JPH10120353A - エスカレーター装置 - Google Patents

エスカレーター装置

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Publication number
JPH10120353A
JPH10120353A JP27582796A JP27582796A JPH10120353A JP H10120353 A JPH10120353 A JP H10120353A JP 27582796 A JP27582796 A JP 27582796A JP 27582796 A JP27582796 A JP 27582796A JP H10120353 A JPH10120353 A JP H10120353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
base
drive shaft
wheelchair
energy
Prior art date
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Pending
Application number
JP27582796A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Uchida
太 内田
Toshiyuki Tamatsu
寿之 玉津
Wahei Kojima
和平 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Mito Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP27582796A priority Critical patent/JPH10120353A/ja
Publication of JPH10120353A publication Critical patent/JPH10120353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、一つの駆動源によって駆動される複
数の可動部の可動範囲にバラツキが生じても各可動部の
不完全動作をなくすことができるエスカレーター装置を
提供することにある。 【解決手段】本発明は、無端状に連結した複数の踏段の
中に複数の可動部を有する車椅子搭載用踏段(9,1
0,11)を連結したエスカレーター装置において、前
記車椅子搭載用踏段(9,10,11)に設けたエネル
ギー入力部(31)と、前記上階側と下階側の固定部に
設けられ前記エネルギー入力部(31)にエネルギーを
供給するエネルギー供給部(47,50)と、前記エネ
ルギー入力部に供給されたエネルギーによって駆動され
る駆動軸26,70と、この駆動軸26,70と前記複
数の可動部との間に設けたクラッチ59,60,78,
87とを備えたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常時は一般乗客
の運搬を行い、車椅子運搬時には車椅子搭載踏面を形成
するように構成したエスカレーター装置に係り、特に、
車椅子搭載面を形成するのに好適なエスカレーター装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車椅子運搬時に車椅子搭載踏面
を形成するように構成したエスカレーター装置は、例え
ば特開平5−201683 号公報記載のように、車椅子搭載用
踏段を構成する一踏段内に複数の可動部を有し、これら
可動部を一つの駆動源からの動力で駆動するようにし
て、駆動源の数を最小限にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、一
つの駆動源によって複数の可動部を同時に駆動する構成
のため、製作誤差や調整誤差などにより、可動部の可動
範囲にバラツキが生じると、可動部の一方が所定範囲駆
動された場合、他方の可動部が駆動の途中にもかかわら
ず停止される問題があり、特に車椅子搭載用踏段におい
ては一部でも可動部が完全に駆動されないまま動作を終
了すると、運転中に車椅子が転落するなどの事故につな
がるので、全可動部の不完全動作は皆無としなければな
らない。
【0004】本発明の目的は、一つの駆動源によって駆
動される複数の可動部の可動範囲にバラツキが生じても
各可動部の不完全動作をなくすことができるエスカレー
ター装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、無端状に連結した複数の踏段を上階側と
