JPH10174867A - 排気ガス浄化用触媒および排気ガスの浄化方法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒および排気ガスの浄化方法

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JPH10174867A
JPH10174867A JP8329127A JP32912796A JPH10174867A JP H10174867 A JPH10174867 A JP H10174867A JP 8329127 A JP8329127 A JP 8329127A JP 32912796 A JP32912796 A JP 32912796A JP H10174867 A JPH10174867 A JP H10174867A
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catalyst
exhaust gas
tio
iridium
powder
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JP8329127A
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Inventor
Yukio Ozaki
幸雄 小崎
Hiroo Seshimo
博夫 瀬下
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NE Chemcat Corp
Original Assignee
NE Chemcat Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素と一酸化炭素を含む還元性成分と該
還元性成分を酸化するのに要する化学量論量より過剰の
酸素および窒素酸化物とを含む排気ガスに対して、高い
窒素酸化物除去率が得られ、さらに、水分およびSOX
共存下での高温耐久性に優れた排気ガス浄化用触媒およ
びこれを用いた排気ガス浄化方法を提供する。 【解決手段】 酸化チタンに(a)イリジウムと、
(b)アルカリ金属およびアルカリ土類金属よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の元素と、(c)ジルコニ
ウムとを担持させてなる触媒、前記の触媒にさらに
(d)リンを担持させてなる排気ガス浄化用触媒、及
び、該触媒に排気ガスを接触させる排気ガス浄化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関、ボイラ
ー、ガスタービン等から排出される排気ガス、特に過剰
酸素が共存する排気ガス中の窒素酸化物(NOX)を有
効に除去しうる排気ガス浄化用触媒および排気ガスの浄
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関等から大気中に排出される窒素
酸化物(NOX)は、光化学スモッグや酸性雨の原因と
なる。従って、かかる窒素酸化物の排出を防止すること
が環境保全の点から緊急に求められている。近年、地球
温暖化防止に向け、二酸化炭素(CO2)の排出抑制が
求められている。そこで、化学量論量に相当する空燃比
(A/F=14.6)よりも大きな空燃比でガソリンを
燃焼させることにより、ガソリンの消費(即ち、CO2
の排出)を低減する希薄燃焼(リーンバーン)エンジン
が注目されている。また、ガスエンジンやガスタービン
等も希薄燃焼方式が採用されつつあり、さらにディーゼ
ルエンジンやボイラー等も希薄燃焼であって、これらに
おいても同様にNOXの除去が求められている。
【0003】しかし、このリーンバーンエンジンからの
排気ガスの処理には、従来のガソリン車の排気ガス処理
に用いられてきた空燃比を化学量論量付近に制御して、
Pt−Rh/Al23系触媒を用いてNOXと一酸化炭
素(CO)及び炭化水素(HC)とを同時に除去する三
元触媒(TWC)法は有効ではない。リーンバーンエン
ジンの排気ガス中のNOXを除去するための触媒とし
て、銅イオン交換ゼオライト触媒(例えば特開昭63−
100919号公報)、貴金属イオン交換ゼオライト触
媒(例えば特開平1−135541号公報)、貴金属担
持多孔質金属酸化物触媒(例えば特開平3−22114
4号公報)等が提案されている。また、イリジウムとア
ルカリ金属がアルミナ等の耐火性無機酸化物担体に担持
された触媒も知られている(特公昭56−54173号
公報)。本出願人は、先に、金属炭化物および金属窒化
物から選ばれる少なくとも1種からなる担体にイリジウ
ムを担持してなる触媒(特開平6−31173号公報)
およびイリジウムとアルカリ土類金属とを担持してなる
触媒(特開平7−31884号公報)が、過剰量の酸素
存在下でもNOXに対する炭化水素による選択還元性を
高めることを見い出した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
方法にはそれぞれ問題がある。すなわち、銅イオン交換
ゼオライト触媒、貴金属イオン交換ゼオライト触媒は6
50〜700℃の高温では排気ガスに含まれている水蒸
気のために数時間で不可逆的な失活がおこり、実用に耐
えない。また、貴金属担持多孔質金属酸化物触媒も、貴
金属の強い酸化触媒活性のためにNOXの還元剤となる
べき炭化水素(HC)〔本明細書において、「炭化水
素」の語は、狭義の炭化水素のみならず、その部分酸化
物である含酸素炭化水素、例えばアルコール類、エーテ
ル類、ケトン類等を含むものを意味する。〕が、過剰に
存在する酸素と優先的に反応し、NOX還元反応を高め
られないという問題がある。さらに、イリジウムとアル
カリ金属がアルミナ等の耐火性無機酸化物担体に担持さ
れた触媒(特公昭56−54173号公報)の実施例で
は、排気ガス中の酸素濃度が1.5%以下、A/F換算
で15前後と化学量論比(A/F=14.6)近傍まで
の触媒性能しか示されておらず、排気ガス中の酸素濃度
が0.9%においては高いNOX除去率も、酸素濃度が
1.5%になると半減している。金属炭化物および金属
窒化物から選ばれる少なくとも1種からなる担体に、イ
リジウムを担持してなる触媒や、イリジウムとアルカリ
土類金属とを担持してなる触媒は、高い酸素濃度の排気
ガス中で高温に晒されると活性が低下するという問題が
あり必ずしも十分ではなかった。
【0005】本発明は前記の従来技術の課題を解決すべ
くなされたものであり、その目的は、炭化水素と一酸化
炭素を含む還元性成分と該還元性成分を酸化するのに要
する化学量論量より過剰の、酸素および窒素酸化物とを
含む排気ガスに対して、高い窒素酸化物除去率が得ら
れ、さらに水分およびSOX共存下での高温耐久性に優
れた排気ガス浄化用触媒およびこれを用いた排気ガス浄
化方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、酸化チタ
ンに、(a)イリジウムと、(b)アルカリ金属および
アルカリ土類金属よりなる群から選ばれた少なくとも1
種の元素と、(c)ジルコニウムとを担持させてなる触
媒、又は、前記の触媒にさらに(d)リンを担持させて
なる触媒が目的を達し得ることを見い出した。すなわ
ち、本発明は、酸化チタンに、(a)イリジウムと、
(b)アルカリ金属およびアルカリ土類金属よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の元素と、(c)ジルコニ
ウムとを担持させてなる触媒、及び、前記の触媒にさら
に(d)リンを担持させてなる排気ガス浄化用触媒並び
に該触媒を用いた排気ガスの浄化方法を提供するもので
ある。
【0007】
【本発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説
明する。本発明において、酸化チタンは、BET比表面
積が5〜200m2/gであることが好ましく、さらに
好ましくは10〜150m2/gである。担体に担持す
る活性成分の内、前記(b)アルカリ金属およびアルカ
リ土類金属よりなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素の例としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等
が挙げられ、これらの元素の1種又は2種以上を使用す
ることができる。活性成分(a)、(b)および(c)
の存在状態は特に限定されない。存在状態として例え
ば、金属状態、酸化物状態、それぞれの元素の合金状
態、それぞれの元素の複合酸化物状態、これらの状態が
混在した状態等が挙げられる。
【0008】担持されるイリジウムの量は特に限定され
るものではないが、触媒重量に対し、金属イリジウム換
算で0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜15重量
%がより好ましい。アルカリ金属およびアルカリ土類金
属よりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の担持
量は特に限定されるものではないが、好ましくはイリジ
ウムに対し、原子比で0.05〜40倍、より好ましく
は0.1〜20倍である。ジルコニウムの担持量も特に
限定されないが、好ましくはイリジウムに対し、原子比
で0.05〜40倍、より好ましくは0.1〜20倍で
ある。
【0009】本発明の触媒のもう一つの態様として、活
性成分(a)、(b)および(c)にさらに活性成分と
して他の成分を担持させることもできる。さらに担持で
きる他の成分として(d)リンを挙げることができる。
活性成分(a)、(b)および(c)にさらにリン成分
を担持させることにより、担体に担持された活性成分
(b)および(c)の熱安定性が増すため、耐久後の触
媒の活性がさらに高められる。担持させるリンの存在状
態も特に限定されず、上記した(a)、(b)および
(c)の存在状態と同様である。リンの担持量も特に限
定されないが、好ましくはイリジウムに対し、原子比で
0.01〜40倍、より好ましくは0.02〜20倍で
ある。
【0010】次に触媒の調製法について述べる。本発明
の触媒の調製法に制約はない。蒸発・乾固、スプレード
ライ、吸水、含浸等、通常の方法を適用することができ
る。例えば、活性成分(a)、(b)および(c)の各
々の原料塩の混合溶液または懸濁液を、担体粉末に加
え、蒸発・乾固後焼成する同時担持法で調製される。あ
るいは、まず、活性成分(a)の原料塩を担体粉末に加
え、蒸発・乾固後、焼成して活性成分(a)を不溶性化
合物または金属として該担体粉末に固定化した後、活性
成分(b)、(c)を順に活性成分(a)と同様な方法
で担持固定化させる。または、その逆に、まず活性成分
(c)を担持固定化した後、活性成分(b)、(a)を
順に担持固定化させる等の各種の逐次担持法で調製され
る。活性成分(d)をさらに担持する場合も、上記した
方法と同様な方法を適用すればよい。
【0011】本発明の触媒の調製において、活性成分
(a)、(b)、(c)および(d)の出発原料に特に
制約はない。 活性成分(a)の出発原料としては、例
えば、三塩化イリジウム、(IrCl3)、塩化イリジ
ウム酸(H2IrCl6)、塩化イリジウム酸ナトリウム
(Na3IrCl6)、同(Na2IrCl6)、硝酸イリ
ジウム[Ir(NO34]、硫酸イリジウム[Ir(S
42]等のイリジウムの水溶性塩が使用される。ま
た、Ir3(CO)12等のイリジウムの金属カルボニ
ル、IrCl(CO)(PPh32等のイリジウムの有
機金属錯体をヘキサン、アセトン、クロロホルム、エタ
ノール等の有機溶剤に溶かして用いてもよい。
【0012】活性成分(b)の内、アルカリ金属の1種
であるカリウムの出発原料としては、例えば、塩化カリ
ウム(KCl)、炭酸カリウム(K2CO3)、硝酸カリ
ウム(KNO3)、酢酸カリウム(CH3COOK)、硫
酸カリウム(K2SO4)、水酸化カリウム(KOH)等
が使用される。同じく、アルカリ土類金属の1種である
マグネシウムの出発原料としては、例えば、塩化マグネ
シウム(MgCl2)、塩基性炭酸マグネシウム、硝酸
マグネシウム六水和物[Mg(NO32・6H2O]、酢
酸マグネシウム四水和物[(CH3COO)2Mg・4H2
O]、硫酸マグネシウム(MgSO4)、水酸化マグネシ
ウム[Mg(OH)2]等が使用される。その他のアルカ
リ金属、アルカリ土類金属の出発原料についてもカリウ
ム、マグネシウムと同様、塩化物、炭酸塩、硝酸塩、酢
酸塩、硫酸塩、水酸化物等が使用される。
【0013】活性成分(c)の出発原料としては、例え
ば、塩化酸化ジルコニウム八水和物(ZrOCl2・8
2O)、四塩化ジルコニウム(ZrCl4)、硝酸酸化
ジルコニウム二水和物[ZrO(NO32・2H2O]、
酢酸酸化ジルコニウム[ZrO(CH3COO)2]、硫
酸ジルコニウム四水和物[Zr(SO42・4H
2O]、酸化ジルコニウム(ZrO2)等が使用される。
【0014】活性成分(d)の出発原料としては、例え
ば、ホスフィン酸(H3PO2)、ホスホン酸(H3
3)、リン酸(H3PO4)等が使用される。活性成分
(b)および(d)を同時に担持する場合には、これら
の出発原料として、リン酸カリウム(K3PO4)、リン
酸ナトリウム(Na3PO4)、リン酸マグネシウム[M
3(PO42]、リン酸カルシウム[Ca3(P
42]、リン酸バリウム[Ba3(PO42]等のリン酸
化合物を使用することもできる。活性成分(c)および
(d)を同時に担持する場合には、これらの出発原料と
して、ピロリン酸ジルコニル[(ZrO)227]、リ
ン酸二水素ジルコニル[ZrO(H2PO42]等のリン
酸化合物を使用することもできる。
【0015】上記の同時担持法あるいは逐次担持法にお
いて、担体上に触媒前駆体として担持された活性成分
(a)、(b)および(c)、または、さらに(d)の
焼成分解時の雰囲気は、前駆体の種類によって、空気
中、真空中、窒素等の不活性ガス気流中あるいは水素気
流中等適宜選択される。焼成温度は300〜1,000
℃が好ましく、600〜900℃がより好ましい。焼成
時間は適宜選択すればよいが、通常5分〜20時間程度
でよく、好ましくは10分〜5時間である。例えば、空
気中600〜800℃で焼成後、窒素気流中または水素
気流中600〜900℃で処理してもよい。
【0016】本発明の触媒を排気ガス浄化に使用する際
の形態は特に制限されない。例えば、前記の触媒を一定
空間内に充填した形態、触媒を所定の形状に成形した形
態等が挙げられる。所定の形状に成形する場合は、該触
媒を適当なバインダーと混合し、またはバインダーなし
で成形すればよい。活性成分の担持処理を行うに先立っ
て、担体を予め所定の形状に成形しておいてもよい。成
形する形状は特に制限されず、例えば、球状、ペレット
状、円筒状、ハニカム状、ラセン状、粒状、リング状等
が挙げられる。形状、大きさ等は使用条件に応じて適宜
選択することができる。
【0017】あるいは、触媒を耐火性材料からなる支持
基質の表面に被覆してなる触媒被覆構造体で構成しても
よい。耐火性支持基質としては、例えば、コージェライ
ト、ムライト等のセラミックスや、ステンレス等の金属
をハニカム状や発泡体に一体成形したもの等が挙げられ
る。触媒被覆構造体の製造に際しては、前記の支持基質
の表面に本発明の触媒を適当なバインダーとともに、ま
たはバインダー無しで被覆(例えば、ウォッシュコー
ト)すればよい。あるいは、まず担体のみを支持基質に
被覆し、次いで活性成分を担持して触媒被覆構造体を製
造してもよい。バインダーとしては、例えば、アルミナ
ゾル、シリカゾル、チタニアゾル等の慣用の無機質バイ
ンダーを使用することができる。支持基質への触媒粉末
の被覆は、例えば、触媒粉末にアルミナゾルと水とを加
え、混練してスラリーを形成し、この中へ支持基質を浸
漬した後、乾燥・焼成して行うことができる。支持基質
への触媒の被覆量は特に制約はないが、好ましくは支持
基質単位体積当り10〜200g/l、より好ましくは
50〜150g/lである。
【0018】次に排気ガスの浄化方法について説明す
る。本発明の浄化方法は、炭化水素と一酸化炭素を含む
還元性成分と、該還元性成分を酸化するのに要する化学
量論量より過剰の酸素および窒素酸化物とを含む排気ガ
スを、本発明の触媒と接触させる。触媒と接触する排気
ガスのガス空間速度には特に制限はなく、好ましくは
5,000〜200,000/hr、より好ましくは1
0,000〜150,000/hrである。また、NO
Xの選択的還元が起こるための排気ガスの触媒入口温度
は、好ましくは100〜700℃であり、より好ましく
は200〜600℃である。
【0019】本発明の浄化方法が対象とする排気ガス
は、酸化性成分と還元性成分との重量比A/Fが化学量
論量(A/F=14.6、O2濃度=0.5%)よりも
還元性成分過小側(A/F>14.6)であることが好
ましい。本発明の触媒は化学量論量付近で優れたNOX
除去性能を有しているが、A/F>17の酸素過剰雰囲
気においても優れたNOX除去性能を有している。この
ような酸素過剰雰囲気では、従来の貴金属触媒はいずれ
も著しく不十分なNOX還元選択性しか示さなかった。
これに対し、本発明の触媒はリーンバーンエンジンの排
気ガスのようにA/F=22(酸素濃度7.5%)の領
域においても外部からの還元剤HCの添加無しで、排気
ガス中のHCおよびCOのみによって十分なNOX還元
能を示す。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げ本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0021】実施例1 (1)市販のTiO2粉末(比表面積16m2/g)9
6.2gに脱イオン水2.0kgを加え、20分間攪拌
しTiO2粉末スラリーを得た。このスラリーに金属イ
リジウム1.2gに相当する塩化イリジウム酸(H2
rCl6)を含む脱イオン水160g、金属カリウム
0.8gに相当する塩化カリウム(KCl)を含む脱イ
オン水160g、金属ジルコニウム1.8gに相当する
塩化酸化ジルコニウム八水和物(ZrOCl2・8H
2O)を含む脱イオン水160gの混合溶液を添加した
後、スチームジャケット付きグラスライニングディッシ
ュ上に移し、攪拌しながら4時間に亘って水分を蒸発さ
せた。得られた固形物を電気乾燥機で105℃で16時
間乾燥した後、粉砕し、粉砕物を石英トレーに入れ、電
気炉で空気中、800℃で2時間焼成した。得られた焼
成粉末を100%窒素気流中、800℃で2時間処理し
て、金属換算で1.2重量%Ir−0.8重量%K−
1.8重量%Zr〔Ir/K/Zr=1/3.3/3.
