JPH1014106A - 時刻変更機能付き電力系統模擬装置 - Google Patents

時刻変更機能付き電力系統模擬装置

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JPH1014106A
JPH1014106A JP15695596A JP15695596A JPH1014106A JP H1014106 A JPH1014106 A JP H1014106A JP 15695596 A JP15695596 A JP 15695596A JP 15695596 A JP15695596 A JP 15695596A JP H1014106 A JPH1014106 A JP H1014106A
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JP15695596A
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Masahito Takeuchi
雅人 竹内
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時間管理を必要とする記録データ集収機能の試
験や、制御監視時間の試験や、スケジュール制御機能の
試験を短時間で可能とすることにある。 【解決手段】マンマシンインターフェースを備えた系統
制御計算機システムにおいて、記録データの中で時間管
理を必要とする記録データ集収処理機能を試験するため
に必要な電力系統の電圧や潮流状態の数値情報の設定及
び記録データ収集時刻の範囲を設定するデータ設定処理
部11と、このデータ設定処理部により作成された電力系
統データを被試験システムに与える系統状態設定処理部
10と、データ設定処理部11により作成された記録データ
収集時刻の範囲に従って時刻を管理する時刻管理処理部
13と、この時刻管理に従って時計装置に対して時刻変更
の要求を行う時刻設定処理部12と、データ設定処理部11
により設定された電力系統データを表示又は印字出力す
る設定データ出力処理部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の系統状
態を取込んで記録データとして保存するためのマンマシ
ンインターフェースを備えた系統制御計算機システムに
おいて、特に時間管理を必要とする機能の試験を行い得
る時刻変更機能付き電力系統模擬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CRT装置、操作卓、漢字プリンター等
のマンマシンインターフェースを備えた系統制御計算機
システムは、時間を管理しながら電力系統を制御した
り、データの取込みを行っている。
【0003】従来、かかる系統制御計算機システムの工
場や現地での試験は、その被試験システムに試験装置で
ある電力系統模擬装置を接続し、試験員が時間を管理し
ながらその都度必要なデータを設定することで行ってい
た。
【0004】例えば、記録データ収集処理の確認方法と
して電力系統模擬装置より電力系統のデータを設定し、
被試験システムを実時間で長期間運用するか、又は試験
員が計算機の時刻を変更しながら行っている。
【0005】また、制御監視時間を試験する方法として
は、試験員が非試験システムの操作卓より電力系統のし
ゃ断器等の設備を制御したり、制御監視時間外に制御の
応答を返送する試験を行っている。
【0006】さらに、スケジュール制御機能を試験する
方法としては、被試験システムの制御スケジュールに従
って自動的に出力される制御信号を応答したデータを電
力系統模擬装置を用いて制御の応答を返送する試験を行
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の系統
制御計算機システムは、ますます高機能で複雑なシステ
ムとなってきており、それに伴って取扱う情報量も増大
している。このような状況の中で試験の項目も増大し続
けており、一つの試験項目に十分な時間を確保すること
ができず、全体の試験時間を確保することが非常に難し
くなっている。
【0008】その中でも、特に時間管理を必要とする試
験は待ち時間が多く、全体の試験時間に占める割合は大
きなウエイトを占め、試験員に時間的な制約として大き
な負担をかけている。
【0009】本発明は、電力系統のデータを変化させつ
つ時刻を更新することにより時間管理を必要とする記録
データ集収機能の試験や、制御監視時間の試験や、スケ
ジュール制御機能の試験を短時間で試験することができ
