JPH10120966A - 熱硬化被覆組成物 - Google Patents

熱硬化被覆組成物

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JPH10120966A
JPH10120966A JP29591696A JP29591696A JPH10120966A JP H10120966 A JPH10120966 A JP H10120966A JP 29591696 A JP29591696 A JP 29591696A JP 29591696 A JP29591696 A JP 29591696A JP H10120966 A JPH10120966 A JP H10120966A
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JP
Japan
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meth
parts
acrylate
group
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JP29591696A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hotta
一彦 堀田
Kenichi Tomihara
健一 冨原
Naohiro Kosugi
直宏 小杉
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜外観、耐食性、耐汚染性、耐候性、相剥
性等に優れた塗膜性能を有する熱硬化被覆組成物の提
供。 【解決手段】 (a)特定構造の(メタ)アクリル単量
体、(b)水酸基含有単量体、(c)カルボキシル基含
有単量体、(d)(メタ)アクリル酸エステルおよび
(e)共重合可能な他のビニル系単量体を共重合させて
得られ、特定の水酸基価、酸価および重量平均分子量を
有するアクリル系共重合体(A)と、アミノ樹脂(B)
と、エポキシ樹脂(C)とを特定量配合して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規で工業用途に
有用な熱硬化被覆組成物に関し、より詳しくは、耐汚染
性、耐食性、相剥性に優れ、自動車、家電、建材、プレ
コートメタル等の用途に有用な熱硬化被覆組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アミノ樹脂を硬化剤としたアクリル系の
熱硬化被覆組成物は、その優れた耐候性、耐薬品性、耐
水性、耐溶剤性等の塗膜性能により、自動車、家電、建
材等の種々の用途に幅広く用いられている。また、貯蔵
安定性が良好であり、一液での取扱いが可能となるた
め、ライン塗装を行い製品化される工業用金属製品の塗
装に特に好適である。
【0003】しかしながら、アミノ樹脂を硬化剤とする
熱硬化被覆組成物からなる硬化塗膜の上に、さらに同じ
熱硬化被覆組成物からなる塗料を塗装し、加熱硬化した
場合の相剥性(相ハギ性)は、不良品解消のための補修
塗装の観点から、長年要求されている性能であるが、未
だに市場が満足するようなものは得られていない。
【0004】例えば、エチルアクリレート等を大量に使
用し、ガラス転移温度を低くしたアクリル系共重合体を
用いた熱硬化被覆組成物は、比較的相剥性は良好である
が、耐汚染性や耐候性が急激に低下するという問題点を
有していた。従って、相剥性と耐汚染性や耐候性の塗膜
性能の両立が図れるような熱硬化被覆組成物の出現が強
く望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アク
リル系熱硬化被覆組成物の有する耐候性、美粧性、硬
度、可撓性等の良好な性能をバランス良く維持し、かつ
相剥性、耐汚染性、耐食性に優れた塗膜を形成すること
ができる熱硬化被覆組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために、熱硬化被覆組成物について鋭意検
討した結果、本発明に到ったものである。
【0007】すなわち本発明は、(1)(a)下記一般
式(I)で表わされる(メタ)アクリル単量体0.1〜
10重量%、
【0008】
【化6】 [式中、R1 ,R2 ,R3 は水素原子またはメチル基を
表わし、Zは酸素原子またはイミノ基を表わし、R4 は
炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコ
キシ基または式(II)
【0009】
【化7】 で示されるウレイド環を表わす。](b)水酸基含有ビ
ニル系単量体5〜50重量%、(c)下記一般式(III)
または(IV)で表わされるカルボキシル基含有単量体
0.2〜10重量%、
【0010】
【化8】 HOOCCH=CHCOOR5 (III) (式中、R5 は水素原子または炭素数1〜12の炭化水
素置換基を表わす。)
【0011】
【化9】 CH2 =C(COOH)CH2 COOR6 (IV) (式中、R6 は水素原子または炭素数1〜12の炭化水
素置換基を表わす。)(d)下記一般式(V)で表わさ
れる(メタ)アクリル酸エステル5〜94.7重量%、
【0012】
【化10】 CH2 =C(R7 )COOR8 (V) (式中、R7 は水素原子またはメチル基を表わし、R8
は炭素数1〜8の炭化水素置換基を表わす。)、および
(e)共重合可能な他のビニル系単量体0〜80重量
%、を共重合させて得られる、水酸基価20〜100m
gKOH/gおよび酸価0.1〜40mgKOH/gで
重量平均分子量が3000〜100000であるアクリ
ル系共重合体(A)50〜94重量部、 (2)アミノ樹脂(B)5〜50重量部、および (3)エポキシ樹脂(C)1〜40重量部、からなる
(ただし、アクリル系共重合体(A)とアミノ樹脂
(B)とエポキシ樹脂(C)の合計量は100重量部で
ある。)熱硬化被覆組成物である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の熱硬化被覆組成物は、ア
クリル系共重合体(A)、アミノ樹脂(B)およびエポ
キシ樹脂(C)からなる。
【0014】本発明におけるアクリル系共重合体(A)
は、上記一般式(I)で表わされる(メタ)アクリル単
量体(a)、水酸基含有ビニル系単量体(b)、上記一
般式(III) または(IV)で表わされるカルボキシル基含
有単量体(c)、上記一般式(d)で表わされる(メ
タ)アクリル酸エステル(d)および共重合可能な他の
ビニル系単量体(e)を共重合させて得られる重合体で
ある。
【0015】上記一般式(I)で表わされる(メタ)ア
クリル単量体(a)は、0.1〜10重量%の範囲で用
いられる。0.1重量%未満では耐食性、素地との密着
性が低下し、10重量%を超えると美粧性(特に光沢
感)や耐食性が低下するようになる。好ましくは0.5
〜5重量%の範囲である。
【0016】(メタ)アクリル単量体(a)の具体例と
しては、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソ
プロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メ
タ)アクリルアミド、アクリルアミドエチルエチレンウ
レア、メタクリルアミドエチルエチレンウレア、エチレ
ンウレアエチルメタクリレート、エチレンウレアエチル
アクリレート、N−メトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N
−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられ
るが、特に、アクリルアミドエチルエチレンウレア、メ
タクリルアミドエチルエチレンウレア、エチレンウレア
エチルメタクリレート、エチレンウレアエチルアクリレ
ートが好ましい。
【0017】水酸基含有ビニル系単量体(b)は、5〜
50重量%の範囲で用いられるが、5重量%未満では硬
化塗膜の架橋密度が低く、硬度や耐溶剤性が低位とな
り、50重量%を超えると耐水性や耐衝撃性が低下する
ようになる。好ましくは10〜30重量%の範囲であ
る。
【0018】水酸基含有ビニル系単量体(b)の具体例
としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレートへのε−カプロラクトン開環付加モノマ
ー、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートへの
ε−カプロラクトン開環付加モノマー、(メタ)アクリ
ル酸へのプロピレンオキシドの開環付加モノマー、(メ
タ)アクリル酸へのエチレンオキシドの開環付加モノマ
ー等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類;ヒド
ロキシブチルビニルエーテル、パラヒドロキシスチレン
等の水酸基含有ビニル単量体が挙げられる。
【0019】上記一般式(III) または(IV)で表わされ
るカルボキシル基含有単量体(c)は0.2〜10重量
%の範囲で用いられるが、0.2重量%未満では硬度、
耐溶剤性、耐汚染性が低位となり、10重量%を超える
と塗膜が脆くなり可撓性が低下すると共に耐水性が低下
するようになる。好ましくは0.5〜5重量%の範囲で
ある。
【0020】カルボキシル基含有単量体(c)の具体例
としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の二塩
基酸単量体;イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノブ
チル、イタコン酸モノオクチル、イタコン酸モノフェニ
ル、イタコン酸モノベンジル、フマル酸モノメチル、フ
マル酸モノブチル、マレイン酸モノメチル、マレイン酸
モノブチル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノ
ラウリル等の不飽和二重結合含有二塩基酸モノアルキル
エステル等が挙げられる。
【0021】上記一般式(V)で表わされる(メタ)ア
クリル酸エステル(d)は、美粧性や耐候性の点で必須
成分であり、5〜94.7重量%の範囲で用いられる
が、5重量%未満では、耐候性、耐薬品性が低下し、9
4.7重量%を超えると硬度や耐溶剤性が低下するよう
になる。好ましくは10〜70重量%の範囲であり、さ
らに好ましくは30〜60重量%の範囲である。
【0022】(メタ)アクリル酸エステル(d)の具体
例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メ
タ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アク
リル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸sec−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)ア
クリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メ
タ)アクリル酸フェニルエチル、(メタ)アクリル酸イ
ソボルニル等が挙げられる。
【0023】共重合可能な他のビニル系単量体(e)
は、本発明の熱硬化被覆組成物の特徴である耐食性、耐
汚染性、相剥性を損なわない範囲で0〜80重量%で用
いることができる。好ましくは20〜60重量%の範囲
である。
【0024】共重合可能な他のビニル系単量体(e)の
具体例としては、スチレン、ビニルトルエン等の芳香族
炭化水素置換基含有単量体;アクリルアミド、メタクリ
ルアミド等の上記一般式(I)に含まれないアミド基含
有単量体;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のア
ミノ基含有単量体;2,2,3,3−テトラフルオロプ
ロピル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メ
タ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル(メ
タ)アクリレート等のフッ素原子で置換されたアルキル
基を有する(メタ)アクリル酸エステル類;ラウリル
(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)
アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート等の炭素数
9以上の炭化水素置換基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル類;メタクリル酸、アクリル酸、アクリル酸ダイ
マー等のカルボキシル基含有単量体が挙げられる。
【0025】本発明において用いられるアクリル系共重
合体(A)は、上記の単量体で構成されるが、水酸基価
が20〜100mgKOH/gおよび酸価が0.1〜4
0mgKOH/gで重量平均分子量が3000〜100
000であることが重要である。
【0026】これは、水酸基価が20mgKOH/g未
満であると硬化塗膜の硬度、耐溶剤性が低位であり、一
方、水酸基価が100mgKOH/gを超えると耐水
性、耐衝撃性、耐食性が低下するようになり、酸価が
0.1mgKOH/g未満では耐溶剤性、耐汚染性が低
位となり、一方、酸価が40mgKOH/gを超える
と、耐水性や基材への密着性が低下し、さらに重量平均
分子量が3000未満であると耐溶剤性、耐候性が低位
となり、一方、重量平均分子量が100000を超える
と美粧性が低下すると共に、塗装時の不揮発分の量が少
なくなるためである。好ましくは水酸基価が40〜80
mgKOH/gおよび酸価が5〜20mgKOH/gで
重量平均分子量が7000〜50000となる範囲であ
る。
【0027】上記のアクリル系共重合体(A)は、共重
合成分(a)〜(e)を公知の開始剤と共に溶液重合
法、塊状重合法、乳化重合法などの公知の重合法により
製造することができるが、とりわけ、溶液重合法により
製造されたものであることが望ましい。
【0028】溶液重合において使用される有機溶媒とし
ては、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、トルエン、キシレン等の通常用いられる有機溶剤か
ら選べばよく、また、重合開始剤もアゾビスイソブチロ
ニトリル、過酸化ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシ
ド等の通常用いられる重合開始剤から選ぶことができ
る。
【0029】また、必要に応じて2−メルカプトエタノ
ール、n−オクチルメルカプタン等の連鎖移動剤を使用
することができる。
【0030】本発明の熱硬化被覆組成物におけるアクリ
ル系共重合体(A)の使用量は、成分(A)、成分
(B)および成分(C)の合計量100重量部中50〜
94重量部であり、50重量部未満では耐水性、耐候性
が低位であり、94重量部を超えると耐溶剤性、耐食性
が低下するようになる。好ましくは60〜85重量部で
ある。
【0031】本発明の熱硬化被覆組成物においては、ア
ミノ樹脂(B)が硬化剤成分として使用される。アミノ
樹脂(B)の使用量は、成分(A)、成分(B)および
成分(C)の合計量100重量部中5〜50重量部の範
囲であり、5重量部未満では硬化塗膜の架橋密度が低
く、硬度、耐溶剤性が十分でなく、50重量部を超える
と塗膜が脆くなり、耐候性が低下すると共に、塗膜のメ
タリック感、光沢等が低下するようになり、さらにその
他の物理的および化学的性能が不十分となることがあ
る。好ましくは10〜40重量部である。
【0032】アミノ樹脂(B)の具体例としてはアミノ
トリアジン、尿素、ジシアンジアミドまたはN,N−エ
チレン尿素をメチロール化し、これをシクロヘキサノー
ルまたは炭素数1〜6のアルカノールでアルキルエーテ
ル化して得られるブチル化メラミン樹脂やメチルエーテ
ル化して得られるメチル化メラミン樹脂等が挙げられ
る。
【0033】アミノ樹脂(B)を用いて熱硬化被覆組成
物を調製する際には、必要に応じて樹脂の総固形分に対
し、0.05〜5重量%の外部酸触媒を配合使用しても
よい。使用できる外部酸触媒としては、例えばリン酸、
パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ジノニルナフタレンスルホン酸およびこれらのアミ
ン中和物から選ばれたものが挙げられる。
【0034】また、本発明の熱硬化被覆組成物において
は、エポキシ樹脂(C)が、基材との密着性や耐食性の
向上を目的として成分(A)、成分(B)および成分
(C)の合計量100重量部中1〜40重量部の範囲で
配合される。1重量部未満では密着性や耐食性が低位と
なり、40重量部を超えると、耐汚染性や耐候性が低下
するようになる。エポキシ樹脂(C)の好ましい使用範
囲は5〜30重量部である。
【0035】使用されるエポキシ樹脂(C)の具体例と
しては、ビスフェノールAやビスフェノールFとエピク
ロルヒドリンの縮合反応生成物であるエピコート100
1、エピコート1004、エピコート1007、エピコ
ート807[いずれも油化シェルエポキシ(株)製]や
ポリグリシジルエーテル化合物である。ナガセ化成
(株)製のデナコールの商品名にて市販されているも
の、例えばデナコールEX−211、デナコールEX−
611が挙げられる。また、環状脂肪族エポキシ樹脂と
して、チッソ(株)製のチッソノックス商品名で市販さ
れている、例えばチッソノックスCX−221、チッソ
ノックスCX−289が挙げられる。
【0036】また、本発明の熱硬化被覆組成物において
は、塗料化の際には、バインダーを担持する揮発性の有
機溶剤希釈剤;酸化チタン、酸化鉄などの無機顔料やシ
アニンブルー、シアニングリーン、ペリレンなどの有機
顔料;表面調整剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤、垂れ止め剤などの添加剤;アルキッド樹脂やオイル
フリーポリエステル樹脂やセルロース系樹脂などの添加
樹脂を必要に応じて選択し、一般的な配合方法で加えて
構成される。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。製造例、実施例および比較例における部および%
は、重量部および重量%を表わす。また、実施例および
比較例において用いた塗膜性能の評価は、以下の方法を
用いて行った。
【0038】(1)目視外観 ツヤ感、平滑性を中心に判定した。
【0039】(2)光沢 スガ試験機(株)製のデジタル変角光沢計UGV−4D
を用いて測定した(60°G)。
【0040】(3)硬度 三菱鉛筆ユニを使用し、45度の角度で塗膜を引っかい
て硬度を測定した。傷がつかない最高の硬さをもって硬
度とした。
【0041】(4)密着性 塗膜の1cm四方に1mm間隔でカッターナイフで傷を
つけて100個の碁盤目を作り、この上にセロハンテー
プを貼り付けた後、一気に引きはがし、剥離せずに残っ
た碁盤目の数から下記の基準でその密着性を評価した。 ○:剥離しない △:剥離せずに残った面積が80/100以上である ×:剥離せずに残った面積が80/100未満である
【0042】(5)エリクセン値 エリクセン試験機を用い、塗装板の裏側より押出し、ク
ラックが入った値(mm)をエリクセン値とした。
【0043】(6)耐衝撃性 デュポン衝撃試験機を用いて行い、クラックの入らない
最高の高さ(cm)を耐衝撃性の値とした(測定条件;
試験片1/2″、ノッチ付、凹型、荷重500g)。
【0044】(7)耐溶剤性 ガーゼにキシレンを浸し、16往復ラビングテストを行
った後の外観を目視判定した。
【0045】(8)耐沸水性 塗装板を沸水に2時間浸漬した後引上げ、外観を目視測
定した。
【0046】(9)耐汚染性 塗膜に油性の赤マジックインキを塗布し、2時間放置し
てから、n−ブチルアルコールでマジックインキを拭き
取り、痕跡の有無、ならびにその程度を目視判定した。
【0047】(10)相剥性 塗装された塗膜(1コート目)を180℃で15分間焼
付け後、その塗膜の上にさらに1コート目と同じ塗料を
同様にして塗装し、160℃で15分間焼付けを行っ
た。そしてその二層塗膜に対し、ナイフでクロスカット
を入れてから、セロハンテープ剥離試験を行い、塗膜の
剥離の有無ならびにその程度を下記の基準により目視判
定した。 ◎:全く異状が認められない ○:クロスカット部に僅かながら塗膜の剥離が認められ
る △:クロスカット部にかなりの程度の塗膜剥離が認めら
れる ×:全面剥離
【0048】(11)耐候性 サンシャインウェザーオメーター(スガ試験機(株)
製)により、500時間の促進耐候性試験を行い、塗膜
の光沢保持率(60°G,%)を測定した。
【0049】(12)耐食性 塗装板にナイフでクロスカットを入れ、それに塩水噴霧
(5%食塩水噴霧、試験温度35℃)を240時間行っ
た後、セロハンテープ剥離試験によるクロスカット部か
らの剥離幅(片側、mm)を測定した。
【0050】なお、目視外観、耐溶剤性、耐沸水性、耐
汚染性の目視判定における判定の基準は以下の方法によ
った。 ◎:非常に良好、優れた塗膜性能を維持している。 ○:良好、実用性能を十分有している △:不良、実用上問題がある ×:極めて不良で、実用上使用不可能である
【0051】1.アクリル系共重合体(A)の製造例 (1)アクリル系共重合体(A−1)の製造 撹拌機、温度制御装置、コンデンサーを備えた容器に溶
剤としてn−ブチルアルコール30部、キシレン70部
を入れ、それを撹拌しながら100℃に加熱した後、N
−メトキシメチルアクリルアミド5部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート10部、マレイン酸モノブチル7
部、アクリル酸メチル20部、アクリル酸イソボルニル
5部、アクリル酸n−ブチル33部、スチレン20部、
アゾビスイソブチロニトリル0.5部からなるビニル系
単量体と重合開始剤の混合物を容器内に3時間かけて滴
下した後、同温度で3時間内容物を保持し、アクリル系
共重合体(A−1)を得た。得られたアクリル系共重合
体(A−1)の特性を表1に示した。
【0052】なお、表1に示したアクリル系共重合体
(A)の特性は、下記に示す測定方法での値を示す。 粘度:ガードナー・ホルト泡粘度計で測定した。(25
℃)。 加熱成分:1gのアクリル系共重合体をアルミニウム皿
の上にサンプリングし、150℃で1時間乾燥させた時
の残分比率(%)。 水酸基価:アクリル系共重合体の固形分1gに含まれる
水酸基と当量の水酸化カリウムのmg当量数。 酸価:アクリル系共重合体の固形分1gを中和するのに
要する水酸化カリウムのmg数。 重量平均分子量:ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーで測定し、ポリスチレンを基準とした値を示す。
【0053】(2)アクリル系共重合体(A−2)〜
(A−9)の製造 単量体組成を表1のように変更する他は、アクリル系共
重合体(A−1)と同様な重合を行ってアクリル系共重
合体(A−2)〜(A−9)を得た。得られたアクリル
系共重合体(A−2)〜(A−9)の特性を表1に示し
た。
【0054】
【表1】
【0055】[実施例1] (1)塗料の調製 上記の製造例で得られたアクリル系共重合体(A−1)
140部、CR−95(石原産業(株)製、塩素法酸化
チタン)100部、ユーバン20SE(三井東圧化学
(株)製、ブチル化メラミン樹脂、不揮発分60%)3
3.3部、エピコート#1001(油化シェルエポキシ
(株)製、エポキシ樹脂)10部、モダフロー(モンサ
ント社製、レベリング剤)0.1部、セロソルブアセテ
ート30部、キシレン30部およびガラスビーズ300
部の混合物を遊星型ボールミル(フリッツ、ジャパン社
製)に30分間かけて分散し、ガラスビーズを除去した
後、ソルベッソ#100(エッソ社製、芳香族石油留
分):セロソルブアセテート=80:20(重量比)の
希釈シンナーでNo.4フォードカップで20秒(20
℃)となるように希釈して、白色塗料を得た。
【0056】(2)塗膜性能の評価 0.8mm(厚さ)×70mm×150mmのリン酸亜
鉛処理したダル鋼板(ボンデライト144ダル鋼板、日
本テストパネル(株)製)に上記の白色塗料を乾燥膜厚
で30μmとなるようにエヤースプレー塗装した。10
分間室温にてセッティングの後、160℃で15分間焼
付けて塗装板を得た。得られた塗装板の塗膜性能の評価
結果を表3に示した。
【0057】[実施例2〜3、比較例1〜8]実施例1
と同様にして、表2に記載する配合割合により各種の白
色塗料を調製した。次いで、この白色塗料を用い、実施
例1と同様な方法を繰り返して塗装板を得た。この得ら
れた塗装板についての塗膜性能の評価結果を表3に示し
た。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】表3から明らかなように、実施例1〜3の
熱硬化被覆組成物の塗膜は、優れた塗膜性能を示した。
これに対して、本発明が規定する条件を満たさない比較
例1〜8の熱硬化被覆組成物の塗膜は、塗膜外観または
耐食性、耐汚染性や相剥性等の塗膜性能が不十分であっ
た。
【0061】
【発明の効果】本発明の熱硬化被覆組成物は、塗膜外
観、耐食性、耐汚染性、耐候性、相剥性等の塗膜性能に
優れるために、種々の用途、例えば自動車、家電、建
材、プレコールメタル等の工業用途に幅広く用いること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)(a)下記一般式(I)で表わさ
    れる(メタ)アクリル単量体0.1〜10重量%、 【化1】 [式中、R1 ,R2 ,R3 は水素原子またはメチル基を
    表わし、Zは酸素原子またはイミノ基を表わし、R4 は
    炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコ
    キシ基または式(II) 【化2】 で示されるウレイド環を表わす。](b)水酸基含有ビ
    ニル系単量体5〜50重量%、(c)下記一般式(III)
    または(IV)で表わされるカルボキシル基含有単量体
    0.2〜10重量%、 【化3】 HOOCCH=CHCOOR5 (III) (式中、R5 は水素原子または炭素数1〜12の炭化水
    素置換基を表わす。) 【化4】 CH2 =C(COOH)CH2 COOR6 (IV) (式中、R6 は水素原子または炭素数1〜12の炭化水
    素置換基を表わす。)(d)下記一般式(V)で表わさ
    れる(メタ)アクリル酸エステル5〜94.7重量%、 【化5】 CH2 =C(R7 )COOR8 (V) (式中、R7 は水素原子またはメチル基を表わし、R8
    は炭素数1〜8の炭化水素置換基を表わす。)、および
    (e)共重合可能な他のビニル系単量体0〜80重量
    %、を共重合させて得られる、水酸基価20〜100m
    gKOH/gおよび酸価0.1〜40mgKOH/gで
    重量平均分子量が3000〜100000であるアクリ
    ル系共重合体(A)50〜94重量部、 (2)アミノ樹脂(B)5〜50重量部、および (3)エポキシ樹脂(C)1〜40重量部、からなる
    (ただし、アクリル系共重合体(A)とアミノ樹脂
    (B)とエポキシ樹脂(C)の合計量は100重量部で
    ある。)熱硬化被覆組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106871A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Toray Fine Chemicals Co Ltd アクリル共重合体の製造方法および粘着剤組成物
JP2007294435A (ja) * 2006-03-28 2007-11-08 Toray Ind Inc プラズマディスプレイ用硝子粉体含有ペースト組成物、及びそれを用いた転写フィルム
CN103666202A (zh) * 2013-09-10 2014-03-26 铜陵市肆得科技有限责任公司 一种环保油性防锈漆及其制备方法
CN103756522A (zh) * 2013-12-13 2014-04-30 张家港市双林制墨涂装有限公司 一种防火涂料

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