JPH10158496A - 不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
不飽和ポリエステル樹脂組成物Info
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- JPH10158496A JPH10158496A JP32143296A JP32143296A JPH10158496A JP H10158496 A JPH10158496 A JP H10158496A JP 32143296 A JP32143296 A JP 32143296A JP 32143296 A JP32143296 A JP 32143296A JP H10158496 A JPH10158496 A JP H10158496A
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- unsaturated polyester
- polyester resin
- resin composition
- weight
- peroxide
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 速硬化性で低収縮性を保持しつつ、プリゲル
や流動プリゲル模様の発生を防止することにより、外観
品質に優れ、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも優れた成
形品が得られ、併せて成形サイクルの時間を短縮して生
産性の向上をも図り得る不飽和ポリエステル樹脂組成物
を提供する。 【解決手段】 α,β系エチレン性不飽和ポリエステル
樹脂(a)、これと共重合可能なビニル系単量体(b)
及び未加硫エラストマー(c)を含有する不飽和ポリエ
ステル樹脂に対して、10時間半減期温度が異なる2種
類の硬化剤(d)が配合されている。
や流動プリゲル模様の発生を防止することにより、外観
品質に優れ、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも優れた成
形品が得られ、併せて成形サイクルの時間を短縮して生
産性の向上をも図り得る不飽和ポリエステル樹脂組成物
を提供する。 【解決手段】 α,β系エチレン性不飽和ポリエステル
樹脂(a)、これと共重合可能なビニル系単量体(b)
及び未加硫エラストマー(c)を含有する不飽和ポリエ
ステル樹脂に対して、10時間半減期温度が異なる2種
類の硬化剤(d)が配合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形等の成
形材料に用いられる不飽和ポリエステル樹脂組成物に関
する。
形材料に用いられる不飽和ポリエステル樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅設備、自動車部材やその
他の各種工業用部材等にガラス繊維強化不飽和ポリエス
テル(FRP)が用いられてきた。このFRPの成形材
料としては、ガラス繊維等の強化用繊維に不飽和ポリエ
ステル樹脂を主材とする樹脂液を含浸させ、約3〜5m
m厚のシート状に形成したSMC(Sheet Molding Comp
ound) や、バルク状に形成したBMC (Bulk Molding C
ompound)が汎用されており、このような成形材料を用い
て、主としてプレス成形法等により成形品の製造が行わ
れている。
他の各種工業用部材等にガラス繊維強化不飽和ポリエス
テル(FRP)が用いられてきた。このFRPの成形材
料としては、ガラス繊維等の強化用繊維に不飽和ポリエ
ステル樹脂を主材とする樹脂液を含浸させ、約3〜5m
m厚のシート状に形成したSMC(Sheet Molding Comp
ound) や、バルク状に形成したBMC (Bulk Molding C
ompound)が汎用されており、このような成形材料を用い
て、主としてプレス成形法等により成形品の製造が行わ
れている。
【0003】ところが最近では市場ニーズの変化から、
特にバスユニット等の住宅設備において、外観と耐熱水
性とが共に優れた高品質のものが要求されるようになっ
てきた。さらに、生産性を向上させるために、成形サイ
クルの時間短縮が可能な速硬化性のものが要求されてい
る。
特にバスユニット等の住宅設備において、外観と耐熱水
性とが共に優れた高品質のものが要求されるようになっ
てきた。さらに、生産性を向上させるために、成形サイ
クルの時間短縮が可能な速硬化性のものが要求されてい
る。
【0004】しかしながら、SMCの硬化性を速くする
と、一般的なプレス速度による圧縮成形中にSMC表面
で硬化が開始し、SMC表面が硬化するプリゲルや流動
しながら硬化する流れ模様のプリゲルが発生する。その
ため、成形品の表面平滑性が損なわれ、部分的に表面光
沢が失われるという問題点があった。また、流動速度を
速くすると、強化用繊維の縦横配向比が高くなり衝撃強
度が低下するという問題点があった。さらに、脱型時の
クラックを防止するために、低収縮化剤を配合するとク
ラックを低減することはできるが、たわみが大きくな
り、衝撃強度や耐熱水性が低下するという問題点があっ
た。
と、一般的なプレス速度による圧縮成形中にSMC表面
で硬化が開始し、SMC表面が硬化するプリゲルや流動
