JPH10162357A - テープ状磁気記録媒体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

テープ状磁気記録媒体の製造方法及び製造装置

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JPH10162357A
JPH10162357A JP32046596A JP32046596A JPH10162357A JP H10162357 A JPH10162357 A JP H10162357A JP 32046596 A JP32046596 A JP 32046596A JP 32046596 A JP32046596 A JP 32046596A JP H10162357 A JPH10162357 A JP H10162357A
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JP
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magnetic
tape
vacuum
chamber
cooling
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JP32046596A
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Kazunobu Chiba
一信 千葉
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の高いテープ状磁気記録媒体が効率よ
く生産されるようにしたテープ状磁気記録媒体の製造装
置を提供する。 【解決手段】 密閉空間部を構成する1個のチャンバー
2内に、テープ状非磁性支持体20を送り出す供給部1
1及び製造された薄膜型磁気テープ21の巻き取りを行
う巻取部12と、クーリングキャン5と、磁性材料25
を蒸発させる蒸発手段6及びこの蒸発手段6を収納した
蒸着室3とからなる真空蒸着ユニットが複数組備えられ
る。非磁性支持体20は、チャンバー2内を、真空蒸着
ユニットを選択されて走行されることにより、仕様を異
にする磁性層が成膜されてテープ状磁気記録媒体21を
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状磁気記録
媒体の製造方法及び製造装置に関し、さらに詳しくは非
磁性支持体の表面上に真空蒸着法により金属磁性層が連
続的に成膜されてなるテープ状磁気記録媒体の製造を行
うテープ状磁気記録媒体の製造方法及び製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】強磁性金属薄膜型のテープ状磁気記録媒
体(以下、単に薄膜型磁気テープと略称する。)は、一
般に、その磁性層が金属あるいはCo−Ni等の合金の
連続膜から構成され、塗布型磁気テープと比較して、薄
厚であるとともに、保磁力、角形比、短波長域における
電磁変換特性等に優れるといった特徴を有している。ま
た、この薄膜型磁気テープは、磁性層の薄膜化が可能で
あるために記録減磁や再生時の厚み損失を著しく小さく
することができ、さらに磁性層中に非磁性材料である結
合剤等を混入する必要がないために磁性材料の充填密度
を高くできる等の数々の利点を有している。
【0003】薄膜型磁気テープは、一般に磁性層が真空
蒸着法によって成膜され、例えば加熱蒸発された磁性材
料を広幅で長尺のテープ状非磁性支持体の表面上に対し
て斜め方向から入射して被着させる、いわゆる斜め蒸着
法が実用化されている。この斜め蒸着法は、真空槽内に
所定の温度に冷却または加熱される大径のクーリングキ
ャンを配設し、このクーリングキャンの外周面に非磁性
支持体を所定の方向に移動走行させた状態で、電子銃等
の加熱手段により加熱溶融されたルツボ内の磁性材料を
上記非磁性支持体の表面上に所定の入射角をなして入射
させることによってその表面上に強磁性金属薄膜を成膜
している。また、この斜め蒸着法においては、磁性層の
成膜工程において、磁性薄膜の磁気特性及び耐蝕性の向
上を図るために上記非磁性支持体の表面上に酸素ガスが
供給される。
【0004】ところで、この薄膜型磁気テープにおいて
は、その電磁変換特性が残留磁束密度Brや飽和磁化б
sや保磁力Hcに比例することが知られている。また、
薄膜型磁気テープは、磁性層が例えばCo80Ni20
(数値は重量%を示す。)から構成される。これによ
り、薄膜型磁気テープは、Niの添加量を減少させた
り、あるいは上述のように非磁性支持体の表面上に供給
する酸素ガスの供給量を少なくして磁性薄膜表面の酸化
物の量を減少させることによって、残留磁束密度Brを
増大させ電磁変換特性の向上を図るようにしている。
【0005】薄膜型磁気テープにおいては、磁性材料を
蒸着する際に非磁性支持体の表面上に供給する酸素ガス
