JPH10169342A - 回転式門扉における開閉装置 - Google Patents

回転式門扉における開閉装置

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JPH10169342A
JPH10169342A JP8328074A JP32807496A JPH10169342A JP H10169342 A JPH10169342 A JP H10169342A JP 8328074 A JP8328074 A JP 8328074A JP 32807496 A JP32807496 A JP 32807496A JP H10169342 A JPH10169342 A JP H10169342A
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JP
Japan
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cylinder
outer cylinder
guide
opening
gate
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JP8328074A
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English (en)
Inventor
Junichi Sumiya
順一 角谷
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TATEYAMA ALUM GAISOU KK
Original Assignee
TATEYAMA ALUM GAISOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型の門扉本体であっても円滑に開閉でき、
開又は閉状態において不用意に門扉本体が回動しない回
転式門扉の開閉装置を提供する。 【解決手段】 鉛直に固定した内筒6の外周部に門扉本
体に設けられる外筒3を回動可能に配設すると共に、内
筒6内のベース5上に油圧シリンダ23を鉛直に設け
る。油圧シリンダ23のピストンロッド24の先端に内
筒6の対向する壁面に軸方向に形成したガイドスリット
20,21を貫通する駆動軸25を水平に設る。ガイド
スリット20,21を貫通した駆動軸25の各先端部を
ガイドスリットと対向する外筒3の内周面に設けたガイ
ド板16,17の案内溝に係合させ、ピストンロッド2
4の上下動に従って駆動軸25をガイド16,17板に
形成した案内溝に沿って移動させて外筒3を回転させ、
門扉本体を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工場や公共施設
など比較的間口の広い開口部に設置される回転式門扉を
手動又は遠隔操作で自在に開閉することのできる回転式
門扉における開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明の出願人は、広い開口部に設置
される比較的大型の門扉として、特開平7−62963
号公報において戸車や吊りワイヤなどを用いることな
く、コンパクトに構成することができる門柱回転式門扉
を提案した。この門柱回転式門扉は、門扉本体を支持す
る門柱を地面に鉛直に固定する内筒と、該内筒を可回動
に覆い、かつ門扉本体に固定する外筒で構成し、さらに
外筒上部の中心部に鉛直に設置された支持軸と、内筒の
上端に固定されて前記支持軸の下端を受ける軸受で構成
し、開閉に際しては前記支持軸を支点として回動させる
もので、意匠上優れた外観を有すると共に、強度的にも
優れているなどの利点を有し既に実用化されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】この門扉は、門扉本体の
荷重は外筒を介して支点軸と軸受との衝合、および内筒
側面に対する外筒の側面の接触によって受けられ、門扉
本体は支点軸を中心に回動可能であるため構成を簡単に
することができるが、内筒に外筒を回転自在に設けるに
際して、外筒に設けた支点軸を内筒に一体的に設けた支
持板に固着した軸受と係合させるように構成している。
しかしながら、外筒に比較的開口幅が長くて重量のある
門扉本体を固定した場合、門扉を開又は閉状態で保持す
るに際し、門扉本体の先端側にはベース方向への荷重が
