JPH10108492A - ブラシレスモータの制御方法およびその装置 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方法およびその装置

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JPH10108492A
JPH10108492A JP8277300A JP27730096A JPH10108492A JP H10108492 A JPH10108492 A JP H10108492A JP 8277300 A JP8277300 A JP 8277300A JP 27730096 A JP27730096 A JP 27730096A JP H10108492 A JPH10108492 A JP H10108492A
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JP
Japan
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brushless motor
voltage
armature winding
time
phase
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JP8277300A
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Yoshiteru Shinozaki
嘉輝 篠崎
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータの回転子の位置検出の回路
の簡略化、部品点数の削減を図り、かつ回転子の位置を
正確に検出し、電機子巻線電流の通電を適切に切り替
え、効力向上を図る。 【解決手段】 ブラシレスモータ4の各相の電機子巻線
電圧R,S,Tを第1の分圧回路10aで所定に分圧する一方、1
つの電機子巻線電圧Rを第2の分圧回路10bで所定に分圧
するとともに、この分圧電圧R2の最大値検出回路10cで
検出して基準電圧kとする。第1の分圧回路10aで分圧さ
れた各相の分圧巻線電圧R1,S1,T1と基準電圧kとを比較
回路10dで比較し、これら比較結果の信号a,b,cを制御回
路11に入力する。制御回路11は、インバータ回路3を所
定に駆動してブラシレスモータ4を所定に回転制御する
一方、比較結果の信号a,b,cにより各相の分圧巻線電圧R
1,S1,T1に含まれている誘起電圧と基準電圧kとの交点を
得る。また、前回得た交点と今回得た交点との時間差を
もとにして30度に相当する時間を算出し、今回得た交点
から算出時間経過後にブラシレスモータ4の通電を切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機等のモ
ータに用いる直流センサレスブラシレスモータ(以下ブ
ラシレスモータと記す)の回転制御技術に係り、特に詳
しくは回転数によらず正確な位置検出を可能とし、効率
向上を図るブラシレスモータの制御方法およびその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブラシレスモータを回転制御す
るには、例えば図8に示す制御装置を必要とする。同図
において、この制御装置は、交流電源1を交流/直流変
換器2で直流に変換して得た電源Vdcをインバータ回
路3でスイッチングしてブラシレスモータ(例えば三相
モータ)4に供給する。
【0003】また、この制御装置は、ブラシレスモータ
4の電機子巻線電圧(120度位相の異なる巻線電圧
(誘起電圧を含む))R,S,Tに基づいて回転子4a
の位置を検出する位置検出部5と、この位置検出部5か
らの位置検出信号A,B,Cをもとにしてブラシレスモ
ータ4の電機子巻線電流の通電を所定に切り替えるため
にインバータ回路3の制御信号(駆動信号)を出力する
一方、同制御信号のうち所定制御信号を所定周波数でチ
ョッピングするチョッピング信号を出力する制御回路
(マイクロコンピュータ)6と、その制御信号をチョッ
ピングして出力するチョッピング部7と、このチョッピ
ングされた信号を含む制御信号によりインバータ回路3
のスイッチ手段(トランジスタ;Tr)U,V,W,
X,Y,Zを駆動する駆動回路8とを備えている。
【0004】前記構成の制御装置において、ブラシレス
モータ4の起動時には同ブラシレスモータ4を所定時間
同期運転とするが、所定時間経過後にはブラシレスモー
タ4の回転子4aの位置検出信号A,B,Cに基づいて
同ブラシレスモータ4を回転制御する(いわゆる位置検
出による運転に切り替える)。前記位置検出による運転
においては、回転子4aの位置を検出し、この位置検出
に基づいて各電機子巻線電流の通電を切り替えるが、こ
の切り替えタイミングは各電機子巻線に発生する誘起電
圧の中性点電位から位相30度あるいは90度遅らせた
