JPH10157592A - 車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置 - Google Patents
車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置Info
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- JPH10157592A JPH10157592A JP32270396A JP32270396A JPH10157592A JP H10157592 A JPH10157592 A JP H10157592A JP 32270396 A JP32270396 A JP 32270396A JP 32270396 A JP32270396 A JP 32270396A JP H10157592 A JPH10157592 A JP H10157592A
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- cylinder
- hydraulic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液圧遮断弁と減圧弁の機能を一体に集約し
て、液圧制御装置をコンパクトに形成する。液圧制御装
置の構造を簡素化し、組付け工数及び部品点数の削減と
低コスト化を図る。車体への組付け性を向上する。 【解決手段】シリンダボディ2の周壁2aに入力ポート
9を、底壁2bに出力ポート10を設ける。アウタピス
トン4を第1シリンダ孔3に、インナピストン6を第2
シリンダ孔5にそれぞれ収容する。周状凹部4cの外周
に第1入力液圧室15を画成する。ピストン4,6を、
ピストン付勢手段7,8にてシリンダボディ2の底壁2
bと当接する後退限位置に付勢する。テーパ状軸部6c
と弁座13とで液圧遮断弁19を構成する。液圧遮断弁
19の上流側に第2入力液圧室20を、下流側に出力液
圧室21を画成する。第1,第2入力液圧室15,20
を流通孔4dにて連通する。後退限位置のアウタピスト
ン4を、インナピストン6よりも低い入力液圧でシリン
ダボディ開口部方向へ作動するよう設定する。
て、液圧制御装置をコンパクトに形成する。液圧制御装
置の構造を簡素化し、組付け工数及び部品点数の削減と
低コスト化を図る。車体への組付け性を向上する。 【解決手段】シリンダボディ2の周壁2aに入力ポート
9を、底壁2bに出力ポート10を設ける。アウタピス
トン4を第1シリンダ孔3に、インナピストン6を第2
シリンダ孔5にそれぞれ収容する。周状凹部4cの外周
に第1入力液圧室15を画成する。ピストン4,6を、
ピストン付勢手段7,8にてシリンダボディ2の底壁2
bと当接する後退限位置に付勢する。テーパ状軸部6c
と弁座13とで液圧遮断弁19を構成する。液圧遮断弁
19の上流側に第2入力液圧室20を、下流側に出力液
圧室21を画成する。第1,第2入力液圧室15,20
を流通孔4dにて連通する。後退限位置のアウタピスト
ン4を、インナピストン6よりも低い入力液圧でシリン
ダボディ開口部方向へ作動するよう設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動二・三輪
車や三・四輪バギー車等の鞍乗り型車両の後輪に用いら
れる液圧式ブレーキに、液圧発生源からの液圧を好適に
制御しながら供給するようにした車両用液圧式ブレーキ
の液圧制御装置に関する。
車や三・四輪バギー車等の鞍乗り型車両の後輪に用いら
れる液圧式ブレーキに、液圧発生源からの液圧を好適に
制御しながら供給するようにした車両用液圧式ブレーキ
の液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の後輪に用いられるディスク
ブレーキやドラムブレーキが、液圧マスタシリンダで発
生した液圧を用いて作動する液圧式ブレーキの場合に、
荷重変動の大きい後輪のロックを防止して、安定した車
体姿勢を保ちながら、極力短距離で停止できることが好
ましい。そこで、例えば特開昭47−19276号公報
や特開平4−143154号公報では、液圧マスタシリ
ンダ等の液圧発生源と、液圧式ブレーキのキャリパボデ
ィやホイールシリンダ等のアクチュエータとの間に、液
圧遮断弁と減圧弁の機能を兼ね備えた液圧制御装置を介
装して、液圧発生源からの入力液圧を、出力液圧として
後輪用液圧ブレーキの作動段階に合わせて供給する技術
が提案されている。
ブレーキやドラムブレーキが、液圧マスタシリンダで発
生した液圧を用いて作動する液圧式ブレーキの場合に、
荷重変動の大きい後輪のロックを防止して、安定した車
体姿勢を保ちながら、極力短距離で停止できることが好
ましい。そこで、例えば特開昭47−19276号公報
や特開平4−143154号公報では、液圧マスタシリ
ンダ等の液圧発生源と、液圧式ブレーキのキャリパボデ
ィやホイールシリンダ等のアクチュエータとの間に、液
圧遮断弁と減圧弁の機能を兼ね備えた液圧制御装置を介
装して、液圧発生源からの入力液圧を、出力液圧として
後輪用液圧ブレーキの作動段階に合わせて供給する技術
が提案されている。
【0003】図5は、上述の従来技術で用いた液圧制御
装置の入力液圧と出力液圧との関係を示しており、液圧
制御装置の後輪用液圧式ブレーキに対する液圧制御を3
つの段階に別けている。このうち、液圧制御装置の液圧
遮断弁では、制動初期の第1段階0−A間に、液圧発生
源からの入力液圧が、出力液圧として所定の液圧PO1
に増圧されるA点まではそのままアクチュエータへ供給
し、第1段階に続く第2段階のA−B間では、アクチュ
エータへの出力液圧の供給を遮断することにより、アク
チュエータにA点の作用する出力液圧を所定液圧のPO
1に維持する。また液圧制御装置の減圧弁では、第2段
階に続く第3段階B−C間に、アクチュエータに供給さ
れた出力液圧を所定液圧よりも減圧するようになってい
る。
装置の入力液圧と出力液圧との関係を示しており、液圧
制御装置の後輪用液圧式ブレーキに対する液圧制御を3
つの段階に別けている。このうち、液圧制御装置の液圧
遮断弁では、制動初期の第1段階0−A間に、液圧発生
