JPH1017219A - 循環型原稿搬送装置 - Google Patents

循環型原稿搬送装置

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JPH1017219A
JPH1017219A JP17253696A JP17253696A JPH1017219A JP H1017219 A JPH1017219 A JP H1017219A JP 17253696 A JP17253696 A JP 17253696A JP 17253696 A JP17253696 A JP 17253696A JP H1017219 A JPH1017219 A JP H1017219A
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JP
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bar
plate
pressing
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Pending
Application number
JP17253696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】移動ユニット300の前面板301と平行
に伸びたステー340には、3本の押さえバー313,
314,315が、並列に取り付けられている。押さえ
バー313,314,315は、ステー340が矢印P
5方向に移動されると、上記前面板301から突出し
て、セットされた原稿の後端部分を押さえる。ゆえに、
搬送されて戻されてきた原稿は、押さえバー313,3
14,315の上に排出されることになる。また、押さ
えバー314に関連して、押さえバー314の状態を検
出するための原稿高さセンサ312が設けられている。 【効果】押さえバーによって原稿が押さえられるので、
原稿はばらつかない。また、この押さえバーを用いて、
原稿後端押さえ、未搬送原稿と搬送済原稿との仕切り、
および原稿量検知を行うことができる。したがって、そ
れぞれの機能を個々の機構により行う構成に比べて部品
点数を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
等の画像読取装置に装着されて、画像読取装置が読み取
るべき原稿を、原稿載置板上から送り出し、画像が読み
取られた後の原稿を原稿載置板に戻すようにした循環型
原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば複写機に装着されて、原稿載置
板上にセットされた原稿を、最下方の原稿から順に、複
写機のコンタクトガラス上に自動的に供給し、複写機に
よって画像が読み取られた後、その原稿を原稿載置板上
に戻すようにした循環型原稿搬送装置が公知である。従
来の循環型原稿搬送装置の中には、原稿載置板に載置さ
れた原稿をエア吸引力を用いて送り出すようにした、い
わゆるエアフィード式の循環型原稿搬送装置がある(特
開平1−139440号公報参照)。
【0003】上記公開公報に開示されている装置では、
原稿載置板上にセットされた原稿のうち最下方の原稿が
エアによって引込ベルトに吸着され、かつ、原稿の先端
部分にエアが吹き付けられることによって、最下方の原
稿が上方側の原稿から分離されつつ、最下方の原稿が順
次供給される。供給された原稿は、複写機のコンタクト
ガラス(プラテンガラス)上に配置されて、画像が読み
取られた後、原稿載置板上(原稿載置板上に読み取り前
の原稿が残っているときは、その原稿の上)に戻され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の先行
技術では、原稿載置板上にセットされた原稿の量を検知
することができないので、原稿の先端部分に吹き付けら
れるエアの風量を原稿量に合わせた風量とすることがで
きず、原稿がばらつくおそれがある。また、エアフィー
ド式に限らず、摩擦分離式など他の供給方式の循環型原
稿搬送装置においても、最下方の原稿が原稿載置板上か
ら送り出される際に、上方側の原稿がばらつくおそれが
あった。
【0005】そこで、この発明の目的は、原稿載置板上
にセットされた原稿がばらつかないように保つことので
きる循環型原稿搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明の循環型原稿搬送装置は、原稿
載置板上の所定位置にセットされた原稿を最下方の原稿
から順に送り出し、搬送経路に沿って搬送した原稿を上
記所定位置に戻すようにした循環型原稿搬送装置におい
て、原稿載置板上にセットされた上記原稿の後端部上面
を押さえる押さえバーと、押さえバーの状態を検出する
センサと、を含むことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、センサは、
セットされた上記原稿を押さえバーが押さえた最初の状
態に基づいて、セットされた原稿の量を検出することを
特徴とする請求項1記載の循環型原稿搬送装置である。
請求項3記載の発明は、センサは、押さえバーの下方に
原稿がなくなり、押さえバーが予め定める状態になった
とき、セットされた上記原稿が一巡したことを検出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の循環
型原稿搬送装置である。
【0008】以上の構成によれば、原稿搬送動作時に
は、押さえバーが原稿の後端部上面を押さえているの
で、原稿がばらつくことはない。また、未搬送の原稿の
