JPH10138547A - カラープリンタ - Google Patents

カラープリンタ

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JPH10138547A
JPH10138547A JP30069696A JP30069696A JPH10138547A JP H10138547 A JPH10138547 A JP H10138547A JP 30069696 A JP30069696 A JP 30069696A JP 30069696 A JP30069696 A JP 30069696A JP H10138547 A JPH10138547 A JP H10138547A
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JP
Japan
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energy
color
thermal head
yellow
thermal
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JP30069696A
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Inventor
Hayami Sugiyama
早実 杉山
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時間を短くすることができるカラープリ
ンタを得ること。 【解決手段】 本発明は、カラー感熱紙の1ライン部分
に対して、予め発色する直前のエネルギを付与するプレ
ヒート用発熱抵抗体106、106、・・・と上記1ライ
ン部分に対してさらにエネルギを付与することにより発
色させる印刷用発熱抵抗体103、103、・・・とを有
するイエロ色の印刷に用いられるイエロ用サーマルヘッ
ド100Yと、上記イエロ用サーマルヘッド100Yと
同一構成であってマゼンダ色の印刷に用いられるマゼン
ダ用サーマルヘッド100Mと、上記イエロ用サーマル
ヘッド100Yと同一構成であってシアン色の印刷に用
いられるシアン用サーマルヘッド100Cとを具備して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷に用い
られるカラープリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、感熱紙の改良が進み、カラーイン
クリボンを用いることなく、感熱紙に直接フルカラー印
刷を施すカラープリンタが開発されている。図9は、上
述した従来のカラープリンタの概略構成を示す側面図で
ある。この図において、1は、ロール状のカラー感熱紙
2を収納する収納ケースであり、外部光を遮断し、かつ
内部を一定湿度に保持するような構成とされている。上
記カラー感熱紙2は、送り出しリール3に巻回されてお
り、収納ケース1の給紙口1aより同図に示す矢印Z方
向へ給紙される。
【0003】ここで、上述したカラー感熱紙2の構成を
図10を参照して説明する。図10は、カラー感熱紙2
の構成を示す拡大側面図である。この図において、4
は、基材であり、この基材4の表面にはシアン記録層
5、マゼンダ記録層6、イエロ記録層7および耐熱保護
層8の順で、各層が形成されている。上記シアン記録層
5は、シアン顕色材5a、シアンマイクロカプセル5b
およびシアンロイコ染料5cから構成されている。
【0004】上記シアン顕色材5a中には、シアンロイ
コ染料5c、5c、・・・が各々封入された多数のシアン
マイクロカプセル5b、5b、・・・が配されている。こ
のシアン顕色材5aは、シアンロイコ染料5cとの化学
反応によって、シアン色を発するという化学的性質を有
している。
【0005】上記シアンマイクロカプセル5bは、一定
の熱エネルギ(以下、シアン発色開始エネルギと称す
る)以上のエネルギが付与されると軟化して、外部のシ
アン顕色材5aを内部のシアンロイコ染料5c側へ透過
させるという物理的性質を有している。このシアンロイ
コ染料5cの透過率は、付与されるエネルギに比例して
増加する。
【0006】また、上述したマゼンダ記録層6は、マゼ
ンダカプラ6a、マゼンダマイクロカプセル6bおよび
マゼンダジアゾ染料6cから構成されている。上記マゼ
ンダカプラ6a中には、マゼンダジアゾ染料6c、6
c、・・・が各々封入された多数のマゼンダマイクロカプ
セル6b、6b、・・・が配されている。このマゼンダカ
プラ6aは、マゼンダジアゾ染料6cとの化学反応によ
って、マゼンダ色を発するという化学的性質を有してい
る。さらに、マゼンダジアゾ染料6cは、365nmを
ピーク波長とする光を受けると分解されることにより、
マゼンダ色を発しなくなるという化学的性質を有してい
る。
【0007】上記マゼンダマイクロカプセル6bは、一
定の熱エネルギ(以下、マゼンダ発色開始エネルギと称
する)以上のエネルギが付与されると軟化して、外部の
マゼンダカプラ6aを内部のマゼンダジアゾ染料6c側
へ透過させるという物理的性質を有している。このマゼ
ンダカプラ6aの透過率は、付与されるエネルギに比例
して増加する。
【0008】さらに、上述したイエロ記録層7は、イエ
ロカプラ7a、イエロマイクロカプセル7bおよびイエ
ロジアゾ染料7cから構成されている。上記イエロカプ
ラ7a中には、イエロジアゾ染料7c、7c、・・・が各
々封入された多数のイエロマイクロカプセル7b、7
b、・・・が配されている。このイエロカプラ7aは、イ
エロジアゾ染料7cとの化学反応によって、イエロ色を
発するという化学的性質を有している。さらに、イエロ
ジアゾ染料7cは、420nmをピーク波長とする光を
受けると分解されることにより、イエロ色を発しなくな
るという化学的性質をも有している。
【0009】上記イエロマイクロカプセル7bは、一定
の熱エネルギ(以下、イエロ発色開始エネルギと称す
る)以上のエネルギが付与されると軟化して、外部のイ
エロカプラ7aを内部のイエロジアゾ染料7c側へ透過
させるという物理的性質を有している。このイエロカプ
ラ7aの透過率は、付与されるエネルギに比例して増加
する。
【0010】ここで、上述したイエロ発色開始エネル
ギ、シアン発色開始エネルギおよびイエロ発色開始エネ
ルギの相互関係、上記イエロ発色開始エネルギ等とイエ
ロ色等の発色濃度との関係を図11に示す。この図から
わかるように、上記イエロ発色開始エネルギ等は、イエ
ロ発色開始エネルギTBY<マゼンダ発色開始エネルギT
BM<シアン発色開始エネルギTBCなる関係を有してい
る。
【0011】すなわち、図10に示すイエロマイクロカ
プセル7b、マゼンダマイクロカプセル6bおよびシア
ンマイクロカプセル5bのうち、イエロマイクロカプセ
ル7bは、もっとも低いエネルギ(イエロ発色開始エネ
ルギTBY)で軟化しはじめ、シアンマイクロカプセル5
bはもっとも高いエネルギ(シアン発色開始エネルギT
BC)で軟化しはじめる。また、マゼンダマイクロカプセ
ル6bは、イエロ発色開始エネルギTBYとシアン発色開
始エネルギTBCとの中間のエネルギ(マゼンダ発色開始
エネルギTBM)で軟化しはじめる。
【0012】また、図11において、イエロ記録層7
(図10参照)におけるエネルギとイエロ色の発色濃度
との関係は、同図に示すイエロ発色濃度特性曲線KYで
示されるものとされている。すなわち、イエロ色の発色
濃度は、イエロ発色開始エネルギTBY+イエロ階調エネ
ルギTGYの増加に対応して、濃くなり、イエロ階調エネ
ルギTGYを変化させることにより、変化する。
【0013】また、マゼンダ記録層6におけるエネルギ
とマゼンダ色の発色濃度との関係は、同図に示すマゼン
ダ発色濃度特性曲線KMで示されるものとされている。
すなわち、マゼンダ色の発色濃度は、マゼンダ発色開始
エネルギTBM+マゼンダ階調エネルギTGMの増加に対応
して濃くなり、マゼンダ階調エネルギTGMを変化させる
ことにより、変化する。
【0014】さらに、シアン記録層5におけるエネルギ
とシアン色の発色濃度との関係は、同図に示すシアン発
色濃度特性曲線KCで示されるものとされている。すな
わち、シアン色の発色濃度は、シアン発色開始エネルギ
TBC+シアン階調エネルギTGCの増加に対応して濃くな
り、シアン階調エネルギTGCを変化させることにより、
変化する。また、図10に示す耐熱保護層8は、イエロ
記録層7の表面に形成されており、イエロ記録層7の表
面を保護する役目をする。
【0015】図9において、9、9は、給紙口1a近傍
