JPH10146947A - 製版装置 - Google Patents
製版装置Info
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- JPH10146947A JPH10146947A JP30846496A JP30846496A JPH10146947A JP H10146947 A JPH10146947 A JP H10146947A JP 30846496 A JP30846496 A JP 30846496A JP 30846496 A JP30846496 A JP 30846496A JP H10146947 A JPH10146947 A JP H10146947A
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Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 室温が低い場合であっても、製版すべきスタ
ンプ用基板の表面の温度上昇を確実に実行でき、印面を
均一にする。 【解決手段】 透明板11の上に、画線部を有する光透
過性の原稿シート26と、カーボンブラックを分散させ
て含有し、且つ連続気泡を有してスタンプインキが含浸
可能な発泡樹脂材製のスタンプ用基板25とを重ねて、
その上から中蓋10、中間蓋9、外蓋8を介して押圧す
る一方、透明板11の下方に配置した反射体14内凹所
13に閃光光源体16を設け、ケース4内に配置した温
度センサ48の検出値に応じて、温度が低い場合には複
数回の閃光動作を実行する。
ンプ用基板の表面の温度上昇を確実に実行でき、印面を
均一にする。 【解決手段】 透明板11の上に、画線部を有する光透
過性の原稿シート26と、カーボンブラックを分散させ
て含有し、且つ連続気泡を有してスタンプインキが含浸
可能な発泡樹脂材製のスタンプ用基板25とを重ねて、
その上から中蓋10、中間蓋9、外蓋8を介して押圧す
る一方、透明板11の下方に配置した反射体14内凹所
13に閃光光源体16を設け、ケース4内に配置した温
度センサ48の検出値に応じて、温度が低い場合には複
数回の閃光動作を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続気泡を有し、
スタンプインキが含浸可能な多孔性シートと所望の画線
部を有する光透過性の原稿シートとを重ねて原稿シート
側から光照射することにより、多孔性シートの表面に前
記画線部に対するインキ滲出部と非画線部に対するイン
キ非滲出部とを形成するための製版装置の構造に関する
ものである。
スタンプインキが含浸可能な多孔性シートと所望の画線
部を有する光透過性の原稿シートとを重ねて原稿シート
側から光照射することにより、多孔性シートの表面に前
記画線部に対するインキ滲出部と非画線部に対するイン
キ非滲出部とを形成するための製版装置の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハガキ等の印刷媒体に絵、文
字等の所望の印像を印刷するためには、スタンプ等の各
種印刷装置が利用されている。このうち、特開平7−2
85258号公報では連続気泡を有してスタンプインキ
を含浸可能なシートの表面に、所望の印影原稿の鏡像と
なるインキ滲出部と、連続気泡を塞いだインキ非滲出部
とからなる印面を形成した印版を使用し、その印版のイ
ンキ滲出部に複数色のインキを直接吸入させ、この印版
表面にハガキ等の印刷媒体を押しつけて印刷するという
多色スタンプの製造方法が提案されている。
字等の所望の印像を印刷するためには、スタンプ等の各
種印刷装置が利用されている。このうち、特開平7−2
85258号公報では連続気泡を有してスタンプインキ
を含浸可能なシートの表面に、所望の印影原稿の鏡像と
なるインキ滲出部と、連続気泡を塞いだインキ非滲出部
とからなる印面を形成した印版を使用し、その印版のイ
ンキ滲出部に複数色のインキを直接吸入させ、この印版
表面にハガキ等の印刷媒体を押しつけて印刷するという
多色スタンプの製造方法が提案されている。
【0003】前記公報において、所定の印影原稿の鏡像
となるインキ滲出部と、連続気泡を塞いだインキ非滲出
部とからなる印面を形成した印版を製造(製版)する第
1の方法として、連続気泡を有してスタンプインキ含浸
可能な素材シート(多孔性シート)の表面に熱転写用シ
ートを重ね、その上に所望の印影を有する原稿シートを
鏡像となるように重ね、該素材シートを圧縮した状態で
原稿シートの上方より赤外線を照射することより、素材
シートの表面に熱転写性インキの転写部と非転写部とを
形成し、転写部がインキ非滲出部となり、非転写部がイ
ンキ滲出部となる印面を有するようにすることが開示さ
れている。
となるインキ滲出部と、連続気泡を塞いだインキ非滲出
部とからなる印面を形成した印版を製造(製版)する第
1の方法として、連続気泡を有してスタンプインキ含浸
可能な素材シート(多孔性シート)の表面に熱転写用シ
ートを重ね、その上に所望の印影を有する原稿シートを
鏡像となるように重ね、該素材シートを圧縮した状態で
原稿シートの上方より赤外線を照射することより、素材
シートの表面に熱転写性インキの転写部と非転写部とを
形成し、転写部がインキ非滲出部となり、非転写部がイ
ンキ滲出部となる印面を有するようにすることが開示さ
れている。
【0004】また第2の方法としては、連続気泡を有し
てスタンプインキ含浸可能な素材シートの表面に、カー
ボン及び高分子物質からなる群から選ばれた少なくとも
1種からなる加熱板を重ね、さらに、吸液性不透明シー
トからなる所望の印影を有する原稿シートに難揮発物質
を浸透させて印影原稿像が鏡像となるように重ね、次に
原稿シート側より赤外線を含む閃光を照射することによ
り、印影原稿像以外の部分に対応する加熱板が発熱して
素材シートの表面を溶融してインキ非滲出部となり、一
方、印影原稿像に対応する素材シートの表面は溶融しな
いでインキ滲出部となる印面を有するようにすることが
開示されている。
てスタンプインキ含浸可能な素材シートの表面に、カー
ボン及び高分子物質からなる群から選ばれた少なくとも
1種からなる加熱板を重ね、さらに、吸液性不透明シー
トからなる所望の印影を有する原稿シートに難揮発物質
を浸透させて印影原稿像が鏡像となるように重ね、次に
原稿シート側より赤外線を含む閃光を照射することによ
り、印影原稿像以外の部分に対応する加熱板が発熱して
素材シートの表面を溶融してインキ非滲出部となり、一
方、印影原稿像に対応する素材シートの表面は溶融しな
いでインキ滲出部となる印面を有するようにすることが
開示されている。
【0005】これらの製版方法においては、光照射側
に、アクリル透明板等の支持板上に原稿シートを載置
し、次いで、その上に熱転写用シートや加熱板を重ね、
さらにその上に多孔性シートを重ねて、その上方を押圧
板により押圧力を掛けた状態にして、前記支持板側から
閃光を発射するようにしている。
に、アクリル透明板等の支持板上に原稿シートを載置
し、次いで、その上に熱転写用シートや加熱板を重ね、
さらにその上に多孔性シートを重ねて、その上方を押圧
板により押圧力を掛けた状態にして、前記支持板側から
閃光を発射するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冬季等
のように、室温が低い環境にて1回限りの光照射した場
合、その照射した光エネルギーのかなりの部分が他の部
材や空気の昇温に消費されてしまい、前記熱転写用シー
トや加熱板に充分な熱エネルギーを付与することができ
ず、結果として多孔性シートの表面のうち、印影原稿像
以外の部分に対応する箇所の発熱が不十分となり、素材
シートの表面の溶融が不完全となり、インキ非滲出部と
インキ滲出部との境界が不鮮明となり、製版不良とな
り、多孔性シートを無駄に消費するという問題があっ
た。
のように、室温が低い環境にて1回限りの光照射した場
合、その照射した光エネルギーのかなりの部分が他の部
材や空気の昇温に消費されてしまい、前記熱転写用シー
トや加熱板に充分な熱エネルギーを付与することができ
ず、結果として多孔性シートの表面のうち、印影原稿像
以外の部分に対応する箇所の発熱が不十分となり、素材
シートの表面の溶融が不完全となり、インキ非滲出部と
インキ滲出部との境界が不鮮明となり、製版不良とな
り、多孔性シートを無駄に消費するという問題があっ
た。
【0007】また、従来技術のフラッシュバルブによる
1回限りの閃光動作では、充電容量やその放電時間のば
らつき等のため、照射すべき光エネルギーにむらがで
き、製版結果にもむらが発生して良好な製版を確実に形
成できないという問題があった。本発明はこれらの従来
技術の問題点を解決するためになされたものであって、
良好な製版を確実に行える製版装置を提供することを目
的とするものである。
1回限りの閃光動作では、充電容量やその放電時間のば
らつき等のため、照射すべき光エネルギーにむらがで
き、製版結果にもむらが発生して良好な製版を確実に形
成できないという問題があった。本発明はこれらの従来
技術の問題点を解決するためになされたものであって、
良好な製版を確実に行える製版装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の製版装置は、連続気泡を有
してスタンプインキが含浸可能な多孔性シートからなる
スタンプ用基板と、所望の画線部を有する光透過性の原
稿シートとを透明板に重ねて押圧した状態にて、透明板
側から光照射することにより、スタンプ用基板の表面に
前記画線部に対するインキ滲出部と非画線部に対するイ
ンキ非滲出部とを形成するためのスタンプ製版装置にお
いて、透明板を挟んで前記原稿シートと反対側の位置に
は、閃光光源体を配置する一方、装置本体内には温度セ
ンサを配置し、当該温度センサの検出値に応じて、前記
閃光光源体の閃光回数を設定して閃光動作を実行するよ
うに制御する制御手段を備えたものである。
め、請求項1に記載の発明の製版装置は、連続気泡を有
してスタンプインキが含浸可能な多孔性シートからなる
スタンプ用基板と、所望の画線部を有する光透過性の原
稿シートとを透明板に重ねて押圧した状態にて、透明板
側から光照射することにより、スタンプ用基板の表面に
前記画線部に対するインキ滲出部と非画線部に対するイ
ンキ非滲出部とを形成するためのスタンプ製版装置にお
いて、透明板を挟んで前記原稿シートと反対側の位置に
は、閃光光源体を配置する一方、装置本体内には温度セ
ンサを配置し、当該温度センサの検出値に応じて、前記
閃光光源体の閃光回数を設定して閃光動作を実行するよ
うに制御する制御手段を備えたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の製版装置において、前記制御手段は、前記閃光
光源体による閃光を所定時間間隔毎に実行するように制
御することを特徴とする請求項1に記載の製版装置。そ
して、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項
2に記載の製版装置において、前記閃光光源体は、凹状
の反射体にて囲まれる部位と透明板との間に配置されて
いるものである。
に記載の製版装置において、前記制御手段は、前記閃光
光源体による閃光を所定時間間隔毎に実行するように制
御することを特徴とする請求項1に記載の製版装置。そ
して、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項
2に記載の製版装置において、前記閃光光源体は、凹状
の反射体にて囲まれる部位と透明板との間に配置されて
いるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明する。図1は本発明のスタンプ用基板を使
用してスタンプを製版し、その製版されたスタンプを使
ってはがき等に印刷するためのスタンプユニットを示す
概略側断面図、図2は可動蓋を開いた状態のスタンプユ
ニットの概略側断面図である。
について説明する。図1は本発明のスタンプ用基板を使
用してスタンプを製版し、その製版されたスタンプを使
ってはがき等に印刷するためのスタンプユニットを示す
概略側断面図、図2は可動蓋を開いた状態のスタンプユ
ニットの概略側断面図である。
【0011】図1及び図2において、スタンプユニット
1は、基本的に製版部2(スタンプユニット1における
上側)と印刷部3(スタンプユニット1の下側)とから
なり、製版部2と印刷部3とは分離可能に構成されてい
る。即ち、製版部2のケース4における両側面下部に設
けた付勢ばね付きロック爪5にて印刷部3の有底ケース
7の側面上側縁部に係脱することにより、有底ケース7
上にケース4を積み重ねて一体的としたり、ケース4か
ら有底ケース7を分離して有底ケース7上の物品を取り
出し、後述するように印刷作業させたりすることができ
るものである。
1は、基本的に製版部2(スタンプユニット1における
上側)と印刷部3(スタンプユニット1の下側)とから
なり、製版部2と印刷部3とは分離可能に構成されてい
る。即ち、製版部2のケース4における両側面下部に設
けた付勢ばね付きロック爪5にて印刷部3の有底ケース
7の側面上側縁部に係脱することにより、有底ケース7
上にケース4を積み重ねて一体的としたり、ケース4か
ら有底ケース7を分離して有底ケース7上の物品を取り
出し、後述するように印刷作業させたりすることができ
るものである。
【0012】まず、製版部2の構成について説明する
と、ケース4の上部には平面視四周の段差部12に平面
視ほぼ矩形状の透明アクリル板等の透明板11が取り外
し自在に載置されている。この透明板11の下方には、
段差部12を介して平面視略矩形状の凹所13を有する
反射体14設けられている。この反射体14の内面は、
光反射特性の優れた部材にて形成されている。前記凹所
13内には、前記反射体14の内面から上向きに突出す
る一対のブラケット15及びソケットを介して閃光光源
体16が着脱自在に装着されている。
と、ケース4の上部には平面視四周の段差部12に平面
視ほぼ矩形状の透明アクリル板等の透明板11が取り外
し自在に載置されている。この透明板11の下方には、
段差部12を介して平面視略矩形状の凹所13を有する
反射体14設けられている。この反射体14の内面は、
光反射特性の優れた部材にて形成されている。前記凹所
13内には、前記反射体14の内面から上向きに突出す
る一対のブラケット15及びソケットを介して閃光光源
体16が着脱自在に装着されている。
【0013】この閃光光源体16は、その軸線が後述す
るスタンプ用基板25の長手方向に沿って延びるように
配置し、当該スタンプ用基板25の幅方向のほぼ中心に
位置させることが好ましい。また、閃光光源体16には
キセノンランプまたはハロゲンランプが通常使用され
る。他方、前記ケース4の上部左右両側には、可動蓋で
ある外蓋8、中間蓋9、中蓋10が枢着ピン18,1
9,20を介してそれぞれ開閉自在に枢着されており、
中蓋10の下面には、後述するスタンプ用基板25と、
透明シート22と光透過性の原稿シート26とを重ねて
透明板11上面に均等の圧力で押圧するためのスポン
ジ、ゴム等の平板状の押圧部材27が貼着されている。
中間蓋9には、これを前記中蓋10の上面に配置すると
き、中蓋10の上面を複数箇所で均等に押圧するための
押圧膨出部28が一体的に形成されている。また、外蓋
8の外面には把手29を備えると共に、外蓋8の外面の
自由端側には、ケース4の穴状等の係合部30に係脱す
るためのフック31がねじりばね32を介して係合方向
に付勢するように装着されている。さらに、外蓋8に
は、これを前記中間蓋9の上面に重ねるとき、当該中間
蓋9をほぼ均等に押圧するための少なくとも2か所の押
圧膨出部33が形成されている。
るスタンプ用基板25の長手方向に沿って延びるように
配置し、当該スタンプ用基板25の幅方向のほぼ中心に
位置させることが好ましい。また、閃光光源体16には
キセノンランプまたはハロゲンランプが通常使用され
る。他方、前記ケース4の上部左右両側には、可動蓋で
ある外蓋8、中間蓋9、中蓋10が枢着ピン18,1
9,20を介してそれぞれ開閉自在に枢着されており、
中蓋10の下面には、後述するスタンプ用基板25と、
透明シート22と光透過性の原稿シート26とを重ねて
透明板11上面に均等の圧力で押圧するためのスポン
ジ、ゴム等の平板状の押圧部材27が貼着されている。
中間蓋9には、これを前記中蓋10の上面に配置すると
き、中蓋10の上面を複数箇所で均等に押圧するための
押圧膨出部28が一体的に形成されている。また、外蓋
8の外面には把手29を備えると共に、外蓋8の外面の
自由端側には、ケース4の穴状等の係合部30に係脱す
るためのフック31がねじりばね32を介して係合方向
に付勢するように装着されている。さらに、外蓋8に
は、これを前記中間蓋9の上面に重ねるとき、当該中間
蓋9をほぼ均等に押圧するための少なくとも2か所の押
圧膨出部33が形成されている。
【0014】なお、ケース4内には、図3に示すよう
に、閃光光源体16の作動を制御するための制御手段と
してのマイクロコンピュータ式の制御装置であるCPU
45が備えられており、制御のプログラムを格納させた
ROM(読み出し専用メモリ)46と、各種データを一
時的に記憶するRAM(随時読み書き可能メモリ)47
と、前記反射体14の外面等に取付けた温度センサ48
と、製版動作開始のための作動スイッチ49及び前記閃
光光源体16に電力を供給するための電源回路50等が
接続されている。
に、閃光光源体16の作動を制御するための制御手段と
してのマイクロコンピュータ式の制御装置であるCPU
45が備えられており、制御のプログラムを格納させた
ROM(読み出し専用メモリ)46と、各種データを一
時的に記憶するRAM(随時読み書き可能メモリ)47
と、前記反射体14の外面等に取付けた温度センサ48
と、製版動作開始のための作動スイッチ49及び前記閃
光光源体16に電力を供給するための電源回路50等が
接続されている。
【0015】なお、前記マイクロコンピュータ式の制御
装置に代えて、所定の電気的回路の組合せの構成による
制御装置であっても良い。次に、本発明のスタンプ用基
板25の構成およびそれを使用した製版方法を詳細に説
明する。第1実施例のスタンプ用基板25は、連続気泡
を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性を有する材
料に、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質
を分散させて含有するものであり、基本となる材料はポ
リオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂等の発泡樹脂材で、多孔性シートに形成した
とき可撓性(軟質性)を有することが好ましい。従っ
て、製版前のスタンプ用基板25の少なくとも広幅表面
25aには、連続気泡の気孔が全面にわたって露出して
いる(図4(a)参照)。
装置に代えて、所定の電気的回路の組合せの構成による
制御装置であっても良い。次に、本発明のスタンプ用基
板25の構成およびそれを使用した製版方法を詳細に説
明する。第1実施例のスタンプ用基板25は、連続気泡
を有し、スタンプインキが含浸可能な多孔性を有する材
料に、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質
を分散させて含有するものであり、基本となる材料はポ
リオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂等の発泡樹脂材で、多孔性シートに形成した
とき可撓性(軟質性)を有することが好ましい。従っ
て、製版前のスタンプ用基板25の少なくとも広幅表面
25aには、連続気泡の気孔が全面にわたって露出して
いる(図4(a)参照)。
【0016】また、ゴム系の材料を使用することも可能
である。スタンプ用基板25の厚さは1mm 〜 5mm程度で
ある。このように、カーボンブラックまたは光エネルギ
ー吸引性物質を含有することにより、この種のスタンプ
用基板25の表面側に光が照射されると加熱され、溶融
されて表面に露出する気孔が閉塞される性質を備えるこ
とになる。そして、前記圧縮状態でスタンプ用基板25
の表面側が溶融された後、固化して表面に露出した気孔
が閉塞し、インキ非滲出部となり、溶解しなかった部分
は前記気孔が表面に露出したインキ滲出部となる。
である。スタンプ用基板25の厚さは1mm 〜 5mm程度で
ある。このように、カーボンブラックまたは光エネルギ
ー吸引性物質を含有することにより、この種のスタンプ
用基板25の表面側に光が照射されると加熱され、溶融
されて表面に露出する気孔が閉塞される性質を備えるこ
とになる。そして、前記圧縮状態でスタンプ用基板25
の表面側が溶融された後、固化して表面に露出した気孔
が閉塞し、インキ非滲出部となり、溶解しなかった部分
は前記気孔が表面に露出したインキ滲出部となる。
【0017】含有されるカーボンブラックまたは光エネ
ルギー吸引性物質の重量比率は、実施例では、ポリウレ
タン系発泡樹脂に対し、カーボンブラックの含有率が1.
0 重量%〜1.5 重量%である。なお、カーボンブラック
の含有率はこれに限定されるものではなく、0.1 重量%
〜15重量%の範囲であれば良い。カーボンブラックの含
有率が15重量%より大きいと、スタンプ用基板25自体
が黒色となってしまい、塗布したスタンプインキが何色
か分からなくなり、さらには、スタンプインキを塗布し
たかどうかも分からなくなってしまうという欠点があ
り、0.1 重量%より小さいと、充分な発熱が得られず、
スタンプ用基板25の表面を溶融できないという問題が
ある。
ルギー吸引性物質の重量比率は、実施例では、ポリウレ
タン系発泡樹脂に対し、カーボンブラックの含有率が1.
0 重量%〜1.5 重量%である。なお、カーボンブラック
の含有率はこれに限定されるものではなく、0.1 重量%
〜15重量%の範囲であれば良い。カーボンブラックの含
有率が15重量%より大きいと、スタンプ用基板25自体
が黒色となってしまい、塗布したスタンプインキが何色
か分からなくなり、さらには、スタンプインキを塗布し
たかどうかも分からなくなってしまうという欠点があ
り、0.1 重量%より小さいと、充分な発熱が得られず、
スタンプ用基板25の表面を溶融できないという問題が
ある。
【0018】また、光エネルギー吸引性物質としては、
塩化銀、臭化銀等がある。製版に際して、予め、原稿シ
ート26として、PPC用紙(トレーシング用原稿紙)
等の光透過性の用紙の表面に、黒色、白色、金色、銀色
等の任意の色彩の光非透過性のインキ、油性マーカ、ペ
イント、絵の具等で光非透過性の画線部21を描く。
塩化銀、臭化銀等がある。製版に際して、予め、原稿シ
ート26として、PPC用紙(トレーシング用原稿紙)
等の光透過性の用紙の表面に、黒色、白色、金色、銀色
等の任意の色彩の光非透過性のインキ、油性マーカ、ペ
イント、絵の具等で光非透過性の画線部21を描く。
【0019】他方、この原稿シート26と前記スタンプ
用基板25の広幅下面25aとの間に介挿する透明シー
ト22を準備する。この透明シート22は、スタンプ用
基板25の融点( 軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約7
0℃、軟質ポリオレフイン系樹脂の場合は約120℃で
ある) より高い温度にて溶融する性質を有する。その実
施例として高い融点(約230℃)を有する透明なPE
T(ポリエチレンテレフタレート)樹脂フィルムが好ま
しく、その各シートの厚さは0.025mm 〜0.2mm程度であ
る。
用基板25の広幅下面25aとの間に介挿する透明シー
ト22を準備する。この透明シート22は、スタンプ用
基板25の融点( 軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約7
0℃、軟質ポリオレフイン系樹脂の場合は約120℃で
ある) より高い温度にて溶融する性質を有する。その実
施例として高い融点(約230℃)を有する透明なPE
T(ポリエチレンテレフタレート)樹脂フィルムが好ま
しく、その各シートの厚さは0.025mm 〜0.2mm程度であ
る。
【0020】次に、透明板11上に原稿シート26を前
記画線部21が上になるようにして載置し、次いで、透
明シート22を重ね、さらにこの上に前記スタンプ用基
板25を気孔露出側面が下向きとなるようにして重ねる
(図4(b)参照)。さらに、中蓋10、中間蓋9及び
外蓋8を順次重ねて作業者が所定の押圧力を加えてフッ
ク31を係合部30に係止させると、当該係合部30に
備えた作動スイッチ49がONして閃光光源体16を所
定回数だけ適宜時間間隔にて閃光動作させる。
記画線部21が上になるようにして載置し、次いで、透
明シート22を重ね、さらにこの上に前記スタンプ用基
板25を気孔露出側面が下向きとなるようにして重ねる
(図4(b)参照)。さらに、中蓋10、中間蓋9及び
外蓋8を順次重ねて作業者が所定の押圧力を加えてフッ
ク31を係合部30に係止させると、当該係合部30に
備えた作動スイッチ49がONして閃光光源体16を所
定回数だけ適宜時間間隔にて閃光動作させる。
【0021】本実施形態では、温度センサ48の検出値
に応じて、ケース4内の温度が高い場合には1回だけの
閃光とし、温度が室温よりやや低い場合には、2回閃光
し、温度がさらに低い場合には、3回閃光するというよ
うに予めROM46にプログラムされているものとす
る。そして、製版作業を継続して実行していると、ケー
ス4内温度は上昇するので、例えば前回の閃光回数が2
回であっても、次回の閃光回数が1回だけなるように、
製版作業の別(作動スイッチ49のON動作別)にて必
要な閃光回数が判断されるものとする。
に応じて、ケース4内の温度が高い場合には1回だけの
閃光とし、温度が室温よりやや低い場合には、2回閃光
し、温度がさらに低い場合には、3回閃光するというよ
うに予めROM46にプログラムされているものとす
る。そして、製版作業を継続して実行していると、ケー
ス4内温度は上昇するので、例えば前回の閃光回数が2
回であっても、次回の閃光回数が1回だけなるように、
製版作業の別(作動スイッチ49のON動作別)にて必
要な閃光回数が判断されるものとする。
【0022】なお、この種の閃光光源体16を作動させ
る場合、前記電源回路50中には一般にコンデンサを備
えていることが多く、その1回の閃光動作後の充電に要
する時間(2秒〜3秒)内での閃光動作はおこなわれな
い。閃光光源体16がハロゲンランプのように、白熱灯
系であるときには、閃光動作の休止間隔を短くすること
が可能である。
る場合、前記電源回路50中には一般にコンデンサを備
えていることが多く、その1回の閃光動作後の充電に要
する時間(2秒〜3秒)内での閃光動作はおこなわれな
い。閃光光源体16がハロゲンランプのように、白熱灯
系であるときには、閃光動作の休止間隔を短くすること
が可能である。
【0023】このように製版装置の環境温度に従って閃
光動作回数を増減調節すると、環境温度が低い場合に
は、初めの1乃至複数回の閃光にて、ケース4内の空気
や他の部品、並びに透明板11、原稿シート26並びに
スタンプ用基板25をある程度温めることができる。続
く閃光動作にて、後述する製版動作を確実に行うことが
できるのである。即ち、原稿シート26における画線部
21以外の箇所(非画線部)を通過した光エネルギーは
透明シート22をそのまま通過し(図4(c)参照)、
その光エネルギーにてスタンプ用基板25における前記
画線部21以外の箇所(非画線部)に対応する表面(光
照射側表面)付近のカーボンブラックは吸熱し、スタン
プ用基板25における前記画線部21以外の箇所(非画
線部)に対応する表面部分は加熱されて溶融し、その後
固化すると表面の気孔が閉塞され、所定の厚さのインキ
非滲出部23aが形成される(図4(d)及び図5参
照)。
光動作回数を増減調節すると、環境温度が低い場合に
は、初めの1乃至複数回の閃光にて、ケース4内の空気
や他の部品、並びに透明板11、原稿シート26並びに
スタンプ用基板25をある程度温めることができる。続
く閃光動作にて、後述する製版動作を確実に行うことが
できるのである。即ち、原稿シート26における画線部
21以外の箇所(非画線部)を通過した光エネルギーは
透明シート22をそのまま通過し(図4(c)参照)、
その光エネルギーにてスタンプ用基板25における前記
画線部21以外の箇所(非画線部)に対応する表面(光
照射側表面)付近のカーボンブラックは吸熱し、スタン
プ用基板25における前記画線部21以外の箇所(非画
線部)に対応する表面部分は加熱されて溶融し、その後
固化すると表面の気孔が閉塞され、所定の厚さのインキ
非滲出部23aが形成される(図4(d)及び図5参
照)。
【0024】他方、原稿シート26は、その画線部21
がカーボンを含む黒色の場合には、前記透明板11方向
から照射した光エネルギーにて画線部21が加熱され、
温度上昇するが、当該画線部21に対応する透明シート
22ではそのシートの厚み内の横方向等に熱伝導する。
換言すると、原稿シート26側で発生した熱は透明シー
ト22にて吸収・分散され、前記画線部21に対応する
スタンプ用基板25の表面箇所は、加熱されず、画線部
21の形状通りに気孔が露出したままインキ滲出部24
となる。また、前記画線部21が黒色以外の場合には、
光エネルギーが画線部21により遮断・反射され、前記
画線部21に対応するスタンプ用基板25の表面箇所
は、加熱されず、気孔が露出したインキ滲出部24とな
る。
がカーボンを含む黒色の場合には、前記透明板11方向
から照射した光エネルギーにて画線部21が加熱され、
温度上昇するが、当該画線部21に対応する透明シート
22ではそのシートの厚み内の横方向等に熱伝導する。
換言すると、原稿シート26側で発生した熱は透明シー
ト22にて吸収・分散され、前記画線部21に対応する
スタンプ用基板25の表面箇所は、加熱されず、画線部
21の形状通りに気孔が露出したままインキ滲出部24
となる。また、前記画線部21が黒色以外の場合には、
光エネルギーが画線部21により遮断・反射され、前記
画線部21に対応するスタンプ用基板25の表面箇所
は、加熱されず、気孔が露出したインキ滲出部24とな
る。
【0025】従って、前記光照射後に、前記透明シート
22と原稿シート26とをスタンプ用基板25の広幅表
面25aから除去すると、図4(d)及び図5に示すよ
うに、原稿シート26における画線部21の鏡像の形状
通りの気孔が露出したままでインキ滲出部24となり、
非画線部に対応するインキ非滲出部23aがスタンプ用
基板25の広幅表面25aに形成された所定の印面のス
タンプSとして製版できるのである。
22と原稿シート26とをスタンプ用基板25の広幅表
面25aから除去すると、図4(d)及び図5に示すよ
うに、原稿シート26における画線部21の鏡像の形状
通りの気孔が露出したままでインキ滲出部24となり、
非画線部に対応するインキ非滲出部23aがスタンプ用
基板25の広幅表面25aに形成された所定の印面のス
タンプSとして製版できるのである。
【0026】なお、スタンプ用基板25に対する押圧力
の大小に応じて、換言するとスタンプ用基板25と原稿
シート26との密着度に応じて、閃光光源体16の閃光
回数を増減制御すれば、スタンプ用基板25に形成でき
る印面の性能を全体にわたって均一することができると
いう効果を奏する。なお、好ましくは透明シート22は
スタンプ用基板25の広幅面と接触する面をサンドブラ
スト加工したり、細かいエンボス加工もしくはシボ塗装
を施すことにより、透明シート22とスタンプ用基板2
5の広幅表面との間に薄い断熱空気層が形成され、原稿
シートの画線部21にて発生した熱が、効率良く透明シ
ート22にて吸収・分散され、スタンプ用基板25の表
面方向に伝達されないから、画線部21の鏡像の形状通
りの気孔が露出したままとなり、インキ滲出部24の印
影のエッジが鮮明となるという効果を奏する。
の大小に応じて、換言するとスタンプ用基板25と原稿
シート26との密着度に応じて、閃光光源体16の閃光
回数を増減制御すれば、スタンプ用基板25に形成でき
る印面の性能を全体にわたって均一することができると
いう効果を奏する。なお、好ましくは透明シート22は
スタンプ用基板25の広幅面と接触する面をサンドブラ
スト加工したり、細かいエンボス加工もしくはシボ塗装
を施すことにより、透明シート22とスタンプ用基板2
5の広幅表面との間に薄い断熱空気層が形成され、原稿
シートの画線部21にて発生した熱が、効率良く透明シ
ート22にて吸収・分散され、スタンプ用基板25の表
面方向に伝達されないから、画線部21の鏡像の形状通
りの気孔が露出したままとなり、インキ滲出部24の印
影のエッジが鮮明となるという効果を奏する。
【0027】前記スタンプ用基板25と原稿シート26
との間に透明シート22を介挿せず原稿シート26の画
線部21が黒インキの場合には、その画線部21をカー
ボンブラック含有する多孔性のスタンプ用基板25の表
面に直接密着させて製版するときには、画線部21と対
面するスタンプ用基板25の表面箇所も加熱されて溶融
し、その後固化すると、形成されたインキ非滲出部が画
線部21と密着するので、原稿シート26を剥がすと
き、当該画線部21の形状通りにインキ非滲出部が剥離
されて印影通りのインキ滲出部24が形成できる。
との間に透明シート22を介挿せず原稿シート26の画
線部21が黒インキの場合には、その画線部21をカー
ボンブラック含有する多孔性のスタンプ用基板25の表
面に直接密着させて製版するときには、画線部21と対
面するスタンプ用基板25の表面箇所も加熱されて溶融
し、その後固化すると、形成されたインキ非滲出部が画
線部21と密着するので、原稿シート26を剥がすと
き、当該画線部21の形状通りにインキ非滲出部が剥離
されて印影通りのインキ滲出部24が形成できる。
【0028】なお、他の実施形態は、スタンプ用基板2
5が、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質
を含有しないで、連続気泡を有し、スタンプインキが含
浸可能な多孔性シートにより構成したものであり、その
材料は前記のものと同じである。この場合には、スタン
プ用基板25の広幅面(気孔が露出した面)に当接する
加熱シートには、カーボンブラック等の黒色顔料を予め
混入、もしくは表面に印刷したものを使用する。この実
施形態では、本加熱動作において、透明板11側から照
射した光が原稿シート26を通過し、非画像部に対応す
る箇所では、黒色の加熱シートにて吸収された光エネル
ギーにより加熱され、対面するスタンプ用基板25の表
面が前記熱により一旦溶融した後固化するから、スタン
プインキが滲出ないインキ非滲出部23aとなり、画線
部21に対応する箇所では、前記光が透過しないので、
原稿シート26における画線部21の鏡像の形状通りの
気孔が露出したままでインキ滲出部24となり、非画線
部に対応するインキ非滲出部23aがスタンプ用基板2
5の広幅表面に形成され、且つ前記画線部21の鏡像と
なる所定の印面のスタンプSとして製版できるのであ
る。
5が、カーボンブラックまたは光エネルギー吸引性物質
を含有しないで、連続気泡を有し、スタンプインキが含
浸可能な多孔性シートにより構成したものであり、その
材料は前記のものと同じである。この場合には、スタン
プ用基板25の広幅面(気孔が露出した面)に当接する
加熱シートには、カーボンブラック等の黒色顔料を予め
混入、もしくは表面に印刷したものを使用する。この実
施形態では、本加熱動作において、透明板11側から照
射した光が原稿シート26を通過し、非画像部に対応す
る箇所では、黒色の加熱シートにて吸収された光エネル
ギーにより加熱され、対面するスタンプ用基板25の表
面が前記熱により一旦溶融した後固化するから、スタン
プインキが滲出ないインキ非滲出部23aとなり、画線
部21に対応する箇所では、前記光が透過しないので、
原稿シート26における画線部21の鏡像の形状通りの
気孔が露出したままでインキ滲出部24となり、非画線
部に対応するインキ非滲出部23aがスタンプ用基板2
5の広幅表面に形成され、且つ前記画線部21の鏡像と
なる所定の印面のスタンプSとして製版できるのであ
る。
【0029】次に、印刷部3の構成につて説明する。ケ
ース4から取り外した有底ケース7における上面の支持
台34上等にて、製版済のスタンプSの画線部(印面)
を下向きにして載置し、製版済のスタンプSの裏面(印
面と反対側)の両端部に両面接着テープ(図示せず)を
貼着した後、同じく有底ケース7の一側の押圧ローラ置
き部から取り出した押圧ローラ35を転がし移動させる
と、当該押圧ローラ35の周面にスタンプSの裏面が巻
きつき固定される。次いで、前記スタンプSの画線部に
対応するインキ滲出部24に所定の色のインキを吸入さ
せ、インキ非滲出部23aに付着したインキを拭き取っ
た後、支持台34上に被印刷媒体である用紙(図示せ
ず)を載せ、把手付き押圧ローラ35を押圧しながら転
がすと用紙への印刷は完了できるのである。なお、イン
キ滲出部24の別の箇所に別の色のスタンプインキを吸
入させることにより、多色刷のスタンプとすることは勿
論である。
ース4から取り外した有底ケース7における上面の支持
台34上等にて、製版済のスタンプSの画線部(印面)
を下向きにして載置し、製版済のスタンプSの裏面(印
面と反対側)の両端部に両面接着テープ(図示せず)を
貼着した後、同じく有底ケース7の一側の押圧ローラ置
き部から取り出した押圧ローラ35を転がし移動させる
と、当該押圧ローラ35の周面にスタンプSの裏面が巻
きつき固定される。次いで、前記スタンプSの画線部に
対応するインキ滲出部24に所定の色のインキを吸入さ
せ、インキ非滲出部23aに付着したインキを拭き取っ
た後、支持台34上に被印刷媒体である用紙(図示せ
ず)を載せ、把手付き押圧ローラ35を押圧しながら転
がすと用紙への印刷は完了できるのである。なお、イン
キ滲出部24の別の箇所に別の色のスタンプインキを吸
入させることにより、多色刷のスタンプとすることは勿
論である。
【0030】なお、閃光光源体16を透明板11と反射
体14の凹所13とによって囲まれる部位に配置するこ
とにより、閃光光源体16の閃光により付与された光エ
ネルギーにて温度上昇した空気を前記凹所13内に閉じ
込めて散逸させず、且つ効率良く透明板11側に照射さ
れ、スタンプ用基板25等の温度上昇、製版に寄与でき
るから、閃光回数を多くすることなく、確実、且つ綺麗
な製版ができるという効果を奏する。
体14の凹所13とによって囲まれる部位に配置するこ
とにより、閃光光源体16の閃光により付与された光エ
ネルギーにて温度上昇した空気を前記凹所13内に閉じ
込めて散逸させず、且つ効率良く透明板11側に照射さ
れ、スタンプ用基板25等の温度上昇、製版に寄与でき
るから、閃光回数を多くすることなく、確実、且つ綺麗
な製版ができるという効果を奏する。
【0031】その他の実施形態として、複数回の閃光動
作中においても、温度センサ48による検出を行い、そ
の温度が所定値になったとき、後の閃光動作が残ってい
たとしても、その動作を中止するか、回数を減少させる
ように制御しても良い。
作中においても、温度センサ48による検出を行い、そ
の温度が所定値になったとき、後の閃光動作が残ってい
たとしても、その動作を中止するか、回数を減少させる
ように制御しても良い。
【0032】
【発明の効果】請求項1の記載の発明の製版装置は、連
続気泡を有してスタンプインキが含浸可能な多孔性シー
トからなるスタンプ用基板と、所望の画線部を有する光
透過性の原稿シートとを透明板に重ねて押圧した状態に
て、透明板側から光照射することにより、スタンプ用基
板の表面に前記画線部に対するインキ滲出部と非画線部
に対するインキ非滲出部とを形成するためのスタンプ製
版装置において、透明板を挟んで前記原稿シートと反対
側の位置には、閃光光源体を配置する一方、装置本体内
には温度センサを配置し、当該温度センサの検出値に応
じて、前記閃光光源体の閃光回数を設定して閃光動作を
実行するように制御する制御手段を備えたものである。
続気泡を有してスタンプインキが含浸可能な多孔性シー
トからなるスタンプ用基板と、所望の画線部を有する光
透過性の原稿シートとを透明板に重ねて押圧した状態に
て、透明板側から光照射することにより、スタンプ用基
板の表面に前記画線部に対するインキ滲出部と非画線部
に対するインキ非滲出部とを形成するためのスタンプ製
版装置において、透明板を挟んで前記原稿シートと反対
側の位置には、閃光光源体を配置する一方、装置本体内
には温度センサを配置し、当該温度センサの検出値に応
じて、前記閃光光源体の閃光回数を設定して閃光動作を
実行するように制御する制御手段を備えたものである。
【0033】これにより、室温や製版装置の環境温度が
低い場合であっても、初めの1乃至複数回の閃光にて、
装置内の空気や他の部品、並びに透明板、原稿シート並
びにスタンプ用基板をある程度温めることができ、続く
閃光動作にて、スタンプ用基板の表面の温度上昇を確実
に実行でき、スタンプ用基板の表面に形成するインキ滲
出部とインキ非滲出部との境界を鮮明にできる結果、ス
タンプ用基板に形成できる印面の性能を全体にわたって
均一することができるという効果を奏する。
低い場合であっても、初めの1乃至複数回の閃光にて、
装置内の空気や他の部品、並びに透明板、原稿シート並
びにスタンプ用基板をある程度温めることができ、続く
閃光動作にて、スタンプ用基板の表面の温度上昇を確実
に実行でき、スタンプ用基板の表面に形成するインキ滲
出部とインキ非滲出部との境界を鮮明にできる結果、ス
タンプ用基板に形成できる印面の性能を全体にわたって
均一することができるという効果を奏する。
【0034】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の製版装置において、前記閃光光源体による閃
光を所定時間間隔毎に実行するように制御するから、不
完全な、エネルギーの不足する光照射をなくして、確実
な製版作業を実行できるという効果を奏する。そして、
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記
載の製版装置において、前記閃光光源体と透明板とは、
凹状の反射体にて囲まれる部位に配置されているもので
あるから、閃光光源体の閃光により付与された光エネル
ギーにて温度上昇した空気は前記凹所内に閉じ込められ
て散逸させず、且つ効率良く透明板側に照射され、スタ
ンプ用基板等の温度上昇、製版に寄与できるから、閃光
回数を多くすることなく、確実、且つ綺麗な製版ができ
るという効果を奏する。
1に記載の製版装置において、前記閃光光源体による閃
光を所定時間間隔毎に実行するように制御するから、不
完全な、エネルギーの不足する光照射をなくして、確実
な製版作業を実行できるという効果を奏する。そして、
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記
載の製版装置において、前記閃光光源体と透明板とは、
凹状の反射体にて囲まれる部位に配置されているもので
あるから、閃光光源体の閃光により付与された光エネル
ギーにて温度上昇した空気は前記凹所内に閉じ込められ
て散逸させず、且つ効率良く透明板側に照射され、スタ
ンプ用基板等の温度上昇、製版に寄与できるから、閃光
回数を多くすることなく、確実、且つ綺麗な製版ができ
るという効果を奏する。
【図1】スタンプユニットを示す概略側断面図である。
【図2】可動蓋を開いた状態のスタンプユニットを示す
概略側断面図である。
概略側断面図である。
【図3】制御装置の機能ブロック図である。
【図4】(a)はスタンプ用基板の斜視図、(b)は原
稿シートと透明シートとスタンプ用基板とを重ねて配置
した状態の断面図、(c)は光照射状態を示す断面図、
(d)は透明シートからスタンプ用基板を離した状態の
断面図である。
稿シートと透明シートとスタンプ用基板とを重ねて配置
した状態の断面図、(c)は光照射状態を示す断面図、
(d)は透明シートからスタンプ用基板を離した状態の
断面図である。
【図5】製版仕上がり状態のスタンプの斜視図である。
4 ケース 8 外蓋 9 中間蓋 10 中蓋 11 透明板 13 凹所 14 反射体 15 ブラケット 16 閃光光源体 21 画線部 22 透明シート 23a インキ非滲出部 24 インキ滲出部 25 スタンプ用基板 26 原稿シート 45 CPU 48 温度センサ 50 電源回路
Claims (3)
- 【請求項1】 連続気泡を有してスタンプインキが含浸
可能な多孔性シートからなるスタンプ用基板と、所望の
画線部を有する光透過性の原稿シートとを透明板に重ね
て押圧した状態にて、透明板側から光照射することによ
り、スタンプ用基板の表面に前記画線部に対するインキ
滲出部と非画線部に対するインキ非滲出部とを形成する
ためのスタンプ製版装置において、透明板を挟んで前記
原稿シートと反対側の位置には閃光光源体を配置する一
方、装置本体内には温度センサを配置し、当該温度セン
サの検出値に応じて、前記閃光光源体の閃光回数を設定
して閃光動作を実行するように制御する制御手段を備え
たことを特徴とする製版装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記閃光光源体による
閃光を所定時間間隔毎に実行するように制御することを
特徴とする請求項1に記載の製版装置。 - 【請求項3】 前記閃光光源体は、凹状の反射体にて囲
まれる部位と透明板との間に配置されていることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の製版装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30846496A JPH10146947A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 製版装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30846496A JPH10146947A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 製版装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10146947A true JPH10146947A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17981347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30846496A Pending JPH10146947A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 製版装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10146947A (ja) |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP30846496A patent/JPH10146947A/ja active Pending
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