JPH10168122A - 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 - Google Patents
塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法Info
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- JPH10168122A JPH10168122A JP35273496A JP35273496A JPH10168122A JP H10168122 A JPH10168122 A JP H10168122A JP 35273496 A JP35273496 A JP 35273496A JP 35273496 A JP35273496 A JP 35273496A JP H10168122 A JPH10168122 A JP H10168122A
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- chloride resin
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- cpvc
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/18—Introducing halogen atoms or halogen-containing groups
- C08F8/20—Halogenation
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱成形時の初期着色性及び熱安定性が改善
されるとともに、生産性の高い塩素化塩化ビニル樹脂の
製造方法を提供する。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこみ水銀灯を照射し、
塩化ビニル樹脂を塩素化して塩素化度が60〜73重量
%の塩素化塩化ビニルを製造するに際し、酸素濃度が1
000ppm 以下の塩素ガスを使用するとともに、塩素化
中に反応器中の塩素ガスを除去する。
されるとともに、生産性の高い塩素化塩化ビニル樹脂の
製造方法を提供する。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこみ水銀灯を照射し、
塩化ビニル樹脂を塩素化して塩素化度が60〜73重量
%の塩素化塩化ビニルを製造するに際し、酸素濃度が1
000ppm 以下の塩素ガスを使用するとともに、塩素化
中に反応器中の塩素ガスを除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素化塩化ビニル
系樹脂の製造方法に関し、更に詳しくは、生産性が高
く、加熱成形時の初期着色性及び熱安定性の改善された
塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法に関する。
系樹脂の製造方法に関し、更に詳しくは、生産性が高
く、加熱成形時の初期着色性及び熱安定性の改善された
塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩素化塩化ビニル系樹脂(以下、CPV
Cという)は、塩化ビニル系樹脂(以下、PVCとい
う)を塩素化して製造される。CPVCはPVCの長所
といわれる特性を残し、PVCの欠点といわれる性質を
改善したものである。即ち、CPVCはPVCの持つ優
れた耐候性、耐火災性、耐薬品性をそのまま残してい
る。他方でPVCは熱変形温度が低く、熱水に対して使
用できないという欠点を持っているのに対し、CPVC
は熱変形温度がPVCより20〜40℃も高く、熱水に
対しても使用できるという長所を持っている。従って、
CPVCは耐熱パイプ、耐熱継手、耐熱バルブ、耐熱工
業板などの分野で広汎に使用できる。
Cという)は、塩化ビニル系樹脂(以下、PVCとい
う)を塩素化して製造される。CPVCはPVCの長所
といわれる特性を残し、PVCの欠点といわれる性質を
改善したものである。即ち、CPVCはPVCの持つ優
れた耐候性、耐火災性、耐薬品性をそのまま残してい
る。他方でPVCは熱変形温度が低く、熱水に対して使
