JPH10120614A - 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 - Google Patents

2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法

Info

Publication number
JPH10120614A
JPH10120614A JP8299391A JP29939196A JPH10120614A JP H10120614 A JPH10120614 A JP H10120614A JP 8299391 A JP8299391 A JP 8299391A JP 29939196 A JP29939196 A JP 29939196A JP H10120614 A JPH10120614 A JP H10120614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bisulfite
methyl
naphthoquinone
aqueous phase
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8299391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Monoe
宏幸 物江
Koichi Kanehira
浩一 金平
Hironobu Tamai
洋進 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP8299391A priority Critical patent/JPH10120614A/ja
Publication of JPH10120614A publication Critical patent/JPH10120614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高純度の2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる
方法を提供する。 【解決手段】 2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウム又は亜硫酸水素アミン塩の1種以上の亜硫
酸水素塩を含有する水溶液(B)を接触させて、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンを2−メチル−1,4−ナ
フトキノン亜硫酸水素塩に変換析出させる第1工程、2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩析出物を
含有する混合物から析出物と残余の混合液を分離取得す
る第2工程、第2工程で得た混合液から水相を分離取得
する第3工程、得た水相をBの少なくとも1部として第
1工程に循環する第4工程からなる2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩(2−メチル−1,4−
ナフトキノンと亜硫酸水素塩との付加物)の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】2−メチル−1,4−ナフトキノンは、
メナジオンあるいはビタミンK3 といわれ、動物の止血
剤等として有用である。しかしながら、この化合物は熱
や光に対する安定性が低く、また、皮膚に対して刺激性
があるので、通常、亜硫酸水素塩に変換し、安定化した
上で保存、流通される。また、2−メチル−1,4−ナ
フトキノンの亜硫酸水素塩は、それ自体、医薬品や飼料
の添加物としても有用である。
【0003】2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸
水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸
水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム等の亜硫酸水素塩
の反応によって生成し、通常水溶液の形で得られる。例
えば、米国特許第3,657,286号明細書には、
四塩化炭素と水の存在下に2−メチル−1,4−ナフト
キノンと亜硫酸水素塩を反応させ、2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩を含有する水相を分離取得
する方法が記載されている。そして、同明細書には、得
られた水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩の単離は、スプレードライ法による水の除
去、あるいはイソプロパノールなどの溶媒を加えて沈澱
させる方法などによって実施できることが開示されてい
る。
【0004】また、特公平7−98773号公報に
は、2−メチルナフタレンを酸化することによって得ら
れた、6−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する2
−メチル−1,4−ナフトキノンをジエン化合物で処理
して副生物である6−メチル−1,4−ナフトキノンを
ディールス・アルダー付加体とした後、2−メチル−
1,4−ナフトキノンを亜硫酸塩として水相に抽出する
方法が記載されている。そして、同公報には、得られた
水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の単離は、メタノールやアセトンといった溶媒を添
加して沈澱させる方法、あるいは塩化ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、クエン酸の塩などを加えて塩析させる方
法などによって実施されることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、水溶液
の形で得られた2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩は、スプレードライ法により水を除去する方
法、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法、塩析
させる方法などによって単離されているが、これらの方
法ではいずれも以下のような問題点がある。すなわち、
スプレードライ法を利用する場合には、水の除去に特殊
な設備を必要とする上、比較的多量の水を除去する関係
上、エネルギ−的に効率が悪く、製造コスト上不利であ
る。また、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法
では、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩
の回収率を高めるためには多量の溶媒を添加せねばなら
ず、製造コスト上難点がある。そして、塩析を利用する
方法では、塩析のために添加した塩が析出する2−メチ
ル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入し易
く、目的化合物の純度の低下を起こしやすい。本発明
は、上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであ
って、高純度の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる方法
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水と非混
和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカリ金属
塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモ
ニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶液
(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機溶
媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノンを
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変換
するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を析出させることからなる第1の工程、上記第
1の工程によって得られた、2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩の析出物を含有する混合物から、
該析出物と残余の混合液をそれぞれ分離取得することか
らなる第2の工程、上記の第2の工程で得られた混合液
から水相を分離取得することからなる第3の工程、およ
び上記第3の工程で分離取得された水相を亜硫酸水素塩
を含有する水溶液(B)の少なくとも1部として使用す
るために、第1の工程に循環することからなる第4の工
程からなる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の製造方法を提供することにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、第1の工程について説明する。本発明における第
1の工程では、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から
選ばれる少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶
液(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機
溶媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノン
を2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変
換するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩を析出させる。
【0008】ここで、出発原料となる2−メチル−1,
4−ナフトキノンは公知化合物であり、種々の方法によ
って製造することができる。具体例を示せば、従来より
一般的に行われている、2−メチルナフタレンを無水ク
ロム酸、重クロム酸ナトリムなどのクロム化合物で酸化
する方法の他、2−メチルナフタレンをバナジウム触媒
を利用して気相で酸化する方法(特開平6−9485号
公報参照)、2−メチルナフタレンをセリウム化合物を
利用して液相で酸化する方法(特開昭63−26442
8号公報参照)、2−メチルナフタレンを、カルボン酸
を含む溶媒中、パラジウム化合物および特定量の硫酸の
存在下に過酸化水素および/または有機過酸で酸化する
方法(特開平8−92152号公報参照)などが挙げら
れる。
【0009】本発明では、2−メチル−1,4−ナフト
キノンとして、どのような製造方法で使用したものを使
用してもよい。また、本発明では、合成反応終了後の反
応混合物から単離した2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンを使用してもよいし、合成反応終了後の反応混合物か
ら適宜水と非混和性の有機溶媒を用いて生成物を抽出し
た抽出溶液を使用してもよい。さらに、2−メチル−
1,4−ナフトキノンが水と非混和性の有機溶媒溶液の
形となっているのであれば、合成反応終了後の反応混合
物をそのまま使用することも可能である。なお、製造方
法の如何により2−メチル−1,4−ナフトキノンが酸
性物質を含有していることがあるが、このような場合に
は、水酸化ナトリウムなどの塩基性物質を用いて、かか
る酸性物質を中和することが望ましい。
【0010】本発明において2−メチル−1,4−ナフ
トキノンを溶解する溶媒として使用される水と非混和性
の有機溶媒とは、有機溶媒の中で水と均一に混合しない
ものを意味している。具体例を示せば、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等の脂肪族
炭化水素系溶媒;シクロヘキサン等の脂環式炭化水素系
溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素系溶媒;イソプロピルエーテル等のエ−テル系溶媒
などが挙げられるが、これらの中でも、酢酸ブチル、酢
酸エチルが好ましい。水と非混和性の有機溶媒は1種類
のものを使用してもよいし、2種以上を混合して使用し
てもよい。
【0011】水と非混和性の有機溶媒の使用量は、使用
する2−メチル−1,4−ナフトキノンの全量を溶解す
るのに必要な最少量以上であればよいが、通常、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンに対して10〜100重量
倍である。
【0012】本発明において使用される、亜硫酸水素ア
ルカリ金属塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸水素カリウムなどが挙げられ、亜硫酸水素ア
ルカリ土類金属塩としては、例えば、亜硫酸水素カルシ
ウムなどが挙げられ、亜硫酸水素アミン塩としては、例
えば、亜硫酸水素ジメチルピリミジノールなどが挙げら
れる。これらの亜硫酸水素塩の使用量は、2−メチル−
1,4−ナフトキノン1モルに対し、通常1〜2モルで
あり、好ましくは1〜1.5モルである。また、これら
の亜硫酸水素塩の水溶液(B)中の濃度は特に限定され
ないが、通常5〜35重量%である。
【0013】上記の亜硫酸水素塩の水溶液(B)を2−
メチル−1,4−ナフトキノンに接触させる際の温度
は、通常10〜50℃、好ましくは20〜40℃であ
る。また、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を2−メチル−
1,4−ナフトキノンに接触させる時間は、温度により
異なるが、通常1〜3時間である。
【0014】また、第1の工程は、窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気下に行うことが好ましい。第1の工程
において、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を接触させた結
果、水と非混和性の有機溶媒溶液(A)中の2−メチル
