JPH10163182A - 基板熱処理装置およびそれに使用可能な膜厚測定装置 - Google Patents

基板熱処理装置およびそれに使用可能な膜厚測定装置

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JPH10163182A
JPH10163182A JP8319013A JP31901396A JPH10163182A JP H10163182 A JPH10163182 A JP H10163182A JP 8319013 A JP8319013 A JP 8319013A JP 31901396 A JP31901396 A JP 31901396A JP H10163182 A JPH10163182 A JP H10163182A
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film thickness
substrate
semi
radiation
radiation intensity
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JP8319013A
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Kiyohiro Sasaki
清裕 佐々木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度で処理効率のよい基板熱処理装置およ
びそれに使用可能な膜厚測定装置を提供する。 【解決手段】 基板Wからの熱放射のうち半透鏡611
を透過した熱放射はプローブ620aに入射し、放射高
温計630aに導かれる。また、透明部材612を透過
した熱放射はプローブ620bに入射し、放射高温計6
30bに導かれる。そして、放射高温計630aおよび
630bにおいてそれぞれの放射強度である半透過射放
射強度および無反射放射強度を求め、それらを基に演算
部640において所定の演算式により基板Wの温度と基
板Wの下面に形成された膜厚を求め、それを基にランプ
20の温度制御およびランプパワーの制御を行う。した
がって、半透鏡611の透過率および反射率を考慮して
基板Wの薄膜の膜厚を求め、その結果をもとに制御を行
うので精度の高い加熱・成膜処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶用ガラス基
板、半導体ウエハ等の基板(以下「基板」という。)を
加熱しつつガスを供給して基板に薄膜を生成する成膜処
理を施す基板熱処理装置およびそれに使用可能な膜厚測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板熱処理装置における加熱・成
膜処理では処理のための炉体の内部を所定温度に維持し
た状態で所定時間、所定濃度の処理ガスを供給すること
によって、基板のデバイス面に薄膜を生成していた。そ
して、所定時間の処理の後にオペレータが基板を炉内か
ら取り出して膜厚を測定し、所望の膜厚の薄膜が生成さ
れるまでこのような作業を繰り返し、温度,ガス供給
量,処理時間等のパラメータを決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
装置では、予め設定した所定時間の加熱・成膜処理を行
っただけでは所望の膜厚の薄膜を生成することは困難
で、各基板の処理ごとに何度か上記のような加熱・成膜
処理と膜厚測定作業を繰返さねばならず、加熱・成膜処
理の条件出しに長時間を要していた。また、最初に加熱
・成膜処理を行う際にはそれに先立ってダミー基板等を
用いて加熱し、炉内の温度を所定温度に上げておく暖機
運転が必要となっていて、その間は加熱・成膜処理が行
えず、さらに余分に処理の時間を要していた。
【0004】また、加熱・成膜処理中に膜厚を測定する
ことができないため、正確に所望の厚さの薄膜を生成す
ることが困難であった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、高精度で処理時間の短い基板熱
処理装置およびそれに使用可能な膜厚測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1の装置は、基板を加熱手段によ
って加熱しつつガスを供給して基板に薄膜を生成する成
膜処理を施す基板熱処理装置であって、前記成膜処理中
に前記薄膜の膜厚を測定する膜厚測定手段と、前記膜厚
測定手段によって求められた前記薄膜の膜厚を基に前記
加熱手段の動作制御を行う加熱制御手段と、を備える。
【0007】また、この発明の請求項2の装置は、前記
基板を被測定体とすることによって請求項1における膜
厚測定手段として使用可能であって、前記被測定体から
の熱放射を基に当該被測定体に生成された薄膜の膜厚を
測定する膜厚測定装置において、前記熱放射を不完全に
透過する半透鏡と、前記半透鏡を透過した前記熱放射の
強度である半透過放射強度を求める第1放射強度測定手
段と、いずれの物体によってもほぼ反射されていない状
