JPH10133706A5 - - Google Patents
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- JPH10133706A5 JPH10133706A5 JP1996305481A JP30548196A JPH10133706A5 JP H10133706 A5 JPH10133706 A5 JP H10133706A5 JP 1996305481 A JP1996305481 A JP 1996305481A JP 30548196 A JP30548196 A JP 30548196A JP H10133706 A5 JPH10133706 A5 JP H10133706A5
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Description
【発明の名称】ロボット搬送方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】ホストコンピュータの下位に位置付けられた搬送コンピュータによってロボットを管理し、前記ロボットにより被搬送品を製造装置等の装置へ搬入・搬出するロボット搬送方法において、
前記ロボットが前記被搬送品を前記装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信し、
前記完了予告を受信後、前記装置が搬入口と搬出口が同一のポートであるか否かを前記ホストコンピュータで判定すると共に、該装置に、次に仕掛ける被搬送品のロットを選別し、
前記判定の結果、前記装置の搬入口と搬出口が同一ポートのときには第1のパターンに基づいて前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行し、前記搬入口と搬出口のポートが異なるときには第2のパターンによる前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行する、
ことを特徴とするロボット搬送方法。
【請求項2】前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うことを特徴とする請求項1記載のロボット搬送方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボット搬送方法に関し、特に、複数台の製造装置を最小の待ち時間で稼働させるためのロボット搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、製造工場においては、複数の製造装置の各々に部品や製品を搬入・搬出し、或いは製造装置間で部品や製品を授受するためにロボットが用いられ、このロボットの制御に搬送コンピュータを用いている。また、製造装置と搬送コンピュータの全体を管理するためにホストコンピュータが用いられている。
【0003】
図9は従来のロボット搬送方法における処理パターンを示す説明図である。
【0004】
まず、製造装置からホストコンピュータにオンライン要求電文901が出されると、ホストコンピュータはオンライン応答電文902を送信する。ついで、複数の製造装置の各々からのロット要求電文903をホストコンピュータが受信すると、応答信号電文904を製造装置へ返信する。ホストコンピュータはロット要求電文903を基に搬入可能の可否を知ることができる。
【0005】
次に、ホストコンピュータは搬送コンピュータに対し、ロボットの搬送と搬入指示電文905を出力する。その後、搬送コンピュータからの作業報告として、搬送コンピュータからfrom完了信号電文907とto完了信号電文909がホストコンピュータに出され、各々に対してホストコンピュータから搬送コンピュータへ応答信号電文908,910が出力される。その後、製造装置からのロット搬入完了信号電文911をホストコンピュータが受信すると、ホストコンピュータは応答電文912を製造装置へ返答する。この搬入完了を受けて、ホストコンピュータは製造装置へロットが搬入されたことを確認する。
【0006】
次に、ホストコンピュータから製造装置へ処理開始要求電文913が送信される。これに対する応答電文914が製造装置からホストコンピュータへ送出される。次に、製造装置側で処理の開始準備が整うと、製造装置からホストコンピュータに対して処理開始電文915が行われる。この報告を受けたホストコンピュータは製造装置に対して応答電文916を行う。この応答電文916を行ったことにより、ホストコンピュータは該当ロットを処理中とみなす。
【0007】
ついで、製造装置は処理中のロットの処理が終了すると、処理完了電文917をホストコンピュータへ送出する。製造装置側では、引き続き搬出の準備ができると、ホストコンピュータへロット搬出要求電文919を送出する。これに対し、ホストコンピュータから応答電文920が製造装置へ返信される。この後、搬送コンピュータは作業の完了としてFrom完了電文923をホストコンピュータに出し、これに対してホストコンピュータは応答電文924を搬送コンピュータに送信する。ついで、ホストコンピュータは製造装置からのロット搬出完了電文925を受信し、これに対する応答電文926を製造装置へ送信する。この後、ホストコンピュータは搬送コンピュータからTo完了電文927を受信2し、これに対する応答電文928を搬送コンピュータへ送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来では、ホストコンピュータは製造装置から搬出要求電文を受信してから搬送コンピュータに回収の搬送指示電文を送信しており、製造装置はロボットが走行してロットを回収するまで回収待ちの状態になる。このため、製造装置の稼働率が低くなるという問題があった。
【0009】
また、2回目以降のロットの搬入においても、前のロットが回収されてから次のロットが搬入されるまで、ロボットによる搬送がロット待ちになるため、製造装置の稼働率及び生産数を或るレベルから高めることができなかった。
【0010】
本発明は上述の問題点に鑑み、ロボットによるロットの回収待ち時間の短縮、及び次のロットを搬送する待ち時間短縮できるようにしたロボット搬送方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明の目的を実現する方法は、請求項1に記載のように、ホストコンピュータの下位に位置付けられた搬送コンピュータによってロボットを管理し、前記ロボットにより被搬送品を製造装置等の装置へ搬入・搬出するロボット搬送方法において、