下階側との間で回動させ、この回動する複数の踏段の中
に複数の可動部を有する車椅子搭載用踏段を連結したエ
スカレーター装置において、前記車椅子搭載用踏段に設
けたエネルギー入力部と、前記上階側と下階側の固定部
に設けられ前記エネルギー入力部にエネルギーを供給す
るエネルギー供給部と、前記エネルギー入力部に供給さ
れたエネルギーによって駆動される駆動軸と、この駆動
軸と前記複数の可動部との間に連結されたクラッチとを
備えたのである。
【0006】上記構成によれば、複数の可動部の一方が
駆動を完了しても、クラッチによって駆動源は停止する
ことなく他方の可動部を駆動し続けることができるの
で、仮に製作誤差や調整誤差があったとしても一部の可
動部を可動途中で停止させることはなくなり、各可動部
の不完全動作をなくすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図1
〜図11に沿って説明する。車椅子を搭載して運搬する
ためのエスカレーター装置は、一般のエスカレーター装
置と同様に、上部階床1と下部階床2との間に跨って設
置した枠体3と、この枠体3の上部乗降床4と下部乗降
床5との間で回動させる無端状に連結した複数の通常の
踏段6と、前記踏段6の両側にその回動方向に沿って立
設した欄干パネル7と、この欄干パネル7の周縁を前記
踏段6と同期して移動する移動手摺8とを備えている。
そして、前記踏段6の列の途中に車椅子を搭載するた
め、第1踏段9,第2踏段10,第3踏段11の三つの
隣接する特定踏段を備えている。これら踏段9〜11は
通常時は外観的には通常の踏段6と同形状及び同機能を
有するものであり、夫々の踏段9〜11は踏段枠体から
なる踏段基部12〜14に前輪15及び後輪16を備
え、前記枠体3内に設けられたガイドレール17,18
上を走行して移動する。
【0008】前記第1踏段9は、車椅子搭載時に基準踏
段となるもので、踏段基部12と踏板9Fとが固定され
ている。この第1踏段9の下段側に隣接する第2踏段1
0は、車椅子搭載時に踏段基部13に対して踏板10F
が水平を維持して上方に一段分変位できるように構成さ
れている。さらに、この第2踏段10の下段側に隣接す
る第3踏段11も、車椅子搭載時に踏段基部14に対し
て踏板11Fが水平を維持して上方に二段分変位できる
ように構成されている。
【0009】前記第2踏段10の踏板10Fは、車椅子
搭載時にガイドレール17,18の傾斜区間(図6)に
おいて、水平を維持して上方に変位して第1踏段9の踏
板9Fと面一となるように、平行リンク機構19によっ
て踏段基部13に連結されている。前記第3踏段11の
踏板11Fも、車椅子搭載時に同区間において、水平を
維持して上方に変位して踏板9F,10Fと面一となる
ように、平行リンク機構20,21によって踏段基部1
4に連結されている。尚、平行リンク機構20,21間
には、中間基部14Mが設けられている。
【0010】さらに、前記第2踏段10の踏段基部13
にはライザ22が設けられており、前記第3踏段11
は、踏段基部14に第1ライザ23が設けられ、中間基
部14Mに第1ライザ23の内側に収納される第2ライザ
24が設けられ、踏板11Fに第2ライザ24の内側に
収納される第3ライザ25が設けられている。
【0011】前記第2踏段10は、後述する可動部を駆
動するために、踏段基部13から踏板10Fの裏面にか
けて垂直に配置された駆動軸26を有する。この駆動軸
26は基部側駆動軸27と可動側駆動軸28とから構成
され、基部側駆動軸27は軸受29によって踏段基部1
3に軸支され、可動側駆動軸28は軸受30によって踏
板10Fの裏面に軸支されている。
【0012】前記基部側駆動軸27は、踏段基部13よ
りも下側となる端部にエネルギー入力部となる、云い代
えれば動力入力部となるスプロケット31を水平に固定
しており、上端には基部側継手円板32を水平に固定
し、さらに、スプロケット31と基部側継手円板32の
中間には基部側駆動円板33を水平に支持している。
【0013】前記可動側駆動軸28は、下端に前記基部
側継手円板32と対向する可動側継手円板34を水平に
固定しており、その上部に可動側駆動円板35を水平に
支持している。
【0014】前記基部側駆動円板33は、2本の連結桿
36A,36Bの一端部を回転できるようにピン連結し
ている。これら連結桿36A,36Bの他端部は、前記
踏段基部13に軸支されたフック37A,37Bに回転
できるようにピン連結している。これらフック37A,