態の前記熱放射の強度である無反射放射強度を求める第
2放射強度測定手段と、前記半透過放射強度および前記
無反射放射強度を基に前記薄膜の膜厚を求める膜厚算出
手段と、を備える。
【0008】また、この発明の請求項3の装置は、請求
項2の膜厚測定装置であって、前記半透鏡が前記第1放
射強度測定手段に対向する位置を中心とした円盤状であ
ることを特徴とする。
【0009】また、この発明の請求項4の装置は、請求
項2および請求項3のうちのいずれかの膜厚測定装置で
あって、前記半透鏡の前記第1放射強度測定手段側の面
の前記第1放射強度測定手段に対向する部分以外の部分
が黒化処理されていることを特徴とする。
【0010】また、この発明の請求項5は、請求項2な
いし請求項4のうちのいずれかの膜厚測定装置であっ
て、前記第1放射強度測定手段および前記第2放射強度
測定手段または前記被測定体のうちのいずれかを回転さ
せる回転手段をさらに備え、前記回転手段により前記第
1放射強度測定手段および前記第2放射強度測定手段の
それぞれの前記被測定体に対する相対的位置が互いに入
れ替わることを特徴とする。
【0011】また、この発明の請求項6装置は、前記基
板を被測定体とすることによって請求項1における膜厚
測定手段として使用可能であって、前記被測定体からの
熱放射を基に当該被測定体に生成された薄膜の膜厚を測
定する膜厚測定装置であって、第1波長および第2波長
の前記熱放射を含む熱放射群のうち、前記第1波長の熱
放射を不完全に透過するとともに、前記第2波長の前記
熱放射をほぼ完全に透過する半透鏡と、前記半透鏡を透
過した前記熱放射群のうち前記第1波長の熱放射の強度
である半透過放射強度および前記第2波長の熱放射の強
度である無反射放射強度を求める放射強度測定手段と、
前記半透過放射強度および前記無反射放射強度を基に前
記膜厚を求める膜厚算出手段と、を備える。
【0012】また、この発明の請求項7の装置は、請求
項6の膜厚測定装置であって、前記半透鏡が前記放射強
度測定手段に対向する位置を中心とした円盤状であるこ
とを特徴とする。
【0013】また、この発明の請求項8の装置は、請求
項6および請求項7のうちのいずれかの膜厚測定装置で
あって、前記半透鏡の前記放射強度測定手段側の面の前
記放射強度測定手段に対向する部分以外の部分が黒化処
理されていることを特徴とする。
【0014】さらに、この発明の請求項9の装置は、請
求項6ないし請求項8のうちのいずれかの膜厚測定装置
であって、前記第1波長および前記第2波長のいずれも
が前記被測定体の放射率のほぼ温度に依存しない波長域
に含まれることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【1.発明の原理】各実施の形態の説明の前に、以下に
おいてこの発明の温度測定原理について説明する。
【0017】まず基板において、光の透過はないものと
してその放射率εおよび反射率ρ(いずれも「0」〜
「1」の値をとる)との関係は、次式のようになる。
【0018】
【数1】
【0019】また、半透鏡を透過しない基板からの熱放
射の放射強度である無反射放射強度I0は測定系のゲイ
ンも含めた温度Tの黒体の放射強度L0(T)を用いて
表わすと、次式となる。
【0020】
【数2】
【0021】ただし、この式(2)でT0は基板の温度
を表わしている。なお、この発明においては半透鏡は必
ずしも反射率が50%である鏡を意味するものではな
く、反射率が0%および100%以外のその間の反射率
の鏡を意味するものである。したがって、この発明にお
いて不完全に透過とは透過率が0%および100%以外
のその間であることを意味している。
【0022】また、基板を半透鏡に近づけると基板と半
透鏡との間で多重反射を起こす。図1は基板と半透鏡と
の間の熱放射の多重反射の説明図である。以下において
半透鏡の反射率rおよび透過率t(いずれも「0」〜
「1」の値をとる)を用いて説明する。
【0023】まず基板Wの下面から放射された無反射放
射強度I0の熱放射は半透鏡HMにおいて上方にrI0の
強度で反射されるとともに、下方にtI0の強度で透過
する。そして反射された熱放射は基板Wの下面において
rρI0の強度で反射される。その反射された熱放射は
再び半透鏡HMに入射しtrρI0の強度で透過する。
このように基板Wと半透鏡HMとの間で多重反射がおき
る場合に半透鏡HMから基板Wによる反射を経て再び半
透鏡HMに戻る1往復の後の熱放射の強度はrρ倍に減
衰している。したがって、最終的に半透鏡HMの下方に
おいて捉えられる熱放射の強度である半透過放射強度I
は1回〜無限回の多重反射の後に半透鏡HMを透過する
熱放射の強度の和になる。そして、この和は初項tI
0、公比rρの等比級数となり、次式のようになる。
【0024】
【数3】
【0025】そして、以上3式を連立して、基板Wの放
射率ε、反射率ρおよび基板Wの放射強度L0(T0)に
ついて解くと以下の3式になる。
【0026】
【数4】
【0027】
【数5】
【0028】
【数6】
【0029】以下の実施の形態では半透過放射強度I、
無反射放射強度I0を測定し、その値と予め分かってい
る半透鏡の反射率r、透過率tの値を式(4)、式
(5)、式(6)に用いて放射率ε、反射率ρおよび基
板Wの放射強度L0(T0)を求める。さらに、図2に示
すような黒体の温度Tに対する放射強度L0(T)を示
すグラフに式(6)から求めた基板Wの放射強度L0(T
0)を用いて基板Wの温度T0を求めている。
【0030】さらに、シリコン基板Wの放射率εとその
薄膜の膜厚dとの関係式(藤原史郎(編著):光学薄
膜,12/18,共立出版(1986)参照)は次式で与えられ
る。
【0031】
【数7】
【0032】この式においてρ1は薄膜と空気の境界で
の反射率、ρ2は薄膜とSiの境界での反射率、θは測
定方向と基板Wの法線の角度、λは測定波長、nは薄膜
の屈折率、dは膜厚を表わしている。
【0033】この式(7)にフレネルの公式により求め
たρ1、ρ2や、予め測定されているθ、λ、n、および
式(4)により求められた基板Wの放射率εを用いて基
板Wの膜厚dを求める。
【0034】以下に示す実施の形態においては、以上の
ようにして求めた基板Wの温度T0により温度制御を行
うとともに、膜厚dが所定値に達しているかどうかによ
り加熱 ・成膜処理の終了を制御する。
【0035】
【2.第1の実施の形態】 <2−1.機構的構成および動作>図3は第1の実施の
形態の基板熱処理装置1の断面図である。同図、図4お
よび図6の各図においては、水平面をX−Y面とし、鉛
直方向をZ軸方向とする3次元座標系X−Y−Zが定義
されている。以下、図3を参照しつつこの装置の構成を
説明していく。
【0036】第1の実施の形態の基板熱処理装置1は主
に炉体10、ランプ20、石英ガラス30、基板支持部
40、リニアモータ50、温度・膜厚測定部60、制御
部70、ランプドライバ80、モータドライバ90とを
備えている。
【0037】炉体10は上部をリフレクター110、下
部をハウジング120とする箱状の炉体であり、それら
の内部には多数の冷却管130(図3には一部にのみ参
照番号を記載)が設けられている。また、炉体10の側
面にはガス供給口GIおよびガス排出口GOが、ハウジ
ング120にはガス供給管140およびガス排出管15
0が設けられており、加熱・成膜処理の際に処理ガスが
所定のタイミングで供給される。
【0038】ランプ20はリフレクター110の下面に
多数設けられ(図3には一部にのみ参照番号を記載)点
灯時にはその熱放射により基板Wを加熱する。
【0039】石英ガラス30はランプ20の下方に設け
られ、それによる熱放射を透過する。
【0040】基板支持部40は、基板Wを支持するとと
もに、そのZ軸方向を軸とした回転により基板Wを回転
させる。
【0041】リニアモータ50は磁気浮上式のリニアモ
ータであり基板Wを支持した基板支持部40を回転させ
る。
【0042】温度・膜厚測定部60は、後に詳述するが
基板Wからの熱放射強度を測定し、それを基に基板Wの
温度T0や膜厚d等を求め、それらの信号を制御部70
に送る。
【0043】制御部70は後に詳述するように、後述の
ランプドライバ80にランプ20の制御信号を送った
り、後述のモータドライバ90に所定のタイミングで駆
動信号を送ったりする。
【0044】ランプドライバ80は制御部70からの制
御信号を受けてランプ20に電力を供給する。
【0045】モータドライバ90は制御部70からの駆
動信号を受けてリニアモータ50に電力を供給する。
【0046】つぎに、要部についてさらに詳細に説明し
ていく。
【0047】基板支持部40は基板Wの周縁部分を支持
する支持リング410とその下面の数点において支持す
る支持脚420とから成り、その支持脚420の下端に
はリニアモータ50の浮揚部510が設けられ、基板W
の周縁に沿うように設けられた円環状のレール520上
面に嵌合している。そして、モータドライバ90からの
電力により浮揚部510が浮揚してレールに沿って摺動
し、基板支持部40を回転駆動し基板Wを回転させる。
この回転は基板Wの加熱を基板Wの各部分で均一にする
とともに、後述するように基板Wからの半透過放射強度
Iおよび無反射放射強度I0を測定する基板Wの測定対
象位置をプローブ620aとプローブ620bとで共通
にするために行われている。
【0048】温度・膜厚測定部60は透過板610、プ
ローブ620a,620b、放射高温計630a,36
0b、演算部640より成っている。
【0049】図4は第1の実施の形態の透過板610の
平面図である。透過板610は半透鏡611の周囲に透
明部材612が設けられた円盤状部材であり、ハウジン
グ120の上面に固設されている。
【0050】半透鏡611は後述するプローブ620a
を中心とした円盤状で、上面が鏡面となっており上方か
らの熱放射を不完全に反射および透過する。また、半透
鏡611の下面においてはプローブ620aに対向する
部分は透明であり、さらにそれ以外の部分は黒化処理さ
れており、上方からの熱放射を全吸収して反射しない。
【0051】また、透明部材612は上方の基板Wから
の熱放射をほぼ完全に透過する性質を持っており、その
下方に設けられた後述するプローブ620bに入射さ
せ、無反射放射強度I0を後述する放射高温計630b
によって正確に測定することができる。
【0052】プローブ620a,620bは入射する熱
放射を伝える光ファイバであり、図中の上端において熱
放射を放射高温計630a,360bに送る。
【0053】放射高温計630a,630bは入射する
高温の熱放射を電圧すなわち、それぞれ半透過放射強度
Iおよび無反射放射強度I0を表わす電気信号に変換
し、演算部640に送る。
【0054】なお、上記、プローブ620aと放射高温
計630aとを併せたものが第1放射強度測定手段に相
当し、プローブ620bと放射高温計630bとを併せ
たものが第2放射強度測定手段に相当する。
【0055】さらに、演算部640は図示しないCPU
およびメモリから成り、放射高温計630a,630b
から時々刻々と送られてくる半透過放射強度Iおよび無
反射放射強度I0を示す信号のうち、前述のように回転
する基板Wの測定対象位置がプローブ620aおよび6
20bのそれぞれの上方に位置したタイミングで測定さ
れた値を1組の放射強度信号として用いる。すなわち、
両放射強度を求めるタイミングを基板W上の同じ位置を
測定するために同期をとっている。こうすることによ
り、半透過放射強度Iと無反射放射強度I0を求める測
定対象位置を共通にしている。そのため、より精度の高
い温度測定および膜厚測定を行うことができる。
【0056】そして、このようにして得られた半透過放
射強度Iおよび無反射放射強度I0と、予めメモリに記
憶されていた発明の原理の項で用いた各パラメータとを
用いて基板Wの測定対象位置の温度T0、放射率ε、反
射率ρおよび膜厚dを求め、それらを制御部70に送
る。
【0057】<2−2.処理および制御>図5は第1の
実施の形態の基板熱処理装置1の制御の流れを示す図で
ある。以下、図5を用いてこの装置における加熱・成膜
処理およびランプ20の制御について説明していく。
【0058】まず、図示しない搬入口から基板Wがデバ
イス面を下にして搬入され、基板支持部40に支持され
る。ここで基板Wをデバイス面を下にした状態で支持す
るのは温度・膜厚測定部60によって膜厚dを測定する
ために、デバイス面に生成される薄膜からの熱放射をプ
ローブ620a,620bに入射させる必要があるため
である。
【0059】つぎに、制御部70は図示しない処理ガス
供給手段に制御信号を送り加熱・成膜処理のための処理
ガスを炉体10内に供給させるとともに、ランプドライ
バ80に制御信号を送り、ランプ20を点灯して加熱を
開始する。それと同時にモータドライバ90に駆動信号
を送り、リニアモータ50を駆動して基板支持部40を
回転させることによって基板Wを回転させる。なお、以
下の加熱・成膜処理中において基板Wの回転は続けられ
る。
【0060】ランプ20から発せられた放射熱は石英ガ
ラス30を透過して基板Wに至り、それにより基板Wは
加熱され、その温度に対応する熱放射が発生する。
【0061】透過板610の半透鏡611を透過した基
板Wからの熱放射はプローブ620aに入射し、放射高
温計630aに導かれる。同様に、透過板610の透明
部材612を透過した基板Wからの熱放射はプローブ6
20bに入射し、放射高温計630bに導かれる。
【0062】そして、放射高温計630aからは半透鏡
611を透過した熱放射の半透過放射強度Iおよび、放
射高温計630bからは透明部材612を透過した熱放
射の無反射放射強度I0のそれぞれを表わす放射強度信
号が演算部640に送られる。
【0063】演算部640では半透過放射強度I、無反
射放射強度I0および、予め得られていて演算部640
内部のメモリに記憶されている半透鏡611の透過率
t、反射率r等をもとに発明の原理で述べた式(4)、
式(5),式(6)を用いて基板Wの温度T0、基板W
の放射率εおよび反射率ρを求めるとともに、予め求め
られてメモリに記憶されている前述のρ1、ρ2、θ、
λ、n、および式(4)により求められたεを式(7)
に用いて基板Wに形成された膜厚dを求める。
【0064】なお、第1の実施の形態では図2のような
黒体の温度Tに対する放射強度L0(T)を示すグラフ
に相当する変換テーブルを演算部640内のメモリに記
憶している。そして、これを用いて基板Wの温度T0を
求めている。
【0065】そして、演算部640で求められた基板W
の温度T0は温度信号として制御部70に送られ、それ
を基に制御部70は基板Wの温度を所定値に保つために
制御信号をランプドライバ80に送り、ランプドライバ
80はその制御信号に応じた電力をランプ20に供給す
る。
【0066】また、演算部640で求められた膜厚信号
は温度信号と同様に制御部70に送られ、制御部70で
は求めた膜厚dが所定の厚さに達しているかどうかを判
断し、所定の膜厚に達していたか否かに応じてランプ2
0のパワーを指示する制御信号をランプドライバ80に
送る。ランプドライバ80はその制御信号がONである
間は、上記のような基板Wの温度T0を一定に保つ温度
制御を行いつつ基板Wの加熱・成膜処理を行っていき、
制御信号がOFFになるとランプ20への電力の供給を
停止し加熱・成膜処理を終了する。
【0067】以上説明したように、第1の実施の形態の
基板熱処理装置1の温度・膜厚測定部60では半透鏡6
11を透過した熱放射の強度である半透過放射強度I、
および、透明部材612を透過した熱放射の強度である
無反射放射強度I0を基に演算部640により基板Wの
温度T0を算出する構成であるため、半透鏡611の反
射率rおよび透過率tを考慮して基板Wの温度T0およ
び膜厚dを求めることができるので、精度の高い基板の
温度測定および膜厚測定を行うことができる。
【0068】また、半透鏡611がプローブ620aを
中心とした円盤状をしているため、プローブ620aに
入射する熱放射がその周りの半透鏡611と基板Wとの
間で多重反射した熱放射の影響を均等に受けたものであ
るので、より精度の高い温度測定および膜厚測定を行う
ことができる。
【0069】また、半透鏡611の下面は黒化処理され
ているため、半透鏡611の上面の鏡面を透過した熱放
射が下面において反射して半透鏡内で多重反射した後に
プローブ620aに入射することがなく、その下面にお
いて反射していない熱放射のみがプローブ620aに入
射するので半透過放射強度Iを放射高温計630aによ
って正確に測定することができ、したがって、温度・膜
厚測定部60において、より精度の高い温度測定および
膜厚測定を行うことができる。
【0070】また、基板Wを回転させ、半透過放射強度
Iおよび無反射放射強度I0を捉えるタイミングを基板
W上の同じ位置を測定するために同期をとることによ
り、基板Wの同一部分からの熱放射を捉えることができ
るのでより精度の高い温度測定および膜厚測定を行うこ
とができる。
【0071】また、第1の実施の形態の基板熱処理装置
1では上記のような温度・膜厚測定部60による精度の
高い基板Wの温度T0および膜厚dの測定結果に基づい
てランプ20の温度制御およびランプパワーの制御を行
っているため、基板Wの高精度の加熱・成膜処理を行う
ことができる。
【0072】さらに、従来装置のように基板Wを所定温
度下で所定時間処理することによって膜厚を制御してい
ないため、オペレータが基板Wを炉体10から取り出し
膜厚測定をし、再び戻して加熱・成膜処理を続行した
り、加熱・成膜処理の間、基板Wの温度T0が一定でな
くてもよいので予めダミー基板等を用いて所定温度まで
加熱する暖機運転を行う必要がないので、処理効率のよ
い加熱・成膜処理を行うことができる。
【0073】
【3.第2の実施の形態】図6は第2の実施の形態の基
板熱処理装置2の断面図である。また、図7は第2の実
施の形態の透過板の平面図である。以下、図6および図
7を用いて第2の実施の形態の基板熱処理装置2につい
て、第1の実施の形態の基板熱処理装置1との相違点を
中心に説明していく。
【0074】基板熱処理装置2における透過板610は
その中心に円盤状の半透鏡611が設けられている。そ
して、その上面は後に詳述する性質を持つ鏡面になって
おり、逆に下面においてはプローブ620に対向する部
分は透明であり、それ以外の部分は黒化処理されてい
る。
【0075】図8は第2の実施の形態の半透鏡611の
性質を示す図である。この半透鏡611は半透鏡の性質
を示すと透明な性質とを併せ持っている。すなわち、図
示のようにこの半透鏡611は半透過波長λ1=0.9
μmと全透過波長λ2=1.0μmとの間の、0.95
μm付近の波長域で透過率tが急激に増加しており、逆
に反射率rは波長が0.95μm付近で急激に減少して
いる。そして、約0.95μm以下の波長域では透過率
tおよび反射率rがいずれも約「0.5」になってい
る。また、約0.95μmより上の波長域では透過率t
がほぼ「1」であり、逆に反射率rはほぼ「0」になっ
ている。そのため、この半透鏡611は約0.95μm
以下の波長域では半透鏡の性質を示すが、それより上の
波長域では透明な性質を示すものである。半透鏡611
にこのような性質を持たすために第2の実施の形態では
その鏡面を例えば、SiO2とTiO2の薄膜を透過させ
る波長に応じた厚さにし、互いに積層させるものとして
いる。
【0076】また、プローブ620はその一端がハウジ
ング20内の半透鏡611に対向するようにその中心の
直下に1本だけ設けられており、半透鏡611に対向し
ていない端部において2色高温計635に接続されてい
る。
【0077】さらに、2色高温計635は上述の半透過
波長λ1および全透過波長λ2の2つの波長の熱放射が含
まれる熱放射群が入力されるとその熱放射群から半透過
波長λ1の熱放射と全透過波長λ2の熱放射とを抽出して
それぞれの波長の熱放射の放射強度を測定することがで
きる高温計である。なお、プローブ620と2色高温計
635とを併せたものが放射強度測定手段に相当する。
【0078】そして、上記以外の構成および動作は第1
の実施の形態の装置と同様である。
【0079】以上のような構成によりこの装置は以下の
ような制御を行う。
【0080】基板支持部40にデバイス面を下にして支
持された基板Wから下方に発せられた熱放射は、様々な
波長が混じった熱放射群としてプローブ620の上端に
入射している。
【0081】そして、プローブ620により2色高温計
635に送られた熱放射のうち前述の半透過波長λ1と
全透過波長λ2とが抽出され、半透過波長λ1の熱放射の
放射強度が半透過放射強度I、全透過波長λ2の放射強
度が無反射放射強度I0としてそれぞれ求められ、放射
強度信号として演算部640に送られる。そして、これ
らの信号を基に第1の実施の形態と同様に基板Wの温度
T0および膜厚dが求められ、それらに基づいてランプ
20の温度制御およびランプパワーの制御を行う。
【0082】ただし、半透過波長λ1および全透過波長
λ2は以下のような条件を満たしている必要がある。図
8はSiの熱放射の放射率の温度依存性を示す図であ
る。図示のようにSiはその温度が約800°K以下に
おいては1.0〜2.0μmの間の熱放射の波長域にお
いて急激にその放射率が低下しており、さらに約15μ
mの波長域にかけて緩やかにその放射率が上昇してい
る。
【0083】逆に、熱放射の波長が約0.8〜1.0μ
mの波長域では約1100°K以下の温度における放射
率はほぼ一定である。
【0084】そのため、前述の半透過波長λ1、全透過
波長λ2を1.0〜2.0μmの波長域に設定すると両
波長におけるシリコン基板の放射率が異なるものとな
り、そのような波長の半透過放射強度Iおよび無反射放
射強度I0に基づいて求められた基板Wの温度T0および
膜厚dは信頼できる値ではなく、そのような値に基づく
ランプ20の温度制御およびランプパワーの制御も正確
なものではなくなってしまう。
【0085】そこで第2の実施の形態の基板熱処理装置
2では半透過波長λ1および全透過波長λ2を放射率の安
定した約0.8〜1.0μmの波長域内の前述のような
値に設定しているのである。
【0086】なお、半透過波長λ1と全透過波長λ2はで
きるだけ近い波長に設定する方がSiの放射率が等しく
なるという面では望ましいが、あまり近すぎると逆に半
透鏡611の反射率rや透過率tの安定しない波長域
(図8では0.95μm付近)に両波長が含まれること
になり、その場合も制御上望ましくない。そのため、第
2の実施の形態の基板熱処理装置2では半透過波長λ1
および全透過波長λ2を前述のような値としている。
【0087】また、半透鏡611の反射率rと透過率t
はいずれも「0.5」程度が望ましい。なぜなら、反射
率rが大きすぎると熱放射の多くが反射されてしまい半
透過放射強度Iが小さくなり、逆に透過率tが大きすぎ
ると半透過放射強度Iと無反射放射強度I0とが同程度
の大きさとなるためいずれも得られる結果の精度が落ち
るためである。
【0088】以上のような構成となっているので、第2
の実施の形態の基板熱処理装置2およびその温度・膜厚
測定部60でも、基板Wの回転による効果以外の第1の
実施の形態の基板熱処理装置1の効果と同様の効果を備
える。
【0089】さらに、第2の実施の形態の基板熱処理装
置2およびその温度・膜厚測定部60では、半透過波長
λ1および全透過波長λ2のいずれもが基板Wの放射率の
ほぼ温度に依存しない波長域に含まれる構成であるた
め、基板W上の同一の測定対象位置における同一時点の
半透過放射強度Iと無反射放射強度I0とを測定するこ
とができるので、より信頼性の高い温度測定および膜厚
測定を行うことができる。
【0090】
【4.その他の実施の形態】図10は、その他の実施の
形態の基板熱処理装置における半透鏡611の性質を示
す図である。この装置は第2の実施の形態の基板熱処理
装置2と半透鏡611の性質以外はまったく同一の構成
となっている。そして、半透鏡611が図10に示すよ
うに、第2の実施の形態の基板熱処理装置2の半透過波
長λ1と全透過波長λ2の波長が入れ替わっていて、全透
過波長λ2=0.9μmと半透過波長λ1=1.0μmと
の間の、0.95μm付近の波長域で半透鏡611の透
過率tが急激に増加しており、逆に反射率rは波長が
0.95μm付近で急激に減少している。
【0091】そして、それより高い波長域では透過率t
および反射率rが「0.5」付近になっている。すなわ
ち、この半透鏡611は約0.95μm以上の波長域で
は半透鏡の性質を示すが、それより低い波長域では透明
な性質を示すものである。半透鏡611にこのような性
質を持たすためにこの基板熱処理装置ではその鏡面を例
えば、SiO2とTiO2の多層薄膜を積層したものとし
ている。
【0092】このような構成によりこの基板熱処理装置
およびその温度・膜厚測定部60でも第2の実施の形態
の基板熱処理装置2と同様の効果を有する。
【0093】
【5.変形例】上記の第1の実施の形態の基板熱処理装
置1では無反射放射強度I0を透明部材612によって
透過された熱放射をプローブ620bに入射させて求め
る構成としたが、この発明はこれに限られず、透明部材
612を設けないで直接プローブ620bに入射させて
捉える構成としてもよい。
【0094】また、第1の実施の形態の基板熱処理装置
1ではプローブ620aとプローブ620bのX−Y面
内での位置を透過板610の1つの直径上の中心を挟ん
で反対側に位置するように構成したが、この発明はこれ
に限られず、半透鏡に隣接し、透過板610の中心から
等距離の位置にプローブ620bが位置していてもよ
い。
【0095】また、第1の実施の形態の基板熱処理装置
1ではプローブ620a、620bを1つずつ、第2の
実施の形態の基板熱処理装置2では透過板610の中心
にプローブ620を1つ備える構成としたが、この発明
はこれに限られず、たとえば第1の実施の形態の装置に
おいて透過板610に複数の半透鏡611とその下方に
複数のプローブ620aを設けるとともに、透明部材6
12の下方に複数のプローブ620bを設けて、プロー
ブ620aのそれぞれに入射する熱放射を集めて放射高
温計630aに、プローブ620bのそれぞれに入射す
る熱放射を集めて放射高温計630bに送り、それらで
求められた放射強度を基に加熱・成膜制御を行う構成等
とすることもできる。
【0096】さらに、第2の実施の形態の装置において
基板Wをその温度が約850〜1100°Kでのみ処理
する場合には半透過波長λ1、全透過波長λ2を0.8〜
15μmとしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明は
膜厚測定手段によって成膜処理中に基板に生成された薄
膜の膜厚を測定し、その膜厚を基に加熱手段の動作制御
を行う構成であるため、高精度の成膜処理を行うことが
でき、さらに、オペレータが基板を取り出して膜厚測定
をして再び基板を戻して成膜処理を続行したり、予め暖
機運転を行ったりする必要がないので処理効率のよい成
膜処理を行うことができる。
【0098】また、請求項2ないし請求項5の発明は、
半透鏡を透過した被測定体からの熱放射の強度である半
透過放射強度、および、いずれの物体によってもほぼ反
射されていない状態の被測定体からの熱放射の強度であ
る無反射放射強度を基に膜厚算出手段により薄膜の膜厚
を求める構成であり、請求項6ないし請求項9の発明
は、半透鏡により不完全に透過される被測定体からの第
1波長の熱放射の強度である半透過放射強度および半透
鏡によりほぼ完全に透過される被測定体からの第2波長
の熱放射の強度である無反射放射強度を基に膜厚算出手
段により被測定体に生成された薄膜の膜厚を求める構成
であるため、半透鏡の反射率および透過率を考慮して薄
膜の膜厚を求めることができるので、精度の高い膜厚測
定を行うことができる。
【0099】また、請求項3の発明では請求項2の発明
において半透鏡が第1放射強度測定手段に対向する位置
を中心とした円盤状であり、請求項7の発明では請求項
6の発明において半透鏡が放射強度測定手段に対向する
位置を中心とした円盤状であるため、第1放射強度測定
手段および放射強度測定手段に入射する熱放射がその周
りの半透鏡と基板との間で多重反射した熱放射の影響を
均等に受けたものであるので、いずれも、より精度の高
い膜厚測定を行うことができる。
【0100】また、請求項4の発明では請求項2および
請求項3のうちのいずれかの発明において、半透鏡の第
1放射強度測定手段側の面の第1放射強度測定手段に対
向する部分以外の部分が黒化処理されており、請求項8
の発明では請求項6および請求項7のうちのいずれかの
発明において、半透鏡の放射強度測定手段側の面の放射
強度測定手段に対向する部分以外の部分が黒化処理され
ているため、いずれも半透鏡内部で多重反射が生じない
のでより精度の高い膜厚測定を行うことができる。
【0101】また、請求項5の発明では請求項2、請求
項3および請求項4のうちのいずれかの発明において、
第1放射強度測定手段および第2放射強度測定手段のそ
れぞれの被測定体に対する相対的位置が互いに入れ替わ
る構成であるため、第1放射強度測定手段と第2放射強
度測定手段が被測定体の同一部分からの熱放射を測定す
ることができるので、より精度の高い膜厚測定を行うこ
とができる。
【0102】さらに、請求項9の発明では請求項6、請
求項7および請求項8のうちのいずれかの発明におい
て、第1波長および第2波長のいずれもが被測定体の放
射率のほぼ温度に依存しない波長域に含まれる構成であ
るので、基板上の同一の測定対象位置における同一時点
の半透過放射強度と無反射放射強度とを測定することが
できるので、より信頼性の高い膜厚測定を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この基板と半透鏡との間の熱放射の多重反射の
説明図である。
【図2】黒体の温度に対する放射強度を示すグラフであ
る。
【図3】第1の実施の形態の基板熱処理装置の断面図で
ある。
【図4】第1の実施の形態の透過板の平面図である。
【図5】第1の実施の形態の基板熱処理装置の制御の流
れを示す図である。
【図6】第2の実施の形態の基板熱処理装置の断面図で
ある。
【図7】第2の実施の形態の透過板の平面図である。
【図8】第2の実施の形態の半透鏡の性質を示す図であ
る。
【図9】Siの放射率の温度依存性を示す図である。
【図10】その他の実施の形態の半透鏡の性質を示す図
である。
【符号の説明】
1,2 基板熱処理装置 20 ランプ 50 リニアモータ 60 温度・膜厚測定部 70 制御部 611 半透鏡 620,620a,620b プローブ 630a,630b 放射高温計 640 演算部 I0 無反射放射強度 I 半透過放射強度 T0 基板の温度 W 基板 d 膜厚 r 半透鏡の反射率 t 半透鏡の透過率 λ1 半透過波長 λ2 全透過波長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/66 H01L 21/66 P

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を加熱手段によって加熱しつつガス
    を供給して基板に薄膜を生成する成膜処理を施す基板熱
    処理装置であって、 前記成膜処理中に前記薄膜の膜厚を測定する膜厚測定手
    段と、 前記膜厚測定手段によって求められた前記薄膜の膜厚を
    基に前記加熱手段の動作制御を行う加熱制御手段と、を
    備えることを特徴とする基板熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板を被測定体とすることによって
    請求項1における膜厚測定手段として使用可能であっ
    て、前記被測定体からの熱放射を基に当該被測定体に生
    成された薄膜の膜厚を測定する膜厚測定装置において、 前記熱放射を不完全に透過する半透鏡と、 前記半透鏡を透過した前記熱放射の強度である半透過放
    射強度を求める第1放射強度測定手段と、 いずれの物体によってもほぼ反射されていない状態の前
    記熱放射の強度である無反射放射強度を求める第2放射
    強度測定手段と、 前記半透過放射強度および前記無反射放射強度を基に前
    記薄膜の膜厚を求める膜厚算出手段と、を備えることを
    特徴とする膜厚測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の膜厚測定装置であって、 前記半透鏡が前記第1放射強度測定手段に対向する位置
    を中心とした円盤状であることを特徴とする膜厚測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2および請求項3のうちのいずれ
    かの膜厚測定装置であって、 前記半透鏡の前記第1放射強度測定手段側の面の前記第
    1放射強度測定手段に対向する部分以外の部分が黒化処
    理されていることを特徴とする膜厚測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のうちのいずれ
    かの膜厚測定装置であって、 前記第1放射強度測定手段および前記第2放射強度測定
    手段または前記被測定体のうちのいずれかを回転させる
    回転手段をさらに備え、前記回転手段により前記第1放
    射強度測定手段および前記第2放射強度測定手段のそれ
    ぞれの前記被測定体に対する相対的位置が互いに入れ替
    わることを特徴とする膜厚測定装置。
  6. 【請求項6】 前記基板を被測定体とすることによって
    請求項1における膜厚測定手段として使用可能であっ
    て、前記被測定体からの熱放射を基に当該被測定体に生
    成された薄膜の膜厚を測定する膜厚測定装置において、 第1波長および第2波長の前記熱放射を含む熱放射群の
    うち、前記第1波長の熱放射を不完全に透過するととも
    に、前記第2波長の前記熱放射をほぼ完全に透過する半
    透鏡と、 前記半透鏡を透過した前記熱放射群のうち前記第1波長
    の熱放射の強度である半透過放射強度および前記第2波
    長の熱放射の強度である無反射放射強度を求める放射強
    度測定手段と、 前記半透過放射強度および前記無反射放射強度を基に前
    記膜厚を求める膜厚算出手段と、を備えることを特徴と
    する膜厚測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の膜厚測定装置であって、 前記半透鏡が前記放射強度測定手段に対向する位置を中
    心とした円盤状であることを特徴とする膜厚測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6および請求項7のうちのいずれ
    かの膜厚測定装置であって、 前記半透鏡の前記放射強度測定手段側の面の前記放射強
    度測定手段に対向する部分以外の部分が黒化処理されて
    いることを特徴とする膜厚測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし請求項8のうちのいずれ
    かの膜厚測定装置であって、 前記第1波長および前記第2波長のいずれもが前記被測
    定体の放射率のほぼ温度に依存しない波長域に含まれる
    ことを特徴とする膜厚測定装置。
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