前記ロボットが前記被搬送品を前記装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信し、
前記完了予告を受信後、前記装置が搬入口と搬出口が同一のポートであるか否かを前記ホストコンピュータで判定すると共に、該装置に、次に仕掛ける被搬送品のロットを選別し、
前記判定の結果、前記装置の搬入口と搬出口が同一ポートのときには第1のパターンに基づいて前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行し、前記搬入口と搬出口のポートが異なるときには第2のパターンによる前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行する、
ロボット搬送方法にある。
【0012】
この方法によれば、搬入したロットに対する処理が完了する前に、装置からホストコンピュータへ何時間後に処理が完了するか否かの完了予告の報告がなされる。これにより、装置に次に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータに行えるようになる。したがって、処理の完了前に回収、搬入の準備がロボットに対して行えるようになり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。
【0013】
また、装置のポートが搬入口と搬出口を共通にしている場合と、搬入口と搬出口を別々のポートにしている場合とにより、ロボットの運用パターンを異ならせている。これにより、被搬送品の搬送を装置の構造(タイプ)に応じて最適なロボット運用ができ、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。
【0014】
本出願に係る発明の目的を実現する具体的な方法は、請求項2に記載のように、前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うロボット搬送方法にある。
【0015】
この方法によれば、装置が搬入口と搬出口を同一のポートにしている場合には1台のロボットで前記被搬送品の搬送が行われ、搬入口と搬出口を別々のポートにしている装置では搬入口と搬出口の夫々にロボットが割り当てられて搬送処理が実行される。この結果、装置のタイプに応じて最適なロボットの運用が可能になり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明によるロボット搬送方法の主な処理を示すフローチャートである。更に、図2は図1におけるパターン判別処理の詳細を示すフローチャートであり、図3は図1におけるパターンI(第1のパターン)の処理の詳細を示すフローチャート、図4は図1におけるパターンII(第2のパターン)の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0018】
ここで、図5を参照して搬送ラインの概略を説明する。搬送ロボット1は搬送路2に沿って往復移動することができる。搬送路2の片側には、製造装置3,4,5,6及び製品棚7が搬送路2に沿って連続的に設置されている。また、搬送路2の反対側には、製造装置8,9,10,11が設置されている。つまり、ここでは8台の製造装置が稼働しており、製造装置3,4,5と製造装置9,10,11は、同一のポートで搬入と搬出の作業が行われる。また、製造装置6,8は搬入と搬出の作業が同時に行えるように、ポートが離れた場所に設置されている。更に、製品棚7は、被加工品等(ここでは、ウエハ)が入れられたキャリア(ロット)を格納しておくための棚である。製造装置3〜6,8〜11にはホストコンピュータ12が接続されている。このホストコンピュータ12には、搬送ロボット1を管理する搬送コンピュータ13が接続されている。
【0019】
このような構成のラインにおいて、搬送ロボット1はホストコンピュータ12の指示に応じて製品棚7からロットを取り出し、指定された製造装置へ搬入し、処理後のロットを他の製造装置または製品棚7へ搬出(回収)する。
【0020】
図1に示すように、本発明によるロボット搬送方法は、大別して(1)パターン判別処理100、(2)パターンIによる処理、(3)パターンIIによる処理の3ブロックからなる。パターンIによる処理200が図5に示した製造装置3〜5,9〜11を対象にした処理であり、パターンIIによる処理300が製造装置6,8を対象にした処理である。この処理200と処理300のどちらに相当するかを判定するのが、パターン判別処理100である。
【0021】
次に、図2のフローチャート、及び図6のタイミングチャートを参照してパターン判別処理100について説明する。なお、図2〜図4において、“S”はステップを意味している。
【0022】
まず、図6に示すように、ホストコンピュータ12が製造装置からオンライン要求電文601を受けとると、これに対してオンライン応答電文602が製造装置へ送信される。ついで、製造装置からロット搬入要求電文603が出されると、ホストコンピュータ12は当該製造装置へロットの搬入が可能であるか否かを判定する(S101)。搬入不可能のときには待機し、搬入可能であれば製造装置へ要求応答電文604が発せられる。
【0023】
ついで、ホストコンピュータ12はロットを指定し、From/toの指示電文605(搬送指示電文)を搬送コンピュータ13へ送信する。搬送コンピュータ13はホストコンピュータ12へ指示応答電文606を送信する。この後、搬送コンピュータ13は作業報告としてのFrom完了電文607をホストコンピュータ12へ送信し、これに対する応答電文608がホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ送信される。また、製造装置への搬入を知らせるため、To完了電文609が搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信される(S102)。その応答電文610がホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ送られる。
【0024】
この後、製造装置からホストコンピュータ12に向けてロット搬入完了電文611が送信される。ホストコンピュータ12はロット搬入完了電文611を受信した時点で製造装置へのロット搬入を認識する。そして、ホストコンピュータ12は応答電文612を製造装置へ送信する。