点とするのが一般的である。
【0005】そのため、前記位置検出部5は、例えば図
9(a),(b),(c)に示す各巻線電圧R,S,T
を分圧回路5aで所定に分圧し、これら分圧された電圧
を微分回路5bおよび積分回路5cで平滑化し、かつ位
相90度遅らせる(同図(d),(e),(f)参
照)。また、これら位相90度遅れの信号を各コンパレ
ータの比較回路5eで所定基準電圧(中性点電圧;V
n)と比較して位置検出信号A,B,Cを得る(図9
(g),(h),(i)参照)。なお、その基準電圧V
nは積分回路5cの出力を抵抗回路5dで合成して得る
ことができる。
【0006】前記位置検出信号A,B,Cを入力した制
御回路6は回転子4aの位置を検出するとともに、各位
置検出のタイミングに基づいて各電機子巻線電流の通電
を切り替えるためにインバータ回路3の各スイッチング
素子をオン、オフする制御信号を出力する。この制御信
号は図9(j)ないし(o)に示す上アーム信号および
下アーム信号であり、上アーム信号はインバータ回路3
の上アームを構成するトランジスタU,V,Wをオン、
オフし、下アーム信号はインバータ回路3の下アームを
構成するトランジスタX,Y,Zをオン、オフする。
【0007】また、制御回路6は例えば上アーム信号を
チョッピングするチョッピング信号をチョッピング部7
に出力し、チョッピング回路7は上アーム信号のLレベ
ルをチョッピングする(図9(q),(r),(s)参
照)。このように、位置検出信号A,B,Cに基づいて
ブラシレスモータ4の各電機子巻線電流の通電を切り替
えて同ブラシレスモータ4を回転制御し、またチョッピ
ング信号の周波数(オン時間、オフ時間)を可変するこ
とにより、ブラシレスモータ4を所定に回転制御するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ブラシ
レスモータの制御方法にあっては、各巻線電圧R,S,
Tを微分回路5bおよび積分回路5cに通し、回転子4
aの位置を検出して各電機子巻線電流の通電切り替えタ
イミング(位相90度遅れのタイミング)を得る。しか
し、積分回路5cの積分特性上、ブラシレスモータ4の
回転数の変化に応じて位相90度遅れ誤差が生じ、また
各巻線電圧R,S,Tの波形には種々の周波数成分が含
まれるため、正確に位相90度遅れを得ることができな
い。すなわち、周波数に対する積分フィルタの定数が決
っているからである。
【0009】したがって、回転数の範囲が広い用途に使
用した場合、回転数に応じて回転子4aの位置検出タイ
ミング(位相90度遅れタイミング)が異なり、つまり
位置検出に誤差が生じるという問題点があった。また、
三相の場合、微分回路および積分回路をそれぞれ3回路
必要とするため、コスト面でも好ましくない。さらに、
各回転数毎に、ブラシレスモータ4の回転効率が最大と
なる通電切り替えタイミングは負荷状態に応じて異な
り、従来の制御方法では効率の向上がはかれないとう問
題点がある。
【0010】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はブラシレスモータの回転子の位置検出
の回路の簡略化や部品点数の削減を図ることができ、ま
た正確な位置検出を可能とし、電機子巻線電流の通電を
適切に切り替えることができ、ひいては回転の効率向
上、省電力化(省エネルギー化)が図れるようにしたブ
ラシレスモータの制御方法およびその装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は直流電源をスイッチングしてブラシレス
モータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモータを回
転制御する一方、前記ブラシレスモータの回転子の位置
を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモー
タの電機子巻線電流の通電を切り替えるブラシレスモー
タの制御方法であって、前記ブラシレスモータの各相の
電機子巻線電圧を所定に分圧する一方、前記ブラシレス
モータの各相の電機子巻線電圧のうち少なくとも1つの
電機子巻線電圧を所定に分圧するとともに、該分圧した
電機子巻線電圧の最大値を検出し、該検出した最大値を
基準電圧とし、前記分圧した各相の電機子巻線電圧と基
準電圧とを比較し、これら比較結果により前記回転子の
位置を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレス
モータの電機子巻線電流の通電を切り替えるようにした
ことを特徴としている。
【0012】この場合、前記ブラシレスモータは三相四
極モータであり、前記比較結果により前記各相の電機子
巻線電圧に含まれている誘起電圧と基準電圧との交点を
得るとともに、前回得た交点と今回得た交点との時間を
もとにして30度に相当する時間を算出し、今回得た交
点から前記算出時間経過後に前記ブラシレスモータの電
