JPH10152265A - テープ巻き付け装置のテープ張力調整機構 - Google Patents

テープ巻き付け装置のテープ張力調整機構

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JPH10152265A
JPH10152265A JP31212396A JP31212396A JPH10152265A JP H10152265 A JPH10152265 A JP H10152265A JP 31212396 A JP31212396 A JP 31212396A JP 31212396 A JP31212396 A JP 31212396A JP H10152265 A JPH10152265 A JP H10152265A
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JP
Japan
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tape
winding
tension
insulating tape
adjusting mechanism
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Application number
JP31212396A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ito
浩之 伊藤
Yasushi Kurai
靖 倉井
Takaaki Matsuura
隆明 松浦
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープを巻き付けるときにテープ張力を一定
にできるテープ巻き付け装置の張力調整機構を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 パッド18はパッドホルダー18aに回
動可能に軸支されている。パッドホルダー18aの端部
には張力調整機構19が一体的に備えられている。この
張力調整機構である張力調整機構19は、ブレーキホイ
ル19aとブレーキバンド19bからなる構成である。
ブレーキバンド19bの材質はナイロンである。ブレー
キバンド19b一端はバンド張力を調整できる固定部5
2に接合され、他端は固定部53に接合されている。こ
れら固定部52,53は、取り付け基板51に取り付け
られている。ブレーキバンド19の中央部は、ブレーキ
ホイル19aに摺接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブルなど
にテープを巻き付ける場合にテープに一定の張力を付与
するテープ巻き付け装置のテープ張力調整機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、油浸紙電力ケーブルの絶縁体の形
成においては、ケーブルコアを送り出し装置から送り出
しながら紙巻き機の回転する紙巻きヘッドの中を走行さ
せて、絶縁紙をケーブルコア周面に巻き付けて行く。こ
のようにして絶縁体を形成した後にケーブルコアを巻き
取り装置で巻き取って行く。
【0003】紙巻きヘッドは、図8にしめすように、パ
ッド101と、張力調整機構103とから構成される。
パッド101は、油浸絶縁紙102がロール状に巻き付
けられたものであり、これをパッドホルダーに回転自在
に装着固定する。この張力調整機構103は、パッドホ
ルダー101に一体的に接合されて共に回転するブレー
キホイル103aと、該ブレーキホイル外周に摺接する
ブレーキバンド103を有する。ブレーキバンド103
bは、その両端が固定されて中央部がブレーキホイル外
周に摺接し、ブレーキホイル103aの回転に抵抗を与
える。こうして、張力調整機構103は、パッド101
から巻き出す絶縁紙102にバックテンションを与え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この紙巻き機を用いて
電力ケーブルに絶縁紙を巻き付けると、図9に示すよう
に、紙巻き機の立ち上げ及び停止するときに、絶縁紙を
巻き付けたケーブル外径に変動が生じてしまう。これ
は、紙巻き機を立ち上げるとき、あるいは停止するとき
には、ブレーキホイルの回転数が停止状態から増加、あ
るいは停止状態に減少し、ブレーキホイル103aとブ
レーキバンド103bの摺接部において静摩擦係数から
動摩擦係数に、あるいは動摩擦係数から静摩擦係数に摩
擦係数が変動するので、絶縁紙に加わるバックテンショ
ンが変動し、一定の張力でケーブルに巻き付けることが
できないからである。このように、従来の張力調整機構
では、一定の回転数でブレーキホイルの回転が安定して
いるときは摩擦係数が一定となるので、絶縁紙の張力は
一定となるが、巻始めと巻終わりでは張力が絶縁紙を巻
き付けた後のケーブル外径が変動してしまう問題があっ
た。
【0005】また、回転数が上がるにしたがって、一般
に摩擦抵抗は小さくなる傾向があり、図9に示すよう
に、回転数が上昇するとケーブル外径が増加する傾向が
ある。したがって、ブレーキホイルが回転した状態で
も、回転数に変動が起これば、ケーブル外径が変動して
しまう。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、テープを巻き付けるときにテ
ープ張力を一定にできるテープ巻き付け装置の張力調整
機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻き
付ける場合にテープにバックテンションを与えて一定の
張力を付与するテープ巻き付け装置のテープ張力調整機
構であって、テープを巻装したパッドと共に回転するブ
レーキホイルと、該ブレーキホイルの外周に摺接して摩
擦抵抗を与えるブレーキバンドとを備え、前記ブレーキ
バンドは、静摩擦係数と動摩擦係数がほぼ等しい材料か
らなることを特徴とする。特に、前記材料は、ナイロン
であることが望ましい。
【0008】本発明によれば、ブレーキバンドは、静摩
擦係数と動摩擦係数がほぼ等しいので、絶縁テープ巻き
付け機が始動あるいは停止時では、回転数が停止状態か
ら増加したり、停止状態に減少したりして、ブレーキホ
イルとブレーキバンドの摩擦係数が静摩擦係数と動摩擦
係数との間で変動しても、テープ張力の変動はわずか
で、一定のケーブル外径を保持できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1〜図7は、本発明に係
る張力調整機構を備えた電力ケーブルの絶縁テープ巻き
付け装置の説明図である。図1は該装置の全体側面図、
図2は該巻き付けヘッド機20の側面図、図3は絶縁テ
ープ10巻き付け説明図、図4は側面視の絶縁テープ1
0の巻き付け説明図、図5は張力調整機構によるテープ
張力の説明図、図6はブレーキバンドの材料の特性図、
図7は接続部12の断面説明図である。
【0010】この巻き付け装置は、油浸の絶縁テープで
絶縁体が形成されているOFケーブルを出荷前に工場に
おいて接続する(FJ)装置であって、紙層を有する油
浸の絶縁テープ10を電力ケーブル接続部12に巻き付
けて多層の接続部絶縁体14を製造する装置である。
【0011】そして、前記巻き付け装置は、前記接続部
12を一定位置に保持する接続部保持機(接続部保持部
に相当)16と、絶縁テープ10をパッド18から巻き
出しながら前記接続部12周囲にパッド18を遊星運動
させて前記接続部12に絶縁テープ10を巻き付ける巻
き付けヘッド機(テープ巻き付け手段に相当)20と、
前記巻き付けヘッド機20を前記接続部の長手方向に沿
って進行(往動・復動)させる駆動機構22と、前記駆
動機構22および前記巻き付けヘッド機20を作動制御
して前記接続部12外周面に前記長手方向に連続して絶
縁テープ10を巻き付ける別置の巻き付け動作制御機2
4とを備える。
【0012】図1に示すように、前記巻き付け装置は、
水平に設置された架台26にその長手方向に間隔を置い
て複数の接続部保持機16が配列・設置されており、接
続部保持機16が電力ケーブル接続部12の重量を支え
ることにより電力ケーブル接続部12は架台26上に載
置され保持される。なお、図示しないが、この電力ケー
ブル接続部12の前・後の電力ケーブルは、その巻き取
りおよび巻き出しはできないようになっている。
【0013】(接続部保持機16)図1に示すように、
接続部保持機16は、載置板16aをシリンダーで上下
動させるものであって、シリンダーが上昇動作端におい
ての載置板16a上限位置を調整することにより電力ケ
ーブル接続部12の上下方向位置を一定にする。また、
シリンダーは巻き付けヘッド機20が近傍に進行して来
たときに巻き付けヘッド機20の邪魔にならないように
下降動作する。
【0014】(巻き付けヘッド機20)巻き付けヘッド
機20は前記のように保持された電力ケーブル接続部1
2に沿って往動・復動するが、往動すなわち一方向に沿
って進行しているときに電力ケーブル接続部12に絶縁
テープ10を巻き付け、一方、復動するときには巻き付
けずに戻るのみである。
【0015】巻き付けヘッド機20は、ほぼ方形の金属
フレーム20aを有して、金属フレーム20aの後面側
に絶縁テープ10の巻き付け機構が設けられる。図3に
示すように、巻き付けヘッド機20には、絶縁テープ1
0を巻いた状態のパッド18が電力ケーブル接続部12
を中心に対角線上に等角度に2組設けられており、一組
はS巻き用のパッド18s1,18s2で他の組はZ巻き
用のパッド18z1,18z2である。
【0016】図2に示すように、パッド18はパッドホ
ルダー18aに回動可能に軸支されている。パッドホル
ダー18aの端部にはブレーキ機能を有する張力調整機
構19が一体的に備えられている。この張力調整機構1
9は、図5に示すように、ブレーキホイル19aとブレ
ーキバンド19bからなる構成である。ブレーキホイル
19aは、外周面にブレーキバンド19bを掛けるため
の溝が形成されている。ブレーキバンド19bの材質は
ナイロンである。ブレーキバンド19bの一端はバンド
張力をネジ調整できる調整固定部52に接合され、他端
は固定部に接合され、この固定部の一端はアーム55に
固定されている。固定部は、取り付け基板に取り付けら
れている。ブレーキバンド19bの中央部は、ブレーキ
ホイル19aに摺接している。ダンサロール30は、中
央部の回転軸54に回動自在に軸支されたアーム55の
一端に取り付けられ、アーム55の他端に係止されたス
プリング38によりテンションが調整されて絶縁テープ
10の巻き弛みがないように構成されている。
【0017】図2に示すように、パッドホルダー18a
はパッドブラケット18bを介して回転ディスク28に
固定される。パッドフラケット18bには、図3に詳細
を示すようにダンサロール30が揺動可能に取り付けら
れており、このダンサロール30を介して絶縁テープ1
0が目的とする電力ケーブル接続部12に向けて巻き出
されるようになっている。
【0018】前記回転ディスク28は、一部(原位置で
は図2,図3に示すように下部)が電力ケーブル接続部
12を通らせるように切り欠かれているほぼ「C」字形
状の環状の板材であると共に、巻き付けヘッド機20の
フレーム20aから筒状に突出したガイド部20bの外
周面に転接するローラ28aが固定されており、このロ
ーラ28aにより前記ディスク28はフレーム20aに
回転可能に設けられる。また、前記回転ディスク28の
フレーム20a側には、ほぼ同径に環状のギア32が該
ディスク28に固定して設けられると共に、図2に示す
ように、フレーム20aの側面部にモータおよびギアか
らなる回転駆動機構が設けられており、前記環状ギア3
2が前記ギアに噛み合って回転駆動することにより、前
記回転ディスク28が回転する。なお、回転ディスク2
8および各パッド18を覆ってカバー20dが設けられ
ており、このカバー20dにより、絶縁テープ10巻付
時にパッド18から振り出された絶縁油が飛散しないよ
うにしている。
【0019】前記巻き付けヘッド機20の下部には、図
2に示すように、巻き付けヘッド機20を架台26上で
往復移動させるための、リニアガイド36aが設けられ
ており、このリニアガイド36aは、前記架台26上面
部に固定されたリニアガイドレール36bに摺動自在に
係合している。巻き付けヘッド機20の駆動機構22
は、サーボモータでスプロケットからチェーンあるいは
ベルトによりギアーを駆動しており、このギアーが前記
リニアガイドレール36bに平行な架台に固定されたラ
ックギアー22eに噛み合って巻き付けヘッド機20が
進行するようになっている。
【0020】前記巻き付けヘッド機20の中央部には、
電力ケーブル接続部12を支えた状態で回動可能なヘッ
ドローラが上下動可能に設けられる。このヘッドローラ
は、シリンダーなどのアクチュエータにより絶縁テープ
10の巻き付けで接続部絶縁体14が太るのに合わせて
上下駆動される。
【0021】絶縁テープ10の送り出しは、図3に示す
ように、一組のS巻き用のパッド18s1,18s2と
一組のZ巻き用のパッド18z1,18z2とからそれ
ぞれのダンサロール30を介して行われており、上述の
ように、各パッド18には適宜の回転抵抗が加えられて
いると共にダンサロール30にはスプリング38により
テンションが調整されて絶縁テープ10の巻き弛みがな
いように構成されている。
【0022】前記絶縁テープ10は、中央層がポリプロ
ピレンからなるシートであって、その両面層が紙層にな
っているPPLP(ポリプロピレンラミネートペーパ
ー)である。
【0023】なお、詳細は図示しないが、シーケンス制
御装置あるいはプログラマブルコントローラからなる巻
き付け動作制御機24により、巻き付けヘッド機20の
絶縁テープ10巻き付けおよび駆動機構22の制御が行
われる。
【0024】次に、実施形態に係る絶縁テープ巻き付け
装置における作動を説明する。まず、電力ケーブル接続
部12を架台26上の接続部保持機16に載置して水平
位置に保持する。電力ケーブル接続部12はその自重で
一定位置に安定する。そして、図1及び図2に示すよう
に、電力ケーブル接続部12を保持した状態で架台26
に巻き付けヘッド機20を設定する。同時に接続する各
電力ケーブルの接続部12側端部では、電力ケーブルの
絶縁体を巻き取っておく。
【0025】巻き付けヘッド機20のパッド18からダ
ンサロール30を通して絶縁テープ10を口出ししてお
く。そして、絶縁テープ10の口出しを電力ケーブル接
続側端部の絶縁体と重ね合わせる処理を施す。その後、
巻き付け動作制御機24により、回転ディスクを28を
回転させかつ巻き付けヘッド機20を進行(往動)させ
る。これにより、絶縁テープ10をパッド18から巻き
出して前記電力ケーブル接続部12周囲にパッド18を
遊星運動させて前記電力ケーブル接続部12に絶縁テー
プ10を巻き付けながら、前記巻き付けヘッド機20を
前記電力ケーブル接続部12の長手方向に沿って進行さ
せることにより、前記電力ケーブル接続部12外周面に
前記長手方向に連続して絶縁テープ10を巻き付ける。
巻付時の絶縁テープ10には絶縁油を適宜に漬けておき
必要に応じて補給する。
【0026】絶縁テープを巻き付けるときは、絶縁テー
プは常に一定の張力が生ずるようにすることによって、
電力ケーブル外径が変動しないようにする必要がある。
張力調整機構19は、回転するパッド18にバックテン
ションを与えて、絶縁テープに一定の張力を付与する機
能を有する。
【0027】この張力調整機構の動作について説明す
る。図5は、張力調整機構による絶縁テープの張力を示
す説明図である。絶縁テープ10の張力をP、ブレーキ
バンド19bの張力をT1、スプリングによる付勢力を
T、ブレーキホイル外径をD、絶縁テープのロール径を
Da、パッド外径をD1、パッド胴径をD2、スプリン
グが係止したアーム55の端部から回転軸54までの長
さをR、ダンサロール30を取り付けたアーム55の端
部から回転軸54までの長さをR1、ブレーキバンド1
9bを固定したアームの部分から回転軸54までの長さ
をR2、ブレーキバンド19bのブレーキ19aに対す
る接触角をθ、パッド18から伸びた絶縁テープ10が
ダンサロール30に対する接触点でアーム55との垂線
となす角度をθ3、絶縁テープ10がダンサロール30
に対する剥離点でアーム55との垂線となす角度を
θ1、ブレーキバンド19bがアーム55との垂線とな
す角度をθ4とする。
【0028】パッド18とブレーキホイル19aの回転
モーメントから次式が成り立つ。 T1=P・Da/D(eμθ−1) … (1) アーム55の回転モーメントから次式が成り立つ。 T・cosθ5・R=P・(cosθ1+cosθ3)・R1 +T1・cosθ4・R2 … (2)
【0029】従って、(1)及び(2)の式から、所望
の絶縁テープ張力が分かれば、そのときのブレーキバン
ド19bの張力T1とスプリング38による付勢力Tが
求められる。(1)式から分かるように、絶縁テープ1
0のロール径Daによって、ブレーキバンド19bの張
力T1張力が変動し、一定のテープ張力Pを得るには、
それに伴ってスプリングによる付勢力Tを調整する必要
が出てくる。こうして、パッド18が絶縁テープ10を
巻き出してテープロール外径が変化するにつれ、調整固
定部52,53のネジを調整し、一定の張力が得られる
ようにする必要がある。しかし、このような作業は煩雑
であるので、適当なロール外径を選び出し、その時のブ
レーキバンド張力T1とスプリング付勢力Tに設定す
る。
【0030】摩擦係数μが小さければ、(1)式の(e
μθ−1)は小さい値になる。もし、適当な値にT1を
設定すると、テープ張力Pは(1)式より次のようにな
る。 P=T1・D・(eμθ−1)/Da … (3) テープのロール外径DaがD1からD2に変動するとし
ても、摩擦係数μが小さければ(eμθ−1)は小さい
値になり、テープ張力Pの変動幅が小さくなる。したが
って、回転数が増加して摩擦係数が減少すれば、それだ
けテープ張力の変動は減ることになる。
【0031】絶縁テープ巻き付け機が始動あるいは停止
時では、回転数が停止状態から増加したり、停止状態に
減少したりするので、ブレーキホイル19aとブレーキ
バンド19bの摩擦係数が静摩擦係数と動摩擦係数との
間で変動する。しかし、図10に示すように、ナイロン
は動摩擦係数と静摩擦係数がほぼ同じであるので、始動
及び停止時で摩擦抵抗がほとんど変動せず、絶縁テープ
の張力を一定に保持できる。図10に示す材料の中で
は、他にアセタール樹脂が動摩擦係数と静摩擦係数がほ
ぼ同じであるが、摩擦係数がナイロンより大きいので、
回転変動によるテープ張力の変動がナイロンより大きく
なってしまうため、ナイロンが最適である。
【0032】上記のように一層の絶縁テープ10の巻き
付けが終了したら、絶縁テープ10終端を電力ケーブル
絶縁体と段付きのないように重ねる処理を施す。そし
て、絶縁テープ10を巻き出さない状態のまま巻き付け
ヘッド機20を基点に戻し(復動させ)、次の層の絶縁
テープ10の巻き付けを行う。上記のようにS巻き用の
パッド18s,18s2から絶縁テープ10を巻き出し
て所定層(例えば16層)S巻きを行ったならば、その
後、Z巻き用のパッド18z1,18z2から絶縁テー
プ10を巻き出して所定層(16層)Z巻きを行う。
【0033】したがって、一定位置に固定された電力ケ
ーブルの適宜の接続部12に油浸紙層を含む絶縁テープ
10を精度良く自動的に巻き付けることができる。すな
わち、図11には前記のようにして前記接続部絶縁体1
4が形成された電力ケーブル接続部12を示している。
図11に示すように、電力ケーブル40接続端部ではそ
の絶縁テープからなるケーブル絶縁体41を適宜に取り
去った状態(ケーブル内部半導電層40a、外部半導電
層40bも取り去る)で、導体42同士を接続管44あ
るいは溶接で接続してその周面を接続部内部半導電層4
6で覆っており、前記巻き付け装置は、その接続部内部
半導電層46と絶縁体41の外周面に前記絶縁テープ1
0を上記のように巻き付けて前記絶縁体14を製造す
る。前記絶縁体を製造後の前記電力ケーブル接続部12
には、別のラインなどで外部半導電層あるいは外被層を
製造する。
【0034】なお、上記実施形態では、絶縁テープ10
の巻き付け箇所を電力ケーブル接続部12にしていた
が、電力ケーブルの絶縁体の絶縁テープ10巻き付けに
同様に適用できることは明らかである。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ブレ
ーキバンドは、静摩擦係数と動摩擦係数がほぼ等しい材
料からなるので、始動及び停止時で摩擦抵抗がほとんど
変動せず、絶縁テープの張力を一定に保持できる。特に
ナイロンは摩擦係数μ自体が小さいので、回転数変動や
パッド外径の変動があっても、張力の変動は小さいもの
となり、テープ張力をほぼ一定に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電力ケーブルの絶縁テ
ープ巻き付け装置の全体側面図である。
【図2】巻き付けヘッド機の側面図である。
【図3】絶縁テープの巻き付け説明図である。
【図4】絶縁テープ巻き付け装置の側面視した絶縁テー
プの巻き付け説明図である。
【図5】張力調整機構による絶縁テープの張力を示す説
明図である。
【図6】各材料の摩擦係数の特性図である。
【図7】電力ケーブル接続部の絶縁体の製造後の断面説
明図である。
【図8】紙巻きヘッドの張力調整機構を示す斜視図であ
る。
【図9】絶縁テープの巻き付けたケーブル外径を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 絶縁テープ 18 パッド 18a パッドホルダー 19 張力調整機構 19a ブレーキホイル 19b ブレーキバンド 20 巻き付けヘッド機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻き付ける場合にテープにバッ
    クテンションを与えて一定の張力を付与するテープ巻き
    付け装置のテープ張力調整機構において、 テープを巻装したパッドと共に回転するブレーキホイル
    と、該ブレーキホイルの外周に摺接して摩擦抵抗を発生
    させるブレーキバンドとを備え、 前記ブレーキバンドは、静摩擦係数と動摩擦係数がほぼ
    等しい材料からなることを特徴とするテープ巻き付け装
    置のテープ張力調整機構。
  2. 【請求項2】 前記材料は、ナイロンであることを特徴
    とする請求項1記載のテープ巻き付け装置のテープ張力
    調整機構。
JP31212396A 1996-11-22 1996-11-22 テープ巻き付け装置のテープ張力調整機構 Pending JPH10152265A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102103909A (zh) * 2010-12-24 2011-06-22 领亚电子科技股份有限公司 一种电缆集合填充辅材张力控制器
RU2626735C1 (ru) * 2016-03-24 2017-07-31 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ивановский государственный энергетический университет имени В.И. Ленина" (ИГЭУ) Устройство для регулирования натяжения ленточного материала
WO2021255897A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 康史 萩原 テープ巻付機

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