JPH10160902A - 反射防止膜及びその形成方法並びに形成装置 - Google Patents
反射防止膜及びその形成方法並びに形成装置Info
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- JPH10160902A JPH10160902A JP8316028A JP31602896A JPH10160902A JP H10160902 A JPH10160902 A JP H10160902A JP 8316028 A JP8316028 A JP 8316028A JP 31602896 A JP31602896 A JP 31602896A JP H10160902 A JPH10160902 A JP H10160902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用するターゲットが単一ですみ、単一のス
パッタ装置で膜形成を行うことのできる反射防止膜及び
その形成方法を提供する。 【解決手段】 スパッタ装置1は、成膜室2と、ターゲ
ット15にエネルギーを当てる手段と、成膜室内の雰囲
気を制御する手段(ガス供給管21、ボンベ29、35
等)を備える。この装置1において、低屈折率膜と高屈
折率膜とをスパッタ法により積層して反射防止膜を形成
する際に、ターゲット材をSi一種として、スパッタ時
の雰囲気ガスをO2 とし、その濃度又は圧力をコントロ
ールすることにより、低屈折率膜としてのSiO2 膜
(n=1.6)と高屈折率膜としてのSiO膜(n=
1.9)を基板上に積層する。これにより、ターゲット
材は一種類でありながら、低屈折率膜と高屈折率膜の積
層構造のAR膜を得ることができる。
パッタ装置で膜形成を行うことのできる反射防止膜及び
その形成方法を提供する。 【解決手段】 スパッタ装置1は、成膜室2と、ターゲ
ット15にエネルギーを当てる手段と、成膜室内の雰囲
気を制御する手段(ガス供給管21、ボンベ29、35
等)を備える。この装置1において、低屈折率膜と高屈
折率膜とをスパッタ法により積層して反射防止膜を形成
する際に、ターゲット材をSi一種として、スパッタ時
の雰囲気ガスをO2 とし、その濃度又は圧力をコントロ
ールすることにより、低屈折率膜としてのSiO2 膜
(n=1.6)と高屈折率膜としてのSiO膜(n=
1.9)を基板上に積層する。これにより、ターゲット
材は一種類でありながら、低屈折率膜と高屈折率膜の積
層構造のAR膜を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板やハー
ドコート付きPET基板等の表面に形成する反射防止膜
(AR膜)及びその形成方法に関する。特には、使用す
るターゲット材料が単一ですみ、単一のスパッタリング
装置で膜形成を行うことのできる反射防止膜及びその形
成方法に関する。
ドコート付きPET基板等の表面に形成する反射防止膜
(AR膜)及びその形成方法に関する。特には、使用す
るターゲット材料が単一ですみ、単一のスパッタリング
装置で膜形成を行うことのできる反射防止膜及びその形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の光機能製品の表面には、有害な光
の反射を防止するための反射防止膜(AR膜)が施され
ている。図2は、代表的なAR膜の構造を模式的に示す
断面図である。図において、基板55(PETフィル
ム、ガラス基板等)と、同基板上に形成されているAR
膜50が示されている。
の反射を防止するための反射防止膜(AR膜)が施され
ている。図2は、代表的なAR膜の構造を模式的に示す
断面図である。図において、基板55(PETフィル
ム、ガラス基板等)と、同基板上に形成されているAR
膜50が示されている。
【0003】図2のAR膜50は、低屈折率膜51と高
屈折率膜53とが、交互に層状に成膜された構造を有す
る。低屈折率膜用材料としては、SiO2 (屈折率n=
1.6)、MgF2 (n=1.38)等が用いられる。
高屈折率膜用材料としては、ZrO2 (n=2.0)、
TiO2 (n=2.2)、ITO(n=1.9)、Ce
O2 (n=2.1)、Y2 O3 (n=1.8)等が用い
られる。
屈折率膜53とが、交互に層状に成膜された構造を有す
る。低屈折率膜用材料としては、SiO2 (屈折率n=
1.6)、MgF2 (n=1.38)等が用いられる。
高屈折率膜用材料としては、ZrO2 (n=2.0)、
TiO2 (n=2.2)、ITO(n=1.9)、Ce
O2 (n=2.1)、Y2 O3 (n=1.8)等が用い
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の低屈折率膜と高
屈折率膜が交互に積層されたAR膜は、スパッタリング
等の蒸着法により成膜されるが、その成膜の際に種々の
ターゲット材料を用いる必要がある。したがって、成膜
工程が、複数のスパッタリング装置(あるいは特殊な装
置)を使用した複数のスパッタリング工程となり、設備
が複雑で高価になるとともに、成膜コストも高くなって
いた。
屈折率膜が交互に積層されたAR膜は、スパッタリング
等の蒸着法により成膜されるが、その成膜の際に種々の
ターゲット材料を用いる必要がある。したがって、成膜
工程が、複数のスパッタリング装置(あるいは特殊な装
置)を使用した複数のスパッタリング工程となり、設備
が複雑で高価になるとともに、成膜コストも高くなって
いた。
【0005】本発明は、使用するターゲット(蒸着源材
料)が単一ですみ、単一のスパッタリング装置で膜形成
を行うことのできる反射防止膜及びその形成方法を提供
することを目的とする。
料)が単一ですみ、単一のスパッタリング装置で膜形成
を行うことのできる反射防止膜及びその形成方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の反射防止膜は、低屈折率膜と高屈折率膜と
がスパッタリング法により積層されて形成された反射防
止膜であって; 両膜を構成する物質が、同一組成のタ
ーゲットからスパッタリングされた元素(ターゲット元
素)とガス成分元素との異なる組成の反応物であること
を特徴とする。
め、本発明の反射防止膜は、低屈折率膜と高屈折率膜と
がスパッタリング法により積層されて形成された反射防
止膜であって; 両膜を構成する物質が、同一組成のタ
ーゲットからスパッタリングされた元素(ターゲット元
素)とガス成分元素との異なる組成の反応物であること
を特徴とする。
【0007】また、本発明の反射防止膜形成方法は、低
屈折率膜と高屈折率膜とをスパッタリング法により積層
して反射防止膜を形成する方法であって; 同一組成の
ターゲットを用い、スパッタ雰囲気ガスの種類及び/又
は条件を変えることにより、ターゲット元素とガス成分
元素との異なる組成の反応物をスパッタリング形成する
ことにより各膜を基体上に形成することを特徴とする。
屈折率膜と高屈折率膜とをスパッタリング法により積層
して反射防止膜を形成する方法であって; 同一組成の
ターゲットを用い、スパッタ雰囲気ガスの種類及び/又
は条件を変えることにより、ターゲット元素とガス成分
元素との異なる組成の反応物をスパッタリング形成する
ことにより各膜を基体上に形成することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の反射防止膜の形成装置
は、 スパッタリング室と、ターゲットに電圧を印加す
る手段と、蒸着室内の雰囲気を制御する手段と、を備え
る反射防止膜形成装置であって; 低屈折率膜と高屈折
率膜とをスパッタリング法により積層して反射防止膜を
形成する際に、 同一組成のターゲットを用い、スパッ
タリング雰囲気ガスの種類及び/又は条件を変えること
により、ターゲット元素とガス成分元素との異なる組成
の反応物を基体上に形成することにより各膜を形成する
ことを特徴とする。
は、 スパッタリング室と、ターゲットに電圧を印加す
る手段と、蒸着室内の雰囲気を制御する手段と、を備え
る反射防止膜形成装置であって; 低屈折率膜と高屈折
率膜とをスパッタリング法により積層して反射防止膜を
形成する際に、 同一組成のターゲットを用い、スパッ
タリング雰囲気ガスの種類及び/又は条件を変えること
により、ターゲット元素とガス成分元素との異なる組成
の反応物を基体上に形成することにより各膜を形成する
ことを特徴とする。
【0009】すなわち、ターゲットは一つであるが、ス
パッタリング時のガス成分元素との反応をコントロール
することにより組成の異なる複数の反応物を基体上に形
成する。例えば、ターゲット材をSi一種として、スパ
ッタリング時の雰囲気ガスをO2 とし、その濃度又は圧
力をコントロールすることにより、低屈折率膜としての
SiO2 膜(n=1.6)と高屈折率膜としてのSiO
膜(n=1.9)を基板上に積層する。これにより、タ
ーゲット材は一種類でありながら、低屈折率膜と高屈折
率膜の積層構造のAR膜を得ることができる。
パッタリング時のガス成分元素との反応をコントロール
することにより組成の異なる複数の反応物を基体上に形
成する。例えば、ターゲット材をSi一種として、スパ
ッタリング時の雰囲気ガスをO2 とし、その濃度又は圧
力をコントロールすることにより、低屈折率膜としての
SiO2 膜(n=1.6)と高屈折率膜としてのSiO
膜(n=1.9)を基板上に積層する。これにより、タ
ーゲット材は一種類でありながら、低屈折率膜と高屈折
率膜の積層構造のAR膜を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において用いることのでき
るターゲット材料の例としては、Si、Ti、Mg、Z
r、Ta、In、Sn、Ce及びYを挙げることができ
る。また、それらの合金であるSi−Ti合金、Si−
Ta合金、Si−Zr合金、Ti−Ta合金、Zr−T
i合金等を用いることもできる。ガス成分元素の例とし
ては、O及びNを挙げることができる。
るターゲット材料の例としては、Si、Ti、Mg、Z
r、Ta、In、Sn、Ce及びYを挙げることができ
る。また、それらの合金であるSi−Ti合金、Si−
Ta合金、Si−Zr合金、Ti−Ta合金、Zr−T
i合金等を用いることもできる。ガス成分元素の例とし
ては、O及びNを挙げることができる。
【0011】低屈折率膜及び高屈折率膜を構成する反応
物質として好適な組合せの例は以下のとおりである。こ
れらを2層、3層、4層、6層等に積層してAR膜を構
成する。 SiO2 (n=1.6):SiO(n=1.9) TiO2 (n=2.2):TiO(n=2.7) Ta2 O5 :TaO Si3 N4 、SiON、SiO2 TiN、TiNO、TiO2
物質として好適な組合せの例は以下のとおりである。こ
れらを2層、3層、4層、6層等に積層してAR膜を構
成する。 SiO2 (n=1.6):SiO(n=1.9) TiO2 (n=2.2):TiO(n=2.7) Ta2 O5 :TaO Si3 N4 、SiON、SiO2 TiN、TiNO、TiO2
【0012】本発明の反射防止膜を成膜するための装置
の一例について説明する。図1は、本発明の反射防止膜
を成膜するための装置の一例であるPETテープ用スパ
ッタ装置を模式的に示す平面図である。図中には、スパ
ッタ装置1の成膜室2中に、テープ13を巻いたロール
3及びロール11が図の左右に示されている。図の中央
部には、テープ13をその表面に接触させて冷却するた
めのクーリングドラム7が示されている。テープ13
は、左右のロール3、11の間を往復する。この際に、
ガイド(ロール)5、9によって、クーリングドラム7
の表面に押し当てられる。成膜室2内は、真空排気管4
1に接続された真空ポンプ43によって排気されてい
る。
の一例について説明する。図1は、本発明の反射防止膜
を成膜するための装置の一例であるPETテープ用スパ
ッタ装置を模式的に示す平面図である。図中には、スパ
ッタ装置1の成膜室2中に、テープ13を巻いたロール
3及びロール11が図の左右に示されている。図の中央
部には、テープ13をその表面に接触させて冷却するた
めのクーリングドラム7が示されている。テープ13
は、左右のロール3、11の間を往復する。この際に、
ガイド(ロール)5、9によって、クーリングドラム7
の表面に押し当てられる。成膜室2内は、真空排気管4
1に接続された真空ポンプ43によって排気されてい
る。
【0013】クーリングドラム7の表面の近傍には、S
iターゲット15が、2個横に並んで配置されている。
これらのターゲット15には、図示せぬ電源を用いて、
DC又は40〜50kHz 程度のAC電圧が印加され、雰
囲気ガスの酸素及び窒素イオンの衝突により、表面から
Siがスパッタされる。スパッタされたSiは、成膜室
内の雰囲気ガスと反応した後にクーリングドラム7表面
のテープ13上に堆積する。
iターゲット15が、2個横に並んで配置されている。
これらのターゲット15には、図示せぬ電源を用いて、
DC又は40〜50kHz 程度のAC電圧が印加され、雰
囲気ガスの酸素及び窒素イオンの衝突により、表面から
Siがスパッタされる。スパッタされたSiは、成膜室
内の雰囲気ガスと反応した後にクーリングドラム7表面
のテープ13上に堆積する。
【0014】成膜室2には、雰囲気ガスを供給するガス
供給管21が接続されている。ガス供給管21の先に
は、O2 供給管25及びN2 供給管31を介してO2 ボ
ンベ29及びN2 ボンベ35が接続されている。各供給
管25及び31には流量調整弁27及び33が設けられ
ており、各供給管25及び31に流れるガス流量を調整
できる。また、両ガス合流後のガス供給管21にも流量
調整弁23が設けられており、同管21に流れるガス量
を調整できる。また、スパッタ速度を速めるために、A
rガス供給用ボンベを加えて、混合ガスを供給できる形
にしてもよい。たとえばAr量30〜70%体積で流し
てもよい。
供給管21が接続されている。ガス供給管21の先に
は、O2 供給管25及びN2 供給管31を介してO2 ボ
ンベ29及びN2 ボンベ35が接続されている。各供給
管25及び31には流量調整弁27及び33が設けられ
ており、各供給管25及び31に流れるガス流量を調整
できる。また、両ガス合流後のガス供給管21にも流量
調整弁23が設けられており、同管21に流れるガス量
を調整できる。また、スパッタ速度を速めるために、A
rガス供給用ボンベを加えて、混合ガスを供給できる形
にしてもよい。たとえばAr量30〜70%体積で流し
てもよい。
【0015】実施例 ターゲット材をSi、ガス成分元素をOとし、低屈折率
膜をSiO2 (n=1.6)で、高屈折率膜をSiO
(n=1.9)で形成した。低屈折率膜と高屈折率膜と
の切り替えは、クーリングドラムにおける走行方向(図
1のA、B)毎に切り替えた。
膜をSiO2 (n=1.6)で、高屈折率膜をSiO
(n=1.9)で形成した。低屈折率膜と高屈折率膜と
の切り替えは、クーリングドラムにおける走行方向(図
1のA、B)毎に切り替えた。
【0016】この成膜の際の諸元(一例)は以下であっ
た。テープ材:ハードコート(PMMAアクリル系材
料)付きPETテープ、クーリングドラム温度10℃、
テープ走行速度1m/min 、SiO2 スパッタO2 分圧
0.1Pa、SiO蒸着時O2 分圧0.05Pa なお、この時用いたガスはAr−30volume%O2 混合
ガスを用いた。
た。テープ材:ハードコート(PMMAアクリル系材
料)付きPETテープ、クーリングドラム温度10℃、
テープ走行速度1m/min 、SiO2 スパッタO2 分圧
0.1Pa、SiO蒸着時O2 分圧0.05Pa なお、この時用いたガスはAr−30volume%O2 混合
ガスを用いた。
【0017】上記成膜条件により、PETテープ上に、
図2の51〜53の部分において、55に近い側より見
て、第1層目をSiO:30nm、第2層目をSiO2 :
20nm、第3層目をSiO:120nm、第4層目をSi
O2 :100nmとして形成した。得られた反射防止膜は
良好な特性を示した。
図2の51〜53の部分において、55に近い側より見
て、第1層目をSiO:30nm、第2層目をSiO2 :
20nm、第3層目をSiO:120nm、第4層目をSi
O2 :100nmとして形成した。得られた反射防止膜は
良好な特性を示した。
【0018】その他の実施例 ターゲット材をTi、ガス成分元素をOとし、低屈折率
膜をTiO2 (n=2.2)で、高屈折率膜をTiO
(n=2.7)で形成した。低屈折率膜と高屈折率膜と
の切り替えは、クーリングドラムにおける走行方向(図
1のA、B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良
好な特性を示した。
膜をTiO2 (n=2.2)で、高屈折率膜をTiO
(n=2.7)で形成した。低屈折率膜と高屈折率膜と
の切り替えは、クーリングドラムにおける走行方向(図
1のA、B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良
好な特性を示した。
【0019】ターゲット材をSi、ガス成分元素をO及
びNとし、低屈折率膜をSi3 N4で、中間膜をSiO
N、高屈折率膜をSiO2 で形成した。各膜との切り替
えは、クーリングドラムにおける走行方向(図1のA、
B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良好な特性
を示した。
びNとし、低屈折率膜をSi3 N4で、中間膜をSiO
N、高屈折率膜をSiO2 で形成した。各膜との切り替
えは、クーリングドラムにおける走行方向(図1のA、
B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良好な特性
を示した。
【0020】ターゲット材をTi、ガス成分元素をO及
びNとし、低屈折率膜をTi3 N4で、中間膜をTiO
N、高屈折率膜をTiOで形成した。各膜との切り替え
は、クーリングドラムにおける走行方向(図1のA、
B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良好な特性
を示した。
びNとし、低屈折率膜をTi3 N4で、中間膜をTiO
N、高屈折率膜をTiOで形成した。各膜との切り替え
は、クーリングドラムにおける走行方向(図1のA、
B)毎に切り替えた。得られた反射防止膜は良好な特性
を示した。
【0021】なお、上の実施例においては、フィルムへ
のスパッタの例を示したが、ガラス基板、偏光板基板等
の曲げることが困難な基板に対して成膜を行う場合にお
いても本発明が有効であるのは言うまでもない。
のスパッタの例を示したが、ガラス基板、偏光板基板等
の曲げることが困難な基板に対して成膜を行う場合にお
いても本発明が有効であるのは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を発揮する。 使用するターゲットが一種類となるので、AR膜作
製装置が簡単、小規模となる。 ターゲット材料が単一なので、成膜時の取り扱いが
簡便となる。 上記との結果、低価格の成膜が可能となる。 AR膜構成を2層構成又は4層、3層構成に種々変
更しながら、生産を単一の装置で行うことができ、多様
で安価なAR膜を作製できる。
は以下の効果を発揮する。 使用するターゲットが一種類となるので、AR膜作
製装置が簡単、小規模となる。 ターゲット材料が単一なので、成膜時の取り扱いが
簡便となる。 上記との結果、低価格の成膜が可能となる。 AR膜構成を2層構成又は4層、3層構成に種々変
更しながら、生産を単一の装置で行うことができ、多様
で安価なAR膜を作製できる。
【図1】本発明の反射防止膜を成膜するための装置の一
例であるPETテープ用スパッタ装置を模式的に示す平
面図である。
例であるPETテープ用スパッタ装置を模式的に示す平
面図である。
【図2】代表的なAR膜の構造を模式的に示す断面図で
ある。
ある。
1…スパッタ装置、2…成膜室、3、11…ロール、
5、9…ガイド、7…クーリングドラム、13…テー
プ、15…ターゲット(蒸着源)、21…ガス供給管、
23、27、33…流量調整弁、25…O2 供給管、2
9…O2 ボンベ、31…N2 供給管、35…N2 ボン
ベ、41…真空排気管、43…真空ポンプ、50…AR
膜、51…低屈折率膜、53…高屈折率膜、55…基板
5、9…ガイド、7…クーリングドラム、13…テー
プ、15…ターゲット(蒸着源)、21…ガス供給管、
23、27、33…流量調整弁、25…O2 供給管、2
9…O2 ボンベ、31…N2 供給管、35…N2 ボン
ベ、41…真空排気管、43…真空ポンプ、50…AR
膜、51…低屈折率膜、53…高屈折率膜、55…基板
Claims (13)
- 【請求項1】 低屈折率膜と高屈折率膜とがスパッタリ
ング法により積層されて形成された反射防止膜であっ
て;両膜を構成する物質が、同一組成のターゲットから
スパッタされた元素(ターゲット元素)とガス成分元素
との異なる組成の反応物であることを特徴とする反射防
止膜。 - 【請求項2】 上記ターゲット元素が、Si、Ti、M
g、Zr、Ta、In、Sn、Ce及びYからなる群か
ら選ばれた1又は2以上であり、 上記ガス成分元素が、O及びNからなる群から選ばれた
1又は2であることを特徴とする請求項1記載の反射防
止膜。 - 【請求項3】 上記各膜が、同一金属元素の亜酸化状態
又は完全酸化状態の物質からなることを特徴とする請求
項1記載の反射防止膜。 - 【請求項4】 上記ターゲット元素がSiであり、上記
ガス成分元素がOであり、上記低屈折率膜がSiO2 か
らなり、上記高屈折率膜がSiOx (0.1≦x<2.
0)からなることを特徴とする請求項1記載の反射防止
膜。 - 【請求項5】 上記ターゲット元素がTiであり、上記
ガス成分元素がOであり、上記低屈折率膜がTiO2 か
らなり、上記高屈折率膜がTiOx (0.1≦x<2)
からなることを特徴とする請求項1記載の反射防止膜。 - 【請求項6】 低屈折率膜と高屈折率膜とをスパッタリ
ング法により積層して反射防止膜を形成する方法であっ
て;同一組成のターゲットを用い、スパッタリング雰囲
気ガスの種類及び/又は条件を変えることにより、ター
ゲット元素とガス成分元素との異なる組成の反応物を基
体上に形成することにより各膜を形成することを特徴と
する反射防止膜形成方法。 - 【請求項7】 上記ターゲット元素が、Si、Ti、M
g、Zr、Ta、In、Sn、Ce及びYからなる群か
ら選ばれた1又は2以上であり、 上記ガス成分元素が、O及びNからなる群から選ばれた
1又は2であることを特徴とする請求項6記載の反射防
止膜形成方法。 - 【請求項8】 上記各膜が、同一金属元素の亜酸化状態
又は完全酸化状態の物質からなることを特徴とする請求
項6記載の反射防止膜形成方法。 - 【請求項9】 上記ターゲット材料としてSiターゲッ
トを用い、上記雰囲気ガスとしてOを用いて反応物Si
Ox (x=0.1〜1.9)を形成することを特徴とす
る請求項6記載の反射防止膜形成方法。 - 【請求項10】 上記ターゲット材料としてTiターゲ
ットを用い、上記雰囲気ガスとしてOを用いて反応物T
iOx (x=0.1〜1.9)を形成することを特徴と
する請求項6記載の反射防止膜形成方法。 - 【請求項11】 上記ターゲット材料としてSiターゲ
ットを用い、上記雰囲気ガスとしてO及びNを用いて反
応物SiOx Ny (x=0.1〜1.9、y=0.1〜
1.9)を形成することを特徴とする請求項6記載の反
射防止膜形成方法。 - 【請求項12】 上記スパッタ法を蒸着により行うこと
を特徴とする請求項6〜10いずれか1項記載の反射防
止膜形成方法。 - 【請求項13】 蒸着室と、蒸着源にエネルギーを当て
る手段と、蒸着室内の雰囲気を制御する手段と、を備え
る反射防止膜形成装置であって;低屈折率膜と高屈折率
膜とを蒸着法により積層して反射防止膜を形成する際
に、 同一組成の蒸着源を用い、蒸着雰囲気ガスの種類及び/
又は条件を変えることにより、蒸着源元素とガス成分元
素との異なる組成の反応物を基体上に蒸着することによ
り各膜を形成することを特徴とする反射防止膜形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8316028A JPH10160902A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 反射防止膜及びその形成方法並びに形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8316028A JPH10160902A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 反射防止膜及びその形成方法並びに形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160902A true JPH10160902A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18072455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8316028A Pending JPH10160902A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 反射防止膜及びその形成方法並びに形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160902A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007308795A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-29 | Shincron:Kk | 有色基材の製造方法および有色基材 |
| JP2009532747A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | ボーズ・コーポレーション | スペクトルフィルタの形成 |
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