る時刻変更機能付き電力系統模擬装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により時刻変更機能付き電
力系統模擬装置を構成するものである。請求項1に対応
する発明は、電力系統の系統状態を取込んで記録データ
として保存する機能を有するマンマシンインターフェー
スを備えた系統制御計算機システムにおいて、前記記録
データの中で時間管理の必要な電力系統の電圧や潮流状
態の数値情報の設定及び記録データ収集時刻の範囲を設
定してこれらのデータをファイルに保存するデータ設定
処理手段と、このデータ設定処理手段により起動され、
記録データ収集時刻の範囲に従って時刻を管理する時刻
管理処理手段と、この時刻管理処理手段により起動さ
れ、前記ファイルに保存された電力系統状態のデータを
もとに電力系統データを作成して前記系統制御計算機シ
ステムに与えると共に、設定データ保存部に保存する系
統状態設定処理手段と、前記時刻管理処理手段により起
動され、前記ファイルより時刻管理データを取込み、そ
の時刻管理に従って前記系統制御計算機システム側の時
計装置に出力すると共に、現在時刻を前記設定データ保
存部に保存する時刻設定処理手段と、前記時刻管理処理
手段により起動され、前記設定データ保存部に保存され
ている電力系統データと時刻設定データとを取込んで電
力系統データ及び時刻設定データを表示装置又は印字装
置に出力する設定データ出力処理手段とを備えて、前記
系統制御計算機システムの中で時間管理を必要とする記
録データ収集処理機能の試験を行う。
【0011】従って、このような構成の時刻変更機能付
き電力系統模擬装置にあっては、被試験システムである
系統制御計算機システムの記録データ処理機能の確認を
行うための日報、月報、年報の多量の試験用記録データ
を短時間のうちに作成することができる。従って、試験
員が長い時間をかけて試験用の記録データを作成する必
要がなくなり、試験時間を短縮することができる。
【0012】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の時刻変更機能付き電力系統模擬装置におい
て、系統制御計算機システムから伝送される制御信号を
受信し、その制御信号を予め処理テーブルに保存されて
いる電力系統状態から解析して系統状態データ及び時刻
管理データをファイルに保存する制御信号受信処理手段
を設け、時刻管理処理手段は制御信号受信処理手段によ
り起動されるとデータ設定処理手段により設定された制
御応答試験の種別を判定し、その判定結果に応じた情報
と前記ファイルより制御時間を取出して制御応答時間を
求めると共に、その制御応答時間を時刻設定処理手段を
経由して時計装置に出力して系統制御計算機システムの
時刻を変更する機能を有し、系統状態設定処理手段は時
刻管理処理手段により起動されると、ファイルに保存さ
れている制御信号に対応した系統状態を制御応答として
前記系統制御計算機システムに転送する機能を有し、系
統制御計算機システムの中で時間管理を必要とする制御
機能の制御監視時間の試験を行う。
【0013】従って、このような構成の時刻変更機能付
き電力系統模擬装置にあっては、被試験システムである
系統制御計算機システムからの制御に対する監視時間を
短縮することができ、これによって試験員の待ち時間を
短くすることができると共に、制御監視時間の試験にお
いて試験時間の短縮を図ることができる。
【0014】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の時刻変更機能付き電力系統模擬装置におい
て、系統制御計算機システムから伝送される指令値を受
けてファイルへ格納する制御信号受信処理手段と時計装
置からの時刻を所定の周期で読込んで時刻管理処理手段
に渡す時刻読込み処理手段とを設け、時刻管理処理手段
は時刻読込み処理手段を一定周期で起動して時計装置の
現在時刻を読込んで、ファイルに保存されている制御時
刻を取出し、時刻読込み処理手段が読込んだ現在時刻に
最も近い未実施のスケジュール時刻を決定し、このスケ
ジュール時刻より予定時間前の時刻を時刻設定処理手段
を介して時計装置へ出力する機能を有し、系統状態設定
処理手段は制御信号受信処理手段により起動されるとフ
ァイルより指令値を取出して系統制御計算機システムへ
出力すると共に、次の制御応答処理を行うために時刻管
理処理手段を起動する機能を有し、系統制御計算機シス
テムの中で時間管理を必要とするスケジュール制御機能
の試験を行う。
【0015】従って、このような構成の時刻変更機能付
き電力系統模擬装置にあっては、被試験システムである
系統制御計算機システムのスケジュール制御のスケジュ
ール時間を短縮することができ、それによって試験員の
長時間の対応が不要となり、スケジュール制御の試験に
おいて試験時間の短縮を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明による時刻変更機能
付き電力系統模擬装置の第1の実施の形態として系統制
御計算機システムの時間管理を必要とする機能を試験す
るための処理機能を示すブロック構成図である。
【0017】図1において、1は操作卓2、CRT装置
3、漢字プリンター4からなるマンマシンインターフェ
ース及び時計装置5を備えた系統制御計算機システム
で、操作卓2はシステムの処理結果を集約してランプ表
示し、CRT装置3はシステムの処理結果を画面表示
し、漢字プリンター4はシステムの処理結果を印字出力
し、さらに時計装置5はシステムの時刻を補正するもの
である。
【0018】一方、9は系統制御計算機システム1から
の制御信号を受信したり、試験用の電力系統データを送
信する電力系統模擬装置で、この電力系統模擬装置9は
系統制御計算機システム1からの制御信号を受信した
り、試験用の電力系統データを送信する電力系統模擬装
置6と、時計装置5を制御するパーソナルコンピュータ
(以下パソコンと呼ぶ)7と、このパソコン7により制
御され、試験により設定された設定データを帳票出力す
る出力プリンタ8とを備えている。
【0019】図2は系統制御計算機システムの記録デー
タ処理機能を試験するために用いる時刻変更機能付き電
力系統模擬装置として機能するパソコン7の処理ブロッ
ク図である。
【0020】図2において、10は系統制御計算機シス
テム1に電力系統模擬装置6を通して試験用の電圧や潮
流の数値情報を与える系統状態設定処理部、11は系統
状態ファイルに試験開始年月日時及び終了年月日時を与
えたりするオペレータとの対話を行うデータ設定処理部
である。
【0021】また、12は系統制御計算機システム1の
時計装置5の時刻を変更するために変更時刻を与える時
刻設定処理部、13は時刻を管理し、所定の時刻になっ
たら系統状態設定処理部10により系統状態を変更した
り、時刻設定処理部12により時刻を変更したりするこ
とを指示する時刻管理処理部、14は試験のために設定
された電力系統データを出力プリンタ−8を制御して帳
票出力する設定データ出力処理部である。
【0022】さらに、15は開始年月日時と終了年月日
時を保存しておく時刻管理ファイル、16は試験用の電
力系統データを保存しておく系統状態ファイル、17は
試験用に設定した電力系統データを設定時刻と共に時系
列に保存しておく設定データ保存ファイルである。
【0023】次に上記のように構成された時刻変更機能
付き電力系統模擬装置の作用を説明する。ここでは時刻
変更機能付き電力系統模擬装置を用いて系統制御計算機
システムの記録データ処理機能を試験する場合の例を図
3に示すフローチャートにより述べる。
【0024】いま、記録データ収集機能の試験は、被制
御システムへ電力系統の電圧や潮流の数値情報を与えな
がらシステムの実時間の経過を待って数時間分の記録デ
ータを作成しているものとする。
【0025】このような状態でパソコン7をスタートす
ると、まずステップS1で試験用の記録データをどのよ
うな期間で収集させるかを試験員(オペレータ)が判断
し、記録データ収集の開始年月日時(SMDT)と終了
年月日時(EMDT)をデータ設定処理部11を介して
時刻管理ファイル15に設定する。
【0026】また、ステップS2でオペレータにより被
試験システムである系統制御計算機システムに与える試
験用電力系統データ(電圧や電流の数値)の初期値(D
S)と変化値(DT)とをデータ設定処理部11を介し
て系統状態ファイル16に設定する。
【0027】次にデータ設定処理部11により時刻管理
処理部13が起動されると、ステップS3にて時刻管理
処理部13は処理カウンター18に対してカウンター初
期値(I=0)を設定し、記録データの作成を開始す
る。この時刻管理処理部13は電力系統の初期データを
出力するために系統状態設定処理部10を起動する。
【0028】すると、ステップS4にて系統状態設定処
理部10では系統状態ファイル16に設定された電力系
統データの初期値(DS)と変化値(DT)と処理カウ
ンター18から取出したカウンタ値(I)を用いて以下
の計算式で求めた現在電力系統データを電力系統模擬装
置6へ出力する。
【0029】 現在の電力系統データ=DS+(DT*I) さらに、系統状態設定処理部10は上記計算式で求めた
