JPH1014240A - ハイブリッド直流送電設備の起動方法、及びその装置 - Google Patents
ハイブリッド直流送電設備の起動方法、及びその装置Info
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- JPH1014240A JPH1014240A JP8164610A JP16461096A JPH1014240A JP H1014240 A JPH1014240 A JP H1014240A JP 8164610 A JP8164610 A JP 8164610A JP 16461096 A JP16461096 A JP 16461096A JP H1014240 A JPH1014240 A JP H1014240A
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- Y02E60/60—Arrangements for transfer of electric power between AC networks or generators via a high voltage DC link [HVCD]
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】充電装置が不要であり、過電流で素子を破損さ
せることなく、かつ、適切な充電電圧が得られるハイブ
リッド直流送電設備を提供する。 【解決手段】直流送電線30a、30bを含む直流回路
の抵抗値R、リアクタアンスL、キャパシタンスCから
減衰率ζを演算し、減衰率ζと直流コンデンサの充電目
標値Vcrを用いて他励式変換器端の直流電圧Vdrを
充電演算回路400が演算する。また、交流系統より他
励式変換器1に供給される交流電圧実効値E2と、求め
た直流電圧Vdrとを用いて他励式変換器の制御角α1
を充電演算回路400が演算する。この制御角の点弧パ
ルスで他励式変換器を起動することにより、直流コンデ
ンサ28を充電目標値Vcrに充電することができる。
せることなく、かつ、適切な充電電圧が得られるハイブ
リッド直流送電設備を提供する。 【解決手段】直流送電線30a、30bを含む直流回路
の抵抗値R、リアクタアンスL、キャパシタンスCから
減衰率ζを演算し、減衰率ζと直流コンデンサの充電目
標値Vcrを用いて他励式変換器端の直流電圧Vdrを
充電演算回路400が演算する。また、交流系統より他
励式変換器1に供給される交流電圧実効値E2と、求め
た直流電圧Vdrとを用いて他励式変換器の制御角α1
を充電演算回路400が演算する。この制御角の点弧パ
ルスで他励式変換器を起動することにより、直流コンデ
ンサ28を充電目標値Vcrに充電することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流送電設備に関
し、特に、変換器として、他励式変換器と自励式変換器
を組み合わせて用いるハイブリッド直流送電設備に関す
るものである。
し、特に、変換器として、他励式変換器と自励式変換器
を組み合わせて用いるハイブリッド直流送電設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】直流送電システムは、順変換器により、
交流電流を直流電流に変換して送電し、送電された直流
電流を逆変換器により再び交流電流に変換して系統に供
給するシステムである。現在、順変換器および逆変換器
を他励式変換器で構成した設備が実用化されている。他
励式変換器は、サイリスタ等の自己消弧能力を持たない
素子によって構成されたものであり、低コストで順変換
器および逆変換器を構成できるという利点がある。しか
しながら、他励式変換器を逆変換器として用いた場合、
自己消弧能力を持たないために、落雷等の外乱によって
転流失敗を生じるおそれがあるということも知られてい
る。
交流電流を直流電流に変換して送電し、送電された直流
電流を逆変換器により再び交流電流に変換して系統に供
給するシステムである。現在、順変換器および逆変換器
を他励式変換器で構成した設備が実用化されている。他
励式変換器は、サイリスタ等の自己消弧能力を持たない
素子によって構成されたものであり、低コストで順変換
器および逆変換器を構成できるという利点がある。しか
しながら、他励式変換器を逆変換器として用いた場合、
自己消弧能力を持たないために、落雷等の外乱によって
転流失敗を生じるおそれがあるということも知られてい
る。
【0003】そのため、近年では、GTO(Gate
Turn Off)サイリスタ等の自己消弧能力をもつ
スイッチング素子の発達にともない、自己消弧型能力を
有する素子で変換器を構成する試みが行われている。こ
のような、自己消弧能力を有する変換器は、自励式変換
器と呼ばれている。
Turn Off)サイリスタ等の自己消弧能力をもつ
スイッチング素子の発達にともない、自己消弧型能力を
有する素子で変換器を構成する試みが行われている。こ
のような、自己消弧能力を有する変換器は、自励式変換
器と呼ばれている。
【0004】そこで、自励式変換器を逆変換器として用
い、順変換器を従来の他励式変換器で構成した直流送電
システムが考案されている。このようなシステムは、ハ
イブリッド直流送電システムと呼ばれている。
い、順変換器を従来の他励式変換器で構成した直流送電
システムが考案されている。このようなシステムは、ハ
イブリッド直流送電システムと呼ばれている。
【0005】一般的な、ハイブリッド直流送電システム
の構成は、特開昭58−51737号公報に記載されて
いる。自励式逆変換器は、直流電圧を交流に変換する電
圧型として用いられる。この場合、スイッチング素子に
直流電圧を印加するための電圧源が必要であり、この電
圧源として直流送電線に並列に接続したコンデンサを用
いている。
の構成は、特開昭58−51737号公報に記載されて
いる。自励式逆変換器は、直流電圧を交流に変換する電
圧型として用いられる。この場合、スイッチング素子に
直流電圧を印加するための電圧源が必要であり、この電
圧源として直流送電線に並列に接続したコンデンサを用
いている。
【0006】特開昭58ー51737号公報には、直流
送電システムの運転中の上記コンデンサの電圧を制御す
る2つの構成が記載されている。ひとつは、他励順変換
器の点弧パルスの制御角を変化させることにより、直流
送電システムの運転中の上記コンデンサの直流電圧を、
直流送電線を介して制御し、送電電力を自励式変換器の
変換する電流もしくは電力量によって制御する構成であ
る。もう一つは、自励式逆変換器の点弧パルスの制御角
を変化させることにより、交流系統から上記コンデンサ
に電力を供給し、コンデンサの直流電圧を所定値に保持
することにより、送電電力を他励式順変換器の変換する
電流もしくは電力量によって制御する構成である。
送電システムの運転中の上記コンデンサの電圧を制御す
る2つの構成が記載されている。ひとつは、他励順変換
器の点弧パルスの制御角を変化させることにより、直流
送電システムの運転中の上記コンデンサの直流電圧を、
直流送電線を介して制御し、送電電力を自励式変換器の
変換する電流もしくは電力量によって制御する構成であ
る。もう一つは、自励式逆変換器の点弧パルスの制御角
を変化させることにより、交流系統から上記コンデンサ
に電力を供給し、コンデンサの直流電圧を所定値に保持
することにより、送電電力を他励式順変換器の変換する
電流もしくは電力量によって制御する構成である。
【0007】これら2つの構成は、いずれも運転中のコ
ンデンサの電圧制御に関するものであるが、実際には、
上述のような運転を行うためには、起動前に、上記コン
デンサを予め初充電しておく必要がある。
ンデンサの電圧制御に関するものであるが、実際には、
上述のような運転を行うためには、起動前に、上記コン
デンサを予め初充電しておく必要がある。
【0008】また、初充電の際には、コンデンサの直流
電圧が、自励式逆変換器の変換する電圧になるため、自
励式変換器を安定に起動するためには直流コンデンサを
適切な電圧値になるように初充電しなければならない。
電圧が、自励式逆変換器の変換する電圧になるため、自
励式変換器を安定に起動するためには直流コンデンサを
適切な電圧値になるように初充電しなければならない。
【0009】そのため、従来、上記コンデンサを初充電
する方法として、交流系統から自励式逆変換器を一旦切
り離した上で、変圧器と整流回路と制限抵抗とで構成さ
れる充電装置をコンデンサに取り付け、別の電源から該
充電装置を介してコンデンサを充電する方法が知られて
いた。
する方法として、交流系統から自励式逆変換器を一旦切
り離した上で、変圧器と整流回路と制限抵抗とで構成さ
れる充電装置をコンデンサに取り付け、別の電源から該
充電装置を介してコンデンサを充電する方法が知られて
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
別電源から充電装置を介して上記コンデンサを充電する
方法は、電源と充電装置とが別途必要であり、コストが
かかるとともに、ごくまれに行われる初期充電のため
に、電源と充電装置とをメンテナンスしなければならな
いという問題がある。また、コンデンサの充電に必要な
時間が、電源と充電装置の能力とに依存するため、コス
トのかからない小さな電源と充電装置を用いた場合に
は、充電に長時間を要してしまう。
別電源から充電装置を介して上記コンデンサを充電する
方法は、電源と充電装置とが別途必要であり、コストが
かかるとともに、ごくまれに行われる初期充電のため
に、電源と充電装置とをメンテナンスしなければならな
いという問題がある。また、コンデンサの充電に必要な
時間が、電源と充電装置の能力とに依存するため、コス
トのかからない小さな電源と充電装置を用いた場合に
は、充電に長時間を要してしまう。
【0011】また、先に自励式逆変換器を交流系統に接
続し、自励式逆変換器内にGTOサイリスタと逆並列に
配置したダイオード(以下、「自励式逆変換器の並列ダイ
オード」と称する)を介して交流系統から直流コンデンサ
を初充電する方法も考えられる。これにより、前記充電
装置は不要となるが、直流コンデンサを充電していない
状態で自励式変換器を交流系統に接続するため、回路は
短絡状態となり、過電流が流れ、該逆変換器を構成する
素子の破損を生じる可能性がある。
続し、自励式逆変換器内にGTOサイリスタと逆並列に
配置したダイオード(以下、「自励式逆変換器の並列ダイ
オード」と称する)を介して交流系統から直流コンデンサ
を初充電する方法も考えられる。これにより、前記充電
装置は不要となるが、直流コンデンサを充電していない
状態で自励式変換器を交流系統に接続するため、回路は
短絡状態となり、過電流が流れ、該逆変換器を構成する
素子の破損を生じる可能性がある。
【0012】また、この方法では、直流コンデンサの充
電電圧は、自励式逆変換器と交流系統の間に配置されて
いる変圧器の直流側リアクタンス両端の電圧の大きさに
依存するために、交流系統の交流電圧値に応じた充電電
圧しか得られない問題もある。 本発明の目的は、自励
式逆変換器の直流コンデンサを初充電するため充電装置
が不要であり、過電流で素子を破損させることなく、か
つ、適切な充電電圧が得られるハイブリッド直流送電設
備を提供することにある。
電電圧は、自励式逆変換器と交流系統の間に配置されて
いる変圧器の直流側リアクタンス両端の電圧の大きさに
依存するために、交流系統の交流電圧値に応じた充電電
圧しか得られない問題もある。 本発明の目的は、自励
式逆変換器の直流コンデンサを初充電するため充電装置
が不要であり、過電流で素子を破損させることなく、か
つ、適切な充電電圧が得られるハイブリッド直流送電設
備を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、以下のようなハイブリッド直流送電設
備を提供する。
に、本発明では、以下のようなハイブリッド直流送電設
備を提供する。
【0014】すなわち、交流電力を直流電力に変換する
ための他励式変換器と、前記他励式変換器で変換された
直流電力を送電するための直流送電線と、前記直流送電
線で送電された直流電力を交流電力に変換するための自
励式変換器とを有し、前記自励式変換器は、自己消弧型
スイッチング素子と、前記自己消弧型スイッチング素子
に直流電圧を印加するための直流コンデンサとを備え、
前記直流コンデンサは、前記直流送電線に接続され、前
記直流コンデンサを前記他励式変換器の変換した直流電
力によって初充電するための制御角を演算する制御手段
と、前記制御角により点弧パルスを作成し、前記他励式
変換器に出力する制御信号出力手段とを有し、前記制御
手段は、前記直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧
に充電するために必要な前記他励式変換器端の直流電圧
と、前記他励式変換器に供給される交流電力の電圧実効
値とを用いて、前記他励式変換器を点弧するための制御
角を演算するハイブリッド直流送電設備である。
ための他励式変換器と、前記他励式変換器で変換された
直流電力を送電するための直流送電線と、前記直流送電
線で送電された直流電力を交流電力に変換するための自
励式変換器とを有し、前記自励式変換器は、自己消弧型
スイッチング素子と、前記自己消弧型スイッチング素子
に直流電圧を印加するための直流コンデンサとを備え、
前記直流コンデンサは、前記直流送電線に接続され、前
記直流コンデンサを前記他励式変換器の変換した直流電
力によって初充電するための制御角を演算する制御手段
と、前記制御角により点弧パルスを作成し、前記他励式
変換器に出力する制御信号出力手段とを有し、前記制御
手段は、前記直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧
に充電するために必要な前記他励式変換器端の直流電圧
と、前記他励式変換器に供給される交流電力の電圧実効
値とを用いて、前記他励式変換器を点弧するための制御
角を演算するハイブリッド直流送電設備である。
【0015】本発明のハイブリッド直流送電設備では、
直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧に充電するた
めに必要な、前記他励式変換器端の直流電圧を、直流送
電線の減衰率と充電目標電圧とから演算しておき、制御
手段は、この他励式変換器端に必要な直流電圧と、他励
式変換器に供給される交流電圧の実効値から制御角を演
算する。そして、この制御角を用いて、制御信号出力手
段が他励式変換器の点弧パルスを作成し、この点弧パル
スを用いて前記他励式変換器を起動する。これにより、
直流コンデンサを充電目標電圧に初充電することができ
る。
直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧に充電するた
めに必要な、前記他励式変換器端の直流電圧を、直流送
電線の減衰率と充電目標電圧とから演算しておき、制御
手段は、この他励式変換器端に必要な直流電圧と、他励
式変換器に供給される交流電圧の実効値から制御角を演
算する。そして、この制御角を用いて、制御信号出力手
段が他励式変換器の点弧パルスを作成し、この点弧パル
スを用いて前記他励式変換器を起動する。これにより、
直流コンデンサを充電目標電圧に初充電することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0017】まず、本発明の第1の実施の形態のハイブ
リッド直流送電設備について、図1を用いて説明する。
リッド直流送電設備について、図1を用いて説明する。
【0018】図1のように、本実施の形態のハイブリッ
ド直流送電設備は、直流送電線30a、30bと、他励
式変換器1と、自励式変換器2とを備えている。他励式
変換器1の直流端子には、直流送電線30a、30bの
交流系統11側の端部が接続される。また、自励式変換
器2の直流端子には、直流送電線30a、30bの交流
系統21側の端部が接続されている。交流系統11は、
発電機等の交流電力を供給する側の系統であり、交流系
統21は、負荷地等の交流電力を供給される側の系統で
ある。直流送電線30a、30bは、図1では、ごく短
く図示しているが、実際には、交流系統11と交流系統
21との間の地理的距離分の長さを有するものである。
ド直流送電設備は、直流送電線30a、30bと、他励
式変換器1と、自励式変換器2とを備えている。他励式
変換器1の直流端子には、直流送電線30a、30bの
交流系統11側の端部が接続される。また、自励式変換
器2の直流端子には、直流送電線30a、30bの交流
系統21側の端部が接続されている。交流系統11は、
発電機等の交流電力を供給する側の系統であり、交流系
統21は、負荷地等の交流電力を供給される側の系統で
ある。直流送電線30a、30bは、図1では、ごく短
く図示しているが、実際には、交流系統11と交流系統
21との間の地理的距離分の長さを有するものである。
【0019】他励式変換器1は、サイリスタ1001に
より構成され、交流系統11から、交流母線12、遮断
器14、変圧器15を介して供給される交流電流をスイ
ッチングすることにより直流電流に変換する。図1で
は、簡単のために他励式変換器1を構成するサイリスタ
1001として、ひとつのサイリスタのみを示している
が、実際には、交流系統11の相数分(本実施の形態で
は、3相分)配置する。
より構成され、交流系統11から、交流母線12、遮断
器14、変圧器15を介して供給される交流電流をスイ
ッチングすることにより直流電流に変換する。図1で
は、簡単のために他励式変換器1を構成するサイリスタ
1001として、ひとつのサイリスタのみを示している
が、実際には、交流系統11の相数分(本実施の形態で
は、3相分)配置する。
【0020】他励式変換器1には、サイリスタ1001
にそれぞれ制御信号を入力するための制御装置100が
接続されている。
にそれぞれ制御信号を入力するための制御装置100が
接続されている。
【0021】また、他励式変換器1と直流送電線30a
との間には、直流リアクタンス16を配置している。さ
らに、他励式変換器1と直流リアクタンス6との間に
は、他励式変換器1の制御に用いる直流電圧Vdを検出
するために、変圧器17が取り付けられている。他励式
変換器1と直流送電線30bとの間には、他励式変換器
1の制御に用いる直流電流Idを検出するための変流器
18が配置されている。
との間には、直流リアクタンス16を配置している。さ
らに、他励式変換器1と直流リアクタンス6との間に
は、他励式変換器1の制御に用いる直流電圧Vdを検出
するために、変圧器17が取り付けられている。他励式
変換器1と直流送電線30bとの間には、他励式変換器
1の制御に用いる直流電流Idを検出するための変流器
18が配置されている。
【0022】また、交流母線12と遮断器14との間に
は、他励式変換器1の制御に用いる交流電圧V1を検出
するための変圧器13が取り付けられている。
は、他励式変換器1の制御に用いる交流電圧V1を検出
するための変圧器13が取り付けられている。
【0023】自励式変換器2は、ゲートターンオフ(G
TO)サイリスタ1002と、GTOサイリスタ100
2に逆並列に接続されたダイオード1003と、直流コ
ンデンサ28とを有している。直流コンデンサ28は、
直流送電線30aと直流送電線30bとの間に配置され
る。また、図1では、簡単のために略しているが、GT
Oサイリスタ1002とダイオード1003は、交流系
統21の相数分(本実施の形態では、3相分)配置す
る。GTOサイリスタ1002は、直流コンデンサ28
の両端の直流電圧をスイッチングすることにより、交流
電圧を形成する。
TO)サイリスタ1002と、GTOサイリスタ100
2に逆並列に接続されたダイオード1003と、直流コ
ンデンサ28とを有している。直流コンデンサ28は、
直流送電線30aと直流送電線30bとの間に配置され
る。また、図1では、簡単のために略しているが、GT
Oサイリスタ1002とダイオード1003は、交流系
統21の相数分(本実施の形態では、3相分)配置す
る。GTOサイリスタ1002は、直流コンデンサ28
の両端の直流電圧をスイッチングすることにより、交流
電圧を形成する。
【0024】自励式変換器2には、GTOサイリスタ1
002に制御信号を入力するための制御装置200が接
続されている。
002に制御信号を入力するための制御装置200が接
続されている。
【0025】直流送電線30aと自励式変換器2との間
には、直流リアクタンス26が配置されている。また、
直流コンデンサ28には、GTOサイリスタ1002の
制御のための直流電圧Vcを検出するための変圧器27
が接続されている。
には、直流リアクタンス26が配置されている。また、
直流コンデンサ28には、GTOサイリスタ1002の
制御のための直流電圧Vcを検出するための変圧器27
が接続されている。
【0026】また、交流母線22と遮断器24との間に
は、GTOサイリスタ1002の制御のために交流電圧
V2、交流電流I2、有効電力P2、無効電力Q2を検
出するための変圧器23、変流器29、有効電力および
無効電力検出器207が配置されている。
は、GTOサイリスタ1002の制御のために交流電圧
V2、交流電流I2、有効電力P2、無効電力Q2を検
出するための変圧器23、変流器29、有効電力および
無効電力検出器207が配置されている。
【0027】制御装置100は、通常運転時における他
励式変換器1のサイリスタ1001の制御角を演算する
運転時演算回路104と、直流コンデンサ28を初充電
するための運転時における他励式変換器1のサイリスタ
1001の制御角を演算する充電演算回路400と、交
流電圧V1の位相角を検出する位相角検出回路105と
を備えている。また、制御装置100は、運転時制御角
104または充電演算回路400の演算した制御角が、
位相角検出回路の検出した位相角と一致した時点で、他
励式変換器1のサイリスタ1001に点弧信号を出力す
る比較器106と、スイッチ107を備えている。
励式変換器1のサイリスタ1001の制御角を演算する
運転時演算回路104と、直流コンデンサ28を初充電
するための運転時における他励式変換器1のサイリスタ
1001の制御角を演算する充電演算回路400と、交
流電圧V1の位相角を検出する位相角検出回路105と
を備えている。また、制御装置100は、運転時制御角
104または充電演算回路400の演算した制御角が、
位相角検出回路の検出した位相角と一致した時点で、他
励式変換器1のサイリスタ1001に点弧信号を出力す
る比較器106と、スイッチ107を備えている。
【0028】制御回路200は、通常運転時における自
励式変換器2のGTOサイリスタ1002の制御角を演
算して出力する制御回路である。
励式変換器2のGTOサイリスタ1002の制御角を演
算して出力する制御回路である。
【0029】制御回路100の運転時演算回路104
は、通常運転時に他励式変換器1が変換する電流を制御
するための制御角を演算する。一方、制御回路200
は、通常運転時において直流コンデンサ28の直流電圧
を予め定めた所定の電圧に保つための制御角を演算す
る。直流送電線30a、30bによって送電される電力
は、電流と電圧との積と等しい。本実施の形態では、他
励式変換器1が変換する電流の大きさによって送電電力
を制御する。
は、通常運転時に他励式変換器1が変換する電流を制御
するための制御角を演算する。一方、制御回路200
