JPH10140529A - 屋外設置物の外部表面の形成方法 - Google Patents
屋外設置物の外部表面の形成方法Info
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- JPH10140529A JPH10140529A JP8316862A JP31686296A JPH10140529A JP H10140529 A JPH10140529 A JP H10140529A JP 8316862 A JP8316862 A JP 8316862A JP 31686296 A JP31686296 A JP 31686296A JP H10140529 A JPH10140529 A JP H10140529A
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Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラスビーズと塗料を用いて、屋外設置物
に、夜間における高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持
つ外部表面を形成可能な、優れた方法を提供する。 【解決手段】 屋外設置物の素材1の表面に素地調整面
2を形成し、素地調整面2上に、必要とされる色相を持
つ下地塗料を塗布して下地塗料層3を形成する。下地塗
料層3の表面のうち、外部表面の形成が不要な部分をマ
スキングテープ4でマスキングして保護し、外部表面の
形成が必要な部分に粗面化面5を形成する。粗面化面5
上に、高粘度塗料を塗布して高粘度塗料層6を形成す
る。高粘度塗料層6が硬化する前に、その表面上にガラ
スビーズ7を散布し、ゴムローラ11を使用してガラス
ビーズ7に圧力を加えて高粘度塗料層6に固着する。ガ
ラスビーズ7の上から透明塗料を塗布してガラスビーズ
7を覆う透明塗料層8を形成する。
に、夜間における高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持
つ外部表面を形成可能な、優れた方法を提供する。 【解決手段】 屋外設置物の素材1の表面に素地調整面
2を形成し、素地調整面2上に、必要とされる色相を持
つ下地塗料を塗布して下地塗料層3を形成する。下地塗
料層3の表面のうち、外部表面の形成が不要な部分をマ
スキングテープ4でマスキングして保護し、外部表面の
形成が必要な部分に粗面化面5を形成する。粗面化面5
上に、高粘度塗料を塗布して高粘度塗料層6を形成す
る。高粘度塗料層6が硬化する前に、その表面上にガラ
スビーズ7を散布し、ゴムローラ11を使用してガラス
ビーズ7に圧力を加えて高粘度塗料層6に固着する。ガ
ラスビーズ7の上から透明塗料を塗布してガラスビーズ
7を覆う透明塗料層8を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置される
屋外設置物に、夜間における視認性を向上するととも
に、貼り紙の付着性能を低下させることが可能な外部表
面を形成するための方法に係り、特に、道路標識柱、照
明柱、信号柱、電柱、配電ボックス等の路上設置物の外
部表面の形成方法として好適な方法に関するものであ
る。
屋外設置物に、夜間における視認性を向上するととも
に、貼り紙の付着性能を低下させることが可能な外部表
面を形成するための方法に係り、特に、道路標識柱、照
明柱、信号柱、電柱、配電ボックス等の路上設置物の外
部表面の形成方法として好適な方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】路上に設置される路上設置物のうち、特
に、道路標識柱、照明柱、信号柱等には、車両の衝突の
防止や通行上の視線誘導等という本来の使用目的を果た
すために、長期に亘って夜間における高い視認性を確保
することが求められている。また、電柱、配電ボックス
等についても、これらに対する車両の衝突を防止するた
めに、夜間における高い視認性を確保することが求めら
れている。さらに、高い視認性を確保した場合でも、路
上設置物の表面に不都合に貼り紙が貼られた場合には、
路上設置物の視認性が損なわれるため、路上設置物に
は、貼り紙防止性能を確保することもまた求められてい
る。
に、道路標識柱、照明柱、信号柱等には、車両の衝突の
防止や通行上の視線誘導等という本来の使用目的を果た
すために、長期に亘って夜間における高い視認性を確保
することが求められている。また、電柱、配電ボックス
等についても、これらに対する車両の衝突を防止するた
めに、夜間における高い視認性を確保することが求めら
