JPH10117564A - 脱穀機の扱室開閉装置 - Google Patents

脱穀機の扱室開閉装置

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JPH10117564A
JPH10117564A JP27655796A JP27655796A JPH10117564A JP H10117564 A JPH10117564 A JP H10117564A JP 27655796 A JP27655796 A JP 27655796A JP 27655796 A JP27655796 A JP 27655796A JP H10117564 A JPH10117564 A JP H10117564A
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高生 小村
Ryuji Umebayashi
竜司 梅林
Takahiro Watanabe
高広 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱室ケース又は天板の支持機構の操作レバー
を、扱口カバーの内方に設けて誤操作等を防止すること
ができる脱穀機の扱室開閉装置を提供する。 【解決手段】 扱胴6Kを入口側板6aと出口側板6b
間で軸架しその上方を天板6cで覆う扱室ケース6を形
成すると共に、該扱室ケース6又は上記天板6cを支点
軸31を中心として上下回動可能になし、上記扱室ケー
ス6の上動姿勢を保持する支持機構9を設けると共に、
上記扱室ケース6又は天板6cに扱口3dに沿設される
フィードチェン3Fの上方を覆う扱口カバー63を設
け、該扱口カバー63の内方に上記支持機構9の解除作
動を行わせる操作レバー9Lを一体的に設ける脱穀機の
扱室開閉装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン或いは
ハーベスタ等に搭載可能な脱穀機における扱室の開閉装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扱胴を回転可能に内装軸架した扱
室ケースを、下部ケースに設けた支点軸を回転中心とし
て扱口側を開放するように上方に回動させて、扱室内の
清掃及びメンテナンス作業等を行うようにした脱穀機は
既に知られており、このような脱穀機の扱室ケースはメ
ンテナンス作業を行う際に、下部ケースとの間に設けら
れたロック手段を解除し、脱穀姿勢から扱室ケースを持
ち上げ回動させた上動姿勢(メンテナンス姿勢)に切り
換えると共に、両者間に格納されている棒杆状の支持部
材を引き出して、これを扱室ケースと下部ケース間に張
り渡し支持させることより、扱室ケースを上動姿勢に保
持させた状態でメンテナンス作業を行うように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成では、脱穀機の奥側に格納設置された支持部材を
扱室ケースを持ち上げた状態で引き出して下部ケースと
の間に位置決めセットしなければならないこと、またメ
ンテナンス作業終了時に扱室ケースを脱穀姿勢に復帰下
動する際に、扱室ケースを片方の手で支えながら他方の
手を奥側に差し入れて、上記支持部材を取り外し解除し
て格納しながら扱室ケースの下動も同時に行わなければ
ならない等、煩雑な扱室ケースの回動操作を要すると共
に不安定な作業姿勢になる等の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による脱穀機の扱室開閉装置は、扱胴を入口側
板と出口側板間で軸架しその上方を天板で覆う扱室ケー
スを形成すると共に、該扱室ケース又は上記天板を支点
軸を中心として上下回動可能になした脱穀機において、
前記扱室ケースの上動姿勢を保持する支持機構を設ける
と共に、上記扱室ケース又は天板に扱口に沿設されるフ
ィードチェンの上方を覆う扱口カバーを設け、該扱口カ
バーの内方に上記支持機構の解除作動を行わせる操作レ
バーを一体的に設けるようにしている。
【0005】また、扱室ケース又は天板に支持機構の支
持部材を枢支すると共に、該支持部材を固定側に設けた
係合部側に向けて付勢させることにより、扱室ケース又
は天板の上動姿勢において支持部材を係合部に自動的に
係合させることを特徴としている。
【0006】さらに、支持機構の支持部材の枢支部を支
点軸に近接させて設けることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に示すAはコンバインであり、該コ
ンバインAはクローラ式の走行装置1aを有する機台
(走行機体)1の前方に刈取部2を昇降可能に装架し、
その後部で機台1の左側に本発明に係わる脱穀機3を搭
載すると共に、右側に操縦部パネル部4a及び座席シー
