JPH10152421A - 毛髪のハリ、コシ及び感触を改善する方法 - Google Patents

毛髪のハリ、コシ及び感触を改善する方法

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JPH10152421A
JPH10152421A JP31246996A JP31246996A JPH10152421A JP H10152421 A JPH10152421 A JP H10152421A JP 31246996 A JP31246996 A JP 31246996A JP 31246996 A JP31246996 A JP 31246996A JP H10152421 A JPH10152421 A JP H10152421A
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JP
Japan
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hair
amide derivative
production example
compound
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Application number
JP31246996A
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English (en)
Inventor
Masahiko Sakai
雅彦 坂井
Hisami Sugino
久実 杉野
Yuji Hirano
祐司 平野
Katsunori Masukawa
克典 増川
Hirobumi Narita
博文 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 加齢に伴い減少した毛髪成分又はその類
縁物を毛髪に適用することを特徴とする毛髪のハリ、コ
シ及び感触を改善する方法。 【効果】 毛髪のハリ、コシ及び感触を根本的に改善す
ることができ、健康的でみずみずしく、若々しい印象の
毛髪を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪にハリ、コ
シ、硬さを与え、感触を改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪に関する一般的な悩みとして、毛髪
の脆弱化、ハリ、コシの低下や、パサツキの増大等の感
触の悪化など、数多くの変化が認識されている。これら
の毛髪の物性の変化は、毛髪が機械的又は化学的処理を
日常的に長期にわたって受けたことが原因と考えられ、
これらに対応すべく、例えばパサツキの増大には油剤、
ハリコシの低下にはハリコシ付与剤等が用いられてき
た。
【0003】しかしながら、パサツキを抑えるために添
加する油剤は脂っぽい感触や、重い感じを与えたり、す
べりが良くなってもきしむなどの問題がある。また、ハ
リコシ付与剤などは硬さを与えるものの、それが逆にご
わ付きとして認知されるなど、感触の点で問題があり、
要求される効果を十分満足するものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、毛髪にハリ、コシ、硬さを与え、感触を改善する方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは毛髪の細胞間脂質に着目し、鋭意研究を行っ
た結果、前記のような毛髪の物性変化は、加齢に伴い毛
髪成分が減少したこと、特に毛髪内在脂質成分のバラン
スが変化することが原因であることを見出し、不足した
当該毛髪成分又はその類縁物を毛髪に適用すれば、毛髪
の物性変化を根本的に改善できることを見出し、本発明
を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、加齢に伴い減少した
毛髪成分又はその類縁物を毛髪に適用することを特徴と
する毛髪のハリ、コシ及び感触を改善する方法を提供す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、加齢に伴い減
少した毛髪成分又はその類縁物を用いる。毛髪は、加齢
により内在脂質成分の脂質バランスが変化するため、こ
の減少した毛髪内在脂質成分、特にセラミド、コレステ
ロール及びこれらの誘導体から選ばれるものを用いるの
が好ましい。
【0008】これらのうち、セラミド及びその誘導体と
しては、例えば天然セラミド、次の一般式(1)〜
(3)
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
炭素数1〜40のヒドロキシル化されていてもよい炭化
水素基を示し、R3 は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐
鎖のアルキレン基又は単結合を示し、R4 は水素原子、
炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基又
は2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基を示す。ただ
し、R3 が単結合のときはR4 は水素原子である。)
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 及びR2 は前記と同じ意味を
示し、R3aは炭素数3〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キレン基を示し、R4aは炭素数1〜12の直鎖又は分岐
鎖のアルコキシ基を示す。)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R1 、R2 及びR3 は前記と同じ
意味を示し、R4bは水素原子、炭素数1〜12の直鎖若
しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−エポキシプロ
ピルオキシ基を示す。ただし、R3 が単結合のときR4b
は水素原子である。)で表わされるアミド誘導体などが
挙げられる。
【0015】これらのうち、アミド誘導体(1)におい
て、R1 及びR2 は同一又は異なって炭素数1〜40の
直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のヒドロキシル化され
ていてもよい炭化水素基を示す。R1 及びR2 として
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデ
シル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノ
ナデシル、ヘンエイコシル、ドコシル、ノナコシル、ト
リアコンチル、イソステアリル、イソヘプタデシル、2
−エチルヘキシル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデ
シル、8−ヘプタデセニル、8,11−ヘプタデカジエ
ニル、2−ヘプチルウンデシル、9−オクタデセニル、
1−ヒドロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、
2−ヒドロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタ
デシル、11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒド
ロキシ−8−ヘプタデセニル等が挙げられる。
【0016】R1 としては炭素数8〜26の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばオ
クチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、ドコシル、トリアコンチル、イソス
テアリル、2−エチルヘキシル、2−ヘプチルウンデシ
ル及び9−オクタデセニル等が挙げられる。R1 として
特に好ましい炭化水素基は炭素数12〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基であり、例えばドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、ドコシル及びメチ
ル分岐イソステアリル基等が挙げられる。
【0017】R2 としては炭素数9〜25の直鎖又は分
岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましく、例えばノ
ニル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘプタ
デシル、ヘンエイコシル、ノナコシル、イソヘプタデシ
ル、1−エチルヘプチル、8−ヘプタデシル、8−ヘプ
タデセニル、8,11−ヘプタデカジエニル、1−ヒド
ロキシノニル、1−ヒドロキシペンタデシル、2−ヒド
ロキシペンタデシル、15−ヒドロキシペンタデシル、
11−ヒドロキシヘプタデシル及び11−ヒドロキシ−
8−ヘプタデセニル等が挙げられる。R2 として特に好
