JPH10117089A - 電磁波シールド材 - Google Patents

電磁波シールド材

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JPH10117089A
JPH10117089A JP27230796A JP27230796A JPH10117089A JP H10117089 A JPH10117089 A JP H10117089A JP 27230796 A JP27230796 A JP 27230796A JP 27230796 A JP27230796 A JP 27230796A JP H10117089 A JPH10117089 A JP H10117089A
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electromagnetic wave
wave shielding
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elastomer
conductive
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間に渡って電磁波シールド性能が低下す
ることのないガスケット用のシールド材を提供する。 【解決手段】 電磁波シールド材10は、導電性シート
材11の上面にエラストマー製の網目状突部13を配設
し、網目の各目の中に密集させて導電性繊維のループ1
5を立設したものである。シート材11の下面には、粘
着剤17の層と剥離紙19の層とが設けてある。この電
磁波シールド材10は、所望の大きさに切り、剥離紙1
9を剥がして、電子機器のケース1,1の開閉面に貼り
付けることにより、互いに対向する様に一対を対面させ
て使用する。エラストマー製の網目状突部13の高さ
は、ループ15の高さのほぼ半分程度になっている。こ
のため、ループ15同士はつぶれることなく接触・導通
し、電磁波シールド効果を発揮する。また、ガスケット
としての密閉性は、網目状突部15同士の密着によって
達成される。なお、エラストマーとしては、ゲル状物質
を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波シールド用
のガスケット等として用いられる電磁波シールド材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−97693号公
報に示す様に、シート材の表面に多数の導電性のループ
材を突設した電磁波シールド材の提案がある。この提案
の電磁波シールド材によれば、電子機器の収納ケースの
突き合わせ面や、電磁波シールドの必要な部屋の扉の隙
間などを簡単かつ確実に塞ぐことができ、良好な電磁波
シールド効果を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の提
案によるシールド材を、頻繁に開閉するケースなどの隙
間の遮蔽用として用いると、次第にループの腰がなくな
り、いわゆる「へたり」を引き起こすことがある。この
ため、従来品は、頻繁に開閉する部分に用いると電磁波
シールド性能が次第に低下するという問題がある。
【0004】頻繁に開閉されない場合であっても、強い
圧力を受ける部分に従来の電磁波シールド材を使用する
と、ループが「へたり」を来たし、シールド性能が低下
するという問題もある。そこで、本発明は、長期間に渡
って電磁波シールド性能が低下することのないシールド
材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた本発明の電磁波シールド材
は、シート材の表面に導電性を有する繊維による繊毛状
又はループ状の導電性突起物を多数立設した電磁波シー
ルド材において、前記シート材の表面に、前記導電性突
起物同士の間に位置する様に、該導電性突起物の高さよ
りも低いエラストマー製突部を配置したことを特徴とす
る。
【0006】この電磁波シールド材によれば、導電性突
起物の間にエラストマー製突部が配置されているので、
例えばケースや扉を閉じておくための圧力は、主として
このエラストマー製突部がその弾性力によってこれを受
ける。従って、導電性突起物の負担が軽減され、いわゆ
る「へたり」を起こし難くなる。
【0007】この結果、本発明の電磁波シールド材によ
れば、長期間に渡って高い電磁波シールド性能を発揮し
続けることができる。ここで、前記エラストマーとして
ゲル状物質を採用するとよい。ゲル状物質は、多量の液
体を内包する三次元架橋構造を呈するので、容易に変形
し、シールド部の密着性を維持するのに適している。そ
して、このゲル状物質が密着性を維持するので、導電性
突起物には強い圧力が加わらず、「へたり」が有効に防
止される。ゲル状物質の変形能力の高さが、特に密閉性
を要求される部分のシールド材として高い効果を発揮す
る。
【0008】ここで、これらの電磁波シールド材におい
て、前記エラストマー製突部が前記導電性突起物の高さ
のほぼ半分程度の厚さに形成されていることが望まし
い。あまり低すぎると、導電性突起物にも強い圧力が加
わって倒れてしまい「へたり」気味となる可能性がある
からである。
【0009】こうした本発明の電磁波シールド材は、具
体的には、前記エラストマー製突部が、前記シート材の
表面に網目状に配置されており、前記導電性突起物が該
網目の各目の中に立設されているものとすることができ
る。この場合、各目の中に立設する導電性突起物の数は
1個でもよいし、複数個でもよい。各目の中に密に設け
る方が電磁波シールド効果が高くなり一層好ましいとい
える。
【0010】また、他の具体的態様としては、前記エラ