【0025】
次に、製造装置における処理が開始される(S103)。この処理は、製造装置からロット搬入完了電文611を受けたホストコンピュータ12が処理開始要求電文613を送信し、これに対して製造装置から応答電文614が出されることにより開始される。製造装置側では、開始準備が完了するとロットの処理開始報告電文615をホストコンピュータ12へ送信する。これによってホストコンピュータ12は該当ロットが処理中であると見なし、更にホストコンピュータ12から製造装置へ応答電文616を送信し、以後、製造装置は処理中の状態になる(S104)。この後、製造装置は処理が完了段階になると、処理完了予告電文617をホストコンピュータ12へ送信する(S105)。そして、これに対する応答電文618がホストコンピュータ12から製造装置へ送信される。この後、製造装置の搬入・搬出口が同一か否かの判定が行われる(S106)。このS106がパターン判別に相当し、搬入口と搬出口が同一であれば図3のパターンIによる処理200を実行し、搬入・搬出口が不同一、つまり搬入口と搬出口が別々であれば図4のパターンIIによる処理300を実行する。
【0026】
処理完了予告電文617は、現在処理しているロットがn時間後に完了することを予測して行われるため、ホストコンピュータ12では該当する製造装置に次に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータ13に行うことができる。したがって、完了予測のn時間の設定を搬送ロボットの搬送時間等を考慮して設定しておけば、実際に搬送した時の製造装置の待ち時間を最小にすることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。更に、処理完了予告を製造装置側で行うことにより、ホストコンピュータ12における時間監視の負担が軽減される。
【0027】
次に、図3のフローチャート、及び図7のタイミングチャートを参照してパターンIによる処理200について説明する。
【0028】
このパターンIの処理は、ホストコンピュータ12が処理完了予告を受けて搬送コンピュータ13に指示を行う場合は単一の搬送ロボットで次に処理するロットを指定の製造装置へ搬送し、処理後のロットを当該製造装置から回収し、次に処理すべきロットを当該製造装置へ搬入するように指示するものである。
【0029】
まず、搬送ロボットに対し、次に処理すべきロットの搬送指示が出される(S201)。この指示は、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文701を送出することにより行われ、搬送コンピュータ13からは応答電文702がホストコンピュータ12へ返信される。この後、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へFrom完了電文702が送信され、これに対して応答703が返信される。製造装置にロットが搬入され、当該製造装置における処理が完了すると、処理完了報告705がホストコンピュータ12へ送信される。
【0030】
ついで、搬送ロボットが次に処理すべきロットを搬送し、目的の製造装置の前に到達すると、To着指示待ち電文707が搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信され、これに対してホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ応答電文708が発せられると、待機状態に入る(S202)。更に、S705を基にロット搬出が可能か否かの判定が行われ(S203)、不可能の場合にはS202以降の処理を再実行し、搬出可能であれば回収指示を実行する(S204)。この回収指示は、製造装置からホストコンピュータ12へ搬出要求709(その応答電文が710)が出され、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ回収指示電文711(その応答電文が712)が出されることにより開始される。
【0031】
その後、次のロットが製造装置へ搬入可能か否かを判定する(S205)。この処理は、ホストコンピュータ12が搬送コンピュータ13から回収完了電文713(その応答電文が714)を受信したこと、製造装置から搬出完了報告電文715(その応答電文が716)を受信したこと、更に、製造装置から搬入要求電文717(その応答電文が718)があったことをもって実行される。
【0032】
更に、S205で搬入可能の判断があった場合、搬入指示が出される(S206)。この処理は、製造装置から搬入要求電文717が有り、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ搬入指示電文719が送信され、搬送コンピュータ13から応答電文720が有ったことをもって実行され、次のロットが製造装置に搬入される。ロット搬入が完了すると、ホストコンピュータ12に対し、搬送コンピュータ13から搬入完了電文721(その応答電文が722)が送信され、更に、製造装置から搬入完了電文723(その応答電文が724)が送信される。搬入後の処理は、図6のロット搬入完了電文611以後の処理と同じになる。
【0033】
ついで、搬送指示が出される(S207)。この搬送は回収完了電文713に基づいて回収したロットを次の場所へ搬送するものであり、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ搬送指示電文725(その応答電文が726)が出されたことをもって開始される。そして、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へTo完了電文728(その応答電文が729)が出された時点で搬送が完了する。
【0034】
次に、図4のフローチャート、及び図8のタイミングチャートを参照してパターンIIによる処理300について説明する。
【0035】
パターンIIの処理は複数台の搬送ロボットで運用され、次に処理すべきロットの搬送指示を搬送ロボット#1へ送出する。そして、回収作業と回収後の搬送作業は搬送ロボット#2で実行するように指示がなされる。
【0036】
この処理300は、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文801(その応答電文が802)を送信することにより開始される(S301)。ここで従事するのは搬送ロボット#1であり、次に処理すべきロットを搬送する。また、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータに対する回収指示電文803(その応答電文が804)を搬送コンピュータ13へ送信する。更に、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12に対し、搬送ロボット#2のTo着指示待ち電文805(その応答電文が806)を送信する。ついで、搬送ロボット#1From完了電文807(その応答電文が808)を搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信する。この電文807から、ホストコンピュータ12は指定の装置へロットが搬送されていることを確認できる。
【0037】
この後、製造装置前待機処理が実行される(S302)。この処理は、搬送ロボット#1が次に処理すべきロットを搬送し、目的の製造装置の前に到着し、搬入口の前で待機するものである。まず、製造装置からホストコンピュータ12へ処理完了報告電文809(その応答電文が810)が送信され、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#1To着指示待ち電文811(その応答電文が812)が送信されたことをもって実行される。
【0038】
ついで、ロットの搬入が可能か否かの判定が行われる(S303)。この処理は、次ロット搬送指示電文801で指定されたロットを製造装置へ搬入するために行うもので、製造装置からの搬入要求823(その応答電文が824)を受け取ったことに基づいて行われる。
【0039】
この後、搬入指示の処理が実行される(S304)。この処理は、製造装置からの搬入要求823を受信し、搬入可能と判断された場合、ホストコンピュータ12は搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文801で指示されたロットを搬入するように搬入指示電文825(その応答電文が826)を送信する。なお、搬入後の処理開始は、図6のロット搬入完了電文611以後の処理と同じになる。
【0040】
次に、搬送ロボット#2における処理300について説明する。製造装置からの処理完了予告電文617(図6)を受信したホストコンピュータ12は、搬送コンピュータ13に対して回収指示電文803を送信する。これを受信した搬送コンピュータ13は搬送ロボット#2に回収場所まで移動して待機するように指示する。搬送ロボット#2の移動が完了すると、搬送コンピュータ13は到着完了電文805をホストコンピュータ12へ送信する。
【0041】
この後、ロットの搬出が可能か否かを判定する(S306)。この判定は、ホストコンピュータ12が製造装置から処理完了電文809及び搬出要求電文813を受信したことをもって実行される。ついで、回収指示の処理が行われる(S307)。この処理は、製造装置がロットの搬出要求813をホストコンピュータ12へ送信し、搬送ロボット#2が製造装置前で待機しているときに搬送コンピュータ13に回収指示を送信するものである。搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#2回収完了電文817(その応答電文が818)が送信される。その後、製造装置からホストコンピュータ12へ搬出完了電文819(その応答電文が820)が送信される。
【0042】
更に、搬送指示の処理が行われる(S308)。搬送ロボット#2回収完了電文817に基づいて回収したロットを次の場所へ搬送するため、搬送コンピュータ13に対して搬送指示電文821(その応答電文が822)が送信され、その後、製造装置は作業完了電文827(その応答電文が828)をホストコンピュータ12へ送信する。ついで、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#1搬入完了電文829(その応答電文が830)が送信され、以後、電文801以降の処理(831)が繰り返し実行される。
【0043】
なお、上記の説明においては、搬送ロボットによって製造装置へロットを搬入・搬出するものとしたが、本発明は製造装置に限定されるものではなく、搬送ロボットによる搬送を必要とする装置の全てに適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に示した本発明は、ロボットが被搬送品を装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信するようにしたので、次に装置に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータに行えるようになり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができ、装置の稼働率を向上させることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。
【0045】
また、装置からの完了予告をホストコンピュータで受信後、前記装置の搬入口と搬出口が同一であるか否かにより、第1のパターンによる搬送処理と第2のパターンによる搬送処理とを使い分けるようにしたので、被搬送品の搬送を装置の構造(タイプ)に応じて最適なロボット運用ができ、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。
【0046】
請求項2に示した本発明は、前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うようにしたので、装置のタイプに応じて最適なロボットの運用が可能になり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロボット搬送方法の主な処理を示すフローチャートである。
【図2】図1におけるパターン判別処理の詳細を示すフローチャートである。
【図3】図1におけるパターンIの処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】図1におけるパターンIIの処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】本発明が適用される搬送ラインの概略を示す構成図である。
【図6】図1のパターン判別処理におけるタイミングチャートである。
