JPH10164802A - 鉄心の製造方法 - Google Patents
鉄心の製造方法Info
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- JPH10164802A JPH10164802A JP8315740A JP31574096A JPH10164802A JP H10164802 A JPH10164802 A JP H10164802A JP 8315740 A JP8315740 A JP 8315740A JP 31574096 A JP31574096 A JP 31574096A JP H10164802 A JPH10164802 A JP H10164802A
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- welding
- laser beam
- hole
- steel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼板の凹部に対する突起の圧入によって鋼板
の一つ一つに生じる残留応力により、鉄心の磁気的特性
が悪化する。又、その圧入によって生じる変形が鋼板の
外周部に及び、鉄心の外形を変形させ精度を悪化させて
いた。或いは鉄心が大きくなると十分な鋼板間の結束強
度を得ることが困難となる為、鉄心の運搬時や巻線を施
す時に結束された鉄心が分断するといった不具合を生じ
る。 【解決手段】 必要な孔を形成した鋼板を順次一回転方
向に所定の角度をもたせて積層し、この積層によって段
階状にずれ、軸方向に対し角度δを有する孔の溶接可能
な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方向から順次レーザ
スポット溶接により結合すると共に、レーザの入射角
θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径dとする
時、レーザビームのスポット径dを、d>(2t/co
sδ)×cosθとし、隣接する3枚以上の鋼板相互を
溶接によって結合する。
の一つ一つに生じる残留応力により、鉄心の磁気的特性
が悪化する。又、その圧入によって生じる変形が鋼板の
外周部に及び、鉄心の外形を変形させ精度を悪化させて
いた。或いは鉄心が大きくなると十分な鋼板間の結束強
度を得ることが困難となる為、鉄心の運搬時や巻線を施
す時に結束された鉄心が分断するといった不具合を生じ
る。 【解決手段】 必要な孔を形成した鋼板を順次一回転方
向に所定の角度をもたせて積層し、この積層によって段
階状にずれ、軸方向に対し角度δを有する孔の溶接可能
な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方向から順次レーザ
スポット溶接により結合すると共に、レーザの入射角
θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径dとする
時、レーザビームのスポット径dを、d>(2t/co
sδ)×cosθとし、隣接する3枚以上の鋼板相互を
溶接によって結合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板を積層し結合
する鉄心の製造方法に関する。
する鉄心の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば回転電機の回転子鉄心
においては、図6に示すような積層鉄心1が用いられて
いる。この積層鉄心1は軸穴2やキー溝孔3及びスロッ
ト4が形成された円形の鋼板5を多数積層したもので、
その鋼板5には図7に示すような半抜きの突起6と凹部
7とが表裏に形成され、その突起6を下方の積層済みの
鋼板5の凹部7に順次圧入することにより、鉄心1が製
造されるようになっている。
においては、図6に示すような積層鉄心1が用いられて
いる。この積層鉄心1は軸穴2やキー溝孔3及びスロッ
ト4が形成された円形の鋼板5を多数積層したもので、
その鋼板5には図7に示すような半抜きの突起6と凹部
7とが表裏に形成され、その突起6を下方の積層済みの
鋼板5の凹部7に順次圧入することにより、鉄心1が製
造されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ものにおいては、凹部7に対する突起6の圧入によって
鋼板5の一つ一つに生じる残留応力により、鉄心1の磁
気的特性が悪化していた。又、その圧入によって生じる
変形が鋼板5の外周部に及び、鉄心1の外形を変形させ
精度を悪化させていた。或いは鉄心が大きくなると十分
な鋼板間の結束強度を得ることが困難となるため、一体
化した鉄心を運搬するときや、巻線を施す時に結束され
た鉄心が分断するといった不具合を生じる。
ものにおいては、凹部7に対する突起6の圧入によって