上面が押さえバーによって押さえられているので、搬送
されて戻されてきた原稿は、押さえバーの上に排出され
ることになる。すなわち、押さえバーによって、未搬送
の原稿と戻されてきた原稿とを仕切ることができる。さ
らに、原稿を押さえている押さえバーの状態を、センサ
によって検知することによって、たとえば請求項2の構
成の場合には、原稿載置板上にセットされた原稿の量を
検知することができる。請求項3の構成の場合には、さ
らに、原稿載置板上にセットされた原稿が一巡されたこ
とを検知することができる。ゆえに、このことを検知す
るためのセンサを別途設ける必要がない。
【0009】このように、押さえバーを用いて、原稿後
端押さえ、未搬送原稿と搬送済原稿との仕切り、および
原稿量検知を行うことができる。したがって、それぞれ
の機能を個々の機構により行う構成に比べて部品点数を
削減できるので、装置全体を小型化することができ、コ
ストダウンできる。また、エアフィード式の循環型原稿
搬送装置の場合には、原稿の先端部分に吹き付けられる
エアによって原稿全体が浮揚されるのが押さえバーによ
り防がれて、原稿の先端部分の浮揚状態が良くなり、原
稿の分離効果が向上する。また、原稿の先端部分に吹き
付けられるエアによる原稿がばらつきを防ぐことができ
る。
【0010】請求項4記載の発明は、原稿の搬送方向に
変位可能に構成されて、原稿搬送開始時に、原稿載置板
上の原稿を上記所定位置に移送する移送手段をさらに含
み、押さえバーは、上記移送手段の先端に出入可能に設
けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の循環型原稿搬送装置である。請求項
4記載の構成によれば、原稿載置板上の原稿は、移送手
段によって移送されて、原稿載置板上の所定位置にセッ
トされる。このとき、押さえバーによって原稿の後端を
押さえながら原稿を移送することができるので、原稿は
ばらつかない。また、押さえバーは移送手段の先端に出
入可能に設けられているので、原稿を原稿載置板に載置
する際に、押さえバーを移送手段内に格納しておけば、
押さえバーが邪魔にならない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態にかかるエアフィード式循環型原稿搬
送装置の内部構成を示す断面図である。図1を参照し
て、エアフィード式循環型原稿搬送装置(以下、「RD
H」という。)100は、複写機本体50の上面に装着
されて、複写機本体50の上面に備えられたコンタクト
ガラス51上に原稿を自動的に供給するものである。ま
た、複写機本体50のコンタクトガラス51上に一度供
給して元の位置に戻した原稿を、自動的に再度供給する
ことができるものである。つまり、原稿を循環させて供
給できるものである。
【0012】RDH100は、複写機本体50に対して
回動可能に取り付けられており、複写機本体50の上面
を覆う状態(図1に示す状態)と開放する状態とに変位
できるようになっている。RDH100は、原稿を載置
するための原稿載置部200と、載置された原稿を位置
決めしてセットするための移動ユニット300と、セッ
トされた原稿を複写機本体50へ供給するための原稿供
給部400と、原稿供給部400へ原稿を1枚ずつ送る
ために、セットされた原稿を分離するための原稿分離機
構500と、複写機本体50側へ供給された原稿を当該
供給方向または反供給方向に移動させるための搬送ベル
トユニット600と、複写機本体50側から原稿を排出
するための原稿排出部700とを備えている。
【0013】次に、RDH100の各部の機能について
概括的に説明する。まず、原稿を原稿載置部200の載
置板210上に配置するのであるが、本実施形態にかか
るRDH100は、B5判〜A3判サイズの原稿をセッ
トすることができるようになっているため、原稿サイズ
に合わせて、基準板230に対向配置された位置決め板
250を移動(図において紙面に垂直な方向に移動)さ
せる。これにより、基準板230と位置決め板250と
の間で各サイズの原稿を図において紙面に垂直な方向
(原稿の幅方向)に関して位置決めすることができる。
なお、載置板210は、後述するエアによる原稿分離効
果を高めるために、原稿の搬送方向に関して下流側が上
流側よりも高くなるように傾斜がつけられている。ま
た、載置板210の下方の所定位置には、載置板210
上に載置された原稿の有無を検出するための原稿有無セ
ンサ295が配置されている。
【0014】原稿が幅方向に位置決めされた状態で複写
機本体50に備えられているコピースタートキーが押さ
れると、後述するユニットモータM1(図3参照)が駆
動されて、移動ユニット300が図の矢印P1の方向に
移動する。これにより、原稿を図中左右方向に関して位
置決めすることができる。また、移動ユニット300に
は、原稿押さえ機構310が備えられており、押さえバ
ー311が一旦矢印P3の方向に回動して起立した後倒
伏されることにより、原稿の後端部が押さえられる。ま
た、原稿押さえ機構310には、押さえバー311に関
連して原稿高さセンサ312が設けられており、原稿高
さセンサ312は押さえバー311の位置を検出する。
上述のようにして、原稿が二方向に位置決めされた状態
で原稿のセットが完了する。
【0015】原稿載置部200にセットされた原稿は、
原稿供給部400に導かれ、給紙ローラ対401により
給紙経路402に沿って送られて、搬送ベルトユニット
600によって複写機本体50のコンタクトガラス51
上の所定位置に配置される。なお、参照符号403は、
レジストローラ対を示している。レジストローラ対40
3は、給紙経路402に沿って送られる原稿を給紙経路