ましい炭化水素基は炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基であり、例えばウンデシル、トリデシル、
ペンタデシル、ヘプタデシル、ヘンエイコシル及びメチ
ル分岐イソヘプタデシル基等が挙げられる。
【0018】R3 は炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖
のアルキレン基又は単結合を示し、アルキレン基として
は例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−メチル
エチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメ
チレン、1,1−ジメチルエチレン、1−エチルエチレ
ン、1−メチルテトラメチレン、2−エチルトリメチレ
ン等が挙げられる。R 3 としては炭素数1〜6の直鎖の
アルキレン基が好ましく、このうちメチレン、エチレン
及びトリメチレンが特に好ましい。
【0019】R4 は水素原子、炭素数1〜12の直鎖若
しくは分岐鎖のアルコキシ基又は2,3−ジヒドロキシ
プロピルオキシ基を示し、アルコキシ基としては例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシル
オキシ、オクチルオキシ、デシルオキシ、1−メチルエ
トキシ及び2−エチルヘキシルオキシ等が挙げられる。
4 としては水素原子、炭素数1〜8のアルコキシ基及
び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が好ましく、
このうち水素原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、1−メチルエトキシ、2−エチルヘキシルオ
キシ及び2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ基が特に
好ましい。
【0020】アミド誘導体(1)としては、特に一般式
中のR1 、R2 、R3 及びR4 がそれぞれ上述の特に好
ましい範囲の基である場合を組合わせた化合物が好まし
い。
【0021】また、アミド誘導体(2)において、R1
及びR2 は上記と同様の意味を示し、同様の基が好まし
い。また、R3aとしてはアミド誘導体(1)のR3 にお
いて例示したアルキレン基からメチレン及びエチレンを
除いた基が挙げられる。R3aとしては炭素数3〜6の直
鎖のアルキレン基が好ましく、このうちトリメチレンが
特に好ましい。R4aのアルコキシ基としては、アミド誘
導体(1)のR4 と同様の基が挙げられ、同様の基が好
ましい。
【0022】また、アミド誘導体(3)において、
1 、R2 及びR3 は上記と同様の意味を示し、R4b
水素原子、炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアル
コキシ基又は2,3−エポキシプロピルオキシ基を示
す。R1 、R2 及びR3 として具体的には、アミド誘導
体(1)と同様の基が挙げられ、同様の基が好ましい。
4bの炭素数1〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキ
シ基としては、アミド誘導体(1)のR4 と同様の基が
挙げられ、水素原子、R4 と同様のアルコキシ基及び
2,3−エポキシプロピルオキシ基が好ましい。
【0023】これらのアミド誘導体(1)〜(3)のう
ち、特に、一般式(1)で表わされるものが好ましい。
【0024】アミド誘導体(1)は、例えば次の製造法
1又は製造法2によって得ることができる。
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】(式中、R1 、R2 及びR3 は前記と同様
の意味を示し、R4fは水素原子又は炭素数1〜12の直
鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基を示す。ただし、R3
が単結合のときはR4fは水素原子である。R6 、R8
10及びR11は炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖の飽和若
しくは不飽和の炭化水素基を示すが、好ましくは炭素数
1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で、特に好ましく
はメチル基である。R9は水素原子、アルカリ金属原子
又はCOR8基を示し、R7 及びR12はハロゲン原子、メシ
レート基、トシレート基等の脱離基を示す。R7 として
は、入手の容易さ等の点から塩素原子及び臭素原子、特
に塩素原子が好ましく、R12としては、入手の容易さ等
の点からメシレート基及びトシレート基が好ましい。)
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】(式中、R1 、R2 、R6 〜R12は上記と
同様の意味を示し、R3gは炭素数1〜6の直鎖又は分岐
鎖のアルキレン基を示す。)
【0031】製造法1及び製造法2の各工程の反応条件
は次のとおりである。
【0032】工程1)グリシジルエーテル(7)とアミ
ン(8F)又は(8G)を、無溶媒で、あるいは水又は
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級ア
ルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、ヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶
媒、あるいはこれらの任意の混合溶媒中等において、室
温〜150℃で反応させることにより、アミノアルコー
ル誘導体(4F)又は(4G)を製造することができ
る。
【0033】工程2)アミノアルコール誘導体(4F)
又は(4G)に、脂肪酸エステル(9)好ましくは脂肪
酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル等の脂肪酸低
級アルキルエステルを、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム等の
アルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ
金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸
塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコ
ラート等の塩基性触媒の存在下、常圧〜0.01mmHgの
減圧下に室温〜150℃で反応させることにより、アミ
ド誘導体(2F)又は(2G)を製造することができ
る。この際、塩基性触媒の使用量はアミノアルコール誘
導体(4F)又は(4G)に対して0.01〜0.2当
量が好ましく、また反応により生じるアルコールを系外
に除去しながら行うと、反応が速く進行するので好まし
い。
【0034】工程3)アミド誘導体(2F)又は(2
G)はまた、アミノアルコール誘導体(4F)又は(4
G)に脂肪酸クロライド(10)を、無溶媒であるいは
クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれらの任意の混合
溶媒中等において、ピリジン、トリエチルアミン等の第
三級アミン等の塩基の存在下又は無存在下、室温〜10
0℃で反応させてアミド−エステル誘導体(11F)又
は(11G)に変換後、
【0035】工程4)そのエステル基を、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアル
カリ土類金属炭酸塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコラート等の塩基性条件下等で、選択的
に加水分解することによっても製造することができる。
【0036】工程5)アミド誘導体(2F)又は(2
G)に1〜20当量のエポキシド(12)、好ましくは
エピクロルヒドリンを、無溶媒であるいは水又はテトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれ
らの任意の混合溶媒中等において、1〜10当量の水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、
炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム
等のアルカリ土類金属炭酸塩の存在下、室温〜150℃
で反応させることによりアミド誘導体(3F)又は(3
G)を製造することができる。この際、テトラブチルア
ンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムクロ
ライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ビステ
トラオキシエチレンステアリルメチルアンモニウムクロ
ライド等の第四級アンモニウム塩やラウリルジメチルカ
ルボキシアンモニウムベタイン等のベタイン等の相間移
動触媒の存在下で反応を行うことが収率の面等で好まし
