JPH10168145A - フェノール樹脂の製造方法 - Google Patents

フェノール樹脂の製造方法

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JPH10168145A
JPH10168145A JP32680696A JP32680696A JPH10168145A JP H10168145 A JPH10168145 A JP H10168145A JP 32680696 A JP32680696 A JP 32680696A JP 32680696 A JP32680696 A JP 32680696A JP H10168145 A JPH10168145 A JP H10168145A
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JP
Japan
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oil
phenol
phenol resin
resin
varnish
Prior art date
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Pending
Application number
JP32680696A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsuoka
宏幸 松岡
Shigeyuki Yagi
茂幸 八木
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打ち抜き加工性が優れた紙基材フェノール樹
脂積層板を得る。 【解決手段】 乾性油又は半乾性油変性フェノール樹脂
を合成する際に、1分子内に第1級及び第3級アミン基
を有するアミン化合物、例えば1−アミノエチルピペラ
ジン、1−アミノ−4−メチルピペラジン又はN,N'−
ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン等の触媒によ
りレゾール化を行うことを特徴とするフェノール樹脂の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用電子機器の
プリント配線板に好適に使用される紙基材フェノール樹
脂積層板(以下、紙フェノール積層板という)に使用さ
れるフェノール樹脂の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙フェノール積層板には、桐
油、カシュー油、アマニ油、ヒマシ油、リノレン油、リ
ノール油、エポキシ化植物油などの乾性油、半乾性油等
とフェノール、クレゾール等のフェノール類とを、酸性
触媒下で反応させ、その後アンモニアもしくは第3級ア
ミンでレゾール化した樹脂が使用されている。打ち抜き
加工性をよりよくする方法としては、フェノール樹脂の
硬化に関与しない外部可塑剤を使用する方法がとられて
きた。しかし、乾性油変性フェノール樹脂を使用する
と、第3級アミン触媒では十分な打ち抜き加工性を得る
ためには、乾性油の使用率を高くする必要があり、積層
板の耐水性、耐湿性、電気絶縁性が低下する傾向があ
る。また、コスト面でも不利である。一方、アンモニア
触媒では、未反応のフェノールが多く、紙フェノール積
層板中のフェノールモノマーが多く残り、環境面より問
題になってきている。また、外部可塑剤を配合する場
合、積層板の耐熱性、耐水性、耐湿性、電気絶縁性が低
下する傾向がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、打ち抜き加
工性に優れ、吸水性、電気絶縁性に優れ、かつ未反応フ
ェノールが少ない紙フェノール積層板に使用するフェノ
ール樹脂の製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するために、乾性油又は半乾性油変性フェノール樹脂
を合成する際に、分子内に第1級及び第3級アミン基を
有するアミン化合物の触媒によりレゾール化を行うこと
を特徴とするフェノール樹脂の製造方法、である。この
ようなアミン化合物としては、代表的には、1−アミノ
エチルピペラジン、1−アミノ−4−メチルピペラジン
又はN,N'−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン
が挙げられる。
【0005】この得られたフェノール樹脂において、分
子内の第1級アミン基がメチレン結合と反応しフェノー
ル−フェノール間隔を大きくするとともに架橋密度を小
さくしているので、積層板の打ち抜き加工性を良好に
し、かつアミン化合物自体が樹脂と結合しているので、
吸水性、電気絶縁性に優れた積層板が得られる。同時に
第3級アミン基の作用により含浸に十分な量のメチロー
ル基が生成されている。
【0006】油変性フェノール樹脂に使用する油として
は、桐油、カシュー油、アマニ油、ヒマシ油、リノレン
油、リノール油、エポキシ化植物油などの乾性油、半乾
性油等が挙げられるが、特に桐油が反応性、コスト面よ
り望ましい。(半)乾性油の使用量は5%〜50%程度
が望ましい。5%未満では可撓性が十分でなく、また5
0%を越えると(半)乾性油の反応性が低下し、積層板
としたときの層間密着性が低下するようになる。特に好
ましくは10%〜30%である。酸触媒としてはシュウ
酸、パラトルエンスルホン酸等が挙げられる。
【0007】フェノール類としては、フェノール、クレ
ゾール、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニ
ルフェノール等を単独もしくは併用して用いる。また、
レゾール化の際に加えるホルムアルデヒドは、フェノー
ルに対するモル比で0.8〜2.0の範囲が望ましい。
0.8未満であると未反応のフェノール成分が増加し、
また2.0を越えると未反応のホルムアルデヒドが多い
ため臭気が強く、コスト面でも不利になる。この方法に
よる油変性フェノール樹脂は2段含浸(原紙への一次処
理あり)、1段含浸(原紙への一次処理なし)のどちら
にも適用できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0009】〔低分子量メチロールフェノール樹脂(ワ
ニスd)の合成〕フェノール1000g、37%ホルム
アルデヒド水溶液980g、トリエチルアミン20gか
らなる混合物を60℃で2時間反応させ、次に減圧下で
濃縮し、これをメタノールで希釈して樹脂分50%のフ
ェノール樹脂ワニスdを得た。
【0010】《実施例1》油変性フェノール樹脂(ワニスa)の合成及びこれを用
いた積層板Aの作製 フェノール1600gと桐油800gをパラトルエンス
ルホン酸の存在下、95℃で2時間反応させた。次いで
40%ホルムアルデヒド水溶液1500g、アミノエチ
ルピペラジン100gを加えて100℃で2時間反応
後、減圧下で濃縮し、これをトルエンとメタノールの混
合溶媒で希釈して樹脂分50%の油変性フェノール樹脂
ワニスaを得た。このワニスの遊離フェノール量は、ガ
スクロマトグラフ法で測定して、4.7%であった。
【0011】ワニスa100重量部、ワニスd40重量
部、臭素化エポキシ樹脂(樹脂分50%)20重量部、
メチロール化メラミン樹脂(樹脂分50%)20重量
部、トリフェニルホスフェート10重量部を配合したワ
ニスを樹脂分55%となるように紙基材に含浸させてプ
リプレグを得た。このプリプレグ8枚とその表裏両面に
接着剤つき銅箔を重ね合わせ、加熱加圧成形して板厚
1.6mmの積層板Aを得た。
【0012】《比較例1》油変性フェノール樹脂(ワニスb)の合成及びこれを用
いた積層板Cの作製 フェノール1600gと桐油800gをパラトルエンス
ルホン酸の存在下、95℃で2時間反応させた。次いで
パラホルムアルデヒド600g、トリエチルアミン10
0g、トルエン2000gを加えて90℃で2時間反応
後、減圧下で濃縮し、これをトルエンとメタノールの混
合溶媒で希釈して樹脂分50%の油変性フェノール樹脂
ワニスbを得た。このワニスの遊離フェノール量は、ガ
スクロマトグラフ法で測定して、5.4%であった。
【0013】ワニスc100重量部、ワニスd40重量
部、臭素化エポキシ樹脂(樹脂分50%)20重量部、
メチロール化メラミン樹脂(樹脂分50%)20重量
部、トリフェニルホスフェート10重量部を配合したワ
ニスを樹脂分55%となるように紙基材に含浸させてプ
リプレグを得た。このプリプレグ8枚とその表裏両面に
接着剤つき銅箔を重ね合わせ、加熱加圧成形して板厚
1.6mmの積層板Bを得た。
【0014】《比較例2》油変性フェノール樹脂(ワニスc)の合成及びこれを用
いた積層板Cの作製 フェノール1600gと桐油800gをパラトルエンス
ルホン酸の存在下、95℃で2時間反応させた。次いで
40%ホルムアルデヒド水溶液1500g、27%アン
モニア水溶液100gを加えて90℃で2時間反応後、
減圧下で濃縮し、これをトルエンとメタノールの混合溶
媒で希釈して樹脂分50%の油変性フェノール樹脂ワニ
スcを得た。このワニスの遊離フェノール量は、ガスク
ロマトグラフ法で測定して、11.3%であった。
【0015】ワニスc100重量部、ワニスd40重量
部、臭素化エポキシ樹脂(樹脂分50%)20重量部、
メチロール化メラミン樹脂(樹脂分50%)20重量
部、トリフェニルホスフェート10重量部を配合したワ
ニスを樹脂分55%となるように紙基材に含浸させてプ
リプレグを得た。このプリプレグ8枚とその表裏両面に
接着剤つき銅箔を重ね合わせ、加熱加圧成形して板厚
1.6mmの積層板Cを得た。
【0016】以上の方法により得られたそれぞれの積層
板について特性を評価し、表1に示す結果を得た。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
の方法により得られたフェノール樹脂を使用することに
より、打ち抜き加工性が優れ、耐水性、電気絶縁性に優
れ、かつ未反応フェノールが少ない紙フェノール積層板
を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾性油又は半乾性油変性フェノール樹脂
    を合成する際に、分子内に第1級及び第3級アミン基を
    有するアミン化合物の触媒によりレゾール化を行うこと
    を特徴とするフェノール樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】 アミン化合物が、1−アミノエチルピペ
    ラジン、1−アミノ−4−メチルピペラジン又はN,N'
    −ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジンである請求
    項1記載のフェノール樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2により得られたフェノー
    ル樹脂を用いることを特徴とする紙基材フェノール樹脂
    積層板の製造方法。
JP32680696A 1996-12-06 1996-12-06 フェノール樹脂の製造方法 Pending JPH10168145A (ja)

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JP32680696A JPH10168145A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 フェノール樹脂の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314684A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Dainippon Ink & Chem Inc 熱硬化性樹脂組成物及び摩擦材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007314684A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Dainippon Ink & Chem Inc 熱硬化性樹脂組成物及び摩擦材

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