機子巻線電流の通電を切り替えるとよい。
【0013】この発明は直流電源をスイッチングしてブ
ラシレスモータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモ
ータを回転制御する一方、前記ブラシレスモータの回転
子の位置を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシ
レスモータの電機子巻線電流の通電を切り替えるブラシ
レスモータの制御装置であって、前記ブラシレスモータ
の各相の電機子巻線電圧を所定に分圧する第1の分圧手
段と、前記各相の電機子巻線電圧のうちの1つの電機子
巻線電圧を所定に分圧する第2の分圧手段と、該分圧し
た電機子巻線電圧の最大値を検出して基準電圧とする最
大値検出手段と、前記分圧した各相の電機子巻線電圧と
基準電圧とを比較する比較手段とを備え、これら比較結
果により前記回転子の位置を検出し、該位置検出をもと
にして前記ブラシレスモータ電機子巻線電流の通電を切
り替えるようにしたことを特徴としている。
【0014】この発明のブラシレスモータの制御装置
は、前記ブラシレスモータの各相の電機子巻線電圧を所
定に分圧する第1の分圧手段と、前記各相の電機子巻線
電圧を所定に分圧する第3の分圧手段と、該分圧した電
機子巻線電圧の最大値を検出してそれぞれ基準電圧とす
る第1の最大値検出手段と、前記分圧した各相の電機子
巻線電圧と各基準電圧とを比較する比較手段とを備え、
これら比較結果により前記回転子の位置を検出し、該位
置検出をもとにして前記ブラシレスモータ電機子巻線電
流の通電を切り替えるようにしたことを特徴としてい
る。
【0015】この場合、前記ブラシレスモータは三相四
極モータであり、前記比較結果により前記各相の電機子
巻線電圧に含まれている誘起電圧と基準電圧との交点を
得るとともに、前回得た交点と今回得た交点との時間を
もとにして30度に相当する時間を算出し、今回得た交
点から前記算出時間経過後に前記ブラシレスモータの電
機子巻線電流の通電を切り替えるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図7を参照して説明する。なお、図1中、図8
と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0017】図1において、このブラシレスモータの制
御方法が適用される制御装置は、三相のブラシレスモー
タ4の電機子巻線電圧(巻線電圧)R,S,Tを所定に
分圧する一方、一相の巻線電圧Rを所定に分圧し、この
分圧した巻線電圧R2の最大値を検出し、この最大値を
基準電圧kとし、前記分圧した巻線電圧R1,S1,T
1と基準電圧kとを比較し、これら比較結果を位置信号
a,b,cとして出力する位置検出部10と、これら位
置信号a,b,cにより各巻線電圧R,S,Tに含まれ
ている誘起電圧の1/2点を検出し(回転子4aの位置
を検出し)、この位置検出時刻と前回の位置検出時刻を
もとに算出した所定時間をもとにして電機子巻線電流の
通電を切り替える制御回路11とを備えている。
【0018】そのため、位置検出回路10は、各巻線電
圧R,S,Tを分圧する抵抗回路10a1,10a2,
10a3からなる第1の分圧回路10aと、巻線電圧R
を分圧する抵抗回路10b1からなる第2の分圧回路1
0bと、この巻線電圧Rを分圧した電圧R2の最大値を
検出し、この最大値を基準電圧kとして出力する最大値
検出回路10cと、前記各巻線電圧R,S,Tを分圧し
た電圧R1,S1,T1と基準電圧kとを比較するコン
パレータ回路10d1,10d2,10d3からなる比
較回路10dとを備えている。
【0019】なお、抵抗回路10a1,10a2,10
a3の抵抗比は同じであり、この抵抗比と抵抗回路10
b1の抵抗比(第1の分圧回路10aの抵抗値と第2の
分圧回路10bの抵抗値)は電圧R2が電圧R1,S
1,Tの2倍になるように設定されている。また、最大
値検出回路10cは、図から明かなようにピーク値ホー
ルド回路であり、ダイオードおよび電解コンデンサによ
り急峻な充電が行われる一方、緩やかな放電が行われる
ために電圧R2の最大値のみを検出して出力する。
【0020】制御回路11は、図8に示す制御回路6の
機能を有する他に、インバータ回路3の上下アームのチ
ョッピングを通電切替タミングで切り替える切替信号を
チョッピング回路12に出力する。チョッピング回路1
2は図8に示すチョッピング部7の機能の他に、前記切
替信号に基づいてインバータ回路3の駆動信号をチョッ
ピングして駆動回路8に出力する。
【0021】次に、前記制御装置の動作を図2、図3の
タイムチャート図および図4、図5のフローチャート図
を参照して詳しく説明すると、まず三相のブラシレスモ
ータ4が起動、同期運転から位置検出運転にモード移行
しているものとする。なお、起動、同期運転時の制御は
既に公知であることから、その詳細な説明を省略する。
