JPH10147725A - ジスアゾ化合物及びジスアゾ顔料 - Google Patents

ジスアゾ化合物及びジスアゾ顔料

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JPH10147725A
JPH10147725A JP30919696A JP30919696A JPH10147725A JP H10147725 A JPH10147725 A JP H10147725A JP 30919696 A JP30919696 A JP 30919696A JP 30919696 A JP30919696 A JP 30919696A JP H10147725 A JPH10147725 A JP H10147725A
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JP
Japan
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diamino
biphenyl
disazo
parts
pigment
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JP30919696A
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Kashiyou You
家昌 姚
Masao Shukutani
正夫 宿谷
Kumiko Ui
久美子 宇井
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B35/00Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
    • C09B35/02Disazo dyes
    • C09B35/039Disazo dyes characterised by the tetrazo component
    • C09B35/08Disazo dyes characterised by the tetrazo component the tetrazo component being a derivative of biphenyl
    • C09B35/10Disazo dyes characterised by the tetrazo component the tetrazo component being a derivative of biphenyl from two coupling components of the same type
    • C09B35/105Disazo dyes characterised by the tetrazo component the tetrazo component being a derivative of biphenyl from two coupling components of the same type from two coupling components with reactive methylene groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、炭素原子数3〜10の、アルキル基又は
アルコキシアルキル基を示し、Xは、炭素原子数6以下
の、アルキル基又はシクロアルキル基を示す)で表され
るジスアゾ化合物及びこのジスアゾ化合物からなるジス
アゾ顔料。 【効果】 この新規なジスアゾ化合物は、エイムズテス
ト(Ames test)で陰性であり、黄色の有機顔
料として、特にプロセス印刷の3原色の黄色のインキ用
着色剤に適し、塗料、文具、高分子有機材料等の着色に
適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジスアゾ化合物に
関し、更には、エイムズテスト(Ames test)
が陰性のジスアゾ化合物及びこのジスアゾ化合物からな
るジスアゾ顔料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のジスアゾ化合物が公知であ
り、顔料として広範囲の用途に使われている。しかしな
がら、有機顔料の中には重大な欠点として、発ガン性及
び突然変異誘発性を有する原料から合成された製品が存
在しており、使用条件によっては、顔料が熱分解し発ガ
ン性及び突然変異誘発性を有する原料が副生するため、
国によっては使用範囲が制限されている。もう一つの難
点は、塩素を含有しているため、生態学的に受け入れら
れにくくなっている。例えば、C.I.PIGMENT
YELLOW 12、C.I.PIGMENT YE
LLOW 13、C.I.PIGMENT YELLO
W 14、C.I.PIGMENT YELLOW 1
6、C.I.PIGMENT YELLOW 55、
C.I.PIGMENT YELLOW 83、C.
I.PIGMENT ORANGE 13、C.I.P
IGMENT ORANGE 16、C.I.PIGM
ENTORANGE 34、C.I.PIGMENT
RED 38等が、突然変異誘発性を有する3,3′−
ジクロロベンジジン、3,3′−ジメチルベンジジン、
3,3′−ジメトキシベンジジンから製造されている。
【0003】これらの欠点を改善するため、例えば、特
開昭61−229846号公報に変異誘発テストで陰性
のベンジジン誘導体がジスアゾ顔料の製造に使用される
記載があるが、発明の詳細な説明の中で例示されている
特に重要な化合物として3,3′−ジプロポキシベンジ
ジンとカップリング成分として、例えば、アセト酢酸ア
リーリドから得られるジスアゾ顔料は、赤味の黄色に発
色するので、例えばプロセス印刷の3原色用の黄色には
使用できないという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、エイムズテスト(Ames te
st)が陰性で、しかも赤味の強くない黄色に発色する
ジスアゾ化合物、及びこのジスアゾ化合物からなるジス
アゾ顔料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために、鋭意検討した結果、下記一般式
(1)で示されるジスアゾ化合物は新規化合物であり、
従来の有機顔料で懸念される毒性を示さず、しかも赤味
の弱い黄色〜青味の黄色の色相を有し、プロセス印刷の
3原色の黄色を作製する顔料として好適であること等を
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(1) 下記一般式
(1)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、Rは、炭素原子数3〜10の、ア
ルキル基又はアルコキシアルキル基を示し、Xは、炭素
原子数6以下の、アルキル基又はシクロアルキル基を示
す)で表されるジスアゾ化合物、(2) 一般式(1)
において、Rが、炭素原子数7〜10の、アルキル基又
はアルコキシアルキル基である上記(1)記載のジスア
ゾ化合物、(3) 一般式(1)において、Xが、炭素
原子数2〜4のアルキル基又は炭素原子数5〜6のシク
ロアルキル基である上記(1)又は(2)記載のジスア
ゾ化合物、及び(4) 上記(1)〜(4)のいずれか
1つに記載のジスアゾ化合物からなることを特徴とする
ジスアゾ顔料、を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のジスアゾ化合物は、下記
一般式(1)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、Rは、炭素原子数3〜10の、ア
ルキル基又はアルコキシアルキル基を示し、Xは、炭素
原子数6以下の、アルキル基又はシクロアルキル基を示
す)で表されるジスアゾ化合物であり、なかでも上記一
般式(1)において、Rが、炭素原子数7〜10の、ア
ルキル基又はアルコキシアルキル基であるジスアゾ化合
物は、光沢に優れることから好ましく、また、一般式
(1)において、Xが、炭素原子数2〜4のアルキル基
又は炭素原子数5〜6のシクロアルキル基であるジスア
ゾ化合物は、プロセス印刷の3原色の黄色を作製するの
特に好適な色相を有することから好ましい。
【0012】上記本発明のジスアゾ化合物の製造方法
は、特に限定されないが、例えば下記一般式(2)で表
されるジアミン
【0013】
【化4】
【0014】(式中、Rは、炭素原子数3〜10の、ア
ルキル基又はアルコキシアルキル基を示す)のテトラゾ
ニウム塩を、下記一般式(3)で表されるアセトアセト
アミド
【0015】
【化5】
【0016】(式中、Xは、炭素原子数6以下の、アル
キル基又はシクロアルキル基を示す)からなるパップリ
ング成分とカップリングさせる方法等が挙げられる。
【0017】上記製造方法で用いる一般式(2)で表さ
れるジアミンとしては、例えば4,4′−ジアミノ−
3,3′−ジプロポキシ−ビフェニル、4,4′−ジア
ミノ−3,3′−ジイソプロポキシ−ビフェニル、4,
4′−ジアミノ−3,3′−ジブトキシ−ビフェニル、
4,4′−ジアミノ−3,3′−ジイソブトキシ−ビフ
ェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジペンチルオ
キシ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジ
イソペンチルオキシ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ
−3,3′−ジネオペンチルオキシ−ビフェニル、4,
4′−ジアミノ−3,3′−ジヘキシルオキシ−ビフェ
ニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジイソヘキシル
オキシ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−
ジヘプチルオキシ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−
3,3′−ジオクチルオキシ−ビフェニル、4,4′−
ジアミノ−3,3′−ジノナノイルオキシ−ビフェニ
ル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジデカノイルオキ
シ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス
−(2−メトキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′
−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−エトキシ−エトキ
シ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビ
ス−(2−プロポキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,
4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−イソプロポキ
シ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−
3,3′−ビス−(2−ブトキシ−エトキシ)−ビフェ
ニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−イ
ソブトキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジア
ミノ−3,3′−ビス−(2−ペンチルオキシ−エトキ
シ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビ
ス−(2−イソペンチルオキシ−エトキシ)−ビフェニ
ル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ネオ
ペンチルオキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−
ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ヘキシルオキシ−エ
トキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′
−ビス−(2−イソヘキシルオキシ−エトキシ)−ビフ
ェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−
ネオヘキシルオキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,
4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ヘプチルオキ
シ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−
3,3′−ビス−(2−イソヘプチルオキシ−エトキ
シ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビ
ス−(2−オクチルオキシ−エトキシ)−ビフェニル、
4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−イソオク
チルオキシ−エトキシ)−ビフェニル等が挙げられる。
【0018】これらジアミンのなかでも、一般式(2)
において、Rが、炭素原子数7〜10の、アルキル基又
はアルコキシアルキル基であるジアミン、例えば4,
4′−ジアミノ−3,3′−ジヘプチルオキシ−ビフェ
ニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジオクチルオキ
シ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジノ
ナノイルオキシ−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−
3,3′−ジデカノイルオキシ−ビフェニル、4,4′
−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ペンチルオキシ−
エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,
3′−ビス−(2−イソペンチルオキシ−エトキシ)−
ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−
(2−ネオペンチルオキシ−エトキシ)−ビフェニル、
4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ヘキシル
オキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ
−3,3′−ビス−(2−イソヘキシルオキシ−エトキ
シ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビ
ス−(2−ネオヘキシルオキシ−エトキシ)−ビフェニ
ル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ヘプ
チルオキシ−エトキシ)−ビフェニル、4,4′−ジア
ミノ−3,3′−ビス−(2−イソヘプチルオキシ−エ
トキシ)−ビフェニル、4,4′−ジアミノ−3,3′
−ビス−(2−オクチルオキシ−エトキシ)−ビフェニ
ル、4,4′−ジアミノ−3,3′−ビス−(2−イソ
オクチルオキシ−エトキシ)−ビフェニル等は、光沢に
優れるジスアゾ化合物を製造できることから好ましい。
【0019】また、上記一般式(3)で表されるアセト
アセトアミドとしては、例えばN−メチルアセトアセト
アミド、N−tert−ブチルアセトアセトアミド、N
−エチルアセトアセトアミド、N−n−プロピルアセト
アセトアミド、N−イソプロピルアセトアセトアミド、
N−n−ブチルアセトアセトアミド、N−イソブチルア
セトアセトアミド、N−ペンチルアセトアセトアミド、
N−ヘキシルアセトアセトアミド、N−シクロヘキシル
アセトアセトアミド、N−シクロペンチルアセトアセト
アミド、N−シクロブチルアセトアセトアミド、N−シ
クロプロピルアセトアセトアミド等が挙げられる。
【0020】これらアセトアセトアミドのなかでも、一
般式(3)において、Xが、炭素原子数2〜4のアルキ
ル基又は炭素原子数5〜6のシクロアルキル基であるア
セトアセトアミド、例えばN−エチルアセトアセトアミ
ド、N−n−プロピルアセトアセトアミド、N−イソプ
ロピルアセトアセトアミド、N−n−ブチルアセトアセ
トアミド、N−tert−ブチルアセトアセトアミド、
N−イソブチルアセトアセトアミド、N−シクロヘキシ
ルアセトアセトアミド、N−シクロペンチルアセトアセ
トアミド等は、プロセス印刷の3原色の黄色を作製する
のに特に好適なジスアゾ化合物を製造できることから好
ましい。
【0021】更に、一般式(2)において、Rが、炭素
原子数7〜10の、アルキル基又はアルコキシアルキル
基であるジアミンをテトラゾ化して用い、これと共に、
一般式(3)において、Xが、炭素原子数2〜4のアル
キル基又は炭素原子数5〜6のシクロアルキル基である
アセトアセトアミドを用いると、光沢に優れ、かつプロ
セス印刷の3原色の黄色を作製するのに特に好適なジス
アゾ化合物を製造できることから、最も好ましい。
【0022】一般式(2)で表されるジアミンのテトラ
ゾ化は、例えば−5〜30℃、好ましくは0〜20℃
で、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の亜硝酸アル
カリ、及び塩酸、硫酸等の鉱酸を用いて行うことができ
る。得られたテトラゾニウム塩と一般式(3)で表され
るアセトアセトアミドからなるカップリング成分とのカ
ップリングは、常法、例えば水性媒体中で混合して進行
させることができる。カップリングは、0〜40℃、好
ましくは10〜30℃で、4〜6のpH値で実施するの
が有利であり、カップリング成分中にテトラゾニウム塩
を徐々に添加することによって好適に行うことができ
る。この際、緩衝剤の添加によりpH値を調節するのが
有利である。緩衝剤としては、例えば蟻酸、燐酸、酢酸
等の塩、好ましくは酢酸の塩が挙げられ、なかでもアル
カリ金属塩が有利である。この場合、カップリング成分
としては、唯一のカップリング成分を使用してもよい
し、数種のカップリング成分の混合物を使用してもよ
い。また、テトラゾ成分としては、唯一のテトラゾ成分
を使用してもよいし、数種のテトラゾ成分の混合物を使
用してもよい。
【0023】上記のテトラゾ化やカップリングは、必要
に応じて、適当な有機溶剤、例えば氷酢酸、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリドン、ピリジン、ジオ
キサン、ホルムアミド、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
メチルスルフォキシド、テトラヒドロフラン等の存在下
に行うこともできる。
【0024】また、上記カップリングにより得られるジ
スアゾ化合物の粒子の性質及び結晶構造を有利な状態に
到達させるため、カップリングに続いてカップリングけ
ん濁液を熱処理、例えば60〜200℃で1〜10時間
加熱すること、1〜10時間沸騰させること、又は加圧
下100℃以上の温度に1〜10時間保つこと等を行う
とが好都合である。この場合、熱処理の効果は、適当な
ロジンセッケンあるいは界面活性物質を存在させること
がしばしば好都合である。
【0025】本発明のジスアゾ化合物は、カップリング
後にウエットケーキまたは乾燥した粉末として分離した
後、必要に応じて、有機溶剤中で、場合により適当な界
面活性物質の添加下、60〜200℃、好ましくは80
〜150℃で1〜10時間熱処理を行えば、特に純粋で
そして耐光性及び耐マイグレーション性に優れ、工業的
に価値ある性質を有する顔料が得られる。この様な後処
理は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等の低級アルカノール、クロロベンゼン、ジ
クロロベンゼン、キシレン、トルエン、イソプロピルベ
ンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族系溶剤、エチレング
リコール−モノ−メチルエーテル、エチレングリコール
−モノ−エチルエーテル、ジエチレングリコール−モノ
−メチルエーテル、ジエチレングリコール−モノ−エチ
ルエーテル、エチレングリコール−ジ−メチルエーテ
ル、エチレングリコール−ジ−エチルエーテル、ジエチ
レングリコール−ジ−メチルエーテル、ジエチレングリ
コール−ジ−エチルエーテル、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドン、ピコリン、ピリジン、ホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、アセトニトリル、ジメチルアセトアミ
ド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、テトラメチルス
ルホンなどにより行うことができる。
【0026】本発明のジスアゾ化合物は、価値ある黄色
の着色剤であり、赤味の弱い黄色〜青味の黄色の色相を
有する。これらは水に不溶であり、鮮明な色相を有す
る。このジスアゾ化合物からなる本発明の顔料は、印刷
インキ、塗料、高分子有機材料等を着色するために使用
することができる。特に、プロセス黄インキ用顔料とし
て有用である。
【0027】本発明の顔料は、例えば1又は2成分粉末
トナー、磁性トナー、液体トナー及び重合トナーのよう
な電子写真におけるトナーや、現像剤の着色剤として適
している。
【0028】さらに、本発明の顔料は、粉末塗料の着色
剤として、カラーフィルター用組成物の着色剤として、
インクジェット用インキの着色剤として適している。ま
た、その他の用途に使用できる。
【0029】
【実施例】以下に実施例、比較例及び試験例を挙げて本
発明をさらに詳細に説明する。尚、特に断りのない限
り、例中の%及び部は重量基準である。
【0030】実施例1 4,4′−ジアミノ−3,3′−ジブトキシ−ビフェニ
ル−ジヒドロクロリド20.1部を、20%塩酸水溶液
27.3部と水150部とからなる溶液中に仕込み、氷
を加えて冷却し、0℃で40%亜硝酸ナトリウム水溶液
18.0部を加えてテトラゾ化した。1時間後、濾過
し、濾液としてテトラゾニウム塩溶液を得、アミドスル
ホン酸の添加により過剰の亜硝酸を分解した。
【0031】一方、N−tert−ブチルアセトアセト
アミド17.5部を、水200部と20%苛性ソーダ水
溶液38.7部と50%酢酸25.0部の溶液に仕込
み、この液のpHを6.0に調整し、10〜20℃に
て、上記のテトラゾニウム塩溶液を3〜4時間かけて滴
下してカップリングさせ、ジスアゾ化合物を形成させ
た。次いで、室温で1時間撹拌した後、5%苛性ソーダ
水溶液でpHを6.0〜6.5に調整し、90℃に昇温
後1時間保持し、これを濾過し、水で洗浄し、90℃で
乾燥して、下記構造式で表されるジスアゾ化合物からな
る黄色顔料31.5部を得た。この顔料は、エイムズテ
スト(Ames test)で陰性であった。
【0032】得られたジスアゾ化合物について、KBr
錠剤法によるIR−スペクトルとFD−マススペクトル
を測定すると共に、元素分析を行った。得られたIR−
スペクトルは図1に、また元素分析の結果は以下に、そ
れぞれ示す通りであり、更にFD−マススペクトルでは
m/e=664の分子イオンのピークが観測されたこと
から、得られたジスアゾ化合物は下記構造式で表される
化合物であることが理解できる。
【0033】元素分析結果:C365266として、 計算値:C 65.02%、H 7.90%、N 12.
64% 実測値:C 65.10%、H 7.86%、N 12.
57%
【0034】
【化6】
【0035】実施例2 4,4′−ジアミノ−3,3′−ジブトキシ−ビフェニ
ル−ジヒドロクロリド20.1部の代わりに4,4′−
ジアミノ−3,3′−ジプロポキシ−ビフェニル−ジヒ
ドロクロリド18.7部を用い、N−tert−ブチル
アセトアセトアミド17.5部の代わりにN−イソプロ
ピルアセトアセトアミド16.0部を用いた以外は実施
例1と同様にして、下記構造式で表されるジスアゾ化合
物からなる黄色顔料29.9部を得た。この顔料は、エ
イムズテスト(Ames test)で陰性であった。
【0036】得られたジスアゾ化合物について、KBr
錠剤法によるIR−スペクトルとFD−マススペクトル
を測定すると共に、元素分析を行った。得られたIR−
スペクトルは図2に、また元素分析の結果は以下に、そ
れぞれ示す通りであり、更にFD−マススペクトルでは
m/e=608の分子イオンのピークが観測されたこと
から、得られたジスアゾ化合物は下記構造式で表される
化合物であることが理解できる。
【0037】元素分析結果:C324466として、 計算値:C 63.12%、H 7.30%、N 13.
81% 実測値:C 63.20%、H 7.25%、N 13.
76%
【0038】
【化7】
【0039】実施例3 4,4′−ジアミノ−3,3′−ジオクチルオキシ−ビ
フェニル−ジヒドロクロリド20.5部を、20%塩酸
水溶液21.8部とテトラヒドロフラン400部からな
る溶液中に仕込み、氷を加えて冷却し、0℃で40%亜
硝酸ナトリウム水溶液14.4部を加えてテトラゾ化し
た。1時間後、濾過し、濾液としてテトラゾニウム塩溶
液を得、アミドスルホン酸の添加により過剰の亜硝酸を
分解した。
【0040】一方、N−シクロヘキシルアセトアセトア
ミド16.5部に、水300部と20%苛性ソーダ水溶
液30.2部を加え撹拌して溶解させ、次いでこれに5
0%酢酸20.2部を水50部で希釈した溶液を滴下
し、N−シクロヘキシルアセトアセトアミドを析出させ
て懸濁液とした後、この懸濁液のpHを6.0に調整
し、10〜20℃にて、上記のテトラゾニウム塩溶液を
3〜4時間かけて滴下してカップリングさせ、ジスアゾ
化合物を形成させた。次いで、室温で1時間撹拌した
後、5%苛性ソーダ水溶液でpHを6.0〜6.5に調
整し、90℃に昇温後1時間保持し、これを濾過し、水
で洗浄し、90℃で乾燥して、下記構造式で表されるジ
スアゾ化合物からなる黄色顔料31.7部を得た。この
顔料は、エイムズテスト(Ames test)で陰性
であった。
【0041】得られたジスアゾ化合物について、KBr
錠剤法によるIR−スペクトルとFD−マススペクトル
を測定すると共に、元素分析を行った。得られたIR−
スペクトルは図3に、また元素分析の結果は以下に、そ
れぞれ示す通りであり、更にFD−マススペクトルでは
m/e=826の分子イオンのピークが観測されたこと
から、得られたジスアゾ化合物は下記構造式で表される
化合物であることが理解できる。
【0042】元素分析結果:C487066として、 計算値:C 69.69%、H 8.55%、N 10.
16% 実測値:C 69.74%、H 8.51%、N 10.
13%
【0043】
【化8】
【0044】実施例4 4,4′−ジアミノ−3,3′−ジブトキシ−ビフェニ
ル−ジヒドロクロリド20.1部の代わりに4,4′−
ジアミノ−3,3′−ビス−(2−ブトキシ−エトキ
シ)−ビフェニル−ジヒドロクロリド24.4部を用
い、N−tert−ブチルアセトアセトアミド17.5
部の代わりにN−エチルアセトアセトアミド14.2部
を用いた以外は実施例1と同様にして、下記構造式で表
されるジスアゾ化合物からなる黄色顔料33.1部を得
た。この顔料は、エイムズテスト(Ames tes
t)で陰性であった。
【0045】得られたジスアゾ化合物について、KBr
錠剤法によるIR−スペクトルとFD−マススペクトル
を測定すると共に、元素分析を行った。得られたIR−
スペクトルは図2に、また元素分析の結果は以下に、そ
れぞれ示す通りであり、更にFD−マススペクトルでは
m/e=696の分子イオンのピークが観測されたこと
から、得られたジスアゾ化合物は下記構造式で表される
化合物であることが理解できる。
【0046】元素分析結果:C365268として 計算値:C 62.04%、H 7.53%、N 12.
06% 実測値:C 62.09%、H 7.48%、N 12.
00%
【0047】
【化9】
【0048】比較例1 4,4′−ジアミノ−3,3′−ジプロポキシ−ビフェ
ニル−ジヒドロクロリド7.47部を、20%塩酸水溶
液10.9部と水100部とからなる溶液中に仕込み、
氷を加えて冷却し、0℃で40%亜硝酸ナトリウム水溶
液7.2部を加えてテトラゾ化した。1時間後、濾過
し、濾液としてテトラゾニウム塩溶液を得、アミドスル
ホン酸の添加により過剰の亜硝酸を分解した。
【0049】一方、アセト酢酸アリーリド7.51部
に、水100部と20%苛性ソーダ水溶液15.1部を
加え撹拌して溶解させ、ついでこれに50%酢酸10.
1部を水50部で希釈した溶液を滴下し、アセト酢酸ア
リーリドを析出させて懸濁液とした後、この懸濁液のp
Hを6.0に調整し、10〜20℃にて、上記のテトラ
ゾニウム塩溶液を3〜4時間かけて滴下してカップリン
グさせ、ジスアゾ化合物を形成させた。次いで、室温で
1時間撹拌した後、5%苛性ソーダ水溶液でpHを6.
0〜6.5に調整し、90℃に昇温後1時間保持し、こ
れを濾過し、水で洗浄し、90℃で乾燥して、下記構造
式で表されるジスアゾ化合物からなる黄色顔料13.2
部を得た。
【0050】得られたジスアゾ化合物について、KBr
錠剤法によるIR−スペクトルとFD−マススペクトル
を測定すると共に、元素分析を行った。得られたIR−
スペクトルは図2に、また元素分析の結果は以下に、そ
れぞれ示す通りであり、更にFD−マススペクトルでは
m/e=676の分子イオンのピークが観測されたこと
から、得られたジスアゾ化合物は下記構造式で表される
化合物であることが理解できる。
【0051】元素分析結果:C384066として、 計算値:C 67.43%、H 5.97%、N 12.
42% 実測値:C 67.46%、H 5.93%、N 12.
38%
【0052】
【化10】
【0053】試験例1 実施例1〜4及び比較例1で得たいずれかの顔料又はS
YMULER FAST YELLOW 4221(大
日本インキ化学工業株式会社製プロセス黄インキ用ジス
アゾ顔料)0.5部と、インキワニス(大日本インキ化
学工業株式会社製「MG−63ワニス」)1.5部と
を、オートマチックフーバーマーラーで150ポンドの
荷重をかけ、100回転で3回練肉してインキを調製し
た。このインキを、小型輪転印刷機(プルフバウ印刷
機)でアート紙に展色した。得られた展色紙の色相(L
*、a*、b*、H*)を、アプライドカラー・システ
ム社(Appliedcolor Systems Inc. )製分光光度計AC
S−1400STCにより測定した。その結果を表1に
示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1に示した結果から、実施例1〜4の顔
料を用いたインキは、比較例1の顔料を用いたインキと
比較して、SYMULER FAST YELLOW
4221に近い色相をしており、プロセス印刷の3原色
の黄色への調色が極めて容易であることが明きらかであ
る。
【0056】試験例2 試験例1で得られた展色紙の光沢(60゜)を、ビー・
ワイ・ケイ・ガードナー社(BYK-Gardner Inc.)製ヘイ
ズグロスメーターによりそれぞれ測定した。その結果を
表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】表2に示した結果から、実施例1〜4の顔
料を用いたインキは、比較例1の顔料を用いたインキと
比較して、光沢が高く、優れていることが明きらかであ
り、実施例の中でも、特に実施例3の顔料を用いたイン
キが優れていた。
【0059】
【発明の効果】本発明の新規なジスアゾ化合物は、エイ
ムズテスト(Ames test)で陰性であり、黄色
の有機顔料として、特にプロセス印刷の3原色の黄色の
インキ用着色剤に適し、塗料、文具、高分子有機材料等
の着色に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたジズアゾ化合物の赤外線吸
収スペクトルである。
【図2】実施例2で得られたジズアゾ化合物の赤外線吸
収スペクトルである。
【図3】実施例3で得られたジズアゾ化合物の赤外線吸
収スペクトルである。
【図4】実施例4で得られたジズアゾ化合物の赤外線吸
収スペクトルである。
【図5】比較例1で得られたジズアゾ化合物の赤外線吸
収スペクトルである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは、炭素原子数3〜10の、アルキル基又は
    アルコキシアルキル基を示し、Xは、炭素原子数6以下
    の、アルキル基又はシクロアルキル基を示す)で表され
    るジスアゾ化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Rが、炭素原子
    数7〜10の、アルキル基又はアルコキシアルキル基で
    ある請求項1記載のジスアゾ化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、Xが、炭素原子
    数2〜4のアルキル基又は炭素原子数5〜6のシクロア
    ルキル基である請求項1又は2記載のジスアゾ化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜4のいずれか1つに記載のジ
    スアゾ化合物からなることを特徴とするジスアゾ顔料。
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