JPH0847290A - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方法

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JPH0847290A
JPH0847290A JP6197826A JP19782694A JPH0847290A JP H0847290 A JPH0847290 A JP H0847290A JP 6197826 A JP6197826 A JP 6197826A JP 19782694 A JP19782694 A JP 19782694A JP H0847290 A JPH0847290 A JP H0847290A
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JP
Japan
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brushless motor
time
armature winding
position signal
degrees
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JP6197826A
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Inventor
Yoshiaki Ogawa
善朗 小川
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシレスモータの制御方法において、最適
な電機子巻線の通電切り替えを可能とし、振動や騒音の
低減、回転の安定化を可能とする。 【構成】 直流電源をインバータ部2でスイッチングし
てブラシレスモータ1の電機子巻線に印加する際、ブラ
シレスモータ1の回転子の位置検出に基づいてインバー
タ部2を駆動して電機子巻線の通電を切り替えるブラシ
レスモータの制御方法であって、電機子巻線の端子電圧
(誘起電圧)と基準電圧とを比較回路10aで比較し、
この比較結果による交点で変化する位置信号Dを制御回
路11に入力しており、この制御回路11はその位置信
号Dの変化を検出するとともに、この変化から電気角6
0度より大きい電気角に相当する時間を計時し、かつこ
の計時時間をもとにして各電気角30度、90度、15
0度に相当する時間を算出する。また、上記位置信号D
の変化点から電気角30度、90度、150度に相当す
る時間を計時し、この計時終了点でブラシレスモータ1
の電機子巻線の通電を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の圧縮機等
に用いる直流ブラシレスモータ(以下ブラシレスモータ
と記す)の回転制御技術に係り、特に詳しくはブラシレ
スモータの巻線電流を最適に切り替え、ブラシレスモー
タの回転制御の安定化を図るブラシレスモータの制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このブラシレスモータを回転制御するに
は、例えば三相モータである場合図8に示す制御装置を
必要とする。
【0003】図8において、この制御装置は、交流電源
を交流/直流変換器で直流に変換して得た電源Vdcを
スイッチングしてブラシレスモータ1の電機子巻線に印
加するために複数のスイッチング素子(トランジスタ)
U,V,W,X,Y,Zをブリッジ接続したインバータ
回路2と、ブラシレスモータ1の端子電圧(例えば12
0度位相の異なる電圧;誘起電圧を含む)R,S,Tを
もとにして回転子1aの位置を検出する位置検出部3
と、ブラシレスモータ1の各電機子巻線の通電を所定に
切り替え、かつ位置検出部3からの位置検出信号A,
B,Cをもとにして各電機子巻線の通電を所定に切り替
えるためにインバータ部2の駆動信号を出力する制御回
路4とを備えている。
【0004】位置検出部3は、インバータ回路2の電源
電圧Vdcを1/2に分圧して基準電圧を発生する基準
電圧発生回路3aと、各相の端子電圧(誘起電圧)と基
準電圧Vdc/2とを比較してブラシレスモータ1の回
転に同期した位置検出信号A,B,Cを出力する比較回
路3b,3c,3dとをからなる。
【0005】制御回路4は、マイクロコンピュータおよ
び駆動回路等からなり、駆動信号を出力してインバータ
部2のトランジスタU,V,W,X,Y,Zを駆動す
る。
【0006】上記構成の制御装置において、ブラシレス
モータ1の起動時には例えば同ブラシレスモータ1を所
定時間同期運転するが、所定時間経過後には上記位置検
出信号A,B,Cに基づいて同ブラシレスモータ1を回
転制御する(いわゆる位置検出による運転に切り替え
る)。
【0007】上記位置検出による運転においては、回転
子1aの位置を検出し、この位置検出に基づいて各電機
子巻線の通電を切り替えるため、上記位置検出部3は、