【0022】前記位置検出運転において、位置検出部1
0はブラシレスモータ4の巻線電圧R,S,Tを第1の
分圧回路10aで所定に分圧する一方、巻線電圧Rを第
2の分圧回路10bで所定に分圧する。この場合、前述
したように、第1および第2の分圧回路10a,10b
の抵抗比は第2の分圧回路10bで分圧された巻線電圧
R2が第1の分圧回路10aで分圧された巻線電圧の2
倍になるように設定されている。したがって、図2
(a)および(d)に示すように、分圧された巻線電圧
R1のピーク値がVaであれば、分圧された巻線電圧R
2の電圧はVa/2となる。
【0023】前記分圧された巻線電圧R2は最大値検出
回路10cに入力する。前述したように、最大値検出回
路10cはピーク値ホールド回路であることから、その
巻線電圧R2のピーク値を検出し、このピーク値をホー
ルドする。したがって、最大値検出回路10cの出力は
図2(e)に示すように、ほぼ一定の電圧(Va/2)
となる。この一定電圧を基準電圧kとして比較回路10
dに入力する。
【0024】比較回路10dには前記分圧された巻線電
圧R1,S1,T1が入力しており、比較回路10dは
各コンパレータ回路10d1,10d2,10d3で巻
線電圧R1,S1,T1と基準電圧kとを比較する。コ
ンパレータ回路10d1は巻線電圧R1と基準電圧kと
を比較する(図3(a)参照)。すると、その比較結果
は図3(d)に示す位置信号aとなる。また、図3
(b)および(c)に示すように、コンパレータ回路1
0d2,10d3は巻線電圧S1,T1と基準電圧kと
を比較する。すると、それら比較結果は図3(e)およ
び(f)に示す位置信号b,cとなる。
【0025】各相の巻線電圧に含まれている誘起電圧が
上昇時にある場合、誘起電圧と基準電圧kとの交点が位
置信号a,b,cの立ち上がりエッジとなり(図3
(d)ないし(f)の矢印参照)、誘起電圧が下降時に
ある場合、誘起電圧と基準電圧kとの交点が位置信号
a,b,cの立ち上がりエッジとなる(図3(d)ない
し(f)の矢印参照)。
【0026】したがって、前記位置信号a,b,cを入
力している制御回路11は、その立ち上がりエッジ、立
ち下がりエッジにより各相の分圧巻線電圧(誘起電圧)
R1,S1,T1と基準電圧(巻線電圧R1の最大値の
1/2)kとの交点(図3(a)ないし(c)の黒丸参
照)を検出することができる。
【0027】そこで、制御回路11は図5および図6に
示すルーチンを実行し、まず位置検出部10からの位置
信号aにより分圧巻線R1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tanを得る(ステップST1)。な
お、通電切り替え後の最初の位置信号aの立ち上がりエ
ッジを交点とし、この交点の時刻tanを図3(a)に
示すタイミングとする。
【0028】続いて、前回の交点時刻tfn−1(図示
せず)および今回の交点時刻tanをもとにして位相3
0度に相当する時間t30(次の通電切り替えまでの時
間)を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開始す
る(ステップST2)。この場合、(tan−tfn−
1)×30/60の式を用いて時間t30を算出する。
なお、この時間t30の算出に際し、ブラシレスモータ
4の用途(負荷)、ブラシレスモータ4の現回転数を加
味して決定するとよい(時間t30を補正するとよ
い)。すなわち、ブラシレスモータ4の回転状態や回転
数によっては、通電切り替え時間t30が最適な通電切
り替えタイミングでないこともあるからである。
【0029】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tanから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST3)。前記算出時間t30
が経過したときにはステップST4に進み、インバータ
回路3のトランジスタWをオフし、トランジスタUをオ
ンする一方(電機子巻線電流の通電を切り替える一方;
図2(i)および(g)参照)、この通電切り替えタイ
ミングでインバータ回路3の下アームを構成するトラン
ジスタX,Y,Zのチョッピング駆動に切り替える。
【0030】続いて、位置検出部10からの位置信号c
により分圧巻線電圧T1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tbnを得る(ステップST5)。な
お、通電切り替え後の最初の位置信号cの立ち下がりエ
ッジを交点とし、この交点の時刻tbnを図3(c)に
示すタイミングとする。
【0031】続いて、前回の交点時刻tanおよび今回
の交点時刻tbnをもとにして位相30度に相当する時
間t30を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開
