JPH10168482A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH10168482A
JPH10168482A JP34678896A JP34678896A JPH10168482A JP H10168482 A JPH10168482 A JP H10168482A JP 34678896 A JP34678896 A JP 34678896A JP 34678896 A JP34678896 A JP 34678896A JP H10168482 A JPH10168482 A JP H10168482A
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weight
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group
acid
fatty acid
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JP34678896A
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Kenji Kato
賢二 加藤
Hitoshi Kobashi
仁 小橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣料布帛に対して優れた洗浄力を有し、すすぎ
工程において改めて柔軟剤を添加することなしに、洗浄
と同時に柔軟性を賦与することができ、かつ湖沼の富栄
養化の原因となる窒素化合物を極力含まない洗浄剤組成
物を提供する。 【解決手段】(A)成分として脂肪酸石けん、(B)成分と
してカルボキシアルキルチオコハク酸若しくはカルボキ
シアルキルオキシコハク酸又はそれらの塩を含有し、
(A)成分と(B)成分の重量比(A)/(B)が1/2〜50
/1であり、(B)成分の含有量が0.1〜30重量%で
あることを特徴とする洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物に関
する。さらに詳しくは、本発明は、衣料布帛に対して洗
浄力に優れ、かつ洗浄、乾燥後に柔軟性を賦与すること
が可能な洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通常の家庭で行われる洗濯におい
て、被洗浄物である衣料布帛に洗浄後の柔軟性を賦与す
るには、洗浄剤による洗浄工程の後に行われるすすぎ工
程において、衣料用柔軟剤を改めて添加して衣料布帛の
繊維に特定の化合物を吸着させることによりその目的を
達している。これらの特定の化合物としては、例えば、
「油脂」第48巻、第5号、44〜57ページ(199
5年)に示されるように、分子中に窒素を含有する化合
物、特に長鎖アルキル基又はアシル基を分子中に有する
4級アンモニウム塩、3級アミン塩、イミダゾリニウム
塩などが、その代表的なものとして挙げられる。また、
分子中に窒素を含有しない化合物も検討されており、ス
ルホキシド、長鎖脂肪酸グリセリドの硫酸化物や長鎖脂
肪酸とペンタエリスリトールの部分エステルなどがその
代表的なものとして挙げられるが、これらは前述の分子
中に窒素を含有する化合物と比較すると、その効果にお
いて充分ではない。このように含窒素化合物は衣料布帛
に対しての柔軟性賦与については優れているものの、使
用ののち環境に放出されてからの微生物による分解性に
難のあるものや、分解性に優れている化合物であっても
分子中に窒素を含有していることから、湖沼の富栄養化
についての懸念を本質的に内在している。また、衣料用
柔軟剤の使用法は、すすぎ工程において改めて薬剤を投
入添加するという煩雑さを伴っている。この煩雑さを解
消すべく、洗浄剤処方に柔軟性を賦与する化合物を組み
込み、洗浄と柔軟性賦与とを同時に行うという検討もな
されている。例えば、特開昭50−4号公報には、石け
ん化合物、カード用分散剤、スメクタイト型粘土、水不
溶性の4級アンモニウム塩、付着促進剤及びアルカル性
ビルダー塩の組み合わせが開示されている。また、特開
平1−266199号公報には、界面活性剤、ジエチレ
ントリアミンのジアミド及びイミダゾリン化合物との組
み合わせが開示されている。しかし、これらの組成物に
含まれる水不溶性の4級アンモニウム塩、ジエチレント
リアミンのジアミド及びイミダゾリン化合物は、使用後
に環境に放出されたのち微生物による分解が容易でな
く、また、湖沼などの閉鎖性水域の富栄養化の源とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、衣料布帛に
対して優れた洗浄力を有し、すすぎ工程において改めて
柔軟剤を添加することなしに、洗浄と同時に柔軟性を賦
与することができ、かつ湖沼の富栄養化の原因となる窒
素化合物を極力含まない洗浄剤組成物を提供することを
目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、脂肪酸石けん及
びカルボキシアルキルチオコハク酸若しくはカルボキシ
アルキルオキシコハク酸又はそれらの塩を含有する洗浄
剤組成物が、充分な洗浄力を有するとともに、洗浄と同
時に柔軟性をも賦与し得ることを見いだし、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(1)(A)成分として脂肪酸石けん、(B)成分とし
て一般式[1]で表される化合物を含有し、(A)成分と
(B)成分の重量比(A)/(B)が1/2〜50/1であ
り、(B)成分の含有量が0.1〜30重量%であること
を特徴とする洗浄剤組成物、
【化2】 (ただし、式中、Rは炭素数1〜30のアルキレン基又
はカルボキシル基置換アルキレン基であり、Xは酸素又
はイオウであり、M1、M2及びM3は水素、一価に相当
する金属又は無置換若しくは有機基置換アンモニウム基
であり、それらはたがいに同一であっても異なっていて
もよい。)、及び、(2)一般式[1]で表される化合
物において、Xがイオウである第(1)項記載の洗浄剤組
成物、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物において
は、(A)成分として脂肪酸石けんを使用する。本発明組
成物の(A)成分である脂肪酸石けんの原料となる脂肪酸
としては、例えば、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、
パーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、菜種油脂肪酸、ヒマワ
リ油脂肪酸、米ヌカ油脂肪酸、コーン油脂肪酸、綿実油
脂肪酸、トール油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、硬化ヒマシ
油脂肪酸、牛脂脂肪酸、豚脂脂肪酸、硬化魚油脂肪酸な
どの天然由来の油脂を加水分解し、場合により水素添加
することにより生産される混合脂肪酸、また、それぞれ
の混合脂肪酸を分離精製した単体脂肪酸、例えば、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール
酸、エルカ酸、リシノール酸、ヒドロキシステアリン酸
などを挙げることができる。これらの脂肪酸は、1種を
単独で使用することができ、あるいは、2種以上を組み
合わせて使用することができる。さらに、本発明組成物
に用いる脂肪酸石けんの原料となる脂肪酸は、天然由来
の脂肪酸に限るものではなく、石油化学由来の脂肪酸も
使用することができる。石油化学由来の脂肪酸を使用す
るときは、その炭素数が12以上であることが好まし
い。本発明組成物において、良好な洗浄力と柔軟効果と
の2つの性能を両立させるためには、脂肪酸石けんの原
料とする脂肪酸が、炭素数16以上の脂肪酸であること
がより好ましい。また、脂肪酸の混合物を使用する場合
には、全脂肪酸組成における炭素数16以上の脂肪酸の
割合が50重量%以上であることが好ましい。さらに、
炭素数16以上の脂肪酸においては、不飽和脂肪酸の方
が飽和脂肪酸よりも好ましく、このような不飽和脂肪酸
としては、例えば、パルミトオレイン酸、オレイン酸、
ガドレイン酸、エルカ酸などの炭素数16以上のモノ不
飽和脂肪酸を挙げることができる。
【0006】本発明組成物において使用する脂肪酸石け
んとしては、脂肪酸のナトリウム石けん、カリウム石け
んのほか、アンモニウム石けん、アミン石けんなどを挙
げることができる。このような脂肪酸石けんを形成する
塩基性成分としては、例えば、ナトリウム、カリウムな
どのアルカリ金属、無置換又は有機基置換アンモニウム
基などを挙げることができる。無置換又は有機基置換ア
ンモニウム基としては、NH4基、有機基が1個置換し
たアンモニウム基、有機基が2個置換したアンモニウム
基及び有機基が3個置換したアンモニウム基を挙げるこ
とができる。有機基置換アンモニウム基の有機基として
は、炭素数1〜24、好ましくは1〜18の脂肪族基、
炭素数6〜24、好ましくは6〜18の芳香族基、炭素
数2〜24、好ましくは2〜18のヒドロキシアルキル
基などを挙げることができる。また、有機基が2個以上
置換している場合は、複数の有機基はたがいに同一であ
ってもよく、異なっていてもよく、さらにたがいに結合
して環構造を形成していてもよい。このような有機基置
換アンモニウム基を形成する有機アミンとしては、例え
ば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミンなどの脂
肪族アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンな
どのアルカノールアミン、アニリンなどの芳香族アミ
ン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、ピペリジンな
どの複素環式アミンなどを挙げることができる。
【0007】本発明組成物においては、(B)成分として
一般式[1]で表される化合物を使用する。
【化3】 一般式[1]において、Rは炭素数1〜30のアルキレ
ン基又はカルボキシル基置換アルキレン基であり、より
好ましくは炭素数1〜18のアルキレン基又はカルボキ
シル基置換アルキレン基である。Rで表されるアルキレ
ン基又はカルボキシル基置換アルキレン基は、直鎖状又
は分岐状のいずれともすることができる。このようなア
ルキレン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、オクチ
レン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ド
デシレン基、トリデシレン基、テトラデシレン基、ペン
タデシレン基、ヘキサデシレン基、ヘプタデシレン基、
オクタデシレン基、ノナデシレン基、アイコシレン基、
ヘンイコシレン基、ドコシレン基、トリコシレン基、テ
トラコシレン基、ペンタコシレン基、ヘキサコシレン
基、オクタコシレン基、ノナコシレン基、トリアコンチ
レン基などを挙げることができる。また、カルボキシル
基置換アルキレン基としては、例えば、カルボキシエチ
レン基、2−カルボキシ−1,3−プロピレン基などを
挙げることができる。一般式[1]において、Xは酸素
又はイオウである。Xがイオウである化合物を含有する
洗浄剤組成物の方が、Xが酸素である化合物を含有する
洗浄剤組成物よりも、洗浄力と柔軟性を総合して優れて
いるので、Xはイオウであることがより好ましい。
【0008】一般式[1]において、M1、M2及びM3
は水素、一価に相当する金属又は無置換若しくは有機基
置換アンモニウム基であり、それらはたがいに同一であ
っても、異なっていてもよい。金属としては、例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウム、亜鉛、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッケ
ル、銅、錫などを挙げることができる。これらの中で、
リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウムが特に好ましい。一般式[1]の金属に関して、
一価に相当する金属とは、金属をその価数で除した仮想
的な金属をいい、例えば、金属が、カルシウム、マグネ
シウムなどの二価の金属である場合は、Ca1/2、Mg
1/2などと仮想的に表され、アルミニウムのように三価
の金属である場合は、Al1/3などと仮想的に表され
る。二価の金属1個はM1、M2及びM3のうち2に相当
し、一般式[1]で表される化合物の1分子内のM1
2及びM3のうちの2に相当してもよく、あるいは、一
般式[1]で表される化合物の2分子のM1、M2及びM
3のうちの2に相当し、2分子を架橋する構造となって
もよい。さらに、三価の金属は、一般式[1]で表され
る化合物の1分子ないし3分子のM1、M2及びM3のう
ちの3に相当する。金属がナトリウム、カリウムなどの
一価の金属である場合は、1個の金属イオンが一価に相
当する金属である。
【0009】一般式[1]において、無置換又は有機基
置換アンモニウム基は、NH4基、有機基が1個置換し
たアンモニウム基、有機基が2個置換したアンモニウム
基又は有機基が3個置換したアンモニウム基である。有
機基置換アンモニウム基の有機基としては、炭素数1〜
24、好ましくは1〜18の脂肪族基、炭素数6〜2
4、好ましくは6〜18の芳香族基、炭素数2〜24、
好ましくは2〜18のヒドロキシアルキル基などを挙げ
ることができる。また、有機基が2個以上置換している
場合は、複数の有機基はたがいに同一であっても、異な
っていてもよく、さらにたがいに結合して環構造を形成
していてもよい。このような有機基置換アンモニウム基
を形成する有機アミンとしては、例えば、メチルアミ
ン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘ
キシルアミン、オクチルアミンなどの脂肪族アミン、エ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノール
アミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノー
ルアミン、アニリンなどの芳香族アミン、モルホリン、
ピリジン、ピロリジン、ピペリジンなどの複素環式アミ
ンなどを挙げることができるが、これらの中で、モルホ
リン及びアルカノールアミンが特に好ましい。本発明組
成物において、一般式[1]で表される化合物が有する
カルボキシル基の3分の2以上が塩を形成していること
が好ましい。
【0010】本発明組成物に用いられる一般式[1]で
表される化合物の製造方法については特に制限はなく、
任意の公知の方法によって製造することができる。例え
ば、無水マレイン酸にチオグリコール酸又はその塩を付
加することにより、カルボキシメチルチオ無水コハク酸
又はカルボキシメチルチオ無水コハク酸の塩を製造した
のち加水分解し、そのまま、あるいは適当な塩基性化合
物でさらに中和して塩とすることにより、カルボキシメ
チルチオコハク酸又はその塩を得ることができる。本発
明の洗浄剤組成物において、(A)成分と(B)成分との重
量比(A)/(B)は1/2〜50/1であり、より好まし
くは1/1〜20/1である。重量比(A)/(B)が1/
2未満であると、充分な洗浄力が得られないおそれがあ
る。重量比(A)/(B)が50/1を超えると、充分な柔
軟効果が得られないおそれがある。本発明組成物におい
て、(B)成分の含有量は0.1〜30重量%であり、よ
り好ましくは0.5〜10重量%である。(B)成分の含
有量が0.1重量%未満であると、充分な柔軟効果が得
られないおそれがある。(B)成分の含有量が30重量%
を超えると、洗浄力が損なわれるおそれがある。
【0011】本発明の洗浄剤組成物を製造する方法には
特に制限はなく、例えば、油脂をアルカリ成分と水とに
よってけん化分解したのちに、その他の配合成分を添加
して噴霧乾燥し粉砕する方法、脂肪酸石けんを水に溶解
したのちその他の配合成分を添加して噴霧乾燥し粉砕す
る方法、脂肪酸石けんにその他の配合成分を添加し水を
加えることなく混合し粉砕する方法などを挙げることが
できる。これらの方法の中で、脂肪酸にアルカリ成分、
一般式[1]で表される化合物、その他の配合成分及び
全組成物に対して15重量%を超えない量の水を添加
し、加圧ニーダー、レーデゲミキサー、ヘンシェルミキ
サー、ハイスピードミキサーなどの混合機によって中和
混合し、粉砕して製造する方法が好ましい。本発明の洗
浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲におい
て、通常洗浄剤に用いられる界面活性剤を1種以上含有
せしめることができ、このような界面活性剤としては、
例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルエー
テル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアル
ケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスル
ホン酸塩、アルキルエーテル又はアルケニルエーテルカ
ルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アシルメチ
ルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキル若しく
はアルケニルリン酸エステル又はその塩、硫酸化油又は
硫酸化脂肪酸の塩などの陰イオン性界面活性剤、カルボ
キシベタイン、イミダゾリニウムベタイン、スルホベタ
インなどの両性界面活性剤、ポリオキシアルキレンアル
キル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンア
ルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド又
はそのアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸ソルビタン
エステル、脂肪酸モノグリセリドなどの脂肪酸と多価ア
ルコールとのエステル、アルキルアミンオキサイドなど
の非イオン性界面活性剤などを挙げることができる。さ
らに、一般的に洗浄剤組成物に添加される、ビルダー、
蛍光増白剤、酵素、再汚染防止剤、キレート剤、漂白
剤、漂白活性化剤、防腐剤、色素、香料などを含有せし
めることができる。
【0012】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例で調製した洗浄剤
組成物には、下記の原料を用いた。 (A)成分 脂肪酸石けん(1):NAA−34[日本油脂(株)]のナ
トリウム塩。脂肪酸組成;ミリスチン酸3重量%、パル
ミチン酸5重量%、パルミトオレイン酸8重量%、ステ
アリン酸1重量%、オレイン酸74重量%、リノール酸
7重量%、リノレン酸2重量%。 脂肪酸石けん(2):ヤシ油脂肪酸40重量%と牛脂脂肪
酸60重量%との混合脂肪酸のナトリウム塩。脂肪酸組
成;カプリル酸2重量%、カプリン酸3重量%、ラウリ
ン酸20重量%、ミリスチン酸9重量%、パルミチン酸
21重量%、パルミトオレイン酸2重量%、ステアリン
酸13重量%、オレイン酸28重量%、リノール酸2重
量%。 (B)成分 カルボキシメチルチオコハク酸二ナトリウム塩(SCM
TS) カルボキシエチルチオコハク酸二ナトリウム一カリウム
塩(SCETS) カルボキシメチルオキシコハク酸二ナトリウム塩(SC
MOS) オキシジコハク酸三ナトリウム塩(SODS) その他の成分 非イオン活性剤(1):炭素数12〜14のアルコールの
エチレンオキシド9モル付加物。 非イオン活性剤(2):ノニルフェノールのエチレンオキ
シド9モル付加物。 アニオン活性剤(1):炭素数12〜14のアルコールの
エチレンオキシド3モル付加物の硫酸エステルのナトリ
ウム塩。 アニオン活性剤(2):n−ドデシルベンゼンスルホン酸
のナトリウム塩。 TMS:酒石酸のモノコハク酸エステルのナトリウム
塩。 DMDTAC:ジメチルジ牛脂アルキルアンモニウムク
ロリド。 また、洗浄力試験及び評価は下記の方法により行った。 (1)人工汚染布 オレイン酸15.0重量%、パルミチン酸7.5重量%、
ミリスチン酸7.5重量%、牛脂硬化油30.0重量%、
コレステロール10.0重量%、スクワレン5.0重量
%、セチルアルコール10.0重量%及びパラフィン1
5.0重量%の混合物にカーボンブラックを分散させた
ものを人工汚垢とし、この人工汚垢で木綿白布を汚染
し、人工汚染布とした。 (2)洗浄試験 洗濯機[(株)東芝製、AW−65VF3]を用い、標準
コース中水位で洗浄試験を行った。洗濯機に水道水63
リットル及び洗浄剤組成物63.0gを入れて均一に溶
解し、木綿タオル30枚(重量約2kg)と10cm×10
cmの人工汚染布を4枚縫い付けた30×30cmの木綿金
巾布を入れ、洗浄温度25℃、洗浄時間10分間で洗浄
したのち、ためすすぎを2回行い、40秒間脱水した。 (3)洗浄力の評価 汚染前の原白布、洗浄前の人工汚染布及び洗浄後の人工
汚染布について、カラーコンピューター[スガ試験機
(株)製、SM−4]を用いて表面反射率を測定し、下記
の式より洗浄力を計算した。 洗浄力={(R2−R1)/(R0−R1)}×100
(%) ただし、式中、R0は汚染前の原白布の反射率であり、
1は洗浄前の人工汚染布の反射率であり、R2は洗浄後
の人工汚染布の反射率である。洗浄力の値が35%以上
であると充分な洗浄効果を有し、洗浄力が35%未満で
あると洗浄効果は不充分であるとされる。 (4)柔軟性の評価 洗浄した木綿タオルを陰干しにより乾燥し、3枚ずつ重
ねて10組の試料を作製した。この3枚重ねの木綿タオ
ルについて、10名のパネラーにより柔軟性の官能評価
を行った。対照としては、市販の合成系コンパクト洗剤
を用いて洗浄し、同様に調製した3枚重ねの木綿タオル
を用いた。対照品と比較して、はるかに良好な柔軟性を
示す場合には2点、良好な柔軟性を示す場合には1点、
同等の場合には0点、柔軟性に劣る場合にはマイナス1
点を与え、10名のパネラーによる評価点の合計を求め
た。 実施例1 (A)成分として脂肪酸石けん(1)50重量部、(B)成分
としてカルボキシメチルチオコハク酸二ナトリウム塩5
重量部、その他の成分としてソーダ灰35重量部、2号
ケイ酸ソーダ5重量部及びゼオライト5重量部を配合し
て洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組成物を用いて
洗浄試験を行ったところ、洗浄力は38%、柔軟性は1
8点であった。 実施例2 (A)成分として脂肪酸石けん(2)50重量部、(B)成分
としてカルボキシエチルチオコハク酸二ナトリウム一カ
リウム塩5重量部、その他の成分としてソーダ灰35重
量部、2号ケイ酸ソーダ5重量部及び過炭酸ソーダ5重
量部を配合して洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組
成物を用いて洗浄試験を行ったところ、洗浄力は38
%、柔軟性は17点であった。 実施例3 (A)成分として脂肪酸石けん(1)50重量部、(B)成分
としてカルボキシメチルオキシコハク酸二ナトリウム塩
5重量部、その他の成分として非イオン活性剤(1)10
重量部、アニオン活性剤(1)10重量部、ソーダ灰5重
量部、メタケイ酸ソーダ5重量部及びゼオライト15重
量部を配合して洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組
成物を用いて洗浄試験を行ったところ、洗浄力は40
%、柔軟性は14点であった。 実施例4 (A)成分として脂肪酸石けん(1)30重量部、(B)成分
としてオキシジコハク酸三ナトリウム塩5重量部、その
他の成分として非イオン活性剤(2)20重量部、ソーダ
灰15重量部、メタケイ酸ソーダ10重量部及びゼオラ
イト20重量部を配合して洗浄剤組成物を調製した。こ
の洗浄剤組成物を用いて洗浄試験を行ったところ、洗浄
力は37%、柔軟性は14点であった。 実施例5〜10 第1表に示す各成分を配合して洗浄剤組成物を調製し、
洗浄試験を行った。洗浄力と柔軟性の評価結果を、第1
表に示す。 比較例1 (A)成分としての脂肪酸石けん(1)50重量部、その他
の成分としてソーダ灰35重量部、2号ケイ酸ソーダ5
重量部、メタケイ酸ソーダ5重量部及びゼオライト5重
量部を配合して洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組
成物を用いて洗浄試験を行ったところ、洗浄力は38
%、柔軟性は5点であった。 比較例2 (A)成分として脂肪酸石けん(1)50重量部、(B)成分
としてカルボキシエチルチオコハク酸二ナトリウム一カ
リウム塩0.5重量部、その他の成分としてソーダ灰3
5重量部、2号ケイ酸ソーダ4.5重量部、メタケイ酸
ソーダ5重量部及びゼオライト5重量部を配合して洗浄
剤組成物を調製した。この洗浄剤組成物を用いて洗浄試
験を行ったところ、洗浄力は38%、柔軟性は5点であ
った。 比較例3 (A)成分として脂肪酸石けん(1)10重量部、(B)成分
としてカルボキシメチルオキシコハク酸二ナトリウム塩
30重量部、その他の成分として非イオン活性剤(2)1
0重量部、アニオン活性剤(1)10重量部、アニオン活
性剤(2)10重量部、ソーダ灰10重量部、過炭酸ソー
ダ10重量部及びゼオライト10重量部を配合して洗浄
剤組成物を調製した。この洗浄剤組成物を用いて洗浄試
験を行ったところ、洗浄力は32%、柔軟性は8点であ
った。 比較例4〜8 第2表に示す各成分を配合して洗浄剤組成物を調製し、
洗浄試験を行った。洗浄力と柔軟性の評価結果を、第2
表に示す。 比較例9 市販の合成系コンパクト洗剤を用いて、洗浄試験を行っ
た。洗浄力と柔軟性の評価結果を、第2表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】実施例1〜10の本発明の洗浄剤組成物を
用いた洗浄試験においては、洗浄力の値は36〜41%
であり、すべて充分な洗浄効果を有するとされている3
5%を超えている。また、市販の合成系コンパクト洗剤
によって洗浄した木綿タオルとの比較による柔軟性の官
能評価では、10名のパネラーのほとんどが、柔軟性に
ついて対照品と比較してはるかに良好又は良好と評価
し、評価点の合計は14〜18点に達している。これに
対して、(B)成分を含まない比較例1、比較例5〜8の
洗浄剤組成物及び(A)成分と(B)成分の重量比(A)/
(B)が大きすぎる比較例2の洗浄剤組成物を用いた洗浄
試験においては、洗浄力は36〜38%で洗浄効果は充
分であるが、柔軟性の官能評価では、多くのパネラーが
対照品と同等又は対照品より良好と評価するにとどま
り、評価点の合計は4〜5点である。また、(A)成分と
(B)成分の重量比(A)/(B)が小さすぎる比較例3〜4
の洗浄剤組成物を用いた洗浄試験においては、洗浄力は
29〜32%で洗浄効果が不充分であり、柔軟性の官能
評価では、多くのパネラーが対照品より良好と評価した
が対照品よりはるかに良好とする評価は少なく、評価点
の合計は8〜10点にとどまっている。市販の合成系コ
ンパクト洗剤を用いた比較例9においては、洗浄力は4
0%で洗浄効果は充分であるが、柔軟性の点では、実施
例の本発明の洗浄剤組成物はもとより、比較例の洗浄剤
組成物と比較しても劣っている。
【0018】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、優れた洗浄力
を有するとともに、洗浄と同時に被洗浄物に柔軟性を賦
与することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)成分として脂肪酸石けん、(B)成分と
    して一般式[1]で表される化合物を含有し、(A)成分
    と(B)成分の重量比(A)/(B)が1/2〜50/1であ
    り、(B)成分の含有量が0.1〜30重量%であること
    を特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (ただし、式中、Rは炭素数1〜30のアルキレン基又
    はカルボキシル基置換アルキレン基であり、Xは酸素又
    はイオウであり、M1、M2及びM3は水素、一価に相当
    する金属又は無置換若しくは有機基置換アンモニウム基
    であり、それらはたがいに同一であっても異なっていて
    もよい。)
  2. 【請求項2】一般式[1]で表される化合物において、
    Xがイオウである請求項1記載の洗浄剤組成物。
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