の供給量が少ない場合に、スチル時間が低下して耐久性
が劣化する。また、薄膜型磁気テープは、酸素ガスの供
給量を少なくすることによって磁性層の出力特性の向上
を図ることが可能とされるが、その一方でC/N値が著
しく劣化してしまうといった問題が生じる。
【0006】薄膜型磁気テープにおいては、上述した問
題点の解決を図るために、例えば非磁性支持体の表面上
に複数の磁性薄膜を積層形成することによって磁性層を
多層化する方法が採用されている。薄膜型磁気テープ
は、かかる多層化磁性層の構成によって、良好な耐久性
およびC/N値を確保し、かつ残留磁束密度Brや保磁
力Hc等の向上が図られる。
【0007】ところで、薄膜型磁気テープにおいては、
上述したように特性面において優れた電磁変換特性を有
するが、その一方で全体として薄厚とされることから耐
久特性が悪いといった問題を有している。薄膜型磁気テ
ープは、例えば非磁性支持体の表面上に下塗り層を形成
して適当な粗度を付与したり、磁性層の表面上に各種潤
滑剤を塗布して潤滑層を形成することによって、スチル
特性やシャトル特性等の耐久性を向上させる対応が図ら
れている。さらに、薄膜型磁気テープは、成膜した磁性
層の表面上にカーボン膜等による保護膜を形成すること
によって優れた保護効果を得るように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】薄膜型磁気テープの製
造方法においては、真空槽内で行われる磁性層の成膜工
程に際して、槽内の排気処理を行って真空状態とする段
取り工程が必要である。このため、薄膜型磁気テープの
製造方法は、塗布型磁気テープの製造方法と比較して段
取り時間が長くなり生産性が悪いといった問題点を有し
ていた。また、薄膜型磁気テープは、上述したように非
磁性支持体の表面上に多層の磁性層が成膜形成されるこ
とから多数回の成膜工程が施される。したがって、この
薄膜型磁気テープの製造方法においては、各層を成膜す
る毎に段取り時間を要するためにますます生産性が悪く
なっていた。
【0009】さらに、従来の薄膜型磁気テープの製造方
法においては、磁性層を構成する各層の成膜工程が非磁
性支持体に対してバッチで処理されていた。
【0010】ところで、薄膜型磁気テープ製造方法にお
いては、真空槽内で行われる磁性層の成膜工程に際し
て、槽内の排気処理を行って真空状態とする段取り工程
が必要であることから、塗布型磁気テープの製造方法と
比較して段取り時間が長くなって生産性が悪いといった
問題点を有していた。
【0011】薄膜型磁気テープは、上述したように非磁
性支持体に対する加工処理工程が増えるにしたがって、
それぞれの工程での生産性が問題となり、全体の生産性
の向上を図るためには従来のバッチ処理を行う装置での
対応では困難である。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、信頼性を確保しかつ生産性の向上を
図ったテープ状磁気記録媒体の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0013】また、本発明は、信頼性の高いテープ状磁
気記録媒体が効率よく生産されるようにしたテープ状磁
気記録媒体の製造装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明に係るテープ状磁気記録媒体の製造方法は、非磁
性支持体を供給する供給部と、クーリングキャンと、磁
性材蒸発手段と、磁性層が成膜されてなる磁気記録媒体
を巻き取る巻取部とからなる真空蒸着ユニットが複数組
備えられた1つの真空チャンバー内において行われる。
供給部から送り出されたテープ状の非磁性支持体は、ク
ーリングキャンの外周面に走行され、このクーリングキ
ャンの外周部の近傍に配設した磁性材蒸着手段によって
加熱蒸発された磁性材料がその表面上に蒸着されて磁性
層を成膜してテープ状磁気記録媒体を形成する。形成さ
れたテープ状磁気記録媒体は、クーリングキャンの外周
面から巻取部へと導かれて巻き取られる。
【0015】本発明に係るテープ状磁気記録媒体の製造
方法によれば、非磁性支持体の走行路を選択して上記真
空蒸着ユニットのいずれかを走行させることにより、そ
の表面上に仕様を異にする磁性層が成膜される。
【0016】また、上述した目的を達成する本発明に係
るテープ状磁気記録媒体の製造装置は、テープ状の非磁
性支持体を送り出す供給部と、非磁性支持体を外周面に
走行させるクーリングキャンと、このクーリングキャン
の外周部の近傍に配設されるとともに磁性材料を加熱蒸
発させて非磁性支持体の表面上に蒸着させることにより
磁性層を成膜する磁性材蒸着手段と、磁性層が成膜され
てなる磁気記録媒体の巻き取りを行う巻取部とからなる
真空蒸着ユニットが、密閉された1個の真空チャンバー
内に複数組備えられて構成される。
【0017】以上のように構成された本発明に係るテー
プ状磁気記録媒体の製造装置によれば、いずれか1つの