現在電力系統データを設定データ保存ファイル17に保
存する。
【0030】さらに、時刻管理処理部13は、被試験シ
ステムの時刻を変更するために時刻設定処理部12を起
動する。この時刻設定処理部12は、ステップS5にて
時刻管理ファイル15より開始年月日時のデータを取出
し、処理カウンタ18から取出したカウンター値(I)
を“時”に加算し、“分”を58分として現在時刻を作
成し、時計装置へ出力する。また、時刻管理処理部13
は上記で求めた現在時刻を設定データ保存ファイル17
に保存する。
【0031】この時刻管理処理部13はステップS6に
て被試験システムが00分に電力系統データを記録デー
タとして取込むので、被試験システムの処理時間を考慮
して5分間遅延する。
【0032】また、時刻管理処理部13はステップS7
にて処理カウンター18のカウンター値(I)を1時間
分カウントアップする。その後、ステップS8にて時刻
管理処理部13は、現在時刻が終了年月日時(EMD
T)と同一かどうかを判定し、同一ならば試験を終了し
て設定データ出力処理部14を起動する。同一でなけれ
ば、次の電力系統データの出力と時の更新を行うために
ステップS4に戻り、前述同様の処理を繰返す。
【0033】一方、設定データ出力処理部14が起動さ
れると、この設定データ出力処理部14はステップS9
にて設定データ保存ファイル17に保存されている電力
系統データと時刻設定データを出力プリンター8に時系
列に出力する。
【0034】図4は、ある月の例えば2日の20時から
3日の2時までの記録データの作成例であり、1時間単
位で電圧等の系統データが10単位ずつステップアップ
させた状態を示している。
【0035】以上のように本発明の第1の実施の形態に
よれば、被試験システムである系統制御計算機システム
の記録データ処理機能の確認を行うための日報、月報、
年報の多量の試験用記録データを短時間のうちに作成す
ることができる。従って、試験員が長い時間をかけて試
験用の記録データを作成する必要がなくなり、試験時間
を短縮することができる。さらに、日報、月報、年報の
全てのデータ領域までの記録データを用いて試験が行え
るので、今まで以上に記録データ処理機能の詳細な試験
を行なうことができ、品質レベルの向上を図ることがで
きる。
【0036】図5は本発明による時刻変更機能付き電力
系統模擬装置の第2の実施の形態として系統制御計算機
システムの制御応答時間を試験するためのパソコン7の
処理ブロック図である。なお、図2と同一部分について
は同一符号を付して示し、ここではその説明を省略す
る。
【0037】第2の実施の形態は、図2と全く同様の処
理機能に加えて系統制御計算機システムからの制御信号
を解析する制御信号受信処理部20を新たに設けるもの
である。
【0038】上記制御信号受信処理部20は、受信した
制御信号を処理テーブル21に保存されている電力系統
状態を取出して解析すると共に、時刻管理処理部13に
起動指令を与えるものである。
【0039】なお、ここでは設定データ出力処理部1
4、設定データ保存ファイル17は使用されない。次に
上記のように構成された時刻変更機能付き電力系統模擬
装置の作用を説明する。ここでは時刻変更機能付き電力
系統模擬装置を用いて系統制御計算機システムの制御応
答時間を試験する場合の例を図6に示すフローチャート
により述べる。
【0040】いま、制御応答時間の試験は、被試験シス
テムからの制御信号に対する制御応答を制御監視時間の
前に返送する正常動作ケースと制御監視時間の後に返送
する異常動作ケースの確認を行うものとする。従って、
正常動作の試験を行うときは、制御応答を制御監視時間
の1秒前に返送し、異常試験を行うときは制御応答を制
御監視時間の1秒後に返送するものとする。
【0041】このような状態でパソコン7をスタートす
ると、まずステップS11においてデータ設定処理部1
1は、オペレータが要求する正常試験か異常試験かの試
験の種別を処理カウンター18に登録する。また、デー
タ設定処理部11により時刻管理処理部13が起動され
る。
【0042】この時刻管理処理部13は、ステップS1
2にて“制御応答の試験をします”のメッセージを出力
プリンター8に表示し、制御信号受信処理部20からの
起動を待つ。
【0043】一方、被試験システムである系統制御計算
機システムが制御を行うと、電力系統模擬装置6に制御
信号が出力される。電力系統模擬装置6は、その制御信
号をパソコン7の制御信号受信処理部20に渡す。
【0044】この制御信号受信処理部20は、ステップ
S13にて制御信号を受取り、制御要求の種別を判断
し、処理テーブル21から電力系統状態(DS)を取出
して系統状態ファイル16へ格納すると共に、処理テー
ブル21から制御時間(CT)を取出して時刻管理ファ
イル15へ格納する。
【0045】その後、制御信号受信処理部20は、時刻
管理処理部13を起動する。すると、この時刻管理処理
部13ではステップS14にて制御応答正常試験か否か
を判定し、ステップS15にて処理カウンター18から
判定結果に応じて制御応答試験の正常試験か異常試験か
の情報を取出すと共に、時刻管理ファイル15から制御
時間(CT)を取出し、制御応答時間(CT)を以下の
計算式で計算する。
【0046】正常試験:DT=現在時刻+(CT−1) 異常試験:DT=現在時刻+(CT+1) 次にステップS16にて時刻管理処理部13は、ステッ
プS15で計算した制御応答時間(DT)を時刻設定処
理部12を経由して時計装置に出力し、系統制御計算機
システムの時刻を変更する。
【0047】そして、時刻管理処理部13は、系統状態
設定処理部10を起動する。すると、この系統状態設定
処理部10はステップS17にて系統状態ファイル16
に保存されている制御信号に対応した系統状態(DS)
を制御応答として電力系統模擬装置6を経由して系統制
御計算機システムへ返送する。
【0048】図7(a)は上述した制御応答時間(C
T)に対する制御応答正常と制御応答異常の時のタイム
チャートを示し、図7(b)は制御種別に対応する系統
状態(DS)と制御時間(CT)の具体例を示してい
る。
【0049】以上のように本発明の第2の実施の形態に
よれば、被試験システムである系統制御計算機システム
からの制御に対する監視時間を短縮することができ、こ
れによって試験員の待ち時間を短くすることができると
共に、制御監視時間の試験において試験時間の短縮を図
ることができる。
【0050】図8は本発明による時刻変更機能付き電力
系統模擬装置の第3の実施の形態として系統制御計算機
システムのスケジュール制御を試験するためのパソコン
7の処理ブロック図である。なお、図2と同一部分につ
いては同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分について述べる。
【0051】第3の実施の形態は、図2と全く同様の処
理機能に加えて系統制御計算機システムから電力系統模
擬装置6を経由して渡される指令値(D)を受けて系統
状態ファイル16へ格納する制御信号受信処理部20と
時計装置からの時刻を所定の周期で読込んで時刻管理処
理部13に渡す時刻読込み処理部30とを新たに設ける
ものである。
【0052】なお、ここでは処理カウンター18、設定
データ出力処理部14、設定データ保存ファイル17は
使用されない。次に上記のように構成された時刻変更機
能付き電力系統模擬装置の作用を説明する。ここでは前
述の24時間のスケジュール制御時間を短縮することが
可能な時刻変更機能付き電力系統模擬装置の動作を図9
に示すフローチャートにより述べる。
【0053】いま、スケジュール制御機能の試験を行う
に際して、被制御システムに予め設定されている24時
間のスケジュールに従い電力系統の指令値が自動的に出
力されるものとし、指令値に対応した数値情報を実時間
と同期して返送されるものとする。
【0054】このような状態でパソコン7を起動する
と、まずステップS21にて被試験システムである系統
制御計算機システムのスケジュール制御に対応した24
時間のスケジュール制御時刻をデータ設定処理部11を
介して時刻管理ファイル15へ保存する。また、データ
設定処理部11は時刻管理処理部13を起動する。
【0055】すると、ステップS22にて時刻管理処理
部13は、スケジュール制御開始メッセージを出力プリ
ンター8に出力する。また、ステップS23にて時刻管
理処理部13は、時刻読込み処理部30を10秒周期で
起動し、時計装置の現在時刻を読込む。
【0056】次いで時刻管理処理部13は、ステップS
24にて時刻管理ファイル15に格納されている制御時
刻を取出し、時刻読込み処理部30が読込んだ現在時刻
に最も近い未実施のスケジュール時刻(TT)を決定す
る。
【0057】そして、ステップS25において、未実施
のスケジュール時刻(TT)の1分前の時刻を時刻設定
処理部12を介して時計装置へ出力する。この時に時刻
読込み処理部30の10秒周期の起動を一時中断する。
【0058】また、時刻管理処理部13はステップS2
6にて被制御システムからの制御を待つ。そして、被制
御システムがスケジュール制御を実施すると電力系統模
擬装置6を経由して指令値(D)が渡される。
【0059】一方、制御信号受信処理部20は、ステッ