402中で一旦停止させてコンタクトガラス51上に送
り込むタイミングを合わせるためのものである。
【0016】また、参照符号404は、反転ローラ対を
示している。反転ローラ対404は、複写後の両面原稿
を反転させるためのものである。片面の複写が終了した
コンタクトガラス51上の両面原稿は、搬送ベルトユニ
ット600により反転経路405に引き戻される。引き
戻された両面原稿は、搬送ベルトユニット600、反転
ローラ対404およびレジストローラ403の回転に伴
って反転経路405内を通過することで反転させられ、
搬送ベルトユニット600によってコンタクトガラス5
1上に再度配置される。
【0017】原稿分離機構500は、原稿が原稿供給部
400に導かれるに先立ってエアを用いて原稿を分離す
るものである。載置板210上に載置された原稿のうち
最下方の原稿が、原稿吸着部510の働きによりエアに
よって引込ベルト571に吸い付けられ、吸い付けられ
た原稿よりも上方側の原稿は、原稿浮揚部550の働き
によりエアによって浮揚される。引込ベルト571に吸
い付けられた原稿は、原稿引込部570の働きによって
原稿供給部400側へ引き込まれる。
【0018】さて、搬送ベルトユニット600によって
コンタクトガラス51上に配置された原稿は、複写機本
体50によって所定の複写操作がなされた後に、搬送ベ
ルトユニット600によって原稿排出部700に送られ
る。搬送ベルトユニット600は、図に示す状態でコン
タクトガラス51と対向配置されており、図示しないモ
ータにより駆動される。なお、原稿を反転させるときに
は、搬送ベルトユニット600を逆回転させて反転ロー
ラ対404側に原稿を送るようになっている。
【0019】原稿排出部700へ送られた原稿は、排紙
ローラ対701により排紙経路702内に引き込まれ
る。その後、原稿は、排紙ローラ対703により排紙経
路702に沿って送られ、排紙ローラ対704,705
により原稿載置部200に戻されるようになっている。
なお、上記移動ユニット300は、原稿排出部700に
対して進退するようになっており、排紙経路702の一
部(排紙方向の下流側)は、原稿排出部700と移動ユ
ニット300との間に形成される隙間により構成されて
いる。また、移動ユニット300が原稿排出部700に
対して進退することから、上記排紙ローラ対705は、
移動ユニット300側に設けられており、移動ユニット
300の移動に伴って移動するようになっている。さら
に、原稿排出部700には、移動ユニット300が実線
で示すホームポジションに位置していることを検知する
ホームポジションセンサ302が配設されている。
【0020】次に、原稿セット時に行われる動作および
原稿分離機構500の詳細な構成について、図2および
図3を用いて説明する。図1および図2を参照して、載
置板210上には、基準板230および位置決め板25
0が互いに対向して配置されており、原稿は、載置板2
10に固定されている基準板230に沿って配置され
る。載置された原稿のサイズに合わせて、位置決め板2
50をレール251に沿って原稿の搬送方向と直交する
方向P4にスライドさせることによって、原稿は幅方向
に位置決めされる。載置板210の下方には、位置決め
板250に関連して原稿サイズセンサ(図示せず)が設
けられており、原稿サイズセンサは位置決め板250の
位置に基づいて原稿サイズを検知する。
【0021】このようにして原稿の幅方向の位置決めが
行われた状態で、複写機本体50に備えられているコピ
ースタートキーが押されると、移動ユニット300に備
えられている原稿押さえ機構310が駆動されて、上記
押さえバー311としての3本の押さえバー313,3
14,315によって原稿の後端部が押さえられる。し
たがって、後述する送風口552から吹き出されるエア
や、載置板210の傾斜によって、原稿がばらつくとい
ったようなことはない。
【0022】そして、ユニットモータM1が駆動され
て、ホームポジション(図1において実線で示す位置)
に待機している移動ユニット300が、上記原稿サイズ
センサによって検出された原稿サイズに応じた距離だけ
P1方向に移動される(図1において二点鎖線で示す位
置まで)。具体的には、ユニットモータM1は、たとえ
ばステッピングモータにより構成されており、原稿サイ
ズに応じたステップ数だけユニットモータM1が回転駆
動されて、上記二点鎖線で示す位置まで移動される。
【0023】この移動ユニット300の移動によって、
原稿が図3に二点鎖線で示す原稿Dの位置まで押し出さ
れる。これにより、原稿Dは、後端が移動ユニット30
0の前面板301によって規制され、両側端が基準板2
30および位置決め板250によって規制された状態で
セットされる。図1および図3を参照して、載置板21
0の原稿搬送方向と直交する方向には、上記引込ベルト
571として6本の引込ベルト572〜577が並列に
配設されており、そのうち4本の引込ベルト572〜5
75は、ローラ513,514に掛け回されている。残
り2本の引込ベルト576,577は、ローラ513と
図示しないローラとに掛け回されている。ローラ513
は、ベルトモータM2の回転力が伝達される駆動ローラ
である。また、引込ベルト572〜577には、複数個
の貫通孔578が形成されている。上記6本の引込ベル
ト572〜577およびローラ513,514によって
原稿引込部570が構成されている。
【0024】ローラ513とローラ514との間には、
吸込ダクト511が備えられている。吸引ダクト511
の上面であって、4本の引込ベルト572〜575に対
向する面には、複数の吸込口512が形成されている。
また、吸込ダクト511には、吸込ファン515が接続