供給部から送り出されたテープ状の非磁性支持体が、真
空槽内において走行路を選択されて上記真空蒸着ユニッ
トのいずれかを走行されていずれか1つの巻取部によっ
て巻き取られることにより、その表面上に仕様を異にす
る磁性層が成膜されてなるテープ状記録媒体を製造す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ状磁気
記録媒体の製造方法及びその製造装置の実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。薄膜型磁気テープ21
は、後述する真空蒸着装置1内において、供給された非
磁性支持体20の表面上に磁性材料25が蒸着されて適
宜の磁性層が成膜形成されてなる。非磁性支持体20
は、幅広で長尺とされたいわゆる原反として真空蒸着装
置1に供給され、その材料として例えばポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンー2、6ーナフタレート等
のポリエステル樹脂や芳香族ポリアミドフィルム、ポリ
イミド樹脂フィルム等があげられる。したがって、薄膜
型磁気テープ21は、真空蒸着装置1から取り出された
後、長さ方向に沿って適当な幅に裁断する裁断工程を経
て形成される。
【0019】磁性材料25は、例えばFe,Co,Ni
等の磁性金属材料や、Fe−Co,Co−Ni,Fe−
Co−Ni,Fe−Co−Cr,Co−Ni−Cr,F
e−Co−Ni−Cr等の合金材料があげられる。磁性
材料25は、後述するように電子ビームe-が照射され
て加熱蒸発し、非磁性支持体20の表面上に所定の角度
を以って蒸着して磁性層を成膜する。薄膜型磁気テープ
21は、このように磁性材料25が所定の角度を以って
蒸着されるいわゆる斜め蒸着法によって成膜される。な
お、以下の実施の形態においては、磁性材料25として
Co−Niが用いられる。
【0020】真空蒸着装置1は、図1に示すように、密
閉された内部空間部を構成するチャンバー(真空槽)2
と、このチャンバー2の内部に配置された複数組(図1
においては2組)の真空蒸着ユニットとから構成され
る。真空蒸着装置1は、2組の真空蒸着ユニットをチャ
ンバー2の内部に上下に配設したいわゆる縦型として構
成されている。
【0021】チャンバー2は、後述する非磁性支持体2
0に対する蒸着処理に際して、図示しない真空ポンプに
よって内部空間部の排気が行われてこの内部空間部が略
真空環境とされる。チャンバー2は、その内部空間部が
複数の隔壁によってさらに主空間部2aと、複数の蒸着
室3(図1においては、上下の第1の蒸着室3aと第2
の蒸着室3bとの2室)とに区割りされて構成されてい
る。なお、チャンバー2には、図示しないがその内部に
蒸着室3に連続してスパッタ室が設けられる。
【0022】チャンバー2には、主空間部2aに、第1
の供給巻取部4aと第2の供給巻取部4b及び第1のク
ーリングキャン5aと第2のクーリングキャン5bとが
配置されている。なお、以下の説明において、2組の蒸
着ユニットの各構成部材については、上述したように最
初に第1のクーリングキャン5a,第2のクーリングキ
ャン5bと別表記するが、特に個別に説明する場合を除
き説明の便宜上クーリングキャン5のように代表して表
記するものとする。
【0023】クーリングキャン5は、非磁性支持体20
の幅寸法よりもやや大きな幅寸法を有する大径のローラ
体によって構成され、その外周の一部が蒸着室3に臨ま
されてチャンバー2内に回転自在に支持されている。ク
ーリングキャン5は、図示しない駆動源によって図1矢
印に示すように、時計方向に回転駆動される。クーリン
グキャン5は、蒸着室3に臨まされた外周領域が、後述
するようにその外周を走行される非磁性支持体20に対
する磁性材料25の蒸着領域とされる。クーリングキャ
ン5には、図示しないがその内部に非磁性支持体20を
冷却するための冷却装置が配設されている。クーリング
キャン5は、これによって磁性材料25が蒸着される際
に加熱される非磁性支持体20を所定の温度に冷却する
ことによりその変形等を防止するようにしている。
【0024】第1の蒸着室3aには、第1の電子銃6a
と、磁性材料25が充填される第1のルツボ7aと、第
1の電子偏向体8a及び第1のシャッタ部材9aが配置
されている。また、第1の蒸着室3aには、室内に酸素
ガスを供給する第1の酸素供給部10aが設けられてい
る。同様に、第2の蒸着室3bには、第2の電子銃6b
と、磁性材料25が充填される第2のルツボ7bと、第
2の電子偏向体8b及び第2のシャッタ部材9bとが配
置されている。また、第2の蒸着室3bには、室内に酸
素ガスを供給する第2の酸素供給部10bが設けられて
いる。
【0025】電子銃6は、各蒸着室3の側方部に位置し
てそれぞれ配設され、電子ビームをこの蒸着室3内へと
出射することによってルツボ7に充填された磁性材料2
5の加熱手段を構成する。ルツボ7は、クーリングキャ