れている。さらに、高い視認性を確保した場合でも、路
上設置物の表面に不都合に貼り紙が貼られた場合には、
路上設置物の視認性が損なわれるため、路上設置物に
は、貼り紙防止性能を確保することもまた求められてい
る。
【0003】従来、以上のような路上設置物の夜間にお
ける高い視認性を確保するための方法としては、路上設
置物の表面に、シート状あるいはチップ状の反射体を張
り付けやビス止めなどによって取り付ける方法が存在し
ている。このような反射体としては、例えば、反射層の
上にガラスビーズを配置して透明な接着剤を充填し、表
面を透明フィルムで覆ってなる封入レンズシートや、反
射層の上にガラスビーズを張り付けて一定のブロック毎
に接着剤による壁を設け、表面を透明フィルムで覆って
なるカプセルレンズシート等が開発されている。
ける高い視認性を確保するための方法としては、路上設
置物の表面に、シート状あるいはチップ状の反射体を張
り付けやビス止めなどによって取り付ける方法が存在し
ている。このような反射体としては、例えば、反射層の
上にガラスビーズを配置して透明な接着剤を充填し、表
面を透明フィルムで覆ってなる封入レンズシートや、反
射層の上にガラスビーズを張り付けて一定のブロック毎
に接着剤による壁を設け、表面を透明フィルムで覆って
なるカプセルレンズシート等が開発されている。
【0004】また、路上設置物の貼り紙防止性能を確保
するための方法としては、路上設置物の表面に、凹凸を
有する外部表面を形成して貼り紙付着性能を低下させる
方法が存在している。このような凹凸を有する外部表面
を実現するための技術としては、凹凸表面を有するシー
ト状の製品や塗布時に凹凸面を形成する塗料状の製品等
が開発されている。
するための方法としては、路上設置物の表面に、凹凸を
有する外部表面を形成して貼り紙付着性能を低下させる
方法が存在している。このような凹凸を有する外部表面
を実現するための技術としては、凹凸表面を有するシー
ト状の製品や塗布時に凹凸面を形成する塗料状の製品等
が開発されている。
【0005】図9と図10は、このように路上設置物に
凹凸を有する外部表面を形成するための方法の一例とし
て、ガラスビーズを塗料に混合してなる塗料状の製品を
路上設置物に塗布する方法を示す図である。この方法に
おいては、図9に示すように、まず、路上設置物の素材
1の表面を素地調整して素地調整面2を形成し、この素
地調整面2上に、必要とされる色相を持つ下地塗料を塗
布して下地塗料層3を形成する。次に、この下地塗料層
3の表面のうち、凹凸が不要な部分をマスキングテープ
4等でマスキングして保護する。この状態で、ガラスビ
ーズ7と塗料9を混合してなる材料を、モルタルガン等
によって下地塗料層3上に塗布し、凹凸を有する外部表
面を形成する。
凹凸を有する外部表面を形成するための方法の一例とし
て、ガラスビーズを塗料に混合してなる塗料状の製品を
路上設置物に塗布する方法を示す図である。この方法に
おいては、図9に示すように、まず、路上設置物の素材
1の表面を素地調整して素地調整面2を形成し、この素
地調整面2上に、必要とされる色相を持つ下地塗料を塗
布して下地塗料層3を形成する。次に、この下地塗料層
3の表面のうち、凹凸が不要な部分をマスキングテープ
4等でマスキングして保護する。この状態で、ガラスビ
ーズ7と塗料9を混合してなる材料を、モルタルガン等
によって下地塗料層3上に塗布し、凹凸を有する外部表
面を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術には、次のような問題点がある。まず、高い視
認性を確保するために、シート状あるいはチップ状の反
射体を路上設置物に取り付ける方法においては、路上設
置物本体とは別に作製した反射体を路上設置物に取り付
ける関係から、路上設置物に対する反射体の取り付け範
囲や形状等に制約がある。その上、封入レンズシートや
カプセルレンズシート等の反射体の表面は平坦であるた
め、これらの反射体によって貼り紙防止性能を確保する
ことはできない。
従来技術には、次のような問題点がある。まず、高い視
認性を確保するために、シート状あるいはチップ状の反
射体を路上設置物に取り付ける方法においては、路上設
置物本体とは別に作製した反射体を路上設置物に取り付
ける関係から、路上設置物に対する反射体の取り付け範
囲や形状等に制約がある。その上、封入レンズシートや
カプセルレンズシート等の反射体の表面は平坦であるた
め、これらの反射体によって貼り紙防止性能を確保する
ことはできない。
【0007】また、貼り紙防止性能を確保するために使