作用し、外筒の支点軸が内筒に固定された軸受と係合し
ていると、外筒の下方側を中心とする回転モーメントが
作用して内筒に門扉本体側への大きな重量が加わって倒
れるおそれがあるなど実用上解決すべき問題を有してい
る。
【0004】この発明はかゝる現状に鑑み、構成がきわ
めて簡単でしかも大型の門扉本体であっても円滑に開閉
でき、しかも開又は閉状態においては不用意に門扉本体
が回動することのない回転式門扉における開閉装置を提
供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載の発明は、ベース上に鉛
直に固定する円筒状の内筒の外周部に門扉本体に設けら
れる円筒状の外筒を回動可能に配設して回転式門扉を構
築するに際し、前記内筒内のベース上に油圧シリンダを
鉛直に設けると共に、該油圧シリンダのピストンロット
の先端部に前記内筒の対向する壁面にそれぞれ軸方向に
形成したガイドスリットを貫通する駆動軸を水平に設
け、前記ガイドスリットを貫通した駆動軸の各先端部を
前記ガイドスリットと対向する外筒の内周面にそれぞれ
設けたガイド板の案内溝に係合せしめ、前記ピストンロ
ッドの上下動に従って前記駆動軸をガイド板に形成した
案内溝に沿って移動させることによって前記外筒を回転
させ、門扉本体を開閉するよう構成したことを特徴とす
る回転式門扉における開閉装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明において、回転式門扉
は、地面に鉛直に固定される円筒状の内筒と、該内筒を
可回動に覆う内筒よりも短い円筒状の外筒と、該外筒に
固定される門扉本体とで構成される。
【0007】門扉本体の一方の側面部に固定される外筒
は、前記内筒に被嵌した場合、内筒との間に所定のクリ
アランスを確保することのできる径を有するもので、該
外筒内の上部には、対向する内壁間にブラケットが一体
的に固定され、該ブラケットの中心に先端部が下方に突
出するように支点軸が鉛直に保持される。その際、支点
軸を外周部にねじを形成した軸部材で形成し、かつブラ
ケットの中心部にタップ孔を設けることによって支点軸
の高さを所定の範囲内において微調整することができ
る。
【0008】他方の内筒は、下端部に内筒をベース上に
鉛直に固定するためのベース板を溶接等の手段によって
固着したもので、該内筒の上端部には前記支点軸と係合
する軸受をスライド自在に設けるものである。この軸受
は、基本的には内筒の上端部の対向する内周面間に固定
される支持板の上面に載置されるものであるが、軸受が
実質的に内筒の上端側にスライド自在に保持されれば、
その保持の仕方についてはなんら制限はない。
【0009】この内筒の上部及び下部の外周面には、所
定の厚みを有するカラーリングが一体的に固定される。
このカラーリングは、内筒と外筒の間に形成されるクリ
アランスよりも若干薄い厚さのもので、該カラーリング
の外周面と外筒の内周面との間に若干の隙間を有し、門
扉の開閉時には門扉本体の全荷重が前記支点軸にのみ作
用し、門扉が開又は閉状態で静止しているときは、門扉
本体の荷重が作用して軸受が門扉本体側に若干スライド
移動し、各カラーリングの外周面が外筒と接して門扉本
体を常に水平状態に保持して倒れることを防止すると共
に、門扉本体が不用意に回動することを阻止するもので
ある。
【0010】前記支点軸はその先端面を球面状の凸部と
し、該支点軸と係合する軸受は、その上面の中央部を球
面状の凹部とすることによって回動を円滑にし、かつ両
者の係合をより確実にすることができる。
【0011】外筒に固定される門扉本体の構造には特段
の限定はないが、比較的開口幅の広い間口に設置する門
扉本体の長さは約3〜6mというきわめて長い枠状体か
らなるもので、上下の枠桟間を多数の縦格子などの装飾
部材で連結したものが一般的であるが、かゝる装飾部材
は縦格子以外に枡目状の格子、パネルなど各種のデザイ
ンとすることができる。この門扉本体を外筒の外周部に
固着する手段にも特段の制限はないが、一般的には外筒
の外周部及び門扉本体の側面部の上下にそれぞれ取付ブ
ラケットを一体的に設け、これら取付ブラケットを相互
にボルトとナットで連結することによって固着すること
ができる。
【0012】かゝる基本構成からなる回転式門扉は、前
記外筒を内筒に設けられる軸受と係合する支点軸を支点
として回動させることによって門扉本体を開閉させるに
際して、内筒内に油圧シリンダを設け、該油圧シリンダ
の上下動を外筒の回転運動に変換することによって門扉
本体を開閉するようにしたものである。
【0013】前記油圧シリンダは、ピストンロッドが上
下動するように内筒内のベース上に鉛直に固定されるも
ので、そのピストンロッドの先端部には前記外筒の内径
にほぼ等しい長さを有する駆動軸が水平に固定される。
【0014】この駆動軸の先端部は、前記内筒の中央部
より下方の対向する壁面にそれぞれ軸方向に沿って所要
の長さで鉛直に形成したガイドスリットを貫通して外筒
の内周面と対峙している。
【0015】一方、前記ガイドスリットと対応する外筒
の内周面にはそれぞれガイド板が固定されている。この
ガイド板は、板状体のいづれか一方側の上部と該上部に
対称位置の他方側の下部にそれぞれ上下方向に鉛直な所
要長さの案内溝を形成し、該案内溝間を所要の傾斜角を
有する案内溝で連結したもので、左右に配置されるガイ
ド板に形成される案内溝は左右対称に形成されている。
【0016】前記ガイド板の案内溝と前記駆動軸は常に
係合しているもので、ガイド板に形成された鉛直方向の
案内溝と駆動軸が係合している場合には、前記外筒には
なんの負荷も作用しないので、外筒は回転せず、門扉本
体も開閉しない。たとえば、駆動軸の下方の鉛直の案内
溝と係合している状態で油圧シリンダを作用させてピス
トンロンドを上方に上昇させても、案内溝が軸方向に沿
って鉛直に形成されているため外筒にはなんの負荷も作
用しない。同様に上方の鉛直な案内溝に駆動軸が係合し
ても外筒には負荷が作用せず、門扉本体は回転しない。
【0017】ピストンロッドの上昇に従って水平に配置
された駆動軸もガイド板に形成された鉛直な案内溝に沿
って上昇し、該鉛直な案内溝と連通して形成された傾斜
角を有する案内溝と接すると、外筒には回転力が作用
し、該外筒と一体の門扉本体が回動を始め、駆動軸が上
昇中は門扉本体に開の方向に移動し、さらに駆動軸が上
昇して上方の鉛直な案内溝と係合すると外筒には負荷が
作用しなくなるので、門扉本体はその位置に止まる。
【0018】油圧シリンダのピストンロッドを下降させ
ると駆動軸も同時に下降し、前記動作と逆の動作を行う
ため、外筒には前記上昇方向とは逆の回転力が作用し、
門扉本体は閉方向に移動して所要の位置で閉状態を保持
する。
【0019】したがって、上下の鉛直な案内溝を連通さ
せる案内溝の傾斜角や案内溝の長さを適宜に設定するこ
とによって、門扉本体を所望の位置まで回転させ、その
状態を保持させることができる。その際、上下の鉛直な
案内溝と傾斜角を有する案内溝で連通する場合、当該連
通部を緩やかな角度で連結すると、当該部位では外筒に
対する回転力は緩やかに作用して門扉本体を緩やかに開
閉させることができる。また、上下の鉛直な案内溝を連
通させるに際し、傾斜角を有する案内溝の一部に鉛直な
部位を設けることによって、門扉本体を2段開閉させる
ことも可能となる。
【0020】前記内筒内のベース上に固定される油圧ポ
ンプは、2本の主管路パイプによって油圧ポンプと連繋
しているので、油圧ポンプを所要の位置に設けることに
よって門扉本体を遠隔操作によって自在に開閉すること
ができる。その際、油圧シリンダと油圧ポンプを連繋す
る主管路パイプの途中にそれぞれ切換弁を設けると共
に、各切換弁と油圧シリンダとの間の主管路パイプ間を
側路パイプによって連結し、この側路パイプの途中にも
切換弁を設けることによって種々の方法で門扉本体を開
閉することが可能となる。すなわち、側路パイプの切換
弁を閉とし、主管路パイプの切換弁をそれぞれ開とする
ことによって通常の油圧シリンダとして使用することが
できる。
【0021】一方、主管路パイプの切換弁をいずれも閉
とし、側路パイプの切換弁を開とすることによって手動
で門扉本体を開閉することができる。また、2本の主管
路及び側路パイプの各切換弁をいずれも閉とすることに
よって油圧シリンダの駆動をロックさせることができ
る。
【0022】なお、前記開閉弁はいずれもバッテリーで
も作動するように構成し、停電などによって主電源が断
たれた場合、バッテリーによって主管路パイプの開閉弁
を閉に、側路パイプの開閉弁を適度の開度とすることに
よって油圧シリンダをショックアブソーバとして使用す
ることができる。
【0023】
【作用】この発明の回転式門扉における開閉装置は、ベ
ース上に固定された内筒内に設けた油圧シリンダの上下
動をピストンロッドの先端部に設けた駆動軸と、該駆動
軸と係合する一体一対のガイド板によって回転運動に変