ン5の下方部に位置して各蒸着室3の内部に配設され
る。このルツボ7は、クーリングキャン5の幅寸法とほ
ぼ等しい開口部を有しており、蒸発された磁性材料25
がクーリングキャン5の外周部に均等に導かれるように
する。
【0026】なお、ルツボ7は、例えばクーリングキャ
ン5の幅方向に対して3分割された構成とするとともに
対応して設けた3個の電子銃6からそれぞれ電子ビーム
を照射されるようにすることによって、磁性材料25の
均一な蒸発が促進されて幅広の非磁性支持体20に対し
てより均一な磁性層が成膜されるように構成してもよ
い。また、ルツボ7は、加熱器が付設されており、例え
ば予め500°Cに余熱されることによって、充填され
た磁性材料25に含まれた不純物や吸着ガスを除去する
ようにしてもよい。さらに、蒸着室3は、非磁性支持体
20の掛合せ作業や形成された薄膜型磁気テープ21の
取出し作業等の段取り作業に際して開放されるために、
ルツボ7を一時的に隔離保管して高温状態に保持する保
管室を付設するようにしてもよい。
【0027】電子偏向体8は、偏向磁石によって構成さ
れ、ルツボ7を挟んで電子銃6の出射部に対向して蒸着
室3内に配設されている。電子偏向体8は、電子銃6か
ら出射された電子ビームに対して磁力を作用させること
により、電子線e-をルツボ7に充填された磁性材料2
5bに照射させるようにする。磁性材料25bは、これ
によって加熱されて蒸着室3内に蒸発し、シャッタ部材
9によって制御されて非磁性支持体20の表面に蒸着さ
れる。
【0028】酸素供給部10は、図示しない供給源から
酸素ガスを蒸着室3の内部へと供給する。供給された酸
素ガスは、後述するように非磁性支持体20の表面に蒸
着形成された磁性層と反応して酸化物を形成し、磁性層
の磁気特性、耐蝕性の向上を図る。したがって、酸素供
給部10は、図1に示すように、クーリングキャン5の
外周面に近接して蒸着室3の入り口部分或いはシャッタ
部材9の一端部分に開口されている。
【0029】シャッタ部材9は、クーリングキャン5の
外周面とほぼ等しい曲率を有する円弧状を呈して形成さ
れている。シャッタ部材9は、クーリングキャン5の外
周面の所定の領域を覆うようにしてルツボ7との間に位
置して配設されている。以上のように構成されたシャッ
タ部材9は、蒸着室3内に蒸発した磁性材料25が非磁
性支持体20の表面に対して蒸着される入射角の最低角
度を規定する。
【0030】蒸着室3には、後述する非磁性支持体20
に対する蒸着処理に際して、酸素供給部10を介して図
示しない供給源から少量の酸素ガスが供給される。この
酸素ガスは、成膜される磁性層の表面部分に酸化層を形
成して磁気特性及び耐蝕性の向上を図る。
【0031】第1の供給巻取部4aには、上下に離間し
てそれぞれ第1の供給軸11aと第1の巻取軸12aと
が配設されている。第1の供給軸11aは、図示しない
駆動源によって図1において時計方向へと回転駆動され
る。また、第1の巻取軸12aも、図示しない駆動源に
よって図1において時計方向へと回転駆動される。これ
ら第1の供給軸11aと第1の巻取軸12aは、第1の
クーリングキャン5aと同期して回転駆動される。第1
の供給軸11aには、非磁性支持体20を巻回してなる
非磁性支持体ロール22が掛け合わされる。また、第1
の巻取軸12aには、磁性層が成膜された薄膜型磁気テ
ープ21が巻回される磁気テープロール23が掛け合わ
される。
【0032】第2の供給巻取部4bも上述した第1の供
給巻取部4aと同様に構成され、上下に離間してそれぞ
れ第2の供給軸11bと第2の巻取軸12bとが配設さ
れている。第2の供給軸11bは、図示しない駆動源に
よって図1において時計方向へと回転駆動される。ま
た、第2の巻取軸12bも、図示しない駆動源によって
図1において時計方向へと回転駆動される。これら第2
の供給軸11bと第2の巻取軸12bは、第2のクーリ
ングキャン5bと同期して回転駆動される。第2の供給
軸11bには、非磁性支持体20を巻回してなる非磁性
支持体ロール22が掛け合わされる。また、第2の巻取
軸12bには、磁性層が成膜された薄膜型磁気テープ2
1が巻回される磁気テープロール23が掛け合わされ
る。
【0033】チャンバー2には、主空間部2aの第1の
供給巻取部4aに、第1の供給軸11aと第1のクーリ
ングキャン5aとの間に位置して、互いに平行に対峙す
る一対の板状電極からなる第1の供給側ボンバード電極
13aが配設されている。また、主空間部2aには、第
1の供給巻取部4aの第1の巻取軸12aと第1のクー
リングキャン5aとの間に位置して、互いに平行に対峙
する一対の板状電極からなる第1の巻取側ボンバード電
極14aが配設されている。
【0034】また、チャンバー2には、主空間部2aの
第2の供給巻取部4bに、第2の供給軸11bと第2の
クーリングキャン5bとの間に位置して、互いに平行に
対峙する一対の板状電極からなる第2の供給側ボンバー
ド電極13bが配設されている。また、主空間部2aに