用されるシート状の製品や塗料状の製品等は、いずれ
も、光を反射する機能を持つものではないため、これら
の製品によって高い視認性を確保することはできない。
例えば、図9および図10に示すように、ガラスビーズ
と塗料を混合した材料を使用した場合には、複数のガラ
スビーズが塗料によって包まれる形で結合した状態で、
離散的に不規則に配置されるため、封入レンズシートや
カプセルレンズシート等のようにガラスビーズによって
光を反射することはできない。
用されるシート状の製品や塗料状の製品等は、いずれ
も、光を反射する機能を持つものではないため、これら
の製品によって高い視認性を確保することはできない。
例えば、図9および図10に示すように、ガラスビーズ
と塗料を混合した材料を使用した場合には、複数のガラ
スビーズが塗料によって包まれる形で結合した状態で、
離散的に不規則に配置されるため、封入レンズシートや
カプセルレンズシート等のようにガラスビーズによって
光を反射することはできない。
【0008】以上のように、従来の方法では、路上設置
物の外部表面について、夜間における高い視認性と貼り
紙防止性能を両立させることは困難であった。また、こ
のような問題点は、路上設置物に限定されるものではな
く、夜間における高い視認性と貼り紙防止性能が求めら
れる屋外設置物一般の外部表面について存在している。
物の外部表面について、夜間における高い視認性と貼り
紙防止性能を両立させることは困難であった。また、こ
のような問題点は、路上設置物に限定されるものではな
く、夜間における高い視認性と貼り紙防止性能が求めら
れる屋外設置物一般の外部表面について存在している。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
ガラスビーズと塗料を用いて、屋外設置物に、夜間にお
ける高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外部表面を
形成可能な、優れた方法を提供することである。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
ガラスビーズと塗料を用いて、屋外設置物に、夜間にお
ける高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外部表面を
形成可能な、優れた方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、高粘度塗料の表面にガラスビー
ズを散布して固着した後、ガラスビーズを透明塗料で覆
うことを特徴としている。すなわち、請求項1に記載の
方法においてはまず、屋外設置物の素材の表面上に、ガ
ラスビーズを接着可能な粘度を有する高粘度塗料を塗布
して高粘度塗料層を形成する。次に、高粘度塗料層が硬
化する前に、その表面上にガラスビーズを散布し、ガラ
スビーズに圧力を加えて高粘度塗料層に固着する。この
後、高粘度塗料層に固着されたガラスビーズの上から、
ガラスビーズと密着可能な透明塗料を塗布してガラスビ
ーズを覆う透明塗料層を形成する。
に、本発明においては、高粘度塗料の表面にガラスビー
ズを散布して固着した後、ガラスビーズを透明塗料で覆
うことを特徴としている。すなわち、請求項1に記載の
方法においてはまず、屋外設置物の素材の表面上に、ガ
ラスビーズを接着可能な粘度を有する高粘度塗料を塗布
して高粘度塗料層を形成する。次に、高粘度塗料層が硬
化する前に、その表面上にガラスビーズを散布し、ガラ
スビーズに圧力を加えて高粘度塗料層に固着する。この
後、高粘度塗料層に固着されたガラスビーズの上から、
ガラスビーズと密着可能な透明塗料を塗布してガラスビ
ーズを覆う透明塗料層を形成する。
【0011】以上のような構成を有する請求項1に記載
の方法によれば、ガラスビーズによって凹凸を有する外
部表面を形成することができ、しかも、この外部表面を
構成するガラスビーズは、高粘度塗料層に対して散布と
加圧によって高密度、均一分布の整列状態で固着される
ため、外部の透明塗料層を通して光を反射することがで
きる。なお、ガラスビーズの固着力は、高粘度塗料層と
透明塗料層によって確保される。
の方法によれば、ガラスビーズによって凹凸を有する外
部表面を形成することができ、しかも、この外部表面を
構成するガラスビーズは、高粘度塗料層に対して散布と
加圧によって高密度、均一分布の整列状態で固着される
ため、外部の透明塗料層を通して光を反射することがで
きる。なお、ガラスビーズの固着力は、高粘度塗料層と
透明塗料層によって確保される。
【0012】請求項2に記載の方法においてはまず、屋