プS27にて電力系統模擬装置6から渡された指令値
(D)を系統状態ファイル16へ格納する。その後、制
御信号受信処理部20は系統状態設定処理部10を起動
する。
【0060】この系統状態設定処理部10は、ステップ
S28にて系統状態ファイル16から指令値(D)を取
出し、電力系統模擬装置6を介して系統制御計算機シス
テムへ出力する。そして、系統状態設定処理部10は次
の制御応答処理を行うために時刻管理処理部13を起動
する。
【0061】この時刻管理処理部13では、ステップS
29にて時刻管理テーブルが全て処理済みか否かを判定
し、処理済みでなければステップS23に戻って前述同
様の処理を24時間のスケジュール制御が終了するまで
繰返す。
【0062】図10(a)は24時間のスケジュール制
御時刻とスケジュール制御との関係を示すタイムチャー
トであり、図10(b)は時刻管理ファイルの構成例を
示している。
【0063】以上のように本発明の第3の実施の形態に
よれば、被試験システムである系統制御計算機システム
のスケジュール制御のスケジュール時間を短縮すること
ができ、それによって試験員の長時間の対応が不要とな
り、スケジュール制御の試験において試験時間の短縮を
図ることができる。
【0064】図11は本発明の第4の実施の形態として
時刻変更機能付き電力系統模擬サブシステムを内臓した
系統制御計算機システムのブロック構成図である。な
お、図2と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0065】図11において、1は操作卓2、CRT装
置3、漢字プリンター4からなるマンマシンインターフ
ェース及び時計装置を備えた系統制御計算機システム
で、操作卓2はシステムの処理結果を集約してランプ表
示し、CRT装置3はシステムの処理結果を画面表示
し、漢字プリンター4はシステムの処理結果を印字出力
し、さらに時計装置はシステムの時刻を補正するもので
ある。
【0066】上記系統制御計算機システム1には、時刻
更新機能付き電力系統模擬装置6が内蔵されている。こ
の時刻更新機能付き電力系統模擬装置6は、被試験シス
テムと系統状態設定処理部10との間のインターフェー
スを行う試験用ソフトの電力系統模擬インターフェース
処理部40、被試験システムと時刻設定処理部12との
間のインターフェースを行う試験用ソフトの時計装置イ
ンターフェース処理部41、試験員との対話により各種
データを設定するデータ設定処理部11、時刻を管理し
て時刻の変更等を指示する時刻管理処理部13及び試験
のために設定された電力系統データを出力プリンタ−8
を制御して帳票出力する設定データ出力処理部14を備
えている。
【0067】次にこのように構成された時刻変更機能付
き電力系統模擬サブシステムを内臓した系統制御計算機
システムの作用を図12のフローチャートにより述べ
る。まず、試験用ソフトの電力系統模擬インターフェー
ス処理部40により系統状態設定処理部10より出力さ
れたデータを外部の装置を経由することなく被試験シス
テムに渡し、また被試験システムから出力されたデータ
を外部の装置を経由することなく試験用ソフトの系統状
態設定処理部10に渡す。
【0068】次いで試験用ソフトの時計装置インターフ
ェース処理部41により時刻設定処理部12より出力さ
れたデータを外部の装置を経由することなく被試験シス
テムに渡し、また被試験システムの計算機時刻を外部の
装置を経由することなく試験用ソフトの時刻読込み処理
部12に渡す。
【0069】従って、データ設定処理部11に設定され
た各種データに対する時刻を時刻管理処理部13により
管理し、時刻の変更等を系統状態設定処理部10および
時刻設定処理部12に指示することにより、時間管理を
必要とする第1の実施の形態での記録データ処理機能の
試験、第2の実施の形態での制御監視時間の試験及び第
3の実施の形態でのスケジュール制御機能の試験を行う
ことができる。
【0070】ここで、記録データ作成処理は図3に示す
処理フローと同様であるが、ステップS4の“電力系統
模擬装置に出力する処理”が“電力系統模擬インターフ
ェース処理”となる。また、制御応答処理は図6に示す
処理フローと同様であるが、ステップS16の“時計装
置に出力する処理”が“時計装置インターフェース処
理”となり、ステップS17の“電力系統模擬装置に出
力する処理”が“電力系統模擬インターフェース処理”
となる。さらに、スケジュール制御処理は図9に示す処
理フローと同様であるが、ステップS16の“時計装置
に出力する処理”が“時計装置インターフェース処理”
となり、ステップS17の“電力系統模擬装置に出力す
る処理”が“電力系統模擬インターフェース処理”とな
る。
【0071】以上のように本発明の第4の実施の形態に
よれば、第1の実施の形態での記録データ処理機能の確
認、第2の実施の形態での制御監視時間の確認及び第3
の実施の形態でのスケジュール制御機能の確認を時刻変
更機能付き電力系統模擬装置を外部に接続することなく
行えるので、持ち運びや接続の手間が省け、試験時間の
短縮を図ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明による時刻変更
機能付き電力系統模擬装置によれば、次のような効果を
得ることができる。 (1)被試験システムである系統制御計算機システムの
記録データ処理機能の確認を行うための日報、月報、年
報の多量の試験用記録データを短時間のうちに作成する
ことができる。従って、試験員が長い時間をかけて試験
用の記録データを作成する必要がなくなり試験時間が短
縮できる。さらに、日報、月報、年報の全てのデータ領
域までの記録データを用いて試験が行えるので、記録デ
ータ処理機能の確認試験を今まで以上に詳細に行うこと
ができ、品質レベルの向上を図ることができる。 (2)被試験システムである系統制御計算機システムか
らの制御に対する監視時間を短縮することができる。そ
れによって、試験員の待ち時間を短くすることができ、
制御機能に関する監視時間の試験において試験時間の短
縮を図ることができる。 (3)被試験システムである系統制御計算機システムの
スケジュール制御のスケジュール時間を短縮することが
できる。それによって、試験員の長時間の対応が不要と
なり、スケジュール制御の試験において試験時間の短縮
を図ることができる。 (4)記録データ処理機能の確認、制御監視時間の確認
及びスケジュール制御機能の確認を時刻変更機能付き電
力系統模擬装置を外部に接続することなく行えるので、
持ち運びや接続の手間が省け、試験時間の短縮を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時刻変更機能付き電力系統模擬装
置全体の構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態として記録データ処
理機能を試験するための時刻変更機能付き電力系統模擬
装置を示すブロック図。
【図3】同実施の形態の処理の流れを説明するためのフ
ローチャート。
【図4】同実施の形態において、ある月の例えば2日の
20時から3日の2時までの記録データの作成例を示す
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態として制御応答時間
を試験するための時刻変更機能付き電力系統模擬装置を
示すブロック図。
【図6】同実施の形態の処理の流れを説明するためのフ
ローチャート。
【図7】(a)は上述した制御応答時間(に対する制御
応答正常と制御応答異常の時のタイムチャートを示す
図。(b)は制御種別に対応する系統状態と制御時間の
具体例を示す図。
【図8】本発明の第3の実施の形態としてスケジュール
制御を試験するための時刻変更機能付き電力系統模擬装
置を示すブロック図。
【図9】同実施の形態の処理の流れを説明するためのフ
ローチャート。
【図10】(a)は24時間のスケジュール制御時刻と
スケジュール制御との関係を示すタイムチャート、
(b)は時刻管理ファイルの構成例を示す図。
【図11】本発明の第4の実施の形態として時刻変更機
能付き電力系統模擬サブシステムを内蔵した系統制御計
算機システムを示す構成図。
【図12】同実施の形態の処理の流れを説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1……系統制御計算機システム 2……操作卓 3……CRT装置 4……漢字プリンター 5……時計装置 6……電力系統模擬装置 7……パソコン 8……出力プリンター 9……時刻変更機能付き電力系統模擬装置 10……系統状態設定処理部 11……データ設定処理部 12……時刻設定処理部 13……時刻管理処理部 14……設定データ出力処理部 15……時刻管理ファイル 16……系統状態ファイル 17……設定データ保存ファイル 20……制御信号受信処理部 21……制御応答処理部 30……時刻読込み処理部 40……電力系統模擬インターフェース処理部 41……時計装置インターフェース処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の系統状態を取込んで記録デー
