JPH10120614A - 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 - Google Patents
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法Info
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- JPH10120614A JPH10120614A JP8299391A JP29939196A JPH10120614A JP H10120614 A JPH10120614 A JP H10120614A JP 8299391 A JP8299391 A JP 8299391A JP 29939196 A JP29939196 A JP 29939196A JP H10120614 A JPH10120614 A JP H10120614A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高純度の2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる
方法を提供する。 【解決手段】 2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウム又は亜硫酸水素アミン塩の1種以上の亜硫
酸水素塩を含有する水溶液(B)を接触させて、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンを2−メチル−1,4−ナ
フトキノン亜硫酸水素塩に変換析出させる第1工程、2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩析出物を
含有する混合物から析出物と残余の混合液を分離取得す
る第2工程、第2工程で得た混合液から水相を分離取得
する第3工程、得た水相をBの少なくとも1部として第
1工程に循環する第4工程からなる2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法。
亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる
方法を提供する。 【解決手段】 2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウム又は亜硫酸水素アミン塩の1種以上の亜硫
酸水素塩を含有する水溶液(B)を接触させて、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンを2−メチル−1,4−ナ
フトキノン亜硫酸水素塩に変換析出させる第1工程、2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩析出物を
含有する混合物から析出物と残余の混合液を分離取得す
る第2工程、第2工程で得た混合液から水相を分離取得
する第3工程、得た水相をBの少なくとも1部として第
1工程に循環する第4工程からなる2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩(2−メチル−1,4−
ナフトキノンと亜硫酸水素塩との付加物)の製造方法に
関する。
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩(2−メチル−1,4−
ナフトキノンと亜硫酸水素塩との付加物)の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】2−メチル−1,4−ナフトキノンは、
メナジオンあるいはビタミンK3 といわれ、動物の止血
剤等として有用である。しかしながら、この化合物は熱
や光に対する安定性が低く、また、皮膚に対して刺激性
があるので、通常、亜硫酸水素塩に変換し、安定化した
上で保存、流通される。また、2−メチル−1,4−ナ
フトキノンの亜硫酸水素塩は、それ自体、医薬品や飼料
の添加物としても有用である。
メナジオンあるいはビタミンK3 といわれ、動物の止血
剤等として有用である。しかしながら、この化合物は熱
や光に対する安定性が低く、また、皮膚に対して刺激性
があるので、通常、亜硫酸水素塩に変換し、安定化した
上で保存、流通される。また、2−メチル−1,4−ナ
フトキノンの亜硫酸水素塩は、それ自体、医薬品や飼料
の添加物としても有用である。
【0003】2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸
水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸
水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム等の亜硫酸水素塩
の反応によって生成し、通常水溶液の形で得られる。例
えば、米国特許第3,657,286号明細書には、
四塩化炭素と水の存在下に2−メチル−1,4−ナフト
キノンと亜硫酸水素塩を反応させ、2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩を含有する水相を分離取得
する方法が記載されている。そして、同明細書には、得
られた水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩の単離は、スプレードライ法による水の除
去、あるいはイソプロパノールなどの溶媒を加えて沈澱
させる方法などによって実施できることが開示されてい
る。
水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸
水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム等の亜硫酸水素塩
の反応によって生成し、通常水溶液の形で得られる。例
えば、米国特許第3,657,286号明細書には、
四塩化炭素と水の存在下に2−メチル−1,4−ナフト
キノンと亜硫酸水素塩を反応させ、2−メチル−1,4
−ナフトキノン亜硫酸水素塩を含有する水相を分離取得
する方法が記載されている。そして、同明細書には、得
られた水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩の単離は、スプレードライ法による水の除
去、あるいはイソプロパノールなどの溶媒を加えて沈澱
させる方法などによって実施できることが開示されてい
る。
【0004】また、特公平7−98773号公報に
は、2−メチルナフタレンを酸化することによって得ら
れた、6−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する2
−メチル−1,4−ナフトキノンをジエン化合物で処理
して副生物である6−メチル−1,4−ナフトキノンを
ディールス・アルダー付加体とした後、2−メチル−
1,4−ナフトキノンを亜硫酸塩として水相に抽出する
方法が記載されている。そして、同公報には、得られた
水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の単離は、メタノールやアセトンといった溶媒を添
加して沈澱させる方法、あるいは塩化ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、クエン酸の塩などを加えて塩析させる方
法などによって実施されることが記載されている。
は、2−メチルナフタレンを酸化することによって得ら
れた、6−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する2
−メチル−1,4−ナフトキノンをジエン化合物で処理
して副生物である6−メチル−1,4−ナフトキノンを
ディールス・アルダー付加体とした後、2−メチル−
1,4−ナフトキノンを亜硫酸塩として水相に抽出する
方法が記載されている。そして、同公報には、得られた
水相からの2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の単離は、メタノールやアセトンといった溶媒を添
加して沈澱させる方法、あるいは塩化ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、クエン酸の塩などを加えて塩析させる方
法などによって実施されることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、水溶液
の形で得られた2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩は、スプレードライ法により水を除去する方
法、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法、塩析
させる方法などによって単離されているが、これらの方
法ではいずれも以下のような問題点がある。すなわち、
スプレードライ法を利用する場合には、水の除去に特殊
な設備を必要とする上、比較的多量の水を除去する関係
上、エネルギ−的に効率が悪く、製造コスト上不利であ
る。また、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法
では、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩
の回収率を高めるためには多量の溶媒を添加せねばなら
ず、製造コスト上難点がある。そして、塩析を利用する
方法では、塩析のために添加した塩が析出する2−メチ
ル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入し易
く、目的化合物の純度の低下を起こしやすい。本発明
は、上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであ
って、高純度の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる方法
を提供することを課題とする。
の形で得られた2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩は、スプレードライ法により水を除去する方
法、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法、塩析
させる方法などによって単離されているが、これらの方
法ではいずれも以下のような問題点がある。すなわち、
スプレードライ法を利用する場合には、水の除去に特殊
な設備を必要とする上、比較的多量の水を除去する関係
上、エネルギ−的に効率が悪く、製造コスト上不利であ
る。また、水と混和性の溶媒を添加して沈澱させる方法
では、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩
の回収率を高めるためには多量の溶媒を添加せねばなら
ず、製造コスト上難点がある。そして、塩析を利用する
方法では、塩析のために添加した塩が析出する2−メチ
ル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入し易
く、目的化合物の純度の低下を起こしやすい。本発明
は、上記の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであ
って、高純度の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を簡便な操作で工業的に有利に製造できる方法
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題は、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水と非混
和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカリ金属
塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモ
ニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶液
(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機溶
媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノンを
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変換
するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を析出させることからなる第1の工程、上記第
1の工程によって得られた、2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩の析出物を含有する混合物から、
該析出物と残余の混合液をそれぞれ分離取得することか
らなる第2の工程、上記の第2の工程で得られた混合液
から水相を分離取得することからなる第3の工程、およ
び上記第3の工程で分離取得された水相を亜硫酸水素塩
を含有する水溶液(B)の少なくとも1部として使用す
るために、第1の工程に循環することからなる第4の工
程からなる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の製造方法を提供することにより解決される。
課題は、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水と非混
和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカリ金属
塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモ
ニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶液
(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機溶
媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノンを
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変換
するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩を析出させることからなる第1の工程、上記第
1の工程によって得られた、2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩の析出物を含有する混合物から、
該析出物と残余の混合液をそれぞれ分離取得することか
らなる第2の工程、上記の第2の工程で得られた混合液
から水相を分離取得することからなる第3の工程、およ
び上記第3の工程で分離取得された水相を亜硫酸水素塩
を含有する水溶液(B)の少なくとも1部として使用す
るために、第1の工程に循環することからなる第4の工
程からなる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水
素塩の製造方法を提供することにより解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、第1の工程について説明する。本発明における第
1の工程では、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から
選ばれる少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶
液(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機
溶媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノン
を2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変
換するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩を析出させる。
まず、第1の工程について説明する。本発明における第
1の工程では、2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から
選ばれる少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶
液(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機
溶媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノン
を2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変
換するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩を析出させる。
【0008】ここで、出発原料となる2−メチル−1,
4−ナフトキノンは公知化合物であり、種々の方法によ
って製造することができる。具体例を示せば、従来より
一般的に行われている、2−メチルナフタレンを無水ク
ロム酸、重クロム酸ナトリムなどのクロム化合物で酸化
する方法の他、2−メチルナフタレンをバナジウム触媒
を利用して気相で酸化する方法(特開平6−9485号
公報参照)、2−メチルナフタレンをセリウム化合物を
利用して液相で酸化する方法(特開昭63−26442
8号公報参照)、2−メチルナフタレンを、カルボン酸
を含む溶媒中、パラジウム化合物および特定量の硫酸の
存在下に過酸化水素および/または有機過酸で酸化する
方法(特開平8−92152号公報参照)などが挙げら
れる。
4−ナフトキノンは公知化合物であり、種々の方法によ
って製造することができる。具体例を示せば、従来より
一般的に行われている、2−メチルナフタレンを無水ク
ロム酸、重クロム酸ナトリムなどのクロム化合物で酸化
する方法の他、2−メチルナフタレンをバナジウム触媒
を利用して気相で酸化する方法(特開平6−9485号
公報参照)、2−メチルナフタレンをセリウム化合物を
利用して液相で酸化する方法(特開昭63−26442
8号公報参照)、2−メチルナフタレンを、カルボン酸
を含む溶媒中、パラジウム化合物および特定量の硫酸の
存在下に過酸化水素および/または有機過酸で酸化する
方法(特開平8−92152号公報参照)などが挙げら
れる。
【0009】本発明では、2−メチル−1,4−ナフト
キノンとして、どのような製造方法で使用したものを使
用してもよい。また、本発明では、合成反応終了後の反
応混合物から単離した2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンを使用してもよいし、合成反応終了後の反応混合物か
ら適宜水と非混和性の有機溶媒を用いて生成物を抽出し
た抽出溶液を使用してもよい。さらに、2−メチル−
1,4−ナフトキノンが水と非混和性の有機溶媒溶液の
形となっているのであれば、合成反応終了後の反応混合
物をそのまま使用することも可能である。なお、製造方
法の如何により2−メチル−1,4−ナフトキノンが酸
性物質を含有していることがあるが、このような場合に
は、水酸化ナトリウムなどの塩基性物質を用いて、かか
る酸性物質を中和することが望ましい。
キノンとして、どのような製造方法で使用したものを使
用してもよい。また、本発明では、合成反応終了後の反
応混合物から単離した2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンを使用してもよいし、合成反応終了後の反応混合物か
ら適宜水と非混和性の有機溶媒を用いて生成物を抽出し
た抽出溶液を使用してもよい。さらに、2−メチル−
1,4−ナフトキノンが水と非混和性の有機溶媒溶液の
形となっているのであれば、合成反応終了後の反応混合
物をそのまま使用することも可能である。なお、製造方
法の如何により2−メチル−1,4−ナフトキノンが酸
性物質を含有していることがあるが、このような場合に
は、水酸化ナトリウムなどの塩基性物質を用いて、かか
る酸性物質を中和することが望ましい。
【0010】本発明において2−メチル−1,4−ナフ
トキノンを溶解する溶媒として使用される水と非混和性
の有機溶媒とは、有機溶媒の中で水と均一に混合しない
ものを意味している。具体例を示せば、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等の脂肪族
炭化水素系溶媒;シクロヘキサン等の脂環式炭化水素系
溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素系溶媒;イソプロピルエーテル等のエ−テル系溶媒
などが挙げられるが、これらの中でも、酢酸ブチル、酢
酸エチルが好ましい。水と非混和性の有機溶媒は1種類
のものを使用してもよいし、2種以上を混合して使用し
てもよい。
トキノンを溶解する溶媒として使用される水と非混和性
の有機溶媒とは、有機溶媒の中で水と均一に混合しない
ものを意味している。具体例を示せば、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等の脂肪族
炭化水素系溶媒;シクロヘキサン等の脂環式炭化水素系
溶媒;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素系溶媒;イソプロピルエーテル等のエ−テル系溶媒
などが挙げられるが、これらの中でも、酢酸ブチル、酢
酸エチルが好ましい。水と非混和性の有機溶媒は1種類
のものを使用してもよいし、2種以上を混合して使用し
てもよい。
【0011】水と非混和性の有機溶媒の使用量は、使用
する2−メチル−1,4−ナフトキノンの全量を溶解す
るのに必要な最少量以上であればよいが、通常、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンに対して10〜100重量
倍である。
する2−メチル−1,4−ナフトキノンの全量を溶解す
るのに必要な最少量以上であればよいが、通常、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンに対して10〜100重量
倍である。
【0012】本発明において使用される、亜硫酸水素ア
ルカリ金属塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸水素カリウムなどが挙げられ、亜硫酸水素ア
ルカリ土類金属塩としては、例えば、亜硫酸水素カルシ
ウムなどが挙げられ、亜硫酸水素アミン塩としては、例
えば、亜硫酸水素ジメチルピリミジノールなどが挙げら
れる。これらの亜硫酸水素塩の使用量は、2−メチル−
1,4−ナフトキノン1モルに対し、通常1〜2モルで
あり、好ましくは1〜1.5モルである。また、これら
の亜硫酸水素塩の水溶液(B)中の濃度は特に限定され
ないが、通常5〜35重量%である。
ルカリ金属塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸水素カリウムなどが挙げられ、亜硫酸水素ア
ルカリ土類金属塩としては、例えば、亜硫酸水素カルシ
ウムなどが挙げられ、亜硫酸水素アミン塩としては、例
えば、亜硫酸水素ジメチルピリミジノールなどが挙げら
れる。これらの亜硫酸水素塩の使用量は、2−メチル−
1,4−ナフトキノン1モルに対し、通常1〜2モルで
あり、好ましくは1〜1.5モルである。また、これら
の亜硫酸水素塩の水溶液(B)中の濃度は特に限定され
ないが、通常5〜35重量%である。
【0013】上記の亜硫酸水素塩の水溶液(B)を2−
メチル−1,4−ナフトキノンに接触させる際の温度
は、通常10〜50℃、好ましくは20〜40℃であ
る。また、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を2−メチル−
1,4−ナフトキノンに接触させる時間は、温度により
異なるが、通常1〜3時間である。
メチル−1,4−ナフトキノンに接触させる際の温度
は、通常10〜50℃、好ましくは20〜40℃であ
る。また、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を2−メチル−
1,4−ナフトキノンに接触させる時間は、温度により
異なるが、通常1〜3時間である。
【0014】また、第1の工程は、窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気下に行うことが好ましい。第1の工程
において、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を接触させた結
果、水と非混和性の有機溶媒溶液(A)中の2−メチル
−1,4−ナフトキノンは2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩に変換され、水に対する溶解度およ
び水と非混和性の有機溶媒に対する溶解度を越える量の
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩が析出
する。
不活性ガス雰囲気下に行うことが好ましい。第1の工程
において、亜硫酸水素塩の水溶液(B)を接触させた結
果、水と非混和性の有機溶媒溶液(A)中の2−メチル
−1,4−ナフトキノンは2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩に変換され、水に対する溶解度およ
び水と非混和性の有機溶媒に対する溶解度を越える量の
2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩が析出
する。
【0015】次に第2の工程について説明する。本発明
における第2の工程では、上記の第1の工程によって得
られた、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
塩の析出物を含有する混合物から、該析出物と残余の混
合液をそれぞれ分離取得する。ここで、2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の析出物と残余の混
合液の分離は、第1の工程によって得られた混合物を、
例えば、濾過、遠心分離等の常法に従う分離操作に供す
ることによって容易に実施することができる。
における第2の工程では、上記の第1の工程によって得
られた、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
塩の析出物を含有する混合物から、該析出物と残余の混
合液をそれぞれ分離取得する。ここで、2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の析出物と残余の混
合液の分離は、第1の工程によって得られた混合物を、
例えば、濾過、遠心分離等の常法に従う分離操作に供す
ることによって容易に実施することができる。
【0016】かくして分離取得された2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩は、十分に高い純度を有
しているが、所望により、再結晶などにより、さらに純
度を高めることができる。
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩は、十分に高い純度を有
しているが、所望により、再結晶などにより、さらに純
度を高めることができる。
【0017】次に第3の工程について説明する。本発明
における第3の工程では、上記の第2の工程で得られた
混合液から水相を分離取得する。ここで、水相の分離
は、第2の工程によって得られた混合液を、例えば、分
液等の常法に従う分離操作に供することにより容易に実
施することができる。
における第3の工程では、上記の第2の工程で得られた
混合液から水相を分離取得する。ここで、水相の分離
は、第2の工程によって得られた混合液を、例えば、分
液等の常法に従う分離操作に供することにより容易に実
施することができる。
【0018】最後に第4の工程について説明する。本発
明における第4の工程では、上記の第3の工程で分離取
得された水相を、亜硫酸水素塩を含有する水溶液(B)
の少なくとも1部として使用するために第1の工程に循
環させる。第3の工程で分離取得された水相は、通常2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の飽和水
溶液となっている。このため、該水相を亜硫酸水素塩を
含有する水溶液(B)として使用する場合には、第1の
工程において新たに生成する2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩は、ほぼ全量が析出することとな
り、続く第2の工程において効率よく取得される。この
ように、本発明では、溶媒の添加や塩析のための塩の添
加は必要がなく、高純度の2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩を効率よく得ることが可能となる。
明における第4の工程では、上記の第3の工程で分離取
得された水相を、亜硫酸水素塩を含有する水溶液(B)
の少なくとも1部として使用するために第1の工程に循
環させる。第3の工程で分離取得された水相は、通常2
−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の飽和水
溶液となっている。このため、該水相を亜硫酸水素塩を
含有する水溶液(B)として使用する場合には、第1の
工程において新たに生成する2−メチル−1,4−ナフ
トキノン亜硫酸水素塩は、ほぼ全量が析出することとな
り、続く第2の工程において効率よく取得される。この
ように、本発明では、溶媒の添加や塩析のための塩の添
加は必要がなく、高純度の2−メチル−1,4−ナフト
キノン亜硫酸水素塩を効率よく得ることが可能となる。
【0019】なお、第3の工程で分離取得された水相に
あっては、亜硫酸水素アルカリ金属塩、亜硫酸水素アル
カリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモニウムおよび亜硫酸
水素アミン塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の
亜硫酸水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと
の反応によって消費されているが、第1の工程に循環す
る際に、消費された分量に対応する量を適宜追加補充す
ればよい。亜硫酸水素塩の追加補充は、第3の工程で分
離取得された水相に亜硫酸水素塩を直接添加する方法、
別途調製した亜硫酸水素塩の水溶液を添加する方法など
によって実施することができる。
あっては、亜硫酸水素アルカリ金属塩、亜硫酸水素アル
カリ土類金属塩、亜硫酸水素アンモニウムおよび亜硫酸
水素アミン塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の
亜硫酸水素塩は、2−メチル−1,4−ナフトキノンと
の反応によって消費されているが、第1の工程に循環す
る際に、消費された分量に対応する量を適宜追加補充す
ればよい。亜硫酸水素塩の追加補充は、第3の工程で分
離取得された水相に亜硫酸水素塩を直接添加する方法、
別途調製した亜硫酸水素塩の水溶液を添加する方法など
によって実施することができる。
【0020】本発明では、上記の第1の工程から第4の
工程を順次繰り返して行い、析出する2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を取得していくが、第3
の工程で分離取得される水相には、不純物が蓄積してく
る。そして、水相中の不純物の量がある程度以上となる
と、かかる不純物が第1の工程で析出する2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入する恐れが
ある。従って、本発明にあっては、第2の工程において
分離取得される2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩の析出物の純度が所望とするレベルより低下し
た時点で、水相の循環を中止することが望ましい。な
お、不純物が蓄積した水相は、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム等の塩基で処理することにより、粗2−メチ
ル−1,4−ナフトキノンを再生することができる。か
かる粗2−メチル−1,4−ナフトキノンは、クロロホ
ルムなどの有機溶媒を用いて抽出することなどによって
回収することができ、新たに出発原料として使用すれば
よい。
工程を順次繰り返して行い、析出する2−メチル−1,
4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を取得していくが、第3
の工程で分離取得される水相には、不純物が蓄積してく
る。そして、水相中の不純物の量がある程度以上となる
と、かかる不純物が第1の工程で析出する2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩中に混入する恐れが
ある。従って、本発明にあっては、第2の工程において
分離取得される2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩の析出物の純度が所望とするレベルより低下し
た時点で、水相の循環を中止することが望ましい。な
お、不純物が蓄積した水相は、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム等の塩基で処理することにより、粗2−メチ
ル−1,4−ナフトキノンを再生することができる。か
かる粗2−メチル−1,4−ナフトキノンは、クロロホ
ルムなどの有機溶媒を用いて抽出することなどによって
回収することができ、新たに出発原料として使用すれば
よい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0022】参考例(2−メチル−1,4−ナフトキノ
ンの合成) 2−メチルナフタレン0.7g(4.92ミリモル)お
よび硫酸800mgを酢酸13ml中に溶解させ、酢酸
パラジウムの0.2%酢酸溶液4.0mlを加え、攪拌
下に70℃に昇温し、次いで60%過酸化水素水0.7
ml(15.32ミリモル)と酢酸3.0mlの混合物
を15分かけて滴下した。滴下終了後、15分間70℃
で攪拌し、反応液を室温まで冷却した。得られた反応混
合物に50%水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを加え
て30分攪拌して残留する硫酸を中和し、析出した硫酸
ナトリウムを濾別した。さらに、残存する過酸化物に対
して1/4当量となる量の水硫化ナトリウム(NaS
H)を加え、残存する過酸化物を分解するとともに、パ
ラジウム触媒を硫化物として沈澱させた。析出した沈澱
を濾過した後、得られた濾液を減圧下に蒸留することに