外設置物の素材の表面上に、必要とされる色相を持つ下
地塗料を塗布して下地塗料層を形成し、形成した下地塗
料層の表面上に、ガラスビーズを接着可能な粘度を有す
る高粘度塗料を塗布して高粘度塗料層を形成する。次
に、高粘度塗料層が硬化する前に、その表面上にガラス
ビーズを散布し、ガラスビーズに圧力を加えて高粘度塗
料層に固着する。この後、高粘度塗料層に固着されたガ
ラスビーズの上から、ガラスビーズと密着可能な透明塗
料を塗布してガラスビーズを覆う透明塗料層を形成す
る。この構成によれば、請求項1に記載の方法と同様の
作用が得られるが、さらに、外部表面に必要とされる色
相は、下地塗料層によって確保される。
外設置物の素材の表面上に、必要とされる色相を持つ下
地塗料を塗布して下地塗料層を形成し、形成した下地塗
料層の表面上に、ガラスビーズを接着可能な粘度を有す
る高粘度塗料を塗布して高粘度塗料層を形成する。次
に、高粘度塗料層が硬化する前に、その表面上にガラス
ビーズを散布し、ガラスビーズに圧力を加えて高粘度塗
料層に固着する。この後、高粘度塗料層に固着されたガ
ラスビーズの上から、ガラスビーズと密着可能な透明塗
料を塗布してガラスビーズを覆う透明塗料層を形成す
る。この構成によれば、請求項1に記載の方法と同様の
作用が得られるが、さらに、外部表面に必要とされる色
相は、下地塗料層によって確保される。
【0013】請求項3に記載の方法においては、複数の
塗料層を形成する各塗料が、アクリルシリコン塗料であ
ることを特徴としている。この構成によれば、アクリル
シリコン塗料がガラスビーズとの接着性に優れているた
め、ガラスビーズの固着力を確保できる。また、アクリ
ルシリコン塗料が硬化した後には、凹凸形状との相乗効
果により、貼り紙の付着性能を低下させることができ
る。さらに、使用する塗料をアクリルシリコン塗料に揃
えることにより、塗料間の密着性を向上できる。
塗料層を形成する各塗料が、アクリルシリコン塗料であ
ることを特徴としている。この構成によれば、アクリル
シリコン塗料がガラスビーズとの接着性に優れているた
め、ガラスビーズの固着力を確保できる。また、アクリ
ルシリコン塗料が硬化した後には、凹凸形状との相乗効
果により、貼り紙の付着性能を低下させることができ
る。さらに、使用する塗料をアクリルシリコン塗料に揃
えることにより、塗料間の密着性を向上できる。
【0014】請求項4に記載の方法においては、透明塗
料が、熱硬化性アクリルシリコン塗料であることを特徴
としている。この構成によれば、硬度と皮膜強度の高い
熱硬化性アクリルシリコン塗料によって最外層である透
明塗料層を形成することにより、外部表面の耐久性を向
上できる。
料が、熱硬化性アクリルシリコン塗料であることを特徴
としている。この構成によれば、硬度と皮膜強度の高い
熱硬化性アクリルシリコン塗料によって最外層である透
明塗料層を形成することにより、外部表面の耐久性を向
上できる。
【0015】請求項5に記載の方法においては、ガラス
ビーズが、0.5mm〜1.3mmの直径を有するガラ
スビーズであり、高粘度塗料が、ウエットの状態の厚み
が120〜300ミクロンになるように塗布され、透明
塗料が、硬化後の厚みが30〜50ミクロンになるよう
に塗布されることを特徴としている。この構成によれ
ば、高粘度塗料層、透明塗料層の厚みとガラスビーズの
寸法との間に適切な関係を持たせることができ、良好な
外部表面を実現できる。
ビーズが、0.5mm〜1.3mmの直径を有するガラ
スビーズであり、高粘度塗料が、ウエットの状態の厚み
が120〜300ミクロンになるように塗布され、透明
塗料が、硬化後の厚みが30〜50ミクロンになるよう
に塗布されることを特徴としている。この構成によれ
ば、高粘度塗料層、透明塗料層の厚みとガラスビーズの
寸法との間に適切な関係を持たせることができ、良好な
外部表面を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下には、本発明を路上設置物の
外部表面の形成方法として適用した一つの実施の形態に
ついて、図1〜図8を参照して具体的に説明する。本実
施の形態においては、下記の通り、素地調整、下地塗
装、マスキング、粗面化、高粘度塗料の塗装、ガラスビ
ーズの固着、および透明塗料の塗装を順次行う。
外部表面の形成方法として適用した一つの実施の形態に
ついて、図1〜図8を参照して具体的に説明する。本実
施の形態においては、下記の通り、素地調整、下地塗
装、マスキング、粗面化、高粘度塗料の塗装、ガラスビ
ーズの固着、および透明塗料の塗装を順次行う。
【0017】まず、図1に示すように、路上設置物の素
