JPH10129304A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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JPH10129304A
JPH10129304A JP8294052A JP29405296A JPH10129304A JP H10129304 A JPH10129304 A JP H10129304A JP 8294052 A JP8294052 A JP 8294052A JP 29405296 A JP29405296 A JP 29405296A JP H10129304 A JPH10129304 A JP H10129304A
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JP
Japan
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lock
state
control
rotation speed
speed
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Application number
JP8294052A
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English (en)
Inventor
Masaru Sakakibara
賢 榊原
Hiromasa Sakai
弘正 酒井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021—Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
    • F02D41/0215—Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with elements of the transmission
    • F02D41/022—Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with elements of the transmission in relation with the clutch status
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/12—Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02D2200/50—Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle or its components
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02D2400/12—Engine control specially adapted for a transmission comprising a torque converter or for continuously variable transmissions
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 L/U式の自動変速機搭載車両で、F/Cハ
ンチング防止と燃費向上等との両者の機能を可能な限り
引き出して、その両立を図る。 【解決手段】 エンジン1側でのF/Cおよびリカバリ
ー制御におけるリカバリー回転数とF/Cイン回転数の
回転数差を、自動変速機2側でのL/U制御におけるL
/UON状態のときは、そのL/UOFF状態のときよ
りも小さくするよう制御する。L/UON状態は、回転
数ヒステリシスを大きくとらなくても、F/Cハンチン
グしないためヒステリシスを小さくする。また、例えば
その小さくしたヒステリシス状態で、低下せしめられた
F/Cイン回転数対応車速以上の車速で走行していて
も、ドライバーが足をアクセルぺダルから離すと、F/
Cを行うことが可能である。よって、L/UON中を検
知し、L/UON状態ではF/Cイン回転数を下げるこ
とで、大幅に燃費向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における車両
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を搭載する車両において、従
来、例えば特開昭58−57048号公報(文献1)に
記載の如くの自動変速機搭載車用エンジンのフューエル
カット制御(F/C制御)技術が知られている。
【0003】文献1では、アクセルぺダル釈放時の制御
が示され、エンジン回転数についての所定のF/Cリカ
バリー回転数とF/C回転数に一定の差(エンジン回転
数ヒステリシス)を設定し、燃料の供給の遮断・供給の
再開を制御することを基本(減速時F/C制御)とし
て、これと自動変速機でのダウンシフトとの関連制御が
提案される。
【0004】ここに、F/Cリカバリー回転数は、フュ
ーエルカット可能なエンジン回転数の下限値、すなわち
これ以下のエンジン回転数では、燃料供給を再開(フュ
ーエルリカバリー)してもエンジンストール(エンス
ト)を生ずるようなエンジン回転数の限界値である。F
/C回転数は、ハンチング防止の目的でF/Cリカバリ
ー回転数より高回転側に設定したエンジン回転数値(F
