JPH10172980A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH10172980A JPH10172980A JP8352947A JP35294796A JPH10172980A JP H10172980 A JPH10172980 A JP H10172980A JP 8352947 A JP8352947 A JP 8352947A JP 35294796 A JP35294796 A JP 35294796A JP H10172980 A JPH10172980 A JP H10172980A
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- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 埋め込み層を有する半導体素子にFLR(フ
ィールド・リミッティング・リング)15を設けても十
分に耐圧を向上させることができなかった。 【解決手段】 埋め込み層14を中央の第1の領域14
aとこれを囲む第2の領域14bとで構成する。半導体
基板8の表面と第2の領域14bとの間隔を半導体基板
8の表面と第1の領域14aとの間隔よりも大きくす
る。第1の領域14aの上にトランジスタのPN接合を
配置する。第2の領域14bの上にFLR領域15を配
置する。
ィールド・リミッティング・リング)15を設けても十
分に耐圧を向上させることができなかった。 【解決手段】 埋め込み層14を中央の第1の領域14
aとこれを囲む第2の領域14bとで構成する。半導体
基板8の表面と第2の領域14bとの間隔を半導体基板
8の表面と第1の領域14aとの間隔よりも大きくす
る。第1の領域14aの上にトランジスタのPN接合を
配置する。第2の領域14bの上にFLR領域15を配
置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋め込み層を有する半
導体装置及びその製造方法に関する。
導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の埋め込み層を有するプレーナ構造
のトランジスタは、図1に示すようにP形半導体基板領
域1、N+ 形埋め込み層2、N+ 形コレクタ取り出し領
域3、N形エピタキシャル層から成るコレクタ領域4、
P形ベース領域5、N+ 形エミッタ領域6及びP形分離
拡散領域7を有する。これ等を含むシリコン半導体基板
8の表面には絶縁膜9が設けられ、この絶縁膜9の開口
にコレクタ電極10、ベース電極11、エミッタ電極1
2が設けられている。コレクタ電極10はN+ 形コレク
タ取り出し領域3に、ベース電極11はP形ベース領域
5に、エミッタ電極12はN+ 形エミッタ領域6にそれ
ぞれ低抵抗接触している。図1の半導体装置には、更に
他の素子例えばMOSFET等も形成されており、これ
等とトランジスタとは分離拡散領域7によって電気的に
分離されている。
のトランジスタは、図1に示すようにP形半導体基板領
域1、N+ 形埋め込み層2、N+ 形コレクタ取り出し領
域3、N形エピタキシャル層から成るコレクタ領域4、
P形ベース領域5、N+ 形エミッタ領域6及びP形分離
拡散領域7を有する。これ等を含むシリコン半導体基板
8の表面には絶縁膜9が設けられ、この絶縁膜9の開口
にコレクタ電極10、ベース電極11、エミッタ電極1
2が設けられている。コレクタ電極10はN+ 形コレク
タ取り出し領域3に、ベース電極11はP形ベース領域
5に、エミッタ電極12はN+ 形エミッタ領域6にそれ
ぞれ低抵抗接触している。図1の半導体装置には、更に
他の素子例えばMOSFET等も形成されており、これ
等とトランジスタとは分離拡散領域7によって電気的に
分離されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1のよう
なトランジスタにおいて、N形コレクタ領域4とP形ベ
ース領域5との界面に形成されるPN接合13の耐圧を
向上するためには、例えばP形ベース領域5の外周を包
囲するようにこれと同じP形半導体領域から成るフィー
ルド・リミッティング・リング即ちFLR(Field Lim
iting Ring )領域を形成することが考えられる。この
FLRは、ガードリングとも呼ばれ、プレーナ構造の耐
圧向上に寄与する。しかし、単にFLRを形成しても十
分な耐圧向上は得られない。この理由はFLR領域から
延びる空乏層がN形埋め込み層2に到達(リーチスル
ー)し、空乏層の延びが制限され、空乏層による電界緩
和効果が十分に発揮されないためである。なお、N形埋
め込み層2をP形ベース領域5から十分に離間させれ
ば、リーチスルーは防止されるが、トランジスタの動作
抵抗即ちオン抵抗が増加して望ましくない。
なトランジスタにおいて、N形コレクタ領域4とP形ベ
ース領域5との界面に形成されるPN接合13の耐圧を
向上するためには、例えばP形ベース領域5の外周を包
囲するようにこれと同じP形半導体領域から成るフィー
ルド・リミッティング・リング即ちFLR(Field Lim
iting Ring )領域を形成することが考えられる。この
FLRは、ガードリングとも呼ばれ、プレーナ構造の耐
圧向上に寄与する。しかし、単にFLRを形成しても十
分な耐圧向上は得られない。この理由はFLR領域から
延びる空乏層がN形埋め込み層2に到達(リーチスル
ー)し、空乏層の延びが制限され、空乏層による電界緩
和効果が十分に発揮されないためである。なお、N形埋
め込み層2をP形ベース領域5から十分に離間させれ
ば、リーチスルーは防止されるが、トランジスタの動作
抵抗即ちオン抵抗が増加して望ましくない。
【0004】そこで、本発明の目的は、耐圧向上を図る
ことができる半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
ことができる半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための装置の発明は、少なくとも1つの
PN接合を含む主領域と、この主領域を囲むように形成
されたフィールド・リミッティング・リング領域と、埋
め込み層とを備えた半導体装置において、前記埋め込み
層が第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域
は前記主領域の下方に配置され、前記第2の領域は前記
フィールド・リミッティング・リング領域の下方に配置
され、半導体基板の前記主領域及び前記フィールド・リ
ミッティング・リング領域が形成されている側の表面と
前記第2の領域との間隔が前記表面と前記第1の領域の
間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする半導
体装置に係わるものである。また、方法の発明は、半導
体基板の第1の所定領域に第1の不純物を拡散して第1
の不純物拡散領域を形成する工程と、前記第1の所定領
域とこの周辺領域とを含む第2の所定領域に前記第1の
不純物よりも拡散速度の遅い第2の不純物を前記第1の
不純物拡散領域よりも浅く拡散させて第2の不純物拡散
領域を形成する工程と、前記第1及び第2の不純物拡散
領域が形成された半導体基板の表面上にエピタキシャル
成長法によって半導体エピタキシャル層を形成し、同時
に前記第1及び第2の不純物拡散領域の不純物をアウト
ディフュージョンさせることによって前記半導体エピタ
キシャル層の表面に対して第1の距離を有する第1の領
域と前記半導体エピタキシャル層の表面に対して前記第
1の距離よりも長い第2の距離を有する第2の領域とを
備えた埋め込み層を得る工程と、前記半導体エピタキシ
ャル層の前記第1の領域の上の部分に少なくとも1つの
PN接合を含む半導体素子を形成し、前記半導体エピタ
キシャル層の前記第2の領域の上の部分にフィールド・
リミッティング・リング領域を形成する工程とを備えて
いることを特徴とする半導体装置の製造方法に係わるも
のである。
目的を達成するための装置の発明は、少なくとも1つの
PN接合を含む主領域と、この主領域を囲むように形成
されたフィールド・リミッティング・リング領域と、埋
め込み層とを備えた半導体装置において、前記埋め込み
層が第1の領域と第2の領域とを有し、前記第1の領域
は前記主領域の下方に配置され、前記第2の領域は前記
フィールド・リミッティング・リング領域の下方に配置
され、半導体基板の前記主領域及び前記フィールド・リ
ミッティング・リング領域が形成されている側の表面と
前記第2の領域との間隔が前記表面と前記第1の領域の
間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする半導
体装置に係わるものである。また、方法の発明は、半導
体基板の第1の所定領域に第1の不純物を拡散して第1
の不純物拡散領域を形成する工程と、前記第1の所定領
域とこの周辺領域とを含む第2の所定領域に前記第1の
不純物よりも拡散速度の遅い第2の不純物を前記第1の
不純物拡散領域よりも浅く拡散させて第2の不純物拡散
領域を形成する工程と、前記第1及び第2の不純物拡散
領域が形成された半導体基板の表面上にエピタキシャル
成長法によって半導体エピタキシャル層を形成し、同時
に前記第1及び第2の不純物拡散領域の不純物をアウト
ディフュージョンさせることによって前記半導体エピタ
キシャル層の表面に対して第1の距離を有する第1の領
域と前記半導体エピタキシャル層の表面に対して前記第
1の距離よりも長い第2の距離を有する第2の領域とを
備えた埋め込み層を得る工程と、前記半導体エピタキシ
ャル層の前記第1の領域の上の部分に少なくとも1つの
PN接合を含む半導体素子を形成し、前記半導体エピタ
キシャル層の前記第2の領域の上の部分にフィールド・
リミッティング・リング領域を形成する工程とを備えて
いることを特徴とする半導体装置の製造方法に係わるも
のである。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、埋め
込み層の第1の領域と基板表面との距離よりも第2の領
域と基板表面との距離を長くしたので、埋め込み層の効
果を維持してフィールド・リミッティング・リング領域
に基づくリーチスルーを防止することができる。請求項
2の発明によれば、埋め込み層の第1及び第2の領域を
容易に形成することができる。
込み層の第1の領域と基板表面との距離よりも第2の領
域と基板表面との距離を長くしたので、埋め込み層の効
果を維持してフィールド・リミッティング・リング領域
に基づくリーチスルーを防止することができる。請求項
2の発明によれば、埋め込み層の第1及び第2の領域を
容易に形成することができる。
【0007】
【実施例】次に、図2〜図5を参照して本発明の実施例
に係わる半導体装置及びその製造方法を説明する。図2
に示す本実施例の半導体装置(集積回路)は図1と同様
にプレーナ構造のトランジスタを含む。このトランジス
タは、P形半導体基板領域1、N+ 形埋め込み層14、
N+ 形コレクタ取り出し領域3、N形エピタキシャル層
から成るコレクタ領域4、P形ベース領域5、N+ 形エ
ミッタ領域6、P形分離拡散領域7及びP形のFLR
(フィールド・リミッティング・リング)領域15を有
する。これ等を含むシリコン半導体基板8の表面には絶
縁膜9が設けられ、この絶縁膜9の開口にコレクタ電極
10、ベース電極11、エミッタ電極12が設けられて
いる。コレクタ電極10はN+ 形コレクタ取り出し領域
3に、ベース領域11はP形ベース領域5に、エミッタ
電極12はN+ 形エミッタ領域6にそれぞれ低抵抗接触
している。図2の半導体装置には、更に他の素子例えば
MOSFET等も形成されており、これらとトランジス
タとは分離拡散領域7によって電気的に分離されてい
る。
に係わる半導体装置及びその製造方法を説明する。図2
に示す本実施例の半導体装置(集積回路)は図1と同様
にプレーナ構造のトランジスタを含む。このトランジス
タは、P形半導体基板領域1、N+ 形埋め込み層14、
N+ 形コレクタ取り出し領域3、N形エピタキシャル層
から成るコレクタ領域4、P形ベース領域5、N+ 形エ
ミッタ領域6、P形分離拡散領域7及びP形のFLR
(フィールド・リミッティング・リング)領域15を有
する。これ等を含むシリコン半導体基板8の表面には絶
縁膜9が設けられ、この絶縁膜9の開口にコレクタ電極
10、ベース電極11、エミッタ電極12が設けられて
いる。コレクタ電極10はN+ 形コレクタ取り出し領域
3に、ベース領域11はP形ベース領域5に、エミッタ
電極12はN+ 形エミッタ領域6にそれぞれ低抵抗接触
している。図2の半導体装置には、更に他の素子例えば
MOSFET等も形成されており、これらとトランジス
タとは分離拡散領域7によって電気的に分離されてい
る。
【0008】P形FLR領域15はベース領域5を平面
的に見て環状に囲むように形成されている。また、コレ
クタ取り出し領域3はFLR領域15を平面的に見て環
状に囲むように形成されている。
的に見て環状に囲むように形成されている。また、コレ
クタ取り出し領域3はFLR領域15を平面的に見て環
状に囲むように形成されている。
【0009】埋め込み層14はトランジスタの主領域の
下方に設けられた第1の領域14aとこの外周側に設け
られた第2の領域14bとから成る。埋め込み層14の
第1の領域14aは平面的に見て主領域としてのP形ベ
ース領域5にほぼ重なるように即ちP形ベース領域5の
外周縁の真下にその外周縁が位置するように形成されて
いる。第1の領域14aの厚みは約17μmであり、そ
の不純物濃度は約1×1019cm-3である。埋め込み層
14の第2の領域14bは、第1の領域14aの外周を
包囲するように平面環状形状に形成されており、FLR
領域15の真下を横切って第1の領域14aとコレクタ
取り出し領域3との間に配置され、これらに連接してい
る。第2の領域14bの厚みは約13μmであり、不純
物濃度は約1×1018cm-3である。
下方に設けられた第1の領域14aとこの外周側に設け
られた第2の領域14bとから成る。埋め込み層14の
第1の領域14aは平面的に見て主領域としてのP形ベ
ース領域5にほぼ重なるように即ちP形ベース領域5の
外周縁の真下にその外周縁が位置するように形成されて
いる。第1の領域14aの厚みは約17μmであり、そ
の不純物濃度は約1×1019cm-3である。埋め込み層
14の第2の領域14bは、第1の領域14aの外周を
包囲するように平面環状形状に形成されており、FLR
領域15の真下を横切って第1の領域14aとコレクタ
取り出し領域3との間に配置され、これらに連接してい
る。第2の領域14bの厚みは約13μmであり、不純
物濃度は約1×1018cm-3である。
【0010】埋め込み層14の第1の領域14aと第2
の領域14bとの間にはこれ等の厚みの相違に基づく段
差が生じている。第1の領域14aは第2の領域14b
よりも厚く形成されているので、半導体基板8の表面と
第1の領域14aの間隔は半導体基板8の表面と第2の
領域14bとの間隔よりも小さい。このため、第2の領
域14bはFLR領域15から遠くなり、FLR領域1
5と埋め込み層14との最短距離が従来よりも長くな
り、PN接合13の耐圧が向上する。即ち、P形ベース
領域5とN形コレクタ領域4との界面に形成されるPN
接合13を逆バイアスする方向の電圧が印加されると、
PN接合13から空乏層が広がる。この空乏層は、P形
半導体領域5に比べてN形コレクタ領域4の方が不純物
濃度が低いため、主としてN形コレクタ領域4側に広が
る。また、この印加電圧が増大すると、FLR領域15
とN形コレクタ領域4との界面に形成されるPN接合1
6からも空乏層が広がる。しかし、FLR領域15の下
方の埋め込み層14の第2の領域14bは、第1の領域
14aよりもその上面が下方に偏位しているため、FL
R領域15から下側に延びる空乏層が埋め込み層14に
到達し難い。従って、半導体基板8の表面における空乏
層の広がりが制限されず、高耐圧化が良好に達成され
る。また、P形ベース領域5の下方には、それとの間隔
が従来例と同じになるように第1の領域14aが形成さ
れているので、トランジスタのON抵抗は図1のトラン
ジスタと同様に十分低いレベルに維持される。
の領域14bとの間にはこれ等の厚みの相違に基づく段
差が生じている。第1の領域14aは第2の領域14b
よりも厚く形成されているので、半導体基板8の表面と
第1の領域14aの間隔は半導体基板8の表面と第2の
領域14bとの間隔よりも小さい。このため、第2の領
域14bはFLR領域15から遠くなり、FLR領域1
5と埋め込み層14との最短距離が従来よりも長くな
り、PN接合13の耐圧が向上する。即ち、P形ベース
領域5とN形コレクタ領域4との界面に形成されるPN
接合13を逆バイアスする方向の電圧が印加されると、
PN接合13から空乏層が広がる。この空乏層は、P形
半導体領域5に比べてN形コレクタ領域4の方が不純物
濃度が低いため、主としてN形コレクタ領域4側に広が
る。また、この印加電圧が増大すると、FLR領域15
とN形コレクタ領域4との界面に形成されるPN接合1
6からも空乏層が広がる。しかし、FLR領域15の下
方の埋め込み層14の第2の領域14bは、第1の領域
14aよりもその上面が下方に偏位しているため、FL
R領域15から下側に延びる空乏層が埋め込み層14に
到達し難い。従って、半導体基板8の表面における空乏
層の広がりが制限されず、高耐圧化が良好に達成され
る。また、P形ベース領域5の下方には、それとの間隔
が従来例と同じになるように第1の領域14aが形成さ
れているので、トランジスタのON抵抗は図1のトラン
ジスタと同様に十分低いレベルに維持される。
【0011】次に、図3〜図5を参照して図2の半導体
装置の製造方法を説明する。まず、図3に示すようにエ
ピタキシャル成長のためのP形シリコン半導体基板21
を用意し、第1の領域14aに対応させた開口24を有
する酸化膜マスク23を形成し、開口24を通してN形
不純物であるリン(第1の不純物)をP形基板21内に
拡散して第1の不純物拡散領域としてのN+ 形のリン拡
散領域24を形成する。リンは拡散係数(速度)が比較
的大きいために短時間に比較的深く拡散される。
装置の製造方法を説明する。まず、図3に示すようにエ
ピタキシャル成長のためのP形シリコン半導体基板21
を用意し、第1の領域14aに対応させた開口24を有
する酸化膜マスク23を形成し、開口24を通してN形
不純物であるリン(第1の不純物)をP形基板21内に
拡散して第1の不純物拡散領域としてのN+ 形のリン拡
散領域24を形成する。リンは拡散係数(速度)が比較
的大きいために短時間に比較的深く拡散される。
【0012】次に、図4に示すように図1の埋め込み層
14の第1及び第2の領域14a、14bの両方にほぼ
対応する開口25を有する酸化膜マスク26を基板21
の表面に形成し、この開口25を通してN形不純物であ
るアンチモン(第2の不純物)を拡散する。アンチモン
はリンに比べて拡散係数(速度)が小さいため、浅い拡
散層を得るために好適であり、この拡散によって図3の
リン拡散領域24よりも浅い第2の不純物拡散領域とし
てのアンチモン拡散領域27が得られる。この実施例で
はアンチモンが図3のリン拡散領域24に重なるように
拡散されているので、この拡散が終了した後には図4に
示すように中央部分にリン拡散領域24aとリンとアン
チモンとの両方の拡散領域24bとが生じる。そして、
リン拡散領域24aはアンチモンのみの拡散領域27よ
りも下方に突出する。
14の第1及び第2の領域14a、14bの両方にほぼ
対応する開口25を有する酸化膜マスク26を基板21
の表面に形成し、この開口25を通してN形不純物であ
るアンチモン(第2の不純物)を拡散する。アンチモン
はリンに比べて拡散係数(速度)が小さいため、浅い拡
散層を得るために好適であり、この拡散によって図3の
リン拡散領域24よりも浅い第2の不純物拡散領域とし
てのアンチモン拡散領域27が得られる。この実施例で
はアンチモンが図3のリン拡散領域24に重なるように
拡散されているので、この拡散が終了した後には図4に
示すように中央部分にリン拡散領域24aとリンとアン
チモンとの両方の拡散領域24bとが生じる。そして、
リン拡散領域24aはアンチモンのみの拡散領域27よ
りも下方に突出する。
【0013】次に、分離領域7を得るためのP形拡散領
域を設けた後に、図5に示すようにP形基板21の上に
周知のエピタキシャル成長方法によってN形エピタキシ
ャル層28を形成する。このエピタキシャル成長工程の
加熱によって図4に示した各拡散領域24a、24b、
27の不純物のアウトディフュージョンが上方及び下方
の両方に生じ、図4の各拡散領域24a、24b、27
に基づいて図5に示す第1及び第2の領域14a、14
bを有する埋め込み層14が得られる。また、分離拡散
領域7aも得られる。図5の埋め込み層14は図2で同
一符号で示す埋め込み層14と同一のものである。図2
及び図5の第1の領域14aは、リンとアンチモンとの
両方が拡散された領域と実質的にリンのみが拡散された
領域との組み合せから成り、実質的にアンチモンのみが
拡散された領域から成る第2の領域14bよりも平均不
純物濃度が高い。なお、エピタキシャル成長時に基板2
1からリン及びアンチモンが蒸発し、エピタキシャル層
28に混入されるが、この量は領域14a、14bにお
けるこれ等の量に比べて少ないので、図5ではこれを無
視して説明した。
域を設けた後に、図5に示すようにP形基板21の上に
周知のエピタキシャル成長方法によってN形エピタキシ
ャル層28を形成する。このエピタキシャル成長工程の
加熱によって図4に示した各拡散領域24a、24b、
27の不純物のアウトディフュージョンが上方及び下方
の両方に生じ、図4の各拡散領域24a、24b、27
に基づいて図5に示す第1及び第2の領域14a、14
bを有する埋め込み層14が得られる。また、分離拡散
領域7aも得られる。図5の埋め込み層14は図2で同
一符号で示す埋め込み層14と同一のものである。図2
及び図5の第1の領域14aは、リンとアンチモンとの
両方が拡散された領域と実質的にリンのみが拡散された
領域との組み合せから成り、実質的にアンチモンのみが
拡散された領域から成る第2の領域14bよりも平均不
純物濃度が高い。なお、エピタキシャル成長時に基板2
1からリン及びアンチモンが蒸発し、エピタキシャル層
28に混入されるが、この量は領域14a、14bにお
けるこれ等の量に比べて少ないので、図5ではこれを無
視して説明した。
【0014】次に、図5のエピタキシャル層28に、図
2に示すN+ 形コレクタ取り出し領域3、P形ベース領
域5、N+ 形エミッタ領域6、及び分離領域7を周知の
選択拡散技術で形成し、半導体装置を完成させる。
2に示すN+ 形コレクタ取り出し領域3、P形ベース領
域5、N+ 形エミッタ領域6、及び分離領域7を周知の
選択拡散技術で形成し、半導体装置を完成させる。
【0015】図3〜図5に示す方法で埋め込み層14の
第1及び第2の領域14a、14bを形成すると、リン
とアンチモンの拡散速度の差を利用して第1及び第2の
領域14a、14bの段差を容易に得ることができる。
また、第1の領域14aの不純物濃度を高めてオン抵抗
の低減を図ることができる。
第1及び第2の領域14a、14bを形成すると、リン
とアンチモンの拡散速度の差を利用して第1及び第2の
領域14a、14bの段差を容易に得ることができる。
また、第1の領域14aの不純物濃度を高めてオン抵抗
の低減を図ることができる。
【0016】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) FLR領域15からの空乏層が埋め込み層14
に到達し難くなっていることから、FLR領域15の不
純物濃度をP形ベース領域5の不純物濃度よりも低くし
てもよい。このようにすることによって、PN接合のカ
バーチャが緩和され、この部分の電界集中が良好に緩和
され耐圧が十分に向上する。 (2) 図2には1つのエミッタ領域6を有するトラン
ジスタが原理的に示されているが、多数のエミッタ領域
を設けるか又はメッシュ状にエミッタ領域を設けて電力
用トランジスタとすることができる。また、埋め込み層
14の第1の領域14aの上の主領域には、バイポーラ
トランジスタに限ることなく、MOSトランジスタ、ダ
イオード、サイリスタ等の他の半導体素子を設けること
ができる。 (3) 図4においてアンチモンをリン拡散領域24に
は拡散させないで、第2の領域14bに対応する部分の
みに拡散させることができる。 (4) N形コレクタ領域4をP形半導体領域とし、E
LR領域15をN形半導体領域とすることができる。ま
た、図2の全部の半導体領域の導電形を反対の導電形に
することができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) FLR領域15からの空乏層が埋め込み層14
に到達し難くなっていることから、FLR領域15の不
純物濃度をP形ベース領域5の不純物濃度よりも低くし
てもよい。このようにすることによって、PN接合のカ
バーチャが緩和され、この部分の電界集中が良好に緩和
され耐圧が十分に向上する。 (2) 図2には1つのエミッタ領域6を有するトラン
ジスタが原理的に示されているが、多数のエミッタ領域
を設けるか又はメッシュ状にエミッタ領域を設けて電力
用トランジスタとすることができる。また、埋め込み層
14の第1の領域14aの上の主領域には、バイポーラ
トランジスタに限ることなく、MOSトランジスタ、ダ
イオード、サイリスタ等の他の半導体素子を設けること
ができる。 (3) 図4においてアンチモンをリン拡散領域24に
は拡散させないで、第2の領域14bに対応する部分の
みに拡散させることができる。 (4) N形コレクタ領域4をP形半導体領域とし、E
LR領域15をN形半導体領域とすることができる。ま
た、図2の全部の半導体領域の導電形を反対の導電形に
することができる。
【図1】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に従う半導体装置を示す断面図
である。
である。
【図3】図2の半導体装置の製造工程の1つを示す断面
図である。
図である。
【図4】図3の基板にアンチモンを拡散した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】図4の基板にエピタキシャル層を形成して埋め
込み層を得た状態を示す断面図である。
込み層を得た状態を示す断面図である。
5 ベース領域 14 埋め込み層 14a 第1の領域 14b 第2の領域 15 FLR領域
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも1つのPN接合を含む主領域
と、この主領域を囲むように形成されたフィールド・リ
ミッティング・リング領域と、埋め込み層とを備えた半
導体装置において、前記埋め込み層が第1の領域と第2
の領域とを有し、前記第1の領域は前記主領域の下方に
配置され、前記第2の領域は前記フィールド・リミッテ
ィング・リング領域の下方に配置され、半導体基板の前
記主領域及び前記フィールド・リミッティング・リング
領域が形成されている側の表面と前記第2の領域との間
隔が前記表面と前記第1の領域の間隔よりも大きく設定
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板の第1の所定領域に第1の不
純物を拡散して第1の不純物拡散領域を形成する工程
と、 前記第1の所定領域とこの周辺領域とを含む第2の所定
領域に前記第1の不純物よりも拡散速度の遅い第2の不
純物を前記第1の不純物拡散領域よりも浅く拡散させて
第2の不純物拡散領域を形成する工程と、 前記第1及び第2の不純物拡散領域が形成された半導体
基板の表面上にエピタキシャル成長法によって半導体エ
ピタキシャル層を形成し、同時に前記第1及び第2の不
純物拡散領域の不純物をアウトディフュージョンさせる
ことによって前記半導体エピタキシャル層の表面に対し
て第1の距離を有する第1の領域と前記半導体エピタキ
シャル層の表面に対して前記第1の距離よりも長い第2
の距離を有する第2の領域とを備えた埋め込み層を得る
工程と、 前記半導体エピタキシャル層の前記第1の領域の上の部
分に少なくとも1つのPN接合を含む半導体素子を形成
し、前記半導体エピタキシャル層の前記第2の領域の上
の部分にフィールド・リミッティング・リング領域を形
成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8352947A JPH10172980A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8352947A JPH10172980A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172980A true JPH10172980A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18427548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8352947A Pending JPH10172980A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172980A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009004762A (ja) * | 2007-05-18 | 2009-01-08 | Nec Electronics Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
| JP2013509730A (ja) * | 2009-11-02 | 2013-03-14 | アナログ デバイシス, インコーポレイテッド | バイポーラトランジスタ |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8352947A patent/JPH10172980A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009004762A (ja) * | 2007-05-18 | 2009-01-08 | Nec Electronics Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
| JP2013509730A (ja) * | 2009-11-02 | 2013-03-14 | アナログ デバイシス, インコーポレイテッド | バイポーラトランジスタ |
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