鋼板5の一つ一つに生じる残留応力により、鉄心1の磁
気的特性が悪化していた。又、その圧入によって生じる
変形が鋼板5の外周部に及び、鉄心1の外形を変形させ
精度を悪化させていた。或いは鉄心が大きくなると十分
な鋼板間の結束強度を得ることが困難となるため、一体
化した鉄心を運搬するときや、巻線を施す時に結束され
た鉄心が分断するといった不具合を生じる。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、磁気的特性に優れて鉄心精
度が向上し、鋼板間の結束強度を十分なものとする鉄心
の製造方法を提供するにある。
であり、従ってその目的は、磁気的特性に優れて鉄心精
度が向上し、鋼板間の結束強度を十分なものとする鉄心
の製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の鉄心においては、必要な孔を形成した鋼
板を順次一回転方向に所定の角度をもたせて積層し、こ
の積層によって段階状にずれ、軸方向に対し角度δを有
する孔の溶接可能な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方
向から順次レーザスポット溶接により結合すると共に、
レーザの入射角θ、鋼板の板厚t、レーザビームのスポ
ット径dとするときレーザビームのスポット径dは、d
>(2t/cosδ)×cosθである溶接によって隣
接する3枚以上の鋼板相互を結合することを特徴とす
る。
に、請求項1の鉄心においては、必要な孔を形成した鋼
板を順次一回転方向に所定の角度をもたせて積層し、こ
の積層によって段階状にずれ、軸方向に対し角度δを有
する孔の溶接可能な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方
向から順次レーザスポット溶接により結合すると共に、
レーザの入射角θ、鋼板の板厚t、レーザビームのスポ
ット径dとするときレーザビームのスポット径dは、d
>(2t/cosδ)×cosθである溶接によって隣
接する3枚以上の鋼板相互を結合することを特徴とす
る。
【0006】本発明の鉄心の製造方法によれば、レーザ
の入射角θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径
dとした時、レーザビームのスポット径dを、d>(2
t/cosδ)×cosθにすると隣接する3枚以上の
鋼板相互を結合し溶接できる。このように積層した鋼板
の結合は順次レーザスポット溶接で行われるから、従来
の圧入によるもののような残留応力並びに変形を鋼板に
生じない。又、溶接により肉盛りを生じても、その盛り
上がり方向にはそれぞれ孔空間があり、鋼板同士の密着
を妨げることがない。さらに回転電機の出力が0.2〜
75kW程度のクラスに適用する場合において、鋼板間
の結束強度を十分なものとし、一体化した鉄心を運搬す
るときや、巻線を施す時に溶接部に亀裂が生じ、結束さ
れた鉄心が分断するといった不具合を未然に防止すると
共に、鋼板間の結束強度を一定にして鉄心の精度を向上
させ騒音や振動を低減することができる。又、本発明の
鉄心の製造装置によれば、上述の製造方法によって鉄心
を製造できるほか、特には鋼板の積層と溶接とが同時に
できる。
の入射角θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径
dとした時、レーザビームのスポット径dを、d>(2
t/cosδ)×cosθにすると隣接する3枚以上の
鋼板相互を結合し溶接できる。このように積層した鋼板
の結合は順次レーザスポット溶接で行われるから、従来
の圧入によるもののような残留応力並びに変形を鋼板に
生じない。又、溶接により肉盛りを生じても、その盛り
上がり方向にはそれぞれ孔空間があり、鋼板同士の密着
を妨げることがない。さらに回転電機の出力が0.2〜
75kW程度のクラスに適用する場合において、鋼板間
の結束強度を十分なものとし、一体化した鉄心を運搬す
るときや、巻線を施す時に溶接部に亀裂が生じ、結束さ
れた鉄心が分断するといった不具合を未然に防止すると
共に、鋼板間の結束強度を一定にして鉄心の精度を向上
させ騒音や振動を低減することができる。又、本発明の
鉄心の製造装置によれば、上述の製造方法によって鉄心
を製造できるほか、特には鋼板の積層と溶接とが同時に
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を回転電機の回転子
鉄心の製造方法に適用した実施例につき、図1乃至図4
を参照して説明する。まず図2には鉄心装置の全体構成
を示しており、下型ホルダ11に対して、図示しないプ
レス機械により昇降される上型ホルダ12が存在してい
る。これらの内、下型ホルダ11には、第1のダイ13
と第2のダイである回転ダイ14とを設けており、回転
ダイ14は図示しないモータ(例えばステッピングモー
タ)により例えば時計回りの一方向に所定の角度ずつ回
転されるようになっている。
鉄心の製造方法に適用した実施例につき、図1乃至図4
を参照して説明する。まず図2には鉄心装置の全体構成
を示しており、下型ホルダ11に対して、図示しないプ
レス機械により昇降される上型ホルダ12が存在してい
る。これらの内、下型ホルダ11には、第1のダイ13
と第2のダイである回転ダイ14とを設けており、回転
ダイ14は図示しないモータ(例えばステッピングモー
タ)により例えば時計回りの一方向に所定の角度ずつ回
転されるようになっている。
【0008】これに対して、上型ホルダ12には、上記
第1のダイ13と対応する位置に第1のポンチ15を設
けており、回転ダイ14と対応する位置に第2のポンチ
16を設けている。これらの内、第1のポンチ15は、
第1のダイ13と共同して図3に示す帯状の鋼板素材
(鋼帯)17から、軸穴18,キー溝孔19,スロット
20及び接続用孔21を打ち抜くためのものである。第
2のポンチ16は、回転ダイ14と共同してそれらの孔
18〜21を有する図4に示す円形の鋼板22を打ち抜
くためのものであり、更に回転ダイ14は打ち抜かれた
鋼板22を保持するためのものである。
第1のダイ13と対応する位置に第1のポンチ15を設
けており、回転ダイ14と対応する位置に第2のポンチ
16を設けている。これらの内、第1のポンチ15は、
第1のダイ13と共同して図3に示す帯状の鋼板素材
(鋼帯)17から、軸穴18,キー溝孔19,スロット
20及び接続用孔21を打ち抜くためのものである。第
2のポンチ16は、回転ダイ14と共同してそれらの孔
18〜21を有する図4に示す円形の鋼板22を打ち抜
くためのものであり、更に回転ダイ14は打ち抜かれた
鋼板22を保持するためのものである。
【0009】そして、第2のポンチ16にはレーザ加工
ヘッド23を設けており、このレーザ加工ヘッド23
は、回転ダイ14に保持される鋼板22の溶接用孔21
の部分に対応し、鉄心の積層方向に対し傾斜して設けら
れている。
ヘッド23を設けており、このレーザ加工ヘッド23
は、回転ダイ14に保持される鋼板22の溶接用孔21
の部分に対応し、鉄心の積層方向に対し傾斜して設けら
れている。
【0010】次に、上記構成の製造装置による鉄心の製
造方法について述べる。鋼板素材17は、図示しない送
り装置によって下型ホルダ11上を図2に矢印Aで示す
ように第1のダイ13部分から回転ダイ14部分へ、そ
して更にその先方へと送られる。そして、第1のダイ1
3部分では、上型ホルダ12が矢印Bで示すように下降
されることにより、第1のポンチ15によって軸穴1
8,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が打
ち抜かれる。
造方法について述べる。鋼板素材17は、図示しない送
り装置によって下型ホルダ11上を図2に矢印Aで示す
ように第1のダイ13部分から回転ダイ14部分へ、そ
して更にその先方へと送られる。そして、第1のダイ1
3部分では、上型ホルダ12が矢印Bで示すように下降
されることにより、第1のポンチ15によって軸穴1
8,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が打
ち抜かれる。
【0011】次に、上型ホルダ21が矢印Cで示すよう
に上昇される間に、鋼板素材17は打ち抜かれた軸孔1
8,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21の部
分が第2のダイ14上に達するまで送られる。その後、
上型ホルダ12が再度下降されることにより、第2のポ
ンチ16によってそれらの孔18〜21を有する円形の
鋼板22が打ち抜かれる。又、この時、第1のダイ13
部分では、第1のポンチ15によって次の軸穴18,キ
ー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が打ち抜か
れる。
に上昇される間に、鋼板素材17は打ち抜かれた軸孔1
8,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21の部
分が第2のダイ14上に達するまで送られる。その後、
上型ホルダ12が再度下降されることにより、第2のポ
ンチ16によってそれらの孔18〜21を有する円形の
鋼板22が打ち抜かれる。又、この時、第1のダイ13
部分では、第1のポンチ15によって次の軸穴18,キ
ー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が打ち抜か
れる。
【0012】打ち抜かれた鋼板22は回転ダイ14に保
持される。又、上型ホルダ12が上昇される間に、この
回転ダイ14が所定角度回転されることにより、鋼板2
2も所定角度回転される。又、上型ホルダ12が上昇さ