に各々配設されたフィードローラであり、各外周面が当
接するようにして設けられており、カラー感熱紙2を挟
みつつ同図に示す矢印Z方向へ搬送する役目をする。1
0は、フィードローラ9、9の右方に配設されたプラテ
ンローラである。11Yは、プラテンローラ10の上方
に配設されたイエロ用サーマルヘッドであり、イエロ色
の印刷時に用いられる。
【0016】ここで、上記イエロ用サーマルヘッド11
Yの詳細な構成について図12を参照して説明する。こ
の図においては、図9に示すイエロ用サーマルヘッド1
1Yをひっくり変えした状態が図示されている。この図
に示すイエロ用サーマルヘッド11Yにおいて、12
は、放熱用のヒートシンクである。13は、アルミナ製
の板状の基板であり、接着剤または両面テープによって
ヒートシンク12の表面に貼着されている。
【0017】14は、基板13の表面に盛り上がり形成
されたグレースであり、その断面が半紡錘形状とされて
いる。このグレース14は、蓄熱材としての役目をす
る。15、15、・・・は、複数の発熱抵抗体15、1
5、・・・グレース14の隆起部表面に一定間隔をおいて
長尺状に各々形成されている。これら発熱抵抗体15、
15、・・・は、印刷時における1ドットに対応して各々
設けられており、供給されるパルス電圧のパルス幅に応
じて発生する熱を、図示しないカラー感熱紙2(図10
参照)へ各々付与する。
【0018】16は、基板13の表面に形成された共通
電極であり、この共通電極16には、発熱抵抗体15、
15、・・・の各一端部が電気的に各々接続されている。
17、17、・・・は、基板13の表面に発熱抵抗体1
5、15、・・・に各々対応して各々形成された複数の個
別リード電極17、17、・・・であり、各一端部が発熱
抵抗体15、15、・・・の各他端部に電気的に各々接続
されている。
【0019】18は、基板13の表面に接着されたIC
(集積回路)であり、図示しない制御部より供給される
印刷データに基づいて、発熱抵抗体15、15、・・・に
対してパルス電圧を各々供給するという制御を行う。こ
のIC18には、個別リード電極17、17、・・・に対
応して各々設けられた複数の端子18a、18a、・・・
を有しており、これら複数の端子18a、18a、・・・
は、個別リード電極17、17、・・・の各他端部に電気
的に各々接続されている。19は、図示しない制御部と
IC18との間を電気的に接続するフレキシブルプリン
ト板であり、IC18には、上記フレキシブルプリント
板19の配線を介してイエロ印刷データが入力される。
【0020】図9において、20、20は、プラテンロ
ーラ10の右方に各々配設されたガイドローラ20、2
0であり、各外周面が当接するようにして設けられてい
る。これらガイドローラ20、20は、カラー感熱紙2
を挟みつつガイドする役目をする。21Yは、ガイドロ
ーラ20、20の右上方に配設されたイエロ色定着ラン
プであり、420nmをピーク波長とする前述した光を
カラー感熱紙2の表面に照射する。すなわち、イエロ色
定着ランプ21Yは、図10に示すイエロ記録層7にお
いてイエロ色を定着させる役目をする。
【0021】図9に示す22、22は、イエロ色定着ラ
ンプ21Yの右下方に各々配設されたガイドローラであ
り、各外周面が当接するようにして設けられている。こ
れらガイドローラ22、22は、カラー感熱紙2を挟み
つつガイドする役目をする。23は、ガイドローラ2
2、22の右方に配設されたプラテンローラである。1
1Mは、プラテンローラ23の上方に配設されたマゼン
ダ用サーマルヘッドであり、マゼンダ色の印刷時に用い
られる。このマゼンダ用サーマルヘッド11Mの構成
は、前述したイエロ用サーマルヘッド11Y(図12参
照)の構成と同一である。
【0022】24、24は、プラテンローラ23の右方
に各々配設されたガイドローラであり、各外周面が当接
するようにして各々設けられている。これらガイドロー
ラ24、24は、カラー感熱紙2を挟みつつガイドする
役目をする。21Mは、ガイドローラ24、24の右上
方に配設されたマゼンダ色定着ランプであり、365n
mをピーク波長とする前述した光をカラー感熱紙2の表
面に照射する。すなわち、マゼンダ色定着ランプ21M
は、図10に示すマゼンダ記録層6においてマゼンダ色
を定着させる役目をする。
【0023】図9に示す25、25は、マゼンダ色定着
ランプ21Mの右下方に各々配設されたガイドローラで
あり、各外周面が当接するようにして設けられている。
これらガイドローラ25、25は、カラー感熱紙2を挟
みつつガイドする役目をする。26は、ガイドローラ2
5、25の右方に配設されたプラテンローラである。1
1Cは、プラテンローラ26の上方に配設されたシアン
用サーマルヘッドであり、シアン色の印刷時に用いられ
る。このシアン用サーマルヘッド11Cの構成は、前述
したイエロ用サーマルヘッド11Y(図12参照)の構
成と同一である。
【0024】27、27は、プラテンローラ26の右方
に各々配設されたガイドローラであり、各外周面が当接
するようにして設けられている。これらガイドローラ2
7、27は、カラー感熱紙2を挟みつつガイドする役目
をする。21Cは、ガイドローラ27、27の右上方に
配設された漂白用ランプであり、所定の波長の光をカラ
ー感熱紙2の表面に照射する。この漂白用ランプ21C
は、カラー感熱紙2において発色していない部分を漂白
する役目をする。
【0025】28、28は、漂白用ランプ21Cの右下
方に各々設されたフィードローラであり、各外周面が当
接するようにして設けられている。29は、フィードロ
ーラ28、28の右方に配設されたカッタであり、カラ
ー感熱紙2の端部を一定長さに切断する。30は、カッ
タ29の右方に配設された収納ケースであり、カッタ2
9により切断されたカラー感熱紙2a、2a、・・・を積
層収納する。
【0026】次に、上述した従来のカラープリンタの動
作について説明する。図9において、装置各部に電源が
供給されると、フィードローラ9、9等が駆動され、カ
ラー感熱紙2が同図に示す矢印Z方向へ搬送される。そ
して、カラー感熱紙2の先端部がイエロ用サーマルヘッ
ド11Yの直下に位置すると、イエロ用サーマルヘッド
11Yが、カラー感熱紙2を介してプラテンローラ10
に圧接する(図13(a)参照)。この状態において
は、カラー感熱紙2の1ライン部分は、図12に示す発
熱抵抗体15、15、・・・の直近に位置している。
【0027】次に、IC18に印刷データが入力される
と、IC18は、発熱抵抗体15、15、・・・に対して
図11に示すパルス幅PBY+パルス幅PGYなるパルス幅
のパルス電圧を発熱抵抗体15、15、・・・へ印加す
る。これにより、発熱抵抗体15、15、・・・にジュー
ル熱が発生し、この結果、カラー感熱紙2の1ライン部
分のエネルギが上昇する。
【0028】そして、図11に示すイエロ発色開始エネ
ルギTBY以上になると、図10に示すイエロ記録層7の
イエロマイクロカプセル7bが軟化して、イエロカプラ
7aは、イエロマイクロカプセル7bを透過する。これ
により、イエロジアゾ染料7cとイエロカプラ7aとが
化学反応を起こし、図13(a)に示すイエロ記録層7
には、イエロ色7Cが発生する。以下、上述したイエロ
色の印刷が進み、これに伴って図9に示すカラー感熱紙
2が1ラインづつ搬送される。
【0029】そして、上述したイエロ色の印刷が進ん
で、カラー感熱紙2の端部がイエロ色定着ランプ21Y
の直下に位置すると、図13(b)に示すイエロ色定着
ランプ21Yにより発生した光がカラー感熱紙2のイエ
ロ色7Y部分にあたり、イエロ色が定着する。
【0030】そして、図9に示すカラー感熱紙2の端部
が、マゼンダ用サーマルヘッド11Mの直下に位置する
と、前述したイエロ用サーマルヘッド11Yの動作と同
様にして、図12に示す発熱抵抗体15、15、・・・に
は、IC18より、図11に示すパルス幅PBM+パルス
幅PGMなるパルス幅のパルス電圧が印加される。これに
より、発熱抵抗体15、15、・・・にジュール熱が発生
し、この結果、カラー感熱紙2の1ライン部分のエネル
ギが上昇する。
【0031】そして、図11に示すマゼンダ発色開始エ
ネルギTBMになると、図10に示すマゼンダ記録層6の
マゼンダマイクロカプセル6bが軟化して、マゼンダカ
プラ6aは、マゼンダマイクロカプセル6bを透過す
る。これにより、マゼンダジアゾ染料6cとマゼンダカ
プラ6aとが化学反応を起こし、図13(c)に示すマ
ゼンダ記録層6には、マゼンダ色6Mが発生する。そし
て、上述したマゼンダ色の印刷が進んで、カラー感熱紙
2の端部がマゼンダ色定着ランプ21Mの直下に位置す
ると、図13(d)に示すマゼンダ色定着ランプ21M
により発生した光がカラー感熱紙2のマゼンダ色6M部
分にあたり、マゼンダ色が定着する。
【0032】そして、図9に示すカラー感熱紙2の端部
が、シアン用サーマルヘッド11Cの直下に位置する
と、前述したイエロ用サーマルヘッド11Yの動作と同
様にして、図12に示す発熱抵抗体15、15、・・・に
は、IC18より、図11に示すパルス幅PBC+パルス
幅PGCなるパルス幅のパルス電圧が印加される。これに
より、発熱抵抗体15、15、・・・にジュール熱が発生
し、この結果、カラー感熱紙2の1ライン部分のエネル
ギが上昇する。
【0033】そして、図11に示すシアン発色開始エネ
ルギTBCになると、図10に示すシアン記録層5のシア
ンマイクロカプセル5bが軟化して、シアン顕色材5a
は、シアンマイクロカプセル5bを透過する。これによ
り、シアンロイコ染料5cとシアン顕色材5aとが化学
反応を起こし、図13(e)に示すシアン記録層5に
は、シアン色5Cが発生する。そして、上述したシアン
色の印刷が進んで、カラー感熱紙2の端部が漂白用ラン
プ21Cの直下に位置すると、光がカラー感熱紙2のシ
アン色部分にあたり、シアン色が定着する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカラ
ープリンタにおいては、次の理由によって印刷に要する
時間が長という欠点があった。まず、従来のカラープリ
ンタにおいては、カラー感熱紙2の搬送速度は、図11
からわかるようにイエロ色、マゼンダ色およびシアン色
のうち、もっとも印刷に時間のかかるシアン色の1ライ
ン分の印刷に要する時間を基準にして設定されている。
ここで、上記時間を基準にした場合におけるフルカラー
印刷に要する全印刷時間PTは、次の(1)式で表され
るが、実際には全印刷時間PTに給紙時間等を加算した
時間が実印刷時間である。 PT={PBC(図11参照)+PGC(図11参照)}×
ライン数 ・・・(1) つまり、従来のカラープリン
タにおいては、印刷時間を上記(1)式で表される全印
刷時間より短くすることが原理的にできない。また、従
来のカラープリンタにおいては、カラー感熱紙2の搬送
速度を、シアン色の1ライン分の印刷に要する時間を基
準としているため、シアン色より共に1ライン分の印刷
時間が短いマゼンダ色およびイエロ色の印刷動作を休止
しなければならず、従って、時間の無駄が多いという欠
点をもあった。また、この時間の無駄が多いという欠点
を解決するために、休止時間に対応させて図1に示すイ
エロ用サーマルヘッド100Y、マゼンダ用サーマルヘ
ッド100Mおよびシアン用サーマルヘッド100Cに
印加するパルス電圧の振幅(エネルギ)を順次高くする
ことも考えられるが、このような改良をする場合には、
異なる出力電圧の複数の電源を設けなければならず、し
かもその制御が複雑となって得策とはいえない。上述し
た改良をした場合には、イエロ色、マゼンダ色およびシ
アン色に各々対応するパルス電圧の振幅の相違によっ
て、イエロ用サーマルヘッド100Y、マゼンダ用サー
マルヘッド100Mおよびシアン用サーマルヘッド10
0C相互間の各表面温度が異なるため、カラー感熱紙2
に対する搬送ムラが生じ、ひいてはカラー感熱紙2に横
筋等が発生する。本発明はこのような背景の下になされ
たもので、印刷時間を短くすることができるカラープリ
ンタを提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、発色エネルギ以上のエネルギが付与されることによ
り発色する発色材が塗布されてなる感熱紙と、前記感熱
紙をライン単位で搬送する搬送手段と、印刷データに基
づいて、予め前記感熱紙の印刷すべき部分に対して前記
発色エネルギの直前の第1のエネルギを付与する第1の
エネルギ付与手段と、前記第1のエネルギ付与手段の近
傍に配設され、前記印刷データに基づいて前記直前の第
1のエネルギが付与された前記部分に対して、前記部分
の総エネルギが前記発色エネルギ以上となる第2のエネ
ルギを付与する第2のエネルギ付与手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0036】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカラープリンタにおいて、前記第1のエネルギ付与手
段は、第1の発熱抵抗体を有しており、前記第2のエネ
ルギ付与手段は、第2の発熱抵抗体を有しており、前記
印刷データに基づいて、前記第1のエネルギに対応する
第1のパルス幅の第1のパルス電圧を前記第1の発熱抵
抗体へ印加した後、前記搬送手段により前記感熱紙が1
ライン分搬送されたとき、前記第2のエネルギに対応す
る第2のパルス幅の第2のパルス電圧を前記第2の発熱
抵抗体へ印加する制御手段を具備することを特徴とす
る。
【0037】請求項3に記載の発明は、第1の発色エネ
ルギ以上のエネルギが付与されることにより第1色に発
色する第1の発色材と、第2の発色エネルギ以上のエネ
ルギが付与されることにより第2色に発色する第2の発
色材と、第3の発色エネルギ以上のエネルギが付与され
ることにより第3色に発色する第3の発色材とが、順
次、積層塗布されてなる感熱紙と、前記感熱紙をライン
単位で搬送する搬送手段と、前記感熱紙の搬送路途中に
配設され、印刷データに基づいて、予め前記感熱紙の印
刷すべき部分に対して、前記第1の発色エネルギの直前
の、第1の第1色エネルギを付与した後、前記感熱紙が
1ライン分搬送されたとき、前記部分の総エネルギが前
記第1の発色エネルギ以上となる第2の第1色エネルギ
を付与する第1のサーマルヘッドと、前記第1のサーマ
ルヘッドの近傍に配設され、印刷データに基づいて、予
め前記感熱紙の印刷すべき部分に対して、前記第2の発
色エネルギの、直前の第1の第2色エネルギを付与した
後、前記感熱紙が1ライン分搬送されたとき、前記部分
の総エネルギが前記第2の発色エネルギ以上となる第2
の第2色エネルギを付与する第2のサーマルヘッドと、
前記第2のサーマルヘッドの近傍に配設され、印刷デー
タに基づいて、予め前記感熱紙の印刷すべき部分に対し
て、前記第3の発色エネルギの直前の第1の第3色エネ
ルギを付与した後、前記感熱紙が1ライン分搬送された
とき、前記部分の総エネルギが前記第3の発色エネルギ
以上となる第2の第3色エネルギを付与する第3のサー
マルヘッドとを具備することを特徴とする。
【0038】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のカラープリンタにおいて、前記第1のサーマルヘッド
に対応して設けられ、前記印刷データに基づいて、第1
の第1色エネルギ、および前記第2の第1色エネルギの
各大きさを制御する第1の制御手段と、前記第2のサー
マルヘッドに対応して設けられ、前記印刷データに基づ
いて、第1の第2色エネルギ、および前記第2の第2色
エネルギの各大きさを制御する第2の制御手段と、前記
第3のサーマルヘッドに対応して設けられ、前記印刷デ
ータに基づいて、第1の第3色エネルギ、および前記第
2の第3色エネルギの各大きさを制御する第3の制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0039】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載のカラープリンタにおいて、前記搬送手段は、
前記感熱紙を回転搬送する回転ドラムを有しており、前
記第1のサーマルヘッド、前記第2のサーマルヘッドお
よび前記第3のサーマルヘッドは、前記回転ドラムの周
囲に各々配設されていることを特徴とする。
【0040】請求項6に記載の発明は、請求項3または
4に記載のカラープリンタにおいて、前記搬送手段は、
複数のローラと前記ローラに巻き掛けされた無端ベルト
とを有しており、前記第1のサーマルヘッド、前記第2
のサーマルヘッドおよび前記第3のサーマルヘッドは、
前記無端ベルトの周囲に各々配設されていることを特徴
とする。
【0041】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、図面を参照して本発明の実施形
態について説明する。図1は本発明の一実施形態による
カラープリンタの概略構成を示す側面図である。この図
において、図9の各部に対応する部分には、同一の符号
を付けその説明を省略する。図1においては、図9に示
すイエロ用サーマルヘッド11Y、マゼンダ用サーマル