は、第2の供給巻取部4bの第2の巻取軸12bと第2
のクーリングキャン5bとの間に位置して、互いに平行
に対峙する一対の板状電極からなる第2の巻取側ボンバ
ード電極14bが配設されている。
【0035】供給側ボンバード電極13は、後述するよ
うに供給巻取部4から送り出される非磁性支持体20の
走行路の一部を構成するとともに、この非磁性支持体2
0に対してその表面に付着した酸化物等を除去するボン
バード処理を施す。非磁性支持体20は、このボンバー
ド処理を施こされることによって、成膜される磁性層の
電磁変換特性の向上が図られる。
【0036】また、巻取側ボンバード電極14は、後述
するように磁性層が成膜されて蒸着室3から送り出され
て供給巻取部4に巻き取られる薄膜型磁気テープ21の
走行路の一部を構成する。巻取側ボンバード電極14
は、走行する薄膜型磁気テープ21に対して、後工程に
おいて磁性層の表面に潤滑層や防錆層を形成する際に安
定性を向上させるようにする。
【0037】チャンバー2には、主空間部2aの第1の
供給巻取部4aに第1の供給軸11aと第1のクーリン
グキャン5aとの間に位置して、第1の供給ガイドロー
ラ15aが設けられている。この第1の供給ガイドロー
ラ15aには、非磁性支持体20が掛け合わされて走行
することによってこの非磁性支持体20を第1のクーリ
ングキャン5aへと導く走行路を構成する。また。チャ
ンバー2には、第1の供給巻取部4aに、第1のクーリ
ングキャン5aと第1の巻取軸12aとの間に位置して
第1の巻取ガイドローラ16aが設けられている。この
第1の巻取ガイドローラ16aには、薄膜型磁気テープ
21が掛け合わされて走行することによってこの薄膜型
磁気テープ21を第1のクーリングキャン5aへと導く
走行路を構成する。
【0038】以上のように構成された真空蒸着装置1に
は、供給巻取部4の供給軸11に非磁性支持体20を巻
回してなる非磁性支持体ロール22が装着される。真空
蒸着装置1は、この非磁性支持体ロール22から非磁性
支持体20を引き出して、供給側ボンバード電極13の
間を通して供給ガイドローラ15に掛け合わせた後、ク
ーリングキャン5の外周部に周回されて蒸着室3内へと
導くようにする。真空蒸着装置1は、さらにこの非磁性
支持体20をクーリングキャン5の外周部に周回させた
後、蒸着室3の他方側から引き出して巻取ガイドローラ
16に掛け合わせる。真空蒸着装置1は、巻取ガイドロ
ーラ16を介して非磁性支持体20を巻取側ボンバード
電極14間に通過させた後、供給巻取部4の巻取軸12
に装着された磁気テープロール23の外周部に掛止めす
る。
【0039】真空蒸着装置1は、上述したようにチャン
バー2内に非磁性支持体20を装着した後、図示しない
真空ポンプが駆動されることによってこのチャンバー2
内の真空抜きが行われる。真空蒸着装置1は、酸素供給
部6から蒸着室3内に所定量の酸素ガスが供給されると
ともに、供給軸11、クーリングキャン5及び巻取軸1
2が駆動されて非磁性支持体ロール22から非磁性支持
体20の送り出しを行う。真空蒸着装置1は、この状態
で電子銃6が駆動されて電子ビームが蒸着室3内へと出
射され、電子偏向体8の磁力によって進行方向を偏向さ
せてルツボ7に充填された磁性材料25bに電子線e-
を照射させる。また、真空蒸着装置1は、供給側ボンバ
ード電極13及び巻取側ボンバード電極14に電源が供
給される。
【0040】真空蒸着装置1は、電子線e-の照射によ
って加熱された磁性材料25を蒸着室3内で蒸発させ、
この蒸着室3内においてクーリングキャン5の外周部を
走行する非磁性体20の表面に蒸着させる。真空蒸着装
置1は、この場合、シャッタ部材9によって非磁性支持
体20の表面に対して、磁性材料25をその最低入射角
度を規定しながら斜めから入射することによって斜め蒸
着を行う。真空蒸着装置1は、このようにして非磁性支
持体20の表面に磁性層を斜め蒸着することによって成
膜して薄膜型磁気テープ21を形成する。
【0041】薄膜型磁気テープ21は、クーリングキャ
ン5の外周部から図示しないスパッタ室へと導かれて磁
性層の表面に適宜のトップコート層が形成された後、巻
取ガイドローラ16に掛け合わされて走行される。薄膜
型磁気テープ21は、巻取側ボンバード電極14の間を
通過することによってボンバード処理が施された後、巻
取軸12に装着された磁気テープロール23によって巻
き取られる。
【0042】以上のように構成された真空蒸着装置1
は、チャンバー2の内部に第1の真空蒸着ユニットと第
2の真空蒸着ユニットとを備えることによって、磁性層
の仕様を異にした複数の薄膜型磁気テープ21を製造す
ることを可能としている。すなわち、真空蒸着装置1
は、図2に示すように、第1の供給巻取部4aの供給軸
11aに非磁性支持体ロール22が装着されるとともに
第2の供給巻取部4bの巻取軸12bに磁気テープロー
ル23が装着される。真空蒸着装置1は、非磁性支持体
20が第1の真空蒸着ユニットと第2の真空蒸着ユニッ
トとに連続して走行されることによって多層の磁性層を
有する薄膜型磁気テープ21を製造する。
【0043】すなわち、真空蒸着装置1は、非磁性支持
体ロール22から非磁性支持体20を引き出して、第1
の供給側ボンバード電極13aの間を通して第1の供給
ガイドローラ15aに掛け合わせた後、第1のクーリン
グキャン5aの外周部に周回させて第1の蒸着室3a内
へと導くようにする。真空蒸着装置1は、さらに非磁性
支持体20を第1のクーリングキャン5aの外周部に走
行させる過程でその表面に磁気層を成膜した後、磁気テ
ープ中間体24として第1の蒸着室3aの他方側から引
き出して第1の巻取ガイドローラ16aに掛け合わせる
ようにする。
【0044】真空蒸着装置1は、この第1の巻取ガイド
ローラ16aによって磁気テープ中間体24を折り返し
て第2のクーリングキャン5bの外周部に周回させて第
2の蒸着室3b内へと導くようにする。真空蒸着装置1
は、磁気テープ中間体24を第2のクーリングキャン5
bの外周部に走行させる過程で上述した第1の蒸着ユニ
ットにおいて成膜された第1の磁性層上に第2の磁性層
を成膜して薄膜型磁気テープ21を形成する。真空蒸着
装置1は、この薄膜型磁気テープ21を第2の蒸着室3
bの他方側から引き出して第2の巻取ガイドローラ16
bに掛け合わせる。真空蒸着装置1は、第2の巻取ガイ
ドローラ16bを介して薄膜型磁気テープ21を第2の
巻取側ボンバード電極14b間に通過させた後、第2の
供給巻取部4bの巻取軸12bに装着された磁気テープ
ロール23によって巻き取る要にする。
【0045】真空蒸着装置1は、第1の蒸着室3aと第
2の真空蒸着室3bとがその室内の環境条件を互いに異
にしてそれぞれ所定の条件に設定されている。したがっ
て、真空蒸着装置1は、非磁性支持体20に対して仕様
を異にする第1の磁性層と第2の磁性層とを成膜すると
ともに、これら第1の磁性層と第2の磁性層とを成膜す
るに際してその都度チャンバー2内の排気操作及び清掃
作業等の段取り作業を不要として多層薄膜型磁気テープ
21の製造を可能とする。真空蒸着装置1は、この段取
り作業の合理化によって生産性の大幅な向上を図るとと
もに安定したロット生産を可能とする。
【0046】また、真空蒸着装置1は、チャンバー2内
に第1の真空蒸着ユニットと第2の真空蒸着ユニットと
を備えることによって、同一仕様の薄膜型磁気テープ2
1を生産し、或いは仕様を異にする2種類の薄膜型磁気
テープ21の生産を可能とする。すなわち、真空蒸着装
置1は、図3に示すように、第1の真空蒸着ユニットを
構成する第1の供給巻取部4aに第1の非磁性支持体ロ
ール22aを装着するとともに、第2の真空蒸着ユニッ
トを構成する第2の供給巻取部4bに第2の非磁性支持
体ロール22bを装着する。これら第1の非磁性支持体
ロール22a及び第2の非磁性支持体ロール22bから
引き出された非磁性支持体20a,20bは、上述した
経路を走行して、それぞれ巻取軸12a,12bに装着
された磁気テープロール23a,23bに巻き取られ
る。
【0047】真空蒸着装置1は、第1の蒸着室3aと第
2の蒸着室3bとを同一環境に設定するとともに同一磁
性材料25を用いることによって、同時に2本の磁気テ
ープ21の製造を行う。したがって、真空蒸着装置1
は、2回の段取り作業が1回となることにより生産性の
向上が図らるとともに、同一条件での製造による安定し
たロット生産を可能とする。
【0048】また、真空蒸着装置1は、第1の蒸着室3
aと第2の蒸着室3bとを異なる環境に設定し、或いは
異なる磁性材料25を用いることによって、仕様を異に
する2本の磁気テープ20a,20bを同時に製造す
る。したがって、真空蒸着装置1は、仕様毎の段取り作
業が不要とされることから生産性の向上が図らるととも
に、同一条件での製造による安定したロット生産を可能
とする。
【0049】本発明は、上述した第1の実施の形態に限
定されるものではなく、例えば図4及び図5に示した真
空蒸着装置30及びこの真空蒸着装置30を用いた薄膜
型磁気テープの製造等にも展開される。真空蒸着装置3
0は、上述した縦型真空蒸着装置1に対して蒸着室3や
クーリングキャン5等の蒸着ユニットを水平方向に併設
してなる横置型とした構成に特徴を有している。なお、
真空蒸着装置30は、その基本的な構成を上述した縦型
真空蒸着装置1と同等とされて構成されることから、同
一部分については同一符号を付すことによって以下その
詳細な説明を省略する。
【0050】真空蒸着装置30は、チャンバー2の下部
に蒸着室3が配置されていることから、この蒸着室3の
下側にルツボ7を一時的に移動して保管可能とする真空
保管室31(31a,31b)が設置されている。真空
保管室31は、内部に図示しないが温度コントロール付
きの加熱源が設けられており、ルツボ7を例えば500
°Cに保持した状態で保管する。したがって、ルツボ7
は、蒸着工程を終了した後この真空保管室に移動保管す
ることにより、次の蒸着工程のために主空間部2aや蒸
着室3を開放した場合でも高温状態に保持される。
【0051】また、真空蒸着装置30は、第1の供給巻
取部4aと第2の供給巻取部4b或いは第1のクーリン
グキャン5aと第2のクーリングキャン5bとを同一高
さ位置に配置されている。したがって、真空蒸着装置3
0は、非磁性支持体ロール23や磁気テープロール23
の供給巻取部4からの着脱操作やクーリングキャン5の
清掃作業等が簡易に行うことが可能とされる。
【0052】この真空蒸着装置30においても、図4に
示すように、第1の供給巻取部4aの供給軸11aに非
磁性支持体ロール22を装着するとともに第2の供給巻
取部4bの巻取軸12bに磁気テープロール23を装着
し、非磁性支持体20を第1の真空蒸着ユニットと第2
の真空蒸着ユニットとに連続して走行させることによっ
て多層の磁性層を有する薄膜型磁気テープ21を製造す
ることを可能とする。
【0053】また、真空蒸着装置30は、図5に示すよ
うに、第1の真空蒸着ユニットを構成する第1の供給巻
取部4aに第1の非磁性支持体ロール22aを装着する
とともに、第2の真空蒸着ユニットを構成する第2の供
給巻取部4bに第2の非磁性支持体ロール22bを装着
することによって2本の磁気テープ21の製造を同時に
行うことが可能とされる。非磁性支持体20は、各真空
蒸着ユニットの供給軸11に装着された非磁性支持体ロ
ール22から引き出されて、供給側ボンバード電極13
−供給ガイドローラ15−クーリングキャン5−蒸着室
3−巻取ガイドローラ16−巻取側ボンバード電極14
の走行路を経て、巻取軸12に装着された磁気テープロ
ール23に巻き取られる。
【0054】真空蒸着装置30は、第1の蒸着室3aと
第2の蒸着室3bとを同一環境に設定するとともに同一
磁性材料25を用いることにより、同時に2本の磁気テ
ープ21の製造を行う。したがって、真空蒸着装置1
は、2回の段取り作業が1回となることにより生産性の
向上が図らるとともに、同一条件での製造による安定し
たロット生産を可能とする。
【0055】また、真空蒸着装置30は、第1の蒸着室
3aと第2の蒸着室3bとを異なる環境に設定し、或い
は異なる磁性材料25を用いることにより、仕様を異に
する2本の磁気テープ20a,20bを同時に製造す
る。したがって、真空蒸着装置1は、仕様毎の段取り作
業が不要とされることから生産性の向上が図らるととも
に、同一条件での製造による安定したロット生産を可能
とする。
【0056】本発明の他の実施の形態として図6に示し
た真空蒸着装置40は、上述した縦型真空蒸着装置1に
対して蒸着室3やクーリングキャン5等の蒸着ユニット
を水平方向に併設してなる横置型とし、さらに蒸着室3
に対して電子銃6をその下方部に配設してなる下置型と
した構成に特徴を有している。なお、真空蒸着装置40
は、その基本的な構成を上述した縦型真空蒸着装置1と
同等とされて構成されることから、同一部分については
同一符号を付すことによって以下その詳細な説明を省略
する。
【0057】真空蒸着装置40は、蒸着室3に対して電
子銃6をその下方部に配設してなる下置型としたため
に、電子銃6から射出される電子線を複数の電子偏向体
8により偏向させて各ルツボ7内の金属磁性材料に照射
させるような構成となっている。 この真空蒸着装置4
0においても、図6に示すように真空蒸着装置30の図
4に示した実施例と同様に、第1の供給巻取部4aの供
給軸11aに非磁性支持体ロール22を装着するととも
に第2の供給巻取部4bの巻取軸12bに磁気テープロ
ール23を装着し、非磁性支持体20を第1の真空蒸着
ユニットと第2の真空蒸着ユニットとに連続して走行さ
せることによって多層の磁性層を有する薄膜型磁気テー
プ21を製造することを可能とする。
【0058】また、真空蒸着装置40は、図示しないが
真空蒸着装置30の図5に示した実施例と同様に、第1
の真空蒸着ユニットを構成する第1の供給巻取部4aに
第1の非磁性支持体ロール22aを装着するとともに、
第2の真空蒸着ユニットを構成する第2の供給巻取部4
bに第2の非磁性支持体ロール22bを装着することに
よって2本の磁気テープ21の製造を同時に行ってもよ
い。
【0059】以上のように構成された真空蒸着装置40
は、蒸着室3に対して電子銃6をその下方部に配設して
なる下置型としたことによって、2つの蒸着室3の間隔
を狭めて装置全体を小さくし、各ルツボ7から電子銃6
に飛来する金属蒸気が電子銃内に進入するのを防いで電
子銃6が汚れることにより生じる突発的な異常放電現象
(ブレークダウン)を阻止することが可能とされる。ま
た、真空蒸着装置40は、真空蒸着装置1、30と同様
に仕様毎の段取り作業が不要とされて生産性の向上が図
られる。上述した実施例においては、真空蒸着ユニット
が2組配設されているが、複数組の真空蒸着ユニットが
配設されていても良い。