れる間に、鋼板素材17は更に軸穴18,キー溝孔1
9,スロット20及び溶接用孔21が第2のダイ14上
に達するまで送られる。その後、上型ホルダ12が下降
されることにより、第2のポンチ16によってそれらの
孔18〜21を有する円形の鋼板22が打ち抜かれる。
持される。又、上型ホルダ12が上昇される間に、この
回転ダイ14が所定角度回転されることにより、鋼板2
2も所定角度回転される。又、上型ホルダ12が上昇さ
れる間に、鋼板素材17は更に軸穴18,キー溝孔1
9,スロット20及び溶接用孔21が第2のダイ14上
に達するまで送られる。その後、上型ホルダ12が下降
されることにより、第2のポンチ16によってそれらの
孔18〜21を有する円形の鋼板22が打ち抜かれる。
【0013】この打ち抜かれた鋼板22は、先に打ち抜
かれた鋼板22の上に積層されて回転ダイ14に保持さ
れるもので、先に打ち抜かれた鋼板22は回転ダイ14
により所定角度回転されているので、この鋼板22とそ
の上に積層された鋼板22とには回転方向に所定角度の
ずれが生じ、キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔
21は階段状にずれる。これに対して、第2のポンチ1
6に鉄心の積層方向に対し傾斜して設けられ第2のポン
チ16と共に下降したレーザ加工ヘッド23は、その下
降位置でレーザビームのスポットを軸方向に対し角度δ
を有する溶接用孔21の溶接可能な部分に鉄心の積層方
向に対し斜めから照射する。その時のレザの入射角θ,
鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径dとする時、
レーザビームのスポット径dは、d>(2t/cos
δ)×cosθとして溶接によって隣接する3枚以上の
鋼板相互を結合する。
かれた鋼板22の上に積層されて回転ダイ14に保持さ
れるもので、先に打ち抜かれた鋼板22は回転ダイ14
により所定角度回転されているので、この鋼板22とそ
の上に積層された鋼板22とには回転方向に所定角度の
ずれが生じ、キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔
21は階段状にずれる。これに対して、第2のポンチ1
6に鉄心の積層方向に対し傾斜して設けられ第2のポン
チ16と共に下降したレーザ加工ヘッド23は、その下
降位置でレーザビームのスポットを軸方向に対し角度δ
を有する溶接用孔21の溶接可能な部分に鉄心の積層方
向に対し斜めから照射する。その時のレザの入射角θ,
鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径dとする時、
レーザビームのスポット径dは、d>(2t/cos
δ)×cosθとして溶接によって隣接する3枚以上の
鋼板相互を結合する。
【0014】この後、上型ホルダ12が上昇される間
に、回転ダイ14が更に所定角度回転されることによ
り、鋼板22も更に所定角度回転される。又、上型ホル
ダ12が上昇される間に、鋼板素材17は更に次の軸穴
18,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が
回転ダイ14上に達するまで送られ、その後、上型ホル
ダ12が下降されることにより、第2のポンチ16によ
ってそれらの孔18〜21を有する円形の鋼板22が打
ち抜かれる。
に、回転ダイ14が更に所定角度回転されることによ
り、鋼板22も更に所定角度回転される。又、上型ホル
ダ12が上昇される間に、鋼板素材17は更に次の軸穴
18,キー溝孔19,スロット20及び溶接用孔21が
回転ダイ14上に達するまで送られ、その後、上型ホル
ダ12が下降されることにより、第2のポンチ16によ
ってそれらの孔18〜21を有する円形の鋼板22が打
ち抜かれる。
【0015】以後、上述同様の工程を繰り返して必要な
孔18〜21を形成した鋼板22を順次一回転方向に所
定の角度をもたせて積層し、この積層によって階段状に
ずれ、軸方向に対し角度θを有する溶接用孔21の溶接
可能な部分を、第2のポンチ16に鉄心の積層方向に対
し傾斜して設けられているレーザ加工ヘッド23から斜
めにレーザビームのスポットを照射すると共に、レーザ
ビームのスポット径dをd>(2t/cosδ)×co
sθとする溶接により隣接する3枚以上の鋼板相互を結
合することによって、図1に示す溶接部24を形成す
る。
孔18〜21を形成した鋼板22を順次一回転方向に所
定の角度をもたせて積層し、この積層によって階段状に
ずれ、軸方向に対し角度θを有する溶接用孔21の溶接
可能な部分を、第2のポンチ16に鉄心の積層方向に対
し傾斜して設けられているレーザ加工ヘッド23から斜
めにレーザビームのスポットを照射すると共に、レーザ
ビームのスポット径dをd>(2t/cosδ)×co
sθとする溶接により隣接する3枚以上の鋼板相互を結
合することによって、図1に示す溶接部24を形成す
る。
【0016】このような鉄心の製造方法によれば、積層
した鋼板22の結合は順次レーザスポット溶接で行うの
であるから、従来の圧入によるもののような残留応力並
びに変形を鋼板22に生じない。従って、鉄心は磁気的
特性に優れて精度を向上することができる。更に鋼板間
の結束強度が十分なものとなるので、回転電機の出力が
0.2〜75kW程度のクラスに適合する場合に、一体
化した鉄心を運搬するときや、巻線を施す時に溶接部に
亀裂が生じ、結束された鉄心が分断するといった従来発
生の不具合を未然に防止する。そして、鋼板間の結束強
度を一定にして鉄心の精度を向上させ騒音や振動を低減
することができる。又、製造装置も従来の圧入のための
機構を必要としたもののような複雑化することはなく、
簡素化できる。更に、溶接により肉盛りを生じても、そ
の盛り上がり方向にはそれぞれ溶接用孔21の孔空間が
あり、鋼板22同士の密着を妨げることがないので寸法
精度良く製造できる。
した鋼板22の結合は順次レーザスポット溶接で行うの
であるから、従来の圧入によるもののような残留応力並
びに変形を鋼板22に生じない。従って、鉄心は磁気的
特性に優れて精度を向上することができる。更に鋼板間
の結束強度が十分なものとなるので、回転電機の出力が
0.2〜75kW程度のクラスに適合する場合に、一体
化した鉄心を運搬するときや、巻線を施す時に溶接部に
亀裂が生じ、結束された鉄心が分断するといった従来発
生の不具合を未然に防止する。そして、鋼板間の結束強
度を一定にして鉄心の精度を向上させ騒音や振動を低減
することができる。又、製造装置も従来の圧入のための
機構を必要としたもののような複雑化することはなく、
簡素化できる。更に、溶接により肉盛りを生じても、そ
の盛り上がり方向にはそれぞれ溶接用孔21の孔空間が
あり、鋼板22同士の密着を妨げることがないので寸法
精度良く製造できる。
【0017】なお、鋼板22は順次一回転方向に階段状
にずらして積層してあるので、第2のポンチ16に鉄心
の積層方向に対し傾斜せずにレーザ加工ヘッド23を設
け、鋼板22に対し直角方向からレーザビームのスポッ
トを階段状にずれた溶接用孔21の溶接可能な部分に照
射して順次レーザスポット溶接により結合することは可
能である。しかしながら、一般に上述の階段状のずれは
微小であるため鋼板22に対し直角方向からレーザビー
ムのスポットを階段状にずれた溶接用孔21の微小な部
分に照射して溶接により結合することはむずかしい。本
発明によれば第2のポンチ16に鉄心の積層方向に対し
傾斜して設けられているレーザ加工ヘッド23から斜め
にレーザビームのスポットを溶接用孔21の溶接可能な
部分に照射するので照射位置がねらい易くスポット溶接
を確実に行うことができる。
にずらして積層してあるので、第2のポンチ16に鉄心
の積層方向に対し傾斜せずにレーザ加工ヘッド23を設
け、鋼板22に対し直角方向からレーザビームのスポッ
トを階段状にずれた溶接用孔21の溶接可能な部分に照
射して順次レーザスポット溶接により結合することは可
能である。しかしながら、一般に上述の階段状のずれは
微小であるため鋼板22に対し直角方向からレーザビー
ムのスポットを階段状にずれた溶接用孔21の微小な部
分に照射して溶接により結合することはむずかしい。本
発明によれば第2のポンチ16に鉄心の積層方向に対し
傾斜して設けられているレーザ加工ヘッド23から斜め
にレーザビームのスポットを溶接用孔21の溶接可能な
部分に照射するので照射位置がねらい易くスポット溶接
を確実に行うことができる。
【0018】本実施例では、レーザ加工ヘッド23を第
2のポンチ16に設けているが、レーザ加工ヘッド23
を第2のポンチ16内ではなく、その近傍外部に鉄心の
積層方向に対し傾斜して設け回転ダイ14に保持される
鋼板22の溶接用孔21の溶接部分に対応させてもよ
い。なお図3及び図4に示した溶接用孔21は一箇所で
あるが、これを複数にすることによって積層した鋼板2
2の結合強度及び鉄心の寸法精度をより向上させること
ができる。
2のポンチ16に設けているが、レーザ加工ヘッド23
を第2のポンチ16内ではなく、その近傍外部に鉄心の
積層方向に対し傾斜して設け回転ダイ14に保持される
鋼板22の溶接用孔21の溶接部分に対応させてもよ
い。なお図3及び図4に示した溶接用孔21は一箇所で
あるが、これを複数にすることによって積層した鋼板2
2の結合強度及び鉄心の寸法精度をより向上させること
ができる。
【0019】次に第2実施例について第1実施例と異な
る内容について説明する。第1実施例には積層鉄心1の
スロット4がスキューした事例であったが、第2実施例
はスロット4がスキューなしの事例で、製造装置は第1
実施例と同じである。
る内容について説明する。第1実施例には積層鉄心1の
スロット4がスキューした事例であったが、第2実施例
はスロット4がスキューなしの事例で、製造装置は第1
実施例と同じである。
【0020】図5に於いて、打ち抜かれた鋼板22aは
先に打ち抜かれた鋼板22aの上に積層されて第2のダ
イ14に保持される。第2のポンチ14と共に下降した
レーザ加工ヘッド23は、その下降位置でレーザビーム
のスポットを溶接用孔21aの溶接可能な部分に鉄心の
積層方向に対し斜めから照射し、レーザの入射角θ,鋼
板の板厚t,レーザビームのスポット径dとするときレ
ーザビームのスポット径dは、d>2t×cosθであ
る溶接によって隣接する3枚以上の鋼板相互を結合す
る。
先に打ち抜かれた鋼板22aの上に積層されて第2のダ
イ14に保持される。第2のポンチ14と共に下降した
レーザ加工ヘッド23は、その下降位置でレーザビーム
のスポットを溶接用孔21aの溶接可能な部分に鉄心の
積層方向に対し斜めから照射し、レーザの入射角θ,鋼
板の板厚t,レーザビームのスポット径dとするときレ
ーザビームのスポット径dは、d>2t×cosθであ
る溶接によって隣接する3枚以上の鋼板相互を結合す
る。
【0021】この後、上型ホルダ12が上昇される間
に、鋼板素材17は更に次の軸穴18,キー溝孔19,
スロット20及び溶接用孔21aが第2のダイ14上に
達するまで送られ、その後、上型ホルダ12aが下降さ
れることにより、第2のポンチ16によってそれらの孔
18〜21aを有する円形の鋼板22が打ち抜かれる。
に、鋼板素材17は更に次の軸穴18,キー溝孔19,
スロット20及び溶接用孔21aが第2のダイ14上に
達するまで送られ、その後、上型ホルダ12aが下降さ
れることにより、第2のポンチ16によってそれらの孔
18〜21aを有する円形の鋼板22が打ち抜かれる。
【0022】以後、上述同様の工程を繰り返して必要な
孔18〜21aを形成した鋼板22aを積層し、溶接用
孔21aの溶接可能な部分を、第2のポンチ16に鉄心
の積層方向に対し傾斜して設けられているレーザ加工ヘ
ッド23から斜めにレーザビームのスポットを照射する
と共に、レーザビームのスポット径dは、d>2t×c
osθである溶接により隣接する3枚以上の鋼板相互を
結合することによって、図5に示す溶接部24aを形成
する。この様に形成された鉄心は第1実施例と同様な作
用効果が得られる。
孔18〜21aを形成した鋼板22aを積層し、溶接用
孔21aの溶接可能な部分を、第2のポンチ16に鉄心
の積層方向に対し傾斜して設けられているレーザ加工ヘ
ッド23から斜めにレーザビームのスポットを照射する
と共に、レーザビームのスポット径dは、d>2t×c
osθである溶接により隣接する3枚以上の鋼板相互を
結合することによって、図5に示す溶接部24aを形成
する。この様に形成された鉄心は第1実施例と同様な作
用効果が得られる。
【0023】なお、積層した鋼板22,22aの順次レ
ーザスポット溶接による結合は、溶接用孔21,21a
の部分だけでなく、軸穴18,キー溝孔19又はスロッ
ト20の部分で行っても良いので、この場合には溶接用
孔21,21aを形成する必要がなく、打ち抜き型を簡
素化することができる。
ーザスポット溶接による結合は、溶接用孔21,21a
の部分だけでなく、軸穴18,キー溝孔19又はスロッ
ト20の部分で行っても良いので、この場合には溶接用
孔21,21aを形成する必要がなく、打ち抜き型を簡
素化することができる。
【0024】なお、本発明は回転電機の回転子鉄心の製
造方法及び製造装置には限られず、回転電機の固定子鉄
心はもちろんのこと、変圧器など他の鉄心使用機器の鉄
心の製造方法及び製造装置としても同様に適用して実施
することができる。
造方法及び製造装置には限られず、回転電機の固定子鉄
心はもちろんのこと、変圧器など他の鉄心使用機器の鉄
心の製造方法及び製造装置としても同様に適用して実施
することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したもので、下記の効
果を奏する。請求項1及び2の鉄心の製造方法によれ
ば、鋼板に圧入によるもののような残留応力並びに変形
を生じず、鉄心の磁気的特性に優れ、鉄心精度を向上す
ることができる。さらに、溶接により肉盛りを生じて
も、その盛り上がり方向にはそれぞれ溶接用孔の孔空間
があり、鋼板同士の密着を妨げることがないので、寸法
精度が良い。
果を奏する。請求項1及び2の鉄心の製造方法によれ
ば、鋼板に圧入によるもののような残留応力並びに変形
を生じず、鉄心の磁気的特性に優れ、鉄心精度を向上す
ることができる。さらに、溶接により肉盛りを生じて
も、その盛り上がり方向にはそれぞれ溶接用孔の孔空間
があり、鋼板同士の密着を妨げることがないので、寸法
精度が良い。
【0026】さらに回転電機の出力が0.2〜75kW
程度のクラスに適用する場合において、鋼板間の結束強
度を十分なものとし、一体化した鉄心を運搬するとき
や、巻線を施す時に溶接部に亀裂が生じ、結束された鉄
心が分断するといった不具合を未然に防止すると共に、
鋼板間の結束強度を一定にして鉄心の精度を向上させ騒
音や振動を低減することができる。又、装置としても圧
入のための機構を必要としたもののような複雑化するこ
とはなく、簡素化できる。
程度のクラスに適用する場合において、鋼板間の結束強
度を十分なものとし、一体化した鉄心を運搬するとき
や、巻線を施す時に溶接部に亀裂が生じ、結束された鉄
心が分断するといった不具合を未然に防止すると共に、
鋼板間の結束強度を一定にして鉄心の精度を向上させ騒
音や振動を低減することができる。又、装置としても圧
入のための機構を必要としたもののような複雑化するこ
とはなく、簡素化できる。
【0027】請求項3の鉄心の製造方法によれば、請求
項1及び2と同様の効果を得られるほか、軸穴,キー溝
孔,又はスロットが溶接用孔として利用できるので、溶
接用孔を別に形成する必要がなく、打ち抜き型を簡素化
することができる。
項1及び2と同様の効果を得られるほか、軸穴,キー溝
孔,又はスロットが溶接用孔として利用できるので、溶
接用孔を別に形成する必要がなく、打ち抜き型を簡素化
することができる。
【図1】本発明の実施例を示す鉄心製造装置主要部分の
縦断側面図、
縦断側面図、
【図2】鉄心製造装置全体の縦断側面図、
【図3】鋼板素材の打ち抜かれた部分の平面図、
【図4】鋼板一枚の平面図、
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図、
【図6】従来例を示す鉄心の斜視図、
【図7】鉄心の部分拡大縦断面図。
1…積層鉄心、 2,18…軸穴、 3,19…キー溝孔、 4,20…スロット、 5,22,22a…鋼板、 21,21a…溶接用孔、 23…レーザ加工ヘッド、 24…溶接部。
Claims (3)
- 【請求項1】 必要な孔を形成した鋼板を順次一回転方
向に所定の角度をもたせて積層し、この積層によって段
階状にずれ、軸方向に対し角度δを有する孔の溶接可能
な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方向から順次レーザ
スポット溶接により結合すると共に、レーザの入射角
θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット径dとした
時、レーザビームのスポット径dは、d>(2t/co
sδ)×cosθである溶接によって隣接する3枚以上
の鋼板相互を結合し形成することを特徴とする鉄心の製
造方法。 - 【請求項2】 必要な孔を形成した鋼板を積層し、この
孔の溶接可能な部分を鉄心の積層方向に対し斜め方向か
ら順次レーザスポット溶接により結合すると共に、レー
ザの入射角θ,鋼板の板厚t,レーザビームのスポット
径dとした時、レーザビームのスポット径dは、d>2
t×cosθである溶接によって隣接する3枚以上の鋼
板相互を結合し形成することを特徴とする鉄心の製造方
法。 - 【請求項3】 レーザスポット溶接する孔のスロット,
キー溝又は軸穴としたことを特徴とする請求項1及び2
記載の鉄心の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315740A JPH10164802A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315740A JPH10164802A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 鉄心の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10164802A true JPH10164802A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18068974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8315740A Pending JPH10164802A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10164802A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6397940B1 (en) * | 1998-06-24 | 2002-06-04 | Alfa Laval Ab | Method of joining at least four heat transfer plates to a plate package, and a plate package |
| US7078843B2 (en) | 2003-09-05 | 2006-07-18 | Black & Decker Inc. | Field assemblies and methods of making same |
| US7146706B2 (en) | 2003-09-05 | 2006-12-12 | Black & Decker Inc. | Method of making an electric motor |
| US7205696B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-04-17 | Black & Decker Inc. | Field assemblies having pole pieces with ends that decrease in width, and methods of making same |
| US7211920B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-05-01 | Black & Decker Inc. | Field assemblies having pole pieces with axial lengths less than an axial length of a back iron portion and methods of making same |
| US8669686B2 (en) | 2009-10-09 | 2014-03-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor and method of manufacturing the rotor |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP8315740A patent/JPH10164802A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6397940B1 (en) * | 1998-06-24 | 2002-06-04 | Alfa Laval Ab | Method of joining at least four heat transfer plates to a plate package, and a plate package |
| US7078843B2 (en) | 2003-09-05 | 2006-07-18 | Black & Decker Inc. | Field assemblies and methods of making same |
| US7146706B2 (en) | 2003-09-05 | 2006-12-12 | Black & Decker Inc. | Method of making an electric motor |
| US7205696B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-04-17 | Black & Decker Inc. | Field assemblies having pole pieces with ends that decrease in width, and methods of making same |
| US7211920B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-05-01 | Black & Decker Inc. | Field assemblies having pole pieces with axial lengths less than an axial length of a back iron portion and methods of making same |
| US7233091B2 (en) | 2003-09-05 | 2007-06-19 | Black & Decker Inc. | Electric motor with field assemblies having core pieces with mating features |
| US7528520B2 (en) | 2003-09-05 | 2009-05-05 | Black & Decker Inc. | Electric motor having a field assembly with slot insulation |
| US8669686B2 (en) | 2009-10-09 | 2014-03-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor and method of manufacturing the rotor |
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