ヘッド11Mおよびシアン用サーマルヘッド11Cに代
えて、イエロ用サーマルヘッド100Y、マゼンダ用サ
ーマルヘッド100Mおよびシアン用サーマルヘッド1
00Cが各々設けられている。
【0042】ここで、図1に示すイエロ用サーマルヘッ
ド100Yの構成について図2を参照して詳述する。図
2において、101は、放熱用のヒートシンクである。
102は、ステンレス製の基板102であり、接着剤ま
たは両面テープを介してヒートシンク101の表面に貼
着されている。この基板102の表面中央部には、縦方
向に共通電極102aが形成されている。133は、共
通電極102aより同図右側の基板102の右表面に形
成された第1のグレースであり、蓄熱材としての役目を
している。この第1のグレース133の共通電極102
a近傍の部分は、盛り上がり形成されており、隆起部1
33aとされている。
【0043】103、103、・・・は、第1のグレース
133の隆起部133aの表面に一定間隔をおいて各々
形成された複数の印刷用発熱抵抗体であり、印字を構成
する複数のドットに各々対応している。これら印刷用発
熱抵抗体103、103、・・・は、印刷時における1ド
ットに対応して各々設けられており、供給されるパルス
電圧のパルス幅に応じて発生するエネルギ(熱)を、カ
ラー感熱紙2(図1参照)へ各々付与する。また、上記
印刷用発熱抵抗体103、103、・・・の各一端部は、
共通電極102aに電気的に接続されている。
【0044】104、104・・・は、第1のグレース1
33の表面に印刷用発熱抵抗体103、103、・・・に
各々対応して形成された複数の個別リード電極であり、
各一端部が印刷用発熱抵抗体103、103、・・・の各
他端部に電気的に各々接続されている。105は、共通
電極102aより同図左側の基板102の左表面に形成
された第2のグレース105であり、蓄熱材としての役
目をしている。この第2のグレース105の共通電極1
02a近傍の部分は、盛り上がり形成されており、隆起
部105aとされている。
【0045】106、106、・・・は、隆起部105a
の表面に印刷用発熱抵抗体103、103、・・・に各々
対応して形成された複数のプレヒート用発熱抵抗体であ
り、各一端部が共通電極102aに電気的に接続されて
いる。107は、第2のグレース105の表面に形成さ
れた共通電極であり、プレヒート用発熱抵抗体106、
106、・・・の各他端部が電気的に各々接続されてい
る。108は、図示しない制御部と後述するIC109
との間を電気的に接続するフレキシブルプリント板であ
り、IC109には、上記フレキシブルプリント板10
8の配線を介してイエロ印刷データが入力される。
【0046】ここで、上述したイエロ用サーマルヘッド
100Yの電気的構成を図3に示す。図3においては、
図2の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。図
3において、共通電極102a(図2参照)は、接地さ
れている。IC109は、印刷用発熱抵抗体103、1
03、・・に対して、イエロ色の階調制御用の階調用パル
ス電圧V1を印加するか、または印加しないというスイ
ッチング制御と、階調用パルス電圧V1のパルス幅を制
御する階調制御とを行う。上記スイッチング制御および
階調制御は、図示しない制御部よりフレキシブルプリン
ト板108の配線を介して入力されるクロック信号CL
OK、印刷データDATA、ラッチ信号LACHおよび
ストローブ信号STROBに基づいて行われる。
【0047】110は、接地とIC109の入力端子
(図示略)との間に介挿された第1の直流電源であり、
印刷用発熱抵抗体103、103、・・・へ供給される階
調用電圧V1の電圧源である。111は、接地とスイッ
チングトランジスタ112のコレクタ端子との間に介挿
された第2の直流電源であり、スイッチングトランジス
タ112を介してプレヒート用発熱抵抗体106、10
6、・・・に印加されるプレヒート用パルス電圧V2の電圧
源である。
【0048】上記スイッチングトランジスタ112は、
ベース端子に供給されるスイッチング制御信号Sに応じ
た時間分、オンとされるスイッチング素子である。すな
わち、プレヒート用発熱抵抗体106、106、・・・に
は、スイッチングトランジスタ112のオン時間に対応
したパルス幅のプレヒート用パルス電圧V2が同時に印
加される。
【0049】次に、上述した第1実施形態によるカラー
プリンタの動作について説明する。まず、図1におい
て、装置各部に電源が供給されると、フィードローラ
9、9が図示しないモータにより回転駆動される。これ
により、カラー感熱紙2がフィードローラ9、9に挟ま
れつつ同図に示す矢印Z方向へ搬送される。そして、カ
ラー感熱紙2の端部がプラテンローラ10上に位置する
と、フィードローラ9、9が停止されるとともに、イエ
ロ用サーマルヘッド100Yがプラテンローラ10にカ
ラー感熱紙2(図10参照)を介して圧接する。すなわ
ち、今、カラー感熱紙2(図10参照)の端部は、図2
に示すイエロ用サーマルヘッド100Yのプレヒート用
発熱抵抗体106、106、・・・と図1に示すプラテン
ローラ10とによって圧接されている状態にある。
【0050】そして、今、図4(b)に示す時刻0にお
いて、図3に示すIC109は、クロック信号CLOK
のタイミングでイエロ色に関する1ライン目の印刷デー
タDATAを読み込んだ後、ラッチ信号LACHのタイ
ミングで上記印刷データDATAを図示しないラッチ回
路にラッチする。上記印刷データDATAは、1ライン
における各ドットに各々対応するデータである。
【0051】そして、今、図4(b)に示す時刻t1に
なると、図10に示すイエロ記録層7のイエロマイクロ
カプセル7bに対して、軟化する直前のエネルギを付与
するというプレヒート動作が行われる。すなわち、プレ
ヒート動作とは、イエロマイクロカプセル7bを図11
に示すイエロ発色開始エネルギTBYの直前のエネルギを
付与する動作、言い換えれば、イエロマイクロカプセル
7bを、外部のイエロカプラ7aが内部へ透過する直前
の状態にする動作をいう。
【0052】すなわち、図4(b)に示す時刻t1にお
いて、図3に示すスイッチングトランジスタ112のベ
ース端子には、”ハイ”のスイッチング制御信号Sが入
力される。これにより、スイッチングトランジスタ11
2がオンとされ、プレヒート用発熱抵抗体106、10
6、・・・には、図4(b)に示すプレヒート用パルス電
圧V2が印加される。この結果、プレヒート用発熱抵抗
体106、106、・・・にジュール熱が発生することに
より、図10に示すイエロ記録層7のイエロマイクロカ
プセル7bのエネルギが時間の経過とともに上昇する。
【0053】そして、図4(b)に示す時刻t2になる
と、図3に示すスイッチング制御信号Sが”ロー”とさ
れる。これにより、スイッチングトランジスタ112が
オフとされ、プレヒート用発熱抵抗体106、106、
・・・に供給されているプレヒート用パルス電圧V2がゼロ
となる。すなわち、プレヒート用発熱抵抗体106、1
06、・・・には、図4(b)に示すパルス幅PBY(時刻
t2−時刻t1)のプレヒート用パルス電圧V2が印加さ
れており、この間に、図10に示すイエロ記録層7のイ
エロマイクロカプセル7bには、イエロ発色開始エネル
ギTBY(図11参照)の直前のエネルギが付与される。
【0054】また、図4(b)に示す時刻t2になる
と、図1に示すプラテンローラ10が1ライン分に相当
する角度分、回転駆動され、カラー感熱紙2が1ライン
分、同図に示す矢印Z方向へ搬送される。これにより、
カラー感熱紙2の1ライン部分、すなわち、シアン発色
開始エネルギTBCの直前のエネルギが付与された部分
は、図2に示す印刷用発熱抵抗体103、103、・・・
の直近に位置する。また、これと同時に、カラー感熱紙
2の2ライン部分は、プレヒート用発熱抵抗体106、
106、・・・の直近に位置する。
【0055】さらに時刻t2において、図3に示すIC
109は、クロック信号CLOKのタイミングでイエロ
色に関する2ライン目の印刷データDATAを読み込ん
だ後、ラッチ信号LACHのタイミングで上記2ライン
目の印刷データDATAをラッチ回路にラッチする。
【0056】そして、今、図4(a)に示す時刻t3に
おいて、図3に示すストローブ信号STROBが入力さ
れると、IC109は、上記ストローブ信号STROB
のタイミングで上述したラッチ回路にラッチされている
印刷データDATAに基づいて、印刷用発熱抵抗体10
3、103、・・・に対して階調用パルス電圧V1を印加す
るという制御を行う。
【0057】例えば、上記印刷データDATAが180
階調のイエロ色を印刷すべきことを指示するデータであ
るものとすると、IC109は、図4(a)に示す時刻
t3において、図3に示す印刷用発熱抵抗体103、1
03、・・・のうち当該発熱抵抗体と第1の直流電源11
0とを導通させるというスイッチング動作を行う。これ
により、当該印刷用発熱抵抗体103には、階調用パル
ス電圧V1が印加され、この階調用パルス電圧V1によっ
て、印刷用発熱抵抗体103には、ジュール熱が発生す
る。
【0058】そして、上記ジュール熱によって、図10
に示すイエロ記録層7のイエロマイクロカプセル7bの
エネルギがイエロ発色開始エネルギTBY(図11参照)
以上に徐々に上昇する。これにより、上記イエロマイク
ロカプセル7bが軟化しはじめ、外部のイエロカプラ7
aがイエロマイクロカプセル7bを透過する。さらに、
イエロジアゾ染料7cとイエロカプラ7aとが化学反応
を起こし、カラー感熱紙2にはイエロ色が発生する。そ
して、時間の経過とともにイエロマイクロカプセル7b
のエネルギが上昇するため上記化学反応が進み、この結
果、イエロ色の階調度が高くなる。
【0059】そして、今、図4(b)に示す時刻t4に
なると、上述した1ライン目のイエロ色の印刷動作に並
行して、カラー感熱紙2の2ライン部分に対するプレヒ
ート動作が行われる。すなわち、図4(b)に示す時刻
t4において、図3に示すスイッチングトランジスタ1
12のベース端子には、”ハイ”のスイッチング制御信
号Sが入力されることにより、スイッチングトランジス
タ112がオンとされ、プレヒート用発熱抵抗体10
6、106、・・・にジュール熱が発生する。これによ
り、前述した動作と同様にして、図10に示すイエロ記
録層7のイエロマイクロカプセル7bのエネルギが時間
の経過とともに上昇する。
【0060】そして、今、図4(a)に示す時刻t5に
なると、図3に示すIC109は、印刷用発熱抵抗体1
03へ供給している階調用パルス電圧V1をゼロにす
る。これにより、図10に示すイエロ記録層7のイエロ
マイクロカプセル7bのエネルギ上昇が止まり、イエロ
マイクロカプセル7bとイエロカプラ7aとの化学反応
が停止する。すなわち、図3に示す印刷用発熱抵抗体1
03には、図4(a)に示すパルス幅PGY(時刻t5−
時刻t3)の階調用パルス電圧V1が印加される。言い換
えれば、イエロ記録層7(図10参照)のイエロマイク
ロカプセル7bのエネルギは、図11に示すイエロ発色
開始エネルギTBY+上記パルス幅PGYに対応するイエロ
階調エネルギTGYなる値とされている。従って、今、図
10に示すイエロ記録層7には、180階調のイエロ色
が発生している。
【0061】上述した動作と同時に、図4(b)に示す
時刻t5においては、図3に示すスイッチング制御信号
Sが”ロー”とされることにより、スイッチングトラン
ジスタ112がオフとされる。これにより、プレヒート
用発熱抵抗体106、106、・・・に印加されているプ
レヒート用パルス電圧V2がゼロとされ、カラー感熱紙
2の2ライン部分がイエロ発色開始エネルギTBYの直前
のエネルギとされる。さらに、図4(b)に示す時刻t
5においては、前述した動作と同様にして、IC109
は、イエロ色に関する3ライン目の印刷データDATA
をラッチ回路にラッチする。加えて、図4(b)に示す
時刻t5においては、図1に示すプラテンローラ10が
1ライン分に相当する角度分、回転駆動される。これに
より、カラー感熱紙2の上述した2ライン部分は、印刷
用発熱抵抗体103、103、・・・の直近に位置し、こ
れと同時に、カラー感熱紙2の3ライン部分は、プレヒ
ート用発熱抵抗体106、106、・・・の直近に位置す
る。
【0062】そして、今、図4(a)に示す時刻t6に
なると、前述した動作と同様にして、図3に示すIC1
09は、印刷用発熱抵抗体103に対して、階調用パル
ス電圧V1を印加する。これにより、イエロ発色開始エ
ネルギTBYの直前のエネルギとされたカラー感熱紙2の
2ライン部分のエネルギが上昇する。この結果、上述し
た化学反応によって、図10に示すイエロ記録層7には
イエロ色が発生する。
【0063】そして、今、図4(a)に示す時刻t7に
なると、階調用パルス電圧V1がゼロとされ、上記化学
反応が停止する。すなわち、図3に示す印刷用発熱抵抗
体103・・・には、図4(a)に示すパルス幅PGY(時
刻t7−時刻t6)の階調用パルス電圧V1が印加され
る。言い換えれば、イエロ記録層7(図10参照)のイ
エロマイクロカプセル7bのエネルギは図11に示すイ
エロ発色開始エネルギTBY+上記パルス幅PGYに対応す
るイエロ階調エネルギTGYなる値とされている。これに
より、イエロ記録層7には、パルス幅PGYに対応する6
4階調のイエロ色が発生する。以下、上述した動作が繰
り返されることにより、カラー感熱紙2の3ライン部分
以降に対するイエロ色の印刷動作、およびカラー感熱紙
2の4ライン部分以降に対するプレヒート動作が行われ
る。
【0064】そして、上述したイエロ色の印刷が進ん
で、図1に示すカラー感熱紙2の端部、すなわち、イエ
ロ色が発生している部分がイエロ色定着ランプ21Yの
直下まで搬送されると、前述した動作と同様にしてイエ
ロ色の定着が行われる。
【0065】そして、カラー感熱紙2の端部がマゼンダ
用サーマルヘッド100Mとプラテンローラ23との間
に圧接されると、上述したイエロ用サーマルヘッド10
0Yにおけるイエロ色の印刷動作と同様にして、マゼン
ダ色の印刷動作が行われる。すなわち、上記マゼンダ色
の印刷動作においては、カラー感熱紙2の1ライン部分
に対するプレヒート動作が行われた後、上記1ライン部
分に対してマゼンダ色を実際に印刷する動作が行われる
とともに、2ライン部分に対するプレヒート動作が並列
的に行われる。
【0066】つまり、上記プレヒート動作時において、
プレヒート用発熱抵抗体106、106、・・・(図3参
照)には、図11に示すマゼンダ発色開始エネルギTBM
に対応するパルス幅PBM(>パルス幅PBY)のプレヒー
ト用パルス電圧V2が同時に印加される。これにより、
図10に示すマゼンダ記録層6のマゼンダマイクロカプ
セル6bにはマゼンダ発色開始エネルギTBMの直前のエ
ネルギが付与される。
【0067】一方、上述したマゼンダ色を実際に印刷す
る動作時においては、印刷データDATA(図3参照)
により指定される階調度に応じた、図11に示すパルス
幅PGMの階調用パルス電圧V1が、図3に示す印刷用発
熱抵抗体103、103、・・・のうち当該印刷用発熱抵
抗体103に印加される。これにより、図10に示すマ
ゼンダ記録層6のマゼンダマイクロカプセル6bには、
図11に示すマゼンダ発色開始エネルギTBM+マゼンダ
階調エネルギTGMなる値のエネルギが付与される。この
結果、図10に示すマゼンダカプラ6aがマゼンダマイ
クロカプセル6bを透過する。これにより、マゼンダ記
録層6において、マゼンダカプラ6aとマゼンダジアゾ
染料6cとが化学反応を起こし、マゼンダ色が発生す
る。そして、図1に示すカラー感熱紙2の端部、すなわ
ちマゼンダ色が発生した部分がマゼンダ色定着ランプ2
1Mの直下に位置すると、図10に示すマゼンダ記録層
6においてマゼンダ色が定着される。
【0068】そして、上述したイエロ色およびマゼンダ
色の印刷が進んで、図1に示すカラー感熱紙2の端部が
シアン用サーマルヘッド100Cとプラテンローラ26
との間に圧接されると、カラー感熱紙2に対するシアン
色の印刷動作が行われる。すなわち、図5(b)に示す
時刻0において、図2に示すプレヒート用発熱抵抗体1
06、106、・・・の直近にカラー感熱紙2の1ライン
目が位置した後、図5(b)に示す時刻t1から時刻t2
までの間には、パルス幅PBCのプレヒート用パルス電圧
V2が図3に示すプレヒート用発熱抵抗体106、10
6、・・・に同時に印加される。上記パルス幅PBCは、図
11に示すシアン発色開始エネルギTBCに対応してい
る。従って、プレヒート用発熱抵抗体106、106、
・・・に発生するジュール熱が、カラー感熱紙2の1ライ
ン部分に移動し、この結果、上記1ライン部分には、シ
アン発色開始エネルギTBの直前のエネルギが付与され
る。
【0069】そして、図5(b)に示す時刻t2におい
ては、カラー感熱紙2の上記1ライン部分は、図2に示
すプレヒート用発熱抵抗体106、106、・・・の直近
から印刷用発熱抵抗体103、103、・・・の直近まで
移動され、同時にカラー感熱紙2の2ライン部分は、プ
レヒート用発熱抵抗体106、106、・・・の直近に位
置する。
【0070】そして、図5(a)に示す時刻t3から時
刻t4までの間には、例えば、180階調に対応するパ
ルス幅PGCの階調用パルス電圧V1が図3に示す印刷用
発熱抵抗体103に印加される。上記パルス幅PGCは、
図11に示すシアン階調エネルギTGCに対応している。
【0071】これにより、図3に示す印刷用発熱抵抗体
103には、上記パルス幅PGCの階調用パルス電圧V1
に対応するシアン階調エネルギTGCのジュール熱が発生
する。従って、カラー感熱紙2の1ライン部分のエネル
ギは、シアン発色開始エネルギTBC+シアン階調エネル
ギTGCなる値とされる。これにより、図10に示すシア
ン記録層5において、シアン顕色材5aがシアンマイク
ロカプセル5bを透過してシアンロイコ染料5cと化学
反応を起こし、この結果、180階調のシアン色が発生
する。
【0072】上記シアン色印刷時と同時に、図5(b)
に示す時刻t3から時刻t4までの間には、パルス幅PBC
のプレヒート用パルス電圧V2が図3に示すプレヒート
用発熱抵抗体106、106、・・・に印加される。これ
により、前述した動作と同様にして、カラー感熱紙2の
2ライン部分には、シアン発色開始エネルギTBCの直前
のエネルギが付与される。以下、上述した動作と同様に
して、カラー感熱紙2の2ライン目に対するシアンの印
刷動作、および3ライン目以降に対するプレヒート動作
が行われる。
【0073】そして、上述したイエロ色、マゼンダ色お
よびシアン色の印刷が進んで、図1に示すカラー感熱紙
2の端部が漂白用ランプ21Cの直下に位置すると、前
述したカラー感熱紙2において印刷されていない部分に
対する漂白が行われる。そして、カラー感熱紙2の端部
がフィードローラ28、28によりカッタ29方向へ搬
送され、カラー感熱紙2の一定長さ分の端部は、カッタ
29により切断された後、収納ケース30に収納され
る。
【0074】以上説明したように、本発明の第1実施形
態によるカラープリンタによれば、カラー感熱紙2に対
して、例えば、予め加熱された1ライン部分に対する印
刷動作に並行して、次に印刷すべき2ライン部分に対す
るプレヒート動作を行っているので、従来のカラープリ
ンタに比して印刷時間を短くすることができる。具体的
には、全印刷時間数PT’は、次の(2)式で表すよう
に、前述した従来のカラープリンタの全印刷時間PTに
比して大幅に短縮されていることがわかる。 PT’=PGC(図11参照)×ライン数 ・・・・・・・・・(2)
【0075】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態によるカラープリンタの構成について説明する。こ
の第2実施形態によるカラープリンタは、図1に示すイ
エロ用サーマルヘッド100Y、マゼンダ用サーマルヘ
ッド100Mおよびシアン用サーマルヘッド100Cに
代えて、同図に示すイエロ用サーマルヘッド200Y、
マゼンダ用サーマルヘッド200Mおよびシアン用サー
マルヘッド200Cが設けられている。
【0076】上記イエロ用サーマルヘッド200Y、マ
ゼンダ用サーマルヘッド200Mおよびシアン用サーマ
ルヘッド200Cは、図6に示す構成とされており、ダ
ブルライン型のサーマルヘッドである。ここで、上記イ
エロ用サーマルヘッド200Y等の構成について、図6
を参照して説明する。この図6において、図2の各部に
対応する部分には、同一の符号を付けその説明を省略す
る。図6においては、図2に示す共通電極107に代え
て、複数の個別リード電極114、114、・・・が設け
られている。
【0077】図6に示す個別リード電極114、11
4、・・・は、プレヒート用発熱抵抗体106、106、・
・・に各々対応して設けられ、第2のグレース105上に
一定間隔をおいて各々形成されている。これら個別リー
ド電極114、114、・・・の各一端部は、プレヒート
用発熱抵抗体106、106、・・・の端部に電気的に各
々接続されている。また、個別リード電極114、11
4、・・・の各他端部は、図示しないプレヒート制御IC
に接続されている。
【0078】上記プレヒート制御ICは、個別リード電
極114、114、・・・のそれぞれに対して、個別的に
パルス電圧を印加するものである。すなわち、プレヒー
ト制御ICは、ドット単位でカラー感熱紙2に対してプ
レヒート動作制御を行う。具体的には、プレヒート制御
ICは、カラー感熱紙2の1ラインにおいて、印刷すべ
きドットに対応する個別リード電極114に対しての
み、パルス電圧を印加する。従って、上述した第2実施
形態によるカラープリンタによれば、第1実施形態によ
るカラープリンタのように、全ての個別リード電極11
4、114、・・・(図2参照)に対して、一律にプレヒ
ート用パルス電圧V2を印加する場合に比して、消費電
力を低減することができるという効果が得られる。
【0079】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態によるカラープリンタの構成について、図7を参照
して説明する。この図に示すカラープリンタは、回転ド
ラム式のものである。図7において、120は、複数の
カラー感熱紙121、121、・・・を積層収納する用紙
収納ケースである。122は、用紙収納ケース120内
の一番上のカラー感熱紙121を繰り出す繰り出しロー
ラである。上記カラー感熱紙121、121・・・は、前
述した図10に示すカラー感熱紙2と同一の構成とされ
ている。123は、回転軸123aを軸として、同図に
示す矢印Z1方向へ回転駆動される回転ドラムである。
【0080】124は、用紙収納ケース120の右方に
配設された用紙クランパである。125は、用紙収納ケ
ース120の右方に配設された用紙巻き付けローラであ
り、同図に示す矢印Z2方向へ回転駆動される。126
Yは、回転ドラム123の外周面に対して近接配置され
たイエロ用サーマルヘッド126Yであり、イエロ色の
印刷に用いられる。このイエロ用サーマルヘッド126
Yは、上述した図2に示すイエロ用サーマルヘッド10
0Y、または図6に示すイエロ用サーマルヘッド200
Yと同一構成とされている。
【0081】図7に示す127は、回転ドラム123の
外周面に当接するようにして配設されたピンチローラで
あり、回転ドラム123の回転に連動して、同図に示す
矢印Z3方向へ回転駆動される。128Yは、回転ドラ
ム123の外周面に対して光を照射するイエロ色定着ラ
ンプであり、上述した図1に示すイエロ色定着ランプ2
1Yと同一の構成とされている。すなわち、イエロ色定
着ランプ128Yは、カラー感熱紙121におけるイエ
ロ色の定着に用いられる光を発生する光源である。
【0082】126Mは、回転ドラム123の外周面に
対して近接配置されたマゼンダ用サーマルヘッドであ
り、マゼンダ色の印刷に用いられる。このマゼンダ用サ
ーマルヘッド126Mは、上述した図2に示すマゼンダ
用サーマルヘッド100M、または図6に示すマゼンダ
用サーマルヘッド200Mと同一構成とされている。
【0083】129は、回転ドラム123の外周面に対
して近接配置された用紙クランパ9である。128M
は、回転ドラム123の外周面に対して光を照射するマ
ゼンダ色定着ランプであり、上述した図1に示すマゼン
ダ色定着ランプ21Mと同一の構成とされている。すな
わち、マゼンダ色定着ランプ128Mは、カラー感熱紙
121におけるマゼンダ色の定着に用いられる光を発生
する光源である。
【0084】126Cは、回転ドラム123の外周面に
対して近接配置されたシアン用サーマルヘッド126C
であり、シアン色の印刷に用いられる。このシアン用サ
ーマルヘッド126Cは、上述した図2に示すシアン用
サーマルヘッド100C、または図6に示すシアン用サ
ーマルヘッド200Cと同一構成とされている。
【0085】図7に示す130は、回転ドラム123の
外周面に当接するようにして配設されたピンチローラで
あり、回転ドラム123の回転に連動して、同図に示す
矢印Z4方向へ回転駆動される。128Cは、回転ドラ
ム123の外周面に対して光を照射する漂白用ランプあ
り、上述した図1に示す漂白用ランプ21Cと同一構成
とされている。すなわち、漂白用ランプ128Cは、カ
ラー感熱紙121において印刷されていない部分の漂白
に用いられる光を発生する光源である。
【0086】131は、排紙ガイド132に対して近接
配置された排紙ローラ131であり、同図に示す矢印Z
5方向へ回転駆動される。この排紙ローラ131は、印
刷が終了したカラー感熱紙121を排紙する役目をす
る。133は、印刷が終了したカラー感熱紙121、1