/Cイン回転数)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記フューエルカット
制御では、アクセルぺダルから足を離し、これを釈放し
た惰性走行中エンジンからの動力が不要であることか
ら、燃費の向上、未燃焼有害物質の排出抑制などを図る
べく燃料供給の遮断を実行し、その燃費向上等を実現さ
せようとするものであるとともに、そのフューエルカッ
ト制御の実施に際しては、上述ような所定F/Cリカバ
リー回転数と所定F/C回転数(すなわちF/Cイン回
転数)の回転数差による、一定量の回転数ヒステリシス
を設けてこれを実行することができる。
【0006】ところが、次のような面から考察すると、
なお、更なる改善、拡張をなしえる余地がある。車両に
搭載の自動変速機は、伝動効率の向上により燃費を良く
する目的で、その伝動系に挿入したトルクコンバータ
を、これによるトルク増大機能やトルク変動吸収機能が
不要なカップリング領域での車両運転状態のもとでは、
トルクコンバータ入出力要素間が直結されたロックアッ
プ状態にし得るようにしたロックアップ式のものに切り
換えられる傾向にある。したがって、この場合の自動変
速機の制御では、ロックアップオン(L/UON)の状
態と、直結状態を解除するロックアップオフ(L/UO
FF)状態との切換えを行うロックアップ制御も実行さ
れる。
【0007】一方また、車両の惰性走行(コースト走
行)中に、かかるロックアップ式の自動変速機の制御で
は、そのトルクコンバータはこれをロックアップ状態に
するコーストL/Uも採用される。特に、コーストL/
Uでのフューエルカットは、エンストを適切に回避して
これが実行できると、極めて有効で効果的な手段とな
る。
【0008】ここで、上記ロックアップ制御も行う自動
変速機搭載車両において、ロックアップのON/OFF
にかかわらず、エンジンのフューエルカット制御でのF
/Cイン回転数とF/Cリカバリー回転のヒステリシス
が同じであると、下記のような不利等が生ずる。
【0009】一つは、そのヒステリシスを大きくとらな
いと、自動変速機制御側のロックアップOFF状態で、
フューエルカットハンチングを起こす場合がある。この
ようなフューエルカットヒステリシス(F/Cヒステリ
シス)を大きくしないとロックアップOFFでハンチン
グを起こしやすい問題については、次のように説明する
ことができる。すなわち、ロックアップしていないとき
(L/UOFF状態)は、ロックアップしている時(L
/UON時)よりも、駆動系のイナーシャが小さい。こ
のため、よりその分、F/Cリカバリー時にエンジンが
吹き上がりやすいので、ハンチングしやすくなる。した
がって、このような観点からは、たとえリカバリー時の
エンジンの吹き上がりあっても、本来のハンチング防止
を確実に達成しようとするなら、フューエルカットおよ
びそのリカバリー制御での回転数ヒステリシスの程度は
大きく設定することが必要とされる。
【0010】他方、その反面、設定する回転数ヒステリ
シスが大きいと、F/Cイン回転数が高くなる。結果、
この場合は、フューエルカットできる状況が減少し、燃
費が良くならず、その分、燃費は悪化する。したがっ
て、この意味においては、フューエルカット制御本来の
燃費向上等の実効性がそれだけ低下することになる。
【0011】また、上記のように下限値であるF/Cリ
カバリー回転数は、搭載エンジンの耐エンスト性などで
決まり、一定の限界があり、その制約を受ける。更にま
た、図3は、後記でも本発明のロックアップON/OF
F状態に個別的に対応させた制御内容の原理説明で参照
する図であるが、これを用いて上記文献1に従う技術を
補足的に説明すると、次のようになる。
【0012】この場合は、そのエンジンのフューエルカ
ット制御でのF/Cイン回転数とF/Cリカバリー回転
数の回転数ヒステリシスが、固定で一定であるため、図
3中でいえば、下限値のF/Cリカバリー回転数は、対
応搭載エンジンの耐エンスト性等から決定される所定エ
ンジン回転数値N1 ′に相当する。一方、F/Cイン回
転数は、該回転数値N1 ′から一定回転数量高回転数側
に固定的に定められた所定エンジン回転数値N2 ′(N
2 ′>N1 ′)に相当する。そして、回転数ヒステリシ
スは、ロックアップON/OFFにかかわらず、一律、
これら固定値間のN2 ′〜N1 ′の一定範囲であり、こ
れが上記文献1の場合のヒステリシス領域となることに
なる。
【0013】よって、いま、車速VSPが車速値V2 ′
(F/Cイン回転数N2 ′に対応する車速)以下で走行
していると、その車両走行状態から、ドライバーが足を
アクセルぺダルから離しても、フューエルカットできな
い。このようなケースでアクセルぺダルを釈放した場面
に該当する時、そのようにフューエルカットができない
場合も発生することから、このことは、実質的にその分
フューエルカット領域が狭小で、結果的に、やはりフュ
ーエルカットできる状況が少ないとみることもできる。
したがって、コーストL/Uを採用する車両の場合にあ
っては、これは、コーストL/Uによるフューエルカッ
トの効果が確保しにくいことをも意味する。
【0014】望ましいのは、自動変速機がロックアップ
式自動変速機の場合でも、前述のような観点から、ハン
チング防止と燃費向上等との両者の機能を十分引き出せ
て、その両立が図れるようにすることである。また、コ
ーストL/U実行時のフューエルカット実行可能領域も
拡張できて、そのコーストL/Uによるフューエルカッ
トの効果が確保できるようにすることである。
【0015】本発明は、以上のような考察に基づき、既
述したような点から改良を加え、車両に搭載のエンジ
ン、自動変速機の動力駆動系についての制御、特に自動
変速機がロックアップ式のものでロックアップ制御をも
実行する場合に適用して好適で、上述したよう不利等を
解消しようというものである。また、ロックアップ式の
自動変速機の場合でも、フューエルカットハンチング防
止と燃費向上等との両者の機能を可能な限り引き出し
て、その両立を図ることのできる制御を実現しようとい
うものである。また、この場合において、惰性走行時ロ
ックアップ(コーストL/U)実行時のフューエルカッ
ト実行可能領域も拡張できて、その惰性走行時ロックア
ップによるフューエルカットの効果も確保できる、より
改良された車両制御装置を提供しようというものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの動
力を伝達される自動変速機としてロックアップ式のトル
クコンバータを備え、該エンジン側ではフューエルカッ
トおよびそのリカバリー制御を行うとともに、該自動変
速機側ではロックアップ制御を行う車両制御装置におい
て、前記フューエルカットおよびリカバリー制御におけ
るリカバリー回転数とフューエルカットイン回転数の回
転数差を、前記ロックアップ制御におけるロックアップ
オン状態のときは、そのロックアップオフ状態のときよ
りも小さくするよう制御する、ことを特徴とするもので
ある。
【0017】また、本発明は、フューエルカットおよび
そのリカバリー制御が可能なエンジンと、該エンジンの
動力を入力される自動変速機を備える自動変速機搭載車
両において、前記エンジンと前記自動変速機との間の伝
動系に挿入したトルクコンバータを、入出力要素間が直
結されたロックアップ状態にし得るよう制御するロック
アップ制御手段と、該ロックアップ制御手段によるロッ
クアップオン状態であることを検知するロックアップ検
知手段と、該ロックアップ検知手段によりロックアップ
オン中であることが検知された場合、前記フューエルカ
ットおよびリカバリー制御におけるフューエルカットイ
ン回転数を下げるよう、制御する切換え制御手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0018】また、上記において、前記ロックアップ制
御は、車両の惰性走行時にロックアップを行う惰性走行
時ロックアップ制御を含むとともに、前記車両の走行が
惰性走行状態であるか否かを判断する判断手段を、更に
備え、該判断手段により車両の走行が惰性走行状態であ
ると判断され、かつ該惰性走行時に前記ロックアップ制
御によりロックアップオン状態とされているとき、前記
フューエルカットイン回転数を予め定めた所定回転数分
下げるよう、切換え制御する、ことを特徴とするもので
ある。
【0019】また、前記フューエルカットおよびリカバ
リー制御におけるリカバリー回転数として、ロックアッ
プオフ状態のときとロックアップオン状態のときとで共
通もしくはほぼ等しい所定エンジン回転数値が設定さ
れ、前記フューエルカットおよびリカバリー制御におけ
るフューエルカットイン回転数として、ロックアップオ
フ状態の場合に適用するロックアップオフ状態用の第1
の所定エンジン回転数値、および該第1の所定エンジン
回転数より低回転側の所定エンジン回転数であって、ロ
ックアップオン状態の場合に適用するロックアップオン
状態用の第2の所定エンジン回転数値の2種類が予め設
定され、前記リカバリー回転数用の所定エンジン回転数
値を基準として、それぞれ、そのリカバリー回転数用の
所定エンジン回転数値と前記第1の所定エンジン回転数
値との間で、ロックアップオフ状態での前記フューエル
カットおよびリカバリー制御に適用される、大きな回転
数ヒステリシスが設定され、そのリカバリー回転数用の
所定エンジン回転数値と前記第2の所定エンジン回転数
値との間で、ロックアップオン状態での前記フューエル
カットおよびリカバリー制御に適用される、小さな回転
数ヒステリシスが設定され、前記切換え制御は、ロック
アップオフ状態とロックアップオン状態に応じて、これ
ら大小の回転数ヒステリシスを選択的に切換える、こと
を特徴とするものである。
【0020】また、前記ロックアップオフ状態で適用さ
れる、大きな回転数ヒステリシスは、350rpmもし
くはその近傍値に選定され、前記ロックアップオン状態
で適用される、小さな回転数ヒステリシスは、200r
pmもしくはその近傍値に選定されている、ことを特徴
とするものである。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、車両はエンジンの動
力を伝達されるロックアップ式のトルクコンバータを搭
載し、該エンジン側ではフューエルカットおよびそのリ
カバリー制御を行うとともに、該自動変速機側ではロッ
クアップ制御を行うが、この場合、本発明によれば、前
記フューエルカットおよびリカバリー制御におけるリカ
バリー回転数とフューエルカットイン回転数の回転数差
を、前記ロックアップ制御におけるロックアップオン状
態のときは、そのロックアップオフ状態のときよりも小
さくするように、ロックアップオン/オフ(に対応させ
て選択的に切換え制御することができる。よって、ロッ
クアップ制御も行う自動変速機搭載車両において、ロッ
クアップのON/OFFにかかわらず、エンジンのフュ
ーエルカット制御でのフューエルカットイン回転数とリ
カバリー回転の回転数ヒステリシスが同じである場合に
おける既述した如き不利等が生ずるのを避けられ、ロッ
クアップ式の自動変速機の場合でも、フューエルカット
ハンチング防止と燃費向上等との両者の機能を可能な限
り引き出して、その両立を図ることのできる制御を実現
できる。
【0022】また、好ましくは、フューエルカットおよ
びそのリカバリー制御が可能なエンジンと、該エンジン
の動力を入力される自動変速機を備える自動変速機搭載
車両において、前記エンジンと前記自動変速機との間の
伝動系に挿入したトルクコンバータを、入出力要素間が
直結されたロックアップ状態にし得るよう制御するロッ
クアップ制御手段と、該ロックアップ制御手段によるロ
ックアップオン状態であることを検知するロックアップ
検知手段と、該ロックアップ検知手段によりロックアッ
プオン中であることが検知された場合、前記フューエル
カットおよびリカバリー制御におけるフューエルカット
イン回転数を下げるよう、制御する切換え制御手段とを
備える構成として、本発明は好適に実施でき、同様にし
て上記のことを実現することを可能ならしめる。
【0023】この場合において、ロックアップオン状態
は、回転数ヒステリシスを大きくとらなくても、ロック
アップオフ状態に比し、駆動系のイナーシャが大きく、
その分リカバリー時にエンジンも吹き上がりにくく、ハ
ンチングしにくい状態にあることから、回転数ヒステリ
シスを小さくしてフューエルカットハンチングを良好に
防止でき、また、その回転数ヒステリシスした状態で、
当該低下せしめられたフューエルカットイン回転数に対
応する車速以上の車速で走行していても、ドライバーが
足をアクセルぺダルから離すと、フューエルカットを行
うことが可能である。よって、ロックアップオン中であ
ることを検知して、ロックアップオン状態では、フュー
エルカットイン回転数を下げることにより、フューエル
カットできる状況も拡げられ、大幅に燃費を向上させる
ことが可能となる。
【0024】また、好ましくは、前記ロックアップ制御
は、車両の惰性走行時にロックアップを行う惰性走行時
ロックアップ制御を含むとともに、前記車両の走行が惰
性走行状態であるか否かを判断する判断手段を、更に備
え、該判断手段により車両の走行が惰性走行状態である
と判断され、かつ該惰性走行時に前記ロックアップ制御
によりロックアップオン状態とされているとき、前記フ
ューエルカットイン回転数を予め定めた所定回転数分下
げるよう、切換え制御するよう構成して、本発明は実施
でき、同様にして上記のことを実現することを可能なら
しめる。更に、この場合は、惰性走行時ロックアップ実
行時のフューエルカット実行可能領域も拡張できて、そ
の惰性走行時ロックアップによるフューエルカットの効
果も確保できる、より改良された制御が実現できる。
【0025】また、好ましくは、前記フューエルカット
およびリカバリー制御におけるリカバリー回転数とし
て、ロックアップオフ状態のときとロックアップオン状
態のときとで共通もしくはほぼ等しい所定エンジン回転
数値が設定され、前記フューエルカットおよびリカバリ
ー制御におけるフューエルカットイン回転数として、ロ
ックアップオフ状態の場合に適用するロックアップオフ
状態用の第1の所定エンジン回転数値、および該第1の
所定エンジン回転数より低回転側の所定エンジン回転数
であって、ロックアップオン状態の場合に適用するロッ
クアップオン状態用の第2の所定エンジン回転数値の2
種類が予め設定され、前記リカバリー回転数用の所定エ
ンジン回転数値を基準として、それぞれ、そのリカバリ
ー回転数用の所定エンジン回転数値と前記第1の所定エ
ンジン回転数値との間で、ロックアップオフ状態での前
記フューエルカットおよびリカバリー制御に適用され
る、大きな回転数ヒステリシスが設定され、そのリカバ
リー回転数用の所定エンジン回転数値と前記第2の所定
エンジン回転数値との間で、ロックアップオン状態での
前記フューエルカットおよびリカバリー制御に適用され
る、小さな回転数ヒステリシスが設定され、前記切換え
制御は、ロックアップオフ状態とロックアップオン状態
に応じて、これら大小の回転数ヒステリシスを選択的に
切換えるよう構成して、本発明は好適に実施でき、同様
にして上記のことを実現することを可能ならしめる。
【0026】更に、この場合は、その回転数ヒステリシ
スの大小の切換え際しても、耐エンスト性からの制約の
ある、リカバリー時のリカバリー回転数は共通もしくは
ほぼ等しいのものを使用できる。よって、リカバリー回
転数を下げるなどその設計の変更をも伴わずに実施でき
る。かつまた、共通のリカバリー回転数を設定すれば、
その結果、切換え制御に使用する設定エンジン回転数値
も、その共通のリカバリー回転数、ロックアップオン状
態のフューエルカットイン回転数、ロックアップオフ状
態のフューエルカットイン回転数の3種類で済み、制御
プログラム上も処理は簡易なものとなり、これらの点で
も容易に本発明の狙いが良好に達成される。
【0027】また、この場合、前記ロックアップオフ状
態で適用される、大きな回転数ヒステリシスは、350
rpmもしくはその近傍値に選定し、前記ロックアップ
オン状態で適用される、小さな回転数ヒステリシスは、
200rpmもしくはその近傍値に選定して、本発明は
好適に実施でき、同様にして上記のことを実現すること
を可能ならしめる。ロックアップオン/オフにかかわら
ず同じ350rpm程度の回転ヒステリシスとすると、
例えば、特に惰性走行時ロックアップL/Uによる有利
なフューエルカットの効果を充分に確保しにくく、回転
数で150rpm程損をするが、本発明に従えば、その
150rpm分を稼げることができる。しかも、もし、
リカバリー回転数を150rpm下げることで対応しよ
