発明によれば、
基本的には、上記第40の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。特に、3個のシンクロメッシュ装置が全て
入力軸上に配設されているので、上記動力伝達切換機構
(特にシンクロメッシュ装置の駆動機構)を簡素化して
変速機の構造の簡略化を図ることができる。また、この
場合、入力軸上の全ての歯車が入力軸に対して相対回転
自在な遊転歯車として設けられることになるので、変速
歯車による所謂アイドル歯打ち音の発生を無くすること
ができる。
【0173】また更に、本願の第42の発明によれば、
基本的には、上記第40の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、3速と4速とを切り換え
る3−4速切換用シンクロをカウンタ軸上に配置したこ
とにより、走行歯打ち音を比較的小さくなるように抑制
することができる。
【0174】また更に、本願の第43の発明によれば、
基本的には、上記第40の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロがカウンタ軸上に配置されて
いるので、1速用歯車対の小径歯車は入力軸と一体的に
回転する固定歯車として設けられることになり、変速段
位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転数)で回転す
る。また、遊転歯車として設けられる大径歯車は、これ
よりも回転数が低くなるので、アウトプット・リダクシ
ョンギヤ・タイプで1−2速切換用シンクロを入力軸上
に配置した場合のように、1速用歯車対の遊転歯車と軸
との間に大きな相対回転差が生じることがなくなり、そ
の軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に緩和される。
【0175】また更に、本願の第44の発明によれば、
基本的には、上記第40の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、1速と2速とを切り換え
る1−2速切換用シンクロと3速と4速とを切り換える
3−4速切換用シンクロとがカウンタ軸上に配置されて
いる。すなわち、1速〜4速の遊転歯車は全てカウンタ
軸上に配置されることとなり、これら遊転歯車は常に潤
滑油と接触し易くなるので、これら遊転歯車の潤滑条件
が有利になる。また、1速用歯車対の小径歯車は入力軸
と一体的に回転する固定歯車として設けられることにな
り、変速段位に拘わらず一定の回転数(入力軸の回転
数)で回転する。また、遊転歯車として設けられる大径
歯車は、これよりも回転数が低くなるので、アウトプッ
ト・リダクションギヤ・タイプで1−2速切換用シンク
ロを入力軸上に配置した場合のように、1速用歯車対の
遊転歯車と軸との間に大きな相対回転差が生じることが
なくなり、その軸受に対する潤滑条件の厳しさが大幅に
緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る歯車式変速
機の全体構成を概略的に示す縦断面説明図である。
【図2】 上記第1の実施の形態に係る歯車式変速機の
要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図3】 上記第1の実施の形態に係る歯車式変速機の
シンクロメッシュ装置の基本構成を概略的に示す説明図
である。
【図4】 各変速段位におけるカウンタ軸の回転数を示
すグラフである。
【図5】 上記第1の実施の形態に係る歯車式変速機の
カウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る歯車式変速
機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る歯車式変速
機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図8】 1速走行時における各変速歯車対での走行歯
打ち音の発生度合を示すグラフである。
【図9】 2速走行時における各変速歯車対での走行歯
打ち音の発生度合を示すグラフである。
【図10】 3速走行時における各変速歯車対での走行
歯打ち音の発生度合を示すグラフである。
【図11】 4速走行時における各変速歯車対での走行
歯打ち音の発生度合を示すグラフである。
【図12】 本発明の第4の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図13】 本発明の第5の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図14】 上記第5の実施の形態に係る歯車式変速機
のカウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図15】 本発明の第6の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図16】 本発明の第7の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図17】 本発明の第8の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図18】 本発明の第9の実施の形態に係る歯車式変
速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図19】 上記第9の実施の形態に係る歯車式変速機
のカウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図20】 本発明の第10の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図21】 本発明の第11の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図22】 本発明の第12の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図23】 本発明の第13の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図24】 上記第13の実施の形態に係る歯車式変速
機のカウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図25】 本発明の第14の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図26】 本発明の第15の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図27】 本発明の第16の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図28】 本発明の第17の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図29】 上記第17の実施の形態に係る歯車式変速
機のカウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図30】 本発明の第18の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図31】 本発明の第19の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図32】 本発明の第20の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図33】 本発明の第21の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図34】 本発明の第22の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図35】 本発明の第23の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図36】 本発明の第24の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図37】 本発明の第25の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図38】 上記第25の実施の形態に係る歯車式変速
機のカウンタ軸への入力荷重分布を示す説明図である。
