JPH10153186A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH10153186A JPH10153186A JP31334496A JP31334496A JPH10153186A JP H10153186 A JPH10153186 A JP H10153186A JP 31334496 A JP31334496 A JP 31334496A JP 31334496 A JP31334496 A JP 31334496A JP H10153186 A JPH10153186 A JP H10153186A
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- JP
- Japan
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- seal
- crankshaft
- main bearing
- balance weight
- bearing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】密閉容器底部の油上りによる各摺動部の損傷防
止,潤滑油による撹拌ロスや振動騒音増大防止,軸受摺
動部の起動時の潤滑問題などであり、圧縮機の圧縮性能
及び信頼性の高いスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】主軸受15とバランスウエイト22との間
に、ビスコシール24や螺旋状溝22aを有するスパイ
ラルグルーブシールなどの動圧発生形シール、あるいは
シールリング25やリップシール27などの接触形シー
ルを設ける。
止,潤滑油による撹拌ロスや振動騒音増大防止,軸受摺
動部の起動時の潤滑問題などであり、圧縮機の圧縮性能
及び信頼性の高いスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】主軸受15とバランスウエイト22との間
に、ビスコシール24や螺旋状溝22aを有するスパイ
ラルグルーブシールなどの動圧発生形シール、あるいは
シールリング25やリップシール27などの接触形シー
ルを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール圧縮機に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のスクロール圧縮機は、例えば
特開昭63−192985号公報に記載のように、主軸受を具備
するフレームに、電動機のステータ端部を包囲するよう
に油飛散防止用の仕切り板を備えた構造となっている。
特開昭63−192985号公報に記載のように、主軸受を具備
するフレームに、電動機のステータ端部を包囲するよう
に油飛散防止用の仕切り板を備えた構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、主
軸受下端から排出された潤滑油が、電動機のロータに落
下し、回転による遠心力により飛散する。この際飛散し
た潤滑油の大部分は、圧縮機の吐出管から直接冷却シス
テムに吐き出されることはなく、フレームに設けた仕切
り板に衝突し、密閉容器底部の油溜り部へ滴下する。し
かし、潤滑油の一部はロータの回転による撹拌や、衝突
の際にミスト状となり、仕切り板には付着せずに吐出管
から冷却システムに吐き出される。このため長時間運転
後には、密閉容器底部の潤滑油量が不足する、いわゆる
油上がり現象を生じ軸受,オルダムリングなどの摺動部
分に損傷を招き、圧縮性能の低下や運転不能などを引き
起こすことが考えられる。
軸受下端から排出された潤滑油が、電動機のロータに落
下し、回転による遠心力により飛散する。この際飛散し
た潤滑油の大部分は、圧縮機の吐出管から直接冷却シス
テムに吐き出されることはなく、フレームに設けた仕切
り板に衝突し、密閉容器底部の油溜り部へ滴下する。し
かし、潤滑油の一部はロータの回転による撹拌や、衝突
の際にミスト状となり、仕切り板には付着せずに吐出管
から冷却システムに吐き出される。このため長時間運転
後には、密閉容器底部の潤滑油量が不足する、いわゆる
油上がり現象を生じ軸受,オルダムリングなどの摺動部
分に損傷を招き、圧縮性能の低下や運転不能などを引き
起こすことが考えられる。
【0004】また、主軸受下端から排出された潤滑油
が、バランスウェイトあるいはロータに直接落下するの
で、撹拌ロスや振動騒音の増大するなどの問題がある。
が、バランスウェイトあるいはロータに直接落下するの