ト4b等からなる操縦部4を配設し、該操縦部4の後方
に排出オーガ5aを備えたグレンタンク5を設置し、刈
取部2で刈り取った穀稈を脱穀機3へ供給して脱穀する
と共に、脱穀処理されて選別された穀粒は揚穀筒3Yを
介してグレンタンク5内に収容し、排藁は脱穀機3の後
部に設置した排藁処理部3Sで処理排出し一連の収穫作
業を円滑に行うことができるようにしている。
【0008】上記脱穀機3は、扱室3aを入口側板6a
と出口側板6b間に扱胴6Kを回転可能に内装軸架した
扱室ケース6と、揺動選別体3bの上方において受網3
cを張設した本体機枠(下部ケース)30によって、穀
稈が通過する扱口3dを形成するように枠構成され、上
記扱室ケース6を固定側の機枠である下部ケース30の
奥側(反扱口側)上方で、支持枠31aに支持される支
点軸31を回転中心として、扱口3d側を開放するよう
に上下に揺動回動可能に設けると共に、下部ケース30
側に扱口3dの下方に沿ってフィードチェン3Fを張設
し、該フィードチェン3Fの搬送面に対向する挟持レー
ル3Kを扱室ケース6に取付け支持している。また、揺
動選別体3bの下方には揚穀筒3Y側に向けて穀粒を移
送する螺旋体を横設した一番樋32を配設している。
【0009】そして、入口側板6a及び出口側板6bと
下部ケース30との間には扱口3dに通じる供給口33
と排出口33aを形成し、その奥側部位に後述するロッ
ク機構7のロック部材70を介して、扱室ケース6を下
部ケース30に対し係脱可能に固定させるようにしてい
る。また、扱室ケース6と下部ケース30の間にはダン
パーシリンダ等からなる付勢部材7aを介装することに
より、上記ロック機構7の固定を解除して扱室ケース6
を上動し開動する際に、扱室ケース6を開動方向に付勢
して持ち上げ回動し易くしている。
【0010】上記扱室ケース6は、扱胴6Kの扱胴軸3
0aを軸支する入口側板6aと出口側板6bを、上部に
おいて天板6cで連結すると共に、扱口側を扱口壁枠6
dで連結し、奥側を奥側壁枠6eで連結することにより
下方が開放された筐枠体に形成している。そして、図3
(B)に示すように、入口側板6aと出口側板6bは二
重壁で形成し、この二重壁内に前記支点軸31に回動可
能に嵌挿して取付けられた取付アーム31aを挿入する
と共に、該取付アーム31aを図示する三本の取付ネジ
6Nによって二重壁で挟持状に締着固定している。尚、
上記三本の取付ネジ6Nのうち一本は出口側板6bから
後方に突出させて、後述する支持機構9のストッパ90
を回動可能に枢支する支持ピン(枢支部)6Pとなるよ
うに兼用している。
【0011】また、図3,図4に示すように上記扱口壁
枠6dには、扱室ケース6の前後に設けたロック機構7
の両ロックレバー7Lが各位置する部位に、側面視逆コ
字状の板状片で形成した取付ブラケット60,60を設
けており、該取付ブラケット60に設けたネジ孔(取付
部)61に取付ネジ62を介して、合成樹脂材によって
側面視L字状に型形成された扱口カバー63を着脱可能
に取付け、該扱口カバー63によってフィードチェン3
F及び挟持レール3Kの上方を天板6cと略同巾に覆う
ようにしている。尚、上記扱口カバー63の下縁部後端
(穀稈移送方向終端部)には、穀稈を株元側に接して誘
導案内するガイド片63Gを一体的に突出形成してお
り、該ガイド片63Gは扱口カバー63に後続して排稈
処理部3Sの側方を覆う排藁通路側板39の始端部とラ
ップして、この部における穀稈の株元側の継送を円滑に
行い、該排藁通路側板39始端部で穀稈の引っ掛かりや
過大な搬送抵抗の発生を良好に防止するようにしてい
る。
【0012】そして、上記取付ブラケット60の斜面部
には前記ロックレバー7Lを操作案内可能な逆L字状の
ガイド溝65を穿設すると共に、扱口カバー63の対応
する部位に該ガイド溝65よりも広巾な通孔66を形成
し、扱室ケース6の扱口側上部に回動可能に枢支したロ
ックレバー7Lを、ガイド溝65及び通孔66を挿通し
た状態で上下回動操作可能に構成することにより、合成
樹脂材で形成された扱口カバー63の通孔66がロック
レバー7Lに接触して摩損することを防止し、取付ブラ
ケット60によって的確に案内操作するようにしてい
る。尚、上記扱口カバー63は、必要により両取付ブラ
ケット60の中途部を扱口壁枠6dに適宜な取付片60
aを設けて取付け補強するようにしている。
【0013】また、図2に示すように前記天板6cは、
その反扱口側即ち奥側端で奥側壁枠6eの外側寄りに近
接した位置において、天板6cと略同じ長さの天板カバ
ー10を複数の回動支持部(蝶番部)11を介して回動
可能に取付け支持すると共に、該天板カバー10の巾を
脱穀機3の奥側壁3eよりもさらに奥側に延設し、脱穀
機3と隣合う操縦部4乃至グレンタンク5等で形成され
