JPH10149724A - 低騒音電線 - Google Patents

低騒音電線

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Publication number
JPH10149724A
JPH10149724A JP32111296A JP32111296A JPH10149724A JP H10149724 A JPH10149724 A JP H10149724A JP 32111296 A JP32111296 A JP 32111296A JP 32111296 A JP32111296 A JP 32111296A JP H10149724 A JPH10149724 A JP H10149724A
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JP
Japan
Prior art keywords
wire
round
electric wire
noise
outermost layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32111296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Asano
祐二 浅野
Toshiaki Kumeta
俊昭 久米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10149724A publication Critical patent/JPH10149724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架空線の風騒音およびコロナ騒音の両者を有
効に低減する。 【解決手段】 周方向全体に配置されるように撚り合わ
されて外層Aを構成する丸素線11群と,その上に周方
向に部分的に配置されるように撚り合わされた騒音防止
用の最外層Bの丸素線12群とを備えている。前記最外
層Bの各丸素線12の径を2.2mm以上とし,前記最
外層Bの表面が作る電線周方向の仮想円弧の中心角を3
0°≦θ≦120°とする。部分的にある最外層Bの丸
素線12群により,突起高さhが形成され,この突起高
さhにより風騒音低減が有効に図られる。また,電線表
面にある素線11,12はすべて丸素線であるから,水
滴が滴下しにくく,コロナ騒音の低減が有効に図られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,架空送電線等に
使用する低騒音電線に関し,特に風騒音およびコロナ騒
音のいずれの騒音の低減にも有効な低騒音電線に関す
る。
【0002】
【従来の技術】架空送電線には,風騒音やコロナ騒音の
問題がある。風騒音は,風を受けた電線の背後に生じる
いわゆるカルマン渦によるものであり,電線の表面に突
起を設けることにより低減できることが知られている。
一方,コロナ騒音は,電線表面の電位傾度がある限度を
超えたときに発生するコロナに起因する騒音であるが,
電線に付着した水滴の滴下が電位傾度を増大させるの
で,このコロナ騒音の低減方法の1つとして,電線表面
に付着した水滴が滴下しにくい構造とすることがあげら
れる。図6(イ),(ロ)において,電線の最外層にお
ける隣接する素線2’または2”間の境界付近が平坦な
場合の方(図6(イ))が丸みを持つ場合(図6
(ロ))よりも,電線表面から水滴5が滴下し易いた
め,最近の低騒音電線では,素線に丸みを付けて隣接す
る素線間に生じる溝内に水滴を取り込むようにして水滴
の滴下を極力抑えてコロナ騒音の低減を図っている。
【0003】上記のことから,風騒音とコロナ騒音とを
同時に低減させるためには,次の条件を満足する形態の
電線とすればよい。すなわち, (1)風騒音を低減するための突起をつける。この突起
の高さは,大きいほど風騒音低減に効果がある。 (2)コロナ騒音低減のために素線に丸みをつける。電
線の最外層を構成するすべての素線を丸素線で構成する
ことが最も効果的である。
【0004】このような条件をある程度満足する電線と
して,図5に示す構造の電線1が知られている。この電
線1は,最外層を小径の丸素線2とそれよりも大径の丸
素線3とで構成することによって,電線1の表面に,大
径の丸素線3の存在に基づく突起高さhを与えたもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電線1にお
いて,突起高さhは小径の丸素線2と大径の丸素線3と
の直径の差により決まるが,一般に架空送電線の最外層
素線の素線径(直径)は,雷撃を考慮すると4.0mm
以上が望ましく,一方,電気設備技術基準では6.0m
m以下と規定されていることから,このような構造の電
線1では,突起高さhはその差の2.0mm程度が限界
となる。しかし,突起高さhが2.0mm程度では,例
えば10dB以上低減させる等の有効な風騒音低減を実
現することはできない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,風騒音およびコロナ騒音のいずれをも有効に低減す
ることができる低騒音電線を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の低騒音電線は,周方向全体に配置されるように撚り
合わされて外層を構成する丸素線群と,その上に周方向
に部分的に配置されるように撚り合わされた騒音防止用
の最外層の丸素線群とを備え,前記最外層の各丸素線の
径を2.2mm以上とし,前記最外層の表面が作る電線
周方向の仮想円弧の中心角を30°≦θ≦120°とし
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図4に示す一実施例を参照して説明する。図1は本発
明の一実施例の低騒音電線10の断面図,図2は同側面
図である。図示のように,この低騒音電線10は,周方
向全体に配置されるように撚り合わされて外層Aを構成
する丸素線11群と,その上に周方向に部分的に配置さ
れるように撚り合わされた騒音防止用の最外層Bの丸素
線12群とを備えている。この低騒音電線10における
最外層Bの丸素線12は,いわゆるスパイラルロッド等
のように後で電線に巻き付けられるものではなく,電線
製造時に他の素線と同様にして撚り合わされるものであ
る。そして,前記最外層Bの各丸素線12の径を2.2
mm以上として,最外層Bの丸素線12の存在に基づく
外層Aからの突起高さhが2.2mm以上となるように
している。また,外層Aを覆う最外層Bの範囲について
は,最外層Bの表面が作る電線周方向の仮想円弧の中心
角(はさみ角)θが30°≦θ≦120°となるように
構成している。
【0009】図示例では,最外層Bの丸素線12群は1
80°反対方向の2箇所に形成してい。最外層Bの丸素
線12群は,施工時の電線の回転を抑制するために,外
層Aの撚り方向と逆方向に撚り合わすことが望ましい。
また,外層Aの丸素線11および最外層Bの丸素線12
の各材質は,電食防止の観点から同種金属を用いること
が望ましい。なお,丸素線12群の内部の構成は,丸素
線からなる撚線,扇形素線からなる撚線等任意であり,
図示は省略した。
【0010】図3は突起高さhを2.2以上とした根拠
を説明するもので,突起高さhを形成する丸素線12の
素線径と風騒音低減効果との関係を実験により求めた結
果を示す線図である。同図から明らかなように,素線径
が大きいほど風騒音低減効果が増大するが,風騒音低減
効果を10dB以上とする場合,前述の通り丸素線12
の直径を2.2mm以上とする必要がある。
【0011】図4は最外層Bのなす中心角θを,30°
≦θ≦120°とした根拠を示すもので,中心角θの大
きさと風騒音低減効果との関係を実験により求めた結果
を示す線図である。同じく風騒音低減効果を10dB以
上とする場合,前述の通りθは,30°≦θ≦120°
とする必要がある。
【0012】上記の低騒音電線10によれば,外層Aの
上に配置する最外層Bの丸素線12によって,風騒音低
減のために必要な突起高さhを形成しているので,素線
径をそのまま突起高さとして利用することができ,従来
の突起高さhと比べて,より大きな所望の突起高さhを
容易に形成することができる。これにより,風騒音の低
減が有効に達成される。
【0013】また,電線表面を形成するのは外層Aと最
外層Bとであるが,これらの各素線11,12がすべて
丸素線であるから,電線表面の全体について水滴等が付
着しにくい形状となっており,コロナ騒音の低減も有効
に達成される。
【0014】なお,実施例では突起高さhを形成するた
めの最外層Bの丸素線群は,180°反対方向の2箇所
に設けたが,1箇所でもよいし,また,周方向に120
°の等間隔の3箇所に設けてもよい。この場合,中心角
θの合計が大きくなり過ぎると,風騒音低減の効果が低
下するから,中心角θの大小との兼ね合いで適切に設定
するとよい。また,本発明は,鋼心アルミ撚線(ACS
R),鋼心耐熱アルミ合金撚線(TACSR),アルミ
覆鋼線(AC)などの種々の架空送電線に適用できる
が,さらに架空送電線に限らず,架空地線や光ファイバ
複合架空地線(OPGW)にも当然適用可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば,周方向全体に配置され
るように撚り合わされて外層を構成する丸素線群と,そ
の上に周方向に部分的に配置されるように撚り合わされ
た騒音防止用の最外層の丸素線群とを備え,前記最外層
の各丸素線の径を2.2mm以上とし,前記最外層の表
面が作る電線周方向の仮想円弧の中心角を30°≦θ≦
120°としたので,風騒音およびコロナ騒音のいずれ
についても有効に低減することができた。
【0016】また,本発明における突起高さ形成用の丸
素線は,既製の電線にスパイラルロッドを巻き付けて形
成するのでなく,電線製造時に他の素線と同様に撚り合
わて形成するものであるから,通常の電線と同じ製造方
法で製造することができ,かつ,架空線として施工する
際にも,通常の電線と同じ工法,工具等を使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の低騒音電線の内部を省略し
た断面図である。
【図2】図1の低騒音電線の側面図である。
【図3】上記低騒音電線についての最外層を構成する丸
素線の径と風騒音低減効果との関係の実験結果を示す線
図である。
【図4】上記低騒音電線についての最外層を構成する丸
素線群の中心角(はさみ角)θと風騒音低減効果との関
係の実験結果を示す線図である。
【図5】従来の低騒音電線の断面図である。
【図6】(イ),(ロ)はいずれもコロナ騒音の原因と
なる水滴の滴下についての説明図である。
【符号の説明】
10 低騒音電線 11 外層Aの丸素線 12 最外層Bの丸素線 A 外層 B 最外層 θ 中心角(はさみ角) h 突起高さ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図示例では,最外層Bの丸素線12群は1
80゜反対方向の2箇所に形成してい。最外層Bの丸
素線12群は,施工時の電線の回転を抑制するために,
外層Aの撚り方向と逆方向に撚り合わすことが望まし
い。また,外層Aの丸素線11および最外層Bの丸素線
12の各材質は,電食防止の観点から同種金属を用いる
ことが望ましい。なお,丸素線12群の内部の構成は,
丸素線からなる撚線,扇形素線からなる撚線等任意であ
り,図示は省略した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また,電線表面を形成するのは外層Aと最
外層Bとであるが,これらの各素線11,12がすべて
丸素線であるから,電線表面の全体について水滴の滴下
しにくい形状となっており,コロナ騒音の低減も有効
に達成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また,本発明における突起高さ形成用の丸
素線は,既製の電線にスパイラルロッドを巻き付けて形
成するのでなく,電線製造時に他の素線と同様に撚り合
て形成するものであるから,通常の電線と同じ製造
方法で製造することができ,かつ,架空線として施工す
る際にも,通常の電線と同じ工法,工具等を使用するこ
とができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向全体に配置されるように撚り合わ
    されて外層Aを構成する丸素線群と,その上に周方向に
    部分的に配置されるように撚り合わされた騒音防止用の
    最外層Bの丸素線群とを備え,前記最外層Bの各丸素線
    の径を2.2mm以上とし,前記最外層Bの表面が作る
    電線周方向の仮想円弧の中心角を30°≦θ≦120°
    としたことを特徴とする低騒音電線。
JP32111296A 1996-11-15 1996-11-15 低騒音電線 Pending JPH10149724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32111296A JPH10149724A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 低騒音電線

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32111296A JPH10149724A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 低騒音電線

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JPH10149724A true JPH10149724A (ja) 1998-06-02

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ID=18128963

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JP32111296A Pending JPH10149724A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 低騒音電線

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