始する(ステップST6)。この場合、前述同様に、
(tbn−tan)×30/60=t30の算出に際
し、ブラシレスモータ4の用途(負荷)、ブラシレスモ
ータ4の現回転数を加味するとよい。
【0032】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tbnから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST7)。前記算出時間t30
が経過したときにはステップST8に進み、インバータ
回路3のトランジスタYをオフし、トランジスタZをオ
ンする一方(図3(k)および(l)参照)、この通電
切り替えタイミングでインバータ回路3の上アームを構
成するトランジスタU,V,Wのチョッピング駆動に切
り替える(図3参照)。
【0033】続いて、位置検出部10からの位置信号b
により分圧巻線電圧S1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tcnを得る(ステップST9)。な
お、通電切り替え後の最初の位置信号cの立ち上がりエ
ッジを交点とし、この交点の時刻tcnを図3(b)に
示すタイミングとする。
【0034】続いて、前回の交点時刻tbnおよび今回
の交点時刻tcnをもとにして位相30度に相当する時
間t30を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開
始する(ステップST10)。この場合、前述同様に、
(tcn−tbn)×30/60=t30の算出に際
し、ブラシレスモータ4の用途(負荷)、ブラシレスモ
ータ4の現回転数を加味するとよい。
【0035】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tcnから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST11)。前記算出時間t3
0が経過したときにはステップST12に進み、インバ
ータ回路3のトランジスタUをオフし、トランジスタV
をオンする一方(図2(g)および(h)参照)、この
通電切り替えタイミングでインバータ回路3の下アーム
を構成するトランジスタX,Y,Zのチョッピング駆動
に切り替える。
【0036】続いて、位置検出部10からの位置信号a
により分圧巻線電圧R1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tdnを得る(ステップST13)。
なお、通電切り替え後の最初の位置信号aの立ち下がり
エッジを交点とし、この交点の時刻tdnを図3(a)
に示すタイミングとする。
【0037】続いて、前回の交点時刻tcnおよび今回
の交点時刻tdnをもとにして位相30度に相当する時
間t30を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開
始する(ステップST14)。この場合、前述同様に、
(tdn−tcn)×30/60=t30の算出に際
し、ブラシレスモータ4の用途(負荷)、ブラシレスモ
ータ4の現回転数を加味するとよい。
【0038】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tdnから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST15)。前記算出時間t3
0が経過したときにはステップST16に進み、インバ
ータ回路3のトランジスタZをオフし、トランジスタX
をオンする一方(図2(l)および(j)参照)、この
通電切り替えタイミングでインバータ回路3の上アーム
を構成するトランジスタU,V,Wのチョッピング駆動
に切り替える。
【0039】続いて、位置検出部10からの位置信号c
により分圧巻線電圧T1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tenを得る(ステップST17)。
なお、通電切り替え後の最初の位置信号cの立ち上がり
エッジを交点とし、この交点の時刻tenを図3(c)
に示すタイミングとする。
【0040】続いて、前回の交点時刻tdnおよび今回
の交点時刻tenをもとにして位相30度に相当する時
間t30を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開
始する(ステップST18)。この場合、上述同様に、
(ten−tdn)×30/60=t30の算出に際
し、ブラシレスモータ4の用途(負荷)、ブラシレスモ
ータ4の現回転数を加味するとよい。
【0041】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tenから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST19)。前記算出時間t3