る空間部位を上方からできるだけ広範囲に覆うことによ
り、扱室ケース6と下部ケース30との接合部或いは奥
側壁の微小な隙間等から吹き出したり飛散する塵埃の舞
い上がりを防止し、該塵埃が操縦部4側に至ることのな
いように構成している。
【0014】また、この天板カバー10は、その前後を
下方に位置する取付アーム31bを利用して設けた取付
部(取付片)12に対し、取付具(取付ネジ)13によ
って着脱可能に取付けており、該取付ネジ13を緩める
ことにより同図に点線で示すように、天板カバー10を
上方扱口側に向けて蝶番部11を中心に回動し奥側壁3
e部位の空間部を広く開放することができるようにして
いる。この状態において該空間部に位置する藁切刃15
や、伝動機構(不図示)等のメンテナンス作業を良好に
行うことができるものである。上記藁切刃15は在来の
ものと同様に、受網3cの軌跡終端に連設して扱室3a
内に突出するように設けられ、この実施形態においては
藁切刃15は扱室ケース6の奥側壁3eの上部に形成さ
れる取付枠30aに対し、取付ネジ16によって外部か
ら着脱可能に取付けられるようにしている。
【0015】このような脱穀機3において前出のロック
機構7は、扱室ケース6の入口側板6a及び出口側板6
bと下部ケース30との間で図2,図3に示すように構
成されている。即ち、上記ロック機構7は扱室3aの奥
側部位で下部ケース30にロックピン71を突設し、該
ロックピン71に係脱可能に係合するフック状の係合部
70aを有してヘ字状に形成したロック片70を、扱室
ケース6の入口側板6aと出口側板6bの側面に突設し
た支軸72に回動可能に軸支すると共に、該ロック片7
0と前記ロックレバー7Lをリンクロッド機構73を介
して連結することにより構成している。
【0016】これにより、上記ロックレバー7Lが既述
のガイド溝65の下方で実線状態に位置するときは、ロ
ック片70がロックピン71に係合して扱室ケース6を
下部ケース30に固定した脱穀作業姿勢(下動姿勢)に
固定すると共に、ロックレバー7Lが点線で示すように
上方に回動操作され、ガイド溝65の上端の鉤型の溝に
係止した状態においては、ロック片70はロックピン7
1との係合を解除して、扱室ケース6を手で持ち上げて
上動し開動させたメンテナンス姿勢(上動姿勢)に切換
可能にすることができるものである。
【0017】上記メンテナンス姿勢においては、前出の
支持機構9の扱室ケース6に設けた支持部材(ストッ
パ)90が、下部ケース30に突設したストッパーピン
(係合部)91に自動的に係合することにより、扱室3
aの上方を大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且
つ確実に支持することができるようにしている。また、
この扱室ケース6の支持状態の解除操作は、扱口側に設
けた操作レバー9Lとストッパ90とを連結部材(ワイ
ヤ)99を介して連結することにより、扱口側から簡単
に行うことができるようにしている。
【0018】即ち、上記支持機構9は図2〜図4に示す
ように構成されている。上記ストッパ90は前出の支持
ピン6Pに枢支された状態において垂下姿勢になしてお
り、その板状杆の下端部内側に前記ストッパーピン91
と係合可能な係止部92を凹入形成すると共に、上端部
に支持ピン6Pを中心とする円弧状の操作溝93を穿設
し、且つ出口側板6bの適所に取着したスプリング95
によってストッパ90の前記支持ピン6P下方側を係合
方向に引っ張り付勢している。
【0019】そして、上記操作溝93内には前記操作レ
バー9Lに設けたワイヤ99の端部に形成される鉤型の
フック部99aを長孔方向にスライド可能に挿入すると
共に、該フック部99aを下部ケース30側に取着した
スプリング96によって引っ張り付勢し、該スプリング
96と上記ワイヤ99とによって上記ストッパ90を図
3に示す実線の支持待機姿勢に保持している。尚、上記
ワイヤ99のアウタ側の一端部は出口側板6bに固定す
ると共に、他端部を扱口壁枠6dの任意部材に固定して
いる。
【0020】一方、上記操作レバー9Lは、前記扱口カ
バー63の内方で前後巾の略中央において(図4)、フ
ィードチェン3Fの上方で扱口壁枠6dに取着される挟
持レール3Kのレール支持枠67又は既述の取付ブラケ
ット60或いは扱口壁枠6dから適宜設けた取付枠(不
図示)に、下向姿勢で回動可能に取付けると共に、この
操作レバー9Lの長さを通常姿勢では扱口カバー63の
下端から突出させないようにしている。
【0021】これにより操作レバー9Lは、扱口側にお
いて扱口カバー63の内方に設置され、扱室ケース6の
脱穀作業姿勢においてフィードチェン3Fと挟持レール
3Kによって挟持搬送される穀稈の搬送を阻害すること
なく、且つ該操作レバー9Lが機外に突出することによ