材1の表面を素地調整して素地調整面2を形成し、続い
て塗布する下地塗料の密着力を向上する。具体的な素地
調整手法としては、例えば、ショットブラスト研磨、化
成処理、接着用プライマー処理等を行う。
材1の表面を素地調整して素地調整面2を形成し、続い
て塗布する下地塗料の密着力を向上する。具体的な素地
調整手法としては、例えば、ショットブラスト研磨、化
成処理、接着用プライマー処理等を行う。
【0018】次に、図2に示すように、素地調整面2上
に、必要とされる色相を持つ下地塗料を塗布して下地塗
料層3を形成する。下地塗料の材料は、高粘度塗料と同
種の材料を使用することが望ましいが、本実施の形態に
おいては、高粘度塗料および下地塗料として、アクリル
シリコン塗料を使用する。あるいはまた、高粘度塗料と
してアクリルシリコン塗料を使用し、下地塗料として別
の種類の塗料を使用することも可能であるが、アクリル
シリコン塗料の上塗りで剥離、膨れ、密着不良等の塗装
欠陥を生じない塗料を選定する必要がある。なお、下地
塗料の塗布後には、乾燥時間を確保するか焼き付け乾燥
等の処理を行うことによって下地塗料を十分に乾燥して
硬化させる。
に、必要とされる色相を持つ下地塗料を塗布して下地塗
料層3を形成する。下地塗料の材料は、高粘度塗料と同
種の材料を使用することが望ましいが、本実施の形態に
おいては、高粘度塗料および下地塗料として、アクリル
シリコン塗料を使用する。あるいはまた、高粘度塗料と
してアクリルシリコン塗料を使用し、下地塗料として別
の種類の塗料を使用することも可能であるが、アクリル
シリコン塗料の上塗りで剥離、膨れ、密着不良等の塗装
欠陥を生じない塗料を選定する必要がある。なお、下地
塗料の塗布後には、乾燥時間を確保するか焼き付け乾燥
等の処理を行うことによって下地塗料を十分に乾燥して
硬化させる。
【0019】続いて、図3に示すように、下地塗料層3
の表面のうち、ガラスビーズが不要な部分をマスキング
テープ4等でマスキングして保護し、ガラスビーズが必
要な部分を露出させる形で位置決めする。下地塗料層3
の露出した表面を、120番のサンドペーパーで粗面化
して粗面化面5を形成し、続いて塗布する高粘度塗料の
密着力を向上する。
の表面のうち、ガラスビーズが不要な部分をマスキング
テープ4等でマスキングして保護し、ガラスビーズが必
要な部分を露出させる形で位置決めする。下地塗料層3
の露出した表面を、120番のサンドペーパーで粗面化
して粗面化面5を形成し、続いて塗布する高粘度塗料の
密着力を向上する。
【0020】この後、図4に示すように、下地塗料層3
の粗面化面5上に、アクリルシリコン塗料からなる高粘
度塗料を塗布し、高粘度塗料層6を形成する。具体的に
は、スプレーガンを使用して、ウエット状態で120〜
300ミクロンの厚みになるように均一に塗布し、塗布
後に液だれや流れを生じないようにする。この状態で、
不都合な液だれを生じない程度の所定時間(気温や湿度
によって異なるが、例えば5分程度)放置する。
の粗面化面5上に、アクリルシリコン塗料からなる高粘
度塗料を塗布し、高粘度塗料層6を形成する。具体的に
は、スプレーガンを使用して、ウエット状態で120〜
300ミクロンの厚みになるように均一に塗布し、塗布
後に液だれや流れを生じないようにする。この状態で、
不都合な液だれを生じない程度の所定時間(気温や湿度
によって異なるが、例えば5分程度)放置する。
【0021】高粘度塗料を塗布して前記所定時間を経過
した後、図5の(A)に示すように、高粘度塗料層6の
表面にガラスビーズ7を散布し加圧して固着する。この
場合、ガラスビーズ7を単に散布するだけでは、余分な
ガラスビーズ7が高粘度塗料層6上に付着したガラスビ
ーズ7上に重なるか、あるいは、周囲に落下する状態に
なる。本実施の形態においては、図5の(B)に示すよ
うに、素材1の下部に受け皿10を配置して、余分なガ
ラスビーズ7を回収すると共に、積層した部分のガラス
ビーズ7上でゴムローラ11を回転移動させてガラスビ
ーズ7を加圧する。すなわち、このゴムローラ11によ
って、ガラスビーズ7を拡散させながら圧力を加えるこ
とにより、高粘度塗料層6の表面にガラスビーズ7を高
密度、均一分布の整列状態で固着させると共に、余分な
ガラスビーズ7を受け皿10へ落下させる。このような
ガラスビーズ7の固着作業は、具体的には、1m2当た
り10分程度で終了する。また、固着面積が数m2に亘
る場合には、10分程度の作業で終了できる範囲で分割
し、分割作業を行う。
した後、図5の(A)に示すように、高粘度塗料層6の
表面にガラスビーズ7を散布し加圧して固着する。この
場合、ガラスビーズ7を単に散布するだけでは、余分な