用できないという欠点を持っているのに対し、CPVC
は熱変形温度がPVCより20〜40℃も高く、熱水に
対しても使用できるという長所を持っている。従って、
CPVCは耐熱パイプ、耐熱継手、耐熱バルブ、耐熱工
業板などの分野で広汎に使用できる。
【0003】上述のように、CPVCは熱変形温度が高
い。そのため、CPVCを加工し、成形するためには、
PVCより高い温度で加熱・溶融しなければならない。
しかし乍ら、CPVCは熱安定性が悪く、これを加熱す
ると分解して着色する欠点がある。従って、CPVCは
PVCより加熱による成形において初期着色性が劣る。
また、成形・加工時に焼けが生じ易く、成形・加工巾が
狭いという欠点を持っている。そこで、CPVCの初期
着色性、熱安定性を改良する方法が望まれている。
い。そのため、CPVCを加工し、成形するためには、
PVCより高い温度で加熱・溶融しなければならない。
しかし乍ら、CPVCは熱安定性が悪く、これを加熱す
ると分解して着色する欠点がある。従って、CPVCは
PVCより加熱による成形において初期着色性が劣る。
また、成形・加工時に焼けが生じ易く、成形・加工巾が
狭いという欠点を持っている。そこで、CPVCの初期
着色性、熱安定性を改良する方法が望まれている。
【0004】また、PVCを水性懸濁下で塩素ガスを吹
きこみ、水銀灯照射下で塩素化するCPVCの一般的な
製造方法においては、塩素化反応時間が長く、生産性に
劣る。従って、CPVCの生産性を向上させるために、
塩素化反応時間を短縮する製造方法が望まれている。
きこみ、水銀灯照射下で塩素化するCPVCの一般的な
製造方法においては、塩素化反応時間が長く、生産性に
劣る。従って、CPVCの生産性を向上させるために、
塩素化反応時間を短縮する製造方法が望まれている。
【0005】初期着色性及び熱安定性の優れたCPVC
を製造する方法は、これまでも提案されてきた。例え
ば、特開平3−166205号では、特定の分散剤を用
いたPVCを塩素化してCPVCを製造する方法を提案
しているが、特定のPVCを選択して用いなければなら
ないため、実施が容易でない。また、この方法で得られ
たCPVCは、初期着色性及び熱安定性の改良は必ずし
も満足すべきものとは云い難い。
を製造する方法は、これまでも提案されてきた。例え
ば、特開平3−166205号では、特定の分散剤を用
いたPVCを塩素化してCPVCを製造する方法を提案
しているが、特定のPVCを選択して用いなければなら
ないため、実施が容易でない。また、この方法で得られ
たCPVCは、初期着色性及び熱安定性の改良は必ずし
も満足すべきものとは云い難い。
【0006】また、特開平4−198349号では、特
定の配合剤をCPVCに配合してなる組成物によりCP
VCの初期着色性及び熱安定性を改善することを提案し
ているが、この方法では特定の配合剤を選択して用いな
ければならず、実施が容易でない。また、この方法で得
られたCPVCは初期着色性及び熱安定性の改善は必ず
しも充分なものとは云い難い。
定の配合剤をCPVCに配合してなる組成物によりCP
VCの初期着色性及び熱安定性を改善することを提案し
ているが、この方法では特定の配合剤を選択して用いな
ければならず、実施が容易でない。また、この方法で得
られたCPVCは初期着色性及び熱安定性の改善は必ず
しも充分なものとは云い難い。
【0007】一方、CPVCの製造方法において、塩素
化反応時間を短くして、生産性を上げる方法は、未だ提
案されていないのが実情である。
化反応時間を短くして、生産性を上げる方法は、未だ提
案されていないのが実情である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、初期着色性
及び熱安定性の良好なCPVCの製造方法を提供するも
のである。また更に、本発明は、塩素化反応時間を短く
して、生産性の高いCPVCの製造方法を提供するもの
である。
及び熱安定性の良好なCPVCの製造方法を提供するも
のである。また更に、本発明は、塩素化反応時間を短く
して、生産性の高いCPVCの製造方法を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、PVCを
水性媒体中に懸濁させ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこ
むとともに水銀灯を照射し、PVCを塩素化して塩素化
度が60〜73重量%のCPVCを製造する方法におい
て、特に塩素ガス中の酸素濃度に注目して鋭意検討した
結果、反応に用いる塩素ガス中の酸素濃度を制御すると
ともに、反応中の反応容器内の塩素ガスを除去すること
により、初期着色性と熱安定性が改善され、更には、塩
素化反応時間が短縮され生産性が向上することを見出
し、本発明を完成するに到った。
水性媒体中に懸濁させ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこ
むとともに水銀灯を照射し、PVCを塩素化して塩素化
度が60〜73重量%のCPVCを製造する方法におい
て、特に塩素ガス中の酸素濃度に注目して鋭意検討した
結果、反応に用いる塩素ガス中の酸素濃度を制御すると
ともに、反応中の反応容器内の塩素ガスを除去すること
により、初期着色性と熱安定性が改善され、更には、塩
素化反応時間が短縮され生産性が向上することを見出
し、本発明を完成するに到った。
【0010】即ち、本発明はPVCを水性媒体中に懸濁
させ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこみ水銀灯を照射
し、PVCを塩素化して塩素化度が60〜73重量%の
CPVCを製造するに際し、酸素濃度が1000ppm 以
下の塩素ガスを使用するとともに、塩素化中に反応器中
の塩素ガスを少なくともPVCの重量の0.005倍量
除去することを特徴とするCPVCの製造方法を内容と
するものである。
させ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこみ水銀灯を照射
し、PVCを塩素化して塩素化度が60〜73重量%の
CPVCを製造するに際し、酸素濃度が1000ppm 以
下の塩素ガスを使用するとともに、塩素化中に反応器中
の塩素ガスを少なくともPVCの重量の0.005倍量
除去することを特徴とするCPVCの製造方法を内容と
するものである。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明でいうPVCは塩化ビニル
系単量体の重合である。塩化ビニル系単量体としては、
塩化ビニル単量体の他に、塩化ビニル単量体と共重合し
得る他の単量体が含まれる。塩化ビニル単量体と共重合
し得る他の単量体とは、エチレン、プロピレン、酢酸ビ
ニル、塩化アリル、アリルグリシジルエーテル、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルエーテル
等の単量体であり、これらは単独又は2種以上組み合わ
せて用いられ、その使用量は塩化ビニル単量体100重
量部当たり0〜20重量部程度である。
系単量体の重合である。塩化ビニル系単量体としては、
塩化ビニル単量体の他に、塩化ビニル単量体と共重合し
得る他の単量体が含まれる。塩化ビニル単量体と共重合
し得る他の単量体とは、エチレン、プロピレン、酢酸ビ
ニル、塩化アリル、アリルグリシジルエーテル、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルエーテル
等の単量体であり、これらは単独又は2種以上組み合わ
せて用いられ、その使用量は塩化ビニル単量体100重
量部当たり0〜20重量部程度である。
【0012】原料として用いられるPVCの製造方法は
何ら制限されない。即ち、用いられるPVCは懸濁重合
法、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法のいずれの方
法で作られたものでもよい。更に、懸濁重合法におい
て、用いる分散剤に何ら制限はない。
何ら制限されない。即ち、用いられるPVCは懸濁重合
法、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法のいずれの方
法で作られたものでもよい。更に、懸濁重合法におい
て、用いる分散剤に何ら制限はない。
【0013】PVCの平均重合度にも限定はないが、得
られたCPVCがパイプ、継手、バルブ、工業板、シー
ト等に用いられることから平均重合度は400〜200
0が好ましい。平均重合度が400未満ではCPVC成