る人体や衣服等の接触や引っ掛かり等を防止すると共
に、ロック機構7を解除して扱室ケース6を上動させた
姿勢において、広く開放された扱口カバー63の下方か
ら支持機構7の操作を容易に行うことができ、また扱室
ケース6を上動させたメンテナンス姿勢において操作レ
バー9Lが不慮に操作されることのないようにしてい
る。
【0022】以上のように構成した脱穀機3は、図2,
図3に示すようにロックレバー7L及び操作レバー90
を実線で示す脱穀作業位置に切換固定した状態において
は、ロックレバー7Lによってロック機構7のロック片
70がロックピン71に係合して、扱室ケース6を下部
ケース30に固定した脱穀作業姿勢に的確に固定するの
で脱穀作業を良好に行うことができる。このとき、支持
機構9のストッパ90は、支持ピン6Pに枢支された状
態において、ワイヤ99とスプリング95によってスト
ッパーピン91に接当することなく垂下状にバランス支
持されているので、脱穀機3の機体振動等に起因する接
当音等を生ずることなく適正な支持待機姿勢に支持され
ている。
【0023】そして、扱室ケース6を上動して扱室3a
の上方を開放して脱穀機3内のメンテナンス作業をする
際には、ロックレバー7Lを点線で示すように扱口カバ
ー63を取着する取付ブラケット60のガイド溝65に
沿わせ上方に回動操作し、その上端の鉤型の溝に係止す
ると、ロック片70がロックピン71との係合を解除す
るので、この状態において扱室ケース6を両手で持ち上
げて上動開動してメンテナンス姿勢に切換えることがで
きるものである。
【0024】このように扱室ケース6が支点軸31を中
心に上動されると、前記支持機構9のストッパ90がス
トッパーピン91にスプリング95で押接付勢されなが
ら共に上動変位することとなり、上記扱室ケース6のメ
ンテナンス姿勢位置でその係止部92をスプリング95
の付勢力並びに自重によってストッパーピン91に自動
的に係合させて、扱室ケース6をストッパ90を介し下
部ケース30に支持固定すると共に、扱室3aの上方を
大きく開放させたメンテナンス姿勢に簡単且つ確実に切
換保持することができるので、メンテナンス作業を良好
に行うことができるものである。
【0025】このとき図3に示すようにストッパ90は
支持姿勢に回動変位しておりこの結果、扱室ケース6に
取着されているワイヤ99は、そのフック部99aがス
トッパ90の操作溝93内をスライドし他端部に逃がさ
れて位置すると共に、該フック部99aはスプリング9
6で引っ張られることにより、ワイヤ99の屈折を防止
して次位の支持解除操作が支障なく行われるようにして
いる。また、上記ストッパ90は、その枢支部(支持ピ
ン)6Pを扱室ケース6に支点軸31に近接した部位に
設けていることにより、該ストッパ90の長さを長大に
することなく支持機構9を奥側部位にコンパクトに設置
構成しているので、穀稈の搬送を阻害したり他の機構に
支障を与えることなく且つ扱室ケース6をメンテナンス
姿勢に的確に支持することができる。
【0026】そして、メンテナンス作業終了時において
扱室ケース6を元の脱穀作業姿勢に復帰させるときは、
作業者は扱口側から扱室ケース6を片手で支えながら他
方の手で、扱口カバー63内方に露出状態ある操作レバ
ー90を引き操作することにより、ワイヤ99を介しス
プリング95,96に抗してストッパ90をストッパー
ピン91から外し支持機構9の支持を簡単に解除するこ
とができ、これと同時に操作レバー90から手を離しそ
の近傍を支え、扱室ケース6を両手で安定よく下降回動
させることができ、次いで、扱室ケース6は所定位置に
下動されると両側のロックレバー7L,7Lをガイド溝
65に沿って下方に回動することにより、ロック機構7
のロック片70によって扱室ケース6を、下部ケース3
0に対し脱穀作業姿勢に簡単且つ確実に固定することが
できて、メンテナンス作業を能率よく行うことができる
ものであると共に、再び良好な脱穀作業を行うことがで
きる。
【0027】このような作業において、操作レバー9L
は扱口カバー63から露出させることなくその内側に操
作可能に設けていることにより、脱穀作業姿勢において
フィードチェン3Fによって搬送される穀稈の搬送を阻
害することなく、且つ該操作レバー9Lが機外に突出す
ることによる人体の接触や衣服等の引っ掛かりを防止す
ることができると共に、扱室ケース6を上動させたメン
テナンス姿勢においても操作レバー9Lが不慮に操作さ
れることを防止することができる等の利点がある。
【0028】また、上記操作レバー9Lは扱口カバー6
3の内側で前後巾の略中央部位に設けてあることによ
り、右利き左利きの何れの作業者にとっても作業性よく
容易に操作することができるものである。尚、ロックレ
バー7Lは取付ブラケット60のガイド溝65に挿通さ