0が経過したときにはステップST20に進み、インバ
ータ回路3のトランジスタVをオフし、トランジスタW
をオンする一方(図3(h)および(i))、この通電
切り替えタイミングでインバータ回路3の下アームを構
成するトランジスタX,Y,Zのチョッピング駆動に切
り替える。
【0042】続いて、位置検出部10からの位置信号b
により分圧巻線電圧S1と基準電圧kとの交点を検出
し、この検出時刻tfnを得る(ステップST21)。
なお、通電切り替え後の最初の位置信号bの立ち下がり
エッジを交点とし、この交点の時刻tfnを図3(b)
に示すタイミングとする。
【0043】続いて、前回の交点時刻tenおよび今回
の交点時刻tfnをもとにして位相30度に相当する時
間t30を算出し、かつこの算出時間t30の計測を開
始する(ステップST22)。この場合、前述同様に、
(tfn−ten)×30/60=t30の算出に際
し、ブラシレスモータ4の用途(負荷)、ブラシレスモ
ータ4の現回転数を加味するとよい。
【0044】続いて、前記算出時間t30が経過したか
否か、つまり時刻tfnから時間t30が経過したか否
かを判断する(ステップST23)。前記算出時間t3
0が経過したときにはステップST24に進み、インバ
ータ回路3のトランジスタXをオフし、トランジスタY
をオンする一方(図2(j)および(h)参照)、この
通電切り替えタイミングでインバータ回路3の上アーム
を構成するトランジスタU,V,Wのチョッピング駆動
に切り替える。
【0045】制御回路11は、前述した処理を繰り返し
実行して必要な駆動信号、チョッピング信号および切替
信号をチョッピング回路12に出力し、図3(g)ない
し(l)に示す信号でインバータ回路3の各トランジス
タU,V,W,X,Y,Zを駆動する。
【0046】このように、2種類の分圧回路および比較
回路により回転子4aの位置を検出することができるた
め、従来の微分回路や積分回路を必要とせず、結果回路
構成の簡略化、製造工程の工程数の削減が可能となり、
結果コスト低下が図れる。
【0047】また、前記各交点(位置検出点)をもとに
してブラシレスモータ4の電機子巻線電流の通電を切り
替えるため、交点の時刻を計測するとともに、前回の交
点時刻と今回の時刻との差に30/60を掛けて位相3
0度に相当する時間t30を算出し、今回の交点時刻か
らその算出時間t30の経過後に通電を切り替える。
【0048】したがって、回転数にかからわず、回転子
4aの位置検出に誤差が生じることもなく、常に通電切
り替えが最適なもとのとなり、換言すれば最も効率よく
回転するように、通電を切り替えることができ、結果省
電力化(省エネルギー化)も図れる。また、前記時間t
30の算出に際し、ブラシレスモータ4の用途や現回転
数を加味して補正することにより、さらに最適な通電切
り替えが可能となる。
【0049】なお、前記実施の形態では、巻線電圧Rを
所定に分圧し、この分圧巻線電圧R1の最大値を検出し
て基準電圧kとしているが、他の巻線電圧S,Tを用い
て基準電圧を得るようにしてもよく、また3つの巻線電
圧R,S,T、あるいは2つの巻線電圧を用いて基準電
圧を得るようにしてもよい。
【0050】図6および図7はこの発明の他の実施の形
態を説明するブロック線図である。なお、図中、図1と
同一部分および相当部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。
【0051】この発明では、第1の分圧回路10aで分
圧された各相の巻線電圧R1,S1,T1と比較する基
準電圧を各相の巻線電圧R,S,Tを用いて得ている。
そのために、図1に示す第2の分圧回路10bに代えて
図7に示す第3の分圧回路10eを用い、また図1に示
す最大値検出回路10cに代えて図7に示す第1の最大
値検出回路10fを用いている。
【0052】第3の分圧回路10eは、巻線電圧Rを分
圧巻線電圧R1の1/2の電圧R3に分圧する抵抗回路
10e1、巻線電圧Sを分圧巻線電圧S1の1/2の電
圧S3に分圧する抵抗回路10e2および巻線電圧Tを
分圧巻線電圧T1の1/2の電圧R3に分圧する抵抗回
路10e3からなっている。
【0053】第1の最大値検出回路10fは、前記3つ
の電圧R3,S3,T3の最大値を検出して基準電圧k
1,k2,k3をコンパレータ回路10d1,10d
2,10d3に出力するピーク値ホールド回路10f
1,10f2,10f3からなっている。なお、各ピー
ク値ホールド回路10f1,10f2,10f3の構成
は図1に示す最大値検出回路10cと同じである。
【0054】前記構成によると、分圧巻線電圧R1と比
較する基準電圧k1は同相の巻線電圧Rから得たもので
あり、分圧巻線電圧S1と比較する基準電圧k2は同相
の巻線電圧Sから得たものであり、分圧巻線電圧T1と
比較する基準電圧k3は同相の巻線電圧Tから得たもの
である。
【0055】したがって、比較回路10dの位置信号
a,b,cに含まれる誘起電圧波形と基準電圧k1,k