より、粗2−メチル−1,4−ナフトキノン(純度:8
5%、HPLC分析による)を0.42g得た。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: 水/メタノール=20/80(体積比) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
ンの合成) 2−メチルナフタレン0.7g(4.92ミリモル)お
よび硫酸800mgを酢酸13ml中に溶解させ、酢酸
パラジウムの0.2%酢酸溶液4.0mlを加え、攪拌
下に70℃に昇温し、次いで60%過酸化水素水0.7
ml(15.32ミリモル)と酢酸3.0mlの混合物
を15分かけて滴下した。滴下終了後、15分間70℃
で攪拌し、反応液を室温まで冷却した。得られた反応混
合物に50%水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを加え
て30分攪拌して残留する硫酸を中和し、析出した硫酸
ナトリウムを濾別した。さらに、残存する過酸化物に対
して1/4当量となる量の水硫化ナトリウム(NaS
H)を加え、残存する過酸化物を分解するとともに、パ
ラジウム触媒を硫化物として沈澱させた。析出した沈澱
を濾過した後、得られた濾液を減圧下に蒸留することに
より、粗2−メチル−1,4−ナフトキノン(純度:8
5%、HPLC分析による)を0.42g得た。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: 水/メタノール=20/80(体積比) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
【0023】実施例1第1の工程(1回目) 25.4%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液17.4g
〔亜硫酸水素ナトリウム4.42g(42.5ミリモ
ル)を含有する〕中に、10%水酸化ナトリウム水溶液
0.82gを添加し、次いで参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.652g
(38.6ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
〔亜硫酸水素ナトリウム4.42g(42.5ミリモ
ル)を含有する〕中に、10%水酸化ナトリウム水溶液
0.82gを添加し、次いで参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.652g
(38.6ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
【0024】第2の工程(1回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.68g得た(純度:98.
3%、HPLC分析による)。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: リン酸緩衝液/メタノール=60/40(体
積比) (リン酸緩衝液・・・リン酸0.2gおよびリン酸水素
2ナトリウム1gを水1リットルに溶解してなる水溶
液) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.68g得た(純度:98.
3%、HPLC分析による)。分析条件 カラム: Lichrospher 100 RP−1
8(5μm) 展開液: リン酸緩衝液/メタノール=60/40(体
積比) (リン酸緩衝液・・・リン酸0.2gおよびリン酸水素
2ナトリウム1gを水1リットルに溶解してなる水溶
液) 流 速: 0.5ml/min 検出器: RI検出器
【0025】第3の工程(1回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相7.96gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.15g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
279g(1.62ミリモル)含まれていることが分か
った。
に分離させ、両者を分液して、水相7.96gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.15g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
279g(1.62ミリモル)含まれていることが分か
った。
【0026】第4の工程(1回目)および第1の工程
(2回目) 次に、105%亜硫酸水素ナトリウム4.21g(4
2.5ミリモル)を水7.60gに溶解し、10%水酸
化ナトリウム水溶液0.81gを添加し、次いで上記の
第3の工程(1回目)で分離取得された水相7.96g
〔2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリ
ウムを2.15g含有する〕および参考例の方法に従っ
て得られた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.6
57g(38.7ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液
60gを加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌し
た。
(2回目) 次に、105%亜硫酸水素ナトリウム4.21g(4
2.5ミリモル)を水7.60gに溶解し、10%水酸
化ナトリウム水溶液0.81gを添加し、次いで上記の
第3の工程(1回目)で分離取得された水相7.96g
〔2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリ
ウムを2.15g含有する〕および参考例の方法に従っ
て得られた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.6
57g(38.7ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液
60gを加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌し
た。
【0027】第2の工程(2回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを10.68g得た(純度:9
4.3%)。
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを10.68g得た(純度:9
4.3%)。
【0028】第3の工程(2回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相6.53gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが1.27g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
213g(1.24ミリモル)含まれていることが分か
った。
に分離させ、両者を分液して、水相6.53gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが1.27g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
213g(1.24ミリモル)含まれていることが分か
った。
【0029】第4の工程(2回目)および第1の工程
(3回目) 105%亜硫酸水素ナトリウム4.29g(43.3ミ
リモル)を水8.53gに溶解し、10%水酸化ナトリ
ウム水溶液0.83gを添加し、次いで上記の第3の工
程(2回目)で分離取得された水相6.53g〔2−メ
チル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウムを
1.27g含有する〕および参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.78g
(39.4ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
(3回目) 105%亜硫酸水素ナトリウム4.29g(43.3ミ
リモル)を水8.53gに溶解し、10%水酸化ナトリ
ウム水溶液0.83gを添加し、次いで上記の第3の工
程(2回目)で分離取得された水相6.53g〔2−メ
チル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウムを
1.27g含有する〕および参考例の方法に従って得ら
れた粗2−メチル−1,4−ナフトキノン6.78g
(39.4ミリモル)を含有する酢酸ブチル溶液60g
を加え、窒素雰囲気下、30℃で2時間攪拌した。
【0030】第2の工程(3回目) 析出した結晶を濾別し、イソプロパノールで洗浄し、乾
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.13g得た(純度:96.
0%)。
燥することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノン
亜硫酸水素ナトリウムを9.13g得た(純度:96.
0%)。
【0031】第3の工程(3回目) また、結晶を濾別した後の濾液を静置して水相と有機相
に分離させ、両者を分液して、水相9.82gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.07g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
278g(1.61ミリモル)含まれていることが分か
った。ここで得られた水相には、5%炭酸ナトリウム水
溶液30mlを添加し、5分間攪拌した。生成した2−
メチル−1,4−ナフトキノンをクロロホルム30ml
で2回抽出し、クロロホルムを減圧下に留去して、粗2
−メチル−1,4−ナフトキノンを1.113g(純
度:94.3%)得た。
に分離させ、両者を分液して、水相9.82gおよび有
機相58gを得た。HPLCにより分析したところ、水
相中には2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素
ナトリウムが2.07g含まれており、また、有機相中
には未反応の2−メチル−1,4−ナフトキノンが0.
278g(1.61ミリモル)含まれていることが分か
った。ここで得られた水相には、5%炭酸ナトリウム水
溶液30mlを添加し、5分間攪拌した。生成した2−
メチル−1,4−ナフトキノンをクロロホルム30ml
で2回抽出し、クロロホルムを減圧下に留去して、粗2
−メチル−1,4−ナフトキノンを1.113g(純
度:94.3%)得た。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、高純度の2−メチル−
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業
的に有利に製造することができる。
1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を簡便な操作で工業
的に有利に製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 2−メチル−1,4−ナフトキノンの水
と非混和性の有機溶媒溶液(A)に、亜硫酸水素アルカ
リ金属塩、亜硫酸水素アルカリ土類金属塩、亜硫酸水素
アンモニウムおよび亜硫酸水素アミン塩からなる群から
選ばれる少なくとも1種の亜硫酸水素塩を含有する水溶
液(B)を接触させることにより該水と非混和性の有機
溶媒溶液(A)中の2−メチル−1,4−ナフトキノン
を2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩に変
換するとともに、2−メチル−1,4−ナフトキノン亜
硫酸水素塩を析出させることからなる第1の工程、上記
第1の工程によって得られた、2−メチル−1,4−ナ
フトキノン亜硫酸水素塩の析出物を含有する混合物か
ら、該析出物と残余の混合液をそれぞれ分離取得するこ
とからなる第2の工程、上記の第2の工程で得られた混
合液から水相を分離取得することからなる第3の工程、
および上記第3の工程で分離取得された水相を亜硫酸水
素塩を含有する水溶液(B)の少なくとも1部として使
用するために、第1の工程に循環することからなる第4
の工程からなる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫
酸水素塩の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299391A JPH10120614A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299391A JPH10120614A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10120614A true JPH10120614A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17871957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8299391A Pending JPH10120614A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10120614A (ja) |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP8299391A patent/JPH10120614A/ja active Pending
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