化させて外筒と一体の門扉本体を開閉するため、大型の
門扉本体であってもガイド板に設ける案内溝の長さや傾
斜角を自在に選定することによって油圧シリンダのスト
ロークや作動速度に関係なく門扉を開閉することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、この発明の回転式門扉における開閉装
置の実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。
この発明の回転式門扉1は図1に示すように、上下及び
左右の枠桟を連結して横長の枠状体を構成し、該枠状体
の上下の枠桟間を多数の格子で連結してなる門扉本体2
と、該門扉本体2の一側端に取付ブラケット4によって
固定される外筒3と、地面Bに固定されたベース板5に
鉛直に固定され、前記外筒3を回転自在に保持する内筒
6とから構成されている。なお、図中7は門扉本体2の
他側端と接する戸当り用支柱で、ベース板5によって地
面Bに鉛直に固定されている。また、図中28は前記内
筒6内のベース5上に固定される後述の油圧シリンダ2
3と2本の主管路パイプ26,27で連繋される油圧ポ
ンプを示し、29はその制御盤である。
【0025】この回転式門扉1を構成する内筒6は所定
の径と長さを有する金属製の円筒体からなるもので、そ
の基端部にベース板5が一体的に固定され、該ベース板
5を地面Bに形成したコンクリート製のベース基台8に
ボルト9で固定することによって地面B上に鉛直に保持
する。
【0026】この内筒6に回転自在に保持される外筒3
は、内筒6よりも径が大きく、かつ長さが多少短い金属
製の円筒体からなるもので、先端部にはキャップ10が
設けられ、該外筒3の内周面と内筒6の外周面との間の
クリアランスは約37mm程度、外筒3と内筒6との長
さの差は約40mmとしている。この外筒3の上端部に
は、図2及び図3に示すように所要の厚みを有する板状
体からなるブラケット11が溶着によって固着されてい
る。このブラケット11の中央部にはタップ孔12が上
下に貫通して形成され、該タップ孔12にボルトからな
る支点軸13をその先端部がブラケット11の下面から
突出するよう装着されている。
【0027】この外筒3は図2及び図3から明らかなよ
うに、内筒6の外周部に所要のクリアランスを存して回
動可能に嵌装するものであるが、前記内筒6の下方の外
周面には所定の厚みを有するカラーリング14が外筒3
の内周面と所要のクリアランスを存するように固定さ
れ、一方外筒3の上方の内周面にはカラーリング15を
一体的に設け、内筒6と外筒3との接触部を前記支点軸
13とこのカラーリング14,15に限定し、外筒3の
回動をより確実にすると共に、門扉本体が静止状態の場
合、カラーリング14,15の一部が外筒3の内周面又
は内筒の外周面と接し、門扉本体2の不用意な回動を阻
止するよう構成している。
【0028】かゝる外筒3は、前記カラーリング15の
下方の内周面の対向する部位にそれぞれガイド板16,
17が一体的に固着されている。このガイド板16,1
7は所要の厚みと幅及び長さを有する板状体からなるも
ので、図1に示すように各ガイド16,17の上下の対
称位置に外筒3の軸方向に沿って鉛直な案内溝16a,
16bと17a,17bがそれぞれ形成され、かつこれ
ら案内溝16aと16b,17aと17bとがそれぞれ
所定の傾斜角θ1,θ2 を有する案内溝16c,17cで
一体的に連通されている。なお、ガイド板16に設けら
れる案内溝とガイド板17に設けられる案内溝は左右対
称である。
【0029】なお、内筒6を中心に外筒3を回動させる
に際し、外筒3の内周部と、該内周部と対向する内筒6
の外周部に角度をずらしてそれぞれストッパ部材(図示
せず)をそれぞれ一体的に固定して外筒3が一定角度以
上に回動しないように構成してもよいが、必ずしも必須
のものではない。
【0030】一方、前記内筒6の開口部近傍の内側が円
板18によって閉塞され、該円板18上に前記外筒3の
ブラケット11に保持された支点軸13の先端部と係合
する軸受19がスライド自在に載置されている。また、
前記外筒3に設けたガイド板16,17と対応する内筒
6の壁面には、それぞれ軸方向に沿って所要の幅と長さ
を有する一対のガイドスリット20,21が形成されて
いると共に、内筒6内のベース板5上には油圧シリンダ
23をそのピストンロッド24が上下動するように鉛直
に固定されている。
【0031】前記油圧シリンダ23は、図1に示すよう
