JPH10175005A - 圧延機の水切り装置 - Google Patents
圧延機の水切り装置Info
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Abstract
に搬送される水分をせき止めることができ、圧延後の被
圧延材への水分の落下を防止することができ、ホワイト
ステンの発生を抑制することができる圧延機の水切り装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の圧延機の水切り装置は、上バッ
クアップロール4の幅全域に渡ってロール表面に当接
し、軸芯を中心に自由に回転するワイパーロール1と、
ワイパーロール1の上流側で被圧延材の上部を覆うよう
に設けられ、少なくともワイパーロール1と同等の幅を
有する略平板状の仕切板2と、仕切板2の下流側(ワイ
パーロール1側)の端部に設けられ、ワイパーロール1
のロール表面に当接する屈撓板3と、を備えたものであ
る。
Description
置に係り、とくにアルミニウム冷間圧延設備に使用され
る圧延機の水切り装置に関するものである。
常、低粘度のニート型(ケロシン系)の圧延油を用いて
行なわれていた。しかし、ニート型圧延油は、冷却性が
劣り、かつ、引火性があり、加熱により発火のおそれが
あるため、高速圧延に適用できないという欠点があっ
た。このため、冷却性が高く、発火のおそれがないエマ
ルジョン型圧延液を用いたアルミニウム冷間圧延が一部
で提案されていた。かかるエマルジョン型圧延液は、大
部分が水分であり、冷却性がニート型圧延油の4倍にも
達し、引火点がないので発火の心配がなく、圧延の高速
化が達成でき、かつ、ランニングコストが低廉であるな
どの長所を有している。その反面、エマルジョン型圧延
液の大部分は水分であるため、被圧延材に水分が付着す
るとその水分により被圧延材であるアルミニウムにホワ
イトステン(白錆)が発生し、次工程の圧延を不可能に
する。これはホワイトステンが発生した部分と発生しな
い部分との間の摩擦係数が異なるため、局部的に大きな
伸びが生じ、破断を生じる場合があるからである。
る方法について、特開平1─130808号公報には被
圧延材の出側にワイパを設けて残存圧延液を除去すると
ともにノズルにより空気を吹き付けて、これを吸引する
方法が開示されているが、これは被圧延材に付着した後
の水分の除去であるため、ホワイトステンの発生防止に
は効果的であるとはいえない。
付着するのは、圧延機の上バックアップロールの回転表
面からのものであることが知られている。ここで、図3
は、アルミニウム冷間圧延設備に使用される圧延機を示
す図である。この図に示す圧延機は、被圧延材を圧延す
る一対のワークロールと、そのワークロールを補完する
一対の上下バックアップロールと、圧延前の被圧延材に
圧延液を吹きつける圧延液噴射装置と、を備えたもので
ある。また、圧延液噴射装置は、圧延液を噴射するノズ
ル,噴射された圧延液を回収する樋,圧延液を貯留する
タンク,圧延液を汲み上げるポンプなどから構成されて
いる。このノズルから圧延前の被圧延材に吹きつけられ
る圧延液は、非常に大量であるため、図の散点状部分は
水浸しの状態になっている。したがって、被圧延材に吹
きつけられた圧延液は、上バックアップロールのロール
表面を伝って上バックアップロールの回転とともに圧延
機の出側に運ばれてしまう。この圧延液の搬送を防止す
るために、従来の水切り装置では、図4に示すように、
上バックアップロールの表面にワイパーロールを当接さ
せ、破線で示すようにロール表面を伝っていく圧延液を
せき止めるようにしていた。
な圧延では、非常に大量の圧延液を使用しているため、
ワイパーロールによりせき止められた圧延液がワイパー
ロールを乗り越えてしまったり、せき止められたことに
より圧延液がワイパーロールを飛び越えて圧延機の出側
に飛散したりしていた。とくに、この圧延液の乗り越え
や飛沫は、高速圧延する場合に顕著となる。そのため、
被圧延材に水分が付着し、ホワイトステン(白錆)の発
生を効果的に防止することができなかった。
るものである。すなわち、本発明は、上バックアップロ
ールに付着し圧延機の出側に搬送される水分をせき止め
ることができ、圧延後の被圧延材への水分の落下を防止
することができ、ホワイトステンの発生を抑制すること
ができる圧延機の水切り装置を提供することを目的とす
る。
材を圧延する一対のワークロールと、ワークロールを支
持する少なくとも一対の上下バックアップロールと、圧
延前の被圧延材に圧延液を吹きつける圧延液噴射装置
と、を備えた圧延機の水切り装置であって、前記上バッ
クアップロールの幅全域に渡ってロール表面に当接し、
軸芯を中心に自由に回転するワイパーロールと、そのワ
イパーロールの上流側で被圧延材の上部を覆うように設
けられ、少なくともワイパーロールと同等の幅またはそ
れ以上の幅を有する仕切板と、その仕切板のワイパーロ