2,k3との交点、いわゆる位置検出点はより正確なも
のとなる。つまり、制御回路11が前実施の形態と同じ
く図4および図5に示すフローチャート図にしたがって
動作し、前実施の形態よりも正確な位置検出点が可能と
なり、結果、より最適な通電切り替えタイミングを得る
ことができる。
【0056】このようなことから、前実施の形態の場合
と比べて、位置検出のための回路が増加するが、ブラシ
レスモータ4の通電切り替えがより最適なものとなり、
結果より効率的な回転制御が可能となり、ひいては消費
電力の軽減、より省エネルギー化が図れる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、このブラシレスモ
ータの制御方法の請求項1の発明によると、各相の電機
子巻線電圧を所定に分圧する一方、1つの電機子巻線電
圧を所定(前記分圧した電圧の1/2)に分圧するとと
もに、この分圧電圧の最大値を検出して基準電圧とし、
前記各相の分圧電圧と基準電圧とを比較し、これら比較
結果により回転子の位置を検出するようにしたので、回
転子の位置検出回路の簡略化、部品点数の削減を図るこ
とができ、結果また製造工程の工程数を減らすことがで
き、また回転子の位置を正確に検出することができ、結
果電機子巻線電流の通電を適切に切り替えることがで
き、効率向上を図ることができるという効果がある。
【0058】請求項2の発明によると、請求項1におけ
るブラシレスモータを三相四極モータとし、前記比較結
果により前記各相の電機子巻線電圧に含まれている誘起
電圧と基準電圧との交点を得、前回得た交点と今回得た
交点との時間をもとにしてブラシレスモータの電機子巻
線電流の通電を切り替えるようにしたので、請求項1の
効果に加え、回転数にかかわらず電機子巻線電流をより
適切に切り替えることができ、より効率向上を図ること
ができ、ひいては省電力化(省エネルギー化)を図るこ
とができるという効果がある。
【0059】このブラシレスモータの制御装置の請求項
3の発明によると、第1および第2の分圧回路、最大値
検出回路および比較回路で位置検出手段を構成するよう
にしたので、請求項1と同じ効果を奏する。
【0060】請求項4の発明によると、請求項3と比較
して第3の分圧回路および第1の最大値検出回路の部品
点数が多くなるが、位置検出点はより正確なものとな
り、請求項3よりも最適な通電切り替えができ、より効
率向上を図ることができる。
【0061】請求項5の発明によると、請求項3または
4におけるブラシレスモータを三相四極モータとし、前
記比較結果により前記各相の電機子巻線電圧に含まれて
いる誘起電圧と基準電圧との交点を得、前回得た交点と
今回得た交点との時間をもとにしてブラシレスモータの
電機子巻線電流の通電を切り替えるようにしたので、請
求項1の効果に加え、回転数にかかわらず電機子巻線電
流をより適切に切り替えることができ、より効率向上を
図ることができ、ひいては省電力化(省エネルギー化)
を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すブラシレスモー
タの制御装置の概略的ブロック線図。
【図2】この発明のブラシレスモータの制御方法および
その装置を説明するための概略的タイムチャート図。
【図3】この発明のブラシレスモータの制御方法および
その装置を説明するための概略的タイムチャート図。
【図4】この発明のブラシレスモータの制御方法および
その装置を説明するための概略的フロームチャート図。
【図5】この発明のブラシレスモータの制御方法および
その装置を説明するための概略的フローチャート図。
【図6】この発明の他の実施の形態を示すブラシレスモ
ータの制御装置の概略的ブロック線図。
【図7】図6に示す制御装置の概略的部分ブロック線
図。
【図8】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
【図9】図8に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的タイムチャート図。
【符号の説明】
1 交流電源 2 交流/直流変換器 3 インバータ回路 4 ブラシレスモータ(直流ブラシレスモータ) 4a 回転子(ブラシレスモータ3の) 6,11 制御回路(マイクロコンピュータ;制御手
段) 8 駆動回路 10 位置検出部 10a 第1の分圧回路(分圧手段) 10b 第2の分圧回路(分圧手段) 10c 最大値検出回路(ピーク値ホールド回路) 10d 比較回路(比較手段) 10e 第3の分圧回路(分圧手段) 10f 第1の最大値検出回路(ピーク値ホールド回
路) 12 チョッピング回路 a,b,c 位置信号 k,k1,k2,k3 基準電圧 R,S,T 電機子巻線電圧(巻線電圧) U,V,W スイッチング素子(上アームのトランジス
タ) X,Y,Z スイッチング素子(下アームのトランジス
