JPH10169964A - 熱分解反応器の排出装置 - Google Patents
熱分解反応器の排出装置Info
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- JPH10169964A JPH10169964A JP8333282A JP33328296A JPH10169964A JP H10169964 A JPH10169964 A JP H10169964A JP 8333282 A JP8333282 A JP 8333282A JP 33328296 A JP33328296 A JP 33328296A JP H10169964 A JPH10169964 A JP H10169964A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱分解残留物中の大型不燃物を速やかに除去
し、後流装置の噛み込み、その他の運転障害を防止する
と共に、各装置の処理効率を良好にする。 【解決手段】 廃棄物aを熱分解ガスG1と熱分解残留
物b0とに熱分解する熱分解反応器の出口5に設けら
れ、熱分解ガスG1と熱分解残留物b0とを分離して排出
する熱分解反応器の排出装置8において、所定の隙間1
4をおいて排出装置8の両側から交互に交差させて斜め
下に向けて設けられた回転可能な複数のロッド13を備
え、熱分解残留物b0中に混在する大型不燃物hを分離
し専用の出口20から排出する。更に、複数のロッド1
3は熱分解残留物b0の進行方向に下がるように傾斜し
て設けられ、その傾斜角θは可変である。
し、後流装置の噛み込み、その他の運転障害を防止する
と共に、各装置の処理効率を良好にする。 【解決手段】 廃棄物aを熱分解ガスG1と熱分解残留
物b0とに熱分解する熱分解反応器の出口5に設けら
れ、熱分解ガスG1と熱分解残留物b0とを分離して排出
する熱分解反応器の排出装置8において、所定の隙間1
4をおいて排出装置8の両側から交互に交差させて斜め
下に向けて設けられた回転可能な複数のロッド13を備
え、熱分解残留物b0中に混在する大型不燃物hを分離
し専用の出口20から排出する。更に、複数のロッド1
3は熱分解残留物b0の進行方向に下がるように傾斜し
て設けられ、その傾斜角θは可変である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物(家庭やオ
フィスなどから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃
プラスチック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス
機器、電子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を
含むもの)を熱分解して生成される熱分解残留物中に混
在する大型不燃物を除去するのに好適な熱分解反応器の
排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置に関するもの
である。
フィスなどから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃
プラスチック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス
機器、電子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を
含むもの)を熱分解して生成される熱分解残留物中に混
在する大型不燃物を除去するのに好適な熱分解反応器の
排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ごみ等の一般廃棄物や廃プラ
スチックなどの可燃物を含む産業廃棄物等の処理装置と
しては、例えば、特公平6−56253号公報に開示さ
れた廃棄物処理装置が知られている。これは、廃棄物を
熱分解反応器に投入して低酸素雰囲気中で加熱、熱分解
し、熱分解ガス(乾留ガス)と、主として不揮発性成分
よりなる熱分解残留物とを生成し、ここで生成された熱
分解ガスと熱分解残留物とを熱分解反応器の出口に設け
られた排出装置により分離し、熱分解ガスは上部から、
熱分解残留物は下部から排出するものである。