せた状態において、扱口カバー63に通孔66を形成す
ることなく、扱口カバー63の外側を通して扱口カバー
63の外方に突出するように設けてもよい。また、本発
明は、この実施形態では扱口カバー63を上下回動する
ことによりメンテナンス作業を行う脱穀機3について示
したが、これに限ることなく扱室ケース6を固定側の機
枠とした状態で、天板6cを該固定側の機枠に上下回動
可能に固定するようにロック機構7を設けて、該天板6
cを開閉操作し扱室3a内のメンテナンス作業を行うよ
うにした脱穀機においても適用することができるもので
ある。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より次のような効果を奏する。請求項1の発明により、
脱穀機の扱口上方を覆う扱口カバーの内方に、扱室ケー
ス又は天板の上動姿勢を保持する支持機構を解除する操
作レバーを設けることにより、扱口カバーの表面からレ
バーを突出させないで人体の接触や衣服等の引っ掛かり
を防止すると共に、扱室ケース又は天板を上動させたメ
ンテナンス姿勢において、外側に突出させないものであ
りながら、レバーは良好に視認し得てレバーの誤操作を
防止することができる。
【0030】請求項2の発明により、扱室ケース又は天
板が上動すると、係合方向に付勢支持した支持部材は固
定側の係合部に自動的に係合するので、扱室ケースをメ
ンテナンス作業姿勢に簡単且つ的確に支持することがで
きてメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
【0031】請求項3の発明により、支持部材の枢支部
を支点軸に近接させて設けることにより、支持部材の長
さを長大にすることなく支持機構を奥側部位にコンパク
トに纏めて設置構成することができると共に、この下方
で脱穀機内のメンテナンス作業を行う際に、支持部材に
支障されることなく容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる脱穀機を搭載したコンバインを
示し、(A)は側面図。(B)は平面図。
【図2】脱穀機の要部を一部断面して示す正面図。
【図3】(A)は脱穀機の要部を一部断面して示す背面
図。(B)は出口側板と支持機構の構成を示す平断面
図。
【図4】扱口カバー及び操作レバーの取付け構成を示す
斜視図。
【符号の説明】
3 脱穀機 3a 扱室 3d 扱口 3F フィードチェン 3K 挟持レール 6 扱室ケース 6a 入口側板 6b 出口側板 6c 天板 6d 扱口壁枠 6K 扱胴 6P 支持ピン(枢支部) 7 ロック機構 7L ロックレバー 9 支持機構 9L 操作レバー 15 藁切刃 30 下部ケース 31 支点軸 60 取付ブラケット 63 扱口カバー 90 ストッパ(支持部材) 91 ストッパーピン(係合部) 95 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板持 透 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴を入口側板と出口側板間で軸架しそ
    の上方を天板で覆う扱室ケースを形成すると共に、該扱
    室ケース又は上記天板を支点軸を中心として上下回動可
    能になした脱穀機において、前記扱室ケースの上動姿勢
    を保持する支持機構を設けると共に、上記扱室ケース又
    は天板に扱口に沿設されるフィードチェンの上方を覆う
    扱口カバーを設け、該扱口カバーの内方に上記支持機構
    の解除作動を行わせる操作レバーを一体的に設けること
    を特徴とする脱穀機の扱室開閉装置。
  2. 【請求項2】 扱室ケース又は天板に支持機構の支持部
    材を枢支すると共に、該支持部材を固定側に設けた係合
    部側に向けて付勢させることにより、扱室ケース又は天
    板の上動姿勢において支持部材を係合部に自動的に係合
    させる請求項1の脱穀機の扱室開閉装置。
  3. 【請求項3】 支持機構の支持部材の枢支部を支点軸に
    近接させて設ける請求項1又は2の脱穀機の扱室開閉装
    置。
JP27655796A 1996-10-18 1996-10-18 脱穀機の扱室開閉装置 Expired - Lifetime JP3361703B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009638A (ja) * 2001-07-03 2003-01-14 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 脱穀機の扱室構造

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