JPH10110385A - エチレンプロピレン系ゴム補強用繊維 - Google Patents
エチレンプロピレン系ゴム補強用繊維Info
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- JPH10110385A JPH10110385A JP26427096A JP26427096A JPH10110385A JP H10110385 A JPH10110385 A JP H10110385A JP 26427096 A JP26427096 A JP 26427096A JP 26427096 A JP26427096 A JP 26427096A JP H10110385 A JPH10110385 A JP H10110385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エチレンプロピレン系ゴムとの接着性に優
れ、ゴムホース、Vベルト、コンベアベルト等の繊維補
強層や繊維基布用として好適なエチレンプロピレン系ゴ
ム補強用のポリエステル繊維を提供する。 【解決手段】 ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤
で処理したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリ
ン樹脂(RF)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリ
イソシアネート化合物を配合した第2処理剤被膜を被覆
する。
れ、ゴムホース、Vベルト、コンベアベルト等の繊維補
強層や繊維基布用として好適なエチレンプロピレン系ゴ
ム補強用のポリエステル繊維を提供する。 【解決手段】 ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤
で処理したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリ
ン樹脂(RF)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリ
イソシアネート化合物を配合した第2処理剤被膜を被覆
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム複合体補強用
繊維に関する。さらに詳しくは、エチレンプロピレン系
ゴムとの接着性が良好で、例えばゴムホース、Vベル
ト、コンベアベルト等の繊維補強層や繊維基布用として
好適なエチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステル繊
維に関する。
繊維に関する。さらに詳しくは、エチレンプロピレン系
ゴムとの接着性が良好で、例えばゴムホース、Vベル
ト、コンベアベルト等の繊維補強層や繊維基布用として
好適なエチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステル繊
維に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート繊維で代表
されるポリエステル繊維は、その強度、ヤング率等が大
きく、伸度、クリープが小さく且つ疲労性に優れている
等の物理的特性を有しており、ゴム補強複合体等の用途
に汎用されている。一方、ホース、ベルト分野において
は、自動車のエンジンルームの温度が高くなるなどゴム
材質の面からも、高温特性に優れたものに変化しつつあ
る。その一つとして、エチレンプロピレン系ゴムがある
が、該ゴムは、化学構造に二重結合が少なく反応性に乏
しいため、従来の方法では補強繊維を接着させること困
難で、満足できる接着力を得ることが極めて難しいのが
現状である。すなわち、エチレンプロピレン系ゴム補強
のためにポリエステル繊維を適用する場合、その繊維表
面が比較的不活性であるため、該低反応性のゴムマトリ
ックスとの間の接着性は不十分であった。
されるポリエステル繊維は、その強度、ヤング率等が大
きく、伸度、クリープが小さく且つ疲労性に優れている
等の物理的特性を有しており、ゴム補強複合体等の用途
に汎用されている。一方、ホース、ベルト分野において
は、自動車のエンジンルームの温度が高くなるなどゴム
材質の面からも、高温特性に優れたものに変化しつつあ
る。その一つとして、エチレンプロピレン系ゴムがある
が、該ゴムは、化学構造に二重結合が少なく反応性に乏
しいため、従来の方法では補強繊維を接着させること困
難で、満足できる接着力を得ることが極めて難しいのが
現状である。すなわち、エチレンプロピレン系ゴム補強
のためにポリエステル繊維を適用する場合、その繊維表
面が比較的不活性であるため、該低反応性のゴムマトリ
ックスとの間の接着性は不十分であった。
【0003】このような問題を解決するために、種々の
処理剤でポリエステル繊維を処理する方法が提案されて
いる。例えば、「エポキシ化合物を付与したポリエステ
ル繊維に、ポリブタジエンラテックス及びスチレン・ブ
タジエン・ビニルピリジン共重合体ラテックスを使用し
たレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RF
L)にエチレン尿素化合物を配合した接着液で処理した
エチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステル繊維」
(特開昭60−219243号公報)、「エポキシ化合
物を付与したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルム
アルデヒド・ラテックス(RFL)にブロックドポリイ
ソシアネート化合物及びパラクロロフェノール・レゾル
シン・フォルマリン共縮合物エチレンを配合した接着液
で処理したエチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステ
ル繊維」(特開平7−331583号公報)、「エポキ
シ化合物を配合したゴムラテックスを付与したポリエス
テル繊維に、レゾルシン・ホルムアルデヒド・ゴムラテ
ックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート化合
物及びパラクロロフェノール・レゾルシン・フォルマリ
ン共縮合物を配合した接着液で処理したエチレンプロピ
レン系ゴム補強用ポリエステル繊維」(特開平7−21
6755号公報)等が提案されている。しかしながら、
これらの技術をもってしてもエチレンプロピレン系ゴム
に対する接着性は充分な水準に達していないのが現状で
ある。
処理剤でポリエステル繊維を処理する方法が提案されて
いる。例えば、「エポキシ化合物を付与したポリエステ
ル繊維に、ポリブタジエンラテックス及びスチレン・ブ
タジエン・ビニルピリジン共重合体ラテックスを使用し
たレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RF
L)にエチレン尿素化合物を配合した接着液で処理した
エチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステル繊維」
(特開昭60−219243号公報)、「エポキシ化合
物を付与したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルム
アルデヒド・ラテックス(RFL)にブロックドポリイ
ソシアネート化合物及びパラクロロフェノール・レゾル
シン・フォルマリン共縮合物エチレンを配合した接着液
で処理したエチレンプロピレン系ゴム補強用ポリエステ
ル繊維」(特開平7−331583号公報)、「エポキ
シ化合物を配合したゴムラテックスを付与したポリエス
テル繊維に、レゾルシン・ホルムアルデヒド・ゴムラテ
ックス(RFL)にブロックドポリイソシアネート化合
物及びパラクロロフェノール・レゾルシン・フォルマリ
ン共縮合物を配合した接着液で処理したエチレンプロピ
レン系ゴム補強用ポリエステル繊維」(特開平7−21
6755号公報)等が提案されている。しかしながら、
これらの技術をもってしてもエチレンプロピレン系ゴム
に対する接着性は充分な水準に達していないのが現状で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
を背景としてなされたものであり、本発明の目的とする
ところは、エチレンプロピレン系ゴムマトリックスとの
接着性が改良されたポリエステル繊維を提供することに
ある。
を背景としてなされたものであり、本発明の目的とする
ところは、エチレンプロピレン系ゴムマトリックスとの
接着性が改良されたポリエステル繊維を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、
「ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤で処理したポ
リエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリン樹脂(R
F)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリイソシアネ
ート化合物を含む第2処理剤からなる被膜が被覆されて
いることを特徴とするエチレンプロピレン系ゴム補強用
繊維」によって達成される。
「ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤で処理したポ
リエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリン樹脂(R
F)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリイソシアネ
ート化合物を含む第2処理剤からなる被膜が被覆されて
いることを特徴とするエチレンプロピレン系ゴム補強用
繊維」によって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明でいうポリエステル繊維と
は、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分とから構
成されるポリマーからなる繊維であるが、特にエチレン
グリコール又はテトラメチレングリコールをグリコール
成分とし、テレフタル酸又はナフタレンジカルボン酸を
主たる酸成分とするポリエステル繊維が好ましい。ポリ
エステル繊維の単糸繊度、フィラメント数、断面形状、
繊維物性、微細構造、添加剤含有の有無、及びポリマー
特性(平均分子量、末端カルボキシル基濃度等)は任意
であり特に限定する必要はない。
は、芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分とから構
成されるポリマーからなる繊維であるが、特にエチレン
グリコール又はテトラメチレングリコールをグリコール
成分とし、テレフタル酸又はナフタレンジカルボン酸を
主たる酸成分とするポリエステル繊維が好ましい。ポリ
エステル繊維の単糸繊度、フィラメント数、断面形状、
繊維物性、微細構造、添加剤含有の有無、及びポリマー
特性(平均分子量、末端カルボキシル基濃度等)は任意
であり特に限定する必要はない。