は、通常運転時において直流コンデンサ28の直流電圧
を予め定めた所定の電圧に保つための制御角を演算す
る。直流送電線30a、30bによって送電される電力
は、電流と電圧との積と等しい。本実施の形態では、他
励式変換器1が変換する電流の大きさによって送電電力
を制御する。
【0030】充電演算回路400の詳しい構成について
図2を用いてさらに説明する。
図2を用いてさらに説明する。
【0031】充電演算回路400は、直流送電線30
a、30bを含む回路の減衰率を演算する減衰率演算部
401と、充電時に必要な他励式変換器1端の直流電圧
Vdrを演算する直流電圧演算部402と、他励式変換
器1の交流側の実効電圧E2を演算する電圧換算部40
3と、実効電圧E2と直流電圧Vdrから他励式変換器
1の制御角を演算しこれを出力する制御角演算部404
とを備えている。
a、30bを含む回路の減衰率を演算する減衰率演算部
401と、充電時に必要な他励式変換器1端の直流電圧
Vdrを演算する直流電圧演算部402と、他励式変換
器1の交流側の実効電圧E2を演算する電圧換算部40
3と、実効電圧E2と直流電圧Vdrから他励式変換器
1の制御角を演算しこれを出力する制御角演算部404
とを備えている。
【0032】このような図1のハイブリッド直流送電設
備の起動時および通常運転時の動作について説明する。
備の起動時および通常運転時の動作について説明する。
【0033】自励式変換器2は、直流コンデンサ28両
端の直流電圧を、GTOサイリスタ1002によってス
イッチングすることにより、交流電圧に変換するととも
に、この直流コンデンサ28の電圧をダイオード100
3によって一定に保つ電圧型の変換器であるため、直流
コンデンサ28が適切な電圧値に充電されていない状態
では、動作することができない。そこで、起動時には、
まず直流コンデンサ28の初充電を行う必要がある。本
実施の形態では、立ち上げ動作として、他励式変換器1
を動作させて、他励式変換器1端に直流電圧Vdrを発
生させ、これにより直流コンデンサ28を予め定めた目
標電圧Vcrに充電する。この初充電の動作を図6のフ
ローを用いて以下説明する。
端の直流電圧を、GTOサイリスタ1002によってス
イッチングすることにより、交流電圧に変換するととも
に、この直流コンデンサ28の電圧をダイオード100
3によって一定に保つ電圧型の変換器であるため、直流
コンデンサ28が適切な電圧値に充電されていない状態
では、動作することができない。そこで、起動時には、
まず直流コンデンサ28の初充電を行う必要がある。本
実施の形態では、立ち上げ動作として、他励式変換器1
を動作させて、他励式変換器1端に直流電圧Vdrを発
生させ、これにより直流コンデンサ28を予め定めた目
標電圧Vcrに充電する。この初充電の動作を図6のフ
ローを用いて以下説明する。
【0034】まず、制御装置100のスイッチ107を
充電演算回路400側に切り換え、充電演算回路400
の各部に数6〜数10の演算を行わせることにより、他
励式変換器1の制御角α1を求める(ステップ601、
602)。
充電演算回路400側に切り換え、充電演算回路400
の各部に数6〜数10の演算を行わせることにより、他
励式変換器1の制御角α1を求める(ステップ601、
602)。
【0035】具体的には、減衰率演算部401は、直流
回路の抵抗R、直流リアクタンスL、キャパシタンス
C、および、数6から減衰率ζを演算する。
回路の抵抗R、直流リアクタンスL、キャパシタンス
C、および、数6から減衰率ζを演算する。
【0036】
【数6】
【0037】上記数6において、Rは、直流送電線30
a、30bの抵抗、Lは、直流リアクトル16および直
流送電線30a、30bのリアクタンスの合計値、Cは
直流コンデンサ28のキャパシタンスである。R、L、
Cは、予め計算により求めておいた値を用いる。
a、30bの抵抗、Lは、直流リアクトル16および直
流送電線30a、30bのリアクタンスの合計値、Cは
直流コンデンサ28のキャパシタンスである。R、L、
Cは、予め計算により求めておいた値を用いる。
【0038】この減衰率ζの計算は、一般的な2次遅れ
要素の減衰率の計算であり、例えば「自動制御理論」樋
口龍雄 著に記載されている方法を用いる。
要素の減衰率の計算であり、例えば「自動制御理論」樋
口龍雄 著に記載されている方法を用いる。
【0039】直流電圧演算部402は、数6によって求
めた減衰率ζと、直流コンデンサ28の予め定められた
充電目標値Vcrと、数7とを用いて、充電時に必要な
他励式変換器1端の直流電圧Vdrを求める。
めた減衰率ζと、直流コンデンサ28の予め定められた
充電目標値Vcrと、数7とを用いて、充電時に必要な
他励式変換器1端の直流電圧Vdrを求める。
【0040】
【数7】
【0041】減衰率ζの定義域は0≦ζ<1であり、ζ
=0の場合は数7からわかるようにVdr=Vcr/2
となる。また、減衰率がζ≧1の場合は、Vdr=Vc
rとすれば良い。よって、充電目標値Vcrに対する他
励式変換器端の直流電圧Vdrの値は、Vcr/2≦V
dr≦Vcrの範囲となる。
=0の場合は数7からわかるようにVdr=Vcr/2
となる。また、減衰率がζ≧1の場合は、Vdr=Vc
rとすれば良い。よって、充電目標値Vcrに対する他
励式変換器端の直流電圧Vdrの値は、Vcr/2≦V
dr≦Vcrの範囲となる。
【0042】また、電圧換算部403は、他励式変換器
1に取り込まれる交流電圧V1(3相)を変圧器13か
ら取り込んで、数8、数9を用いて変換用変圧器15の
直流側の電圧実効値E2に換算する。
1に取り込まれる交流電圧V1(3相)を変圧器13か
ら取り込んで、数8、数9を用いて変換用変圧器15の
直流側の電圧実効値E2に換算する。
【0043】
【数8】
【0044】
【数9】
【0045】上記数8において、Va1,Vb1,Vc
1は、交流電圧V1の3相交流電圧を、Vα1,Vβ1
は3相交流電圧をαβ相に変換した2相交流電圧を表わ
す。数8によって求めた2相交流電圧Vα1,Vβ1
は、各々位相が90度ずれた交流成分であり、数9によ
り直流側電圧実効値E2に換算される。なお、kは、変
換用変圧器15の電圧比を表わし、予め定められた値で
ある。
1は、交流電圧V1の3相交流電圧を、Vα1,Vβ1
は3相交流電圧をαβ相に変換した2相交流電圧を表わ
す。数8によって求めた2相交流電圧Vα1,Vβ1
は、各々位相が90度ずれた交流成分であり、数9によ
り直流側電圧実効値E2に換算される。なお、kは、変
換用変圧器15の電圧比を表わし、予め定められた値で
ある。
【0046】数7、9で求められた他励式変換器1端の
直流電圧Vdrと直流側電圧実効値E2は、制御角演算
部404に導かれ、数10により、直流コンデンサ28
を充電目標値Vcr(通常は直流コンデンサの定格電圧)
に充電するための、他励式変換器1のサイリスタ100
1の制御角α1が求められる。
直流電圧Vdrと直流側電圧実効値E2は、制御角演算
部404に導かれ、数10により、直流コンデンサ28
を充電目標値Vcr(通常は直流コンデンサの定格電圧)
に充電するための、他励式変換器1のサイリスタ100
1の制御角α1が求められる。
【0047】なお、nは、他励式変換器1の3相ブリッ
ジ回路の段数を表す。
ジ回路の段数を表す。
【0048】
【数10】
【0049】以上が、ステップ602である。ステップ
603では、比較器106が、充電演算回路400の求
めた制御角α1をスイッチ107を介して受け取る。そ
して、比較器106は、位相角検出回路105の検出し
た交流電圧V1の各相の位相角が制御角α1に一致した
場合に、他励式変換器1の3つのサイリスタ1001の
うち対応するサイリスタを点弧する制御パルス信号を出
力する。また、ステップ604では、ステップ603の
制御パルスで他励式変換器1を起動する。これにより、
数10で求めた制御角α1に応じて、他励式変換器1端
に、上述の直流電圧Vdr近傍の直流電圧Vdが発生す
る。このとき、図3のように、直流コンデンサ28の電
圧Vcは、数6で用いたリアクタンスLとキャパシタン
スCの時定数をもって充電され、直流電流Idが零にな
った時点で充電目標値Vcrに達する。これにより、直
流コンデンサ28を予め定めた充電目標値Vcrに充電
することができる。
603では、比較器106が、充電演算回路400の求
めた制御角α1をスイッチ107を介して受け取る。そ
して、比較器106は、位相角検出回路105の検出し
た交流電圧V1の各相の位相角が制御角α1に一致した
場合に、他励式変換器1の3つのサイリスタ1001の
うち対応するサイリスタを点弧する制御パルス信号を出
力する。また、ステップ604では、ステップ603の
制御パルスで他励式変換器1を起動する。これにより、
数10で求めた制御角α1に応じて、他励式変換器1端
に、上述の直流電圧Vdr近傍の直流電圧Vdが発生す
る。このとき、図3のように、直流コンデンサ28の電
圧Vcは、数6で用いたリアクタンスLとキャパシタン
スCの時定数をもって充電され、直流電流Idが零にな
った時点で充電目標値Vcrに達する。これにより、直
流コンデンサ28を予め定めた充電目標値Vcrに充電
することができる。
【0050】充電の完了は、変圧器17の電圧Vdが、
直流コンデンサ28の充電目標値Vcrに一致したこ
と、もしくは、変流器18の電流Idが0になったこと
を検出することにより判別することができる。充電の完
了の判別をユーザが行い、他励式変換器1を停止させ、
スイッチ107を運転時演算回路104に切り換える
(ステップ606、607)構成にすることが可能であ
るし、電圧VdおよびIdを通常運転時の演算のために
取り込む運転時演算回路104が、Vd=Vcrまたは
Id=0を検出して充電の完了を判別し、スイッチ10
7を切り換える構成にすることも可能である。
直流コンデンサ28の充電目標値Vcrに一致したこ
と、もしくは、変流器18の電流Idが0になったこと
を検出することにより判別することができる。充電の完
了の判別をユーザが行い、他励式変換器1を停止させ、
スイッチ107を運転時演算回路104に切り換える
(ステップ606、607)構成にすることが可能であ
るし、電圧VdおよびIdを通常運転時の演算のために
取り込む運転時演算回路104が、Vd=Vcrまたは
Id=0を検出して充電の完了を判別し、スイッチ10
7を切り換える構成にすることも可能である。
【0051】以上により、直流コンデンサ28を予め定
めた電圧Vcrに充電することができ、通常運転への切
換が完了する。
めた電圧Vcrに充電することができ、通常運転への切
換が完了する。
【0052】通常運転の動作は、直流コンデンサ28が
充電された状態で、他励式変換器1、自励式変換器2を
運転することにより実行できる。通常運転時の他励式変
換器1を点弧するための制御角は、運転時演算回路10
4によって演算される。比較器106は、位相角検出回
路105の検出する交流電圧V1の位相角が、運転時演
算回路104の演算した制御角と一致した場合に制御パ
ルスを出力する。
充電された状態で、他励式変換器1、自励式変換器2を
運転することにより実行できる。通常運転時の他励式変
換器1を点弧するための制御角は、運転時演算回路10
4によって演算される。比較器106は、位相角検出回
路105の検出する交流電圧V1の位相角が、運転時演
算回路104の演算した制御角と一致した場合に制御パ
ルスを出力する。
【0053】運転時演算回路104は、変流器18が検
出する電流Idおよび変圧器17が検出電圧Vdによ
り、他励式変換器1が変換する電力を求め、これが予め
定めた電力基準よりも小さい場合には、制御角を進み方
向に変化させる。これにより、他励式変換器1端の電圧
が大きくなり、他励式変換器1から自励式変換器2へ向
かう電流が増大する。逆に、他励式変換器1が変換する
電力が、予め定めた電力基準より大きい場合には、制御
角を遅れ方向に変化させる。これにより、他励式変換器
1端の電圧は小さくなり、他励式変換器1から自励式変
換器2へ向かう電流は減少する。
出する電流Idおよび変圧器17が検出電圧Vdによ
り、他励式変換器1が変換する電力を求め、これが予め
定めた電力基準よりも小さい場合には、制御角を進み方
向に変化させる。これにより、他励式変換器1端の電圧
が大きくなり、他励式変換器1から自励式変換器2へ向
かう電流が増大する。逆に、他励式変換器1が変換する
電力が、予め定めた電力基準より大きい場合には、制御
角を遅れ方向に変化させる。これにより、他励式変換器
1端の電圧は小さくなり、他励式変換器1から自励式変
換器2へ向かう電流は減少する。
【0054】一方、制御回路200は、有効電力無効電
力検出器207の検出した有効電力P2、および、直流
コンデンサ28端の直流電圧Vcのうちのいずれかと、
無効電力Q2と、交流系統21の電圧V2と、交流電流
I2とを用いて、自励式変換器2のGTOサイリスタ1
002を点弧する制御角を演算し、交流系統の電圧V2
の位相角が制御角と一致した場合に点弧パルスを出力す
る。また、位相角が180度の場合に消弧パルスを出力
する。
力検出器207の検出した有効電力P2、および、直流
コンデンサ28端の直流電圧Vcのうちのいずれかと、
無効電力Q2と、交流系統21の電圧V2と、交流電流
I2とを用いて、自励式変換器2のGTOサイリスタ1
002を点弧する制御角を演算し、交流系統の電圧V2
の位相角が制御角と一致した場合に点弧パルスを出力す
る。また、位相角が180度の場合に消弧パルスを出力
する。
【0055】自励式変換器2の制御角は、直流コンデン
サ28端の直流電圧Vcが予め定めた目標電圧Vcrよ
りも小さいときには、自励式変換器2を点弧する制御角
を遅れ方向に変化させる。これにより、自励式変換器2
の交流端子に発生する交流電圧の位相は、交流系統21
の電圧の位相よりも遅れる。この結果、変圧器25の直
流側リアクタンスの両端の相差角によって電力が、交流
系統21側から自励式変換器2に向かって流れる。ダイ
オード1003は、この電力による電流を、直流コンデ
ンサ28を充電する方向に流し、直流コンデンサ28を
充電し、直流電圧Vcが上昇する。逆に、直流コンデン
サ28端の直流電圧Vcが予め定めた目標電圧Vcrよ
りも大きいときには、自励式変換器2を点弧する制御角
を進み方向に変化させる。これにより、自励式変換器2
の交流端子に発生する交流電圧の位相は、交流系統21
の電圧の位相よりも進み、自励式変換器2から交流系統
21に向かって電力が流れ、直流コンデンサ28の電圧
Vcが下がる。これにより、直流コンデンサ28の電圧
Vcを目標電圧Vcrに保持することができる。
サ28端の直流電圧Vcが予め定めた目標電圧Vcrよ
りも小さいときには、自励式変換器2を点弧する制御角
を遅れ方向に変化させる。これにより、自励式変換器2
の交流端子に発生する交流電圧の位相は、交流系統21
の電圧の位相よりも遅れる。この結果、変圧器25の直
流側リアクタンスの両端の相差角によって電力が、交流
系統21側から自励式変換器2に向かって流れる。ダイ
オード1003は、この電力による電流を、直流コンデ
ンサ28を充電する方向に流し、直流コンデンサ28を
充電し、直流電圧Vcが上昇する。逆に、直流コンデン
サ28端の直流電圧Vcが予め定めた目標電圧Vcrよ
りも大きいときには、自励式変換器2を点弧する制御角
を進み方向に変化させる。これにより、自励式変換器2
の交流端子に発生する交流電圧の位相は、交流系統21
の電圧の位相よりも進み、自励式変換器2から交流系統
21に向かって電力が流れ、直流コンデンサ28の電圧
Vcが下がる。これにより、直流コンデンサ28の電圧
Vcを目標電圧Vcrに保持することができる。
【0056】このように、通常運転時には、自励式変換
器2が直流コンデンサ28端の直流電圧を一定に保ち、
他励式変換器1が直流電流値Idを制御することによ
り、両者の積で表される送電電力を制御することができ
る。
器2が直流コンデンサ28端の直流電圧を一定に保ち、
他励式変換器1が直流電流値Idを制御することによ
り、両者の積で表される送電電力を制御することができ
る。
【0057】上述のように、本発明の第1の実施の形態
のハイブリッド直流送電設備では、自励式変換器の直流
コンデンサを充電するために、充電回路や電源を別途用
意する必要がない。しかも、交流系統21の電圧に左右
されることなく充電目標電圧Vcrに直流コンデンサ2
8を充電することができる。また、初充電時に、直流コ
ンデンサ28が充電されていない自励式変換器2を交流
系統21に接続する必要がないため、過電流によって自
励式変換器2の素子を破壊するおそれもない。さらに、
初充電時に、交流系統21に交流電圧が流れているかど
うかに関わりなく、自励式変換器2の直流コンデンサ2
8を充電することができる。
のハイブリッド直流送電設備では、自励式変換器の直流
コンデンサを充電するために、充電回路や電源を別途用
意する必要がない。しかも、交流系統21の電圧に左右
されることなく充電目標電圧Vcrに直流コンデンサ2
8を充電することができる。また、初充電時に、直流コ
ンデンサ28が充電されていない自励式変換器2を交流
系統21に接続する必要がないため、過電流によって自
励式変換器2の素子を破壊するおそれもない。さらに、
初充電時に、交流系統21に交流電圧が流れているかど
うかに関わりなく、自励式変換器2の直流コンデンサ2
8を充電することができる。
【0058】また、本実施の形態の構成では、直流導電
線30a、30bの減衰率やリアクタンスを考慮して、
他励式変換器1の制御角を求めているため、直流コンデ
ンサ28の電圧Vcを精度よく充電目標電圧Vcrに充
電することができる。
線30a、30bの減衰率やリアクタンスを考慮して、
他励式変換器1の制御角を求めているため、直流コンデ
ンサ28の電圧Vcを精度よく充電目標電圧Vcrに充
電することができる。
【0059】さらに、本実施の形態の構成では、直流コ
ンデンサ28の電圧Vcが充電目標電圧Vcrに達した
かどうかを他励式変換器1端の直流電圧Vdや直流電流
Idのみで判別できる。よって、自励式変換器2の直流
コンデンサ28の電圧Vcを、自励式変換器2とは距離
が離れている他励式変換器1側に送信することなく充電
完了を判別できる。
ンデンサ28の電圧Vcが充電目標電圧Vcrに達した
かどうかを他励式変換器1端の直流電圧Vdや直流電流
Idのみで判別できる。よって、自励式変換器2の直流
コンデンサ28の電圧Vcを、自励式変換器2とは距離
が離れている他励式変換器1側に送信することなく充電
完了を判別できる。
【0060】また、上述の図2の充電演算回路400の
構成では、減衰率演算部401と直流電圧演算部402
により、初充電のたびに減衰率ζを求め、さらに他励式
変換器1端に必要な直流電圧Vdrを求める構成であっ
た。しかしながら、直流電圧Vdrは、直流送電設備の
回路構成に変化がない限り一定であるため、Vdrを予
め計算により求めておき、Vdrの値を予め代入した数
10を用いて制御角演算部404が制御角を演算する構
成にすることもできる。その場合には、充電演算回路4
00を、減衰率演算部401および直流電圧演算部40
2を備えない構成にすることが可能である。
構成では、減衰率演算部401と直流電圧演算部402
により、初充電のたびに減衰率ζを求め、さらに他励式
変換器1端に必要な直流電圧Vdrを求める構成であっ
た。しかしながら、直流電圧Vdrは、直流送電設備の
回路構成に変化がない限り一定であるため、Vdrを予
め計算により求めておき、Vdrの値を予め代入した数
10を用いて制御角演算部404が制御角を演算する構
成にすることもできる。その場合には、充電演算回路4
00を、減衰率演算部401および直流電圧演算部40
2を備えない構成にすることが可能である。
【0061】また、充電演算回路400の動作は、制御
角の演算とスイッチ107の切換指示と、他励式変換器
1の運転指示により構成されるため、充電演算回路40
0を図6のフローチャートに示した動作を実行するソフ
トウエアにより構成することができる。この場合には、
運転時演算回路104と充電演算回路400とを、CP
Uと、プログラムを格納するROMと、A/D変換器、
D/A変換器等により簡単に構成することが可能であ
る。ROMには、運転時演算回路104と充電演算回路
400の動作を実行するためのプログラムを予め格納し
ておく。このプログラムを、CPUが読み込んで、演算
を実行することにより、充電と運転時の動作を実現でき
る。
角の演算とスイッチ107の切換指示と、他励式変換器
1の運転指示により構成されるため、充電演算回路40
0を図6のフローチャートに示した動作を実行するソフ
トウエアにより構成することができる。この場合には、
運転時演算回路104と充電演算回路400とを、CP
Uと、プログラムを格納するROMと、A/D変換器、
D/A変換器等により簡単に構成することが可能であ
る。ROMには、運転時演算回路104と充電演算回路
400の動作を実行するためのプログラムを予め格納し
ておく。このプログラムを、CPUが読み込んで、演算
を実行することにより、充電と運転時の動作を実現でき
る。
【0062】つぎに、本発明の第2の実施の形態のハイ
ブリッド直流送電設備について、図4を用いて説明す
る。
ブリッド直流送電設備について、図4を用いて説明す
る。
【0063】図4の構成は、第1の実施の形態の図1の
直流送電設備とほぼ同様の構成であるが、直流送電線3
0a、30bを、他励式変換器1の直流端子を図1とは
逆に接続可能にするための極性切替スイッチ1401を
配置したものである。図4において、極性切替スイッチ
1401を操作して直流送電線30a、30bと他励式
変換器1との接続を図1と同じ状態にした場合には、第
1の実施の形態で説明したように、他励式変換器1を順
変換器として作用させ、自励式変換器2を逆変換器と作
用させて、交流系統11から交流系統21へ送電する構
成となる。
直流送電設備とほぼ同様の構成であるが、直流送電線3
0a、30bを、他励式変換器1の直流端子を図1とは
逆に接続可能にするための極性切替スイッチ1401を
配置したものである。図4において、極性切替スイッチ
1401を操作して直流送電線30a、30bと他励式
変換器1との接続を図1と同じ状態にした場合には、第
1の実施の形態で説明したように、他励式変換器1を順
変換器として作用させ、自励式変換器2を逆変換器と作
用させて、交流系統11から交流系統21へ送電する構
成となる。
【0064】逆に、極性切替スイッチ1401を操作し
て、他励式変換器1の直流端子に、直流送電線30a、
30bを図1とは逆に接続した場合には、他励式変換器
1を逆変換器として作用させ、自励式変換器2を順変換
器として作用させて、交流系統21から交流系統11へ
送電することができる。
て、他励式変換器1の直流端子に、直流送電線30a、
30bを図1とは逆に接続した場合には、他励式変換器
1を逆変換器として作用させ、自励式変換器2を順変換
器として作用させて、交流系統21から交流系統11へ
送電することができる。
【0065】交流系統21から交流系統11へ送電させ
る運転を行う場合にも、直流コンデンサ28は、第1の
実施の形態と同じ極性で充電を行う必要がある。そのた
め、初充電の前に、極性切替スイッチ1401を操作し
て、他励式変換器1と直流送電線30a、30bとの接
続を図1と同じ向きに接続して、第1の実施の形態と同
じように初充電を行った後、再び、極性切替スイッチ1
401を操作して、他励式変換器1と直流送電線30
a、30bとの接続を図1とは逆向きにする。これによ
り、交流系統21から交流系統11への送電が可能にな
る。
る運転を行う場合にも、直流コンデンサ28は、第1の
実施の形態と同じ極性で充電を行う必要がある。そのた
め、初充電の前に、極性切替スイッチ1401を操作し
て、他励式変換器1と直流送電線30a、30bとの接
続を図1と同じ向きに接続して、第1の実施の形態と同
じように初充電を行った後、再び、極性切替スイッチ1
401を操作して、他励式変換器1と直流送電線30
a、30bとの接続を図1とは逆向きにする。これによ
り、交流系統21から交流系統11への送電が可能にな
る。
【0066】このように、図4のような構成にすること
により、双方向送電が可能になる。
により、双方向送電が可能になる。
【0067】次に、本発明の第3の実施の形態のハイブ
リッド直流送電設備について図5を用いて説明する。
リッド直流送電設備について図5を用いて説明する。
【0068】図5の直流送電設備は、他励式変換器1と
自励式変換器2,3を組み合わせた多端子ハイブリッド
直流送電設備である。第二の逆変換器として、直流コン
デンサ38を備える自励式変換器3、変換用変圧器3
5、直流リアクトル36が配置されている。これらは、
直流送電線30a、30bと並列に配置される直流送電
線30c、30dに接続される。第2の逆変換器は、交
流系統31と、交流母線32、遮断器34を介して接続
される。また、自励式変換器3には、制御角を制御する
制御装置300が接続される。
自励式変換器2,3を組み合わせた多端子ハイブリッド
直流送電設備である。第二の逆変換器として、直流コン
デンサ38を備える自励式変換器3、変換用変圧器3
5、直流リアクトル36が配置されている。これらは、
直流送電線30a、30bと並列に配置される直流送電
線30c、30dに接続される。第2の逆変換器は、交
流系統31と、交流母線32、遮断器34を介して接続
される。また、自励式変換器3には、制御角を制御する
制御装置300が接続される。
【0069】図5の構成では、初充電時に、他励式変換
器1から二つの自励式変換器2、3の直流コンデンサ2
8,38を同時に充電でき、各々の充電装置が不要にな
る。さらに三つ以上の自励式変換器で構成される場合に
ついても同様である。
器1から二つの自励式変換器2、3の直流コンデンサ2
8,38を同時に充電でき、各々の充電装置が不要にな
る。さらに三つ以上の自励式変換器で構成される場合に
ついても同様である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、自励式逆変換器の直流
コンデンサを初充電するための充電装置が不要であり、
過電流で素子を破損させることなく、かつ、適切な充電
電圧が得られるハイブリッド直流送電設備を提供するこ
とができる。
コンデンサを初充電するための充電装置が不要であり、
過電流で素子を破損させることなく、かつ、適切な充電
電圧が得られるハイブリッド直流送電設備を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施の形態のハイブリッド直流送電
設備の構成を示すブロック図。
設備の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す充電演算回路400の詳細なブロッ
ク図。
ク図。
【図3】図1の直流コンデンサ28の初充電の動作を説
明するグラフ。
明するグラフ。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図6】図1の直流コンデンサ28の初充電の動作を説
明するフローチャート。
明するフローチャート。
1…他励式変換器、2,3…自励式変換器、11,2
1,31…交流系統、12,22,32…交流母線、1
3,23,17,27…変圧器、14,24,34…遮
断器、15,25,35…変換用変圧器、16,26,
36…直流リアクトル、18,29…変流器、28,3
8…直流コンデンサ、30a,30b,30c,30d
…直流送電線、100…他励式変換器の制御装置、20
0,300…自励式変換器の制御装置、104…運転時
演算回路、105…位相検出回路、106…比較器、4
01…減衰率演算部、402…直流電圧演算部、403
…電圧換算部、404…制御角演算部、1401…極性
切替スイッチ。
1,31…交流系統、12,22,32…交流母線、1
3,23,17,27…変圧器、14,24,34…遮
断器、15,25,35…変換用変圧器、16,26,
36…直流リアクトル、18,29…変流器、28,3
8…直流コンデンサ、30a,30b,30c,30d
…直流送電線、100…他励式変換器の制御装置、20
0,300…自励式変換器の制御装置、104…運転時
演算回路、105…位相検出回路、106…比較器、4
01…減衰率演算部、402…直流電圧演算部、403
…電圧換算部、404…制御角演算部、1401…極性
切替スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 良浩 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 田中 俊輔 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】交流電力を直流電力に変換するための他励
式変換器と、前記他励式変換器で変換された直流電力を
送電するための直流送電線と、前記直流送電線で送電さ
れた直流電力を交流電力に変換するための自励式変換器
とを有し、 前記自励式変換器は、自己消弧型スイッチング素子と、
前記自己消弧型スイッチング素子に直流電圧を印加する
ために直流コンデンサとを備え、 前記直流コンデンサは、直流送電線に接続され、 前記直流コンデンサを前記他励式変換器の変換した直流
電力によって初充電するための制御角を演算する制御手
段と、前記制御角により点弧パルスを作成し、前記他励
式変換器に出力する制御信号出力手段とを有し、 前記制御手段は、前記直流コンデンサを予め定めた充電
目標電圧に充電するために必要な前記他励式変換器端の
直流電圧と、前記他励式変換器に供給される交流電圧の
実効値とを用いて、前記他励式変換器を点弧するための
制御角を演算することを特徴とするハイブリッド直流送
電設備。 - 【請求項2】請求項1において、前記制御手段は、前記
他励式変換器端に必要な前記直流電圧Vdr、前記電圧
実効値をE2と、数1とにより、前記制御角α1を演算
することを特徴とするハイブリッド直流送電設備。 【数1】 ただし、nは、前記他励式変換器の有する3相ブリッジ
回路の段数である。 - 【請求項3】請求項1において、前記制御手段は、前記
他励式変換器端に必要な直流電圧Vdrを、数2を用い
て求める手段を有することを特徴とするハイブリッド直
流送電設備。 【数2】 ただし、 Lは、前記他励式変換器と前記直流コンデンサとの間に
存在する、直流送電線を含む回路のリアクタンス、 Rは、前記他励式変換器と前記直流コンデンサとの間に
存在する、直流送電線を含む回路の抵抗、 Cは、前記直流コンデンサのキャパシタンス、 Vcrは、予め定めた、前記直流コンデンサの充電目標
電圧である。 - 【請求項4】請求項1において、前記制御手段は、前記
他励式変換器に供給される交流電圧の実効値E2を、前
記他励式変換器に供給される3相の交流電圧および数3
を用いて求める手段を有することを特徴とするハイブリ
ッド直流送電設備。 【数3】 ただし、 Va1,Vb1,Vc1は、それぞれ、前記他励式変換器に供
給される3相の交流電圧、 kは、前記他励式変換器に接続された変換用変圧器の電
圧比である。 - 【請求項5】請求項1において、前記他励式変換器の通
常運転時の制御角を演算する通常運転時制御手段と、前
記直流コンデンサの充電が完了したかどうかを判別する
判別手段と、前記判別手段が充電完了を判別した場合に
は、前記通常運転時制御手段の演算した制御角を前記制
御信号出力手段に入力する切替手段とをさらに有し、 前記判別手段は、前記他励式変換器端の直流電圧が前記
直流コンデンサの充電目標電圧と一致した場合、もしく
は、前記直流送電線を流れる直流電流が0になった場合
に、前記充電完了と判別することを特徴とするハイブリ
ッド直流送電設備。 - 【請求項6】請求項1において、前記他励式変換器と前
記直流送電線との間には、前記直流送電線と前記他励式
変換器との接続を逆極性に切り換える切替手段が配置さ
れていることを特徴とするハイブリッド直流送電設備。 - 【請求項7】自己消弧型スイッチング素子および直流コ
ンデンサを備えた電圧型自励式変換器と、他励式変換器
とを有するハイブリッド直流送電設備の他励式変換器の
制御装置であって、 前記直流コンデンサを前記他励式変換器の変換した直流
電力によって初充電するための制御角を演算する初充電
時制御手段と、 前記他励式変換器の通常運転時の制御角を演算する通常
運転時制御手段と、 前記制御角により点弧パルスを作成し、前記他励式変換
器に出力する制御信号出力手段と、 前記初充電時制御手段および通常運転時制御手段のいず
れかの演算した制御角を前記制御信号出力手段に受け渡
す切替手段とを有し、 前記初充電時制御手段は、前記直流コンデンサを予め定
めた充電目標電圧に充電するために前記他励式変換器端
に必要な直流電圧と、前記他励式変換器に供給される交
流電力の電圧実効値とを用いて、前記他励式変換器を点
弧するための制御角を演算することを特徴とするハイブ
リッド直流送電設備の他励式変換器の制御装置。 - 【請求項8】交流電力を直流電力に変換するための他励
式変換器と、前記他励式変換器で変換された直流電力を
送電するための直流送電線と、前記直流送電線で送電さ
れた直流電力を交流電力に変換するための自励式変換器
とを有し、前記自励式変換器は、自己消弧型スイッチン
グ素子と、前記直流送電線に接続された直流コンデンサ
とを備えるハイブリッド直流送電設備の起動方法であっ
て、 前記直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧に充電す
るために前記他励式変換器端に必要な直流電圧を、前記
直流送電線の減衰率と前記充電目標電圧とから演算する
第1のステップと、 前記他励式変換器端に必要な直流電圧と、前記他励式変
換器に供給される交流電圧の実効値とに基づいて、前記
他励式変換器の制御角を演算する第2のステップと、 前記制御角を用いて前記他励式変換器の点弧パルスを作
成し、この点弧パルスを用いて前記他励式変換器を起動
することにより、前記直流コンデンサを初充電する第3
のステップとを有することを特徴とするハイブリッド直
流送電設備の起動方法。 - 【請求項9】請求項8において、前記第1のステップで
は数4を用いて前記他励式変換器端に必要な直流電圧V
drを求め、前記第2のステップでは数5を用いて前記
制御角α1を求めることを特徴とするハイブリッド直流
送電設備の起動方法。 【数4】 【数5】 ただし、 ζは、前記他励式変換器と前記直流コンデンサとの間に
存在する、直流送電線を含む回路の減衰率、 Vcrは、前記直流コンデンサの充電目標電圧、 E2は、前記交流電圧の実効値、 nは、前記他励式変換器の有する3相ブリッジ回路の段
数である。 - 【請求項10】交流電力を直流電力に変換するための他
励式変換器と、前記他励式変換器で変換された直流電力
を送電するための直流送電線と、前記直流送電線で送電
された直流電力を交流電力に変換するための自励式変換
器とを有し、前記自励式変換器は、自己消弧型スイッチ
ング素子と、前記自己消弧型スイッチング素子に直流電
圧を印加するために、前記直流送電線に接続された直流
コンデンサとを備えるハイブリッド直流送電設備の起動
方法であって、 前記直流コンデンサを予め定めた充電目標電圧に充電す
るために前記他励式変換器端に必要な直流電圧と、前記
他励式変換器に供給される交流電圧の実効値とに基づい
て、前記他励式変換器の制御角を演算する第1のステッ
プと、 前記制御角を用いて前記他励式変換器の点弧パルスを作
成し、この点弧パルスを用いて前記他励式変換器を起動
することにより、前記直流コンデンサを初充電する第2
のステップとを有することを特徴とするハイブリッド直
流送電設備の起動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164610A JPH1014240A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ハイブリッド直流送電設備の起動方法、及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164610A JPH1014240A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ハイブリッド直流送電設備の起動方法、及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1014240A true JPH1014240A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15796465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8164610A Pending JPH1014240A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | ハイブリッド直流送電設備の起動方法、及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1014240A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103532161A (zh) * | 2013-09-23 | 2014-01-22 | 武汉大学 | 基于辅助电源的混合直流输电系统拓扑结构及启动方法 |
| KR20160017537A (ko) * | 2014-08-06 | 2016-02-16 | 엘에스산전 주식회사 | Hvdc 시스템 |
| US12068679B2 (en) | 2019-08-08 | 2024-08-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Power conversion device preventing overcurrent at the time of starting |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164610A patent/JPH1014240A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103532161A (zh) * | 2013-09-23 | 2014-01-22 | 武汉大学 | 基于辅助电源的混合直流输电系统拓扑结构及启动方法 |
| KR20160017537A (ko) * | 2014-08-06 | 2016-02-16 | 엘에스산전 주식회사 | Hvdc 시스템 |
| US12068679B2 (en) | 2019-08-08 | 2024-08-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Power conversion device preventing overcurrent at the time of starting |
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