−1,4−ナフトキノンは2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩に変換され、水に対する溶解度およ
び水と非混和性の有機溶媒に対する溶解度を越える量の
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩が析出
する。
【0015】次に第2の工程について説明する。本発明
における第2の工程では、上記の第1の工程によって得
られた、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
塩の析出物を含有する混合物から、該析出物と残余の混
合液をそれぞれ分離取得する。ここで、2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の析出物と残余の混
合液の分離は、第1の工程によって得られた混合物を、
例えば、濾過、遠心分離等の常法に従う分離操作に供す
ることによって容易に実施することができる。
【0016】かくして分離取得された2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩は、十分に高い純度を有
しているが、所望により、再結晶などにより、さらに純
度を高めることができる。
【0017】次に第3の工程について説明する。本発明
における第3の工程では、上記の第2の工程で得られた
混合液から水相を分離取得する。ここで、水相の分離
は、第2の工程によって得られた混合液を、例えば、分
液等の常法に従う分離操作に供することにより容易に実
施することができる。
【0018】最後に第4の工程について説明する。本発
明における第4の工程では、上記の第3の工程で分離取
得された水相を、亜硫酸水素塩を含有する水溶液(B)
の少なくとも1部として使用するために第1の工程に循
環させる。第3の工程で分離取得された水相は、通常2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の飽和水
溶液となっている。このため、該水相を亜硫酸水素塩を
含有する水溶液(B)として使用する場合には、第1の
工程において新たに生成する2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩は、ほぼ全量が析出することとな
り、続く第2の工程において効率よく取得される。この
ように、本発明では、溶媒の添加や塩析のための塩の添
加は必要がなく、高純度の2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩を効率よく得ることが可能となる。
【0019】なお、第3の工程で分離取得された水相に
あっては、亜硫酸水素アルカリ金属塩、亜硫酸水素アル
カリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモニウムおよび亜硫酸
水素アミン塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の
亜硫酸水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと
の反応によって消費されているが、第1の工程に循環す
る際に、消費された分量に対応する量を適宜追加補充す
ればよい。亜硫酸水素塩の追加補充は、第3の工程で分
離取得された水相に亜硫酸水素塩を直接添加する方法、
別途調製した亜硫酸水素塩の水溶液を添加する方法など
によって実施することができる。
【0020】本発明では、上記の第1の工程から第4の
工程を順次繰り返して行い、析出する2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を取得していくが、第3
の工程で分離取得される水相には、不純物が蓄積してく
る。そして、水相中の不純物の量がある程度以上となる
と、かかる不純物が第1の工程で析出する2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入する恐れが
ある。従って、本発明にあっては、第2の工程において
分離取得される2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩の析出物の純度が所望とするレベルより低下し
た時点で、水相の循環を中止することが望ましい。な
お、不純物が蓄積した水相は、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム等の塩基で処理することにより、粗2−メチ
ル−1,4−ナフトキノンを再生することができる。か
かる粗2−メチル−1,4−ナフトキノンは、クロロホ
ルムなどの有機溶媒を用いて抽出することなどによって
回収することができ、新たに出発原料として使用すれば
よい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0022】参考例(2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンの合成) 2−メチルナフタレン0.7g(4.92ミリモル)お
よび硫酸800mgを酢酸13ml中に溶解させ、酢酸
パラジウムの0.2%酢酸溶液4.0mlを加え、攪拌
下に70℃に昇温し、次いで60%過酸化水素水0.7
ml(15.32ミリモル)と酢酸3.0mlの混合物
を15分かけて滴下した。滴下終了後、15分間70℃
で攪拌し、反応液を室温まで冷却した。得られた反応混
合物に50%水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを加え
て30分攪拌して残留する硫酸を中和し、析出した硫酸
ナトリウムを濾別した。さらに、残存する過酸化物に対
して1/4当量となる量の水硫化ナトリウム(NaS
H)を加え、残存する過酸化物を分解するとともに、パ
ラジウム触媒を硫化物として沈澱させた。析出した沈澱
を濾過した後、得られた濾液を減圧下に蒸留することに
より、粗2−メチル−1,4−ナフトキノン(純度:8
5%、HPLC分析による)を0.42g得た。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: 水/メタノール=20/80(体積比) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
【0023】実施例1第1の工程(1回目) 25.4%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液17.4g
〔亜硫酸水素ナトリウム4.42g(42.5ミリモ
ル)を含有する〕中に、10%水酸化ナトリウム水溶液
0.82gを添加し、次いで参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.652g
(38.6ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
【0024】第2の工程(1回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.68g得た(純度:98.