ール側の端部に設けられ、前記ワイパーロールのロール
表面に当接する屈撓板と、を備え、前記ワイパーロール
により上バックアップロールのロール表面に付着・搬送
される圧延液をせき止め、前記仕切板および屈撓板によ
りワイパーロールを乗り越えようとする圧延液や飛沫を
せき止める、ことを特徴とする圧延機の水切り装置が提
供される。
前記ワイパーロールにより上バックアップロールのロー
ル表面に付着・搬送される圧延液をせき止め、前記仕切
板および屈撓板によりワイパーロールを乗り越えようと
する圧延液や飛沫をせき止めるようにしたものである。
かかる構成により、上バックアップロールに付着し圧延
機の出側に搬送される水分をせき止めることができ、圧
延後の被圧延材への水分の落下を防止することができ、
ホワイトステンの発生を抑制することができる。また、
前記ワイパーロールと前記仕切板との隙間をゴム板など
の可撓性を有する屈撓板により塞いだことにより、前記
ワイパーロールの回転を妨げることなく、常に当接し、
この隙間を常に封鎖しておくことができる。
仕切板は、前記ワイパーロールを支持するロールアーム
に連結されていることが好ましい。
ば、前記仕切板は、常に前記ワイパーロールと移動を共
にし、前記上バックアップロールに前記ワイパーロール
が当接するときには、必ず仕切板としての役割を果たす
ことができる。
態を図1および図2を参照して説明する。図1は本発明
による圧延機の水切り装置を示す側面図であり、図2は
図1におけるA−A断面図である。ただし、上バックア
ップロールの軸箱や圧延機のハウジングについては図を
省略している。
装置は、上バックアップロール4の幅全域に渡ってロー
ル表面に当接し、軸芯を中心に自由に回転するワイパー
ロール1と、ワイパーロール1の上流側で被圧延材の上
部を覆うように設けられ、少なくともワイパーロール1
と同等の幅を有する略平板状の仕切板2と、仕切板2の
下流側(ワイパーロール1側)の端部に設けられ、ワイ
パーロール1のロール表面に当接する屈撓板3と、を備
えたものであり、ワイパーロール1により上バックアッ
プロール4のロール表面に付着・搬送される圧延液をせ
き止め、仕切板2および屈撓板3によりワイパーロール
1を乗り越えようとする圧延液や飛沫をせき止めようと
するものである。
示すものと同一であり、上バックアップロール4に当接
するロール1w,ロール1wを支持するロールアーム1
a,ロールアーム1aに回動可能に接続された移動用シ
リンダ1sなどから構成されており、ロールアーム1a
および移動用シリンダ1sは、図示しない圧延機のハウ
ジングに回動可能に接続されている。図2において、ロ
ール1wは、少なくとも上バックアップロール4と同等
の幅(軸方向の長さ)を有し、ロールアーム1aにより
両端部で支持され、上バックアップロール4の回転に合
わせて自由に回転できるようになっている。また、メン
テナンスなどのため、ロール1wは、移動用シリンダ1
sの作用により上バックアップロール4から離反できる
ようになっている。
その補強材2bとから構成されており、平板状部材2a
(および補強材2b)は連結部材5によりロールアーム
1aと連結されている。連結部材5は、剛性を備え、ロ
ール1wと平板状部材2aとの位置関係を一定に維持す
るものである。したがって、仕切板2は、常にワイパー
ロール1と移動を共にし、上バックアップロール4にワ
イパーロール1が当接するときには、必ず仕切板2とし
ての役割を果たすことができる。なお、仕切板2とし
て、平板状部材2aの代わりに湾曲した板部材を使用し
てもよいし、ワイパーロール1よりも幅広のものを使用
してもよい。
カーボン製板などである。この屈撓板3は、ワイパーロ
ール1のロール1wと仕切板2の平板状部材2aとの隙
間を封鎖するためのものである。この部分に可撓性を有
する屈撓板3を使用することにより、ロール1wの回転
を妨げることなく、常にロール1wのロール表面に当接
させておくことができる。この屈撓板3は、図1および
図2に示すように、平板状部材2aの下流側端部の背面
にボルトなどにより固定されている。図2では、平板状
部材2aと同じ板幅(ロール1wの軸方向の長さ)であ
るが、少なくともロール1wの幅(軸方向の長さ)と同
等であることが必要である。
図3に示した圧延機と同様なアルミニウム冷間圧延設備
に使用される圧延機に採用されるものである。すなわ
ち、本発明の水切り装置は、被圧延材を圧延する一対の
ワークロールと、そのワークロールを支持する少なくと
も一対の上下バックアップロールと、圧延前の被圧延材
に圧延液を吹きつける圧延液噴射装置と、を備えた圧延
機において、ワイパーロール1により上バックアップロ
ール4のロール表面に付着・搬送される圧延液をせき止
め、仕切板2および屈撓板3によりワイパーロール1を
乗り越えようとする圧延液や飛沫をせき止めるものであ
る。したがって、上バックアップロール4を伝って圧延
機の出側に運ばれる水分をせき止めることができ、圧延
後の被圧延材への水分の落下を防止することができ、ホ
ワイトステンの発生を抑制することができる。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
り装置によれば、ワイパーロールにより上バックアップ
ロールのロール表面に付着・搬送される圧延液をせき止
めることができ、仕切板および屈撓板によりワイパーロ
ールを乗り越えようとする圧延液や飛沫をせき止めるこ
とができ、上バックアップロールに付着し圧延機の出側
に搬送される水分をせき止めることができ、圧延後の被
圧延材への水分の落下を防止することができ、ホワイト
ステンの発生を抑制することができる、などの優れた効
果を有する。
である。
間部については図を省略している。
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 被圧延材を圧延する一対のワークロール
と、ワークロールを支持する少なくとも一対の上下バッ
クアップロールと、圧延前の被圧延材に圧延液を吹きつ
ける圧延液噴射装置と、を備えた圧延機の水切り装置で
あって、 前記上バックアップロールの幅全域に渡ってロール表面
に当接し、軸芯を中心に自由に回転するワイパーロール
と、 そのワイパーロールの上流側で被圧延材の上部を覆うよ
うに設けられ、少なくともワイパーロールと同等の幅ま
たはそれ以上の幅を有する仕切板と、 その仕切板のワイパーロール側の端部に設けられ、前記
ワイパーロールのロール表面に当接する屈撓板と、 を備え、前記ワイパーロールにより上バックアップロー
ルのロール表面に付着・搬送される圧延液をせき止め、
前記仕切板および屈撓板によりワイパーロールを乗り越
えようとする圧延液や飛沫をせき止める、ことを特徴と
する圧延機の水切り装置。 - 【請求項2】 前記仕切板は、前記ワイパーロールを支
持するロールアームに連結されている、請求項1に記載
の圧延機の水切り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33332596A JP3644469B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 圧延機の水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33332596A JP3644469B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 圧延機の水切り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175005A true JPH10175005A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3644469B2 JP3644469B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=18264856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33332596A Expired - Fee Related JP3644469B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 圧延機の水切り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3644469B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101243122B1 (ko) * | 2009-06-25 | 2013-03-12 | 주식회사 포스코 | 회전식 워크롤 와이퍼 장치 |
| KR20190105825A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 주식회사 포스코 | 압연기 냉각장치 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33332596A patent/JP3644469B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101243122B1 (ko) * | 2009-06-25 | 2013-03-12 | 주식회사 포스코 | 회전식 워크롤 와이퍼 장치 |
| KR20190105825A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 주식회사 포스코 | 압연기 냉각장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3644469B2 (ja) | 2005-04-27 |
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