しながら硬化する流れ模様のプリゲルが発生する。その
ため、成形品の表面平滑性が損なわれ、部分的に表面光
沢が失われるという問題点があった。また、流動速度を
速くすると、強化用繊維の縦横配向比が高くなり衝撃強
度が低下するという問題点があった。さらに、脱型時の
クラックを防止するために、低収縮化剤を配合するとク
ラックを低減することはできるが、たわみが大きくな
り、衝撃強度や耐熱水性が低下するという問題点があっ
た。
【0005】そこで、特開昭59−190827号公報
には、成形材料を紙等のシート状プリゲル防止材に載せ
て下型表面にチャージした後、上型を下降させて圧縮成
形する技術が提案されている。しかしながら、この技術
の場合、プリゲルの発生を防止することはある程度可能
であるが、成形後にプリゲル防止材を除去することが困
難であった。
には、成形材料を紙等のシート状プリゲル防止材に載せ
て下型表面にチャージした後、上型を下降させて圧縮成
形する技術が提案されている。しかしながら、この技術
の場合、プリゲルの発生を防止することはある程度可能
であるが、成形後にプリゲル防止材を除去することが困
難であった。
【0006】また、特開昭51−45194号公報に
は、低収縮性を有すると共に、伸び特性、衝撃強度等の
機械的特性が著しく改良された不飽和ポリエステル樹脂
組成物が開示されている。しかしながら、この技術の場
合、硬化収縮をある程度低減することはできるものの、
光沢等の外観品質の向上やクラック発生を防止すること
ができず、逆に耐熱水性が悪くなるという問題点があっ
た。
は、低収縮性を有すると共に、伸び特性、衝撃強度等の
機械的特性が著しく改良された不飽和ポリエステル樹脂
組成物が開示されている。しかしながら、この技術の場
合、硬化収縮をある程度低減することはできるものの、
光沢等の外観品質の向上やクラック発生を防止すること
ができず、逆に耐熱水性が悪くなるという問題点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点を解消し、速硬化性で低収縮性を保持しつつ、プ
リゲルや流動プリゲル模様の発生を防止することによ
り、外観品質に優れ、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも
優れた成形品が得られ、併せて成形サイクルの時間を短
縮して生産性の向上をも図り得る不飽和ポリエステル樹
脂組成物を提供することを課題とする。
問題点を解消し、速硬化性で低収縮性を保持しつつ、プ
リゲルや流動プリゲル模様の発生を防止することによ
り、外観品質に優れ、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも
優れた成形品が得られ、併せて成形サイクルの時間を短
縮して生産性の向上をも図り得る不飽和ポリエステル樹
脂組成物を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の不飽和ポリエス
テル樹脂組成物は、α,β系エチレン性不飽和ポリエス
テル樹脂(a)30〜60重量%、これと共重合可能な
ビニル系単量体(b)30〜70重量%及び未加硫エラ
ストマー(c)3〜50重量%を含有する不飽和ポリエ
ステル樹脂に対して、10時間半減期温度が50℃以上
85℃未満である有機過酸化物の1種以上と10時間半
減期温度が85℃以上110℃未満である有機過酸化物
の1種以上とが併用された硬化剤(d)が配合されてい
ることを特徴とする。
テル樹脂組成物は、α,β系エチレン性不飽和ポリエス
テル樹脂(a)30〜60重量%、これと共重合可能な
ビニル系単量体(b)30〜70重量%及び未加硫エラ
ストマー(c)3〜50重量%を含有する不飽和ポリエ
ステル樹脂に対して、10時間半減期温度が50℃以上
85℃未満である有機過酸化物の1種以上と10時間半
減期温度が85℃以上110℃未満である有機過酸化物
の1種以上とが併用された硬化剤(d)が配合されてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明で使用される不飽和ポリエステル樹
脂(a)としては、α、β系エチレン性不飽和ジカルボ
ン酸、その酸無水物又はそれらの混合物と、2価のアル
コール又はそれらの混合物とを縮合することにより得ら
れるものが挙げられる。
脂(a)としては、α、β系エチレン性不飽和ジカルボ
ン酸、その酸無水物又はそれらの混合物と、2価のアル
コール又はそれらの混合物とを縮合することにより得ら
れるものが挙げられる。
【0010】上記α、β系エチレン性不飽和ジカルボン
酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸等の不飽和
酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の
飽和酸ならびに、プロピレングリコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、水添ビスフェノール等の
2価のアルコールを含有するものが用いられる。
酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸等の不飽和
酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の
飽和酸ならびに、プロピレングリコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、水添ビスフェノール等の
2価のアルコールを含有するものが用いられる。
【0011】本発明で使用されるビニル系単量体(b)
としては、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン、アク
リロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル等が挙げられる。
としては、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン、アク
リロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル等が挙げられる。
【0012】本発明で使用される未加硫エラストマー
(c)は、低収縮化剤として用いられるものであって、
上記(b)成分の少なくとも一種に溶解するものが好ま
しく、例えば、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、クロロプレ
ンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、アクリル
ゴム、ブチルゴム等が挙げられるが、現在市販されてい
る殆どのエラストマーが使用可能である。
(c)は、低収縮化剤として用いられるものであって、
上記(b)成分の少なくとも一種に溶解するものが好ま
しく、例えば、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、クロロプレ
ンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、アクリル
ゴム、ブチルゴム等が挙げられるが、現在市販されてい
る殆どのエラストマーが使用可能である。
【0013】上記不飽和ポリエステル樹脂組成物におい
て、α,β系エチレン性不飽和ポリエステル(a)の割
合は、30〜60重量%、ビニル系単量体(b)の割合
は、30〜70重量%、未加硫エラストマー(c)の割
合は、3〜50重量%にそれぞれ制限される。
て、α,β系エチレン性不飽和ポリエステル(a)の割
合は、30〜60重量%、ビニル系単量体(b)の割合
は、30〜70重量%、未加硫エラストマー(c)の割
合は、3〜50重量%にそれぞれ制限される。
【0014】本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物に
おいて、硬化剤(d)として、10時間半減期温度が5
0℃以上85℃未満である有機過酸化物(d1)の1種以
上と10時間半減期温度が85℃以上110℃未満であ
る有機過酸化物(d2)の1種以上とが併用される。
おいて、硬化剤(d)として、10時間半減期温度が5
0℃以上85℃未満である有機過酸化物(d1)の1種以
上と10時間半減期温度が85℃以上110℃未満であ
る有機過酸化物(d2)の1種以上とが併用される。
【0015】上記有機過酸化物(d1)としては、例え
ば、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ο−
メチルベンゾイルパーオキサイド、ビス−3,5,5,
8トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ラウロイル
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ρ−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシビ
バレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、ジ−t
−ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート、t
−ブチルパーオキシネオヘキサノエート、t−ヘキシル
パーオキシビバレート、オクタノイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド、クミルパーオキシオクトエ
ート、スクシニル酸パーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド、m−トリオイルパーオキサイド、t−アミルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−アミルパー
オキシビバレート等であり、これらの一種もしくは2種
以上が用いられる。
ば、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ο−
メチルベンゾイルパーオキサイド、ビス−3,5,5,
8トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ラウロイル
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ρ−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシビ
バレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、ジ−t
−ブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレート、t
−ブチルパーオキシネオヘキサノエート、t−ヘキシル
パーオキシビバレート、オクタノイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド、クミルパーオキシオクトエ
ート、スクシニル酸パーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド、m−トリオイルパーオキサイド、t−アミルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−アミルパー
オキシビバレート等であり、これらの一種もしくは2種
以上が用いられる。
【0016】上記有機過酸化物(d2)としては、例え
ば、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブ
チルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキ
サイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、トリ
ス−t−ブチルパーオキシトリアジン、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシ−3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキシブタン、ジ−t
−ブチルパーオキシアゼラエート、t−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチ
ルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾ
エート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパー
オキシラウレート、t−ブチルパーオキシアリルカーボ
ネート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパー
オキシヘキサン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキシオ
クタン、パーオキシヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキ
シイソフタレート等であり、これらの一種もしくは2種
以上が用いられる。
ば、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブ
チルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキ
サイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、トリ
ス−t−ブチルパーオキシトリアジン、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシ−3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキシブタン、ジ−t
−ブチルパーオキシアゼラエート、t−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチ
ルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾ
エート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパー
オキシラウレート、t−ブチルパーオキシアリルカーボ
ネート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパー
オキシヘキサン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキシオ
クタン、パーオキシヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキ
シイソフタレート等であり、これらの一種もしくは2種
以上が用いられる。
【0017】上記硬化剤(d)の使用量は、不飽和ポリ
エステル樹脂〔(a)〜(c)成分の合計量〕100重
量部に対して、1〜2重量部が好ましい。
エステル樹脂〔(a)〜(c)成分の合計量〕100重
量部に対して、1〜2重量部が好ましい。
【0018】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて充
填剤、着色剤、増粘剤、内部離型剤、繊維等を適宜添加
することができる。
填剤、着色剤、増粘剤、内部離型剤、繊維等を適宜添加
することができる。
【0019】上記充填剤ととしては炭酸カルシウム、タ
ルク、シリカ、クレー、石綿、ガラス粉、水酸化アルミ
ニウム等が挙げられる。上記着色剤としては二酸化チタ
ン、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、弁柄等
が挙げられ、増粘剤としては酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム等が挙げられ、内部離型剤としてはステア
リン酸亜鉛等が挙げられる。
ルク、シリカ、クレー、石綿、ガラス粉、水酸化アルミ
ニウム等が挙げられる。上記着色剤としては二酸化チタ
ン、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、弁柄等
が挙げられ、増粘剤としては酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム等が挙げられ、内部離型剤としてはステア
リン酸亜鉛等が挙げられる。
【0020】本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、上記(a)〜(d)成分及び上記添加剤を所定の割
合で配合、混練することにより得ることができ、さら
に、汎用の装置を用いて、不飽和ポリエステル樹脂組成
物を繊維強化材に含浸させることにより、SMC又はB
MCを製造することができる。上記繊維補強材として
は、例えば、直径8〜50μm、長さ5〜150mm程
度のガラス繊維等が挙げられる。
は、上記(a)〜(d)成分及び上記添加剤を所定の割
合で配合、混練することにより得ることができ、さら
に、汎用の装置を用いて、不飽和ポリエステル樹脂組成
物を繊維強化材に含浸させることにより、SMC又はB
MCを製造することができる。上記繊維補強材として
は、例えば、直径8〜50μm、長さ5〜150mm程
度のガラス繊維等が挙げられる。
【0021】尚、繊維補強材として、例えばガラス繊維
を使用する場合は、通常、本発明の樹脂組成物全体に対
して10〜40重量%となるように配合するのが好まし
い。この範囲よりも少ない場合は成形品の強度が不足す
ることがあり、多すぎると樹脂組成物のガラス繊維への
含浸が不十分となり、得られる成形品にクラックが発生
したり、ガラス繊維が成形品表面に露出したり、含浸不
良部に内包されたエアーにより、ピンホールや巣等が発
生して外観を悪化させることがある。
を使用する場合は、通常、本発明の樹脂組成物全体に対
して10〜40重量%となるように配合するのが好まし
い。この範囲よりも少ない場合は成形品の強度が不足す
ることがあり、多すぎると樹脂組成物のガラス繊維への
含浸が不十分となり、得られる成形品にクラックが発生
したり、ガラス繊維が成形品表面に露出したり、含浸不
良部に内包されたエアーにより、ピンホールや巣等が発
生して外観を悪化させることがある。
【0022】本発明の樹脂組成物から得られるSMCや
BMCは、一般のFRP成形法によって成形可能である
が、好ましくは熱プレス成形法である。特に、熱プレス
成形法によって、浴槽、防水パン、ユニットバス(浴槽
と洗い場とが一体成形されたもの)等が成形可能であ
る。
BMCは、一般のFRP成形法によって成形可能である
が、好ましくは熱プレス成形法である。特に、熱プレス
成形法によって、浴槽、防水パン、ユニットバス(浴槽
と洗い場とが一体成形されたもの)等が成形可能であ
る。
【0023】
【作用】本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、主
材となる未硬化の不飽和ポリエステル樹脂液に、低収縮
化剤として未加硫エラストマーを用いると共に硬化剤と
して10時間半減期温度が異なる2種類の硬化剤とを併
用するので、硬化剤としてのラジカル発生温度幅が広く
なり、成形材料の流動性が改善されて硬化反応が円滑に
推移し、所望の成形サイクルを具現することも出来る。
又プリゲル現象やフラッシュ現象がなくなって外観品質
が向上するばかりでなく、未加硫エラストマーの採用と
相まって耐衝撃性、耐熱水性等の物性が向上する。
材となる未硬化の不飽和ポリエステル樹脂液に、低収縮
化剤として未加硫エラストマーを用いると共に硬化剤と
して10時間半減期温度が異なる2種類の硬化剤とを併
用するので、硬化剤としてのラジカル発生温度幅が広く
なり、成形材料の流動性が改善されて硬化反応が円滑に
推移し、所望の成形サイクルを具現することも出来る。
又プリゲル現象やフラッシュ現象がなくなって外観品質
が向上するばかりでなく、未加硫エラストマーの採用と
相まって耐衝撃性、耐熱水性等の物性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0025】(実施例1、2及び比較例1〜4) 1.成形材料の調製 表1に示した配合量の、水添ビスフェノール系不飽和ポ
リエステル(スチレン含量40重量%)、イソフタル酸
系不飽和ポリエステル(スチレン含量40重量%)、オ
ルソ系不飽和ポリエステル(スチレン含量40重量%)
との混合物を使用し、低収縮化剤、硬化剤、ならびに、
その他の添加剤として、炭酸カルシウム(日東粉化社製
「NS100」)135重量部、着色剤(堺工業社製
「SR−1」、酸化チタン粉末)6重量部、増粘剤(協
和化学工業社製「キョーワマグ150」、酸化マグネシ
ウム)1重量部及び内部離型剤(堺化学工業社製、ステ
アリン酸亜鉛)3重量部を添加した。
リエステル(スチレン含量40重量%)、イソフタル酸
系不飽和ポリエステル(スチレン含量40重量%)、オ
ルソ系不飽和ポリエステル(スチレン含量40重量%)
との混合物を使用し、低収縮化剤、硬化剤、ならびに、
その他の添加剤として、炭酸カルシウム(日東粉化社製
「NS100」)135重量部、着色剤(堺工業社製
「SR−1」、酸化チタン粉末)6重量部、増粘剤(協
和化学工業社製「キョーワマグ150」、酸化マグネシ
ウム)1重量部及び内部離型剤(堺化学工業社製、ステ
アリン酸亜鉛)3重量部を添加した。
【0026】尚、低収縮化剤として、スチレンブタジエ
ンゴム(20重量%)、ポリスチレン(スチレン濃度4
0重量%)及び酢酸ビニルから選ばれる1種以上を使用
し、硬化剤として、t−アミルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート及びt−ブチルパーオキシイソプロピル
パーカーボネートを併用した。
ンゴム(20重量%)、ポリスチレン(スチレン濃度4
0重量%)及び酢酸ビニルから選ばれる1種以上を使用
し、硬化剤として、t−アミルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート及びt−ブチルパーオキシイソプロピル
パーカーボネートを併用した。
【0027】繊維補強材としては、旭ファイバーグラス
社製ガラス繊維「ER4630LBD166w」の25
mmカット品を使用した。尚、繊維補強材の使用量は、
全組成物中24重量%となるようにした。そして、不飽
和ポリエステル樹脂組成物を構成する全成分を充分に混
練し、SMC製造装置により上記繊維補強材に含浸さ
せ、40℃、24時間の熟成後、厚みが約5mmのSM
Cを製造した。
社製ガラス繊維「ER4630LBD166w」の25
mmカット品を使用した。尚、繊維補強材の使用量は、
全組成物中24重量%となるようにした。そして、不飽
和ポリエステル樹脂組成物を構成する全成分を充分に混
練し、SMC製造装置により上記繊維補強材に含浸さ
せ、40℃、24時間の熟成後、厚みが約5mmのSM
Cを製造した。
【0028】2.成形品の製造 プレス成形機(月島機械社製、2500屯スーパーハイ
テクプレス機)に、図1に示すような洗い場付き浴槽の
型窩を具備した上型1及び下型2を装着した。尚、これ
らの上・下型1,2は、図示しない埋設された蒸気配管
により調温可能とされたものである。次に、上型を13
5℃、下型を150℃に加熱した後、洗い場側に600
×500mm寸法のSMCを12枚重ねて(高さ60m
m相当)成形材料3を、浴槽側に400×500mm寸
法のSMCを15枚重ねて(高さ75mm相当)成形材
料4をそれぞれ載置した。
テクプレス機)に、図1に示すような洗い場付き浴槽の
型窩を具備した上型1及び下型2を装着した。尚、これ
らの上・下型1,2は、図示しない埋設された蒸気配管
により調温可能とされたものである。次に、上型を13
5℃、下型を150℃に加熱した後、洗い場側に600
×500mm寸法のSMCを12枚重ねて(高さ60m
m相当)成形材料3を、浴槽側に400×500mm寸
法のSMCを15枚重ねて(高さ75mm相当)成形材
料4をそれぞれ載置した。
【0029】次に、上型1を、上限から第1変速位置ま
で800mm/sの速度、第2変速位置まで(途中にて
材料タッチ有)50mm/sの速度で降下させ、以下順
次降下速度を微調整しつつ型締めを行った。その後、9
0kg/cm2 の圧力でプレスし、脱型して寸法が11
7×167×90cmの洗い場付き浴槽を成形した。
尚、各例毎に繰り返し10ショットの成形を行い、各1
0個の成形品を得た。
で800mm/sの速度、第2変速位置まで(途中にて
材料タッチ有)50mm/sの速度で降下させ、以下順
次降下速度を微調整しつつ型締めを行った。その後、9
0kg/cm2 の圧力でプレスし、脱型して寸法が11
7×167×90cmの洗い場付き浴槽を成形した。
尚、各例毎に繰り返し10ショットの成形を行い、各1
0個の成形品を得た。
【0030】3.成形品の評価 上述の各実施例及び比較例によって得られた成形品につ
いて、下記の測定乃至評価を行った。尚、測定値乃至評
価結果は各10個の平均値乃至全体の総合評価とした。
この測定値乃至評価結果を、表1に示した。 (1)プリゲル 目視観察により評価した。 (2)フラッシュ 目視観察により評価した。 (3)光沢値 鏡面光沢計を用いて入射光60度における光沢値を測定
した。 (4)鮮映値 鮮映値計によって測定した。
いて、下記の測定乃至評価を行った。尚、測定値乃至評
価結果は各10個の平均値乃至全体の総合評価とした。
この測定値乃至評価結果を、表1に示した。 (1)プリゲル 目視観察により評価した。 (2)フラッシュ 目視観察により評価した。 (3)光沢値 鏡面光沢計を用いて入射光60度における光沢値を測定
した。 (4)鮮映値 鮮映値計によって測定した。
【0031】(5)クラック 洗い場とエプロン部のコーナー部分のクラック発生状況
を目視観察により評価した。 (6)耐熱水性 成形品の浴槽側面からカットした試料の片面を、80℃
の温水に500時間浸漬した後、色差計によって変色に
よる色差(ΔE)を測定した。 (7)シャルピー衝撃値 エプロン部の縦及び横方向につき、シャルピー衝撃値を
測定した。
を目視観察により評価した。 (6)耐熱水性 成形品の浴槽側面からカットした試料の片面を、80℃
の温水に500時間浸漬した後、色差計によって変色に
よる色差(ΔE)を測定した。 (7)シャルピー衝撃値 エプロン部の縦及び横方向につき、シャルピー衝撃値を
測定した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、上述の通りであり、プリゲルや流動プリゲル模様の
発生を防止することによって、外観品質に優れると共
に、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも優れた成形品を提
供し、併せて成形サイクルの時間を短縮して生産性の向
上をも実現する。
は、上述の通りであり、プリゲルや流動プリゲル模様の
発生を防止することによって、外観品質に優れると共
に、耐衝撃性、耐熱水性等の物性にも優れた成形品を提
供し、併せて成形サイクルの時間を短縮して生産性の向
上をも実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂組成物を用いて、プレス成形法に
よりFRP成形品を製造する際の一例を示す説明図であ
る。
よりFRP成形品を製造する際の一例を示す説明図であ
る。
1 上型 2 下型 3、4 成形材料
Claims (1)
- 【請求項1】 α,β系エチレン性不飽和ポリエステル
樹脂(a)30〜60重量%、これと共重合可能なビニ
ル系単量体(b)30〜70重量%及び未加硫エラスト
マー(c)3〜50重量%を含有する不飽和ポリエステ
ル樹脂に対して、10時間半減期温度が50℃以上85
℃未満である有機過酸化物の1種以上と10時間半減期
温度が85℃以上110℃未満である有機過酸化物の1
種以上とが併用された硬化剤(d)が配合されているこ
とを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32143296A JPH10158496A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32143296A JPH10158496A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158496A true JPH10158496A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18132492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32143296A Pending JPH10158496A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158496A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241618A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Dainippon Ink & Chem Inc | 樹脂複合体の製造方法 |
| JP2005294572A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kyocera Chemical Corp | コイル含浸用樹脂組成物及びコイル |
| CN104893336A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-09 | 芜湖市晨曦新型建材科技有限公司 | 木塑材料及其制备方法 |
| CN107181342A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-09-19 | 广东威灵电机制造有限公司 | 塑封定子及具有其的电机 |
| CN108250708A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-07-06 | 安徽鑫普瑞复合材料有限公司 | 一种高韧性smc模塑料及其制造方法 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32143296A patent/JPH10158496A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241618A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Dainippon Ink & Chem Inc | 樹脂複合体の製造方法 |
| JP2005294572A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kyocera Chemical Corp | コイル含浸用樹脂組成物及びコイル |
| CN104893336A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-09 | 芜湖市晨曦新型建材科技有限公司 | 木塑材料及其制备方法 |
| CN107181342A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-09-19 | 广东威灵电机制造有限公司 | 塑封定子及具有其的电机 |
| CN108250708A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-07-06 | 安徽鑫普瑞复合材料有限公司 | 一种高韧性smc模塑料及其制造方法 |
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