【0060】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るテープ状磁気記録媒体の製造方法によれば、密
閉空間部を構成する1個のチャンバー内に少なくとも2
個以上の真空蒸着ユニットを備えた真空蒸着装置が用い
られ、この真空蒸着装置内において走行路を選択して非
磁性支持体に所定の磁性層を成膜形成するようにしたこ
とから、磁性層の仕様を異にした薄膜型磁気テープを各
磁性層の成膜工程毎の排気、清掃等の段取り工程を不要
として製造することができ、生産性の大幅な向上が図ら
れる。
【0061】また、本発明に係るテープ状磁気記録媒体
の製造装置によれば、密閉空間部を構成する1個のチャ
ンバー内に少なくとも2個以上の真空蒸着ユニットが備
えられて構成されていることにより、供給した非磁性支
持体の走行路を選択して仕様を異にする磁性層を有する
薄膜型磁気テープが各磁性層の成膜工程毎に排気、清掃
等の段取り工程を不要として製造することができ、生産
性の大幅な向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す真空蒸着装置の
構成を説明する模式図である。
【図2】同真空蒸着装置によって多層磁性層を有する薄
膜型磁気テープを製造する状態を説明する模式図であ
る。
【図3】同真空蒸着装置によって磁性層の仕様を異にす
る薄膜型磁気テープを製造する状態を説明する模式図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態として示す真空蒸着装
置の構成を説明する模式図であり、多層磁性層を有する
薄膜型磁気テープを製造する状態を示す。
【図5】同真空蒸着装置によって磁性層の仕様を異にす
る薄膜型磁気テープを製造する状態を説明する模式図で
ある。
【図6】本発明の他の実施の形態として示す真空蒸着装
置の構成を説明する模式図であり、多層磁性層を有する
薄膜型磁気テープを製造する状態を示す。
【符号の説明】
1 真空蒸着装置、2 チャンバー、3 蒸着室、4
巻取供給部、5 クーリングキャン、6 電子銃、7
ルツボ、8 電子偏向体、9 シャッタ部材、10 酸
素ガス供給部、11 供給軸、12 巻取軸、13 第
1のボンバード電極、14 第2のボンバード電極、1
5 供給ガイドローラ、16 巻取ガイローラ、20
非磁性支持体、21 薄膜型磁気テープ、22 非磁性
支持体ロール体、23 磁気テープロール体、24 磁
気テープ中間体、25 磁性材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された真空チャンバー内において、
    供給部から送り出されたテープ状の非磁性支持体をクー
    リングキャンの外周面に走行させるとともに、このクー
    リングキャンの外周部の近傍に配設した磁性材蒸着手段
    によって磁性材料を加熱蒸発させて上記非磁性支持体の
    表面上に磁性層を成膜した後に巻取部によって巻き取る
    ようにし、 上記真空チャンバーは、1個で構成されるとともに、そ
    の内部に上記非磁性支持体を供給する供給部と、クーリ
    ングキャンと、磁性材蒸発手段が収納された蒸発室と、
    磁性層が成膜されてなる磁気記録媒体を巻き取る巻取部
    とからなる真空蒸着ユニットが複数組備えられ、 上記非磁性支持体をその走行経路を選択して上記いずれ
    かの真空蒸着ユニットに走行させることにより、磁性層
    の仕様を異にするテープ状磁気記録媒体を製造すること
    を特徴とするテープ状磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 テープ状の非磁性支持体を送り出す供給
    部と、上記非磁性支持体を外周面に走行させるクーリン
    グキャンと、このクーリングキャンの外周部の近傍に配
    設されるとともに磁性材料を加熱蒸発させて上記非磁性
    支持体の表面上に蒸着させることによって磁性層を成膜
    する磁性材蒸着手段が収納された蒸着室と、磁性層が成
    膜されてなる磁気記録媒体の巻き取りを行う巻取部とに
    よって真空蒸着ユニットを構成し、 密閉された1個の真空チャンバー内には、複数組の上記
    真空蒸着ユニットが備えられることを特徴とするテープ
    状磁気記録媒体の製造装置。
  3. 【請求項3】 上記蒸着手段には、電子線を照射して磁
    性材料を加熱蒸発させる複数の電子銃が備えられるとと
    もに、これら電子線の偏向手段が複数備えられることを
    特徴とする請求項2記載のテープ状磁気記録媒体の製造
    装置。
JP32046596A 1996-11-29 1996-11-29 テープ状磁気記録媒体の製造方法及び製造装置 Withdrawn JPH10162357A (ja)

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