ガラスビーズ7が高粘度塗料層6上に付着したガラスビ
ーズ7上に重なるか、あるいは、周囲に落下する状態に
なる。本実施の形態においては、図5の(B)に示すよ
うに、素材1の下部に受け皿10を配置して、余分なガ
ラスビーズ7を回収すると共に、積層した部分のガラス
ビーズ7上でゴムローラ11を回転移動させてガラスビ
ーズ7を加圧する。すなわち、このゴムローラ11によ
って、ガラスビーズ7を拡散させながら圧力を加えるこ
とにより、高粘度塗料層6の表面にガラスビーズ7を高
密度、均一分布の整列状態で固着させると共に、余分な
ガラスビーズ7を受け皿10へ落下させる。このような
ガラスビーズ7の固着作業は、具体的には、1m2当た
り10分程度で終了する。また、固着面積が数m2に亘
る場合には、10分程度の作業で終了できる範囲で分割
し、分割作業を行う。
【0022】ガラスビーズ7の固着作業を完了した後、
図6に示すように、ガラスビーズ7の上から、アクリル
シリコン塗料からなる透明塗料を塗布し、透明塗料層8
を形成する。具体的には、熱硬化後の皮膜の硬度が、鉛
筆硬度2H〜4Hの硬さとなるように変成した熱硬化型
アクリルシリコン塗料を使用し、熱硬化後の皮膜の厚み
が30〜50ミクロンとなるように塗布する。そして、
このように透明塗料を塗布した後、マスキングテープ4
等を取り除いて80〜120℃で30〜40分間加熱し
て透明塗料を硬化する。最終的に空冷で常温に戻し、作
業を完了する。
図6に示すように、ガラスビーズ7の上から、アクリル
シリコン塗料からなる透明塗料を塗布し、透明塗料層8
を形成する。具体的には、熱硬化後の皮膜の硬度が、鉛
筆硬度2H〜4Hの硬さとなるように変成した熱硬化型
アクリルシリコン塗料を使用し、熱硬化後の皮膜の厚み
が30〜50ミクロンとなるように塗布する。そして、
このように透明塗料を塗布した後、マスキングテープ4
等を取り除いて80〜120℃で30〜40分間加熱し
て透明塗料を硬化する。最終的に空冷で常温に戻し、作
業を完了する。
【0023】以上のような作業の結果、図7と図8に示
すように、ガラスビーズ7によって凹凸を有する外部表
面を形成することができる。しかも、この外部表面を構
成するガラスビーズ7は、高粘度塗料層6に対する前記
固着作業において、散布と加圧により、高密度、均一分
布の整列状態で固着されるため、外部の透明塗料層8を
通して光を反射することができる。すなわち、以上のよ
うな一連の作業により、ガラスビーズと塗料を用いて、
夜間における高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外
部表面を形成することができる。
すように、ガラスビーズ7によって凹凸を有する外部表
面を形成することができる。しかも、この外部表面を構
成するガラスビーズ7は、高粘度塗料層6に対する前記
固着作業において、散布と加圧により、高密度、均一分
布の整列状態で固着されるため、外部の透明塗料層8を
通して光を反射することができる。すなわち、以上のよ
うな一連の作業により、ガラスビーズと塗料を用いて、
夜間における高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外
部表面を形成することができる。
【0024】なお、ガラスビーズの固着力は、高粘度塗
料層と透明塗料層によって確保されるが、本実施の形態
では、これらの塗料としてガラスビーズとの接着性に優
れたアクリルシリコン塗料を使用しているため、ガラス
ビーズの固着力を確保できる。また、最外層である透明
塗料層のアクリルシリコン塗料が硬化した後には、凹凸
形状との相乗効果により、貼り紙の付着性能を低下させ
ることができるため、貼り紙防止性能をより向上でき
る。さらに、下地塗料も含めて、使用する塗料をアクリ
ルシリコン塗料に揃えているため、塗料間の密着性に優
れている。その上、素材1の表面に素地調整面2を形成
すると共に、下地塗料層3の表面に粗面化面5を形成し
ているため、素材1と下地塗料層3との間の密着力、お
よび下地塗料層3と高粘度塗料層6との間の密着力を向
上できる。
料層と透明塗料層によって確保されるが、本実施の形態
では、これらの塗料としてガラスビーズとの接着性に優
れたアクリルシリコン塗料を使用しているため、ガラス
ビーズの固着力を確保できる。また、最外層である透明
塗料層のアクリルシリコン塗料が硬化した後には、凹凸
形状との相乗効果により、貼り紙の付着性能を低下させ
ることができるため、貼り紙防止性能をより向上でき
る。さらに、下地塗料も含めて、使用する塗料をアクリ
ルシリコン塗料に揃えているため、塗料間の密着性に優