スチックなどの可燃物を含む産業廃棄物等の処理装置と
しては、例えば、特公平6−56253号公報に開示さ
れた廃棄物処理装置が知られている。これは、廃棄物を
熱分解反応器に投入して低酸素雰囲気中で加熱、熱分解
し、熱分解ガス(乾留ガス)と、主として不揮発性成分
よりなる熱分解残留物とを生成し、ここで生成された熱
分解ガスと熱分解残留物とを熱分解反応器の出口に設け
られた排出装置により分離し、熱分解ガスは上部から、
熱分解残留物は下部から排出するものである。
【0003】更に、排出装置の下部から排出された熱分
解残留物は、冷却装置によって冷却された後、分離装置
により細粒灰分を含む燃焼性成分と、例えば金属や陶
器、砂利及びコンクリ−ト片等のガレキ等よりなる不燃
焼性成分とに分離される。燃焼性成分は、粉砕され、こ
の粉砕された燃焼性成分と前記熱分解ガスとは、燃焼溶
融炉に導かれて燃焼し、生じた灰分は溶融スラグとなり
燃焼溶融炉の下に設けられた水槽に落下して冷却固化さ
れるものである。
解残留物は、冷却装置によって冷却された後、分離装置
により細粒灰分を含む燃焼性成分と、例えば金属や陶
器、砂利及びコンクリ−ト片等のガレキ等よりなる不燃
焼性成分とに分離される。燃焼性成分は、粉砕され、こ
の粉砕された燃焼性成分と前記熱分解ガスとは、燃焼溶
融炉に導かれて燃焼し、生じた灰分は溶融スラグとなり
燃焼溶融炉の下に設けられた水槽に落下して冷却固化さ
れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄物
は、種々雑多のもの、例えば家庭やオフィスなどから出
る生ごみ、紙類、廃プラスチック、カーシュレッダー・
ダスト等の可燃物や、廃オフィス機器、電子機器や建設
資材等から出される金属や陶器、砂利及びコンクリート
片等の不燃物があり、これらを上記熱分解反応器に投入
して熱分解することにより生成される熱分解残留物は、
不燃性成分を主体とする大型の不燃物を混在することが
ある。この大型不燃物を混在する熱分解残留物が後流の
冷却装置や分離装置等に供給された場合、大型不燃物は
これら後流の装置で噛み込まれ、その運転の障害にな
る。又、冷却装置ではこの大型不燃物分だけ多くの冷却
熱が必要となる。いずれにしても処理に時間がかかり処
理効率を悪くするので、熱分解残留物中の大型不燃物は
出来るだけ速やかに除去することが望ましい。
は、種々雑多のもの、例えば家庭やオフィスなどから出
る生ごみ、紙類、廃プラスチック、カーシュレッダー・
ダスト等の可燃物や、廃オフィス機器、電子機器や建設
資材等から出される金属や陶器、砂利及びコンクリート
片等の不燃物があり、これらを上記熱分解反応器に投入
して熱分解することにより生成される熱分解残留物は、
不燃性成分を主体とする大型の不燃物を混在することが
ある。この大型不燃物を混在する熱分解残留物が後流の
冷却装置や分離装置等に供給された場合、大型不燃物は
これら後流の装置で噛み込まれ、その運転の障害にな
る。又、冷却装置ではこの大型不燃物分だけ多くの冷却
熱が必要となる。いずれにしても処理に時間がかかり処
理効率を悪くするので、熱分解残留物中の大型不燃物は
出来るだけ速やかに除去することが望ましい。
【0005】本発明の課題は、熱分解反応器で生成され
る熱分解残留物中の大型不燃物を速やかに除去し、大型
不燃物による後流装置の噛み込み、その他の運転障害を
防止すると共に、各装置の処理効率を良好にする熱分解
反応器の排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置を提
供することである。
る熱分解残留物中の大型不燃物を速やかに除去し、大型
不燃物による後流装置の噛み込み、その他の運転障害を
防止すると共に、各装置の処理効率を良好にする熱分解
反応器の排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、供給された廃棄物を、熱分解ガ
スと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とに熱
分解する熱分解反応器の出口に設けられ、該熱分解反応
器で生成した熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して排