形体の衝撃強度が低く、2000を越えるとCPVCの
溶融粘度が高くなり、加工しにくいものとなる傾向があ
る。
られたCPVCがパイプ、継手、バルブ、工業板、シー
ト等に用いられることから平均重合度は400〜200
0が好ましい。平均重合度が400未満ではCPVC成
形体の衝撃強度が低く、2000を越えるとCPVCの
溶融粘度が高くなり、加工しにくいものとなる傾向があ
る。
【0014】PVCを懸濁させる水性媒体としては、脱
イオン水を用いてもよいし、蒸留水を用いてもよい。P
VCと水性媒体を反応器内に投入後、あるいは投入しな
がら攪拌機により攪拌してPVCを水に分散させ、PV
Cを水に懸濁させる。
イオン水を用いてもよいし、蒸留水を用いてもよい。P
VCと水性媒体を反応器内に投入後、あるいは投入しな
がら攪拌機により攪拌してPVCを水に分散させ、PV
Cを水に懸濁させる。
【0015】得られた懸濁液を、真空ポンプを使用して
反応器内を吸引し、脱気することにより酸素を除いても
よい。また脱気後に、反応器内に窒素を通して、更に酸
素を除去した後に、再び真空ポンプにて反応器内を吸引
し、脱気してもよい。
反応器内を吸引し、脱気することにより酸素を除いても
よい。また脱気後に、反応器内に窒素を通して、更に酸
素を除去した後に、再び真空ポンプにて反応器内を吸引
し、脱気してもよい。
【0016】次に、酸素濃度が1000ppm 以下の塩素
ガスを反応器内に吹きこむ。塩素ガス中の酸素濃度を1
000ppm 以下にする方法は特に制限されないが、食塩
水の電気分解で得られた塩素ガスを液化して、大部分の
酸素を除いて酸素濃度を1000ppm 以下にする方法が
簡単である。本発明の効果を一層高めるには、塩素ガス
中の酸素濃度を200ppm 以下にすることが望ましい。
塩素ガス中の酸素濃度を200ppm 以下にする方法も特
に制限されないが、食塩水の電気分解で得られた塩素ガ
スを97%以下の液化率で液化すると容易に得られる。
塩素ガス中の酸素濃度が1000ppm を越えると本発明
の目的とする効果が達成されない。また下限については
特に制限はない。
ガスを反応器内に吹きこむ。塩素ガス中の酸素濃度を1
000ppm 以下にする方法は特に制限されないが、食塩
水の電気分解で得られた塩素ガスを液化して、大部分の
酸素を除いて酸素濃度を1000ppm 以下にする方法が
簡単である。本発明の効果を一層高めるには、塩素ガス
中の酸素濃度を200ppm 以下にすることが望ましい。
塩素ガス中の酸素濃度を200ppm 以下にする方法も特
に制限されないが、食塩水の電気分解で得られた塩素ガ
スを97%以下の液化率で液化すると容易に得られる。
塩素ガス中の酸素濃度が1000ppm を越えると本発明
の目的とする効果が達成されない。また下限については
特に制限はない。
【0017】反応器内に塩素ガスを吹きこむと同時又は
その後で、高圧水銀灯を懸濁液に照射してPVCの塩素
化を行なう。高圧水銀灯から照射された紫外線によるP
VCの光塩素化は特別なものではなく、例えば特開昭5
8−103507や特開昭64−6002等に記載され
ている。本発明では、PVCの塩素化中に反応器中の塩
素ガスを除去する。この塩素ガスの除去は、塩素化反応
中に単回もしくは複数回間欠的におこなってもよいが、
この発明の効果を一層上げるために、連続的に行なうこ
とが好ましい。
その後で、高圧水銀灯を懸濁液に照射してPVCの塩素
化を行なう。高圧水銀灯から照射された紫外線によるP
VCの光塩素化は特別なものではなく、例えば特開昭5
8−103507や特開昭64−6002等に記載され
ている。本発明では、PVCの塩素化中に反応器中の塩
素ガスを除去する。この塩素ガスの除去は、塩素化反応
中に単回もしくは複数回間欠的におこなってもよいが、
この発明の効果を一層上げるために、連続的に行なうこ
とが好ましい。
【0018】塩素ガスの除去量は、PVCの重量の少な
くとも0.005倍量が必要で、好ましくは0.01〜
5倍量である。塩素ガスの除去量がPVCの重量の0.
005倍量未満では、本発明の目的とする効果が十分に
得られない。また、5倍量を越えると除去した塩素ガス
の処理に多大の設備費及び運転コストがかかり好ましく
ない。
くとも0.005倍量が必要で、好ましくは0.01〜
5倍量である。塩素ガスの除去量がPVCの重量の0.