【図7】図1のパターンIの処理におけるタイミングチャートである。
【図8】図1のパターンIIの処理におけるタイミングチャートである。
【図9】従来のロボット搬送方法における処理パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 搬送ロボット
3,4,5,6,8,9,10,11 製造装置
7 製品棚
12 ホストコンピュータ
13 搬送コンピュータ
【特許請求の範囲】
【請求項1】ホストコンピュータの下位に位置付けられた搬送コンピュータによってロボットを管理し、前記ロボットにより被搬送品を製造装置等の装置へ搬入・搬出するロボット搬送方法において、
前記ロボットが前記被搬送品を前記装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信し、
前記完了予告を受信後、前記装置が搬入口と搬出口が同一のポートであるか否かを前記ホストコンピュータで判定すると共に、該装置に、次に仕掛ける被搬送品のロットを選別し、
前記判定の結果、前記装置の搬入口と搬出口が同一ポートのときには第1のパターンに基づいて前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行し、前記搬入口と搬出口のポートが異なるときには第2のパターンによる前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行する、
ことを特徴とするロボット搬送方法。
【請求項2】前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うことを特徴とする請求項1記載のロボット搬送方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボット搬送方法に関し、特に、複数台の製造装置を最小の待ち時間で稼働させるためのロボット搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、製造工場においては、複数の製造装置の各々に部品や製品を搬入・搬出し、或いは製造装置間で部品や製品を授受するためにロボットが用いられ、このロボットの制御に搬送コンピュータを用いている。また、製造装置と搬送コンピュータの全体を管理するためにホストコンピュータが用いられている。
【0003】
図9は従来のロボット搬送方法における処理パターンを示す説明図である。
【0004】
まず、製造装置からホストコンピュータにオンライン要求電文901が出されると、ホストコンピュータはオンライン応答電文902を送信する。ついで、複数の製造装置の各々からのロット要求電文903をホストコンピュータが受信すると、応答信号電文904を製造装置へ返信する。ホストコンピュータはロット要求電文903を基に搬入可能の可否を知ることができる。
【0005】
次に、ホストコンピュータは搬送コンピュータに対し、ロボットの搬送と搬入指示電文905を出力する。その後、搬送コンピュータからの作業報告として、搬送コンピュータからfrom完了信号電文907とto完了信号電文909がホストコンピュータに出され、各々に対してホストコンピュータから搬送コンピュータへ応答信号電文908,910が出力される。その後、製造装置からのロット搬入完了信号電文911をホストコンピュータが受信すると、ホストコンピュータは応答電文912を製造装置へ返答する。この搬入完了を受けて、ホストコンピュータは製造装置へロットが搬入されたことを確認する。
【0006】
次に、ホストコンピュータから製造装置へ処理開始要求電文913が送信される。これに対する応答電文914が製造装置からホストコンピュータへ送出される。次に、製造装置側で処理の開始準備が整うと、製造装置からホストコンピュータに対して処理開始電文915が行われる。この報告を受けたホストコンピュータは製造装置に対して応答電文916を行う。この応答電文916を行ったことにより、ホストコンピュータは該当ロットを処理中とみなす。
【0007】
ついで、製造装置は処理中のロットの処理が終了すると、処理完了電文917をホストコンピュータへ送出する。製造装置側では、引き続き搬出の準備ができると、ホストコンピュータへロット搬出要求電文919を送出する。これに対し、ホストコンピュータから応答電文920が製造装置へ返信される。この後、搬送コンピュータは作業の完了としてFrom完了電文923をホストコンピュータに出し、これに対してホストコンピュータは応答電文924を搬送コンピュータに送信する。ついで、ホストコンピュータは製造装置からのロット搬出完了電文925を受信し、これに対する応答電文926を製造装置へ送信する。この後、ホストコンピュータは搬送コンピュータからTo完了電文927を受信2し、これに対する応答電文928を搬送コンピュータへ送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来では、ホストコンピュータは製造装置から搬出要求電文を受信してから搬送コンピュータに回収の搬送指示電文を送信しており、製造装置はロボットが走行してロットを回収するまで回収待ちの状態になる。このため、製造装置の稼働率が低くなるという問題があった。
【0009】
また、2回目以降のロットの搬入においても、前のロットが回収されてから次のロットが搬入されるまで、ロボットによる搬送がロット待ちになるため、製造装置の稼働率及び生産数を或るレベルから高めることができなかった。
【0010】
本発明は上述の問題点に鑑み、ロボットによるロットの回収待ち時間の短縮、及び次のロットを搬送する待ち時間短縮できるようにしたロボット搬送方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明の目的を実現する方法は、請求項1に記載のように、ホストコンピュータの下位に位置付けられた搬送コンピュータによってロボットを管理し、前記ロボットにより被搬送品を製造装置等の装置へ搬入・搬出するロボット搬送方法において、
前記ロボットが前記被搬送品を前記装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信し、
前記完了予告を受信後、前記装置が搬入口と搬出口が同一のポートであるか否かを前記ホストコンピュータで判定すると共に、該装置に、次に仕掛ける被搬送品のロットを選別し、
前記判定の結果、前記装置の搬入口と搬出口が同一ポートのときには第1のパターンに基づいて前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行し、前記搬入口と搬出口のポートが異なるときには第2のパターンによる前記被搬送品の搬送処理を前記搬送コンピュータを介して実行する、
ロボット搬送方法にある。
【0012】
この方法によれば、搬入したロットに対する処理が完了する前に、装置からホストコンピュータへ何時間後に処理が完了するか否かの完了予告の報告がなされる。これにより、装置に次に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータに行えるようになる。したがって、処理の完了前に回収、搬入の準備がロボットに対して行えるようになり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。
【0013】
また、装置のポートが搬入口と搬出口を共通にしている場合と、搬入口と搬出口を別々のポートにしている場合とにより、ロボットの運用パターンを異ならせている。これにより、被搬送品の搬送を装置の構造(タイプ)に応じて最適なロボット運用ができ、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。
【0014】
本出願に係る発明の目的を実現する具体的な方法は、請求項2に記載のように、前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うロボット搬送方法にある。
【0015】
この方法によれば、装置が搬入口と搬出口を同一のポートにしている場合には1台のロボットで前記被搬送品の搬送が行われ、搬入口と搬出口を別々のポートにしている装置では搬入口と搬出口の夫々にロボットが割り当てられて搬送処理が実行される。この結果、装置のタイプに応じて最適なロボットの運用が可能になり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明によるロボット搬送方法の主な処理を示すフローチャートである。更に、図2は図1におけるパターン判別処理の詳細を示すフローチャートであり、図3は図1におけるパターンI(第1のパターン)の処理の詳細を示すフローチャート、図4は図1におけるパターンII(第2のパターン)の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0018】
ここで、図5を参照して搬送ラインの概略を説明する。搬送ロボット1は搬送路2に沿って往復移動することができる。搬送路2の片側には、製造装置3,4,5,6及び製品棚7が搬送路2に沿って連続的に設置されている。また、搬送路2の反対側には、製造装置8,9,10,11が設置されている。つまり、ここでは8台の製造装置が稼働しており、製造装置3,4,5と製造装置9,10,11は、同一のポートで搬入と搬出の作業が行われる。また、製造装置6,8は搬入と搬出の作業が同時に行えるように、ポートが離れた場所に設置されている。更に、製品棚7は、被加工品等(ここでは、ウエハ)が入れられたキャリア(ロット)を格納しておくための棚である。製造装置3〜6,8〜11にはホストコンピュータ12が接続されている。このホストコンピュータ12には、搬送ロボット1を管理する搬送コンピュータ13が接続されている。
【0019】
このような構成のラインにおいて、搬送ロボット1はホストコンピュータ12の指示に応じて製品棚7からロットを取り出し、指定された製造装置へ搬入し、処理後のロットを他の製造装置または製品棚7へ搬出(回収)する。
【0020】
図1に示すように、本発明によるロボット搬送方法は、大別して(1)パターン判別処理100、(2)パターンIによる処理、(3)パターンIIによる処理の3ブロックからなる。パターンIによる処理200が図5に示した製造装置3〜5,9〜11を対象にした処理であり、パターンIIによる処理300が製造装置6,8を対象にした処理である。この処理200と処理300のどちらに相当するかを判定するのが、パターン判別処理100である。
【0021】
次に、図2のフローチャート、及び図6のタイミングチャートを参照してパターン判別処理100について説明する。なお、図2〜図4において、“S”はステップを意味している。
【0022】
まず、図6に示すように、ホストコンピュータ12が製造装置からオンライン要求電文601を受けとると、これに対してオンライン応答電文602が製造装置へ送信される。ついで、製造装置からロット搬入要求電文603が出されると、ホストコンピュータ12は当該製造装置へロットの搬入が可能であるか否かを判定する(S101)。搬入不可能のときには待機し、搬入可能であれば製造装置へ要求応答電文604が発せられる。
【0023】
ついで、ホストコンピュータ12はロットを指定し、From/toの指示電文605(搬送指示電文)を搬送コンピュータ13へ送信する。搬送コンピュータ13はホストコンピュータ12へ指示応答電文606を送信する。この後、搬送コンピュータ13は作業報告としてのFrom完了電文607をホストコンピュータ12へ送信し、これに対する応答電文608がホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ送信される。また、製造装置への搬入を知らせるため、To完了電文609が搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信される(S102)。その応答電文610がホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ送られる。
【0024】
この後、製造装置からホストコンピュータ12に向けてロット搬入完了電文611が送信される。ホストコンピュータ12はロット搬入完了電文611を受信した時点で製造装置へのロット搬入を認識する。そして、ホストコンピュータ12は応答電文612を製造装置へ送信する。
【0025】
次に、製造装置における処理が開始される(S103)。この処理は、製造装置からロット搬入完了電文611を受けたホストコンピュータ12が処理開始要求電文613を送信し、これに対して製造装置から応答電文614が出されることにより開始される。製造装置側では、開始準備が完了するとロットの処理開始報告電文615をホストコンピュータ12へ送信する。これによってホストコンピュータ12は該当ロットが処理中であると見なし、更にホストコンピュータ12から製造装置へ応答電文616を送信し、以後、製造装置は処理中の状態になる(S104)。この後、製造装置は処理が完了段階になると、処理完了予告電文617をホストコンピュータ12へ送信する(S105)。そして、これに対する応答電文618がホストコンピュータ12から製造装置へ送信される。この後、製造装置の搬入・搬出口が同一か否かの判定が行われる(S106)。このS106がパターン判別に相当し、搬入口と搬出口が同一であれば図3のパターンIによる処理200を実行し、搬入・搬出口が不同一、つまり搬入口と搬出口が別々であれば図4のパターンIIによる処理300を実行する。
【0026】
処理完了予告電文617は、現在処理しているロットがn時間後に完了することを予測して行われるため、ホストコンピュータ12では該当する製造装置に次に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータ13に行うことができる。したがって、完了予測のn時間の設定を搬送ロボットの搬送時間等を考慮して設定しておけば、実際に搬送した時の製造装置の待ち時間を最小にすることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。更に、処理完了予告を製造装置側で行うことにより、ホストコンピュータ12における時間監視の負担が軽減される。
【0027】
次に、図3のフローチャート、及び図7のタイミングチャートを参照してパターンIによる処理200について説明する。
【0028】
このパターンIの処理は、ホストコンピュータ12が処理完了予告を受けて搬送コンピュータ13に指示を行う場合は単一の搬送ロボットで次に処理するロットを指定の製造装置へ搬送し、処理後のロットを当該製造装置から回収し、次に処理すべきロットを当該製造装置へ搬入するように指示するものである。
【0029】
まず、搬送ロボットに対し、次に処理すべきロットの搬送指示が出される(S201)。この指示は、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文701を送出することにより行われ、搬送コンピュータ13からは応答電文702がホストコンピュータ12へ返信される。この後、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へFrom完了電文702が送信され、これに対して応答703が返信される。製造装置にロットが搬入され、当該製造装置における処理が完了すると、処理完了報告705がホストコンピュータ12へ送信される。
【0030】
ついで、搬送ロボットが次に処理すべきロットを搬送し、目的の製造装置の前に到達すると、To着指示待ち電文707が搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信され、これに対してホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ応答電文708が発せられると、待機状態に入る(S202)。更に、S705を基にロット搬出が可能か否かの判定が行われ(S203)、不可能の場合にはS202以降の処理を再実行し、搬出可能であれば回収指示を実行する(S204)。この回収指示は、製造装置からホストコンピュータ12へ搬出要求709(その応答電文が710)が出され、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ回収指示電文711(その応答電文が712)が出されることにより開始される。
【0031】
その後、次のロットが製造装置へ搬入可能か否かを判定する(S205)。この処理は、ホストコンピュータ12が搬送コンピュータ13から回収完了電文713(その応答電文が714)を受信したこと、製造装置から搬出完了報告電文715(その応答電文が716)を受信したこと、更に、製造装置から搬入要求電文717(その応答電文が718)があったことをもって実行される。
【0032】
更に、S205で搬入可能の判断があった場合、搬入指示が出される(S206)。この処理は、製造装置から搬入要求電文717が有り、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ搬入指示電文719が送信され、搬送コンピュータ13から応答電文720が有ったことをもって実行され、次のロットが製造装置に搬入される。ロット搬入が完了すると、ホストコンピュータ12に対し、搬送コンピュータ13から搬入完了電文721(その応答電文が722)が送信され、更に、製造装置から搬入完了電文723(その応答電文が724)が送信される。搬入後の処理は、図6のロット搬入完了電文611以後の処理と同じになる。
【0033】
ついで、搬送指示が出される(S207)。この搬送は回収完了電文713に基づいて回収したロットを次の場所へ搬送するものであり、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ搬送指示電文725(その応答電文が726)が出されたことをもって開始される。そして、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へTo完了電文728(その応答電文が729)が出された時点で搬送が完了する。
【0034】
次に、図4のフローチャート、及び図8のタイミングチャートを参照してパターンIIによる処理300について説明する。
【0035】
パターンIIの処理は複数台の搬送ロボットで運用され、次に処理すべきロットの搬送指示を搬送ロボット#1へ送出する。そして、回収作業と回収後の搬送作業は搬送ロボット#2で実行するように指示がなされる。
【0036】
この処理300は、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文801(その応答電文が802)を送信することにより開始される(S301)。ここで従事するのは搬送ロボット#1であり、次に処理すべきロットを搬送する。また、ホストコンピュータ12から搬送コンピュータに対する回収指示電文803(その応答電文が804)を搬送コンピュータ13へ送信する。更に、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12に対し、搬送ロボット#2のTo着指示待ち電文805(その応答電文が806)を送信する。ついで、搬送ロボット#1From完了電文807(その応答電文が808)を搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ送信する。この電文807から、ホストコンピュータ12は指定の装置へロットが搬送されていることを確認できる。