されており、この吸込ファン515の働きによって白抜
き矢印で示すように、4本の引込ベルト572〜575
の貫通孔578および吸込口512を介してエアが吸い
込まれる。上記吸込ダクト511、吸込ファン515お
よび引込ベルト572〜575によって原稿吸着部51
0が構成されている。
【0025】吸込ファン515に隣接して送風ファン5
53が設けられており、送風ファン553には送風ダク
ト551が接続されている。送風ダクト551は、載置
板210に対して原稿搬送方向の下流側に配設されてい
る。送風ダクト551には、原稿搬送方向に直交する方
向に互いに所定の間隔を置いて、複数の送風口552が
形成されている。送風口552は、黒矢印で示すよう
に、送風ファン553から送られてきたエアを、引込ベ
ルト572〜575に吸い付けられている原稿Dの先端
に向けて吹き出すようになっている。上記送風ダクト5
51および送風ファン553によって原稿浮揚部550
が構成されている。
【0026】したがって、原稿の搬送が開始されて、吸
込口512からエアが吸い込まれると、最下方の原稿は
各貫通孔578に吸い付けられて引込ベルト572〜5
75に付着した状態となる。一方、最下方の原稿よりも
上方側の原稿は、送風口552から吹き出されるエアに
よって浮揚される。ゆえに、最下方の原稿は、他の原稿
から確実に分離される。この状態で、ローラ513がベ
ルトモータM2により駆動されて引込ベルト572〜5
75が走行されることにより、最下方の原稿のみが原稿
供給部400側へ送られる。
【0027】図4は、移動ユニット300および押さえ
バー311の動作状態を示す図である。原稿セット部2
00の載置板210上に原稿が載置されていない状態で
は、図4(a)に示すように、移動ユニット300はホ
ームポジションに待機している。また、押さえバー31
1は、移動ユニット300の内部に完全に格納された状
態になっている。したがって、原稿をセットする際に、
押さえバー311が邪魔になることはない。
【0028】載置板210上に原稿が載置されて、位置
決め板250が原稿幅に合わせて移動された後、複写機
本体50のコピースタートキーが押されると、押さえバ
ー311が図4(a)に示す矢印P5方向に移動され
る。この移動に伴って、押さえバー311の先端側が持
ち上がり、図4(b)に示す状態となる。そして、押さ
えバー311は、図4(b)に示す状態から矢印P8方
向に回動されて、載置板210上の原稿の後端部分を押
さえる(図4(c)参照)。押さえバー311によって
原稿が押さえられると、移動ユニット300が矢印P1
方向に移動されて、原稿は原稿セット位置に押し出され
る。このとき、引込ベルト571の走行開始されるとと
もに、送風口552からエアが吹き出されて、最下方の
原稿から順に載置板210から送り出される。
【0029】原稿の後端部分が押さえバー311によっ
て押さえられているので、載置板210につけられてい
る傾斜によって原稿が滑り、ばらつくといったことがな
い。また、最下方の原稿と最下方の原稿よりも上方側の
原稿とを分離するために送風口552から吹き出される
エアによって、上方側の原稿がばらけるといったことも
ない。また、送風口552からのエアが原稿の後端側か
ら漏れにくくなり、原稿の先端側の浮揚状態が良くな
る。なお、原稿は押さえバー311によってばらつかな
い程度に押さえられており、原稿供給部400への取込
みには影響しない。
【0030】コピーのために内容が読み取られた後、原
稿は、図4(d)に示すように、セットされている原稿
の最上部、具体的には押さえバー311の上に戻され
る。したがって、読み取り前の原稿と、既に読み取られ
た原稿とは、押さえバー311によって仕切られること
になる。載置板210に戻されてきた原稿は、押さえバ
ー311によって押さえられていないが、基準板230
および位置決め板250(図3参照)によって両側端が
規制され、移動ユニット300によって後端が規制され
ているので、送風口552からのエアによって乱れるこ
とはない。
【0031】セットされたすべての原稿の読み取りが一
通り終了すると、図4(e)に示す状態になる。載置板
210には、載置板210の上面よりも一段低くなって
いる凹部211が形成されており、押さえバー311
は、この凹部211に嵌まり込む。このときの押さえバ
ー311の位置が、原稿高さセンサ312によって検知
されて、一度も内容が読み取られていない原稿が存在し
ないことが検出される。
【0032】複数部数のコピーが必要な場合には、図4
(e)に示す状態から、押さえバー311が矢印P6方
向に移動されて、押さえバー311が移動ユニット30
0内に一旦格納された後、移動ユニット300から再び
出てくる。この移動に伴って、押さえバー311は先端
部分が持ち上げられた後、倒伏されて、戻されてきた原
稿の後端部分を押さえる。その後、上述の搬送動作が繰
り返される。
【0033】必要部数のコピーが作成されて、図4
(e)に示す状態になり、原稿搬送動作が終了すると、
押さえバー311が矢印P6方向に移動されて移動ユニ
ット300内に格納される。そして、載置板210上か
ら原稿が取り除かれると、上記所定位置から移動ユニッ
ト300がホームポジションに戻されて、図4(a)に
示す待機状態になる。
【0034】上述のように、押さえバー311は、原稿
後端を押さえることによって原稿のばらつきを抑えるう
え、複写機本体50による読み取り前の原稿と、読み取
り後の原稿とを仕切る役割を果たしている。さらに、原
稿を押さえている押さえバー311の状態を、図1に示
す原稿高さセンサ312によって検知することによっ
て、載置板210上の原稿量を検知することができる。
すなわち、押さえバー311を用いて、原稿後端押さ
え、原稿量検知および未搬送原稿と搬送済原稿との仕切
りを行うことができる。したがって、それぞれの機能を
個々の機構により行う構成に比べて部品点数を削減でき
るので、装置全体を小型化することができ、コストダウ
ンすることもできる。
【0035】図5は、原稿押さえ機構310の構成を示
す平面図である。また、図6は、押さえバー314の構
成およびセットされた原稿量を検知するための原稿量検
知機構320の構成を示す後方から見た斜視図である。
さらに、図7は、押さえバーの動作状態を示す図であ
る。図5を参照して、原稿押さえ機構310には、上記
3本の押さえバー313,314,315と、押さえバ
ー314に関連して設けられた原稿量検知機構320
と、押さえバー313,314,315の基端部を連結
しているステー340と、ステー340を進出方向P5
および退避方向P6に移動させることによって、押さえ
バー313,314,315を駆動するための駆動機構
345とが備えられている。
【0036】ステー340は、移動ユニット300の前
面板301と平行な方向に伸びた棒状のものである。ス
テー340には、3本の押さえバー313,314,3
15が、互いに所定の間隔をおいて並列に取り付けられ
ている。具体的には、押さえバー313,314,31
5は、たとえば、載置板210(図3参照)にセットさ
れた原稿がB5判サイズの場合には、2つの押さえバー
314,315によって原稿を押さえることができ、A
3判サイズの場合には3本の押さえバー313,31
4,315によって原稿を押さえるように配設されてい
る。
【0037】押さえバー313,314,315は、原
稿高さセンサ312が押さえバー314に関連して設け
られていること以外、すべて同様に構成されているか
ら、以下では押さえバー314を例に挙げて、その構成
について具体的に説明する。図6を参照して、押さえバ
ー314は、長手で薄板状のバー本体336を備えてい
る。バー本体336の先端の下面には、たとえばゴムや
樹脂で構成された、原稿の上面に接触する接触部316
が固着されている。バー本体336の後端の上面には、
垂直に立ち上がった立設片317が設けられている。立
設片317には、バー本体336と直交する方向に伸び
た軸318が貫通している。この軸318は、上方から
見たときの端面が略L字形状の取付部材319の所定位
置に形成された軸受孔によって受けられており、押さえ
バー314は、軸318によって取付部材319に対し
て揺動自在に支持されている。取付部材319の上記軸
受孔が形成されている面と垂直をなす面が、ステー34
0に固定されており、これにより押さえバー314はス
テー340に対して直交方向に伸びた状態に取り付けら
れている。
【0038】また、押さえバー314の中間部付近の下
面と取付部材319とが、コイルばね335で連結され
ており、このコイルばね335の弾性力によって押さえ
バー314は矢印P8方向に付勢されている。ゆえに、
押さえバー314は、原稿量に関わらず、載置板210
(図3参照)上の原稿の後端部分を、引込ベルト571
による原稿の取り込みに影響しない程度の押圧力で押さ
えることができる。
【0039】バー本体336の中間部付近の両側部に
は、ガイドピン321が突設されている。一方のガイド
ピン321は、ガイド台322に載せられている。ガイ
ドピン321は、ガイド台322側にのみ設けられてい
てもよいが、この実施形態のように両側に設けること
で、製造工程においてバー本体336の表裏を考慮する
必要がなくなる。
【0040】ガイド台322は、押さえバー314を軸
318を中心に揺動させるためのものであり、底板32
3と、底板323の上面に設けられた台本体324と、
底板323の図6における前方端部付近から立ち上がっ
た支持板326と、支持板326の先端に回動自在に取
り付けられた案内板325とを有している。案内板32
5は、支持板326に取り付けられた先端部327を中
心に、図6において上方へ変位可能である。案内板32
5は、通常、後端側が台本体324の上方部と接触して
おり、案内板325の上面は、ガイドピン321を台本
体324の上面から先端部327へと導くガイド面とな
っている。また、台本体324には、底板323上のガ
イドピン321を台本体324の上面へと導くガイド面
328が、底板323の上面に連続して形成されてい
る。
【0041】押さえバー314の動きについて、図7を
参照して詳細に説明する。図7(a)に示すように、押
さえバー314のガイドピン321がガイド台322の
台本体324の上面に位置している状態から、ステー3
40が矢印P5に移動されると、ガイドピン321は、
ガイド台322の案内板325の上面に案内されて、案
内板325の先端部327に向けて移動する。これによ
り、押さえバー314は、移動ユニット300の前面板
301から突出し、その先端側が持ち上がった状態にな
る(図7(b)参照)。
【0042】ステー340が矢印P5方向にさらに移動
されると、ガイドピン321が案内板325から脱し、
押さえバー314は、押さえバー314の自重とコイル
ばね335の弾性力とによって、軸318を中心として
矢印P8方向に回動されて倒伏する。これにより、図7
(c)に示すように、押さえバー314の接触部316
によって載置板210上の原稿が押さえられる。押さえ
バー314は、コイルばね335によって矢印P8方向
に弾力付勢されているので、セットされた原稿の量に関
わらず、原稿の取込みに影響しない程度の適当な力で原
稿を押さえることができる。
【0043】載置板210上の原稿が次々に送り出され
て、最終原稿が送り出されると、図7(d)に示すよう
に、押さえバー314の接触部316が、載置板210
に形成されている凹部211に嵌まり込む。このとき、
ガイドピン321は、ガイド台322の底板323上に
位置している。そして、ステー340が矢印P6方向に
移動されると、ガイドピン321は、底板323の上面
に連続して形成されているガイド面328に案内され
て、台本体324の上面に向かって移動する。ガイドピ
ン321がガイド面328に案内されることによって、
押さえバー314の先端側が除々に持ち上がり、図7
(e)に示すように、押さえバー314は略水平状態に
なる。そして、ガイドピン321は、回動自在に設けら
れている案内板325を上方に回動させて、ガイド面3
28から台本体324の上面に移り、移動ユニット30
0が後退されて元の状態に戻る。
【0044】このように、押さえバー314は、軸31
8を中心として揺動自在に保持されていて、ステー34
0が移動されたときに、ガイドピン321がガイド台3
22に案内されることによって、起立した状態と倒伏し
た状態とに変位される。これにより、載置板210上の
原稿の後端部分を押さえることができる。次に、図6を
参照して、原稿量検知機構320について説明する。原
稿量検知機構320は、原稿高さセンサ312と、押さ
えバー314の軸318に取り付けられた揺動板329
とを有している。
【0045】原稿高さセンサ312は、取付部材304
を介してステー340に取り付けられており、ハウジン
グ333と、ハウジング333の内部に図示しない抵抗
体とを備えている。この抵抗体には、先端がハウジング
333の外部に突出しているセンサアクチュエータ33
4が接触している。また、上記抵抗体には所定の一定電
圧が常に印加されており、原稿高さセンサ312は、セ
ンサアクチュエータ334の抵抗体上の位置に応じた電
圧を出力する。揺動板329は、軸318が貫通してい
る平面略半円形状の半円部330と、所定位置に長孔3
32が形成された突出部331とを含んでおり、押さえ
バー314に連動して軸318を中心に揺動する。揺動
部331の長孔332には、センサアクチュエータ33
4の先端部分が挿入されている。
【0046】図7(a)に示す状態から、押さえバー3
14がガイド台322に案内されて、軸318を中心に
その先端側が持ち上げられると、押さえバー314に連
動して揺動板329が軸318を中心に回動する。する
と、原稿高さセンサ312のセンサアクチュエータ33
4が、揺動板329によって上方にスライドされる(図
7(b)参照)。その後、押さえバー314のガイドピ
ン321がガイド台322の案内板325の上面から離
脱して、押さえバー314が倒伏されると、この押さえ
バー314の動きに伴って、揺動板329によってセン
サアクチュエータ334が下方にスライドされる。
【0047】押さえバー314の接触部316が原稿上
面に接触し、原稿が押さえられると(図7(c)参
照)、そのときのセンサアクチュエータ334の位置に
対応した電圧が、原稿高さセンサ312から出力され
る。この出力電圧に基づいて、載置板210上の原稿量
(原稿高さ)が検知することができる。したがって、こ
のとき原稿高さセンサ312によって検出された原稿量
に合った風量になるように送風ファン553(図3参
照)を駆動制御することによって、送風口552から吹
き出されるエア風量を適正な風量とすることができる。
【0048】原稿が次々に送り出されると、押さえバー
314の接触部316が除々に下方に下がり、センサア
クチュエータ334も除々に下方にスライドされる。最
終原稿が載置板210上から取り込まれると、図7
(d)に示すように、押さえバー314の接触部316
が載置板210の凹部211に嵌まり込み、センサアク
チュエータ334がさらに下方にスライドされる。凹部
211は、載置板210の上面である原稿載置面よりも
一段低くなっているので、このときのセンサアクチュエ
ータ334の位置は、押さえバー314が原稿を押さえ
ていたときの位置とは明らかに異なる。ゆえに、原稿高
さセンサ312から出力される電圧に基づいて、最終原
稿が載置板210上から送り出されたことを検知するこ
とができる。
【0049】このように、原稿高さセンサ312は、押
さえバー314の位置に対応した電圧を出力するもので
あるから、たとえば、複数個の透過型センサを配設し
て、これらのセンサのオン/オフに基づいて押さえバー
の位置を検出する構成(特開昭61−291339号公
報参照)に比べて、原稿量を細かく検出することができ
る。ゆえに、原稿量に応じて送風ファン553の駆動を
制御するときに、送風口552から吹き出されるエアの
風量を、原稿量に合った適切な風量とすることができ
る。これにより、原稿量が少なくても、エアによる原稿
のばらつきを抑えることができるうえ、載置板210上
にセットされている原稿を1枚ずつ確実に分離して給送
できる。
【0050】また、最終原稿が載置板210上から送り
出されたことを、原稿高さセンサ312によって検知す
ることができるので、このことを検知するためのセンサ
を別途設ける必要がない。次に、図5を参照して、駆動
機構345の構成について説明する。ステー340の両
端部には、それぞれスライド部材338,339が取り
付けられており、スライド部材338,339は、ステ
ー340と直交する方向に伸びた一対のガイドレール3
41,342上を移動できるようになっている。スライ
ド部材338,339は、ステー340が往復移動され
たときに、ステー340がガイドレール341,342
に対して斜めになるのを防いでいる。また、スライド部
材338,339には、それぞれコイルばね343,3
44の一端が接続されており、コイルばね343,34
4の他端は、それぞれガイドレール341,342の後
端に接続されている。ステー340は、これらのコイル
ばね343,344の弾性力によって退避方向P6に付
勢されて、後述する第1カム348および第2カム34
9の周面に常に外接するようになっている。これらの第
1カム348および第2カム349が回転されると、ス
テー340はガイドレール341,342に案内され
て、押さえバー313,314,315の進出方向P5
および退避方向P6に往復移動する。
【0051】第1カム348および第2カム349は、
平面形状が略卵形状であり、ステー340の長手方向に
互いに所定間隔置いた位置に、周面がステー340に接
触した状態に配置されている。このように、2個の第1
カム348および第2カム349が設けられているの
で、ステー340が移動する際にステー340が歪むこ
とはない。
【0052】第1カム348の回転軸350には、第1
カム348の上方に第1プーリ351が取り付けられて
おり、第1プーリ351のさらに上方に、第1カム34
8の位置を検出するための位置検出板355が取り付け
られている。この位置検出板355に関連して、たとえ
ば透過型センサによって構成される回転検知センサ35
6が設けられている。位置検出板355の周面の一部は
切り欠かれており、回転検知センサ356は、切欠部分
に対向したときにオフからオンに変わり、ステー340
が矢印P5方向に最大限に押し出されていることを検知
する。また、回転検知センサ356がオンからオフに変
わったことによって、ステー340が矢印P6方向に最
大限に引き込まれていることを検知する。
【0053】第2カム349の回転軸352には、第2
カム349の上方に第2プーリ353が取り付けられて
いる。なお、この実施形態では、第2カム349の回転
軸352に、位置検出板355と同一形状の円板337
が取り付けられているが、この円板337には上述の切
欠部分が形成されている必要はない。ただし、位置検出
板355と円板337とを同一形状とすることで、その
製造工程を同じにすることができる。
【0054】一方、駆動機構345には、第1カム34
8および第2カム349を回転させるための駆動力を発
生する押さえ機構モータM3が備えられている。押さえ
機構モータM3は、回転検知センサ356の出力に基づ
いて駆動制御される。押さえ機構モータM3の回転軸に
は、ウォーム346が取り付けられている。このウォー
ム346の回転は、図示しないウォーム歯車に伝達さ
れ、このウォーム歯車の回転は同軸に取り付けられた第
3プーリ347を回転させる。第3プーリ347、第1
プーリ351および第2プーリ353には、無端状のタ
イミングベルト354が引き回されており、第3プーリ
347の回転は、タイミングベルト354を介して第1
カム348および第2カム349を同期回転させる。こ
れにより、第1カム348および第2カム349も同期
回転される。よって、ステー340は、第1カム348
および第2カム349が同期回転されることによって、
ガイドレール342,343に常に直交した状態で往復
移動される。
【0055】なお、第1プーリ347と第3プーリ35
3との間に設けられているテンションプーリ357は、
タイミングベルト354に所定の張力を付与するための
ものである。図8は、第1カム348の平面図である。
また、図9は、ステー340の移動量を表すグラフであ
り、横軸に第1カム348の回転軸350からステー3
40に接触している周面までの距離をとり、縦軸にステ
ー340の移動量をとっている。なお、第1カム348
と第2カム349とは同一形状に形成されているから、
以下では第1カム348のみを取り上げて、その形状に
ついて説明する。
【0056】図8を参照して、第1カム348には、回
転軸350を曲率中心とし、中心角が角度Uで半径R1
の円周面358が含まれている。半径R1は、回転軸3
50を中心に見たときの最大半径になっている。回転軸
350からの距離がR2で最も小さい周面位置359が
ステー340に外接しているときを、ステー340の移
動量の基準とすると、図9に示すように、ステー340
と円周面358とが外接している間は変位しないことが
わかる。
【0057】したがって、第1カム348および第2カ
ム349を用いてステー340を往復運動させた場合
に、両者の回転位相に若干のずれが生じていても、ステ
ー340が最大限に押し出された状態(ステー340と
円周面358とが外接している状態)では、ステー34
0はガイドレール342,343と直交した状態にな
る。
【0058】なお、ステー340を往復移動させるため
の構成として、図10に示すような構成も考えられる。
この構成では、2つの円板10,11の上面に、それぞ
れ1本のピン12,13が立設されている。ステー34
0には上面から下面に貫通した長孔14が形成されてお
り、この長孔14にピン12,13が挿入されている。
2つの円板10,11が同期回転されることによって、
ステー340は矢印P方向に往復移動される。
【0059】ところが、図10に示す構成では、円板1
0,11の回転が完全に同期していなければ、ステー3
40がガイドレール342,343(図5参照)に対し
て傾いてしまう。すると、たとえば、押さえバー313
のガイドピン321がガイド台322の案内板325
(図6参照)から脱しているにもかかわらず、押さえバ
ー315のガイドピン321が案内板325上に位置す
るといったような不具合が生じ、ひどい場合にはステー
340が引っ掛かり、動かなくなるおそれがある。
【0060】しかし、この実施形態にかかる構成によれ
ば、上述のような不具合が生じることはなく、たとえ第
1カム348および第2カム349の回転位相にずれが
生じていても、載置板210上の原稿を押さえるときに
は、押さえバー313,314,315の動きが一致す
る。ゆえに、押さえバー313,314,315によっ
て原稿を確実に押さえることができ、原稿高さセンサ3
12は、載置板210上の原稿の量を正確に検知するこ
とができる。
【0061】また、上述のように、第1カム348およ
び第2カム349の回転位相に若干のずれが生じていて
も、押さえバー313,314,315による原稿押さ
えや、原稿高さセンサ312による原稿量検知には問題
とならないので、位相ずれを修正するためのメンテナン
ス時期を従来よりも遅らせることができる。上述の実施
形態においては、第1カム348の回転軸350に取り
付けられている位置検出板355の切欠部分を回転検知
センサ356によって検知することによって、第1カム
348の位置を検出している。しかし、反射型フォトセ
ンサが配設されて、このフォトセンサによって第1カム
348の回転状態を直接検知することによって、第1カ
ム348の位置を検出してもよい。また、第1カム34
8の周面の所定位置に金属面を形成し、この金属面を検
出する近接センサによって、第1カム348の位置を検
出してもよい。
【0062】この実施形態の説明は以上の通りである
が、この発明は上述の実施形態に限定されるものではな
い。たとえば、上述の実施形態では、3本の押さえバー
が備えられているが、たとえば、搬送可能な原稿サイズ
が1種類である場合には、押さえバーは2本しか備えら
れていなくてもよいし、もちろん3本以上の押さえバー
が備えられていてもよい。
【0063】この他、特許請求の範囲に記載された範囲
内で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3記載の発明によ
れば、原稿後端押さえ、原稿量検知および未搬送原稿と
搬送済原稿との仕切りを、押さえバーを用いて行うこと
ができる。また、原稿載置板上にセットされた原稿が一
巡したことを検出することができる。ゆえに、それぞれ
の機能を個々の機構により行う構成に比べて部品点数を
削減でき、装置のコストを削減することができる。ま
た、エアフィード式循環型原稿搬送装置の場合には、押
さえバーによって原稿後端が押さえられて、原稿の分離
効果が向上する。
【0065】請求項4記載の発明によれば、押さえバー
によって原稿の後端を押さえながら原稿載置板上の所定
位置に原稿を移送することができるので、原稿はばらつ
かない。また、原稿を原稿載置板に載置する際に、押さ
えバーを移送手段内に格納しておけば、押さえバーが邪
魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるエアフィード式
循環型原稿搬送装置の内部構成を示す断面図である。
【図2】原稿分離機構の構成を一部切り欠いて示す平面
図であり、搬送動作が開始されていない状態を示してい
る。
【図3】原稿分離機構の構成を一部切り欠いて示す平面
図であり、原稿がセットされている状態を示している。
【図4】移動ユニットおよび原稿押さえ機構の動作状態
を示す図である。
【図5】原稿押さえ機構の構成を示す平面図である。
【図6】押さえバーの構成および原稿量検知機構の構成
を示す後方から見た斜視図である。
【図7】押さえバーの動作を説明するための図である。
【図8】駆動機構に備えられている第1カムの平面図で
ある。
【図9】ステーの移動量を表すグラフである。
【図10】上記駆動機構の作用効果を説明するための参
考技術を示す図である。
【符号の説明】
100 エアフィード式循環型原稿搬送装置(RD
H) 300 移動ユニット 310 原稿押さえ機構 311,313,314,315 押さえバー 312 原稿高さセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置板上の所定位置にセットされた原
    稿を最下方の原稿から順に送り出し、搬送経路に沿って
    搬送した原稿を上記所定位置に戻すようにした循環型原
    稿搬送装置において、 原稿載置板上にセットされた上記原稿の後端部上面を押
    さえる押さえバーと、 押さえバーの状態を検出するセンサと、を含むことを特
    徴とする循環型原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】センサは、セットされた上記原稿を押さえ
    バーが押さえた最初の状態に基づいて、セットされた原
    稿の量を検出することを特徴とする請求項1記載の循環
    型原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】センサは、押さえバーの下方に原稿がなく
    なり、押さえバーが予め定める状態になったとき、セッ
    トされた上記原稿が一巡したことを検出することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の循環型原稿搬送
    装置。
  4. 【請求項4】原稿の搬送方向に変位可能に構成されて、
    原稿搬送開始時に、原稿載置板上の原稿を上記所定位置
    に移送する移送手段をさらに含み、 押さえバーは、上記移送手段の先端に出入可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の循環型原稿搬送装置。
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