37Bはその支軸を中心とする円弧状の係合爪38A,
38Bを有し、この係合爪38A,38Bと対向する第
3踏段11の中間基部14Mに係合体39A,39Bを
設けている。
【0015】一方、前記可動側駆動円板35は、2本の
連結桿40A,40Bの一端部を回転できるようにピン
連結している。これら連結桿40A,40Bの他端部
は、前記踏板10Fに軸支されたフック41A,41B
に回転できるようにピン連結している。これらフック4
1A,41Bはその支軸を中心とする円弧状の係合爪4
2A,42Bを有し、この係合爪42A,42Bと対向
する隣接踏段11の踏板11Fに係合体43A,43B
を設けている。
【0016】前記各フック37A,37B,41A,4
1Bが車椅子搭載用踏段に設けられた複数の可動部とな
る。
【0017】上記構成により、基部側駆動軸27と可動
部であるフック37A,37B間に、基部側駆動円板3
3と連結桿36A,36Bからなる基部側動力伝達部が
構成される。また、可動側駆動軸28と可動部であるフ
ック41A,41B間に、可動側駆動円板35と連結桿
40A,40Bからなる可動側動力伝達部が構成される
のである。
【0018】前記第1踏段9も、第2踏段10の駆動軸
26,スプロケット31,基部側駆動円板33,連結桿
36A,36Bに相当する動力伝達機構を有し、これに
よって係合爪45A,45Bを有するフック44A,4
4Bを駆動し、前記第2踏段10の踏板10Fに設けた
係合体46A,46Bに係合するようにしている。
【0019】前記水平に配置されたスプロケット31に
対向する乗降床4,5近傍の枠体3には、エネルギー供
給部となる、云い代えればスプロケット31に動力を付
与するラック48,51とその昇降機構49,52とか
らなる動力付与機構47,50を設けている。
【0020】前記基部側継手円板32と可動側継手円板
34は、図7〜図10に示すように構成されている。即
ち、可動側継手円板34の外周部には、駆動軸28と平
行に上から下に向かって突出させた連結ピン54が設け
られ、この連結ピン54が基部側継手円板32に設けた
係合穴53に係合することによって回転力を伝達するよ
うに構成されている。
【0021】前記基部側継手円板32の係合穴53は、
前記連結ピン54の周囲に隙間gを有して貫通するする
ように前記連結ピン54と同心的に設けられている。そ
して、基部側継手円板32には、係合穴53を貫通する
連結ピン54が常に係合穴53の中心に位置するよう
に、求心機構が設けられている。その機構は、まず、係
合穴53に直角に連通するように設けられた案内穴55
A,55Bと、前記係合穴53内の連結ピン54に対し
て当接するように前記案内穴55A,55Bに挿入され
た押圧ピン56A,56Bと、これら押圧ピン56A,
56Bを連結ピン54に向かって押圧する押圧ばね57
A,57Bと、押圧ピン56A,56Bの後端を貫通さ
せて前記案内穴55A,55B端を塞ぐばね座58A,
58Bとから構成されている。しかも押圧ピン56A,
56Bの連結ピン54への当接位置を、連結ピン54を
基部側駆動軸27を中心として回転した場合の回転軌跡
上にしたものである。
【0022】さらに、図7,図10に示すように、基部
側駆動軸27と基部側駆動円板33との間及び可動側駆
動軸28と可動側駆動円板35との間には、夫々揺動機
構とクラッチ64が設けられている。揺動機構は、基部
側駆動軸27,可動側駆動軸28の夫々にキー62によ
って固定された歯車体61と、この歯車体61と回転方
向に余裕をもって係合する凹溝を有する筒体63とで構
成されている。この筒体63と前記基部側駆動円板3
3,可動側駆動円板35のボス33B,35B間に周知
のクラッチ59,60を設けている。
【0023】上記構成において、エスカレーター装置の
両乗降口近傍、例えば、建屋の壁などに車椅子利用スイ
ッチ64A,64Bを設け、さらに車椅子運転スイッチ
65A,65Bを設けている。
【0024】車椅子利用スイッチ64A,64Bは、車
椅子利用者がエスカレーター装置を利用したいときに押
すもので、車椅子利用スイッチ64A,64Bが押され
ると係員が来てその後の操作を行うか、係員がいない場
合に図示しない表示装置にその後の操作を案内(音声や
表示による案内)するものである。
【0025】車椅子運転スイッチ65A,65Bは、通
常運転中のエスカレーター装置を車椅子搭載運転モード
に切り換えるもので、複数のスイッチから構成されてい
る。以上のように構成されたエスカレーター装置におい
て、特定踏段である第1踏段9,第2踏段10,第3踏