で、撹拌ロスや振動騒音の増大するなどの問題がある。
【0005】本発明の目的は、密閉容器底部の油上がり
の問題を解決し、圧縮性能及び信頼性の高いスクロール
圧縮機を提供することにある。
の問題を解決し、圧縮性能及び信頼性の高いスクロール
圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクロール圧縮機は、次のいずれかの構成
を特徴とする。
に、本発明のスクロール圧縮機は、次のいずれかの構成
を特徴とする。
【0007】(1):円板状鏡板に渦巻状のラップを噛
み合わせて圧縮室を形成する固定スクロール及び旋回ス
クロールから成るスクロール圧縮要素と、ステータとロ
ータを有する電動機と、この電動機の回転軸であるクラ
ンク軸と、前記旋回スクロールと前記クランク軸の間に
介在する旋回軸受と、前記電動機の前記クランク軸を支
持する主軸受と、前記主軸受下部の前記クランク軸に設
けたバランスウェイトと、冷媒が溶解した冷媒混合油を
前記クランク軸内に設けた偏心孔により前記各軸受部に
供給回収する手段とを備えたスクロール圧縮機で、前記
主軸受と前記バランスウェイトとの間に密封装置を設け
た構成であること。
み合わせて圧縮室を形成する固定スクロール及び旋回ス
クロールから成るスクロール圧縮要素と、ステータとロ
ータを有する電動機と、この電動機の回転軸であるクラ
ンク軸と、前記旋回スクロールと前記クランク軸の間に
介在する旋回軸受と、前記電動機の前記クランク軸を支
持する主軸受と、前記主軸受下部の前記クランク軸に設
けたバランスウェイトと、冷媒が溶解した冷媒混合油を
前記クランク軸内に設けた偏心孔により前記各軸受部に
供給回収する手段とを備えたスクロール圧縮機で、前記
主軸受と前記バランスウェイトとの間に密封装置を設け
た構成であること。
【0008】(2):(1)記載の密封装置が、ビスコ
シール,スパイラルグルーブシールなどの動圧発生形シ
ールであること。
シール,スパイラルグルーブシールなどの動圧発生形シ
ールであること。
【0009】(3):(1)記載の密封装置が、シール
リング,リップシールなどの接触形シールであること。
リング,リップシールなどの接触形シールであること。
【0010】また、本発明は、(1)〜(3)記載のス
クロール圧縮機を空調機器に用いたことを特徴とする。
クロール圧縮機を空調機器に用いたことを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、(1)〜(3)記載の
スクロール圧縮機を冷凍・冷蔵庫に用いたことを特徴と
する。
スクロール圧縮機を冷凍・冷蔵庫に用いたことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図により
説明する。まず、全体構成を説明する。
説明する。まず、全体構成を説明する。
【0013】図1は本発明を実施するスクロール圧縮機
の縦断面図である。図1で、密閉容器1内の上部に圧縮
機構部、下部に電動機部が収納され、底部に潤滑油18
を溜めた貯溜部が設けられている。
の縦断面図である。図1で、密閉容器1内の上部に圧縮
機構部、下部に電動機部が収納され、底部に潤滑油18
を溜めた貯溜部が設けられている。
【0014】圧縮機構部は、固定スクロール2,旋回ス
クロール3,上部フレーム4,オルダムリング5を主要
構成要素としている。固定スクロール2の吸込口6には
外部の冷凍サイクルに接続する吸込みパイプ7を設けて
いる。
クロール3,上部フレーム4,オルダムリング5を主要
構成要素としている。固定スクロール2の吸込口6には
外部の冷凍サイクルに接続する吸込みパイプ7を設けて
いる。
【0015】固定スクロール2と旋回スクロール3と
は、それぞれの台板面に直立する渦巻状のラップ面を、
それぞれ互いに内側に向けて噛みあわせ圧縮室8を形成
している。旋回スクロール3のボス部には、クランク軸
9の偏心部9aが旋回軸受10を介して回転自在に嵌入
されている。
は、それぞれの台板面に直立する渦巻状のラップ面を、
それぞれ互いに内側に向けて噛みあわせ圧縮室8を形成
している。旋回スクロール3のボス部には、クランク軸
9の偏心部9aが旋回軸受10を介して回転自在に嵌入
されている。
【0016】また、旋回スクロール3の台座には、台座
を貫通し、圧縮過程中の圧縮室8に連通する連通孔3a
が設けられて、上部フレーム4と旋回スクロール3の台
座とによって囲まれる空間を密閉容器1内より低圧力に
した中間圧力室11を形成している。
を貫通し、圧縮過程中の圧縮室8に連通する連通孔3a
が設けられて、上部フレーム4と旋回スクロール3の台
座とによって囲まれる空間を密閉容器1内より低圧力に
した中間圧力室11を形成している。
【0017】さらに、吐出口19が開口している上部室
1aは、通路1bを介して上部電動機室1cと連通して
いる。この上部電動機室1cは電動機ステータ14と密
閉容器1との間の通路1dを介して下部電動機室1eに
連通している。また上部電動機室1cは密閉容器1を貫
通する吐出管20に連通している。
1aは、通路1bを介して上部電動機室1cと連通して
いる。この上部電動機室1cは電動機ステータ14と密
閉容器1との間の通路1dを介して下部電動機室1eに
連通している。また上部電動機室1cは密閉容器1を貫
通する吐出管20に連通している。
【0018】上部フレーム4の外周部は、密閉容器1に
溶接などで固定されており、固定スクロール2はボルト
12により上部フレーム4に締結されている。
溶接などで固定されており、固定スクロール2はボルト
12により上部フレーム4に締結されている。
【0019】クランク軸9には電動機を構成するロータ
13が焼きばめなどによって嵌合されており、相手側ス
テータ14は、密閉容器1に溶接などにより固定されて
いる。
13が焼きばめなどによって嵌合されており、相手側ス
テータ14は、密閉容器1に溶接などにより固定されて
いる。
【0020】クランク軸9は、上部フレーム4に設けた
主軸受15と、下部フレーム16に設けた副軸受17で
支持する。
主軸受15と、下部フレーム16に設けた副軸受17で
支持する。
【0021】クランク軸9の下端には揚油管21が設け
られ、潤滑油18中に浸っている。また、クランク軸9
には、偏心部9a上端の油室2aに連通する偏心縦孔9
bが設けられている。偏心縦孔9bの途中には、クラン
ク軸9を半径方向に貫通し、主軸受15に連通する給油
孔9c、及び副軸受17に連通する給油孔9dが設けら
れている。さらに、偏心部9a上端の油室2a、及び主
軸受15の最下端部近傍のクランク軸9に設けた給油孔
9cは、軸受潤滑油回収用排油管23に連通している。
られ、潤滑油18中に浸っている。また、クランク軸9
には、偏心部9a上端の油室2aに連通する偏心縦孔9
bが設けられている。偏心縦孔9bの途中には、クラン
ク軸9を半径方向に貫通し、主軸受15に連通する給油
孔9c、及び副軸受17に連通する給油孔9dが設けら
れている。さらに、偏心部9a上端の油室2a、及び主
軸受15の最下端部近傍のクランク軸9に設けた給油孔
9cは、軸受潤滑油回収用排油管23に連通している。
【0022】なお、旋回スクロール3の旋回運動に伴う
遠心力を相殺するバランスウェイト22を、主軸受15
下側のクランク軸9に固定して配置している。
遠心力を相殺するバランスウェイト22を、主軸受15
下側のクランク軸9に固定して配置している。
【0023】この構成で、スクロール圧縮機の圧縮動作
は以下のように行われる。
は以下のように行われる。
【0024】電動機に通電されると、ロータ13の回転
はクランク軸9を駆動し、旋回スクロール3はオルダム
リング5の作用により自転することなく偏心回転(公
転)する。旋回スクロール3の偏心回転により、吸込み
パイプ7を通して吸込まれた冷媒ガスは、固定スクロー
ル2の吸込口6から圧縮室8で徐々に圧縮され、吐出口
19から密閉容器1の中に放出される。放出された冷媒
ガスは、吐出しパイプ20から外部の冷凍サイクル(図
示せず)へ供給される。
はクランク軸9を駆動し、旋回スクロール3はオルダム
リング5の作用により自転することなく偏心回転(公
転)する。旋回スクロール3の偏心回転により、吸込み
パイプ7を通して吸込まれた冷媒ガスは、固定スクロー
ル2の吸込口6から圧縮室8で徐々に圧縮され、吐出口
19から密閉容器1の中に放出される。放出された冷媒
ガスは、吐出しパイプ20から外部の冷凍サイクル(図
示せず)へ供給される。
【0025】つぎに、各軸受への潤滑油の供給方法を述
べる。密閉容器1の底部に貯溜されている潤滑油18
は、高圧の吐出圧力を受けている。潤滑油18は、クラ
ンク軸9の回転による遠心ポンプ作用により、偏心縦孔
9b内を上昇し、給油孔9dから副軸受17へ、給油孔
9cから主軸受15へ、旋回軸受10の上端の油室2a
から旋回軸受10へそれぞれ給油される。そして給油孔
9cから主軸受15、及び旋回軸受10の上端の油室2
aから旋回軸受10へ給油された潤滑油18は、排油管
23に導かれて密閉容器1底部の油溜りに戻る。
べる。密閉容器1の底部に貯溜されている潤滑油18
は、高圧の吐出圧力を受けている。潤滑油18は、クラ
ンク軸9の回転による遠心ポンプ作用により、偏心縦孔
9b内を上昇し、給油孔9dから副軸受17へ、給油孔