【0037】
この後、製造装置前待機処理が実行される(S302)。この処理は、搬送ロボット#1が次に処理すべきロットを搬送し、目的の製造装置の前に到着し、搬入口の前で待機するものである。まず、製造装置からホストコンピュータ12へ処理完了報告電文809(その応答電文が810)が送信され、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#1To着指示待ち電文811(その応答電文が812)が送信されたことをもって実行される。
【0038】
ついで、ロットの搬入が可能か否かの判定が行われる(S303)。この処理は、次ロット搬送指示電文801で指定されたロットを製造装置へ搬入するために行うもので、製造装置からの搬入要求823(その応答電文が824)を受け取ったことに基づいて行われる。
【0039】
この後、搬入指示の処理が実行される(S304)。この処理は、製造装置からの搬入要求823を受信し、搬入可能と判断された場合、ホストコンピュータ12は搬送コンピュータ13へ次ロット搬送指示電文801で指示されたロットを搬入するように搬入指示電文825(その応答電文が826)を送信する。なお、搬入後の処理開始は、図6のロット搬入完了電文611以後の処理と同じになる。
【0040】
次に、搬送ロボット#2における処理300について説明する。製造装置からの処理完了予告電文617(図6)を受信したホストコンピュータ12は、搬送コンピュータ13に対して回収指示電文803を送信する。これを受信した搬送コンピュータ13は搬送ロボット#2に回収場所まで移動して待機するように指示する。搬送ロボット#2の移動が完了すると、搬送コンピュータ13は到着完了電文805をホストコンピュータ12へ送信する。
【0041】
この後、ロットの搬出が可能か否かを判定する(S306)。この判定は、ホストコンピュータ12が製造装置から処理完了電文809及び搬出要求電文813を受信したことをもって実行される。ついで、回収指示の処理が行われる(S307)。この処理は、製造装置がロットの搬出要求813をホストコンピュータ12へ送信し、搬送ロボット#2が製造装置前で待機しているときに搬送コンピュータ13に回収指示を送信するものである。搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#2回収完了電文817(その応答電文が818)が送信される。その後、製造装置からホストコンピュータ12へ搬出完了電文819(その応答電文が820)が送信される。
【0042】
更に、搬送指示の処理が行われる(S308)。搬送ロボット#2回収完了電文817に基づいて回収したロットを次の場所へ搬送するため、搬送コンピュータ13に対して搬送指示電文821(その応答電文が822)が送信され、その後、製造装置は作業完了電文827(その応答電文が828)をホストコンピュータ12へ送信する。ついで、搬送コンピュータ13からホストコンピュータ12へ搬送ロボット#1搬入完了電文829(その応答電文が830)が送信され、以後、電文801以降の処理(831)が繰り返し実行される。
【0043】
なお、上記の説明においては、搬送ロボットによって製造装置へロットを搬入・搬出するものとしたが、本発明は製造装置に限定されるものではなく、搬送ロボットによる搬送を必要とする装置の全てに適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に示した本発明は、ロボットが被搬送品を装置へ搬入後、前記被搬送品に対して前記装置による処理が完了する前に完了予告を前記装置から前記ホストコンピュータへ送信するようにしたので、次に装置に仕掛けるロットを選別し、その該当ロットの搬送指示を搬送コンピュータに行えるようになり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができ、装置の稼働率を向上させることができる。また、製造装置のアラーム等によって処理時間に遅れが生じた場合でも、搬送スケジュールの誤差を少なくすることができる。
【0045】
また、装置からの完了予告をホストコンピュータで受信後、前記装置の搬入口と搬出口が同一であるか否かにより、第1のパターンによる搬送処理と第2のパターンによる搬送処理とを使い分けるようにしたので、被搬送品の搬送を装置の構造(タイプ)に応じて最適なロボット運用ができ、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることができる。
【0046】
請求項2に示した本発明は、前記第1のパターンによる搬送処理は1台のロボットで前記被搬送品の搬入及び搬出を行い、前記第2のパターンによる搬送処理は複数台のロボットを用いて前記被搬送品の搬入及び搬出を行うようにしたので、装置のタイプに応じて最適なロボットの運用が可能になり、装置はロボットによる回収待ちの時間を最小にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロボット搬送方法の主な処理を示すフローチャートである。
【図2】図1におけるパターン判別処理の詳細を示すフローチャートである。
【図3】図1におけるパターンIの処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】図1におけるパターンIIの処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】本発明が適用される搬送ラインの概略を示す構成図である。
【図6】図1のパターン判別処理におけるタイミングチャートである。
【図7】図1のパターンIの処理におけるタイミングチャートである。
【図8】図1のパターンIIの処理におけるタイミングチャートである。
【図9】従来のロボット搬送方法における処理パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 搬送ロボット
3,4,5,6,8,9,10,11 製造装置
7 製品棚
12 ホストコンピュータ
13 搬送コンピュータ
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|---|---|---|---|
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