JPH10112008A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH10112008A JPH10112008A JP26403996A JP26403996A JPH10112008A JP H10112008 A JPH10112008 A JP H10112008A JP 26403996 A JP26403996 A JP 26403996A JP 26403996 A JP26403996 A JP 26403996A JP H10112008 A JPH10112008 A JP H10112008A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】導電体層薄膜の膜厚が厚くても導電体層同士の
接合部において剥離や断線が起こらない薄膜磁気ヘッド
を実現させ、磁気ディスク装置の高速アクセス化を図
る。 【解決手段】薄膜積層構造における導電体層間の接合構
造を、第一導電体層の接合面全面と第二導電体層の接合
面全面を直接接合する。
接合部において剥離や断線が起こらない薄膜磁気ヘッド
を実現させ、磁気ディスク装置の高速アクセス化を図
る。 【解決手段】薄膜積層構造における導電体層間の接合構
造を、第一導電体層の接合面全面と第二導電体層の接合
面全面を直接接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
係り、特に薄膜積層構造を有する薄膜磁気ヘッドを備え
た磁気ディスク装置に関するものである。
係り、特に薄膜積層構造を有する薄膜磁気ヘッドを備え
た磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の高密度化およ
び高速アクセス化を図る手段として、限られた領域に多
数の導電体を巻き回した構造をもつ薄膜磁気ヘッドを備
えた磁気ディスク装置が考えられている。例えば特開昭
62−173607号公報(以下、公知技術という)に
開示された絶縁体層と導電体層とを積層した薄膜磁気ヘ
ッドを備えた磁気ディスク装置が考えられる。
び高速アクセス化を図る手段として、限られた領域に多
数の導電体を巻き回した構造をもつ薄膜磁気ヘッドを備
えた磁気ディスク装置が考えられている。例えば特開昭
62−173607号公報(以下、公知技術という)に
開示された絶縁体層と導電体層とを積層した薄膜磁気ヘ
ッドを備えた磁気ディスク装置が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置が備
えている公知技術の薄膜磁気ヘッドは、導電体層の膜厚
が厚いほど導電体の抵抗を大きくすることなく導電体コ
イルの幅を小さくすることができるので磁気ヘッドの高
密度化および小型化を可能にし、磁気ディスク装置の高
密度化、高速アクセス化が可能になる。しかしながら公
知技術の薄膜磁気ヘッドは、導電体層の膜厚が厚いほど
製造工程におけるフォトレジストの熱硬化や磁場中アニ
ールといった熱処理の際に導電体層同士の接合部におい
て剥離や断線が起こるという問題があり、導電体層の膜
を厚くすることができず磁気ディスク装置の高密度化、
高速アクセス化の支障になっている。
えている公知技術の薄膜磁気ヘッドは、導電体層の膜厚
が厚いほど導電体の抵抗を大きくすることなく導電体コ
イルの幅を小さくすることができるので磁気ヘッドの高
密度化および小型化を可能にし、磁気ディスク装置の高
密度化、高速アクセス化が可能になる。しかしながら公
知技術の薄膜磁気ヘッドは、導電体層の膜厚が厚いほど
製造工程におけるフォトレジストの熱硬化や磁場中アニ
ールといった熱処理の際に導電体層同士の接合部におい
て剥離や断線が起こるという問題があり、導電体層の膜
を厚くすることができず磁気ディスク装置の高密度化、
高速アクセス化の支障になっている。
【0004】本発明の課題は、磁気ヘッドの高密度化お
よび小型化を可能にし、磁気ディスク装置の高密度化、
高速アクセス化を図ることである。
よび小型化を可能にし、磁気ディスク装置の高密度化、
高速アクセス化を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】磁気ディスク装置が備え
ている公知技術の薄膜磁気ヘッドが、その製造工程にお
けるフォトレジストの熱硬化や磁場中アニールといった
熱処理の際に導電体層同士の接合部において剥離や断線
する原因を鋭意究明したところ、導電体層同士の接合面
の外縁部に介在している絶縁体が剥離や断線の主要因で
あることを見いだした。すなわち、絶縁体層を構成する
絶縁体の熱膨張係数が導電体層を構成する導電体の熱膨
張係数と異なるので熱処理における絶縁体と導電体との
膨張量の差により導電体層同士の接合面の外縁部に介在
している絶縁体が接合部を剥離、断線させることおよび
その現象は導電体層の膜厚が厚い程顕著であることを解
析および実験等により確認した。
ている公知技術の薄膜磁気ヘッドが、その製造工程にお
けるフォトレジストの熱硬化や磁場中アニールといった
熱処理の際に導電体層同士の接合部において剥離や断線
する原因を鋭意究明したところ、導電体層同士の接合面
の外縁部に介在している絶縁体が剥離や断線の主要因で
あることを見いだした。すなわち、絶縁体層を構成する
絶縁体の熱膨張係数が導電体層を構成する導電体の熱膨
張係数と異なるので熱処理における絶縁体と導電体との
膨張量の差により導電体層同士の接合面の外縁部に介在
している絶縁体が接合部を剥離、断線させることおよび
その現象は導電体層の膜厚が厚い程顕著であることを解
析および実験等により確認した。
【0006】この接合部の剥離、断線の原因となる接合
面外縁部に介在する絶縁体は、接合工程における導電体
層の断線を防止するために必要である。
面外縁部に介在する絶縁体は、接合工程における導電体
層の断線を防止するために必要である。
【0007】従来技術の導電体層同士の接合部は次の工
程により形成される。
程により形成される。
【0008】工程1.導電体層(以下、第一導電体層と
いう)の上に絶縁体層を形成させる。
いう)の上に絶縁体層を形成させる。
【0009】工程2.絶縁体層の一部を除去することに
より第一導電体層の接合面の中央部を露出させる。(第
一導電体層の接合面の外縁部には絶縁体層を残存させ
る。)工程3.第一導電体層に接合させる導電体層(以
下、第二導電体層という)を絶縁体層の上に積層させ
る。
より第一導電体層の接合面の中央部を露出させる。(第
一導電体層の接合面の外縁部には絶縁体層を残存させ
る。)工程3.第一導電体層に接合させる導電体層(以
下、第二導電体層という)を絶縁体層の上に積層させ
る。
【0010】工程4.エッチングにより第二導電体層の
不要部を除去して第一導電体層の接合面とほぼ同じ形状
の接合面を第二導電体層に形成する。
不要部を除去して第一導電体層の接合面とほぼ同じ形状
の接合面を第二導電体層に形成する。
【0011】そして、上記の工程2で第一導電体層の接
合面の外縁部に絶縁体層を残存させることにより、工程
4における第一導電体層へのオーバーエッチングによる
断線を防止している。
合面の外縁部に絶縁体層を残存させることにより、工程
4における第一導電体層へのオーバーエッチングによる
断線を防止している。
【0012】この方法によれば、導電体層の膜厚を厚く
することはできないが、第一導電体層の断線の防止に対
して効果があるため最適な方法とされている。
することはできないが、第一導電体層の断線の防止に対
して効果があるため最適な方法とされている。
【0013】しかし、前述のように、接合面外縁部に介
在する絶縁体が接合面剥離、断線の原因であり、また導
電体層の膜厚を厚くできない原因であることが判明した
ので、この接合面外縁部に介在する絶縁体を除去すれば
接合面の剥離、断線を防止でき、さらに導電体層の膜厚
が厚くできる。
在する絶縁体が接合面剥離、断線の原因であり、また導
電体層の膜厚を厚くできない原因であることが判明した
ので、この接合面外縁部に介在する絶縁体を除去すれば
接合面の剥離、断線を防止でき、さらに導電体層の膜厚
が厚くできる。
【0014】本発明の課題は、データを記録するための
磁気ディスクと、この磁気ディスクに前記データを記
録、再生させる磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置に
おいて、次のように構成することにより解決できる。 (1)前記磁気ヘッドは導電体層と絶縁体層とが積層さ
れた積層構造であり、前記導電体層のうち前記絶縁層の
基板に対向する面に積層された第一導電体層と、前記絶
縁層の他方の面に積層された第二導電体層とが前記第一
導電体層に形成された第一接合面と前記第二導電体層に
形成された第二接合面とを接合した接合部にて互いに電
気的に接合されており、前記接合部において前記第一接
合面の外縁部と前記第二接合面の外縁部とが絶縁体を挾
まずに直接接合している領域を有する。
磁気ディスクと、この磁気ディスクに前記データを記
録、再生させる磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置に
おいて、次のように構成することにより解決できる。 (1)前記磁気ヘッドは導電体層と絶縁体層とが積層さ
れた積層構造であり、前記導電体層のうち前記絶縁層の
基板に対向する面に積層された第一導電体層と、前記絶
縁層の他方の面に積層された第二導電体層とが前記第一
導電体層に形成された第一接合面と前記第二導電体層に
形成された第二接合面とを接合した接合部にて互いに電
気的に接合されており、前記接合部において前記第一接
合面の外縁部と前記第二接合面の外縁部とが絶縁体を挾
まずに直接接合している領域を有する。
【0015】(2)前記磁気ヘッドは導電体層と絶縁体
層とが積層された積層構造であり、前記導電体層のうち
前記絶縁層の基板に対向する面に積層された第一導電体
層と、前記絶縁層の他方の面に積層された第二導電体層
とが前記第一導電体層に形成された第一接合面と前記第
二導電体層に形成された第二接合面とを接合した接合部
にて互いに電気的に接合されており、前記第一接合面近
傍の第一導電体層に肉厚が減肉している領域を有する。
層とが積層された積層構造であり、前記導電体層のうち
前記絶縁層の基板に対向する面に積層された第一導電体
層と、前記絶縁層の他方の面に積層された第二導電体層
とが前記第一導電体層に形成された第一接合面と前記第
二導電体層に形成された第二接合面とを接合した接合部
にて互いに電気的に接合されており、前記第一接合面近
傍の第一導電体層に肉厚が減肉している領域を有する。
【0016】(3)前記磁気ヘッドは導電体層と絶縁体
層とが積層された積層構造であり、前記導電体層のうち
前記絶縁層の基板に対向する面に積層された第一導電体
層と、前記絶縁層の他方の面に積層された第二導電体層
とが前記第一導電体層に形成された第一接合面と前記第
二導電体層に形成された第二接合面とを接合した接合部
にて互いに電気的に接合されており、さらに、前記接合
部において前記第一導電体層と前記第二導電体層とが、
前記第一接合面および前記第二接合面とは異なる面にて
接合されている領域を有する。
層とが積層された積層構造であり、前記導電体層のうち
前記絶縁層の基板に対向する面に積層された第一導電体
層と、前記絶縁層の他方の面に積層された第二導電体層
とが前記第一導電体層に形成された第一接合面と前記第
二導電体層に形成された第二接合面とを接合した接合部
にて互いに電気的に接合されており、さらに、前記接合
部において前記第一導電体層と前記第二導電体層とが、
前記第一接合面および前記第二接合面とは異なる面にて
接合されている領域を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】はじめに、磁気ディスク装置に用
いられる従来の薄膜磁気ヘッドの導電体層同士の接合構
造における剥離・断線のメカニズムを図19を用いて説
明する。この図では、基板1の上に下地膜2、ギャップ
材3、第一絶縁体層4、第一導電体層5、第二絶縁体層
6、第二導電体層7を積層した構造となっており、図1
9(a)に示すように、第一導電体層5と第二導電体層
7との接合面外縁部に絶縁体34が介在している。薄膜
磁気ヘッドの場合、導電体として例えば銅、絶縁体とし
て例えばフォトレジストが使用されており、これらの熱
膨張係数の差が大きいために熱処理を施すと絶縁体が導
電体よりも大きく膨張しようとする。これによって、図
19(b)中の矢印で表されるように、接合部を押し開
くような応力が発生し、図19(b)の35、36の部
分に剥離が生じ、これが進むと図19(c)に示すよう
に断線に至る。接合部周囲に絶縁体が介在していなけれ
ば、図19(b)の矢印で表されるような応力は発生し
ないので、剥離・断線は起こりにくくなる。
いられる従来の薄膜磁気ヘッドの導電体層同士の接合構
造における剥離・断線のメカニズムを図19を用いて説
明する。この図では、基板1の上に下地膜2、ギャップ
材3、第一絶縁体層4、第一導電体層5、第二絶縁体層
6、第二導電体層7を積層した構造となっており、図1
9(a)に示すように、第一導電体層5と第二導電体層
7との接合面外縁部に絶縁体34が介在している。薄膜
磁気ヘッドの場合、導電体として例えば銅、絶縁体とし
て例えばフォトレジストが使用されており、これらの熱
膨張係数の差が大きいために熱処理を施すと絶縁体が導
電体よりも大きく膨張しようとする。これによって、図
19(b)中の矢印で表されるように、接合部を押し開
くような応力が発生し、図19(b)の35、36の部
分に剥離が生じ、これが進むと図19(c)に示すよう
に断線に至る。接合部周囲に絶縁体が介在していなけれ
ば、図19(b)の矢印で表されるような応力は発生し
ないので、剥離・断線は起こりにくくなる。
【0018】本発明によれば、導電体層と絶縁体層の積
層により形成された薄膜積層構造において、第一導電体
層と第二導電体層との接合面の外縁部同士が直接接合す
る領域を有するので、絶縁体の熱膨張によって誘起され
る応力は低減され、接合部の剥離・断線を防止すること
ができる。なお、製造工程におけるオーバーエッチング
による第一導電体層の膜切れは第一導電体層の膜厚を調
節することにより防止することができる。
層により形成された薄膜積層構造において、第一導電体
層と第二導電体層との接合面の外縁部同士が直接接合す
る領域を有するので、絶縁体の熱膨張によって誘起され
る応力は低減され、接合部の剥離・断線を防止すること
ができる。なお、製造工程におけるオーバーエッチング
による第一導電体層の膜切れは第一導電体層の膜厚を調
節することにより防止することができる。
【0019】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0020】まず、本発明の第1実施例である磁気ディ
スク装置用薄膜磁気ヘッドの接合構造を図1から図5を
用いて説明する。図1は磁気ディスク装置に用いられる
薄膜磁気ヘッドの導電体層同士の薄膜接合構造図であ
り、導電体層の接合面全面が直接接合されている。図2
および図3はこれを製造するプロセスと接合構造を説明
するためのプロセス断面図である。図2は図1における
面ABCで切断した断面図であり、図3は図1における
面DEFで切断した断面図である。本構造は図2および
図3に示すように基板1に下地膜2、ギャップ材3、第
一絶縁体層4、第一導電体層5、第二絶縁体層6、第二
導電体層7を積層した構造であるが、接合部構造を明確
にするため図1には第一導電体層5と第二導電体層7の
みを示す。
スク装置用薄膜磁気ヘッドの接合構造を図1から図5を
用いて説明する。図1は磁気ディスク装置に用いられる
薄膜磁気ヘッドの導電体層同士の薄膜接合構造図であ
り、導電体層の接合面全面が直接接合されている。図2
および図3はこれを製造するプロセスと接合構造を説明
するためのプロセス断面図である。図2は図1における
面ABCで切断した断面図であり、図3は図1における
面DEFで切断した断面図である。本構造は図2および
図3に示すように基板1に下地膜2、ギャップ材3、第
一絶縁体層4、第一導電体層5、第二絶縁体層6、第二
導電体層7を積層した構造であるが、接合部構造を明確
にするため図1には第一導電体層5と第二導電体層7の
みを示す。
【0021】この第一実施例を製造プロセスに沿って説
明する。まず、基板1の上に下地膜2とギャップ材3を
例えばスパッタにより成膜し、その上にフォトレジスト
等の絶縁体を塗布した後、熱処理により硬化させ表面の
平坦な第一絶縁体層4を形成する。この上に、例えばク
ロム等の薄い接着層を下面に有する銅等の第一導電体層
5を形成し、エッチングを行うと図2(a)、図3
(a)に示す状態となる。次にフォトレジスト等からな
る第二絶縁体層6を塗布すると図2(b)、図3(b)
に示す状態となる。この後、第二絶縁体層6を露光し、
現像した後、熱硬化すると図2(c)、図3(c)に示
す状態が得られる。この場合、従来は、第一導電体層5
の接合面外縁部8、9、10が露出しないようにしたた
めに、接合面外縁部8、9、10の上面にフォトレジス
ト等の絶縁体が残され、第二導電体層7を形成したとき
に接合面外縁部に絶縁体が介在する構造となった。本第
1実施例では、図2(c)、図3(c)に示すように第
一導電体層5の接合面外縁部8、9、10を露出させ
る。この後、例えばクロム等の薄い接着層を上面および
下面に有する銅等の第二導電体層7を形成し、マスク1
1を付けてエッチングを行うと第一導電体層5の接合面
全面と第二導電体層7の接合面全面が直接接合する構造
が得られる。この過程を図2(d)、図2(e)、図3
(d)、図3(e)に示す。このようにすれば、第一導
電体層5と第二導電体層7の接合部周囲に絶縁体が介在
しない接合構造が得られ、熱処理の際に該接合部におい
て剥離を生じにくい構造が得られる。この場合、図1の
部分12に示されるように、第一導電体層5はオーバー
エッチングされて薄くなるが、第一導電体層5の厚さを
調節することにより膜切れを防ぐことができる。
明する。まず、基板1の上に下地膜2とギャップ材3を
例えばスパッタにより成膜し、その上にフォトレジスト
等の絶縁体を塗布した後、熱処理により硬化させ表面の
平坦な第一絶縁体層4を形成する。この上に、例えばク
ロム等の薄い接着層を下面に有する銅等の第一導電体層
5を形成し、エッチングを行うと図2(a)、図3
(a)に示す状態となる。次にフォトレジスト等からな
る第二絶縁体層6を塗布すると図2(b)、図3(b)
に示す状態となる。この後、第二絶縁体層6を露光し、
現像した後、熱硬化すると図2(c)、図3(c)に示
す状態が得られる。この場合、従来は、第一導電体層5
の接合面外縁部8、9、10が露出しないようにしたた
めに、接合面外縁部8、9、10の上面にフォトレジス
ト等の絶縁体が残され、第二導電体層7を形成したとき
に接合面外縁部に絶縁体が介在する構造となった。本第
1実施例では、図2(c)、図3(c)に示すように第
一導電体層5の接合面外縁部8、9、10を露出させ
る。この後、例えばクロム等の薄い接着層を上面および
下面に有する銅等の第二導電体層7を形成し、マスク1
1を付けてエッチングを行うと第一導電体層5の接合面
全面と第二導電体層7の接合面全面が直接接合する構造
が得られる。この過程を図2(d)、図2(e)、図3
(d)、図3(e)に示す。このようにすれば、第一導
電体層5と第二導電体層7の接合部周囲に絶縁体が介在
しない接合構造が得られ、熱処理の際に該接合部におい
て剥離を生じにくい構造が得られる。この場合、図1の
部分12に示されるように、第一導電体層5はオーバー
エッチングされて薄くなるが、第一導電体層5の厚さを
調節することにより膜切れを防ぐことができる。
【0022】図4も磁気ディスク装置に用いられる薄膜
磁気ヘッドの導電体層同士の薄膜接合構造図であり、導
電体層の接合面全面が直接接合されている。図1は第二
導電体層7の上面の方からのぞき込んだ立体図であった
が、図4は第一導電体層5の下面の方からのぞき込んだ
立体図である。図5は図4の面GHIで切断した断面図
である。これは、図1〜図3の薄膜接合構造においてマ
スク11の幅を大きくし、図2(d)、図2(e)に示
すエッチングのプロセスを図5(d)、図5(e)に置
き換えることにより得られる。図4の面JKLで切断し
た断面図は図3と同じである。この場合も、図2に示さ
れるように、第一導電体層5はオーバーエッチングされ
て薄くなるが、第一導電体層5の厚さを調節することに
より膜切れを防ぐことができる。
磁気ヘッドの導電体層同士の薄膜接合構造図であり、導
電体層の接合面全面が直接接合されている。図1は第二
導電体層7の上面の方からのぞき込んだ立体図であった
が、図4は第一導電体層5の下面の方からのぞき込んだ
立体図である。図5は図4の面GHIで切断した断面図
である。これは、図1〜図3の薄膜接合構造においてマ
スク11の幅を大きくし、図2(d)、図2(e)に示
すエッチングのプロセスを図5(d)、図5(e)に置
き換えることにより得られる。図4の面JKLで切断し
た断面図は図3と同じである。この場合も、図2に示さ
れるように、第一導電体層5はオーバーエッチングされ
て薄くなるが、第一導電体層5の厚さを調節することに
より膜切れを防ぐことができる。
【0023】図4の構造は、図1に比べて接合面積が大
きいために剥離の起こりにくい構造となっている。ただ
し、図4の構造では、第一導電体層5のGH方向の幅は
第二導電体層7の幅よりも小さくなければならないの
で、第一導電体層5の段差部に応力が集中しやすい。こ
れに対して図1の構造は、第一導電体層5のAB方向の
幅においてはこのような制限を受けないので、第一導電
体層5の段差部におけるAB方向の幅を大きくすること
により、段差部での応力集中を緩和することができる。
したがって、段差部の応力集中の緩和という点では、図
1の構造の方が優れている。
きいために剥離の起こりにくい構造となっている。ただ
し、図4の構造では、第一導電体層5のGH方向の幅は
第二導電体層7の幅よりも小さくなければならないの
で、第一導電体層5の段差部に応力が集中しやすい。こ
れに対して図1の構造は、第一導電体層5のAB方向の
幅においてはこのような制限を受けないので、第一導電
体層5の段差部におけるAB方向の幅を大きくすること
により、段差部での応力集中を緩和することができる。
したがって、段差部の応力集中の緩和という点では、図
1の構造の方が優れている。
【0024】次に、本発明の第2実施例である磁気ディ
スク装置用薄膜磁気ヘッドの接合構造を図6から図13
を用いて説明する。これらは第一導電体層5と第二導電
体層7の接合面外縁部の一部分には絶縁体が介在してい
るが、他の部分には絶縁体が介在していない構造となっ
ている。図6の38、39の部分が絶縁体の介在する場
所を表す。図6の面ABCで切断した断面図は、図2
(e)と全く同じである。このように接合面外縁部に接
合面同士が直接接合している領域が一ヶ所でもあれば、
接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造よりは剥
離の応力は低減される。
スク装置用薄膜磁気ヘッドの接合構造を図6から図13
を用いて説明する。これらは第一導電体層5と第二導電
体層7の接合面外縁部の一部分には絶縁体が介在してい
るが、他の部分には絶縁体が介在していない構造となっ
ている。図6の38、39の部分が絶縁体の介在する場
所を表す。図6の面ABCで切断した断面図は、図2
(e)と全く同じである。このように接合面外縁部に接
合面同士が直接接合している領域が一ヶ所でもあれば、
接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造よりは剥
離の応力は低減される。
【0025】図7は、図8に面RSTで切断した断面図
を示すように接合面外縁部に接合面同士が直接接合して
いる領域があり、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した
接合構造よりは剥離の応力は低減される。なお、図7の
構造は第一導電体層5がオーバーエッチングされないと
いう点で優れている。
を示すように接合面外縁部に接合面同士が直接接合して
いる領域があり、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した
接合構造よりは剥離の応力は低減される。なお、図7の
構造は第一導電体層5がオーバーエッチングされないと
いう点で優れている。
【0026】また、図9に示される実施例も、図7の構
造と同様に第一導電体層5がオーバーエッチングされな
い。図10は、図9の面R’S’T’で切断した断面図
である。図10に示されるように、この例もこのように
接合面外縁部に接合面同士が直接接合している領域があ
り、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造より
は剥離の応力は低減される。
造と同様に第一導電体層5がオーバーエッチングされな
い。図10は、図9の面R’S’T’で切断した断面図
である。図10に示されるように、この例もこのように
接合面外縁部に接合面同士が直接接合している領域があ
り、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造より
は剥離の応力は低減される。
【0027】第一導電体層5と第二導電体層7が角度を
もって接続する場合として、例えば、図11のような接
合構造がある。図12は図11の面XYZで切断した断
面図であり、図13は、図11の面X’Y’Z’で切断
した断面図である。これらの図に示されるように、この
例も接合面外縁部に接合面同士が直接接合している領域
があり、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造
よりは剥離の応力は低減される。
もって接続する場合として、例えば、図11のような接
合構造がある。図12は図11の面XYZで切断した断
面図であり、図13は、図11の面X’Y’Z’で切断
した断面図である。これらの図に示されるように、この
例も接合面外縁部に接合面同士が直接接合している領域
があり、接合面外縁部全体に絶縁体が介在した接合構造
よりは剥離の応力は低減される。
【0028】次に本発明の第3実施例としての磁気ディ
スク装置用薄膜磁気ヘッドを図14〜図17を用いて説
明する。第3実施例は、第一導電体層5、第二導電体層
7、第三導電体層14からなる3層構造のインダクティ
ブヘッドであるが、本発明はこれに限るものではなく例
えば磁気抵抗効果(MR)ヘッドにも適用可能である。
図14は基板1を上方から見た図であり、図15は図1
4におけるUVで切断した断面図、図16は図14にお
けるVWで切断した断面図である。この実施例を製造プ
ロセスに沿って説明する。まず、基板1の上に下地膜2
と第一磁性体17、およびギャップ材3を例えばスパッ
タにより成膜し、その上にフォトレジスト等の絶縁体を
塗布した後、熱処理により硬化して表面の平坦な第一絶
縁体層4を形成する。この上に、例えばクロム等の薄い
接着層を下面に有する銅等の第一導電体層5を形成し、
エッチングを行う。この後、フォトレジスト等からなる
第二絶縁体層6を塗布し、露光・現像した後、熱硬化す
る。この際、第一導電体層5と第二導電体層7の接合部
19となる部分については、図2(c)、図3(c)に
示したのと同様に第一導電体層5の接合面外縁部が露出
するようにする。次に、例えばクロム等の薄い接着層を
上面および下面に有する銅等の第二導電体層7を形成
し、これをエッチングする。この際、第一導電体層5と
第二導電体層7の接合部19においては、図2(d)、
図2(e)、図3(d)、図3(e)と同様にエッチン
グを行い、さらに第三絶縁体層20、第三導電体層1
4、第四絶縁体層21を形成する。第二導電体層7と第
三導電体層14の接合部15の構造は、第一導電体層5
と第二導電体層7の接合部19と同様に製造する。次に
第二磁性体18をスパッタ等により形成する。この場
合、図5と同様の製造プロセスにより、第二磁性体18
と第三導電体層14の接合部16についても絶縁体が介
在しない構造とする。
スク装置用薄膜磁気ヘッドを図14〜図17を用いて説
明する。第3実施例は、第一導電体層5、第二導電体層
7、第三導電体層14からなる3層構造のインダクティ
ブヘッドであるが、本発明はこれに限るものではなく例
えば磁気抵抗効果(MR)ヘッドにも適用可能である。
図14は基板1を上方から見た図であり、図15は図1
4におけるUVで切断した断面図、図16は図14にお
けるVWで切断した断面図である。この実施例を製造プ
ロセスに沿って説明する。まず、基板1の上に下地膜2
と第一磁性体17、およびギャップ材3を例えばスパッ
タにより成膜し、その上にフォトレジスト等の絶縁体を
塗布した後、熱処理により硬化して表面の平坦な第一絶
縁体層4を形成する。この上に、例えばクロム等の薄い
接着層を下面に有する銅等の第一導電体層5を形成し、
エッチングを行う。この後、フォトレジスト等からなる
第二絶縁体層6を塗布し、露光・現像した後、熱硬化す
る。この際、第一導電体層5と第二導電体層7の接合部
19となる部分については、図2(c)、図3(c)に
示したのと同様に第一導電体層5の接合面外縁部が露出
するようにする。次に、例えばクロム等の薄い接着層を
上面および下面に有する銅等の第二導電体層7を形成
し、これをエッチングする。この際、第一導電体層5と
第二導電体層7の接合部19においては、図2(d)、
図2(e)、図3(d)、図3(e)と同様にエッチン
グを行い、さらに第三絶縁体層20、第三導電体層1
4、第四絶縁体層21を形成する。第二導電体層7と第
三導電体層14の接合部15の構造は、第一導電体層5
と第二導電体層7の接合部19と同様に製造する。次に
第二磁性体18をスパッタ等により形成する。この場
合、図5と同様の製造プロセスにより、第二磁性体18
と第三導電体層14の接合部16についても絶縁体が介
在しない構造とする。
【0029】薄膜磁気ヘッドを構成する銅等の導電体と
フォトレジストなどの絶縁体は、熱膨張係数の差が大き
いため、従来の、絶縁体が介在した接合構造では接合部
を剥離する応力が大きくなる。したがって、本発明は、
特に薄膜磁気ヘッドに適用した場合に改善効果が大き
い。
フォトレジストなどの絶縁体は、熱膨張係数の差が大き
いため、従来の、絶縁体が介在した接合構造では接合部
を剥離する応力が大きくなる。したがって、本発明は、
特に薄膜磁気ヘッドに適用した場合に改善効果が大き
い。
【0030】上記実施例の薄膜磁気ヘッドでは、第一導
電体層5と第二導電体層7の接合部19および第二導電
体層7と第三導電体層14の接合部15の構造は、図1
に示す構造を用いたが、図4、図6、または図7に示す
構造に置き換えてもよい。
電体層5と第二導電体層7の接合部19および第二導電
体層7と第三導電体層14の接合部15の構造は、図1
に示す構造を用いたが、図4、図6、または図7に示す
構造に置き換えてもよい。
【0031】また、本発明による薄膜磁気ヘッドとして
は他に、図17の構造が考えられる。図14との違い
は、第二導電体層7と第三導電体層14の接合部15
が、第二磁性体18に覆われていない部分に位置してい
ることであり、複雑な応力分布が生じにくい構造となっ
ている。このため、第二磁性体18の磁気特性が安定に
保たれるという利点がある。
は他に、図17の構造が考えられる。図14との違い
は、第二導電体層7と第三導電体層14の接合部15
が、第二磁性体18に覆われていない部分に位置してい
ることであり、複雑な応力分布が生じにくい構造となっ
ている。このため、第二磁性体18の磁気特性が安定に
保たれるという利点がある。
【0032】従来の接合構造を有する磁気ヘッドを用い
た場合、導電体間の接合部を剥離する応力が絶縁体の熱
膨張によって生じ、その応力は、磁気ヘッドを構成する
膜の厚さが厚いほど大きくなるため、あまり膜厚を厚く
することができない。本発明の接合構造を有する磁気ヘ
ッドでは、絶縁体の熱膨張によるこのような応力は低減
されるので、磁気ヘッドを構成する膜の厚さを厚くする
ことができる。導電体の膜厚を厚くした分だけ、導電体
の抵抗を大きくすることなく導電体コイルの幅を小さく
することができるので、導電体コイルの高密度化に適し
ているといえる。
た場合、導電体間の接合部を剥離する応力が絶縁体の熱
膨張によって生じ、その応力は、磁気ヘッドを構成する
膜の厚さが厚いほど大きくなるため、あまり膜厚を厚く
することができない。本発明の接合構造を有する磁気ヘ
ッドでは、絶縁体の熱膨張によるこのような応力は低減
されるので、磁気ヘッドを構成する膜の厚さを厚くする
ことができる。導電体の膜厚を厚くした分だけ、導電体
の抵抗を大きくすることなく導電体コイルの幅を小さく
することができるので、導電体コイルの高密度化に適し
ているといえる。
【0033】次に本発明の第4実施例の磁気ディスク装
置を図18を用いて説明する。この実施例は、通常の磁
気ディスク装置と同様に、磁気記録媒体としての磁気デ
ィスク24と、本発明による薄膜磁気ヘッド22と、磁
気ヘッドを磁気ディスク上の所定位置に移動させるため
のアクチュエータ手段と、アクチュエータ手段の移動お
よび磁気ヘッド22が読み書きするデータの送信・受信
をコントロールする制御手段から構成される。
置を図18を用いて説明する。この実施例は、通常の磁
気ディスク装置と同様に、磁気記録媒体としての磁気デ
ィスク24と、本発明による薄膜磁気ヘッド22と、磁
気ヘッドを磁気ディスク上の所定位置に移動させるため
のアクチュエータ手段と、アクチュエータ手段の移動お
よび磁気ヘッド22が読み書きするデータの送信・受信
をコントロールする制御手段から構成される。
【0034】以下に、動作を含めてさらに詳しく解説す
る。磁気ヘッド22を支持するスライダ23は、回転軸
29によって支持された磁気ディスク24上に置かれ、
該磁気ディスク24が駆動モータ30により回転する
と、スライダ23は、磁気ディスク24の上を浮上す
る。スライダ23は、弾性力を有するジンバル25によ
ってアーム26に取り付けられる。ジンバル25の弾性
力と空気ベアリング力が釣り合うことにより、スライダ
23と磁気ディスク24の間は、一定距離に保たれる。
制御装置33は、ライン31、ライン32、ライン28
を通して制御信号を送信あるいは受信し、磁気ディスク
装置の動作を制御する。駆動モータ30は、ライン31
を通して制御装置33により制御される。ボイスコイル
モータ等のアクチュエータ27は、ライン28を通し
て、スライダ23を磁気ディスク24上の所定位置に移
動・位置決めするように制御される。磁気ヘッド22が
読み取った磁気ディスク24上のデータは電気信号に変
換され、ライン32を通して解読される。また、磁気デ
ィスク24上に書き込むデータは、電気信号としてライ
ン32を通して磁気ヘッド22に送信される。
る。磁気ヘッド22を支持するスライダ23は、回転軸
29によって支持された磁気ディスク24上に置かれ、
該磁気ディスク24が駆動モータ30により回転する
と、スライダ23は、磁気ディスク24の上を浮上す
る。スライダ23は、弾性力を有するジンバル25によ
ってアーム26に取り付けられる。ジンバル25の弾性
力と空気ベアリング力が釣り合うことにより、スライダ
23と磁気ディスク24の間は、一定距離に保たれる。
制御装置33は、ライン31、ライン32、ライン28
を通して制御信号を送信あるいは受信し、磁気ディスク
装置の動作を制御する。駆動モータ30は、ライン31
を通して制御装置33により制御される。ボイスコイル
モータ等のアクチュエータ27は、ライン28を通し
て、スライダ23を磁気ディスク24上の所定位置に移
動・位置決めするように制御される。磁気ヘッド22が
読み取った磁気ディスク24上のデータは電気信号に変
換され、ライン32を通して解読される。また、磁気デ
ィスク24上に書き込むデータは、電気信号としてライ
ン32を通して磁気ヘッド22に送信される。
【0035】この磁気ディスク装置の磁気ヘッドとし
て、従来の薄膜磁気ヘッドを用いた場合、導電体間の接
合部を剥離する応力が絶縁体の熱膨張によって生じ、そ
の応力は、磁気ヘッドを構成する膜の厚さが厚いほど大
きくなるため、あまり膜厚を厚くすることができなかっ
た。本発明の接合構造を有する薄膜磁気ヘッドを用いた
場合、絶縁体の熱膨張によるこのような応力は低減され
るので、磁気ヘッドを構成する膜の厚さを厚くすること
ができる。導電体の膜厚を厚くした分だけ、導電体の抵
抗を大きくすることなく導電体コイルの幅を小さくする
ことができる。これは、図14や図17の例で考える
と、渦巻状のコイルの半径を小さくできることにつなが
る。接合部外縁部に介在していた絶縁体が削減される効
果も合わせて考慮すると、素子のパターンを小さくでき
るので、結果としてスライダ23の厚さを薄くできる。
こうしてスライダ23の質量を小さくし、サイズを小型
化することにより、スライダ23を磁気ディスク24上
の所定位置に高速にアクセスすることができる。さらに
ジンバル25やアーム26にかかる負担も低減すること
ができる。
て、従来の薄膜磁気ヘッドを用いた場合、導電体間の接
合部を剥離する応力が絶縁体の熱膨張によって生じ、そ
の応力は、磁気ヘッドを構成する膜の厚さが厚いほど大
きくなるため、あまり膜厚を厚くすることができなかっ
た。本発明の接合構造を有する薄膜磁気ヘッドを用いた
場合、絶縁体の熱膨張によるこのような応力は低減され
るので、磁気ヘッドを構成する膜の厚さを厚くすること
ができる。導電体の膜厚を厚くした分だけ、導電体の抵
抗を大きくすることなく導電体コイルの幅を小さくする
ことができる。これは、図14や図17の例で考える
と、渦巻状のコイルの半径を小さくできることにつなが
る。接合部外縁部に介在していた絶縁体が削減される効
果も合わせて考慮すると、素子のパターンを小さくでき
るので、結果としてスライダ23の厚さを薄くできる。
こうしてスライダ23の質量を小さくし、サイズを小型
化することにより、スライダ23を磁気ディスク24上
の所定位置に高速にアクセスすることができる。さらに
ジンバル25やアーム26にかかる負担も低減すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、薄膜磁気ヘッドの高密
度化、小型化が図れ、磁気ディスク装置の高密度化、高
速アクセス化が可能になる。
度化、小型化が図れ、磁気ディスク装置の高密度化、高
速アクセス化が可能になる。
【図1】本発明の第1実施例の薄膜接合構造図である。
【図2】図1の薄膜接合構造のプロセス断面図である。
【図3】図1の薄膜接合構造のプロセス断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の薄膜接合構造図である。
【図5】図4の薄膜接合構造のプロセス断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の薄膜接合構造図である。
【図7】本発明の第2実施例の薄膜接合構造図である。
【図8】図7の薄膜接合構造の断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の薄膜接合構造図である。
【図10】図10の薄膜接合構造の断面図である。
【図11】本発明の第2実施例の薄膜接合構造図であ
る。
る。
【図12】図11の薄膜接合構造の断面図である。
【図13】図11の薄膜接合構造の断面図である。
【図14】本発明の第3実施例の薄膜磁気ヘッド構造図
である。
である。
【図15】図14の薄膜磁気ヘッドの断面図である。
【図16】図14の薄膜磁気ヘッドの断面図である。
【図17】本発明の第4実施例の薄膜磁気ヘッド構造図
である。
である。
【図18】本発明の第5実施例の磁気ディスク装置の構
成図である。
成図である。
【図19】従来の薄膜接合構造の接合部剥離メカニズム
の説明図である。
の説明図である。
1…基板、2…下地膜、3…ギャップ材、4…第一絶縁
体層、5…第一導電体層、6…第二絶縁体層、7…第二
導電体層、8、9、10…第一導電体層の接合面外縁
部、11…マスク、14…第三導電体層、17…第一磁
性体、18…第二磁性体、20…第三絶縁体層、21…
第四絶縁体層、22…磁気ヘッド、23…スライダ、2
4…磁気ディスク、25…ジンバル、26…アーム、2
7…アクチュエータ、29…回転軸、30…駆動モー
タ、33…制御装置、37…保護膜。
体層、5…第一導電体層、6…第二絶縁体層、7…第二
導電体層、8、9、10…第一導電体層の接合面外縁
部、11…マスク、14…第三導電体層、17…第一磁
性体、18…第二磁性体、20…第三絶縁体層、21…
第四絶縁体層、22…磁気ヘッド、23…スライダ、2
4…磁気ディスク、25…ジンバル、26…アーム、2
7…アクチュエータ、29…回転軸、30…駆動モー
タ、33…制御装置、37…保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 直人 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 今中 律 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 白木 清典 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (3)
- 【請求項1】データを記録するための磁気ディスクと、
この磁気ディスクに前記データを記録、再生させる磁気
ヘッドを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘ
ッドは導電体層と絶縁体層とが積層された積層構造であ
り、前記導電体層のうち前記絶縁層の基板に対向する面
に積層された第一導電体層と、前記絶縁層の他方の面に
積層された第二導電体層とが前記第一導電体層に形成さ
れた第一接合面と前記第二導電体層に形成された第二接
合面とを接合した接合部にて互いに電気的に接合されて
おり、前記接合部において前記第一接合面の外縁部と前
記第二接合面の外縁部とが絶縁体を挟まずに直接接合し
ている領域を有することを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項2】データを記録するための磁気ディスクと、
この磁気ディスクに前記データを記録、再生させる磁気
ヘッドを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘ
ッドは導電体層と絶縁体層とが積層された積層構造であ
り、前記導電体層のうち前記絶縁層の基板に対向する面
に積層された第一導電体層と、前記絶縁層の他方の面に
積層された第二導電体層とが前記第一導電体層に形成さ
れた第一接合面と前記第二導電体層に形成された第二接
合面とを接合した接合部にて互いに電気的に接合されて
おり、前記第一接合面近傍の第一導電体層に肉厚が減肉
している領域を有することを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項3】データを記録するための磁気ディスクと、
この磁気ディスクに前記データを記録、再生させる磁気
ヘッドを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘ
ッドは導電体層と絶縁体層とが積層された積層構造であ
り、前記導電体層のうち前記絶縁層の基板に対向する面
に積層された第一導電体層と、前記絶縁層の他方の面に
積層された第二導電体層とが前記第一導電体層に形成さ
れた第一接合面と前記第二導電体層に形成された第二接
合面とを接合した接合部にて互いに電気的に接合されて
おり、さらに、前記接合部において前記第一導電体層と
前記第二導電体層とが、前記第一接合面および前記第二
接合面とは異なる面にて接合されている領域を有するこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26403996A JPH10112008A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26403996A JPH10112008A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10112008A true JPH10112008A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17397709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26403996A Pending JPH10112008A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10112008A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6836957B2 (en) | 2000-12-26 | 2005-01-04 | Alps Electric Co., Ltd. | Method for making perpendicular magnetic recording head having inverted trapezoidal main magnetic pole layer |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26403996A patent/JPH10112008A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6836957B2 (en) | 2000-12-26 | 2005-01-04 | Alps Electric Co., Ltd. | Method for making perpendicular magnetic recording head having inverted trapezoidal main magnetic pole layer |
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