21を積層収容するストッカある。
【0087】上記構成において、装置各部に電源が供給
されると、繰り出しローラ122により繰り出されたカ
ラー感熱紙121が回転ドラム123の回転により、同
図に示す矢印Z1方向へ搬送される。そして、カラー感
熱紙121がイエロ用サーマルヘッド126Yの下方に
位置すると、イエロ用サーマルヘッド126Yは、回転
ドラム123の外周面にカラー感熱紙121を介して圧
接する。
【0088】そして、イエロ用サーマルヘッド126Y
により、前述した動作と同様にして、カラー感熱紙12
1の1ライン部分に対してプレヒート動作が行われた
後、さらに上記1ライン部分に対してイエロ色の印刷動
作が行われるとともに、2ライン部分に対して、プレヒ
ート動作が行われる。以下、前述した動作と同様にし
て、第2実施形態によるカラープリンタにおいては、イ
エロ色定着ランプ128Yによりイエロ色の定着が行わ
れた後、マゼンダ用サーマルヘッド126Mによりマゼ
ンダ色の印刷が行われた後、マゼンダ色定着ランプ12
8Mによりマゼンダ色の定着が行われる。
【0089】そして、第3実施形態によるカラープリン
タにおいては、シアン用サーマルヘッド126Cによる
シアン色の印刷が行われた後、漂白用ランプ128Cに
よりカラー感熱紙121における印刷されていない部分
に対する漂白が行われる。そして、全カラー印刷が施さ
れたカラー感熱紙121は、排紙ローラ131および排
紙ガイド132によりガイドされつつ、ストッカ133
内に収容される。
【0090】<第4実施形態>次に、本発明の第4実施
形態によるカラープリンタの構成について図8を参照し
て説明する。この図に示すカラープリンタは、回帰ベル
ト式のものである。図8において、140は、複数のカ
ラー感熱紙141、141、・・・を積層収容する用紙収
納ケースである。これらカラー感熱紙141、141、
・・・は、前述した図10に示すカラー感熱紙2と同一構
成とされている。142は、繰り出しローラであり、用
紙収納ケース140の一番上のカラー感熱紙141を繰
り出す。143は、カラー感熱紙141をガイドするガ
イド板である。
【0091】144は、無端ベルトであり、駆動ローラ
145、プーリ146、150、およびプラテンローラ
147〜149に巻き掛けされており、循環駆動され
る。この無端ベルト144は、カラー感熱紙141を搬
送するためのものである。151は、駆動ローラ145
の近傍に配設された用紙クランプである。152、15
2は、イエロ色が印刷されている最中のカラー感熱紙1
41に対して、一定の張力を付与するテンションローラ
である。
【0092】153Yは、プラテンローラ147の外周
面に対して近接配置されたイエロ用サーマルヘッドであ
り、イエロ色の印刷に用いられる。このイエロ用サーマ
ルヘッド153Yは、上述した図2に示すイエロ用サー
マルヘッド100Y、または図6に示すイエロ用サーマ
ルヘッド200Yと同一構成とされている。154Y
は、無端ベルト144へ向けて光を照射するイエロ色定
着ランプであり、上述した図1に示すイエロ色定着ラン
プ21Yと同一の構成とされている。すなわち、イエロ
色定着ランプ154Yは、カラー感熱紙141における
イエロ色の定着に用いられる光を発生する光源である。
【0093】155、155は、マゼンダ色が印刷され
ている最中のカラー感熱紙141に対して、一定の張力
を付与するテンションローラである。153Mは、プラ
テンローラ148の外周面に対して近接配置されたマゼ
ンダ用サーマルヘッドであり、マゼンダ色の印刷に用い
られる。マゼンダ用サーマルヘッド153Mは、上述し
た図2に示すマゼンダ用サーマルヘッド100M、また
は図6に示すマゼンダ用サーマルヘッド200Mと同一
構成とされている。154Mは、無端ベルト144へ向
けて光を照射するマゼンダ色定着ランプであり、上述し
た図1に示すマゼンダ色定着ランプ21Mと同一の構成
とされている。すなわち、マゼンダ色定着ランプ154
Mは、カラー感熱紙141におけるマゼンダ色の定着に
用いられる光を発生する光源である。
【0094】157、157は、シアン色が印刷されて
いる最中のカラー感熱紙に対して一定の張力を付与する
テンションローラである。153Cは、プラテンローラ
149の外周面に対して近接配置されたシアン用サーマ
ルヘッドであり、シアン色の印刷に用いられる。このシ
アン用サーマルヘッド153Cは、上述した図2に示す
シアン用サーマルヘッド100C、または図6に示すシ
アン用サーマルヘッド200Cと同一構成とされてい
る。154Cは、無端ベルト144へ向けて光を照射す
る漂白用ランプであり、上述した図1に示す漂白用ラン
プ21Cと同一の構成とされている。すなわち、漂白用
ランプ154Cは、カラー感熱紙141において印刷が
施されていない部分の漂白に用いられる光を発生する光
源である。
【0095】158は、全印刷がされたカラー感熱紙1
41をガイドするガイド板である。159は、カラー感
熱紙141を排紙する排紙ローラである。160は、全
印刷がされたカラー感熱紙141を積層収納するストッ
カである。
【0096】上記構成において、装置各部に電源が供給
されると、繰り出しローラ142および駆動ローラ14
5が各々回転駆動される。これにより、用紙収納ケース
140内の一番上のカラー感熱紙141がガイド板14
3にガイドされつつ無端ベルト144側へ搬送されとと
もに、無端ベルト144が同図反時計回りに循環駆動さ
れる。そして、上記カラー感熱紙141は、無端ベルト
144によりイエロ用サーマルヘッド153Y方向へ搬
送される。
【0097】そして、今、カラー感熱紙141の端部が
イエロ用サーマルヘッド153Yの直下に位置すると、
駆動ローラ145が停止されるとともに、イエロ用サー
マルヘッド153Yがカラー感熱紙141および無端ベ
ルト144を介してプラテンローラ147に圧接する。
次に、前述した動作と同様にして、カラー感熱紙141
の1ライン部分に対するプレヒート動作が行われた後、
カラー感熱紙141が1ライン分搬送される。そして、
カラー感熱紙141の2ライン部分に対するプレヒート
動作が行われるとともに、上記1ライン部分に対するイ
エロ色の印刷動作が行われる。以下、上述した動作が繰
り返される。
【0098】そして、イエロ色の印刷動作が進んで、カ
ラー感熱紙141の端部がイエロ色定着ランプ154Y
の直下に位置すると、前述した動作と同様にして、イエ
ロ色が定着される。そして、今、カラー感熱紙141の
先端部がマゼンダ用サーマルヘッド153Mの直下に位
置すると、前述した動作と同様にして、プレヒート動作
およびマゼンダ色の印刷動作が行われる。そして、マゼ
ンダ色定着ランプ154Mの直下にカラー感熱紙141
の端部が位置すると、マゼンダ色が定着される。
【0099】さらに、カラー感熱紙141の端部がシア
ン用サーマルヘッド153Cの直下に位置すると、前述
した動作と同様にして、プレヒート動作およびシアン色
の印刷動作が行われる。そして、漂白用ランプ154C
の直下にカラー感熱紙141の端部が位置すると、カラ
ー感熱紙141の印刷されていない部分がシアン色定着
ランプ154Cにより漂白される。そして、上述したイ
エロ色、マゼンダ色およびシアン色の印刷工程を終えた
カラー感熱紙141は、ガイド板158および排紙ロー
ラ159によりストッカ160内に収容される。
【0100】
【発明の効果】請求項1および2に記載の発明によれ
ば、第1のエネルギ付与手段によって感熱紙の印刷すべ
き部分に対して、予め発色エネルギの直前の第1のエネ
ルギを付与した後、第2のエネルギ付与手段によって上
記部分に対して第2のエネルギを付与することにより実
際に印刷を行っているので、従来のカラープリンタに比
して、印刷時間を短くすることができるという効果が得
られる。また、請求項3〜6に記載の発明によれば、複
数の色を連続的に印刷する場合であっても、印刷時間を
短くすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるカラープリンタ
の概略構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示すイエロ用サーマルヘッド100
Y、マゼンダ用サーマルヘッド100Mおよびシアン用
サーマルヘッド100Cの構成を示す一部裁断斜視図で
ある。
【図3】 本発明の第1実施形態によるカラープリンタ
の印字部の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】 同第1実施形態によるカラープリンタにおけ
るイエロ印刷時の階調用パルス電圧V1およびプレヒー
ト用パルス電圧V2の波形を示す図である。
【図5】 同第1実施形態によるカラープリンタにおけ
るシアン印刷時の階調用パルス電圧V1およびプレヒー
ト用パルス電圧V2の波形を示す図である。
【図6】 同第2実施形態によるカラープリンタに適用
されるイエロ用サーマルヘッド200Y、マゼンダ用サ
ーマルヘッド200Mおよびシアン用サーマルヘッド2
00Cの構成を示す一部裁断斜視図である。
【図7】 同第3実施形態によるカラープリンタの概略
構成を示す側面図である。
【図8】 同第4実施形態によるカラープリンタの概略
構成を示す側面図である。
【図9】 従来のカラープリンタの概略構成を示す側面
図である。
【図10】 図9に示すカラー感熱紙2の構成を示す拡
大側面図である。
【図11】 図10に示すカラー感熱紙2の発色濃度特
性を示す図である。
【図12】 図9に示すイエロ用サーマルヘッド11
Y、マゼンダ用サーマルヘッド11Mおよびシアン用サ
ーマルヘッド11Cの構成を示す一部裁断斜視図であ
る。
【図13】 従来のカラープリンタの動作を説明する図
である。
【符号の説明】
2 カラー感熱紙 10、23、26 プラテンローラ 100Y イエロ用サーマルヘッド 100M マゼンダ用サーマルヘッド 100C シアン用サーマルヘッド 103 印刷用発熱抵抗体 106 プレヒート用発熱抵抗体 109 IC 110 第1の直流電源 111 第2の直流電源 112 スイッチングトランジスタ 123 回転ドラム 126Y イエロ用サーマルヘッド 126M マゼンダ用サーマルヘッド 126C シアン用サーマルヘッド 144 無端ベルト 145 駆動ローラ 147〜149 プラテンローラ 153Y イエロ用サーマルヘッド 153M マゼンダ用サーマルヘッド 153C シアン用サーマルヘッド 200Y イエロ用サーマルヘッド 200M マゼンダ用サーマルヘッド 200C シアン用サーマルヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色エネルギ以上のエネルギが付与され
    ることにより発色する発色材が塗布されてなる感熱紙
    と、 前記感熱紙をライン単位で搬送する搬送手段と、 印刷データに基づいて、予め前記感熱紙の印刷すべき部
    分に対して前記発色エネルギの直前の第1のエネルギを
    付与する第1のエネルギ付与手段と、 前記第1のエネルギ付与手段の近傍に配設され、前記印
    刷データに基づいて前記直前の第1のエネルギが付与さ
    れた前記部分に対して、前記部分の総エネルギが前記発
    色エネルギ以上となる第2のエネルギを付与する第2の
    エネルギ付与手段と、 を具備することを特徴とするカラープリンタ。
  2. 【請求項2】 前記第1のエネルギ付与手段は、第1の
    発熱抵抗体を有しており、 前記第2のエネルギ付与手段は、第2の発熱抵抗体を有
    しており、 前記印刷データに基づいて、前記第1のエネルギに対応
    する第1のパルス幅の第1のパルス電圧を前記第1の発
    熱抵抗体へ印加した後、前記搬送手段により前記感熱紙
    が1ライン分搬送されたとき、前記第2のエネルギに対
    応する第2のパルス幅の第2のパルス電圧を前記第2の
    発熱抵抗体へ印加する制御手段、 を具備することを特徴とする請求項1に記載のカラープ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 第1の発色エネルギ以上のエネルギが付
    与されることにより第1色に発色する第1の発色材と、
    第2の発色エネルギ以上のエネルギが付与されることに
    より第2色に発色する第2の発色材と、第3の発色エネ
    ルギ以上のエネルギが付与されることにより第3色に発
    色する第3の発色材とが、順次、積層塗布されてなる感
    熱紙と、 前記感熱紙をライン単位で搬送する搬送手段と、 前記感熱紙の搬送路途中に配設され、印刷データに基づ
    いて、予め前記感熱紙の印刷すべき部分に対して、前記
    第1の発色エネルギの直前の、第1の第1色エネルギを
    付与した後、前記感熱紙が1ライン分搬送されたとき、
    前記部分の総エネルギが前記第1の発色エネルギ以上と
    なる第2の第1色エネルギを付与する第1のサーマルヘ
    ッドと、 前記第1のサーマルヘッドの近傍に配設され、印刷デー
    タに基づいて、予め前記感熱紙の印刷すべき部分に対し
    て、前記第2の発色エネルギの、直前の第1の第2色エ
    ネルギを付与した後、前記感熱紙が1ライン分搬送され
    たとき、前記部分の総エネルギが前記第2の発色エネル
    ギ以上となる第2の第2色エネルギを付与する第2のサ
    ーマルヘッドと、 前記第2のサーマルヘッドの近傍に配設され、印刷デー
    タに基づいて、予め前記感熱紙の印刷すべき部分に対し
    て、前記第3の発色エネルギの直前の第1の第3色エネ
    ルギを付与した後、前記感熱紙が1ライン分搬送された
    とき、前記部分の総エネルギが前記第3の発色エネルギ
    以上となる第2の第3色エネルギを付与する第3のサー
    マルヘッドと、 を具備することを特徴とするカラープリンタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のサーマルヘッドに対応して設
    けられ、前記印刷データに基づいて、第1の第1色エネ
    ルギ、および前記第2の第1色エネルギの各大きさを制
    御する第1の制御手段と、 前記第2のサーマルヘッドに対応して設けられ、前記印
    刷データに基づいて、第1の第2色エネルギ、および前
    記第2の第2色エネルギの各大きさを制御する第2の制
    御手段と、 前記第3のサーマルヘッドに対応して設けられ、前記印
    刷データに基づいて、第1の第3色エネルギ、および前
    記第2の第3色エネルギの各大きさを制御する第3の制
    御手段と、 を具備することを特徴とする請求項3に記載のカラープ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段は、前記感熱紙を回転搬送
    する回転ドラムを有しており、 前記第1のサーマルヘッド、前記第2のサーマルヘッド
    および前記第3のサーマルヘッドは、前記回転ドラムの
    周囲に各々配設されていること、 を特徴とする請求項3または4に記載のカラープリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は、複数のローラと前記ロ
    ーラに巻き掛けされた無端ベルトとを有しており、 前記第1のサーマルヘッド、前記第2のサーマルヘッド
    および前記第3のサーマルヘッドは、前記無端ベルトの
    周囲に各々配設されていること、 を特徴とする請求項3または4に記載のカラープリン
    タ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6474886B1 (en) 1999-03-16 2002-11-05 Shinko Electric Co., Ltd. Color printer and method of feeding paper by tension rollers
EP1223040A3 (en) * 2001-01-15 2003-05-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal printer
JP2008538332A (ja) * 2005-04-06 2008-10-23 ズィンク イメージング エルエルシー 多色赤外線画像化方法およびサーマルプリンター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6474886B1 (en) 1999-03-16 2002-11-05 Shinko Electric Co., Ltd. Color printer and method of feeding paper by tension rollers
EP1223040A3 (en) * 2001-01-15 2003-05-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Thermal printer
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