【図39】 本発明の第26の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図40】 本発明の第27の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図41】 本発明の第28の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図42】 本発明の第29の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図43】 本発明の第30の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図44】 本発明の第31の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【図45】 本発明の第32の実施の形態に係る歯車式
変速機の要部を拡大して示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
1G…1速用変速歯車対 2G…2速用変速歯車対 3G…3速用変速歯車対 4G…4速用変速歯車対(減速歯車対) 5G…5速用変速歯車対 6G…後退用変速歯車対 Li…軸内オイル通路 Sc…カウンタ軸 Si…入力軸 So…出力軸 TM1〜TM32…歯車式変速機 Ya…1−2速切換用シンクロメッシュ装置 Yb…3−4速切換用シンクロメッシュ装置 Yc…5速−R切換用シンクロメッシュ装置

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軸線上に隣り合うようにして配置さ
    れた入力軸および出力軸と、これら両軸と平行に配置さ
    れたカウンタ軸と、各変速段位にそれぞれ対応して上記
    入力軸および出力軸と上記カウンタ軸とに対をなして設
    けられ互いに噛合する複数の変速歯車対と、選択された
    変速段位に対応した所定の変速歯車対で入力軸からカウ
    ンタ軸を介して又は直接に出力軸へ動力が伝達されるよ
    うに動力伝達経路を切り換える動力伝達切換機構とを備
    え、上記変速歯車対のうちカウンタ軸の回転を出力軸へ
    減速して伝達し得る減速歯車対の各歯車が共にカウンタ
    軸と出力軸との間で軸と一体回転する歯車式変速機にお
    いて、 上記入力軸から直接に出力軸へ動力を伝達する直結段位
    の変速歯車対に対向する位置の入力軸上に、後退用歯車
    対のうち軸に対して相対回転自在な遊転歯車を配置した
    ことを特徴とする歯車式変速機構造。
  2. 【請求項2】 上記入力軸には、その出力側から潤滑油
    が供給されるオイル通路が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の歯車式変速機構造。
  3. 【請求項3】 上記複数の変速歯車対でなる歯車列が、
    1速用変速歯車対と2速用変速歯車対とを組み合わせた
    1−2歯車ユニットと、3速用変速歯車対と4速用変速
    歯車対とを組み合わせた3−4歯車ユニットと、5速用
    変速歯車対と後退用変速歯車対とを組み合わせた5−R
    歯車ユニットとで構成されるとともに、これら歯車ユニ
    ットは、上記歯車列において入力側から、1−2歯車ユ
    ニット,3−4歯車ユニット,5−R歯車ユニットの順
    に配置されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の歯車式変速機構造。
  4. 【請求項4】 上記各歯車ユニットのうち、1−2歯車
    ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、3−4歯車
    ユニットでは3速用変速歯車対が入力側に、それぞれ配
    置されていることを特徴とする請求項3記載の歯車式変
    速機構造。
  5. 【請求項5】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して相
    対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該
    軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロメ
    ッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設され
    て1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の歯車式変速機構造。
  6. 【請求項6】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して相
    対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該
    軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロメ
    ッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設され
    て1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項4記載の歯車式変速機構造。
  7. 【請求項7】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して相
    対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該
    軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロメ
    ッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設され
    て1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項4記載の歯車式変速機構造。
  8. 【請求項8】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して相
    対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当該
    軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロメ
    ッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設され
    て1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと
    3−4速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項4記載の歯
    車式変速機構造。
  9. 【請求項9】 上記各歯車ユニットのうち、1−2歯車
    ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、3−4歯車
    ユニットでは4速用変速歯車対が入力側に、それぞれ配
    置されていることを特徴とする請求項3記載の歯車式変
    速機構造。
  10. 【請求項10】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項9記載の歯車式変速機構造。
  11. 【請求項11】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項9記載の歯車式変速機構造。
  12. 【請求項12】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項9記載の歯車式変速機構造。
  13. 【請求項13】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと
    3−4速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項9記載の歯
    車式変速機構造。
  14. 【請求項14】 上記各歯車ユニットのうち、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、3−4歯
    車ユニットでは4速用変速歯車対が出力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項3記載の歯車式
    変速機構造。
  15. 【請求項15】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項14記載の歯車式変速機構
    造。
  16. 【請求項16】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項14記載の歯車式変速機構造。
  17. 【請求項17】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項14記載の歯車式変速機構造。
  18. 【請求項18】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと
    3−4速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項14記載の
    歯車式変速機構造。
  19. 【請求項19】 上記各歯車ユニットのうち、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、3−4歯
    車ユニットでは3速用変速歯車対が出力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項3記載の歯車式
    変速機構造。
  20. 【請求項20】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項19記載の歯車式変速機構
    造。
  21. 【請求項21】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項19記載の歯車式変速機構造。
  22. 【請求項22】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項19記載の歯車式変速機構造。
  23. 【請求項23】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記1−2歯車ユニットに介設さ
    れて1速と2速とを切り換える1−2速切換用シンクロ
    と、上記3−4歯車ユニットに介設されて3速と4速と
    を切り換える3−4速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロと
    3−4速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項19記載の
    歯車式変速機構造。
  24. 【請求項24】 上記複数の変速歯車対でなる歯車列
    が、1速用変速歯車対と2速用変速歯車対とを組み合わ
    せた1−2歯車ユニットと、3速用変速歯車対と4速用
    変速歯車対とを組み合わせた3−4歯車ユニットと、5
    速用変速歯車対と後退用変速歯車対とを組み合わせた5
    −R歯車ユニットとで構成されるとともに、これら歯車
    ユニットは、上記歯車列において入力側から、3−4歯
    車ユニット,1−2歯車ユニット,5−R歯車ユニット
    の順に配置されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の歯車式変速機構造。
  25. 【請求項25】 上記各歯車ユニットのうち、3−4歯
    車ユニットでは3速用変速歯車対が入力側に、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項24記載の歯車
    式変速機構造。
  26. 【請求項26】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項25記載の歯車式変速機構
    造。
  27. 【請求項27】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項25記載の歯車式変速機構造。
  28. 【請求項28】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項25記載の歯車式変速機構造。
  29. 【請求項29】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと
    1−2速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項25記載の
    歯車式変速機構造。
  30. 【請求項30】 上記各歯車ユニットのうち、3−4歯
    車ユニットでは4速用変速歯車対が出力側に、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項24記載の歯車
    式変速機構造。
  31. 【請求項31】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項30記載の歯車式変速機構
    造。
  32. 【請求項32】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項30記載の歯車式変速機構造。
  33. 【請求項33】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項30記載の歯車式変速機構造。
  34. 【請求項34】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと
    1−2速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項30記載の
    歯車式変速機構造。
  35. 【請求項35】 上記各歯車ユニットのうち、3−4歯
    車ユニットでは4速用変速歯車対が入力側に、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が入力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項24記載の歯車
    式変速機構造。
  36. 【請求項36】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項35記載の歯車式変速機構
    造。
  37. 【請求項37】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項35記載の歯車式変速機構造。
  38. 【請求項38】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項35記載の歯車式変速機構造。
  39. 【請求項39】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと
    1−2速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項35記載の
    歯車式変速機構造。
  40. 【請求項40】 上記各歯車ユニットのうち、3−4歯
    車ユニットでは3速用変速歯車対が出力側に、1−2歯
    車ユニットでは1速用変速歯車対が出力側に、それぞれ
    配置されていることを特徴とする請求項24記載の歯車
    式変速機構造。
  41. 【請求項41】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置が全て上記入力軸上に配設されてい
    ることを特徴とする請求項40記載の歯車式変速機構
    造。
  42. 【請求項42】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項40記載の歯車式変速機構造。
  43. 【請求項43】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、1−2速切換用シンクロの
    みが上記カウンタ軸上に配設され、他のシンクロメッシ
    ュ装置は上記入力軸上に配設されていることを特徴とす
    る請求項40記載の歯車式変速機構造。
  44. 【請求項44】 上記動力伝達切換機構が、軸に対して
    相対回転自在な前後の歯車のいずれか一方を選択的に当
    該軸に対して一体回転するように連結させ得るシンクロ
    メッシュ装置として、上記3−4歯車ユニットに介設さ
    れて3速と4速とを切り換える3−4速切換用シンクロ
    と、上記1−2歯車ユニットに介設されて1速と2速と
    を切り換える1−2速切換用シンクロと、上記5−R歯
    車ユニットに介設されて5速と後退段とを切り換える5
    速−R切換用シンクロとを備えており、これら3個のシ
    ンクロメッシュ装置のうち、3−4速切換用シンクロと
    1−2速切換用シンクロとは上記カウンタ軸上に配設さ
    れる一方、5速−R速切換用シンクロのみが上記入力軸
    上に配設されていることを特徴とする請求項40記載の
    歯車式変速機構造。
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