源からの入力液圧が、出力液圧として所定の液圧PO1
に増圧されるA点まではそのままアクチュエータへ供給
し、第1段階に続く第2段階のA−B間では、アクチュ
エータへの出力液圧の供給を遮断することにより、アク
チュエータにA点の作用する出力液圧を所定液圧のPO
1に維持する。また液圧制御装置の減圧弁では、第2段
階に続く第3段階B−C間に、アクチュエータに供給さ
れた出力液圧を所定液圧よりも減圧するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
液圧制御装置では、液圧遮断弁のスプリングと減圧弁の
スプリングとを、シリンダ軸に対して直列に設けている
ため、液圧制御装置が長くなってしまうという問題があ
る。また、後者の液圧制御装置では、液圧遮断弁と減圧
弁を別々に構成して、シリンダ軸に並列に配設している
ため、部品点数や加工工数が増加して、価格の高騰化を
招いたり、液圧制御装置全体が大型化して車体への組付
けを困難にすることがある。
液圧制御装置では、液圧遮断弁のスプリングと減圧弁の
スプリングとを、シリンダ軸に対して直列に設けている
ため、液圧制御装置が長くなってしまうという問題があ
る。また、後者の液圧制御装置では、液圧遮断弁と減圧
弁を別々に構成して、シリンダ軸に並列に配設している
ため、部品点数や加工工数が増加して、価格の高騰化を
招いたり、液圧制御装置全体が大型化して車体への組付
けを困難にすることがある。
【0005】そこで本発明は、液圧遮断弁と減圧弁の機
能を一体に集約して、組付け工数と部品点数の削減を図
りながら、全体をコンパクトに形成して、車体への組付
け性を向上することのできる車両用液圧式ブレーキの液
圧制御装置を安価に提供することを目的としている。
能を一体に集約して、組付け工数と部品点数の削減を図
りながら、全体をコンパクトに形成して、車体への組付
け性を向上することのできる車両用液圧式ブレーキの液
圧制御装置を安価に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、液圧マスタシリンダ等の液圧発生源
と、液圧式ブレーキのキャリパボディやホイールシリン
ダ等のアクチュエータとの間に介装され、前記液圧発生
源から導入した入力液圧を前記アクチュエータに出力液
圧として供給する液圧制御装置であって、前記液圧発生
源からの入力液圧に伴って前記アクチュエータへの出力
液圧を増圧する第1段階と、該第1段階に連続して、前
記アクチュエータへの出力液圧を遮断して、アクチュエ
ータへ供給された出力液圧を所定液圧に保持する第2段
階と、該第2段階に連続して、前記アクチュエータに供
給された出力液圧を所定液圧から減圧する第3段階との
特性を有する車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置にお
いて、該液圧制御装置に、一端を底壁にて閉塞し、他端
を開口して内部に第1シリンダ孔を形成した有底筒状の
シリンダボディと、第1シリンダ孔に内挿されるアウタ
ピストンと、該アウタピストン内部の第2シリンダ孔に
内挿されるインナピストンと、非作動時のアウタピスト
ンをシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するアウ
タピストン付勢手段と、同じく非作動時のインナピスト
ンをシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するイン
ナピストン付勢手段とを設け、前記シリンダボディの第
1シリンダ孔を、シリンダボディ底壁側の小径孔と開口
側の大径孔とで形成し、前記アウタピストンに小径筒状
部と大径筒状部とを設けて、小径筒状部を第1シリンダ
孔の小径孔に第1シール材を介して内挿すると共に、大
径筒状部を第1シリンダ孔の大径孔に第2シール材を介
して内挿し、第1及び第2シール材に挟まれたシリンダ
ボディとアウタピストンとの間に第1入力液圧室を画成
して、前記シリンダボディの周壁に、前記液圧発生源に
連通する入力ポートを第1入力液圧室に連通して設け、
前記第2シリンダ孔のシリンダボディ底壁側に弁座を周
設し、該第2シリンダ孔のシリンダボディ開口側に、前
記インナピストンを第3シール材を介して内挿し、該イ
ンナピストンのシリンダボディ底壁側に弁部を設け、該
弁部と前記第2シリンダ孔の弁座にて液圧遮断弁を構成
し、該液圧遮断弁と前記第3シール材とに挟まれたアウ
タピストンとインナピストンとの間に第2入力液圧室を
画成して、前記アウタピストンの周壁に第1及び第2入
力液圧室を連通する流通孔を穿設し、前記液圧遮断弁と
第1シール材及びシリンダボディ底壁との間に出力液圧
室を画成して、前記シリンダボディの底壁に、前記アク
チュエータに連通する出力ポートを出力液圧室に連通し
て設け、非作動時の液圧遮断弁の弁座と弁部との間に所
定の間隙を設定すると共に、後退限位置のアウタピスト
ンを、インナピストンよりも低い入力液圧でシリンダボ
ディ開口部方向へ作動するよう設定したことを特徴とし
ている。
達成するために、液圧マスタシリンダ等の液圧発生源
と、液圧式ブレーキのキャリパボディやホイールシリン
ダ等のアクチュエータとの間に介装され、前記液圧発生
源から導入した入力液圧を前記アクチュエータに出力液
圧として供給する液圧制御装置であって、前記液圧発生
源からの入力液圧に伴って前記アクチュエータへの出力
液圧を増圧する第1段階と、該第1段階に連続して、前
記アクチュエータへの出力液圧を遮断して、アクチュエ
ータへ供給された出力液圧を所定液圧に保持する第2段
階と、該第2段階に連続して、前記アクチュエータに供
給された出力液圧を所定液圧から減圧する第3段階との
特性を有する車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置にお
いて、該液圧制御装置に、一端を底壁にて閉塞し、他端
を開口して内部に第1シリンダ孔を形成した有底筒状の
シリンダボディと、第1シリンダ孔に内挿されるアウタ
ピストンと、該アウタピストン内部の第2シリンダ孔に
内挿されるインナピストンと、非作動時のアウタピスト
ンをシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するアウ