例えば図9(a)ないし(c)に示す各電機子巻線の端
子電圧R,S,Tと基準電圧Vdc/2とを比較し、そ
の交点で変化する位置検出信号(図9(d)ないし
(f)に示す)A,B,Cを出力する。
【0008】上記位置検出信号A,B,Cが制御回路4
に入力し、この制御回路4は端子電圧の誘起電圧区間a
の波形と基準電圧Vdc/2との交点を検出し、これら
交点から電気角60度に相当する時間T(図9に示すT
0ないしT4)を得る。さらに、それら交点からT/2
時間(図9に示すT0/2ないしT4/2)経過後にイ
ンバータ部2の各トランジスタU,V,W,X,Y,Z
の導通状態を切り替える駆動信号(図9(g)ないし
(l)に示す)を発生する。
【0009】各駆動信号により各トランジスタU,V,
W,X,Y,Zが駆動されるため、ブラシレスモータ1
の電機子巻線電流が切り替えられ、ブラシレスモータ1
が回転制御される。
【0010】また、空気調和機の圧縮機等においてはP
WM制御方式を採用しており、この場合制御回路4はイ
ンバータ部2の一方のアーム(下アームまたは上アー
ム)のトランジスタの駆動信号のオン部分を所定デュー
ティ比(オン、オフ比)でチョッピングする。
【0011】このように、位置検出信号A,B,Cに基
づいてブラシレスモータ1の各電機子巻線電流を切り替
えて同ブラシレスモータ1を回転制御し、またチョッピ
ングのオン、オフ比を可変してブラシレスモータ1を所
定回転数に制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ブラシ
レスモータの制御方法を圧縮機等に使用し、PWM制御
する場合、各端子電圧R,S,Tはチョッピングされた
波形となり、したがって端子電圧R,S,Tの誘起電圧
もチョピングされた波形となる(図10を参照)。この
誘起電圧の波形がトランジスタU,V,W,X,Y,Z
のオン時にのみ現れるため、図10に示すように、トラ
ンジスタU,V,W,X,Y,Zのオフ時においては誘
起電圧と基準電圧Vdc/2との交点が検出されない。
【0013】この場合、上記交点の検出タイミングがそ
の交点の直前の立ち下がりあるいは直後の立ち上がり
(チョッピングの立ち下がりあるいは立ち上がり)とな
り、結果トランジスタのオフ範囲(Toff時間の範
囲)内で検出誤差が発生することになる。このToff
時間が電気角60度に相当する時間T(60)に対して
決して小さくないことから、時間T(60)には誤差が
生じる。
【0014】これは、通電切り替えタイミングである電
気角30度に相当する時間T/2に影響を与えるため、
図9に示す算出時間T/2(T0/2,T1/2,T2
/2,T3/2,T4/2)にも誤差発生する。
【0015】そして、上記算出時間T/2の計時を開始
する検出タイミング(交点のタイミング)においてもT
off時間の範囲で誤差が生じていることから、そのT
/2時間経過後にトランジスタの導通を切り替えるタイ
ミングには大きい誤差が含まれる。この大きな誤差によ
りブラシレスモータ1の通電切り替えタイミングが適切
でなくなり、回転トルクむら、振動や騒音の増大を招く
だけでなく、最悪として脱調して停止し、さらにはその
停止と同時に過電流が流れてトランジスタの破損を招く
ことがある。
【0016】また、ブラシレスモータ1を空気調和機の
圧縮機に用いた場合、定速運転中であっても冷媒の吸
入、圧縮および吐出動作による負荷変動により周期的な
トルク変動を発生する(図11に示す)。
【0017】この周期的なトルク変動によりブラシレス
モータ1の回転速度が変動するため、上記電気角60度
区間の時間Tがそれぞれ一定でなく、つまり隣合う電気
角60区間の時間Tが異なり、上述同様にT/2時間経
過後にトランジスタの導通を切り替えるタイミングに誤
差が生じ、結果同様の問題点を生じることとなる。
【0018】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はブラシレスモータの通電切り替えタイ
ミングを適切なものとすることができ、回転むら、振動
や騒音を抑えることができ、また脱調、回路の破損を防
止して回転制御の安定化、効率のよい運転を可能とする
ことができるようにしたブラシレスモータの制御方法を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は直流電源をインバータ手段でスイッチン
グしてブラシレスモータの電機子巻線に印加し、かつ該
ブラシレスモータの回転子の位置検出に基づいて前記イ
ンバータ手段を駆動して前記電機子巻線の通電を切り替
えるブラシレスモータの制御方法であって、前記電機子
巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較して前記ブ
ラシレスモータの回転に同期した位置信号を得、該位置
信号の変化により電気角60度より大きい電気角に相当
する時間を計時し、該計時された時間をもとにして前記
位置信号の変化点から前記電機子巻線の通電切り替えタ
イミングに相当する時間を演算する一方、前記位置信号
の変化点から前記演算された時間を計時し、該計時の終
了時点で前記電機子巻線の通電切り替えるようにしたこ
とを要旨とする。
【0020】また、この発明では、前記電気角60度よ
り大きい電気角に相当する時間を前記ブラシレスモータ
の周期的な速度変動の1周期分に相当する時間としてい
る。
【0021】さらに、この発明では、前記ブラシレスモ
ータを空気調和機の圧縮機モータに用い、冷媒の吸入、
圧縮、吐出による周期的な速度変動(電気角360度の
周期的変動)に対応し、前記電気角60度より大きい電
気角に相当する時間を電気角360度に相当する時間と
している。
【0022】
【作用】上記手段によれば、ブラシレスモータの電機子
巻線の端子電圧(誘起電圧)と基準電圧とが比較され、
少なくともその比較結果による交点で変化する回転子の
回転に同期した位置信号が得られる。
【0023】上記位置信号の変化(立ち上がり、立ち下
がり)により電気角60度より大きい電気角に相当する
時間が計時される。この計時時間をもとにして上記位置
信号の変化点から上記電機子巻線の通電を切り替えるタ
イミングまでに相当する時間(所定位相角)が算出され
るとともに、上記位置信号の変化点からその算出時間が
計時される。この計時終了時点でブラシレスモータの電
機子巻線電流の通電状態が切り替えられる。
【0024】このようにすることで、PWM制御時に誘
起電圧と基準電圧との交点がチョッピングのオフ部分
(Toff時間)に該当し、結果その交点検出タイミン
グに誤差が含まれるが、この誤差は電気角60度より大
きい電気角に相当する時間を使用することにより相対的
に小さくなり、上記算出される時間(所定位相角)に与
える影響が小さくされ、つまり結果的に誤差が小さくさ
れる。したがって、上記電機子巻線電流の切り替えタイ
ミングの誤差が小さくなり、最適な通電切り替えタイミ
ングが得られる。
【0025】また、上記電気角60度より大きい電気角
に相当する時間が空気調和機の圧縮機の負荷変動に伴う
トルク変動の周期的な速度変動の1周期分とされるた
め、周期的な速度変動による算出時間(所定位相角)の
誤差が平均化される。
【0026】さらに、上記電気角60度より大きい電気
角が360度とされ、この電気角360度に相当する時
間がToff時間よりも十分大きく、周期的な速度変動
の1周期分の時間と同じにされるため、算出時間(所定
位相角)の誤差が小さくされる。
【0027】
【実施例】この発明のブラシレスモータの制御方法は、
例えば三相の直流ブラシレスモータ(以下ブラシレスモ
ータと記す)の1相の端子電圧(誘起電圧)と基準電圧
とを比較し、この比較結果による交点の変化を検出する
とともに、この交点の変化から所定位相角(電気角30
度、90度、150度)遅れ点に相当する時間を算出す
る際、電気角60度より大きい電気角に相当する時間を
計時し、この計時時間をもとにして各電気角30度、9
0度、150度に相当する時間を算出する。
【0028】これにより、ブラシレスモータをPWM制
御方式で回転制御する場合、誘起電圧と基準電圧との交
点が図10に示すToff時間内に該当し、その交点検
出タイミングが最大Toff時間だけ誤差を含むことに
なっても、そのToff時間が電気角360度に相当す
る時間と比較して極めて小さく、上記算出される所定位
相角(電気角30度、90度、150度)に相当する時
間はその誤差による影響が極めて小さくなる。
【0029】そのため、この発明のブラシレスモータの
制御方法が適用される制御装置は例えば図1に示す構成
をしている。なお、図中、図8と同一部分には同一符号
を付し重複説明を省略する。
【0030】図1において、この制御装置は、三相四極
のブラシレスモータ1の3つの電機子巻線の端子電圧
(誘起電圧)R,S,Tのうち1つ、例えば端子電圧R
と基準電圧Vdc/2とを比較して位置信号Dを出力す
る位置検出部10と、この位置信号Dの変化(立ち上が
りエッジまたは立ち下がりエッジ)により電気角360
度に相当する時間を計時し、この計時時間をもとにして
所定位相角(例えば電気角30度、90度および150
度)に相当する時間を算出し、その位置信号のエッジか
ら算出時間経過点でブラシレスモータ1の電機子巻線の
通電をそれぞれ切り替える制御回路(マイクロコンピュ
ータ)11を備えている。なお、位置検出部10は、図
8と同様に所定の基準電圧(Vdc/2)を発生する基
準電圧発生回路3aと、比較回路10aとを備えてい
る。制御回路11は、PWM制御時にインバータ部2の
上アームのトランジスタU,V,Wまたは下アームのト
ランジスタX,Y,Zをオン、オフする駆動信号、この
駆動信号のオン部分をチョッピングするチョッピング信
号およびこのチョッピングを上アームまたは下アームに
切り替える制御信号を出力する機能を有している。
【0031】また、上記制御装置は、制御回路11から
の駆動信号、チョッピング信号および制御信号を入力
し、駆動信号のオン部分をチョッピングし、このチョッ
ピングされた駆動信号を含む駆動信号によりインバータ
部2の各トランジスタU,V,W,X,Y,Zを駆動す
る駆動回路12を備えている。
【0032】さらに、上記制御装置を空気調和機の圧縮
機の制御に用いた場合、制御装置は、交流電源13を交
流/直流変換するコバータ回路14と、このコンバータ
回路14の出力直流を平滑化するコンデンサ15と、交
流電源13とコンバータ回路14の間に設けられる力率
改善用リアクタ16とを備えている。
【0033】次に、上記制御装置の動作を図2のタイム
チャート図および図3ないし図6のフローチャート図を
参照して詳しく説明すると、まずブラシレスモータ1の
起動時には誘起電圧が発生しないことから、制御回路1
1は既に公知の同期運転を実行する。
【0034】この同期運転によりブラシレスモータ1を
低周波から徐々に加速し、位置検出部10において出力
する位置信号Dにより誘起電圧と基準電圧との交点の検
出が可能となるまで、つまり適切な位置信号Dが得られ
るまで上記処理を実行する。
【0035】そして、位置検出部10にはブラシレスモ
ータ1のR相の端子電圧Rが正常に入力し(図2(b)
示す)、位置検出部10は端子電圧Rの誘起電圧と基準
電圧発生回路3aからの基準電圧とを比較回路10aで
比較し、この比較結果の位置信号Dを出力する(図2
(c)に示す)。なお、図2中においては誘起電圧と基
準電圧と交点がトランジスタのオン部分にあるが、その
交点がオフ部分にある場合にはチョッピング信号の立ち
上がり、あるいは立ち下がりエッジがその交点となる。
【0036】ここで、制御回路11は入力位置信号によ
りその変化点(立ち上がりあるいは立ち下がりエッジ)
を検出するが、例えば誘起電圧が上昇時である場合イン
バータ部2の上アームトランジスタU,V,WをPWM
制御しており、通電切り替えタイミング後の位置信号D
の最初の立ち上がりエッジ(図2に示すt1,t3)を
検出し、また誘起電圧が下降時である場合インバータ部
2の下アームトランジスタX,Y,ZをPWM制御して
おり、通電切り替えタイミング後の最初の立ち下がりエ
ッジ(図2に示すt2,t7)を検出する。なお、PW
M制御において、制御回路11からの駆動信号、チョッ
ピング信号および制御信号を駆動回路12に入力し、こ
の駆動回路12はその制御信号にしたがって所定駆動信
号とチョッピング信号とを合成し、この合成された駆動
信号を含む駆動信号によりインバータ部2を駆動する。
【0037】上記入力位置信号Dの上記エッジ検出毎に
図3ないし図6に示すルーチンを実行し、まずそのエッ
ジ検出がt3時点であるとすると、この検出の現在の時
刻taをフリーランニングタイマで検出し、この時刻t
aを内部のメモリに一時記憶する(ステップST1)。
【0038】続いて、この時刻taに前回算出の電気角
30度に相当する時間T(30)=T2×(30/36
0)を加算し(ステップST2)、この時刻ta+T
(30)=t(30)を制御回路11のフリーランニン
グタイマのコンペアレジスタAにセットする(ステップ
ST3)。なお、時間T(30)=T2×(30/36
0)の算出については後に説明する。
【0039】続いて、上記位置信号Dの検出エッジが立
ち上がり、立ち下がりの何れかを判断し(ステップST
4)、立ち上がりエッジであるときにはステップST5
に進み制御回路11の内部に予め設定されているフラグ
をセットし(“1”とし)、立ち下がりエッジであると
きにはステップST6に進みそのフラグをクリアする
(“0”にする)。
【0040】この後、上記コンペアレジスタAとフリー
ランニングタイマの値とが一致すると、図4に示すt
(30)割り込みルーチンを実行し、上記フラグがセッ
トされているときには、ステップST20からST21
に進み、インバータ部2のトランジスタWを駆動する信
号をオフにするとともに(図2(f)に示す)、トラン
ジスタUを駆動する信号をオンにする(図2(d)に示
す)。これと同時に、インバータ部2の下アームを構成
するトランジスタX,Y,Zを駆動するための信号をチ
ョッピングするように、上アームから下アームのチョッ
ピングに切り替えるための制御信号を駆動回路12に出
力する(ステップST22)。
【0041】一方、上記フラグがクリアされているとき
には、ステップST20からST23に進み、インバー
タ部2のトランジスタZを駆動する信号をオフにすると
ともに(図2(i)に示す)、トランジスタXを駆動す
る信号をオンにする(図2(g)に示す)。これと同時
に、インバータ部2の上アームを構成するトランジスタ
U,V,Wを駆動するための信号をチョッピングするよ
うに、下アームから上アームのチョッピングに切り替え
るための制御信号を駆動回路12に出力する(ステップ
ST24)。
【0042】上記割り込み処理が終了すると、メインル
ーチンに戻る。メインルーチンでは、電気角90度に相
当する時間T(90)を算出するため、t1時点とt3
時点との間の時間(電気角360度に相当する時間)T
3を算出する(ステップST7)。この場合、t3時点
の時刻taからt1時点の時刻tcを減算してその時間
T3を算出する。
【0043】続いて、上記算出時間T3を用いて上記位
置信号Dの検出エッジから位相角90度に相当する時間
T(90)=T3×(90/360)を算出するととも
に、この算出時間T(90)を時刻taに加算してその
電気角90度の時刻を算出し(ステップST8)、この
算出時刻t(90)=ta+T(90)をコンペアレジ
スタBにセットする(ステップST9)。
【0044】この後、上記コンペアレジスタBとフリー
ランニングタイマの値とが一致すると(図2に示すt5
時点)、図5に示すt(90)割り込みルーチンを実行
する。上記フラグがセットされているときには、ステッ
プST30からST31に進み、インバータ部2のトラ
ンジスタYを駆動する信号をオフにするとともに(図2
(h)に示す)、トランジスタZを駆動する信号をオン
にする(図2(i)に示す)。これと同時に、インバー
タ部2の上アームを構成するトランジスタU,V,Wを
駆動するための信号をチョッピングするように、下アー
ムから上アームのチョッピングに切り替えるための制御
信号を駆動回路12に出力する(ステップST32)。
【0045】一方、上記フラグがクリアされているとき
には、ステップST30からST33に進み、インバー
タ部2のトランジスタVを駆動する信号をオフにすると
ともに(図2(e)に示す)、トランジスタWを駆動す
る信号をオンにする(図2(f)に示す)。これと同時
に、インバータ部2の下アームを構成するトランジスタ
X,Y,Zを駆動するための信号をチョッピングするよ
うに、上アームから下アームのチョッピングに切り替え
るための制御信号を駆動回路12に出力する(ステップ
ST34)。
【0046】上記割り込み処理が終了すると、メインル
ーチンに戻る。メインルーチンでは、電気角150度に
相当する時間T(150)を算出するため、上記時間T
3を用いて位置信号Dのエッジから電気角150度に相
当する時間T(150)=T3×(150/360)を
算出するとともに、この算出時間T(150)を時刻t
aに加算してその電気角150度の時刻t(150)を
算出し(ステップST10)、この算出時刻t(15
0)=ta+T(150)をコンペアレジスタCにセッ
トする(ステップST11)。
【0047】この後、上記コンペアレジスタCとフリー
ランニングタイマの値とが一致すると(図2に示すt6
時点)で、図6に示すt(150)割り込みルーチンを
実行する。上記フラグがセットされているときには、ス
テップST40からST41に進み、インバータ部2の
トランジスタUを駆動する信号をオフにするとともに
(図2(d)に示す)、トランジスタVを駆動する信号
をオンにする(図2(e)に示す)。これと同時に、イ
ンバータ部2の下アームを構成するトランジスタX,
Y,Zを駆動するための信号をチョッピングするよう
に、上アームから下アームのチョッピングに切り替える
ための制御信号を駆動回路12に出力する(ステップS
T42)。
【0048】一方、上記フラグがクリアされているとき
には、ステップST40からST43に進み、インバー
タ部2のトランジスタXを駆動する信号をオフにすると
ともに(図2(g)に示す)、トランジスタYを駆動す
る信号をオンにする(図2(h)に示す)。これと同時
に、インバータ部2の上アームを構成するトランジスタ
U,V,Wを駆動するための信号をチョッピングするよ
うに、下アームから上アームのチョッピングに切り替え
るための制御信号を駆動回路12に出力する(ステップ
ST44)。
【0049】上記割り込み処理が終了すると、メインル
ーチンに戻る。メインルーチンでは、電気角360度に
相当する時間T3を用いて電気角30度に相当する時間
T(30)=T3×(30/360)を算出してメモリ
に記憶する(ステップST12)。この時間T(30)
の算出は当該メインルーチンを繰り返した際に上記ステ
ップST2で用いるためである。
【0050】続いて、前々回の位置信号Dのエッジを検
出した時刻tc(図2に示すt1時点)を記憶している
メモリに前回検出の位置信号Dのエッジを検出した時刻
tb(図2に示すt2時点)を書き込み、つまり前々回
の時刻tcに変えて前回の時刻tbを記憶する(ステッ
プST13)。また、前回検出の位置信号Dのエッジの
時刻tb(図2に示すt2時点)を記憶しているメモリ
に今回検出の位置信号Dのエッジ時刻ta(図2に示す
t3)を書き込む、つまり次の位置信号Dのエッジの時
刻を得るために、メモリを1つ確保しておく必要がある
からである。
【0051】そして、入力位置信号Dの上記エッジを検
出すると、再び当該メインルーチンを実行し、そのエッ
ジ検出の現時刻ta(図2に示すt7時点)をメモリに
記憶する(ステップST1)。上記ステップST12に
おいて算出された電気角30度に相当する時間T(3
0)=T3×(30/360)をその現時刻taに加算
し(ステップST2)、この時刻ta+T(30)=t
(30)をコンペアレジスタAにセットする(ステップ
ST3)。次にフラグを処理し(ステップST4ないし
ST6)、この後に上記コンペアレジスタAとフリーラ
ンニングタイマの値とが一致すると、上述した処理を実
行する。
【0052】このようにして、図3のメインルーチンを
実行し、かつコンペアレジスタA,B,Cとフリーラン
ニングタイマの値とが一致すると、図4ないし図6の割
り込みルーチンを実行し、かつ繰り返す。
【0053】図2のタイムチャートを参照して具体的に
説明すると、t7時点では位置信号Dのエッジが立ち下
がりであることから、フラグをクリアし(ステップST
6)、その後上記コンペアレジスタAにセットされてい
る時刻t(30)が経過した時点(図2に示すt8時
点)で図4に示すt(30)割り込みルーチンを実行す
る。
【0054】この場合、フラグが立っていないため、上
述したようにインバータ部2のトランジスタZを駆動す
る信号をオフにするとともに(図2(i)に示す)、ト
ランジスタXを駆動する信号をオンにする(図2(g)
に示す)。これと同時に、インバータ部2の上アームを
構成するトランジスタU,V,Wを駆動するための信号
をチョッピングするように、下アームから上アームのチ
ョッピングに切り替えるための制御信号を駆動回路12
に出力する。
【0055】また、位置信号Dのエッジから位相角90
度の時刻t(90)=t7+T4×(90/360)を
算出し、この時刻t(90)が経過した時点(図2に示
すt9時点)で図5に示す(90)割り込みルーチンを
実行する。
【0056】この場合、フラグが立っていないため、上
述したようにインバータ部2のトランジスタVを駆動す
る信号をオフにするとともに、トランジスタWを駆動す
る信号をオンにする。これと同時に、インバータ部2の
下アームを構成するトランジスタX,Y,Zを駆動する
ための信号をチョッピングするように、上アームから下
アームのチョッピングに切り替えるための制御信号を駆
動回路12に出力する。
【0057】さらに、位置信号Dのエッジから位相角1
50度の時刻t(150)=T7+T4×(150/3
60)を算出し、この時刻t(150)が経過した時点
で図6に示す割り込みルーチンを実行する。
【0058】この場合、フラグが立っていないため、上
述したようにインバータ部2のトランジスタXを駆動す
る信号をオフにするとともに(図2(g)に示す)、ト
ランジスタYを駆動する信号をオンにする(図2(h)
に示す)。これと同時に、インバータ部2の上アームを
構成するトランジスタU,V,Wを駆動するための信号
をチョッピングするように、下アームから上アームのチ
ョッピングに切り替えるための制御信号を駆動回路12
に出力する。
【0059】このように、誘起電圧と基準電圧Vdc/
2との交点を検出し、この交点から所定位相角(電気角
30度、90度および150度)遅れ点に相当する時間
を電気角60度より大きい電気角に相当する時間をもと
にして算出する。そして、上記交点から算出時間経過後
にブラシレスモータ1の通電を切り替える駆動信号を発
生する。
【0060】したがって、誘起電圧と基準電圧Vdc/
2との交点がスイッチング素子のオフ時(図10に示す
Toff時間)に該当する場合、そのToff時間に誘
起電圧波形がなく、その交点検出タイミングには最大で
Toff時間だけ誤差が生じるが、その誤差が電気角6
0度より大きい電気角に相当する時間と比較して極めて
小さく、つまり上記算出される電気角30度、90度、
150度に相当する時間に対する影響が極めて小さくす
ることができる。
【0061】これにより、ブラシレスモータ1の通電を
適切に切り替えることができ、回転むら、振動や騒音を
抑えることができ、また脱調、回路の破損を防止して回
転制御の安定化、効率のよい運転を可能とすることがで
きる。
【0062】また、3相4極のブラシレスモータ1を空
気調和機の圧縮機(例えば2シリンダ型ロータリコンプ
レッサ)に用いた場合、図7に示すように、負荷変動
(冷媒の吸入、圧縮および吐出による負荷変動)による
トルク変動に伴う周期的な速度変動の周期が電気角36
0度と一致する。
【0063】この場合、上述したように、所定位相角
(電気角30度、90度および150度)に相当する時
間T(30),T(90),T(150)を電気角60
度より大きい電気角360度に相当する時間をもとにし
て得ることにより、上記同様の効果の他に、周期的な速
度変動による誤差が平均化されるため、ブラシレスモー
タ1の通電切り替えタイミングの誤差も平均化されて小
さくなり、周期的なトルク変動に対応してその通電切り
替えタイミングを適切なものとすることができる。
【0064】なお、所定位相角(電気角30度、90度
および150度)に相当する時間T(30),T(9
0),T(150)を算出する際、電気角60度より大
きい電気角に相当する時間としては電気角360度に相
当する時間でなくとも、ブラシレスモータ1の速度変動
が周期的である場合その周期的な速度変動の1周期分の
時間でもよく、ただ電気角60より大きい電気角に相当
する時間であればよい。
【0065】また、上記実施例において、1相の位置信
号Dをもとにして各電機子巻線の通電切り替えタイミン
グを得ているが、2相あるいは3相の位置信号をもとに
して各通電切り替えタイミングを得るようにしてもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブラシ
レスモータの制御方法によれば、ブラシレスモータをP
WM制御方式で回転制御する場合、誘起電圧と基準電圧
との交点検出で誤差が生じても、ブラシレスモータの通
電切り替えタイミングの時間算出を電気角60度より大
きい電気角に相当する時間を用いるようにしたので、通
電切り替えタイミングに与えるその誤差の影響を小さく
でき、ブラシレスモータの通電切り替えを最適に行うこ
とができ、回転むら、振動や騒音を抑えることができ、
また脱調、回路の破損を防止して回転制御の安定化、効
率のよい運転を可能とすることができる。
【0067】また、ブラシレスモータを空気調和機の圧
縮機を駆動するモータとして用いた場合、周期的な速度
変動の1周期分に相当する時間をもとにしてブラシレス
モータの通電切り替えタイミングの時間を算出するよう
にしたので、この周期的な速度変動による誤差(上記交
点検出の誤差)を平均化することになり、ブラシレスモ
ータ1の通電切り替えタイミングの誤差も平均化されて
小さくなり、周期的なトルク変動に対応してその通電切
り替えタイミングを適切なものとすることができ、上述
同じ効果を得ることができる。
【0068】さらに、冷媒の吸入、圧縮、吐出による周
期的な速度変動による誤差(上記交点検出の誤差)が電
気角360度であることから、この電気角360に相当
する時間をもとにしてブラシレスモータの通電切り替え
タイミングの時間を算出するようにしたので、この周期
的な速度変動による誤差(上記交点検出の誤差)を平均
化することになり、ブラシレスモータ1の通電切り替え
タイミングの誤差も平均化されて小さくなり、周期的な
トルク変動に対応してその通電切り替えタイミングを適
切なものとすることができ、上述と同じ効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、ブラシレスモータ
の制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック線
図。
【図2】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的タイムチャート図。
【図3】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的フローチャート図。
【図4】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的フローチャート図。
【図5】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的フローチャート図。
【図6】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的フローチャート図。
【図7】図1に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的タイムチャート図。
【図8】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
【図9】図8に示すブラシレスモータの制御装置の動作
を説明する概略的タイムチャート図。
【図10】図8に示すブラシレスモータの制御装置の動
作を説明する概略的タイムチャート図。
【図11】図8に示すブラシレスモータの制御装置の動
作を説明する概略的タイムチャート図。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ(直流ブラシレスモータ) 1a 回転子(ブラシレスモータ1の) 2 インバータ部 3a 基準電圧発生回路 10 位置検出部 10a 比較回路 11 制御回路(マイクロコンピュータ) 12 駆動回路 13 交流電源 14 コンバータ回路 15 平滑用コンデンサ 16 リアクタ R,S,T 電機子巻線の端子電圧 D 位置信号 U,V,W スイッチング素子(上アームのトランジス
タ) X,Y,Z スイッチング素子(下アームのトランジス
タ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源をインバータ手段でスイッチン
    グしてブラシレスモータの電機子巻線に印加し、かつ該
    ブラシレスモータの回転子の位置検出に基づいて前記イ
    ンバータ手段を駆動して前記電機子巻線の通電を切り替
    えるブラシレスモータの制御方法であって、 前記電機子巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較
    して前記ブラシレスモータの回転に同期した位置信号を
    得、該位置信号の変化により電気角60度より大きい電
    気角に相当する時間を計時し、該計時された時間をもと
    にして前記位置信号の変化点から前記電機子巻線の通電
    切り替えタイミングに相当する時間を演算する一方、前
    記位置信号の変化点から前記演算された時間を計時し、
    該計時の終了時点で前記電機子巻線の通電切り替えるよ
    うにしたことを特徴とするブラシレスモータの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 空気調和機の圧縮機を駆動するブラシレ
    スモータを回転制御する際、直流電源をインバータ手段
    でスイッチングして前記ブラシレスモータの電機子巻線
    に印加し、かつ該ブラシレスモータの回転子の位置検出
    に基づいて前記インバータ手段を駆動して前記電機子巻
    線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法であ
    って、 前記電機子巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較
    して前記ブラシレスモータの回転に同期した位置信号を
    得、該位置信号の変化により電気角60度より大きい電
    気角に相当する時間を計時し、該計時された時間をもと
    にして前記位置信号の変化点から前記電機子巻線の通電
    切り替えタイミングに相当する時間を演算する一方、前
    記位置信号の変化点から前記演算された時間を計時し、
    該計時の終了時点で前記電機子巻線の通電切り替えるよ
    うにしたことを特徴とするブラシレスモータの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 空気調和機の圧縮機を駆動するブラシレ
    スモータを回転制御する際、直流電源をインバータ手段
    でスイッチングして前記ブラシレスモータの電機子巻線
    に印加し、かつ該ブラシレスモータの回転子の位置検出
    に基づいて前記インバータ手段を駆動して前記電機子巻
    線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法であ
    って、 前記電機子巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較
    して前記ブラシレスモータの回転に同期した位置信号を
    得、該位置信号の変化により前記ブラシレスモータの周
    期的な速度変動の1周期分に相当する時間を計時し、該
    計時された時間をもとにして前記位置信号の変化点から
    前記電機子巻線の通電切り替えタイミングに相当する時
    間を演算する一方、前記位置信号の変化点から前記演算
    された時間を計時し、該計時の終了時点で前記電機子巻
    線の通電切り替えるようにしたことを特徴とするブラシ
    レスモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 空気調和機の圧縮機モータを駆動するブ
    ラシレスモータを回転制御する際、直流電源をインバー
    タ手段でスイッチングして前記ブラシレスモータの電機
    子巻線に印加し、かつ前記ブラシレスモータの回転子の
    位置検出に基づいて前記インバータ手段を駆動して前記
    電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御
    方法であって、 前記電機子巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較
    して前記ブラシレスモータの回転に同期した位置信号を
    得、該位置信号の変化により電気角360度に相当する
    時間を計時し、該計時された時間をもとにして前記位置
    信号の変化点から前記電機子巻線の通電切り替えタイミ
    ングに相当する時間を演算する一方、前記位置信号の変
    化点から前記演算された時間を計時し、該計時の終了時
    点で前記電機子巻線の通電切り替えるようにしたことを
    特徴とするブラシレスモータの制御方法。
JP6197826A 1994-07-29 1994-07-29 ブラシレスモータの制御方法 Withdrawn JPH0847290A (ja)

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