2(原子比)〕/TiO2の触媒粉末を得た。
【0022】(2)(1)で得られた触媒粉末90gに
脱イオン水180gおよびアルミナゾル(Al2310
重量%)12gを加え、この混合物をボールミルで5時
間湿式粉砕し、触媒のスラリーを得た。このスラリー
に、市販の400セルコージェライトハニカムからくり
貫かれた直径1インチ×長さ5インチのコアピースを浸
漬した後、引き上げ、余分のスラリーを空気ブローで除
去した。次いで、触媒が付着したコアピースを300℃
で20分間乾燥し、さらに、空気中、500℃で30分
間焼成して、ハニカム容積1l当りドライ換算で100
g被覆されたIr−K−Zr/TiO2触媒被覆ハニカ
ム(A−1)を得た。
【0023】実施例2 実施例1(1)において、TiO2粉末を他の市販品
(比表面積90m2/g)に変えた以外は実施例1と同
様にして、1.2重量%Ir−0.8重量%K−1.1
重量%Zr〔Ir/K/Zr=1/3.3/3.2(原
子比)〕/TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir−K
−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−2)を得た。
【0024】実施例3 実施例1(1)において、TiO2粉末を87.8g
に、塩化イリジウム酸を金属イリジウム換算で9.6g
に変えた以外は実施例1と同様にして、9.6重量%I
r−0.8重量%K−1.8重量%Zr〔Ir/K/Z
r=1/0.4/0.4(原子比)〕/TiO2の触媒
粉末を得、さらに、Ir−K−Zr/TiO2触媒被覆
ハニカム(A−3)を得た。
【0025】実施例4 実施例1(1)において、TiO2粉末を88.4gに
し、塩化カリウムを金属カリウム換算で3.2gに、塩
化酸化ジルコニウム八水和物を金属ジルコニウム換算で
7.2gに変えた以外は実施例1と同様にして、1.2
重量%Ir−3.2重量%K−7.2重量%Zr〔Ir
/K/Zr=1/13.1/12.6(原子比)〕/T
iO2の触媒粉末を得、さらに、Ir−K−Zr/Ti
2触媒被覆ハニカム(A−4)を得た。
【0026】実施例5 実施例1(1)において、塩化カリウムの代わりに金属
ナトリウム0.8gに相当する塩化ナトリウム(NaC
l)を用いた以外は実施例1と同様にして、1.2重量
%Ir−0.8重量%Na−1.8重量%Zr〔Ir/
Na/Zr=1/5.6/3.2(原子比)〕/TiO
2の触媒粉末を得、さらに、Ir−Na−Zr/TiO2
触媒被覆ハニカム(A−5)を得た。
【0027】実施例6 実施例1(1)において、塩化カリウムの代わりに金属
マグネシウム0.8gに相当する塩化マグネシウム(M
gCl2)を用いた以外は実施例1と同様にして、1.
2重量%Ir−0.8重量%Mg−1.8重量%Zr
〔Ir/Mg/Zr=1/5.3/3.2(原子比)〕
/TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir−Mg−Zr
/TiO2触媒被覆ハニカム(A−6)を得た。
【0028】実施例7 実施例1(1)において、塩化カリウムの代わりに金属
バリウム0.8gに相当する塩化バリウム(BaC
2)を用いた以外は実施例1と同様にして、1.2重
量%Ir−0.8重量%Ba−1.8重量%Zr〔Ir
/Ba/Zr=1/0.9/3.2(原子比)〕/Ti
2の触媒粉末を得、さらに、Ir−Ba−Zr/Ti
2触媒被覆ハニカム(A−7)を得た。
【0029】実施例8 実施例1(1)において、TiO2粉末を95.4gに
して、混合溶液にさらに金属マグネシウム0.8gに相
当する塩化マグネシウムを含む脱イオン水160gを加
えた以外は実施例1と同様にして、1.2重量%Ir−
0.8重量%K−0.8重量%Mg−1.8重量%Zr
〔Ir/K/Mg/Zr=1/3.3/5.3/3.2
(原子比)〕/TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir
−K−Mg−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−
8)を得た。
【0030】実施例9 実施例1(1)において、TiO2粉末を96.0gに
して、塩化カリウムの代わりに金属カリウム0.8gお
よび単体のリン0.2gに相当するリン酸カリウムを用
いた以外は実施例1と同様にして、1.2重量%Ir−
0.8重量%K−0.2重量%P−1.8重量%Zr
[Ir/K/P/Zr=1/3.3/1.0/3.2
(原子比)] /TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir
−K−P−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−9)
を得た。
【0031】実施例10 実施例1(1)において、TiO2粉末を87.6gに
して、塩化イリジウム酸を金属イリジウム換算で9.6
gにして、塩化カリウムの代わりに金属カリウム0.8
gおよび単体のリン0.2gに相当するリン酸カリウム
を用いた以外は実施例1と同様にして、9.6重量%I
r−0.8重量%K−0.2重量%P−1.8重量%Z
r[Ir/K/P/Zr=1/0.4/0.1/0.4
(原子比)] /TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir
−K−P−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−1
0)を得た。
【0032】実施例11 実施例1(1)において、TiO2粉末を85.1gに
して、塩化カリウムを金属カリウム換算で3.2gに、
塩化酸化ジルコニウム八水和物を金属ジルコニウム換算
で7.2gに変えて得られた混合溶液に、さらに単体の
リン3.3gに相当するリン酸(H3PO4)を用いた以
外は実施例1と同様にして、1.2重量%Ir−3.2
重量%K−3.3重量%P−7.2重量%Zr[Ir/
K/P/Zr=1/13.1/17.1/12.6(原
子比)] /TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir−K
−P−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−11)を
得た。
【0033】実施例12 実施例1(1)において、TiO2粉末を95.2gに
して、塩化カリウムの代わりに金属カリウム0.8gお
よび単体のリン0.2gに相当するリン酸カリウムを用
いて得られた混合溶液に、さらに金属マグネシウム0.
8gに相当する塩化マグネシウムを含む脱イオン水16
0gを加えた以外は実施例1と同様にして、1.2重量
%Ir−0.8重量%K−0.2重量%P−0.8重量
%Mg−1.8重量%Zr[Ir/K/P/Mg/Zr
=1/3.3/1.0/5.3/3.2(原子比)]
/TiO2の触媒粉末を得、さらに、Ir−K−P−M
g−Zr/TiO2触媒被覆ハニカム(A−12)を得
た。
【0034】比較例1 実施例1(1)において、TiO2粉末の代わりに市販
のSiC粉末(比表面積15m2/g)98.8gを使
用し、塩化カリウムおよび塩化酸化ジルコニウム八水和
物を使用しなかった以外は実施例1と同様にして、1.
2重量%Ir/SiC触媒粉末を得、さらに、Ir/S
iC触媒被覆ハニカム(B−1)を得た。
【0035】比較例2 実施例1(1)において、TiO2粉末の代わりに比較
例1で使用したSiC粉末98.0gと、塩化カリウム
の代わりに金属マグネシウム0.8gに相当する塩化マ
グネシウムを使用し、塩化酸化ジルコニウム八水和物を
使用しなかった以外は実施例1と同様にして、1.2重
量%Ir−0.8重量%Mg〔Ir/Mg=1/5.3
(原子比)〕/SiC触媒粉末を得、さらに、Ir−M
g/SiC触媒被覆ハニカム(B−2)を得た。
【0036】比較例3 実施例1(1)において、TiO2粉末を98.0gと
して、塩化酸化ジルコニウム八水和物を使用しなかった
以外は実施例1と同様にして、1.2重量%Ir−0.