段11は、通常運転時には、一般の踏段6と同じように
機能し、一般乗客の運搬に供する。
【0026】上記通常運転中において、車椅子利用者が
エスカレーター装置を利用して下部階床2から上部階床
1へ移動しようと、車椅子利用スイッチ64Bを押す
と、係員が来て一般乗客の乗り込みを禁止し、一般乗客
の利用がなくなったのを確認して車椅子運転スイッチ6
5Bの一つを押す。
【0027】車椅子運転スイッチ65Bの押圧により、
エスカレーター装置は特定踏段である三つの隣接する第
1踏段9,第2踏段10,第3踏段11を下部乗降床5
から現して停止する。この状態において、係員は第1踏
段9,第2踏段10,第3踏段11の連続する踏板9
F,10F,11F上に車椅子を乗り込ませる。
【0028】その後、係員が車椅子運転スイッチ65B
の中の別のスイッチを押すと、動力付与機構50の昇降
機構52が駆動されラック51が所定位置まで上昇す
る。同時に、図示しない車止めが図示しない駆動装置に
よって前記第3踏段11の踏板11Fのライザ25側寄
りから突出する。
【0029】車止めの突出が検出された後、エスカレー
ター装置は運転を開始する。この運転開始により三つの
隣接する第1踏段9,第2踏段10,第3踏段11は上
部階床1側への移動を開始し、その際、上昇したラック
51にスプロケット31が噛み合って回転し、駆動軸2
6を回転させる。
【0030】駆動軸26の回転により、各基部側駆動円
板33,可動側駆動円板35が回転し、夫々にピン連結
された連結桿36A,36B,40A,40Bを介して
夫々のフック37A,37B,41A,41Bを回動さ
せ、その係合爪38A,38B,42A,42Bを対向
する係合体39A,39B,43A,43Bに係合させ
る。同様に第1踏段9のフック44A,44Bの係合爪
45A,45Bを第2踏段10の係合体46A,46B
に係合させる。
【0031】上記動作によって隣接する第1踏段9,第
2踏段10,第3踏段11の各踏板9F,10F,11
Fは連結される。
【0032】所定時間経過後に、動力付与機構50は元
の位置に戻る。
【0033】連結された第1踏段9,第2踏段10,第
3踏段11が下部乗降床5近傍の水平区間から凹曲線区
間を経由して傾斜区間に進むにつれて、第1踏段9と第
2踏段10との間に段差を生じるが、踏板10Fと踏板
9Fとは連結されているので、踏板10Fは踏板9Fに
追従して踏段基部13から離れて上方に変位する。この
変位時に踏板10Fは平行リンク機構19によって踏段
基部13上に水平に連結されているので、傾斜すること
はない。
【0034】同様に、第3踏段11の踏板11Fも踏板
10Fに連結されているので、踏板11Fは踏板10F
に追従して踏段基部14,中間基部14Mから離れて上
方に変位する。この変位時に踏板11Fは平行リンク機
構20,21によって踏段基部14,中間基部14M上
に夫々連結されているので、傾斜することはない。
【0035】前記踏板10Fの上方への変位により、駆
動軸26は基部側継手円板32と可動側継手円板34と
の間で基部側駆動軸27と可動側駆動軸28とに分離さ
れる。
【0036】水平に維持された踏板9F,10F,11
Fが傾斜区間を通過し、上部乗降床4側の凸曲線区間に
入ると、離れていた基部側駆動軸27と可動側駆動軸2
8とは次第に接近して基部側継手円板32と可動側継手
円板34とで再連結し、踏板10F,11Fは夫々の踏
段基部13及び踏段基部14,中間基部14M上に次第
に接近して再載置される。
【0037】この状態で第1踏段9,第2踏段10,第
3踏段11は、上部乗降床4に連なる水平区間にて停止
する。
【0038】第1踏段9,第2踏段10,第3踏段11
が停止し、車椅子を降ろしたあと、係員が車椅子運転ス
イッチ65Aの中の一つを押すと、動力付与機構47の
昇降機構49が駆動されラック48が所定位置まで上昇
し、エスカレーター装置は再起動されて移動する。この
移動により、上昇したラック48にスプロケット31が
噛み合って回転し、駆動軸26を逆回転させる。
【0039】駆動軸26の回転により、各基部側駆動円
板33,可動側駆動円板35が逆回転し、夫々にピン連
結された連結桿36A,36B,40A,40Bを介し
て夫々のフック37A,37B,41A,41Bを逆回
動させ、係合していた係合爪38A,38B,42A,
42Bを係合体39A,39B,43A,43Bから引
き離す。同様に第1踏段9のフック44A,44Bの係
合爪45A,45Bも第2踏段10の係合体46A,4
6Bから引き離すと共に、踏板11Fから突出していた
車止めを元に戻す。
【0040】上記動作によって隣接する第1踏段9,第
2踏段10,第3踏段11の各踏板9F,10F,11
Fの連結は解かれ、エスカレーター装置は通常運転速度
に復帰する。
【0041】所定時間経過後、動力付与機構47は元の
位置に戻る。
【0042】上記動作のように第2踏段10内にある二
つの可動部(フック37A,37B及びフック41A,
41B)を一つの駆動源によって駆動することができ
る。
【0043】尚、図4に示すように、仮に、製作誤差や
調整誤差により、例えば、フック37A,37Bの係合
爪38A,38Bの可動ストロークS2 がフック41
A,41Bの係合爪42A,42Bの可動ストロークS
1 よりも短く形成され、実働時に、先に係合爪38A,
38Bが係合体39A,39Bとの係合を完了した場合
でも、基部側駆動円板33と基部側駆動軸27との間の
クラッチ59が滑るので、基部側駆動軸27は可動側回
転軸28の回転を続けることができ、フック41A,4
1Bの係合爪42A,42Bを係合体43A,43Bに
係合させることができる。この逆の場合も同様である。
【0044】したがって、フック37A,37B及びフ
ック41A,41Bの一方側の動作終了によって他方側
の動作が中断されることがなくなり、不完全係合をなく
すことができる。
【0045】さらに、フック37A,37B及びフック
41A,41Bの係合及び係合解除の時間差により可動
側駆動軸28と基部側駆動軸27とが角度がずれたまま
再連結しようとするので、図9に示すように、基部側継
手円板32の係合穴53の中心に対して可動側継手円板
34の連結ピン54が変心して挿入され、偏った側の押
圧ピン56Bを押圧ばね57Bを圧縮して変位させ、反
対側の押圧ピン56Aから離れた状態になる。挿入後、
連結ピン54を反対側の押圧ピン56Aに当接させるま
で、押圧ばね57Bの圧縮反力によって押圧ピン56B
を係合穴53の中心に押し戻す。このとき、基部側継手
円板32は反力を受けて時計回り方向に回動する。この
回動により本来なら基部側駆動軸27を介して基部側駆
動円板33も回動してフック37A,37Bを駆動して
しまうのであるが、図10に示すように、基部側駆動円
板33は基部側駆動軸27の歯車体61に対して回転方
向に余裕をもって係合する凹溝を有する筒体63を介在
させているので、基部側継手円板32の回動は筒体63
と歯車体61との間で吸収されるので、基部側駆動円板
33に回動が伝わることはなく、フック37A,37B
を駆動させることはない。
【0046】尚、前記反力が可動側継手円板34を回動
させる場合にも、可動側駆動円板35と可動側駆動軸2
8との間には図10に示す構成が存在するので、可動側
駆動円板35まで回動させることはない。
【0047】上記実施の形態は、第1踏段9,第2踏段
10,第3踏段11を車椅子搭載用の特定踏段とし、そ
のうち踏板10Fが上方に変位する第2踏段10内の複
数の可動部を一つの駆動源によって各可動部が不完全動
作をせずに駆動できる構成を説明したが、図12〜図1
4に示すような実施の形態もある。
【0048】即ち、図12〜図14に示す構成は、車椅
子搭載用の踏面を第1踏段9と第2踏段10の二つの隣
接する特定踏段の踏板9F,10Fで構成したもので、
第2踏段10内に二つの可動部を有するものである。
【0049】前記第1踏段9は、車椅子搭載時に基準踏
段となるもので、踏段基部12と踏板9Fとが固定され
ており、この第1踏段9の下段側に隣接する第2踏段1
0は、車椅子搭載時に踏段基部13に対して踏板10F
が水平を維持して上方に一段分変位できるように構成さ
れている点、前記第2踏段10の踏板10Fが、車椅子
搭載時にガイドレール17,18の傾斜区間において、
水平を維持して上方に変位して第1踏段9の踏板9Fと
面一となるように、平行リンク機構(図示せず)によって
踏段基部13に連結されている点で、前記実施の形態と
同じである。
【0050】ただ、前記第2踏段10の踏段基部13に
は第1ライザ22Aが設けられており、この第1ライザ
22Aの内側に収納される第2ライザ22Bが踏板10
Fに設けられている点が外観的に異なる。
【0051】さらに、前記第2踏段10は、後述する二
つの可動部を駆動するために、踏段基部13から踏板1
0Fの裏面にかけて垂直に配置された駆動軸70を有す
る。この駆動軸70は基部側駆動軸71と可動側駆動軸
72とから構成され、基部側駆動軸71は軸受によって
踏段基部13に軸支され、可動側駆動軸72は軸受によ
って踏板10Fの裏面に軸支されている。
【0052】前記基部側駆動軸71は、踏段基部13よ
りも下側となる下端に動力入力部となるスプロケット3
1を水平に固定しており、上端には係合穴74を設けた
基部側継手円板73を水平に固定している。尚、前記ス
プロケット31を駆動するための動力付与機構は前記実
施の形態と同じである。
【0053】前記可動側駆動軸72は、下端に前記基部
側継手円板73と対向し前記係合穴74と係合する連結
ピン76を設けた可動側継手円板75を水平に固定して
おり、その上部に可動側駆動円板77を水平に支持して
いる。
【0054】この可動側駆動円板77は前記可動側駆動
軸72との間にクラッチ78を介在させており、2本の
連結桿79A,79Bの一端部を回転できるようにピン
連結している。これら連結桿79A,79Bの他端部
は、前記踏板10Fの裏面に軸支されたフック80A,
80Bに回転できるようにピン連結している。このフッ
ク80A,80Bと対向する第1踏段9に係合体81
A,81Bを設けている。また、前記可動側駆動軸72
は、前記可動側継手円板75と前記可動側駆動円板77
との間に傘歯車82を水平に固定しており、この傘歯車
82と噛み合う傘歯車83を軸長が踏板幅方向に延在す
るように踏板10F側に軸支している。この傘歯車83
と同軸に平歯車84が設けられ、この平歯車84と噛み
合う歯車85が回転軸86にクラッチ87を介して支持
されている。この回転軸の両側には夫々歯車88A,8
8Bが設けられ、この歯車88A,88Bに噛み合う歯
車89A,89Bが夫々踏板10F側に軸支されてい
る。
【0055】そして、踏板10F側には夫々歯車89
A,89Bと噛み合うラック91A,91Bを有する車
止め90A,90Bが案内支持されている。
【0056】上記構成において、車椅子乗車位置にて、
第1踏段9と第2踏段10に車椅子搭載後、駆動軸70
を図示しない踏段外の動力付与機構によって回転させ
る。この駆動軸70の回転により、可動側駆動円板7
7,連結桿79A,79Bを介してフック80A,80
Bを回動して隣接する第1踏段9の係合体81A,81
Bに係合させる。同時に、傘歯車82,傘歯車83,平
歯車84,歯車85,回転軸86,歯車88A,88
B,歯車89A,89Bを介して車止め90A,90Bを
上昇させ、踏板10Fの表面から突出させる。
【0057】他方、車椅子降車位置においては、前記実
施の形態と同じように、上記とは逆の順序でフック80
A,80B及び車止め90A,90Bを元に戻す。
【0058】上記フック80A,80B及び車止め90
A,90Bの駆動時に、製作誤差や調整誤差などによ
り、両者の動作時間に差が生じるような場合には、可動
側駆動軸72と可動側駆動円板77との間のクラッチ7
8及び回転軸86と歯車85との間のクラッチ87によ
って、一方の動作終了によって他方の動作が中断される
ことはなくなる。
【0059】上記各実施の形態は、いずれも上方に変位
する踏板側に設けられた複数の可動部を駆動するため
に、駆動軸を二分割構造にし一対の継手円板を用いて連
結あるいは分離できるように構成したが、前記継手円板
を用いる代わりに伸縮自在な駆動軸を用いてもよい。
【0060】さらに、上記各実施の形態は、いずれもエ
ネルギー供給部とエネルギー入力部とは踏段の移動に伴
う力を利用したものである。しかし、エネルギーとして
電力を用い、前記エネルギー供給部には電源に接続され
た可動接触子を位置させ、エネルギー入力部には駆動軸
を回転させる電動機に電気的に接続された固定接触子を
位置させ、前記可動接触子を昇降させることで固定接触
子と可動接触子との接触,解離を行い、これにより電動
機へ通電及び遮断することによって駆動軸の回転及び停
止を行うようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば一
つの駆動源によって駆動される複数の可動部の可動範囲
にバラツキが生じても各可動部の不完全動作をなくすこ
とができるエスカレーター装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエスカレーター装置の複数の可動部を
有する踏段の一実施の形態を示す縦断正面図。
【図2】図1の動作時を示す縦断正面図。
【図3】図1の踏板を除去した平面図。
【図4】図3のフックの動作説明図。
【図5】本発明のエスカレーター装置の乗降部における
特定踏段を示す縦断概略側面図。
【図6】本発明のエスカレーター装置の傾斜路における
特定踏段を示す縦断概略側面図。
【図7】本発明のエスカレーター装置の複数の可動部を
有する踏段の駆動軸を示す斜視図。
【図8】図7の基部側継手円板を示す横断平面図。
【図9】図8の動作図。
【図10】図7の基部側及び可動側駆動円板を示す横断
平面図。
【図11】エスカレーター装置を示す概略側面図。
【図12】本発明のエスカレーター装置の複数の可動部
を有する踏段の別の実施の形態を示す縦断側面図。
【図13】図12の動作図。
【図14】図12の平面図。
【符号の説明】
9…第1踏段、10…第2踏段、11…第3踏段、26
…駆動軸、31…スプロケット、32…基部側継手円
板、33…基部側駆動円板、34…可動側継手円板、3
5…可動側駆動円板、36A,36B,40A,40B
…連結桿、37A,37B,41A,41B…フック、
39A,39B,43A,43B…係合体、59,60
…クラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉津 寿之 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立システムプラザ勝田 日立水戸エンジニ アリング株式会社内 (72)発明者 小嶋 和平 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結した複数の踏段を上階側と下
    階側との間で回動させ、この回動する複数の踏段の中に
    複数の可動部を有する車椅子搭載用踏段を連結したエス
    カレーター装置において、前記車椅子搭載用踏段に設け
    たエネルギー入力部と、前記上階側と下階側の固定部に
    設けられ前記エネルギー入力部にエネルギーを供給する
    エネルギー供給部と、前記エネルギー入力部に供給され
    たエネルギーによって駆動される駆動軸と、この駆動軸
    と前記複数の可動部との間に連結されたクラッチとを備
    えたことを特徴とするエスカレーター装置。
  2. 【請求項2】前記車椅子搭載用踏段は踏段基部に対して
    上方に変位する可動踏板を有し、前記可動部は前記可動
    踏板側に設けられ、前記駆動軸は踏段基部と可動踏板間
    の変位に追従するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のエスカレーター装置。
  3. 【請求項3】上階側と下階側との間で回動する無端状に
    連結した複数の踏段列の中に、踏段基部に対して上方に
    変位する可動踏板を含めて複数の可動部を有する車椅子
    搭載用踏段を設けたエスカレーター装置において、前記
    車椅子搭載用踏段に設けたエネルギー入力部と、前記上
    階側と下階側の固定部に設けられ前記エネルギー入力部
    にエネルギーを供給するエネルギー供給部と、前記エネ
    ルギー入力部に供給されたエネルギーによって駆動され
    る駆動軸とを備え、この駆動軸を、前記可動踏板に軸支
    した可動側駆動軸と前記踏段基部に軸支した基部側駆動
    軸とで構成し、かつ前記可動側駆動軸には前記可動踏板
    側の可動部を駆動する可動側動力伝達部を設け、前記基
    部側駆動軸には前記踏段基部側の可動部を駆動する基部
    側動力伝達部を設けたことを特徴とするエスカレーター
    装置。
  4. 【請求項4】前記駆動軸は、前記基部側駆動軸と可動側
    駆動軸との間に、解離可能な継手を備えていることを特
    徴とする請求項3記載のエスカレーター装置。
  5. 【請求項5】前記継手は、求心機能を有する揺動機構を
    備えていることを特徴とする請求項3記載のエスカレー
    ター装置。
JP27582796A 1996-10-18 1996-10-18 エスカレーター装置 Pending JPH10120353A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154855A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 可動衝立付き踏段およびエスカレータ

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JP2017154855A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 可動衝立付き踏段およびエスカレータ

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