ストマー製突部が、前記シート材の表面に縞模様状に配
置されており、前記導電性突起物が該縞模様の縞と縞の
間に立設されている構成を採用してもよい。この構成に
すると、エラストマー製突起物の列と導電性突起物の列
とを交互に配置した構成となるので、どちらを先に設け
るにしても製造がし易いという利点がある。
【0011】さらに、前記エラストマー製突部が、前記
シート材の表面に水玉模様状に配置されており、前記導
電性突起物が該水玉模様の水玉と水玉の間に立設した構
成としても構わない。この構成にすると、導電性突起物
でエラストマー製突部を取り巻く様にすることができる
ので、導電性突起物の隙間が生じ難く電磁波シールド効
果が高くなる。
【0012】もちろん、本発明の電磁波シールド材はこ
れらの例に限らず、さらに種々なる態様にて実施できる
ことはもちろんである。また、これらの電磁波シールド
材において、前記導電性突起物は前記シート材の片面に
だけ立設され、該シート材は前記導電性突起物の立設さ
れていない面の表面に粘着剤層と、該粘着剤層を覆う剥
離紙層とを備えるようにしておけば、剥離紙を剥がして
金属ケースの合わせ目に貼り付けるといった簡単な方法
で、上記の様な電磁波シールド効果の高いガスケットを
金属ケースに取り付けることができる。この様な電磁波
シールド材を金属ケースの合わせ目に1対で向かい合わ
せて取り付けておけば、高い密閉性としっかりとした電
磁波シールドとを両立させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]次に、本発明の実施の形態を図面を参
照しながら説明する。図1は実施の形態としての電磁波
シールド材10を表すものである。
【0014】この電磁波シールド材10は、シート材1
1の上面にエラストマー製の網目状突部13を配設し、
網目の各目の中に密集させて導電性繊維のループ15を
立設したものである。なお、シート材11の下面には、
粘着剤17の層と剥離紙19の層とが設けてある。この
電磁波シールド材10は、所望の大きさに切り、剥離紙
19を剥がして、図1(c)に示す様に、電子機器のケ
ース1,1の開閉面に貼り付けることにより、互いに対
向する様に一対を対面させて使用する。エラストマー製
の網目状突部13の高さは、図1(a)に示す様に、ル
ープ15の高さのほぼ半分程度になっている。このた
め、図1(c)に示す様に、ループ15同士はつぶれる
ことなく接触・導通し、電磁波シールド効果を発揮す
る。また、ガスケットとしての密閉性は、網目状突部1
5同士の密着によって達成される。
【0015】この実施の形態の電磁波シールド材10
は、シート材11の表面にエラストマー製の網目状突部
13を備えさせたので、シール面の密着性はこの網目状
突部13が受け持つこととなり、ループ15に「へた
り」を来すことなくシールドを行うことができる。よっ
て、長期に渡り高い電磁波シールド効果を発揮すること
ができる。なお、使用に当たっては、この電磁波シール
ド材10のシート材11からアース線を延ばしてアース
しておくとよい。
【0016】なお、シート材11は、合成繊維織布(例
えば、ポリアミド,ポリエステル,プリプロピレン,ア
クリル,アラミド,ガラス繊維等の織布)又は軟質合成
樹脂(例えば、軟質塩化ビニール,ポリウレタン,シリ
コーンゴム,クロロプレンゴム,熱可塑性エラストマー
等)で形成し、表面に銀,ニッケル,銅等による導電性
メッキが施されている。ループ13を形成する繊維とし
ては、合成繊維(例えば、ポリアミド,アクリル,アラ
ミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリウレタン,ポ
リプロピレン等)の表面に銀,ニッケル,銅等による導
電性メッキを施したものを使用している。
【0017】また、網目状突部13を構成するエラスト
マーとしては、変形能力が高く、緩衝材として使用され
るゲル状物質を使用する。こうしたゲル状物質の具体例
としては、以下の様なものが市販されている。 イイダ産業(株)製の商品名「OROTEX U−
1000」:常温硬化の2液性ゲル状物質であって、ポ
リウレタン樹脂を主成分とし、菓子のマシュマロの様な
柔らかさを持ち、衝撃エネルギーの吸収に優れた緩衝材
として知られている。
【0018】 (株)コスモ計器製の商品名「コスモ
ゲル」:熱可塑性エラストマー。主剤はポリエチレン
(PE)であり、PEWP溶融し、添加剤、油を入れて
混練する形で作られている。硬度はアスカーCで4°、
15°のものが基本グレードである。硬化はゲル化する
段階で可塑剤で調整することも可能である。
【0019】 三進興産(株)製の商品名「ソルボセ
イン」:ポリオールとMDIからなるエーテル系ポリウ
レタン。従来のゴムとは物性が著しく異なり、特に硬度
は通常のJIS(A)では0〜25の範囲の軟質ゴムで
あり、ショア硬さ30〜70(00スケール)。
【0020】 株式会社ブリヂストン製の商品名「M
NCS−CG(クッションゲル)」、「MNCS−SR
(ソフトラバー)」、「MNCS−SF(ソフトラバー
フォーム)」:低硬度エラストマー材料。MNCS(M
icro Network Controlled S
tructure Material)。少量のポリマ
ー成分がミクロオーダーの三次元網目構造を形成し、多
量のオイル成分を系内に保持、補強しているという特異
な構造を有している。本材料は、生体に似た感触(柔ら
かさ、弾性)を示し、また用いるポリマー種やオイル種
を選択することにより優れた衝撃吸収性、振動吸収性、
シール製等を発現する。 [実施の形態2]この実施の形態の電磁波シールド材2
0は、図2に示す様に、シート材21の表面に縞模様状
にエラストマー製突条23を配置し、この突条23の間
に、突条23に沿って各2列のループ25を配置したも
のである。シート材21及びループ25は実施の形態1
と同様に銀,ニッケル,銅等をメッキして導電性を持た
せてある。また、シート材21の裏面には粘着剤27及
び剥離紙29の層が実施の形態1と同様に設けてある。
また、エラストマー製突条23は、実施の形態1で例示
した市販のエラストマーのいずれかを採用すればよく、
ループ25よりも高さが低く形成される。
【0021】この実施の形態2における電磁波シールド
材20は、実施の形態1と同様の効果を発揮すると共
に、エラストマーが縞模様となる様に設けられているの
で、ループ25から先に植設してもよいし、エラストマ
ーの突条23から先に形成してもよいし、実施の形態1
よりも製造が容易となる。 [実施の形態3]この実施の形態の電磁波シールド材3
0は、図3に示す様に、シート材31の表裏両面に半球
状のエラストマー製突部33を水玉模様の様に点々と分
散配置し、この突部33の隙間部分にループ35を植設
したものである。ループ35もシート材31の表裏両面
に植設してある。なお、シート材31、ループ35及び
エラストマー製突部33の材質は、実施の形態1,2と
同様である。
【0022】この電磁波シールド材30も、エラストマ
ー製突部33の存在により、ループ35の「へたり」を
防止しつつ長期に渡って良好な電磁波シールド性能を発
揮することができる点で、実施の形態1,2と同様の効
果を発揮する。また、エラストマー製突部33が点々と
分散配置されているので、湾曲面などのシールドに使用
する際に形状になじみやすいという効果がある。 [その他]以上、本発明の実施の形態をいくつか説明し
たが、ループに代えて繊毛状あるいは刷毛状に導電性繊
維を立設させたものとしてもよく、さらに、種々なる形
態にて実施することができることはもちろんである。ま
た、電磁波シールド材は、テープ状に細幅のものとして
提供してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1としての電磁波シールド材を表
し、(a)は縦断面図、(b)は平面図、(c)は使用
状態の断面図である。
【図2】 実施の形態2としての電磁波シールド材を表
し、(a)は縦断面図、(b)は横断面図、(c)は平
面図である。
【図3】 実施の形態2としての電磁波シールド材を表
し、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1・・・ケース、10・・・電磁波シールド材、11・
・・導電性シート材、13・・・エラストマー製の網目
状突部、15・・・導電性繊維のループ、17・・・粘
着剤、19・・・剥離紙、20・・・電磁波シールド
材、21・・・導シート材、23・・・縞模様状のエラ
ストマー製突条、25・・・ループ、27・・・粘着
剤、29・・・剥離紙、30・・・電磁波シールド材、
31・・・シート材、33・・・半球状のエラストマー
製突部、35・・・ループ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の表面に導電性を有する繊維に
    よる繊毛状又はループ状の導電性突起物を多数立設した
    電磁波シールド材において、 前記シート材の表面に、前記導電性突起物同士の間に位
    置する様に、該導電性突起物の高さよりも低いエラスト
    マー製突部を配置したことを特徴とする電磁波シールド
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁波シールド材におい
    て、前記エラストマーがゲル状物質であることを特徴と
    する電磁波シールド材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電磁波シールド材
    において、前記エラストマー製突部が前記導電性突起物
    の高さのほぼ半分程度の厚さに形成されていることを特
    徴とする電磁波シールド材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載の電磁波シ
    ールド材において、前記エラストマー製突部が、前記シ
    ート材の表面に網目状に配置されており、前記導電性突
    起物が該網目の各目の中に立設されていることを特徴と
    する電磁波シールド材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか記載の電磁波シ
    ールド材において、前記エラストマー製突部が、前記シ
    ート材の表面に縞模様状に配置されており、前記導電性
    突起物が該縞模様の縞と縞の間に立設されていることを
    特徴とする電磁波シールド材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか記載の電磁波シ
    ールド材において、前記エラストマー製突部が、前記シ
    ート材の表面に水玉模様状に配置されており、前記導電
    性突起物が該水玉模様の水玉と水玉の間に立設されてい
    ることを特徴とする電磁波シールド材。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか記載の電磁波シ
    ールド材において、前記導電性突起物は前記シート材の
    片面にだけ立設され、該シート材は前記導電性突起物の
    立設されていない面の表面に粘着剤層と、該粘着剤層を
    覆う剥離紙層とを備えていることを特徴とする電磁波シ
    ールド材。
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