8重量%K〔Ir/K=1/3.3(原子比)〕/Ti
2触媒粉末を得、さらに、Ir−K/TiO2触媒被覆
ハニカム(B−3)を得た。
【0037】比較例4 実施例1(1)において、TiO2粉末を97.0gと
して、塩化カリウムを使用しなかった以外は実施例1と
同様にして、1.2重量%Ir−1.8重量%Zr〔I
r/Zr=1/3.2(原子比)〕/TiO2の触媒粉
末を得、さらに、Ir−Zr/TiO2触媒被覆ハニカ
ム(B−4)を得た。
【0038】性能評価例1(ガソリンリーンバーンエン
ジンによる初期脱硝性能) 実施例1〜12の触媒被覆ハニカム(A−1〜A−1
2)および比較例1〜4の触媒被覆ハニカム(B−1〜
B−4)についてのNOX除去活性を評価した。ガソリ
ンリーンバーンエンジンを用い、A/F=22(O2
7.5%)の排気ガスをガス空間速度GHSV=40,
000/hrで流しながら、触媒被覆ハニカム入口温度
を350℃から450℃まで50℃毎に保持し、触媒被
覆ハニカム出口から流出するガス中のNOX濃度を化学
発光式NOX計で連続測定した。NOX濃度が安定した時
の値を読み取り触媒被覆ハニカム入口から採取した排気
ガス中のNOX濃度とともに下記の式に基づいてNOX
化率を求めた。結果を表1に示す。
【0039】 A:触媒被覆ハニカム入口NOX濃度 B:触媒被覆ハニカム出口NOX濃度
【0040】
【表1】
【0041】表1より、本発明の触媒被覆ハニカム(A
−1〜A−12)は、比較例の触媒被覆ハニカム(B−
1〜B−4)のいずれと比較しても、A/F=22(O
2=7.5%)という化学量論比より大過剰の酸素の存
在下でもNOXの転化率が高く、脱硝性能が優れている
ことがわかる。
【0042】性能評価例2(ガソリンリーンバーンエン
ジンによる耐久後の脱硝性能) 実施例1〜12の触媒被覆ハニカム(A−1〜A−1
2)および比較例1〜4の触媒被覆ハニカム(B−1〜
B−4)について、水蒸気およびSOXを含む排気ガス
で高温耐久を行った後のNOX除去活性を評価した。耐
久条件は以下の通りである。通常のガソリンエンジン排
気ガスに二次空気を加えてA/F=16.5(O2
4.2%)にした。この排気ガス中のSOX濃度は30
ppmであった。触媒被覆ハニカムの中心温度を800
℃に保持して、この排気ガスをガス空間速度GHSV=
250,000/hrで20時間流した。耐久後の触媒
被覆ハニカムについて、性能評価例1と同様の条件でN
X除去活性を評価した。結果を表2に示す。
【0043】
【表5】
【0044】表2より、本発明の触媒被覆ハニカム(A
−1〜A−8)は、水蒸気およびSOXを含む高温の排
気ガスで耐久試験を行った後であっても、NOX除去活
性はほとんど低下しなかった。すなわち、本発明の触媒
は、水蒸気およびSOXを含む高温の排気ガスに対して
優れた耐久性を示すことがわかる。また、本発明のリン
をさらに担持した触媒(A−9〜A−12)は、リンを
担持していない触媒被覆ハニカム(それぞれA−1、A
−3、A−4、A−8に対応する。)に比べ、特に耐久
後試験のNOX除去活性が表1に示す初期活性に比べて
かなり上回っていることから、リンをさらに担持させる
ことにより耐久後のNOX除去活性に非常に効果がある
ことがわかる。
【0045】
【発明の効果】本発明の排気ガス浄化用触媒は、従来の
排気ガス浄化用触媒に比較して、化学量論量より過剰の
酸素を含有する排気ガス中の窒素酸化物を高い転化率で
還元除去することができる。さらに、この触媒は、水蒸
気およびSOXを含む高温の排気ガスに対して優れた耐
久性を有しており、窒素酸化物除去活性は耐久後もほと
んど低下しないか、あるいは逆に向上するという優れた
特徴を有する。従って、本発明の排気ガス浄化用触媒
は、内燃機関、ボイラー、ガスタービン等からの排気ガ
ス中の窒素酸化物を除去するのに実用上有用である。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 53/36 102B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタンに、(a)イリジウムと、
    (b)アルカリ金属およびアルカリ土類金属よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種の元素と、(c)ジルコニ
    ウムとを担持させてなる排気ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 さらに、(d)リンを担持させてなる請
    求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
  3. 【請求項3】 耐火性材料からなる支持基質と、該支持
    基質の表面に被覆された請求項1又は2項に記載の触媒
    とからなる排気ガス浄化用触媒被覆構造体。
  4. 【請求項4】 炭化水素および一酸化炭素を含む還元性
    成分と、該還元性成分を酸化するのに要する化学量論量
    より過剰の、酸素および窒素酸化物を含む排気ガスを、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の触媒と接触させる
    排気ガスの浄化方法。
JP8329127A 1996-10-14 1996-11-25 排気ガス浄化用触媒および排気ガスの浄化方法 Pending JPH10174867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6471923B1 (en) * 1999-08-04 2002-10-29 Institut Francais Du Petrole Process for adsorbing and desording oxides of nitrogen

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