9cから主軸受15へ、旋回軸受10の上端の油室2a
から旋回軸受10へそれぞれ給油される。そして給油孔
9cから主軸受15、及び旋回軸受10の上端の油室2
aから旋回軸受10へ給油された潤滑油18は、排油管
23に導かれて密閉容器1底部の油溜りに戻る。
【0026】つぎに、本発明の一実施例を図2ないし図
5により説明する。
5により説明する。
【0027】図2は上部フレーム4に装着されクランク
軸9を支持する主軸受15付近の拡大縦断面図である。
主軸受15が装着された上部フレーム4とバランスウェ
イト22との間に、密封装置として非接触な動圧発生形
のビスコシール24を設けた構成とした。図3はビスコ
シール24単体のねじ溝24aの形状を示す。
軸9を支持する主軸受15付近の拡大縦断面図である。
主軸受15が装着された上部フレーム4とバランスウェ
イト22との間に、密封装置として非接触な動圧発生形
のビスコシール24を設けた構成とした。図3はビスコ
シール24単体のねじ溝24aの形状を示す。
【0028】図4は主軸受15が装着された上部フレー
ム4とバランスウェイト22との間の非接触な動圧発生
形の密封装置として、クランク軸9とともに回転するバ
ランスウェイト22の上部フレーム4側に、数μm深さ
の螺旋状溝22aを円周状に多数配列したスパイラルグ
ルーブシールを設けた。この場合、上部フレーム4の下
端部とバランスウェイト22の螺旋状溝22a部は、数
十μmのシール面すきまに設定する。図5は図4中のI
ーI矢視であり、スパイラルグルーブシールの螺旋状溝
22aの形状を示す。
ム4とバランスウェイト22との間の非接触な動圧発生
形の密封装置として、クランク軸9とともに回転するバ
ランスウェイト22の上部フレーム4側に、数μm深さ
の螺旋状溝22aを円周状に多数配列したスパイラルグ
ルーブシールを設けた。この場合、上部フレーム4の下
端部とバランスウェイト22の螺旋状溝22a部は、数
十μmのシール面すきまに設定する。図5は図4中のI
ーI矢視であり、スパイラルグルーブシールの螺旋状溝
22aの形状を示す。
【0029】つぎに、図2ないし図5の構成における作
用及び効果について述べる。
用及び効果について述べる。
【0030】クランク軸9が回転すると、密閉容器1の
底部に貯溜している高圧の潤滑油18が、偏心縦孔9b
を通って給油孔9cから主軸受15内に浸入する。この
際潤滑油18の流れは、主軸受15とバランスウェイト
22との間のビスコシール24、あるいはバランスウェ
イト22に設けた螺旋状溝22aを有するスパイラルグ
ルーブシールなどの動圧効果によるポンプ作用により、
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することなく、主軸受15の上方の排油管23に導かれ
て、密閉容器1底部の油溜りへ戻る。
底部に貯溜している高圧の潤滑油18が、偏心縦孔9b
を通って給油孔9cから主軸受15内に浸入する。この
際潤滑油18の流れは、主軸受15とバランスウェイト
22との間のビスコシール24、あるいはバランスウェ
イト22に設けた螺旋状溝22aを有するスパイラルグ
ルーブシールなどの動圧効果によるポンプ作用により、
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することなく、主軸受15の上方の排油管23に導かれ
て、密閉容器1底部の油溜りへ戻る。
【0031】このように潤滑油18は、主軸受15から
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することがないので、撹拌によるミスト生成はなく吐出
管20から冷却システムヘ持ち出されることはない。従
って潤滑油量不足による各種軸受及びオルダムリングな
どの摺動損傷を防止できる。
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することがないので、撹拌によるミスト生成はなく吐出
管20から冷却システムヘ持ち出されることはない。従
って潤滑油量不足による各種軸受及びオルダムリングな
どの摺動損傷を防止できる。
【0032】また、潤滑油18が、主軸受15下端から
バランスウェイト22あるいはロータ13に落下するこ
とがないので、撹拌ロスや振動騒音が増大するなどの問
題も解決できる。さらに、ビスコシール24及びスパイ
ラルグルーブシールは非接触なシールであるために、摩
擦損失がほとんど無いという特徴を有する。
バランスウェイト22あるいはロータ13に落下するこ
とがないので、撹拌ロスや振動騒音が増大するなどの問
題も解決できる。さらに、ビスコシール24及びスパイ
ラルグルーブシールは非接触なシールであるために、摩
擦損失がほとんど無いという特徴を有する。
【0033】本発明の他の実施例を図6ないし図7によ
り説明する。
り説明する。
【0034】図6は上部フレーム4に装着されクランク
軸9を支持する主軸受15付近の拡大縦断面図である。
主軸受15が装着された上部フレーム4とバランスウェ
イト22との間に、密封装置として接触形のシールリン
グ25及び押し付け用ばね26を上部フレーム4の下端
面に設けた構成とした。この場合、バランスウェイト2
2の上部面が、シールリング25の相手シール面とな
る。
軸9を支持する主軸受15付近の拡大縦断面図である。
主軸受15が装着された上部フレーム4とバランスウェ
イト22との間に、密封装置として接触形のシールリン
グ25及び押し付け用ばね26を上部フレーム4の下端
面に設けた構成とした。この場合、バランスウェイト2
2の上部面が、シールリング25の相手シール面とな
る。
【0035】図7は主軸受15が装着された上部フレー
ム4とバランスウェイト22との間の接触形の密封装置
として、上部フレーム4の下端面にスラストタイプのリ
ップシール27を設けた構成とした。図7の場合は、バ
ランスウェイト22の上部面が、リップシール27の相
手シール面となっているが、クランク軸9の円周状表面
がシール面でも(ラジアルタイプ)同様の効果がある。
ム4とバランスウェイト22との間の接触形の密封装置
として、上部フレーム4の下端面にスラストタイプのリ
ップシール27を設けた構成とした。図7の場合は、バ
ランスウェイト22の上部面が、リップシール27の相
手シール面となっているが、クランク軸9の円周状表面
がシール面でも(ラジアルタイプ)同様の効果がある。
【0036】なお、シールリング25及びリップシール
27の材質は、耐摺動性,耐熱性,耐冷媒性,耐油性な
どを考慮すると4フッ化エチレン樹脂にポリイミド樹脂
などを添加したものを用いると良い。
27の材質は、耐摺動性,耐熱性,耐冷媒性,耐油性な
どを考慮すると4フッ化エチレン樹脂にポリイミド樹脂
などを添加したものを用いると良い。
【0037】つぎに、上述した図6ないし図7の構成に
おける作用及び効果について述べる。
おける作用及び効果について述べる。
【0038】クランク軸9が回転すると、密閉容器1の
底部に貯溜している高圧の潤滑油18が、偏心縦孔9b
を通って給油孔9cから主軸受15内に浸入する。その
後、潤滑油18は、主軸受15とバランスウェイト22
との間に接触形のシールリング25、あるいはリップシ
ール27などがあるために下方のバランスウェイト22
の方向に浸入することはできず、主軸受15を潤滑しな
がら上方の排油管23に導かれて、密閉容器1底部の油
溜りへ戻る。
底部に貯溜している高圧の潤滑油18が、偏心縦孔9b
を通って給油孔9cから主軸受15内に浸入する。その
後、潤滑油18は、主軸受15とバランスウェイト22
との間に接触形のシールリング25、あるいはリップシ
ール27などがあるために下方のバランスウェイト22
の方向に浸入することはできず、主軸受15を潤滑しな
がら上方の排油管23に導かれて、密閉容器1底部の油
溜りへ戻る。
【0039】このように潤滑油18は、主軸受15から
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することがないので、撹拌によるミスト生成はなく吐出
管20から冷却システムヘ持ち出されることはない。従
って潤滑油量不足による各種軸受及びオルダムリングな
どの摺動損傷を防止できる。
下方のバランスウェイト22や電動機ロータ13に落下
することがないので、撹拌によるミスト生成はなく吐出
管20から冷却システムヘ持ち出されることはない。従
って潤滑油量不足による各種軸受及びオルダムリングな
どの摺動損傷を防止できる。
【0040】また、潤滑油18が、主軸受15下端から
バランスウェイト22あるいはロータ13に落下するこ
とがないので、撹拌ロスや振動騒音が増大するなどの問
題も解決できる。
バランスウェイト22あるいはロータ13に落下するこ
とがないので、撹拌ロスや振動騒音が増大するなどの問
題も解決できる。
【0041】さらに、シールリング25あるいはリップ
シール27は接触形シールのため、摩擦損失は動圧発生
形のビスコシール24やスパイラルグルーブシールに比
べると大きいが、動圧発生形シールの場合は回転停止時
にはシール能力が無く、下方に潤滑油18が抜け出るの
に対し、潤滑油18を回転,停止時ともに主軸受15内
に保持できる。このため、潤滑油の確保が困難な起動時
の潤滑問題を解決できる。
シール27は接触形シールのため、摩擦損失は動圧発生
形のビスコシール24やスパイラルグルーブシールに比
べると大きいが、動圧発生形シールの場合は回転停止時
にはシール能力が無く、下方に潤滑油18が抜け出るの
に対し、潤滑油18を回転,停止時ともに主軸受15内
に保持できる。このため、潤滑油の確保が困難な起動時
の潤滑問題を解決できる。
【0042】以上述べた実施例のスクロール圧縮機は、
各種空調機器や冷凍・冷蔵庫に用いることが可能であ
る。
各種空調機器や冷凍・冷蔵庫に用いることが可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、密閉容器底部の油上り
による各摺動部の損傷防止,潤滑油による撹拌ロスや振
動騒音増大防止,軸受摺動部の起動時の潤滑問題などを
解決でき、圧縮機の圧縮性能及び信頼性の高いスクロー
ル圧縮機を提供することが出来る。
による各摺動部の損傷防止,潤滑油による撹拌ロスや振
動騒音増大防止,軸受摺動部の起動時の潤滑問題などを
解決でき、圧縮機の圧縮性能及び信頼性の高いスクロー
ル圧縮機を提供することが出来る。
【図1】本発明を実施するスクロール圧縮機の縦断面
図。
図。
【図2】本発明の一実施例を示すビスコシール部の縦断
面図。
面図。
【図3】図2のビスコシールの溝形状の説明図。
【図4】本発明の第二の実施例を示すスパイラルグルー
ブシール部の縦断面図。
ブシール部の縦断面図。
【図5】図4のI−I斜視図。
【図6】本発明の第三の実施例を示すシールリング部の
縦断面図。
縦断面図。
【図7】本発明の第三の実施例を示すリップシール部の
縦断面図。
縦断面図。
1…密閉容器、2…固定スクロール、3…旋回スクロー
ル、4…上部フレーム、9…クランク軸、9c…給油
孔、10…旋回軸受、13…電動機ロータ、15…主軸
受、18…潤滑油、22…バランスウエイト、22a…
螺旋状溝、23…排油管、24…ビスコシール、25…
シールリング、27…リップシール。
ル、4…上部フレーム、9…クランク軸、9c…給油
孔、10…旋回軸受、13…電動機ロータ、15…主軸
受、18…潤滑油、22…バランスウエイト、22a…
螺旋状溝、23…排油管、24…ビスコシール、25…
シールリング、27…リップシール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東條 健司 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】円板状鏡板に渦巻状のラップを噛み合わせ
て圧縮室を形成する固定スクロール及び旋回スクロール
から成るスクロール圧縮要素と、ステータとロータを有
する電動機と、前記電動機の回転軸であるクランク軸
と、前記旋回スクロールと前記クランク軸の間に介在す
る旋回軸受と、前記電動機の前記クランク軸を支持する
主軸受と、前記主軸の受下部の前記クランク軸に設けた
バランスウェイトと、冷媒が溶解した冷媒混合油を前記
クランク軸内に設けた偏心縦孔により前記各軸受部に供
給回収する手段とを備えたスクロール圧縮機において、
前記主軸受と前記バランスウェイトとの間に密封装置を
設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31334496A JPH10153186A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31334496A JPH10153186A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10153186A true JPH10153186A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18040127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31334496A Pending JPH10153186A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10153186A (ja) |
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- 1996-11-25 JP JP31334496A patent/JPH10153186A/ja active Pending
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