出する熱分解反応器の排出装置において、前記熱分解残
留物の進行方向に互いに隙間を置いて前記排出装置の両
側面から交互に交差させ且つ下方に傾斜させて設けられ
た回転可能な複数のロッドを備え、該ロッド部分を通過
しつつその熱分解残留物中に混在する大型不燃物が分離
除去されるようにしたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、供給された廃棄物を、熱分解ガ
スと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物とに熱
分解する熱分解反応器の出口に設けられ、該熱分解反応
器で生成した熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して排
出する熱分解反応器の排出装置において、前記熱分解残
留物の進行方向に互いに隙間を置いて前記排出装置の両
側面から交互に交差させ且つ下方に傾斜させて設けられ
た回転可能な複数のロッドを備え、該ロッド部分を通過
しつつその熱分解残留物中に混在する大型不燃物が分離
除去されるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】熱分解残留物の進行方向に所定のあるいは
適宜の隙間をおいて前記排出装置の両側面から交互に交
差させて斜め下に向けて設けられた回転可能な複数のロ
ッドを備えることにより、熱分解反応器の出口から排出
された熱分解残留物はそれに混在する大型不燃物が分離
除去された比較的小さな粒径よりなる熱分解残留物とな
って、複数のロッドの前記隙間から落下し、冷却装置方
向に排出される。また本発明のロッドの傾斜構造によ
り、熱分解残留物は複数のロッドの中央線に沿って集ま
りつつ移動することになるため、該熱分解残留物の散乱
が防止される。
適宜の隙間をおいて前記排出装置の両側面から交互に交
差させて斜め下に向けて設けられた回転可能な複数のロ
ッドを備えることにより、熱分解反応器の出口から排出
された熱分解残留物はそれに混在する大型不燃物が分離
除去された比較的小さな粒径よりなる熱分解残留物とな
って、複数のロッドの前記隙間から落下し、冷却装置方
向に排出される。また本発明のロッドの傾斜構造によ
り、熱分解残留物は複数のロッドの中央線に沿って集ま
りつつ移動することになるため、該熱分解残留物の散乱
が防止される。
【0008】又、本排出装置は、複数のロッドを両側面
から交互に交差させるという簡便な構造であるので熱分
解残留物の高温度による熱変形の影響が小さく作動が確
実であり、且つ複数のロッドを回転可能にするロッド駆
動手段を、排出装置の両側面の外に位置させることがで
き、もって熱分解残留物の高温度の影響を回避出来る。
その上、本排出装置は、製作、据付け及び運転上経済的
である。
から交互に交差させるという簡便な構造であるので熱分
解残留物の高温度による熱変形の影響が小さく作動が確
実であり、且つ複数のロッドを回転可能にするロッド駆
動手段を、排出装置の両側面の外に位置させることがで
き、もって熱分解残留物の高温度の影響を回避出来る。
その上、本排出装置は、製作、据付け及び運転上経済的
である。
【0009】更に、請求項2記載の発明は、前記複数の
ロッドは、前記熱分解残留物の進行方向に下がるように
傾斜して順次配置されたことを特徴とするものである。
この傾斜により、熱分解残留物の先方への進行が容易に
なると共に、大型不燃物と残りの熱分解残留物の分離作
用も良好になる。
ロッドは、前記熱分解残留物の進行方向に下がるように
傾斜して順次配置されたことを特徴とするものである。
この傾斜により、熱分解残留物の先方への進行が容易に
なると共に、大型不燃物と残りの熱分解残留物の分離作
用も良好になる。
【0010】更に、請求項3記載発明は、前記複数のロ
ッドは傾斜角度が可変であることを特徴とするものであ
る。複数のロッドの傾斜角が可変であることにより、熱
分解残留物の性状の違いによる熱分解残留物の移動性及
び分離性に適した傾斜角度に設定することが出来、大型
不燃物の分離効率の高い運転が行える。
ッドは傾斜角度が可変であることを特徴とするものであ
る。複数のロッドの傾斜角が可変であることにより、熱
分解残留物の性状の違いによる熱分解残留物の移動性及
び分離性に適した傾斜角度に設定することが出来、大型
