JPH10166975A - 車両の後側方警報装置 - Google Patents

車両の後側方警報装置

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JPH10166975A
JPH10166975A JP8328855A JP32885596A JPH10166975A JP H10166975 A JPH10166975 A JP H10166975A JP 8328855 A JP8328855 A JP 8328855A JP 32885596 A JP32885596 A JP 32885596A JP H10166975 A JPH10166975 A JP H10166975A
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敬子 藤田
Hiroshi Fujii
啓史 藤井
Taiji Hattori
泰治 服部
Kiichi Yamada
喜一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け場所の確保が容易でコストアップを抑
えられ、警報信頼性の高い車両の後側方警報装置を提供
することにある。 【解決手段】 車両10の後端に一つ設けられ少なくと
も車両の後側方に位置する物体を検出するスキャン式の
物体検出手段12と、コントローラ15を備え、コント
ローラ15は、物体検出手段12の出力から物体と車両
10の相対運動状態を演算する相対運動状態演算手段A
1と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段A2
と、相対運動状態演算手段A1の出力と走行状態検出手
段A2の出力に基づいて警報判定を行う警報判定手段A
3として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載され自
車の廻りの物体を検出し、車両の走行挙動の安全性を予
め判断し、警報を発することの可能な車両の後側方警報
装置、特に、後側方の物体との相対位置関係を検出する
レーザレーダ等の物体検出手段を備えた車両の後側方警
報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両は走行時にその廻りの物体と自車と
の間隔を所定量保って走行することにより安全性を確保
しており、特に、自車が進路変更する場合、走行路線が
変更されることより、他車との相対距離を十分に確保す
る必要がある。このような車両の運転者は走行時、図1
8に示すように、通常は、目線をあまりずらすこと無く
直接視界域a1とルームミラーによるルームミラー視界
域a2の視界を確保でき、多少目線をずらすことにより
左右のドアミラーによりそれ以外の左後側域a3と右後
側域a4の視界を確保している。特に、後退時には、運
転者は後方に直接目線を向けて後方の安全を確保するこ
とも多い。
【0003】処で、走行車両の運転者は自分の目線をあ
まり移動させること無く直接視界域a1とルームミラー
視界域a2の視界を確保できることより、両域の視界確
保は比較的容易になされているが、多少目線をずらすこ
とになる左後側域a3と右後側域a4の視界の確保はお
ろそかに成りやすかった。このため、運転者は常時自車
の視界を360°すべて容易に確保することには問題が
あり、特に、車線変更時や右左折時に後側方視界を容易
に確保することが望まれていた。そこで、運転者に代わ
り物体検出手段によって自車の後側方域の物体を検出し
て運転者の注意を喚起し、車両の走行安全性を高める装
置が提案されている。
【0004】例えば、車両の左右側壁及びリヤバンパの
左右両側辺部に電波レーダを配し、ウインカーの作動時
に障害物検出手段を作動させ、障害物検出手段が車両の
後側方に他車等の障害物を検出すると警報を発するとい
う障害物検出装置が特開平4−58179号や特開平1
−161599号公報に開示されている。この場合、ウ
インカ作動時において、複数の電波レーダの内、車速に
応じ選択された特定の電波レーダの検出信号が採用さ
れ、選択された電波レーダがカバーする領域の障害物を
検出すると警報を発するという構成を採っている。
【0005】更に、特開昭54−118036号公報に
は車両側部に設けた後方レーダにより変更車線側の後側
方を監視し、後続車両が所定領域に入っていると警報を
発する警報装置が開示されている。更に、特開平4−2
4800号公報には、車速及びステアリングホイールの
舵角に応じてレーダ送受信部による検知方向(領域)を
設定し、レーダの送受信方向をアクチュエータで調整
し、後側方域の内の所定の検出角における視界確保を
し、危険予知を確実に行うという装置が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平4−
58179号、特開平1−161599号、特開昭54
−118036号公報に開示された物体検出手段である
各レーダはいずれも車両の壁面内部に設置されているた
め、広い検出角を取ることが困難であった。このため、
車両の後側方視界、特に図18に示す左後側域a3や右
後側域a4の視界すべてを確保するには複数の物体検出
手段を必要としていた。更に、特開平4−24800号
公報の後方監視装置は、車体の左右側部にそれぞれ1つ
ずつレーダを配備し、車両の車線変更時においても常に
変更車線上の後方の物体を検知するようにレーダの向き
を変更するというものであり、やはり、レーダが壁面内
部に設置されているため複数の物体検出手段を必要とす
るとともに、舵角検出手段をも必要としていた。
【0007】このように、従来の車両の後側方警報装置
は使用する物体検出手段の検出角が比較的狭いことをカ
バーすべく、複数のレーダ等の物体検出手段を必要とし
ており取付け場所の確保や取付け作業時間の確保に問題
を生じやすく、コストアップを招き易かった。しかも、
検出域に物体があるか否かで警報を発しており、自車の
現在の挙動が他車両と接触等を招く危険性が高いもので
あるのか否かは十分には判定されず、無駄な警報が発せ
られる可能性もあり問題となっている。
【0008】更に、従来の車両の後側方警報装置は道路
状況、特に道路のコーナー部を考慮せずに、直線路基準
で警戒領域を決めており、その警戒領域内における物体
の有無を判断していた。このため、道路のコーナー部で
は警戒領域が路面より外れたり、検出不必要な領域に設
定され、警報信頼性を低下させることもあり、問題と成
っている。本発明の目的は、取付け場所の確保が容易で
コストアップを抑えられ、警報信頼性の高い車両の後側
方警報装置を提供することにあり、副次的には道路状況
に応じた警戒領域を用いて警報信頼性をより高めること
のできる車両の後側方警報装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、車両後端に突出して一つ設け
られ少なくとも車両の後側方に位置する物体を検出する
スキャン式の物体検出手段と、前記物体検出手段の出力
から物体と車両の相対運動状態を演算する相対運動状態
演算手段と、前記車両の走行状態を検出する走行状態検
出手段と、前記相対運動状態演算手段の出力と前記走行
状態検出手段の出力に基づいて警報判定を行う警報判定
手段を備えていることを特徴とする。従って、他の部材
に干渉せず、検出角を広く取ることが可能な車両後端の
突出部にスキャン式物体検出手段を一つ設ければ良く、
しかも、相対運動状態演算手段が物体と車両の相対運動
状態を演算し、走行状態検出手段が車両の走行状態を検
出し、その上で、警報判定手段が相対運動状態演算手段
の出力と走行状態検出手段の出力に基づいて警報判定を
行うこととなる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の車両の
後側方警報装置において、上記物体検出手段は車両後端
のほぼ中央部に設けられていることを特徴とする。従っ
て、物体検出手段は車両後端のほぼ中央部に設けられた
ので、左右両後側方にある物体の接近を検出することが
可能となる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の車両の
後側方警報装置において、前記走行状態検出手段からの
情報により前記車両の旋回半径を演算する旋回半径演算
手段を備え、前記警報判定手段は、前記旋回半径演算手
段の出力から道路形状に合った領域の物体の接近状態を
演算し警報判定を行うことを特徴とする。従って、旋回
半径演算手段によって走行状態検出手段からの情報によ
り車両の旋回半径を演算し、警報判定手段によって、こ
の旋回半径から道路形状に合った検出用の領域を設定
し、検出用の領域を用いて物体の接近状態を演算するこ
ととなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2には本発明の適用さ
れた車両の後側方警報装置を示した。ここでの車両の後
側方警報装置は車両10の後端のリアバンパ11のほぼ
中央部に設けられたスキャン式の物体検出手段としての
スキャンレーザレーダ12を備え、そのレーダ駆動回路
13の信号を表示装置14及びコントローラ15に出力
し、コントローラ15によりアンバー色灯20、赤色灯
21及びブザー22を警報駆動するよう構成される。図
4に示すように、アンバー色灯20及び赤色灯21は車
両の左右のドアミラー18(図4には左ドアミラーの一
部を示す)の内側デルタゾーン181にそれぞれ左右対
象に装着され、ブザー22は車室内に装着される。
【0013】スキャンレーザレーダ12はリアバンパ1
1の上壁部材111に一体的に取り付けられたケーシン
グ121と、ケーシング121内の下壁に支持された送
受信回路部122と、同送受信回路部122に連結され
その上方に配備された送受信部123と、送受信部12
3に対し上方で対向し、水平面に対し45°の傾斜角の
状態を保って回転するミラー124と、ケーシング12
1に支持されると共にミラー124を垂直線C1廻りに
回転支持するミラー駆動部125とを備える。なお、本
実施例では、レーザレーダ12はリアバンパ11の上部
に取り付けられているが、レーザレーダ12のスキャン
範囲を制限しない位置であれば、リアバンパ11の後端
部に突出して取り付けても良い。
【0014】送受信部123は送受信回路部122に駆
動されてレーザー光を所定周期毎に発すると共に反射波
を受信する。この際、ミラー124によって送受信方向
は水平方向に規制され、しかもミラー124の回動位置
に応じて水平方向での送受信方向(回転角θ)が順次変
化する。なお、ケーシング121のミラー124との対
向部にはレーザー光を透過させる透明板dが配備され
る。
【0015】処で、ミラー124の回転速度や送受信回
路部122の送受信周期は適宜設定されており、例え
ば、送受信回路部122の1制御周期Δt毎に送受信角
である回転角θが水平方向に単位回転角ずつ変化するよ
うにミラー124の回転速度が設定され、しかもミラー
124の1回転中において車両後方180°(図10参
照)のスキャンエリアe0において単位回転角毎に物体
との距離L情報を取り込めるように送受信回路部122
のスキャン制御モードが設定される。なお、本装置で用
いるスキャンレーザレーダ12はその検出可能域である
スキャンエリアe0(図10参照)が後述の警戒領域E
1等を確実にカバーできるものが使用される。上述のと
ころで、スキャン式の物体検出手段とは、車両後方視界
中の水平方向において幅広い,例えばスキャンエリアe
0等より所定回転角θ毎に順次物体との距離L情報を順
次検出し、取り込めるように構成されたスキャンレーザ
レーダ12等を指すものであれば良く、図1のスキャン
レーザレーダ12と同等構成を採るその他の物体検出手
段を用いても良い。
【0016】このようなレーダ駆動回路13は、回転角
θn(=θn-1+Δθ)、その時の距離Ln{=√×(X
n 2+Yn 2)}を単位回転角毎に求め、これより後方の物
体の位置(Xn,Yn)を演算し、これら各データを出力
端より表示装置14及びコントローラ15に常時出力す
る。しかも、図5に示すような検出結果p1,p2・・
・・pnの内より車幅方向(X軸方向)の代表線xと、
進行方向(Y軸方向)の代表線yを演算し、両線の交点
に位置する点po(Xo,Yo)を代表点として求め
る。その上で代表点po(Xo,Yo)と、前回の代表
点po-1(XO-1,YO-1)と制御周期Δtとより相対速
度Δvx{=(Xo-1−Xo)/Δt},Δvy{=
(YO-1−YO)/Δt}を求め、これら各データを表示
装置14及びコントローラ15に出力する。
【0017】表示装置14はレーダ駆動回路13の出力
が入力される表示回路部141と同回路部に駆動される
CRT等の表示部142とで構成される。表示回路部1
41は、通常時には、後述の警戒領域設定ルーチンのス
テップa4で設定された警戒領域E1乃至E4(或はE
1’乃至E4’)及びErを図5に示すような表示部1
42(図5にはE1及びE3を示した)により表示制御
する。しかも、各回転角θnでの後方の物体の位置を表
示画面上の対応する位置に順次□点で表示する。更に、
相対速度Δvyに自車速V1(コントローラ15より取
り込む)を加算して、障害物速度V2を求め、同速度V
2を表示部142の中央に数値表示する。ここで、車両
前後方向Yの相対速度Δvyを以後単に相対速度Δvと
して説明し、説明の簡略化のため車幅方向Xの相対速度
Δvxの説明を略す。
【0018】なお、表示部142は車両の後退走行時で
あると、後述するように、表示部142内に後方物体と
の距離を示すラインを複数表示した後退モードでの表示
を行う。コントローラ15は要部がマイクロコンピュー
タで構成され、後述の制御プログラムや相対速度Δv−
車間距離L1マップを図示しないROMに記憶処理さ
れ、その入出力回路(図示せず)にはレーダ駆動回路1
3からの後方の物体の位置(Xn,Yn)信号及び相対速
度Δvが入力され、更に、車速センサ16より自車の車
速信号V1、ターンシグナルスイッチ17からのターン
シグナルWL、WR、ステアリングホイールの舵角センサ
18からの舵角信号δ、バックランプスイッチ19から
の後退信号SRが入力され、警告灯であるアンバー色灯
20、警報手段としての赤色灯21及びブザー22の各
駆動回路23,24,25に駆動信号を出力できる。
【0019】コントローラ15は図3に示すように、ス
キャン式の物体検出手段であるスキャンレーザレーダ1
2よりの物体の位置(Xn,Yn)及び相対速度Δvに基
づき、次のような、即ち、相対運動状態演算手段A1、
走行状態検出手段A2、警報判定手段A3、旋回半径演
算手段A4として機能する。ここで、相対運動状態演算
手段A1は物体検出手段であるスキャンレーザレーダ1
2の出力である物体の位置(Xn,Yn)信号及び相対速
度Δvから物体と車両の相対運動状態、例えば相対距
離、相対位置関係である警戒領域における物体の有無等
を演算する。走行状態検出手段A2は車両(自車)の走
行状態、例えば車速V1、舵角δ、ターンシグナル
L、WR、後退信号SR等を検出する。
【0020】警報判定手段A3は相対運動状態演算手段
A1の出力と走行状態検出手段A2の出力である物体と
車両の相対距離、警戒領域における物体の有無等に基づ
いて警報判定を行う。この場合、図7に示すような相対
速度Δv−車間距離L1マップを前以て作成し、物体と
車両の接触を回避可能な車間距離L1(相対距離)を車
両前後方向Yの相対速度Δvの大小に応じて可変設定す
ることが望ましい。なお、図7において、物体と車両の
接触限界を示す閾線Mは、ここでは、相対速度Δvで後
続車両の運転者が通常の技術で接触を回避するとした場
合の限界値を閾線Mに対応する車間距離L1で示し、そ
れ以上で接触回避可能と見做され、以下で接触の危険性
有と見做すことが出来る。更に、閾線M1は追越し車両
の相対速度Δvが比較的大きく、閾線M1以下の領域に
ある場合は追越し車両が自車を追越済と成るのに要する
時間(1秒程度)が短く、自車両の車間変更操作時間の
方が大きい場合を示す。
【0021】旋回半径演算手段A4は走行状態検出手段
A2からの情報(例えば車速、操舵角)からヨーレイト
を求め、車両の旋回半径Rを演算する。なお、警報判定
手段A3は、旋回半径演算手段A4の出力(旋回半径
R)から道路形状に合った領域(警戒領域E)の物体の
接近状態を演算し警報判定を行う。 ここで、図14の
モード判定ルーチン、図15の警報制御ルーチン、図1
6の警戒領域設定ルーチン及び図17の後退表示ルーチ
ンに沿って、本発明の車両の後側方警報装置の作動を説
明する。コントローラ15は図示しないエンジンキーの
オンに応じ、車両の後側方警報装置の図示しないメイン
ルーチンをスタートさせ、各機能の点検や故障判定を行
い、そのメインルーチンの途中の所定のステップでモー
ド判定ルーチン、その他の各ルーチンに順次達し、各ル
ーチンを実行する。
【0022】図14のモード判定ルーチンでは、ステッ
プs1で現在の後方物体の位置(Xn,Yn)信号、相対
速度Δv、自車の車速V1、ターンシグナルWL、WR
舵角δ、後退信号SRが各センサから順次取り込まれ、
各値は所定の記憶エリアに順次ストアされる。ステップ
s2では、後退信号SRが入力であるとステップs3に
進み、後述の後退制御(図17参照)を実行すべく後退
モードフラグをオンしメインルーチンにリターンする。
後退信号SRが入力でないと、ステップs4に進み、車
速V1が10〔Km/h〕以下か否か判断し、以下で無
いか、或いはステップs5で後退モードフラグが1でな
いとステップs6に進み、前進モードフラグをオンし、
メインルーチンにリターンする。ステップs5で後退モ
ードフラグが1であると、ステップs3の後退モードフ
ラグオンに進む。これにより、後退時に一時的に前進段
への切換えしが成され直ちにバックに戻るような場合に
おける無駄な前進画像表示を排除することが出来る。
【0023】メインルーチンの途中で図15の警報制御
ルーチンに達すると、ステップa1で、レーダ駆動回路
13で求められている最新の接近車両等の障害物の代表
点po(Xo,Yo)を読み込み、ステップa2では自
車の車速V1とレーダ駆動回路13で求められている相
対速度Δvとを検出する。ステップa3では自車の車速
V1と相対速度Δvとを加算し、接近車車速V2を演算
する。次いで、ステップa4では今回の制御周期におけ
る車線変更用の警戒領域(図10参照)と左折用の警戒
領域(図11参照)とを設定する。
【0024】図16に示すように、この警戒領域設定ル
ーチンでは、ステップb1で現在の前後進モードフラグ
を検出し、ステップb2ではで最新の実操舵角δ〔ra
d〕をハンドル舵角δ0より算出し、更に、車速V1
〔m/sec〕が取り込まれステップb3に進む。ここ
では、予め設定された車両のスタビリティーファクター
A、車両のホイールベースLh〔m〕を用い、旋回半径
ρを下記する式(1)で演算する。なお、このスタビリ
ティーファクターAは下記する式(2)で前以て演算さ
れ、例えば、0.002程度に設定される。ここで、m
は車両の慣性質量、lf,lrは車両重心と前後車軸間
距離、kf,krは前後輪タイヤのコーナリングパワー
を示す。
【0025】 ρ=(1+AV2)×Lh/δ・・・・・・・(1) A=−(m/2Lh2)×(lf・kf−lr・kr)/(kf・kr) ・・・・・・・(2) ステップb4に達すると、後退か否か後退信号SRの有
無より判断し、後退時にはステップb5に進み、ここで
は図9、図12に示すように、車体の後端より旋回半径
ρに沿った円弧f’を後方に1.0mまで伸ばし、同じ
く、同心円弧であって車体の後端より旋回半径(ρ+車
幅)に沿った円弧f”を後方に1.0mまで伸ばし、両
円弧間に挾まれ湾曲した警戒領域Erを設定し、図15
の警報制御ルーチンのステップa5に進む。一方、ステ
ップb4において、後退信号SRが無しで、前進時と判
断されると、ステップb6に進む。ステップb6では、
現在の旋回半径ρが所定値ρ1以上で略無限大と見做せ
るか否か判断し、Yesでステップb7にNoでステッ
プb8に進む。
【0026】ステップb7では現在の旋回半径ρが所定
値ρ1以上で略無限大と見做せる直線路であるとして、
図10に示すように、後側方から接近する車をルームミ
ラーで確認出来なくなる距離までの位置(車両後端より
10m程度)で、車体側壁より車幅方向Xにおいて隣接
する車線を走行する車両を十分検出できる距離(例えば
4m)だけ側方に離れた位置までの矩形域が車線変更時
に主な検出対象と成る四輪車を検出する警戒領域E1,
E2として設定される。更に、図11に示すように、車
体の左側の後側端より後側方から接近する二輪車をルー
ムミラーで確認できなくなる距離までの位置であって、
交差点における右左折時に内輪差によって巻き込みの影
響を受ける範囲(車体側壁より車幅方向Xに2m程度)
までの左右後方矩形域が警戒領域E3,E4として設定
される。この警戒領域E3,E4の内、警戒領域E3は
左折時に二輪車等の巻き込みを防止するため設定され、
警戒領域E4は右折時に二輪車等の巻き込みを防止する
ため設定され、この後、図15の警報制御ルーチンのス
テップa5に進む。
【0027】一方、ステップb8に進むと、ここでは旋
回半径ρが所定値以下のコーナー路と見做し、先に設定
したE1乃至E4をコーナー路の形状に合わせる。即
ち、図6に示すように、車幅Bの車体の左右後端より
(ρ−B/2),(ρ+B/2)(B:車体幅)に沿っ
た円弧f1,f2を後方に10mまで伸ばし、同じく、
同心円弧であって車体の左右後端より旋回半径(ρ+B
/2+4m),(ρ−B/2−4m)に沿った円弧g
1,g2を後方に10mまで伸ばし、両円弧間に挾まれ
湾曲した警戒領域E1’,E2’を設定する。更に、図
6に示すように、車体の左右後端より円弧f1,f2を
後方に5mまで伸ばし、同じく、同心円弧であって車体
の後端より旋回半径(ρ−B/2−2m),(ρ+B/
2+2m)に沿った円弧i1,i2を後方に5mまで伸
ばし、両円弧間に挾まれ湾曲した警戒領域E3’,E
4’を設定し、図15の警報制御ルーチンのステップa
5に進む。
【0028】図15のステップa5に達すると、ここで
は後退モードフラグ、前進モードフラグより表示モード
判定をし、前進モードフラグがオンでステップa6に、
後退モードフラグがオンでステップa7にそれぞれ進
む。前進モードでステップa6に達すると、ここでは接
近車、即ち、代表点po(Xo,Yo)が警戒領域E
1,E2中にあるか否か判定(フィルタ処理)し、代表
点po(Xo,Yo)が警戒領域E1,E2中にある
と、ステップa8に進み、無いとステップa9に進み、
ここで警報処理をオフしメインルーチンにリターンす
る。
【0029】ステップa8に進むと、自車の車速V1と
設定車速vaを比較する。ここでは、車線変更が行われ
ると判定する速度(例えば設定車速va=20Km/
h)以上の走行時はステップa10に、交差点での右
左折が行われると判定する速度(例えば設定車速va=
20Km/h)を下回る時にはステップa11に進
む。
【0030】設定車速va以上の走行時にあるとして
ステップa10に進むと、ここでは警戒領域E1,E2
中にある接近車が制動回避可能状態にあるか否か、即
ち、現在の接近車と自車との車両前後方向Yの相対速度
Δv及び相対距離(車間距離)Lを取り込み、図7に示
す相対速度Δv−車間距離L1マップに沿って、接近車
が制動回避可能域(M線以上の領域)にあるか否か判断
する。ここで、接近車が制動回避可能な状態では警報処
理をオフに保持して、そのままメインルーチンに戻る。
逆に、この接近車が制動回避可能な状態で無いとステッ
プa12に進み、ここでは接近車が存在する方向へのタ
ーンシグナルWL、WRの操作が成されているか判断し、
成されていないとステップa13に進んで、アンバー色
灯16をオンし、メインルーチンに進む。接近車が存在
する方向へのターンシグナルWL、WRの操作が成されて
いるとステップa14に進み、赤色灯21及びブザー2
2をオンし、メインルーチンに進む。
【0031】なお、ステップa10では相対速度Δv−
車間距離L1マップより相対速度Δvで接近車が制動回
避可能域(M線以上の領域)にいるか否かを判断した
が、これに代えて、図8に示すような、マップを用いて
も良い。このマップは警戒領域E1,E2中にある接近
車の運転者が通常の運転者としての挙動を行うと仮定し
た上で、現在の接近車の車速V2で停止可能な車間距離
L1’を推定車速V2より求める。即ち、相対速度Δv
に自車速V1を加算して、後続車両の推定車速V2を求
め、このV2より停止可能な車間距離L1’をマップで
算出し、この車間距離L1’を代表点po(XO,YO
の相対距離XOが上回るか否か否か判断し、上回るとそ
のままメインルーチンに戻り、下回ると後続車両との接
触の可能性があると判断し、ステップa12以下に進む
こととなる。
【0032】一方、ステップa8において、自車の車速
V1が設定車速vaを下回る時にはステップa11に
進む。ここではターンシグナルWL、WRの操作の有無を
判断し、操作無しではそのままメインルーチンに戻り、
操作有の右左折時ではステップa15に進み、ここでは
警戒領域(ステップa6で用いたE1,E2)を警戒領
域(E3又はE4)にターンシグナルWL、WRに応じて
変更し、ステップa16に進む。
【0033】ステップa16では警戒領域(E3又はE
4)の二輪車等の接近車との相対速度ΔVが歩行者より
速い物体の接近を判定する速度である設定値ΔV(例え
ば4Km/h)以上か否か判断し、歩行者より速い物体
が近づいているとステップa14に進んで、右左折時に
おける二輪車の巻き込み等の危険を運転者に知らせるべ
く赤色灯21及びブザー22がオンし、そうで無いとそ
のままメインルーチンに戻る。図15の警報制御ルーチ
ンのステップa5で後退信号SRが入力であると判断す
るとステップa7に進み、図17の後退制御ルーチンを
実行する。
【0034】ここでステップc1に達すると、ここでは
警戒領域Er内に位置する物体であって、相対的に接近
する物体の代表点po(XO,YO)との相対距離XO
もとめる。その上で、ステップc2では相対距離XO
0.2mを下回るか否か判断し、下回るとステップc3
でブザー22を連続駆動し、障害物と最接近していると
の危険度を知らせ、そうで無いとステップc4に進む。
ステップc4では相対距離XOが0.4mを下回るか否
か判断し、下回るとステップc6でブザー22を1秒当
たり4回駆動し、障害物と接触が近いとの危険度を知ら
せ、そうで無いとステップc5に進むる。ステップc5
では相対距離XOが0.6mを下回るか否か判断し、下
回るとステップc7でブザー22を1秒当たり2回駆動
し、障害物と接触が近いとの危険度を知らせ、そうで無
いとステップc8に進む。ステップc8では相対距離X
Oが1.0mを下回るか否か判断し、下回るとステップ
c9でブザー22を1秒当たり1回駆動し、障害物があ
るとの危険度を知らせ、そうで無いとそのままリターン
する。
【0035】上述の処において、図15に示す警戒領域
設定ルーチンを実行し、最新の実舵角δ〔rad〕、車
速V1〔m/sec〕より旋回半径ρを式(1)で演算
していたが、これに代え、図13に示すようなヨーレイ
トマップを用いても良い。この場合、ハンドル舵角δ0
と車速V1〔m/sec〕よりヨーレイトμを算出し、
ヨーレイトμで車速V1を除算して車両の旋回半径ρ
(=V1/μ)を求めても良い。あるいは、ヨーレイト
センサを車両に装着し、ヨーレイトセンサの出力と車速
V1を用いて直接車両の旋回半径ρ(=V1/μ)を求
めても良い。これらの場合も図1の装置と同様の作用効
果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、物体
を検出するスキャン式の物体検出手段を、他の部材に干
渉せず、検出角を広く取ることが可能な車両後端に突出
して設けるため検出手段は一つで良く、しかも、物体と
車両の相対運動状態を演算し、車両の走行状態を検出
し、その上で、これら物体と車両の相対運動状態と車両
の走行状態に基づいて警報判定を行う。このように、物
体検出手段の取付け場所が1つでよいので取付け作業性
が良くコストアップを抑えられ、更に相対運動状態と車
両の走行状態を考慮して警報を発するので警報信頼性が
高くなる。
【0037】請求項2の発明は、請求項1記載の車両の
後側方警報装置において、物体検出手段は車両後端のほ
ぼ中央部に設けられている。このため、物体検出手段は
左右両後側方のほぼ等しい範囲を検出域として確保する
ことができ、接近車が左右どちらに存在しても確実な検
出を行うことが出来る。
【0038】請求項3の発明は、請求項1記載の車両の
後側方警報装置において、車両の走行状態情報により車
両の旋回半径を演算し、この旋回半径から道路形状にあ
った検出用の領域を設定し、この領域を用いて物体の接
近状態を演算する。このため、道路形状にあった検出用
の領域を用いて物体の接近判定を行うことができ、道路
のコーナー部での接近車の確実な検出を行うことがで
き、また、道路外の物体を検出して誤警報が発生するの
を防げ、信頼性のある検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された車両の後側方警報装置の全
体概略構成断面図である。
【図2】図1の後側方警報装置の装備された車両の概略
平面図である。
【図3】図1の後側方警報装置の制御系の機能ブロック
図である。
【図4】図1の後側方警報装置で用いるアンバー色灯、
赤色灯の拡大側面図である。
【図5】図1の後側方警報装置で用いる表示部の拡大正
面図である。
【図6】図1の後側方警報装置の装備された車両のコー
ナー路走行を概略適に示す平面図である。
【図7】図1の後側方警報装置内の制御系が用いる車間
距離−相対速度の特性線図である。
【図8】図1の後側方警報装置の変形例で用いる車速−
車間距離の特性線図である。
【図9】図1の後側方警報装置が後退モードで表示部を
駆動した場合の表示部の拡大正面図である。
【図10】図1の後側方警報装置が用いる車線変更用の
警戒領域の説明図である。
【図11】図1の後側方警報装置が用いる左折用の警戒
領域の説明図である。
【図12】図1の後側方警報装置が用いる後退用の警戒
領域の説明図である。
【図13】図1の後側方警報装置の変形例で用いるヨー
レイトマップの特性線図である。
【図14】図1の後側方警報装置の制御系が用いるモー
ド判定ルーチンのフローチャートである。
【図15】図1の後側方警報装置の制御系が用いる警報
制御ルーチンのフローチャートである。
【図16】図1の後側方警報装置の制御系が用いる警戒
領域設定ルーチンのフローチャートである。
【図17】図1の後側方警報装置の制御系が用いる後退
表示ルーチンのフローチャートである。
【図18】従来の後側方警報装置の警戒領域を説明する
図である。
【符号の説明】
10 車両 11 リアバンパ 12 スキャンレーザレーダ 122 送受信回路部 13 レーダ駆動回路 14 表示装置 15 コントローラ 18 ドアミラー 20 アンバー色灯 21 赤色灯 22 ブザー Δv 相対速度 δ 舵角 A1 相対運動状態演算手段 A2 走行状態検出手段 A3 警報判定手段 C 追越し車両 E1 警戒領域 E3 警戒領域 X 車幅方向 Y 車両前後方向 WL ターンシグナル WR ターンシグナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 喜一 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両後端に突出して一つ設けられ少なくと
    も車両の後側方に位置する物体を検出するスキャン式の
    物体検出手段と、 前記物体検出手段の出力から物体と車両の相対運動状態
    を演算する相対運動状態演算手段と、 前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 前記相対運動状態演算手段の出力と前記走行状態検出手
    段の出力に基づいて警報判定を行う警報判定手段を備え
    ていることを特徴とする車両の後側方警報装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両の後側方警報装置にお
    いて、 前記物体検出手段は車両後端のほぼ中央部に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の車両の後側方警報
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両の後側方警報装置にお
    いて、 前記走行状態検出手段からの情報により前記車両の旋回
    半径を演算する旋回半径演算手段を備え、 前記警報判定手段は、前記旋回半径演算手段の出力から
    道路形状に合った領域の物体の接近状態を演算し警報判
    定を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の後側
    方警報装置。
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