い。
【0037】工程6)アミド誘導体(3F)又は(3
G)を、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金
属水酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭
酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩等の塩基性条
件下又は硫酸、塩酸等の鉱酸、三フッ化ホウ素、四塩化
スズ等のルイス酸、酢酸、テトラデカン酸、ヘキサデカ
ン酸等のカルボン酸、p−トルエンスルホン酸等のスル
ホン酸等の酸性条件下、あるいは塩基−酸混合条件下
で、室温〜300℃で水和することにより、アミド誘導
体(1F)又は(1G)を製造することができる。
【0038】工程7)アミド誘導体(1F)又は(1
G)はまた、アミド誘導体(3F)又は(3G)にカル
ボン酸誘導体(13)、好ましくは酢酸等の低級脂肪
酸、酢酸ナトリウム等の低級脂肪酸アルカリ金属塩、無
水酢酸等の低級脂肪酸無水物を単独あるいは組合わせ
て、トリエチルアミン等の第三級アミン等の塩基性触媒
の存在下又は無存在下で、反応させて、エステル−アミ
ド誘導体(14F)又は(14G)に変換後、
【0039】工程8)そのエステル基を、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸
化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸カリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアル
カリ土類金属炭酸塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等のア
ルカリ金属アルコラート等の塩基性条件下等で、選択的
に加水分解することによっても製造することができる。
【0040】工程9)アミド誘導体(1F)又は(1
G)はまた、アミド誘導体(3F)又は(3G)にカル
ボニル化合物(15)、好ましくはアセトン、メチルエ
チルケトン等の低級脂肪族ケトンを、硫酸、塩酸、リン
酸等の鉱酸、酢酸等のカルボン酸、三フッ化ホウ素、四
塩化スズ等のルイス酸等の酸触媒の存在下に反応させ
て、1,3−ジオキソラン−アミド誘導体(16F)又
は(16G)に変換後、
【0041】工程10)硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸、
酢酸等のカルボン酸、p−トルエンスルホン酸等のスル
ホン酸等の酸性条件下等で脱ケタール化することによっ
ても製造することができる。
【0042】工程11)1,3−ジオキソラン−アミド
誘導体(16F)又は(16G)はまた、アミド誘導体
(2F)又は(2G)にグリセロール誘導体(17)
を、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金
属水酸化物、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水
酸化物、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カ
ルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、水素化ナトリウ
ム等のアルカリ金属水素化物等の塩基の存在下で、無溶
媒であるいはN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、あるいはこれらの任
意の混合溶媒中等において、反応させることによっても
製造することができる。
【0043】このようにして得られるアミド誘導体
(1)は、公知の方法により精製することができる。本
発明においては、アミド誘導体(1)を純度100%に
精製した精製物でも、特に精製を行わずに中間体や反応
副生成物を含んだ純度70〜100%の混合物でも、効
果、性能に優れ、かつ安全性にも問題がなく使用するこ
とができる。また、アミド誘導体(1)には水和物に代
表される溶媒和物も含まれる。
【0044】製造法1によって得られるアミド誘導体
(1)としては、例えば次のものが挙げられる。
【0045】
【化8】
【0046】
【化9】
【0047】製造法2によって得られるアミド誘導体
(1)としては、例えば次のものが挙げられる。
【0048】
【化10】
【0049】これらのうち、以下に示すものが特に好ま
しい。
【0050】
【化11】
【0051】また、コレステロール及びその誘導体とし
ては、コレステロール、アルケニルコハク酸コレステリ
ル、コレスタノール、炭素数12〜36、好ましくは炭
素数14〜28の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭
化水素基を有するコレステリルエステル、デヒドロコレ
ステロール等が例示される。これらのうちアルケニルコ
ハク酸コレステリルとしては、特開平5−294989
号公報に記載の製造法により合成されるもの、例えばn
−ヘキサデセニルコハク酸コレステリルモノエステル、
n−オクタデセニルコハク酸コレステリルモノエステル
等が挙げられる。また、コレステリルエステルとして
は、例えばイソステアリン酸コレステリル、1,2−ヒ
ドロキシステアリン酸コレステリル、ラノリン脂肪酸コ
レステリル、リシノール酸コレステリル等が挙げられ
る。これらのうち、アルケニルコハク酸コレステリル、
コレステロール、イソステアリン酸コレステリルが好ま
しい。
【0052】これらの毛髪成分は、1種又は2種以上を
組合せて用いることができ、特にセラミド又はその誘導
体と、コレステロール又はその誘導体とを組合せて用い
るのが好ましい。
【0053】毛髪成分の毛髪への適用方法は特に制限さ
れないが、各種の毛髪化粧料として適用するのが好まし
い。毛髪化粧料とする場合には、前記毛髪成分を配合
し、通常の方法に従って製造することができ、例えばプ
レシャンプー剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンデ
ィショナー、ヘアトリートメント、セットローション、
ブロースタイリングローション、ヘアスプレー、泡状ス
タイリング剤、ジェル状スタイリング剤、ヘアリキッ
ド、ヘアトニック、ヘアクリーム、育毛剤、養毛剤、パ
ーマネントウェーブ第1剤、パーマネントウェーブ第2
剤、永久染毛剤、一時染毛剤などとすることができる。
【0054】また、毛髪成分の毛髪への適用量は特に制
限されないが、セラミド及びその誘導体の場合は、毛髪
に対する重量比で1×10-6〜0.05、特に1×10
-5〜0.04、更に1×10-4〜0.02であるのが好
ましく、またコレステロール及びその誘導体の場合は、
毛髪に対する重量比で1×10-6〜0.04、特に1×
10-5〜0.02、更に1×10-4〜0.01であるの
が好ましい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、毛髪にハリ、コシ、硬
さを与えるとともに感触を改善することができ、また枝
毛防止効果も得られる。特に感触としては、パサつか
ず、すべり、指通りが良く、きしまず、まとまり易く、
毛髪はつやがあり、脂っぽくなく好ましい油性感で自然
な感触が得られ、健康的でみずみずしく、若々しい印象
の毛髪を与える。また、本発明による毛髪成分の毛髪へ
の適用をくり返すことにより、当該成分を毛髪へ浸透さ
せ、毛髪を改質させる効果がより高められる。
【0056】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、製造例1〜10においては、アミド誘導体(1)を
前記製造法1に従って製造した。
【0057】製造例1 攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た2リットル5口フラスコに、3−メトキシプロピルア
ミン743.2g(8.34mol)及びエタノール15
0mlを仕込み、窒素雰囲気下で80℃に加熱攪拌しつ
つ、これにヘキサデシルグリシジルエーテル165.9
g(0.56mol)を3時間かけて滴下した。滴下終了
後、更に80℃で12時間攪拌した後、エタノール及び
過剰の3−メトキシプロピルアミンを減圧下に加熱留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
することにより、アミノアルコール誘導体(4a)19
6.5g(収率91%対ヘキサデシルグリシジルエーテ
ル)を得た(工程1)。
【0058】
【化12】
【0059】得られたアミノアルコール誘導体(4a)
の物性は次のとおりである。
【0060】白色固体 融点;53℃ IR(νneat,cm-1);3340,2930,285
5,1470,1310,1120,1065,95
5,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,26
H),1.45〜1.85(m,6H),2.57〜
2.76(m,4H),3.32(s,3H),3.3
8〜3.48(m,6H),3.77〜3.89(m,
1H).
【0061】攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸
留装置を備えた1リットル5口フラスコに、溶融した上
記(工程1)で得た化合物(4a)61.3g(15
8.1mmol)及びナトリウムメトキシド28%メタノー
ル溶液1.53g(7.91mmol)を仕込み、窒素雰囲
気下60℃で30分間攪拌した。次に、同条件下でこれ
にテトラデカン酸メチル38.3g(158.1mmol)
を1時間かけて滴下した。滴下終了後、更に減圧下(8
0〜10Torr)60℃で5時間攪拌し、反応を完結させ
た。反応混合物を冷却後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製することにより、アミド誘導体(2a)
88.7g(収率94%)を得た(工程2)。
【0062】
【化13】
【0063】得られたアミド誘導体(2a)の物性は次
のとおりである。
【0064】白色固体 融点;48℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,286
0,1650,1625,1470,1225,121
0,1110,950,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.3Hz,6H),1.15〜1.95(m,5
3H),2.36(t,J=7.5Hz,2H),3.
29〜3.55(m,10H),3.33(s,3
H),3.85〜3.95(m,1H).
【0065】攪拌装置、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た1リットル5口フラスコに、上記(工程2)で得た化
合物(2a)94.5g(158.0mmol)、テトラブ
チルアンモニウムブロマイド1.53g(4.74mmo
l)、エピクロルヒドリン32.2g(347.6mmo
l)、水酸化ナトリウム12.6g(315.0mmol)
及びトルエン66mlを仕込み、窒素雰囲気下45℃で1
0時間攪拌した。得られた反応混合物を70℃にて水で
3回洗浄後、トルエン及び過剰のエピクロルヒドリンを
減圧下に加熱留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製することにより、アミド誘導体(3
a)94.9g(収率92%)を得た(工程5)。
【0066】
【化14】
【0067】得られたアミド誘導体(3a)の物性は次
のとおりである。
【0068】白色固体 融点;38〜39℃ IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,905,840,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.0Hz,6H),1.10〜1.45(m,4
6H),1.45〜1.90(m,6H),2.25〜
2.48(m,2H),2.50〜2.68(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.02〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0069】攪拌装置を備えた100ミリリットルオー
トクレーブに、上記(工程5)で得た化合物(3a)7
1.3g(109.0mmol)、水11.78g(65
4.1mmol)、水酸化ナトリウム0.087g(2.1
8mmol)及びテトラデカン酸0.87g(4.36mmo
l)を仕込み、密閉系にて160℃で6時間攪拌した。
反応混合物を冷却後、80℃にて2%食塩水で2回洗浄
した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
ることにより、目的とするアミド誘導体(1a)68.
3g(収率93%)を得た(工程6)。
【0070】
【化15】
【0071】得られたアミド誘導体(1a)の物性は次
のとおりである。
【0072】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1630,1470,1420,1380,130
5,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.44(m,4
6H),1.44〜1.95(m,8H),2.25〜
2.45(m,2H),3.20〜3.90(m,16
H),3.33(s,3H).
【0073】攪拌装置、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た500ミリリットル4口フラスコに、上記(工程5)
で得た化合物(3a)31.0g(47.4mmol)、水
11.9g(663.7mmol)、酢酸ナトリウム13.
6g(165.9mmol)及び酢酸104.9g(174
6.8mmol)を仕込み、窒素雰囲気下70℃で19時間
攪拌した。過剰の酢酸を減圧下加熱留去し、エステル−
アミド誘導体(14a−1)、(14a−2)及び(1
4a−3)を含む混合物を得た(工程7)。
【0074】
【化16】
【0075】次に、これらのエステル−アミド誘導体を
含む混合物をフラスコから取り出すことなく、これに4
8%水酸化ナトリウム水溶液59.3g(711.2mm
ol)、水18g及びブタノール200mlを加え、80℃
で3時間攪拌した。ブタノールを減圧下に加熱留去し、
残渣をトルエン250mlに希釈後、70℃にて水で2回
洗浄した。トルエンを減圧下に加熱留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによ
り、目的とするアミド誘導体(1a)22.3g(収率
70%)を得た(工程8)。
【0076】製造例2 攪拌装置、滴下ロート、窒素導入管及び蒸留装置を備え
た10リットル5口フラスコに、3−メトキシプロピル
アミン4680g(52.5mol)及びエタノール90
0gを仕込み、窒素雰囲気下で80℃に加熱攪拌しつ
つ、これにヘキサデシルグリシジルエーテル1045g
(3.50mol)を3時間かけて滴下した。滴下終了
後、更に80℃で1時間攪拌した後、エタノール及び過
剰の3−メトキシプロピルアミンを減圧下に加熱留去
し、アミノアルコール誘導体(4a)を主成分とする生
成物を得た(工程1)。
【0077】上記(工程1)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(2a)を主成分とする生成物に、
水酸化カリウム9.82g(0.175mol)を加え、
窒素吹き込み下、減圧下(60〜10Torr)80℃で生
成してくる水を留去しながら3時間攪拌した。次に、同
条件下で攪拌しながら、これにテトラデカン酸メチル8
82.3g(3.64mol)を3時間かけて滴下した。
この際、生成してくるメタノールを留去した。滴下終了
後、更に窒素吹き込み下、減圧下(60〜10Torr)6
0〜45℃で生成してくるメタノールを留去しながら1
0時間攪拌して反応を完結させ、アミド誘導体(2a)
を主成分とする生成物を得た(工程2)。
【0078】上記(工程2)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(2a)を主成分とする生成物に、
テトラブチルアンモニウムブロマイド33.9g(0.
105mol)、エピクロルヒドリン712.5g(7.
70mol)及びトルエン2100gを加え、窒素吹き込
み下、減圧下(150〜50Torr)45℃で攪拌しなが
ら48%水酸化ナトリウム水溶液1750.0g(2
1.0mol)を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更
に同条件下で10時間攪拌して反応を完結させた。反応
混合物を、70℃にて水で4回洗浄後、トルエン及び過
剰のエピクロルヒドリンを減圧下に加熱留去し、アミド
誘導体(3a)を主成分とする生成物を得た(工程
5)。
【0079】上記(工程5)で得た、10リットル5口
フラスコ中の化合物(3a)を主成分とする生成物に、
水378.2g(21.0mol)、48%水酸化ナトリ
ウム水溶液5.83g(0.070mol)及びテトラデ
カン酸32.0g(0.14mol)を加え窒素雰囲気
下、100℃で2.5日間攪拌した。反応混合物を80
℃にて2%食塩水で3回洗浄した後、減圧下に加熱脱水
し、目的とする化合物(1a)を主成分とする生成物2
261.5gを得た(工程6)。この生成物は、化合物
(1a)を70%含有しており、他に下記式で示す中間
体及び反応副生成物等が含有されていた。
【0080】
【化17】
【0081】
【化18】
【0082】製造例3 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりにヘキサデカン酸メチルを用いた以外は、製造例1
の工程1及び2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
b)を得た(工程1及び2)。
【0083】
【化19】
【0084】得られたアミド誘導体(2b)の物性は次
のとおりである。
【0085】白色固体 融点;55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,285
5,1620,1470,1205,1110,95
0,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.89(m,5
7H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0086】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2b)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3b)を得た(工程5)。
【0087】
【化20】
【0088】得られたアミド誘導体(3b)の物性は次
のとおりである。
【0089】白色固体 融点;44〜45℃ IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.48(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0090】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3b)
を、更にテトラデカン酸の代わりにヘキサデカン酸を用
いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、目
的とするアミド誘導体(1b)を得た(工程6)。
【0091】
【化21】
【0092】得られたアミド誘導体(1b)の物性は次
のとおりである。
【0093】白色固体 融点;33℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.95(m,7H),2.25〜
2.55(m,3H),3.20〜3.92(m,16
H),3.33(s,3H).
【0094】攪拌装置及び窒素導入管を備えた500ミ
リリットル4口フラスコに、上記(工程5)で得た化合
物(3b)34.1g(50.0mmol)、無水酢酸2
5.5g(250.0mmol)及びトリエチルアミン2
5.3g(250.0mmol)を仕込み、窒素雰囲気下1
00℃で10時間攪拌した。反応混合物を加熱下、減圧
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製することにより、エステル−アミド誘導体
(14b)34.9g(収率89%)を得た(工程
7)。
【0095】
【化22】
【0096】得られたエステル−アミド誘導体(14
b)の物性は次のとおりである。
【0097】褐色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.83(m,5
6H),2.03〜2.20(m,6H),2.33
(t,J=7.1Hz,2H),3.12〜4.35
(m,15H),3.32(s,3H),5.04〜
5.43(m,1H).
【0098】攪拌装置及び窒素導入管を備えた200ミ
リリットル4口フラスコに、上記(工程7)で得た化合
物(14b)33.9g(43.2mmol)、ナトリウム
メトキシド28%メタノール溶液0.42g(2.16
mmol)及びメタノール200mlを仕込み、窒素雰囲気
下、室温で3.5時間攪拌した。反応混合物を加熱下、
減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製することにより、目的とするアミド誘
導体(1b)16.0g(収率53%)を得た(工程
8)。
【0099】攪拌装置及び窒素導入管を備えた3リット
ル4口フラスコに、上記(工程2)で得た化合物(2
b)45.2g(72.0mmol)、水素化ナトリウム
2.86g(119.2mmol)及びトルエン800mlを
仕込み、窒素雰囲気下55℃で30分間攪拌した。次
に、これに1,2−イソプロピリデンジオキシ−3−ト
シルオキシプロパン34.8g(121.5mmol)を加
え、100℃で18時間攪拌した。反応混合物を、氷冷
下、2−プロパノール20mlを加えて未反応の水素化ナ
トリウムを不活性化した後、加熱下、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製することにより、1,3−ジオキソラン−アミド誘導
体(16b)51.0g(収率96%)を得た(工程1
1)。
【0100】
【化23】
【0101】得られた1,3−ジオキソラン−アミド誘
導体(16b)の物性は次のとおりである。
【0102】無色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.20〜1.90(m,6
2H),2.36(t,J=7.0Hz,2H),3.
30〜4.25(m,19H).
【0103】攪拌装置及び窒素導入管を備えた2リット
ル4口フラスコに、上記(工程11)で得た化合物(1
6b)51.0g(68.9mmol)、トシル酸−一水和
物0.50g(2.63mmol)及びメタノール500ml
を仕込み、窒素雰囲気下室温で12時間攪拌した。反応
混合物を加熱下、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、目
的とするアミド誘導体(1b)41.0g(収率85
%)を得た(工程10)。
【0104】製造例4 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりにドデカン酸メチルを用いた以外は、製造例1の工
程1及び工程2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
c)を得た(工程1及び2)。
【0105】
【化24】
【0106】得られたアミド誘導体(2c)の物性は次
のとおりである。
【0107】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3435,2930,285
5,1620,1470,1220,1110,72
0.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.20〜1.90(m,4
9H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
25〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0108】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに、上記(工程2)で得た化合物(2c)
を用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行
い、アミド誘導体(3c)を得た(工程5)。
【0109】
【化25】
【0110】得られたアミド誘導体(3c)の物性は次
のとおりである。
【0111】淡黄色液体 IR(νneat,cm-1);2940,2875,175
0,1650,1470,1380,1210,112
0,910,845.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
2H),1.45〜1.75(m,4H),1.75〜
1.90(m,2H),2.25〜2.50(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0112】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3c)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1c)を得た(工程7
及び8)。
【0113】
【化26】
【0114】得られたアミド誘導体(1c)の物性は次
のとおりである。
【0115】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);3430,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,126
0,1210,1115,1080,795,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
2H),1.45〜1.97(m,8H),2.25〜
2.45(m,2H),3.15〜3.92(m,16
H),3.33(s,3H).
【0116】製造例5 製造例1の工程2において、テトラデカン酸メチルの代
わりに花王(株)製ルナックP−70(テトラデカン
酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸の重量比3:7
0:27の混合物)を加熱還流下、硫酸触媒の存在下に
メタノールと反応させることにより製造したルナックP
−70のメチルエステルを用いた以外は、製造例1の工
程1及び工程2と同様に反応を行い、アミド誘導体(2
d)を得た(工程1及び2)。
【0117】
【化27】
【0118】得られたアミド誘導体(2d)の物性は次
のとおりである。
【0119】白色固体 融点;50℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,286
0,1620,1470,1205,1110,95
0,720.
【0120】製造例3の工程11において、化合物(2
b)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2d)を
用いて反応を行い、得られた1,3−ジオキソラン−ア
ミド誘導体(16d)を精製することなく次の工程10
の反応を行った以外は、製造例3の工程11及び10と
同様に反応を行い、目的とするアミド誘導体(1d)を
得た(工程11及び10)。
【0121】
【化28】
【0122】得られたアミド誘導体(1d)の物性は次
のとおりである。
【0123】白色固体 融点;32℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,121
0,1120,1080,720.
【0124】製造例6 製造例1の工程1において、ヘキサデシルグリシジルエ
ーテルの代わりにオクタデシルグリシジルエーテルを用
いた以外は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、ア
ミノアルコール誘導体(4e)を得た(工程1)。
【0125】
【化29】
【0126】得られたアミノアルコール誘導体(4e)
の物性は次のとおりである。
【0127】白色固体 融点;57〜58℃ IR(νneat, cm-1);3340,2930,285
5,1470,1120,960,900,840,7
20.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,30
H),1.45〜1.85(m,6H),2.55〜
2.75(m,4H),3.32(s,3H),3.3
5〜3.50(m,6H),3.77〜3.89(m,
1H).
【0128】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4e)を
用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反応を行い、
アミド誘導体(2e)を得た(工程2)。
【0129】
【化30】
【0130】得られたアミド誘導体(2e)の物性は次
のとおりである。
【0131】白色固体 融点;49℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,286
0,1650,1625,1470,1225,121
0,1110,950,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.3Hz,6H),1.15〜1.95(m,5
7H),2.36(t,J=7.5Hz,2H),3.
30〜3.55(m,10H),3.33(s,3
H),3.85〜3.95(m,1H).
【0132】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2e)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3e)を得た(工程5)。
【0133】
【化31】
【0134】得られたアミド誘導体(3e)の物性は次
のとおりである。
【0135】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1425,1380,1260,1210,112
0,910,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.0Hz,6H),1.10〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.90(m,6H),2.25〜
2.50(m,2H),2.50〜2.68(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.01〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0136】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3e)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1e)を得た(工程7
及び8)。
【0137】
【化32】
【0138】得られたアミド誘導体(1e)の物性は次
のとおりである。
【0139】白色固体 融点;23℃ IR(νneat,cm-1);3425,2930,286
0,1650,1630,1470,1380,122
0,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.17〜1.45(m,4
9H),1.45〜1.92(m,8H),2.22〜
2.45(m,2H),3.20〜3.90(m,17
H),3.33(s,3H).
【0140】製造例7 製造例1の工程2において、化合物(4a)の代わりに
製造例6の工程1で得た化合物(4e)を、更にテトラ
デカン酸メチルの代わりにヘキサデカン酸メチルを用い
た以外は、製造例1の工程2と同様に反応を行い、アミ
ド誘導体(2f)を得た(工程1及び2)。
【0141】
【化33】
【0142】得られたアミド誘導体(2f)の物性は次
のとおりである。
【0143】白色固体 融点;54〜55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2930,285
5,1620,1470,1220,1205,111
0,950,885,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.25〜1.95(m,6
1H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,10H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0144】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに化合物(2f)を用いた以外は、製造例
1の工程5と同様に反応を行い、アミド誘導体(3f)
を得た(工程5)。
【0145】
【化34】
【0146】得られたアミド誘導体(3f)の物性は次
のとおりである。
【0147】白色固体 融点;45〜47℃ IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
4H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.48(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0148】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3f)を
用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応を
行い、目的とするアミド誘導体(1f)を得た(工程7
及び8)。
【0149】
【化35】
【0150】得られたアミド誘導体(1f)の物性は次
のとおりである。
【0151】白色固体 融点;35℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,5
4H),1.45〜1.95(m,7H),2.25〜
2.55(m,3H),3.20〜3.95(m,16
H),3.33(s,3H).
【0152】製造例8 製造例1の工程1において、ヘキサデシルグリシジルエ
ーテルの代わりにテトラデシルグリシジルエーテルを用
いた以外は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、ア
ミノアルコール誘導体(4g)を得た(工程1)。
【0153】
【化36】
【0154】得られたアミノアルコール誘導体(4g)
の物性は次のとおりである。
【0155】白色固体 融点;47℃ IR(νneat,cm-1);3340,2930,285
5,1470,1310,1120,1065,99
5,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.45(m,26
H),1.45〜1.85(m,6H),2.57〜
2.75(m,4H),3.32(s,3H),3.3
8〜3.48(m,6H),3.75〜3.88(m,
1H).
【0156】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4g)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2g)を得た(工程2)。
【0157】
【化37】
【0158】得られたアミド誘導体(2g)の物性は次
のとおりである。
【0159】白色固体 融点;47℃ IR(νneat,cm-1);3440,2930,285
5,1620,1470,1205,1110,95
0,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.26〜1.89(m,5
2H),2.36(t,J=7.6Hz,2H),3.
29〜3.52(m,11H),3.33(s,3
H),3.88〜3.95(m,1H).
【0160】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに、上記(工程2)で得た化合物(2g)
を用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行
い、アミド誘導体(3g)を得た(工程5)。
【0161】
【化38】
【0162】得られたアミド誘導体(3g)の物性は次
のとおりである。
【0163】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2860,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,910,845,755,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.7Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
6H),1.45〜1.73(m,4H),1.73〜
1.90(m,2H),2.25〜2.50(m,2
H),2.50〜2.68(m,1H),2.70〜
2.85(m,1H),3.00〜3.18(m,1
H),3.18〜4.00(m,13H),3.32
(s,3H).
【0164】製造例1の工程7において、化合物(3
a)の代わりに、上記(工程5)で得た化合物(3g)
を用いた以外は、製造例1の工程7及び8と同様に反応
を行い、目的とするアミド誘導体(1g)を得た(工程
7及び8)。
【0165】
【化39】
【0166】得られたアミド誘導体(1g)の物性は次
のとおりである。
【0167】白色固体 融点;27℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1650,1630,1470,1420,138
0,1305,1210,1120,1080,72
0.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.15〜1.45(m,4
5H),1.45〜1.93(m,7H),2.20〜
2.60(m,3H),3.20〜3.90(m,17
H),3.33(s,3H).
【0168】製造例9 製造例1の工程1において、3−メトキシプロピルアミ
ンの代わりに2−メトキシエチルアミンを用いた以外
は、製造例1の工程1と同様に反応を行い、アミノアル
コール誘導体(4h)を得た(工程1)。
【0169】
【化40】
【0170】得られたアミノアルコール誘導体(4h)
の物性は次のとおりである。
【0171】白色固体 融点;54〜55℃ IR(νneat,cm-1);3430,2920,285
5,1470,1120,1065,900,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.3Hz,3H),1.25〜1.70(m,30
H),2.57〜2.76(m,4H),3.32
(s,3H),3.38〜3.48(m,6H),3.
77〜3.89(m,1H).
【0172】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4h)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2h)を得た(工程2)。
【0173】
【化41】
【0174】得られたアミド誘導体(2h)の物性は次
のとおりである。
【0175】白色固体 融点;51〜52℃ IR(νneat,cm-1);3420,2920,285
5,1620,1470,1110,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.87(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.70(m,55
H),2.25〜2.50(m,2H),3.20〜
4.00(m,11H),3.34(s,3H).
【0176】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2h)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3h)を得た(工程5)。
【0177】
【化42】
【0178】得られたアミド誘導体(3h)の物性は次
のとおりである。
【0179】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1420,1380,1310,125
0,1190,1120,910,850,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.13〜1.45(m,5
0H),1.45〜1.70(m,4H),2.30〜
2.50(m,2H),2.50〜2.70(m,1
H),2.70〜2.85(m,1H),3.00〜
3.20(m,1H),3.20〜4.00(m,13
H),3.32(s,3H).
【0180】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3h)を
用いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、
目的とするアミド誘導体(1h)を得た(工程6)。
【0181】
【化43】
【0182】得られたアミド誘導体(1h)の物性は次
のとおりである。
【0183】白色固体 融点;31〜32℃ IR(νneat,cm-1);3450,2930,286
0,1630,1470,1380,1300,119
0,1160,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.75(m,54
H),2.20〜2.45(m,3H),3.20〜
3.90(m,17H),3.33(s,3H).
【0184】製造例3の工程11において、化合物(2
b)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2h)を
用いた以外は、製造例3の工程11と同様に反応を行
い、1,3−ジオキソラン−アミド誘導体(16h)を
得た(工程11)。
【0185】
【化44】
【0186】得られた1,3−ジオキソラン−アミド誘
導体(16h)の物性は次のとおりである。
【0187】無色透明液体1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.70(m,54
H),1.34(s,3H),1.40(s,3H),
2.36(t,J=7.0Hz,2H),3.25〜
4.30(m,19H).
【0188】製造例3の工程10において、化合物(1
6b)の代わりに上記(工程11)で得た化合物(16
h)を用いた以外は、製造例3の工程11と同様に反応
を行い、目的とするアミド誘導体(1h)を得た(工程
10)。
【0189】製造例10 製造例1の工程1において、3−メトキシプロピルアミ
ンの代わりにエチルアミンを用いた以外は、製造例1の
工程1と同様に反応を行い、アミノアルコール誘導体
(4i)を得た(工程1)。
【0190】
【化45】
【0191】得られたアミノアルコール誘導体(4i)
の物性は次のとおりである。
【0192】白色固体 融点;60〜61℃ IR(νneat,cm-1);3400,2930,285
5,1470,1310,1110,955,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,3H),1.11(t,J=7.2Hz,
3H),1.15〜1.70(m,30H),2.55
〜2.80(m,4H),3.35〜3.53(m,4
H),3.79〜3.93(m,1H).
【0193】製造例1の工程2において、化合物(4
a)の代わりに上記(工程1)で得た化合物(4i)
を、更にテトラデカン酸メチルの代わりにヘキサデカン
酸メチルを用いた以外は、製造例1の工程2と同様に反
応を行い、アミド誘導体(2i)を得た(工程2)。
【0194】
【化46】
【0195】得られたアミド誘導体(2i)の物性は次
のとおりである。
【0196】白色固体 融点;56℃ IR(νneat,cm-1);3410,2930,286
0,1625,1470,1380,1305,124
5,1210,1110,950,855,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(t,J=
6.4Hz,6H),1.15〜1.75(m,57
H),2.34(t,J=7.6Hz,2H),3.3
0〜3.55(m,9H),3.85〜4.00(m,
1H).
【0197】製造例1の工程5において、化合物(2
a)の代わりに上記(工程2)で得た化合物(2i)を
用いた以外は、製造例1の工程5と同様に反応を行い、
アミド誘導体(3i)を得た(工程5)。
【0198】
【化47】
【0199】得られたアミド誘導体(3i)の物性は次
のとおりである。
【0200】無色透明液体 IR(νneat,cm-1);2930,2855,165
0,1470,1425,1380,1210,112
0,905,840,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.10〜1.75(m,5
7H),2.25〜2.50(m,2H),2.50〜
2.70(m,1H),2.70〜2.85(m,1
H),3.00〜4.00(m,12H).
【0201】製造例1の工程6において、化合物(3
a)の代わりに上記(工程5)で得た化合物(3i)を
用いた以外は、製造例1の工程6と同様に反応を行い、
目的とするアミド誘導体(1i)を得た(工程6)。
【0202】
【化48】
【0203】得られたアミド誘導体(1i)の物性は次
のとおりである。
【0204】白色固体 融点;35〜36℃ IR(νneat,cm-1);3445,2930,286
0,1630,1470,1420,1380,130
5,1210,1120,720.1 H−NMR(CDCl3,δ);0.88(br t,
J=6.4Hz,6H),1.13〜1.75(m,5
7H),2.31(t,J=7.5Hz,2H),3.
20〜3.90(m,16H).
【0205】実施例1 表1に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し、これ
を使用したときの毛髪の感触について評価した。結果を
表1に示す。なお、実施例において示した融点は、セイ
コー電子工業株式会社製の示差走査熱量計(DSC)を
用い、試料の約1mgをDSCセル(5μl )に入れ、走
査温度−10〜200℃、昇温速度2℃/分で測定し、
JIS−K7121−1987−9−9.1(2)の補
外融点開始温度を融点として示した。
【0206】(評価方法)長さ約20cm、約6gの毛髪
を洗浄し水分をふき取った後、毛髪化粧料を、毛髪に対
する化粧料の重量比0.1で塗布し、自然乾燥した。こ
の毛髪処理後の感触の変化をパネラー9名により官能評
価した。評価は本発明品と比較品を評点−2点から2点
のスコアで採点することにより行い、9名の平均値を求
めた。評点は高いほど優れている。
【0207】
【表1】
【0208】表1の結果から明らかなように、本発明方
法により、毛髪の感触が改善され、健康的でみずみずし
く、若々しい印象の毛髪が得られた。
【0209】実施例2 実施例1で製造した毛髪化粧料をくり返し使用したとき
の毛髪の感触を評価した。すなわち、実施例1と同様に
して、市販のシャンプーで毛髪を洗浄した後、毛髪化粧
料を塗布し、自然乾燥する操作を5回くり返した後、実
施例1と同様にして感触を評価した。結果を表2に示
す。
【0210】
【表2】
【0211】表2の結果より、本発明による処理をくり
返すことにより、毛髪の感触をより改善することができ
た。
【0212】実施例3 実施例1で製造した毛髪化粧料No.1を用い、同様な
処理を10日間継続して行い、毛髪内へ成分を浸透さ
せ、弾性率を測定した。処理による弾性率の変化を、相
対弾性率として表3に示す。また、感触についても、実
施例1と同様にして評価し、併せて表3に示す。
【0213】
【表3】
【0214】表3の結果より、処理日数が増えるほど毛
髪の弾性率が上昇し、本発明により毛髪にハリ、コシ、
硬さを付与でき、感触もより改善することが確認され
た。
【0215】実施例4 表4に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し、これ
を使用したときの毛髪の感触を実施例1と同様にして評
価した。結果を表4に示す。
【0216】
【表4】
【0217】表4の結果から明らかなように、本発明方
法により、毛髪の感触が改善されることが確認された。
【0218】実施例5 表5に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造し、これ
を使用したときの毛髪の感触を実施例1と同様にして評
価した。結果を表5に示す。
【0219】
【表5】
【0220】表5の結果から明らかなように、本発明方
法により、毛髪の感触が改善されることが確認された。
【0221】実施例6 以下に示す組成の毛髪化粧料を常法により製造した。得
られた毛髪化粧料を使用したときの毛髪の感触を実施例
1と同様にして評価したところ、本発明方法により、毛
髪の感触が改善されることが確認された。
【0222】
【表6】 (成分) (重量%) アミド誘導体(1a;融点32℃) 0.8 コレステロール 0.3 ベンジルオキシエタノール 1.0 モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 1.5 エタノール 20 水 バランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増川 克典 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 成田 博文 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加齢に伴い減少した毛髪成分又はその類
    縁物を毛髪に適用することを特徴とする毛髪のハリ、コ
    シ及び感触を改善する方法。
  2. 【請求項2】 毛髪成分又はその類縁物が、毛髪内在脂
    質成分である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 毛髪成分又はその類縁物が、セラミド、
    コレステロール及びこれらの誘導体から選ばれるもので
    ある請求項1又は2記載の方法。
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