JPH10130398A - プロピレン系樹脂射出成形体 - Google Patents

プロピレン系樹脂射出成形体

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JPH10130398A
JPH10130398A JP28494696A JP28494696A JPH10130398A JP H10130398 A JPH10130398 A JP H10130398A JP 28494696 A JP28494696 A JP 28494696A JP 28494696 A JP28494696 A JP 28494696A JP H10130398 A JPH10130398 A JP H10130398A
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JP
Japan
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propylene
ethylene
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density
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JP28494696A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Kawai
合 重 信 河
Tatsuo Kobayashi
林 辰 男 小
Masaru Inoue
上 勝 井
Masaru Uchida
田 勝 内
Noriyuki Yada
田 徳 行 矢
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NIPPON PORIKEMU KK
Original Assignee
NIPPON PORIKEMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性、剛性、引張伸び及び表面光沢に優
れたプロピレン系樹脂成形体を提供する。 【解決手段】 MFR0.5〜100g/10分、密度
0.906g/m3 以上アイソタクチックペンタッド分
率96以上の結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部
に対して、C4〜8のα−オレフィンを20〜65重量
%含有し、MFR0.6〜40g/10分、密度0.8
5〜0.90g/m3 、メタロセン触媒で重合されたエ
チレン・α−オレフィン共重合体3〜40重量部を配合
した組成物を射出成形して得られる光沢が81%以上の
プロピレン系樹脂成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐衝撃性、剛性、引
張伸び及び表面光沢性に優れたプロピレン系樹脂射出成
形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にポリプロピレン系樹脂は成形性、
剛性、光沢に優れ、また衛生性、耐熱性に優れているこ
とから各種成形加工が施され、ポリスチレン(PS)、
アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹
脂等と同様に日用品、食品容器、家電製品、自動車部品
等の各種用途に広く使用されている。ポリプロピレン系
樹脂は結晶性を備えていることから剛性、耐熱性、表面
光沢に優れている反面、衝撃強度、特に低温における耐
衝撃性が低いという欠点を有している。従来、このよう
な欠点を改良する目的で、ポリプロピレンにポリエチレ
ンや、イソプレンゴム、ブタジエンゴム及びエチレン・
プロピレン共重合ゴム等を混合した組成物が提案されて
いる。しかし、これらの組成物は、射出成形の成形材料
として用いる場合には、プロピレン単独重合体と比較し
て表面光沢が低下するため、特に表面外観を重要視する
製品では改良が強く望まれている。このような表面光沢
の改良法としては、配合するポリエチレンや他のゴム量
を減らす方法、エチレンとの共重合体であるポリプロピ
レン系樹脂を用いる場合にはエチレン含量を減らす方法
等があるが、何れの方法を採用しても低温衝撃強度が低
下し使用の範囲が限定される。従って高光沢化には、分
子量の低いポリプロピレンを使用する方法、ポリプロピ
レンの結晶性を上げる方法等があるが、これらの方法は
耐衝撃強度、引張伸び等が低下し充分満足できる製品が
得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの状況下である
ことから本発明者らは、プロピレン系樹脂射出成形体の
表面光沢を改良すべく鋭意検討した結果、特定の触媒を
使用して得られるエチレン・α−オレフィン共重合体を
プロピレン系樹脂に混合することにより、耐衝撃性、剛
性、引張伸び及び表面光沢が優れることを見い出し、本
発明に至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のプロ
ピレン系樹脂射出成形体はメルトフローレートが0.5
〜100g/分、密度が0.906g/cm3 以上、ア
イソタクチックペンタッド分率が96以上の結晶性ポリ
プロピレン系樹脂と、該樹脂100重量部に対して炭素
数4〜8のα−オレフィンを20〜65重量%の割合で
含有し、かつメルトフローレート(230℃、2.16
kg)が0.5〜40g/分、密度が0.85〜0.9
0g/cm3 であり、且つメタロセン触媒で重合された
エチレン・α−オレフィン共重合体3〜40重量部とを
配合したプロピレン系樹脂組成物を射出成形して得られ
た光沢が81%以上であることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【発明の具体的説明】
〔I〕プロピレン系樹脂組成物 (1)構成成分 (A)成分A 本発明で用いられるポリプロピレン系樹脂(成分A)
は、JIS−K6758に準拠して測定された密度が
0.906g/cm3 以上、好ましくは0.907g/
cm3 以上、特に好ましくは0.908g/cm3 以上
であり、メルトフローレート(MFR、230℃、2.
16kg荷重)が0.5〜100g/分、好ましくは1
〜80g/分、更に好ましくは2〜50g/分であり、
更にアイソタクチックペンタッドが96以上、好ましく
は97以上、特に好ましくは98以上の値を示すもので
ある。MFRが上記範囲を上回ると製品の衝撃強度が不
足し、MFRが上記範囲を下回ると射出成形時に流動不
良となるので好ましくない。またアイソタクチックペン
タッド分率の値が低すぎると剛性が不足し好ましくな
い。
【0006】上記ポリプロピレン系樹脂としては、プロ
ピレン単独重合体の他、プロピレンと、エチレン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−ペ
ンテン−1等のα−オレフィンとのブロック及びランダ
ム共重合体が含まれる。上記プロピレン・α−オレフィ
ンブロック共重合体、具体的には、プロピレン・エチレ
ンブロック共重合体としては、結晶性ポリプロピレン部
(a成分)とエチレン・プロピレンランダム共重合(b
成分)とを含むプロピレン・エチレンブロック共重合体
である。a成分は耐衝撃性、剛性のバランスからプロピ
レン・エチレンブロック共重合体中の80〜95重量%
を占め、そのMFRが5〜100g/分、密度が0.9
06以上、アイソタクチックペンタリッド分率が96以
上であり、b成分はプロピレン・エチレンブロック共重
合体中の5〜20重量%を占め、そのエチレン含量が3
0〜70重量%、且つMFRが0.01〜1g/分であ
り、前記プロピレン・エチレンブロック共重合体の重合
MFRが1〜80g/分であることが好ましい。上記ア
イソタクチックペンタッド分率は、13C−NMR(核磁
気共鳴法)を用いて測定されるポリプロピレン分子鎖中
のペンタッド単位でのアイソタクチック分率である。実
際の13C−NMRの測定には、FT−NMRの270M
Hzの装置を用いて行ったものである。
【0007】(B)成分B 本発明で用いるエチレン・α−オレフィン共重合体(成
分B)は、炭素数4〜8、好ましくは6〜8のα−オレ
フィンを20〜65重量%、好ましくは20〜60重量
%、特に好ましくは20〜55重量%の割合で含有し、
更にメルトフローレート(MFR、230℃、2.16
kg荷重)が0.5〜40g/分、特に好ましくは1〜
40g/分、密度が0.85〜0.90g/cm3 、好
ましくは0.85〜0.89g/cm3 、特に好ましく
は0.85〜0.88g/cm3のものであり、メタロ
セン触媒で重合されたものである。エチレンと共重合さ
れる上記α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等
をあげることができる。これらの中でも1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテ
ンが好ましく、特に1−ヘキセン、1−オクテンが好ま
しい。このエチレン・α−オレフィン共重合体は、その
重合法として、例えば気相重合法、溶液重合法、スラリ
ー重合法や高圧重合法等を挙げることができる。
【0008】上記メタロセン重合触媒としては、メタロ
セン触媒と称される触媒が用いられる。具体的には、ア
ルモキサンを含まなくても良いが、好ましくはメタロセ
ン化合物とアルモキサンとを組み合わせた触媒、いわゆ
るカミンスキー系触媒であり、その具体例として特開昭
58−19309号、特開昭59−95292号、特開
昭60−35005号、特開昭60−35006号、特
開昭60−35007号、特開昭60−35008号、
特開昭60−35009号、特開平3−163088号
の各公報、欧州特許出願公開第420436号明細書、
米国特許第5055428号明細書、及び、特に好まし
くは国際公報WO91/04257号明細書により記載
されている触媒を挙げることができる。
【0009】中でも、成分Bのエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、13C−NMRで測定されるエチレン3連
鎖分率が55〜70%のものを使用することが望まし
い。上記のα−オレフィンの含有量が上記範囲未満のも
のは、衝撃強度や光沢が劣り、他方上記範囲を越えるも
のは剛性が低下するばかりでなく、この重合体の形状を
ペレット状に保持するのが困難となって樹脂組成物の製
造に際して生産性が著しく低下するのでそれぞれ好まし
くない。またMFRが上記未満のものは、光沢や引張伸
びが劣り、上記範囲を越えるものは衝撃強度が劣り、何
れも好ましくない。更に密度が上記未満のものはペレッ
ト化が困難であり上記範囲を越えるものは衝撃強度と光
沢が劣り不適当である。ここでMFRはJIS−K72
10、密度はJIS−K7112によってそれぞれ測定
される値である。上記メタロセン触媒で重合されたもの
でないエチレン・α−オレフィン共重合体を用いると光
沢が著しく低下する。また、メタロセン触媒で重合され
た上記エチレン・α−オレフィン共重合体(成分B)
は、X線による結晶化度の測定において、一般に0〜2
2%、好ましくは0〜20%の結晶化度を示すと共に、
JIS−K7106による曲げ弾性率が一般に500k
g/cm2 以下、好ましくは400kg/cm2 以下を
示すものであることが好ましい。
【0010】(C)付加的成分 本発明ではこれら必須成分の他に、発明の効果を著しく
損なわない範囲内で他の付加的成分を配合することがで
きる。付加的成分としては、結晶化核剤、その他脂肪酸
アミドやシリコンオイル等の滑剤、脂肪酸のグリセリン
エステルやアミン系またはアミド系等の帯電防止剤、過
酸化物等の分子量調節剤、発泡剤、有機系あるいは無機
系の顔料、分散剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、中和剤、制酸剤、リン系、窒素系、シリコン系、ハ
ロゲン系の難燃剤、金属不活性化剤、界面活性剤、抗菌
剤等を挙げることができる。
【0011】上記結晶化核剤の例としては、タルク等の
無機物、芳香族カルボン酸金属塩、芳香族リン酸金属
塩、ソルビトール系誘導体及びロジンの金属塩等であ
る。中でも好ましいのは、ALsalt−p−t−ブチ
ル−ベンゾエイト、安息香酸ナトリウム、リン酸2,
2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ナトリウム、1,2,3,4−ジベンジリデンソル
ビトール、1,2,3,4−ビス(パラメチルベンジリ
デン)ソルビトール、1,2,3,4−ビス(パラエチ
ルベンジリデン)ソルビトール、1,2,3,4−ビス
(パラクロルベンジリデン)ソルビトール及びロジンの
金属塩(リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ムの塩)などを挙げることができる。
【0012】上記難燃剤としては、中でもテトラブロモ
ビスフェノールSビス(2,3−ジブロモフェニルエー
テル)、テトラブロモビスフェノールS、テトラブロモ
ビスフェノールAビス(2,3−ジブロモフェニルエー
テル)、テトラブロモビスフェノールAビス(アリルエ
ーテル)、テトラブロモビスフェノールAブチルエーテ
ルオリゴマ、テトラブロモビスフェノールA、1,2ビ
ス(ペンタブロモフェニル)エタン、デカブロモジフェ
ニルオキサイド、トリス(2,3−ジブロモプロピル)
イソシアヌレート、エチレン−ビス(5,6−ジブロモ
ノルボルナン−2,3−ジカルボキシミド)、1,2−
ビス(テトラブロモフタルイミド)エタンなどを用いる
ことが好ましい。
【0013】上記抗菌剤としては、有機系、無機系、何
れを使用しても良い。有機系の例としては塩素系、フェ
ノール系、イミダゾール系、チアゾール系、第4級アン
モニウム化合物等が挙げられる。無機系の例としては、
銀、亜鉛、等の金属を保持含有させた例としてゼオライ
ト系、アパタイト系、シリカアルミナ系、セラミック
系、リン酸ジルコニウム系、シリカゲル系、ヒドロキシ
アパタイト系、珪酸カルシウム系等が挙げられる。
【0014】本発明においては、上記各成分の他に無機
充填材を使用することができる。プロピレン系樹脂及び
エチレン・α−オレフィン共重合体の合計量100重量
部に対し無機充填材は1〜70重量部、好ましくは5〜
50重量部の範囲で添加することができる。無機充填材
を添加することにより得られる射出成形体に剛性を付与
することができる。無機充填材としては、タルク、硫酸
バリウム、クレー、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、
ガラス繊維、ウイスカー等を挙げることができる。
【0015】(2)プロピレン系樹脂組成物の製造 本発明で用いるこれらの成分からなるプロピレン系樹脂
組成物は、通常の方法にて製造することができる。例え
ばポリプロピレン重合体のパウダーに上記の成分A、成
分B、および必要に応じて他の付加的成分を添加し、ヘ
ンシェルミキサーにて攪拌、混合した後、押出し機にて
溶融混練して押出し、ペレットとする。その後、このペ
レットを射出成形機で目的の射出成形体を成形し、得る
ことができる。
【0016】〔II〕射出成形 本発明のプロピレン系樹脂射出成形体は、上記プロピレ
ン系樹脂組成物を射出成形することにより得られるもの
である。該射出成形は、通常のプロピレン系樹脂の射出
成形法と同様にして成形することができる。
【0017】〔III 〕射出成形体 上記特定な性状のポリプロピレン系樹脂とエチレン・α
−オレフィン共重合体を配合したプロピレン系樹脂組成
物を射出成形することによって得られる本発明のプロピ
レン系樹脂射出成形体は、好適には耐衝撃性が一般に3
〜26kg/cm2 、好ましくは3〜20kg/cm2
のアイゾット衝撃強度を有しておりながら、剛性が一般
に8,000kg/cm2 以上、好ましくは13,00
0kg/cm2 以上の曲げ弾性率、引張り伸びが一般に
20%以上、好ましくは30%以上、表面光沢が81%
以上、好ましくは83%以上の物性を示すものまでも得
ることができる。従って、本発明のポリプロピレン系樹
脂射出成形体は従来製品に対し光沢に優れ、且つ剛性、
衝撃強度バランスの良い製品が得られる。
【0018】このような、本発明の射出成形体として
は、炊飯ジャー、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、扇風機、エ
アコン等の家電部品、化粧台、換気扇、便座、便蓋、及
び付属品として使用される機器のハウジング類等の住宅
設備用機器部品、食品、化粧品、洗剤、殺虫剤等の薬液
容器、各種スプレー等のキャップ類、文具、小物入れ、
玩具等がある。これらの中でも好ましい射出成形体とし
ては家電部品、住宅設備用機器部品、衣料品、日用品の
保存容器(衣装函)を挙げることができる。特に好まし
いのは、便座、便蓋、及び付属品として使用される機器
のハウジング類等の住宅設備用機器部品を挙げることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するため、実施
例を示すが本発明には、これら実施例に限定されるもの
ではない。 実施例1プロピレン単独重合体(成分A)の製造 内容積200リットルの攪拌式オートクレーブ内をプロ
ピレンで充分置換した後、脱水及び脱酸素したn−ヘプ
タン60リットルを導入して、触媒成分の塩化マグネシ
ウム担持型チタン触媒3.0g、トリエチルアルミニウ
ム(Al(C)15.0g、及び第三成分と
して第三ブチルメチルジメトキシシラン(t−C
SiCH(OCH)4.3gを70℃の温度で
プロピレン雰囲気下で導入した。次いで、プロピレンを
9kg/時間のフィード速度で導入し240分経過した
後、該プロピレンの導入を停止した。分子量は水素濃度
を一定に保ちながら調節した。この様にして得られたス
ラリーを濾過し、乾燥して、表1に示すMFR(230
℃、2.16kg)が10g/10分、密度が0.90
88g/cm3 、アイソタクチックペンタッド分率97
である粉末状のプロピレン単独重合体(成分A)を得
た。
【0020】プロピレン系樹脂組成物の製造 上記プロピレン単独重合体(成分A)100重量部に対
して1−オクテン含量33重量%(13C−NMR法)、
MFR(230℃、2.16kg)11g/10分、密
度0.87g/cm3 の、メタロセン触媒を用いて溶液
重合法で製造されたエチレン・1−オクテン共重合体
(成分B)を5重量部、付加的成分としてステアリン酸
カルシウム0.05重量部、ペンタエリスチル−テトラ
キス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート]0.1重量部、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト
0.1重量部をヘンシェルミキサーにてブレンド後、3
0mmφ押出し機を用い240℃にて溶融混練及び押出
しペレット状の組成物を得た。
【0021】射出成形 得られたペレット状の組成物を用い、射出成形機にて光
沢測定用シート試験片(2×80×120mmt)、曲
げ弾性率、及びアイゾット衝撃強度測定用試験片を樹脂
温度240℃、金型冷却温度40℃にて各々射出成形を
実施した。各試験片の測定は (1)光沢 JIS−Z8741 (2)曲げ弾性率 JIS−K7203 (3)アイゾット衝撃強度 JIS−K7110 (4)引張伸び JIS−K7113 に準じて行った。なお、引張伸びは、上記光沢測定用シ
ート試験片よりJIS2号の引張試験片を作成し状態調
整の後、50mm/分の引張速度で測定した。その結果
を表2に示す。
【0022】実施例2 実施例1のプロピレン系樹脂組成物の製造において、更
に付加的成分としてリン酸2,2′−メチレンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウムを加え
て実施例1と同様に実施した。その結果を表2に示す。
【0023】実施例3 実施例2の付加的成分のリン酸2,2′−メチレンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウムを1,
3,2,4−ジ−(p−メチルベンジリデン)−ソルビ
トールに変えた以外は実施例1と同様に実施した。その
結果を表2に示す。
【0024】実施例4 実施例3の成分Bの配合量を5重量部から15重量部に
した以外は実施例1と同様に実施した。その結果を表2
に示す。
【0025】比較例1〜3 実施例1の成分Bの配合量をそれぞれ0重量部(比較例
1)、バナジウム触媒系のエチレン・プロピレン共重合
体(日本合成ゴム製:EP02P)5重量部(比較例
2)、及び同15重量部(比較例3)とした以外は実施
例1と同様に実施した。その結果を表3に示す。
【0026】実施例5 実施例3の成分Aを下記方法で製造したプロピレン・エ
チレンブロック共重合体(MFRが10g/10分)に
変更した以外は実施例3と同様に実施した。その結果を
表2に示す。プロピレン・エチレンブロック共重合体(成分A)の製
内容積200リットルの攪拌式オートクレーブ内をプロ
ピレンで充分置換した後、脱水及び脱酸素したn−ヘプ
タン60リットルを導入して、触媒成分の塩化マグネシ
ウム担持型チタン触媒3.0g、トリエチルアルミニウ
ム(Al(C)15.0g、及び第三成分と
して第三ブチルメチルジメトキシシラン(t−C
SiCH(OCH)4.3gを70℃の温度で
プロピレン雰囲気下で導入した。第1段目の重合はオー
トクレーブを75℃の温度にまで昇温した後、水素濃度
を13%に保ちながら、プロピレンを9kg/時間のフ
ィード速度で導入することによって開始した。228分
後、プロピレンの導入を止め、更に重合を75℃の温度
で90分間継続させた。気相部プロピレンを0.2kg
/cm2 Gとなるまでパージした。次に、n−ブタノー
ル4.9gを添加しオートクレーブを60℃の温度まで
降温した後、第2段目の重合をプロピレン2.58kg
/時間、エチレン1.72kg/時間のフィード速度で
53分間導入することによって実施した。この様にして
得られたスラリーを濾過し、乾燥して、粉末状のプロピ
レン・エチレンブロック共重合体を製造した。この共重
合体の物性値測定結果を表1に示す。
【0027】実施例6 実施例5の成分Bを1−ヘキセン含量23重量%(13
−NMR法)、MFR(230℃、2.16kg)27
g/10分、密度0.89g/cm3 の、メタロセン触
媒を用いて高圧重合で製造されたエチレン・1−ヘキセ
ン共重合体に変えた以外は実施例5と同様に実施した。
その結果を表2に示す。
【0028】実施例7 実施例5の成分Bを1−ブテン含量22重量%(13C−
NMR法)、MFR(230℃、2.16kg)50g
/10分、密度0.90g/cm3 の、メタロセン触媒
を用いて高圧重合法で製造されたエチレン・1−ブテン
共重合体に変えた以外は実施例5と同様に実施した。そ
の結果を表2に示す。
【0029】比較例4〜7 実施例5の成分Bをそれぞれ0重量部(比較例4)、バ
ナジウム触媒系のプロピレン含量が26重量%、密度が
0.86、MFRが3.0g/10分のエチレン・プロ
ピレン共重合体(日本合成ゴム製:EP02P)5重量
部(比較例5)、ブテン含量19重量%、密度が0.8
9、MFRが6.2g/10分のエチレン・ブテン共重
合体(三井石油化学社製:A4090)5重量部(比較
例6)、及びエチレン含量34重量%、密度0.86g
/cm3 、MFRが0.3のプロピレン・エチレン共重
合体(三井石油化学社製:S4030)5重量部(比較
例7)とした以外は実施例5と同様に実施した。その結
果を表3に示す。
【0030】比較例8 実施例1のプロピレン単独重合体(成分A)の製造にお
ける触媒成分を市販の東邦チタニウム(株)製三塩化チ
タン触媒3.0g及びジエチルアルミニウムクロライド
(Al(CCl)15.0gに変えた以外は
実施例1と同様に重合を行い、得られたプロピレン単独
重合体は、MFRが10g/10分、密度が0.905
7g/cm3 、アイソタクチックペンタッド分率が91
であった。組成物の製造及び物性測定は実施例1と同様
に実施した。その結果を表3に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明のプロピレン系樹脂射出成形体
は、耐衝撃性、剛性、引張伸びを備えていると共に表面
光沢性に優れていることから、各種家電部品、住宅設備
用機器部品、容器等として使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:08) B29K 23:00 (72)発明者 内 田 勝 三重県四日市市東邦町1番地 日本ポリケ ム株式会社四日市技術センター内 (72)発明者 矢 田 徳 行 三重県四日市市東邦町1番地 日本ポリケ ム株式会社四日市技術センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メルトフローレートが0.5〜100g/
    分、密度が0.906g/cm3 以上、アイソタクチッ
    クペンタッド分率が96以上の結晶性ポリプロピレン系
    樹脂と、該樹脂100重量部に対して炭素数4〜8のα
    −オレフィンを20〜65重量%の割合で含有し、かつ
    メルトフローレート(230℃、2.16kg)が0.
    5〜40g/分、密度が0.85〜0.90g/cm3
    であり、且つメタロセン触媒で重合されたエチレン・α
    −オレフィン共重合体3〜40重量部とを配合したプロ
    ピレン系樹脂組成物を射出成形して得られた光沢が81
    %以上であることを特徴とするプロピレン系樹脂射出成
    形体。
  2. 【請求項2】エチレン・α−オレフィン共重合体が、炭
    素数4以上のα−オレフィンとエチレンを共重合したも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の射出成形
    体。
  3. 【請求項3】プロピレン系樹脂組成物が結晶性ポリプロ
    ピレン系樹脂100重量部に対して結晶化核剤0.01
    〜0.5重量部の割合で含有していることを特徴とする
    請求項1に記載の射出成形体。
  4. 【請求項4】ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
    てエチレン・α−オレフィン共重合体を3〜30重量部
    を配合した、請求項1に記載の射出成形体。
  5. 【請求項5】エチレン・α−オレフィン共重合体が、結
    晶化度0〜22%のゴム的性質を有するものである請求
    項1に記載の射出成形体。
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