れている。その上、素材1の表面に素地調整面2を形成
すると共に、下地塗料層3の表面に粗面化面5を形成し
ているため、素材1と下地塗料層3との間の密着力、お
よび下地塗料層3と高粘度塗料層6との間の密着力を向
上できる。
【0025】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、他にも多種多様な形態を実施可能で
ある。例えば、具体的に使用する塗料の種類や厚み、ガ
ラスビーズの寸法等は、適宜変更可能である。また、下
地塗装を行わず、素材上に高粘度塗料層を直接形成する
ことや、逆に、複数の下地塗料層を重ねて形成すること
等も可能である。さらに、ガラスビーズの固着方法や塗
料の塗布方法等も適宜変更可能である。また、本発明
は、道路標識柱、照明柱、信号柱、電柱、配電ボックス
等の路上設置物の外部表面の形成方法として好適である
が、これらの路上設置物に限定されるものではなく、夜
間における高い視認性と貼り紙防止性能が求められる屋
外設置物一般の外部表面の形成方法として同様に適用可
能であり、同様に優れた効果が得られるものである。
れるものではなく、他にも多種多様な形態を実施可能で
ある。例えば、具体的に使用する塗料の種類や厚み、ガ
ラスビーズの寸法等は、適宜変更可能である。また、下
地塗装を行わず、素材上に高粘度塗料層を直接形成する
ことや、逆に、複数の下地塗料層を重ねて形成すること
等も可能である。さらに、ガラスビーズの固着方法や塗
料の塗布方法等も適宜変更可能である。また、本発明
は、道路標識柱、照明柱、信号柱、電柱、配電ボックス
等の路上設置物の外部表面の形成方法として好適である
が、これらの路上設置物に限定されるものではなく、夜
間における高い視認性と貼り紙防止性能が求められる屋
外設置物一般の外部表面の形成方法として同様に適用可
能であり、同様に優れた効果が得られるものである。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
ラスビーズと塗料を用いて、屋外設置物に、夜間におけ
る高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外部表面を形
成することができる。
ラスビーズと塗料を用いて、屋外設置物に、夜間におけ
る高い視認性と貼り紙防止性能を併せ持つ外部表面を形
成することができる。
【図1】本発明の一つの実施の形態による外部表面の形
成方法を示す図であり、特に、素材の素地調整を完了し
た状態を示す側面図。
成方法を示す図であり、特に、素材の素地調整を完了し
た状態を示す側面図。
【図2】図1の方法において下地塗装を完了した状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図3】図1の方法においてマスキングと粗面化を完了
した状態を示す側面図。
した状態を示す側面図。
【図4】図1の方法において高粘度塗料の塗装を完了し
た状態を示す側面図。
た状態を示す側面図。
【図5】(A)は、図1の方法においてガラスビーズの
固着を完了した状態を示す側面図、(B)は、ガラスビ
ーズの固着作業を示す側面図。
固着を完了した状態を示す側面図、(B)は、ガラスビ
ーズの固着作業を示す側面図。
【図6】図1の方法において透明塗料の塗装を完了した
状態を示す側面図。
状態を示す側面図。
【図7】図1の方法によって形成した外部表面を示す側
面図。
面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】従来の方法によって形成した外部表面を示す側
面図。
面図。
【図10】図9の平面図。
1 素材 2 素地調整面 3 下地塗料層 4 マスキングテープ 5 粗面化面 6 高粘度塗料層 7 ガラスビーズ 8 透明塗料層 9 塗料 10 受け皿 11 ゴムローラ
Claims (7)
- 【請求項1】 ガラスビーズと塗料を用いて屋外設置物
の外部表面を形成する方法において、 (A)屋外設置物の素材の表面上に、ガラスビーズを接
着可能な粘度を有する高粘度塗料を塗布して高粘度塗料
層を形成するステップと、 (B)前記高粘度塗料層が硬化する前に、その表面上に
ガラスビーズを散布し、ガラスビーズに圧力を加えて高
粘度塗料層に固着するステップと、 (C)前記高粘度塗料層に固着された前記ガラスビーズ
の上から、ガラスビーズと密着可能な透明塗料を塗布し
てガラスビーズを覆う透明塗料層を形成するステップを
有することを特徴とする屋外設置物の外部表面の形成方
法。 - 【請求項2】 ガラスビーズと塗料を用いて屋外設置物
の外部表面を形成する方法において、 (A)屋外設置物の素材の表面上に、必要とされる色相
を持つ下地塗料を塗布して下地塗料層を形成するステッ
プと、 (B)前記下地塗料層の表面上に、ガラスビーズを接着
可能な粘度を有する高粘度塗料を塗布して高粘度塗料層
を形成するステップと、 (C)前記高粘度塗料層が硬化する前に、その表面上に
ガラスビーズを散布し、ガラスビーズに圧力を加えて高
粘度塗料層に固着するステップと、 (D)前記高粘度塗料層に固着された前記ガラスビーズ
の上から、ガラスビーズと密着可能な透明塗料を塗布し
てガラスビーズを覆う透明塗料層を形成するステップを
有することを特徴とする屋外設置物の外部表面の形成方
法。 - 【請求項3】 前記複数の塗料層を形成する各塗料は、
アクリルシリコン塗料であることを特徴とする請求項1
または2に記載の屋外設置物の外部表面の形成方法。 - 【請求項4】 前記透明塗料は、熱硬化性アクリルシリ
コン塗料であることを特徴とする請求項3に記載の屋外
設置物の外部表面の形成方法。 - 【請求項5】 前記ガラスビーズは、0.5mm〜1.
3mmの範囲の異なった直径を有するガラスビーズであ
り、 前記高粘度塗料層を形成するステップにおいて、前記高
粘度塗料は、ウェットの状態の厚みが120〜300ミ
クロンになるように塗布され、 前記透明塗料層を形成するステップにおいて、前記透明
塗料は、硬化後の厚みが30〜50ミクロンになるよう
に塗布されることを特徴とする請求項1または2に記載
の屋外設置物の外部表面の形成方法。 - 【請求項6】 前記ガラスビーズは、0.5mm〜1.
3mmの範囲の異なった直径を有するガラスビーズであ
り、 前記ガラスビーズの直径が異なることにより、貼り紙を
接着させる際、前記貼り紙と前記ガラスビーズとの接触
面積が減少し、前記貼り紙が剥がれ易くなることを特徴
とする請求項1または2に記載の屋外設置物の外部表面
の形成方法。 - 【請求項7】 前記ガラスビーズは、0.5mm〜1.
3mmの範囲の異なった直径を有するガラスビーズであ
り、 前記ガラスビーズの直径が異なることにより、前記ガラ
スビーズからの反射光が拡散され、視認範囲が広がるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の屋外設置物の
外部表面の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8316862A JPH10140529A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 屋外設置物の外部表面の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8316862A JPH10140529A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 屋外設置物の外部表面の形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10140529A true JPH10140529A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18081751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8316862A Withdrawn JPH10140529A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 屋外設置物の外部表面の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10140529A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020003578A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社トーカイ | 蓄光標示物およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP8316862A patent/JPH10140529A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020003578A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 株式会社トーカイ | 蓄光標示物およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |