JPH1016391A - 可逆性感熱記録媒体 - Google Patents

可逆性感熱記録媒体

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JPH1016391A
JPH1016391A JP8169807A JP16980796A JPH1016391A JP H1016391 A JPH1016391 A JP H1016391A JP 8169807 A JP8169807 A JP 8169807A JP 16980796 A JP16980796 A JP 16980796A JP H1016391 A JPH1016391 A JP H1016391A
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JP
Japan
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acid
fluoran
color
recording layer
methyl
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Application number
JP8169807A
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English (en)
Inventor
Fumio Kawamura
史生 河村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な発色性と消色性を保持し、広範囲な使
用条件、環境条件に対応できる可逆性感熱記録媒体を提
供する。 【解決手段】 電子供与性呈色性化合物である発色剤と
電子受容性化合物である顕色剤を主成分として含有し、
加熱温度及びまたは加熱後の冷却速度の違いにより相対
的に発色した状態と消色した状態を形成しうる記録層を
支持体上に設けた可逆性感熱記録媒体において、該記録
層がさらにフラーレン化合物を含有することを特徴とす
る可逆性感熱記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子供与性呈色性
化合物と電子受容性化合物との間の発色反応を利用した
可逆性感熱記録媒体に関し、更に詳しくは、熱エネルギ
ーを制御することにより発色画像の形成と消去が可能な
可逆性感熱記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子受容性呈色性化合物(以下、
発色剤またはロイコ染料ともいう)と電子受容性化合物
(以下、顕色剤ともいう)との間の発色反応を利用した
感熱記録媒体は広く知られており、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサー、科学計測機などのプリンターに使用さ
れている。しかし、これらの実用化されている従来の記
録媒体はいずれも不可逆的な発色であり、一度記録した
画像を消去して繰り返して使用することはできない。
【0003】一方、特許公報によれば発色と消色を可逆
的に行うことができる記録媒体も提案されており、例え
ば顕色剤として没食子酸とフロログルシノールを組合せ
を用いる特開昭60−193691号公報、顕色剤にフ
ェノールフタレインやチモールフタレインなどの化合物
を用いる特開昭61−237684号公報、発色剤と顕
色剤とカルボン酸エステルの均質相溶体を記録層に含有
する特開昭62−138556号、特開昭62−138
568号および特開昭62−140881号公報、顕色
剤にアスコルビン酸誘導体を用いた特開昭63−173
684号公報、顕色剤にビス(ヒドロキシフェニル)酢
酸または没食子酸と高級脂肪族アミンとの塩を用いる特
開平2−188293号公報および特開平2−1882
94号公報などが開示されている。しかしながら、以上
に示した従来の可逆性感熱記録媒体は、発色の安定性と
消色性の両立という点、あるいは発色の濃度や繰り返し
における安定性という点で問題を残しており、実用的な
記録媒体として満足し得るものではない。
【0004】本出願人は、先に特開平5−124360
号公報において顕色剤として長鎖脂肪族炭化水素基をも
つ有機リン酸化合物、脂肪族カルボン酸化合物又はフェ
ノール化合物を用い、これと発色剤であるロイコ染料と
組み合わせることによって、発色と消色を加熱冷却条件
により容易に行わせることができ、しかもその発色状態
と消色状態を常温において安定に保持させることが可能
であり、しかも発色と消色を安定して繰り返すことが可
能な可逆性発色組成物及びこれを記録層に用いた可逆性
感熱記録媒体を提案した。これは発色の安定性と消色性
のバランスや発色濃度の点で実用レベルの性能を持つも
のであるが、さらに広範囲な使用環境への対応や発色消
色条件の適用範囲の面で改良すべき余地があった。その
後、長鎖脂肪族炭化水素基をもつフェノール化合物につ
いて特定の構造の使用が提案されているが(特開平6−
210954)、これも同様の問題をもっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、安定
な発色性と消色性を保持し、広範囲な使用条件、環境条
件に対応できる可逆性感熱記録媒体を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討した
結果、可逆性感熱記録媒体において、記録層がさらにフ
ラーレン化合物を含有することにより上記課題が解決さ
れることを見出し本発明に至った。即ち、本発明は、電
子供与性呈色性化合物と電子受容性化合物を主成分とし
て含有し、加熱温度及びまたは加熱後の冷却速度の違い
により相対的に発色した状態と消色した状態を形成しう
る記録層を支持体上に設けた可逆性感熱記録媒体におい
て、該記録層がさらにフラーレン化合物を含有すること
を特徴とする可逆性感熱記録媒体である。
【0007】本発明の可逆性感熱記録媒体は加熱温度及
び又は加熱後の冷却速度によって相対的に発色した状態
と消色した状態を形成しうるものである。この基本的な
発色・消色現象を説明する。図1はこの組成物の発色濃
度と温度との関係を示したものである。はじめ消色状態
(A)にある組成物を昇温していくと、溶融し始める温
度T1で発色が起こり溶融発色状態(B)となる。溶融
発色状態(B)から急冷すると発色状態のまま室温に下
げることができ、固まった発色状態(C)となる。この
発色状態が得られるかどうかは、溶融状態からの降温の
速度に依存しており、徐冷では降温の過程で消色が起
き、はじめと同じ消色状態(A)あるいは急冷発色状態
(C)より相対的に濃度の低い状態が形成される。一
方、急冷発色状態(C)をふたたび昇温していくと発色
温度より低い温度T2で消色が起き(DからE)、ここ
から降温するとはじめと同じ消色状態(A)に戻る。実
際の発色温度、消色温度は、用いる顕色剤と発色剤の組
合せにより変化するので目的に合わせて選択できる。ま
た溶融発色状態の濃度と急冷したときの発色濃度は、必
ずしも一致するものではなく、異なる場合もある。
【0008】本発明の記録層に含まれる顕色剤と発色剤
からなる組成物は、溶融状態から急冷して得た発色状態
(C)では、顕色剤と発色剤が分子どうしで接触反応し
うる状態で混合された状態にあり、これは固体状態を形
成していることが多い。この状態は顕色剤と発色剤が凝
集して発色を保持した状態であり、この凝集構造の形成
により発色が安定化していると考えられる。一方、消色
状態は両者が相分離した状態である。この状態は少なく
とも一方の化合物の分子が集合してドメインを形成した
り結晶化した状態であり、凝集あるいは結晶化すること
により発色剤と顕色剤が分離して安定化した状態である
と考えられる。本発明では多くの場合、両者が相分離し
顕色剤が結晶化することによってより完全な消色が起き
る。図1に示した溶融状態から徐冷による消色及び発色
状態からの昇温による消色は、いずれもこの温度で凝集
構造が変化し、相分離や顕色剤の結果化が起きている。
【0009】本発明の可逆性感熱記録媒体を用いて発色
画像を形成させるためには、いったん発色温度以上に加
熱したのち急冷されるようにすればよい。具体的にはた
とえばサーマルヘッドやレーザー光で短時間加熱すると
記録層が局部的に加熱されるため、直ちに熱が拡散し急
激な冷却が起こり、発色状態が固定できる。一方、消色
させるためには適当な熱源を用いて比較的長時間加熱し
冷却するか、発色温度よりやや低い温度に一時的に加熱
すればよい。長時間加熱すると記録媒体の広い範囲が昇
温し、その後の冷却は遅くなるため、その過程で消色が
起きる。この場合の加熱方法には、熱ローラー、熱スタ
ンプ、熱風などを用いてもよいし、サーマルヘッドを用
いて長時間加熱してもよい。記録層を消色温度域に加熱
するためには、例えばサーマルヘッドへの印加電圧やパ
ルス幅を調節することによって、印加エネルギーを記録
時よりやや低下させればよい。この方法を用いれば、サ
ーマルヘッドだけで記録・消去ができ、いわゆるオーバ
ーライトが可能になる。もちろん、熱ローラー、熱スタ
ンプによって消色温度域に加熱して消去することもでき
る。
【0010】本発明の可逆性感熱記録層塗液、及び可逆
性感熱記録媒体に用いられる各材料について以下説明す
る。本発明で用いられる発色剤は電子供与性を示す化合
物であり、単独または2種以上混合して適用されるが、
それ自体無色あるいは淡色の染料前駆体であり、特に限
定されず従来公知のもの、例えばトリフェニルメタンフ
タリド系、フルオラン系、フェノチジアン系、ロイコオ
ーラミン系、インドリノフタリド系などから選択でき
る。その発色剤を以下に示す。本発明に用いる好ましい
発色剤として下記一般式(a)または(b)の化合物が
ある。
【0011】
【化1】
【0012】(ただし、R1は水素又は炭素数1〜4の
アルキル基、R2は炭素数1〜6のアルキル基、シクロ
ヘキシル基又は置換されていてもよいフェニル基を示
す。フェニル基に対する置換基としては、メチル基、エ
チル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基など
のアルコキシ基またはハロゲン等が示される。R3は水
素、炭素数1〜2のアルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲンを表わす。R4は水素、メチル基、ハロゲンまた
は置換されていてもよいアミノ基を表わす。アミノ基に
対する置換基としては、例えばアルキル基、置換されて
いてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキ
ル基を示す。ここでの置換基はアルキル基、ハロゲン、
アルコキシ基などである。)以下に、このような発色剤
の具体例を例示するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0013】2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−n−プロピル−N−メチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−イソプロピル−N−メチルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−イソブチル−N−メ
チルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−
6−(N−n−アミル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−sec−ブ
チル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−n−アミル−N−エチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−iso−アミル−N−エチルアミノ)フルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−プロピル−N
−イソプロピルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−(N−n−プロピル−N−イソプロピル
アミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2
−(m−トリクロロメチルアニリノ)−3−メチル−6
−ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロロメ
チルアニリノ)−3−メチル−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−
メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ)フルオラン、2−(2,4−ジメチルアニリノ)−
3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N
−エチル−p−トルイジノ)−3−メチル−6−(N−
エチルアニリノ)フルオラン、2−(N−エチル−p−
トルイジノ)−3−メチル−6−(N−プロピル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−アニリノ−6−(N−n
−ヘキシル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(o
−クロルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、
2−(o−ブロモアニリノ)−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−(o−クロルアニリノ)−6−ジブチルア
ミノフルオラン、2−(o−フロロアニリノ)−6−ジ
ブチルアミノフルオラン、2−(m−トルフルオロメチ
ルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(p−アセチルアニリノ)−6−(N−n−アミル−N
−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ベンジルアミノ
−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2
−ベンジルアミノ−6−(N−メチル−2,4−ジメチ
ルアニリノ)フルオラン、2−ベンジルアミノ−6−
(N−エチル−2,4−ジメチルアニリノ)フルオラ
ン、2−ジベンジルアミノ−6−(N−メチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、2−ジベンジルアミノ−6−
(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(ジ
−p−メチルベンジルアミノ)−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)フルオラン、2−(α−フェニルエチル
アミノ)−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオ
ラン、2−メチルアミノ−6−(N−メチルアニリノ)
フルオラン、2−メチルアミノ−6−(N−エチルアニ
リノ)フルオラン、2−メチルアミノ−6−(N−プロ
ピルアニリノ)フルオラン、2−エチルアミノ−6−
(N−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−メチ
ルアミノ−6−(N−メチル−2,4−ジメチルアニリ
ノ)フルオラン、2−エチルアミノ−6−(N−メチル
−2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−ジメチ
ルアミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2
−ジメチルアミノ−6−(N−エチルアニリノ)フルオ
ラン、2−ジエチルアミノ−6−(N−メチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、2−ジエチルアミノ−6−(N
−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジプロピ
ルアミノ−6−(N−メチルアニリノ)フルオラン、2
−ジプロピルアミノ−6−(N−エチルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−メチルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−エチルアニリノ)フル
オラン、2−アミノ−6−(N−プロピルアニリノ)フ
ルオラン、2−アミノ−6−(N−メチル−p−トルイ
ジノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−プ
ロピル−p−トルイジノ)フルオラン、2−アミノ−6
−(N−メチル−p−エチルアニリノ)フルオラン、2
−アミノ−6−(N−エチル−p−エチルアニリノ)フ
ルオラン、2−アミノ−6−(N−プロピル−p−エチ
ルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N−メチ
ル−2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、2−アミ
ノ−6−(N−エチル−2,4−ジメチルアニリノ)フ
ルオラン、2−アミノ−6−(N−プロピル−2,4−
ジメチルアニリノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N
−メチル−p−クロルアニリノ)フルオラン、2−アミ
ノ−6−(N−エチル−p−クロルアニリノ)フルオラ
ン、2−アミノ−6−(N−プロピル−p−クロルアニ
リノ)フルオラン、2,3−ジメチル−6−ジメチルア
ミノフルオラン、3−メチル−6−(N−エチル−p−
トルイジノ)フルオラン、2−クロル−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−ブロモ−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−クロル−6−ジプロピルアミノフルオラ
ン、3−クロル−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、3−ブロモ−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、2−クロル−6−(N−エチル−N−イソアミルア
ミノ)フルオラン、2−クロル−3−メチル−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロル−6
−ジエチルアミノフルオラン、2−(o−クロルアニリ
ノ)−3−クロル−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、2−(m−トリフロロメチルアニリノ)−3−クロ
ル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2,3−ジ
クロルアニリノ)−3−クロル−6−ジエチルアミノフ
ルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N−イソア
ミルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチ
ル−N−シクロヘキシルアミノ)フルオラン、1,2−
ベンゾ−6−(N−エチル−トルイジノ)フルオラン、
その他。
【0014】本発明において好ましく用いられる他の発
色剤の具体例を示すと以下のとおりである。2−アニリ
ノ−3−メチル−6−(N−2−エトキシプロピル−N
−エチルアミノ)フルオラン、2−(p−クロルアニリ
ノ)−6−(N−n−オクチルアミノ)フルオラン、2
−(p−クロルアニリノ)−6−(N−n−パルチミル
アミノ)フルオラン、2−(p−クロルアニリノ)−6
−(ジ−n−オクチルアミノ)フルオラン、2−ベンゾ
イルアミノ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フル
オラン、2−(o−メトキシベンゾイルアミノ)−6−
(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジベ
ンジルアミノ−4−メチル−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−ジベンジルアミノ−4−メトキシ−6−(N
−メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−ジベンジ
ルアミノ−4−メチル−6−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)フルオラン、2−(α−フェニルエチルアミノ)
−4−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(p−トルイジノ)−3−(t−ブチル)−6−(N−
メチル−p−トルイジノ)フルオラン、2−(o−メト
キシカルボニルアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオ
ラン、2−アセチルアミノ−6−(N−メチル−p−ト
ルイジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(m
−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、4−メト
キシ−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、2−エトキシエチルアミノ−3−クロル−6−ジブ
チルアミノフルオラン、2−ジベンジルアミノ−4−ク
ロル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、2−(α−フェニルエチルアミノ)−4−クロル−
6−ジエチルアミノフルオラン、2−(N−ベンジル−
p−トリフロロメチルアニリノ)−4−クロル−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−
6−ピロリジノフルオラン、2−アニリノ−3−クロル
−6−ピロリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルア
ミノ)フルオラン、2−メシジノ−4’,5’−ベンゾ
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(m−トリフロ
ロメチルアニリノ)−3−メチル−6−ピロリジノフル
オラン、2−(α−ナフチルアミノ)−3,4−ベンゾ
−4’−ブロモ−6−(N−ベンジル−N−シクロヘキ
シルアミノ)フルオラン、2−ピペリジノ−6−ジエチ
ルアミノフルオラン、2−(N−n−プロピル−p−ト
リフロロメチルアニリノ)−6−モルフォリノフルオラ
ン、2−(ジ−N−p−クロルフェニル−メチルアミ
ノ)−6−ピロリジノフルオラン、2−(N−n−プロ
ピル−m−トリフロロメチルアニリノ)−6−モルフォ
リノフルオラン、1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−
N−n−オクチルアミノ)フルオラン、1,2−ベンゾ
−6−ジアリルアミノフルオラン、1,2−ベンゾ−6
−(N−エトキシエチル−N−エチルアミノ)フルオラ
ン、ベンゾロイコメチレンブルー、2−〔3,6−ビス
(ジエチルアミノ)〕−6−(o−クロルアニリノ)キ
サンチル安息香酸ラクタム、2−〔3,6−ビス(ジエ
チルアミノ)〕−9−(o−クロルアニリノ)キサンチ
ル安息香酸ラクタム、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名ク
リスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−クロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノ
フェニル)フタリド、3−(2−メトキシ−4−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−4,5−
ジクロルフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ−
4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メトキシ−
5−クロルフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロキシ
−4−ジメトキシアミノフェニル)−3−(2−メトキ
シ−5−クロルフェニル)フタリド、3−(2−ヒドロ
キシ−4−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メト
キシ−5−ニトロフェニル)フタリド、3−(2−ヒド
ロキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−3−(2−メ
トキシ−5−メチルフェニル)フタリド、3,6−ビス
(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3’)−
6’−ジメチルアミノフタリド、3−(1−エチル−2
−メチルインドール−3−イル)−3−(2−エトキシ
−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、
3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニ
ル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチ
ルインドール−3−イル)−3−(2−エトキシ−4−
ジエチルアミノフェニル)−7−アザフタリド、3,3
−ビス(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)
−4−アザフタリド、3,3−ビス(2−エトキシ−4
−ジエチルアミノフェニル)−7−アザフタリド、6’
−クロロ−8’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロ
ピラン、6’−ブロモ−2’−メトキシ−ベンゾインド
リノ−スピロピラン等。
【0015】次に本発明で発色剤と組合せて用いられる
顕色剤は電子受容性の化合物であり、分子内に発色剤を
発色させることができる顕色能を示す構造と分子間の凝
集力をコントロールする長鎖構造部分を併せ持つ化合物
であり、例えば炭素数12以上の脂肪族基を持つ有機リ
ン酸化合物、炭素数12以上の脂肪族カルボン酸化合
物、炭素数12以上の脂肪族を持つフェノール化合物等
である。脂肪族基には直鎖状または分岐状のアルキル
基、アルケニル基が包含され、ハロゲン、アルコキシ
基、エステル等の置換基を持っていても良い。
【0016】以下にその顕色剤について具体例を例示す
る。 (a)有機リン酸化合物 下記一般式(1)で表わされる化合物が用いられる。
【0017】
【化2】
【0018】(R5は炭素数12以上の直鎖状アルキル
基を表わす) 一般式(1)で表わされる有機リン酸化合物の具体例と
しては、例えば以下のようなものが挙げられる。ドデシ
ルホスホン酸、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシル
ホスホン酸、オクタデシルホスホン酸、エイコシルホス
ホン酸、ドコシルホスホン酸、テトラコシルホスホン
酸、ヘキサコシルホスホン酸、オクタコシルホスホン酸
等。
【0019】(b)脂肪族カルボン酸化合物 下記一般式(2)で表わされるα−ヒドロキシ脂肪酸類
が好ましく用いられる。 R6−CH(OH)−COOH (2) (ただし、R6は炭素数12以上の脂肪族基を表わ
す。) 一般式(2)で表わされるα−ヒドロキシ脂肪族カルボ
ン酸化合物としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0020】α−ヒドロキシデカン酸、α−ヒドロキシ
テトラデカン酸、α−ヒドロキシヘキサデカン酸、α−
ヒドロキシオクタデカン酸、α−ヒドロキシペンタデカ
ン酸、α−ヒドロキシエイコサン酸、α−ヒドロキシド
コサン酸、α−ヒドロキシテトラコサン酸、α−ヒドロ
キシヘキサコサン酸、α−ヒドロキシオクタコサン酸
等。
【0021】脂肪族カルボン酸化合物としては、ハロゲ
ン元素で置換された炭素数12以上の脂肪族基を持つ脂
肪族カルボン酸化合物で、その少なくともα位またはβ
位の炭素にハロゲン元素を持つものも好ましく用いられ
る。このような化合物の具体例としては、例えば以下の
ものを挙げることができる。2−ブロモヘキサデカン
酸、2−ブロモヘプタデカン酸、2−ブロモオクタデカ
ン酸、2−ブロモエイコサン酸、2−ブロモドコサン
酸、2−ブロモテトラコサン酸、3−ブロモオクタデカ
ン酸、3−ブロモエイコサン酸、2,3−ジブロモオク
タデカン酸、2−フルオロドデカン酸、2−フルオロテ
トラデカン酸、2−フルオロヘキサデカン酸、2−フル
オロオクタデカン酸、2−フルオロエイコサン酸、2−
フルオロドコサン酸、2−ヨードヘキサデカン酸、2−
ヨードオクタデカン酸、3−ヨードヘキサデカン酸、3
−ヨードオクタデカン酸、パーフルオロオクタデカン酸
等。
【0022】脂肪族カルボン酸としては、炭素中にオキ
ソ基を持つ炭素数12以上の脂肪族基を有する脂肪族カ
ルボン酸化合物で、その少なくともα位、β位またはγ
位の炭素がオキソ基となっているものが好ましく用いら
れる。このような化合物の具体例としては、例えば以下
のようなものを挙げることができる。
【0023】2−オキソドデカン酸、2−オキソテトラ
デカン酸、2−オキソヘキサデカン酸、2−オキソオク
タデカン酸、2−オキソエイコサン酸、2−オキソテト
ラコサン酸、3−オキソドデカン酸、3−オキソテトラ
デカン酸、3−オキソヘキサデカン酸、3−オキソオク
タデカン酸、3−オキソエイコサン酸、3−オキソテト
ラコサン酸、4−オキソヘキサデカン酸、4−オキソオ
クタデカン酸、4−オキソドコサン酸等。脂肪族カルボ
ン酸化合物としては、下記一般式(3)で表わされる二
塩基酸も好ましく用いられる。
【0024】
【化3】
【0025】(ただし、R7は炭素数12以上の脂肪族
基を表わし、Xは酸素原子または硫黄原子を表わし、n
は1または2を表わす。) 一般式(3)で表わされる二塩基酸の具体例としては、
例えば以下のものが挙げられる。
【0026】ドデシルリンゴ酸、テトラデシルリンゴ
酸、ヘキサデシルリンゴ酸、オクタデシルリンゴ酸、エ
イコシルリンゴ酸、ドコシルリンゴ酸、テトラコシルリ
ンゴ酸、ドデシルチオリンゴ酸、テトラデシルチオリン
ゴ酸、ヘキサデシルチオリンゴ酸、オクタデシルチオリ
ンゴ酸、エイコシルチオリンゴ酸、ドコシルチオリンゴ
酸、テトラコシルチオリンゴ酸、ドデシルジチオリンゴ
酸、テトラデシルジチオリンゴ酸、エイコシルジチオリ
ンゴ酸、ドコシルジチオリンゴ酸、テトラコシルジチオ
リンゴ酸等。脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(4)で表わされる二塩基酸も好ましく用いられ
る。
【0027】
【化4】
【0028】(ただし、R8,R9,R10は水素又は脂肪
族基を表わし、このうち少なくとも一つは炭素数12以
上の脂肪族基である。) 一般式(4)で表わされる二塩基酸の具体例としては、
例えば以下のようなものが挙げられる。
【0029】ドデシルブタン二酸、トリデシルブタン二
酸、テトラデシルブタン二酸、ペンタデシルブタン二
酸、オクタデシルブタン二酸、エイコシルブタン二酸、
ドコシルブタン二酸、2,3−ジヘキサデシルブタン二
酸、2,3−ジオクタデシルブタン二酸、2−メチル−
3−ドデシルブタン二酸、2−メチル−3−テトラデシ
ルブタン二酸、2−メチル−3−ヘキサデシルブタン二
酸、2−エチル−3−ドデシルブタン二酸、2−プロピ
ル−3−ドデシルブタン二酸、2−オクチル−3−ヘキ
サデシルブタン二酸、2−テトラデシル−3−オクタデ
シルブタン二酸等。脂肪族カルボン酸化合物としては、
下記一般式(5)で表わされる二塩基酸も好ましく用い
られる。
【0030】
【化5】
【0031】(ただし、R11,R12は水素又は脂肪族基
を表わし、このうち少なくとも一つは炭素数12以上の
脂肪族基である。) 一般式(5)で表わされる二塩基酸の具体例としては、
例えば以下のものが挙げられる。
【0032】ドデシルマロン酸、テトラデシルマロン
酸、ヘキサデシルマロン酸、オクタデシルマロン酸、エ
イコシルマロン酸、ドコシルマロン酸、テトラコシルマ
ロン酸、ジドテシルマロン酸、ジテトラデシルマロン
酸、ジヘキサデシルマロン酸、ジオクタデシルマロン
酸、ジエイコシルマロン酸、ジドコシルマロン酸、メチ
ルオクタデシルマロン酸、メチルドコシルマロン酸、メ
チルテトラコシルマロン酸、エチルオクタデシルマロン
酸、エチルエイコシルマロン酸、エチルドコシルマロン
酸、エチルテトラコシルマロン酸等。脂肪族カルボン酸
化合物としては、下記一般式(6)で表わされる二塩基
酸も好ましく用いられる。
【0033】
【化6】
【0034】(ただし、R13は炭素数12以上の脂肪族
基を表わし、nは0または1を表わし、mは1,2また
は3を表わし、nが0の場合、mは2または3であり、
nが1の場合はmは1または2を表わす。) 一般式(6)で表わされる二塩基酸の具体例としては、
例えば以下のようなものが挙げられる。
【0035】2−ドデシル−ペンタン二酸、2−ヘキサ
デシル−ペンタン二酸、2−オクタデシルペンタン二
酸、2−エイコシル−ペンタン二酸、2−ドコシル−ペ
ンタン二酸、2−ドデシル−ヘキサン二酸、2−ペンタ
デシル−ヘキサン二酸、2−オクタデシル−ヘキサン二
酸、2−エイコシル−ヘキサン二酸、2−ドコシル−ヘ
キサン二酸等。脂肪族カルボン酸化合物としては、長鎖
脂肪酸によりアシル化されたクエン酸などの三塩基酸も
好ましく用いられる。その具体例としては、例えば以下
のようなものが挙げられる。
【0036】
【化7】
【0037】フェノール化合物としては、下記一般式
(7)で表わされる化合物が用いられる。
【0038】
【化8】
【0039】(ただし、Yは−S−、−O−、−CON
H−、−NHSO2−、−CH=CHCONH−、−N
HCO−、−NHCONH−または−COO−を表わ
し、R14は炭素数12以上の脂肪族基を表わし、nは
1,2または3の整数である。) 一般式(7)で表わされるフェノール化合物の具体例と
しては、例えば以下のようなものが挙げられる。p−
(ドデシルチオ)フェノール、p−(テトラデシルチ
オ)フェノール、p−(ヘキサデシルチオ)フェノー
ル、p−(オクタデシルチオ)フェノール、p−(エイ
コシルチオ)フェノール、p−(ドコシルチオ)フェノ
ール、p−(テトラコシルチオ)フェノール、p−(ド
デシルオキシ)フェノール、p−(テトラデシルオキ
シ)フェノール、p−(ヘキサデシルオキシ)フェノー
ル、p−(オクタデシルオキシ)フェノール、p−(エ
イコシルオキシ)フェノール、p−(ドコシルオキシ)
フェノール、p−(テトラコシルオキシ)フェノール、
p−ドデシルカルバモイルフェノール、p−テトラデシ
ルカルバモイルフェノール、p−ヘキサデシルカルバモ
イルフェノール、p−オクタデシルカルバモイルフェノ
ール、p−エイコシルカルバモイルフェノール、p−ド
コシルカルバモイルフェノール、p−テトラコシルカル
バモイルフェノール、没食子酸ヘキサデシルエステル、
没食子酸オクタデシルエステル、没食子酸エイコシルエ
ステル、没食子酸ドコシルエステル、没食子酸テトラコ
シルエステル、N−ドデシル−p−ヒドロキシシンナム
アミド、N−テトラデシル−p−ヒドロキシシンナムア
ミド、N−オクタデシル−p−ヒドロキシシンナムアミ
ド、N−ドコシル−p−ヒドロキシシンナムアミド、N
−ドデシル−p−ヒドロキシシンナムアミド、N−オク
タコシル−p−ヒドロキシシンナムアミド、4’−ヒド
ロキシトリデカンアニリド、4’−ヒドロキシヘプタデ
カンアニリド、4’−ヒドロキシノナデカンアニリド、
3’−ヒドロキシノナデカンアニリド、4−(N−ドコ
シルスルホニルアミノ)フェノール、4−(N−オクタ
デシルスルホニルアミノ)フェノール、N−(4−ヒド
ロキシフェニル)−N’−ドデシル尿素、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−N’−オクタデシル尿素、N−
(4−ヒドロキシフェニル)−N’−ドコシル尿素等。
【0040】本発明においては顕色剤として上記に記載
した化合物に限られるものではなく、その他の電子受容
性の種々の化合物を使用することができる。本発明にお
いて、耐光性向上のため添加されるフラーレン化合物は
一般式Cnで表されるフラーレン(ここでnは30〜1
00の整数)、あるいはその局所的変形構造体や中空部
にイオン種を導入したもの、あるいは炭素原子の一部を
他の原子により置換したものや官能基を結合させたもの
等の各種の誘導体が使用できる。
【0041】本発明で使用されるフラーレン化合物の具
体例を以下に示す。
【0042】C60、C70、C76、C78、C82、C84、C
90、C96およびこれらの混合物、K360、Rb360
LaC82、C60Pt(Rh32、特開平−247273
号に記載のC60とN−(α−クロロベンジリデン)−
N’−フェニルヒドラジンとの反応生成物、特開平−1
87627号に記載のメタノフラーレン(C60とメチレ
ントリフェニルホスホランとの反応生成物)、特開平−
187628号に記載のアミノウレイドフラーレン誘導
体、アミノチオウレイドフラーレン誘導体、その他。記
録層の形成に用いるバインダー樹脂は皮膜形成性を有す
る高分子化合物であり、これらはいずれも公知である。
使用可能なバインダー樹脂の具体例を以下に示す。
【0043】ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポ
リオレフィン;ポリメチルアクリレート、ポリエチルア
クリレート、ポリ(n−ブチルアクリレート)、ポリメ
チルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリ
(イソブチルメタクリレート)、ポリ(n−ブチルメタ
クリレート)、ポリ(sec−ブチルメタクリレー
ト)、ポリ(tert−ブチルメタクリレート)、ポリ
(イソボルニルメタクリレート)、ポリ(ベンジルメタ
クリレート)、ポリ(2−エチルヘキシルメタクリレー
ト)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸及びこれらの
共重合体のようなアクリル系ポリマー;ポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体のようなスチレン
計ポリマー;ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
セタール、ポリビニルホルマール、ビニルアルコール−
ビニルブチラール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体のようなビニ
ル系ポリマー;ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリ
フルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンのようなフッ
素系ポリマー;ニトロセルロース、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート、エチル
セルロース、メチルセルロースのようなセルロース系ポ
リマー;イソブチレン−無水マレイン酸共重合体;ポリ
イソブチルエーテル;ポリエチレンオキサイド;ポリプ
ロピレンオキサイド;ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ポリ(2,6−ジメチル−p−フェ
ニレンオキサイド)、ポリイミド、ポリアミドイミド、
ポリエーテルイミドのようなエンジニアリングプラスチ
ックス;ポリウレタン;ナイロン6、ナイロン66のよ
うなポリアミド系樹脂;シリコーン樹脂;メラミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂;尿素−ホルムアルデヒド樹脂;フ
ェノール−ホルムアルデヒド樹脂;アルキッド樹脂等、
キシレン樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、無水マレイン酸樹脂のような熱硬化性樹
脂;天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニ
トリル−ブタジエンゴムのようなゴム系ポリマー等。
【0044】本発明の可逆性感熱記録媒体は前記顕色
剤、発色剤、およびフラーレン類およびバインダー樹脂
を適当な溶媒に溶解させた塗液あるいは均一に分散させ
た塗液を支持体上に塗工して記録層を設けることにより
作成される。本発明の塗液に用いられる溶媒の具体例を
以下に示す。
【0045】水;メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、メチルイソカルビノールなど
のアルコール類;アセトン、2−ブタノン、エチルアミ
ルケトン、ジアセトンアルコール、イソホロン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類;N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類;
ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、1,4−ジオキサン、3,4−ジヒドロ−2
H−ピランなどのエーテル類;2−メロトキシエタノー
ル、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノル、
エチレングリコールジメチルエーテルなどのグリコール
エーテル類;2−メトキシエチルアセテート、2−エト
キシエチルアセテート、2−ブトキシエチルアセテート
などのグリコールエーテルアセテート類;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、乳酸エチ
ル、エチレンカーボネートなどのエステル類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;ヘキ
サン、ヘプタン、iso−オクタン、シクロヘキサンな
どの脂肪族炭化水素類;塩化メチレン、1,2−ジクロ
ルエタン、ジクロロプロパン、クロルベンゼンなどのハ
ロゲン化炭化水素類;ジメチルスルホキシドなどのスル
ホキシド類;N−メチル−2−ピロリドン、N−オクチ
ル−2−ピロリドンなどのピロリドン類等を例示するこ
とができる。
【0046】可逆性感熱記録層塗液の調製はペイントシ
ェーカー、ボールミル、アトライター、三本ロールミ
ル、ケディーミル、サンドミル、ダイノミル、コロイド
ミル等公知の塗液分散装置を用いて行うことができる。
記録層中のフラーレン化合物の含有量は使用する発色剤
と顕色剤の組合せにより変わるが、発色成分(発色剤と
顕色剤の和)1に対し0.01ないし0.5の範囲であ
り、好ましくは0.02ないし0.2の範囲である。こ
の範囲よりもフラーレン化合物の量が少ないと所望の効
果が得られない。またこの範囲を越えると、記録層の好
ましくない着色を生ずる。
【0047】また発色剤と顕色剤の割合は、使用する化
合物の組合せにより適切な範囲が変化するが、おおむね
モル比で発色剤1に対し顕色剤が0.1から20の範囲
であり、好ましくは0.3から10の範囲である、この
範囲より顕色剤が少なくとも多くても発色状態の濃度が
低下し問題となる。また発色成分とバインダー樹脂との
割合は、使用する化合物の組合せにより適切な範囲が変
化するが、おおむね重量比で発色成分1に対しバインダ
ー樹脂0.05から10の範囲であり、好ましくは0.
1から5の範囲である。本発明の可逆性感熱記録媒体
は、上記製造した可逆性感熱記録層形成用塗液を適当な
支持体上に塗工し、記録層を設けることにより製造され
る。支持体の種類は任意のものが使用でき、紙の他、合
成紙、ポリエステルのようなプラスチックフィルム、金
属フィルム及びこれらを貼り合わせた複合フィルム等を
挙げることができる。
【0048】塗工方法についても特に制限はなく、ブレ
ード塗工、マイヤーバー塗工、スプレー塗工、エアナイ
フ塗工、ビード塗工、カーテン塗工、グラビア塗工、キ
ス塗工等公知の方法を用いることができる。記録層の膜
厚は1μmから20μmの範囲が好ましく、より好まし
い範囲は2μmから15μmである。本発明の可逆性感
熱記録媒体には、必要に応じて記録層の塗布特性や発色
消色特性を改善したり制御するための添加剤を用いるこ
とができる。これらの添加剤には、例えば分散剤、界面
活性剤導電剤、充填剤、滑剤、酸化防止剤、光安定化
剤、紫外線吸収剤、発色安定化剤、消色促進剤などがあ
る。
【0049】本発明の可逆性感熱記録媒体は、基本的に
支持体上に上記の記録層が設けられたものであるが、記
録媒体としての特性を向上するため、保護層、接着層、
中間層、アンダーコート層、バックコート層などを設け
ることができる。サーマルヘッドを用いた印字では熱と
圧力のため記録層の表面が変形し、いわゆる打痕ができ
る場合がある。これを防止するため表面に保護層を設け
ることが好ましい。保護層にはポリビニルアルコール、
スチレン無水マレイン酸共重合体、カルボキシ変性ポリ
エチレン、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂のほか、紫外線硬化樹脂、および電
子線硬化樹脂などが使用できる。又、保護層中には紫外
線吸収剤などの添加剤を含有させることができる。
【0050】記録層と保護層の接着性向上、保護層の塗
布による記録層の変質防止、保護層中の添加剤の記録層
への移行を防止する目的で、両者の間に中間層を設ける
ことも好ましい。又、記録層の上に設置させる保護層、
中間層には酸素透過性の低い樹脂を用いることが好まし
い。記録層中の発色剤及び顕色剤の酸化を防止又は低減
することが可能になる。また、印加した熱を有効に利用
するため支持体と記録層の間に断熱性のアンダーコート
層を設けることができる。断熱層は有機または無機の微
小中空体粒子をバインダー樹脂を用いて塗布することに
より形成できる。支持体と記録層の接着性の改善や支持
体への記録層材料の浸透防止を目的としたアンダーコー
ト層を設けることもできる。中間層、アンダーコート層
には前記の記録層用の樹脂と同様の樹脂を用いることが
できる。又、保護層、中間層、記録層及びアンダーコー
ト層には炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、カオリン、タル
クなどのフィラーを含有させることができる。その他、
滑剤、界面活性剤分散剤などを含有させることもでき
る。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例によって
本発明をさらに詳しく説明する。なお、実施例中の
“部”及び“%”はいずれも重量を基準とするものであ
る。 実施例1 A)ドコシルホスホン酸 3.2部 B)2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トル イジノ)フルオラン 1.8部 C)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYHH,米国ユニオ ンカーバイト社製) 10部 D)フラーレンC60(純度95%) 0.01部 E)2−ブタノン 45部 上記EにまずC及びBを加えて完全に溶解させる。次い
でこの溶液にAおよびDを加え、この混合物をペイント
シェーカーを用いて96時間粉砕分散し記録層塗液を得
た。
【0052】次に上記塗液を、厚さ100μmの白色ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて塗工し、
加熱乾燥して膜厚約7μmの記録層を設けた。この記録
層上に、下記組成よりなる保護層塗液をワイヤーバーを
用いて塗工した後、照射エネルギー80W/cmの紫外
線ランプ下を9m/分の搬送速度で通して硬化、膜厚3
μmの保護層を設け、本実施例の可逆性感熱記録媒体を
作成した。
【0053】 (保護層塗液) ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂(C7−157、大 日本インキ社製) 50部 酢酸エチル 50部 実施例2 A)ドコシルジチオリンゴ酸 3.2部 B)2−アニリノ−3−メチル−6−(N,N−ジエチルアミ ノ)フルオラン 1.8部 C)セルロースアセテートブチレート(CAB−551− 0.2、米国イーストマンコダック社製) 5部 D)フラーレンC70(純度97%) 0.2部 E)トルエン 30部 F)2−ブタノン 15部 上記EとFよりなる混合溶媒にCおよびBを加え完全に
溶解させる。この溶液にAおよびDを加え、この混合物
をペイントシェーカーを用いて96時間粉砕分散し記録
層塗液を得た。次にこの塗液を用いて実施例1と同じ手
順で記録層を、ついで実施例1と同じ手順で保護層を設
けて、本実施例の可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0054】実施例3 A)N−4−ヒドロキシフェニル−N’−オクタデシル尿素 1.6部 B)2−アニリノ−3−メチル−6−(N,N−ジエチルアミ ノ)フルオラン 0.9部 C)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYNS−3、米国ユ ニオンカーバイト社製) 5部 D)メタノフラーレン(C60とメチレントリフェニルホスホ ランとの反応生成物) 0.08部 E)トルエン 25部 F)2−ブタノン 15部 上記EとFよりなる混合溶媒にCおよびBを加えて完全
に溶解させる。この溶液にAおよびDを加え、この混合
物をペイントシェーカーを用いて96時間粉砕分散し記
録層塗液を得た。次にこの塗液を用いて実施例1と同じ
手順で記録層を、ついで実施例1と同じ手順で保護層を
設けて、本実施例の可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0055】実施例4 A)p−(ドコシルチオ)フェノール 1.6部 B)2−アニリノ−3−メチル−6−(N,N−ジブチルアミ ノ)フルオラン 0.9部 C)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYNS−3、米国ユ ニオンカーバイト社製) 5部 D)フラーレンC60とC70の混合物(C60/C70=92/8) 0.15部 E)トルエン 25部 F)2−ブタノン 15部 上記EとFよりなる混合溶媒にCおよびBを加えて完全
に溶解させる。この溶液にAおよびDを加え、この混合
物をペイントシェーカーを用いて96時間粉砕分散し記
録層塗液を得た。次にこの塗液を用いて実施例1と同じ
手順で記録層を、ついで実施例1と同じ手順で保護層を
設けて、本実施例の可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0056】比較例1 実施例1においてフラーレンを加えない他は実施例1と
同じ手順で記録層並びに保護層の塗工を行い、本比較例
の可逆性感熱記録媒体を作成した。 比較例2 実施例3においてメタノフラーレンに代えて下記式で表
される化合物を用いた他は、実施例3と同じ手順で、記
録層並びに保護層の塗工を行い、本比較例の可逆性感熱
記録媒体を作成した。
【0057】
【化9】
【0058】以上実施例1〜4及び比較例1〜2で作成
した可逆性感熱記録媒体について、以下の手順で画像書
き込み−消去の繰り返し特性(評価1)及び地肌部及び
消色部の耐光性(評価2)の評価を行い、表1に示す結
果を得た。
【0059】評価方法:評価1)市販の感熱ファクシミ
リ印字試験機(大倉電気社製、TH−PMD)を用いて
ドット密度:8ドット/mm、印加電圧:13.3V、
パルス幅:0.8ミリ秒の設定条件で画像書き込みを行
い、その反射濃度を反射濃度計(RD918、マクベス
社製)を用いて測定した。次いで上記で得た発色画像を
熱スタンプを用い85℃30秒(実施例1,2、比較例
1)、140℃1秒(実施例3と比較例2)あるいは8
5℃1秒(実施例4)の条件で消色操作を行い、消色部
の濃度を測定した。上記画像書き込み及び消色の操作を
100回繰り返して行い、1回目及び100回目の濃度
を測定した。
【0060】評価2)評価1)で得た実施例1〜4並び
に比較例1〜2の可逆性感熱記録媒体につき、その地肌
部及び消色部の濃度を測定した。次に新たな媒体試料に
書き込んだ発色画像を蛍光灯光源下、5000ルックス
の光で100時間照射した。そして評価1)と同じ手順
で消色操作を行い、照射後の消色部及び地肌部の反射濃
度を再度測定した。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明の可逆性感熱組成物は、安定な発
色状態と良好な消色状態を繰り返して形成できるため、
これを用いた可逆性感熱記録媒体はコントラストの高い
画像の形成と消去が容易な操作により可能になる。また
発色画像は通常の使用条件下で安定であり、記録消去の
繰り返しに対する耐久性も高く、実用性の高い書替え型
記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性感熱発色組成物の発色・消色特
性を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子供与性呈色性化合物である発色剤と
    電子受容性化合物である顕色剤を主成分として含有し、
    加熱温度及びまたは加熱後の冷却速度の違いにより相対
    的に発色した状態と消色した状態を形成しうる記録層を
    支持体上に設けた可逆性感熱記録媒体において、該記録
    層がさらにフラーレン化合物を含有することを特徴とす
    る可逆性感熱記録媒体。
JP8169807A 1996-06-28 1996-06-28 可逆性感熱記録媒体 Pending JPH1016391A (ja)

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