不燃物の分離効率の高い運転が行える。
【0011】そして、請求項4記載発明は、前記熱分解
残留物から分離した大型不燃物を排出する専用の出口を
設けたことである。この専用の出口により、大型不燃物
だけを専用のホッパーに集めることが出来、大型不燃物
の処理が容易になる。
残留物から分離した大型不燃物を排出する専用の出口を
設けたことである。この専用の出口により、大型不燃物
だけを専用のホッパーに集めることが出来、大型不燃物
の処理が容易になる。
【0012】又、請求項5記載発明は、廃棄物を熱媒体
によって熱分解し、熱分解ガスと主として不揮発性成分
からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、該
熱分解反応器で生成された熱分解ガスと熱分解残留物と
を分離して排出する排出装置と、該排出装置から排出さ
れた前記熱分解残留物を細粒灰分を含む燃焼性成分と不
燃焼性成分とに分離する分離装置と、前記熱分解ガス及
び該燃焼性成分を供給し燃焼させて、生じた灰分を溶融
する燃焼溶融炉とを有する廃棄物処理装置において、前
記排出装置は、上記いずれかに記載のものである。上記
いずれかに記載の排出装置を備えた廃棄物処理装置は、
その処理効率が向上する。
によって熱分解し、熱分解ガスと主として不揮発性成分
からなる熱分解残留物とを生成する熱分解反応器と、該
熱分解反応器で生成された熱分解ガスと熱分解残留物と
を分離して排出する排出装置と、該排出装置から排出さ
れた前記熱分解残留物を細粒灰分を含む燃焼性成分と不
燃焼性成分とに分離する分離装置と、前記熱分解ガス及
び該燃焼性成分を供給し燃焼させて、生じた灰分を溶融
する燃焼溶融炉とを有する廃棄物処理装置において、前
記排出装置は、上記いずれかに記載のものである。上記
いずれかに記載の排出装置を備えた廃棄物処理装置は、
その処理効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱分解反応器
の排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の図1〜
3において、同じ構造、作用部分には同じ引出符号を付
けて示す。
の排出装置及びこれを備えた廃棄物処理装置の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の図1〜
3において、同じ構造、作用部分には同じ引出符号を付
けて示す。
【0014】図3は、本発明に係る熱分解反応器の排出
装置を備えた廃棄物処理装置の一実施の形態を示す系統
図である。本実施の形態の廃棄物処理装置1において、
都市ごみ等の廃棄物aは、例えば二軸剪断式等の破砕機
で、150mm角以下に破砕され、コンベア等により投
入部3に投入される。投入部3に投入された廃棄物aは
スクリューフィーダ4を経て熱分解反応器2に供給され
る。廃棄物aは熱分解反応器2内で、後述の燃焼溶融炉
28の後流に配置された図示していない熱交換器により
加熱され加熱空気ラインL1を介して供給される加熱空
気g(熱媒体)により300〜600℃に、通常は45
0℃程度に加熱される。熱分解反応器2の内部は、大気
圧より低く維持され、低酸素雰囲気にコントロールされ
ている。
装置を備えた廃棄物処理装置の一実施の形態を示す系統
図である。本実施の形態の廃棄物処理装置1において、
都市ごみ等の廃棄物aは、例えば二軸剪断式等の破砕機
で、150mm角以下に破砕され、コンベア等により投
入部3に投入される。投入部3に投入された廃棄物aは
スクリューフィーダ4を経て熱分解反応器2に供給され
る。廃棄物aは熱分解反応器2内で、後述の燃焼溶融炉
28の後流に配置された図示していない熱交換器により
加熱され加熱空気ラインL1を介して供給される加熱空
気g(熱媒体)により300〜600℃に、通常は45
0℃程度に加熱される。熱分解反応器2の内部は、大気
圧より低く維持され、低酸素雰囲気にコントロールされ
ている。
【0015】更に、加熱空気gにより加熱された廃棄物
aは、熱分解して熱分解ガスG1と、主として不揮発性
成分からなる熱分解残留物b0(大型不燃物hが混在す
る熱分解残留物をb0で示し、大型不燃物hを分離した
熱分解残留物をbで示す)とになり、排出装置8(残渣
室)に送られて分離される。排出装置8で分離された熱
分解ガスG1は、排出装置8の上部から熱分解ガスライ
ンL2を経て燃焼溶融炉のバーナ29に供給される。排
出装置8の下部から排出された熱分解残留物bは、45
0℃程度の比較的高温であるため、冷却装置24により
80℃程度に冷却される。
aは、熱分解して熱分解ガスG1と、主として不揮発性
成分からなる熱分解残留物b0(大型不燃物hが混在す
る熱分解残留物をb0で示し、大型不燃物hを分離した
熱分解残留物をbで示す)とになり、排出装置8(残渣
室)に送られて分離される。排出装置8で分離された熱
分解ガスG1は、排出装置8の上部から熱分解ガスライ
ンL2を経て燃焼溶融炉のバーナ29に供給される。排
出装置8の下部から排出された熱分解残留物bは、45
0℃程度の比較的高温であるため、冷却装置24により
80℃程度に冷却される。
【0016】ところで、上記のように廃棄物aを熱分解
反応器2において熱分解し、生成された熱分解残留物b
0は、カ−ボン等の燃焼性成分(符号cで示す)と金属
や陶器、ガレキ等よりなる不燃焼性成分(符号dで示
す)とが混在し、しかもその粒径は種々異なるものであ
る。この熱分解残留物b0の粒径毎の成分について分析
した結果、ごみの性質によって多少は変化するものの次
の表1に示す割合であることが判明した。
反応器2において熱分解し、生成された熱分解残留物b
0は、カ−ボン等の燃焼性成分(符号cで示す)と金属
や陶器、ガレキ等よりなる不燃焼性成分(符号dで示
す)とが混在し、しかもその粒径は種々異なるものであ
る。この熱分解残留物b0の粒径毎の成分について分析
した結果、ごみの性質によって多少は変化するものの次
の表1に示す割合であることが判明した。
【0017】
【表1】
【0018】即ち、熱分解残留物のうちで粒径16mm
以上のものは、燃焼性成分0〜5wt%、金属類の不燃
焼性成分10〜40wt%、ガレキ類の不燃焼性成分0
〜10wt%である。熱分解残留物全体としての燃焼性
成分は40〜80wt%、金属類の不燃焼性成分は10
〜15wt%、ガレキ類の不燃焼性成分は10〜60w
t%である。本実施の形態の廃棄物処理装置1におい
て、熱分解残留物b0中に混在する大型不燃物hは、上
記表1において粒径16mm以上のものを想定している
が、10mm以上まで含めるようにすることもでき、そ
れは後述するロッドの隙間の大きさによる。
以上のものは、燃焼性成分0〜5wt%、金属類の不燃
焼性成分10〜40wt%、ガレキ類の不燃焼性成分0
〜10wt%である。熱分解残留物全体としての燃焼性
成分は40〜80wt%、金属類の不燃焼性成分は10
〜15wt%、ガレキ類の不燃焼性成分は10〜60w
t%である。本実施の形態の廃棄物処理装置1におい
て、熱分解残留物b0中に混在する大型不燃物hは、上
記表1において粒径16mm以上のものを想定している
が、10mm以上まで含めるようにすることもでき、そ
れは後述するロッドの隙間の大きさによる。
【0019】上記排出装置8で大型不燃物hが分離され
た残りの熱分解残留物bは、例えばふるい等の分級器や
磁選式、うず電流式、遠心式又は風力選別式等の公知の
単独又は組み合わされた分離装置25に供給され、ここ
で燃焼性成分c(灰分を含む)と不燃焼性成分dとに分
離され、不燃焼性成分dはコンテナ27に回収され再利
用される。燃焼性成分cは、粉砕機26により、例えば
1mm以下に微粉砕され、燃焼性成分ラインL3を経て
燃焼溶融炉のバーナ29に供給され、熱分解ガスライン
L2から供給された熱分解ガスG1と押込送風機30によ
り燃焼用空気ラインL4から供給された燃焼用空気eと
共に1,300℃程度の高温域で燃焼され、このとき生
じた燃焼性成分c中の灰分は溶融スラグfとなって、こ
の燃焼溶融炉28の内壁に付着し、更に、内壁を流下し
て底部排出口31から水槽32に落下し冷却固化され
る。
た残りの熱分解残留物bは、例えばふるい等の分級器や
磁選式、うず電流式、遠心式又は風力選別式等の公知の
単独又は組み合わされた分離装置25に供給され、ここ
で燃焼性成分c(灰分を含む)と不燃焼性成分dとに分
離され、不燃焼性成分dはコンテナ27に回収され再利
用される。燃焼性成分cは、粉砕機26により、例えば
1mm以下に微粉砕され、燃焼性成分ラインL3を経て
燃焼溶融炉のバーナ29に供給され、熱分解ガスライン
L2から供給された熱分解ガスG1と押込送風機30によ
り燃焼用空気ラインL4から供給された燃焼用空気eと
共に1,300℃程度の高温域で燃焼され、このとき生
じた燃焼性成分c中の灰分は溶融スラグfとなって、こ
の燃焼溶融炉28の内壁に付着し、更に、内壁を流下し
て底部排出口31から水槽32に落下し冷却固化され
る。
【0020】燃焼溶融炉28で生じた高温排ガスG
2は、高温空気加熱器33を経由し煙道ガスラインL5を
介して廃熱ボイラ34で熱回収され集塵機36で除塵さ
れ、更に排ガス浄化器37で有害成分が除去された後、
低温のクリーンな排ガスG3となって誘引送風機38を
介して煙突39から大気へ放出される。低温のクリーン
な排ガスG3の一部は、ファン40によって排ガス循環
ラインL6を介して冷却装置24に戻される。廃熱ボイ
ラ34で生成した蒸気は、蒸気タービンを有する発電機
35で発電に利用される。
2は、高温空気加熱器33を経由し煙道ガスラインL5を
介して廃熱ボイラ34で熱回収され集塵機36で除塵さ
れ、更に排ガス浄化器37で有害成分が除去された後、
低温のクリーンな排ガスG3となって誘引送風機38を
介して煙突39から大気へ放出される。低温のクリーン
な排ガスG3の一部は、ファン40によって排ガス循環
ラインL6を介して冷却装置24に戻される。廃熱ボイ
ラ34で生成した蒸気は、蒸気タービンを有する発電機
35で発電に利用される。
【0021】図1は、上記廃棄物処理装置1に備えられ
た熱分解反応器の排出装置の一実施の形態を示し、
(A)は複数のロッドを平面的に見た一部省略横断面
図、(B)は(A)の I−I 線断面図、図2は、図1
(A)の II−II 線断面図である。本実施の形態の排出
装置8(「残渣室」とも云う)は、熱分解反応器の出口
ダクト6の出口5に設けられ、熱分解残留物b0に混在
している大型不燃物h、例えば直径略10cmで長さ1
50mm以上の塊を除去する。そして、熱分解残留物b
0の進行方向に所定の隙間14をおいて排出装置の両側
壁を貫通し、側面11から交互に交差させて斜め下に向
けて設けられた回転可能な複数のロッド13(ロッド
群)と、熱分解残留物b0から分離した大型不燃物hを
排出する専用の出口20とを備えている。
た熱分解反応器の排出装置の一実施の形態を示し、
(A)は複数のロッドを平面的に見た一部省略横断面
図、(B)は(A)の I−I 線断面図、図2は、図1
(A)の II−II 線断面図である。本実施の形態の排出
装置8(「残渣室」とも云う)は、熱分解反応器の出口
ダクト6の出口5に設けられ、熱分解残留物b0に混在
している大型不燃物h、例えば直径略10cmで長さ1
50mm以上の塊を除去する。そして、熱分解残留物b
0の進行方向に所定の隙間14をおいて排出装置の両側
壁を貫通し、側面11から交互に交差させて斜め下に向
けて設けられた回転可能な複数のロッド13(ロッド
群)と、熱分解残留物b0から分離した大型不燃物hを
排出する専用の出口20とを備えている。
【0022】複数のロッド13は、排出装置の側面11
から斜め下に向けて配置したものであるが、ロッド13
の先端は少なくとも出口ダクト6の径にかかる位置まで
伸びているものがよい。これにより、熱分解残留物の受
入れ、搬送、分離が円滑に行える。更に、図1(B)に
示す斜め下向きの角度αは、熱分解残留物b0が不要に
散乱しない程度に適宜選定されると共に、この角度αは
可変に形成されている。複数のロッド13は、排出装置
8の側壁の外側に設けられた図示していないロッド駆動
手段によって回転可能なものである。
から斜め下に向けて配置したものであるが、ロッド13
の先端は少なくとも出口ダクト6の径にかかる位置まで
伸びているものがよい。これにより、熱分解残留物の受
入れ、搬送、分離が円滑に行える。更に、図1(B)に
示す斜め下向きの角度αは、熱分解残留物b0が不要に
散乱しない程度に適宜選定されると共に、この角度αは
可変に形成されている。複数のロッド13は、排出装置
8の側壁の外側に設けられた図示していないロッド駆動
手段によって回転可能なものである。
【0023】更に、図2に示す複数のロッド13の熱分
解残留物b0が移動する面15は、熱分解残留物b0の進
行方向に下がるように傾斜して設けられたことである。
そして、複数のロッド13の熱分解残留物の進行方向に
下がる傾斜角θは可変である。
解残留物b0が移動する面15は、熱分解残留物b0の進
行方向に下がるように傾斜して設けられたことである。
そして、複数のロッド13の熱分解残留物の進行方向に
下がる傾斜角θは可変である。
【0024】以上の構造を有する本実施の形態の排出装
置8は、次のように作用する。即ち、所定の隙間14を
おいて設けられた複数のロッド13により、熱分解反応
器の出口5から排出された熱分解残留物b0は複数のロ
ッド13の中央線近傍に沿って移動し、熱分解残留物b
0の不要の散乱を防止する。大型不燃物hはこの複数の
ロッド13上を移動して分離され、専用の出口20から
専用のホッパーへ排出されると共に、大型不燃物hが除
去された比較的小さな粒径よりなる熱分解残留物bは、
所定の間隔をあけて設けられた複数のロッド13の隙間
14から下に落下し別の専用ホッパーへ排出される。
置8は、次のように作用する。即ち、所定の隙間14を
おいて設けられた複数のロッド13により、熱分解反応
器の出口5から排出された熱分解残留物b0は複数のロ
ッド13の中央線近傍に沿って移動し、熱分解残留物b
0の不要の散乱を防止する。大型不燃物hはこの複数の
ロッド13上を移動して分離され、専用の出口20から
専用のホッパーへ排出されると共に、大型不燃物hが除
去された比較的小さな粒径よりなる熱分解残留物bは、
所定の間隔をあけて設けられた複数のロッド13の隙間
14から下に落下し別の専用ホッパーへ排出される。
【0025】又、本排出装置8は、複数のロッド13を
両側から交互に交差させるという簡便な構造であるので
熱分解残留物b0の高温度による熱変形の影響が小さく
作動が確実であり、且つ複数のロッド13を回転可能に
するロッド駆動手段は、熱分解反応器の出口5の両側の
側面11の外に位置しているので、熱分解残留物の高温
度の影響を回避出来る。その上、排出装置8は、製作、
据付け、運転上経済的である。
両側から交互に交差させるという簡便な構造であるので
熱分解残留物b0の高温度による熱変形の影響が小さく
作動が確実であり、且つ複数のロッド13を回転可能に
するロッド駆動手段は、熱分解反応器の出口5の両側の
側面11の外に位置しているので、熱分解残留物の高温
度の影響を回避出来る。その上、排出装置8は、製作、
据付け、運転上経済的である。
【0026】更に、複数のロッドの熱分解残留物b0が
移動する面15が熱分解残留物b0の進行方向に下がる
ように傾斜して設けられたことにより、熱分解残留物b
0の移動が容易で大型不燃物hと残りの熱分解残留物b
の分離作用も良好になる。
移動する面15が熱分解残留物b0の進行方向に下がる
ように傾斜して設けられたことにより、熱分解残留物b
0の移動が容易で大型不燃物hと残りの熱分解残留物b
の分離作用も良好になる。
【0027】そして、複数のロッド13の傾斜角θが可
変であることにより、熱分解残留物の性状の違いによる
移動性及び分離性に適した傾斜角度に設定することが出
来る。
変であることにより、熱分解残留物の性状の違いによる
移動性及び分離性に適した傾斜角度に設定することが出
来る。
【0028】又、廃棄物処理装置の排出装置8が上記い
ずれかに記載のものを備えたことにより、廃棄物処理装
置1の処理効率が向上する。
ずれかに記載のものを備えたことにより、廃棄物処理装
置1の処理効率が向上する。
【0029】
【発明の効果】本発明の熱分解反応器の排出装置によれ
ば、熱分解反応器で生成される熱分解残留物中の大型不
燃物を速やかに除去し、大型不燃物による後流装置の噛
み込み、その他の運転障害を防止すると共に、各装置の
処理効率を良好にする。
ば、熱分解反応器で生成される熱分解残留物中の大型不
燃物を速やかに除去し、大型不燃物による後流装置の噛
み込み、その他の運転障害を防止すると共に、各装置の
処理効率を良好にする。
【0030】又、上記熱分解反応器の排出装置を備えた
廃棄物処理装置は、その処理効率が向上する。
廃棄物処理装置は、その処理効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱分解反応器の排出装置の一実施
の形態を示し、(A)は複数のロッドを平面的に見た一
部省略横断面図、(B)は(A)の I−I 線断面図であ
る。
の形態を示し、(A)は複数のロッドを平面的に見た一
部省略横断面図、(B)は(A)の I−I 線断面図であ
る。
【図2】図1(A)の II−II 線断面図である。
【図3】本発明に係る熱分解反応器の排出装置を備えた
廃棄物処理装置の一実施の形態を示す系統図である。
廃棄物処理装置の一実施の形態を示す系統図である。
1 廃棄物処理装置 2 熱分解反応器 5 出口 8 排出装置 13 ロッド 14 所定の隙間 20 専用の出口 25 分離装置 28 燃焼溶融炉 θ 傾斜角 G1 熱分解ガス a 廃棄物 b、b0 熱分解残留物 c 燃焼性成分 d 不燃焼性成分 g 加熱空気(熱媒体) h 大型不燃物
Claims (5)
- 【請求項1】 供給された廃棄物を、熱分解ガスと主と
して不揮発性成分からなる熱分解残留物とに熱分解する
熱分解反応器の出口に設けられ、該熱分解反応器で生成
した熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して排出する熱
分解反応器の排出装置において、 前記熱分解残留物の進行方向に互いに隙間を置いて前記
排出装置の両側面から交互に交差させ且つ下方に傾斜さ
せて設けられた回転可能な複数のロッドを備え、該ロッ
ド部分を通過しつつその熱分解残留物中に混在する大型
不燃物が分離除去されるようにしたことを特徴とする熱
分解反応器の排出装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記複数のロッド
は、前記熱分解残留物の進行方向に下がるように傾斜し
て順次配置されたことを特徴とする熱分解反応器の排出
装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記複数のロ
ッドは傾斜角度が可変であることを特徴とする熱分解反
応器の排出装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
記熱分解残留物から分離された大型不燃物を排出する専
用の出口を設けたことを特徴とする熱分解反応器の排出
装置。 - 【請求項5】 廃棄物を熱媒体によって熱分解し、熱分
解ガスと主として不揮発性成分からなる熱分解残留物と
を生成する熱分解反応器と、該熱分解反応器で生成され
た熱分解ガスと熱分解残留物とを分離して排出する排出
装置と、該排出装置から排出された前記熱分解残留物を
細粒灰分を含む燃焼性成分と不燃焼性成分とに分離する
分離装置と、前記熱分解ガス及び該燃焼性成分を供給し
燃焼させて、生じた灰分を溶融する燃焼溶融炉とを有す
る廃棄物処理装置において、前記排出装置は、請求項1
乃至4のいずれかに記載のものであることを特徴とする
廃棄物処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333282A JPH10169964A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱分解反応器の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8333282A JPH10169964A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱分解反応器の排出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169964A true JPH10169964A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18264361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8333282A Withdrawn JPH10169964A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 熱分解反応器の排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10169964A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333282A patent/JPH10169964A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |