JPH10109830A - 紡機の玉揚方法 - Google Patents
紡機の玉揚方法Info
- Publication number
- JPH10109830A JPH10109830A JP28036196A JP28036196A JPH10109830A JP H10109830 A JPH10109830 A JP H10109830A JP 28036196 A JP28036196 A JP 28036196A JP 28036196 A JP28036196 A JP 28036196A JP H10109830 A JPH10109830 A JP H10109830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- winding
- bobbin
- tail
- loop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピンドルへのループ巻を増やすことであ
る。 【解決手段】 満管時にスピンドル39上の満ボビン3
7にリングプレート40の上昇位置から尻巻位置Tまで
胴巻43と尻巻44を行い、その後スピンドル39停止
後、満ボビン37を一斉に上昇させる直前に、尻巻位置
Tにあるリングプレート40を下降位置Pに下降し、尻
糸46を斜めに張り渡した後、満ボビン37を上昇して
尻巻44をほどいてスピンドル39にループ巻し、次に
満ボビン37をスピンドル39に下降し、次に満ボビン
37をスピンドル39から抜き揚げ、先のループ巻と共
に更にループ巻を施してループ巻を増やした。
る。 【解決手段】 満管時にスピンドル39上の満ボビン3
7にリングプレート40の上昇位置から尻巻位置Tまで
胴巻43と尻巻44を行い、その後スピンドル39停止
後、満ボビン37を一斉に上昇させる直前に、尻巻位置
Tにあるリングプレート40を下降位置Pに下降し、尻
糸46を斜めに張り渡した後、満ボビン37を上昇して
尻巻44をほどいてスピンドル39にループ巻し、次に
満ボビン37をスピンドル39に下降し、次に満ボビン
37をスピンドル39から抜き揚げ、先のループ巻と共
に更にループ巻を施してループ巻を増やした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡機の玉揚方法に
関し、詳しくは、尻巻によるスピンドルへのループ巻の
巻数を増加してスピンドルのループ巻を確実に保持する
紡機の玉揚方法に関する。
関し、詳しくは、尻巻によるスピンドルへのループ巻の
巻数を増加してスピンドルのループ巻を確実に保持する
紡機の玉揚方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紡機の玉揚方法として特開平8−
100335号公報や特開平3−180526号公報に
開示のものがある。従来の玉揚方法では、スピンドル上
のボビンが所定巻量の玉揚ボビン(一般的に満ボビン)
になるとリングプレートを満ボビンの下端部まで下降さ
せて胴巻と尻巻を行い、次いで満ボビン下端部に位置す
るリングプレートはその位置で尻糸を満ボビンとの間で
略水平に張架した状態のまま、一斉管換装置によって一
斉に満ボビンを抜き揚げながら、前に交換された満ボビ
ンの残糸としてスピンドルに残っているループ巻を満ボ
ビン内側の引掛具に引掛けて取り除くと同時に、満ボビ
ンの尻糸が解きほぐされてスピンドルに新たなループ巻
を形成し、満ボビンをスピンドル前方に位置させた後、
尻糸がループ巻きされたスピンドルに空ボビンを嵌着し
てスピンドルと満ボビン間に連なる尻糸を切断するよう
にしていた。
100335号公報や特開平3−180526号公報に
開示のものがある。従来の玉揚方法では、スピンドル上
のボビンが所定巻量の玉揚ボビン(一般的に満ボビン)
になるとリングプレートを満ボビンの下端部まで下降さ
せて胴巻と尻巻を行い、次いで満ボビン下端部に位置す
るリングプレートはその位置で尻糸を満ボビンとの間で
略水平に張架した状態のまま、一斉管換装置によって一
斉に満ボビンを抜き揚げながら、前に交換された満ボビ
ンの残糸としてスピンドルに残っているループ巻を満ボ
ビン内側の引掛具に引掛けて取り除くと同時に、満ボビ
ンの尻糸が解きほぐされてスピンドルに新たなループ巻
を形成し、満ボビンをスピンドル前方に位置させた後、
尻糸がループ巻きされたスピンドルに空ボビンを嵌着し
てスピンドルと満ボビン間に連なる尻糸を切断するよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の紡機の玉揚
方法では、満ボビンの下端部までリングプレートを下降
させて尻巻を行い、満ボビンを抜き揚げると同時に尻巻
が解きほぐされてスピンドルに新たにループ巻するが、
このとき尻巻からリングプレートへの尻糸は略水平に保
持されているので水平方向に張力が働いており、また、
満ボビン下端部の尻巻では糸同士の摩擦があり、尻巻が
ほどけにくく、スピンドルへのループ巻が少ない問題が
あった。スピンドルへのループ巻が少ないと、スピンド
ルとスピンドルにループ巻を形成する糸との摩擦抵抗が
小さく、尻糸にかかる張力や尻糸の切断時等にループ外
れを起こしやすく、また、糸の撚り戻りによりスピンド
ルから糸が外れて撚りができやすい問題があった。これ
らの問題を解決するためにスピンドル長を長くしてルー
プ巻を増すことが考えられるが、スピンドル長を長くす
るとループ巻は増えるが、紡機機台が大きくなることや
スピンドル回転の安定やスピンドル重量の増加に伴い大
きな駆動原が必要になる等の問題があった。
方法では、満ボビンの下端部までリングプレートを下降
させて尻巻を行い、満ボビンを抜き揚げると同時に尻巻
が解きほぐされてスピンドルに新たにループ巻するが、
このとき尻巻からリングプレートへの尻糸は略水平に保
持されているので水平方向に張力が働いており、また、
満ボビン下端部の尻巻では糸同士の摩擦があり、尻巻が
ほどけにくく、スピンドルへのループ巻が少ない問題が
あった。スピンドルへのループ巻が少ないと、スピンド
ルとスピンドルにループ巻を形成する糸との摩擦抵抗が
小さく、尻糸にかかる張力や尻糸の切断時等にループ外
れを起こしやすく、また、糸の撚り戻りによりスピンド
ルから糸が外れて撚りができやすい問題があった。これ
らの問題を解決するためにスピンドル長を長くしてルー
プ巻を増すことが考えられるが、スピンドル長を長くす
るとループ巻は増えるが、紡機機台が大きくなることや
スピンドル回転の安定やスピンドル重量の増加に伴い大
きな駆動原が必要になる等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、スピンドル上のボビンが所定量に巻
かれた玉揚ボビンになると、リングプレートを尻巻位置
に下降させて玉揚ボビンの下端部に尻巻を行い、スピン
ドル停止後、玉揚ボビンを抜き揚げるときに尻巻位置よ
り更にリングプレートを適当量下降させてリングプレー
トと尻巻間の尻糸を略水平の状態から傾斜した状態に
し、尻糸に下方向の張力を与えて尻巻をほどけ易くし
た。また、リングプレートを下降させることで尻糸の巻
始め位置(ループ巻の巻始め位置)が下がり、この巻始
め位置から尻巻位置までスピンドルへの尻糸の巻回され
る長さを増やすことでループ巻を増やした。更にスピン
ドルに対して満ボビンを上昇して尻巻をほどいてスピン
ドルにループ巻し、次に満ボビンをスピンドルに降下
し、次に満ボビンを抜き揚げるときに先のループ巻と共
に更にループ巻して、ループ巻の巻数を増やした。
めに、本発明では、スピンドル上のボビンが所定量に巻
かれた玉揚ボビンになると、リングプレートを尻巻位置
に下降させて玉揚ボビンの下端部に尻巻を行い、スピン
ドル停止後、玉揚ボビンを抜き揚げるときに尻巻位置よ
り更にリングプレートを適当量下降させてリングプレー
トと尻巻間の尻糸を略水平の状態から傾斜した状態に
し、尻糸に下方向の張力を与えて尻巻をほどけ易くし
た。また、リングプレートを下降させることで尻糸の巻
始め位置(ループ巻の巻始め位置)が下がり、この巻始
め位置から尻巻位置までスピンドルへの尻糸の巻回され
る長さを増やすことでループ巻を増やした。更にスピン
ドルに対して満ボビンを上昇して尻巻をほどいてスピン
ドルにループ巻し、次に満ボビンをスピンドルに降下
し、次に満ボビンを抜き揚げるときに先のループ巻と共
に更にループ巻して、ループ巻の巻数を増やした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、スピンドル上のボビン
が所定量に巻かれた玉揚ボビンになると、リングプレー
トを尻巻位置に降下させて玉揚ボビンの下端部に尻巻を
施し、その後スピンドルが停止すると玉揚ボビンを抜き
揚げ、尻巻によるスピンドルへのループ巻を行う紡機の
玉揚方法において、玉揚ボビンの抜き上げ時にリングプ
レートを尻巻位置から更に下降させる。このようにリン
グプレートを下降させるので、リングプレートと玉揚ボ
ビン間に略水平に保持されていた尻糸が下方に向けて傾
むいた状態で張架されるので玉揚ボビン抜き揚げ時に尻
巻が容易にほどけ、ループ巻ができやすい。また、リン
グプレートの下降による下方への傾斜した尻糸の長さ分
スピンドルへのループ巻が増加し、スピンドルとループ
巻を形成する糸との摩擦抵抗が増え、ループ外れが起き
ない。また、撚り戻りにより糸がスピンドルから外れに
くくなり、撚りができなくなる。尚、スピンドル長を長
くすることなくリングプレートの昇降のみによりループ
巻が増えるので好適である。
が所定量に巻かれた玉揚ボビンになると、リングプレー
トを尻巻位置に降下させて玉揚ボビンの下端部に尻巻を
施し、その後スピンドルが停止すると玉揚ボビンを抜き
揚げ、尻巻によるスピンドルへのループ巻を行う紡機の
玉揚方法において、玉揚ボビンの抜き上げ時にリングプ
レートを尻巻位置から更に下降させる。このようにリン
グプレートを下降させるので、リングプレートと玉揚ボ
ビン間に略水平に保持されていた尻糸が下方に向けて傾
むいた状態で張架されるので玉揚ボビン抜き揚げ時に尻
巻が容易にほどけ、ループ巻ができやすい。また、リン
グプレートの下降による下方への傾斜した尻糸の長さ分
スピンドルへのループ巻が増加し、スピンドルとループ
巻を形成する糸との摩擦抵抗が増え、ループ外れが起き
ない。また、撚り戻りにより糸がスピンドルから外れに
くくなり、撚りができなくなる。尚、スピンドル長を長
くすることなくリングプレートの昇降のみによりループ
巻が増えるので好適である。
【0006】また、満ボビンをスピンドルから完全には
抜けないように抜き揚げてスピンドルにループ巻し、次
いで満ボビンをスピンドルに臨んだまま下げ、再び満ボ
ビンをスピンドルから抜き揚げて、先のループ巻と共に
更にスピンドルにループ巻を形成する。これにより一度
で玉揚ボビンをスピンドルから抜き揚げる場合より更に
ループ巻の巻数を増やすことができる。
抜けないように抜き揚げてスピンドルにループ巻し、次
いで満ボビンをスピンドルに臨んだまま下げ、再び満ボ
ビンをスピンドルから抜き揚げて、先のループ巻と共に
更にスピンドルにループ巻を形成する。これにより一度
で玉揚ボビンをスピンドルから抜き揚げる場合より更に
ループ巻の巻数を増やすことができる。
【0007】
【実施例】次に本願の紡機の玉揚方法の実施例について
説明する。図1において、1は精紡機、2は精紡機1の
左右両側前面に取付けられた公知の一斉管換装置(例え
ば特開平8−100335号公報)で、該管換装置2の
ドッフィングバー3にはスピンドル39に対応させて多
数の管把持装置4が配設され、図示しない上下動装置と
揺動装置とにより、後に詳記する所定の順序に従って上
下及び揺動運動を行なって、満、空管の入換即ち管換を
行なう。7は、各スピンドル39に対応して設けられた
預けペッグである。スピンドル39上の玉揚ボビン、こ
こでは満ボビン37に、満管になるとトラベラ48を摺
動自在に備えたリングプレート40の操作により外周に
胴巻43と尻巻44が施されるようになっている。図1
ではリングプレート40は満ボビン37に胴巻43した
後、尻巻44を行う尻巻位置Tに位置している。この尻
巻位置Tは紡出糸41を空ボビン36に巻取るリングプ
レート40の巻始め位置でもある。
説明する。図1において、1は精紡機、2は精紡機1の
左右両側前面に取付けられた公知の一斉管換装置(例え
ば特開平8−100335号公報)で、該管換装置2の
ドッフィングバー3にはスピンドル39に対応させて多
数の管把持装置4が配設され、図示しない上下動装置と
揺動装置とにより、後に詳記する所定の順序に従って上
下及び揺動運動を行なって、満、空管の入換即ち管換を
行なう。7は、各スピンドル39に対応して設けられた
預けペッグである。スピンドル39上の玉揚ボビン、こ
こでは満ボビン37に、満管になるとトラベラ48を摺
動自在に備えたリングプレート40の操作により外周に
胴巻43と尻巻44が施されるようになっている。図1
ではリングプレート40は満ボビン37に胴巻43した
後、尻巻44を行う尻巻位置Tに位置している。この尻
巻位置Tは紡出糸41を空ボビン36に巻取るリングプ
レート40の巻始め位置でもある。
【0008】リングプレート40は巻取時には公知の昇
降装置によってチェースを繰返しつつ上昇させられ、ま
た、満管時には、尻巻後満ボビン抜き揚げ時に図2に実
線で示す尻巻位置Tと仮想線で示す下方の下降位置Pと
の間を昇降可能になっている。リングプレート40の下
降位置Pは、リングプレート40が尻巻位置Tから適当
な距離を下降したとき精紡機1の他の部分と干渉しない
位置に設定される。リングプレート40の尻巻位置Tと
下降位置Pとの昇降動作は、例えば揺動モータ等を使用
した周知のリングプレート揺動装置により行われる。ス
ピンドル39に嵌着されるボビン36A(満ボビン、空
ボビン含む)の内側には図示しない毛足の極めて短い羽
毛を植毛した周知のモケット等からなる引掛具が設けら
れている。尚、ここでは満ボビン37を玉揚ボビンとし
たが、所定量に巻かれた例えば8分玉で玉揚げされるも
のを玉揚ボビンとしてもよい。8は精紡機1に付設した
管保持装置で、ガイドレール9内に、ペッグ11が突設
されスピンドルピッチと等しい直径を持った多数のペッ
グトレイ10が嵌装されており、図示を省略した駆動機
構により間欠移動を行ない、停止位置において上記ペッ
グ11がスピンドル39と上下に正対する。
降装置によってチェースを繰返しつつ上昇させられ、ま
た、満管時には、尻巻後満ボビン抜き揚げ時に図2に実
線で示す尻巻位置Tと仮想線で示す下方の下降位置Pと
の間を昇降可能になっている。リングプレート40の下
降位置Pは、リングプレート40が尻巻位置Tから適当
な距離を下降したとき精紡機1の他の部分と干渉しない
位置に設定される。リングプレート40の尻巻位置Tと
下降位置Pとの昇降動作は、例えば揺動モータ等を使用
した周知のリングプレート揺動装置により行われる。ス
ピンドル39に嵌着されるボビン36A(満ボビン、空
ボビン含む)の内側には図示しない毛足の極めて短い羽
毛を植毛した周知のモケット等からなる引掛具が設けら
れている。尚、ここでは満ボビン37を玉揚ボビンとし
たが、所定量に巻かれた例えば8分玉で玉揚げされるも
のを玉揚ボビンとしてもよい。8は精紡機1に付設した
管保持装置で、ガイドレール9内に、ペッグ11が突設
されスピンドルピッチと等しい直径を持った多数のペッ
グトレイ10が嵌装されており、図示を省略した駆動機
構により間欠移動を行ない、停止位置において上記ペッ
グ11がスピンドル39と上下に正対する。
【0009】次に、尻糸切断用の尻糸切断装置12の概
要について説明する。この尻糸切断装置12は特開平8
−100335号公報に開示された装置であり、尻糸切
断装置12は図1に示すように、精紡機台の前面に設け
た案内レール15に走行機体16を装架し、この走行機
体16は精紡機1の図示しないGE,OE側に夫々設け
たプーリー間に張設したロープに連結され、モータの正
逆回転によりスピンドル列に沿って往復動する。この走
行機体16の上部には、二枚一対の回転カッター14が
回転自在に上下に枢着され、この回転カッター14は適
度の接圧を持ってその一部分が重合している。回転カッ
ター14は走行機体16の駆動輪17と適宜なVプーリ
ーとベルトにより連繋されており、走行機体16が精紡
機の一方側から他方側(例えばGE側からOE側)に走
行した際に回転カッター14が互いに物を引き込む方向
に回転するようになっている。また、尻糸切断装置12
には緒糸切断用のカッター13が備えられており、カッ
ター13は図示しない駆動機構により駆動され、走行機
体16が左右に走行し他方側(OE側)の待機位置に到
ると、図4(A)に示すようにカッター13が回動して
走行機体16内に収容された状態からバルーン状にふく
らんだ緒糸50の内側へ入り込み緒糸50を切断可能な
作用位置となり、一方側(GE側)の待機位置に到る
と、カッター13が走行機体16内に収容される収納位
置となるようになっている。
要について説明する。この尻糸切断装置12は特開平8
−100335号公報に開示された装置であり、尻糸切
断装置12は図1に示すように、精紡機台の前面に設け
た案内レール15に走行機体16を装架し、この走行機
体16は精紡機1の図示しないGE,OE側に夫々設け
たプーリー間に張設したロープに連結され、モータの正
逆回転によりスピンドル列に沿って往復動する。この走
行機体16の上部には、二枚一対の回転カッター14が
回転自在に上下に枢着され、この回転カッター14は適
度の接圧を持ってその一部分が重合している。回転カッ
ター14は走行機体16の駆動輪17と適宜なVプーリ
ーとベルトにより連繋されており、走行機体16が精紡
機の一方側から他方側(例えばGE側からOE側)に走
行した際に回転カッター14が互いに物を引き込む方向
に回転するようになっている。また、尻糸切断装置12
には緒糸切断用のカッター13が備えられており、カッ
ター13は図示しない駆動機構により駆動され、走行機
体16が左右に走行し他方側(OE側)の待機位置に到
ると、図4(A)に示すようにカッター13が回動して
走行機体16内に収容された状態からバルーン状にふく
らんだ緒糸50の内側へ入り込み緒糸50を切断可能な
作用位置となり、一方側(GE側)の待機位置に到る
と、カッター13が走行機体16内に収容される収納位
置となるようになっている。
【0010】次に本願の玉揚方法の動作を図4から図7
によって順に説明する。精紡機1が稼動中、ドッフィン
グバー3は図1に示すようにスピンドル39下方の待機
位置に待機し、ペッグトレイ10のペッグ11には空ボ
ビン36が挿着されている。スピンドル39上のボビン
36Aが略五分玉38に達しリングプレート40が上昇
すると精紡機1のOE側に待機していた尻糸切断装置1
2が走行を開始し、走行機体16から突出した作用位置
に位置している緒糸切断用のカッター13により順次緒
糸50を引掛け切断する。この切断作業により、先の管
換によりスピンドル39に巻回されて紡出糸41に連な
っているループ巻42は紡出糸41との関係が断たれ
て、スピンドル39に捲き付いた残糸となる。尻糸切断
装置12は上記と反対側において次の作業を待機し、カ
ッター13は、上記したように走行機体16内の収納位
置となる(図4(A))。そして、ドッフィングバー3
は精紡機1が停止するまでの間に待機位置から大きく機
台より遠ざかる方向〔以後(−)側と称す〕に揺動した
後スピンドル上端より高く上昇し、その位置で待機す
る。スピンドル39上のボビンが満ボビン37になる
と、図2に示すようにリングプレート40を下降して胴
巻43を行い、尻巻位置Tで満ボビン37の下部に尻巻
44を行い、スピンドル39が停止する(図4
(B))。
によって順に説明する。精紡機1が稼動中、ドッフィン
グバー3は図1に示すようにスピンドル39下方の待機
位置に待機し、ペッグトレイ10のペッグ11には空ボ
ビン36が挿着されている。スピンドル39上のボビン
36Aが略五分玉38に達しリングプレート40が上昇
すると精紡機1のOE側に待機していた尻糸切断装置1
2が走行を開始し、走行機体16から突出した作用位置
に位置している緒糸切断用のカッター13により順次緒
糸50を引掛け切断する。この切断作業により、先の管
換によりスピンドル39に巻回されて紡出糸41に連な
っているループ巻42は紡出糸41との関係が断たれ
て、スピンドル39に捲き付いた残糸となる。尻糸切断
装置12は上記と反対側において次の作業を待機し、カ
ッター13は、上記したように走行機体16内の収納位
置となる(図4(A))。そして、ドッフィングバー3
は精紡機1が停止するまでの間に待機位置から大きく機
台より遠ざかる方向〔以後(−)側と称す〕に揺動した
後スピンドル上端より高く上昇し、その位置で待機す
る。スピンドル39上のボビンが満ボビン37になる
と、図2に示すようにリングプレート40を下降して胴
巻43を行い、尻巻位置Tで満ボビン37の下部に尻巻
44を行い、スピンドル39が停止する(図4
(B))。
【0011】次いでドッフィングバー3が、機台に接近
する方向〔以後(+)側と称す〕に揺動して更に下降動
作を行ない、管把持装置4が満ボビン37を把持する。
その後、満ボビン37を抜き揚げる直前にリングプレー
ト40が図2に示すように尻巻位置Tから下降位置Pに
下降し、尻巻44が僅かに解きほぐされて水平状態に張
架された尻糸46を傾斜状態に張架する。尚、リングプ
レート40の下降タイミングは、満ボビン37を上昇さ
せる直前に行うが、尻巻後から満ボビン37を上昇させ
るまでの間または上昇と同時に行ってもよい。次いで、
スピンドル39から満ボビン37が完全に抜けきらない
位置までドッフィングバー3が上昇する。この上昇動作
により残糸としてスピンドル39に捲回しているループ
巻42は、引掛具に引掛けられ、満ボビン37の孔内に
係止保持されてスピンドル39より除去される。また、
満ボビン37の上昇により尻巻44の一部が解きほぐさ
れ、残糸(先のループ巻42)を取り除いたスピンドル
39にループ巻42aとして捲回する(図4(C))。
次いで、ドッフィングバー3が下降して、ループ巻42
aが捲回されたスピンドル39に満ボビン37を緩挿す
る(図4(D))。
する方向〔以後(+)側と称す〕に揺動して更に下降動
作を行ない、管把持装置4が満ボビン37を把持する。
その後、満ボビン37を抜き揚げる直前にリングプレー
ト40が図2に示すように尻巻位置Tから下降位置Pに
下降し、尻巻44が僅かに解きほぐされて水平状態に張
架された尻糸46を傾斜状態に張架する。尚、リングプ
レート40の下降タイミングは、満ボビン37を上昇さ
せる直前に行うが、尻巻後から満ボビン37を上昇させ
るまでの間または上昇と同時に行ってもよい。次いで、
スピンドル39から満ボビン37が完全に抜けきらない
位置までドッフィングバー3が上昇する。この上昇動作
により残糸としてスピンドル39に捲回しているループ
巻42は、引掛具に引掛けられ、満ボビン37の孔内に
係止保持されてスピンドル39より除去される。また、
満ボビン37の上昇により尻巻44の一部が解きほぐさ
れ、残糸(先のループ巻42)を取り除いたスピンドル
39にループ巻42aとして捲回する(図4(C))。
次いで、ドッフィングバー3が下降して、ループ巻42
aが捲回されたスピンドル39に満ボビン37を緩挿す
る(図4(D))。
【0012】次いで、ドッフィングバー3が上昇してス
ピンドル39から満ボビン37を抜き取る。この抜き取
り動作により残りの尻巻44が解きほぐされ、先のルー
プ巻42aと共にスピンドル39に更にループ巻42を
捲回する(図5(E))。満ボビン37を抜き取ったド
ッフィングバー3は少しばかり(−)側に揺動した後下
降動作を行ない、把持している満ボビン37を預けペッ
グ7に挿着し、これにより満ボビン37から引きほどか
れた尻糸46は、満ボビン37からスピンドル39に至
り、紡糸41はスピンドル39にループ巻42として捲
回した後トラベラー48、アンチノードリング47及び
スネールワイヤー51を経てドラフトパート49に至っ
ている(図5(F))。
ピンドル39から満ボビン37を抜き取る。この抜き取
り動作により残りの尻巻44が解きほぐされ、先のルー
プ巻42aと共にスピンドル39に更にループ巻42を
捲回する(図5(E))。満ボビン37を抜き取ったド
ッフィングバー3は少しばかり(−)側に揺動した後下
降動作を行ない、把持している満ボビン37を預けペッ
グ7に挿着し、これにより満ボビン37から引きほどか
れた尻糸46は、満ボビン37からスピンドル39に至
り、紡糸41はスピンドル39にループ巻42として捲
回した後トラベラー48、アンチノードリング47及び
スネールワイヤー51を経てドラフトパート49に至っ
ている(図5(F))。
【0013】次いでドッフィングバー3を上昇し更に
(−)側に揺動を行ない、次いで大きく下降し続いて大
きく(+)側に揺動し、最後に少しばかり下降動作を行
なって空ボビン36を把持する(図5(G))。空ボビ
ン36を把持したドッフィングバー3は、少しばかり上
昇して空ボビン36をペッグトレイ10から抜き取り、
次いで大きく(−)側に揺動して更に最上昇位置に上昇
し、該上昇位置から大きく(+)側に揺動した後下降動
作を行ない、把持している空ボビン36をスピンドル3
9に装着する。この時スピンドル39に捲回されている
ループ巻42は挿着された空ボビン36とスピンドル3
9間に挾まれて押えられる。また、スピンドル39に空
ボビン36が挿着されると、下降位置Pのリングプレー
ト40が紡出糸41の巻始め位置である尻巻位置Tに上
昇する(図5(H))。
(−)側に揺動を行ない、次いで大きく下降し続いて大
きく(+)側に揺動し、最後に少しばかり下降動作を行
なって空ボビン36を把持する(図5(G))。空ボビ
ン36を把持したドッフィングバー3は、少しばかり上
昇して空ボビン36をペッグトレイ10から抜き取り、
次いで大きく(−)側に揺動して更に最上昇位置に上昇
し、該上昇位置から大きく(+)側に揺動した後下降動
作を行ない、把持している空ボビン36をスピンドル3
9に装着する。この時スピンドル39に捲回されている
ループ巻42は挿着された空ボビン36とスピンドル3
9間に挾まれて押えられる。また、スピンドル39に空
ボビン36が挿着されると、下降位置Pのリングプレー
ト40が紡出糸41の巻始め位置である尻巻位置Tに上
昇する(図5(H))。
【0014】空ボビン36をスピンドル39に挿着した
ドッフィングバー3は、少しばかり上昇及び(−)側に
揺動した後に下降し、預けペッグ7上の満ボビン37を
把持する。次いでドッフィングバー3が最上昇位置まで
上昇した後更に(−)側に揺動することにより、尻糸4
6は満ボビン37からアンチノードリング47を経てス
ピンドル39間に斜めに張り渡され、紡糸41はループ
巻42からトラベラー48等を通ってドラフトパート4
9に連なっている(図6(I))。このように解きほぐ
された尻糸46が張り渡されると、上記において緒糸5
0を切断して精紡機1のGE側で待機していた尻糸切断
装置12が再びスピンドル列に沿って走行を行ない、満
ボビン37とスピンドル39間の尻糸46を切断する。
そしてこの切断は、回転カッタ−14の回転が前記の如
くであるから、張り渡されている尻糸46を引き込むよ
うにしてくわえ込み確実に切断する(図6(J))。
ドッフィングバー3は、少しばかり上昇及び(−)側に
揺動した後に下降し、預けペッグ7上の満ボビン37を
把持する。次いでドッフィングバー3が最上昇位置まで
上昇した後更に(−)側に揺動することにより、尻糸4
6は満ボビン37からアンチノードリング47を経てス
ピンドル39間に斜めに張り渡され、紡糸41はループ
巻42からトラベラー48等を通ってドラフトパート4
9に連なっている(図6(I))。このように解きほぐ
された尻糸46が張り渡されると、上記において緒糸5
0を切断して精紡機1のGE側で待機していた尻糸切断
装置12が再びスピンドル列に沿って走行を行ない、満
ボビン37とスピンドル39間の尻糸46を切断する。
そしてこの切断は、回転カッタ−14の回転が前記の如
くであるから、張り渡されている尻糸46を引き込むよ
うにしてくわえ込み確実に切断する(図6(J))。
【0015】尻糸46が切断されるとドッフィングバー
3は(+)側に揺動して下降し把持している満ボビン3
7を預けペッグ7に再び装着する(図6(K))。その
後ドッフィングバー3が上昇し(+)側に揺動して少し
ばかり下降動作を行ってスピンドル39に臨ませた空ボ
ビン36を押し込んでスピンドル39に嵌着する(図6
(L))。次にドッフィングバー3は少しばかり上昇及
び(−)側に揺動した後に下降し預けペック7上の満ボ
ビン37を把持し、再び機台が起動する(図7
(M))。次いでドッフィングバー3が最上昇位置まで
上昇した後更に(−)側に揺動した後下降し、次いで大
きく(+)側に揺動した後、少しばかり下降し把持して
いる満ボビン37をペックトレイ10のペッグ11に装
着し(図7(N))、その後僅かに上昇し待機位置に復
する。以上において管換動作が終了する。尚、上記にお
いて機台停滞時間を短縮するために満管になる前にドッ
フィングバーを上昇し、スピンドルに空ボビン装着後に
機台を再起動している。
3は(+)側に揺動して下降し把持している満ボビン3
7を預けペッグ7に再び装着する(図6(K))。その
後ドッフィングバー3が上昇し(+)側に揺動して少し
ばかり下降動作を行ってスピンドル39に臨ませた空ボ
ビン36を押し込んでスピンドル39に嵌着する(図6
(L))。次にドッフィングバー3は少しばかり上昇及
び(−)側に揺動した後に下降し預けペック7上の満ボ
ビン37を把持し、再び機台が起動する(図7
(M))。次いでドッフィングバー3が最上昇位置まで
上昇した後更に(−)側に揺動した後下降し、次いで大
きく(+)側に揺動した後、少しばかり下降し把持して
いる満ボビン37をペックトレイ10のペッグ11に装
着し(図7(N))、その後僅かに上昇し待機位置に復
する。以上において管換動作が終了する。尚、上記にお
いて機台停滞時間を短縮するために満管になる前にドッ
フィングバーを上昇し、スピンドルに空ボビン装着後に
機台を再起動している。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スピンド
ル上のボビンが所定量に巻かれた玉揚ボビンになり、玉
揚ボビンの下端部に尻巻位置で尻巻を行った後、玉揚ボ
ビンを抜き揚げるときに尻巻位置から更にリングプレー
トを下降させてリングプレートと玉揚ボビン間の尻糸を
傾斜状態に張り渡すことで、尻巻がほどけやすくループ
巻ができ易くなり、また、リングレールの降下により尻
糸の巻始め位置が下がり、巻始め位置から尻巻位置まで
尻糸の巻回される長さが増えるので、ループ巻の巻数が
増加する。更に、少なくとも1度玉揚げボビンをスピン
ドルから上昇してループ巻し、次にスピンドルへ下降
し、再び抜き取ることで先のループ巻と共にループ巻を
形成するので、更にループ巻が多数形成される。
ル上のボビンが所定量に巻かれた玉揚ボビンになり、玉
揚ボビンの下端部に尻巻位置で尻巻を行った後、玉揚ボ
ビンを抜き揚げるときに尻巻位置から更にリングプレー
トを下降させてリングプレートと玉揚ボビン間の尻糸を
傾斜状態に張り渡すことで、尻巻がほどけやすくループ
巻ができ易くなり、また、リングレールの降下により尻
糸の巻始め位置が下がり、巻始め位置から尻巻位置まで
尻糸の巻回される長さが増えるので、ループ巻の巻数が
増加する。更に、少なくとも1度玉揚げボビンをスピン
ドルから上昇してループ巻し、次にスピンドルへ下降
し、再び抜き取ることで先のループ巻と共にループ巻を
形成するので、更にループ巻が多数形成される。
【図1】精紡機の断面図である。
【図2】リングプレートの尻巻位置と下降位置の説明図
である。
である。
【図3】満ボビンの抜取り状態を示す説明図である。
【図4】ボビン交換動作を示す説明図である。
【図5】ボビン交換動作を示す説明図である。
【図6】ボビン交換動作を示す説明図である。
【図7】ボビン交換動作を示す説明図である。
36A ボビン 37 満ボビン 39 スピンドル 40 リングプレート 42 ループ巻 44 尻巻 T 尻巻位置
Claims (2)
- 【請求項1】 スピンドル上のボビンが所定量に巻かれ
た玉揚ボビンになると、リングプレートを尻巻位置に降
下させて玉揚ボビンの下端部に尻巻を行い、その後スピ
ンドルが停止すると玉揚ボビンを抜き揚げ、尻巻による
スピンドルへのループ巻を行う紡機の玉揚方法におい
て、玉揚ボビンの抜き上げ時にリングプレートを尻巻位
置から更に下降させることを特徴とする紡機の玉揚方
法。 - 【請求項2】 満ボビンをスピンドルから完全には抜け
ないように抜き揚げてスピンドルにループ巻し、次いで
満ボビンをスピンドルに臨んだまま下げ、再び満ボビン
をスピンドルから抜き揚げて、先のループ巻と共に更に
スピンドルにループ巻を形成することを特徴とする請求
項1記載の紡機の玉揚方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28036196A JPH10109830A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 紡機の玉揚方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28036196A JPH10109830A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 紡機の玉揚方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10109830A true JPH10109830A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17623943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28036196A Pending JPH10109830A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 紡機の玉揚方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10109830A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103112757A (zh) * | 2013-02-25 | 2013-05-22 | 铜陵市松宝机械有限公司 | 压纱管装置 |
| CN103935837A (zh) * | 2014-05-01 | 2014-07-23 | 湖州吉昌丝绸有限公司 | 一种纺织筒管的拔起装置 |
| CN109778356A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-21 | 张曼莉 | 一种机械自动化纺纱用均匀润滑装置 |
| CN112638802A (zh) * | 2018-09-15 | 2021-04-09 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于推离至少一个纱筒的方法和装置 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP28036196A patent/JPH10109830A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103112757A (zh) * | 2013-02-25 | 2013-05-22 | 铜陵市松宝机械有限公司 | 压纱管装置 |
| CN103935837A (zh) * | 2014-05-01 | 2014-07-23 | 湖州吉昌丝绸有限公司 | 一种纺织筒管的拔起装置 |
| CN112638802A (zh) * | 2018-09-15 | 2021-04-09 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于推离至少一个纱筒的方法和装置 |
| CN109778356A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-21 | 张曼莉 | 一种机械自动化纺纱用均匀润滑装置 |
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