005倍量未満では、本発明の目的とする効果が十分に
得られない。また、5倍量を越えると除去した塩素ガス
の処理に多大の設備費及び運転コストがかかり好ましく
ない。
【0019】塩素ガスの除去は、どのような方法であっ
てもよく、例えば反応器上部の配管にオリフィスを設置
し、そこから塩素ガスの除去を行なってよい。除去した
塩素ガスは食塩水の電気分解工場の塩素ガスラインに戻
してもよいし、塩素ガスの液化のための設備における塩
素ガスラインに戻してもよい。
てもよく、例えば反応器上部の配管にオリフィスを設置
し、そこから塩素ガスの除去を行なってよい。除去した
塩素ガスは食塩水の電気分解工場の塩素ガスラインに戻
してもよいし、塩素ガスの液化のための設備における塩
素ガスラインに戻してもよい。
【0020】塩素化反応中の反応器内の圧力は、0〜1
kg/cm2 ゲージ圧であることが好ましい。反応圧力が0
kg/cm2 ゲージ圧未満では本発明の反応器からの塩素ガ
スの除去が困難であり、また1kg/cm2 ゲージ圧より高
いと、反応器及び水銀灯に耐圧をもたせる必要が生じ、
設備費が高価となるばかりでなく、操作も煩雑となるの
で好ましくない。
kg/cm2 ゲージ圧であることが好ましい。反応圧力が0
kg/cm2 ゲージ圧未満では本発明の反応器からの塩素ガ
スの除去が困難であり、また1kg/cm2 ゲージ圧より高
いと、反応器及び水銀灯に耐圧をもたせる必要が生じ、
設備費が高価となるばかりでなく、操作も煩雑となるの
で好ましくない。
【0021】更に、反応器内の圧力は塩素化反応中は実
質的に一定であることが好ましい。これは、反応器内の
圧力が変動すると、反応器内の塩素ガスの供給と消費及
び除去のバランスに変動が生じ、操作が困難になる上、
本発明の目的とする効果が小さくなるからである。
質的に一定であることが好ましい。これは、反応器内の
圧力が変動すると、反応器内の塩素ガスの供給と消費及
び除去のバランスに変動が生じ、操作が困難になる上、
本発明の目的とする効果が小さくなるからである。
【0022】塩素化反応時の反応器内の温度は特に制限
されないが、例えば反応開始温度は50℃以下であり、
反応後期に到達する温度は50〜90℃であるのが好ま
しい。反応温度が低すぎると、塩素化反応時間が長くな
り生産性が低下し、また反応温度が高すぎると、得られ
たCPVCの初期着色性及び熱安定性が悪化するため好
ましくない。
されないが、例えば反応開始温度は50℃以下であり、
反応後期に到達する温度は50〜90℃であるのが好ま
しい。反応温度が低すぎると、塩素化反応時間が長くな
り生産性が低下し、また反応温度が高すぎると、得られ
たCPVCの初期着色性及び熱安定性が悪化するため好
ましくない。
【0023】塩素化反応の停止は、反応器内の反応液中
の塩化水素濃度を測定することにより得られたCPVC
の塩素化度を測定し、CPVCが60〜73重量%の所
定の塩素化度になったときに水銀灯の照射を止め、塩素
化反応を停止する。それと同時に、反応器内に窒素ガス
を導入し、反応液に溶解した塩素ガスを追い出した後、
水洗・乾燥を行ないCPVCパウダーを得る。
の塩化水素濃度を測定することにより得られたCPVC
の塩素化度を測定し、CPVCが60〜73重量%の所
定の塩素化度になったときに水銀灯の照射を止め、塩素
化反応を停止する。それと同時に、反応器内に窒素ガス
を導入し、反応液に溶解した塩素ガスを追い出した後、
水洗・乾燥を行ないCPVCパウダーを得る。
【0024】
【実施例】以下に実施例と比較例を挙げて本発明を更に
詳しく説明するが、これらは本発明を何ら制限するもの
ではない。以下の記載において、「部」又は「%」は、
特に断らない限り、それぞれ「重量部」又は「重量%」
を表す。尚、実施例及び比較例における熱安定性試験、
プレス板色差b値の測定方法は、下記のとおりである。
詳しく説明するが、これらは本発明を何ら制限するもの
ではない。以下の記載において、「部」又は「%」は、
特に断らない限り、それぞれ「重量部」又は「重量%」
を表す。尚、実施例及び比較例における熱安定性試験、
プレス板色差b値の測定方法は、下記のとおりである。
【0025】(イ)熱安定性試験 50×40mmに切り取ったロールシート片を195℃ギ
ヤオーブンにて10〜15分毎に取り出し、目視で黒化
度を観察した。黒化するまでに要する時間(黒化時間:
分)で示した。
ヤオーブンにて10〜15分毎に取り出し、目視で黒化
度を観察した。黒化するまでに要する時間(黒化時間:
分)で示した。
【0026】(ロ)初期着色性 色差計(日本電色工業株式会社製 Σ80 COLOR MEASU
RING SYSTEM )にて、プレス板のb値(黄味)を測定し
た。
RING SYSTEM )にて、プレス板のb値(黄味)を測定し
た。
【0027】実施例1〜14、比較例1〜5 PVCとしては、懸濁重合法で製造した平均重合度70
0で平均粒径160ミクロンの粉末を用いた。反応器
に、上記PVC粉末15kgと脱イオン水35kgを入れ、
充分に攪拌した後、真空ポンプで内部空気を吸引し、内
部圧を−0.6kg/cm2 Gで10分間保った。次いで、
窒素ガスを通して、反応器中の酸素をさらに除いた後、
再び真空ポンプで吸引し、上記の圧力に10分間保持
し、反応器内の酸素を除去した。次いで、種々の酸素濃
度の塩素ガスを反応器に供給し、10分間反応器内を塩
素ガスで置換後、高圧水銀灯を照射し、塩素化反応を行
なった。
0で平均粒径160ミクロンの粉末を用いた。反応器
に、上記PVC粉末15kgと脱イオン水35kgを入れ、
充分に攪拌した後、真空ポンプで内部空気を吸引し、内
部圧を−0.6kg/cm2 Gで10分間保った。次いで、
窒素ガスを通して、反応器中の酸素をさらに除いた後、
再び真空ポンプで吸引し、上記の圧力に10分間保持
し、反応器内の酸素を除去した。次いで、種々の酸素濃
度の塩素ガスを反応器に供給し、10分間反応器内を塩
素ガスで置換後、高圧水銀灯を照射し、塩素化反応を行
なった。
【0028】塩素化反応中は、内圧を塩素ガスで調整
し、同時に反応器上部の配管に装置したオリフィスより
塩素ガスを除去した。表1に示すように、塩素ガスの除
去は連続あるいは間欠あるいは単回で行なった。尚、比
較例4、5では、塩素ガスの除去は行なわなかった。反
応圧力は、反応中に調節し、表1に示すように0.2kg
/cm2 Gで変動しない場合と、0〜0.2kg/cm2 Gの
間で変動するようにした。塩素ガスの除去量は、上記オ
リフィスの穴径を調節して所定の量の塩素ガスを除去し
た。
し、同時に反応器上部の配管に装置したオリフィスより
塩素ガスを除去した。表1に示すように、塩素ガスの除
去は連続あるいは間欠あるいは単回で行なった。尚、比
較例4、5では、塩素ガスの除去は行なわなかった。反
応圧力は、反応中に調節し、表1に示すように0.2kg
/cm2 Gで変動しない場合と、0〜0.2kg/cm2 Gの
間で変動するようにした。塩素ガスの除去量は、上記オ
リフィスの穴径を調節して所定の量の塩素ガスを除去し
た。
【0029】塩素化反応温度は、反応開始時は35℃、
反応中は実施例1〜10、比較例1〜4では70℃、実
施例11〜14、比較例5では60℃で行なった。反応
器内の塩化水素濃度から塩素化度を計算し、塩素含有量
が所定量になったところで水銀灯の照射を止め、塩素ガ
スの供給を停止した。同時に反応器を冷却し、窒素ガス
にて残留塩素ガスの除去を行ない塩素化反応を終了し
た。得られた生成物を脱イオン水で水洗し、脱水して乾
燥後、CPVCの白色粉末を得た。
反応中は実施例1〜10、比較例1〜4では70℃、実
施例11〜14、比較例5では60℃で行なった。反応
器内の塩化水素濃度から塩素化度を計算し、塩素含有量
が所定量になったところで水銀灯の照射を止め、塩素ガ
スの供給を停止した。同時に反応器を冷却し、窒素ガス
にて残留塩素ガスの除去を行ない塩素化反応を終了し
た。得られた生成物を脱イオン水で水洗し、脱水して乾
燥後、CPVCの白色粉末を得た。
【0030】(CPVCの物性試験)実施例1〜14、
比較例1〜5で得られたCPVCを用いて下記の配合物
を作成した。 CPVC 100部 MBS(鐘淵化学工業株式会社製 商品名:カネエースB31) 10部 スズ系安定剤(オクチルスズ−メルカプト) 2部 ステアリン酸 1部 パラフィンワックス 0.7部 この配合物をクリアランス0.2mmで190℃のロール
で3分間混練した。得られたロールシートを縦50mm、
横40mmに切り取り、熱安定性試験に供した。また、別
に得られたロールシートを重ねて、195℃でプレスし
て厚み3mmのプレス板を作成し、色差計にてb値(黄
味)を測定した。得られた結果を表1に示す。
比較例1〜5で得られたCPVCを用いて下記の配合物
を作成した。 CPVC 100部 MBS(鐘淵化学工業株式会社製 商品名:カネエースB31) 10部 スズ系安定剤(オクチルスズ−メルカプト) 2部 ステアリン酸 1部 パラフィンワックス 0.7部 この配合物をクリアランス0.2mmで190℃のロール
で3分間混練した。得られたロールシートを縦50mm、
横40mmに切り取り、熱安定性試験に供した。また、別
に得られたロールシートを重ねて、195℃でプレスし
て厚み3mmのプレス板を作成し、色差計にてb値(黄
味)を測定した。得られた結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明かなように、本発明の製造方法
で得られたCPVCは初期着色性と熱安定性に優れ、ま
た塩素化反応時間が短く、生産性が高いことがわかる。
で得られたCPVCは初期着色性と熱安定性に優れ、ま
た塩素化反応時間が短く、生産性が高いことがわかる。
【0033】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明によればCPVC
の加熱成形時の初期着色性及び熱安定性が改善されると
ともに、所定の塩素化度に達する反応時間が短縮され、
生産性が大巾に高められる。
の加熱成形時の初期着色性及び熱安定性が改善されると
ともに、所定の塩素化度に達する反応時間が短縮され、
生産性が大巾に高められる。
Claims (6)
- 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、該懸濁液中に塩素ガスを吹きこみ水銀灯を照射し、
塩化ビニル系樹脂を塩素化して塩素化度が60〜73重
量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を製造するに際し、酸素
濃度が1000ppm 以下の塩素ガスを使用するととも
に、塩素化中に反応器中の塩素ガスを少なくとも塩化ビ
ニル系樹脂の重量の0.005倍量除去することを特徴
とする塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 酸素濃度が200ppm 以下の塩素ガスを
用いる請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 反応器中の塩素ガスを連続的に除去する
請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 塩素化反応中に、塩化ビニル系樹脂の重
量の0.01〜5倍量の塩素ガスを除去する請求項1〜
3のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項5】 塩素化反応中の反応器内の圧力が0〜1
kg/cm2 ゲージ圧である請求項1〜4のいずれか1項に
記載の製造方法。 - 【請求項6】 塩素化反応中の反応器内の圧力が実質的
に一定である請求項5記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35273496A JPH10168122A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35273496A JPH10168122A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168122A true JPH10168122A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18426077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35273496A Withdrawn JPH10168122A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10168122A (ja) |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP35273496A patent/JPH10168122A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |