JPH10125225A - 陰極構体の製造方法 - Google Patents
陰極構体の製造方法Info
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- JPH10125225A JPH10125225A JP27820096A JP27820096A JPH10125225A JP H10125225 A JPH10125225 A JP H10125225A JP 27820096 A JP27820096 A JP 27820096A JP 27820096 A JP27820096 A JP 27820096A JP H10125225 A JPH10125225 A JP H10125225A
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- grid
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- sleeve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1グリッドが絶縁性の支持体上に固着さ
れ、この支持体上に固定したスペーサを介して第2グリ
ッドが固定された陰極構体を製造する工程を複雑にせず
にカットオフ電圧のばらつきをより小さくする。 【解決手段】 スペーサ8(8L,8R)及び第1グリ
ッドG1 を絶縁性支持体1上に固定し、且つスリーブホ
ルダ4を支持体1の下面に固定した仮組立陰極構体17
のスペーサ8上面にレーザ等の測長用の測定器の基準面
を接触させて、測定器から第1グリッドG1 までの距離
と陰極Kまでの距離を計測し、第1グリッドG1 と第2
グリッドG2 間の距離d12を得て、この値をカットオフ
電圧EKCOを定める式EKCO =M/(d01 a ×d12 b )
(ここでM,a,bは定数)に代入し、該式の陰極Kと
第1グリッドG1 間の距離d01を求めて、この求めた距
離d01になる様に吹付済スリーブ18をスリーブホルダ
内に摺動自在に挿入調整して距離d01に成る位置で固着
する。
れ、この支持体上に固定したスペーサを介して第2グリ
ッドが固定された陰極構体を製造する工程を複雑にせず
にカットオフ電圧のばらつきをより小さくする。 【解決手段】 スペーサ8(8L,8R)及び第1グリ
ッドG1 を絶縁性支持体1上に固定し、且つスリーブホ
ルダ4を支持体1の下面に固定した仮組立陰極構体17
のスペーサ8上面にレーザ等の測長用の測定器の基準面
を接触させて、測定器から第1グリッドG1 までの距離
と陰極Kまでの距離を計測し、第1グリッドG1 と第2
グリッドG2 間の距離d12を得て、この値をカットオフ
電圧EKCOを定める式EKCO =M/(d01 a ×d12 b )
(ここでM,a,bは定数)に代入し、該式の陰極Kと
第1グリッドG1 間の距離d01を求めて、この求めた距
離d01になる様に吹付済スリーブ18をスリーブホルダ
内に摺動自在に挿入調整して距離d01に成る位置で固着
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第1及び第2グリッ
ド間がスペーサを介して規制され、第1グリッドが絶縁
物から成る支持体に固定された陰極構体の製造方法に関
する。
ド間がスペーサを介して規制され、第1グリッドが絶縁
物から成る支持体に固定された陰極構体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から陰極線管(以下CRTと記す)
の電子銃陰極は酸化物等の電子放射物で構成した陰極
(以下Kと記す)より出た電子ビームは第1グリッド
(以下G1と記す)及び第2グリッド(以下G2 と記
す)の3電極より成るプリフォーカス系でフォーカスさ
れ、最小錯乱円領域を形成する。この様な最小錯乱円領
域が形成されたクロスオーバポイントはスクリーン上に
投影されるスポット径を定める場合に大きく影響する。
の電子銃陰極は酸化物等の電子放射物で構成した陰極
(以下Kと記す)より出た電子ビームは第1グリッド
(以下G1と記す)及び第2グリッド(以下G2 と記
す)の3電極より成るプリフォーカス系でフォーカスさ
れ、最小錯乱円領域を形成する。この様な最小錯乱円領
域が形成されたクロスオーバポイントはスクリーン上に
投影されるスポット径を定める場合に大きく影響する。
【0003】従って、上述の最小錯乱円領域はG1 にK
より負のバイアス電圧を掛け、上述の最小錯乱円領域の
面積が零となるときのバイアス電圧、即ち、カットオフ
電圧EKCO に大きく依存するため、このカットオフ電圧
EKCO は電子銃構体を設計する場合の重要なパラメータ
となる。
より負のバイアス電圧を掛け、上述の最小錯乱円領域の
面積が零となるときのバイアス電圧、即ち、カットオフ
電圧EKCO に大きく依存するため、このカットオフ電圧
EKCO は電子銃構体を設計する場合の重要なパラメータ
となる。
【0004】このカットオフ電圧EKCO は図3に示すK
とG1 間との距離d01或はG1 とG2 との間の距離d12
に依存し、下記の式1で表される。
とG1 間との距離d01或はG1 とG2 との間の距離d12
に依存し、下記の式1で表される。
【0005】
【数1】 EKCO =M/(d01 a ×d12 b ) ‥‥‥ (1) ここでM,a,bは定数である。
【0006】又、図3の様にG1 の上面とKの上面まで
の距離dgkはG1 の厚みをt1 とすると dgk=d01+t1 で表される。
の距離dgkはG1 の厚みをt1 とすると dgk=d01+t1 で表される。
【0007】従って、この様なKとG1 との距離d01及
びG1 とG2 との距離d12のばらつきを抑えることは陰
極のカットオフ電圧EKCO のばらつきを小さくする上で
重要となる。
びG1 とG2 との距離d12のばらつきを抑えることは陰
極のカットオフ電圧EKCO のばらつきを小さくする上で
重要となる。
【0008】この様な電子銃陰極のG1 の変形及びカッ
トオフ電圧EKCO のばらつきを抑えるために本出願人は
先に特開平5−36360号公報にて、G1 を除く他の
複数のグリッドが一対のビーディングガラス棒に所定間
隔で配設された電子銃に於いて、図4に示す様にG1 を
絶縁性の支持体1に固定し、G1 とG2 を規制するスペ
ーサ8を介してG1 及びG2 を一体に取り付けする様に
成した電子銃の陰極構体を提案した。
トオフ電圧EKCO のばらつきを抑えるために本出願人は
先に特開平5−36360号公報にて、G1 を除く他の
複数のグリッドが一対のビーディングガラス棒に所定間
隔で配設された電子銃に於いて、図4に示す様にG1 を
絶縁性の支持体1に固定し、G1 とG2 を規制するスペ
ーサ8を介してG1 及びG2 を一体に取り付けする様に
成した電子銃の陰極構体を提案した。
【0009】この様な電子銃陰極構体によればビーディ
ング時の熱及び圧力によるG1 の変形が防止出来ると共
にG1 及びG2 間の距離d12をスペーサで高精度に規定
可能と成る。
ング時の熱及び圧力によるG1 の変形が防止出来ると共
にG1 及びG2 間の距離d12をスペーサで高精度に規定
可能と成る。
【0010】この様な電子銃陰極構体をサブアッセンブ
ルする場合には非接触式距離計を用いてG1 とKとの距
離dgkを測定していた。
ルする場合には非接触式距離計を用いてG1 とKとの距
離dgkを測定していた。
【0011】図4は非接触式距離計としてエアマイクロ
メータを用いたものである。図4の陰極構体は特開平5
−36360号公報に開示したと同様の構成で中心に透
孔2の穿たれたセラミック等の絶縁性の支持体1と、透
孔2の下側に配設したスリーブホルダ4と、スリーブホ
ルダ4内に支持されたスリーブ3上に酸化等の電子放射
物5を吹付けたキャップ状のKと、スリーブ3内に配設
したヒータ6と、支持体1の透孔2を覆う様に固着した
アパーチャ7を有するG1 と、G1 とG2 の距離d12を
規制するスペーサ8によって構成されている。
メータを用いたものである。図4の陰極構体は特開平5
−36360号公報に開示したと同様の構成で中心に透
孔2の穿たれたセラミック等の絶縁性の支持体1と、透
孔2の下側に配設したスリーブホルダ4と、スリーブホ
ルダ4内に支持されたスリーブ3上に酸化等の電子放射
物5を吹付けたキャップ状のKと、スリーブ3内に配設
したヒータ6と、支持体1の透孔2を覆う様に固着した
アパーチャ7を有するG1 と、G1 とG2 の距離d12を
規制するスペーサ8によって構成されている。
【0012】この様な陰極構体のG1 のアパーチャ7に
エアマイクロメータのノズル9を挿入し、エアマイクロ
メータの基準面10をG1 の上面に押し当て、ノズル9
の先端から窒素ガス等の加圧気体11をKの電子放射物
5の塗布面に吹付ける。ノズル9の先端とKの電子放射
物5の塗布上面までの距離と加圧気体11の背圧とは一
定の関係にあるので、背圧をゲージ12で測定すること
でノズル9の先端とKの電子放出物5面(以下K面と記
す)までの距離、即ち、G1 とK面との距離dgkを正確
に測定することが出来る。
エアマイクロメータのノズル9を挿入し、エアマイクロ
メータの基準面10をG1 の上面に押し当て、ノズル9
の先端から窒素ガス等の加圧気体11をKの電子放射物
5の塗布面に吹付ける。ノズル9の先端とKの電子放射
物5の塗布上面までの距離と加圧気体11の背圧とは一
定の関係にあるので、背圧をゲージ12で測定すること
でノズル9の先端とKの電子放出物5面(以下K面と記
す)までの距離、即ち、G1 とK面との距離dgkを正確
に測定することが出来る。
【0013】図5は非接触距離計としてレーザ等の測定
器を用いた測定方法を示すもので先ず測定器13とG1
の上面との距離da を測定し、次にG1 のアパーチャ7
にレーザを通して、測定器13とK面上との距離db を
測定する。この距離db とda との差(db −da )が
G1 上面とK面上までの距離dgkとなり、G1 とKの距
離を図4の場合と同様に正確に測定することが出来る。
器を用いた測定方法を示すもので先ず測定器13とG1
の上面との距離da を測定し、次にG1 のアパーチャ7
にレーザを通して、測定器13とK面上との距離db を
測定する。この距離db とda との差(db −da )が
G1 上面とK面上までの距離dgkとなり、G1 とKの距
離を図4の場合と同様に正確に測定することが出来る。
【0014】上述の様にKとG1 間との距離は正確に測
定してサブアッセンブルすることが出来るが、式1で示
した様にカットオフ電圧EKCO を定めるにはG1 とG2
との距離d12も重要な因子となっている。
定してサブアッセンブルすることが出来るが、式1で示
した様にカットオフ電圧EKCO を定めるにはG1 とG2
との距離d12も重要な因子となっている。
【0015】先に、本出願人が特開平5−36360号
公報で提案した構成では図5に於いて、破線のG2 で示
す様に、G2 の下面にスペーサ8を直接固着するためG
1 とG2 間との距離d12は陰極構体をサブアッセンブル
する以前のスペーサ8を支持体1に固着するときに定ま
ってしまう。
公報で提案した構成では図5に於いて、破線のG2 で示
す様に、G2 の下面にスペーサ8を直接固着するためG
1 とG2 間との距離d12は陰極構体をサブアッセンブル
する以前のスペーサ8を支持体1に固着するときに定ま
ってしまう。
【0016】この様な時にG1 とG2 間との距離d12を
正確にサブアッセンブルする方法を本出願人は先に特開
平5−166457号公報及び特開平7−14507号
公報で提案している。
正確にサブアッセンブルする方法を本出願人は先に特開
平5−166457号公報及び特開平7−14507号
公報で提案している。
【0017】特開平5−166457号公報ではG1 と
G2 間の距離d12に正確に規制した段差を設けたロー付
治具を介して、支持体1にG1 及びスペーサ8をロー付
けすることで、G1 の板厚及びスペーサ8の厚みのばら
つきを吸収して正確に距離d12を得る様に成したもので
ある。
G2 間の距離d12に正確に規制した段差を設けたロー付
治具を介して、支持体1にG1 及びスペーサ8をロー付
けすることで、G1 の板厚及びスペーサ8の厚みのばら
つきを吸収して正確に距離d12を得る様に成したもので
ある。
【0018】又、特開平7−14507号公報では特開
平5−166457号公報と同様のロー付治具を用いて
支持体1にスペーサ8とG1 とをロー付する時に距離d
12が所定の値となる様に支持体1に固着した面とは反対
側のスペーサ8の面を研磨して、G1 とG2 との距離d
12を一層正確にする様に成したものである。
平5−166457号公報と同様のロー付治具を用いて
支持体1にスペーサ8とG1 とをロー付する時に距離d
12が所定の値となる様に支持体1に固着した面とは反対
側のスペーサ8の面を研磨して、G1 とG2 との距離d
12を一層正確にする様に成したものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来の陰極
構体のサブアッセンブル方法によれば、G1 とK間との
距離d01(又はdgk)は夫々、或る程度ばらつきを少な
くすることが出来るが、カットオフ電圧EKCO は夫々距
離d01及びd12のばらつきが独立で影響するため、より
一層正確にカットオフ電圧のばらつきを少なくすること
が望まれる。。
構体のサブアッセンブル方法によれば、G1 とK間との
距離d01(又はdgk)は夫々、或る程度ばらつきを少な
くすることが出来るが、カットオフ電圧EKCO は夫々距
離d01及びd12のばらつきが独立で影響するため、より
一層正確にカットオフ電圧のばらつきを少なくすること
が望まれる。。
【0020】この様なサブアッセンブル時の個々のばら
つきを少なくするために陰極組立の前に既に、出来上が
っているスペーサ8、即ち距離d12を何らかの方法で測
定し、この値を式1に代入し、所望のd01(又はdgk)
値を計算し、その値となる様に図4又は図5で測定した
方法と同様に陰極構体をサブアッセンブルすることが考
えられる。
つきを少なくするために陰極組立の前に既に、出来上が
っているスペーサ8、即ち距離d12を何らかの方法で測
定し、この値を式1に代入し、所望のd01(又はdgk)
値を計算し、その値となる様に図4又は図5で測定した
方法と同様に陰極構体をサブアッセンブルすることが考
えられる。
【0021】然し、この為には予め何らかの方法でG1
とG2 間の距離d12を測定し、その測定値とKの対応を
とらなければならず煩雑な作業となる。
とG2 間の距離d12を測定し、その測定値とKの対応を
とらなければならず煩雑な作業となる。
【0022】更に、図5の陰極構体組立方法を用いて、
図6の様にレーザ等の測定器13を左右スペーサ8L,
8Rの上面(13L及び13R)まで移動させた後に、
測定器13L及び13R位置から左右スペーサ8L及び
8Rの上面までの距離dc 及びdc ′を計測し、更に測
定器13を真中位置に移動させて、測定器13とG1と
の距離da 及び測定器13とK面上までの距離db を計
測し、距離da より(da −dc )と(da −dc ′)
を求めて、G2 とG1 間の距離d12を求めると共にdb
からd01を求めることも出来る。
図6の様にレーザ等の測定器13を左右スペーサ8L,
8Rの上面(13L及び13R)まで移動させた後に、
測定器13L及び13R位置から左右スペーサ8L及び
8Rの上面までの距離dc 及びdc ′を計測し、更に測
定器13を真中位置に移動させて、測定器13とG1と
の距離da 及び測定器13とK面上までの距離db を計
測し、距離da より(da −dc )と(da −dc ′)
を求めて、G2 とG1 間の距離d12を求めると共にdb
からd01を求めることも出来る。
【0023】然し、上述の測定方法ではレーザ等の測定
器13の光軸と、左右スペーサ8L及び8Rの面上を結
ぶ面との垂直度を補正するためにスペーサ8Lまでの距
離dc とスペーサ8Rまでの距離dc ′の両方を測定す
ることが望まれるので、距離dc 及びdc ′の測定が増
えるだけでなく、左右スペーサ8L及び8Rはレーザの
光軸を合すために測定器13或は陰極構体をXY平面内
に移動させなければならず陰極構体組立時の生産性をよ
り落とす弊害を生ずる。
器13の光軸と、左右スペーサ8L及び8Rの面上を結
ぶ面との垂直度を補正するためにスペーサ8Lまでの距
離dc とスペーサ8Rまでの距離dc ′の両方を測定す
ることが望まれるので、距離dc 及びdc ′の測定が増
えるだけでなく、左右スペーサ8L及び8Rはレーザの
光軸を合すために測定器13或は陰極構体をXY平面内
に移動させなければならず陰極構体組立時の生産性をよ
り落とす弊害を生ずる。
【0024】本発明は叙上の弊害を解消した陰極構体の
製造方法を提供しようとするものでその課題とするとこ
ろは従来の陰極構体の製造方法に比べて工程を複雑にす
ることなく、カットオフ電圧EKCO のばらつきをより一
層小さくすることの出来る陰極構体の製造方法を提供す
るにある。
製造方法を提供しようとするものでその課題とするとこ
ろは従来の陰極構体の製造方法に比べて工程を複雑にす
ることなく、カットオフ電圧EKCO のばらつきをより一
層小さくすることの出来る陰極構体の製造方法を提供す
るにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の陰極構体の製造
方法は、その例が図1に示されている様にG1 とG2間
の距離d12を規制するスペーサ8及びG1 が絶縁性の支
持体1の同一平面上に固着されると共に該絶縁性の支持
体1の下部にスリーブホルダ4が固着されている陰極構
体の製造方法に於いて、スリーブホルダ4内に電子放射
物5付のKを有するスリーブ3を摺動可能に挿通する工
程と、G1 とG2 間との距離d12及びG1 とK間との距
離d01(又はdgk)とを計測及び演算する工程と、G1
とKとの演算距離d01(又はdgk)に基づいてスリーブ
ホルダ4内のスリーブ3位置を調整して固着する工程と
によりG1 に対する陰極位置を調整した後にG2 を取り
付けて成るものである。
方法は、その例が図1に示されている様にG1 とG2間
の距離d12を規制するスペーサ8及びG1 が絶縁性の支
持体1の同一平面上に固着されると共に該絶縁性の支持
体1の下部にスリーブホルダ4が固着されている陰極構
体の製造方法に於いて、スリーブホルダ4内に電子放射
物5付のKを有するスリーブ3を摺動可能に挿通する工
程と、G1 とG2 間との距離d12及びG1 とK間との距
離d01(又はdgk)とを計測及び演算する工程と、G1
とKとの演算距離d01(又はdgk)に基づいてスリーブ
ホルダ4内のスリーブ3位置を調整して固着する工程と
によりG1 に対する陰極位置を調整した後にG2 を取り
付けて成るものである。
【0026】本発明の陰極構体の製造方法では支持体1
の上面にG1 及びスペーサ8を配設し、下面にスリーブ
ホルダ4を取り付けた状態で電子放射物5をKに配設し
たスリーブ3をスリーブホルダ4及び支持体1に穿った
透孔2内に挿通し、スリーブホルダ4の内径内に摺動自
在と成し、レーザ等の測定器13の基準面10をスペー
サ8の上面に押し当て、測定器13からG1 までの距離
を測定し、この測定値からG1 及びG2 間の距離d12を
求め、更に、G1 の下面からK面までの所望の距離d01
(又はdgk)を1式から求め、所望のd01(又はdgk)
位置までのスリーブ3のK面を上下に調整してスリーブ
3をスリーブホルダ4に溶接等で固着する様に成した後
に、G2 を取り付ける様に成したので工程を複雑にする
ことなくカットオフ電圧EKCO のばらつきをより一層小
さく出来ると共にスペーサ8及びG1 の寸法精度をらふ
にすることが出来る。
の上面にG1 及びスペーサ8を配設し、下面にスリーブ
ホルダ4を取り付けた状態で電子放射物5をKに配設し
たスリーブ3をスリーブホルダ4及び支持体1に穿った
透孔2内に挿通し、スリーブホルダ4の内径内に摺動自
在と成し、レーザ等の測定器13の基準面10をスペー
サ8の上面に押し当て、測定器13からG1 までの距離
を測定し、この測定値からG1 及びG2 間の距離d12を
求め、更に、G1 の下面からK面までの所望の距離d01
(又はdgk)を1式から求め、所望のd01(又はdgk)
位置までのスリーブ3のK面を上下に調整してスリーブ
3をスリーブホルダ4に溶接等で固着する様に成した後
に、G2 を取り付ける様に成したので工程を複雑にする
ことなくカットオフ電圧EKCO のばらつきをより一層小
さく出来ると共にスペーサ8及びG1 の寸法精度をらふ
にすることが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のCRT用電子銃の
陰極構体の製造方法を図1及び図2を用いて詳記する。
図1は本発明の工程説明図、図2は本発明の測定方法の
説明図を示す。尚、図3乃至図6との対応部分には同一
符号を付して説明する。
陰極構体の製造方法を図1及び図2を用いて詳記する。
図1は本発明の工程説明図、図2は本発明の測定方法の
説明図を示す。尚、図3乃至図6との対応部分には同一
符号を付して説明する。
【0028】先ず、図2によって本例の構成を詳記す
る。本例のCRT電子銃の陰極構体は従来例の特開平5
−36360号公報で開示したと同様のG1 を除く、複
数のG2 を含む他のグリッドが一対のビーディングガラ
スに所定間隔で支持された電子銃に於いて、G1 を絶縁
性を有する支持体1上に固定し、G1 とG2 間をスペー
サ8を介して取り付ける様に成したもので、支持体1は
アルミナ或はフォルステ系のセラミックにより作製さ
れ、この支持体1の略々中心位置に透孔2が穿たれ、こ
の支持体1の一方の面(上面)に透孔2を覆う様にG1
を固定すると共に左右スペーサ8L,8RをG1 の左右
に固定する。
る。本例のCRT電子銃の陰極構体は従来例の特開平5
−36360号公報で開示したと同様のG1 を除く、複
数のG2 を含む他のグリッドが一対のビーディングガラ
スに所定間隔で支持された電子銃に於いて、G1 を絶縁
性を有する支持体1上に固定し、G1 とG2 間をスペー
サ8を介して取り付ける様に成したもので、支持体1は
アルミナ或はフォルステ系のセラミックにより作製さ
れ、この支持体1の略々中心位置に透孔2が穿たれ、こ
の支持体1の一方の面(上面)に透孔2を覆う様にG1
を固定すると共に左右スペーサ8L,8RをG1 の左右
に固定する。
【0029】このG1 及び左右スペーサ8L及び8Rは
鉄ニッケル合金、或は鉄コバルトニッケル合金から構成
する。
鉄ニッケル合金、或は鉄コバルトニッケル合金から構成
する。
【0030】これらG1 及びスペーサ8L及び8Rの支
持体1への固着方法は特開平5−166457号公報等
で説明されていると同様にロー付治具を用いて、図2に
示す様にスペーサ8L及び8Rの上面とG1 の上面の段
差が所望のd12に等しくなる様にする。
持体1への固着方法は特開平5−166457号公報等
で説明されていると同様にロー付治具を用いて、図2に
示す様にスペーサ8L及び8Rの上面とG1 の上面の段
差が所望のd12に等しくなる様にする。
【0031】上記した従来のサブアッセンブリ方法で
は、このスペーサ8L及び8R並びにG1 を支持体1に
固着する際のG1 とG2 間の距離d12のばらつきが電子
銃のカットオフ電圧EKCO のばらつきにきいてくるた
め、スペーサ8L及び8RやG1の厚みを高い精度で加
工しなければならなかったが、本例では後述するも距離
d12の値によってK組立時の距離d01(又はdgk)の目
標値を補正する様にしているので、スペーサ8L及び8
RやG1 の加工精度を従来程、上げる必要がなくなる。
は、このスペーサ8L及び8R並びにG1 を支持体1に
固着する際のG1 とG2 間の距離d12のばらつきが電子
銃のカットオフ電圧EKCO のばらつきにきいてくるた
め、スペーサ8L及び8RやG1の厚みを高い精度で加
工しなければならなかったが、本例では後述するも距離
d12の値によってK組立時の距離d01(又はdgk)の目
標値を補正する様にしているので、スペーサ8L及び8
RやG1 の加工精度を従来程、上げる必要がなくなる。
【0032】更に、上面にフランジ部を有する筒状のス
リーブホルダ4を用意し、上記した支持体1にスペーサ
8L及び8R並びにG1 が固着された面(上面)とは反
対の面(下面)の透孔2を覆う位置にスリーブホルダ4
を固着する。
リーブホルダ4を用意し、上記した支持体1にスペーサ
8L及び8R並びにG1 が固着された面(上面)とは反
対の面(下面)の透孔2を覆う位置にスリーブホルダ4
を固着する。
【0033】上述の支持体1へのスペーサ8L及び8
R、G1 、スリーブホルダ4の固着方法はロー付に限定
されることなく、ガラス付、ハーメチック等の方法で接
合可能である。
R、G1 、スリーブホルダ4の固着方法はロー付に限定
されることなく、ガラス付、ハーメチック等の方法で接
合可能である。
【0034】次に図1の工程図を説明すると、上述のス
ペーサ8(8L及び8R)、G1 、支持体1、スリーブ
ホルダ4を図1の様に用意して、固着工程ST1 で仮組
立陰極構体17を得る。
ペーサ8(8L及び8R)、G1 、支持体1、スリーブ
ホルダ4を図1の様に用意して、固着工程ST1 で仮組
立陰極構体17を得る。
【0035】更に、外径がスリーブホルダ4の内径に接
し、摺動可能に遊嵌し得る大径スリーブ部3aと、この
大径スリーブ部3aに延設して、支持体1に穿った透孔
2内に挿入可能な外径を有する小径スリーブ部3bとよ
り成るスリーブ3と、この小径スリーブ部3bの上端に
覆せられたキャップ部3cに酸化物等の電子放射物5を
塗布或は含浸させたKとより構成した吹付済スリーブ1
8を用意する。
し、摺動可能に遊嵌し得る大径スリーブ部3aと、この
大径スリーブ部3aに延設して、支持体1に穿った透孔
2内に挿入可能な外径を有する小径スリーブ部3bとよ
り成るスリーブ3と、この小径スリーブ部3bの上端に
覆せられたキャップ部3cに酸化物等の電子放射物5を
塗布或は含浸させたKとより構成した吹付済スリーブ1
8を用意する。
【0036】次に陰極構体組立工程ST2 に入る。この
工程ST2 では先ず、図2に示す様に支持体1に固着し
たスペーサ8L及び8Rの上面に非接触距離計等の測定
器13の基準面10を接触させる。基準面10には透孔
15が穿たれているので、この透孔15にレーザを通し
て、G1 の上面までの距離da 及びG1 のアパーチャ7
に同じくレーザを通しKの電子放射物5面上までの距離
db を計測する。
工程ST2 では先ず、図2に示す様に支持体1に固着し
たスペーサ8L及び8Rの上面に非接触距離計等の測定
器13の基準面10を接触させる。基準面10には透孔
15が穿たれているので、この透孔15にレーザを通し
て、G1 の上面までの距離da 及びG1 のアパーチャ7
に同じくレーザを通しKの電子放射物5面上までの距離
db を計測する。
【0037】この為にスリーブホルダ4の内径に吹付済
スリーブ18を図2に示す様に摺動させつつ挿入する。
スリーブ18を図2に示す様に摺動させつつ挿入する。
【0038】先ず、G1 とG2 間の距離d12を計測する
には、計測器13を用いてG1 の上面までの距離da を
計測すれば、測定器13から基準面10の下面までの距
離dは予めわかっているので距離d12は d12=da −d の様に簡単に求めることが出来る。
には、計測器13を用いてG1 の上面までの距離da を
計測すれば、測定器13から基準面10の下面までの距
離dは予めわかっているので距離d12は d12=da −d の様に簡単に求めることが出来る。
【0039】次に、この距離d12の値をカットオフ電圧
を求める1式に代入し、カットオフ電圧EKCO に対し所
望の距離d01(又はdgk)値を求めることが出来る。
を求める1式に代入し、カットオフ電圧EKCO に対し所
望の距離d01(又はdgk)値を求めることが出来る。
【0040】次に測定器13のレーザを透孔15を通し
てKの電子放射物5面上に照射し、距離db を計測すれ
ば、G1 の上面からK面までの距離dgkは dgk=db −da として簡単に計算出来る。
てKの電子放射物5面上に照射し、距離db を計測すれ
ば、G1 の上面からK面までの距離dgkは dgk=db −da として簡単に計算出来る。
【0041】この距離dgk(dgk−t1 =d01)或はd
01の値が1式から計算した所望の値になる様に吹付済ス
リーブ18をスリーブホルダ4の内径内で摺動調整し、
溶接等で固定する。
01の値が1式から計算した所望の値になる様に吹付済ス
リーブ18をスリーブホルダ4の内径内で摺動調整し、
溶接等で固定する。
【0042】次に予め用意された、特開平5−3636
0号公報に明示されていると同様に構成した略々漏斗状
のG2 を第2グリッド付け工程ST3 に示す様にスペー
サ8L及び8R上に溶接する。この漏斗状の1つのG2
には図1に示されている様にR(赤)、G(緑)、B
(青)用の調整済の3個の陰極RK,GK,BKが固着
されて陰極構体19が組立られる。
0号公報に明示されていると同様に構成した略々漏斗状
のG2 を第2グリッド付け工程ST3 に示す様にスペー
サ8L及び8R上に溶接する。この漏斗状の1つのG2
には図1に示されている様にR(赤)、G(緑)、B
(青)用の調整済の3個の陰極RK,GK,BKが固着
されて陰極構体19が組立られる。
【0043】更に、この様に組立られた陰極構体19の
G2 を第3グリッドG3 、第4グリッド等の他のグリッ
ドと共に一対のビーディングガラスによって一体化する
ビーディング工程ST4 を行い、更にヒータ6(図2参
照)をスリーブ3内に挿入し、所定位置に保持させた後
に継線を行なう工程ST5 を経て、電子銃を完成させて
いる。
G2 を第3グリッドG3 、第4グリッド等の他のグリッ
ドと共に一対のビーディングガラスによって一体化する
ビーディング工程ST4 を行い、更にヒータ6(図2参
照)をスリーブ3内に挿入し、所定位置に保持させた後
に継線を行なう工程ST5 を経て、電子銃を完成させて
いる。
【0044】
【発明の効果】本発明は予めG1 とG2 間の距離d12を
計測し、この計測値をカットオフ電圧EKCO を定める式
に代入してG1 とK面間との距離d01(dgk)を求め、
この求めた距離d01となる様に吹付済スリーブを上下に
調整してスリーブホルダに固着させる様にしているので
d12のばらつきの影響がカットオフ電圧値に影響するこ
とがなく、従来工程に比べて複雑にならずにカットオフ
電圧のばらつきを一層小さくすることが出来るCRT電
子銃の陰極構体の製造方法が得られる。
計測し、この計測値をカットオフ電圧EKCO を定める式
に代入してG1 とK面間との距離d01(dgk)を求め、
この求めた距離d01となる様に吹付済スリーブを上下に
調整してスリーブホルダに固着させる様にしているので
d12のばらつきの影響がカットオフ電圧値に影響するこ
とがなく、従来工程に比べて複雑にならずにカットオフ
電圧のばらつきを一層小さくすることが出来るCRT電
子銃の陰極構体の製造方法が得られる。
【図1】本発明の陰極構体の製造方法の工程説明図であ
る。
る。
【図2】本発明の陰極構体の製造方法の測定方法の説明
図である。
図である。
【図3】従来の陰極構体の構成図である。
【図4】従来の陰極構体の測定方法の説明図である。
【図5】従来の陰極構体の他の測定方法の説明図であ
る。
る。
【図6】従来の陰極構体の第1グリッドと第2グリッド
間測定方法説明図である。
間測定方法説明図である。
G1 第1グリッド、G2 第2グリッド、K 陰極、
1 支持体、3 スリーブ、4 スリーブホルダ、8
(8L,8R)スペーサ、13 測定器、18吹付済ス
リーブ、19 陰極構体
1 支持体、3 スリーブ、4 スリーブホルダ、8
(8L,8R)スペーサ、13 測定器、18吹付済ス
リーブ、19 陰極構体
Claims (2)
- 【請求項1】 第1グリッドと第2グリッド間の距離を
規制するスペーサ及び第1グリッドが絶縁性の支持体の
同一平面上に固着されると共に該絶縁性の支持体の下部
にスリーブホルダが固着されている陰極構体の製造方法
に於いて、 上記スリーブホルダ内に電子放射物付の陰極を有するス
リーブを摺動可能に挿入する工程と、 上記第1グリッドと上記第2グリッド間との距離及び該
第1グリッドと上記陰極間との距離とを計測演算する工
程と、 上記第1グリッドと上記陰極との演算距離に基づいて上
記スリーブホルダ内の上記スリーブ位置を調整して固着
する工程により該第1グリッドに対する該陰極の位置を
調整した後に上記第2グリッドを取り付けて成ることを
特徴とする陰極構体の製造方法。 - 【請求項2】 前記計測演算する工程に於いて、非接触
式距離計の基準面を前記スペーサの上面に接触させ、該
基準面と前記第1グリッド上面との距離及び該第1グリ
ッドと前記陰極との距離を該非接触式距離計を用いて測
定し、前記第2グリッドと該第1グリッド間の距離値よ
り、該第1グリッドと該陰極間の距離値が所望の値と成
る様に成したことを特徴とする請求項1記載の陰極構体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27820096A JPH10125225A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 陰極構体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27820096A JPH10125225A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 陰極構体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10125225A true JPH10125225A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17594001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27820096A Pending JPH10125225A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 陰極構体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10125225A (ja) |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP27820096A patent/JPH10125225A/ja active Pending
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