【0007】本発明においては、上記のポリエステル繊
維に、ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤を予め付
与しておく。ここで用いられるポリエポキシド化合物
は、1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有
し、且つ該化合物100g当たりのエポキシ基含有量が
0.2g当量以上含有する化合物が好ましく、例えば、
エチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、ペ
ンタエリスリトール、ポリエチレングリコール等の多価
アルコール類とエピクロルヒドリンの如きハロゲン含有
エポキシド類との反応生成物、レゾルシン・ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹
脂等の多価フェノール類と前記ハロゲン含有エポキシド
類との反応生成物、過酢酸又は過酸化水素等で不飽和化
合物を酸化して得られるポリエポキシド化合物等が例示
される。具体例としては、3,4−エポキシシクロヘキ
センエポキシド、3,4−エポキシシクロヘキセンメチ
ル−3,4−エポキシシクロヘキセンカルボキシレ−
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチル−シクロヘキ
シルメチル)アジペート等を挙げることができる。これ
らのうち、特に多価アルコールとエピクロルヒドリンと
の反応生成物、すなわち多価アルコールのポリグリシジ
ルエーテル化合物が優れた性能を発現するので好まし
い。
維に、ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤を予め付
与しておく。ここで用いられるポリエポキシド化合物
は、1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有
し、且つ該化合物100g当たりのエポキシ基含有量が
0.2g当量以上含有する化合物が好ましく、例えば、
エチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、ペ
ンタエリスリトール、ポリエチレングリコール等の多価
アルコール類とエピクロルヒドリンの如きハロゲン含有
エポキシド類との反応生成物、レゾルシン・ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹
脂等の多価フェノール類と前記ハロゲン含有エポキシド
類との反応生成物、過酢酸又は過酸化水素等で不飽和化
合物を酸化して得られるポリエポキシド化合物等が例示
される。具体例としては、3,4−エポキシシクロヘキ
センエポキシド、3,4−エポキシシクロヘキセンメチ
ル−3,4−エポキシシクロヘキセンカルボキシレ−
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチル−シクロヘキ
シルメチル)アジペート等を挙げることができる。これ
らのうち、特に多価アルコールとエピクロルヒドリンと
の反応生成物、すなわち多価アルコールのポリグリシジ
ルエーテル化合物が優れた性能を発現するので好まし
い。
【0008】かかるポリエポキシド化合物は、通常乳化
液として使用する。乳化液又は溶液とするには、例えば
かかるポリエポキシド化合物をそのまま、あるいは必要
に応じて少量の溶媒に溶解したものを、公知の乳化剤、
例えばアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ジオクチル
スルホサクシネートナトリウム塩、ノニルフェノールエ
チレンオキサイド付加物等を用いて乳化又は溶解する。
液として使用する。乳化液又は溶液とするには、例えば
かかるポリエポキシド化合物をそのまま、あるいは必要
に応じて少量の溶媒に溶解したものを、公知の乳化剤、
例えばアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、ジオクチル
スルホサクシネートナトリウム塩、ノニルフェノールエ
チレンオキサイド付加物等を用いて乳化又は溶解する。
【0009】第1処理剤には、上記のポリエポキシド化
合物に加えてゴムラテックスを併用してもよい。好まし
く用いられるゴムラテックスとしては、例えば天然ゴム
ラテックス、スチレン・ブタジエンコポリマーゴムラテ
ックス、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエンターポ
リマーラテックス等があり、これらを単独又は併用して
使用する。特にビニルピリジン・スチレン・ブタジエン
ターポリマーラテックスを単独使用又は1/2量以上使
用した場合が優れた性能を示す。
合物に加えてゴムラテックスを併用してもよい。好まし
く用いられるゴムラテックスとしては、例えば天然ゴム
ラテックス、スチレン・ブタジエンコポリマーゴムラテ
ックス、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエンターポ
リマーラテックス等があり、これらを単独又は併用して
使用する。特にビニルピリジン・スチレン・ブタジエン
ターポリマーラテックスを単独使用又は1/2量以上使
用した場合が優れた性能を示す。
【0010】ポリエポキシド化合物とゴムラテックスと
の配合比は、ポリエポキシド化合物1重量部に対してゴ
ムラテックス(有効成分)が0.5〜2.0重量部が適
当である。ゴムラテックスの配合量が多くなりすぎる
と、第2処理剤被膜との間の接着性が低下する傾向にあ
る。
の配合比は、ポリエポキシド化合物1重量部に対してゴ
ムラテックス(有効成分)が0.5〜2.0重量部が適
当である。ゴムラテックスの配合量が多くなりすぎる
と、第2処理剤被膜との間の接着性が低下する傾向にあ
る。
【0011】第1処理剤中のポリエポキシド化合物の濃
度は3重量%以下、好ましくは0.5〜2.0重量%と
するのが取扱い性の点で好ましい。ポリエポキシド化合
物の付着量は、繊維重量に対し0.1〜10重量%、好
ましくは0.5〜5重量%の範囲が適当である。第1処
理剤の付着量が0.1重量%未満ではポリエポキシド化
合物の接着性向上効果が充分発揮されず、一方、10重
量%を越える場合には繊維が著しく硬くなって第2処理
剤の含浸性が低下し、やはり接着性能が低下しやすい。
なおゴムラテックスを併用する場合には、合計の付着量
(固形分)を繊維重量に対し1〜8重量%、好ましくは
3〜5重量%の範囲とするのが適当である。
度は3重量%以下、好ましくは0.5〜2.0重量%と
するのが取扱い性の点で好ましい。ポリエポキシド化合
物の付着量は、繊維重量に対し0.1〜10重量%、好
ましくは0.5〜5重量%の範囲が適当である。第1処
理剤の付着量が0.1重量%未満ではポリエポキシド化
合物の接着性向上効果が充分発揮されず、一方、10重
量%を越える場合には繊維が著しく硬くなって第2処理
剤の含浸性が低下し、やはり接着性能が低下しやすい。
なおゴムラテックスを併用する場合には、合計の付着量
(固形分)を繊維重量に対し1〜8重量%、好ましくは
3〜5重量%の範囲とするのが適当である。
【0012】本発明のエチレンプロピレン系ゴム補強用
繊維は、上記のポリエポキシド化合物を含む第1処理剤
で処理したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリ
ン樹脂(RF)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリ
イソシアネート化合物を含む第2処理剤からなる被膜が
被覆されていることが肝要である。ここで使用するレゾ
ルシン・ホルマリン樹脂(RF)は、レゾルシンとホル
マリンとをアルカリ又は酸性触媒下で反応させて得られ
る初期縮合物であり、レゾルシンとホルマリンの反応比
率については公知技術のいずれを適用してもよい。通常
は、レゾルシンとフォルマリンのモル比は1:0.1〜
1:8、好ましくは1:0.5〜1:5が適当である。
繊維は、上記のポリエポキシド化合物を含む第1処理剤
で処理したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリ
ン樹脂(RF)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリ
イソシアネート化合物を含む第2処理剤からなる被膜が
被覆されていることが肝要である。ここで使用するレゾ
ルシン・ホルマリン樹脂(RF)は、レゾルシンとホル
マリンとをアルカリ又は酸性触媒下で反応させて得られ
る初期縮合物であり、レゾルシンとホルマリンの反応比
率については公知技術のいずれを適用してもよい。通常
は、レゾルシンとフォルマリンのモル比は1:0.1〜
1:8、好ましくは1:0.5〜1:5が適当である。
【0013】またアイオノマー樹脂は、エチレン、プロ
ピレン等のモノオレフィンと、アクリル酸、メタクリル
酸等の不飽和モノカルボン酸との共重合体、好ましくは
エチレン・アクリル酸共重合体の一部のカルボキシル基
が、1価又は2価の金属イオンで塩を形成しているもの
で、該共重合体は該金属イオンを介して化学的に部分架
橋されている。代表的な金属としてはCa、Zn、M
g、Na等をあげることができる。
ピレン等のモノオレフィンと、アクリル酸、メタクリル
酸等の不飽和モノカルボン酸との共重合体、好ましくは
エチレン・アクリル酸共重合体の一部のカルボキシル基
が、1価又は2価の金属イオンで塩を形成しているもの
で、該共重合体は該金属イオンを介して化学的に部分架
橋されている。代表的な金属としてはCa、Zn、M
g、Na等をあげることができる。
【0014】アイオノマー樹脂の重量平均分子量は特に
限定されるものではないが、小さくなりすぎると樹脂の
凝集力が低下して接着力が低下しやすく、逆に大きくな
りすぎると得られる繊維が硬くなりすぎて取扱い性が低
下するうえ、該補強繊維を用いたゴム複合体の耐疲労性
が低下しやすくなるので、通常は、10000〜100
000の範囲が適当である。
限定されるものではないが、小さくなりすぎると樹脂の
凝集力が低下して接着力が低下しやすく、逆に大きくな
りすぎると得られる繊維が硬くなりすぎて取扱い性が低
下するうえ、該補強繊維を用いたゴム複合体の耐疲労性
が低下しやすくなるので、通常は、10000〜100
000の範囲が適当である。
【0015】またアイオノマー樹脂は通常水分散液とし
て使用するが、そのpHは7.5〜13の範囲が適当で
ある。アイオノマー樹脂水分散液のpHが7.5未満の
場合には、アイオノマー樹脂水分散体の貯蔵安定性が極
めて不安定になりゲル化しやすくなる。なお水分散体の
pHが7.5未満になると、アイオノマー樹脂の高分子
鎖のペンダントカルボキシル基が中和されなくなり、部
分的な化学架橋がなくなる。一方アイオノマー樹脂水分
散体のpHが13を越えると、該水分散体の粘度が変動
し易くなり接着性の品質管理が難しくなる。
て使用するが、そのpHは7.5〜13の範囲が適当で
ある。アイオノマー樹脂水分散液のpHが7.5未満の
場合には、アイオノマー樹脂水分散体の貯蔵安定性が極
めて不安定になりゲル化しやすくなる。なお水分散体の
pHが7.5未満になると、アイオノマー樹脂の高分子
鎖のペンダントカルボキシル基が中和されなくなり、部
分的な化学架橋がなくなる。一方アイオノマー樹脂水分
散体のpHが13を越えると、該水分散体の粘度が変動
し易くなり接着性の品質管理が難しくなる。
【0016】さらに第2処理剤に使用するもう一つの成
分であるブロックドポリイソシアネート化合物は、ポリ
イソシアネート化合物とブロック化剤との付加反応生成
物であり、加熱によりブロック成分が遊離して活性なポ
リイソシアネート化合物を生ぜしめるものである。ポリ
イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネ
ート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフ
ェニルメタントリイソシアネート等のポリイソシアネー
ト、あるいはこれらのポリイソシアネートと活性水素原
子を2個以上有する化合物、例えばトリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等とをイソシアネート基
(−NCO)とヒドロキシル基(−OH)の比が1を越
えるモル比で反応させて得られる末端イソシアネート基
含有のポリアルキレングリコールアダクトポリイソシア
ネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネートの如
き芳香族ポリイソシアネートが優れた性能を発現するの
で好ましい。
分であるブロックドポリイソシアネート化合物は、ポリ
イソシアネート化合物とブロック化剤との付加反応生成
物であり、加熱によりブロック成分が遊離して活性なポ
リイソシアネート化合物を生ぜしめるものである。ポリ
イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネ
ート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフ
ェニルメタントリイソシアネート等のポリイソシアネー
ト、あるいはこれらのポリイソシアネートと活性水素原
子を2個以上有する化合物、例えばトリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等とをイソシアネート基
(−NCO)とヒドロキシル基(−OH)の比が1を越
えるモル比で反応させて得られる末端イソシアネート基
含有のポリアルキレングリコールアダクトポリイソシア
ネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネートの如
き芳香族ポリイソシアネートが優れた性能を発現するの
で好ましい。
【0017】ブロック化剤としては、例えばフェノー
ル、チオフェノール、クレゾール、レゾルシノール等の
フェノール類、ジフェニルアミン、キシリジン等の芳香
族第2級アミン類、フタル酸イミド類、カプロラクタ
ム、バレロラクタム等のラクタム類、アセトキシム、メ
チルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等
のオキシム類及び酸性亜硫酸ソーダ等がある。
ル、チオフェノール、クレゾール、レゾルシノール等の
フェノール類、ジフェニルアミン、キシリジン等の芳香
族第2級アミン類、フタル酸イミド類、カプロラクタ
ム、バレロラクタム等のラクタム類、アセトキシム、メ
チルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等
のオキシム類及び酸性亜硫酸ソーダ等がある。
【0018】第2処理剤は、前記RFにアイオノマー樹
脂及びブロックドポリイソシアネート化合物を配合した
ものであるが、RF(固形分)の配合量はアイオノマー
樹脂固形分に対して2〜100重量%、好ましくは5〜
50重量%、さらに好ましくは5〜30重量%の範囲が
適当である。この配合量が少なくなると接着剤層の凝集
力が低下して接着性が低下する傾向にある。逆に配合量
が多くなると、硬くなりすぎて耐疲労性が低下しやす
い。一方ブロックドポリイソシアネート化合物の配合量
は、その種類及び被着ゴムの配合によって一定ではない
が、アイオノマー樹脂固形分に対して5〜30重量%、
好ましくは10〜20重量%の範囲が適当である。この
配合量が少なくなるとやはり接着剤層の凝集力が低下し
て接着性が低下する傾向にある。逆に配合量が多くなる
と、硬くなりすぎて耐疲労性が低下しやすい。
脂及びブロックドポリイソシアネート化合物を配合した
ものであるが、RF(固形分)の配合量はアイオノマー
樹脂固形分に対して2〜100重量%、好ましくは5〜
50重量%、さらに好ましくは5〜30重量%の範囲が
適当である。この配合量が少なくなると接着剤層の凝集
力が低下して接着性が低下する傾向にある。逆に配合量
が多くなると、硬くなりすぎて耐疲労性が低下しやす
い。一方ブロックドポリイソシアネート化合物の配合量
は、その種類及び被着ゴムの配合によって一定ではない
が、アイオノマー樹脂固形分に対して5〜30重量%、
好ましくは10〜20重量%の範囲が適当である。この
配合量が少なくなるとやはり接着剤層の凝集力が低下し
て接着性が低下する傾向にある。逆に配合量が多くなる
と、硬くなりすぎて耐疲労性が低下しやすい。
【0019】上記の第2処理剤は、通常固形分を10〜
30重量%、好ましくは15〜25重量%含有するよう
に調整される。また第2処理剤からなる被膜の被覆量
は、繊維重量に対しアイオノマー樹脂の付着量が0.1
〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%となる範囲
が適当である。アイオノマー樹脂の被覆量がo.1重量
%未満では充分な接着効果が発揮され難く、一方20重
量%を越える場合もやはり接着性能が低下しやすい。
30重量%、好ましくは15〜25重量%含有するよう
に調整される。また第2処理剤からなる被膜の被覆量
は、繊維重量に対しアイオノマー樹脂の付着量が0.1
〜20重量%、好ましくは0.5〜5重量%となる範囲
が適当である。アイオノマー樹脂の被覆量がo.1重量
%未満では充分な接着効果が発揮され難く、一方20重
量%を越える場合もやはり接着性能が低下しやすい。
【0020】第1処理剤及び第2処理剤をポリエステル
繊維に付着せしめるには、ローラーを介しての付与、ノ
ズルからの噴霧による付与、処理液中への浸漬等、任意
の方法を採用することができる。繊維に対する固形分付
着量調整のために、圧接ローラーによる絞り、スクレバ
ーによる掻き落とし、空気吹き付けによる吹き飛ばし、
吸引、ビーターによる叩き落とし等の手段を用いてもよ
い。
繊維に付着せしめるには、ローラーを介しての付与、ノ
ズルからの噴霧による付与、処理液中への浸漬等、任意
の方法を採用することができる。繊維に対する固形分付
着量調整のために、圧接ローラーによる絞り、スクレバ
ーによる掻き落とし、空気吹き付けによる吹き飛ばし、
吸引、ビーターによる叩き落とし等の手段を用いてもよ
い。
【0021】第1処理剤を付与したポリエステル繊維
は、50℃以上でポリエステル繊維の融点より10℃以
上低い温度、好ましくは180〜250℃の温度で乾燥
・熱処理する。得られた処理繊維は、次いで第2処理剤
を付与して、120℃以上でポリエステル繊維の融点よ
り10℃以上低い温度、好ましくは180〜250℃の
温度で乾燥・熱処理する。熱処理温度が低すぎるとゴム
類との接着が不充分となりやすく、一方温度が高くなり
すぎるとポリエステル繊維が溶融・融着したり、強力劣
化を引き起こしたりして実用に供し難くなる。
は、50℃以上でポリエステル繊維の融点より10℃以
上低い温度、好ましくは180〜250℃の温度で乾燥
・熱処理する。得られた処理繊維は、次いで第2処理剤
を付与して、120℃以上でポリエステル繊維の融点よ
り10℃以上低い温度、好ましくは180〜250℃の
温度で乾燥・熱処理する。熱処理温度が低すぎるとゴム
類との接着が不充分となりやすく、一方温度が高くなり
すぎるとポリエステル繊維が溶融・融着したり、強力劣
化を引き起こしたりして実用に供し難くなる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例におけるコード剥離接着力、T接着力
は次のようにして求めた値である。また、コードの曲げ
硬さは、ガーレイ式で測定したもので測定値が大きいほ
ど硬いことを示す。
る。なお、実施例におけるコード剥離接着力、T接着力
は次のようにして求めた値である。また、コードの曲げ
硬さは、ガーレイ式で測定したもので測定値が大きいほ
ど硬いことを示す。
【0023】〈コード剥離接着力〉処理コードとゴムと
の接着力を示すものである。ポリエステル処理コード
を、1インチ間に25本並べ、エチレンプロピレン系未
加硫ゴムに埋め込み加圧下150℃で30分間加硫し、
ゴムシートから200mm/分の速度でコードとゴムと
を剥離するに要した力をkg/インチで示したものであ
る。
の接着力を示すものである。ポリエステル処理コード
を、1インチ間に25本並べ、エチレンプロピレン系未
加硫ゴムに埋め込み加圧下150℃で30分間加硫し、
ゴムシートから200mm/分の速度でコードとゴムと
を剥離するに要した力をkg/インチで示したものであ
る。
【0024】〈T接着力〉処理コードとゴムとの接着力
を示すものである。処理コードをゴムブロック中に埋め
込み、加圧下150℃で30分間加硫し、次いでゴムブ
ロックから200mm/分の速度で引き抜き、引き抜き
に要した力をkg/cmで表示したものである。
を示すものである。処理コードをゴムブロック中に埋め
込み、加圧下150℃で30分間加硫し、次いでゴムブ
ロックから200mm/分の速度で引き抜き、引き抜き
に要した力をkg/cmで表示したものである。
【0025】[実施例1、比較例1]固有粘度が0.9
0のポリエチレンテレフタレートからなるマルチフィラ
メント(1500デニール/250フィラメント)に、
10cm当たり10回の撚をかけ、コードとした後ディ
ッピィングマシーンにより、下記の第1処理剤を用いて
処理を行った。
0のポリエチレンテレフタレートからなるマルチフィラ
メント(1500デニール/250フィラメント)に、
10cm当たり10回の撚をかけ、コードとした後ディ
ッピィングマシーンにより、下記の第1処理剤を用いて
処理を行った。
【0026】ポリエポキシド化合物としてデナコールE
x−313(グリセリンジグリシジルエーテル、ナガセ
化成株式会社製)50gを、ネオコールSW−30(ジ
オクチルスルホサクシネートナトリウム塩:第1工業製
薬株式会社製、固形分濃度30%)5gを用いて水94
0gに分散させ、次いでエポキシ硬化剤として3フッ化
ホウ素モノエチルアミン錯塩(橋本化成工業株式会社
製)5gを加え調整し、第1処理剤とした。
x−313(グリセリンジグリシジルエーテル、ナガセ
化成株式会社製)50gを、ネオコールSW−30(ジ
オクチルスルホサクシネートナトリウム塩:第1工業製
薬株式会社製、固形分濃度30%)5gを用いて水94
0gに分散させ、次いでエポキシ硬化剤として3フッ化
ホウ素モノエチルアミン錯塩(橋本化成工業株式会社
製)5gを加え調整し、第1処理剤とした。
【0027】コードを第1処理液に浸漬した後、100
〜150℃で1〜3分間乾燥させた後、130〜200
℃で1〜3分の熱処理を行った。第1処理剤の付着量
は、コード重量に対して0.5重量%であった。次い
で、下記の第2処理剤を用いて処理した。
〜150℃で1〜3分間乾燥させた後、130〜200
℃で1〜3分の熱処理を行った。第1処理剤の付着量
は、コード重量に対して0.5重量%であった。次い
で、下記の第2処理剤を用いて処理した。
【0028】10%苛性ソーダ水溶液4.0g、28%
アンモニア水溶液11.4gを水121.0gに加え、
よく撹拌して得られた水溶液中に、酸性触媒で反応せし
めたレゾルシン・ホルマリン初期縮合物(アドハーR
F:保土ケ谷化学株式会社製、40%アセトン溶液)2
4.0gを添加して十分に撹拌し分散させる。次にケミ
パールS−300(アイオノマー樹脂水分散体:三井石
油化学株式会社製、固形分濃度35%)460.6gを
水318.5gで希釈する。又はケミパールS−200
(アイオノマー樹脂水分散体:三井石油化学株式会社
製、固形分濃度27%)597.0gを水182.1g
で希釈する。この希釈液の中に上記のレゾルシン・ホル
マリン初期縮合物分散液をゆっくりかきまぜながら加え
てゆき、さらにホルマリン(37%水溶液)10.0g
を添加して均一に混合する。次にこの混合液中に水溶性
ブロックドポリイソシアネート(エラストロンBN−6
9:第一工業製薬株式会社製、40%水溶液)50.5
gを加えて混合し、得られた配合液を第2処理剤とす
る。なお、アイオノマー樹脂に代えてレゾルシン・ホル
マリン・ゴムラテックス(RFL)を使用したものを比
較例1とし、上記と同様の方法で、ゴムラテックスとア
イオノマー樹脂が同じ固形分濃度になるように該処理剤
を調整した。ゴムラテックスとしてはビニルピリジン・
スチレン・ブタジエンターポリマー(ニッポール251
8FS:日本ゼオン株式会社製、40%水乳化液)を用
いた。
アンモニア水溶液11.4gを水121.0gに加え、
よく撹拌して得られた水溶液中に、酸性触媒で反応せし
めたレゾルシン・ホルマリン初期縮合物(アドハーR
F:保土ケ谷化学株式会社製、40%アセトン溶液)2
4.0gを添加して十分に撹拌し分散させる。次にケミ
パールS−300(アイオノマー樹脂水分散体:三井石
油化学株式会社製、固形分濃度35%)460.6gを
水318.5gで希釈する。又はケミパールS−200
(アイオノマー樹脂水分散体:三井石油化学株式会社
製、固形分濃度27%)597.0gを水182.1g
で希釈する。この希釈液の中に上記のレゾルシン・ホル
マリン初期縮合物分散液をゆっくりかきまぜながら加え
てゆき、さらにホルマリン(37%水溶液)10.0g
を添加して均一に混合する。次にこの混合液中に水溶性
ブロックドポリイソシアネート(エラストロンBN−6
9:第一工業製薬株式会社製、40%水溶液)50.5
gを加えて混合し、得られた配合液を第2処理剤とす
る。なお、アイオノマー樹脂に代えてレゾルシン・ホル
マリン・ゴムラテックス(RFL)を使用したものを比
較例1とし、上記と同様の方法で、ゴムラテックスとア
イオノマー樹脂が同じ固形分濃度になるように該処理剤
を調整した。ゴムラテックスとしてはビニルピリジン・
スチレン・ブタジエンターポリマー(ニッポール251
8FS:日本ゼオン株式会社製、40%水乳化液)を用
いた。
【0029】第1処理剤で処理したコードを、上記の第
2処理剤液に浸漬した後、130〜170℃で1〜3分
間乾燥させ、次いで180〜240℃で1〜3分間熱処
理を行った。第2処理剤の被覆量は、アイオノマー樹脂
分として、コード重量に対して0.5重量%であった。
なお、第1処理剤及び第2処理剤被覆量のコントロール
は、該処理剤への水の添加又は浸漬処理後の液を吹き飛
ばす空気の圧力により調整した。
2処理剤液に浸漬した後、130〜170℃で1〜3分
間乾燥させ、次いで180〜240℃で1〜3分間熱処
理を行った。第2処理剤の被覆量は、アイオノマー樹脂
分として、コード重量に対して0.5重量%であった。
なお、第1処理剤及び第2処理剤被覆量のコントロール
は、該処理剤への水の添加又は浸漬処理後の液を吹き飛
ばす空気の圧力により調整した。
【0030】得られた処理コードについて曲げ硬さを測
定し、さらに下表に示す配合組成のエチレンプロピレン
系未加硫ゴム中に埋め込み、150℃で30分間のプレ
ス加硫を行い剥離接着力及び引き抜き接着力を測定し
た。評価に用いたゴムの配合組成は以下のとおりであ
る。結果を表1に示す。 EPDM 100部 HAF−カーボンブラック 120部 プロセスオイル(パラフィン系) 90部 亜鉛華 5部 ステアリン酸 3部 加硫剤 3.5部 加硫促進剤 2.5部
定し、さらに下表に示す配合組成のエチレンプロピレン
系未加硫ゴム中に埋め込み、150℃で30分間のプレ
ス加硫を行い剥離接着力及び引き抜き接着力を測定し
た。評価に用いたゴムの配合組成は以下のとおりであ
る。結果を表1に示す。 EPDM 100部 HAF−カーボンブラック 120部 プロセスオイル(パラフィン系) 90部 亜鉛華 5部 ステアリン酸 3部 加硫剤 3.5部 加硫促進剤 2.5部
【0031】[実施例2〜5、比較例2〜5]実施例1
において、第1処理剤のポリエポキシド化合物の付与量
並びに第2処理剤中のアイオノマー樹脂の被覆量を変更
する以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に合
わせて示す。
において、第1処理剤のポリエポキシド化合物の付与量
並びに第2処理剤中のアイオノマー樹脂の被覆量を変更
する以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に合
わせて示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明のエチレンプロピレン系ゴム補強
用繊維は、ポリエステル繊維に予めポリエポキシド化合
物を含む第1処理剤が被覆されており、これに被着ゴム
であるエチレンプロピレン系ゴムとの親和性に優れたア
イオノマー樹脂及び架橋剤であるRFとブロックドポリ
イソシアネート化合物とが配合された第2処理剤被膜が
被覆されているので、第1処理剤が、ポリエステル繊維
と第2処理剤被膜(接着剤層)との結合を強固にし、ま
た第2処理剤被膜は、アイオノマー樹脂が被着ゴムであ
るエチレンプロピレン系ゴムとの相溶化を促進し、また
RFとブロックドポリイソシアネート化合物とが第2処
理剤被膜の凝集力を高める。その結果、エチレンプロピ
レン系ゴム補強用繊維としてポリエステル繊維本来の優
れた特性を充分に発揮しながら、優れた接着性能及びそ
の耐熱性が得られるのである。
用繊維は、ポリエステル繊維に予めポリエポキシド化合
物を含む第1処理剤が被覆されており、これに被着ゴム
であるエチレンプロピレン系ゴムとの親和性に優れたア
イオノマー樹脂及び架橋剤であるRFとブロックドポリ
イソシアネート化合物とが配合された第2処理剤被膜が
被覆されているので、第1処理剤が、ポリエステル繊維
と第2処理剤被膜(接着剤層)との結合を強固にし、ま
た第2処理剤被膜は、アイオノマー樹脂が被着ゴムであ
るエチレンプロピレン系ゴムとの相溶化を促進し、また
RFとブロックドポリイソシアネート化合物とが第2処
理剤被膜の凝集力を高める。その結果、エチレンプロピ
レン系ゴム補強用繊維としてポリエステル繊維本来の優
れた特性を充分に発揮しながら、優れた接着性能及びそ
の耐熱性が得られるのである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリエポキシド化合物を含む第1処理剤
で処理したポリエステル繊維に、レゾルシン・ホルマリ
ン樹脂(RF)、アイオノマー樹脂及びブロックドポリ
イソシアネート化合物を含む第2処理剤からなる被膜が
被覆されていることを特徴とするエチレンプロピレン系
ゴム補強用繊維。 - 【請求項2】 第2処理剤被膜中のアイオノマー樹脂の
被覆量が、繊維重量に対して0.1〜20重量%である
請求項1記載のエチレンプロピレン系ゴム補強用繊維。 - 【請求項3】 レゾルシン・ホルマリン樹脂(RF)化
合物の混合割合がアイオノマー樹脂に対して5〜50重
量%である請求項1記載のエチレンプロピレン系ゴム補
強用繊維。 - 【請求項4】 ブロックドポリイソシアネート化合物の
混合割合がアイオノマー樹脂に対して5〜30重量%で
ある請求項1記載のエチレンプロピレン系ゴム補強用繊
維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26427096A JPH10110385A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | エチレンプロピレン系ゴム補強用繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26427096A JPH10110385A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | エチレンプロピレン系ゴム補強用繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110385A true JPH10110385A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17400845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26427096A Pending JPH10110385A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | エチレンプロピレン系ゴム補強用繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110385A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008202182A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Toray Ind Inc | ホース補強用ポリエステル繊維コード |
| KR20190037194A (ko) | 2016-06-30 | 2019-04-05 | 나가세케무텍쿠스가부시키가이샤 | 유기 섬유 처리 조성물 및 유기 섬유의 처리 방법 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26427096A patent/JPH10110385A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008202182A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Toray Ind Inc | ホース補強用ポリエステル繊維コード |
| KR20190037194A (ko) | 2016-06-30 | 2019-04-05 | 나가세케무텍쿠스가부시키가이샤 | 유기 섬유 처리 조성물 및 유기 섬유의 처리 방법 |
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