タピストン付勢手段と、同じく非作動時のインナピスト
ンをシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するイン
ナピストン付勢手段とを設け、前記シリンダボディの第
1シリンダ孔を、シリンダボディ底壁側の小径孔と開口
側の大径孔とで形成し、前記アウタピストンに小径筒状
部と大径筒状部とを設けて、小径筒状部を第1シリンダ
孔の小径孔に第1シール材を介して内挿すると共に、大
径筒状部を第1シリンダ孔の大径孔に第2シール材を介
して内挿し、第1及び第2シール材に挟まれたシリンダ
ボディとアウタピストンとの間に第1入力液圧室を画成
して、前記シリンダボディの周壁に、前記液圧発生源に
連通する入力ポートを第1入力液圧室に連通して設け、
前記第2シリンダ孔のシリンダボディ底壁側に弁座を周
設し、該第2シリンダ孔のシリンダボディ開口側に、前
記インナピストンを第3シール材を介して内挿し、該イ
ンナピストンのシリンダボディ底壁側に弁部を設け、該
弁部と前記第2シリンダ孔の弁座にて液圧遮断弁を構成
し、該液圧遮断弁と前記第3シール材とに挟まれたアウ
タピストンとインナピストンとの間に第2入力液圧室を
画成して、前記アウタピストンの周壁に第1及び第2入
力液圧室を連通する流通孔を穿設し、前記液圧遮断弁と
第1シール材及びシリンダボディ底壁との間に出力液圧
室を画成して、前記シリンダボディの底壁に、前記アク
チュエータに連通する出力ポートを出力液圧室に連通し
て設け、非作動時の液圧遮断弁の弁座と弁部との間に所
定の間隙を設定すると共に、後退限位置のアウタピスト
ンを、インナピストンよりも低い入力液圧でシリンダボ
ディ開口部方向へ作動するよう設定したことを特徴とし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図1乃
至図4に基づいて説明する。図中、図1乃至図3は、液
圧制御装置の内部構造と作動を説明する図、図4は液圧
制御装置の入力液圧と出力液圧の関係を説明する図で、
図1は制動初期の第1段階における作動を、また図2は
アクチュエータへ供給された出力液圧を所定液圧に保持
する第2段階での作動を、更に図3はアクチュエータへ
供給された所定液圧の出力液圧を減圧する第3段階での
作動を、それぞれ示している。
至図4に基づいて説明する。図中、図1乃至図3は、液
圧制御装置の内部構造と作動を説明する図、図4は液圧
制御装置の入力液圧と出力液圧の関係を説明する図で、
図1は制動初期の第1段階における作動を、また図2は
アクチュエータへ供給された出力液圧を所定液圧に保持
する第2段階での作動を、更に図3はアクチュエータへ
供給された所定液圧の出力液圧を減圧する第3段階での
作動を、それぞれ示している。
【0008】液圧制御装置1は、周壁2aの一端を底板
2bで閉塞した有底円筒状のシリンダボディ2と、シリ
ンダボディ2内の第1シリンダ孔3に液密且つ移動可能
に内挿される大径のアウタピストン4と、該アウタピス
トン4内の第2シリンダ孔5に液密且つ移動可能に内挿
される小径のインナピストン6と、アウタピストン4及
びインナピストン6を、シリンダボディ底壁側の後退限
位置に付勢するアウタピストン付勢手段7とインナピス
トン付勢手段8とを備えている。
2bで閉塞した有底円筒状のシリンダボディ2と、シリ
ンダボディ2内の第1シリンダ孔3に液密且つ移動可能
に内挿される大径のアウタピストン4と、該アウタピス
トン4内の第2シリンダ孔5に液密且つ移動可能に内挿
される小径のインナピストン6と、アウタピストン4及
びインナピストン6を、シリンダボディ底壁側の後退限
位置に付勢するアウタピストン付勢手段7とインナピス
トン付勢手段8とを備えている。
【0009】シリンダボディ2には、周壁2aの中央よ
りもやや上部位置に入力ポート9が穿設され、底壁2b
の中心軸上に出力ポート10が穿設されており、入力ポ
ート9には、液圧マスタシリンダ等の液圧発生源が接続
され、出力ポート10には、ディスクブレーキのキャリ
パボディやドラムブレーキのホイールシリンダ等のアク
チュエータ(いずれも図示せず)に接続される。
りもやや上部位置に入力ポート9が穿設され、底壁2b
の中心軸上に出力ポート10が穿設されており、入力ポ
ート9には、液圧マスタシリンダ等の液圧発生源が接続
され、出力ポート10には、ディスクブレーキのキャリ
パボディやドラムブレーキのホイールシリンダ等のアク
チュエータ(いずれも図示せず)に接続される。
【0010】上述のディスクブレーキやドラムブレーキ
は、液圧発生源からの液圧によってアクチュエータを作
動する自動二・三輪車や三・四輪バギー車等の鞍乗り型
車両の後輪用液圧式ブレーキで、液圧制御装置1は、液
圧発生源から導入した入力液圧を後輪用液圧式ブレーキ
のアクチュエータに、図4の第1段階から第3段階に合
わせて好ましい出力液圧として供給する。
は、液圧発生源からの液圧によってアクチュエータを作
動する自動二・三輪車や三・四輪バギー車等の鞍乗り型
車両の後輪用液圧式ブレーキで、液圧制御装置1は、液
圧発生源から導入した入力液圧を後輪用液圧式ブレーキ
のアクチュエータに、図4の第1段階から第3段階に合
わせて好ましい出力液圧として供給する。
【0011】シリンダボディ2内の第1シリンダ孔3
は、底壁2b側の小径孔3aとシリンダボディ開口部側
の大径孔3bとをテーパ部3cでつないで形成されてお
り、小径孔3aには底壁2bの出力ポート10が開口
し、またテーパ孔3cには周壁2aの入力ポート9が開
口している。
は、底壁2b側の小径孔3aとシリンダボディ開口部側
の大径孔3bとをテーパ部3cでつないで形成されてお
り、小径孔3aには底壁2bの出力ポート10が開口
し、またテーパ孔3cには周壁2aの入力ポート9が開
口している。
【0012】アウタピストン4には、第1シリンダ孔3
の小径孔3aと同径の小径筒状部4aと、同じく大径孔
3bと同径の大径筒状部4bと、両筒状部4a,4bの
間で小径孔3a及び大径孔3bに跨って配設される周状
凹部4cとが設けられている。小径筒状部4aと大径筒
状部4bの外周面にはそれぞれシール溝が凹設され、小
径筒状部4aのシール溝には第1シール材11が、また
大径筒状部4bのシール溝には第2シール材12がそれ
ぞれ嵌着されており、周状凹部4cには複数の流通孔4
dが内外に貫通形成されている。
の小径孔3aと同径の小径筒状部4aと、同じく大径孔
3bと同径の大径筒状部4bと、両筒状部4a,4bの
間で小径孔3a及び大径孔3bに跨って配設される周状
凹部4cとが設けられている。小径筒状部4aと大径筒
状部4bの外周面にはそれぞれシール溝が凹設され、小
径筒状部4aのシール溝には第1シール材11が、また
大径筒状部4bのシール溝には第2シール材12がそれ
ぞれ嵌着されており、周状凹部4cには複数の流通孔4
dが内外に貫通形成されている。
【0013】第1シリンダ孔3の小径孔3aは直径D1
で形成され、また第1シリンダ孔3の大径孔3bは、小
径孔3aよりも大径な直径D2で形成されており、大径
孔3bと同じ直径D2の第2シール材12の面積−小径
孔3aと同じ直径D1の第1シール材11の面積=アウ
タピストン4の受圧面積となる。
で形成され、また第1シリンダ孔3の大径孔3bは、小
径孔3aよりも大径な直径D2で形成されており、大径
孔3bと同じ直径D2の第2シール材12の面積−小径
孔3aと同じ直径D1の第1シール材11の面積=アウ
タピストン4の受圧面積となる。
【0014】アウタピストン4内の第2シリンダ孔5
は、小径筒状部4aの端面に開口する小径孔5aと、大
径筒状部4bの端面に開口する大径孔5bと、これら小
径及び大径孔5a,5bをつなぐ中径孔5c及びテーパ
部5dとからなっており、小径孔5aとテーパ部5dと
の角部周縁を、後述する液圧遮断弁19の弁座13とし
ている。
は、小径筒状部4aの端面に開口する小径孔5aと、大
径筒状部4bの端面に開口する大径孔5bと、これら小
径及び大径孔5a,5bをつなぐ中径孔5c及びテーパ
部5dとからなっており、小径孔5aとテーパ部5dと
の角部周縁を、後述する液圧遮断弁19の弁座13とし
ている。
【0015】インナピストン6は、第2シリンダ孔5の
小径孔5aよりも小径な小径軸部6aと、小径孔5aよ
りも大径で中径孔5cよりは小径の中径軸部6bと、小
径軸部6a及び中径軸部6bをつなぐテーパ状軸部6c
と、中径軸部6bに連続する大径軸部6d及びガイドフ
ランジ6eと、該ガイドフランジ6eの端面中央から突
出する小径のストッパ軸部6fとを持っている。小径軸
部6aの先端面には十字状のスリット6gが形成され、
大径軸部6dの外周面に凹設されたシール溝には第3シ
ール材14が嵌着される。インナピストン6の大径軸部
6dは中径孔5cと同径に形成され、ガイドフランジ6
eは大径孔5bと同径に形成されており、またテーパ状
軸部6cは液圧遮断弁19の弁部を兼ねている。
小径孔5aよりも小径な小径軸部6aと、小径孔5aよ
りも大径で中径孔5cよりは小径の中径軸部6bと、小
径軸部6a及び中径軸部6bをつなぐテーパ状軸部6c
と、中径軸部6bに連続する大径軸部6d及びガイドフ
ランジ6eと、該ガイドフランジ6eの端面中央から突
出する小径のストッパ軸部6fとを持っている。小径軸
部6aの先端面には十字状のスリット6gが形成され、
大径軸部6dの外周面に凹設されたシール溝には第3シ
ール材14が嵌着される。インナピストン6の大径軸部
6dは中径孔5cと同径に形成され、ガイドフランジ6
eは大径孔5bと同径に形成されており、またテーパ状
軸部6cは液圧遮断弁19の弁部を兼ねている。
【0016】アウタピストン4は、小径筒状部4aが第
1シリンダ孔3の小径孔3aに、大径筒状部4bが同じ
く第1シリンダ孔3の大径孔3bに第1,第2シール材
11,12を介して収容され、両シール材11,12に
てシールされた周状凹部4cの外周に第1入力液圧室1
5が画成される。またインナピストン6は、小径軸部6
aを第2シリンダ孔5の小径孔5aに、中径軸部6bを
中径孔5cの小径孔寄りにそれぞれ差し込んで、大径軸
部6dを中径孔5cの大径孔寄りに第3シール材14を
介して収容することにより、ガイドフランジ6eが第2
シリンダ孔5の大径孔5bに差し込まれる。
1シリンダ孔3の小径孔3aに、大径筒状部4bが同じ
く第1シリンダ孔3の大径孔3bに第1,第2シール材
11,12を介して収容され、両シール材11,12に
てシールされた周状凹部4cの外周に第1入力液圧室1
5が画成される。またインナピストン6は、小径軸部6
aを第2シリンダ孔5の小径孔5aに、中径軸部6bを
中径孔5cの小径孔寄りにそれぞれ差し込んで、大径軸
部6dを中径孔5cの大径孔寄りに第3シール材14を
介して収容することにより、ガイドフランジ6eが第2
シリンダ孔5の大径孔5bに差し込まれる。
【0017】両ピストン4,6を収容した第1シリンダ
孔3の開口部には、通気孔16aを穿った板状のばね受
け16がスナップリング17にて係着され、スナップリ
ング17とピストン4,6との間に大気圧室18が画成
される。ばね受け16とアウタピストン4の大径筒状部
4bとの間には、大径のコイルばねを用いた前述のアウ
タピストン付勢手段7が縮設され、またばね受け16と
インナピストン6のガイドフランジ6eとの間には、小
径のコイルばねを用いた前述のインナピストン付勢手段
8が、アウタピストン付勢手段7内に同心円状に縮設さ
れる。
孔3の開口部には、通気孔16aを穿った板状のばね受
け16がスナップリング17にて係着され、スナップリ
ング17とピストン4,6との間に大気圧室18が画成
される。ばね受け16とアウタピストン4の大径筒状部
4bとの間には、大径のコイルばねを用いた前述のアウ
タピストン付勢手段7が縮設され、またばね受け16と
インナピストン6のガイドフランジ6eとの間には、小
径のコイルばねを用いた前述のインナピストン付勢手段
8が、アウタピストン付勢手段7内に同心円状に縮設さ
れる。
【0018】アウタピストン4とインナピストン6は、
それぞれの付勢手段7,8によってシリンダボディ2の
底壁2b方向へ付勢され、アウタピストン4の小径筒状
部4aの先端がシリンダボディ2の底壁2bに、インナ
ピストン6の小径軸部6aの先端がシリンダボディ2の
底壁2bにそれぞれ当接して、アウタピストン4とイン
ナピストン6の後退限が規制されると共に(図1参
照)、インナピストン6のストッパ軸部6fの先端とば
ね受け16との間に、インナピストン6の作動ストロー
クS1が設定される。
それぞれの付勢手段7,8によってシリンダボディ2の
底壁2b方向へ付勢され、アウタピストン4の小径筒状
部4aの先端がシリンダボディ2の底壁2bに、インナ
ピストン6の小径軸部6aの先端がシリンダボディ2の
底壁2bにそれぞれ当接して、アウタピストン4とイン
ナピストン6の後退限が規制されると共に(図1参
照)、インナピストン6のストッパ軸部6fの先端とば
ね受け16との間に、インナピストン6の作動ストロー
クS1が設定される。
【0019】インナピストン6のテーパ状軸部6cは、
第2シリンダ孔5の小径孔5a及びテーパ部5dと中径
孔5cに跨がって収容され、第2シリンダ孔5の弁座1
3と共に液圧遮断弁19を構成する。液圧遮断弁19と
第3シール材14とに挟まれたアウタピストン4とイン
ナピストン6との間には第2入力液圧室20が画成さ
れ、液圧遮断弁19及び第1シール材11とシリンダボ
ディ2の底壁2bとの間には出力液圧室21が画成され
る。アウタピストン4とインナピストン6とが図1の後
退限に位置する非作動時には、液圧遮断弁19のテーパ
状軸部6cと弁座13との間に間隙S2が設定され、作
動ストロークS1+間隙S2とでアウタピストン4の図
示しない作動ストロークS3が設定される。
第2シリンダ孔5の小径孔5a及びテーパ部5dと中径
孔5cに跨がって収容され、第2シリンダ孔5の弁座1
3と共に液圧遮断弁19を構成する。液圧遮断弁19と
第3シール材14とに挟まれたアウタピストン4とイン
ナピストン6との間には第2入力液圧室20が画成さ
れ、液圧遮断弁19及び第1シール材11とシリンダボ
ディ2の底壁2bとの間には出力液圧室21が画成され
る。アウタピストン4とインナピストン6とが図1の後
退限に位置する非作動時には、液圧遮断弁19のテーパ
状軸部6cと弁座13との間に間隙S2が設定され、作
動ストロークS1+間隙S2とでアウタピストン4の図
示しない作動ストロークS3が設定される。
【0020】第1入力液圧室15は、第1シリンダ孔3
のテーパ孔3cに開口する入力ポート9と常時連通し、
第1入力液圧室15と第2入力液圧室20は、アウタピ
ストン4の流通孔4dを介して常時連通している。第2
入力液圧室20は、アウタピストン4とインナピストン
6が後退限に位置する非作動時に、液圧遮断弁19のテ
ーパ状軸部6cと弁座13との間隙S2によって出力液
圧室21と連通しており、また出力液圧室21と前記出
力ポート10とは、インナピストン6の小径軸部6aが
後退限位置で底壁2bに当接した際にも、スリット6g
を通して常時連通している。
のテーパ孔3cに開口する入力ポート9と常時連通し、
第1入力液圧室15と第2入力液圧室20は、アウタピ
ストン4の流通孔4dを介して常時連通している。第2
入力液圧室20は、アウタピストン4とインナピストン
6が後退限に位置する非作動時に、液圧遮断弁19のテ
ーパ状軸部6cと弁座13との間隙S2によって出力液
圧室21と連通しており、また出力液圧室21と前記出
力ポート10とは、インナピストン6の小径軸部6aが
後退限位置で底壁2bに当接した際にも、スリット6g
を通して常時連通している。
【0021】インナピストン6のテーパ状軸部6cが着
座する弁座13は、第1シリンダ孔3の小径孔3aの直
径D1よりも小径な直径D3に形成され、またインナピ
ストン6の大径軸部6dを収容する第2シリンダ孔5の
中径孔5cは、第1シリンダ孔3の小径孔3aの直径D
1よりも小径で弁座13の直径D3よりは大径な直径D
4に形成されており、中径孔5cと同じ直径D4の第3
シール材14の面積−弁座13と同じ直径D3の液圧遮
断弁19のシール面積=インナピストン4の受圧面積と
なる。
座する弁座13は、第1シリンダ孔3の小径孔3aの直
径D1よりも小径な直径D3に形成され、またインナピ
ストン6の大径軸部6dを収容する第2シリンダ孔5の
中径孔5cは、第1シリンダ孔3の小径孔3aの直径D
1よりも小径で弁座13の直径D3よりは大径な直径D
4に形成されており、中径孔5cと同じ直径D4の第3
シール材14の面積−弁座13と同じ直径D3の液圧遮
断弁19のシール面積=インナピストン4の受圧面積と
なる。
【0022】後退限に位置する非作動時のアウタピスト
ン4は、液圧発生源から入力ポート9に導入される液圧
によって、図4の入力液圧PI1でシリンダボディ2の
開口部方向へ作動するよう設定され、同じく後退限に位
置するインナピストン6は、アウタピストン4よりも高
い図4の入力液圧PI2で、シリンダボディ2の開口部
方向へ作動するよう設定されており、このような段階的
作動は、アウタ及びインナピストン付勢手段7,8に用
いたコイルばねのセット荷重や、アウタ及びインナピス
トン4,6の受圧面積の大きさによって決定される。
ン4は、液圧発生源から入力ポート9に導入される液圧
によって、図4の入力液圧PI1でシリンダボディ2の
開口部方向へ作動するよう設定され、同じく後退限に位
置するインナピストン6は、アウタピストン4よりも高
い図4の入力液圧PI2で、シリンダボディ2の開口部
方向へ作動するよう設定されており、このような段階的
作動は、アウタ及びインナピストン付勢手段7,8に用
いたコイルばねのセット荷重や、アウタ及びインナピス
トン4,6の受圧面積の大きさによって決定される。
【0023】本形態例は、以上のように構成されてお
り、液圧制御装置1の非作動時には、アウタピストン4
とインナピストン6とが図1の後退限位置にあって、出
力液圧室21のボリュームが、液圧遮断弁19とシリン
ダボディ2の底壁2bに挟まれた第2シリンダ孔5の小
径孔5a内の大きさに縮小されている。また液圧遮断弁
19は、テーパ状軸部6cと弁座13とは間隙S2分離
間した開弁状態にあり、入力ポート9と出力ポート10
とが、第1入力液圧室15,流通孔4d,第2入力液圧
室20,液圧遮断弁19の間隙S2,出力液圧室21及
びインナピストン6のスリット6gとを通して連通して
いる。
り、液圧制御装置1の非作動時には、アウタピストン4
とインナピストン6とが図1の後退限位置にあって、出
力液圧室21のボリュームが、液圧遮断弁19とシリン
ダボディ2の底壁2bに挟まれた第2シリンダ孔5の小
径孔5a内の大きさに縮小されている。また液圧遮断弁
19は、テーパ状軸部6cと弁座13とは間隙S2分離
間した開弁状態にあり、入力ポート9と出力ポート10
とが、第1入力液圧室15,流通孔4d,第2入力液圧
室20,液圧遮断弁19の間隙S2,出力液圧室21及
びインナピストン6のスリット6gとを通して連通して
いる。
【0024】次に、上述の非作動状態から制動操作を行
なうと、別途の液圧発生源で昇圧された液圧が、入力ポ
ート9から入力液圧として液圧制御装置1に導入され、
出力ポート10から後輪液圧式ブレーキのアクチュエー
タへ供給される出力液圧が、図4の第1段階に示す0−
A間を入力液圧に比例して上昇して行く。そして、入力
ポート9への入力液圧がPI1となる図4のA点に達す
ると、出力ポート10からアクチュエータへの出力液圧
が所定の液圧PO1となり、アウタピストン4が、アウ
タピストン付勢手段7のセット荷重に打ち勝って、小径
筒状部4aの先端をシリンダボディ2の底壁2bより離
間させながら、シリンダボディ2の開口部方向へストロ
ークする。この時、インナピストン6は後退限位置をそ
のまま保持している。
なうと、別途の液圧発生源で昇圧された液圧が、入力ポ
ート9から入力液圧として液圧制御装置1に導入され、
出力ポート10から後輪液圧式ブレーキのアクチュエー
タへ供給される出力液圧が、図4の第1段階に示す0−
A間を入力液圧に比例して上昇して行く。そして、入力
ポート9への入力液圧がPI1となる図4のA点に達す
ると、出力ポート10からアクチュエータへの出力液圧
が所定の液圧PO1となり、アウタピストン4が、アウ
タピストン付勢手段7のセット荷重に打ち勝って、小径
筒状部4aの先端をシリンダボディ2の底壁2bより離
間させながら、シリンダボディ2の開口部方向へストロ
ークする。この時、インナピストン6は後退限位置をそ
のまま保持している。
【0025】そして、アウタピストン4が、液圧遮断弁
19の間隙S2を埋めて、第2シリンダ孔5の弁座13
にインナピストン6のテーパ状軸部6cが着座する閉弁
状態になると、第2入力液圧室20と出力液圧室21と
の連通が遮断され、出力ポート10からアクチュエータ
への出力液圧の供給が停止すると同時に、アウタピスト
ン4の作動がインナピストン6の抗力によって停止する
(図2)。
19の間隙S2を埋めて、第2シリンダ孔5の弁座13
にインナピストン6のテーパ状軸部6cが着座する閉弁
状態になると、第2入力液圧室20と出力液圧室21と
の連通が遮断され、出力ポート10からアクチュエータ
への出力液圧の供給が停止すると同時に、アウタピスト
ン4の作動がインナピストン6の抗力によって停止する
(図2)。
【0026】図4の第2段階A−B間では、液圧遮断弁
19の閉弁による出力液圧の供給停止が継続していて、
液圧遮断弁19の下流側であるアクチュエータ側の出力
液圧が、所定の液圧PO1に保持される。一方、液圧遮
断弁19の上流側には、入力ポート9を通して入力液圧
の供給が継続され、第1,第2入力液圧室15,20と
流通孔4d内の入力液圧が昇圧されて行く。
19の閉弁による出力液圧の供給停止が継続していて、
液圧遮断弁19の下流側であるアクチュエータ側の出力
液圧が、所定の液圧PO1に保持される。一方、液圧遮
断弁19の上流側には、入力ポート9を通して入力液圧
の供給が継続され、第1,第2入力液圧室15,20と
流通孔4d内の入力液圧が昇圧されて行く。
【0027】図4のB点では、液圧遮断弁19から上流
側の入力液圧がPI2となり、アウタ及びインナピスト
ン4,6が、ピストン付勢手段7,8の弾発力に抗し
て、シリンダボディ2の開口部方向へストロークを開始
する。図4の第3段階B−C間では、アウタ及びインナ
ピストン4,6が、液圧遮断弁19の閉弁状態を保持し
たまま、インナピストン6の作動ストロークS1を埋め
ながら、シリンダボディ2の開口部方向へ一体にストロ
ークして行く。
側の入力液圧がPI2となり、アウタ及びインナピスト
ン4,6が、ピストン付勢手段7,8の弾発力に抗し
て、シリンダボディ2の開口部方向へストロークを開始
する。図4の第3段階B−C間では、アウタ及びインナ
ピストン4,6が、液圧遮断弁19の閉弁状態を保持し
たまま、インナピストン6の作動ストロークS1を埋め
ながら、シリンダボディ2の開口部方向へ一体にストロ
ークして行く。
【0028】アウタピストン4の小径筒状部4aとイン
ナピストン6の小径軸部6aは、両ピストン4,6のス
トロークに伴って、それぞれの先端がシリンダボディ2
の底壁2bから離間するため、ピストン4,6がシリン
ダボディ2の開口部方向へストロークするに連れて次第
に拡大して行く。これにより、図4の第2段階A−B間
で所定液圧PO1を保持していたアクチュエータ側の出
力液圧は、出力液圧室21の拡大に従って、図4のBか
らCへ向けて徐々に減圧して行く。
ナピストン6の小径軸部6aは、両ピストン4,6のス
トロークに伴って、それぞれの先端がシリンダボディ2
の底壁2bから離間するため、ピストン4,6がシリン
ダボディ2の開口部方向へストロークするに連れて次第
に拡大して行く。これにより、図4の第2段階A−B間
で所定液圧PO1を保持していたアクチュエータ側の出
力液圧は、出力液圧室21の拡大に従って、図4のBか
らCへ向けて徐々に減圧して行く。
【0029】図4のC点では、インナピストン6のスト
ッパ軸部6fがばね受け16と当接して、インナピスト
ン6のストロークが規制され、同時に液圧遮断弁19の
テーパ状軸部6cと弁座13との当接を介してインナピ
ストン6と係合するアウタピストン4のストロークも規
制される(図3)。また、ピストン4,6のストローク
に連れて拡大した出力液圧室21のボリュームは、C点
への到達によって最大となり、液圧遮断弁19の下流側
であるアクチュエータ側の出力液圧がPO2まで低下
し、C点以降はPO2の出力液圧がアクチュエータ側に
保持される。
ッパ軸部6fがばね受け16と当接して、インナピスト
ン6のストロークが規制され、同時に液圧遮断弁19の
テーパ状軸部6cと弁座13との当接を介してインナピ
ストン6と係合するアウタピストン4のストロークも規
制される(図3)。また、ピストン4,6のストローク
に連れて拡大した出力液圧室21のボリュームは、C点
への到達によって最大となり、液圧遮断弁19の下流側
であるアクチュエータ側の出力液圧がPO2まで低下
し、C点以降はPO2の出力液圧がアクチュエータ側に
保持される。
【0030】また、上述の制動操作を解除すると、アウ
タピストン4とインナピストン6とが、それぞれのピス
トン付勢手段7,8の弾発力によって、シリンダボディ
2の底壁2b方向へ付勢され、小径筒状部4aと小径軸
部6aが底壁2bに当接して図1に示す後退限位置に復
帰する。
タピストン4とインナピストン6とが、それぞれのピス
トン付勢手段7,8の弾発力によって、シリンダボディ
2の底壁2b方向へ付勢され、小径筒状部4aと小径軸
部6aが底壁2bに当接して図1に示す後退限位置に復
帰する。
【0031】本形態例は以上のように、液圧制御装置1
を、シリンダボディ2内に、大径のアウタピストン4と
小径のインナピストン6とを内外に同軸で且つ一体に収
容して、液圧遮断弁と減圧弁の第1第3段階の特性機能
を小さなシリンダボディ2に集約した構造としたから、
シリンダ軸方向に長さを採ったり、液圧遮断弁と減圧弁
とを並列に配設した従来の液圧制御装置に較べて、液圧
制御装置1の全体を軽量でコンパクトに形成することが
でき、制約された車体のセットスペースにも容易に取付
けすることができる。また、内部構造が簡素で部品点数
も極めて少ないことから、加工工数や組付け工数の削減
と、製品としての耐久性と信頼性の向上が図れると共
に、製造コストを低減して安価に提供することができ
る。
を、シリンダボディ2内に、大径のアウタピストン4と
小径のインナピストン6とを内外に同軸で且つ一体に収
容して、液圧遮断弁と減圧弁の第1第3段階の特性機能
を小さなシリンダボディ2に集約した構造としたから、
シリンダ軸方向に長さを採ったり、液圧遮断弁と減圧弁
とを並列に配設した従来の液圧制御装置に較べて、液圧
制御装置1の全体を軽量でコンパクトに形成することが
でき、制約された車体のセットスペースにも容易に取付
けすることができる。また、内部構造が簡素で部品点数
も極めて少ないことから、加工工数や組付け工数の削減
と、製品としての耐久性と信頼性の向上が図れると共
に、製造コストを低減して安価に提供することができ
る。
【0032】尚、上述の形態例は、アウタピストンとイ
ンナピストンの後退限をシリンダボディの底壁で規制し
たが、本発明はシリンダ孔内にピストン受けとなる突部
や係止リングを設けて後退限規制手段とすることもでき
る。液圧遮断弁の弁部や弁座は段状とすることもでき
る。形態例のインナピストンに設けたストッパ軸部は省
略することもできる。また、アウタピストン付勢手段と
インナピストン付勢手段は、竹の子ばねや皿ばね等の他
のばね手段であってもよく、ゴム或いはスポンジ等の弾
性力のある軟質合成樹脂を用いてもよい。
ンナピストンの後退限をシリンダボディの底壁で規制し
たが、本発明はシリンダ孔内にピストン受けとなる突部
や係止リングを設けて後退限規制手段とすることもでき
る。液圧遮断弁の弁部や弁座は段状とすることもでき
る。形態例のインナピストンに設けたストッパ軸部は省
略することもできる。また、アウタピストン付勢手段と
インナピストン付勢手段は、竹の子ばねや皿ばね等の他
のばね手段であってもよく、ゴム或いはスポンジ等の弾
性力のある軟質合成樹脂を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、液圧制
御装置を、シリンダボディ内部に大径のアウタピストン
と小径のインナピストンとを内外に同軸で且つ一体に収
容して、液圧遮断弁と減圧弁の第1段階〜第3段階の特
性機能を小さなシリンダボディに集約した構造としたか
ら、シリンダ軸方向に長さを採ったり、液圧遮断弁と減
圧弁とを並列に配設した従来の液圧制御装置に較べて、
液圧制御装置全体を、液圧遮断弁や減圧弁の単品の大き
さとさほど変りない軽量でコンパクトに形成することが
できる。従って、制約された車体のセットスペースにも
容易に取付けすることができ、また内部構造が簡素で部
品点数も少なくて済むので、加工工数と組付け工数の削
減が図れ、しかも製品としての耐久性と信頼性の向上が
図れると共に、製造コストを低減して安価に提供するこ
とができる。
御装置を、シリンダボディ内部に大径のアウタピストン
と小径のインナピストンとを内外に同軸で且つ一体に収
容して、液圧遮断弁と減圧弁の第1段階〜第3段階の特
性機能を小さなシリンダボディに集約した構造としたか
ら、シリンダ軸方向に長さを採ったり、液圧遮断弁と減
圧弁とを並列に配設した従来の液圧制御装置に較べて、
液圧制御装置全体を、液圧遮断弁や減圧弁の単品の大き
さとさほど変りない軽量でコンパクトに形成することが
できる。従って、制約された車体のセットスペースにも
容易に取付けすることができ、また内部構造が簡素で部
品点数も少なくて済むので、加工工数と組付け工数の削
減が図れ、しかも製品としての耐久性と信頼性の向上が
図れると共に、製造コストを低減して安価に提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第1形態例を示す液圧制御装置の内部
構造と第1段階における作動説明図
構造と第1段階における作動説明図
【図2】本発明の第1形態例を示す液圧制御装置の内部
構造と第2段階における作動説明図
構造と第2段階における作動説明図
【図3】本発明の第1形態例を示す液圧制御装置の内部
構造と第3段階における作動説明図
構造と第3段階における作動説明図
【図4】本発明の第1形態例を示す液圧制御装置の入力
液圧と出力液圧の関係図
液圧と出力液圧の関係図
【図5】従来の液圧制御装置による入力液圧と出力液圧
の関係図
の関係図
1…液圧制御装置 2…シリンダボディ 2a…周壁 2b…底壁 3…第1シリンダ孔 3a…小径孔 3b…大径孔 4…アウタピストン 4a…小径筒状部 4b…大径筒状部 4c…周状凹部 4d…流通孔 5…第2シリンダ孔 5a…小径孔 5c…中径孔 6…インナピストン 6a…小径軸部 6b…中径軸部 6c…テーパ状軸部(本発明の弁部) 6d…大径軸部 6e…ガイドフランジ 6f…ストッパ軸部 6g…十字状のスリット 7…アウタピストン付勢手段 8…インナピストン付勢手段 9…入力ポート 10…出力ポート 11…第1シール材 12…第2シール材 13…弁座 14…第3シール材 15…第1入力液圧室 16…ばね受け 19…液圧遮断弁 20…第2入力液圧室 21…出力液圧室 D1…第1シリンダ孔3の小径孔3aと第1シール材1
1の直径 D2…第1シリンダ孔3の大径孔3bと第2シール材1
2の直径 D3…弁座13の直径 D4…第2シリンダ孔5の中径孔5cと第3シール材1
4の直径 S1…インナピストン6の作動ストローク S2…液圧遮断弁19のテーパ状軸部6cと弁座13と
の間隙 S3…アウタピストン4の作動ストローク(図示しな
い)
1の直径 D2…第1シリンダ孔3の大径孔3bと第2シール材1
2の直径 D3…弁座13の直径 D4…第2シリンダ孔5の中径孔5cと第3シール材1
4の直径 S1…インナピストン6の作動ストローク S2…液圧遮断弁19のテーパ状軸部6cと弁座13と
の間隙 S3…アウタピストン4の作動ストローク(図示しな
い)
Claims (1)
- 【請求項1】 液圧マスタシリンダ等の液圧発生源と、
液圧式ブレーキのキャリパボディやホイールシリンダ等
のアクチュエータとの間に介装され、前記液圧発生源か
ら導入した入力液圧を前記アクチュエータに出力液圧と
して供給する液圧制御装置であって、前記液圧発生源か
らの入力液圧に伴って前記アクチュエータへの出力液圧
を増圧する第1段階と、該第1段階に連続して、前記ア
クチュエータへの出力液圧を遮断して、アクチュエータ
へ供給された出力液圧を所定液圧に保持する第2段階
と、該第2段階に連続して、前記アクチュエータに供給
された出力液圧を所定液圧から減圧する第3段階との特
性を有する車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置におい
て、該液圧制御装置に、一端を底壁にて閉塞し、他端を
開口して内部に第1シリンダ孔を形成した有底筒状のシ
リンダボディと、第1シリンダ孔に内挿されるアウタピ
ストンと、該アウタピストン内部の第2シリンダ孔に内
挿されるインナピストンと、非作動時のアウタピストン
をシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するアウタ
ピストン付勢手段と、同じく非作動時のインナピストン
をシリンダボディ底壁側の後退限位置に付勢するインナ
ピストン付勢手段とを設け、前記シリンダボディの第1
シリンダ孔を、シリンダボディ底壁側の小径孔と開口側
の大径孔とで形成し、前記アウタピストンに小径筒状部
と大径筒状部とを設けて、小径筒状部を第1シリンダ孔
の小径孔に第1シール材を介して内挿すると共に、大径
筒状部を第1シリンダ孔の大径孔に第2シール材を介し
て内挿し、第1及び第2シール材に挟まれたシリンダボ
ディとアウタピストンとの間に第1入力液圧室を画成し
て、前記シリンダボディの周壁に、前記液圧発生源に連
通する入力ポートを第1入力液圧室に連通して設け、前
記第2シリンダ孔のシリンダボディ底壁側に弁座を周設
し、該第2シリンダ孔のシリンダボディ開口側に、前記
インナピストンを第3シール材を介して内挿し、該イン
ナピストンのシリンダボディ底壁側に弁部を設け、該弁
部と前記第2シリンダ孔の弁座にて液圧遮断弁を構成
し、該液圧遮断弁と前記第3シール材とに挟まれたアウ
タピストンとインナピストンとの間に第2入力液圧室を
画成して、前記アウタピストンの周壁に第1及び第2入
力液圧室を連通する流通孔を穿設し、前記液圧遮断弁と
第1シール材及びシリンダボディ底壁との間に出力液圧
室を画成して、前記シリンダボディの底壁に、前記アク
チュエータに連通する出力ポートを出力液圧室に連通し
て設け、非作動時の液圧遮断弁の弁座と弁部との間に所
定の間隙を設定すると共に、後退限位置のアウタピスト
ンを、インナピストンよりも低い入力液圧でシリンダボ
ディ開口部方向へ作動するよう設定したことを特徴とす
る車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32270396A JPH10157592A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32270396A JPH10157592A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10157592A true JPH10157592A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18146685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32270396A Pending JPH10157592A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 車両用液圧式ブレーキの液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10157592A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007509811A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-04-19 | ソシエテ・アノニム・ベランジェ | 車両の液圧式制動回路用の圧力制限装置 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32270396A patent/JPH10157592A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007509811A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-04-19 | ソシエテ・アノニム・ベランジェ | 車両の液圧式制動回路用の圧力制限装置 |
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