    タとして保存する機能を有するマンマシンインターフェ
    ースを備えた系統制御計算機システムにおいて、 前記記録データの中で時間管理の必要な電力系統の電圧
    や潮流状態の数値情報の設定及び記録データ収集時刻の
    範囲を設定してこれらのデータをファイルに保存するデ
    ータ設定処理手段と、このデータ設定処理手段により起
    動され、記録データ収集時刻の範囲に従って時刻を管理
    する時刻管理処理手段と、この時刻管理処理手段により
    起動され、前記ファイルに保存された電力系統状態のデ
    ータをもとに電力系統データを作成して前記系統制御計
    算機システムに与えると共に、設定データ保存部に保存
    する系統状態設定処理手段と、前記時刻管理処理手段に
    より起動され、前記ファイルより時刻管理データを取込
    み、その時刻管理に従って前記系統制御計算機システム
    側の時計装置に出力すると共に、現在時刻を前記設定デ
    ータ保存部に保存する時刻設定処理手段と、前記時刻管
    理処理手段により起動され、前記設定データ保存部に保
    存されている電力系統データと時刻設定データとを取込
    んで電力系統データ及び時刻設定データを表示装置又は
    印字装置に出力する設定データ出力処理手段とを備え
    て、前記系統制御計算機システムの中で時間管理を必要
    とする記録データ収集処理機能を試験することを特徴と
    する時刻変更機能付き電力系統模擬装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の時刻変更機能付き電力
    系統模擬装置において、 系統制御計算機システムから伝送される制御信号を受信
    し、その制御信号を予め処理テーブルに保存されている
    電力系統状態から解析して系統状態データ及び時刻管理
    データをファイルに保存する制御信号受信処理手段を設
    け、 時刻管理処理手段は制御信号受信処理手段により起動さ
    れるとデータ設定処理手段により設定された制御応答試
    験の種別を判定し、その判定結果に応じた情報と前記フ
    ァイルより制御時間を取出して制御応答時間を求めると
    共に、その制御応答時間を時刻設定処理手段を経由して
    時計装置に出力して系統制御計算機システムの時刻を変
    更する機能を有し、系統状態設定処理手段は時刻管理処
    理手段により起動されると、ファイルに保存されている
    制御信号に対応した系統状態を制御応答として前記系統
    制御計算機システムに転送する機能を有し、系統制御計
    算機システムの中で時間管理を必要とする制御機能を試
    験することを特徴とする時刻変更機能付き電力系統模擬
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の時刻変更機能付き電力
    系統模擬装置において、 系統制御計算機システムから伝送される指令値を受けて
    ファイルへ格納する制御信号受信処理手段と時計装置か
    らの時刻を所定の周期で読込んで時刻管理処理手段に渡
    す時刻読込み処理手段とを設け、 時刻管理処理手段は時刻読込み処理手段を一定周期で起
    動して時計装置の現在時刻を読込んで、ファイルに保存
    されている制御時刻を取出し、時刻読込み処理手段が読
    込んだ現在時刻に最も近い未実施のスケジュール時刻を
    決定し、このスケジュール時刻より予定時間前の時刻を
    時刻設定処理手段を介して時計装置へ出力する機能を有
    し、系統状態設定処理手段は制御信号受信処理手段によ
    り起動されるとファイルより指令値を取出して系統制御
    計算機システムへ出力すると共に、次の制御応答処理を
    行うために時刻管理処理手段を起動する機能を有し、系
    統制御計算機システムの中で時間管理を必要とするスケ
    ジュール制御機能を試験することを特徴とする時刻変更
    機能付き電力系統模擬装置。
JP15695596A 1996-06-18 1996-06-18 時刻変更機能付き電力系統模擬装置 Pending JPH1014106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104677636A (zh) * 2015-01-29 2015-06-03 四川诚邦测控技术有限公司 一种基于发动机瞬态特性的综合性能测试系统

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