に2本の主管路パイプ26,27によって所要の部位に
設けられた油圧ポンプ28と連繋しているもので、その
ピストンロンド24の先端部には左右の先端部がそれぞ
れ内筒6に形成したガイドスリット20,21を貫通
し、外筒3の内周面に設けられたガイド板16,17に
形成された案内溝と係合する駆動軸25を水平状態で一
体的に設けている。
【0032】かゝる構成からなる回転式門扉1におい
て、門扉本体2が開又は閉状態において静止している場
合には、外筒3には門扉本体2の荷重が作用して外筒3
が門扉本体2側に傾くが、その際支点軸13と係合する
軸受19が門扉本体2側に若干スライド移動する。その
結果、門扉本体2側の下部のカラーリング14が外筒3
の内周面と、門扉本体2と反対側の上部のカラーリング
15が内筒6の内周面とそれぞれ接して門扉本体2が不
用意に回動することを阻止している。なお、油圧シリン
ダ23が作動して外筒3が回動すると、軸受19は元の
位置である円板18の上面中央部に復帰し、外筒3は支
点軸13を支点としてスムーズに回動するものである。
【0033】門扉本体2が敷地の開口部を閉止している
場合には、油圧シリンダ23のピストンロッド24は最
下端に位置し、その結果駆動軸25も下方に位置して、
その先端部は外筒3に設けたガイド板16及び17の下
方の鉛直な案内溝16a,17aの最下端部に位置して
いる。
【0034】この状態において門扉本体2を開く場合に
は、油圧ポンプ29を作動させて油圧シリンダ23のピ
ストンロッド24を上方に押し上げると、該ピストンロ
ッド24と一体の駆動軸25がガイド板16及び17の
鉛直な案内溝16a,17aに沿って上方に移動する
が、この鉛直な案内溝16a,17aと駆動軸25が係
合している状態では外筒3にはなんの負荷も作用せず、
外筒3は回転しないので門扉本体2は閉の位置にある。
【0035】油圧シリンダ23のピストンロッド24が
さらに上昇すると、駆動軸25も上昇して案内溝16
a,17aに連通する案内溝16c,17cに移動す
る。この案内溝16c,17cは案内溝16a,17a
に対して所定の傾斜角で連通しているため、駆動軸25
が案内溝16a,17aに沿って上方に移動し始める
と、ガイド板16,17を介して外筒3に回転力が付与
され、同時に門扉本体2が開方向に移動する。
【0036】さらに、ピストンロッド24の上昇によっ
て駆動軸25の先端部が各ガイド板16,17の上方の
鉛直な案内溝16b,17bに達すると再び外筒3には
負荷が作用しなくなるので、門扉本体2の回転は中止さ
れてその位置に保持され、同時にセンサーなどの検知器
(図示せず)によって油圧シリンダ23の作動が停止さ
れる。したがって、前記案内溝16c,17cの長さや
傾斜角を自在に選定することによって門扉本体2の開閉
角を決定することができるが、通常門扉本体の開閉角は
90〜120°の範囲で設定する。
【0037】ついで、門扉本体2を閉じる場合には、前
記と逆に油圧シリンダ23のピストンロッド24を下降
させれば、駆動軸25が前記の案内溝16b→16c→
16a(17b→17c→17a)の順で下降し、門扉
本体2に開方向とは逆の閉方向の回転を与えるため門扉
本体2は閉止されるものである。
【0038】前記内筒6内に設けた油圧シリンダ23
は、図4乃至図6に示すように基本的には2本の主管路
パイプ26,27によって油圧ポンプ28と連動してい
るが、この主管路26,27間を側路パイプ30で連結
し、該側路パイプ30に開閉弁V3 を設けると共に、該
側路パイプ30と油圧ポンプ28との間の主管路パイプ
26,27にそれぞれ開閉弁V1 ,V2 を設けることに
よって以下に述べる使用をすることができる。
【0039】まず、図4に示すように主管路パイプ2
6,27の開閉弁V1 ,V2 をいずれも開とすると共
に、側路パイプ30の開閉弁V3 を閉とすることによっ
て通常の電動式の油圧シリンダとして使用することがで
きる。また、図5に示すように主管路パイプ26,27
の開閉弁V1 ,V2 を共に閉とすると共に、側路パイプ
30の開閉弁V3 を開とすれば、油圧シリンダ23を開
放して手動によって門扉本体2を開閉することができ
る。その際、開閉弁V3 の開度を大きくすれば油圧シリ
ンダ23の回転を早くすることができ、開度を小さくす
ると油圧シリンダ23の回転を遅くすることができる。
また、図6に示すように主管路パイプ26,27の開閉
弁V1 ,V2 及び側路パイプ30の開閉弁V3 をいずれ
も閉とすれば、油圧シリンダ23を完全にロックするこ
とができ、門扉本体の回動方向に何らかの負荷が作用し
ても不用意な回動はしない。
【0040】なお、図示しないが前記各開閉弁V1 〜V
3 をいずれも電磁弁とすることによって遠隔操作での開
閉を行うことができる。また、停電の場合にはバックア
ップ電源によって電磁式の各開閉弁を同時に閉とするこ
とによって開又は閉動作中の門扉本体を直ちに停止させ
ることができるが、側路パイプ30の開閉弁V3 のみあ
らかじめ設定した開度で開くようにすることによって一
種のショックアブソーバとして使用することができると
共に、手動による開閉も可能となるのでより好ましい。
【0041】
【発明の効果】この発明の回転式門扉における開閉装置
は、内筒内のベース上に設けた油圧シリンダの上下動の
動きをピストンロッドに水平に設けた駆動軸及び外筒に
設けた一対のガイド板を使用して外筒の回転運動に変換
させることによって、門扉本体をきわめて簡単かつ容易
に遠隔操作によって開閉することができる。
【0042】特に、この発明の回転式門扉の開閉装置
は、内筒内のベース上に設ける油圧シリンダと、該油圧
シリンダのピストンロッドの先端部に水平方向に固定さ
れ、かつ内筒の側面に設けた鉛直なガイドスリットを貫
通する駆動軸と、外筒内周面に固定され、かつ任意の傾
斜角を有する案内溝をもつ一対のガイド板というきわめ
て簡単な構成からなるもので、製作が容易で比較的軽い
荷重で大きな門扉本体を自在に開閉することができると
いう特徴を有している。
【0043】また、外筒の対向する内周面に固着される
一対のガイド板に形成される案内溝の傾斜角及び/又は
長さを任意に設定することによって、油圧シリンダのス
トロークや作動速度の変化に関係なく門扉本体の開閉速
度や開閉角度を制御することができる点において優れた
特徴を有している。
【0044】さらに、外筒に保持した支点軸と係合する
内筒に設けられる軸受をスライド自在とすると共に、内
筒の外周部に外筒の内周面との間に所要のクリアランス
を確保してカラーリングを設けることによって、門扉本
体が開又は閉状態での静止に際し、門扉本体の重量によ
って外筒が門扉本体側に多少傾斜すると、支点軸と係合
する軸受が門扉本体側に若干スライド移動するため、カ
ラーリングの一部が外筒と接触して不用意に門扉本体が
回動することを阻止し、かつ門扉本体の荷重が門扉本体
側にのみ偏って作用することを防止することができる。
【0045】また、この発明の回転式門扉における開閉
装置は、内筒内の油圧シリンダと油圧ポンプを結ぶ2本
の主管路パイプ間に側路パイプを設け、該側路パイプに
開閉弁を設けると共に、該側路パイプと油圧ポンプ間の
主管路パイプにそれぞれ開閉弁を設け、これら開閉弁の
開と閉とを組み合わせることによって油圧シリンダを自
在に制御することができるなど実用上多大の利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の開閉装置を具備した回転式門扉の正
面図である。
【図2】この発明の開閉装置の一実施例の要部を示す分
解斜視図である。
【図3】この発明の開閉装置の要部を示す一部切欠正面
図である。
【図4】この発明における油圧シリンダと油圧ポンプと
の接続状態の一態様を示す説明図である。
【図5】この発明における油圧シリンダと油圧ポンプと
の接続状態の他の態様を示す説明図である。
【図6】この発明における油圧シリンダと油圧ポンプと
の接続状態のさらに他の態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転式門扉 2 門扉本体 3 外筒 6 内筒 11 ブラケット 13 支点軸 14,15 カラーリング 16,17 ガイド板 16a〜16c 案内溝 17a〜17c 案内溝 19 軸受 20,21 ガイドスリット 23 油圧シリンダ 24 ピストンロッド 25 駆動軸 26,27 主管路パイプ V1 〜V3 開閉弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に鉛直に固定する円筒状の内筒
    の外周部に門扉本体に設けられる円筒状の外筒を回動可
    能に配設して回転式門扉を構築するに際し、前記内筒内
    のベース上に油圧シリンダを鉛直に設けると共に、該油
    圧シリンダのピストンロッドの先端部に前記内筒の対向
    する壁面にそれぞれ軸方向に形成したガイドスリットを
    貫通する駆動軸を水平に設け、前記ガイドスリットを貫
    通した駆動軸の各先端部を前記ガイドスリットと対向す
    る外筒の内周面にそれぞれ設けたガイド板の案内溝に係
    合せしめ、前記ピストンロッドの上下動に従って前記駆
    動軸をガイド板に形成した案内溝に沿って移動させるこ
    とによって前記外筒を回転させ、門扉本体を開閉するよ
    う構成したことを特徴とする回転式門扉における開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 前記内筒と外筒は、内筒の外周部の上下
    にそれぞれ外筒の内周面との間にクリアランスを保持し
    てカラーリングを設け、前記外筒の上端部の中心に保持
    した支点軸を前記内筒の上端部にスライド可能に設けた
    軸受に係合させて外筒を前記支点軸を中心に回動させる
    よう構成したことを特徴とする請求項1記載の回転式門
    扉における開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記内筒は、先端面が閉塞され、該閉塞
    面に軸受をスライド自在に配設すると共に、外周部の下
    端近傍にカラーリングを一体的に設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の回転式門扉における開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記外筒は、先端部の内周面間にブラケ
    ットを架設し、該ブラケットの中心部に先端部が下面か
    ら突出するよう支点軸を鉛直に設け、かつその下方の内
    周面にカラーリングを一体的に設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の回転式門扉における開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド板は、前記内筒に形成された
    ガイドスリットと対向する外筒の内周面に一体的に固定
    されるもので、板状体のいづれか一方側の上部と該上部
    に対称位置の他方側の下部にそれぞれ上下方向に鉛直な
    所要長さの案内溝を形成し、該案内溝間を所要の傾斜角
    を有する案内溝で連結したことを特徴とする請求項1記
    載の回転式門扉における開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド板は、板状体のいづれか一方
    側の上部と該上部に対称位置の他方側の下部にそれぞれ
    形成した上下方向に鉛直な所要長さの案内溝間を所要の
    傾斜角を有する案内溝で連結するに際し、鉛直な案内溝
    の長さや傾斜角を有する案内溝の傾斜角及び/又は長さ
    によって門扉本体の開閉速度及び/又は開閉角度を制御
    するよう構成したことを特徴とする請求項5記載の回転
    式門扉における開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記油圧シリンダは、油圧ポンプとの間
    に配管される2本の主管路パイプで連結されると共に、
    該主管路パイプ間に側路パイプを設け、該側路パイプ及
    び側路パイプと油圧ポンプとの間の各主管路パイプにそ
    れぞれ開閉弁を設け、これら開閉弁を開又は/及び閉状
    態とすることによって油圧シリンダを制御することを特
    徴とする請求項1記載の回転式門扉における開閉装置。
JP8328074A 1996-12-09 1996-12-09 回転式門扉における開閉装置 Pending JPH10169342A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008157301A1 (en) * 2007-06-15 2008-12-24 Turnstyle Intellectual Property, Llc. Dual swing powered gate actuator
JP2009531575A (ja) * 2006-03-27 2009-09-03 エドワード ジェイ. スタル、 ゲート支持装置
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