うとする場合は、そのリカバリー回転数が耐エンスト性
などから決められる条件であって、下げるのにも限界が
あり、はなはだ容易ではないが、本発明では、そのよう
にしたのと実質的に同等以上の効果を容易に得ることも
できるものであり、この点でも効果的なものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシ
ステム構成図である。図中、1は電子制御燃料噴射式の
エンジン(ENG)、2はロックアップ式の自動変速機
(AT)、3は伝動系に挿入したトルクコンバータであ
る。自動変速機2は、トルクコンバータ3を経てエンジ
ン1の動力を入力され、選択変速段に応じたギヤ比で入
力回転を変速し、出力軸(不図示)に伝達するものとす
る。ここで、自動変速機2は、コントロールバルブ5内
におけるシフトソレノイドのON,OFFの組み合わせ
により選択変速段を決定され、トルクコンバータ3は、
同じくコントロールバルブ5内におけるロックアップソ
レノイド(L/Uソレノイド)のデューティ制御によ
り、入出力要素間を直結されないコンバータ状態(L/
UOFF)または入出力要素間を直結したロックアップ
状態(L/UON)にされるものとする。
【0029】シフトソレノイドのON/OFF、および
L/Uソレノイドの駆動デューティを制御するため自動
変速機コントロールユニット(ATCU)10を設け、
ATCU10には、図示しないが、例えば、車速VSP
を検出する車速センサからの信号、エンジン1のスロッ
トル開度TVOを検出するスロットル開度センサからの
信号等を入力する。
【0030】ATCU10によるロックアップ制御で
は、トルクコンバータ3によるトルク増大機能やトルク
変動吸収機能が不要なロックアップ領域での運転中か、
これら機能が必要なコンバータ領域での運転中か等の制
御領域の判定をし、制御要求に応じ、L/Uソレノイド
に対し駆動信号を送出し、L/UON/OFFを行う。
具体的には、例えば、予めスロットル開度と車速とで設
定したロックアップON線やロックアップOFF線によ
るロックアップ車速線データを用い、当該運転中の車両
の現在のスロットル開度と車速とを基に、いずれの車両
運転状態であるかを判別することによりロックアップ制
御を実行する。ATCU10内のL/U検知手段も、か
かる判別結果を利用し、L/U中であることを検知する
機能のものとして、構成することができる。
【0031】また、ドライバーがアクセルぺダルを釈放
したいわゆるコースト走行状態に該当するとき、エンス
ト回避と燃費向上を狙って、コーストL/Uをも行うも
のとし、L/U検知手段の検知に基づきL/UON状態
を示すL/U中信号を後述のエンジンコントロール系へ
送出する。ここに、エンジン制御側でフューエルカット
可能な場合、かかるコースト走行中におけるエンジン回
転数Neの低下を遅らせた方が、よりフューエルカット
時間が長くなって燃費向上効果に寄与し得る。よって、
ATCU10は、エンスト回避と燃費向上からコースト
L/U制御を実行し、上記の如くの直結状態となす。変
速制御およびロックアップ制御は、ATCU10が図示
しな制御プログラムに従い実行することができる。
【0032】エンジン1は、エンジンコントロール部
(ECM)20を備える。ECM20は、スロットル開
度TVOが全閉(TVO=0)状態であることを検知す
るスロットル全閉検知手段、ENG回転検出手段、イン
ジェクション6に対する燃料噴射制御手段を含んで構成
され、ECM20には、エンジン回転数Neを検出する
エンジン回転センサからの信号、エンジンスロットル開
度TVO信号、およびATCU10からのL/U中信号
等をそれぞれ入力する。
【0033】ECM20は、これら入力信号に基づき燃
料噴射パルス幅等を決定して、それをエンジン1に燃料
噴射制御信号として入力し、エンジン1は燃料噴射パル
ス幅に応じた量の燃料を供給されて運転される。更に、
本実施例では、ECM20は、後述する図2の制御プロ
グラムを実行することにより、本発明の狙いとするフュ
ーエルカット、及びそのリカバリー制御を行うととも
に、その場合に、F/Cリカバリー回転数とF/Cイン
回転数の差、すなわち回転数ヒステリシスを、L/UO
N状態はL/UOFF状態よりも小さくするよう、ロッ
クアップON/OFF状態に個別的に対応させた制御も
行う。
【0034】かかるロックアップON/OFFに応じた
回転数ヒステリシスに対する制御は、好ましくは、図3
に示すように、F/Cリカバリー回転数に対し、F/C
イン回転数を、L/UOFF時の状態の回転数から下げ
ることにより行う。回転数ヒステリシスは、ここでは、
F/Cリカバリー回転数(L/UONおよびL/UOF
Fの双方で共通の所定の設定エンジン回転数N1 ′)を
基準として、L/UOFF時回転数ヒステリシスと、L
/UON時回転数ヒステリシスとの2種類を設定し、こ
れらを選択的に切換え使用する。
【0035】L/U状態(L/UON時)では、回転数
ヒステリシスを大きくとらなくても、ハンチングしな
い。すなわち、L/Uしているときは、L/Uしていな
い状態(L/UOFF時)に比し、駆動系のイナーシャ
が大きいために、その分、リカバリー時にエンジンが吹
き上がりにくく、したがって、それだけL/Uしていな
い状態と比べて、ハンチングしにくい状態にあるから、
回転数ヒステリシスを図示の如くに小さくすることがで
きる。それ故、かかる小なるL/UON時回転数ヒステ
リシスでも、必要なフューエルカットハンチングの防止
は確保され、また同時に、これはフューエルカットでき
る状況を拡げることにもなり、両者の両立が図れる。こ
のため、例えば、車両が図3に示す車速V3 ′(L/U
ON時回転ヒステリシスでのF/Cイン回転数であるエ
ンジン回転数N3 の対応車速)以上の車速VSPで走行
していても、ドライバーが足をアクセルぺダルから離す
と、そこからでも、フューエルカットを行うことも可能
であり、この点でも効果的である。
【0036】よって、L/U中であることを検知して、
L/UON状態では、F/Cイン回転数を、エンジン回
転数N2 ′から、選択的に、該回転数より小なるエンジ
ン回転数N3 へ下げる(F/Cイン回転数変更制御)こ
とにより、実質的に、フューエルカットできる領域を大
幅に拡げられ(フューエルカット実行領域拡張)、大幅
に燃費を向上させることが可能となる。また、上記の手
法による場合は、回転数ヒステリシスの大小の切換え際
しても、耐エンスト性からの制約のある、F/Cリカバ
リー回転数は共通のものを使用できる。よって、F/C
リカバリー回転数を下げるなどその設計の変更をも伴わ
ずに実施でき、かつまたその結果、設定エンジン回転数
も、その共通のF/Cリカバリー回転数、L/UON状
態のF/Cイン回転数、L/UOFF状態のF/Cイン
回転数の3種類で済み、これらの点でも容易に本発明の
狙いが良好に達成される。
【0037】図2は、主として、ロックアップON/O
FFに応じたF/Cイン回転数変更処理の要部を含めて
示す、ステップS101〜ステップS108からなる好
適制御プログラム例を示す。本プログラム例は、図1の
使用搭載エンジン1に応じその耐エンジン性等から決定
された共通のF/Cリカバリー回転数用のエンジン回転
数N2 と、L/UON状態のF/Cイン回転数用のエン
ジン回転数N3 と、L/UOFF状態のF/Cイン回転
数用のエンジン回転数N1 をエンジン回転数判別データ
(N1 >N3 >N2 )として用いる例である。なお、こ
のフローチャートでは、過度状態(F/C→リカバリ
ー,燃料噴射制御→F/Cイン)を考慮していないが、
勿論これらをも考慮した制御プログラムを、図2の処理
を基本として、組み込むことができるのはいうまでもな
い。
【0038】まず、図2のステップS101において、
スロットル開度TVO情報に基づき、スロットル開度T
VO=0か否か、すなわちスロットル全閉がどうかを判
断する(スロットル全閉検知)。ステップS101の答
がNOのときは、アクセルペダルが踏まれているため、
ステップS106により燃料噴射制御の実行を継続し、
本プログラムは終了される。
【0039】一方、ステップS101の答がYesの場
合は、ドライバーがアクセルペダルから足を離した状態
である。この状態では、ステップS102において、現
在(今回ループ実行時)F/C中か否かをチェックす
る。ステップS102の答がYESのときは、F/C中
である。この場合は、ステップS107において、エン
ジン1のエンジン回転数Neを、F/Cリカバリー回転
数用の所定エンジン回転数N2 (例えば、1500rp
mもしくはその近傍値)と比較し、該所定回転数値より
低いか否かを判断する。その結果、F/C中で、かつス
テップS107の答がYESの場合、すなわちエンジン
回転数Neが該判別回転数値を未満の値であれば、リカ
バリー時であり、エンスト防止のためステップS106
により燃料供給を再開するよう制御される。これによ
り、フューエルカットを中止し、適切にエンスト回避を
図る。
【0040】これに対し、ステップS107の答がYE
Sのとき、したがってF/C中で、所定エンジン回転数
N2 以上の場合は、エンストを生じないでフューエルカ
ットを継続できるとみて、処理はステップS105側が
選択され、F/Cを続行すべF/C制御の実行を継続
し、本プログラムは終了される。これにより、燃費の向
上等を図る。
【0041】上記ステップS102のチェックの結果、
答がNOのとき、すなわちF/C中でなく燃料供給中の
場合は、ステップS103において、ATCU10から
のF/C中信号の入力があるかどうかにより、自動変速
機2側の制御がL/UON状態に該当するか否かを判断
する。ステップS103の答がNOのときは、L/UO
FF時である。この場合は、エンジン1のエンジン回転
数Neを、前記F/Cリカバリー用の所定回転数値N 2
よりも所定回転数量だけ高回転側に設定した、L/UO
FF時のF/Cイン回転数用の所定エンジン回転数N1
と比較し、該所定回転数値より高いか否かを判断する。
【0042】ここに、上記F/Cリカバリー用の所定回
転数値N2 とL/UOFF時のF/Cイン回転数用の所
定エンジン回転数値N1 の差は、L/UOFF時の回転
数ヒステリシスであり、そのヒステリシス量は、既述の
ような観点から、予めL/UOFF時でのエンジン1の
エンジン吹き上げがあっても、それによってはハンチン
グが生じない程度の所定量、好ましくは、例えば350
rpmもしくはその近傍に設定するものとする。したが
って、本プログラム例では、L/UOFF時のF/Cイ
ン回転数用の所定エンジン回転数N1 は、上記350r
pm程度高回転側の1850rpmもしくはその近傍値
に設定されている。
【0043】ステップS108の答に応じて、処理は、
ステップS106またはステップS105側のいずれか
が選択される。ステップS108の答がNOであり、エ
ンジン回転数Neが上記所定判別回転数N1 以下の場合
は、ステップS106による燃料噴射制御側が選択され
る。したがって、この場合は、燃料供給が継続されるよ
う制御される。これに対し、ステップS108の答がY
esで、エンジン回転数Neが上記所定判別回転数N1
を上回る場合、ステップS105によるF/C制御側が
選択される。
【0044】上述のようにして、車両走行中、ドライバ
ーがアクセルぺダルから足を離したコースト走行の場
合、L/UOFFの状態では、基本的には、上記した各
判断ステップS101,S102,S103,S10
7,S108と、上記したF/C制御及び燃料噴射制御
の各処理ステップS105,S106により、F/C中
はF/Cリカバリー用のステップS107での判別に応
じ、また燃料供給中の場合はF/Cイン用のステップS
108での判別に応じ、F/C制御または燃料噴射制御
の該当する処理が選ばれ、そして、必要な量だけ大きく
設定されたL/UOFF時の回転数ヒステリシスによ
り、駆動系のイナーシャが小さいL/UOFF状態でも
ハンチングを防止しつつ、適切なF/C制御、及びリカ
バリー制御が確保される。
【0045】しかして、L/UONのときは、上記ステ
ップS108での選択処理部分が、L/UON状態用に
個別に設けたステップS104による選択処理に切り換
えられる。すなわち、上記ステップS103の答がYE
Sのときは、L/UON時である。この場合は、ステッ
プS108の判別に代えてステップS105側の判別が
選ばれる。そして、ステップS105では、前記F/C
リカバリー用の所定回転数値N2 に対し、やはり高回転
側に設定されるものの、前記L/UOFF時のF/Cイ
ン回転数用の所定エンジン回転数値N1 よりは低く設定
した、L/UON時のF/Cイン回転数用の所定エンジ
ン回転数N3 を用い、これと比較し、エンジン回転数N
eが該所定回転数N3 値より高いか否かを判断する。
【0046】ここに、前記F/Cリカバリー用の所定回
転数値N2 と、このL/UON時のF/Cイン回転数用
の所定エンジン回転数値N3 の差は、上記で例示したL
/UOFF時の回転数ヒステリシス、すなわち350r
pm程度より小さく設定し、好ましくは、例えば200
rpmもしくはその近傍に設定するものとする。したが
って、本プログラム例では、L/UON時のF/Cイン
回転数用の所定エンジン回転数N3 は、上記200rp
m程度高回転側の1700rpmもしくはその近傍値に
設定されている。
【0047】そして、ステップS108での判断の結
果、その答に応じて、処理は、ステップS106または
ステップS105側のいずれかが選択される。ステップ
S108の答がNOであり、エンジン回転数Neが上記
所定判別回転数N3 以下の場合は、ステップS106に
よる燃料噴射制御側が選択される。したがって、この場
合は、燃料供給が継続されるよう制御される。これに対
し、ステップS108の答がYesで、エンジン回転数
Neが上記所定判別回転数N3を上回る場合、ステップ
S105によるF/C制御側が選択される。
【0048】また、このL/UONの場合は、F/Cイ
ン回転数が上記のように低回転側に低下される結果、そ
のL/UON時のF/Cイン回転数用の所定エンジン回
転数N3 (例えば1700rpm)に対応する車速VS
Pを上回わる車速で走行していて、そこから、ドライバ
ーが足をアクセルぺダルから離したコーストL/U制御
に該当するときは、L/UOFF状態ではF/Cができ
ないようなコースト走行の場面にでも、F/C実行が可
能となる(ステップS101→S102→S103→S
104→S105)。
【0049】このようにして、コースト走行の場合で、
かつL/UONの状態では、F/Cイン回転数をエンジ
ン回転数N3 へと下げることができる。したがって、L
/UON時は、小さく設定された回転数ヒステリシスを
もって、ハンチングも防止しつつ、適切なF/C制御、
及びリカバリー制御が行え、大幅に燃費を向上すること
が可能となり、また、コーストL/UによるF/Cの効
果も充分に発揮させることができる。
【0050】また、本実施例では、L/UOFF状態で
回転ヒステリシスを350rpmもしくはその近傍値、
L/UON状態で回転ヒステリシスを200rpmもし
くはその近傍値と設定しており、切り換えられる回転数
ヒステリシスとして、このよう設定条件で実施するのは
望ましい態様である。本制御を行わないと、コーストL
/UによるF/Cの効果を充分に確保しにくく、L/U
のON/OFFにかかわらず同じ350rpm程度の回
転ヒステリシスとすると、回転数で150rpm程損を
するが、本実施例に従えば、その150rpm分を稼げ
ることができる。しかも、もし、F/Cリカバリー回転
数を150rpm下げることで対応しようとする場合
は、そのF/Cリカバリー回転数が耐エンスト性などか
ら決められる条件であって、下げるのにも限界があり、
はなはだ容易ではないが、本実施例では、そのようにし
たのと実質的に同等以上の効果を容易に得ることもでき
るものであり、この点でも効果的である。
【0051】以上のように、本制御によれば、ロックア
ップ式の自動変速機2の場合でも、F/Cハンチング防
止と燃費向上等との両者の機能を可能な限り引き出し
て、その両立を図ることのできる制御を実現でき、しか
もまた、コーストL/U実行時のF/C実行可能領域も
拡張できて、コーストL/UによるF/Cの効果も確保
できる。
【0052】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではない。例えば、本実施例では、図2に従
う制御内容は、ECM20で実行させたが、これをAT
CU10側で実行させるか、またはかかる総合制御のた
めに別個のコントローラを設けて実行させる構成でも勿
論適用可能である。そのような場合は、例えば上記ステ
ップS105,S106においてそれぞれフラグをセッ
トするようにして、かかるフラグ情報をF/C制御及び
燃料噴射制御を行うエンジンコントロール系に送出すれ
ばよい。本発明は、このようにして実施することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の構成を示すシステム図
である
【図2】同例において適用できる制御プログラムの一例
を示すプログラムフローチャートである。
【図3】本発明に従う制御内容の説明に供する特性図で
あり、また、従来技術の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 エンジン(ENG) 2 自動変速機(AT) 3 トルクコンバータ 5 コントロールバルブ 6 インジェクタ 10 自動変速機コントロールユニット(ATCU) 20 エンジンコントロール部(ECM)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力を伝達される自動変速機
    としてロックアップ式のトルクコンバータを備え、該エ
    ンジン側ではフューエルカットおよびそのリカバリー制
    御が可能で、該自動変速機側ではロックアップ制御が可
    能な車両制御装置において、 前記フューエルカットおよびリカバリー制御におけるリ
    カバリー回転数とフューエルカットイン回転数の回転数
    差を、前記ロックアップ制御におけるロックアップオン
    状態のときは、そのロックアップオフ状態のときよりも
    小さくするよう制御する、ことを特徴とする車両制御装
    置。
  2. 【請求項2】 フューエルカットおよびそのリカバリー
    制御が可能なエンジンと、該エンジンの動力を入力され
    る自動変速機を備える自動変速機搭載車両において、 前記エンジンと前記自動変速機との間の伝動系に挿入し
    たトルクコンバータを、入出力要素間が直結されたロッ
    クアップ状態にし得るよう制御するロックアップ制御手
    段と、 該ロックアップ制御手段によるロックアップオン状態で
    あることを検知するロックアップ検知手段と、 該ロックアップ検知手段によりロックアップオン中であ
    ることが検知された場合、前記フューエルカットおよび
    リカバリー制御におけるフューエルカットイン回転数を
    下げるよう、制御する切換え制御手段とを備えることを
    特徴とする車両制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ロックアップ制御は、車両の惰性走
    行時にロックアップを行う惰性走行時ロックアップ制御
    を含むとともに、 前記車両の走行が惰性走行状態であるか否かを判断する
    判断手段を、更に備え、 該判断手段により車両の走行が惰性走行状態であると判
    断され、かつ該惰性走行時に前記ロックアップ制御によ
    りロックアップオン状態とされているとき、前記フュー
    エルカットイン回転数を予め定めた所定回転数分下げる
    よう、切換え制御する、ことを特徴とする請求項1、ま
    たは請求項2記載の車両制御装置。
  4. 【請求項4】 前記フューエルカットおよびリカバリー
    制御におけるリカバリー回転数として、ロックアップオ
    フ状態のときとロックアップオン状態のときとで共通も
    しくはほぼ等しい所定エンジン回転数値が設定され、 前記フューエルカットおよびリカバリー制御におけるフ
    ューエルカットイン回転数として、ロックアップオフ状
    態の場合に適用するロックアップオフ状態用の第1の所
    定エンジン回転数値、および該第1の所定エンジン回転
    数より低回転側の所定エンジン回転数であって、ロック
    アップオン状態の場合に適用するロックアップオン状態
    用の第2の所定エンジン回転数値の2種類が予め設定さ
    れ、 前記リカバリー回転数用の所定エンジン回転数値を基準
    として、それぞれ、 そのリカバリー回転数用の所定エンジン回転数値と前記
    第1の所定エンジン回転数値との間で、ロックアップオ
    フ状態での前記フューエルカットおよびリカバリー制御
    に適用される、大きな回転数ヒステリシスが設定され、 そのリカバリー回転数用の所定エンジン回転数値と前記
    第2の所定エンジン回転数値との間で、ロックアップオ
    ン状態での前記フューエルカットおよびリカバリー制御
    に適用される、小さな回転数ヒステリシスが設定され、 前記切換え制御は、ロックアップオフ状態とロックアッ
    プオン状態に応じて、これら大小の回転数ヒステリシス
    を選択的に切換える、ことを特徴とする請求項2、また
    は請求項3記載の車両制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ロックアップオフ状態で適用され
    る、大きな回転数ヒステリシスは、350rpmもしく
    はその近傍値に選定され、 前記ロックアップオン状態で適用される、小さな回転数
    ヒステリシスは、200rpmもしくはその近傍値に選
    定されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両制
    御装置。
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