タ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源をスイッチングしてブラシレス
    モータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモータを回
    転制御する一方、前記ブラシレスモータの回転子の位置
    を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモー
    タの電機子巻線電流の通電を切り替えるブラシレスモー
    タの制御方法であって、 前記ブラシレスモータの各相の電機子巻線電圧を所定に
    分圧する一方、前記ブラシレスモータの各相の電機子巻
    線電圧のうち少なくとも1つの電機子巻線電圧を所定に
    分圧するとともに、該分圧した電機子巻線電圧の最大値
    を検出し、該検出した最大値を基準電圧とし、前記分圧
    した各相の電機子巻線電圧と基準電圧とを比較し、これ
    ら比較結果により前記回転子の位置を検出し、該位置検
    出をもとにして前記ブラシレスモータの電機子巻線電流
    の通電を切り替えるようにしたことを特徴とするブラシ
    レスモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ブラシレスモータは三相四極モータ
    であり、前記比較結果により前記各相の電機子巻線電圧
    に含まれている誘起電圧と基準電圧との交点を得るとと
    もに、前回得た交点と今回得た交点との時間をもとにし
    て30度に相当する時間を算出し、今回得た交点から前
    記算出時間経過後に前記ブラシレスモータの電機子巻線
    電流の通電を切り替えるようにした請求項1記載のブラ
    シレスモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 直流電源をスイッチングしてブラシレス
    モータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモータを回
    転制御する一方、前記ブラシレスモータの回転子の位置
    を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモー
    タの電機子巻線電流の通電を切り替えるブラシレスモー
    タの制御装置であって、 前記ブラシレスモータの各相の電機子巻線電圧を所定に
    分圧する第1の分圧手段と、前記各相の電機子巻線電圧
    のうちの1つの電機子巻線電圧を所定に分圧する第2の
    分圧手段と、該分圧した電機子巻線電圧の最大値を検出
    して基準電圧とする最大値検出手段と、前記分圧した各
    相の電機子巻線電圧と基準電圧とを比較する比較手段と
    を備え、これら比較結果により前記回転子の位置を検出
    し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモータ電機
    子巻線電流の通電を切り替えるようにしたことを特徴と
    するブラシレスモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 直流電源をスイッチングしてブラシレス
    モータの電機子巻線に印加して同ブラシレスモータを回
    転制御する一方、前記ブラシレスモータの回転子の位置
    を検出し、該位置検出をもとにして前記ブラシレスモー
    タの電機子巻線電流の通電を切り替えるブラシレスモー
    タの制御装置であって、 前記ブラシレスモータの各相の電機子巻線電圧を所定に
    分圧する第1の分圧手段と、前記各相の電機子巻線電圧
    を所定に分圧する第3の分圧手段と、該分圧した電機子
    巻線電圧の最大値を検出してそれぞれ基準電圧とする第
    1の最大値検出手段と、前記分圧した各相の電機子巻線
    電圧と各基準電圧とを比較する比較手段とを備え、これ
    ら比較結果により前記回転子の位置を検出し、該位置検
    出をもとにして前記ブラシレスモータ電機子巻線電流の
    通電を切り替えるようにしたことを特徴とするブラシレ
    スモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ブラシレスモータは三相四極モータ
    であり、前記比較結果により前記各相の電機子巻線電圧
    に含まれている誘起電圧と基準電圧との交点を得るとと
    もに、前回得た交点と今回得た交点との時間をもとにし
    て30度に相当する時間を算出し、今回得た交点から前
    記算出時間経過後に前記ブラシレスモータの電機子巻線
    電流の通電を切り替えるようにした請求項3または4記
    載のブラシレスモータの制御装置。
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