3%、HPLC分析による)。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: リン酸緩衝液/メタノール=60/40(体
積比) (リン酸緩衝液・・・リン酸0.2gおよびリン酸水素
2ナトリウム1gを水1リットルに溶解してなる水溶
液) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
【0025】第3の工程(1回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相7.96gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.15g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
279g(1.62ミリモル)含まれていることが分か
った。
【0026】第4の工程(1回目)および第1の工程
(2回目) 次に、105%亜硫酸水素ナトリウム4.21g(4
2.5ミリモル)を水7.60gに溶解し、10%水酸
化ナトリウム水溶液0.81gを添加し、次いで上記の
第3の工程(1回目)で分離取得された水相7.96g
〔2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリ
ウムを2.15g含有する〕および参考例の方法に従っ
て得られた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.6
57g(38.7ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液
60gを加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌し
た。
【0027】第2の工程(2回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを10.68g得た(純度:9
4.3%)。
【0028】第3の工程(2回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相6.53gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが1.27g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
213g(1.24ミリモル)含まれていることが分か
った。
【0029】第4の工程(2回目)および第1の工程
(3回目) 105%亜硫酸水素ナトリウム4.29g(43.3ミ
リモル)を水8.53gに溶解し、10%水酸化ナトリ
ウム水溶液0.83gを添加し、次いで上記の第3の工
程(2回目)で分離取得された水相6.53g〔2−メ
チル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウムを
1.27g含有する〕および参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.78g
(39.4ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
【0030】第2の工程(3回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.13g得た(純度:96.
0%)。
【0031】第3の工程(3回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相9.82gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.07g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
278g(1.61ミリモル)含まれていることが分か
った。ここで得られた水相には、5%炭酸ナトリウム水
溶液30mlを添加し、5分間攪拌した。生成した2−
メチル−1,4−ナフトキノンをクロロホルム30ml
で2回抽出し、クロロホルムを減圧下に留去して、粗2
−メチル−1,4−ナフトキノンを1.113g(純
度:94.3%)得た。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、高純度の2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業
的に有利に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
    と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
    リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
    アンモニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から
    選ばれる少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶
    液(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機
    溶媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノン
    を2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変
    換するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
    硫酸水素塩を析出させることからなる第1の工程、上記
    第1の工程によって得られた、2−メチル−1,4−ナ
    フトキノン亜硫酸水素塩の析出物を含有する混合物か
    ら、該析出物と残余の混合液をそれぞれ分離取得するこ
    とからなる第2の工程、上記の第2の工程で得られた混
    合液から水相を分離取得することからなる第3の工程、
    および上記第3の工程で分離取得された水相を亜硫酸水
    素塩を含有する水溶液(B)の少なくとも1部として使
    用するために、第1の工程に循環することからなる第4
    の工程からなる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
    酸水素塩の製造方法。
JP8299391A 1996-10-23 1996-10-23 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 Pending JPH10120614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299391A JPH10120614A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299391A JPH10120614A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10120614A true JPH10120614A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17871957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8299391A Pending JPH10120614A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10120614A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100418450B1 (ko) 칸타크산틴의 제조방법
US5872288A (en) Process for producing (meth) acrylic acid
EP1253147B1 (en) Process for preparing piperonal
JPH10120614A (ja) 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法
EP0086969B1 (en) Selective removal of catechol from 2-methallyloxyphenol
JPH07118226A (ja) アスタキサンチンの精製法
EP0155779A1 (en) A method for the optical purification of an optically active 2,2-dimethylcyclopropanecarboxylic acid amide
JP2555244B2 (ja) 新規な光学活性tert−ロイシン・1−(4−メチルフェニル)エタンスルホン酸塩およびその製造法
TWI316936B (en) Method for producing 1,3-dioxan-4,6-dione compound
EP1026140B1 (en) Process of producing adamantanols
JP2001278835A (ja) 2,3,5−トリメチル−p−ベンゾキノンの製造方法
JPH0468301B2 (ja)
JPH0564936B2 (ja)
JPS5950663B2 (ja) γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸の製造法
JPS626537B2 (ja)
JP2917462B2 (ja) 4,4’―ジフェニルジカルボン酸の精製方法
JPS62158239A (ja) フエニルピルビン酸製造触媒の回収法
US5773652A (en) Method for isolation and purification of S-(1,2-dicarboxyethyl) glutathione
JPH06345684A (ja) 3,5−ジメチル安息香酸の精製法
JP2833677B2 (ja) シクロドデカトリエン−1,5,9製造触媒の失活方法
JP2002128760A (ja) N−ヒドロキシ環状イミドとカルボン酸の分離方法
JP4106872B2 (ja) ピペロナールの製法
DE69302509D1 (de) Verfahren für die Herstellung von Phthalimidoperoxycapronsäure (PAP) durch die Abtrennung von organischen Lösungsmitteln
JP2005187414A (ja) 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法
JP2006045093A (ja) 2−メチル−1,4−ナフトキノン−2−亜硫酸水素塩の製造方法